JP2008183991A - 後輪用軸受装置及びドライブシャフト - Google Patents
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Abstract
【課題】組付性の向上を図ることができるとともに、性能を向上させることができて、コンパクト化を図ることができる後輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】ハブ輪2と、複列の転がり軸受6と、ハブ輪2とがユニット化された後輪用軸受装置である。転がり軸受6の一方の内側転走面18がハブ輪2の外周に形成されるとともに、転がり軸受6の他方の内側転走面19が等速自在継手4の外側継手部材3の外周に形成される。等速自在継手4は、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した外周面を有する内側継手部材8と、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した内周面を有する外側継手部材3と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材8のボール溝と外側継手部材3のボール溝との交差部に組み込んだトルク伝達ボール9を備える。
【選択図】図1
【解決手段】ハブ輪2と、複列の転がり軸受6と、ハブ輪2とがユニット化された後輪用軸受装置である。転がり軸受6の一方の内側転走面18がハブ輪2の外周に形成されるとともに、転がり軸受6の他方の内側転走面19が等速自在継手4の外側継手部材3の外周に形成される。等速自在継手4は、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した外周面を有する内側継手部材8と、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した内周面を有する外側継手部材3と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材8のボール溝と外側継手部材3のボール溝との交差部に組み込んだトルク伝達ボール9を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は後輪用軸受装置、及びドライブシャフトに関する。
FR車及び4WD車向けのリアに使用されるいわゆるドライブシャフトは、図4に示すようなアウトボード側(自動車に組付けた状態で外側となる方)の固定式等速自在継手104と、インボード側(自動車に組付けた状態で内側となる方)の摺動式等速自在継手(図示省略)とを図示省略の中間シャフトで結合した構成を有する。アウトボード側の等速自在継手104は、車輪用軸受装置で回転自在に支持されたハブ輪102に結合される。
図4における車輪用軸受装置は、いわゆる第3世代と呼ばれるものである。第3世代の車輪用軸受装置は、外径方向に延びるフランジ101を有するハブ輪102と、このハブ輪102に外側継手部材103が固定される等速自在継手104と、ハブ輪102の外周側に配設される外方部材105とを備える。
等速自在継手104は、前記外側継手部材103と、この外側継手部材103の椀形部107内に配設される内側継手部材108と、この内側継手部材108と外側継手部材103との間に配設されるボール109と、このボール109を保持する保持器110とを備える。また、内側継手部材108の中心孔の内周面にはスプライン部111が形成され、この中心孔に図示省略の中間シャフトの端部スプライン部が挿入されて、内側継手部材108側のスプライン部111とシャフト側のスプライン部とが係合される。
また、ハブ輪102は、筒部113と前記フランジ101とを有し、フランジ101の外端面114(反継手側の端面)には、図示省略のホイールおよびブレーキロータが装着される短筒状のパイロット部115が突設されている。
そして、筒部113の椀形部107側端部の外周面に切欠部116が設けられ、この切欠部116に内輪117が嵌合されている。ハブ輪102の筒部113の外周面のフランジ近傍には第1内側転走面118が設けられ、内輪117の外周面に第2内側転走面119が設けられている。また、ハブ輪102のフランジ101にはボルト装着孔112が設けられて、ホイールおよびブレーキロータをこのフランジ101に固定するためのハブボルト116がこのボルト装着孔112に装着される。
転がり軸受の一部を構成する外方部材105は、その内周に2列の外側転走面120、121が設けられると共に、その外周にフランジ(車体取付フランジ)132が設けられている。そして、外方部材105の第1外側転走面120とハブ輪102の第1内側転走面118とが対向し、外方部材105の第2外側転走面121と、内輪117の第2内側転走面119とが対向し、これらの間に転動体122が介装される。
