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JP2008159991A - ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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JP2008159991A JP2006349357A JP2006349357A JP2008159991A JP 2008159991 A JP2008159991 A JP 2008159991A JP 2006349357 A JP2006349357 A JP 2006349357A JP 2006349357 A JP2006349357 A JP 2006349357A JP 2008159991 A JP2008159991 A JP 2008159991A
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Abstract

【課題】ステージの走査中に、ステージと基板との間の相対位置ずれを防ぐステージ装置、これを用いる露光装置、及びその露光装置を用いるデバイス製造方法を提供する。
【解決手段】 レチクル6を搭載する移動ステージ21の第1、第2の駆動方向であるY方向の正負の方向に平行なレチクル6の重心を通過する直線上で、レチクル6の重心を挟む移動ステージ21上の一対の位置に設置したレチクル6を吸着保持する真空吸着クランプ7A,7Bを有する。移動ステージ21が第1の駆動方向に移動する時は、正方向の真空吸着クランプ7Aによりレチクル6を保持して移動し、第2の駆動方向に移動する時は、反対方向の真空吸着クランプ7Bによりレチクル6を保持して移動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板を保持して移動するステージ装置、このステージ装置を用いる露光装置、及びその露光装置を用いるデバイス製造方法に関する。
従来、半導体露光装置、精密計測機、精密加工機等には、移動体の高い位置決め精度が要求されるため、例えばローレンツ力を利用したステージ装置が広く用いられている。
ローレンツ力を発生する従来のステージ装置には、一般にリニアモータの構成が多く用いられている。
半導体露光装置等に用いるリニアモータは、永久磁石を用いたリニアモータ固定子上を、基板を保持した移動体としての例えば電気子を用いたリニアモータ可動子がローレンツ力により1軸方向に移動する。
しかし、基板を保持した移動体を正確な位置に移動させるとしても、基板の保持状態が正確でなければ、基板の根本的な高精度の位置決めは困難であるため、基板を正確に保持する構成が極めて重要となる。
ここで従来のステージ装置の代表的な構成例を図8及び図9に示す。
露光パターンの原版であるレチクル61は、レチクル保持手段63のレチクルクランプパッド63Aがバキュームパッドとなり、真空吸引によりレチクルステージ62にクランプされる。
レチクル61を用いた露光処理に際しては、レチクル61の移動位置においてレチクル61上のパターンをスリット露光光61Aで縮小投影レンズ64を介してシリコン基板より成るウェハ65上に縮小投影する。
ウェハ65は、レチクル61の移動に同期するウェハステージ66の移動により移動し、その位置でスキャン露光が行われる。
さらに、例えば特開2006−41302号公報(特許文献1)により、レチクル保持面に対して異なる位置でレチクルに当接し、相対的に変位可能に支持されたレチクル弾性チャックを有する露光装置が提案されている。
特開2006−41302号公報
上記図8及び図9に示す従来例においては、レチクル61を真空吸引保持する際、保持面積が大きいため保持力が大きい反面、保持面形状、レチクルステージ形状、レチクル形状の影響を受け易い。
つまり、これらの形状にばらつきがある場合、保持する時にレチクル61とレチクルステージ62の双方にとって過拘束となる部位が生じるため、各々弾性変形した状態を維持したまま拘束される。
また、保持手段間の保持力の差や、保持手段接触面内差が大きくなる場合がある。
その状態でレチクルステージ62の加減速を繰り返すと、慣性力を契機に保持する時に蓄えた弾性エネルギーが摩擦力に勝って開放し、レチクル61とレチクルステージ62間に不可逆な相対位置ずれが発生するおそれがある。
このことは、摩擦力が伴う現象であるため、相対位置ずれ量の予測は極めて困難であり、また、保持力のばらつき方次第では、ずれる箇所とずれない箇所が生じ、露光結果に悪影響を与えるおそれを懸念させる。
