JP2008182005A - 固体撮像装置及び撮像装置、並びに固体撮像装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に遮光膜下部にマイナス電位が付与可能となるようにし、スミア電流の抑制を図る。
【解決手段】半導体基板3に形成された光電変換部と、光電変換部の受光面を除く領域に形成された遮光膜23と、を備えた固体撮像装置100であって、遮光膜23の下面と半導体基板3との間に、P型不純物層を形成した。なお、遮光膜23とP型不純物層41との間にはチタン窒化膜を介装してもよい。
【選択図】図1
【解決手段】半導体基板3に形成された光電変換部と、光電変換部の受光面を除く領域に形成された遮光膜23と、を備えた固体撮像装置100であって、遮光膜23の下面と半導体基板3との間に、P型不純物層を形成した。なお、遮光膜23とP型不純物層41との間にはチタン窒化膜を介装してもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、固体撮像装置及び撮像装置、並びに固体撮像装置の製造方法に関し、さらに詳しくは、遮光膜下部にマイナス電位を容易に付与可能として、スミア電流を抑制する改良技術に関する。
例えば、デジタルカメラなどに用いられる固体撮像素子、特にCCD(Charge Coupled Devices)を用いた従来の固体撮像素子について図11,図12を参照して説明する。図11は固体撮像素子の略1画素分の断面模式図、図12は図11の素子分離領域近傍を示すもので(a)にWのみの遮光膜、(b)にWの遮光膜下にTi/TiN膜を付加した積層構造の拡大断面図である。
固体撮像素子1のN型半導体基板3には、p型半導体層5が形成され、p型半導体層5の表面部にN型領域部7が設けられることで、p型半導体層5との間で光電変換を行う光電変換部であるフォトダイオード(以下、N型領域部7をフォトダイオードともいう。)7が形成される。N型領域部7の隣接画素側には素子分離領域(p領域)9が設けられ、反対側には読み出しゲート部11を介してN領域(垂直電荷転送路)13が設けられる。このN領城13が、固体撮像素子1における垂直転送路の埋め込みチャネルを構成する。
固体撮像素子1のN型半導体基板3には、p型半導体層5が形成され、p型半導体層5の表面部にN型領域部7が設けられることで、p型半導体層5との間で光電変換を行う光電変換部であるフォトダイオード(以下、N型領域部7をフォトダイオードともいう。)7が形成される。N型領域部7の隣接画素側には素子分離領域(p領域)9が設けられ、反対側には読み出しゲート部11を介してN領域(垂直電荷転送路)13が設けられる。このN領城13が、固体撮像素子1における垂直転送路の埋め込みチャネルを構成する。
N型領域部7の表面部には、逆導電型(p型)の高濃度不純物表面層15が設けられる。この高濃度不純物表面層15が設けられることで、暗電流として発生した自由電子が高濃度不純物表面層15のホールに捕捉され、暗電流成分が白キズとして画像中に現れるのが阻止される。本実施形態の高濃度不純物表面層15は、N型領域部7の表面の中央高濃度部(p+領域)15aと、その周辺部の低濃度部(p−領域)15bとに分けて設けられている。周辺を低濃度部15bとすることで周辺部の電界を弱め、フォトダイオード(N型領域部)7の蓄積電荷を垂直転送路の埋め込みチャネル13に読み出すときの電圧を下げることが可能となる。
フォトダイオード7や埋め込みチャネル13等が形成された半導体基板3の最表面は絶縁層17で被覆されている。絶縁層17の上の埋め込みチャネル13直上には、垂直転送電極膜(例えばポリシリコン膜)19が積層される。垂直転送電極膜19の上には、絶縁層21を介して金属膜からなる遮光膜23が積層される。遮光膜23の各フォトダイオード7直上には開口23aが設けられ、入射光はこの開口23aを通り、N型領域部7内に入射される。
絶縁層17は、垂直転送電極膜19直下の絶縁層17aと、遮光膜23直下の絶縁層17bとからなり、図12(a)に示す酸化膜(SiO2)25a,25bと、窒化膜(SiN)27a,27bと、酸化膜(SiO2)29a,29bとからなるONO構造を構成する。また、図12(b)に示すように、遮光膜23と酸化膜29bとの間にはチタン(Ti)31、窒化チタン(TiN)33が介装されてもよく、これらTi/TiN膜は遮光膜23の剥がれを抑止する目的で設けられる。
上記のように構成される固体撮像素子1は、特有のノイズであるスミアの発生を抑制する必要がある。スミアは、受光面内の一部分に強い入射光が当たり、発生した信号電荷が画素からあふれ出して電荷転送部に入った場合、縦筋となって現れる。また、基板深部で発生した信号電荷が電荷転送部に入り込んでもスミアの原因となる。
CCDの遮光膜23であるW(タングステン)、またはW/TiN/Tiは通常GNDにつながっている。十分に遮光された最近のCCDにおいてのスミアの主要因は、表面P層を拡散するキャリアであり、表面P層の電位の違いによって変化することがこれまでの調査から分かっている。スミア改善を図りたい場合には表面にかかる電位をできる限り低くするのが望ましい。1つの案としては現状GNDにつながっている遮光膜にマイナス電位を与えることが考えられる。
例えば特許文献1に開示される固体撮像装置は、遮光膜に所定の電位を与える電位付与手段を備える。基板とコンタクトがとられている遮光膜に対して所定の電位を与えることで、センサ界面の電位をセンサ表面領域の擬フェルミレベル以下に設定し、偽信号の発生を抑制している。また、センサ部の受光時に、センサ部の表面電位よりも低い電位を与えることで、光電変換により発生した少数キャリアを遮光膜に逃がし、電子・正孔の再結合確率を小さくしている。