ハブ輪102の筒部113に外側継手部材103のステム軸123が挿入される。ステム軸123は、その反椀形部の端部にねじ部124が形成され、このねじ部124と椀形部107との間にスプライン部125が形成されている。また、ハブ輪102の筒部113の内周面(内径面)にスプライン部126が形成され、ステム軸123がハブ輪102の筒部113に挿入された際には、ステム軸123側のスプライン部125とハブ輪102側のスプライン部126とが係合する。そして、ハブ輪102から突出したねじ部124にナット部材127が螺着されてハブ輪102とステム軸123とが固定される。
しかしながら、図4に示すような3世代の車輪用軸受装置では、軸受の内輪117をハブ輪102に装着する必要があり、部品点数の増加、取付作業の複雑化がある。このため、3世代の車輪用軸受装置を改良して軽量・コンパクト化を図ると共に、高剛性化と耐久性の向上を図って転がり軸受の他方の内側転走面を前記等速自在継手の外側継手部材の外周に形成したものがある。すなわち、複列の転がり軸受の外方部材の内周に外側転走面が形成され、ハブ輪の外周に転がり軸受の一方の内側転走面が形成されるとともに、等速自在継手の外側継手部材の外周にこの転がり軸受の他方の内側転走面が形成されたもの(つまり、第4世代の構造のもの)がある。近年、車輪用軸受装置においては、自動車における足回りでの車両応答性を向上させるために、等速自在継手におけるガタツキの低減、軽量化が求められている。そして、この要求に前記第4世代が対応するものである。
前記のような4世代の車輪用軸受装置を使用したドライブシャフトの代表的な組付方法としては、サスペンションに固定されるハウジング(ナックル)の孔に、インボード側の等速自在継手から挿通させていく方法がある(特許文献1)。すなわち、車輪用軸受装置、アウトボード側の等速自在継手、中間シャフト、及びインボード側の等速自在継手を予め組立てた状態で、インボード側の等速自在継手側から順にナックルの孔を通過させていく。そして、インボード側の等速自在継手のステム部を車体中央部の差動装置(デファレンシャル)の孔に挿入して取付ける方法がある。また、等速ジョイントの車両への着脱方法として、ステム長さを摺動式等速ジョイントの短縮ストロークよりも短くして、サスペンションを分解せずに(ナックルを取り外さないで)行う方法もある(特許文献2)。
また、近年、インボード側の等速自在継手とアウトボード側の等速自在継手に摺動式等速自在継手を用いたものがある。摺動式等速自在継手のNVH向上のためには、ジョイントトラックとボールの間のガタ詰めがポイントとなる。代表的な形式としては、DOJ(EDJ)、TJ(ETJ、PTJ)、LJタイプがあるが、DOJ、TJタイプはガタ詰めが困難で、負すきまにすると作動性が低下し、発熱大から短寿命につながる恐れがある。
特開2001−171308号公報
特開昭61−50831号公報
前記特許文献1に記載のものは、ハブベアリング部をナックルに固定した後、一旦インボード側等速自在継手を必要分、摺動収縮させてから、デファレンシャルの孔に添えてそのまま挿入するという手順を踏むことになる。
しかしながら、車体の構造やインボード側等速自在継手の摺動長さによっては、収縮量が不十分となり、前記方法が採用されないという問題がある。このような問題が生じると、デファレンシャルの孔に挿入することができない。
また、特許文献2に記載のように、ステム長さを短くしたものでは、等速自在継手とハブ輪との連結強度が小さくなり、安定した連結状態を維持できないおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて、組付性の向上を図ることができるとともに、性能を向上させることができて、コンパクト化を図ることができる後輪用軸受装置及びドライブシャフトを提供することを目的とする。
本発明の後輪用軸受装置は、車体取付フランジを有するハブ輪と、複列の転がり軸受と、前記ハブ輪に外側継手部材の軸部が内嵌される等速自在継手とがユニット化された後輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受は内周に複列の外側転走面が形成された外方部材を有し、この転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に形成されるとともに、この転がり軸受の他方の内側転走面が前記等速自在継手の外側継手部材の外周に形成され、前記等速自在継手は、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した外周面を有する内側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した内周面を有する外側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材のボール溝と外側継手部材のボール溝との交差部に組み込んだトルク伝達ボールを備えるクロスグルーブ型等速自在継手としたものである。
