JP2008189010A - 車両用の電源装置 - Google Patents
車両用の電源装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008189010A JP2008189010A JP2007022316A JP2007022316A JP2008189010A JP 2008189010 A JP2008189010 A JP 2008189010A JP 2007022316 A JP2007022316 A JP 2007022316A JP 2007022316 A JP2007022316 A JP 2007022316A JP 2008189010 A JP2008189010 A JP 2008189010A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- precharge
- battery
- resistance value
- current
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
Abstract
【課題】電池を無駄に放電することなく、また車両の走行状態によらず走行用バッテリの内部抵抗値を検出する。専用の放電抵抗やスイッチを設けることなく、コンデンサのプリチャージを利用して走行用バッテリの内部抵抗値を正確に検出する。
【解決手段】車両用の電源装置は、充電できる走行用バッテリ1と、走行用バッテリ1を負荷10に接続するコンタクタ2と、コンタクタ2と並列に接続されて負荷10のコンデンサ13をプリチャージするプリチャージ回路3と、プリチャージ回路3とコンタクタ2を制御する制御回路4とを備える。プリチャージ回路3は、プリチャージ電流を制限するプリチャージ抵抗6と、プリチャージスイッチ7とを備える。制御回路4は、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えてプリチャージ抵抗6にコンデンサ13の充電電流を流して走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する検出回路8を内蔵している。
【選択図】図1
【解決手段】車両用の電源装置は、充電できる走行用バッテリ1と、走行用バッテリ1を負荷10に接続するコンタクタ2と、コンタクタ2と並列に接続されて負荷10のコンデンサ13をプリチャージするプリチャージ回路3と、プリチャージ回路3とコンタクタ2を制御する制御回路4とを備える。プリチャージ回路3は、プリチャージ電流を制限するプリチャージ抵抗6と、プリチャージスイッチ7とを備える。制御回路4は、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えてプリチャージ抵抗6にコンデンサ13の充電電流を流して走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する検出回路8を内蔵している。
【選択図】図1
Description
本発明は、走行用バッテリの内部抵抗値を検出する制御回路を備える車両用の電源装置に関する。
電池の内部抵抗値は、電池の状態を示す重要なパラメータのひとつである。電池が劣化すると内部抵抗値が大きくなることから、内部抵抗値を検出して電池の劣化度を判定できる。また、電池の充放電の電流を積算して残容量を演算するとき、内部抵抗値が消費する電力を検出して、残容量をより正確に演算できる。とくに、車両用の電源装置は、電池の寿命を長くすることが要求されることから、電池の劣化度を正確に検出することが大切である。電池の劣化度で電池の出力をコントロールして、電池の寿命を長くしながら、電池を最適な状態で充放電できるからである。これ等のことを実現するために電池の内部抵抗値を検出する車両用の電源装置は開発されている。(特許文献1参照)
特許文献1は、車両走行中における電池の内部抵抗値を検出する装置を記載する。この装置は、充電時の電圧−電流近似直線の傾きから充電時の内部抵抗値Rcを算出する。また、充放電時の電圧−電流近似直線の傾きから充放電時の内部抵抗値Rcdを算出する。検出された充電時の内部抵抗値と、充放電時の内部抵抗値から、電池の内部抵抗値を検出する。
さらに特許文献2は、ハイブリッド車両用電池の放電時と充電時における電池のSOCが略同一であると推定される時点で、電池の電圧Vd、Vcと電流Id、Icを測定して、放電時と充電時の電圧Vd、Vcと電流Id、Icの測定値に基づいて内部抵抗値を検出する。
特開2006−126172号公報
特開2000−21455号公報
特許文献1と2に記載される車両用の電源装置は、電池を充電し、又は放電するときに電池の電圧と電流を検出して内部抵抗値を検出する。この装置は、電池を充電し、また充電して電圧と電流を検出して内部抵抗値を検出するので、内部抵抗値を検出するタイミングが電池を充放電している状態に特定される。また、電池を充放電する状態で内部抵抗値を検出する装置は、電池を放電する電力が負荷の大きさに特定され、また電池を充電する状態は車両の走行状態等で特定されることから、必ずしも内部抵抗値を検出するために好ましい電流とならない。電池の電流が車両の走行状態等、他の要因で特定されて、必ずしも内部抵抗値を検出するのに好ましい電流とならないからである。このため、電流が異なる複数の状態で電池の電圧と電流を検出して内部抵抗値を検出するので、内部抵抗値の検出に時間がかかる欠点がある。この欠点は、電池と直列に内部抵抗値を検出するための放電抵抗を接続し、電池を放電して電圧を検出して解消できる。ただ、この構造によると、電池の内部抵抗値を検出するために電池を無駄に放電する必要がある。また、内部抵抗値を検出するために専用の放電抵抗を設け、さらに、この放電抵抗を電池に接続するスイッチを設ける必要がある。さらに、小さい電池の内部抵抗値を正確に検出するためには、放電抵抗の抵抗値を小さくする必要がある。抵抗値の小さい放電抵抗は電池の消費電力が多きくなる。放電抵抗の消費電力が抵抗値に反比例して電池の電圧の2乗に比例するからである。このため、内部抵抗値を検出するために電池が無駄に消費する電力が大きくなる。また、放電抵抗には、ワット数の大きなものを使用する必要があって、部品コストが高くなる。さらに大きな放電抵抗を設けるスペースも必要とする。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、電池を無駄に放電することなく、また車両の走行状態によらず走行用バッテリの内部抵抗値を検出でき、さらに、負荷のコンデンサをプリチャージするプリチャージ抵抗を利用して走行用バッテリの内部抵抗値を検出することから、内部抵抗値を検出するために専用の放電抵抗を設け、またこの放電抵抗を電池に接続する専用のスイッチも必要とせず、コンデンサのプリチャージを利用して走行用バッテリの内部抵抗値を正確に検出できる車両用の電源装置を提供することにある。
本発明の車両用の電源装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
