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JP2008182171A - 太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法並びに太陽電池 - Google Patents

太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法並びに太陽電池 Download PDF

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JP2008182171A JP2007071755A JP2007071755A JP2008182171A JP 2008182171 A JP2008182171 A JP 2008182171A JP 2007071755 A JP2007071755 A JP 2007071755A JP 2007071755 A JP2007071755 A JP 2007071755A JP 2008182171 A JP2008182171 A JP 2008182171A
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Masayoshi Aoyama
正義 青山
Hirohisa Endo
裕寿 遠藤
Hiroshi Okikawa
寛 沖川
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

【課題】タフピッチ銅(TPC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線よりも0.2%耐力が低く、無酸素銅(OFC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線と同等又はそれ以下の0.2%耐力を備え、かつ低コストである太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法並びに太陽電池を提供するものである。
【解決手段】本発明の太陽電池用はんだめっき線2は、太陽電池セル1に接合すべく、断面平角状に形成された導体3の表面の一部又は全部にはんだめっき4が被覆されたものであり、導体3を、Nb、Ti、Zr、V、Ta、Fe、Ca、Mg又はNiから選択される1種又は2種以上の硫黄親和性金属を含有し、残部が酸素含有量が10massppmを超える銅及び不可避的不純物である銅材で構成したものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、太陽電池用接続リード線及びその製造方法に係り、特に、太陽電池のシリコンセルとはんだ接続するのに好適な太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法並びに太陽電池に関するものである。
一般的な太陽電池セルは、受光面を持ち、かつ平板形状をしており、その受光面(上面)と相対する面(下面)とにそれぞれ電極が形成された構造を有している。複数の太陽電池セルを接続するための接続用リード線は、平角状の銅箔などからなり、図2に示すように、接続用リード線2の一方端が太陽電池セル1の受光面(上面)に、その他方端が太陽電池セル1の受光面と相対する面(下面)に、ハンダなどを用いて接続され、通常、複数の太陽電池セル1が直列に接続されている。図3に示すように、この接続用リード線2は、平角導体3の表面に、太陽電池セルとの接続のためのはんだめっき4が形成されている。
ところで、太陽電池を構成する部材のうち、シリコン結晶ウェハ(太陽電池セル)が材料コストの大半を占めていることから、製造コストの低減を図るべくシリコン結晶ウェハの薄板化が進んでいる。しかし、シリコン結晶ウェハを薄板化すると、図4(a)に示す接続用リード線2のはんだ接合時における加熱プロセスや、太陽電池使用時における温度変化により、図4(b)に示すように、接続用リード線2をはんだ接続した太陽電池セル1全体が反って、破損したりするおそれがある。
このような太陽電池セルの反りおよび破損を防止するため、近年では、シリコン結晶ウェハとの熱膨張係数の差が小さい導電性材料を、接続用リード線として用いるようになってきている。このような材料としては、銅層とコバール層と銅層を備えた3層クラッド材、又は銅層とインバー層と銅層を備えた3層クラッド材があり、さらにそれらの外周を略全体にわたってはんだめっきした材料が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、前記特許文献1に記載された3層クラッド材を接続用リード線として使用する場合には、太陽電池セルに生じる熱応力を軽減することができるものの、体積抵抗率が比較的高いコバール層やインバー層を中間層として使用するため、平均の電気抵抗が高くなり、太陽電池の発電効率が低下するという問題がある。
このような事情に鑑み、体積抵抗率が2.3μΩ・cm以下で、かつ耐力が19.6〜85MPaであり、酸素含有量が20massppm以下の純銅からなる焼鈍材で構成された芯材の表面に、溶融はんだめっき層を備えた太陽電池用電極線材が検討されている(例えば、特許文献2)。
太陽電池用接続リード線のCuの種類として、タフピッチ銅、無酸素Cu、高純度銅(純度99.9999%以上)などが考えられるが、発明者らの検討によると、導体の引張り試験における0.2%耐力を最も小さくするためには、純度が高いCuが有利であることがわかっており、その候補としては、無酸素Cu、高純度銅(純度99.9999%以上)が挙げられる(特許文献3)。
特開2006−73706号公報 国際公開第2005/114751号パンフレット 特開2006−276709号公報
無酸素Cu、高純度銅(純度99.9999%以上)を用いて太陽電池用接続リード線を連続鋳造装置により製造する場合には、その製造過程において、銅母材を脱酸する工程などが必要になり、その制御など製造工程が煩雑になり、また、高純度銅等を無酸化保護ガス(CO)中で連続溶解鋳造する大規模な設備を要するなど、製造費用がかかってしまうという課題がある。
このため、タフピッチ銅などの酸素含有量が比較的多く、工業的に取り扱い易く、かつ安価な銅材料を出発材料としつつ、少なくとも無酸素Cuと同等またはそれ以上の良好な軟化特性を有する銅材の開発、検討が急がれている。
