JP2008175329A - 転がり軸受用保持器 - Google Patents
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Abstract
【課題】微量潤滑下において、トルク低減性および耐焼付き性に優れる転がり軸受用保持器を提供すること。
【解決手段】保持器5の一方の環状部20を、円筒状の円筒部30と、円筒部30から径方向の外方に突出する複数の第1凸部31とで構成する。周方向に隣接する第1凸部31の間のうちの一つの周方向の位相角を、180°よりも大きく設定する。このようにして、保持器5の重心を、円筒部30の中心軸に対して間隔をおいて位置させる。
【選択図】図2
【解決手段】保持器5の一方の環状部20を、円筒状の円筒部30と、円筒部30から径方向の外方に突出する複数の第1凸部31とで構成する。周方向に隣接する第1凸部31の間のうちの一つの周方向の位相角を、180°よりも大きく設定する。このようにして、保持器5の重心を、円筒部30の中心軸に対して間隔をおいて位置させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、転がり軸受用保持器に関し、特に、微量潤滑環境で使用される転がり軸受の転動体を保持するのに使用されれば好適な転がり軸受用保持器に関する。
従来、転がり軸受用保持器(以下、単に保持器という)としては、特開2003−278764号公報(特許文献1)に記載されているものがある。
この保持器は、冠形保持器である。この保持器の外周面および内周面の夫々は、周方向において隣接する二つのポケットの中点に、保持器の軸方向の外方の縁から内方の縁まで軸方向に延在するリブを有している。
上記リブは、上記保持器の外周面および内周面の夫々に、上記ポケットと同じ数だけ存在している。全ての上記リブを合わせたものの重心は、上記保持器の回転軸上に位置している。このようにして、上記従来の保持器は、その真円度を高くしている。
上記従来の保持器は、保持器の外周面および内周面の両方にリブを形成することによって、保持器のトルク変動および保持器音の発生を抑制して、保持器の低トルク化および静粛化を実現するようにしている。
特開2003−278764号公報(第1図)
ここで、本発明者は、以下に詳述するように、潤滑油の少ない場合においては、回転や荷重条件によっては、上記従来の保持器を含む回転軸に対して対称な保持器は、焼付き易くて、トルクが大きいことを発見した。
そこで、本発明の課題は、特に、微量潤滑下において、トルク低減性および耐焼付き性に優れる転がり軸受用保持器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の転がり軸受用保持器は、
転動体を収容するポケットを形成する環状部および柱部を有し、
上記環状部は、軌道輪に接触するように、径方向に突出した突出部を有し、
上記突出部は、単一あるいは複数であり、
上記突出部が複数である場合、周方向に隣接する二つの上記突出部間の長さのうちの少なくとも一つの上記周方向の位相角は、180°よりも大きいことを特徴としている。
転動体を収容するポケットを形成する環状部および柱部を有し、
上記環状部は、軌道輪に接触するように、径方向に突出した突出部を有し、
上記突出部は、単一あるいは複数であり、
上記突出部が複数である場合、周方向に隣接する二つの上記突出部間の長さのうちの少なくとも一つの上記周方向の位相角は、180°よりも大きいことを特徴としている。
上記「軌道輪に接触するように、」という文言は、「この発明の保持器を有する転がり軸受が運転している状態の間において、軌道輪に接触している時間が長くなるように、」という意味であり、上記突出部は、常時軌道輪に接触していなくても良い。つまり、この発明の保持器を有する転がり軸受が運転している状態の間において、上記突出部が上記軌道輪に接触している時間が、上記環状部の上記突出部以外の部分が上記軌道輪に接触している時間よりも長くなる条件さえ満たせば、上記突出部の形状は如何なる形状であっても良い。
また、上記位相角とは、周方向の全周を、360°としたときの、環状部の周方向の長さを表す値である。例を挙げれば、周方向の全周の1/3を占める周方向の長さは、120°になる。すなわち、周方向の長さを弧度法で表したときの長さである(但し、[ラジアン]でなくて、[°]を使用する)。
