JP2008189061A - シート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートバック5の傾動に応じてシートクッション2の一部又は全体を動かすようにしたシート装置において、シートクッション2をシートバック5の傾斜度合いに応じた適切な状態になるように作動させる。
【解決手段】シートバック5を基準起立位置から前方及び後方の少なくとも一方へ傾くように回動させて保持する角度調節部35と、シートバック5の回動に応じてシートクッション2の所定部を上下又は前後に移動させるクッション作動機構とを備え、該クッション作動機構は、シートバック5の上記基準起立位置からの傾斜度合いを検出する検出センサ101を備え、該センサ101によって検出される傾斜度合いが所定値未満であるときと、該傾斜度合いが所定値以上になったときとでは、シートクッション2の所定部に対する作用を変更する。
【選択図】図6
【解決手段】シートバック5を基準起立位置から前方及び後方の少なくとも一方へ傾くように回動させて保持する角度調節部35と、シートバック5の回動に応じてシートクッション2の所定部を上下又は前後に移動させるクッション作動機構とを備え、該クッション作動機構は、シートバック5の上記基準起立位置からの傾斜度合いを検出する検出センサ101を備え、該センサ101によって検出される傾斜度合いが所定値未満であるときと、該傾斜度合いが所定値以上になったときとでは、シートクッション2の所定部に対する作用を変更する。
【選択図】図6
Description
本発明は、シートバックの前傾又は後傾に伴って、シートクッションの所定部を移動させるようにしたシート装置に関する。
車両用シートに関し、シートバックの後方への傾動に応じてシートクッションの前端部を前方且つ斜め上方に移動させることにより、シートクッションの座面の傾きを変え、座り心地が悪くならないようにする(尻が前方へずれないようにする)、所謂連動チルトは知られている(特許文献1,2参照)。この連動チルトでは、シートバックの揺動中心回りに回転するアームとシートクッションのチルト機構とがリンク機構によって繋がれている。また、シートバックの後方への傾動に伴ってシートバックの後端部が上昇し、シートバックを水平になるまで倒すとシートバック及びシートクッションが互いに面一の平坦状態になるシート装置も知られている(特許文献3参照)。また、自動車用シートのリクライニングナックルに内歯歯車と外歯歯車とを組み合わせてなるタウメル機構を利用し、シートバックの後傾姿勢を保持し易くすることも知られている(特許文献4参照)。
特開平06−245837号公報
特開昭62−192114号公報
実開平05−1337号公報
特開平06−62852公報
上述の如くシートバック側のアームとチルト機構とをリンク機構で繋ぐと、シートバックの傾動角度が大きくなるほどシートクッションのチルト量が大きくなる。しかし、シートバックの後方への傾動角度がある程度大きくなると、乗員の尻の前ずれは生じ難くなるから、もはやシートクッションのチルト量を大きくする必要はない。シートバックの後方への傾動角度が大きくなっているにも拘わらず、さらにチルト量を大きくすると、かえって座り心地が悪くなる。
そこで、本発明は、シートバックの傾動に応じてシートクッションの一部又は全体を動かすようにしたシート装置において、シートクッションをシートバックの傾斜度合いに応じた適切な状態になるように作動させることを課題とする。
また、本発明の別の課題は、ナックルにタウメル機構を採用したシート装置において、シートクッションをシートバックの傾斜度合いに応じた適切な状態になるように作動させることにある。
本発明は、このような課題を解決すべく、シートバックの傾斜度合いを検出する検出部を設け、その検出に基づき、シートバックの傾斜度合いに応じてシートクッションを制御するようにした。
すなわち、請求項1に係る発明は、シートバックを、基準起立位置から前方及び後方の少なくとも一方へ傾くように回動させて保持する角度調節部と、
上記シートバックの回動に応じて上記シートクッションの所定部を上下又は前後に移動させるクッション作動機構とを備えたシート装置において、
上記クッション作動機構は、上記シートバックの上記基準起立位置からの傾斜度合いを検出する検出部を備え、該検出部によって検出される傾斜度合いが所定値未満であるときと、該傾斜度合いが所定値以上になったときとでは、上記シートクッションの所定部に対する作用を変更することを特徴とする。
上記シートバックの回動に応じて上記シートクッションの所定部を上下又は前後に移動させるクッション作動機構とを備えたシート装置において、
上記クッション作動機構は、上記シートバックの上記基準起立位置からの傾斜度合いを検出する検出部を備え、該検出部によって検出される傾斜度合いが所定値未満であるときと、該傾斜度合いが所定値以上になったときとでは、上記シートクッションの所定部に対する作用を変更することを特徴とする。
従って、例えば、シートバックの傾斜度合いが小さいときは、該シートバックの回動に連動させてシートクッション所定部をシートバックの傾斜角度に略比例した移動量となるように移動させ、当該傾斜度合いが大きくなったときは、シートクッション所定部の更なる移動量を少なくすることができる。或いはシートクッション所定部の更なる移動量を零にする、或いはシートクッション所定部を元に戻していくことも可能になる。よって、本発明によれば、シートクッションの所定部をシートバックの傾斜度合いに応じた最適な状態にする上で有利になる。
請求項2に係る発明は、請求項1において、
上記角度調節部は、上記シートバックの回動に定まった回動中心を形成せず、その回動に伴って該シートバックの下端部の変動を生じさせるものであり、
上記クッション作動機構は、上記シートバックの前方又は後方への回動において、上記検出部の検出に基いて上記作用を変更したときは、当該前方又は後方への回動が続いている限り、当該変更後の状態を継続するように構成されていることを特徴とする。
