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JP2008180178A - 回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 - Google Patents

回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 Download PDF

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JP2008180178A
JP2008180178A JP2007015169A JP2007015169A JP2008180178A JP 2008180178 A JP2008180178 A JP 2008180178A JP 2007015169 A JP2007015169 A JP 2007015169A JP 2007015169 A JP2007015169 A JP 2007015169A JP 2008180178 A JP2008180178 A JP 2008180178A
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shaft
roller
rotary compressor
shaft portion
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JP2007015169A
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Takuya Hirayama
卓也 平山
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Toshiba Carrier Corp
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Abstract

【課題】本発明は、回転軸の偏心部の偏心量を大きくして、主軸部と副軸部の軸径を細くすることなく偏心部軸径を小さくでき、回転軸の強度信頼性を確保し、かつローラの偏心部に対する組み付けを円滑に行えて作業性の向上を図れる回転式圧縮機および、この回転式圧縮機を備えて冷凍効率の向上化を得る冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】主軸受9に枢支される主軸部4a、副軸受10に枢支される副軸部4b、主軸部と副軸部との間に偏心して設けられ偏心ローラ15が係合する偏心部4cを備えた回転軸4と、偏心ローラが周面に接触しながら偏心移動するシリンダ室8を備えたシリンダ7とを具備する回転式圧縮機において、主軸部の軸径をφD1、副軸部の軸径をφD2、偏心部の軸径をφD3、偏心部の偏心量をEとしたとき、φD3<φD1+2×E…(1)と、φD3<φD2+2×E…(2)の両式を満足するとともに、副軸部に、偏心ローラを偏心部に組み付ける際の逃げ部Lを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮機構部を改良した回転式圧縮機と、この回転式圧縮機を備えて冷凍サイクルを構成する冷凍サイクル装置に関する。
圧縮機と、凝縮器と、膨張装置および蒸発器とを冷媒管を介して連通し、冷凍サイクルを構成する冷凍サイクル装置において、上記圧縮機として、いわゆる回転式圧縮機(「ロータリ式圧縮機」と呼ばれる)が多用されている。
この種の回転式圧縮機において、摩擦ロスを低減し圧縮効率を向上するために、回転軸の摺動部分で最も径の大きい偏心部(クランク部)の直径を極力、小径化することが望ましい。それとともに、シリンダの厚みを、より縮小化し、偏心部の偏心量を大きくとって回転軸の摺動損失の低減を得るとよい。
上記回転軸は、主軸受に枢支される主軸部と、副軸受に枢支される副軸部と、これら主軸部と副軸部との間に設けられ偏心ローラが嵌合する偏心部とを備えている。通常、主軸部の軸径φD1と副軸部の軸径φD2は互いに等しく設定されていて、偏心部の軸径をφD3とし、偏心部の主軸部と副軸部の軸芯に対する偏心量をEとしたとき、
φD3 < φD1(=φD2) + E
と設定することにより、偏心部とシリンダ室の直径が縮小化して、上述の有利な条件が得られる。
しかしながら、上記の設定で偏心部に偏心ローラを嵌合すべく、主軸部端面からローラを挿入すると、ローラの挿入側端面が偏心部端面に当接した状態で、ローラの反挿入側端部は未だ主軸部から抜け出ない。たとえローラを径方向のどの位置に移動しても、偏心部に嵌合することができない。また、副軸部端面からローラを挿入すると、副軸部軸径φD2と主軸部軸径φD1が同じであるので、ローラを偏心部に組み付けることができない。