しかしながら、遮光膜は、通常GND に接続されているため、GND 以外のマイナス電位を付与するためには外部に端子を出す必要があるとともに、付与電位をパルスにして与える必要がある。このため、製造工程が大幅に増え、生産性が低下して製造コストが増大する不利がある。また、特に安価な民生品などに用いられる固体撮像素子の場合には、消費電力を低減する必要性や、電源数を減らす必要性があるため、ゲート電極に中間電位としてアース電位を印加せざるを得ないのが実情である。そのため、従来の固体撮像素子では中間電位として負バイアスをかけることができず、垂直電荷転送部の入り口に電位バリアを形成することができないのが現状であった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、容易に遮光膜下部にマイナス電位が付与可能となる固体撮像装置及び撮像装置、並びに固体撮像装置の製造方法を提供し、もって、スミア電流の抑制を図ることを目的とする。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、容易に遮光膜下部にマイナス電位が付与可能となる固体撮像装置及び撮像装置、並びに固体撮像装置の製造方法を提供し、もって、スミア電流の抑制を図ることを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 半導体基板に形成された光電変換部と、前記光電変換部の受光面を除く領域に形成された遮光膜と、を備えた固体撮像装置であって、
前記遮光膜の下面と前記半導体基板との間に、P型不純物層を形成したことを特徴とする固体撮像装置。
(1) 半導体基板に形成された光電変換部と、前記光電変換部の受光面を除く領域に形成された遮光膜と、を備えた固体撮像装置であって、
前記遮光膜の下面と前記半導体基板との間に、P型不純物層を形成したことを特徴とする固体撮像装置。
この固体撮像装置によれば、P型不純物層を介装することで、仕事関数の違いによって、例えば光電変換部とこれに隣接する電荷転送路との間の電位ポテンシャル分布が変わり、マイナスの電位がかかっているものと等価な状態となり、ポテンシャル障壁の高さを稼ぐことができる。つまり、実効的に負バイアスを印加した場合と同様の結果が得られる。そのため、受光部表面に発生した電子がこのポテンシャル障壁により電荷転送路に流れ込むことが阻止され、スミアの発生が抑制される。
(2) (1)記載の固体撮像装置であって、
前記遮光膜と前記P型不純物層との間にチタン窒化膜が介装されたことを特徴とする固体撮像装置。
前記遮光膜と前記P型不純物層との間にチタン窒化膜が介装されたことを特徴とする固体撮像装置。
この固体撮像装置によれば、チタン窒化膜(TiN)がP型不純物層を覆うようにして設けられ、遮光膜の剥がれが防止される。
(3) (1)又は(2)記載の固体撮像装置であって、
前記半導体基板の表面部に複数の絶縁層からなるゲート絶縁膜が形成され、前記P型不純物層の下面のゲート絶縁膜は、前記複数の絶縁層のうちいずれかの絶縁層を除去して形成されている部分を少なくとも有することを特徴とする固体撮像装置。
前記半導体基板の表面部に複数の絶縁層からなるゲート絶縁膜が形成され、前記P型不純物層の下面のゲート絶縁膜は、前記複数の絶縁層のうちいずれかの絶縁層を除去して形成されている部分を少なくとも有することを特徴とする固体撮像装置。
この固体撮像装置によれば、P型不純物層の下面のゲート絶縁膜が、薄厚で積層されることで、ポテンシャル障壁の高さをより高く稼ぐことができ、スミアの抑制効果が向上する。
(4) (3)記載の固体撮像装置であって、
前記複数の絶縁層がシリコン酸化膜と、シリコン窒化膜と、シリコン酸化膜とを積層してなり、前記P型不純物層の下面のゲート絶縁膜が前記シリコン窒化膜を除去した前記シリコン酸化膜の絶縁層からなることを特徴とする固体撮像装置。
前記複数の絶縁層がシリコン酸化膜と、シリコン窒化膜と、シリコン酸化膜とを積層してなり、前記P型不純物層の下面のゲート絶縁膜が前記シリコン窒化膜を除去した前記シリコン酸化膜の絶縁層からなることを特徴とする固体撮像装置。
この固体撮像装置によれば、P型不純物層下の絶縁膜の厚さを絶縁耐圧が持つ範囲で可能な限り薄くし、膜厚を薄くすることで、よりポテンシャル障壁の高さを増加させ、スミア抑制の効果をさらに引き出すことができる。
(5) (1)〜(4)のいずれか1項記載の固体撮像装置であって、
前記P型不純物層の端部が前記遮光膜で覆われていることを特徴とする固体撮像装置。
前記P型不純物層の端部が前記遮光膜で覆われていることを特徴とする固体撮像装置。
この固体撮像装置によれば、負バイアスをかけたい領域以外では、光を透過させるP型不純物層が遮光膜で完全に覆われるので、スミアの抑制効果が向上する。
(6) (1)〜(5)のいずれか1項記載の固体撮像装置であって、
前記半導体基板の表面部に形成された電荷転送部と、該電荷転送部に対面して形成された電荷転送電極とを有し、該電荷転送電極がP型不純物層を含むことを特徴とする固体撮像装置。
前記半導体基板の表面部に形成された電荷転送部と、該電荷転送部に対面して形成された電荷転送電極とを有し、該電荷転送電極がP型不純物層を含むことを特徴とする固体撮像装置。
この固体撮像装置によれば、各画素位置の光電変換部によって生成されたキャリアが拡散電流として隣接する他の電荷転送部に漏れるのを阻止する効果が高まり、スミアの抑制効果が向上する。
(7) (1)〜(6)のいずれか1項記載の撮像装置を備え、被写体画像を撮像することを特徴とする撮像装置。