そこで、本発明は、ステージの走査中に、ステージと基板との間の相対位置ずれを防ぐステージ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明のステージ装置は、基板を保持して移動するステージと、前記ステージの第1の駆動方向に平行な前記基板の重心を通過する直線上で、前記基板の重心を挟んで前記ステージ上に一対に設けられ、前記基板を保持する第1及び第2の保持装置と、を有し、前記ステージが前記第1の駆動方向に移動する時に前記第1の保持装置により前記基板を保持して移動し、前記ステージが前記第1の駆動方向とは逆の第2の駆動方向に移動する時に前記第2の保持装置により前記基板を保持して移動することを特徴とする。
本発明のステージ装置によれば、前記ステージが第1の駆動方向に移動する時に第1の保持装置により前記基板を保持して移動し、前記ステージが第2の駆動方向に移動する時に第2の保持装置により前記基板を保持して移動する。
このため、移動時に1点保持であるため、保持する時にレチクル6とステージの双方にとって過拘束となる部位が生じることがなくなり、レチクル6が弾性変形した状態に拘束されるという現象を改善することができる。
即ち、保持の際、接触面内差等がなく、ステージの加減速を繰り返しても、基板とステージ間に不可逆な相対位置ずれが発生するおそれをなくすことができる。
また、ステージ駆動熱や他の熱の蓄積により、前記基板が仮に熱膨張するとしても、第1又は第2の保持装置の1点拘束であり熱応力が発生しないため、基板等は拘束点を中心に熱量に応じた可逆的な変形を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の実施例1のステージ装置が適用される例示的な露光装置を説明する。
図1は、本発明の実施例1のステージ装置が適用される例示的な露光装置の構成を示す概略構成図である。
露光装置は 図1に示すように、照明系ユニット1、基板の一例のレチクル6を搭載したレチクルステージ2、縮小投影レンズ3、及び、感光基板であるウェハ4Aを搭載したウェハステージ4を有する。
露光装置は、レチクル6に形成された回路パターンをウェハ4Aに投影露光するものであり、ステップアンドリピート投影露光方式、又は、ステップアンドスキャン投影露光方式であってもよい。
一方、照明系ユニット1は、露光光を光源から導出し、成形均一な露光光を照射する。
即ち、照明系ユニット1は、回路パターンが形成されたレチクル6を照明するものであり、成形均一な露光光を照射するための光源部と照明光学系とを有する。
光源部は、例えば、光源としてレーザを使用する。レーザは、波長約193nmのArFエキシマレーザ、波長約248nmのKrFエキシマレーザ、波長約153nmのF2エキシマレーザ等を使用することができる。
ただし、レーザの種類はエキシマレーザに限定されず、例えば、YAGレーザを使用してもよく、そのレーザの個数も特段の限定はない。
光源にレーザが使用される場合、レーザ光源からの平行光束を整形する光束整形光学系、コヒーレントなレーザ光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。
また、光源部に使用可能な光源はレーザに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプ等のランプも使用可能である。
照明光学系は、レチクル又はマスクを照明する光学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレーター、絞り等を含む。
縮小投影レンズ3は、原版であるレチクル6上のパターンを、シリコン基板より成るウェハ4A上に縮小投影する。
縮小投影レンズ3には、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子を少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)等を使用することができる。
さらに、縮小投影レンズ3には、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォーム等の回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。
レチクルステージ2は、露光原版であるレチクル6を搭載し、露光光に対してレチクル6をスキャン露光させる。
ウェハステージ4は、シリコン基板であるウェハ4Aを搭載し、レチクルステージ2と同期して、露光光に対してスキャン移動露光する。
レチクルステージ2及びウェハステージ4は、例えばリニアモータによって移動可能である。ステップアンドスキャン投影露光方式の場合には、それぞれのステージ2,4は同期して移動する。
なお、図2に示されるようにレチクルステージ2は、1枚平板状のリニアモータ固定子2aとリニアモータ固定子2aを移動可能に包囲する包囲板状のリニアモータ可動子2bとを用いるという構成がある。