本発明の後輪用軸受装置は、車体取付フランジを有するハブ輪と複列の転がり軸受とが一体化され、外側継手部材の外周に転がり軸受の内側転走面が形成されている。すなわち、いわゆる4世代構造の車輪軸受装置を構成している。また、等速自在継手として、クロスグルーブ型等速自在継手を使用することにより、円周方向のガタ詰めを容易に行うことができ、負すきまにしても作動性が低下しにくい。
前記等速自在継手のトルク伝達ボールを10個とすることができる。
本発明のドライブシャフトは、アウトボード側の摺動式等速自在継手と、インボード側の摺動式等速自在継手と、これら等速自在継手を連結する中間シャフトとを備え、アウトボード側においては、車体取付フランジを有するハブ輪と、複列の転がり軸受と、前記ハブ輪に外側継手部材の軸部が内嵌される等速自在継手とがユニット化されたドライブシャフトであって、前記複列の転がり軸受は内周に複列の外側転走面が形成された外方部材を有し、この転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に形成されるとともに、この転がり軸受の他方の内側転走面が前記等速自在継手の外側継手部材の外周に形成され、前記転がり軸受の外方部材の外周に車体取付フランジとこの車体取付フランジが固定される相手部材との嵌合に供される基準面が形成され、アウトボード側の等速自在継手の最大外径は、前記基準面の外径よりも小径かつインボード側の等速自在継手の最大外径以上としたものである。
本発明のドライブシャフトは、アウトボード側において、車体取付フランジを有するハブ輪と複列の転がり軸受とが一体化され、その外側継手部材の外周に転がり軸受の内側転走面が形成されている。すなわち、アウトボード側においては、いわゆる4世代構造の車輪軸受装置を構成している。
また、インボード側等速自在継手をハウジングに挿通した後、一旦アウトボード側のハブベアリング部をナックルに固定する方法を採用する。その場合は、ハブベアリング部をナックルに固定した後、一旦インボード側等速自在継手を必要分、摺動収縮させてから、デファレンシャルの孔に添えてそのまま挿入するという手順を踏むことになる。この場合、アウトボード側の等速自在継手及びインボード側の等速自在継手を摺動式等速自在継手としているので、アウトボード側及びインボード側の等速自在継手を摺動収縮させてステム部を差動装置(デファレンシャル)の孔に挿入する際、十分な収縮量を確保することができる。
前記アウトボード側の等速自在継手及びインボード側の等速自在継手は、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した外周面を有する内側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した内周面を有する外側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材のボール溝と外側継手部材のボール溝との交差部に組み込んだトルク伝達ボールを備えるクロスグルーブ型等速自在継手である。この際、各等速自在継手のボールを10個とするのが好ましい。
クロスグルーブ型等速自在継手を使用することにより、アウトボード側の等速自在継手のガタ詰めを容易に行うことができ、負すきまにしても作動性が低下しにくい。また、ボール数を10個とした等速自在継手を使用することで最大外径が小さくなり、4世代ハブユニットをコンパクトにすることができる。
本発明の後輪用軸受装置は、4世代構造の後輪用軸受装置であるので、転がり軸受の剛性を向上させるとともに、コンパクト化を図ることができる。また、等速自在継手として、クロスグルーブ型等速自在継手を使用することにより、円周方向ガタ詰めを容易に行うことができ、負すきまにしても作動性が低下しにくいため、円周方向ガタが抑えられ、NVH特性に優れる。