この撮像装置によれば、スミアが抑制された良好な画像を得ることができる。
(8) (1)〜(6)のいずれか1項記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記光電変換部が形成される半導体基板の表面部にゲート絶縁膜を形成するステップと、
前記ゲート絶縁膜の上にP型不純物層を形成するステップと、
前記P型不純物層の上に遮光膜を形成するステップと、
を少なくとも有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
前記光電変換部が形成される半導体基板の表面部にゲート絶縁膜を形成するステップと、
前記ゲート絶縁膜の上にP型不純物層を形成するステップと、
前記P型不純物層の上に遮光膜を形成するステップと、
を少なくとも有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
この固体撮像装置の製造方法によれば、ゲート絶縁膜の上面にP型不純物層が形成され、このP型不純物層の上に遮光膜が形成されるので、遮光膜の下面と半導体基板との間で、マイナスの電位を印加しているものと等価な状態とすることができる。これにより、ポテンシャル障壁の高さを増加させ、スミアの発生を抑制できる固体撮像装置を得ることができる。
(9) (8)記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を形成するステップが、前記ゲート絶縁膜の上に半導体層を形成した後、前記半導体層にP型不純物のイオン注入を行うステップであることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
前記P型不純物層を形成するステップが、前記ゲート絶縁膜の上に半導体層を形成した後、前記半導体層にP型不純物のイオン注入を行うステップであることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
この固体撮像装置の製造方法によれば、半導体層を形成し、これにP型不純物をイオン注入することで、P型不純物層を形成できる。
(10) (9)記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を活性化させる処理を、該前記遮光膜上に形成される平坦化層のリフロー処理と同時に行なうことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
前記P型不純物層を活性化させる処理を、該前記遮光膜上に形成される平坦化層のリフロー処理と同時に行なうことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
この固体撮像装置の製造方法によれば、P型不純物層を活性化させる工程が、平坦化層をリフロー処理する加熱工程と兼用され、製造プロセスが簡略化される。
(11) (9)記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を活性化させる処理を、RTA法を用いた加熱処理で行うことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
前記P型不純物層を活性化させる処理を、RTA法を用いた加熱処理で行うことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
この固体撮像装置の製造方法によれば、高速加熱処理により、打ち込みイオンの拡散を抑えながら活性化できる。特に浅い接合の形成を行う場合に効果的であり、高い活性化率を得ることができる。
(12) (8)記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を形成するステップが、CVDによりP型不純物層を成膜するステップであることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
前記P型不純物層を形成するステップが、CVDによりP型不純物層を成膜するステップであることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
この固体撮像装置の製造方法によれば、P型不純物層がCVDにより形成される。
(13) (8)〜(12)のいずれか1項記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層の上面を遮光膜で覆うステップが、前記P型不純物層の端部をエッチング除去し、これにより表出された前記P型不純物層の端部を覆うように前記遮光膜を形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
前記P型不純物層の上面を遮光膜で覆うステップが、前記P型不純物層の端部をエッチング除去し、これにより表出された前記P型不純物層の端部を覆うように前記遮光膜を形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
この固体撮像装置の製造方法によれば、P型不純物層の端部が保護され、遮光性が向上される。スミアの発生を一層抑えることができる。
