JP2008180055A - 津波・洪水等の非常事態からの避難装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】津波などに対してより強力に対抗し得るようにした津波・洪水等の非常事態からの避難装置を提供することにある。
【解決手段】基盤に打設された鉄筋コンクリート製基礎と、同基礎上に立設固定された複数本の支柱と、同支柱上に固定された避難ステージと、基盤側と避難ステージとの間を連絡する登降手段とを備えた津波・洪水等の非常事態からの避難装置であって、前記支柱は、少なくとも下部が、基礎と同じコンクリート製でなっていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】基盤に打設された鉄筋コンクリート製基礎と、同基礎上に立設固定された複数本の支柱と、同支柱上に固定された避難ステージと、基盤側と避難ステージとの間を連絡する登降手段とを備えた津波・洪水等の非常事態からの避難装置であって、前記支柱は、少なくとも下部が、基礎と同じコンクリート製でなっていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、津波・洪水等の非常事態からの避難装置に関する。
例えば、津波対策用として海岸線などに設置される津波避難用施設物(津波タワー)は、基盤に打設された鉄筋コンクリート製基礎と、同基礎上に立設固定された複数本の支柱と、同支柱上に固定された避難ステージと、基盤側と避難ステージとの間を連絡する登降手段とを備えたものになっている。
しかし、これまでの津波避難用施設物は、支柱・避難ステージ・登降手段の全てが鉄骨製でなることから、前方から津波が襲来してくると前方下部から突き上げる力が働いた際に抵抗力で充分対抗しようとするが、未曾有の規模をもつ津波あるいは悪条件が重なる場合などにあっては浮き上がり傾向になるおそれがあった。
上記に鑑み、本発明は、津波などに対してより強力に対抗し得るようにした津波・洪水等の非常事態からの避難装置を提供することにある。
上記に鑑み、本発明は、津波などに対してより強力に対抗し得るようにした津波・洪水等の非常事態からの避難装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、基盤に打設された鉄筋コンクリート製基礎と、同基礎上に立設固定された複数本の支柱と、同支柱上に固定された避難ステージと、基盤側と避難ステージとの間を連絡する登降手段とを備えた津波・洪水等の非常事態からの避難装置であって、前記支柱は、少なくとも下部が、基礎と同じコンクリート製でなっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、上部および避難ステージは、鉄骨製とされている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、下部の鉄筋コンクリート製支柱間は相互に連結されてなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3までのいずれかに記載のものにおいて、支柱の全体は鉄筋コンクリート製とされている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、上部および避難ステージは、鉄骨製とされている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、下部の鉄筋コンクリート製支柱間は相互に連結されてなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3までのいずれかに記載のものにおいて、支柱の全体は鉄筋コンクリート製とされている。
本発明によれば、基盤に打設された鉄筋コンクリート製基礎と、同基礎上に立設固定された複数本の支柱と、同支柱上に固定された避難ステージと、基盤側と避難ステージとの間を連絡する登降手段とを備えた津波・洪水等の非常事態からの避難装置であって、前記支柱は、少なくとも下部が、基礎と同じコンクリート製でなっていることを特徴とするので、津波などに対してより強力に対抗し得るようにした津波・洪水等の非常事態からの避難装置を提供することができる。
以下の各実施形態で説明されている個々の提案技術は他の実施形態にも適用されるものとする。
図1(図2の平面図)、図2(図1の矢印X方向からみた正面図)および図3(図2のIII−III線断面図)、図4(図2のIV−IV線断面図)は、本発明に係る津波・洪水等の非常事態からの避難装置で特に津波対策用として開発された一実施形態を示す。これらの図において、1は設置基盤で、同基盤1には、3つの基礎ブロック2…が打設されている。これら基礎ブロック2…は、津波流の襲来が想定される方向をXとした場合、タワー中心OTを設定するとともにそのOTを通るA線をX線と平行なる関係とし、A線上に、先行する1つの基礎ブロック2の中心O−1を設定するとともに、この中心O−1が正三角形の1つの頂点になるようにして後行する2つの基礎ブロック2,2の中心O−2,O−3を設定する。ここでは、中心O−1とO−2を結ぶ線が6m前後になるように設定されている。ブロック2は、平面形状が3m□の正方形で厚さ850mmをした正四角柱状の鉄筋コンクリートブロックで、その底面には割栗3と捨てコン4(以下基礎構造は同様とする)が施されている。尚、地耐力が一定以下である場合には、ブロック2の下層としてラップルコンクリートを施して強度向上を図るものとする。