車両用の電源装置は、充電できる走行用バッテリ1と、この走行用バッテリ1を負荷10に接続するコンタクタ2と、このコンタクタ2と並列に接続されて、車両のイグニッションスイッチ14から入力される信号で負荷10のコンデンサ13をプリチャージするプリチャージ回路3と、このプリチャージ回路3とコンタクタ2を制御する制御回路4とを備える。プリチャージ回路3は、コンデンサ13を充電するプリチャージ電流を制限するプリチャージ抵抗6と、このプリチャージ抵抗6に直列に接続しているプリチャージスイッチ7とを備える。さらに、車両用の電源装置は、制御回路4が、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えてプリチャージ抵抗6にコンデンサ13の充電電流を流して走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する検出回路8を内蔵している。
車両用の電源装置は、充電できる走行用バッテリ1と、この走行用バッテリ1を負荷10に接続するコンタクタ2と、このコンタクタ2と並列に接続されて、車両のイグニッションスイッチ14から入力される信号で負荷10のコンデンサ13をプリチャージするプリチャージ回路3と、このプリチャージ回路3とコンタクタ2を制御する制御回路4とを備える。プリチャージ回路3は、コンデンサ13を充電するプリチャージ電流を制限するプリチャージ抵抗6と、このプリチャージ抵抗6に直列に接続しているプリチャージスイッチ7とを備える。さらに、車両用の電源装置は、制御回路4が、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えてプリチャージ抵抗6にコンデンサ13の充電電流を流して走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する検出回路8を内蔵している。
本発明の請求項2の車両用の電源装置は、請求項1の構成に加えて、検出回路8が、プリチャージスイッチ7のオフ状態における走行用バッテリ1の開放電圧(Vocv)と、プリチャージスイッチ7のオン状態における走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)及びプリチャージ抵抗6の電流(I)を検出して、開放電圧(Vocv)と負荷電圧(Vccv)と電流(I)から走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を以下の式で検出する。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
本発明の請求項3の車両用の電源装置は、請求項2の構成に加えて、検出回路8が、プリチャージスイッチ7のオン状態でプリチャージ抵抗6の両端の電圧(Vpre)を検出し、検出した電圧(Vpre)とプリチャージ抵抗6の抵抗値(Rpre)からプリチャージ抵抗6の電流(I)を検出する。
本発明の請求項4の車両用の電源装置は、請求項2の構成に加えて、検出回路8が、プリチャージスイッチ7のオン状態で走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)を検出し、検出した負荷電圧(Vccv)とプリチャージ抵抗6の抵抗値(Rpre)からプリチャージ抵抗6の電流(I)を検出して走行用バッテリ(1)の内部抵抗値(R)を検出する。
本発明の請求項5の車両用の電源装置は、請求項1の構成に加えて、検出回路8が、プリチャージスイッチ7をオンにしてコンデンサ13を充電する時間(t)と、コンデンサ13の静電容量(C)から走行用バッテリ(1)の内部抵抗値(R)を検出する。
本発明の請求項6の車両用の電源装置は、請求項1の構成に加えて、制御回路4が、走行用バッテリ(1)の内部抵抗値(R)から走行用バッテリ(1)の劣化度を判定する。
本発明の車両用の電源装置は、走行用バッテリの内部抵抗値を検出するために電池を無駄に放電する必要がない。それは、負荷のコンデンサの充電を利用して内部抵抗値を検出するからである。車両用の電源装置は、走行用バッテリを負荷に接続するに先だってコンデンサをプリチャージする。コンタクタの接点が、コンデンサの大きな瞬間電流で溶着するのを防止するためである。本発明の電源装置は、コンデンサをプリチャージするときの電圧や電流を検出して走行用バッテリの内部抵抗値を検出するので、内部抵抗値を検出するために電池を無駄に放電することがない。
また、内部抵抗値を検出するタイミングが車両の走行状態に特定されず、イグニッションスイッチをオンにして車両を走行させるときには、いつでも走行用バッテリの内部抵抗値を検出できる。また、走行用バッテリを放電して内部抵抗値を検出するにもかかわらず、専用の放電抵抗と専用のスイッチを設ける必要がない。それは、負荷のコンデンサをプリチャージするプリチャージ抵抗とプリチャージスイッチを利用して、走行用バッテリの内部抵抗値を検出するからである。とくに、プリチャージ抵抗の抵抗値は小さく、低抵抗な内部抵抗を高い精度で検出できる特徴も実現する。プリチャージ抵抗の抵抗値が小さいのは、プリチャージ抵抗の抵抗値がコンデンサの充電時間を特定し、これを小さくしてコンデンサの充電時間を短くできるからである。さらに、本発明の電源装置は、コンデンサをプリチャージするときに、電圧や電流を検出し、あるいはコンデンサに所定の状態までチャージされる時間を検出し、検出された電圧と電流と時間から内部抵抗値を検出するので、コンデンサのプリチャージに影響を与えることなく、また走行用バッテリの内部抵抗値を検出するために専用の制御をすることなく、プリチャージ回路がコンデンサをプリチャージする状態で走行用バッテリの内部抵抗値を検出できる。このことは、プリチャージ回路や制御回路を複雑にすることなく、走行用バッテリの内部抵抗値を正確に検出できる特徴を実現する。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す車両用の電源装置は、ハイブリッドカー、燃料電池車、電気自動車等の車両に搭載されて、負荷10として接続されるモーター11を駆動して車両を走行させる。走行用バッテリ1の負荷10となるモーター11は、インバータ12を介して走行用バッテリ1に接続される。インバータ12は、走行用バッテリ1の直流を3相の交流に変換して、モーター11への供給電力をコントロールする。
図の電源装置は、走行用バッテリ1と、この走行用バッテリ1の出力側に接続されて、負荷10への電力供給をオンオフに切り換えるコンタクタ2と、このコンタクタ2をオンに切り換える前に、負荷10のコンデンサ13をプリチャージするプリチャージ回路3と、このプリチャージ回路3とコンタクタ2をオンオフに制御し、さらに走行用バッテリの内部抵抗値を検出する検出回路8を内蔵する制御回路4とを備える。