本発明に係る固体撮像装置によれば、電荷転送部を覆う遮光膜の下面と半導体基板との間にP型不純物層を形成したので、P型不純物層を介装することで、マイナスの電位がかかっているものと等価な状態となり、ポテンシャル障壁の高さを稼ぐことができる。そのため、受光部表面に発生した電子がこのポテンシャル障壁により電荷転送路に流れ込むことが阻止されて、スミアの発生を抑制することができる。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によれば、半導体基板上のゲート絶縁膜の上面に半導体層を成膜し、この半導体層をイオン注入によりP型不純物層とした後、P型不純物層を熱処理して活性化させたり、あるいは、P型層をCVD法で成膜させているので、電荷転送部を覆う遮光膜の下面と半導体基板との間に、マイナスの電位を印加したものと等価な固体撮像装置を得ることができる。
以下、本発明に係る固体撮像装置及び撮像装置、並びに固体撮像装置の製造方法の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る固体撮像装置の略1画素分における素子分離領域近傍の拡大断面図である。なお、図11,図12に示した部材と同一の部材には同一の符号を付与して説明する。
本実施の形態による固体撮像装置100は、図11に示した固体撮像素子と基本構成が略同様となっている。すなわち、固体撮像素子1のN型半導体基板3にp型半導体層5(図11参照)が形成され、p型半導体層5の表面部にp型半導体層5との間で光電変換を行うN型領域部(フォトダイオード)7(図11参照)が形成される。N型領域部7の隣接画素側には素子分離領域(p領域)9が設けられ、N型領域部7の反対側には読み出しゲート部11(図11参照)を介してN領域(電荷転送部)13が設けられる。このN領城13が、固体撮像素子1における垂直転送路の埋め込みチャネルを構成する。
図1は本発明の実施の形態に係る固体撮像装置の略1画素分における素子分離領域近傍の拡大断面図である。なお、図11,図12に示した部材と同一の部材には同一の符号を付与して説明する。
本実施の形態による固体撮像装置100は、図11に示した固体撮像素子と基本構成が略同様となっている。すなわち、固体撮像素子1のN型半導体基板3にp型半導体層5(図11参照)が形成され、p型半導体層5の表面部にp型半導体層5との間で光電変換を行うN型領域部(フォトダイオード)7(図11参照)が形成される。N型領域部7の隣接画素側には素子分離領域(p領域)9が設けられ、N型領域部7の反対側には読み出しゲート部11(図11参照)を介してN領域(電荷転送部)13が設けられる。このN領城13が、固体撮像素子1における垂直転送路の埋め込みチャネルを構成する。
N型領域部7や埋め込みチャネル13等が形成された半導体基板3の最表面は絶縁層17(17a,17b)で被覆されている。絶縁層17の上の埋め込みチャネル13直上には、垂直転送電極膜(例えばポリシリコン膜)19が積層される。垂直転送電極膜19の上には、絶縁層21が積層される。
絶縁層17は、垂直転送電極膜19直下の絶縁層17aと、遮光膜23直下の絶縁層17bとからなり、酸化膜(SiO2)25a,25bと、窒化膜(SiN)27a,27bと、酸化膜(SiO2)29a,29bとからなるONO構造を構成する。
これら絶縁層17a,17bは、より具体的には、酸化膜(SiO2)25aが25nm、酸化膜(SiO2)25bが35nm、窒化膜(SiN)27aが50nm、窒化膜(SiN)27bが30nm、酸化膜(SiO2)29aが5nm、酸化膜(SiO2)29bが50nm程度の膜厚で成膜することができる。
また、図12(b)に示すように、遮光膜23と酸化膜29との間にはチタン(Ti)31、チタン窒化膜(TiN)33が介装されてもよく、これらTi/TiN膜は遮光膜23の剥がれを抑止する作用効果を奏する
本実施の形態による固体撮像装置100は、電荷転送電極19を覆う遮光膜23の下面とシリコン基板3との間に、P型不純物層41が形成されている。つまり、W膜からなる遮光膜23は、P型不純物層41を介して積層される。遮光膜23の各フォトダイオード7直上には開口23aが設けられ、入射光はこの開口23aを通り、N型領域部7内に入射される。
固体撮像装置100では、遮光膜開口23aの端部が、高濃度不純物表面層15のうち低濃度部15bを覆う位置まで延設されている。遮光膜23の上には、図示しない平坦化層が積層され、表面が平坦に形成された平坦化層の表面に、図示しないカラーフィルタ層が積層され、その上に、マイクロレンズが積層される。
斯かる構成の固体撮像装置100において入射した光が受光面に照射され、フォトダイオード7に入射すると、各フォトダイオード7には、それぞれの入射光量に応じた信号電荷(この例では電子)が蓄積される。外部の撮像素子駆動手段から読み出しパルスが固体撮像装置100に出力されると、この読み出しパルスは読み出し電極兼用の垂直転送電極19に印加される。これにより、フォトダイオード7内の蓄積電荷(信号電荷)は、読み出しゲート部11を介して埋め込みチャネル13に読み出される。
そして、外部の撮像素子駆動手段から固体撮像装置100に対して垂直転送パルス、水平転送パルスを出力すると、垂直電荷転送路13上の各信号電荷は垂直電荷転送路を転送され、さらに、信号電荷が水平電荷転送路上を転送され、各信号電荷の電荷量に応じた出力信号がアンプによって読み出されることとなる。
上記した遮光膜23下をP型不純物層化するには、図1に示すように、W下にP型Siを挿入する構成、又はW/TiN/Ti下にP型Siを挿入する構成が挙げられる。
図2は図1に示した固体撮像装置の遮光膜23下にTi/TiN膜を付加した変形例の拡大断面図である。