そこで、[特許文献1]には、副軸部の直径を主軸部の直径よりも小さくして、偏心部における反偏心方向側の外周面を主軸部外周面よりもへこませ、二つの偏心部を連接する連接部に主軸部の外径よりも小径の部分を設けるとともに、その小径部分の軸方向長さを主軸部に嵌合されるローラの高さ以上にする技術が開示されている。
特開2003−328972号公報
上記[特許文献1]のように構成すれば、ローラを副軸部端面から挿入して副軸部側の偏心部を通過させ、一旦、副軸部と主軸部との相互間(連接部)に位置できる。そして、ローラを主軸部側の偏心部に組み付けることが可能となり、そのあと、副軸部側の偏心部に別のローラを組み付ければ、容易に組み付け作業が完了する。
このように上記[特許文献1]の技術では、主軸部の軸径に偏心量の2倍をプラスした長さよりも偏心部の軸径を小(φD3<φD1+2×E)としながら、ローラを回転軸偏心部に容易に組み付けることが可能である。
しかしながら、[特許文献1]では副軸部の直径を小さくする(φD3>φD2+2×E)ことが前提である。そのため、回転軸の摺動損失の低減を得るべく、偏心部の軸径を極力小径化するとともに、偏心部の偏心量を大きくとることの設定をなすと、副軸部の軸径φD2がより細くなり過ぎてしまい、特に副軸部の強度の信頼性に問題を残す結果となる。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、回転軸の偏心部の偏心量を大として、主軸部と副軸部の軸径を細くすることなく偏心部軸径を小さくでき、回転軸の強度信頼性を確保し、かつローラの偏心部に対する組み付けを円滑に行えて作業性の向上を図れる回転式圧縮機および、この回転式圧縮機を備えて冷凍効率の向上化を得る冷凍サイクル装置を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の回転式圧縮機は、主軸受に枢支される主軸部、副軸受に枢支される副軸部、主軸部と副軸部との間に偏心して設けられローラが係合する偏心部を備えた回転軸と、ローラを収容し回転軸の回転にともなってローラが周面に接触しながら偏心移動するシリンダ室を備えたシリンダとを具備し、主軸部の軸径をφD1、副軸部の軸径をφD2、偏心部の軸径をφD3、偏心部の偏心量をEとしたとき、
φD3 < φD1 + 2×E ……(1)
φD3 < φD2 + 2×E ……(2)
の(1)、(2)式を満足するように設定するとともに、回転軸の主軸部と副軸部、もしくはローラの少なくともいずれか1つに、ローラを主軸部もしくは副軸部を介して偏心部に組み付ける際の逃げ手段を備えた。
上記目的を満足するため本発明の冷凍サイクル装置は、上述の回転式圧縮機とともに、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器を備えて冷凍サイクルを構成する。
本発明の回転式圧縮機によれば、偏心部を極力小径化して回転軸にかかる荷重と摩擦力を低減し、回転軸の偏心部相互間距離を短縮化して、圧縮性能の向上化と高信頼性が図れる等の効果を奏する。
さらに、本発明の冷凍サイクル装置によれば、上記回転式圧縮機を備えて、冷凍サイクル効率の向上と、高信頼性を得られる効果を奏する。
以下、本発明における第1の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、回転式圧縮機Aの断面構造と、この回転式圧縮機Aを備えた冷凍サイクル装置の概略の構成図である。(なお、図面上の煩雑さを避けるために、説明をしても符号を付していない一部の構成部品については、図示していない。もしくは、図示しているが図面上に符号を付していない。以下、同じ)
はじめに、冷凍サイクル装置の構成から説明すると、回転式圧縮機Aと、凝縮器Bと、電子膨張弁等の膨張装置Cと、蒸発器Dおよび図示しない気液分離器を備えていて、これら構成部品は順次、冷媒管Pを介して連通される。後述するように、回転式圧縮機Aで圧縮された冷媒ガスは冷媒管Pに導かれ、以上の構成部品の順に循環して冷凍サイクル作用をなし、再び回転式圧縮機Aに吸込まれるようになっている。
上記回転式圧縮機Aにおいて、図中1は、上端が開口する有底筒状のケース本体1aと、このケース本体1aの上端開口部を、溶接手段等を用いて塞ぐカップ状の蓋ケース1bとからなる密閉ケースである。
蓋ケース1bの軸芯位置に冷媒管Pが垂直に接続され、この開口端は蓋ケース1bを貫通して密閉ケース1内部に突出している。回転式圧縮機Aで圧縮された冷媒ガスは、突出冷媒管Pから上記凝縮器Bに導かれるようになっている。一方、ケース本体1aの下部には、冷媒管Pが水平状態で接続されている。冷媒ガスは気液分離器から上記水平冷媒管Pを介して回転式圧縮機Aに吸込まれるようになっている。