負荷10は、インバータ12の出力側にモーター11を接続している。負荷10であるインバータ12は、並列に大容量のコンデンサ13を並列に接続している。このコンデンサ13は、コンタクタ2をオンに切り換える状態で、走行用バッテリ1と両方から負荷10のインバータ12に電力を供給する。とくに、コンデンサ13からは、負荷10のインバータ12に瞬間的に大電力を供給する。走行用バッテリ1に並列にコンデンサ13を接続することで、負荷10に供給できる瞬間電力を大きくできる。コンデンサ13から負荷10のインバータ12に供給できる瞬間最大電力は、静電容量に比例するので、このコンデンサ13には、たとえば4000〜6000μFと極めて大きい静電容量のものが使用される。放電状態にある大容量のコンデンサ13が、出力電圧の高い走行用バッテリ1に接続されると、瞬間的に極めて大きいチャージ電流が流れる。コンデンサ13のインピーダンスが極めて小さいからである。
走行用バッテリ1は、インバータ12を介して車両を走行させるモーター11を駆動する。モーター11に大電力を供給できるように、走行用バッテリ1は多数の充電できる素電池5を直列に接続して出力電圧を高くしている。素電池5は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池が使用される。ただ、電池には、ニッケルカドミウム電池など充電できる全ての電池を使用できる。走行用バッテリ1は、モーター11に大電力を供給できるように、たとえば、出力電圧を200〜400Vと高くしている。ただし、電源装置は、走行用バッテリの出力側にDC/DCコンバータ(図示せず)を接続して、走行用バッテリの電圧を昇圧して、負荷に電力を供給することもできる。この電源装置は、直列に接続する電池の個数を少なくして、走行用バッテリの出力電圧を低くできる。したがって、走行用バッテリは、たとえば出力電圧を150〜400Vとすることができる。
プリチャージ回路3は、イグニッションスイッチ14から入力されるオン信号で、コンタクタ2をオンに切り換えるに先だって、負荷10のコンデンサ13をプリチャージする。プリチャージ回路3は、コンデンサ13の充電電流を制限しながらコンデンサ13をプリチャージする。プリチャージ回路3は、プリチャージ抵抗6にプリチャージスイッチ7を直列に接続している。プリチャージ抵抗6は、負荷10のコンデンサ13のプリチャージ電流を制限する。プリチャージ回路3は、プリチャージ抵抗6の抵抗値を大きくしてプリチャージ電流を小さくできる。たとえば、プリチャージ抵抗6は、10Ω、30Wのセメント抵抗である。このプリチャージ抵抗6は、出力電圧400Vの走行用バッテリ1がコンデンサ13を充電するピークの充電電流を40Aに制限する。プリチャージ抵抗6は、抵抗値を大きくしてプリチャージ電流の最大値を小さくできる。ただ、プリチャージ抵抗6の抵抗値を大きくすると、コンデンサ13をプリチャージする時間が長くなる。プリチャージ電流が小さくなるからである。また、プリチャージ抵抗6がコンデンサ13をプリチャージするときのピーク消費電力は、走行用バッテリ1の電圧の2乗に比例して、プリチャージ抵抗6の抵抗値に反比例する。したがって、プリチャージ抵抗6の抵抗値を小さくすると電流が増加してピークの消費電力が大きくなる。プリチャージ抵抗6の抵抗値は、プリチャージ電流とプリチャージ時間と消費電力を考慮して、たとえば、5〜20Ω、好ましくは6〜18Ω、さらに好ましくは6〜15Ωに設定される。
プリチャージ抵抗6は、コンデンサ13をプリチャージする電流のジュール熱で加熱される。プリチャージ抵抗6が加熱される温度は、その許容電力であるW数を大きくすると低く、W数を小さくすると高温になる。W数の大きいプリチャージ抵抗は、大型でコストも高くなる。とくに、この種の用途に使用されるプリチャージ抵抗は、数十Wと大型であるから、さらにW数を大きくすることは、配置するスペースを大きくすることから非常に難しい。ただ、プリチャージ抵抗のW数を小さくすると、高温に加熱されて周囲の部材に熱障害を与える。したがって、プリチャージ抵抗6のW数は、抵抗値とイグニッションスイッチ14を連続してオンに切り換える頻度等を考慮して、20〜50Wのものを使用する。
プリチャージ回路3は、コンタクタ2の接点に並列に接続される。図の電源装置は、プラス側とマイナス側の両方にコンタクタ2を設けて、プラス側のコンタクタ2Aの接点と並列にプリチャージ回路3を接続している。この電源装置は、マイナス側のコンタクタ2Bをオンとし、プラス側のコンタクタ2Aをオフとする状態で、プリチャージ回路3でコンデンサ13をプリチャージする。プリチャージ回路3でコンデンサ13がプリチャージされると、プラス側のコンタクタ2Aをオフからオンに切り換えて、プリチャージ回路3のプリチャージスイッチ7をオフに切り換える。
プリチャージ回路3は、プリチャージスイッチ7をオンにして、コンデンサ13をプリチャージする。プリチャージスイッチ7は、リレー等の機械的な接点を有するスイッチである。ただ、プリチャージスイッチは、トランジスターやFET等の半導体スイッチング素子も使用できる。半導体スイッチング素子のプリチャージスイッチは、接点のように劣化がないので寿命を長くできる。また非常に短時間で高速にオンオフに切り換えできるので、コンデンサをオンオフに切り換えながらプリチャージすることができる。オンオフに切り換えてコンデンサをプリチャージする半導体スイッチング素子は、制御回路が電圧と電流を検出するタイミングに同期してオンに切り換られる。制御回路が、検出する電圧や電流から走行用バッテリ1の内部抵抗値を検出するためである。
また、半導体スイッチング素子は、オンオフに切り換えるデューティでプリチャージ電流をコントロールすることができる。すなわち、オフ時間に対するオン時間を短くしてプリチャージ電流を小さくし、反対にオフ時間に対するオン時間を長くしてプリチャージ電流を大きくできる。このようにデューティを変更してプリチャージ電流をコントロールする半導体スイッチング素子は、デューティを変更しながらコンデンサをプリチャージすることもできる。たとえば、コンデンサをプリチャージする最初には、デューティを小さくしてプリチャージ電流を小さく制限し、コンデンサがプリチャージされて電流が減少するようになると、デューティを大きくして電流を増加させることができる。この方式は、プリチャージ電流の変化を少なくしてコンデンサをプリチャージできる。半導体スイッチング素子は、制御回路でもって所定のデューティでオンオフすることができる。
制御回路4は、プリチャージ回路3でコンデンサ13をプリチャージした後、プリチャージ回路3と並列に制御しているプラス側のコンタクタ2Aをオンに切り換えて、走行用バッテリ1から負荷10に電力を供給できる状態、すなわち走行用バッテリ1でモーター11を駆動して車両を走行できる状態とする。
さらに、制御回路4は、イグニッションスイッチ14をオンに切り換えてコンデンサ13をプリチャージする状態で走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する検出回路8を備える。