上記角度調節部は、上記シートバックの回動に定まった回動中心を形成せず、その回動に伴って該シートバックの下端部の変動を生じさせるものであり、
上記クッション作動機構は、上記シートバックの前方又は後方への回動において、上記検出部の検出に基いて上記作用を変更したときは、当該前方又は後方への回動が続いている限り、当該変更後の状態を継続するように構成されていることを特徴とする。
すなわち、上記シートバックの回動に定まった回動中心を形成せず、その回動に伴って該シートバックの下端部の変動を生ずるということは、シートバックの傾動途中でその傾斜度合いが所定値を超えたことが検出部によって一旦検出されても、シートバック下端部が変動する関係で、その後に、傾斜度合い所定値以下という検出になることがある、つまり、ハンチングを生ずる、ということである。これでは、シートクッション所定部の移動状態が乗員にとって不用意に変化する結果となり、乗員に違和感ないしは不快感を与えてしまう。
そこで、本発明では、シートバックの傾動途中でその傾斜度合い検出部の検出に基いて、上記シートクッションの指定部に対する作用を一旦変更した場合には、同方向への傾動が続いている限り、上記変更後の状態を継続して元に戻さないようにし、乗員に違和感ないしは不快感を与えることを避けるようにした。
請求項3に係る発明は、請求項2において、
上記シートバックを回動させるための駆動手段を備え、
上記角度調節部は、上記駆動手段からの駆動力が入力されて上記シートバックを無段階に回動させることを特徴とする。
上記シートバックを回動させるための駆動手段を備え、
上記角度調節部は、上記駆動手段からの駆動力が入力されて上記シートバックを無段階に回動させることを特徴とする。
従って、駆動手段の作動により、シートバックを無段階で回動させて所定の傾斜角度に位置決めすることができる。そうして、このような無段階回動の場合、上記シートバック下端部の変動によって検出部による検出にハンチングを生ずると乗員に与える違和感ないしは不快感が顕著になるが、本発明によれば、上述の如くシートクッションの所定部に対する作用が一旦変更された後は同方向へのシートバックの傾動が続いている限り、元の状態には戻さないようにしたから、乗員に違和感ないしは不快感を与えることが避けられる。
請求項4に係る発明は、請求項2において、
上記検出部は、上記角度調節部近傍の上記シートクッションに若しくは該シートクッションの設置場所に配設されていることを特徴とする。
上記検出部は、上記角度調節部近傍の上記シートクッションに若しくは該シートクッションの設置場所に配設されていることを特徴とする。
角度調節部近傍とは、シートバック下端部付近を意味し、従って、検出部を角度調節部から離れた場所に設ける場合に比べて、シート装置全体をコンパクトにまとめる上で有利になる。そうして、シートバックの傾動に伴って変動を生ずるシートバック下端部付近に検出部を設けも、シートクッションの所定部に対する作用が一旦変更された後は同方向へのシートバックの傾動が続いている限り、元の状態には戻らないから、乗員に違和感ないしは不快感を与えることが避けられる。シートクッションの設置場所とは自動車の場合、車体となる。
請求項5に係る発明は、請求項2において、
上記検出部は、上記シートバックに設けられた重力式の傾斜角度センサであることを特徴とする。
上記検出部は、上記シートバックに設けられた重力式の傾斜角度センサであることを特徴とする。
従って、検出部をシートバックに組み込んでシート装置の構造を簡単にすることができる。
請求項6に係る発明は、請求項1において、
上記角度調節部は、上記シートクッション及びシートバックのいずれか一方に設けられた内歯歯車と、他方に設けられ上記内歯歯車に噛み合って該内歯歯車の内周側を転動する外歯歯車とを備えたタウメル機構によって構成され、上記外歯歯車に対する上記内歯歯車の歯数比が4/3以上に設定され、
上記シートバックが上記基準起立位置から所定の最大後傾位置へ回動するときは、上記内歯歯車及び外歯歯車のうちの上記シートバック側に設けられた歯車の軸心がシートクッション側に設けられた歯車の軸心を巡って下方へ移動するように、上記内歯歯車と外歯歯車とが組み合わされていることを特徴とする。
上記角度調節部は、上記シートクッション及びシートバックのいずれか一方に設けられた内歯歯車と、他方に設けられ上記内歯歯車に噛み合って該内歯歯車の内周側を転動する外歯歯車とを備えたタウメル機構によって構成され、上記外歯歯車に対する上記内歯歯車の歯数比が4/3以上に設定され、
上記シートバックが上記基準起立位置から所定の最大後傾位置へ回動するときは、上記内歯歯車及び外歯歯車のうちの上記シートバック側に設けられた歯車の軸心がシートクッション側に設けられた歯車の軸心を巡って下方へ移動するように、上記内歯歯車と外歯歯車とが組み合わされていることを特徴とする。
シートバック側に外歯歯車が設けられているときは、この外歯歯車の軸心がシートクッション側の内歯歯車の軸心回りを公転し(巡り)、また、シートバック側に内歯歯車が設けられているときは、この内歯歯車の軸心がシートクッション側の外歯歯車の軸心回りを公転することになる。
そこで、シートバックが回動するときの、シートバック側歯車の軸心がシートクッション側歯車の軸心回りを公転移動する公転移動角と、この公転移動に伴って外歯歯車が内歯歯車に対して相対的に傾く角度、つまり、シートバック回動角との関係を検討する。外歯歯車に対する内歯歯車の歯数比が4/3のときは、外歯歯車が内歯歯車の内周を3/4周したとき、つまり公転移動角が270度になったときに、外歯歯車の周囲の歯のうち内歯歯車に最初に噛み合っていた歯が再び内歯歯車に噛み合った状態になる。このときに外歯歯車が内歯歯車に対して相対的に傾く角度(シートバック回動角)は90度である。
すなわち、上記歯数比が4/3であれば、シートバック回動角が90度であるときの公転移動角は270度である。また、シートバック回動角が60度であれば公転移動角は180度になる。
