JP2008172137A - 位置決め装置および露光装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の位置決め装置は、位置決め対象物を搭載する第1ステージ202と、第1ステージを搭載して移動する第2ステージ206と、第2ステージに対して第1ステージを駆動するアクチュエータ204とを備える。また、第1ステージが中空構造となっており、アクチュエータ204の発生する力の方向及びそれと直交する方向に沿った断面が四角形で第1ステージの側板を構成する第1リブ213と、第1リブに対し角度をなして接合された断面がひし形の第2リブ211とを備える。さらに、第1ステージは、さらに、アクチュエータ204の発生する力の方向に略平行で、該力のかかる箇所を通る第3リブ212を前記中空内部に備える。
【選択図】 図1
Description
天板2とステージ51aとの間には、天板2を6自由度で位置決め制御するためのリニアモータLMZ、LMYと、ステージ51aがXY方向に移動する際の加減速力を天板に伝達するための電磁継手4が設けられる。
また、天板2は中空構造となっており、内部はリブによって補強されている。このような構成によって固有振動数を向上させて制御系の位置決め特性を高くしている。
しかしながら、天板を中空構造にしただけでは変形の影響を十分に抑えることができない。中空天板の側板に力が加わるとその部分での変形に対する剛性が低くなってしまい、これが天板全体の変形を引き起こしてしまうためである。特に特許文献2に記載のように、天板の側面に電磁継手が設けられている構造の場合には、側板に大きな力が加わることによって天板が大きく変形してしまう。この変形を低減するために側板を厚くすると、中空天板のメリットである軽量性が損なわれてしまう。また、天板の変形は、天板上に設けられる位置計測手段にも影響を及ぼしてしまうため、位置決め精度が劣化する原因となる。
本発明は、上述の点を考慮してなされたものであり、電磁継手の力のよって生じる天板の変形を抑えることを目的としている。
[実施例1]
図1(a)は本発明の第一の実施例に係る位置決め装置を構成する天板及びその周辺を示す微動ステージの概略断面図で、図1(b)はそのa−a断面から見た概略断面図である。
一つは6自由度を制御するためのローレンツ力アクチュエータとしての微動リニアモータである。該微動リニアモータは、短ストロークであり、長ストローク移動できるXYスライダ上板206の上に載っている。
なお、本実施例、及び、変形例における前記リブ構成212の本数は2本として図示されているが、いずれかひとつの電磁継手の付いた側板面の裏側に相当する範囲と、対向する側の側板で電磁継手の付いた面の裏側に相当する範囲内であれば、その本数に制限はない。
実施例1において、図1(b)に示す電磁継手204aは、天板の側面中央部の凸形状の側板213と電磁継手の可動側204aの取付部が、取付面全面に渡って面精度を出して取付けられている例を示した。このように電磁継手の可動側を天板の側板に取付けるためには、両者の面精度を精度良く出さなければならないが、実際に広範な面を全面に渡って加工して面精度を出すのは難しくて取付け精度がでないという問題点がある。そのため、本実施例では、面精度の出しやすい狭い領域の面について面精度を出すことで該問題点を解決する実施例を示す。
図3(a)に示すように天板の側板302に狭い領域で面精度の出ている凸型にわずかに隆起した土手303を設けて取付け面を確保し、該土手の上面に電磁継手の可動側301の取付け面を接して取付けている。これによって、図3(b)に示すような電磁継手の可動側301の円弧面に該電磁力304が発生した時に、該電磁継手の可動側301は天板の側板と土手でしか接合していないため、該電磁力に相当する力は該土手の接触面305に集中してかかる。そのため、本発明のリブを図3(a)、(b)の天板中空内部に適用する際には、図4に示すようになる。電磁継手の可動側301に発生する力304方向と平行で、リブの始点は力の生じる土手の接触面305の裏面に相当する部分に始まり、対向する側の側板で土手の裏面に相当する部分を終点とし、直線的に両者を接合するようなリブ306を配置する。このように、力の生じる箇所に対して該リブを正確に配置することによって、剛性を高め天板全体の変形を抑えることができる。
なお、本実施例における前記リブ306、及び、土手303は、2つずつ図示されているが、いずれかひとつの電磁継手の付いた側板面の裏側に相当する範囲と、対向する側の側板で電磁継手の付いた面の裏側に相当する範囲内であれば、その数に制限はない。
