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JP2009092162A - ころ軸受 - Google Patents

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JP2009092162A
JP2009092162A JP2007264516A JP2007264516A JP2009092162A JP 2009092162 A JP2009092162 A JP 2009092162A JP 2007264516 A JP2007264516 A JP 2007264516A JP 2007264516 A JP2007264516 A JP 2007264516A JP 2009092162 A JP2009092162 A JP 2009092162A
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oil reservoir
roller
axial direction
roller bearing
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JP2007264516A
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Yoritaka Omoto
頼隆 大本
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】保持器の全体的な剛性を低下させず潤滑油溜まりを大きくし、ころの軸方向端面が潤滑されやすいようにする。
【解決手段】内外輪2,1間に配置した複数のころ3を、保持器4のポケット部4a内に収納したころ軸受において、前記各ポケット部4aに前記ころ3の軸方向端面3aに臨む潤滑油溜まり10を設け、その潤滑油溜まり10は前記各ポケット部4aに対し軸方向いずれかの側に設けられて、その潤滑油溜まり10を軸方向一方の側に設けたポケット部4aと他方の側に設けたポケット部4aとを混在させた。潤滑油溜まり10の確保により、保持器4の基部4cの軸方向肉厚が部分的に薄くなっても、その薄い部分は軸方向両側の基部4cに分散するので全体的な剛性低下を抑えることができる。また、前記ころ3の軸方向端面3aが対向する前記外輪1又は内輪2の鍔部9の内面9aに潤滑油溜まり20を設ければ、ころ3の軸方向端面3aの潤滑を良好に維持できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、建設機械、輸送機械、各種一般産業機械等に使用されるころ軸受に関し、特に、鉄道車輌の主電動機回転子を支持するころ軸受に関するものである。
ころ軸受には、使用している転動体としてのころの種別によって、円筒ころ軸受、針状ころ軸受、円すいころ軸受、自動調心ころ軸受などの各形式がある。
例えば、図10に示す円筒ころ軸受は、鉄道車輌の主電動機回転子を支持するころ軸受である。一般に、円筒ころ軸受はラジアル負荷能力が大きいといわれており、この種の用途に多用されている。
その構成は、図中に示すように、軸箱5内に、外径面に2条の断面円筒状の軌道面2a,2aを有する環状の内輪2と、その内輪2の外径側に設けられ前記2条の軌道面2a,2aに対向する2条の軌道面1a,1aを有する外輪1を備えている。その内輪2に車軸6の端部が圧入されて内輪2と車軸6とが一体回転可能である。
対向する両軌道面2a,1aの間には、それぞれ円筒状のころ3が前記内外輪2,1間の周方向に沿って複数配置されて、その各ころ3が保持器4によって周方向に保持されている。各ころ3は、環状の保持器4に形成されたポケット部にそれぞれ収納されて、隣り合うころ3,3同士の周方向間隔が一定に保たれている。
このため、各ころ3と、内輪2の軌道面2a及び外輪1の軌道面1aとは、それぞれ軸方向に沿って線接触し、そのころ3を介して内外輪2,1が軸周りに相対回転可能である。
なお、この図10に示す円筒ころ軸受は、ころ3を軸方向に2列以上配置した複列の円筒ころ軸受である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)が、一般に、その軸受の用途や求められる負荷能力(荷重)に応じて、例えば、図11に示すように、ころ3を軸方向に1列配置した単列の円筒ころ軸受を採用する場合もある。
特開平11−78879号公報 特開2000−185652号公報
鉄道車輌の主電動機回転子を支持するころ軸受は、現在dmn=60万程度で高速回転する車軸6を支えている。このため、転動体であるころ3と、そのころ3を保持する保持器4のポケット部内面との間には、常に潤滑剤が存在することが求められている。
特に、鉄道車輌の車軸軸受ユニットでは、メンテナンスの軽減、主電動機構造の簡素化、軽量化の目的で、その潤滑剤にグリースを用いている。