ここで、走行用バッテリ1は、多数の素電池5を直列に接続しており、図2に示すように、走行用バッテリ1を構成する各素電池5ごとに内部抵抗5aがあり、その内部抵抗5aも直列に接続されている。このため、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)は、各内部抵抗5aの抵抗値(R1、R2・・・Rn)の和となる。したがって、本明細書において、走行用バッテリの内部抵抗値(R)を検出するとは、走行用バッテリを構成する複数の素電池の内部抵抗の抵抗値の和を検出することを意味している。なお、図1、図3、図4においては、走行用バッテリ1を構成する各素電池5の内部抵抗を省略し、これらの内部抵抗の合成抵抗を、走行用バッテリ1の内部抵抗1aとして表している。
ただ、本発明の電源装置は、必ずしも複数の素電池で一の走行用バッテリを構成する必要はなく、1ないし複数の素電池で複数の走行用のバッテリを構成して、各走行用バッテリごとに電圧を検出して、各走行用バッテリごとに内部抵抗値を検出することもできる。このように、複数の走行用バッテリに分割して内部抵抗値を検出する構造は、分割した走行用バッテリごとに電池の劣化度を判定できる。
ただ、本発明の電源装置は、必ずしも複数の素電池で一の走行用バッテリを構成する必要はなく、1ないし複数の素電池で複数の走行用のバッテリを構成して、各走行用バッテリごとに電圧を検出して、各走行用バッテリごとに内部抵抗値を検出することもできる。このように、複数の走行用バッテリに分割して内部抵抗値を検出する構造は、分割した走行用バッテリごとに電池の劣化度を判定できる。
検出回路8が走行用バッテリ1の内部抵抗値を検出する動作原理を図3と図4に示す。検出回路8は、走行用バッテリ1の電圧と電流から内部抵抗値(R)を検出する。走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)は、以下の式で検出される。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
走行用バッテリ1の開放電圧(Vocv)は、図3に示すように、プリチャージスイッチ7をオフにして走行用バッテリ1の電流を遮断する状態で検出される。走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)は、図4に示すように、プリチャージスイッチ7をオンにする状態で検出される。走行用バッテリ1の電流(I)は、電流センサ9で検出される。また、走行用バッテリ1の電流(I)は、プリチャージ抵抗6の電圧(Vpre)を検出して検出することもできる。走行用バッテリ1の電流(I)がプリチャージ抵抗6の電流となり、プリチャージ抵抗6の電圧(Vpre)がプリチャージ抵抗6の抵抗値(Rpre)と電流(I)の積となるので、電流(I)は以下の式で検出できる。
電流(I)=電圧(Vpre)/プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)
電流(I)=電圧(Vpre)/プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)
したがって、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)は、以下の式で検出される。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]
×プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)/電圧(Vpre)
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]
×プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)/電圧(Vpre)
この式で走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する検出回路8は、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えた後、プリチャージ抵抗6に電流が流れている特定のタイミングで負荷電圧(Vccv)とプリチャージ抵抗6の電圧(Vpre)を同期して同じタイミングで検出して走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
制御回路4がプリチャージスイッチ7をオンに切り換えると、コンデンサ13をプリチャージする電流が流れる。コンデンサ13のプリチャージ電流は、図5に示すように、最初に大きく、コンデンサ13が充電されるにしたがって減少する。プリチャージスイッチ7をオンに切り換えた瞬間であって、コンデンサ13がチャージされない状態で、コンデンサ13の両端の電圧は0V、いいかえるとコンデンサ13は直流的にはショート状態となり、時間が経過してコンデンサ13が充電されるにしたがって、コンデンサ両端の電圧は次第に上昇する。プリチャージスイッチ7をオンに切り換えた瞬間の負荷電圧(Vccv)は最低電圧(Vmin)となり、電流(I)は最大のピーク電流(Imax)となる。
ピーク電流(Imax)は、以下の式で表される。
ピーク電流(Imax)=最低電圧(Vmin)/プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)
したがって、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)は、以下の式で検出される。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
=[開放電圧(Vocv)−最低電圧(Vmin)]/ピーク電流(Imax)
=[開放電圧(Vocv)−最低電圧(Vmin)]
×プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)/最低電圧(Vmin)
ピーク電流(Imax)=最低電圧(Vmin)/プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)
したがって、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)は、以下の式で検出される。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
=[開放電圧(Vocv)−最低電圧(Vmin)]/ピーク電流(Imax)
=[開放電圧(Vocv)−最低電圧(Vmin)]
×プリチャージ抵抗の抵抗値(Rpre)/最低電圧(Vmin)
さらに、検出回路8は、図6に示すように変化するコンデンサ13の電圧から、電圧が所定の電圧になるまでの時間を検出して、走行用バッテリ1の内部抵抗値を検出することもできる。
図6は、プリチャージスイッチ7がオンに切り換えられてコンデンサ13にチャージされる電荷Q(t)が変化する状態を示している。コンデンサ13にチャージされる電荷Q(t)は、以下の式で示すように変化する。
電荷Q(t)=C×Vocv×[1−exp{t/[(R+Rpre)×C]}]
ただし、この式においてCは負荷に接続しているコンデンサ13の静電容量、tはプリチャージスイッチ7をオンにして経過する時間、Rは走行用バッテリ1の内部抵抗値、Rpreはプリチャージ抵抗の抵抗値である。