上記密閉ケース1内の下部には圧縮機構部2が収容され、この圧縮機構部2の上部に電動機部3が収容される。これら圧縮機構部2と電動機部3は回転軸4を介して連結されていて、後述するように、電動機部3により回転軸4を介して圧縮機構部2が駆動されるようになっている。
上記電動機部3は、たとえばブラシレスDC同期モータ(ACモータもしくは商用モータでもよい)が用いられる。電動機部3は密閉ケース1内周面に焼きばめ等の工程を経て固定されるステータ5と、このステータ5の軸芯側に所定の間隙を存して配置されるロータ6とから構成される。上記回転軸4はロータ6の軸芯に沿って嵌着固定される。
ステータ5の外周面に軸方向に沿い、周方向に所定の間隙を存して複数の凹溝が設けられ、かつケース本体1a内周面との間に細条の間隙が形成される。上記凹溝および間隙は、圧縮機構部2で圧縮された冷媒ガスが流通する流通路である。
つぎに、上記圧縮機構部2について説明する。
図中7はケース本体1a内周面に圧入状態で嵌め込まれ、ケース本体1a外周面からスポット溶接等の手段で取付け固定されるシリンダである。このシリンダ7は軸芯に沿って孔部8が貫通して設けられ、略リング状をなしている。
上記シリンダ7の上面で孔部8を塞ぐ位置に、主軸受9が取付けボルトaを介して取付け固定される。さらに、シリンダ7の下面で孔部8を塞ぐ位置に、副軸受10が取付けボルトbを介して取付け固定される。シリンダ7の孔部8は、主軸受9と副軸受10とに囲まれる空間室であり、シリンダ室8が形成される。
上記気液分離器から回転式圧縮機Aに延出される冷媒管Pは、密閉ケース1壁を貫通してシリンダ7周面に接続される。シリンダ7の冷媒管Pが接続される部位とシリンダ室8との間に亘って吸込み通路が設けられる。したがって、上記冷媒管Pは密閉ケース1を貫通し、シリンダ7の吸込み通路を介してシリンダ室8に連通する。
上記主軸受9は、軸芯に沿って電動機部3側へ突出し、回転軸4一部を回転自在に枢支する軸受部9aと、この軸受部9a下端に一体に形成され上記取付けボルトaによってシリンダ7上面に直接、取付け固定される鍔部9bからなる。上記軸受部9aに枢支される回転軸4部位を、「主軸部4a」と呼ぶ。
上記主軸受鍔部9bのシリンダ室8と対向する部位には、吐出弁機構が設けられる。この吐出弁機構は鍔部9b上面において開口し、鍔部9b上面と軸受部9a上端に亘って設けられるバルブカバー12で覆われる。
上記副軸受10は、軸芯に沿って密閉ケース1底部側へ突出し、回転軸4下端部を回転自在に枢支する軸受部10aと、この軸受部10a下端に一体に形成され、上記取付けボルトbによってシリンダ7下面に取付け固定される鍔部10bからなる。上記軸受部10aに枢支される回転軸4部位を、「副軸部4b」と呼ぶ。
後述する理由により、副軸受10の鍔部10bの厚みは、主軸受9の鍔部9bの厚みよりも大に形成されている。一方、副軸受10の鍔部10bに吐出弁機構が設けられ、下端開口部はバルブカバー13で覆われる。
上記回転軸4において、主軸部4aと副軸部4bとの間には、補助逃げ部fと、偏心部4cおよび連結部4dが、上部から下部側に順に連設される。これら補助逃げ部f等については後述するが、ここでは偏心部4cだけ説明する。すなわち、偏心部4cは回転軸4の軸芯とは所定距離Eだけ偏心して設けられ、上記シリンダ室8内に収容される。
上記偏心部4c周面には偏心ローラ15が嵌合されている。偏心ローラ15の高さ寸法(軸方向長さ)Hは、シリンダ室8の高さ寸法と同一、もしくは僅かに小に設定されている。また、偏心ローラ15の高さ寸法Hと、上記偏心部4cの軸径φD3の割合は、0.8以下(H/φD3<0.8)に設定されている。
後述するように、回転軸4の回転にともなって偏心部4cはシリンダ室8において偏心回転するが、それにともなって上記偏心ローラ15の周面一部がシリンダ室8周面に接触しながら移動するようになっている。
上記シリンダ7にはブレード室17が設けられ、このブレード室17にはブレード18とばね部材19が収容される。ブレード18の先端部は平面視で略半円状に形成され、この先端部が偏心ローラ15周面に軸方向に沿って線接触するよう圧縮ばねである上記ばね部材19によって弾性的に押圧される。
上記回転軸4が回転し、偏心部4cが偏心回転して偏心ローラ15がシリンダ室8周面に沿って移動するとき、ブレード18は偏心ローラ15とばね部材19の付勢力によりブレード室17に沿って往復動する。したがって、偏心ローラ15の回転角度にかかわらず、ブレード18先端が偏心ローラ15周面に接触してシリンダ室8を二室に仕切る。
ブレード18先端がシリンダ室8内へ最も突出する部位にあるとき、ブレード18後端はブレード室17内に位置する。偏心ローラ15がシリンダ室8とブレード18先端に密接し、ブレード18が最も後退したとき、ブレード18後端とブレード室17端面との間の距離は、ばね部材19の最大圧縮長さよりも僅かに大になるよう設計されている。