また、鉄道車輌の用途に限らず、他の分野の機器類において使用されるころ軸受においても、耐久性の向上の観点から、前記ころ3とポケット部内面との間への潤滑剤の供給は重要な要素である。
このため、保持器4のポケット部内に潤滑剤を保持するために、そのポケット部内面に潤滑剤溜まり(グリース溜まり)を設ける技術が多数開示されている(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)。
特開2002−147464号公報 特開2004−162818号公報 特開2000−291667号公報 特開平11−51061号公報
特許文献3,4には、保持器4のポケット部内面において、ころ3の側周面に対向する部分、すなわち、いわゆる保持器4の環状部(基部)間を結ぶ柱部に凹部や逃げ部を設けた技術が開示されている。その凹部や逃げ部に潤滑剤が溜まるので、ころ3の側周面と保持器4との潤滑が長く維持される。
しかし、この構成によれば、凹部や逃げ部による潤滑剤保持の効果は、ころ3の軸方向端面には及びにくいという問題がある。
ころ3の軸方向端面を潤滑する技術としては、例えば、特許文献5に、軸受部に併設した端面部材8,8に、ころ3の軸方向端面に対向する凹状のグリースポケット7,7を設けた技術が開示されている(図11参照)。
しかし、この構成によれば、軸受とは別に端面部材8を配置する必要がある。このため、部品点数が増大し、組立て工程の増加、コストの増加が発生するという問題がある。
また、特許文献6には、ころ3が、外輪1又は内輪2に設けた2箇所の鍔部9,9の内側に保持される構成において、保持器4のポケット部4a内面に、前記ころ3の軸方向両端面3a,3aのうち、一方の端面3aに対向する部分において内径寄りの部分に凸部aを、外径寄りの部分に凹部bを設け、凸部aがころ3の軸方向一方の端面3aに接触することにより、ころ3の軸方向一方の端面3aに付着したグリースが全面に亘って掻き取られないようにした技術が開示されている(図12参照)。
しかし、この構成によれば、その凸部aを設けた側における前記ころ3の軸方向一方の端面3aと、それに対向する保持器4のポケット部4a内面との隙間が小さいので、十分な潤滑油を保持するには足りない。
この点、前記ころ3の軸方向他方の端面3aに対向する保持器4のポケット部4a内面には、一方の端面側と比較して相対的に大きな空間(隙間)cを確保しているので、この空間cには多くの潤滑油を保持できるとも考えられる。
しかし、このように大きな空間cを確保すると、保持器4の軸方向端部に設けられる環状部(基部)4cの軸方向への肉厚が薄くなり、その保持器4の全体的な剛性低下につながるので好ましくない場合もある。
また、上記特許文献6のように、ころ3が、外輪1又は内輪2に設けた2箇所の鍔部9,9の内側に保持される場合、前記ころ3の軸方向両端面3a,3aが鍔部9,9の内面9a,9aに接する部分には、十分な潤滑油が供給されにくいという問題がある。
そこで、この発明は、保持器の全体的な剛性を低下させることなく、潤滑油溜まりを大きく確保することを第一の課題とし、ころが、外輪又は内輪に設けた2箇所の鍔部の内側に保持される場合において、そのころの軸方向端面が潤滑されやすいようにすることを第二の課題とする。
上記第一の課題を解決するために、この発明は、同軸上に配置される外輪と内輪との間に環状空間を形成し、その環状空間に複数のころを配置して、その各ころを周方向に沿って保持する保持器を設け、前記保持器は、軸方向両側に設けられる環状の基部と、その基部間を結ぶ柱部が周方向に沿って複数形成され、その周方向に隣り合う前記柱部の間をポケット部としてそのポケット部内に前記ころをそれぞれ収納したころ軸受において、前記各ポケット部に前記ころの軸方向端面に臨む潤滑油溜まりを設け、その潤滑油溜まりは前記各ポケット部の軸方向いずれかの側に設けられて、その軸方向一方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部と、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部とを混在させた構成を採用した。
一つのころ軸受の保持器に、軸方向一方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部と、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部とを混在させたので、その潤滑油溜まりの確保により環状部(基部)の軸方向肉厚が部分的に薄くなっても、その肉厚の薄い部分は、保持器の軸方向両側の環状部(基部)に分散して配置される。このため、保持器の全体的な剛性の低下を最小限に抑えることができる。
また、潤滑油溜まりを軸方向一方又は他方のいずれかに設けることにより、その潤滑油溜まりを設けた側の反対側の環状部(基部)がころを案内することができる。このため、潤滑油溜まりところの軸方向端面との接触による両者の摩耗を軽減し得る。