図1(図2の平面図)、図2(図1の矢印X方向からみた正面図)および図3(図2のIII−III線断面図)、図4(図2のIV−IV線断面図)は、本発明に係る津波・洪水等の非常事態からの避難装置で特に津波対策用として開発された一実施形態を示す。これらの図において、1は設置基盤で、同基盤1には、3つの基礎ブロック2…が打設されている。これら基礎ブロック2…は、津波流の襲来が想定される方向をXとした場合、タワー中心OTを設定するとともにそのOTを通るA線をX線と平行なる関係とし、A線上に、先行する1つの基礎ブロック2の中心O−1を設定するとともに、この中心O−1が正三角形の1つの頂点になるようにして後行する2つの基礎ブロック2,2の中心O−2,O−3を設定する。ここでは、中心O−1とO−2を結ぶ線が6m前後になるように設定されている。ブロック2は、平面形状が3m□の正方形で厚さ850mmをした正四角柱状の鉄筋コンクリートブロックで、その底面には割栗3と捨てコン4(以下基礎構造は同様とする)が施されている。尚、地耐力が一定以下である場合には、ブロック2の下層としてラップルコンクリートを施して強度向上を図るものとする。
これら3つの基礎ブロック2…は、図4に示すように、一辺中間と各中心O−1〜3を結ぶ線A、B,Cがタワー中心OTを通る求心向き配置とされている。5は地中梁で、各ブロック2の中心O−1…3の相互を結ぶ線D,E,F上に伸び全体として正三角形の辺に対応するものとしてブロック2と一体形成されている。尚、同地中梁3の両端の配筋は、各ブロック2内に伸びて結合されているが、各基礎ブロック2から線D,E,F上に沿って伸びるように鉄骨小梁6を設けておきあとでこれらを主地中梁でつなぐようにしてもよい。
7は下部支柱で、同支柱7は、各基礎ブロック2上に同心状をなして円柱状に立ち上がるもので、その直径は1.5m〜2m前後の太く中実状で高さ2.5〜3m前後の鉄筋コンクリート造りの円柱とされている。この下部支柱5は、基礎ブロック2からの立ち上がり筋や曲げ筋などにより基礎ブロック2とともに一体形成される。同下部支柱5の上端には、アンカーボルト8…が配筋施工により突設されている。
下部支柱7上には、鉄骨丸パイプ(あるいは角パイプなど)製の上部支柱10が下部フランジ11の孔を前記アンカーボルト8…に通してナット締めすることで固定して立設されている。これらの上部支柱10間は相互に下部連結梁12により連結されるとともに同下部連結梁12上を介して図3に示す中間避難ステージ13が設けられている。この避難ステージ13には、登降手段である第1階段14が連絡されるとともに中段手すり15が設けられている。この中段手すり15は、津波流に対抗する多孔状あるいはメッシュ状としたり非透水式の面状手すりであってもよい。
上部支柱10の上端は、図1に破線で示す上部連結梁16や補助梁17が連結されて上部避難ステージ18が設けられるとともに、登降手段である第2階段19や上部手すり20が設けられている。
上記のように、本装置は、下部支柱7が鉄筋コンクリート製でなるので、従来のような鉄パイプ製のものに比しタワー全体重量が増大し、その結果、津波流Xの衝撃を受けても横ずれや浮き上がりその他の影響を受けるおそれがなく、しかも、コンクリートであるので、海風で錆びるようなことがなくなる。さらに、コンクリート製であるので、太さを任意にとることができるとともにタワー全体として鉄骨材を少なくすることができて経済的でもある。
尚、上部支柱10は、図4の右欄に示すように、四角形にしたり六角形や八角形にしてもよい。三角柱にしてもよい。四角形の場合、図のように、Xに対しその角を向けて津波流が左右に切り分けられて斜め分流化するようにしてもよい。
また、基礎ブロック2は、丸柱状にしてもよい。
さらに、上部支柱10は、図4の右上欄に示すように大径の円筒型にしてもよい。この場合、内部にラセン階段22を設けて後方下部の入り口23から避難し得るようにしてもよい。上部支柱10を角型にしたものの内部にラセン階段を備えたものにしてもよい。
また、前記実施形態では基礎を個別ブロック式としたが、図4に仮想線で示すように、ベタ基礎24にしてもよい。この場合、ベタ基礎24を全体的に均一な厚さに打設する方法と外周部分を厚くし内周部分を薄く打設する方法とがある。同ベタ基礎24の上には、角あるいは丸ブロック型の下部支柱7が一体あるいは別体据付にて設けられる。
さらに、前記実施形態では三角形を基本としてタワー全体を構築したが、これは四角形、五角形…のようにその他の多角形を基本とするものにしてもよい。
また、前記実施形態では3階部分が避難ステージになっていたが、4階あるいは5階部分を避難ステージにするものであってもよい。
さらに、前記実施形態では上部支柱10が鉄骨製であったが、FFU製や木材製でもよい。