このようにして構成される圧縮機構部2において、そのほとんど大部分が密閉ケース1内底部に形成される油溜り部20の潤滑油中に浸漬状態にある。副軸部4bの下端面は副軸受10とバルブカバー13から露出し、ここに給油ポンプが設けられる。回転軸4には給油ポンプと連通する給油通路が圧縮機構部2の各摺接部に対し分岐して設けられる。
上記摺接部として、たとえば回転軸主軸部4aと主軸受9との間、回転軸副軸部4bと副軸受10との間、回転軸偏心部4cと偏心ローラ15との間、偏心ローラ15とシリンダ室8周面との間などがある。油溜り部20の潤滑油は回転軸4の回転にともなう給油ポンプにより汲み上げられ、給油通路を介して各摺接部へ導かれるようになっている。
上記偏心部4cの軸方向長さは偏心ローラ15の高さ寸法よりも小であり、その分、偏心部4cの上下端面と偏心ローラ15の上下端面とはある程度の寸法差を有している。そして、偏心ローラ15の内径部で上下端角部は斜めに切削され、いわゆる面取り加工が施された面取り部Maとなっている。
偏心部4c上端と偏心ローラ15上端に寸法差があり、補助逃げ部f下端が偏心ローラ15の内径部に挿入するので、偏心部4cが偏心する側とは反対側において、上記補助逃げ部fは主軸部4aから偏心部4cに亘って斜めに形成される。偏心ローラ15の内径部に面取り部Maが設けられることも相俟って、補助逃げ部fが偏心ローラ15内径部上端に接触することはない。
一方、上記連結部4dの軸芯と副軸部4bの軸芯は一致し、連結部4dの軸径は副軸部4bの軸径よりも小に設定されている。すなわち、連結部4dの周面は副軸部4bの周面と段差があり、全周に亘って後述する逃げ部(逃げ手段)Lが形成される。逃げ部Lの下端である、副軸部4bと連結部4dとの連設角部は、いわゆる面取り加工が施され、面取り部Mbとなっている。
このようにして、回転軸4に主軸部4a等が設けられ、上記副軸受10の軸芯に沿うとともに連結部4dに対向する部位に凹陥部gが設けられる。副軸受10の鍔部10bの厚みが主軸受9の鍔部9bの厚みよりも大であるのは、上記連結部4dを収容する凹陥部gを備えるためである。
つぎに、圧縮機構部2における主要部の構成について説明する。
回転軸4に設けられる主軸部4aの軸径をφD1、副軸部4bの軸径をφD2、偏心部4cの軸径をφD3とし、偏心部4cの偏心量をEとしたとき、下記(1)式および(2)式を満足するように設定されている。
φD3 < φD1 + 2×E ……(1)
φD3 < φD2 + 2×E ……(2)
そして、連結部4dの全周に亘って逃げ部Lが形成されるうえに、逃げ部Lである連結部4bの軸長をZ、偏心ローラ15の高さ寸法(軸長)をH、偏心ローラ15内径部に設けられる面取り部Maの軸方向長さをCr、逃げ部L下端の面取り部Mbにおける軸方向長さをCfとしたとき、下記(3)式が満足するように設定されている。
Z ≧ H − Cr − Cf ……(3)
なお、上記面取り部Ma,Mbの大きさはゼロを含むものであって、したがって面取り部Ma,Mbが全く存在していない場合にも適用される。
つぎに、このようにして構成される回転式圧縮機と冷凍サイクル装置の作用を説明する。
回転式圧縮機Aにおける電動機部3に通電すると回転軸4が回転駆動され、圧縮機構部2を構成するシリンダ室8内において偏心ローラ15が偏心移動する。シリンダ室8ではブレード18で仕切られ、かつ冷媒管Pと連通する一方室に、蒸発器Dで蒸発し気液分離器で分離された冷媒ガスが冷媒管Pを介して吸込まれる。
偏心ローラ15が偏心移動を継続すると、冷媒ガスが吸込まれた側の室の容積が減少し、圧力が上昇する。その室の容積が所定の容積になったとき、圧縮された冷媒ガスは所定圧力まで上昇する。同時に主軸受9と副軸受10に設けられる吐出弁機構が開放され、圧縮されて高温高圧化した冷媒ガスはバルブカバー12,13内へ吐出される。
圧縮された冷媒ガスは各バルブカバー12,13から直接的、もしくは間接的に密閉ケース1内の圧縮機構部2と電動機部3との間の空間部へ導出される。そして、圧縮された冷媒ガスは電動機部3に設けられる冷媒ガス流通路を流通し、電動機部3の上部側における密閉ケース1内に充満する。
冷媒ガスは回転式圧縮機A上端に接続される冷媒管Pへ吐出され、凝縮器Bに導かれて凝縮液化し、膨張装置Cに導かれて断熱膨張し、蒸発器Dに導かれて蒸発し、周囲から蒸発潜熱を奪って冷凍作用をなす。蒸発した冷媒は気液分離器に導かれて気液分離され、ガス分のみが気液分離器から冷媒管Pを介して回転式圧縮機Aに導かれる。
そして冷媒ガスは、回転式圧縮機Aの圧縮機構部2を構成するシリンダ7の吸込み通路を介してシリンダ室8に導かれる。上記偏心ローラ15の偏心移動にともなって再び圧縮され、所定圧まで上昇したところで吐出弁機構から吐出される。以下、上述の作用を繰り返す。