さらに、軸方向一方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部と、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部とが混在していることにより、潤滑性能を軸方向両側間で均一に近づけ、ころ軸受全体をまんべんなく潤滑することができるという効果も期待できる。
この構成において、前記軸方向一方の側に潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部と、前記軸方向他方の側に潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部とを周方向に沿って交互に配置すれば、前記保持器の剛性低下抑制の効果、潤滑性能の均一化の効果がさらに良好に期待できる。
また、他の手段として、同軸上に配置される外輪と内輪との間に環状空間を形成し、その環状空間に複数のころを配置して、その各ころを周方向に沿って保持する保持器を設け、前記保持器は、軸方向両側に設けられる環状の基部と、その基部間を結ぶ柱部が周方向に沿って複数形成され、その周方向に隣り合う前記柱部の間をポケット部としてそのポケット部内に前記ころをそれぞれ収納したころ軸受において、前記各ポケット部に前記ころの軸方向端面に臨む潤滑油溜まりを設け、前記潤滑油溜まりは前記保持器の内径側に開放されているとともに、その外径側に、前記基部から軸方向内側に伸びる飛散防止壁を設けた構成を採用することができる。
この構成によれば、潤滑油溜まり内に保持されている潤滑油が、ころ軸受の回転に伴う遠心力によって外径側へ飛散することが抑制される。このため、ころの軸方向端面の潤滑を良好な状態に維持することができる。
また、この飛散防止壁は、前記軸方向一方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部と、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部とを混在させた各構成のころ軸受においても採用することができる。
一つのころ軸受の保持器に、軸方向一方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部と、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まりを設けた前記ポケット部とを混在しているので、その各潤滑油溜まりに飛散防止壁を設ければ、前記潤滑性能の均一化の効果がさらに良好に期待できる。
前記潤滑油溜まりと前記飛散防止壁とを設ける場合において、その潤滑油溜まりと前記飛散防止壁との成す隅部は弧状にすることが望ましい。これは、隅部を弧状にすることにより、その隅部への応力集中を回避することができるので、その潤滑油溜まりの確保により環状部(基部)の軸方向肉厚が部分的に薄くなっても、その強度低下を抑制することができるからである。
また、上記第二の課題を解決するために、この発明は、同軸上に配置される外輪と内輪との間に環状空間を形成し、その環状空間に複数のころを配置して、その各ころを周方向に沿って保持する保持器を設け、前記保持器は、軸方向両側に設けられる環状の基部と、その基部間を結ぶ柱部が周方向に沿って複数形成され、その周方向に隣り合う前記柱部の間をポケット部としてそのポケット部内に前記ころをそれぞれ収納したころ軸受において、前記ころは、前記外輪又は内輪に設けた箇所の鍔部の内側に保持されており、前記ころの軸方向端面が対向する前記鍔部の内面に潤滑油溜まりを設けた構成を採用した。
このようにすれば、ころの軸方向端面と外輪又は内輪の鍔部内面との間の潤滑を良好な状態に維持することができる。
また、その潤滑油溜まりを径方向に伸びる溝状にすれば、ころの軸方向端面と鍔部の内面との接触面積を大きく減らすことがない。このため、ころの軸方向端面と鍔部の内面との接触面圧を適正に保つことができる。
また、前記鍔部の内面に潤滑油溜まりを設けた構成において、前記各ころの軸方向端面と側周面との成す稜線部に面取り部が設けられており、前記潤滑油溜まりの周方向幅を前記面取り部の幅以下とした構成を採用することができる。
このようにすれば、ころに若干のスキューイングが発生した場合においても、そのころの端面が鍔部の潤滑油溜まりに引っ掛かって転動を阻害する事態を回避することができる。
さらに、前記潤滑油溜まりと前記鍔部の内面との成す稜線部に面取り部を設けた構成を採用することができる。
このようにすれば、上記と同様、ころの端面が鍔部の潤滑油溜まりに引っ掛かって転動を阻害する事態を回避することができる。なお、その潤滑油溜まりに設けられる面取り部の幅は、前記各ころに設けられる面取り部の幅以下とすることが望ましい。
この発明は、保持器の全体的な剛性を低下させることなく、潤滑油溜まりを大きく確保することができ、また、外輪又は内輪に設けた2箇所の鍔部の内側に保持される場合において、そのころの軸方向端面が潤滑されやすいようにすることができる。