本発明の目的は、タフピッチ銅(TPC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線よりも0.2%耐力が低く、無酸素銅(OFC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線と同等又はそれ以下の0.2%耐力を備え、かつ低コストである太陽電池用はんだめっき線及びその製造方法並びに太陽電池を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、太陽電池セルに接合すべく、断面平角状に形成された導体の表面の一部又は全部にはんだめっきが被覆された太陽電池用はんだめっき線において、
上記導体を、Nb、Ti、Zr、V、Ta、Fe、Ca、Mg又はNiから選択される1種又は2種以上の硫黄親和性金属を含有し、残部が酸素含有量が10massppmを超える銅及び不可避的不純物である銅材で構成したことを特徴とする太陽電池用はんだめっき線である。
請求項2の発明は、上記導体が、上記硫黄親和性金属を0.0007〜0.04質量%含有する請求項1記載の太陽電池用はんだめっき線である。
請求項3の発明は、上記導体の結晶粒径が270μm以下である請求項1又は2記載の太陽電池用はんだめっき線である。
請求項4の発明は、請求項1から3いずれかに記載の太陽電池用はんだめっき線と、太陽電池セルをはんだ接続したことを特徴とする太陽電池である。
請求項5の発明は、連続鋳造圧延装置を用いて、銅溶湯から太陽電池用はんだめっき線を製造する方法であって、
上記連続鋳造圧延装置の溶湯貯溜手段に貯溜され、酸素含有量が10massppmを超える銅溶湯に、Nb、Ti、Zr、V、Ta、Fe、Ca、Mg又はNiから選択される1種又は2種以上の硫黄親和性金属を添加し、銅溶湯中に含まれる該硫黄親和性金属の割合を0.0007〜0.04質量%に調整し、その銅溶湯を用いて荒引き材を製造した後、その荒引き材に減面率30%以上の冷間伸線加工を施し、この冷間加工材に190〜750℃で熱処理を施すことを特徴とする太陽電池用はんだめっき線の製造方法である。
請求項6の発明は、上記冷間加工材に、400〜750℃で熱処理を施す請求項5記載の太陽電池用はんだめっき線の製造方法である。
請求項7の発明は、上記熱処理を、ヒータによるバッチ式加熱方式もしくは通電加熱方式により行う請求項5又は6記載の太陽電池用はんだめっき線の製造方法である。
本発明の太陽電池用はんだめっき線によれば、タフピッチ銅(TPC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線よりも0.2%耐力が低く、無酸素銅(OFC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線と同等又はそれ以下の0.2%耐力を実現でき、かつ、低コストで製造可能である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
(太陽電池用はんだめっき線)
本発明の好適一実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線は、図3に示すように、導体3の表面全体に、はんだめっき4を施したものである。この導体3は、Nb、Ti、Zr、V、Ta、Fe、Ca、Mg又はNiから選択される1種又は2種以上の硫黄親和性金属を含有し、残部が酸素含有量が10massppmを超える銅及び不可避的不純物である銅材で構成されるものである。導体3は、硫黄親和性金属を0.0007〜0.04質量%の割合で含有する。この含有量の範囲内であれば、硫黄親和性金属に加えてミッシュメタル(MM)を添加してもよい。
導体3の結晶粒径は270μm以下、導体3の0.2%耐力は23〜66MPaとされる。また、この導体3にはんだめっき4を被覆した太陽電池用はんだめっき線2全体の0.2%耐力は、43〜86MPaとされる。
導体3の被覆に用いるはんだめっき4は、環境面から、好ましくは鉛フリー品とされ、Sn系はんだ、あるいは第2成分としてPb、In、Bi、Sb、Ag、Zn、Ni、Cuから選択される少なくとも1種の元素を0.1mass%以上含むSn系合金はんだが挙げられる。このSn系はんだ、あるいはSn系合金はんだは、それぞれ、第3成分として1000massppm以下の微量元素を含んでいてもよい。また、はんだめっき4の被覆は、導体3の一部、例えば、導体の上下面のみであってもよい。
本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2における導体3の酸素含有量、は、特に限定するものではないが、例えば、10massppmを超え、400massppm以内の範囲が想定される。後述する実施例では、導体3の原材料として特にタフピッチ銅などの汎用材料を使用していることから、10massppmを超え、より正確には150massppm〜400massppm程度であるが、無酸素銅、高純度銅(6N)などと同等の特性を得るという観点からすると、本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2における導体3の好ましい酸素含有量は150massppm以下、より好ましくは10massppm〜50massppmとされる。
この太陽電池用はんだめっき線2を、図2に示したシリコン結晶ウェハ1(太陽電池モジュール)におけるシリコンセル面の所定の接点領域(例えば、Agメッキ領域)に接続することで、太陽電池アセンブリが得られる。
(太陽電池用はんだめっき線の製造方法)
本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2の製造方法の一例を以下に示す。
先ず、連続鋳造圧延装置の溶湯貯溜手段において、酸素含有量が10massppmを超えるタフピッチ銅を溶解すると共に、その銅溶湯に硫黄親和性金属を0.0007〜0.05質量%の割合で添加する。硫黄親和性金属は全て銅溶湯の中に残留するものではなく、最終的に銅溶湯中に含まれる硫黄親和性金属の割合は0.0007〜0.04質量%となる。この銅溶湯を用いて、銅の荒引き材を連続的に製造する。また、この荒引き材に、減面率30%以上の冷間伸線加工を施して断面形状が平角状の導体3を作製する。その後、平角状の導体3に熱処理を施す。この加工と熱処理によって、導体3を構成する銅の結晶の平均粒径が270μm以下に、導体3の0.2%耐力が23〜66MPaに調整される。熱処理としては、例えば、190〜750℃の温度範囲で30〜90分、好ましくは400〜750℃の温度範囲で30〜90分加熱する。
