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JP2008186974A - 熱電変換モジュール - Google Patents

熱電変換モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】配線基板上へのP型およびN型熱電変換素子の配置の自由度が高く、かつ高出力の熱電変換モジュールを得る。
【解決手段】熱電変換モジュールは、第1および第2の多層配線基板(14、15)と、前記第1および第2の多層配線基板(14、15)間に整列させた複数のP型(12)およびN型熱電変換素子(11)と、を備え、前記第1および第2の多層配線基板(14、15)は、前記P型(12)およびN型熱電変換素子(11)に個々に接続する複数の表面電極(24、30)と、前記個々の熱電変換素子を所定の回路パターンに従って接続するための多層の内部配線パターン(16、17)を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、P型およびN型熱電変換素子を上下の配線基板間に多数整列させて構成される、熱電変換モジュールに関する。
熱電変換モジュールは、一般に、π型構造に接続した1対のN型熱電変換素子とP型熱電変換素子を、上下の配線基板間に多数配置して構成される。この熱電変換モジュールの出力の大きさ、即ち吸熱量は、基板間に形成されるN型熱電変換素子とP型熱電変換素子の対の数によって決定される。従って、1個の熱電変換モジュールにおける熱電変換効率は、基板の単位面積当たりに如何に多くの熱電変換素子対を形成するかに依存している。このために、例えば特許文献1に記載の発明では、断面が多角形あるいは円である柱状熱電変換素子を基板上に最密充填する形で配置し、熱電変換効率の向上を図っている。
また、通常の熱電変換モジュールは、基板上に多数の熱電変換素子対を直列接続して形成されているため、そのうちの1個が破壊などによって動作を停止すると、モジュール全体が動作を停止するようになる。さらに、多数の熱電変換素子対を接続したモジュールでは、このモジュールを低出力で動作させる場合であっても全ての熱電変換素子を駆動させる必要があるため、出力効率が低下する問題点を有している。
このような問題点を解決するために、特許文献2に記載の発明では、1個の熱電変換モジュールに対して複数の駆動系統を設け、低出力の場合と大出力の場合で異なる駆動系統を選択できるようにしている。また、特許文献3に記載の発明では、基板上に複数個の熱電変換対を含む複数の並列回路を設けることによって、一部の熱電変換素子が動作不良を起こしても、その素子を含まない他の回路で熱電変換が行われるようにしている。しかしながら、従来の熱電変換モジュールでは、表面配線基板を用いているため、複数の駆動系を設けること、あるいは並列回路を構成するなどの複雑な回路構成をとる場合、基板表面で配線の占める面積率が高くなり、熱電材料の実装密度が低下して熱電出力を低下させることとなる。
特開2005−223140 特開2003−347604 特許第3613237号
上記特許文献1乃至3に記載するような従来の熱電変換モジュールでは、基本的に、断面積が同じN型熱電変換素子とP型熱電変換素子とを対にして、熱電変換モジュールを構成している。このような熱電変換モジュールでは、P型およびN型材料の熱電変換性能に大きな差がない場合に、その熱電変換出力を最大とすることができる。ところが、熱電変換素子材料として最近注目されているクラスレート化合物などでは、P型およびN型の場合でその熱伝導率や比抵抗に大きな差があり、そのために両者の熱電変換性能が大きく相違する。この様な材料に上記の素子配列方法を適用すると、P型あるいはN型の一方からしか出力が得られないため、反対に熱電変換出力が低下する結果となる。