一実施形態を、図1乃至図3、及び図4(a)に基づいて説明する。この実施形態は、同軸上に相対回転可能に固定された外輪1と内輪2の間の環状空間に、円筒状のころ3を軸方向に1列配置した単列の円筒ころ軸受である。この円筒ころ軸受は、鉄道車輌の主電動機回転子を支持するころ軸受に用いられる。
前記ころ3は、その環状空間に周方向に沿って複数配置され、その各ころ3が、同じく環状空間に配置された保持器4によって周方向に保持されている。
このため、各ころ3の側周面3bと、外輪1の軌道面1a及び内輪2の軌道面2aは、それぞれ軸方向に沿って線接触し、そのころ3が両軌道面1a,2a間で転動することにより前記内外輪2,1がころ軸受の軸周りに相対回転可能である。
また、前記各ころ3は、前記外輪1に設けた2箇所の鍔部9,9の内側に保持されており、前記ころ3の軸方向両端面3a,3aが、それぞれ対向する前記鍔部9,9の内面9a,9aに摺動するようになっている。
前記保持器4は、軸方向両側に設けられる環状の基部4c,4cと、その基部4c,4c間を結ぶ柱部4bが周方向に沿って複数形成された樹脂製の一体成形品である。その周方向に隣り合う前記柱部4b,4bの間をポケット部4aとして、そのポケット部4a内に前記ころ3をそれぞれ収納している。
また、その柱部4bの周方向各側面4d,4dは、前記各ころ3,3の側周面3bに沿う円弧状の断面形状に形成されている(図2参照)。
この保持器4のポケット部4a内に前記ころ3を収納すると、図1に示すように、ころ3の軸方向両端面3a,3aと、保持器4のポケット部4a内面(基部4c内面)との間には、それぞれ隙間v1,v2ができるようになっている。
また、前記各ポケット部4aに、前記ころ3の軸方向端面3aに臨む潤滑油溜まり10が設けられている。
潤滑油溜まり10は、前記各ポケット部4aの軸方向いずれかの側に、前記隙間v2を挟んでさらに軸方向外側に軸方向幅v3を有する空間として設けられる。
すなわち、軸方向一方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aには、軸方向他方の側には前記潤滑油溜まり10が設けられておらず、また、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aには、軸方向一方の側には前記潤滑油溜まり10が設けられていない。
このように、全てのころ3と保持器4の軸心とを揃えた状態において、軸方向一方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとを、一つのころ軸受の保持器4に混在させている。
また、特に、この実施形態では、軸方向一方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとを、全周に亘り周方向に沿って一つずつ交互に配置している(図3参照)。
なお、図4(a)は、理解がしやすいように、外輪1の内径面を周方向に沿ってフラットに伸ばして平面視した状態を記載している。後述の図4(b)も同様である。
このため、潤滑油溜まり10の確保により、保持器4の基部4cの軸方向肉厚が部分的に薄くなっても、その肉厚の薄い部分は、保持器4の軸方向両側の基部4c、4cに分散して配置され、その配置は両基部4c,4c間で周方向に沿って交互配置となる。このため、保持器4の全体的な剛性の低下が最小限に抑えられるようになっている。
また、潤滑油溜まり10を、一つのポケット部4aに対して軸方向一方又は他方のいずれかにのみ設けることにより、その潤滑油溜まり10を設けた側の反対側の基部4cが、前記隙間v1を介して前記ころ3を案内することができる。このため、潤滑油溜まり10ところ3の軸方向端面3aとの接触による両者の摩耗を軽減し得るようになっている。
なお、前記隙間v1,v2の大きさは適宜設定することができ、ころ3の軸方向端面3aとポケット部4a内面とを接触させることにより、その隙間v1,v2を介在させないようにすることもできる。
さらに、この実施形態によれば、軸方向一方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとが混在していることにより、潤滑性能を軸方向両側間で均一に近づけ、ころ軸受全体をまんべんなく潤滑することができるという効果も期待できる。
また、この実施形態では、前記潤滑油溜まり10の外径側に、前記基部4cから軸方向内側に伸びる飛散防止壁11が設けられている。飛散防止壁11は、ポケット部4aの周方向全長に亘って設けられ、その軸方向内側縁が前記ころ3の軸方向端面3aとの間に前記隙間v2を維持している。また、その潤滑油溜まり10を成す空間は、保持器4の内径側に開放されている。
このため、潤滑油溜まり10内に保持されている潤滑油が、ころ軸受の回転に伴う遠心力によって外径側へ飛散することが抑制され、ころ3の軸方向端面3aの潤滑を良好な状態に維持することができる。