前記等速自在継手のトルク伝達ボールを10個とすることにより、等速自在継手のボール径を小さくすることができて、等速自在継手の外径を小さくすることができ、ベアリング部のコンパクト化、及び軽量化を図ることができる。クロスグルーブ型のトルク伝達ボールの個数が10個であると、内輪(内側継手部材)のボール溝と外輪(外側継手部材)のボール溝がそれぞれの内輪または外輪の軸線との交差角βが小さくなっても、ある値までは保持器の駆動が安定する。これは、くさび角が反転してしまったトルク伝達ボールの駆動力を、他のトルク伝達ボールが分担して、保持器の駆動を安定させることによる。また、トルク伝達ボールが10個であると、外輪(外側継手部材)あるいは内輪(内側継手部材)に設けられる直径方向に対応した一対のボール溝の傾き方向が同じ方向となる。そのため、これら一対のボール溝を同時加工することができて、ボール溝の加工性が良く、生産性に優れ、コスト低下が図れる。これに対して、一般的なクロスグルーブタイプの等速自在継手では、一般的にはトルク伝達ボールの個数は6個である。このため、クロスグルーブタイプの等速自在継手を車両に組付ける際、継手の角度を取り、それを戻すときに引掛り、作業性を悪化させている。さらに、ある位相にトルク伝達ボールが存在し、作動角を大きくすると、くさび角が反転してしまい、トルク伝達ボールから保持器に使用する力のバランスが崩れ、保持器が不安定になる。特に、内側継手部材(内輪)のボール溝と外側継手部材(外輪)のボール溝がそれぞれの内輪または外輪の軸線との交差角が小さくなってくると、トルク伝達ボールの個数が6個までの場合は、このような現象が顕著に現れる。
本発明のドライブシャフトは、アウトボード側及びインボード側の等速自在継手を摺動収縮させてステム部を差動装置(デファレンシャル)の孔に挿入する際、十分な収縮量を確保することができる。このため、組立作業を容易かつ確実に行うことができる。
前記等速自在継手として、クロスグルーブ型等速自在継手を使用することにより、等速自在継手のガタ詰めを容易に行うことができ、負すきまにしても作動性が低下しにくい。これにより、円周方向ガタが抑えられ、NVH特性に優れたドライブシャフトを提供することができる。
トルク伝達ボールを10個としていることによって、転がり軸受(ベアリング部)をコンパクトにすることができる。これに対して、トルク伝達ボールが6個であれば、等速自在継手の外輪(外側継手部材)の外径が大きくなり、ナックル内径やベアリング部が大きくなる。
以下本発明の後輪用軸受装置の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態の後輪用軸受装置は、外径方向に延びるフランジ1を有するハブ輪2と、このハブ輪2に外側継手部材3が固定される等速自在継手4と、ハブ輪2の外周側に配設される転がり軸受6とを備える。
等速自在継手4は、クロスグルーブ型等速自在継手であって、内側継手部材8と外側継手部材3とトルク伝達ボール9とケージ10とを主な構成要素としている。すなわち、図2に示すように、外周面に軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝8aを円周方向に交互に形成した内側継手部材8と、内周面に軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝3aを円周方向に交互に形成した外側継手部材3と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材8のボール溝8aと外側継手部材のボール溝3aとの交差部に組込んだ複数個のトルク伝達ボール9と、内側継手部材8の外周面と外側継手部材3の内周面との間に介在してトルク伝達ボール9を円周方向に所定間隔に保持する保持器10とを有する。
この場合の等速自在継手4は、保持器10の最小内径が内側継手部材8の最大外径よりも小さいフロートタイプとしている。また、内側継手部材8の中心孔11の内周面にはスプライン部が形成され、この中心孔11に図示省略のシャフトの端部スプライン部が挿入されて、内側継手部材8のスプライン部とシャフト側のスプライン部とが係合される。外側継手部材3は、マウス部7とこのマウス部7に連設される中空軸30とを備える。マウス部7は、中空軸30側の小径部7aと、反中空軸側の大径部7bと、大径部7bと小径部7aとを連設するテーパ部7cとからなる。外側継手部材4のマウス部7の小径部7aに第2内側転走面19が形成されている。
図2に示すように、内側継手部材8のボール溝8aと、外側継手部材3のボール溝3aがそれぞれ10本あり、トルク伝達ボール9を10個としている。
ハブ輪2は、筒部13と、この筒部13から突設されるフランジ1とからなる。ハブ輪2は、その外周面に車輪(図示省略)を取付けるための車輪取付フランジ1を備えている。フランジ1には周方向に沿って装着孔12が設けられ、この装着孔12にハブボルト16が装着されている。すなわち、ブレーキロータ及びホイールがフランジ1の端面に重ね合わされて、前記ハブボルト16にて固定される。また、このハブ輪2の筒部13の外径面には第1内側転走面18が形成されている。