熱処理後、導体3の表面にはんだめっき4を被覆し、本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2が得られる。はんだめっき4は、太陽電池用はんだめっき線2の0.2%耐力が43〜86MPaとなるように、めっき種類及びめっき厚さが調整される。
ここで、冷間減面加工時の減面率を30%以上、好ましくは30〜99.9%と規定したのは、減面率が30%未満だと、加工時に荒引き線に十分な歪みを発生させることができず、荒引き線内部の転位を十分に増大、成長させることができないためである。その結果、銅材に固溶しているSやPbなどを十分に析出させることができなくなり、ひいては、銅材の軟化温度を十分に低下させることができなくなる。
なお、減面率は以下の式(1)
減面率=[1−(減面加工後の線材断面積/減面加工前の線材断面積)]×100…(1)
により求める。
導体3の0.2%耐力を低減するための熱処理方法としては、ヒータによるバッチ式加熱方式、若しくは通電加熱方式(例えば、通電アニーラ)などが適用可能である。安定した熱処理が必要な場合には、導体3をコイル状に巻き付けた後、炉に入れ、バッチ式で加熱する方式が、連続で長尺にわたって熱処理する場合には通電加熱方式が望ましい。また、酸化を防止する観点から、水素還元雰囲気の炉を用いて熱処理を行ってもよい。
連続鋳造圧延法としては、例えば、SCR、ヘズレータイプ、アプキャスト法などが適用可能である。
次に、本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2の作用を説明する。
(硫黄親和性金属の含有量)
本実施の形態において、導体3に占める硫黄親和性金属の含有量を0.0007〜0.04質量%、好ましくは0.001〜0.04質量%と規定したのは、含有量が0.0007質量%未満であると、硫黄親和性金属と銅母材に固溶しているSが十分に反応しないためである。一方、含有量が0.04質量%を超えると、導体3に固溶する硫黄親和性金属の固溶量が多くなりすぎて、銅の結晶成長を妨げ、導体3の結晶粒径が小さくなりすぎる(例えば、19μm未満)ためである。
通常のタフピッチ銅には10massppm前後のSが固溶しており、このSがタフピッチ銅材の軟らかさを阻害する要因であった。そこで、本実施の形態の太陽電池用はんだめっき線2では、導体3の構成材として、酸素含有量が10massppmを超える銅母材(タフピッチ銅材)に、Nb、Ti、Zr、V、Ta、Fe、Ca、Mg又はNiから選択される1種又は2種以上の硫黄親和性金属を0.0007〜0.04質量%の割合で含有させたものを採用している。
(硫黄親和性金属の添加と軟化特性との関係)
この硫黄親和性金属(例えば、Ti)が、酸素含有量が10massppmを超える銅溶湯中に固溶しているSと反応することで、Sが硫化物(例えば、TiS)として析出し、銅溶湯のS固溶量が減少する。このため、S含有量が比較的多いタフピッチ銅などを出発材料にしたとしても、銅のマトリクスからSを析出させることができ、軟化特性の点において、高純度の銅(例えば、OFC)とほぼ同等の特性が得られるようになる。
また、硫黄親和性金属を含む銅溶湯を用いて前述した荒引き線を製造する際、銅のマトリクス(結晶粒)の周囲には、Sの化合物である硫化物が析出することになるが、これら硫化物は微小の化合物であり、夫々間隔をもって析出されるため、銅の結晶成長を妨げるおそれはない。よって、荒引き線の結晶粒を大きく成長させることができ、降伏応力が低い荒引き線、すなわち導体3を得ることができる。
(導体の結晶粒径)
0.2%耐力は導体3の結晶粒径との相関が大きいことが知られており、一方で粒界が少ないほど、すなわち結晶粒径が大きいほど変形抵抗は小さい。他方で結晶粒径が大きくなりすぎると、材料の伸びが低下し、脆い材料となる。従って、結晶粒径は一定条件範囲に入っている必要がある。ここで言う結晶粒径とは、導体3の結晶粒径を平均化したものである。
導体3の結晶粒径が270μm超だと、導体3が脆くなるため耐クラック性が落ちる。そのため、導体3の結晶粒径が270μm超だと、太陽電池パネルなどへ組み込む成型加工の際、太陽電池用はんだめっき線2、例えばはんだ被覆導体平角線に亀裂が発生したり、長期信頼性が不十分になるといった不具合の原因になる。また、導体3の結晶粒径があまり小さすぎると、例えば19μm未満だと、耐クラック性は問題はないが、導体3の軟質性が失われるため、シリコンセル(太陽電池セル1)の反りが大きくなる。従って、導体3の結晶粒径としては270μm以下の範囲が好ましい。
以上より、本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2によれば、タフピッチ銅(TPC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線よりも0.2%耐力が低くなり、無酸素銅(OFC)を導体材料とした従来の太陽電池用はんだめっき線と同等又はそれ以下の0.2%耐力を実現できるため、加熱を必要とする配線工程及び太陽電池使用時における温度変化に起因した熱膨張・収縮率の差異による歪の影響を最小限に抑えることが可能となる。
また、本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2の製造方法によれば、導体3の原材料として、高純度銅(6N)などを使用することなく、酸素含有量が10massppm以上のタフピッチ銅を使用するため、導体3の製造工程を、高純度銅(6N)などを使用する場合と比べて簡素化でき、かつ低コスト化を実現できる。
さらに、太陽電池用はんだめっき線のはんだめっき4のはんだ組成については、これまで導体にCuを用いたものでは、シリコンセルとの熱膨張整合を考慮して低温接続が可能なものが求められていたが、本実施の形態に係る太陽電池用はんだめっき線2においては、前述した銅材で構成される導体3を用いることで、シリコンセルの反りが小さくなることから、接続温度が高いSn−Ag−Cu系の組成のはんだを用いることが可能となる。