また、前記実施形態では、中間避難ステージ13に登降するのに斜めの直線式階段14によりその上端が中間避難ステージ13の縁部に取り付けられるように構成したが、図3に仮想線で示す14Aのように、上端が中間避難ステージ13の面内の登り口を通じて臨む方式にしてもよく、また、14Bで示すように、上端が中間避難ステージ13の面内に臨むものであって三角形の辺に平行な階段方式にすることもあり、さらに、14Cで示すように、三角形の辺の外側に平行で折れ曲がる階段方式にしてもよい。
また、図4に仮想線で示すように、下部支柱7周りを利用してラセン外階段26を設けてもよい。その外周は、ラセン手すりとか円筒カバーを付して安全・安心に登降できるようにする。下部支柱7周りには間伐材等の木質材を巻き付けることがある。
また、上記では頂点位置に下部支柱7…が1本ずつ設けられていたが、例えば、図4の右上欄のようなラセン階段22付き下部支柱7を直径2〜6m前後の1本の大径支柱としてその上端を介して避難ステージ18を固定するようにしてもよい。この場合、下部支柱7は四角筒など角筒形にしてもよい。
さらに、前記実施形態では、下部支柱7…の3本のうちの1本を津波の襲来が想定される方向Xに先行して配置してあったが、図1の想定される方向X1に対し三角形の辺を直角に向けるようにする場合と、XとX1の中間の角度を襲来が想定される方向X2として向ける場合とがある。さらに、XとX2、X2とX1との間の角度を津波の襲来が想定される向きとして設定する場合もある。この方向性については、四辺形、五角形、六角形…などの頂点に下部支柱7…が配置されるタイプにも適用がある。
また、図3に仮想線で示すように、基礎ブロック2の先行するものは2′のように前方へ大きく形成して重量化することで前方からの津波による突き上げ力により有効に対抗できるようにしてもよい。その基礎ブロック2の前上側に緩衝杭Sを立設してもよい。また、同図右欄に示すように、基礎ブロック2の前上部に杭状でなく半円柱型あるいは三角柱型の緩衝体S′、S′′を付加してもよい。前方の支柱7のみを特に径大化してもよい。
さらに、図4の左下欄に示すように、基礎ブロック2および下部支柱7を四角形の頂点位置に配し、基礎ブロック2間を地中梁5にて一体連結するタイプとしてもよい。この場合、地中梁5は基礎ブロック2より狭幅にしてあるが、仮想線のように同じ幅5′にして基礎全体が四角枠状をなすものにしてもよい。勿論ベタ基礎方式にしてもよい。前記下部支柱7は、仮想線のように角柱状にしてもよく、この場合、津波流が左右に分け流れるようにその角稜部をX方向に向けても良い。このように4本支柱タイプにおいても津波の襲来する方向をX以外にX1やX2とすることがある。
以上、これらのことは他の実施形態でも同様に適用される。
また、基礎ブロック2は、丸柱状にしてもよい。
さらに、上部支柱10は、図4の右上欄に示すように大径の円筒型にしてもよい。この場合、内部にラセン階段22を設けて後方下部の入り口23から避難し得るようにしてもよい。上部支柱10を角型にしたものの内部にラセン階段を備えたものにしてもよい。
また、前記実施形態では基礎を個別ブロック式としたが、図4に仮想線で示すように、ベタ基礎24にしてもよい。この場合、ベタ基礎24を全体的に均一な厚さに打設する方法と外周部分を厚くし内周部分を薄く打設する方法とがある。同ベタ基礎24の上には、角あるいは丸ブロック型の下部支柱7が一体あるいは別体据付にて設けられる。
さらに、前記実施形態では三角形を基本としてタワー全体を構築したが、これは四角形、五角形…のようにその他の多角形を基本とするものにしてもよい。
また、前記実施形態では3階部分が避難ステージになっていたが、4階あるいは5階部分を避難ステージにするものであってもよい。
さらに、前記実施形態では上部支柱10が鉄骨製であったが、FFU製や木材製でもよい。
また、前記実施形態では、中間避難ステージ13に登降するのに斜めの直線式階段14によりその上端が中間避難ステージ13の縁部に取り付けられるように構成したが、図3に仮想線で示す14Aのように、上端が中間避難ステージ13の面内の登り口を通じて臨む方式にしてもよく、また、14Bで示すように、上端が中間避難ステージ13の面内に臨むものであって三角形の辺に平行な階段方式にすることもあり、さらに、14Cで示すように、三角形の辺の外側に平行で折れ曲がる階段方式にしてもよい。
また、図4に仮想線で示すように、下部支柱7周りを利用してラセン外階段26を設けてもよい。その外周は、ラセン手すりとか円筒カバーを付して安全・安心に登降できるようにする。下部支柱7周りには間伐材等の木質材を巻き付けることがある。
また、上記では頂点位置に下部支柱7…が1本ずつ設けられていたが、例えば、図4の右上欄のようなラセン階段22付き下部支柱7を直径2〜6m前後の1本の大径支柱としてその上端を介して避難ステージ18を固定するようにしてもよい。この場合、下部支柱7は四角筒など角筒形にしてもよい。