ここに、シートバック側歯車の軸心は、シートクッション側歯車の軸心回りを巡って公転移動し、その公転移動角が180度を超えると当初の位置に戻りはじめる。公転移動角が180度になるときにシートバックの回動角は60度であるから、このシートバック回動角が60度になるまでは、当該軸心の当初位置への後戻りは生じないことになる。
そうして、本発明では上記歯数比が4/3以上に設定されているから、シートバックが基準起立位置(例えば鉛直に対し5〜20°程度後傾した状態)から横倒し(水平)に近い状態(最大後傾位置)になるまで後方へ回動しても、シートバック側歯車の軸心の当初位置への後戻りを生じない。
その上、シートバックが基準起立位置から最大後傾位置へ回動するときは、シートバック側歯車の軸心がシートクッション側歯車の軸心を巡って下方へ移動するようにしたから、シートバックが後方へ回動している途中でシートバック側歯車の軸心が上方へ戻ることもない。
よって、シートバックの回動途中でその傾斜度合いが所定値以上になったことが検出部で検出された後に、傾斜度合い所定値未満という検出になることを避けることができる。つまり、シートクッションの所定部に対する作用が変更された後に元の状態に戻ることがなく、乗員に違和感ないしは不快感を与えることが避けられる。
上記歯数比は3/2以上にすることが好ましい。これにより、シートバックの傾動角が90度になるときの上記公転移動角は180度以下となり、シートバックを仮に垂直起立状態から後方へ傾動させて横倒し(水平)にしても、上記シートバック側歯車の軸心が後戻りすることはなくなる。
以上のように本発明によれば、シートバックの基準起立位置からの傾斜度合いを検出する検出部を備え、該検出部によって検出される傾斜度合いが所定値未満であるときと、該傾斜度合いが所定値以上になったときとでは、シートクッションの所定部に対する作用を変更するようにしたから、シートクッションの所定部をシートバックの傾斜度合いに応じた最適な状態にする上で有利になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
(シート装置の全体構成)
図1は、本発明に係るシート装置を、自動車に設置されるリクライニング・タイプのシート1に適用した実施形態を示し(尚、以下の説明では、自動車の前後左右を単に前後左右という)、このシート1は、乗員の着座するシートクッション2がベースフレーム3(図2参照)を介して車体フロアに取り付けられ、そのシートクッション2の前端下部に格納可能にオットマン4(足載せ台)が配設される一方、該シートクッション2の後端付近から上方に延びるようにシートバック5が配設されていて、そのシートバック5の上端にはヘッドレスト6が取り付けられている。
(シート装置の全体構成)
図1は、本発明に係るシート装置を、自動車に設置されるリクライニング・タイプのシート1に適用した実施形態を示し(尚、以下の説明では、自動車の前後左右を単に前後左右という)、このシート1は、乗員の着座するシートクッション2がベースフレーム3(図2参照)を介して車体フロアに取り付けられ、そのシートクッション2の前端下部に格納可能にオットマン4(足載せ台)が配設される一方、該シートクッション2の後端付近から上方に延びるようにシートバック5が配設されていて、そのシートバック5の上端にはヘッドレスト6が取り付けられている。
図2には、上記シートクッション2のクッション体を省略してそのフレーム構造を示し、該シートクッション2の左右両側部には例えば鋼板のプレス成型品であるサイドフレーム20,20が設けられ、それらの前端部及び後端部がそれぞれパイプ部材21,22により連結されるとともに、前後方向の中間部位には線材からなるスプリング23,23が左右に架け渡されている。また、上記前端部のパイプ部材21にはアーム24,24を介して、オットマン4のフレームである板部材25が揺動可能に取り付けられている。
上記左右のクッションサイドフレーム20,20の下方外側にそれぞれ近接して、ベースフレーム3のサイドフレーム30,30が配置されている。このベースサイドフレーム30,30もプレス成型品であり、それらは前後の連結板31,31やパイプ部材32によって互いに連結されている。
また、ベースサイドフレーム30の後端部には湾曲して上方に延びる立上り部30aが形成され、そこにはナックル35(角度調節部)を介して、シートバック5のフレームの下端部が無段階に回動可能に取り付けられている。
上記シート装置には、シートバック5の後方への傾動に応じてシートクッション2の座面の傾きを変化させるチルト機構が設けられている。この点は後に詳しく説明する。
(ナックル(角度調節部))
図3及び図4に示すようにナックル35には、シートクッションサイドフレームの後端立上り部30aに形成された内歯歯車41と、シートバックのフレーム下端部51に形成された外歯歯車42とを噛み合わせてなるタウメル機構が採用されている。外歯歯車4は内歯歯車41よりも歯数が少なくなっている。以下、具体的に説明する。
図3及び図4に示すようにナックル35には、シートクッションサイドフレームの後端立上り部30aに形成された内歯歯車41と、シートバックのフレーム下端部51に形成された外歯歯車42とを噛み合わせてなるタウメル機構が採用されている。外歯歯車4は内歯歯車41よりも歯数が少なくなっている。以下、具体的に説明する。
図4に示すように、シートクッション側の立上り部30aには、内歯歯車41とその内側の軸受筒43とが同心状に形成され、内歯歯車41と軸受筒43との間がシート幅方向外側に開口している。シート左右の立上り部30aの軸受筒43にシート幅方向に延びる回転軸44が嵌められて回転可能に支持されている。
シートバックフレーム下端部51には環状の外歯歯車42がシート幅方向中央側へ突出した形に設けられている。この環状外歯歯車42が上記立上り部30aの内歯歯車41と軸受筒43との間にシート幅方向の外側から挿入されている。シートバックフレーム下端部51よりも外側では、回転軸44にカバー45が固定され、該カバー45が環状外歯歯車42の内側を覆っている。カバー45の中央には支持筒46が形成され、該支持筒46が軸受筒43の外周側にシート幅方向の外側から回転可能に嵌められている。