P型およびN型で熱電変換性能が大きく異なる場合に熱電変換出力を最大とするためには、P型およびN型熱電変換素子の断面積を変えてそれらの熱電変換出力を同じものとすること、あるいは、1個のP型あるいはN型熱電変換素子に対して、熱電変換出力の差を補償することができる個数の反対導電型の熱電変換素子を組み合わせること、が必要である。ところが、P型およびN型熱電変換素子の断面積を変えることによって、基板面積に対する熱電変換素子面積の比、即ち、建蔽率が低下し、熱電変換出力密度が低下する。また、P型およびN型熱電変換素子の個数を変える場合には、並列回路を構成する必要があるため、回路が複雑となり、基板面積に対して配線の占める面積が増加し、建蔽率が低下する。その結果、出力密度が低下する。
本発明は、従来の熱電変換モジュールにおける上記のような欠点を解決する目的でなされたものであり、P型およびN型の熱電変換材料に性能差がある場合でも、最大出力を得ることが可能な、新規な構造の熱電変換モジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明では、第1および第2の多層配線基板と、前記第1および第2の多層配線基板間に整列させた複数のP型およびN型熱電変換素子と、を備え、前記第1および第2の多層配線基板は、前記P型およびN型熱電変換素子に個々に接続する複数の表面電極と、前記個々の熱電変換素子を所定の回路パターンに従って接続するための多層の内部配線パターンを有する、熱電変換モジュールを構成する。
更に、上記本発明の熱電変換モジュールにおいて、前記P型およびN型熱電変換素子が異なる熱電変換性能を有しかつ同じ断面積を有する場合、前記多層の内部配線パターンは、P型又はN型のいずれか一方の熱電変換素子を複数個並列に接続した並列回路に対して1個の反対導電型の熱電変換素子を直列接続して熱電変換ユニットを構成するとともに、複数の前記熱電変換ユニットを直列又は並列、あるいは直並列に接続するための形状を有するようにする。
更に、上記本発明の熱電変換モジュールにおいて、前記P型およびN型熱電変換素子が相互に異なる熱電変換性能を有する場合、前記熱電変換性能の相違を補償するために前記P型およびN型熱電変換の断面積を相違させて形成し、かつ、前記複数のP型およびN型熱電変換素子はその整列時における前記断面積の相違に基づく間隙を最小とするように配列されるようにする。
更に、上記本発明の熱電変換モジュールにおいて、前記P型およびN型熱電変換素子が同じ断面積と同じ熱電変換性能を有する場合、前記第1および第2の多層配線基板間で前記P型およびN型熱電変換素子を交互にかつマトリックス状に整列させ、さらに、前記多層の内部配線パターンは、任意の個数のP型およびN型熱電変換素子からなるPN直列回路を複数個並列に接続する形状を有するように構成する。
更に、上記本発明の熱電変換モジュールにおいて、前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子の前記表面電極に対する接合温度が異なる場合、前記第1および第2の多層配線基板間で前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子とを異なる領域に分離して整列させる。
なお、上記熱電変換性能は、P型およびN型熱電変換素子の熱伝導率および比抵抗に基づいて決定されるものである。
本発明の熱電変換モジュールでは、P型およびN型熱電変換素子を整列させるための基板として、従来の表面配線基板に変わって多層配線基板を用いている。この多層配線基板は、P型およびN型素子を直接接続するための表面電極に加えて、多層に形成された内部配線パターンを有している。そのため、隣接しない熱電変換素子間を、内部配線パターンを介して接続することが可能となり、熱電変換出力を最大化するための複雑な回路構成が容易となる。更に、このような複雑な回路を構成しても配線が基板表面に形成されないので、熱電変換材料が基板の全表面積に占める割合、即ち、建蔽率が低下しない。
この結果、P型およびN型で熱電変換性能に大きな差がある材料を用いたために、P型およびN型熱電変換素子の断面積を変えること、あるいはそれらの個数を変えることが必要な場合であっても、出力密度を低下させずに熱電変換モジュールを構成することが可能となる。
更に、前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子の前記表面電極に対する接合温度が異なる場合、全てのP型熱電変換素子と全てのN型熱電変換素子とを異なる領域に分離して整列させることによって、温度制御によりこれらの領域をそれぞれの接合温度に保持することが可能となる。そのため、P型およびN型熱電変換素子を一回の加熱工程により、多層配線基板に接合させることができ、製造工程が簡略化され、生産性が向上する。