さらに、前記実施形態では、下部支柱7…の3本のうちの1本を津波の襲来が想定される方向Xに先行して配置してあったが、図1の想定される方向X1に対し三角形の辺を直角に向けるようにする場合と、XとX1の中間の角度を襲来が想定される方向X2として向ける場合とがある。さらに、XとX2、X2とX1との間の角度を津波の襲来が想定される向きとして設定する場合もある。この方向性については、四辺形、五角形、六角形…などの頂点に下部支柱7…が配置されるタイプにも適用がある。
また、図3に仮想線で示すように、基礎ブロック2の先行するものは2′のように前方へ大きく形成して重量化することで前方からの津波による突き上げ力により有効に対抗できるようにしてもよい。その基礎ブロック2の前上側に緩衝杭Sを立設してもよい。また、同図右欄に示すように、基礎ブロック2の前上部に杭状でなく半円柱型あるいは三角柱型の緩衝体S′、S′′を付加してもよい。前方の支柱7のみを特に径大化してもよい。
さらに、図4の左下欄に示すように、基礎ブロック2および下部支柱7を四角形の頂点位置に配し、基礎ブロック2間を地中梁5にて一体連結するタイプとしてもよい。この場合、地中梁5は基礎ブロック2より狭幅にしてあるが、仮想線のように同じ幅5′にして基礎全体が四角枠状をなすものにしてもよい。勿論ベタ基礎方式にしてもよい。前記下部支柱7は、仮想線のように角柱状にしてもよく、この場合、津波流が左右に分け流れるようにその角稜部をX方向に向けても良い。このように4本支柱タイプにおいても津波の襲来する方向をX以外にX1やX2とすることがある。
以上、これらのことは他の実施形態でも同様に適用される。
図5は、地中梁28でつながれた基礎ブロック29上に一体の下部支柱30を立ち上げるとともにその上部に鉄骨製の上部支柱31および横連結材32を設けて図示しない上部避難ステージを構成して登降可能としたタワーにおいて、前記上部支柱31同士を同支柱31から一体に伸びた一体梁33とその間をつなぐ主梁34とで相互連結して更なる強度アップを図るようにした実施形態を示すものである。
尚、同図に仮想線で示すように、基礎ブロック29上で下部支柱31周りに対応して補助ベタ基礎35を構成して更なる重量化をしてもよい。
また、同図仮想線のように、下部支柱30の前面部には津波流を拡開状にせり上がらせる上昇拡散案内面36を形成してもよい。
また、同図仮想線のように、下部支柱30の前面部には津波流を拡開状にせり上がらせる上昇拡散案内面36を形成してもよい。
図6は、基礎ブロック38上に一体の支柱39を立設したもので、その支柱39全体が、竹の子状に一体コンクリート製とされていた実施形態を示す。40は横連結材、41は避難ステージである。横連結材40は、同図右欄に示すように、基梁42を支柱39から一体に突設することで構成される。
図7および図8は、地中梁45付き3点配置の基礎ブロック46上に鉄筋コンクリート製の支柱47を立ち上がり状に一体化したもので、同支柱47は、避難ステージ48まで及ぶまで全て同一の太径(1〜3m)のものにした実施形態を示す。仮想線のように下部を太く上部をそれより細く形成してもよい。49は2階避難ステージ、50は3階避難ステージ、51は階段である。尚、図7の右下欄に示すように、支柱47は四角柱状にしてもよく、その場合、X側に角稜部が先行するようにしてよい。
図9および図10は、複数個の基礎ブロック54を底版55と一体化して地中梁56で基礎ブロック54間を連結一体化した鉄筋コンクリート製の基礎版57についての実施形態で、同基礎版57には、底版55を補強する地中小梁58を地中梁56にT字形をなすように配備してなるとともに、各基礎ブロック54から支柱59を一体立設したものでなる。
この基礎版57によると、基礎ブロック54…の個所のみブロックで強度化しその他の部分は広くできるだけ軽く薄い底版55にして基礎面積を広く稼ぎつつ全体としてタワーの安定を向上させる強い構造の基礎を提供することができるものである。液状化現象時にも広い接地面積により有効に対抗し得るものである。
尚、図10の右欄に示すように、基礎版56からアンカーボルト60を突設して鉄骨丸(あるいは角)パイプ製の支柱61をフランジ62を介して立設するようにしてもよい。
また、図9に破線で示すように、底版55の底面には発泡スチロール(EPS)63を配備して底面からの支持力を補助して液状化現象時に有効に作用する基礎を提供することができるものである。
この基礎版57によると、基礎ブロック54…の個所のみブロックで強度化しその他の部分は広くできるだけ軽く薄い底版55にして基礎面積を広く稼ぎつつ全体としてタワーの安定を向上させる強い構造の基礎を提供することができるものである。液状化現象時にも広い接地面積により有効に対抗し得るものである。
尚、図10の右欄に示すように、基礎版56からアンカーボルト60を突設して鉄骨丸(あるいは角)パイプ製の支柱61をフランジ62を介して立設するようにしてもよい。
また、図9に破線で示すように、底版55の底面には発泡スチロール(EPS)63を配備して底面からの支持力を補助して液状化現象時に有効に作用する基礎を提供することができるものである。
図11は、左上の津波避難装置が基本となるもので、同装置は、基礎ブロック65上に鉄骨の支柱66を立設して横連結材67で相互連結するとともに、その上に中間避難ステージ68を設けて第1階段69で避難し得るようにし、さらに支柱66の上端に介装構造体70を挟み込んでその上に上部避難ステージ71を装備し第2階段72を介して避難し得るようにしたものである。