図3に示すように、外歯歯車42は、内歯歯車41よりも歯数が少ないことから、内歯歯車41に一部噛み合うことにより、該内歯歯車41に対して偏心している。この外歯歯車42の内周面と支持筒46との間を偏心領域と名付ける。この偏心領域には一対の円弧状くさび47,47と円弧状作動体48とが挿入されている。くさび47,47は、スプリング49によって互いに離反する方向に付勢されており、その付勢により、偏心領域における外歯歯車42の内周面と支持筒46との間隔が狭くなっていく箇所に押し込まれ、外歯歯車42の内周面及び支持筒46の外周面に食い込んだ状態になっている。これにより、外歯歯車42は、その偏心量が大きくなって内歯歯車41との噛合い部に強く押され、回転不能のロック状態になっている。すなわち、シートバック5はシートクッション2に対して傾動しないように保持された状態である。
作動体48は、カバー45の支持筒46の外周面側に一体に設けられて、上記偏心領域におけるくさび47,47の反対側に配置されており、両端面がくさび47,47の端面に相対している。回転軸44を一方向に回転させると、作動体48が回転軸44と共に同方向に回転して一方のくさび47に当たり、そのことによって該一方のくさび47が同方向に回転して上記食い込みが外れる(上記ロックが解除される)。これに伴って外歯歯車42が内歯歯車41との噛合い位置を変えながら回転していくことになる。尚、この回転により、他方のくさび47のロックも解除状態になる。回転軸44を他方向に回転させた場合も同様である。
このように回転軸44を回転させることにより、シートバック5は、シートクッション2に対してロックが解除され、外歯歯車42の回転により前方又は後方へ回動することになる。そのとき、シートバック側の外歯歯車42の軸心は、図5に示すように内歯歯車41の軸心Oに対して偏心しているから、該軸心Oの回りをa→b→cというように公転する形になる。従って、シートバック5には定まった回動中心はなく、その回動に伴って該シートバック5の下端部の位置が変動する。
(シートバック駆動手段)
図4に示すように、回転軸44はその一端がカバー45よりも外側へ突出し、この突出部にウォーム歯車61が固定されている。このウォーム歯車61に対して、図6にも示すように、電動モータ(駆動手段)62の出力軸によって回転駆動されるウォーム63が噛み合っている。従って、電動モータ62の作動によってナックル35に操作力が入力され、これにより回転軸44が回転し、シートバック5が回動することになる。電動モータ62は、シートクッションサイドフレームの後端立上り部30aに支持されており、シート1や室内に付設したシートバック操作スイッチ(図示省略)によって乗員により操作される。すなわち、該スイッチは、前方オン位置、後方オン位置及びオフ位置の3位置に切り換えられるものであり、電動モータ62は、前方オンによりシートバック5を前方へ回動させ、後方オンによりシートバック5を後方へ回動させ、オフによりシートバック5の回動を停止させる。なお、電動モータ62は車体パネル等の車体構造物に設置してもよい。
図4に示すように、回転軸44はその一端がカバー45よりも外側へ突出し、この突出部にウォーム歯車61が固定されている。このウォーム歯車61に対して、図6にも示すように、電動モータ(駆動手段)62の出力軸によって回転駆動されるウォーム63が噛み合っている。従って、電動モータ62の作動によってナックル35に操作力が入力され、これにより回転軸44が回転し、シートバック5が回動することになる。電動モータ62は、シートクッションサイドフレームの後端立上り部30aに支持されており、シート1や室内に付設したシートバック操作スイッチ(図示省略)によって乗員により操作される。すなわち、該スイッチは、前方オン位置、後方オン位置及びオフ位置の3位置に切り換えられるものであり、電動モータ62は、前方オンによりシートバック5を前方へ回動させ、後方オンによりシートバック5を後方へ回動させ、オフによりシートバック5の回動を停止させる。なお、電動モータ62は車体パネル等の車体構造物に設置してもよい。
(クッション作動機構))
−傾斜度合い検出部−
シートバック5の後方への傾動に応じてシートクッション2をチルトさせるクッション作動機構は、シートバック5の後方への傾斜度合いを検出する検出部を備えている。
−傾斜度合い検出部−
シートバック5の後方への傾動に応じてシートクッション2をチルトさせるクッション作動機構は、シートバック5の後方への傾斜度合いを検出する検出部を備えている。
すなわち、図6に示すように、シートクッションサイドフレームの後端立上り部30aの後端(ナックル35の近傍)には、シートバック5の基準起立位置(図6に示すように鉛直に対して5〜20度後方へ傾斜した状態)からの後方への傾斜度合いを検出する検出センサ101が設けられている。この検出センサ101は接触式であって、図7に示すように立上り部30aに固定されていて、アクチュエータ102が立上り部30a側からシートバックフレーム下端部51の背部に突出している。シートバック5が基準起立位置から後方へ回動し、その後方への傾斜度合いが所定値(図8に示すように鉛直に対して例えば40度前後傾斜したリクライニング位置)になったときに、シートバックフレーム下端部51がアクチュエータ102に接触してこれを回動させる。これにより、当該検出センサ101はオン信号を出力する。
また、クッション作動機構は、シートバック5が基準起立位置を超えて後方へ傾動したときにオン信号を出力する同様の後傾検出センサ(図示省略)を備えている。
−チルト機構−
図6に示すように、シートクッション2の左側のサイドフレーム20の内側(右側)に隣接して、シートクッション2をチルト(揺動)させるチルト機構7が設けられている。このチルト機構7は、シートバック5を図6に示す基準起立位置からリクライニング位置(図8参照)まで傾動させるときに、その後傾に連れてシートクッション2の前部を上昇させて、座面の後側への傾斜を強める。尚、上記リクライニング位置は、例えばシート1に着座した乗員が仮眠するのに好適なシートバック5の傾斜角度として予め適宜設定することができる。