図1では図11(b)に示したTi/TiN膜の代わりにP型Siを形成した構成となっているが、図2の構成では、Ti/TiN膜の下にP型Siを入れる構成としている。この構成では、これまでの構造をそのまま維持し、P型SiをTi/TiN膜と絶縁膜の間に入れることで、後述する仕事関数差からスミア電流を抑制することができる。また、W下の構成が変わらないことから、製造上これまでと同じ手法で遮光膜23の成膜が可能となる。図1に示した構造はシンプルでいいが、Ti/TiN膜は元々遮光膜剥がれ防止の目的で入れているので、単純に入れ替えができないことも想定される。その場合には図2に示すようにTi/TiN膜の下にP型Siを入れることも可能となる。
図1では図11(b)に示したTi/TiN膜の代わりにP型Siを形成した構成となっているが、図2の構成では、Ti/TiN膜の下にP型Siを入れる構成としている。この構成では、これまでの構造をそのまま維持し、P型SiをTi/TiN膜と絶縁膜の間に入れることで、後述する仕事関数差からスミア電流を抑制することができる。また、W下の構成が変わらないことから、製造上これまでと同じ手法で遮光膜23の成膜が可能となる。図1に示した構造はシンプルでいいが、Ti/TiN膜は元々遮光膜剥がれ防止の目的で入れているので、単純に入れ替えができないことも想定される。その場合には図2に示すようにTi/TiN膜の下にP型Siを入れることも可能となる。
図3は遮光膜下の材料の仕事関数に応じて発生するスミアの量を遮光膜がタングステン膜のみの場合を基準として表した相関図である。
スミア電流はSi表面に近いところで素子分離領域/読み出しゲート領域等を抜けて転送路に流れ込む成分であり、これを少なくするために素子分離領域9と読み出しゲート領域との電位を現状よりも低く(=マイナス側に)すればスミアが改善される。これを実現するために素子分離領域9と読み出しゲート領域等の上にあるW、あるいはTiN/Ti膜の下にP型Siを挿入すれば良い。図3にはこれについてN型Siを例にシミュレーションした結果を示す。同図より仕事関数値が大きくなるほどスミアが低減されていることが分かる。仕事関数値が大きくなるとは、マイナス電位がかかっているのと等価を意味する。
スミア電流はSi表面に近いところで素子分離領域/読み出しゲート領域等を抜けて転送路に流れ込む成分であり、これを少なくするために素子分離領域9と読み出しゲート領域との電位を現状よりも低く(=マイナス側に)すればスミアが改善される。これを実現するために素子分離領域9と読み出しゲート領域等の上にあるW、あるいはTiN/Ti膜の下にP型Siを挿入すれば良い。図3にはこれについてN型Siを例にシミュレーションした結果を示す。同図より仕事関数値が大きくなるほどスミアが低減されていることが分かる。仕事関数値が大きくなるとは、マイナス電位がかかっているのと等価を意味する。
W/TiN/Tiになっている遮光膜23の下部にP型Siを挟み込むことにより、容易に遮光膜23の下部にマイナス電位が付与可能となる。すなわち、P型Siの仕事関数は4.95eV 程度であり、一般的に使われているW/TiN/Ti構造での最下部のTi(仕事関数4.33eV)に比べて0.6eV 程度、或いは通常使われているW(仕事関数4.55eV)に比べても0.4eV 程度大きくすることができる。仕事関数が大きくなるということは、小さい場合に比べて負の電位がかかることと等価であるので、これによりスミア改善効果が望める。つまり、仕事関数差からスミア電流を抑制することができる。
図4は遮光膜下における酸化膜の厚みとスミアの量とを表した相関図である。
P型Si下の絶縁膜厚については、電極としての効きをよくするためにできるだけ薄めの方がいいが、この部位の絶縁膜厚は電極19と遮光膜23との絶縁耐圧上薄くできる限界があるのでいくらでも薄くはできない。現状は電極電位(VH)と遮光膜電位(GND)が最大で15Vになるので、Bモード(3MV/cm)の耐圧の場合、15/(3×106)=5×10-6(cm)=50nm程度の膜厚が最低必要になる。このときVHを特性改善により12V 程度まで下げられたとすれば、12/(3×106)=40nmまで薄くできる。さらに、Wバイアスを追加した場合には、電極19と遮光膜23間の電位差が小さくできる(例えば遮光膜電位を−8Vにした場合、電位差:15−8=7V程度)。そのときの膜厚は、7/(3×106)=23nm程度にできる可能性がある。
P型Si下の絶縁膜厚については、電極としての効きをよくするためにできるだけ薄めの方がいいが、この部位の絶縁膜厚は電極19と遮光膜23との絶縁耐圧上薄くできる限界があるのでいくらでも薄くはできない。現状は電極電位(VH)と遮光膜電位(GND)が最大で15Vになるので、Bモード(3MV/cm)の耐圧の場合、15/(3×106)=5×10-6(cm)=50nm程度の膜厚が最低必要になる。このときVHを特性改善により12V 程度まで下げられたとすれば、12/(3×106)=40nmまで薄くできる。さらに、Wバイアスを追加した場合には、電極19と遮光膜23間の電位差が小さくできる(例えば遮光膜電位を−8Vにした場合、電位差:15−8=7V程度)。そのときの膜厚は、7/(3×106)=23nm程度にできる可能性がある。
図5は遮光膜下の窒化膜SiNを除いた変形例を示すもので(a)にWのみの遮光膜、(b)にWの遮光膜下にTi/TiN膜を付加した積層構造の拡大断面図を表す。
この変形例に係る固体撮像装置200、200Aでは、遮光膜23下の窒化膜(SiN)27bを除いて絶縁膜17bを薄くしている。すなわち、スミア抑制の効果をさらに引き出すために、P型Si下の絶縁膜17bの厚さを絶縁耐圧が持つ範囲で可能な限り薄くする。これにより、膜厚を薄くすることで、よりポテンシャル障壁の高さを増すことができる。遮光膜23下の窒化膜27bをどこまで残すかは特に制約をつけない。スミア抑制の考え方から遮光膜下絶縁膜17bが薄いにこしたことはないが、製造上の制約などがある場合には窒化膜27bを素子分離領域9に残してもよい。また、どれくらい残すかにも制約はないので、製造上問題ない範囲で残すことを可能とする。