同図の避難装置は、設置前は5mの想定津波高さに対応するように設計され設置されたものであるが、その後、当該設置地域には6mの津波が襲来するおそれがあると修正されることを想定して構築されたもので、そうした場合、同図右欄に示すように、介装構造体70を抜き外してそれより長い支柱長さの嵩上げパイプ73を介装固定して避難ステージ71の高さを高く対処できるようにしたもの(方法)である。このパイプ73はさらに長いものにするなど各種長さのパイプで対応可能にしてある。尚、階段72はそのまま使用しそれに補助階段73を追加するようにしてもよい。
また、他の方法として、同図右下に示すように、支柱66と基礎ブロック65間に嵩上げパイプ76を介装するようにしてもよい。この場合も第1階段69をそのまま使用してそれに補助階段77を追加して対処すればよい。
また、他の方法として、同図右下に示すように、支柱66と基礎ブロック65間に嵩上げパイプ76を介装するようにしてもよい。この場合も第1階段69をそのまま使用してそれに補助階段77を追加して対処すればよい。
図12は、支柱79上に避難ステージ80を備えてなる避難装置において設置後に津波高さの想定値に変動があった場合や想定値に変動はないが更なる安全性を要求される場合などに、同装置の避難ステージ80上に架台81と階段82付きの安全避難ステージ83を追加装備できるようにしたものである。この実施形態では追加的に安全避難ステージ83を装備するように説明したが、当初より同避難ステージ83を標準装備する場合もある。
図13および図14の実施形態は、四角柱型の基礎ブロック85を正三角形の頂点位置に配置するとともにこれらを地中梁86で一体的につないでなる基礎構造で、地中梁86で全体基礎をつなぐ構成になっているので、X方向からの津波波力に対し先行する基礎ブロック85のみで対抗するのでなく基礎ブロック85全体重量をもって対抗し得るものである。その基礎構造は、全体配筋87の中央部分に更なる強度化を図るための補強配筋88を重合状に組み合わせてアンカーボルト89を上へ突設してなる。尚、基礎ブロック85のWを3mとした場合、補強配筋88の幅wは1m程度とする。
図14の右欄はその従来例を示し、薄い底版90上の全体でなく一部面積をもって立ち上がり部91を立設してその上部を介して支柱92を固定するようにしていた。このものでは、全体として左欄のものより軽量でタワーの安定性が低くなりがちであるだけでなく配筋をするにも狭隘なスペース内を介して多数の配筋をする必要があって作業性にも難点があった。
図14の右欄はその従来例を示し、薄い底版90上の全体でなく一部面積をもって立ち上がり部91を立設してその上部を介して支柱92を固定するようにしていた。このものでは、全体として左欄のものより軽量でタワーの安定性が低くなりがちであるだけでなく配筋をするにも狭隘なスペース内を介して多数の配筋をする必要があって作業性にも難点があった。
それに対して、図14の左欄の基礎ブロック構造は、全体が大きなブロック状のもので重くなるので、タワーの安定性向上が図れるだけでなく、そのブロックに対応するスペースが広くなるので、広くやりやすい条件のもとで配筋作業を行うことができて作業性に優れるものとなる。
前記基礎ブロック85は、図13の右欄に比較例を示すように全ての辺がX方向に直角に向けられているとブロック外接面との関係で前後面での抜け抵抗はあるが左右側面の抜け抵抗が小さいので全体としてタワーが倒れやすい。それに対し、図13の左欄に示す本実施形態の場合は、基礎ブロック85の全てが前記求心向きになっているので、特に後方の基礎ブロック85にあっては四辺のブロック外接面の全てが転倒抵抗となって作用し、押し倒し力に強力に抵抗する。したがって、先行する基礎ブロック85もX方向に対し斜め向き(角稜部がX方向に向く)になるようにしてもよい。
尚、各基礎ブロック85上のアンカーボルト89は、図13に示すように、中心線A,B,Cの線上に配置して抜け強度を高く確保するようにしてある。93は緩衝杭である。
また、図13に示すように、アンカーボルト89は、支柱フランジ94のコーナー4点とこれらコーナー間4点の合計8点に対応して配備されているが、同図左上欄に示すように、支柱フランジ94のコーナー部付近に一対ずつ4組の合計8点配備方式にしてもよい。この場合、各一対のボルト89は、中心O−1と支柱フランジ94のコーナーとを結ぶ線Jを基準にして角度10度前後に振り分けた位置に設けられている。これは、一対ずつのアンカーボルト89,89が同時抵抗することにより津波波力により強力に抵抗力を発生し得る。角度15度前後とすることもある。Tは補強リブで、支柱92から四角板の各辺に直交すべく四方に伸びて設けられているが、八方へ伸ばしてもよい。
