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JP2008172081A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2008172081A
JP2008172081A JP2007004671A JP2007004671A JP2008172081A JP 2008172081 A JP2008172081 A JP 2008172081A JP 2007004671 A JP2007004671 A JP 2007004671A JP 2007004671 A JP2007004671 A JP 2007004671A JP 2008172081 A JP2008172081 A JP 2008172081A
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Takayuki Okamura
隆之 岡村
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】 消費電力が抑制された半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 半導体記憶装置は、データの読み出しおよびデータの書き込みおよびリフレッシュを含む動作が行われる第1モードと、データの読み出しおよびデータの書き込み無しにリフレッシュが自律的に繰り返される第2モードと、を有する。素子分離領域12は、半導体基板11の表面に形成され、素子領域を区画し、表面に絶縁膜31を有し、内部において導電体32を含む。複数のメモリセルは、素子領域に形成され、それぞれがキャパシタ14とMOSトランジスタ16とを含む。電位発生回路4は、導電体に第1モードにおいて第1電位を印加し、第2モードにおいて第1電位より高い第2電位を印加する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、例えば、特に携帯機器などに搭載される低消費電力メモリとして使用されるDRAM(dynamic random access memory)に関する。
DRAMでは、スタンバイ時または(および)セルフリフレッシュモード時のリフレッシュ動作によって消費される電力を低減することによって、消費電力を低減できる。このためには、DRAMセルのデータ保持時間を長くしてリフレッシュ間隔をより長くすることが有効である。なお、セルフリフレッシュモードは、DRAMがコマンドを供給されることによって移行し得るモードであり、ここでは、DRAMはリフレッシュを自律的に繰り返してデータが保持される。
また、近時、例えば携帯機器に搭載されるRAMとして、SRAM(static RAM)セルに代えて1トランジスタ+1キャパシタ構成のDRAMセルが使われることがある(擬似SRAM)。擬似SRAMのスタンバイモード時にも、リフレッシュが自律的に繰り返される。
一方、セルの微細化により、セルトランジスタ中のリーク電流およびストレージノードとウェルとの間のpn接合(以下、単にpn接合と称する)間のリーク電流が増加し、この結果、“1”データを保持しているメモリセルのデータが失われやすくなっている。この結果、データ保持時間が短くなり、リフレッシュに要する電力の削減が難しい。特に、100nmより微細なデザインルールにおいて、隣接メモリセル中の電荷により生じる電界が、素子分離領域を通じて隣接メモリセルに作用し、セルキャパシタの電荷がリークする現象が顕著になってきている。
“1”データを保持するメモリセルの隣接メモリセルが“0”データ(Low Level)を保持しているとする。この状態では、メモリセルのセルキャパシタのpn接合での空乏層幅が、隣接メモリセルにより生ずる電界によって短くなる。この結果、接合リーク電流の一種のTFE(thermionic field emission)電流が増加し、“1”データの保持時間が短くなる(非特許文献1)。セルキャパシタのpn接合間での空乏層を長くするためにチャネル部へ注入される不純物の量を減らすことが考えられる。しかしながら、チャネル部への不純物注入量を減ずると、セルトランジスタの閾値電圧が下がる。閾値電圧が小さいと、トランジスタ中のリーク電流が大きくなる。特に、ノーマルオペレーションモード中の書き込みまたは読み出し時にビット線が低電位に長時間に亘って保持された場合に、“1”データを保持するセルキャパシタ中の多くの電荷がセルトランジスタを介してビット線へとリークしてしまう。