本発明の実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を説明する前に、熱電変換性能が異なるP型熱電変換素子とN型熱電変換素子の対において、どのようにすれば熱電変換を最も効率的に行うことができるかについて、簡単に説明する。
熱電変換素子のPN対において、熱電変換の効率を最大とするためには、各素子のサイズを以下の式に示す関係に従って決定すればよいことが知られている(「熱電半導体とその応用」p35、上村欣一、西田勲夫(1988年)、日刊工業新聞社)。ただし、ここでは、P型熱電変換素子とN型熱電変換素子の長さ方向の温度分布は同じで、幅方向の温度分布は考えないものとする。
Figure 2008186974
ここで、各数値は以下の表に示すものを意味している。
Figure 2008186974
熱電変換モジュールでは材料の長さLおよびLは同じため、上記の式より、N型とP型における比抵抗および熱伝導率の積ρκの値がほぼ同じ材料の場合は、P型熱電変換素子とN型熱電変換素子とを同じ断面積とすることによって、出力を最大化できることが理解される。ところが、クラスレート化合物のように、ρκ値がP型およびN型で大きく異なる場合は、P型およびN型熱電変換素子の断面形状を上記の式に基づいて最適化し、出力密度を向上させる必要がある。
図1の(a)は、例えば、特許文献1に記載の方法に基づいて、出力密度が最大となるようにP型、N型熱電変換素子をマトリックス状に配置した例を示す。この配置例では、P型熱電変換素子1とN型熱電変換素子2の性能がほぼ同じ場合に、最大の出力密度が得られる。ところが、熱電変換材料がP型である時とN型である時の性能差、特に熱伝導率の差が大きい場合は、上記の式に基づく議論に従ってP型とN型の熱電変換素子の断面積を調整しなければならない。
図1の(b)は、このような調整を行った場合の素子配列を示す。図1の(b)は、材料がN型、P型である場合のρκ比、即ち、ρκ(N/P)=1/5とした時の素子配列を示している。ρκ比が1/5であるために、出力密度を最大とするためには、図示するように、P型熱電変換素子1の断面積をN型熱電変換素子2の断面積のほぼ1/5とする必要がある。ところが、このように、P型およびN型熱電変換素子間で断面積を変えると、基板面積に対する熱電変換材料の割合、即ち建蔽率が低下し、結果としてモジュールの出力密度が低下することになる。
以下に、図面を参照して本発明の種々の実施形態を説明する。なお、以下の各図面において、同一の符号は同一あるいは類似の構成要素を示すので、重複した説明は行わない。
(1)第1の実施形態
図2は、本発明の第1の実施形態に係る熱電変換モジュール10を示す概略図である。図2(a)は、熱電変換モジュール10の素子配列を示す図であって、上部配線基板を取り去った状態のモジュールの平面図を示している。図2(b)は図(a)のX−X線上断面図である。図2において、11はN型熱電変換素子を示し、12はP型熱電変換素子を示す。13(1)、13(2)・・・は、5個のN型熱電変換素子11(1N1、1N2、1N3、1N4、1N5)と1個のP型熱電変換素子12(1P)で構成される1個の熱電変換ユニットを示す。
本実施形態では、N型熱電変換素子11のρκ値とP型熱電変換素子12のρκ値の比率を1/5に想定しているので、5個のN型熱電変換素子11を並列接続したものと1個のP型熱電変換素子12とを直列に接続して、1個の熱電変換ユニットを形成している。熱電変換モジュール10上には、このような熱電変換ユニット13(1)、13(2)・・・が複数個形成される。各ユニット間は直列に接続されていても、並列に接続されていても、あるいは直列と並列を適宜組み合わせて接続されていてもよい。これらの接続は、多層配線基板14、15に設けた配線パターン16、17を介して行われる。