図6に示すように、シートクッション2の左側のサイドフレーム20の内側(右側)に隣接して、シートクッション2をチルト(揺動)させるチルト機構7が設けられている。このチルト機構7は、シートバック5を図6に示す基準起立位置からリクライニング位置(図8参照)まで傾動させるときに、その後傾に連れてシートクッション2の前部を上昇させて、座面の後側への傾斜を強める。尚、上記リクライニング位置は、例えばシート1に着座した乗員が仮眠するのに好適なシートバック5の傾斜角度として予め適宜設定することができる。
チルト機構7について説明すると、図6に示すようにクッションサイドフレーム20の前部には下方への突出部20aが形成されていて、この突出部20aがリンク70及び揺動レバー71を介してベースサイドフレーム30の前部に高さ調節可能に連結されている。また、クッションサイドフレーム20の後端部にも下方への突出部20bが形成され、この突出部20bは、ベースサイドフレーム30に取り付けられた支持ピン(左右方向の軸)37の周りに回動可能に支持されている。
こうしてクッションサイドフレーム20が後側の下方突出部20bを支持する支持ピン37の周りに回動することで、シートクッション2は、その前部が上下に揺動(チルト)することになるが、シートクッション2の前部が揺動してもその後端は殆ど移動せず(この例では下方突出部20bの揺動により僅かに前後動する)、シートクッション2の前部についても、その上下の移動量に対して前後の移動量が小さくなっている。
より詳しくは、上記クッションサイドフレーム20の前側の下方突出部20aは、ピン72を介してリンク70の上端部に回動可能に連結され、該リンク70の下端部はピン73を介して、揺動レバー71の一方の端部に回動可能に連結されている。この揺動レバー71は「く」の字状の平板部材であり、その屈曲部位に揺動軸74が貫通状態で固定されている。この揺動軸74は図2に示すように左右方向に延びていて、両端部がそれぞれベースサイドフレーム30,30に回動可能に支持されている。
上記揺動レバー71の一方の側は、揺動軸74から概略前方に延びて上下に揺動するようになっていて、その端部に連結されたリンク70が揺動軸74よりも前方に位置しており、その分は、揺動レバー71からクッションサイドフレーム20への力の作用点が前方に位置付けられている。このことは、シートクッション2の前部への力の作用点が、その後部の軸支部位(支持ピン37)から遠くなっていることを意味し、これにより、相対的に小さな力でシートクッション2の前部を上下動させることができる。
上記のようにリンク70を介してクッションサイドフレーム20を動作させる揺動レバー71の一方の側(以下、出力側ともいう)は、シートバック5が基準起立位置にあるときには、揺動軸74から前方斜め下方に延びている。そのため、その出力側の端部にリンク70を介して連結されたクッションサイドフレーム20の前部は相対的に下方に位置しており、このときにシートクッション2の座面は、乗員の着座姿勢に対応して予め設定された適切な傾斜状態になっている。以下、このときはシートクッション2が基準位置にあるという。
上記「く」の字状揺動レバー71の他方の側は、この実施形態では揺動軸74から概略上方に延びていて、その端部にはラック75がピン76を介して連結されている。このラック75を介してチルト用電動モータ(駆動手段)77の駆動力が揺動レバー71に入力されるようになっている(以下、揺動レバー71の他方の側を入力側ともいう)。すなわち、ラック75には電動モータ77の出力軸に結合したピニオン78が噛み合っている。ラック75は電動モータ77の駆動力を受けて前後方向に進退するようにベースサイドフレーム30にスライド自在に支持されている。また、このラック75の進退によって揺動レバー71が揺動できるように、ピン76は揺動レバー71の入力側に形成された長穴71aに移動可能に係合している。
そうして揺動レバー71がラック77に引かれて回動すると、その出力側は上方へ移動し、リンク70を介してクッションサイドフレーム20の前部を押し上げることになる。図8は、シートバック5がリクライニング位置まで後傾した状態を示し、このときにはシートクッション2の前部が最も高い位置(最上位置)にあって、その座面が相対的に大きく後方へ傾斜しており、このことで、後傾したシートバック5に上体を預けた乗員の尻部を適切に保持して、その前ずれを防ぐことができる。このときのシートクッション2の位置を以下、チルト位置というものとする。
−シートクッションのチルト制御−
上記チルト用電動モータ77は、上記後傾検出センサがオンになり、且つ傾斜度合い検出センサ101がオフとなっているときは、上記シートバック操作スイッチが前方オンに操作されると、シートクッション2の前部を上昇させるチルト作動をし、上記操作スイッチが後方オンに操作されると、シートクッション2の前部を下降させるダウン作動をする。そうして、上記シートバック操作スイッチが前方オン又は後方オンに操作されても、傾斜度合い検出センサ101がオンになっているときは、チルト用電動モータ77は停止したままである。また、シートバック操作スイッチがオフされたときもチルト用電動モータ77は停止状態となる。
上記チルト用電動モータ77は、上記後傾検出センサがオンになり、且つ傾斜度合い検出センサ101がオフとなっているときは、上記シートバック操作スイッチが前方オンに操作されると、シートクッション2の前部を上昇させるチルト作動をし、上記操作スイッチが後方オンに操作されると、シートクッション2の前部を下降させるダウン作動をする。そうして、上記シートバック操作スイッチが前方オン又は後方オンに操作されても、傾斜度合い検出センサ101がオンになっているときは、チルト用電動モータ77は停止したままである。また、シートバック操作スイッチがオフされたときもチルト用電動モータ77は停止状態となる。