転がり軸受6は、ハブ輪2及び外側継手部材3の周囲に配設される外方部材(外輪)5と、この外輪5とハブ輪2との間に介装されるアウトボード側の転動体(ボール)22aと、外輪5と外側継手部材3との間に介装されるインボード側の転動体(ボール)22bと、転動体22a、22bを保持するポケットを有するアウトボード側及びインボード側の保持器24とを備える。なお、自動車に組付けた状態で外側となる方をアウトボード側、自動車に組付けた状態で内側となる方をインボード側という。
外輪5は、その内周に2列の外側転走面20、21が設けられると共に、その外周にフランジ(車体取付フランジ)32が設けられている。そして、外輪5の第1外側転走面20とハブ輪2の第1内側転走面18とが対向し、外輪5の第2外側転走面21と、外側継手部材3の転走面19とが対向し、これらの間に転動体(ボール)22a、22bが介装される。外輪5の軸方向両端の内周面には、シール部材17a、17bが圧入固定されている。
ハブ輪2の内径面のフランジ対応部には凹凸部25が設けられ、さらに、高周波焼入れ等の熱硬化処理が少なくともこの凹凸部25になされている。ハブ輪2の端面26がマウス部7の端面7d(肩部)に突合せ状となるまで外側継手部材3の中空軸30がハブ輪2に内嵌されている。この際、中空軸30の嵌合部31(凹凸部25対応部)を、マンドレル等の拡径具にて拡径させている。これによって、嵌合部31を凹凸部25に食い込ませて加締め、ハブ輪2と外側継手部材3とを一体化している。
このように、本発明の後輪用軸受装置は、車体取付フランジ1を有するハブ輪2と複列の転がり軸受6とが一体化され、その外側継手部材3の外周に転がり軸受6の内側転走面19が形成されている。すなわち、4世代構造の後輪用軸受装置であるので、転がり軸受の剛性を向上させるとともに、コンパクト化を図ることができる。また、等速自在継手4として、クロスグルーブ型等速自在継手を使用することにより、円周方向ガタ詰めを容易に行うことができ、負すきまにしても作動性が低下しにくい。このため、円周方向ガタが抑えられ、NVH特性に優れる。
前記等速自在継手4のトルク伝達ボール9を10個とすることにより、等速自在継手4のボール径を小さくすることができて、等速自在継手4の外径を小さくすることができ、ベアリング部のコンパクト化、及び軽量化を図ることができる。クロスグルーブ型のトルク伝達ボール9の個数が10個であると、内側継手部材8のボール溝8aと外側継手部材3のボール溝3aがそれぞれの内側継手部材8または外側継手部材3の軸線との交差角βが小さくなっても、ある値までは保持器10の駆動が安定する。これは、くさび角が反転してしまったトルク伝達ボール9の駆動力を、他のトルク伝達ボール9が分担して、保持器10の駆動を安定させることによる。また、トルク伝達ボール9が10個であると、外側継手部材3あるいは内側継手部材8に設けられる直径方向に対応した一対のボール溝のねじれ方向が同じ方向となる。そのため、これら一対のボール溝を同時加工することができて、ボール溝の加工性が良く、生産性に優れ、コスト低下が図れる。
次に、図3は本発明にかかる後輪用軸受装置を使用したドライブシャフトを示し、アウトボード側の等速自在継手4と、アウトボード側の等速自在継手4に一端が連結された中間シャフト40と、この中間シャフト40の他端に連結されたインボード側の等速自在継手50とを備える。この場合、アウトボード側においては、ハブ輪2と、転がり軸受6と、等速自在継手4とが一体化されて車輪用軸受装置が構成される。
そして、車輪用軸受装置に前記図1及び図2に示す後輪用軸受装置を使用している。この場合、外側継手部材3のインボード側の開口部はブーツ34にて塞がれている。この場合、ブーツ34は、大径部34aと、小径部34bと、この大径部34aと小径部34bとの間に配置される蛇腹部34cとからなる。大径部34aが金属製アダプタ33を介して外側継手部材3に装着される。
インボード側の等速自在継手50も、アウトボード側の等速自在継手4と同様、外周面に軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝58aを円周方向に交互に形成した内側継手部材58と、内周面に軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝69aを円周方向に交互に形成した外側継手部材69と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材58のボール溝58aと外側継手部材69のボール溝69aとの交差部に組込んだトルク伝達ボール59と、内側継手部材58の外周面と外側継手部材69の内周面との間に介在してトルク伝達ボール59を円周方向で所定間隔に保持する保持器51とを有する。