図2(b)に示すように、N型およびP型熱電変換素子11、12は、上下に設けた多層配線基板14、15によって挟持されている。多層配線基板14、15は、例えば、アルミナ等の絶縁材料で形成された複数の基板14a、14b、15a、15b、15c中に、銅、アルミニウム、金等を材料とする配線パターン16、17を埋め込んで形成されている。
なお、多層配線基板14、15は、半導体集積回路等を形成する場合に使用される一般的な配線基板を使用することが可能であり、また基板14、15中に埋め込まれる多層の配線パターン16、17も同様に、通常の半導体集積回路製造技術を利用して任意に設計することが可能である。従って、多層配線基板14、15の積層数は、任意に選択することが可能である。図2(a)の19、20は、熱電変換出力を取り出すための取出し電極を示している。図示の例では、取出し電極を2個設けているが、設計に応じて更に複数の取出し電極を設けてもよい。
N型熱電変換素子11およびP型熱電変換素子12間に、例えば絶縁性の樹脂18を充填して、各素子を電気的に分離しかつ固定している。なお、図2(b)において、熱電変換素子11、12、多層配線基板14、15、樹脂層18等は全て断面を示しているが、図面を簡略化するために、配線パターンのみに斜線を付して示している。
図3に、N型あるいはP型熱電変換素子11又は12と、多層配線基板14、15との接合部の構造を示す。熱電変換素子11又は12は、例えばBa−Ga−Ge系のクラスレート化合物を材料とする矩形あるいは円形の柱体で構成される。一例では、P型熱電変換素子12をBaGa18Ge28によって構成する。この材料の熱伝導率は2.7W/m/K、比抵抗ρは60μΩmである。N型熱電変換素子11は、BaGa15Ge31で構成し、その熱伝導率は2.0W/m/K、比抵抗ρは15μΩmである。
クラスレート材料の高温端と多層配線基板14又は15とは、クラスレート材料(11又は12)の高温端にスパッタ等によって形成したTi−Cu合金膜22と、多層配線基板14又は15上の表面電極を構成するAu電極膜24とを、銀ろうシート材26を介して対向配置し、銀ろうシート材26を加熱溶融することによって両者を接合する。クラスレート材料の低温端と多層配線基板14又は15とは、クラスレート材料(11又は12)の低温端に形成したAu/Niメッキ層28と、多層配線基板14又は15上の表面電極であるAu電極膜30とをクリーム半田層32を介して対向配置し半田付けを行うことによって接合する。
この場合、銀ろうシート材26の方がクリーム半田層32よりも加熱溶融に高温を要するため、基板14、15と熱電変換素子との接合は、通常、クラスレート材料の高温端を多層配線基板に接合した後、低温端の接合処理を行うことによって実施される。なお、図3において、34、36はアルミナ多層基板中に形成されたW(タングステン)配線を示している。
第1の実施形態に係る熱電変換モジュールでは、上記のように、断面積が同じP型およびN型熱電変換素子を多層配線基板上に近接してマトリックス状に配置した構成であるため、配線基板に対する熱電変換材料の建蔽率を高く維持することができる。一方で、5個のN型熱電変換素子を並列接続することにより、1個のP型熱電変換素子に対して出力を均衡させている。そのため、5個のN型熱電変換素子の並列回路と1個のP型熱電変換素子とを直列接続することにより構成した1対のPN熱電変換ユニットでは、その熱電変換出力を最大とすることができる。したがって、このようなPN熱電変換ユニットを複数個直列あるいは直列と並列を組み合わせて接続することにより、出力密度の高い熱電変換モジュールを得ることができる。
(2)第2の実施形態
図4に、本発明の第2の実施形態に係る熱電変換モジュール100の構成を示す。本実施形態の熱電変換モジュールでは、第1の実施形態の場合と同様に、N型熱電変換素子11とP型熱電変換素子12との性能差(ρκ比)を1/5としているため、並列に接続された5個のN型熱電変換素子11と、この並列回路に直列に接続された1個のP型熱電変換素子12とで1個の熱電変換ユニット13が構成されている。しかしながら、第1の実施形態の場合とは異なって、1個の熱電変換ユニット13を構成する全ての熱電変換素子を、基板上で一列に配列した構造を有する。