また、上記環状部の突出部は、環状部の上記突出部以外の部分に滑らかにつながっていても良いし、上記環状部の突出部は、環状部の上記突出部以外の部分に滑らかでない状態でつながっていても良い。このことを数学的に表現すると、上記環状部の突出部と、環状部の上記突出部以外の部分との接続は、微分可能な接続であっても良いし、微分不可能な箇所を有する接続であっても良い。
当業者の間においては、保持器は、その真円度が高ければ高いほど、トルク低減能力に優れる等、性能が高くなると考えられており、保持器の真円度を意図的に崩すという思想は、当業者の間に存在していない。
しかしながら、本発明者は、次に示す現象を発見し、微量の潤滑の環境下においては、保持器の真円度を意図的に局所的に崩した保持器が非常に優れた性能を示す場合があることを発見した。
具体的には、本発明者は、潤滑剤の量を、例えば、ナノリットルレベル(軸受内への一回あたりの供給量がナノリットル(nl)レベル)に制限して、潤滑剤の攪拌抵抗を急激に小さくした条件で、実験を行っているとき、次の事実を発見した。
すなわち、潤滑剤の量を、相当制限した場合において、安定して回転する保持器と、回転しにくい保持器があることを発見した。そして、安定して回転する保持器と、回転しにくい保持器とを比較対照した結果、安定して回転した保持器ほど、その保持器の真円度が低いことを発見した。すなわち、真円度が高い保持器が、回転しにくい一方、真円度が低い保持器は、安定して回転する場合があることを発見した。
また、回転や荷重条件によっては、真円度が高い保持器が、保持器の外周面に焼付きが発生し易く、焼付きを防止するために必要な潤滑剤の量が大きくなる一方、真円度が低い保持器は、潤滑剤の量が極微量であっても、焼付きが発生しにくいことも併せて発見した。
これらの現象が起こる理由は定かではない。しかしながら、本発明者は、この理由について、次のように考えている。すなわち、微量潤滑環境下では、保持器の周方向の至る所で保持器が軌道輪に接触する真円度の高い保持器においては、至る所で保持器の油膜切れが発生し易くて、保持器が回転しにくくなると共に、保持器の摩耗が激しくなっていると考えられる。
また、軌道輪に重点的に接触する保持器の周方向の箇所が限定される真円度が低い保持器において、その保持器が安定に回転しかつその保持器が微量潤滑でも焼付きが発生しにくいことの理由は、接触し易い箇所、すなわち、摩耗し易い箇所が限定されるから、保持器の運転とともに、その接触し易い箇所が、重点的に摩耗して、早期になじんで、その接触し易い箇所に潤滑剤の膜が形成され易くなるためでないかと考えられる。
本発明によれば、上記環状部が、軌道輪に接触するように、径方向に突出した突出部を有し、上記突出部が、単一あるいは複数であり、上記突出部が複数である場合、周方向に隣接する突出部の間のうちの少なくとも一つの上記周方向の位相角が、180°よりも大きくなっているから、保持器の真円度を低くすることができると共に、上記突出部を、環状部の突出部以外の部分よりも重点的に軌道輪に接触させるようにすることができる。したがって、微量潤滑環境下において、真円度が高い保持器を使用した場合よりも、転がり軸受のトルクを低減することができると共に、転がり軸受の寿命を長くすることができる。
また、一実施形態では、上記環状部は、円筒状の円筒部を有し、上記突出部は、上記円筒部の外周面から上記径方向に突出した凸部である。
上記実施形態によれば、突出部が、上記円筒部の外周面から突出した凸部であるから、突出部を容易に形成することができる。また、突出部の数の調整が容易であると共に、各突出部における突出量の調整が容易であるから、保持器のアンバランスの度合を、容易かつ精密に調整することができる。
また、一実施形態では、上記環状部の内周面および外周面の両方は、略円筒面であり、上記内周面の中心軸と上記外周面の中心軸とは、平行になっており、上記内周面の中心軸は、上記外周面の中心軸に対して間隔をおいて位置している。