その一方で、回転軸4の回転にともなって給油ポンプは油溜り部20の潤滑油を吸上げ、給油通路を介して回転軸4と主軸受9との間などの各摺接部へ給油する。各摺接部においては、油溜り部20から充分な量の潤滑油が導かれ、潤滑性を保持する。各摺接部に給油された潤滑油は、再び元の油溜り部20に集溜される。
なお、回転式圧縮機Aとして、摩擦ロスを低減し効率を向上するために、回転軸4の摺動部分で最も径の大きい偏心部4cの直径を極力小径化することが望ましい。それにともない、シリンダ7の厚みを、より縮小化して、偏心部4cの偏心量を大きくとり、回転軸4の摺動損失の低減を得るとよい。
上述したように、主軸部4aの軸径φD1、副軸部4bの軸径φD2、偏心部4cの軸径φD3、偏心部4cの偏心量Eとしたとき、下記(1)式および(2)式を満足するように設定されている。
φD3 < φD1 + 2×E ……(1)
φD3 < φD2 + 2×E ……(2)
このことにより、偏心部4cの偏心量を大きくとっても、主軸受9に回転自在に嵌合する主軸部4aの軸径φD1と、副軸受10に回転自在に嵌合する副軸部4bの軸径φD2を細くすることなく、偏心部4cの直径を小さくできる。
したがって、主軸受9と副軸受10に対する回転軸4の主軸部4aと副軸部4bの軸信頼性を保ちつつ、偏心部4cの摺動径を小さくでき、摺動損失を低減できるので、信頼性が高く、高性能である回転式圧縮機Aを得る。そして、この回転式圧縮機Aを備えて冷凍サイクルを構成する冷凍サイクル装置は、冷凍効率の向上化を得られる。
さらに、偏心ローラ15の高さ寸法Hと、上記偏心部4cの軸径φD3の割合を0.8以下(H/φD3<0.8)に設定したので、偏心ローラ15の高さ寸法Hを小さくして、主軸部4aと副軸部4bとの距離を短縮でき、回転軸4の撓み量低減による信頼性の向上と、騒音・振動の低減が得られ、回転式圧縮機Aの小型化が可能となる。
上記偏心ローラ15を回転軸4の偏心部4cに組み付ける際に、副軸部4b側に全周を逃げ部Lとした連結部4dを備え、逃げ部Lの軸長Z、偏心ローラ15の高さ寸法H、面取り部Maの軸方向長さCr、面取り部Mbの軸方向長さCfとしたとき、(3)式が満足するように設定されている。
Z ≧ H − Cr − Cf ……(3)
以上の設定から、偏心ローラ15を副軸部4b端面側から挿入し、連結部4dを介して偏心部4cに組み付け易くなり、偏心部4cに対する偏心ローラ15の組立て作業性の向上を図ることができる。
なお説明すると、主軸部4a端面から偏心ローラ15の内径部を挿入することは可能であるが、偏心ローラ15の挿入側端面が偏心部4c端面に当接しても、偏心ローラ15のほとんど大部分は主軸部4aに挿入したままであるので、その位置から偏心ローラ15を径方向に移動することができない。
一方、この実施の形態では、副軸部4bと偏心部4cとの間に、全周に逃げ部Lを備え、かつ(3)式で設定される連結部4dを設けている。そこで、偏心ローラ15を副軸部4b端面側から挿入し、副軸部4bを挿通して連結部4dに至り、偏心ローラ15と連結部4dが正しく対向した位置で、偏心ローラ15を偏心部4cの偏心方向へ移動する。
すなわち、偏心ローラ15内径部を逃げ部Lに接触させ、偏心ローラ15内径部を偏心部4c周面に正しく対向してから、偏心ローラ15を軸方向に沿って移動し、この内径部を偏心部4cに嵌入する。
上記条件と、偏心ローラ15に面取り部Maを設けるとともに、副軸部4bに面取り部Mbを設けているから、偏心ローラ15内径部の上下端が連結部4dの上下端および偏心部4cの下端に引っ掛ることがなく、偏心ローラ15を偏心部4cに円滑に嵌入することができる。
副軸部4bを偏心部4cにより近づけた形態にして、主軸部4aと副軸部4bとの距離が小さくなる。そのため、実際の圧縮運転時において回転軸4の撓み量の低減を図れることとなり、信頼性の向上と、振動・騒音の低減化を得られ、回転式圧縮機自体Aの小型化に結び付けられる。
なお、回転式圧縮機Aを構成する圧縮機構部2の基本構成は上述のごとくであり、変更しないことを前提とし、偏心部4cに偏心ローラ15を組み付ける際の作業性向上を考慮すると、他の実施の形態が考えられる。すなわち、H/φD3<0.8の関係および上記(1)式と(2)式を前提とし、上記逃げ部Lの構造と、上記(3)式に代って、以下に述べるような設定であってもよい。
図2(A)は、第2の実施の形態での回転式圧縮機Aの一部断面図、図2(B)は図2(A)のS−S線に沿う横断面図である。(図1と同一構成部品については、同番号を付して新たな説明を省略する)