即ち、熱電変換ユニット13(1)は、N型の熱電変換素子1N1、1N2、1N3、1N4および1N5と、1個のP型熱電変換素子1Pとで構成されている。同様に、熱電変換ユニット13(2)は、N型の熱電変換素子2N1、2N2、2N3、2N4および2N5と、1個のP型熱電変換素子2Pで構成されている。以下、同様に、熱電変換ユニット13(n+n)は、N型の熱電変換素子(n+n)N1、(n+n)N2、(n+n)N3、(n+n)N4および(n+n)N5と、1個のP型熱電変換素子(n+n)Pで構成されている。各熱電変換ユニット内の全てのN型熱電変換素子は並列に接続され、この並列回路が1個のP型熱電変換素子と直列に接続されている。
なお、図4では、複数の熱電変換素子の配列方法を明示するために、上部多層基板を取り除いた状態の熱電変換モジュール100の平面図のみを示しているが、本実施形態の熱電変換モジュールも、図2(a)、(b)に示す第1の実施形態の熱電変換モジュール10と同様に、熱電変換素子の上部および下部に表面電極層を有する多層配線基板14、15を備え、この多層配線基板内で、所定の配線パターン16、17によって1熱電変換ユニット内の接続および各熱電変換ユニット間の接続が実行されている。
第1の実施形態の説明の項でも述べたように、本発明の熱電変換モジュールは、P型およびN型熱電変換素子間の接続を、内部に多層の配線パターン16、17を形成した多層配線基板14、15を用いて行っているので、表面配線基板を用いた従来の熱電変換モジュールとは異なって、N型熱電変換素子およびP型熱電変換素子を接続のために必ずしも隣接して配置しなくてもよい。
図5は、上記第1および第2の実施形態の熱電変換モジュール10、100における、各熱電変換ユニットの接続例を示す図である。図5の(a)に示すように、本実施形態では、各熱電変換ユニット13内の全てのN型熱電変換素子を並列に接続することで、1個のP型熱電変換素子との出力の均衡を図っている。従って、この並列回路と1個のP型熱電変換素子を直列に接続して、1個のPN対、即ち1個の熱電変換ユニットを形成する。熱電変換モジュール10、100に用いる材料のP型およびN型における性能比が、第1、第2の実施形態とは異なって、例えばN/P=3であれば、3個のP型熱電変換素子を並列に接続し、この並列回路に対して1個のN型熱電変換素子を直列に接続すれば良い。
図5(a)は、上記のようにして構成された複数のユニット13(1)、13(2)・・・13(n+n)を全て直列に接続した場合を示している。一方、図5(b)では、ユニット13(1)からユニット13(n)までを直列に接続し、同様にユニット13(n+1)からユニット13(n+n)までを直列に接続し、更にこれら2個の直列回路を取り出し端子19、20間で並列に接続することによって、熱電変換モジュールを構成している。この構成により、一方の直列回路の1個の熱電変換素子が故障して動作を停止しても、他方の直列回路が正常に駆動されるので、熱電変換モジュール中の1個の素子の故障によってモジュール全体の動作が停止する事態を避けることができる。
なお、図5(b)の構成において、各直列回路におけるユニット数は任意に設定することができる。全ての熱電変換ユニットを並列に接続することも可能である。また、1対の取出し電極19、20の他に、回路設計の目的に応じて更に別の取出し電極を設けてもよい。
(3)第3の実施形態
図6に、本発明の第3の実施形態に係る熱電変換モジュールの構成を示す。図6(a)は本熱電変換モジュールの平面図を示しているが、図2(a)と同様に、上部の多層配線基板を取り去った状態を示している。図2(b)は図(a)のX−X線上断面図である。本実施形態のN型熱電変換素子11およびP型熱電変換素子12は、第1、第2の実施形態の場合と同様に、性能差(N型対P型のρκ比)を1/5としている。この性能差に基づいて、1対のPNユニットから最大の出力を得るためには、N型熱電変換素子11の断面積を図示するようにP型熱電変換素子12の断面積のほぼ5倍にする必要がある。
しかしながら、このような面積差のある熱電変換素子を基板上に交互に配置すれば、図1の(b)に示したように建蔽率が低下するので、本実施形態では、断面積の小さなP型熱電変換素子12を2個、縦方向に並べて配置することにより、建蔽率の改善を図っている。この実施形態では、1個のN型熱電変換素子11と、N型熱電変換素子に対して断面積が1/5の1個のP型熱電変換素子12とが1個の熱電変換ユニットを構成することにより、PN素子間の出力の均衡を保ち、出力の最大化を図っている。