本発明の転がり軸受用保持器によれば、環状部が、軌道輪に接触するように、径方向に突出した突出部を有し、上記突出部が、単一あるいは複数であり、突出部が複数である場合、周方向に隣接する突出部の間のうちの少なくとも一つの上記周方向の位相角が、180°よりも大きくなっているから、保持器の真円度を低くすることができると共に、上記突出部を、環状部の突出部以外の部分よりも重点的に軌道輪に接触させるようにすることができる。したがって、微量潤滑環境下において、真円度が高い保持器を使用した場合よりも、転がり軸受のトルクを低減することができると共に、転がり軸受の寿命を長くすることができる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の転がり軸受用保持器(以下、単に保持器という)5を含んだ玉軸受の軸方向の断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態の転がり軸受用保持器(以下、単に保持器という)5を含んだ玉軸受の軸方向の断面図である。
この玉軸受は、工作機械の主軸とハウジングとの間に配置されている。この玉軸受は、オイルエア潤滑によって潤滑されるようになっており、潤滑に使用される潤滑剤の量が比較的少ない環境下で使用されるようになっている。この玉軸受は、外輪1、内輪2、転動体としての複数の玉3、および、本発明の第1実施形態の保持器5を備える。
上記外輪1は、軌道面としての軌道溝11、第1肩部15、および、第2肩部16を有する一方、内輪2は、軌道面としての軌道溝12を有している。上記第1肩部15は、軌道溝11の軸方向の一方の側に位置し、第2肩部16は、軌道溝11の軸方向の他方の側に位置している。上記複数の玉3は、外輪1の軌道溝11と、内輪2の軌道溝12との間に、保持器5によって保持された状態で、周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
上記保持器5は、第1環状部20と、第2環状部21と、複数の柱部(図示せず)とからなる。上記各柱部は、第1環状部20と、第2環状部21とを、連結している。上記複数の柱部は、第1環状部20の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
上記第1環状部20は、円筒状の第1円筒部30と、突出部の一例としての第1凸部31とを有する。上記第1凸部31は、第1円筒部30の外周面から径方向の外方に突出している。尚、第1実施形態において、第1凸部31は、分かり易いように誇張されて描かれ、第1凸部31の径方向の高さは、実際よりも格段に大きく描かれている。上記第1凸部31は、図1に示す軸方向の断面において、断面矩形状の形状を有している。上記第1凸部31の軸方向の外方の端面は、第1環状部20の軸方向の外方の端面の延長面になっており、第1凸部31の軸方向の内方の端面は、第1環状部20の軸方向の内方の端面の延長面になっている。
上記第2環状部21は、円筒状の第2円筒部40と、突出部の一例としての第2凸部41とを有する。上記第2凸部41は、第2円筒部40の外周面から径方向の外方に突出している。尚、第1実施形態において、第2凸部41は、分かり易いように誇張されて描かれ、第2凸部41の径方向の高さは、実際よりも格段に大きく描かれている。上記第2凸部41は、図1に示す軸方向の断面において、断面矩形状の形状を有している。上記第2凸部41の軸方向の外方の端面は、第2環状部21の軸方向の外方の端面の延長面になっており、第2凸部41の軸方向の内方の端面は、第2環状部21の軸方向の内方の端面の延長面になっている。
図1に示すように、第1環状部20は、第1肩部14に僅かな隙間を介して径方向に対向している一方、第2環状部21は、第2肩部15に僅かな隙間を介して径方向に対向している。第1肩部14は、第1環状部20を案内するようになっている一方、第2肩部15は、第2環状部21を案内するようになっている。
尚、図1において、参照番号25は、第1円筒部30の外周面を示し、参照番号26は、第2円筒部40の外周面を示している。これらの線25,26は、実際は見えないが、理解を容易にするために便宜上図1に記載した。
図2は、第1環状部20を、図1に矢印aで示す方向、すなわち、軸方向の外方から見た図ときの模式図である。尚、図1に示されている玉軸受のうちの保持器の部分は、図2におけるAA線断面図に対応している。