また、図3、図4に示されるようにレチクルステージ2は、2枚平行平板状のリニアモータ固定子2cとリニアモータ固定子2a内の空間に移動可能に位置する1枚平板状のリニアモータ可動子2dとを用いるという構成がある。
一方、露光装置本体5は、レチクルステージ2、縮小投影レンズ3、及びウェハステージ4等を支持する。
図3は、レチクルステージ2の構成例を説明する説明図であり、図4(a)は、図3に示すレチクルステージ2の上面図であり、図4(b)は、図3に示すレチクルステージ2の要部説明図である。
図3に示されるようにレチクルステージ2は、一例として縮小投影レンズ3の上方の位置にあり、縮小投影レンズ3の下方にはウェハステージ4が位置する。
ただし反射ミラー等を用いることで他の配置構成を用いることは任意である。
レチクル保持手段7は、図3及び図4(a)に示すように、左右にリニアモータ可動子2dを有する移動ステージ21上で、保持するレチクル6の駆動方向100の重心位置の直線を通る前後2点の位置に相当する位置に設けられている。
レチクル保持手段7は、負圧を発生して移動ステージ21上にレチクル6を吸着保持し、かつレチクル6の移動ステージ21に対する位置決めを安定して保持する。レチクル保持手段7の吸引口形状はX方向横長等任意である。
図4(a)に示されるように自重及び振動補償機構の一部である気体軸受8は、左右にリニアモータ可動子2dを有する平板状の移動ステージ21で、レチクル6を保持する上面の4隅の位置に設けられる。この構成により、レチクル6の自重を補償する。
気体軸受8は、レチクル6の底面やその他の部材に非接触である非接触式気体ばねである。
なお、実施例1では、図4(a)に示されるように4点の気体軸受8の各々の位置は、レチクルステージ2の移動ステージ21上において、搭載する際のレチクル6の4隅の4点の位置付近に一致する位置である。
また、図4(a)に示すスリット露光光9は、リニアモータの駆動で移動したレチクル6上の原版パターンに対してスリット状の露光光を透過させる露光光である。
本発明のステージ装置は、基板であるレチクル6を保持して移動するステージを有する。
前記ステージは、一つには例えば1軸駆動の左右のリニアモータの可動子としての移動ステージ21であり、1軸方向に任意に移動可能である。また、XY方向の2軸方向に移動可能なステージに適用してもよい。
本発明のステージ装置は、前記ステージの第1の駆動方向100及び前記第1の駆動方向100とは逆の第2の駆動方向に平行な基板の重心を通過する直線上に前記基板を保持する第1及び第2の保持装置を有する。
即ち、前記基板の重心を通過する直線上に前記基板であるレチクル6の重心を挟んで前記ステージ上に一対設けられ、前記基板を保持する第1及び第2の保持装置を有する。
第1の駆動方向100はY方向の正方向であり、第2の駆動方向はY方向の反対方向であり、互いに逆向きである。
第1及び第2の保持装置は、真空吸着力保持手段、静電吸着力保持手段あるいは機械的保持手段により前記基板を保持する。第1及び第2の保持装置は、例えばレチクル保持手段7、真空吸着保持手段7A,7Bがその一例である。
本発明のステージ装置は、前記ステージが第1の駆動方向100に移動する時に第1の保持装置の一例としての一方の真空吸着保持手段7Aにより前記基板であるレチクル6を保持して移動する。
また、本発明のステージ装置は、前記ステージが第2の駆動方向に移動する時に第2の保持装置の一例としてのもう一方の真空吸着保持手段7Bにより基板であるレチクル6を保持して移動する。
さらに、本発明のステージ装置は、前記ステージが第1及び第2の駆動方向を変える際、前記ステージの移動速度が零となるタイミングで第2の保持装置による保持が完了するまで第1の保持装置による保持を開放しない。
あるいは、第1の保持装置による保持が完了するまで第2の保持装置による保持を開放しないことで、前記ステージと基板との間の相対位置ずれを生じさせない。
このことにより、本発明のステージ装置は、第1及び第2の保持装置としての例えばレチクル保持手段7、真空吸着保持手段7A,7Bによるレチクル6の保持位置の変更時間を最小とする。
さらに、本発明のステージ装置は、前記ステージが前記基板を保持した時に前記基板の4隅に対応する前記ステージ上の位置に設けられ、前記基板面に垂直方向に力を付与する自重及び振動補償機構を備える。
即ち、前記基板面に垂直方向に力を付与し、前記基板の自重及び自励振動によるモーメントが前記第1及び第2の保持装置に与える負荷を軽減する自重及び振動補償機構を備える。
前記自重及び振動補償機構は、前記基板であるレチクル6の底面に垂直方向(Z方向)に力を付与する非接触式気体ばねである気体軸受8と、前記気体軸受8と前記ステージ間に介在される緩衝部8aとを有する。
以上の本発明のステージ装置のより具体的な構成を図5を参照して説明する。図5(a)は、本発明の実施例1のステージ装置のより具体的な構成を説明する説明図である。