また、その潤滑油溜まり10と前記飛散防止壁11との成す隅部12は、弧状に形成されているので、その隅部への応力集中を回避することができる。このため、その潤滑油溜まり10の確保により、保持器4の基部4cの軸方向肉厚が部分的に薄くなっても、その強度低下を抑制することができるようになっている。
他の実施形態を、図4(b)に示す。この実施形態は、前記軸方向一方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、前記軸方向他方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとを、全周に亘り周方向に沿って二つずつ交互に配置したものである。
このように、前記軸方向一方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、前記軸方向他方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとは、全周に亘り周方向に沿って、例えば、二つずつ交互に、又は三つずつ交互に、あるいは、他の自由な並び方で配置してもよい。すなわち、前記軸方向一方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、前記軸方向他方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aの周方向への配置方法は、一つのころ軸受の保持器4内に両者が混在する限りにおいて、適宜の順列で自由に設定できる。
なお、図5に示すように、飛散防止壁11を省略した構成も考えられる。この構成において、飛散防止壁11を除く他の構成については前述の実施形態と同様であり、すなわち、この保持器4のポケット部4a内に前記ころ3を収納した状態において、前記ころ3の軸方向端面3aに臨む潤滑油溜まり10が設けられている点、その潤滑油溜まり10は、前記各ポケット部4aの軸方向いずれかの側に、軸方向幅v3を有する空間として設けられている点は同様である。この実施形態においても、前記隙間v1,v2の設定は任意であり、隙間v1,v2を設定する場合は、その大きさをそれぞれ適宜設定することができる。
また、この飛散防止壁11は、前述のように、潤滑油溜まり10を、一つのポケット部4aに対して軸方向一方又は他方のいずれかにのみ設け、且つ、前記軸方向一方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、前記軸方向他方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとを混在させたころ軸受の保持器4に限定されず、例えば、潤滑油溜まり10を、一つのポケット部4aに対して軸方向両側に設けた構成、あるいは、前記軸方向一方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、前記軸方向他方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとを混在させない構成からなるころ軸受の保持器4においても、その効果を発揮し得る。
また、このような潤滑油溜まり10を設けた保持器4の構成を、例えば、従来例の図10で示すような、ころ3を軸方向に2列配置した複列のころ軸受に適用することも可能である。
また、例えば、異なる軸方向長さのころ3を混在させて使用することにより、その長さの違いによって、前記潤滑油溜まり10として機能する空間をポケット部4a内に確保してもよい。
すなわち、例えば、保持器4の軸方向同一の側の基部4cにおいて、潤滑油溜まり10を設ける箇所におけるポケット部4aの軸方向端面位置(軸方向位置)と、潤滑油溜まり10を設けない箇所におけるポケット部4aの軸方向端面位置(軸方向位置)とを同一とし、ころ3の軸方向端面3aの位置(軸方向位置)を、潤滑油溜まり10を設けない箇所におけるころ3の軸方向端面3aの位置(軸方向位置)よりも内側になるようにする。
このようにすれば、保持器4の基部4cの軸方向肉厚を減少させることなく、潤滑油溜まり10を成す空間を確保することができる。
さらに、他の実施形態を図6(a)に示す。この実施形態は、前記ころ3が前記外輪1に設けた2箇所の鍔部9,9の内側に保持されている構成において、前記ころ3の軸方向両端面3a,3aが対向する前記鍔部9,9の内面9a,9aに潤滑油溜まり20,20をそれぞれ設けたものである。
前記潤滑油溜まり20は、図7(a)に示すように、周方向に沿って複数設けられ、対向する両鍔部9,9の内面9a,9aに対称に設けられる。
また、各潤滑油溜まり20は、径方向に伸びる溝状に形成されており、その幅(周方向に対する幅)w1は、溝の全長に亘って一定であり、且つ、すべての潤滑油溜まり20で同一に設定されている。また、その潤滑油溜まり20の軸方向幅は、両鍔部9,9ともにv4に設定されている。