レチクル天板には、微動用リニアモータ610が具備されており図7(a)に示す可動子610Xaと固定子610XbでX方向、可動子610Yaと固定子610YbでY方向にそれぞれ推力が発生する。そのため、ねじれモードに対する固有値を上げるためのひし形リブ617に加え、本実施例では、次のようなリブを設ける。それは、レチクル天板のX方向に推力を発生する微動リニアモータの可動子610Xaの取付けられた天板側面の裏面にあたる部分を始点とし、推力のかかる方向(X方向)に平行で対向する側板面とを結合するようなリブ620である。また、同様にしてY方向に推力を発生する微動リニアモータの可動子610Yaの取付けられた天板側面の裏面にあたる部分を始点とし、推力のかかる方向(Y方向)に平行で対向する側板面とを結合するようなリブ618を設ける。これによって、微動用リニアモータからの力が発生したときのレチクル天板の変形にたいして剛性を高くすることができる。
なお、本実施例における前記リブ619の本数は2本として図示されているが、天板の中空内部で磁性体の取付板の裏面に相当する範囲と、対向する側に存在する磁性体の取付板の裏面に相当する範囲内であれば、本数に制限はない。
図8(a)は本発明の第4の実施例に係るレチクルステージの微動部を上から見た概略平面図である。図8(b)は本実施例のレチクル天板711の内部の構成を示す概略図である。本実施例は、光源がKrF、ArFなどレンズを使うことができる露光装置の例であり、微動固定プレート719およびレチクル天板711の中央部には露光光が通過できるように穴が空いており、天地正の構成になっている。また、レチクル天板711の内部には、X方向、Y方向、Z方向についてそれぞれ推力を与える不図示のX方向微動リニアモータ、Y方向微動リニアモータ、Z方向微動リニアモータを具備する。
なお、本実施例における前記リブ716の本数は2本として図示されているが、天板の中空内部で磁性体の取付板の裏面に相当する範囲と、対向する側に存在する磁性体の取付板の裏面に相当する範囲内であれば、その本数に制限はない。
図8(a)に示す穴の空いているレチクル天板に本発明を適用した例について、実施例4で示した。しかし、実際には中央部の穴と対向する位置にE字型電磁石712と磁性体714を配置すると、磁性体714にE字型電磁石712からの吸引力が発生する。その際に、中央部の穴の空いている部分で剛性が弱くなるため、図9(a)に示すようにレチクル天板811のY方向対辺の剛性が高い左右2ヶ所に磁性体814を配置し、それと対向するようにE字型電磁石812を微動固定プレート819に配置するような構成がとられる。
中空内部にはねじれモードに対する固有値を上げるためのひし形リブ831が配置されているが、電磁継手の吸引力が磁性体にかかったときは、磁性体取付部に力がかかるため、リブで補強する必要がある。そこで、磁性体板取付け面の裏面に相当する範囲と、対抗する側に存在する磁性体板の取付板の裏面に相当する範囲とを、E字型電磁石812からの吸引力の方向(Y方向)に平行で直線的に結合するようなリブ832を設けることで、天板の剛性を上げることができる。
なお、本実施例における前記リブ832の本数は各磁性体に対して2本ずつ図示されているが、天板の中空内部で磁性体の取付板の裏面に相当する範囲と、対向する側に存在する磁性体の取付板の裏面に相当する範囲内であれば、その本数に制限はない。
以下、本発明の位置決め装置が適用される例示的な露光装置を説明する。この露光装置は図10に示すように、照明装置101、レチクルを搭載したレチクルステージ102、投影光学系103、ウエハを搭載したウエハステージ104を有する。露光装置は、レチクルに形成された回路パターンをウエハに投影露光するものであり、ステップアンドリピート投影露光方式またはステップアンドスキャン投影露光方式であってもよい。
照明光学系はマスクを照明する光学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレータ、絞り等を含む。
レチクルステージ102およびウエハステージ104は、例えばリニアモータによって移動可能である。ステップアンドスキャン投影露光方式の場合には、それぞれのステージは同期して移動する。また、レチクルのパターンをウエハ上に位置合わせするためにウエハステージおよびレチクルステージの少なくともいずれかに別途アクチュエータを備える。
このような露光装置は、半導体集積回路等の半導体デバイスや、マイクロマシン、薄膜磁気ヘッド等の微細なパターンが形成されたデバイスの製造に利用されうる。
次に、図11及び図12を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図11は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造方法を例に説明する。