ここで、レチクル保持手段7は、Z方向に駆動可能である+Y方向用Z駆動真空吸着保持手段7A、及び、−Y方向用Z駆動真空吸着保持手段7Bとして構成されている。以下、双方を真空吸着保持手段7A、7Bと称す。
真空吸着保持手段7A、7Bは、レチクル6の重心を通りステージ駆動方向100と並行な直線上において、図5(a)に示すように、その重心を挟むようにレチクル6の一対の外周近くの2点の位置に設置されている。
また、ステージ装置は真空吸着保持手段7A、7BをZ方向に駆動する駆動手段を備える。この駆動手段として、たとえばピエゾアクチュエータや電磁力を利用したアクチュエータ等が用いられる。
一方、自重及び振動補償機構は、前記基板としてのレチクル6底面に垂直方向に力を付与する非接触式気体ばねである気体軸受8と、気体軸受8とステージ間に介在される緩衝部8aとを有する。
緩衝部8aは、例えばコイルバネ状の部材、若しくはリング等を有して緩衝の作用のある任意の部材から構成されている。
気体軸受8と緩衝部8aを有する機構は、レチクルステージ2の移動ステージ21上において、移動ステージ21上に搭載されるレチクル6の4隅付近の位置に相当する各位置に配置されている。
各気体軸受8は、レチクル6面に垂直方向であるZ方向に力を付与し、レチクル6の自重及び自励振動によるモーメントが真空吸着保持手段7A、7Bに与える負荷を軽減する。
即ち、各気体軸受8は、周囲に非接触であるため、各々Z方向のみに力を作用することでレチクル6の自重を補償する。各気体軸受8は、レチクル6の4隅付近の位置に対応するため、レチクル6の自重補償の安定性が高い。
以上の構成のステージ装置は、移動ステージ21が正方向であるY方向に移動する際は、駆動方向100の真空吸着保持手段7Aによりレチクル6を吸引し吸着保持する。
その際、真空吸着保持手段7Bは、Z方向の反対方向に非吸着時の位置に退避した状態をとって吸引を止めている。
ステージが駆動方向100をY方向の反対方向に切り替える際は、真空吸着保持手段7Bが吸着位置に上昇して吸引を始め、レチクル6を吸着保持する。
真空吸着保持手段7Bが吸着完了したと同時に真空吸着保持手段7Aは吸着を解除し、非吸着時の位置に退避する。
ただし、真空吸着保持手段7A、7B、及び、自重及び振動補償機構は、慣性力及び慣性モーメントに勝る摩擦力が得られる程度の保持力が生成できる範囲でレチクル6の保持領域の面積を小さくすることも好ましい。
また、レチクル6垂直面内周りのモーメントに対しては、自重及び振動補償機構を備え、真空吸着保持手段7A、7Bと離れた位置でレチクル6底面に垂直な方向のみに力を与えるとよい。
レチクル6面内周りのモーメントを零にするには、レチクル6の重心を通りステージ駆動方向100と並行な直線上の点に真空吸着保持手段7A、7Bを設けることが好ましい。
また、レチクル6の重心を後方から押し出すより、前方に引張る方が、レチクル6の重心と保持位置とのわずかなずれによる慣性モーメントに対し、レチクル6の姿勢安定性はロバストとなる。
このため、レチクル6重心から駆動方向100側の点に真空吸着保持手段7A又は、7Bを設ける方がよい。特にレチクル6の重心から遠い最外周付近に真空吸着保持手段7A又は7Bを設けるとなおよい。
また、移動ステージ21が駆動方向100を変える際、拘束点を変える必要があるが、その間の位置ずれ及びむだなステージ停止時間を生じる懸念がある。
しかし、この点に関しては、ステージ速度が零となる前後微小時間内で次の真空吸着保持手段7A又は7Bの保持位置での保持が完了するまで真空吸着保持手段7A又は7Bの現保持を維持することで防止できる。
なお、実施例1では、本発明のステージ装置をレチクルステージ2に適用した場合を説明したがウェハステージ4に適用してもよい。
以上本発明の実施例1では、レチクル6の重心を通りステージ駆動方向100と並行な直線上において、レチクル6の互いに対向する外周近くの2点の位置に相当するステージ上の位置に真空吸着保持手段7A、7Bを個々に設置する。
このため、レチクル61を真空吸引保持する際の保持精度は、保持手段の面形状、レチクルステージ形状、レチクル形状等から受ける影響を低減することが可能となった。
即ち、移動時は1点保持であるため、保持時にレチクル6と移動ステージ21の双方にとって過拘束となる部位が生じることがなくなり、レチクル6が弾性変形した状態に拘束されるという現象を改善することが可能となった。
このため、実施例1では、保持手段の接触面内差等がなく、レチクルステージ2の加減速を繰り返しても、レチクル6と移動ステージ21間に不可逆な相対位置ずれが発生するおそれをなくすことが可能となった。
したがって、実施例1では、上記の構成により、ステージ移動時の移動ステージ21とレチクル6の相対的な位置ずれを防止することができ、半導体露光装置におけるアライメント精度の安定性を増すことができる。