各鍔部9,9に前記潤滑油溜まり20を設けたことにより、前記潤滑油溜まり20に潤滑油が保持され、ころ3の軸方向端面3a,3aと外輪1の鍔部9の内面9aとの間の潤滑を良好な状態に維持することができる。
また、その潤滑油溜まり20が径方向に伸びる溝状であるので、ころ3の軸方向端面3aと鍔部9の内面9aとの接触面積を大きく減らすことがない。このため、ころ3の軸方向端面3aと鍔部9の内面9aとの接触面圧を適正に保つことができる。
なお、対向する鍔部9,9に設けられる潤滑油溜まり20,20は、必ずしも周方向に沿って両鍔部9,9に対称に設けられるものには限定されず、例えば、対向する鍔部9,9に設けられる潤滑油溜まり20,20を、鍔部9,9毎に異なる周方向位置となるように設けても良い。また、対向する鍔部9,9のうち一方の鍔部9のみに潤滑油溜まり20を設ける構成としてもよい。
さらに、潤滑油溜まり20の形状、深さ、数、位置は、求められる潤滑性能に応じて自由に設定することができる。例えば、溝状以外の形状からなる潤滑油溜まり20として、平面視円形又は矩形の凹部の集合としてもよい。
また、前記各ころ3の軸方向端面3aと側周面3bとの成す稜線部には、面取り部3cが設けられている。その面取り部3cの幅(ころ軸受に配置した状態において、周方向に対して成す幅)w2は、前記潤滑油溜まり20の周方向幅w1と同一であるか、あるいは、前記潤滑油溜まり20の周方向幅w1よりも大きくなるように設定されている。すなわち、前記潤滑油溜まり20の周方向幅w1を前記面取り部3cの幅w2以下としている。
このため、ころ3に若干のスキューイングが発生した場合においても、そのころ3の軸方向端面3aが鍔部9の潤滑油溜まり20に引っ掛かって転動を阻害する事態を回避することができる。
さらに、前記潤滑油溜まり20と前記鍔部9の内面9aとの成す稜線部にも面取り部9cが設けられているので、上記と同様、ころ3の軸方向端面3aが鍔部9の潤滑油溜まり20に引っ掛かって転動を阻害する事態を回避することができる。
なお、その面取り部9cの周方向幅w3は、前記ころ3の面取り部3cの幅w2よりも小さく設定されていることが望ましい。
また、対向する鍔部9,9に設けられる潤滑油溜まり20,20を、鍔部9,9毎に異なる周方向位置に設ければ、ころ3の引っ掛かりによる転動阻害をより確実に防止できると考えられる。
さらに、図6(b)に示すように、保持器4のポケット部4aに、前述の各実施形態に示される潤滑油溜まり10を設けた構成とすれば、前記鍔部9に設けた潤滑油溜まり20の効果と併せて、ころ3の軸方向端面3aの潤滑がより良好に発揮されるようになる。
この図6(b)に示す実施形態では、ポケット部4aの軸方向いずれかの側に軸方向幅v3を有する潤滑油溜まり10を設けて、ころ3の軸方向端面3a,3aとポケット部4aの内面との間には前記隙間v1,v2を設けていないが、いずれの実施形態においても、この隙間v1,v2の有無及び隙間v1,v2の大小は自由に設定できる。このため、図6(b)に示す保持器4を、これらの隙間v1,v2を設定した構成とすることも可能である。
さらに、前記外輪1に代えて前記内輪2側に鍔部9,9を設けた構成において、その鍔部9,9の内面9a,9aに潤滑油溜まり20を設けた構成とすることができる。
例えば、図8(a)に示すように、前記ころ3は、前記内輪2に設けた2箇所の鍔部9,9の内側に保持されており、前記ころ3の軸方向両端面3a,3aが対向する前記鍔部9,9の内面9a,9aに潤滑油溜まり20,20をそれぞれ設けた構成とすることができる。
また、その図8(a)に示す実施形態において、図8(b)に示すように、保持器4のポケット部4aに、前述の各実施形態に示される潤滑油溜まり10を設けた構成とすることもできる。
この図8(b)に示す実施形態では、ポケット部4aの軸方向いずれかの側に軸方向幅v3を有する潤滑油溜まり10を設けて、ころ3の軸方向端面3a,3aとポケット部4aの内面との間には前記隙間v1,v2を設けていないが、図8(b)に示す保持器4を、これらの隙間v1,v2を設定した構成とすることも可能である。
上記の各実施形態は、転動体として円筒ころ3を用いた円筒ころ軸受に、上記潤滑油溜まり10,20の構成を適用したものであるが、円筒ころ軸受以外にも、例えば、針状ころ軸受、円すいころ軸受、自動調心ころ軸受など各形式のころ軸受にも潤滑油溜まり10,20の構成を適用可能である。
自動調心ころ軸受の例について説明すると、自動調心ころ軸受は、「たる型」の形状を有するころ3を用い、例えば、図9に示すように、内輪2に二列の球面状の底面を有する軌道面2a,2aを、外輪1に同じく球面状の軌道面1aを備え、保持器4によって保持されたころ3の側周面3bをその各軌道面2a,1aの球面に接する構成としたものである。