このように、本発明では、傾斜度合い検出センサ101のオン・オフに応じて、チルト用電動モータ77のシートクッション前部に対する作用を変更している。
さらに、本実施形態では、シートバック操作スイッチが後方オンの状態にあるときに、傾斜度合い検出センサ101がオフから一旦オンになってチルト用電動モータ77のチルト作動が停止したときは、その後に傾斜度合い検出センサ101がオンから再びオフに切り換わっても、チルト用電動モータ77は停止状態を保つようになされている。また、シートバック操作スイッチが前方オンの状態にあるときに、傾斜度合い検出センサ101がオンから一旦オフになってチルト用電動モータ77がダウン作動を開始したときは、その後に傾斜度合い検出センサ101がオフから再びオンに切り換わっても、チルト用電動モータ77はダウン作動状態を保つようになされている。
(シートの動作)
次に、この実施形態に係るシート1の動作を説明する。まず、図6に示す基準起立位置からシートバック5を後方へ回動させるときには、操作スイッチを後方オンに操作することによってシートバック用電動モータ62を作動させ、傾動用ウォーム歯車61によって回転軸44を回転させる。この回転軸44の回転により、作動体48が軸受筒43回りに回転してくさび47,47の食い込みが外れる。それにより、シートバック側の外歯歯車42が回転してシートクッション側の内歯歯車41に対する噛合い位置を変えていく。すなわち、シートバック5が後方へ回動する。
次に、この実施形態に係るシート1の動作を説明する。まず、図6に示す基準起立位置からシートバック5を後方へ回動させるときには、操作スイッチを後方オンに操作することによってシートバック用電動モータ62を作動させ、傾動用ウォーム歯車61によって回転軸44を回転させる。この回転軸44の回転により、作動体48が軸受筒43回りに回転してくさび47,47の食い込みが外れる。それにより、シートバック側の外歯歯車42が回転してシートクッション側の内歯歯車41に対する噛合い位置を変えていく。すなわち、シートバック5が後方へ回動する。
シートバック5の後方への回動に伴って、後傾検出センサがオン信号を出力する。一方、傾斜度合い検出センサ101は未だオフ状態にある。従って、後傾検出センサからのオン信号の出力により、チルト用電動モータ77がチルト作動をする。すなわち、シートバック5の後傾に連れてシートクッション2の前部が上昇し、その座面の後傾が徐々に強まることで、シートバック5の後傾度合に対応して乗員の尻部を適切に保持できるようになる。そして、図8に示すようにシートバック5がリクライニング位置になり、乗員が上体をシートバック5に預けて仮眠し易いように傾斜したときには、傾斜度合い検出センサ101にシートバックフレーム下端部51が接触して、該センサ101がオン信号を出力する。これにより、チルト用電動モータ77のチルト作動は停止する。よって、シートクッション2はチルト位置にてその座面が比較的きつく傾斜した状態になり、乗員の尻部の前ずれを防ぐことができる。
座面が比較的きつく傾斜するよう、シートクッション2の前部を最上位置まで上昇させたときでも、該シートクッション2の後端は殆ど移動しておらず(この例では僅かながら、むしろ後方に移動している)、上記のようにリクライニングしたシートバック5の下端との間に大きな隙間ができることはないから、そのような隙間に乗員の尻部が挟まれて、居住性が損なわれる虞れはない。
上記リクライニング位置において、操作スイッチがさらに後方オンされたときは、シートバック5がさらに後方へ回動していく。
ところで、本実施形態の場合、シートバック側の外歯歯車42がシートクッション側の内歯歯車41に対して偏心している関係で、シートバック5の後方への回動に伴って、シートバック下端部が変動し、その変動はシートバック下端部の前後方向の移動量となって現れる(図5参照)。このシートバック下端部の前後動は、上記リクライニング位置付近でシートバック5が後方へ回動するときも生ずる。
図9はシートバック5の後方への回動に伴って外歯歯車42の軸心が内歯歯車41の軸心O回りをa’→b’→c’と移動するときの、シートバックフレーム下端部51の位置と傾斜度合い検出センサ101の位置との関係を模式的に示すものである。外歯歯車42の軸心の移動a’→b’→c’に対応して、シートバックフレーム下端部51もa"→b"→c"と位置が変化していく。a’→b’(a"→b")の移動時には、当該下端部51の検出センサ101に対向する部位が後方へ移動して該検出センサ101と接触しこれをオンにする。しかし、b’→c’(b"→c")の移動時には、軸心が前方且つ斜め上方に移動する関係で、当該下端部51の検出センサ101に対向する部位が検出センサ101から前方に離れる。このため、この検出センサ101はオフとなる。
従って、仮に傾斜度合い検出センサ101のオン・オフに基いてチルト用電動モータ77の作動をオン・オフ制御するようにした場合、リクライニング位置付近でシートバック5が後方へ回動するときは、傾斜度合い検出センサ101のオン・オフが繰り返されることに伴って、シートクッション2のチルトと停止とが繰り返され、乗員に違和感ないしは不快感を与える。
これに対して、本実施形態では、上述の如く、傾斜度合い検出センサ101が一旦オフからオンになってチルト用電動モータ77のチルト作動が停止したときは、その後に傾斜度合い検出センサ101がオンから再びオフに切り換わっても、チルト用電動モータ77は停止状態を保つから、シートクッション2のチルトと停止とが繰り返されることはない。
こうしてシートバック5がフルフラット位置(図10)に至るまで揺動レバー71は揺動することなく、シートクッション2はチルト位置に維持される。従って、シートバック5が大きく後傾しても座面の傾斜がきつくなり過ぎることはなく、乗員の居住性が悪化したり、リクライニング・レバー等の操作をし難くなったりすることはない。