さらに、導体の被覆に用いるはんだは、Sn−Ag−Cu系の組成のはんだに限られず、第2成分としてPb、In、Bi、Sb、Ag、Zn、Ni、Cuから選択される少なくとも1種の元素を0.1wt%以上含むSn系合金はんだであればいずれでも良く、第3成分として1000ppm以下の微量元素を含んでいるものを用いてもよい。
また、本発明に係る太陽電池セル接続用配線導体およびはんだめっき線は、セルとの接続がなされた複数箇所に変形しやすい加工部を含んでいても良く、加工方法としてエッチング、プレス、曲げ成形のうちのいずれか、あるいは、複数を併用してもよい。さらに、その加工は素材線材、素材線材を圧延成形した圧延線材、板状素材にスリットをいれた箔状線材のいずれに施してもよい。
(実施例1、試料1)
シャフト炉と連結したSCR方式の連続鋳造圧延装置を用い、タフピッチ銅(酸素含有量:300massppm)を主成分とする直径φ8mmの荒引き線を製造した。荒引き線の構成材は、タフピッチ銅溶湯に硫黄親和性金属としてNbを0.006mass%添加したものである。この荒引き線をφ2.6mmまで伸線した後に600℃×1hr熱処理し、それを91%の加工度で冷間減面加工し、直径φ0.8mmの銅線を作製した。これを圧延して平角銅線(厚さ0.16mm、幅2.0mm)を作製し、500℃×1hrの軟化焼鈍処理を施し、その後、150mmに切断して芯材(導体)とした。
この芯材を溶融はんだめっき浴(Sn−3mass%Ag−0.5mass%Cu系の鉛フリーはんだ)に浸漬して速やかに引き上げ、芯材の表面に溶融はんだめっき層(厚さ0.03mm)を形成し、はんだ被覆銅平角線(太陽電池用はんだめっき線)を作製した。
(実施例2、試料2)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNbを0.012mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例3、試料3)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNbを0.04mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例4、試料4)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にTiを0.003mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例5、試料5)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にFeを0.003mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例6、試料6)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にMgを0.003mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例7、試料7)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にZrを0.003mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例8、試料8)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にTaを0.04mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例9、試料9)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にTaを0.006mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例10、試料10)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNiを0.005mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例11、試料11)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNiを0.01mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例12、試料12)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Niを0.01mass%とTiを0.001mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例13、試料13)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Niを0.01mass%とMnを0.001mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例14、試料14)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Niを0.01mass%とCaを0.0005mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例15、試料15)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Niを0.01mass%とVを0.001mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例16、試料16)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とTiを0.003mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例17、試料17)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とZrを0.006mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例18、試料18)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