ステップS1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップS2(マスク製作)では設計した回路パターンに基づいてマスクを製作する。ステップS3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップS4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。ステップS5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップS4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップS6(検査)では、ステップS5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップS7)される。
202:天板
203:ミラー
204:電磁継手(204a:可動側、204b:固定側)
205:自重補償機構
206:XYスライダ上板
208:Xリニアモータ(208a:可動子磁石、208b:固定子コイル、208c:磁石取付け板)
209:Yリニアモータ(209a:可動子磁石、209b:固定子コイル、209c:磁石取付け板)
210:Zリニアモータ(210a:可動子磁石、210b:固定子コイル、210c:磁石取付け板)
211、617、717、831:対称リブ
212、306、616、618、619、620、716、832:格子リブ
213:外周側板
217、304:電磁力
301:電磁継手
302:外周側板
303:土手部
305:取付部
501:ベース定盤
502:スライダ定盤
503:Y定盤
504:磁性体板
505:Yフット
506:E字型電磁石
507:可動磁石
508:リニアモータ固定子
509、609、719、819:微動固定プレート
610:微動用リニアモータ(610Xa:X方向微動リニアモータ可動子、610Xb:X方向微動リニアモータ固定子)
611、711、811:レチクル天板
612、712、812:E字型電磁石
613、713、813:E字型電磁石取付板
614、714、814:磁性体
615、715、815:磁性体取付板
Claims (10)
- 位置決め対象物を搭載する第1ステージと、該第1ステージを搭載して移動する第2ステージと、該第2ステージに対して前記第1ステージを駆動するアクチュエータとを備え、
前記第1ステージが中空構造となっており、
前記第1ステージは、前記アクチュエータが発生する力の方向に略平行で、該力のかかる箇所を通るリブを前記中空内部に備えることを特徴とする位置決め装置。 - 前記アクチュエータは前記第1ステージの側面に力を加えることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
- 前記アクチュエータは、前記第1ステージを移動方向前後で挟み込むように配置された一対の電磁石を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の位置決め装置。
- 前記電磁石は、前記第2ステージの加減速時に力を発生させることを特徴とする請求項3に記載の位置決め装置。
- 前記アクチュエータの力の作用線が、前記第2テーブルを含む可動部の重心を通ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の位置決め装置。
- 前記リブは、前記第1ステージの側面のうち対向する一対の側面を連結するように配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の位置決め装置。
- 前記リブは2本設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の位置決め装置。
- 原版のパターンを基板に露光する露光装置であって、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の位置決め装置を用いて前記原版および前記基板の少なくとも一方を位置決めすることを特徴とする露光装置。
- 前記第1ステージに露光光を通過させるための開口が設けられ、前記の各リブは前記開口を避けるように構成されることを特徴とする請求項8に記載の露光装置。
- 請求項8または9に記載の露光装置を用いて基板を露光するステップを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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