図2に示すように、上記第1凸部の軸方向の端面は、略円弧状の形状を有している。上記第1凸部31は、三つ存在している。上記三つの第1凸部31は、第1環状部20の周方向に互いに間隔をおいて位置している。周方向に隣接する二つの第1凸部31の間のうちの一つの周方向の位相角は、180°よりも大きくなっている。具体的には、図2において、周方向に隣接する第1凸部31のペアである第1凸部47および第1凸部48において、第1凸部47の第1凸部48側の端と、第1凸部48の第1凸部47側の端との間の部分における周方向の位相角は、180°よりも大きくなっている。このようにして、保持器5の重心を、第1円筒部30の中心軸に対して間隔をおいて位置させる。このようにして、保持器5の真円度を意図的に崩して、保持器5を、転がり軸受の中心軸(外輪1の中心軸)に対してバランスさせないようにする。
図3は、第1円筒部30の中心軸に垂直な平面で第1円筒部30および外輪1を切断したときの断面図の一部である。図3に示すように、第1凸部31は、外輪1の内周面に対して僅かな隙間を介して径方向に対向している。尚、図2における参照番号44,45,46の線、および、図3における参照番号71,72の線は、第1円筒部30と、第1凸部31との境界を示す線であり、理解を容易にするために便宜上描かれた線である。
尚、詳述しないが、第2環状部21は、第1環状部20と同一の構造(形状および大きさ)を有している。第2環状部21の第2凸部41は、第1環状部20の第1凸部に、第1円筒部30の軸方向に正確に対向している。
上述のように、従来、当業者の間においては、保持器は、その真円度が高ければ高いほど、トルク低減能力に優れる等、性能が高くなると考えられており、保持器の真円度を意図的に崩すという思想は、当業者の間に存在していない。
しかしながら、本発明者は、潤滑剤の量を、制限した場合において、安定して回転する保持器と、回転しにくい保持器があることを発見した。そして、安定して回転する保持器と、回転しにくい保持器とを比較対照した結果、安定して回転した保持器ほど、その保持器の真円度が低いことを発見した。すなわち、回転や荷重、潤滑条件によっては、真円度が高い保持器が、回転しにくい一方、真円度が低い保持器は、安定して回転することを発見した。
また、回転や荷重、潤滑条件によっては、真円度が高い保持器が、保持器の外周面に焼付きが発生し易く、焼付きを防止するために必要な潤滑剤の量が大きくなる一方、真円度が低い保持器は、潤滑剤の量が極微量であっても、焼付きが発生しにくいことも併せて発見した。
上記第1実施形態の保持器5によれば、第1環状部20が、外輪1に接触するように、径方向に突出した第1凸部31および第2凸部41を有し、上記第1凸部13および第2凸部41の夫々が、複数であり、周方向に隣接する第1凸部31の間のうちの一つの上記周方向の位相角が、180°よりも大きくなっていると共に、周方向に隣接する第2凸部41の間のうちの一つの周方向の位相角が、180°よりも大きくなっているから、保持器5の真円度を低くすることができると共に、第1および第2凸部31,41を、第1および第2環状部20,21の第1および第2凸部31,41以外の部分よりも重点的に外輪1に接触させるようにすることができる。したがって、微量潤滑環境下において、真円度が高い保持器を使用した場合よりも、転がり軸受のトルクを低減することができると共に、転がり軸受の寿命を長くすることができる。
また、上記第1実施形態の保持器5によれば、突出部が、円筒部30,40から径方向に突出する凸部31,41であるから、突出部を容易に形成することができる。また、突出部の数の調整が容易であると共に、各突出部における突出量の調整が容易であるから、保持器5のアンバランスの度合を、容易かつ精密に調整することができる。
尚、上記第1実施形態の保持器5では、周方向に隣接する凸部31,41の間の位相角が180°よりも大きい周方向の間が、二箇所あったが(第1環状部20に一箇所存在すると共に、第2環状部21に一箇所存在している)、この発明では、周方向に隣接する凸部のペアが少なくとも一ペア存在し、周方向に隣接する凸の間の位相角が180°よりも大きい周方向の間が、一箇所だけであっても良い。
このことの具体例としては、次の場合が考えられる。すなわち、一例としては、環状部が二つあって、二つの環状部のうちの少なくとも一方の環状部の外周面および内周面の少なくとも一方に、周方向に隣接する凸部のペアが少なくとも一ペア存在し、周方向に隣接する凸の間の位相角が180°よりも大きい周方向の間が、一箇所だけである場合がある。