とHfを0.01mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例19、試料19)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とVを0.03mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例20、試料20)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とTaを0.02mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例21、試料21)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とFeを0.003mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例22、試料22)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とBを0.002mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例23、試料23)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とCaを0.002mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例24、試料24)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とMgを0.002mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(実施例25、試料25)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に、Nbを0.012mass%とMM(ミッシュメタル)を0.002mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(従来例1、試料26)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯に硫黄親和性金属を添加していないこと以外は、実施例1と同様である。
(従来例2、試料27)
荒引き線の構成材を、無酸素銅(OFC)の溶湯を採用した点、および硫黄親和性金属を添加していない点を除いて、実施例1と同様である。
(比較例1、試料28)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にTiを0.0003mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(比較例2、試料29)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にTiを0.06mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(比較例3、試料30)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNbを0.06mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(比較例4、試料31)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNbを0.0005mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(比較例5、試料32)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNiを0.0005mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(比較例6、試料33)
荒引き線の構成材を、タフピッチ銅溶湯にNiを0.05mass%添加したこと以外は、実施例1と同様である。
(評価方法)
上述した各はんだ被覆Cu平角線を縦150mm×横150mm、厚さ200μmのシリコンセルにはんだ接続したものの耐クラックとシリコンセルの反りを調べた。
実施例1〜実施例25、従来例1,2と、比較例1〜比較例6の各はんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力(MPa)、結晶粒径、シリコン基板の反りの発生を測定した結果を表1に示す。
表1において、シリコン基板の反りの発生の欄における評価印の×は、2.1mmを超える反りが発生した場合を、○は反りが2.1mm以下であった場合を意味する。
また、はんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力σは、導体に0.2%の歪を与える引張試験における荷重(外力)Fを、はんだを除く導体の断面積Aで除算して求めている。式で示せば、次の通りである。
σ=F/A
さらに、ここで言う結晶粒径とは、はんだ被覆Cu平角線の断面において、結晶粒の大きい方から例えば10個選び、それらの結晶粒の粒径を平均化したものである。
Figure 2008182171
表1によると、実施例1〜実施例24の太陽電池用はんだめっき線(試料1〜試料24)は、いずれもめっき前のCu芯材の0.2%耐力が49MPa以下、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力が69MPa以下、かつ、結晶粒径は19μm以上であった。これらは、いずれもタフピッチ銅の特性(試料26、めっき前のCu芯材の0.2%耐力:70MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力:90MPa、結晶粒径:18μm)及び無酸素銅の特性(試料27、めっき前のCu芯材の0.2%耐力:50MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力:70MPa、結晶粒径:25μm)よりも優れており、200μmの薄型シリコン基板にはんだ接続した際のシリコン基板の反り量は、許容範囲内(2.1mm以下)であった。