また、図13に示すように、アンカーボルト89は、支柱フランジ94のコーナー4点とこれらコーナー間4点の合計8点に対応して配備されているが、同図左上欄に示すように、支柱フランジ94のコーナー部付近に一対ずつ4組の合計8点配備方式にしてもよい。この場合、各一対のボルト89は、中心O−1と支柱フランジ94のコーナーとを結ぶ線Jを基準にして角度10度前後に振り分けた位置に設けられている。これは、一対ずつのアンカーボルト89,89が同時抵抗することにより津波波力により強力に抵抗力を発生し得る。角度15度前後とすることもある。Tは補強リブで、支柱92から四角板の各辺に直交すべく四方に伸びて設けられているが、八方へ伸ばしてもよい。
図15ないし図19は、図13に示すと同様の基礎部分の内部構造を示すもので、図15は、図13と比較すると、その内部配筋構造を説明するための横断模式図、図16は図15のA−A線断面図、図17は図15のB−B線断面図、図18は図15のC−C線断面図、図19は図15のD−D線断面図をそれぞれ示す。これらの図においては、図13における補強配筋88…およびアンカーボルト89…などの事後付加的な配筋要素は図示省略され、あくまでも基礎本体配筋部分のみを示している。
200は基礎ブロック用ベース鉄筋ユニットで、三角形の頂点位置を中心として各辺が中心OT向きとなるようにして配備されている。その具体的構造は、図16および図17に示すようであり、格子状の上端筋aや下端筋b、それに帯筋c、補強筋dその他幅止筋などの配筋により平面四角形の立体鉄筋ユニットを構成してある。同ユニット200は、現場構築方式であったり、事前に工場で全体を構築し現場に搬入するものでもよい。基礎底部の201は置き換えコンクリート、202は基礎砕石、203は均しコンクリートをそれぞれ示し、ユニット200をその上に配備してベースコンクリート204…を打設して基礎ブロックを構成してある。
205は地中梁配筋で、ユニット200間を結ぶ地中梁コンクリート206の内部に通されている。同配筋205は、図18に断面図を示すように、上端筋f・下端筋gおよびあばら筋hなどにより構築されている。上端、下端筋は、図15に示すようにその両端をユニット200内に挿し込んで互いに溶接にて連結されている。あばら筋は、上端筋および下端筋のユニット200から出た部分に対して巻装されている。地中梁コンクリート206の底敷は、前記と同様の構造になっている。
図15の207は階段基礎台で、基礎配筋208と基礎コンクリート209でなって後部の地中梁から延びるようにして構築され、地中梁と同じ構造になっている。
図20は基礎コンクリート全体の伏図で、前記鉄筋ユニット200や地中梁配筋205などの内部構造はここでは略式で透視図として示し、特に、タワー支柱211およびその前側に設置され防護機能を果たす緩衝支柱212の配筋構造の詳細を図21とともに説明図として示してある。
尚、タワー支柱211および緩衝支柱212は、図20では実線で示されているが、位置をあらわすために示したもので、基礎構造としては存在せず事後のタワー据付時にその位置にくるものである。
図20は基礎コンクリート全体の伏図で、前記鉄筋ユニット200や地中梁配筋205などの内部構造はここでは略式で透視図として示し、特に、タワー支柱211およびその前側に設置され防護機能を果たす緩衝支柱212の配筋構造の詳細を図21とともに説明図として示してある。
尚、タワー支柱211および緩衝支柱212は、図20では実線で示されているが、位置をあらわすために示したもので、基礎構造としては存在せず事後のタワー据付時にその位置にくるものである。
各ベースコンクリート204内にはベース鉄筋ユニット200が埋め込まれると同時に、その中央回りには、図21に示す縦補強筋213…を介して上下2本組の横補強筋214が溶接で組み付けられて補強筋を構成する。縦補強筋213はベース鉄筋ユニット200側に溶接固着されている。
尚、縦補強筋213及び横補強筋214は、図20では実線で示してあるが、埋設した状態にあるので実際は破線である。
尚、縦補強筋213及び横補強筋214は、図20では実線で示してあるが、埋設した状態にあるので実際は破線である。
これらの補強筋を受側として下受プレート215を介して複数本のアンカーボルト216…が横補強筋214への溶接により固着されるとともに前側上ゲージプレート217および後側上ゲージプレート218がそれぞれナット固定され、プレート217,218及びアンカーボルト216上端以外がベースコンクリート204内に埋設された状態でコンクリート打設される。219はSGLである。
こうして築造された図21の基礎上のゲージプレート217,218はその後取り外されて図20に示すタワー支柱211および緩衝支柱212の各下フランジ(図20の各プレート217,218に相当する形状)が締め付け固定される。
図22は、基礎ブロック95を地中梁96でつないでなる基礎内のスペースを有効利用して収納機能をもたせたものであり、同図右欄に斜視図を示すように、97は上蓋で、この蓋97はその縁が3本の地中梁96上に載りかかるようにされている。この上蓋97の底部には、密閉状の本体98が一体化され、同本体98は地中梁96の三角形をしたスペース内に嵌り込むようになっている。上蓋97は、地中梁96に対して止着具あるいは溶接により固定されるようにしてもよい。
99は突出筒で、蓋100で開閉自在とされている。こうした収納設備は、仮想線のように地中梁96内に嵌め込まれて津波が襲来したあとあるいは地震発生後に利用可能な各種防災用品や救助用具入れその他の収納用となる。