この内輪2と外輪1との間の環状空間に、軸方向に沿って複列にころ3,3を配置している。複列に配置された各ころ3,3は、図9に示すように、それぞれ別々の保持器4,4により周方向に沿って等間隔に保持されている。複列の各ころ3,3が接する外輪1の軌道面1a,1aは、連続する球面状に形成されており、また、前記各ころ3,3の側周面3b,3bは、その球面状の軌道面1aに沿う断面形状となっている。
内輪2は、同じく前記各ころ3,3の側周面3b,3bに沿う円弧状の断面形状に形成された複列の軌道面2a,2aを有し、両軌道面2a,2aの間、および各軌道面2a,2aの軸方向外側に、鍔部9,9,9がそれぞれ設けられている。前記各ころ3は、それらの鍔部9,9の内側に保持されている。
この自動調心ころ軸受は、外輪1の軌道面1aの軸心が軸受中心に一致しており、調心性があることから、ハウジングに対する取付け誤差、あるいは軸のたわみ等によって内輪2と外輪1との間に傾きがある場合にも対応できる。
この実施形態では、前記各ころ3の軸方向両端面3a,3aが対向する前記鍔部9,9の内面9a,9aに潤滑油溜まり20,20がそれぞれ設けられている。
その潤滑油溜まり20は、図7に示す実施形態と同様、周方向に沿って複数設けられ、対向する両鍔部9,9に対称に設けられる。
また、各潤滑油溜まり20は、径方向に伸びる溝状に形成されており、その幅(周方向に対する幅)w1は、溝の全長に亘って一定であり、且つ、すべての潤滑油溜まり20で同一に設定されている点も同様である。
なお、潤滑油溜まり20の形状、深さ、数、位置が、求められる潤滑性能に応じて自由に設定することができる点については、前述の各実施形態と同様である。
また、本発明を、円錐ころ軸受に適用することもできる。円錐ころ軸受の場合、とりわけころ3の大端面3aと、内輪2の大鍔(内輪大鍔)9との摺動面に潤滑剤を供給する必要性が高い。このため、前述の各実施形態における鍔部9の潤滑油溜まり20を、ころ大端面3aに面する大鍔9の内面9aに設けることにより、ころ3の軸方向端面を潤滑し、軸受全体の潤滑寿命を延長し得る。
なお、この実施形態においても、各潤滑油溜まり20は、径方向に伸びる溝状に形成されており、その幅(周方向に対する幅)w1は、溝の全長に亘って一定であり、且つ、すべての潤滑油溜まり20で同一に設定されている点は同様である。さらに、潤滑油溜まり20の形状、深さ、数、位置が、求められる潤滑性能に応じて自由に設定することができる点についても同様である。
また、大鍔9の内面9aに設けた潤滑油溜まり20に加えて、又は代えて、ころ3の小端面3aに面する側の鍔部9の内面9aに、潤滑油溜まり20を設けた構成とすることもできる。
ころ3の軸方向両側の鍔部9,9にそれぞれ潤滑油溜まり20を設ける場合は、大端面3a側の潤滑油溜まり20が保持できる潤滑油を、小端面3a側の潤滑油溜まり20よりも多くなるように設定することが望ましい。例えば、溝状の潤滑油溜まり20を採用する場合は、周方向に隣り合う溝同士の間隔を、小端面3a側よりも大端面3a側で密にする手法、あるいは大端面3a側の溝の幅w1を小端面3a側よりも広くする手法などが考えられる。
また、この円錐ころ軸受の保持器4に、ころ3の軸方向端面3aに臨む潤滑油溜まり10を設けた構成とすることもできる。保持器4の潤滑油溜まり10は、前記鍔部9に設けられる潤滑油溜まり20に加えて設けてもよいし、鍔部9に設けられる潤滑油溜まり20に代えて設けてもよい。
保持器4に設けられる潤滑油溜まり10の構成は、前述の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
なお、円錐ころ軸受の保持器4に設けられる潤滑油溜まり10は、大端面3a側の潤滑油溜まり10が保持できる潤滑油を、小端面3a側の潤滑油溜まり10よりも多くなるように設定することが望ましい。例えば、潤滑油溜まり10の成す空間の軸方向幅v3を、小端面3a側よりも大端面3a側で大きくする手法などが考えられる。
上記各実施形態は、鉄道車輌の主電動機回転子を支持するころ軸受について説明したが、鉄道車輌の用途に限らず、他の分野の機器類において使用されるころ軸受においても、本発明を適用できる。また、使用する潤滑油は、グリース以外のものを使用することも可能である。
また、上記各実施形態において、保持器4は対向する環状の基部4c、4c間を、周方向に複数の柱部4bで結んだ一体型のいわゆる「かご形」の保持器4を採用したが、例えば、環状の基部4cから軸方向に伸びて先端に至る柱部4bを複数備えた「櫛型」の保持器4を採用してもよい。
「櫛型」の保持器4を採用する場合、二つの櫛形保持器4,4を用い、その二つの保持器4,4の前記柱部4b,4bの先端同士を対向させることによりその柱部4b,4bで前記両基部4c,4c間を結ぶようにし、前記ポケット部4aを形成することができる。
これらの保持器4として、例えば、高力黄銅鋳物や機械構造炭素鋼など金属製のものや、あるいは樹脂による成形品などを採用することができる。