τ=(R+Rpre)×Cとすれば、
電荷Q(τ)=C×Vocv×[1−1/e]=0.63212×C×Vocvとなる。
負荷電圧(Vccv)が開放電圧(Vocv)の0.63212倍となるまでが時間(τ)となるので、この時間(τ)を検出して、以下の式から走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
R=(τ/C)−Rpre
図6は、プリチャージスイッチ7がオンに切り換えられてコンデンサ13にチャージされる電荷Q(t)が変化する状態を示している。コンデンサ13にチャージされる電荷Q(t)は、以下の式で示すように変化する。
電荷Q(t)=C×Vocv×[1−exp{t/[(R+Rpre)×C]}]
ただし、この式においてCは負荷に接続しているコンデンサ13の静電容量、tはプリチャージスイッチ7をオンにして経過する時間、Rは走行用バッテリ1の内部抵抗値、Rpreはプリチャージ抵抗の抵抗値である。
τ=(R+Rpre)×Cとすれば、
電荷Q(τ)=C×Vocv×[1−1/e]=0.63212×C×Vocvとなる。
負荷電圧(Vccv)が開放電圧(Vocv)の0.63212倍となるまでが時間(τ)となるので、この時間(τ)を検出して、以下の式から走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
R=(τ/C)−Rpre
車両用の電源装置は、多数の充電できる素電池5を直列に接続して走行用バッテリ1としている。この電源装置は、素電池5を直列に接続するバスバー等の接続部に接続抵抗15がある。この電源装置は、図7の等価回路図に示すように、接続抵抗15が走行用バッテリ1の内部抵抗値1aと直列に接続されて、その合成抵抗が走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)として検出される。ただ、接続抵抗15の抵抗値(RK)は一定で既知の値であるから、接続抵抗15の抵抗値(RK)を、前述の式から検出した内部抵抗値(R)から減算して、走行用バッテリ1の内部抵抗値(RE)が得られる。したがって、本発明では、走行用バッテリ1の内部抵抗値として、接続抵抗15の抵抗値(RK)を含む内部抵抗値(R)を検出し、あるいは接続抵抗15の抵抗値(RK)を減算した内部抵抗値(RE)を検出することができる。
制御回路4は、以上の式から演算される走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)から劣化度を判定することができる。制御回路4は、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)から劣化度を特定する関数やテーブルを記憶しており、記憶される関数やテーブルから走行用バッテリ1の劣化度を判定する。内部抵抗値(R)から劣化度を判定するには、新しい走行用バッテリの内部抵抗値である最小内部抵抗値(Rmin)と、寿命が尽きた走行用バッテリの内部抵抗値である最大内部抵抗(Rmax)を実測し、走行用バッテリの内部抵抗値(R)が最大内部抵抗(Rmax)になると電池が完全に劣化したとして、劣化度0%とする。走行用バッテリ1の劣化度は、新しい状態での劣化度を100%、完全に劣化した状態での劣化度を0%とする。図8は、制御回路4が、走行用バッテリ1の内部抵抗値から劣化度を判別するのに使用する関数を例示する。この図は、内部抵抗値に対して劣化度をリニアに変化させるが、内部抵抗値に対する劣化度は必ずしもリニアに変化させる必要はない。制御回路4は、内部抵抗値から走行用バッテリの劣化度を判定すると、この劣化度に基づいて走行用バッテリを充放電する電流や電圧を制限する制御をし、あるいは、判定した走行用バッテリの劣化度を示す信号を外部に出力する。
コンタクタ2は、機械的に可動する接点を有するリレーである。コンタクタ2は、プラス側のコンタクタ2Aをオフに保持して、マイナス側のコンタクタ2Bのみをオンに切り換える。この状態で、プリチャージ回路3でコンデンサ13をプリチャージする。コンデンサ13がプリチャージされた後、プラス側のコンタクタ2Aをオフからオンに切り換えて、走行用バッテリ1を負荷10に接続する。その後、プリチャージ回路3のプリチャージスイッチ7をオフに切り換える。オン状態のコンタクタ2をオフに切り換えるときは、両方の接続を同時にオフにする。
以上の電源装置は、図9のフローチャートで、コンデンサ13をプリチャージすると共に、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
[n=1のステップ]
イグニッションスイッチ14から制御回路4にオン信号が入力されたかどうかを判定する。イグニッションスイッチ14のオン信号が入力されるまで、このステップをループする。
イグニッションスイッチ14から制御回路4にオン信号が入力されたかどうかを判定する。イグニッションスイッチ14のオン信号が入力されるまで、このステップをループする。
[n=2のステップ]
イグニッションスイッチ14から制御回路4にオン信号が入力されると、検出回路8は、走行用バッテリ1の開放電圧(Vocv)を検出する。走行用バッテリ1の開放電圧(Vocv)は、図3に示すように、プリチャージスイッチ7をオフにして走行用バッテリ1の電流を遮断する状態で検出される。
イグニッションスイッチ14から制御回路4にオン信号が入力されると、検出回路8は、走行用バッテリ1の開放電圧(Vocv)を検出する。走行用バッテリ1の開放電圧(Vocv)は、図3に示すように、プリチャージスイッチ7をオフにして走行用バッテリ1の電流を遮断する状態で検出される。
[n=3のステップ]
制御回路4は、コンタクタ2とプリチャージスイッチ7を制御してプリチャージを開始する。制御回路4は、一方のコンタクタ(図1でマイナス側のコンタクタ2B)をオン、他方のコンタクタ(図1でプラス側のコンタクタ2A)をオフに保持して、オフのコンタクタ2と並列に接続しているプリチャージ回路3のプリチャージスイッチ7をオンに切り換える。この状態になると、走行用バッテリ1はプリチャージ抵抗6を介してコンデンサ13に接続されて、コンデンサ13をプリチャージする。プリチャージ抵抗6は、プリチャージ電流を制限しながら、走行用バッテリ1でコンデンサ13をプリチャージする。
制御回路4は、コンタクタ2とプリチャージスイッチ7を制御してプリチャージを開始する。制御回路4は、一方のコンタクタ(図1でマイナス側のコンタクタ2B)をオン、他方のコンタクタ(図1でプラス側のコンタクタ2A)をオフに保持して、オフのコンタクタ2と並列に接続しているプリチャージ回路3のプリチャージスイッチ7をオンに切り換える。この状態になると、走行用バッテリ1はプリチャージ抵抗6を介してコンデンサ13に接続されて、コンデンサ13をプリチャージする。プリチャージ抵抗6は、プリチャージ電流を制限しながら、走行用バッテリ1でコンデンサ13をプリチャージする。
[n=4のステップ]