尚、同図左欄に示すように、小型の収納設備としてもよい。この小型収納設備は複数個で構成することができる。
尚、同図左欄に示すように、小型の収納設備としてもよい。この小型収納設備は複数個で構成することができる。
図23および図24は、基礎ブロック102上にフランジ103を介して支柱104を立設するものにおいて、基礎ブロック102をできるだけ重くしてタワーの安定性を高めるため、同ブロック102を仮想線で示す3m□の数倍の平面面積をもつものとした実施形態である。同基礎ブロック102の前部には緩衝杭105が立設されている。
尚、基礎ブロック102からは抜け止め106付き垂直杭107や斜め杭108を付加しておけばより安定性が向上する。
また、前記緩衝杭105のパイプ内にもコンクリート109を充填して重量化するようにしてもよい。
さらに、110はタワーの中心に埋め込んだ多孔付き抜きパイプで、液状化現象の際に内水を抜いてタワーの倒れを防止するためのものである。
また、前記緩衝杭105のパイプ内にもコンクリート109を充填して重量化するようにしてもよい。
さらに、110はタワーの中心に埋め込んだ多孔付き抜きパイプで、液状化現象の際に内水を抜いてタワーの倒れを防止するためのものである。
図25および図26は、基礎ブロック112上にアンカーボルト113を突設するとともに支柱114のフランジ115をこのボルト113にナット止めしたものにおいて、更なる強度アップを図るため、別アンカーボルト116により取り付けられた押さえ金具117によりフランジ115を押さえ付けるようにした実施形態を示す。
尚、ナットおよびボルト113,116をキャップ118で保護したあとで付加コンクリート119を支柱基部周りに付加して更なる重量化を図るようにしてもよい。
尚、ナットおよびボルト113,116をキャップ118で保護したあとで付加コンクリート119を支柱基部周りに付加して更なる重量化を図るようにしてもよい。
図1〜4、図13,14等に示す実施形態における基礎構築方法は、あくまでも現場での配筋施工のみに頼る方法であったため現場施工が極度に煩雑化してそれが工期の延長その他に悪影響を与えていたが、図27に示す実施形態のように工場で予め完成した基礎ユニット等をトランク搬送して現場に持ち込みセットするようにすることで、最低限の配筋作業のみをもってして基礎構築が可能となる。
すなわち、120は所定形状に掘削された基礎施工のための凹所であるが、同凹所120の頂部3個所内には、予め工場で配筋完成した基礎ブロック用ベース鉄筋ユニット121が搬入され所定の位置合わせをされる。このユニット121は、ハカマ筋等による四角枠組の本体部分122を有し、その中央部には前記補強筋を1m□のもとで補設してなるとともに、同本体部分122から上向きに複数突設されたアンカーボルト123…を介してゲージプレート124がセットされている。
さらに、同本体部分122からは地中梁の端部芯をハの字をなすべく構成できる地中梁端筋125が同時に工場にて配筋一体化されている。
さらに、同本体部分122からは地中梁の端部芯をハの字をなすべく構成できる地中梁端筋125が同時に工場にて配筋一体化されている。
こうしたユニット121は合計3基搬入され所定の位置・方向・水平度等が決定される(I)。尚、このユニット121には、予め型枠材126…が図示の如く一定に離間して付設されることもある。現場で同型枠材126…を付設することもある。
また、ユニット121はトラック輸送に適する寸法の元に構築することは勿論である。
また、ユニット121はトラック輸送に適する寸法の元に構築することは勿論である。
128は下端筋で、同下端筋128の複数本は、IIのように前記で設置されたユニット121,121間において地中梁端筋125,125の底部から本体部分122内底部へと両端を差し入れられる如く並列に渡設されてのち、ユニット121側と連結固定される。
これら下端筋128…上には、予め工場で配筋構築された地中梁主筋ユニット129がIIIの要領で端筋125,125間に同心状にくるように載置位置決めされてのち下端筋128側と溶接その他の手段で連結される。
この地中梁主筋ユニット129には型枠130が予め付されていたり、現場で一括付設するようにしてもよい。
これら下端筋128…上には、予め工場で配筋構築された地中梁主筋ユニット129がIIIの要領で端筋125,125間に同心状にくるように載置位置決めされてのち下端筋128側と溶接その他の手段で連結される。
この地中梁主筋ユニット129には型枠130が予め付されていたり、現場で一括付設するようにしてもよい。
X−Xで示された個所は未配筋構築部分が残る。この個所は図28に示す如くあばら筋131…、下補筋132、幅止め筋133…等の配筋・連結により一体箱形筋とされる。勿論、これらあばら筋131…、下補筋132等と下端筋128等とは連結される。
そののち、あばら筋131…上を介して上端筋134…が図27のVのように下端筋128と同様にユニット121,121内に差し入れられる要領で挿入され、これも相手側のユニット121側と連結されるとともに、地中梁主筋ユニットとも連結される。