また、ステージ駆動熱や露光熱の蓄積により、レチクル6が仮に熱膨張するとしても、真空吸着保持手段7A又は7Bの1点拘束であり熱応力が発生しないため、レチクル6等は拘束点を中心に熱量に応じた可逆的な変形を示す。
このため、仮に可逆的な変形が生じても本発明のステージ装置を用いる露光装置の露光処理時には、レチクル6の蓄熱量に応じた露光光の倍率補正を高精度に行うことができ、高い露光精度を安定して保つことができる。
また、ステージの蓄熱等の相対変形を許容できるため、アライメント精度を悪化させることなく、より軽量なステージ設計が可能となり、ステージ駆動に要するエネルギーの低減、さらにはステージの高加速度化が可能となる。
さらに、従来のような保持面積が大きい保持機構では、各保持面の面精度が厳しく要求されたが、真空吸着保持手段7A又は7Bを用いて保持面積が小面積になる分、加工コストを低減することが可能となる。
次に、本発明の実施例2を説明する。
実施例2のステージ装置の要点は、前記自重及び振動補償機構が、レチクル6に垂直方向に接触し前記垂直方向に前記力を付与する鋼球8bと、前記鋼球8bを前記ステージ上に支持する緩衝部8aとから構成される点にある。
図5(b)は、本発明の実施例2のステージ装置の重点の具体的な構成を説明する説明図である。なお、図5(b)中で図5(a)と同じ符号は、同一の構成要素を示す。
実施例2の場合、各自重及び振動補償機構の一部を構成する各気体軸受8の代りに、レチクル6に垂直方向に接触し、垂直方向であるZ方向に力を付与する鋼球8bをその各々の位置において用いる。
ただし、各鋼球8bは、例えばその外周を適度に覆うジョイント等を用いて各緩衝部8aに対し任意に回転可能であってもよく、あるいは各緩衝部8aに対し固定した状態であってもよい。
実施例2のステージ装置のその他の構成及び動作方法は実施例1の場合と同様であり、詳しい説明は省略する。
実施例2の場合も、実施例1で説明した効果と同様の効果を得ることができる。なお、実施例2の場合も、本発明のステージ装置をレチクルステージ2に適用した場合を例示するがウェハステージ4に適用してもよい。
次に、図6及び図7を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。
図7は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造方法を例に説明する。
ステップS1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。
ステップS2(マスク製作)では設計した回路パターンに基づいてマスクを製作する。なお、ここではレチクルを製作してもよい。
ステップS3(ウェハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウェハを製造する。
ステップS4(ウェハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスク又はレチクルとウェハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウェハ上に実際の回路を形成する。
ステップS5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップS4によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する工程である。
この工程にはアッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。
ステップS6(検査)ではステップS5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。
こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップS7)される。
図7は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
ステップS11(酸化)ではウェハの表面を酸化させる。
ステップS12(CVD)ではウェハの表面に絶縁膜を形成する。
ステップS13(電極形成)ではウェハに電極を形成する。
ステップS14(イオン打ち込み)ではウェハにイオンを打ち込む。
ステップS15(レジスト処理)ではウェハに感光剤を塗布する。
ステップS16(露光)では上記の露光装置によってマスク又はレチクルの回路パターンをウェハに露光する。
ステップS17(現像)では露光したウェハを現像する。
ステップS18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。