プリチャージが開始されると、検出回路8は、走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と走行用バッテリ1の電流(I)を検出する。走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と電流(I)は、図4に示すように、プリチャージスイッチ7をオンにする状態で検出される。走行用バッテリ1の電流(I)は、電流センサ9で検出される。ただ、走行用バッテリ1の電流(I)は、プリチャージ抵抗6の電圧(Vpre)を検出して、この電圧(Vpre)とプリチャージ抵抗6の抵抗値(Rpre)とから検出することもできる。
プリチャージスイッチ6をオンにしてプリチャージが開始されると、コンデンサ13のプリチャージ電流は、図5に示すように、最初に大きく、コンデンサ13が充電されるにしたがって減少する。また、走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)は、コンデンサ13が充電されるにしたがって次第に上昇する。したがって、走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と電流(I)は、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えた後、プリチャージ抵抗6に電流が流れている特定のタイミングで、同期して同じタイミングで検出される。走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と電流(I)は、たとえば、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えた瞬間の最低電圧(Vmin)と最大のピーク電流(Imax)を検出することもできる。
プリチャージが開始されると、検出回路8は、走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と走行用バッテリ1の電流(I)を検出する。走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と電流(I)は、図4に示すように、プリチャージスイッチ7をオンにする状態で検出される。走行用バッテリ1の電流(I)は、電流センサ9で検出される。ただ、走行用バッテリ1の電流(I)は、プリチャージ抵抗6の電圧(Vpre)を検出して、この電圧(Vpre)とプリチャージ抵抗6の抵抗値(Rpre)とから検出することもできる。
プリチャージスイッチ6をオンにしてプリチャージが開始されると、コンデンサ13のプリチャージ電流は、図5に示すように、最初に大きく、コンデンサ13が充電されるにしたがって減少する。また、走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)は、コンデンサ13が充電されるにしたがって次第に上昇する。したがって、走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と電流(I)は、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えた後、プリチャージ抵抗6に電流が流れている特定のタイミングで、同期して同じタイミングで検出される。走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)と電流(I)は、たとえば、プリチャージスイッチ7をオンに切り換えた瞬間の最低電圧(Vmin)と最大のピーク電流(Imax)を検出することもできる。
[n=5のステップ]
このステップで、検出回路8は、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。検出回路8は、検出した開放電圧(Vocv)、負荷電圧(Vccv)、及び電流(I)から、以下の式に基づいて走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
ただ、検出回路8は、プリチャージスイッチ7をオンにしてコンデンサ13を充電する時間(t)と、コンデンサ13の静電容量(C)から走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出することもできる。この検出回路8は、図6に示すように変化するコンデンサ13の電圧が所定の電圧になるまでの時間を検出して、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。検出回路8は、負荷電圧(Vccv)が開放電圧(Vocv)の0.63212倍となるまでが時間(τ)を検出して、以下の式から走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
R=(τ/C)−Rpre
このステップで、検出回路8は、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。検出回路8は、検出した開放電圧(Vocv)、負荷電圧(Vccv)、及び電流(I)から、以下の式に基づいて走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I)
ただ、検出回路8は、プリチャージスイッチ7をオンにしてコンデンサ13を充電する時間(t)と、コンデンサ13の静電容量(C)から走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出することもできる。この検出回路8は、図6に示すように変化するコンデンサ13の電圧が所定の電圧になるまでの時間を検出して、走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。検出回路8は、負荷電圧(Vccv)が開放電圧(Vocv)の0.63212倍となるまでが時間(τ)を検出して、以下の式から走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する。
R=(τ/C)−Rpre
[n=6のステップ]
このステップでは、コンデンサ13のプリチャージが完了したかどうかを判定する。プリチャージの完了は、プリチャージ電流が設定電流まで減少したことで検出し、あるいはプリチャージスイッチ7をオンにする時間で検出する。プリチャージが完了するまで、このステップをループする。
[n=7のステップ]
プリチャージが完了されると、プラス側のコンタクタ2Aをオンに切り換えた後、プリチャージスイッチ7をオフに切り換える。
このステップでは、コンデンサ13のプリチャージが完了したかどうかを判定する。プリチャージの完了は、プリチャージ電流が設定電流まで減少したことで検出し、あるいはプリチャージスイッチ7をオンにする時間で検出する。プリチャージが完了するまで、このステップをループする。
[n=7のステップ]
プリチャージが完了されると、プラス側のコンタクタ2Aをオンに切り換えた後、プリチャージスイッチ7をオフに切り換える。
1…走行用バッテリ 1a…内部抵抗
2…コンタクタ 2A…プラス側のコンタクタ
2B…マイナス側のコンタクタ