こうして完成した基礎配筋に対し型枠が付された状態でコンクリートの打設が行われ、その後、ゲージプレート124が外された状態でアンカーボルト123…を介して前記タワー支柱の下部フランジが止着固定される。
図29および図30に示す他の実施形態は、タワー支柱140の据付水平性を現場調整にて容易かつ確実に確保できるとともに同支柱140の基礎ブロックに対する強度を高めタワーの安全性向上を図り得るようにしたものである。
141は下地基礎で、その上には予め工場生産され搬入された基礎ユニット142がセットされる。同ユニット142は、所要の配筋が施された本体143を有するとともに、本体143内中央には、図示しない連結手段で一体装備された架台Aが設けられている。
架台Aは、四方の舌片144…に高さ調節自在な下部ジャッキ145…を備えた基部プレート146を有し、同プレート146は、下部基礎141上に受座プレート147を介した状態で複合的に高さ調節されて水平を得ることができるようになっている。148は水準器である。
基部プレート146上には、コンクリートが流入し得るように前後開放ハット型とされた受台149が設けられ、同受台149上には複数本のアンカーボルトとなる上部ジャッキ150…がこれも高さ調節自在に設けられ、図示支柱140のフランジ151を水平にし得るものとして最終的に連結される。その前にはゲージプレートが付される。
基部プレート146上には、コンクリートが流入し得るように前後開放ハット型とされた受台149が設けられ、同受台149上には複数本のアンカーボルトとなる上部ジャッキ150…がこれも高さ調節自在に設けられ、図示支柱140のフランジ151を水平にし得るものとして最終的に連結される。その前にはゲージプレートが付される。
152は補立筋で架台Aのまわりに配備されてコンクリートの抜け破壊等を完全に防止するために機能するようになっている。
架台A入り基礎ユニット142は、現場所定位置に搬入されたあと、下部ジャッキ145を回し調節することでその全体が矢印Pのように正規水平状態に調節される、その後(あるいは事前でもよい)、図30のように型枠材153で取り囲まれた状態でかつ支柱140が正規姿勢にマウントされた状態にして初めて図30矢印Yのようにコンクリートの打設説がなされ、枠内全体はユニット142を越える高さまでコンクリート打設がなされて固結を迎える。この状態では架台Aを含むタワー支柱140の基部全てがコンクリートで一体化された下にあり、タワーの安定度は著しく向上する。
図31(図32のH−H線に沿う横断面平面図)および図32に示す実施形態は、鉄筋コンクリート製の下半部160と鉄骨製の上半部161で構築された津波避難用施設物を示し、特に、下半部160が、正三角形のベタ基礎式底版部162と正三角筒型をした本体部分163とで一体形成されるとともに、後部の切り欠き164を通じて上半部161の底部に形成した中間避難ステージ165まで登り得る第1階段166を掛け付けたもので、第1階段166の下方は、切り欠き164を利用した1階への避難口167を兼ねて構成されている。
本体部分163の上の上半部161は、上部支柱168…と上部避難ステージ169および第2階段170とでなる。上部支柱168は、本体部分163からのアンカーボルトにより下フランジ171が結合固定されている。
X方向に対し三角形の一頂点を先行させた形で向けてあるので、津波流が切り分けられるとともに切り分けられた津波流は本体部分163の壁面に沿ってより拡散傾向になって流されてゆくところに大きな特徴がある。
尚、本体部分163の前端には、ゴム、木材などの緩衝材172を固定してもよい。また、図31の右欄に示すように、同前端回りには、ゴムあるいは木材などによる緩衝材173の複数本をアンカー174およびワイヤ175で固定して備えてもよい。
尚、本体部分163の前端には、ゴム、木材などの緩衝材172を固定してもよい。また、図31の右欄に示すように、同前端回りには、ゴムあるいは木材などによる緩衝材173の複数本をアンカー174およびワイヤ175で固定して備えてもよい。
1…設置基盤 2…基礎ブロック 7…下部支柱 10…上部支柱 13…中間避難ステージ 18…上部避難ステージ。
Claims (4)
- 基盤に打設された鉄筋コンクリート製基礎と、同基礎上に立設固定された複数本の支柱と、同支柱上に固定された避難ステージと、基盤側と避難ステージとの間を連絡する登降手段とを備えた津波・洪水等の非常事態からの避難装置であって、前記支柱は、少なくとも下部が、基礎と同じコンクリート製でなっていることを特徴とする津波・洪水等の非常事態からの避難装置。
- 請求項1に記載のものにおいて、上部および避難ステージは、鉄骨製とされている津波・洪水等の非常事態からの避難装置。
- 請求項1または2に記載のものにおいて、下部の鉄筋コンクリート製支柱間は相互に連結されてなる津波・洪水等の非常事態からの避難装置。
- 請求項1から3までのいずれかに記載のものにおいて、支柱の全体は鉄筋コンクリート製とされている津波・洪水等の非常事態からの避難装置。
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