ステップS19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。このデバイス製造方法では、上記の露光装置を用いるため、露光精度の信頼性が高く、より信頼性の高いデバイスを製造できる。
本発明の実施例1のステージ装置が適用される例示的な露光装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の実施例1のレチクルステージの一つの構成例を示す斜視図である。 本発明の実施例1のレチクルステージの他の構成例、及び縮小投影レンズ、ウェハステージとの配置関係の例を説明する説明図である。 図4(a)は、本発明の実施例1のレチクルステージの構成を示す上面図である。 図4(b)は、本発明の実施例1のレチクルステージの構成を示す側面図である。 図5(a)は、本発明の実施例1のレチクルステージの要部構成を説明する説明図である。 図5(b)は、本発明の実施例2のレチクルステージの要部構成を説明する説明図である。 本発明の露光装置を使用したデバイス製造方法を説明するためのフローチャートである。 図6に示すフローチャートのステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 従来のレチクルステージの構成例、及び縮小投影レンズ、ウェハステージとの配置関係を説明する説明図である。 図9(a)は、従来のレチクルステージの構成を示す上面図である。 図9(b)は、従来のレチクルステージの構成を示す側面図である。
符号の説明
1 照明系ユニット
2 レチクルステージ
2a,2c リニアモータ固定子
2b,2d リニアモータ可動子
3 縮小投影レンズ
4 ウェハステージ
4A ウェハ
5 露光装置本体
6 レチクル
7 レチクルクランプ
7A Y方向用Z駆動真空吸着クランプ
7B Y方向用Z駆動真空吸着クランプ
8 気体軸受
8a 緩衝部
8b 鋼球
9 スリット露光光
21 移動ステージ
61 レチクル
61A スリット露光光
62 レチクルステージ
63 レチクルクランプ
63A レチクルクランプパッド
64 縮小投影レンズ
65 ウェハ
66 ウェハステージ

Claims (8)

  1. 基板を保持して移動するステージと、
    前記ステージの第1の駆動方向に平行な前記基板の重心を通過する直線上で、前記基板の重心を挟んで前記ステージ上に一対に設けられ、前記基板を保持する第1及び第2の保持装置と、を有し、
    前記ステージが前記第1の駆動方向に移動する時に前記第1の保持装置により前記基板を保持して移動し、前記ステージが前記第1の駆動方向とは逆の第2の駆動方向に移動する時に前記第2の保持装置により前記基板を保持して移動することを特徴とするステージ装置。
  2. 前記第1及び第2の保持装置は、真空吸着力保持手段、静電吸着力保持手段あるいは機械的保持手段により前記基板を保持することを特徴とした請求項1記載のステージ装置。
  3. 前記ステージが前記第1及び第2の駆動方向を変える際、前記第1または第2のうちいずれか一方の保持装置による保持が完了するまで、他方の保持装置による保持を開放しないことを特徴とする請求項1又は2記載のステージ装置。
  4. 前記基板の4隅に対応する前記ステージ上の位置に設けられ、前記ステージが前記基板を保持した時に前記基板面に垂直方向に力を付与し、前記基板の自重及び自励振動によるモーメントが前記第1及び第2の保持装置に与える負荷を軽減する自重及び振動補償機構を備える請求項1から3のいずれかに記載のステージ装置。
  5. 前記自重及び振動補償機構は、前記基板面に垂直方向に力を付与する気体軸受と、
    前記気体軸受と前記ステージ間に介在される緩衝部と、を有することを特徴とした請求項4記載のステージ装置。
  6. 前記自重及び振動補償機構は、前記基板に垂直方向に接触し、前記垂直方向に前記力を付与する鋼球と、
    前記鋼球を前記ステージ上に支持する緩衝部と、を有することを特徴とした請求項4記載のステージ装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のステージ装置と、露光手段と、を有し、
    前記基板がレチクルであり、前記レチクルを通して前記露光手段が前記レチクルに描かれたパターンを感光基板に露光することを特徴とする露光装置。
  8. 請求項7記載の露光装置を用いてウェハを露光する工程と、
    前記ウェハを現像する工程とを備えることを特徴とするデバイス製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI473203B (zh) * 2009-01-20 2015-02-11 Gudeng Prec Industral Co Ltd 光罩夾持器

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