上記のようにリクライニング位置を越えて後傾したシートバック5を基準起立位置まで戻すときは、シートバック操作スイッチを前方オンにする。これにより、シートバック用電動モータ62が作動し、回転軸44が後方オン時とは逆方向に回転し、作動体48が軸受筒43回りに逆回転してくさび47,47の食い込みが外れる。それにより、シートバック側の外歯歯車42が逆回転してシートクッション側の内歯歯車41に対する噛合い位置を変えていく。すなわち、シートバック5が前方へ回動する。
シートバック5がその前方への回動に伴ってリクライニング位置となり、さらに該位置を超えて前方へ回動すると、傾斜度合い検出センサ101がオフになる。これにより、チルト用電動モータ77がダウン作動を開始する。よって、シートバック5がリクライニング位置から基準起立位置に向かい徐々に起き上がるのに連れて、シートクッション2の前部が徐々に下方に移動し、その座面の傾斜が徐々に緩くなる。これにより、シートクッション2の座面は、上記した後傾時と同様にシートバック5の後傾度合に対応する適切な傾斜状態になる。
また、シートバック5が上記リクライニング位置付近で前方へ回動する際も、タウメル機構の性格上、シートバック下端部の変動によって傾斜度合い検出センサ101のオン・オフが繰り返される問題がある。しかし、傾斜度合い検出センサ101がオンから一旦オフになってチルト用電動モータ77がダウン作動を開始したときは、その後に傾斜度合い検出センサ101がオフから再びオンに切り換わっても、チルト用電動モータ77はダウン作動状態を保つから、シートクッション2のダウンと停止とが繰り返されることはない。
基準起立位置に戻ったシートバック5がさらに前傾側に回動するときには、後傾検出スイッチがオフになることに伴ってチルト用電動モータ77がオフになる。従って、シートクッション2が基準位置に保持された状態で、シートバック5が前傾していく(図11参照)。
なお、上記実施形態では傾斜度合い検出センサ101の最初のオン・オフ作動によってチルト用電動モータ77のオン・オフを切り換えるようにしたが、検出センサ101のオン又はオフが所定時間継続したときにチルト用電動モータ77のオン・オフを切り換えるヒステリシス制御を採用してもよい。
<実施形態2>
本実施形態については図12にその要部を模式的に示している。すなわち、本実施形態では、タウメルナックル35を構成するシートバック側の外歯歯車42に対するシートクッション側の内歯歯車41の歯数比を3/2に設定している。そうして、シートバックが基準起立位置(本例では鉛直線に対して後方へ約15度傾斜)にあるときに、外歯歯車42の軸心が内歯歯車41の軸心Oの上方で且つ前方寄り(具体的には鉛直線に対して前方へ40度回動したA位置)に存するように、内歯歯車41と外歯歯車42とを組み合わせている。ここに、歯数比が3/2であるときは、シートバックが75度回動するときの外歯歯車42の軸心の公転移動角が140度となる。
本実施形態については図12にその要部を模式的に示している。すなわち、本実施形態では、タウメルナックル35を構成するシートバック側の外歯歯車42に対するシートクッション側の内歯歯車41の歯数比を3/2に設定している。そうして、シートバックが基準起立位置(本例では鉛直線に対して後方へ約15度傾斜)にあるときに、外歯歯車42の軸心が内歯歯車41の軸心Oの上方で且つ前方寄り(具体的には鉛直線に対して前方へ40度回動したA位置)に存するように、内歯歯車41と外歯歯車42とを組み合わせている。ここに、歯数比が3/2であるときは、シートバックが75度回動するときの外歯歯車42の軸心の公転移動角が140度となる。
従って、本実施形態では、シートバックが基準起立位置から後方へ回動して最大後傾位置(水平状態)になるとき(回動角度75度)、外歯歯車42の軸心は図12のA位置から内歯歯車41の軸心O回りを巡ってB位置(軸心Oの鉛直線真下)に公転移動する(公転移動角140度)。この場合、外歯歯車42の軸心は下方へのみ移動し、上方へは戻らない。前方へも殆ど移動しない。
よって、シートバックの基準起立位置から後方への回動において、傾斜度合い検出センサ101がオンになったときは、その後にオフになることはない。しかも、シートバック下端部は、シートバックの後方への回動に伴う下方への移動と、外歯歯車42の公転移動による下方への移動とによって、傾斜度合い検出センサ101に接触する際の下方移動量が大きくなるから、該センサ101を予定の傾斜度合いで確実に作動させる上で有利になる。
以上のように、本実施形態では、傾斜度合い検出センサ101はオン・オフのハンチングを生じないから、該センサ101のオン・オフに応じてチルト用電動モータ(図示省略)のオン・オフ切り換えを行なう単純制御を採用している。
<実施形態3>
本実施形態は、図13に示すように、傾斜度合い検出センサ101として、重力式傾斜角度センサを採用した例である。すなわち、シートバック5のフレーム50の上部に逆L形ブラケット105が設けられている。このL形ブラケット105の上側水平部に錘106が前後動自在に吊り下げられいる。そして、このL形ブラケット105の垂直部に、シートバック5が基準起立位置から後方へ所定角度傾動したときに上記錘106の接触によってオン信号を出力する感応部107が設けられている。
本実施形態は、図13に示すように、傾斜度合い検出センサ101として、重力式傾斜角度センサを採用した例である。すなわち、シートバック5のフレーム50の上部に逆L形ブラケット105が設けられている。このL形ブラケット105の上側水平部に錘106が前後動自在に吊り下げられいる。そして、このL形ブラケット105の垂直部に、シートバック5が基準起立位置から後方へ所定角度傾動したときに上記錘106の接触によってオン信号を出力する感応部107が設けられている。