外側継手部材69は、内周面に前記ボール溝69aが形成されたマウス部61と、このマウス部61の底壁から突設される軸部(ステム部)62とからなる。そして、外側継手部材69の開口部はブーツ70にて塞がれている。この場合、ブーツ70は、大径部70aと、小径部70bと、この大径部70aと小径部70bとの間に配置される蛇腹部70cとからなる。大径部70aが金属製アダプタ71を介して外側継手部材69に装着される。
この場合の等速自在継手50は、保持器51の最小内径が内側継手部材58の最大外径よりも小さいフロートタイプとしている。また、内側継手部材58の中心孔の内周面にはスプライン部が形成され、この中心孔にシャフトの端部スプライン部が挿入されて、内側継手部材58のスプライン部とシャフト側のスプライン部とが係合される。外側継手部材69は、マウス部61とこのマウス部61に連設されるステム部62とを備える。
前記転がり軸受6の外方部材5の外周に車体取付フランジ32とこの車体取付フランジ32が固定される相手部材(ナックル)との嵌合に供される基準面5aが形成される。この場合、アウトボード側の等速自在継手4の最大外径φDbは、前記基準面5aの外径φDaよりも小径かつインボード側の等速自在継手50の最大外径φDc以上としている。
前記のようなドライブシャフトの組付方法としては、インボード側等速自在継手50をハウジングに挿通した後、一旦アウトボード側のハブベアリング部をナックルに固定する方法を採用する。その場合は、ハブベアリング部をナックルに固定した後、一旦インボード側等速自在継手50を必要分、摺動収縮させてから、デファレンシャルの孔に添えてそのまま挿入する。
このように、本発明のドライブシャフトは、アウトボード側において、車体取付フランジ1を有するハブ輪2と複列の転がり軸受6とが一体化され、その外側継手部材4の外周に転がり軸受6の内側転走面19が形成されている。すなわち、アウトボード側においては、いわゆる4世代構造の車輪軸受装置を構成している。しかも、相手部材(ナックル)との嵌合に供される基準面5aが形成され、アウトボード側の等速自在継手4の最大外径φDbは、前記基準面5aの外径φDaよりも小径かつインボード側の等速自在継手50の最大外径φDc以上としているので、容易に車両(ナックル)に組付ける事が出来る。また、アウトボード側及びインボード側に摺動型等速自在継手を使用しているので、アウトボード側等速自在継手4及びインボード側の等速自在継手50を摺動収縮させてステム部62を差動装置(デファレンシャル)の孔に挿入する際、十分な収縮量を確保することができる。このため、組立作業を容易かつ確実に行うことができる。
アウトボード側の等速自在継手4として、クロスグルーブ型等速自在継手を使用することにより、アウトボード側の等速自在継手4のガタ詰めを容易に行うことができ、負すきまにしても作動性が低下しにくい。これにより、円周方向ガタが抑えられ、NVH特性に優れたドライブシャフトを提供することができる。
トルク伝達ボール9を10個としていることによって、転がり軸受(ベアリング部)6をコンパクトにすることができる。これに対して、トルク伝達ボールが6個であれば、等速自在継手4の外輪(外側継手部材)3の外径が大きくなり、ナックル内径やベアリング部が大きくなる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、本発明に係るドライブシャフトにおいて、インボード側の等速自在継手50としては、クロスグルーブ型等速自在継手に限られるものではなく、摺動式等速自在継手であれば他の等速自在継手を使用することができる。また、等速自在継手4、50は、保持器10、51の最小内径が内側継手部材8、58の最大外径よりも大きいノンフロートタイプのものを使用することもできる。
2 ハブ輪
3 外側継手部材
4、50 等速自在継手
5 外方部材
5a 基準面
6 転がり軸受
8 内側継手部材
9 伝達ボール
18、19 内側転走面
20、21 外側転走面
32 車体取付フランジ
40 中間シャフト
3 外側継手部材
4、50 等速自在継手
5 外方部材
5a 基準面
6 転がり軸受
8 内側継手部材
9 伝達ボール
18、19 内側転走面
20、21 外側転走面
32 車体取付フランジ
40 中間シャフト
Claims (5)
- 車体取付フランジを有するハブ輪と、複列の転がり軸受と、前記ハブ輪に外側継手部材の軸部が内嵌される等速自在継手とがユニット化された後輪用軸受装置であって、
前記複列の転がり軸受は内周に複列の外側転走面が形成された外方部材を有し、この転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に形成されるとともに、この転がり軸受の他方の内側転走面が前記等速自在継手の外側継手部材の外周に形成され、