また、実施例25の太陽電池用はんだめっき線(試料25)については、めっき前のCu芯材の0.2%耐力が50MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力が70MPa、かつ、結晶粒径が25μmであり、前述したタフピッチ銅の特性(試料26)よりも優れており、前述した無酸素銅の特性(試料27)と同等であり、シリコン基板の反り量は、許容範囲内であった。
一方、比較例の太陽電池用はんだめっき線(試料28〜33)は、いずれもめっき前のCu芯材の0.2%耐力が70MPaよりも大きく、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力が90MPaよりも大きく、かつ、結晶粒径は19μm未満であるため、タフピッチ銅の特性(試料26)及び無酸素銅の特性(試料27)よりも劣っており、シリコン基板の反り量は、許容範囲(2.1mm)を超えていた。
次に、試料1(本発明品)、試料26(TPC)、試料27(OFC)において、φ2.6mmまで伸線した荒引き線に、複数の熱処理条件で熱処理を試みた場合の軟化特性の結果を図1に示す。この図1は、各荒引き線を所定の温度に1時間保持した後、取り出して水冷したものについて、それぞれ0.2%耐力の評価を行ったものである。
図1に示すように、各試料ともに熱処理前(図1中の温度20℃の場合)は400MPa程度の高い0.2%耐力を有しているが、軟化焼鈍温度を上昇させるにつれて0.2%耐力が低下し、300℃付近では100MPa以下の水準まで下がり、400℃付近では、本発明品の試料1のみが50MPaを下回る結果となった。各材料(試料1、試料26、試料27)を比較すると、試料1(本発明品)が最も小さい値を示し、ついで試料26(TPC)、試料27(OFC)の順番となった。
次に、本発明品である実施例1の太陽電池用はんだめっき線(試料1)の熱処理条件(温度、時間)を変化させた場合の、結晶粒径、0.2%耐力(MPa)、耐クラック、シリコン基板の反りを調べた。その結果を表2に示す。
ここで言う「耐クラック」とは、シリコン基板に接続した後における太陽電池用はんだめっき線に生じる破断を意味する。表2において、耐クラックの欄における評価印の○、×は、それぞれ太陽電池用はんだめっき線に亀裂が生じなかったこと、亀裂が生じたことを意味する。また、表2において、シリコンセルの反りの欄における評価印の○、×は、表1と同様の基準によるものである。
Figure 2008182171
表2に示すように、熱処理条件を800℃で60分とした場合、結晶粒径が300μmとなり、変形が簡単に進んでしまい、耐クラックが悪くなるため、大きな伸びを与える前に材料に亀裂が生じてしまい、脆い材料であることが確認された。
一方、熱処理条件を190℃で60分、180℃で60分とした場合、結晶粒径が18、16μm、めっき前のCu芯材の0.2%耐力が70、78MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力が90、98MPaであり、表1に示した試料26と同等又はそれより劣る結果となり、シリコン基板の反り量は、許容範囲(2.1mm)を超えていた。
以上の結果から、熱処理条件を750℃(×30〜90分)〜200℃(×30〜90分)とした場合に、試料26よりも優れた特性を得ることができ、太陽電池用はんだめっき線にクラックが生じることもなく、シリコン基板の反り量は、許容範囲内(2.1mm以下)となった。より良好な熱処理条件は、熱処理条件を750℃(×30〜90分)〜400℃(×30〜90分)とした場合であり、この時に、表1に示した試料27よりも優れた特性又は試料27とほぼ同等の特性を得ることができ、太陽電池用はんだめっき線にクラックが生じることもなく、シリコン基板の反り量は、許容範囲内となった。
(実施例26、試料34)
シャフト炉と連結したSCR方式の連続鋳造圧延装置を用い、酸素濃度30massppmを含有した銅を主成分とする直径φ8mmの荒引き線を製造した。荒引き線の構成材は、銅溶湯に硫黄親和性金属としてNbを0.006質量%(mass%)添加したものである。この荒引き線をφ2.6mmまで伸線した後に600℃×1hr熱処理し、それを91%の加工度で冷間減面加工し、直径φ0.8mmの銅線を作製した。これを圧延して平角銅線(厚さ0.16mm、幅2.0mm)を作製し、500℃×1hrの軟化焼鈍処理を施し、その後、150mmに切断して芯材(導体)とした。
この芯材を溶融はんだめっき浴(Sn−3mass%Ag−0.5mass%Cu系の鉛フリーはんだ)に浸漬して速やかに引き上げ、芯材の表面に溶融はんだめっき層(厚さ0.03mm)を形成し、はんだ被覆銅平角線(太陽電池用はんだめっき線)を作製した。
(実施例27、試料35)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例28、試料36)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.04質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例29、試料37)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にTiを0.003質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例30、試料38)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にFeを0.003質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例31、試料39)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にMgを0.003質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例32、試料40)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にZrを0.003質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例33、試料41)