この変形例に係る固体撮像装置200、200Aでは、遮光膜23下の窒化膜(SiN)27bを除いて絶縁膜17bを薄くしている。すなわち、スミア抑制の効果をさらに引き出すために、P型Si下の絶縁膜17bの厚さを絶縁耐圧が持つ範囲で可能な限り薄くする。これにより、膜厚を薄くすることで、よりポテンシャル障壁の高さを増すことができる。遮光膜23下の窒化膜27bをどこまで残すかは特に制約をつけない。スミア抑制の考え方から遮光膜下絶縁膜17bが薄いにこしたことはないが、製造上の制約などがある場合には窒化膜27bを素子分離領域9に残してもよい。また、どれくらい残すかにも制約はないので、製造上問題ない範囲で残すことを可能とする。
図5ではスミア改善を目的として窒化膜27bを素子分離領域9からすべてなくしているものを例示しているが、この方法で製造上の制約などがある場合には窒化膜27bを素子分離領域にいくらか残しても問題ない。その変形例を図6に示す。
図6は遮光膜下の窒化膜27bを一部除いた変形例を示すもので(a)に開口下に窒化膜が設けられる例、(b)に遮光膜下に窒化膜が延在した例の拡大断面図を表す。
この変形例に係る固体撮像装置300,300Aは、図6(a)に示すように窒化膜27bが遮光膜23下からずれることにより、遮光膜下絶縁膜17bの薄厚化が可能となり、よりポテンシャル障壁の高さを増すことができる。また、図6(b)の構成では、遮光膜23及びP型不純物層41を上方へ段部状に形成することで、絶縁層17bを薄厚に形成しつつ、窒化膜27bを遮光膜23下まで延在させることができる。また、これらの構成では、ポテンシャル障壁の高さを増すことができるのに加え、開口23aからの入射光を窒化膜27bによって遮ることができ、図5に示す窒化膜27bを全く除去した構成に比べ、スミアをより少なく抑止することができる。
この変形例に係る固体撮像装置300,300Aは、図6(a)に示すように窒化膜27bが遮光膜23下からずれることにより、遮光膜下絶縁膜17bの薄厚化が可能となり、よりポテンシャル障壁の高さを増すことができる。また、図6(b)の構成では、遮光膜23及びP型不純物層41を上方へ段部状に形成することで、絶縁層17bを薄厚に形成しつつ、窒化膜27bを遮光膜23下まで延在させることができる。また、これらの構成では、ポテンシャル障壁の高さを増すことができるのに加え、開口23aからの入射光を窒化膜27bによって遮ることができ、図5に示す窒化膜27bを全く除去した構成に比べ、スミアをより少なく抑止することができる。
図7は遮光膜下のP型Si層を一部除いた変形例を示すもので(a)にWのみの遮光膜、(b)にWの遮光膜下にTi/TiN膜を付加した積層構造の拡大断面図である。
この変形例に係る固体撮像装置400,400Aは、遮光膜23下のP型不純物層41を遮光膜23で完全に覆うような構成となっている。Siは光を透過してしまいスミア対策としては不利となるので、負バイアスをかけたい領域以外では、P型不純物層41の端部が開口23aで表出する遮光膜23/P型不純物層41のみの積層構造ではなく、図7(a),(b)に示すように、P型不純物層41の端部が表出しない積層構造とすることが好ましい。この場合のP型不純物層41は、パターニングした後、遮光膜23で完全に覆うことで形成される。
この変形例に係る固体撮像装置400,400Aは、遮光膜23下のP型不純物層41を遮光膜23で完全に覆うような構成となっている。Siは光を透過してしまいスミア対策としては不利となるので、負バイアスをかけたい領域以外では、P型不純物層41の端部が開口23aで表出する遮光膜23/P型不純物層41のみの積層構造ではなく、図7(a),(b)に示すように、P型不純物層41の端部が表出しない積層構造とすることが好ましい。この場合のP型不純物層41は、パターニングした後、遮光膜23で完全に覆うことで形成される。
上記の説明においては、特に素子分離領域9近傍について詳述しているが、本発明は、素子分離領域9以外の読み出しゲート部11や、その他の遮光膜23とシリコン基板3との間に配されるP型不純物層によっても、上記と同様の効果が奏される。
次に、上記した構成の固体撮像装置100の製造例について説明する。
図8は本発明に係る固体撮像装置の製造手順を(a)〜(e)で表した工程説明図である。
まず、図8(a)に示すように、n型のシリコン基板3の表面に、酸化シリコン膜25a,25bと、窒化シリコン膜27a,27bと、酸化シリコン膜29a,29bを形成し、3層構造の絶縁層(ゲート酸化膜)17a,17bを形成する。
図8は本発明に係る固体撮像装置の製造手順を(a)〜(e)で表した工程説明図である。
まず、図8(a)に示すように、n型のシリコン基板3の表面に、酸化シリコン膜25a,25bと、窒化シリコン膜27a,27bと、酸化シリコン膜29a,29bを形成し、3層構造の絶縁層(ゲート酸化膜)17a,17bを形成する。
続いて、絶縁層17a,17b上に、垂直転送電極膜19、絶縁層21を形成し、図8(b)に示すように、絶縁層21上に第1層多結晶シリコン膜41を形成する。この後、図8(c)に示すように、多結晶シリコン膜41をイオン注入などでドーピングしてP型不純物層41を形成する。P型不純物層41上に遮光膜23となるWを形成したのち、図8(d)に示すように、フォトリソグラフィによりレジストパターン43を作成し、この後、図8(e)に示すように、エッチングにより、光電変換部であるフォトダイオード形成領域に開口23aを形成する。