図2(A)に示すように、副軸部4bと偏心部4cとの間に設けられる連結部4d1の軸長は極く短く、かつ軸径は副軸部軸径φD2よりも僅かに小さく形成される。上記連結部4d1の偏心部4c側端面から副軸部4b端面側に亘って、長さZaの範囲で逃げ部(逃げ手段)22が設けられる。
図2(B)に示すように、上記逃げ部22は偏心部4cの中心位置Oaを中心とし、偏心部4cの偏心方向とは反対側の周面一部を、偏心部4c周面と同一面になる曲率半径で切削加工してなるものである。上記逃げ部22が設けられる範囲(角度θ)は、副軸部4bの中心Obから120°以下とする。
なお、上記逃げ部22周面は、偏心部4cの周面よりも内側に位置するような加工であってもよいが、少なくとも偏心部4c周面よりも外側に突出するような逃げ部周面であってはならない。
再び図2(A)に示すように、逃げ部22の下端(副軸部4bの下端側)角部は面取り加工が施された面取り部Mcとなっている。連結部4d1と連設される副軸部4bの上端角部に面取り部Mbが設けられ、偏心ローラ15の内径部上下端にも面取り部Maが設けられることは変りがない。
上記逃げ部22の軸方向長さをZa、偏心ローラ15の高さをH、偏心ローラ15内径部の面取り部Maにおける軸方向長さをCr、逃げ部22の面取り部Mcにおける軸方向長さをCgとしたとき、下記(4)式が満足するように設定されている。
Za ≧ H − Cr − Cg ……(4)
偏心ローラ15の組み付け時は、副軸部4b端面側から偏心ローラ15内径部を挿入し、偏心ローラ15を逃げ部22に正しく対向させる。そして偏心ローラ15を偏心部4cの偏心方向へ平行移動し、偏心ローラ15の内径部一部を逃げ部22周面に接触させる。その状態のまま、偏心ローラ15を軸方向に沿って移動し偏心部4cに嵌入する。
このとき、上記(4)式を設定しているとともに偏心ローラ15に面取り部Ma、逃げ部22に面取り部Mcをそれぞれ設けているので、偏心ローラ15内径部の上下端部が逃げ部22の上下端部と偏心部4cの端部に引っ掛ることがなく、偏心ローラ15を偏心部4cに円滑に対向し、嵌入することができる。
先に第1の実施の形態で説明したものよりも、副軸部4bがさらに偏心部4cに近づき、主軸部4aと副軸部4bとの距離がさらに短くなる。そのため、回転軸4の撓み量のより低減を図り、信頼性のより向上と、振動・騒音のより低減化を得られ、回転式圧縮機自体Aのより小型化に結び付けられる。
上記逃げ部22の中心を偏心部4cの中心Oa位置と略同一としたから、逃げ部22を偏心部4cと同軸で加工でき、製造性が向上する。逃げ部22を中心Obから120°以下の範囲に設けたから、軸負荷力を受ける副軸部4bおよび連結部4d1の軸面積を充分に確保でき、軸信頼性を損なうことがない。
つぎに、第2の実施の形態における前提条件を同一(以下の実施の形態についても同じ)として、第3の実施の形態について説明する。
図3(A)は、第3の実施の形態での回転式圧縮機Aの一部断面図、図3(B)は図3(A)のT−T線に沿う横断面図である。
図3(A)に示すように、副軸部4bと偏心部4cとの間に設けられる連結部4d2の軸長Zbは極く短く、かつ軸径は副軸部4b軸径φD2よりも僅かに小さく形成される。さらに、連結部4d2における偏心部4cの偏心方向とは反対側の周面に、ローラ逃げ部24が設けられている。
このローラ逃げ部24は、連結部4d2の軸方向長さの全長に亘って設けられていて、したがってローラ逃げ部24の軸長はZbである。特に図3(B)に示すように、ローラ逃げ部24の中心位置Oaは連結部4d2の中心位置Obとは異なり、上記偏心部4cの中心Oaと一致した位置にある。
上記ローラ逃げ部24は、偏心部4c周面一部と同一曲面を形成することとなり、互いに連設状態となる。なお、ローラ逃げ部24が設けられる範囲(角度:θ)は、ここでも約120°以下とする。
一方、上記偏心ローラ15の内径部で、この下端面から所定の長さBに亘って、副軸逃げ部25が設けられる。この副軸逃げ部25は、上記副軸部4bの周面と同一の曲率半径で凹陥形成される。あるいは、より大なる曲率半径であってもよく、少なくとも同一の曲率半径よりも小なる曲率半径であってはならない。
結果的に、上記副軸逃げ部25は副軸部4bの周面と同一面を形成し、もしくは副軸部4周面よりも外側に位置する面に構成される。なお、副軸逃げ部25が設けられる範囲(角度:θ)を約120°以下とすることは、同様である。特に、副軸逃げ部25における上端側の角部は面取り加工される面取り部Mdとなっている。
上記連結部4d2の軸方向長さをZb、偏心ローラ15の高さ寸法をH、副軸逃げ部25の軸方向長さをB、副軸逃げ部25の面取り部Mdにおける軸方向長さをCh、ローラ逃げ部24の面取り部Mbにおける軸方向長さCfとしたとき、下記(5)式が満足するように設定されている。
Zb ≧ (H−B) Ch − Cf ……(5)