また、他の例としては、保持器が、所謂冠形保持器であって、環状部が一つしかなく、環状部の外周面および内周面の少なくとも一方に、周方向に隣接する凸部のペアが少なくとも一ペア存在し、周方向に隣接する凸の間の位相角が180°よりも大きい周方向の間が、一箇所だけである場合がある。
また、上記第1実施形態の保持器5では、第1および第2環状部20,21が、円筒状の円筒部から径方向に凸部が突出している構成であったが、この発明では、環状部が、外周面および内周面が円錐面である円錐部から径方向に凸部が突出している構成であっても良い。
また、上記第1実施形態の保持器5では、第1環状部20の外周面から周方向に互いに間隔をおいて三つの凸部31が突出していたが、この発明では、少なくとも一つの環状部の外周面および内周面のうちの少なくとも一方から周方向に間隔をおいて二つの凸部が突出していても良いし、少なくとも一つの環状部の外周面および内周面のうちの少なくとも一方から周方向に互いに間隔をおいて四つ以上の凸部が突出していても良い。
また、上記第1実施形態の保持器5は、第1円筒部30の軸方向の断面図の一部である図4に示すように、軸方向において、第1凸部61が、第1環状部20の外周面の軸方向の一端から他端まで端から端まで存在していた。しかしながら、この発明では、図5(図5は、第1実施形態の変形例の保持器の円筒部の軸方向の断面図の一部である)に示すように、凸部51は、環状部50の外周面の軸方向の一端から他端まで端から端まで存在していなくても良く、軸方向において、環状部50の外周面の一部のみに存在していても良い。また、凸部は、環状部の内周面の軸方向の一端から他端まで端から端まで存在していても良いし、凸部は、環状部の内周面の軸方向の一端から他端まで端から端まで存在していなくても良く、軸方向において、環状部の内周面の一部のみに存在していても良い。
また、上記第1実施形態の保持器5では、径方向の断面図において、第1凸部31は、円弧状の形状を有していたが、この発明では、径方向の断面図において、凸部は、矩形状の形状、等脚台形の形状、または、略三角形状など、円弧状以外の形状を有していても良い。また、上記第1実施形態の保持器5では、軸方向の断面図において、第1凸部31は、矩形状の形状を有していたが、この発明では、軸方向の断面において、凸部は、円弧状の形状、等脚台形の形状など、矩形状以外の形状であっても良い。
また、上記第1実施形態の保持器5は、二つの環状部の間が柱部で連結された構造を有する玉軸受用の保持器であったが、この発明の保持器は、環状部が一つしかない所謂冠型の保持器であっても良い。
また、上記第1実施形態の保持器5は、玉軸受用の保持器であったが、この発明の保持器は、円錐ころ軸受用の保持器や、円筒ころ軸受用の保持器等、玉軸受用の保持器以外の転がり軸受用の保持器であっても良い。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態の転がり軸受用保持器(以下、単に保持器という)105を含んだ玉軸受の軸方向の断面図である。
図6は、本発明の第2実施形態の転がり軸受用保持器(以下、単に保持器という)105を含んだ玉軸受の軸方向の断面図である。
第2実施形態の保持器105では、第1実施形態の保持器5と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態の保持器5と異なる構成についてのみ説明を行うことにする。
第2実施形態の保持器105は、第1環状部120と第2環状部121とを複数の柱部(図示せず)で連結してなる。図6に示す玉軸受の外輪101は、軌道溝の軸方向の一方の側のみに肩部を有している。上記第1環状部120の外周面は、上記肩部の内周面114に対して僅かな隙間を介して径方向に対向している。上記肩部は、第1環状部120を案内する役割を有している。上記第1環状部120が、外輪101に接触する場合がある一方、第2環状部121は、外輪101に接触しないようになっている。上記第1環状部120は、円筒状の円筒部130と、突出部の一例としての凸部131とを有する一方、第2環状部121は、円筒部のみからなり、凸部を有さない構造になっている。