前記等速自在継手は、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した外周面を有する内側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した内周面を有する外側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材のボール溝と外側継手部材のボール溝との交差部に組み込んだトルク伝達ボールを備えるクロスグルーブ型等速自在継手であることを特徴とする後輪用軸受装置。 - 前記等速自在継手のトルク伝達ボールを10個としたことを特徴とする請求項1の後輪用軸受装置。
- アウトボード側の摺動式等速自在継手と、インボード側の摺動式等速自在継手と、これら等速自在継手を連結する中間シャフトとを備え、アウトボード側においては、車体取付フランジを有するハブ輪と、複列の転がり軸受と、前記ハブ輪に外側継手部材の軸部が内嵌される等速自在継手とがユニット化されたドライブシャフトであって、
前記複列の転がり軸受は内周に複列の外側転走面が形成された外方部材を有し、この転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に形成されるとともに、この転がり軸受の他方の内側転走面が前記等速自在継手の外側継手部材の外周に形成され、前記転がり軸受の外方部材の外周に車体取付フランジとこの車体取付フランジが固定される相手部材との嵌合に供される基準面が形成され、アウトボード側の等速自在継手の最大外径は、前記基準面の外径よりも小径かつインボード側の等速自在継手の最大外径以上としたことを特徴とするドライブシャフト。 - 前記アウトボード側の等速自在継手及びインボード側の等速自在継手を、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した外周面を有する内側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いたボール溝を円周方向に交互に形成した内周面を有する外側継手部材と、軸線に対して互いに逆方向に傾いた内側継手部材のボール溝と外側継手部材のボール溝との交差部に組み込んだトルク伝達ボールを備えるクロスグルーブ型等速自在継手としたことを特徴とする請求項3のドライブシャフト。
- 前記等速自在継手のトルク伝達ボールを10個としたことを特徴とする請求項3又は請求項4のドライブシャフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007018208A JP2008183991A (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | 後輪用軸受装置及びドライブシャフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007018208A JP2008183991A (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | 後輪用軸受装置及びドライブシャフト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008183991A true JP2008183991A (ja) | 2008-08-14 |
Family
ID=39727303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007018208A Withdrawn JP2008183991A (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | 後輪用軸受装置及びドライブシャフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008183991A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010047058A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置およびアクスルモジュール |
| CN102388230A (zh) * | 2009-04-21 | 2012-03-21 | Ntn株式会社 | 跨槽型等速万向接头 |
-
2007
- 2007-01-29 JP JP2007018208A patent/JP2008183991A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|---|
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