上記の製造例の中では、B+注入後にボロン活性化のための熱処理を特に記載していないが、この活性化工程についてはどのタイミングで行ってもよい。例としては、BPSGリフロー処理と兼ねる(850℃)、活性化のために専用RTA(Rapid Thermal Annealing)を入れる、などである。
また、一連の流れの中で転送電極について記載していないが、通常N型poly−Si を使っている転送電極についてもP型poly−Si化されていることが望ましい。この理由はスミア対策についてであり、遮光膜下にP型poly−Siを挿入することと同様、転送電極がP型poly−Si化されていることでスミア改善が期待できる。
次に、上記した構成の固体撮像装置400の製造例について説明する。
図9は図8に示した製造手順においてP型Si層が一部除かれる変形例の工程説明図である。
上記した固体撮像装置400は、図9(a)〜(c)の製造工程が固体撮像装置100と同様となる。したがって、その説明は省略する。P型不純物層41が形成された後、図9(d)に示すように、P型不純物層41の開口23a側の端部を、レジストパターンをマスクとして、エッチングにより除去する。次に、端部を除去したP型不純物層41上に遮光膜23となるWを形成した後、レジストパターンをマスクとして、エッチングにより、光電変換部であるフォトダイオード形成領域に図9(e)に示す開口23aを形成する。これにより、P型不純物層41を遮光膜23で完全に覆う固体撮像装置400が得られる。
図9は図8に示した製造手順においてP型Si層が一部除かれる変形例の工程説明図である。
上記した固体撮像装置400は、図9(a)〜(c)の製造工程が固体撮像装置100と同様となる。したがって、その説明は省略する。P型不純物層41が形成された後、図9(d)に示すように、P型不純物層41の開口23a側の端部を、レジストパターンをマスクとして、エッチングにより除去する。次に、端部を除去したP型不純物層41上に遮光膜23となるWを形成した後、レジストパターンをマスクとして、エッチングにより、光電変換部であるフォトダイオード形成領域に図9(e)に示す開口23aを形成する。これにより、P型不純物層41を遮光膜23で完全に覆う固体撮像装置400が得られる。
次に、上記した実施の形態による固体撮像装置を備えたデジタルカメラについて説明する。
図10は本発明に係る固体撮像装置(固体撮像素子)を搭載したデジタルカメラのブロック図である。
図示するデジタルカメラ(撮像装置)500は、撮影レンズ51と、固体撮像素子100と、この両者の間に設けられた絞り53と、赤外線カットフィルタ55と、光学ローパスフィルタ57とを備える。デジタルカメラの全体を統括制御するCPU59は、フラッシュ発光部61及び受光部63を制御し、レンズ駆動部65を制御して撮影レンズ51の位置をフォーカス位置に調整し、絞り駆動部67を介して絞り53の開口量を制御して露光量調整を行う。
図10は本発明に係る固体撮像装置(固体撮像素子)を搭載したデジタルカメラのブロック図である。
図示するデジタルカメラ(撮像装置)500は、撮影レンズ51と、固体撮像素子100と、この両者の間に設けられた絞り53と、赤外線カットフィルタ55と、光学ローパスフィルタ57とを備える。デジタルカメラの全体を統括制御するCPU59は、フラッシュ発光部61及び受光部63を制御し、レンズ駆動部65を制御して撮影レンズ51の位置をフォーカス位置に調整し、絞り駆動部67を介して絞り53の開口量を制御して露光量調整を行う。
また、CPU59は、撮像素子駆動部69を介して固体撮像素子100を駆動し、撮影レンズ51を通して撮像した被写体画像を色信号として出力させる。CPU59には、操作部71を通してユーザからの指示信号が入力され、CPU59はこの指示にしたがって各種制御を行う。
デジタルカメラ500の電気制御系は、固体撮像素子100の出力に接続されたアナログ信号処理部77と、このアナログ信号処理部77から出力されたRGBの色信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路79とを備え、これらはCPU59によって制御される。
さらに、このデジタルカメラ500の電気制御系は、メインメモリ(フレームメモリ)81に接続されたメモリ制御部83と、ガンマ補正演算,RGB/YC変換処理,画像合成処理等の画像処理を行うデジタル信号処理部85と、撮像画像をJPEG画像に圧縮したり圧縮画像を伸張したりする圧縮伸張処理部87と、測光データを積算しデジタル信号処理部85が行うホワイトバランス補正のゲインを求める積算部89と、着脱自在の記録媒体91が接続される外部メモリ制御部93と、カメラ背面等に搭載された液晶表示部95が接続される表示制御部97とを備え、これらは、制御バス99及びデータバス101によって相互に接続され、CPU59からの指令によって制御される。
本実施の形態によるデジタルカメラ500で被写体画像を撮像する場合、図11に示す各画素23が受光量に応じた信号電荷をスミアの影響を抑制しつつ蓄積し、この信号電荷を先ず垂直電荷転送路13に読み出して転送し、さらに水平電荷転送路(図示略)に送られた信号電荷を転送した後、出力部(図示略)から出力信号として出力する。
CPU59は、各画素の受光量に応じた出力信号を固体撮像素子100から読み出し、デジタル信号処理部85は、各部と協働して被写体画像データを生成する。
上記のような構成のデジタルカメラ500によれば、スミアの発生を抑制して、良好な画像を得ることができる。