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にTaを0.04質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例34、試料42)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にTaを0.006質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例35、試料43)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.005質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例36、試料44)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.01質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例37、試料45)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.01質量%とTiを0.001質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例38、試料46)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.01質量%とMnを0.001質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例39、試料47)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.01質量%とCaを0.0005質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例40、試料48)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.01質量%とVを0.001質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例41、試料49)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とTiを0.003質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例42、試料50)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とZrを0.006質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例43、試料51)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とHfを0.01質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例44、試料52)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とVを0.03質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例45、試料53)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とTaを0.02質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例46、試料54)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とFeを0.003質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例47、試料55)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とBを0.002質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例48、試料56)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とCaを0.002質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例49、試料57)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とMgを0.002質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(実施例50、試料58)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.012質量%とMM(ミッシュメタル)を0.002質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(比較例7、試料59)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にTiを0.0003質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(比較例8、試料60)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にTiを0.06質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(比較例9、試料61)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.06質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(比較例10、試料62)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNbを0.0005質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(比較例11、試料63)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.0005質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(比較例12、試料64)
荒引き線の構成材を、銅溶湯にNiを0.05質量%添加したこと以外は、実施例26と同様である。
(評価方法)
評価方法は実施例1〜実施例25、従来例1、2、比較例1〜比較例6と同様の基準により評価した。その結果を表3に示す。
Figure 2008182171
表3によると、実施例26〜実施例50の太陽電池用はんだめっき線(試料34〜試料58)は、いずれもめっき前のCu芯材の0.2%耐力が48MPa以下、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力が68MPa以下、かつ、結晶粒径は25μm以上であった。これらは、いずれもタフピッチ銅の特性(試料26、めっき前のCu芯材の0.2%耐力:70MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力:90MPa、結晶粒径:18μm)及び無酸素銅の特性(試料27、めっき前のCu芯材の0.2%耐力:50MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力:70MPa、結晶粒径:25μm)よりも優れており、200μmの薄型シリコン基板にはんだ接続した際のシリコン基板の反り量は、許容範囲内(2.1mm以下)であった。
また、実施例1と実施例26とを比較すると、実施例1では、めっき前のCu芯材の0.2%耐力:41MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力:61MPa、結晶粒径:30μmであるのに対し、実施例26では、めっき前のCu芯材の0.2%耐力:39MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力:59MPa、結晶粒径:30μmであり、実施例26の銅材の方が0.2%耐力値がより低い銅材であることがわかる。
このことは実施例2〜実施例25と、実施例27〜実施例50とを比較した場合にも同様であり、銅母材における酸素含有量を低くすると(例えば、酸素含有量10〜50massppm)、0.2%耐力値がより低く、かつ結晶粒径が大きい銅材が得られることがわかる。
次に、本発明品である実施例26の太陽電池用はんだめっき線(試料34)の熱処理条件(温度、時間)を変化させた場合の、結晶粒径、0.2%耐力(MPa)、耐クラック、シリコン基板の反りを調べた。その結果を表4に示す。「耐クラック」および「シリコ基板の反り」の欄における評価については、実施例1〜実施例25と同様の基準によるものとした。
Figure 2008182171
表4に示すように、熱処理条件を800℃で60分とした場合、結晶粒径が307μmとなり、変形が簡単に進んでしまい、耐クラックが悪くなるため、大きな伸びを与える前に材料に亀裂が生じてしまい、脆い材料であることが確認された。
一方、熱処理条件を180℃で60分とした場合、結晶粒径が18μm、めっき前のCu芯材の0.2%耐力が75MPa、めっき後のはんだ被覆Cu平角線の0.2%耐力が95MPaであり、表1に示した試料26と同等又は試料27より劣る結果となり、シリコン基板の反り量は、許容範囲(2.1mm)を超えていた。
以上の結果から、熱処理条件を190℃〜750℃とした場合に、試料26よりも優れた特性を得ることができ、太陽電池用はんだめっき線にクラックが生じることもなく、シリコン基板の反り量は、許容範囲内(2.1mm以下)となった。より良好な熱処理条件は、熱処理条件を750℃(×30〜90分)〜400℃(×30〜90分)とした場合であり、この時に、表1に示した試料27よりも優れた特性を得ることができ、太陽電池用はんだめっき線にクラックが生じることもなく、シリコン基板の反り量は、許容範囲内となった。
銅導体の熱処理温度と0.2%耐力の関係を示す図である。 太陽電池セルへのはんだめっき平角線の接続状態を示す図である。 一般的な太陽電池用はんだめっき線の横断面図である。 Siセルと太陽電池用はんだめっき線の接続状態を示す図であり、図4(a)ははんだ接続前の状態、図4(b)ははんだ接続後に反りが発生した状態を示している。
符号の説明
1 太陽電池セル(Siセル)
2 太陽電池用はんだめっき線(はんだめっき平角線)
3 導体
4 はんだめっき

Claims (7)

  1. 太陽電池セルに接合すべく、断面平角状に形成された導体の表面の一部又は全部にはんだめっきが被覆された太陽電池用はんだめっき線において、
    上記導体を、Nb、Ti、Zr、V、Ta、Fe、Ca、Mg又はNiから選択される1種又は2種以上の硫黄親和性金属を含有し、残部が酸素含有量が10massppmを超える銅及び不可避的不純物である銅材で構成したことを特徴とする太陽電池用はんだめっき線。
  2. 上記導体が、上記硫黄親和性金属を0.0007〜0.04質量%含有する請求項1記載の太陽電池用はんだめっき線。
  3. 上記導体の結晶粒径が270μm以下である請求項1又は2記載の太陽電池用はんだめっき線。
  4. 請求項1から3いずれかに記載の太陽電池用はんだめっき線と、太陽電池セルをはんだ接続したことを特徴とする太陽電池。
  5. 連続鋳造圧延装置を用いて、銅溶湯から太陽電池用はんだめっき線を製造する方法であって、
    上記連続鋳造圧延装置の溶湯貯溜手段に貯溜され、酸素含有量が10massppmを超える銅溶湯に、Nb、Ti、Zr、V、Ta、Fe、Ca、Mg又はNiから選択される1種又は2種以上の硫黄親和性金属を添加し、銅溶湯中に含まれる該硫黄親和性金属の割合を0.0007〜0.04質量%に調整し、その銅溶湯を用いて荒引き材を製造した後、その荒引き材に減面率30%以上の冷間伸線加工を施し、この冷間加工材に190〜750℃で熱処理を施すことを特徴とする太陽電池用はんだめっき線の製造方法。
  6. 上記冷間加工材に、400〜750℃で熱処理を施す請求項5記載の太陽電池用はんだめっき線の製造方法。
  7. 上記熱処理を、ヒータによるバッチ式加熱方式もしくは通電加熱方式により行う請求項5又は6記載の太陽電池用はんだめっき線の製造方法。
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