3…プリチャージ回路
4…制御回路
5…素電池 5a…内部抵抗
6…プリチャージ抵抗
7…プリチャージスイッチ
8…検出回路
9…電流センサ
10…負荷
11…モーター
12…インバータ
13…コンデンサ
14…イグニッションスイッチ
15…接続抵抗
2…コンタクタ 2A…プラス側のコンタクタ
2B…マイナス側のコンタクタ
3…プリチャージ回路
4…制御回路
5…素電池 5a…内部抵抗
6…プリチャージ抵抗
7…プリチャージスイッチ
8…検出回路
9…電流センサ
10…負荷
11…モーター
12…インバータ
13…コンデンサ
14…イグニッションスイッチ
15…接続抵抗
Claims (6)
- 充電できる走行用バッテリ(1)と、この走行用バッテリ(1)を負荷(10)に接続するコンタクタ(2)と、このコンタクタ(2)と並列に接続されて、車両のイグニッションスイッチ(14)から入力される信号で負荷(10)のコンデンサ(13)をプリチャージするプリチャージ回路(3)と、このプリチャージ回路(3)とコンタクタ(2)を制御する制御回路(4)とを備える車両用の電源装置であって、
プリチャージ回路(3)は、コンデンサ(13)を充電するプリチャージ電流を制限するプリチャージ抵抗(6)と、このプリチャージ抵抗(6)に直列に接続しているプリチャージスイッチ(7)とを備えており、
制御回路(4)が、プリチャージスイッチ(7)をオンに切り換えてプリチャージ抵抗(6)にコンデンサ(13)の充電電流を流して走行用バッテリ(1)の内部抵抗値(R)を検出する検出回路(8)を内蔵する車両用の電源装置。 - 検出回路(8)が、プリチャージスイッチ(7)のオフ状態における走行用バッテリ(1)の開放電圧(Vocv)と、プリチャージスイッチ(7)のオン状態における走行用バッテリ(1)の負荷電圧(Vccv)及びプリチャージ抵抗(6)の電流(I)を検出して、開放電圧(Vocv)と負荷電圧(Vccv)と電流(I)から走行用バッテリ(1)の内部抵抗値(R)を以下の式で検出する請求項1に記載される車両用の電源装置。
R=[開放電圧(Vocv)−負荷電圧(Vccv)]/電流(I) - 検出回路(8)が、プリチャージスイッチ(7)のオン状態でプリチャージ抵抗(6)の両端の電圧(Vpre)を検出し、検出した電圧(Vpre)とプリチャージ抵抗(6)の抵抗値(Rpre)からプリチャージ抵抗(6)の電流(I)を検出する請求項2に記載される車両用の電源装置。
- 検出回路(8)が、プリチャージスイッチ(7)のオン状態で走行用バッテリ1の負荷電圧(Vccv)を検出し、検出した負荷電圧(Vccv)とプリチャージ抵抗(6)の抵抗値(Rpre)からプリチャージ抵抗(6)の電流(I)を検出して走行用バッテリ1の内部抵抗値(R)を検出する請求項2に記載される車両用の電源装置。
- 検出回路(8)が、プリチャージスイッチ(7)をオンにしてコンデンサ(13)を充電する時間(t)と、コンデンサ(13)の静電容量(C)から走行用バッテリ(1)の内部抵抗値(R)を検出する請求項1に記載される車両用の電源装置。
- 制御回路(4)が、走行用バッテリ(1)の内部抵抗値(R)から走行用バッテリ(1)の劣化度を判定する請求項1に記載される車両用の電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007022316A JP2008189010A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 車両用の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007022316A JP2008189010A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 車両用の電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008189010A true JP2008189010A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39749544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007022316A Pending JP2008189010A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 車両用の電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008189010A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010088227A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Toyota Motor Corp | 電源装置システム |
| JP2010093875A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Hitachi Ltd | 電源制御装置、車両走行制御システム及び蓄電池劣化状態検知方法 |
| CN101826759A (zh) * | 2009-03-05 | 2010-09-08 | 住友重机械工业株式会社 | 混合式工作机械 |
| EP2629107A1 (de) * | 2012-02-15 | 2013-08-21 | Flextronics International Kft. | Widerstandsmesseinrichtung |
| JP2013236475A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Fuji Electric Co Ltd | 電子機器装置 |
| JP2014143087A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Azbil Corp | 電池劣化計測装置および方法 |
| JP2014232000A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 矢崎総業株式会社 | 電池状態検出装置 |
| WO2016020149A1 (de) * | 2014-08-04 | 2016-02-11 | Robert Bosch Gmbh | Selbstentladungscharakterisiereinrichtung und verfahren zur charakterisierung einer selbstentladung von energiespeichern |
| CN106253654A (zh) * | 2016-09-18 | 2016-12-21 | 中车大连电力牵引研发中心有限公司 | 开关模块电路和开关模块 |
| JP2017500839A (ja) * | 2013-12-02 | 2017-01-05 | エルジー・ケム・リミテッド | 電気モーター用電圧インバーターのキャパシターのためのプレチャージシステム |