素子1Nと素子1Pで構成される熱電変換ユニット13(1)と、素子N2と素子P2とで構成される熱電変換ユニット13(2)と、更に以下同様にして、素子16Nと素子16Pによって構成される熱電変換ユニット13(16)とは、取出し電極19、20間で全てを直列に接続しても、あるいは、複数個の熱電変換ユニットを直列に接続し、更にこの直列回路を複数個、並列に接続するようにしてもよい。本実施形態の熱電変換モジュールも、図6(b)に示すように多層配線基板14、15を用いているので、素子間の配線の自由度が大きく、複雑な回路設計に対して充分対応することができる。
(4)第4の実施形態
図7は、本発明の第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を示す図である。図7(a)は、本実施形態に係る熱電変換モジュールの平面図であるが、図2(a)および図6(a)と同様に、上部配線基板14を取り除いて示してある。図7(b)は、図7(a)のX−X線上断面図である。本実施形態の熱電変換モジュールでは、N型熱電変換素子11とP型熱電変換素子12の熱電変換性能を同じとしているため、同じ断面積を有するN型熱電変換素子11とP型熱電変換素子12を基板上に交互に、かつマトリックス状に配置している。
しかしながら、図7(b)に示すように、素子配列の上下に多層配線基板を用いているので、素子間の接続の自由度が大幅に向上している。そのため、例えば、取り出し電極19および20間で、図8(a)に示すような直列回路、図8(b)に示すような並列回路、図8(c)に示すような直並列回路を構成することが容易である。
(5)第5の実施形態
図9は、本発明の第5の実施形態に係る熱電変換モジュール110の構造を示す図であり、特に、第1、第2の多層配線基板間における熱電変換素子の配列構造を示している。本実施形態の素子配列は、第1、第2の多層配線基板14、15を2つの領域112、114に分け、領域112に全てのN型熱電変換素子11を配置し、領域114に全てのP型熱電変換素子12を配置している。図示の例では、N型熱電変換素子11とP型熱電変換素子12の断面積を同じとしているが、両者の断面積は異なっていてもよい。本発明では、熱電変換素子を挟持する基板として多層配線基板を用いているので、図9に示すような素子配列であっても、P、N熱電変換素子間の任意の接続が容易である。
本実施形態の構造は、N型熱電変換素子11上の電極膜と多層配線基板上の表面電極との接合温度Tnが、P型熱電変換素子12上の電極膜と多層配線基板上の表面電極との接合温度Tpと大きく異なる場合に適している。例えば、P型熱電変換素子がクラスレート化合物であって、電極膜および表面電極がTiCu/Auで構成され、接合温度(拡散接合)が750℃であるものと、N型熱電変換素子がハーフホイスラー化合物であって、電極膜および表面電極がAuを材料とし、接合温度(ろう付け)が980℃、ろう材がNiろう(JIS=BNi1)である場合を考える。
このようなN型およびP型熱電変換素子の場合、図7に示したような素子配列であれば、まずN型熱電変換素子と電極を980℃でろう付けした後に、P型熱電変換素子を基板上に配置し、750℃で拡散接合しなければならない。したがって、熱電変換素子の基板上への配置と接合のプロセスをそれぞれ2回行う必要があり、製造工程が煩雑化し、生産性が低下する。
ところが、図9に示したような素子の配置構造では、N型熱電変換素子の配置領域112とP型熱電変換素子の配置領域114との間に温度差を設けることで、N型熱電変換素子およびP型熱電変換素子と電極間の接合を同時に行うことができる。両領域112と114間に温度差を設ける方法としては、(A)熱電変換モジュール110全体を750℃の炉に入れ、N型熱電変換素子の配置領域112のみ小型のヒータで980℃まで加熱する方法、(B)熱電変換モジュール110全体を980℃の炉内に入れ、P型熱電変換素子の配置領域114のみ断熱し又はヒートシンクに接触させることにより、750℃に制御する方法、などが挙げられる。