以上の設定から、副軸部4b端面側から偏心ローラ15の内径部を挿入し、偏心ローラ15上端部が連結部4d2に対向したところで、連結部4d2のローラ逃げ部24と偏心ローラ15の副軸逃げ部25とが対向するよう、偏心ローラ15を周方向に回動調整する。
そして、偏心ローラ15を偏心部4cの偏心方向へ移動して、偏心ローラ15の副軸逃げ部25を副軸部4b周面一部に密接し、かつ副軸逃げ部25から上部を連結部4d2のローラ逃げ部24に密接する。この状態のまま偏心ローラ15を偏心部4cの軸方向に沿って移動し、偏心部4cに嵌入する。
このとき、上記(5)式を設定しているので、偏心ローラ15内径部が偏心部4cに引っ掛ることがなく、偏心ローラ15を偏心部4cに対して円滑に対向させることができる。しかも、偏心ローラ15内径部の上下端部を面取り加工した面取り部Maとしたので、より円滑に偏心ローラ15内径部を偏心部4cに対向させることができる。
したがって、先に説明した構成のものと同様、副軸部4bがさらに偏心部4cに近づいた形態になって、主軸部4aと副軸部4bとの距離がさらに短縮する。そのため、回転軸4の撓み量のより低減を図り、信頼性のより向上と、振動・騒音のより低減化を得られ、回転式圧縮機A自体のより小型化に結び付けられる。
ローラ逃げ部24の中心を偏心部4c中心Oa位置と略同一としたから、ローラ逃げ部24を偏心部4cと同軸で加工でき、製造性が向上する。副軸逃げ部25を偏心部4c中心Oaから120°以下の範囲に設けたから、偏心ローラ15を介して偏心部4cが軸負荷力を受けても、軸面積を充分に確保でき、軸信頼性を損なうことがない。
図4(A)(B)は、第4の実施の形態を説明する回転式圧縮機Aの、互いに異なる一部平面図である。
図4(A)は、偏心ローラ15とブレード18aとが一体構造化される、いわゆるスイングタイプの圧縮機構部2Aを備えている。この種の構造を備えることにより、偏心ローラ15の自転を確実に規制して、偏心運動だけを行わせ、圧縮効率の向上を図ることができる。
この場合にも、先に図3(A)(B)にて説明したように、副軸部4bと偏心部4cとの間に連結部4d2を備え、この連結部4d2にローラ逃げ部24を設ける。ブレード18aが一体に連設される偏心ローラ15には、副軸逃げ部25を設ける。
偏心ローラ15を副軸部4b端面側から挿入し、偏心ローラ15内径部の副軸逃げ部24から上の部分が連結部4d2に対向したところで、連結部4d2のローラ逃げ部24と偏心ローラ15の副軸逃げ部25とが直状に対向するよう、偏心ローラ15を周方向に回動調整する。
さらに、偏心ローラ15を偏心部4cの偏心方向へ移動して、偏心ローラ15の副軸逃げ部24を副軸部4b周面一部に密接させ、副軸逃げ部25から上端面に亘る内径部をローラ逃げ部24に密接する。そのうえで、偏心ローラ15を軸方向に沿って移動し、偏心部4cに嵌入する。
すなわち、ブレード18aが一体化した偏心ローラ15の偏心部4cに対する組立ては変りがないが、上記偏心ローラ15の副軸逃げ部25と連結部4d2のローラ逃げ部24は、図に示すようにシリンダ7に設けられるガス吸込み通路28側に設ける。なお、29は上記吐出弁機構に対向して設けられる吐出ポートである。
したがって、実際の圧縮作用時に、シリンダ室8がブレード18aによって吸込み室mと圧縮室nとに仕切られる状態で、吸込み室mに副軸逃げ部を25設けたので、偏心ローラ15を介して偏心部4cに軸負荷力がほとんどかからずにすみ、偏心部4cの軸信頼性を損なうことはない。
図4(B)は、偏心ローラ15のブレード18が接する周面に沿って凹状に形成した凹部15aを設け、この凹部15aに先端を円弧状に形成したブレード18を当接させる、いわゆるヒンジドブレードタイプと呼ばれる圧縮機構部2Bを備えている。図4(A)のスイングタイプのものと同様、偏心ローラ15自転を規制して偏心運動だけ行わせ、圧縮効率の向上を図ることができる。
この場合も、連結部4d2のローラ逃げ部24と偏心ローラ15の副軸逃げ部25を吸込み室m側に設けることとする。したがって、偏心ローラ15を介して偏心部4cに軸負荷力がほとんどかからずにすみ、偏心部4cの軸信頼性を損なうことはない。
図5は、第5の実施の形態を説明する回転式圧縮機Aの一部断面図である。副軸部4bの一部と連結部4d2全体とに亘って、ローラ逃げ部24aが設けられる。また、偏心ローラ15内径部の下端から上端側中途部に亘って副軸逃げ部25aが設けられる。
先に図3(A)で説明したローラ逃げ部24を連結部4d2のみに設けるのではなく、ローラ逃げ部24aを副軸部4b側へ延長し、その分、偏心ローラ15に設けられる副軸逃げ部25aの長さを短縮化した構成であり、基本的には第2の実施の形態とほとんど同様であり、したがって同様の効果を得られる。