一実施形態のころ軸受を示す要部拡大正面図 図1のころ軸受に用いられる保持器を示し、(a)は要部拡大側面図、(b)は(a)の正面図 図1のころ軸受に用いられる保持器を示す斜視図 図1のころ軸受に用いられる保持器における潤滑油溜まりの配置を示す模式図 他の実施形態の保持器の斜視図 (a)(b)は、それぞれ他の実施形態のころ軸受を示す要部拡大正面図 図6のころ軸受に設けられる潤滑油溜まりの配置を示す模式図 (a)(b)は、それぞれ他の実施形態のころ軸受を示す要部拡大正面図 他の実施形態のころ軸受を示す要部拡大正面図 従来例の正面図 従来例の正面図 従来例のころ軸受を示し、(a)は要部拡大正面図、(b)は同平面図
符号の説明
1 外輪
1a,2a 軌道面
2 内輪
3 ころ
3a 軸方向端面
3b 側周面
3c,9c 面取り部
4 保持器
4a ポケット部
4b 柱部
4c 基部(環状部)
4d 側面
5 軸箱
6 車軸
9 鍔部
9a 内面
10,20 潤滑油溜まり
11 飛散防止壁
12 隅部

Claims (9)

  1. 同軸上に配置される外輪1と内輪2との間に環状空間を形成し、その環状空間に複数のころ3を配置して、その各ころ3を周方向に沿って保持する保持器4を設け、前記保持器4は、軸方向両側に設けられる環状の基部4c,4cと、その基部4c,4c間を結ぶ柱部4bが周方向に沿って複数形成され、その周方向に隣り合う前記柱部4b,4bの間をポケット部4aとしてそのポケット部4a内に前記ころ3をそれぞれ収納したころ軸受において、
    前記各ポケット部4aに前記ころ3の軸方向端面に臨む潤滑油溜まり10を設け、その潤滑油溜まり10は前記各ポケット部4aの軸方向いずれかの側に設けられて、その軸方向一方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、軸方向他方の側に前記潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとを混在させたことを特徴とするころ軸受。
  2. 前記軸方向一方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aと、前記軸方向他方の側に潤滑油溜まり10を設けた前記ポケット部4aとを周方向に沿って交互に配置したことを特徴とする請求項1に記載のころ軸受。
  3. 同軸上に配置される外輪1と内輪2との間に環状空間を形成し、その環状空間に複数のころ3を配置して、その各ころ3を周方向に沿って保持する保持器4を設け、前記保持器4は、軸方向両側に設けられる環状の基部4c,4cと、その基部4c,4c間を結ぶ柱部4bが周方向に沿って複数形成され、その周方向に隣り合う前記柱部4b,4bの間をポケット部4aとしてそのポケット部4a内に前記ころ3をそれぞれ収納したころ軸受において、
    前記各ポケット部4aに前記ころ3の軸方向端面3aに臨む潤滑油溜まり10を設け、前記潤滑油溜まり10は前記保持器4の内径側に開放されているとともに、その外径側に、前記基部4cから軸方向内側に伸びる飛散防止壁11を設けたことを特徴とするころ軸受。
  4. 前記潤滑油溜まり10は前記保持器4の内径側に開放されているとともに、その外径側に、前記基部4cから軸方向内側に伸びる飛散防止壁11を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のころ軸受。
  5. 前記潤滑油溜まり10と前記飛散防止壁11との成す隅部12を弧状にしたことを特徴とする請求項3又は4に記載のころ軸受。
  6. 同軸上に配置される外輪1と内輪2との間に環状空間を形成し、その環状空間に複数のころ3を配置して、その各ころ3を周方向に沿って保持する保持器4を設け、前記保持器4は、軸方向両側に設けられる環状の基部4c,4cと、その基部4c,4c間を結ぶ柱部4bが周方向に沿って複数形成され、その周方向に隣り合う前記柱部4b,4bの間をポケット部4aとしてそのポケット部4a内に前記ころ3をそれぞれ収納したころ軸受において、
    前記ころ3は、前記外輪1又は内輪2に設けた2箇所の鍔部9,9の内側に保持されており、前記ころ3の軸方向端面3aが対向する前記鍔部9の内面9aに潤滑油溜まり20を設けたことを特徴とするころ軸受。
  7. 前記潤滑油溜まり20を径方向に伸びる溝状に形成したことを特徴とする請求項6に記載のころ軸受。
  8. 前記各ころ3の軸方向端面3aと側周面3bとの成す稜線部に面取り部3cが設けられており、前記潤滑油溜まり20の周方向幅w1を前記面取り部3cの幅w2以下としたことを特徴とする請求項6又は7に記載のころ軸受。
  9. 前記潤滑油溜まり20と前記鍔部9,9の内面9aとの成す稜線部に面取り部9cを設けたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のころ軸受。
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