| CN111801243A (zh) * | 2018-03-08 | 2020-10-20 | 纬湃科技有限责任公司 | 用于机动车辆的交流充电装置和用于运行机动车辆所用的交流充电装置的方法 |
| FR3160522A1 (fr) * | 2024-03-25 | 2025-09-26 | Stellantis Auto Sas | Unite autonome de stockage d’energie electrique avec protection electronique pour vehicule |
-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007022316A patent/JP2008189010A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010088227A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Toyota Motor Corp | 電源装置システム |
| JP2010093875A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Hitachi Ltd | 電源制御装置、車両走行制御システム及び蓄電池劣化状態検知方法 |
| CN101826759A (zh) * | 2009-03-05 | 2010-09-08 | 住友重机械工业株式会社 | 混合式工作机械 |
| KR101037949B1 (ko) | 2009-03-05 | 2011-05-30 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 하이브리드형 작업기계 |
| EP2629107A1 (de) * | 2012-02-15 | 2013-08-21 | Flextronics International Kft. | Widerstandsmesseinrichtung |
| WO2013120873A1 (de) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | Flextronics International Kft. | Widerstandsmesseinrichtung |
| JP2013236475A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Fuji Electric Co Ltd | 電子機器装置 |
| JP2014143087A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Azbil Corp | 電池劣化計測装置および方法 |
| JP2014232000A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 矢崎総業株式会社 | 電池状態検出装置 |
| JP2017500839A (ja) * | 2013-12-02 | 2017-01-05 | エルジー・ケム・リミテッド | 電気モーター用電圧インバーターのキャパシターのためのプレチャージシステム |
| WO2016020149A1 (de) * | 2014-08-04 | 2016-02-11 | Robert Bosch Gmbh | Selbstentladungscharakterisiereinrichtung und verfahren zur charakterisierung einer selbstentladung von energiespeichern |
| CN106253654A (zh) * | 2016-09-18 | 2016-12-21 | 中车大连电力牵引研发中心有限公司 | 开关模块电路和开关模块 |
| CN111801243A (zh) * | 2018-03-08 | 2020-10-20 | 纬湃科技有限责任公司 | 用于机动车辆的交流充电装置和用于运行机动车辆所用的交流充电装置的方法 |
| FR3160522A1 (fr) * | 2024-03-25 | 2025-09-26 | Stellantis Auto Sas | Unite autonome de stockage d’energie electrique avec protection electronique pour vehicule |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4740167B2 (ja) | 車両用の電源装置 | |
| JP2008189010A (ja) | 車両用の電源装置 | |
| JP5127387B2 (ja) | 車両用の電源装置 | |
| JP4086807B2 (ja) | 車両用の電源装置 | |
| JP5865013B2 (ja) | 車両用の電源装置及びこの電源装置を備える車両 | |
| JP5575506B2 (ja) | 車両用電源装置及びこの電源装置を備える車両 | |
| JP6874952B2 (ja) | 分散型バッテリ、バッテリ制御方法、及び電気自動車 | |
| JP5450144B2 (ja) | 車両用の電源装置及びこの電源装置を搭載する車両 | |
| EP2838175B1 (en) | Balance correction device and power storage system | |
| JP2012034515A (ja) | 車両用の電源装置 | |
| KR101407735B1 (ko) | 전기자동차 및 그의 pra 프리차지 저항 상태 측정방법 | |
| JP2009038925A (ja) | 車両用の電源装置とその制御方法 | |
| JP2008301612A (ja) | 車両用の電源装置とこの電源装置のコンタクター溶着検出方法 | |
| JP6759216B2 (ja) | 電源装置とこの電源装置を備える電動車両 | |
| JP2010057290A (ja) | 車両用の電源装置 | |
| CN103635347A (zh) | 车辆用电源装置 | |
| JP2010130768A (ja) | バッテリシステム | |
| JP2006109612A (ja) | 車両用の電源装置 | |
| JP2013205257A (ja) | 電源装置、及びこの電源装置を備える車両並びに蓄電装置 | |
| JP2012147538A (ja) | 車両用電源装置 | |
| JP2014075297A (ja) | 蓄電システム | |
| JP2004023803A (ja) | 組電池の電圧制御装置 | |
| JP5036528B2 (ja) | 車両用の電源装置 | |
| WO2012169171A1 (ja) | 車両用電源システム | |
| JP2018050416A (ja) | バッテリシステム |