なお、熱電変換モジュール110における各熱電変換素子の接続方法は、他の実施形態の場合と同様に、図8に示すような直列接続であっても、直列と並列接続の組み合わせであってもよく、モジュール形成の目的に応じて任意に選択することが可能である。また、上記各実施形態において、各熱電変換素子の断面形状を4角形で示しているが、それ以外の多角形でもよくあるいは円形でもよい。
従来の熱電変換モジュールにおけるP型およびN型熱電変換素子の配列例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を示す図。 図2に示す熱電変換素子と多層配線基板との接合部の構造を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を示す図。 熱電変換ユニットの接続例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を示す図。 図7に示す熱電変換モジュールにおける接続例を示す図。 本発明の第5の実施形態に係る熱電変換モジュールの構造を示す図。
符号の説明
10 熱電変換モジュール
11 N型熱電変換素子
12 P型熱電変換素子
13(1)、13(2) 熱電変換ユニット
14 第1の多層配線基板
15 第2の多層配線基板
16、17 内部配線パターン
18 樹脂
19、20 取出し電極
24、30 表面電極

Claims (6)

  1. 第1および第2の多層配線基板と、
    前記第1および第2の多層配線基板間に整列させた複数のP型およびN型熱電変換素子と、を備え、
    前記第1および第2の多層配線基板は、前記P型およびN型熱電変換素子に個々に接続する複数の表面電極と、前記個々の熱電変換素子を所定の回路パターンに従って接続するための多層の内部配線パターンを有することを特徴とする、熱電変換モジュール。
  2. 請求項1に記載の熱電変換モジュールにおいて、
    前記P型およびN型熱電変換素子が異なる熱電変換性能を有しかつ同じ断面積を有する場合、前記多層の内部配線パターンは、P型又はN型のいずれか一方の熱電変換素子を複数個並列に接続した並列回路に対して1個の反対導電型の熱電変換素子を直列接続して熱電変換ユニットを構成するとともに、複数の前記熱電変換ユニットを直列又は並列、あるいは直並列に接続するための形状を有することを特徴とする、熱電変換モジュール。
  3. 請求項1に記載の熱電変換モジュールにおいて、
    前記P型およびN型熱電変換素子が相互に異なる熱電変換性能を有する場合、前記熱電変換性能の相違を補償するために前記P型およびN型熱電変換の断面積を相違させて形成し、かつ、前記複数のP型およびN型熱電変換素子はその整列時における前記断面積の相違に基づく間隙を最小とするように配列されていることを特徴とする、熱電変換モジュール。
  4. 請求項1に記載の熱電変換モジュールにおいて、
    前記P型およびN型熱電変換素子が同じ断面積と同じ熱電変換性能を有する場合、前記第1および第2の多層配線基板間で前記P型およびN型熱電変換素子を交互にかつマトリックス状に整列させ、さらに、前記多層の内部配線パターンは、任意の個数のP型およびN型熱電変換素子からなるPN直列回路を複数個並列に接続する形状を有していることを特徴とする、熱電変換モジュール。
  5. 請求項1に記載の熱電変換モジュールにおいて、
    前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子の前記表面電極に対する接合温度が異なる場合、前記第1および第2の多層配線基板間で前記P型熱電変換素子と前記N型熱電変換素子とを異なる領域に分離して整列させることを特徴とする、熱電変換モジュール。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の熱電変換モジュールにおいて、前記熱電変換性能は、P型およびN型熱電変換素子の熱伝導率および比抵抗に基づいて決定されることを特徴とする、熱電変換モジュール。
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