以上のように、本発明に係る固体撮像装置及び撮像装置、並びに固体撮像装置の製造方法は、電荷転送部を覆う遮光膜の下面と半導体基板との間に、P型不純物層を形成したので、遮光膜の下面と半導体基板との間にマイナスの電位がかかっているものと等価な状態となり、ポテンシャル障壁の高さを稼ぐことができる。そのため、受光部表面に発生した電子がこのポテンシャル障壁により電荷転送路に流れ込むことが阻止されて、スミアの発生を抑制することができる。従って、例えば撮像装置などのCCDイメージセンサに本発明を適用することにより、スミアの発生を良好に抑制できる。
3 半導体基板
7 光電変換部
9 素子分離領域
17 絶縁層
17b ゲート絶縁膜
19 電荷転送部
23 遮光膜
25b,29b シリコン酸化膜
27b シリコン窒化膜
41 P型不純物層
100,100A,200,200A,300,300A,400,400A 固体撮像装置
500 デジタルカメラ(撮像装置)
7 光電変換部
9 素子分離領域
17 絶縁層
17b ゲート絶縁膜
19 電荷転送部
23 遮光膜
25b,29b シリコン酸化膜
27b シリコン窒化膜
41 P型不純物層
100,100A,200,200A,300,300A,400,400A 固体撮像装置
500 デジタルカメラ(撮像装置)
Claims (13)
- 半導体基板に形成された光電変換部と、前記光電変換部の受光面を除く領域に形成された遮光膜と、を備えた固体撮像装置であって、
前記遮光膜の下面と前記半導体基板との間に、P型不純物層を形成したことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1記載の固体撮像装置であって、
前記遮光膜と前記P型不純物層との間にチタン窒化膜が介装されたことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1又は請求項2記載の固体撮像装置であって、
前記半導体基板の表面部に複数の絶縁層からなるゲート絶縁膜が形成され、前記P型不純物層の下面のゲート絶縁膜は、前記複数の絶縁層のうちいずれかの絶縁層を除去して形成されている部分を少なくとも有することを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項3記載の固体撮像装置であって、
前記複数の絶縁層がシリコン酸化膜と、シリコン窒化膜と、シリコン酸化膜とを積層してなり、前記P型不純物層の下面のゲート絶縁膜が前記シリコン窒化膜を除去した前記シリコン酸化膜の絶縁層からなることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の固体撮像装置であって、
前記P型不純物層の端部が前記遮光膜で覆われていることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の固体撮像装置であって、
前記半導体基板の表面部に形成された電荷転送部と、該電荷転送部に対面して形成された電荷転送電極とを有し、該電荷転送電極がP型不純物層を含むことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の固体撮像装置を備え、被写体画像を撮像することを特徴とする撮像装置。
- 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記光電変換部が形成される半導体基板の表面部にゲート絶縁膜を形成するステップと、
前記ゲート絶縁膜の上にP型不純物層を形成するステップと、
前記P型不純物層の上に遮光膜を形成するステップと、
を少なくとも有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項8記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を形成するステップが、前記ゲート絶縁膜の上に半導体層を形成した後、前記半導体層にP型不純物のイオン注入を行うステップであることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項9記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を活性化させる処理を、該前記遮光膜上に形成される平坦化層のリフロー処理と同時に行なうことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 請求項9記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を活性化させる処理を、RTA法を用いた加熱処理で行うことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 請求項8記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層を形成するステップが、CVDによりP型不純物層を成膜するステップであることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 請求項8〜請求項12のいずれか1項記載の固体撮像装置の製造方法であって、
前記P型不純物層の上面を遮光膜で覆うステップが、前記P型不純物層の端部をエッチング除去し、これにより表出された前記P型不純物層の端部を覆うように前記遮光膜を形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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