図6は、第6の実施の形態を説明する多筒型回転式圧縮機Aaの一部断面図である。電動機部3に回転軸4を介して連結される圧縮機構部2Cは、主軸受部を一体に設けたフレーム9Aに、それぞれシリンダ室8を備えた2つのシリンダ7A,7Bが中間仕切り板30を介して取付けられる。
この場合においても、偏心ローラ15の高さ寸法H/偏心部4cの軸径φD3<0.8の関係および、先に説明した(1)式および(2)式を満足することを前提として、先に第2の実施の形態(図2)で説明したように、副軸部4bと連結部4dに亘って逃げ部22が設けられる。特に図示していないが、偏心ローラ15内径部と逃げ部22に面取り部を設けておくことにより、上記した(4)式が成立する。
先に副軸部4b端面側から挿入した偏心ローラ15を逃げ部22を利用して下部側の偏心部4cに嵌入でき、さらに中間連結部31を介して上部側の偏心部4cに嵌入する。後から副軸部4bに挿入した偏心ローラ15は、下部側の偏心部4cに嵌入できる。
したがって、多筒型回転式圧縮機Aaにおいても、単気筒型の回転式圧縮機Aと何ら変ることなく、各偏心ローラ15をそれぞれ偏心部4cに嵌入でき、先に説明したものと同様の作用効果を得られることとなる。
なお、上記第1の実施の形態から第6の実施の形態では、偏心ローラ15を副軸部4b端面側から挿入して偏心部4cに嵌入するようにしたが、これに限定されることはなく、主軸部4a側端面から偏心ローラ15を挿入して偏心部4cに嵌入するようにしてもよい。この場合は、上記逃げ部と関連事項は全て副軸部4b側から主軸部4a側へ変更することとなる。
また、2の実施の形態から第6の実施の形態においては、偏心ローラ15の高さ寸法Hと、偏心部4cの軸径φD3の割合を0.8以下(H/φD3<0.8)に設定してあり、偏心ローラ15の高さ寸法Hを小さくして、主軸部4aと副軸部4bとの距離を短縮でき、回転軸4の撓み量低減による信頼性の向上と、騒音・振動の低減が得られ、回転式圧縮機A(多気筒型回転式圧縮機Aa)の小型化が可能となる。
さらに、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
本発明における第1の実施の形態に係る、回転式圧縮機の縦断面図と、空気調和機の冷凍サイクル構成図。 同第2の実施の形態に係る、回転式圧縮機の一部縦断面図と、S−S線に沿う横断面図。 同第3の実施の形態に係る、回転式圧縮機の一部縦断面図と、T−T線に沿う横断面図。 同第4の実施の形態に係る、互いに異なる構成の一部平面図。 同第5の実施の形態に係る、回転式圧縮機の一部縦断面図。 同第6の実施の形態に係る、多筒型回転式圧縮機の一部縦断面図。
符号の説明
9…主軸受、4a…主軸部、10…副軸受、4b…副軸部、15…偏心ローラ、4c…偏心部、4…回転軸、8…シリンダ室、7…シリンダ、L…逃げ部、22…逃げ部、24…ローラ逃げ部、25…副軸逃げ部、A…回転式圧縮機、B…凝縮器、C…膨張装置、D…蒸発器。

Claims (4)

  1. 主軸受に枢支される主軸部と、副軸受に枢支される副軸部および、これら主軸部と副軸部との間に偏心して設けられローラが係合する偏心部を備えた回転軸と、
    この回転軸の上記偏心部に係合する上記ローラを収容し、回転軸の回転にともなってローラが周面に接触しながら偏心移動するシリンダ室を備えたシリンダとを具備する回転式圧縮機において、
    上記回転軸における上記主軸部の軸径をφD1、上記副軸部の軸径をφD2、上記偏心部の軸径をφD3、上記偏心部の偏心量をEとしたとき、
    φD3 < φD1 + 2×E ……(1)
    φD3 < φD2 + 2×E ……(2)
    の(1)、(2)式を満足するように設定するとともに、
    上記回転軸の主軸部と副軸部、もしくは上記ローラの少なくともいずれか1つに、上記ローラを上記主軸部もしくは副軸部を介して上記偏心部に組み付ける際の逃げ手段を備えたことを特徴とする回転式圧縮機。
  2. 上記逃げ手段は、上記回転軸における主軸部と副軸部のいずれか一方で、上記偏心部の偏心方向とは反対側である反偏心側に、上記偏心部周面と同一、もしくは偏心部周面よりも内側に位置するよう設けられることを特徴とする請求項1記載の回転式圧縮機。
  3. 上記逃げ手段は、上記ローラの内径部で、上記主軸部および副軸部のいずれか一方の軸部の周面と同一、もしくは軸部の周面よりも外側に位置するよう設けられることを特徴とする請求項1記載の回転式圧縮機。
  4. 上記請求項1もしくは請求項3に記載の回転式圧縮機と、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器を備えて冷凍サイクルを構成することを特徴とする冷凍サイクル装置。
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