図7は、第1環状部120を、図6に矢印bで示す方向、すなわち、軸方向の外方から見た図ときの模式図である。図7に示すように、凸部131は、単一であり、円筒部130の外周面から径方向の外方に突出している。尚、第2実施形態においても、凸部131は、分かり易いように誇張されて描かれ、凸部131の径方向の高さは、実際よりも格段に大きく描かれている。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態の保持器205の図2(または図7)に対応する図である。
図8は、第3実施形態の保持器205の図2(または図7)に対応する図である。
第3実施形態では、保持器205の環状部220の内周面140および外周面141の両方は、略円筒面である。また、上記内周面140の中心軸P0と外周面141の中心軸P1とは、平行になっており、内周面140の中心軸P0は、外周面141の中心軸P1に対して間隔をおいて位置している。
尚、第3実施形態において、上記P0と上記P1との距離は、理解を容易にするため、実際よりも格段に大きく描かれている。実際には、上記P0と上記P1との距離は、非常に小さなものである。
第3実施形態では、外周面141と、中心軸P1と中心軸P0とを含む平面との交線であって、かつ、中心軸P0からの距離が長い交線部151が、径方向に突出する突出部になっている。
第3実施形態でも、第1および第2実施形態と同様に、保持器を有する転がり軸受が運転している状態で、突出部である交線部151が、外輪(図示せず)に衝突している時間が、上記外輪の外周面における交線部151以外の部分が、上記外輪に衝突している時間よりも長くなる。したがって、第3実施形態でも、第1および第2実施形態と同様に、この保持器を有する転がり軸受のトルクを低減することができると共に、この保持器を有する転がり軸受の寿命を長くすることができる。
1,101 外輪
2,102 内輪
3,103 玉
5,105 保持器
20,120 第1環状部
21,121 第2環状部
30 第1円筒部
31 第1凸部
40 第2円筒部
41 第2凸部
130 円筒部
131 凸部
151 交線部
2,102 内輪
3,103 玉
5,105 保持器
20,120 第1環状部
21,121 第2環状部
30 第1円筒部
31 第1凸部
40 第2円筒部
41 第2凸部
130 円筒部
131 凸部
151 交線部
Claims (2)
- 転動体を収容するポケットを形成する環状部および柱部を有し、
上記環状部は、軌道輪に接触するように、径方向に突出した突出部を有し、
上記突出部は、単一あるいは複数であり、
上記突出部が複数である場合、周方向に隣接する二つの上記突出部間の長さのうちの少なくとも一つの上記周方向の位相角は、180°よりも大きいことを特徴とする転がり軸受用保持器。 - 請求項1に記載の転がり軸受用保持器において、
上記環状部は、円筒状の円筒部を有し、
上記突出部は、上記円筒部の外周面から上記径方向に突出した凸部であることを特徴とする転がり軸受用保持器。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007010510A JP2008175329A (ja) | 2007-01-19 | 2007-01-19 | 転がり軸受用保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007010510A JP2008175329A (ja) | 2007-01-19 | 2007-01-19 | 転がり軸受用保持器 |
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| Publication Number | Publication Date |
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-
2007
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|---|---|---|---|---|
| WO2012023437A1 (ja) * | 2010-08-18 | 2012-02-23 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受及び工作機械用主軸装置 |
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