本実施形態によれば、傾斜度合い検出センサ101をシートバック5に組み込むことができるから、構造が複雑にならず、シート装置のコンパクト化に有利になる。また、タウメルナックルの外歯歯車の公転の影響を受けにくいシートバック上部に当該センサ101を配置でき、傾斜度合い検出センサ101のオン・オフのハンチングを生じないようにすることができるから、該センサ101のオン・オフに応じてチルト用電動モータ(図示省略)のオン・オフ切り換えを行なう単純制御を採用することもできる。
<その他>
上記各実施形態は、シートバックの後方への回動に応じてシートクッションの座面の傾きを変える例であるが、シートバックの後方への回動に応じてオットマンの位置を回転上昇させるケースにも、本発明は上記実施形態と同様にして適用することができる。
上記各実施形態は、シートバックの後方への回動に応じてシートクッションの座面の傾きを変える例であるが、シートバックの後方への回動に応じてオットマンの位置を回転上昇させるケースにも、本発明は上記実施形態と同様にして適用することができる。
また、上記実施形態では内歯歯車41をシートクッション側に設け、外歯歯車42をシートバック側に設けたが、逆に内歯歯車41をシートバック側に設け、外歯歯車42をシートクッション側に設けてもよい。
1 シート(シート装置)
2 シートクッション
5 シートバック
7 チルト機構
35 ナックル(角度調節部)
41 内歯歯車
42 外歯歯車
44 回転軸
62 シートバック用電動モータ(駆動手段)
77 チルト用電動モータ
101 傾斜度合い検出センサ
2 シートクッション
5 シートバック
7 チルト機構
35 ナックル(角度調節部)
41 内歯歯車
42 外歯歯車
44 回転軸
62 シートバック用電動モータ(駆動手段)
77 チルト用電動モータ
101 傾斜度合い検出センサ
Claims (6)
- シートバックを、基準起立位置から前方及び後方の少なくとも一方へ傾くように回動させて保持する角度調節部と、
上記シートバックの回動に応じて上記シートクッションの所定部を上下又は前後に移動させるクッション作動機構とを備えたシート装置において、
上記クッション作動機構は、上記シートバックの上記基準起立位置からの傾斜度合いを検出する検出部を備え、該検出部によって検出される傾斜度合いが所定値未満であるときと、該傾斜度合いが所定値以上になったときとでは、上記シートクッションの所定部に対する作用を変更することを特徴とするシート装置。 - 請求項1において、
上記角度調節部は、上記シートバックの回動に定まった回動中心を形成せず、その回動に伴って該シートバックの下端部の変動を生じさせるものであり、
上記クッション作動機構は、上記シートバックの前方又は後方への回動において、上記検出部の検出に基いて上記作用を変更したときは、当該前方又は後方への回動が続いている限り、当該変更後の状態を継続するように構成されていることを特徴とするシート装置。 - 請求項2において、
上記シートバックを回動させるための駆動手段を備え、
上記角度調節部は、上記駆動手段からの駆動力が入力されて上記シートバックを回動させることを特徴とするシート装置。 - 請求項2において、
上記検出部は、上記角度調節部近傍の上記シートクッションに若しくは該シートクッションの設置場所に配設されていることを特徴とするシート装置。 - 請求項2において、
上記検出部は、上記シートバックに設けられた重力式の傾斜角度センサであることを特徴とするシート装置。 - 請求項1において、
上記角度調節部は、上記シートクッション及びシートバックのいずれか一方に設けられた内歯歯車と、他方に設けられ上記内歯歯車に噛み合って該内歯歯車の内周側を転動する外歯歯車とを備えたタウメル機構によって構成され、上記外歯歯車に対する上記内歯歯車の歯数比が4/3以上に設定され、
上記シートバックが上記基準起立位置から所定の最大後傾位置へ回動するときは、上記内歯歯車及び外歯歯車のうちの上記シートバック側に設けられた歯車の軸心がシートクッション側に設けられた歯車の軸心を巡って下方へ移動するように、上記内歯歯車と外歯歯車とが組み合わされていることを特徴とするシート装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007023343A JP2008189061A (ja) | 2007-02-01 | 2007-02-01 | シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007023343A JP2008189061A (ja) | 2007-02-01 | 2007-02-01 | シート装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008189061A true JP2008189061A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39749587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007023343A Pending JP2008189061A (ja) | 2007-02-01 | 2007-02-01 | シート装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008189061A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018001995A (ja) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | アイシン精機株式会社 | 車両用シート制御装置 |
| JP2023183260A (ja) * | 2022-06-15 | 2023-12-27 | トヨタ紡織株式会社 | シートおよび制御方法 |
-
2007
- 2007-02-01 JP JP2007023343A patent/JP2008189061A/ja active Pending
Cited By (2)
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