また、隣接メモリセルが“1”データを保持する場合は、セルトランジスタの活性領域側面にチャネルが誘起され、この結果、セルトランジスタの閾値が、隣接メモリセルが“0”データを保持している場合よりも下がる。したがって、チャネル部への不純物注入量を減らした場合と同じく、セルトランジスタ中のリーク電流が増加する。“1”データを保持する隣接メモリセルからの電界によりセルトランジスタの閾値電圧が低下することに対して、STI(shallow trench isolation)構造の素子分離絶縁膜にシールド導電体を埋め込み、このシールド導電体に負電位を与える技術が提案されている(非特許文献2)。この技術によれば、“1”データを保持する隣接メモリセルがセルトランジスタの閾値電圧を低下させることを回避できる。この結果、セルトランジスタ中のリーク電流を抑制できる。
しかしながら、非特許文献2の技術では、シールド導電体の負電位により生じる電界により、ストレージノードとpウェルとの間のpn接合での空乏層幅が短くなる。この結果、隣接メモリセルが“0”データを保持する場合と同様に、TFE電流の増大によってpn接合リーク電流が増える。そのため、リフレッシュ間隔を長く設定することができない。
このように、pn接合リーク電流対策としてチャネル領域への不純物量を減らすと、セルトランジスタ中のリーク電流が大きくなる。一方、隣接メモリセルが“1”データを保持している場合に顕著なセルトランジスタ中のリーク電流対策としてシールド導電体を用いるとpn接合リーク電流が大きくなる。すなわち、各対策は、セルトランジスタ閾値電圧制御の観点では相反する方向となるため両者を満たすことが難しい。このため、現状では、pn接合リーク電流に対してはSTIシールドを用いて対処するとともに、セルトランジスタ中のリーク電流に対しては、リフレッシュ電流が大きくなることを容認してリフレッシュ間隔を短く設定せざるを得ない。これは、リフレッシュによる消費電力が大きくなることを意味する。
T.Hamamoto, et al.、On the Retention Time Distribution of Dynamic Random Access Memory (DRAM)、「IEEE transactions on electron devices」、1998年6月、VOL 45、No. 6、p.1300-1309 Jai-hoon Sim, et al.、High-Performance Cell Transistor Design Using Metallic Shield Embeded Shallow Trench Isolation (MSE-STI) for Gbit Generation DRAM's 「IEEE Transactions on electron devices」、1999年6月、VOL 46、No.6、p.1212-1217
本発明は、消費電力が抑制された半導体記憶装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様による半導体記憶装置は、データの読み出しおよびデータの書き込みおよびリフレッシュを含む動作が行われる第1モードと、データの読み出しおよびデータの書き込み無しにリフレッシュが自律的に繰り返される第2モードと、を有する半導体記憶装置であって、(1)半導体基板と、(2)前記半導体基板の表面に形成され、素子領域を区画し、表面に絶縁膜を有し、内部において導電体を含んだ素子分離領域と、(3)前記素子領域に形成され、それぞれがキャパシタとMOSトランジスタとを含む、複数のメモリセルと、(4)前記導電体に前記第1モードにおいて第1電位を印加し、前記第2モードにおいて前記第1電位より高い第2電位を印加する電位発生回路と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、消費電力が抑制された半導体記憶装置を提供できる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1実施形態)
図1乃至図9を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る半導体装置の主要部の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、半導体記憶装置(DRAM)1、メモリセルアレイ2、制御回路3、電位発生回路4、電位発生回路制御回路5を含んでいる。
メモリセルアレイ2は、行列状に配置された複数のDRAMメモリセル6を含んでいる。各メモリセル6は、1つのセルキャパシタ14および1つのセルトランジスタ16を含んでいる。セルキャパシタ14の一端は、セルトランジスタ16の一端と接続され、他端には、プレート電位Vplが印加されている。セルトランジスタ14の他端は、ビット線17と接続され、ゲートはワード線15と接続されている。
メモリセル6は、STI(shallow trench isolation)構造の素子分離絶領域(図示せぬ)により相互に電気的に分離されている。素子分離領域は、後に詳述するように、絶縁膜と、その内部に形成されたシールド導電体と、を含んでいる。メモリセルアレイ2は、制御回路3と接続されている。
制御回路3は、例えばロウデコーダ、カラムデコーダ、センスアンプ等を含み、制御回路3は、例えば外部から供給されたアドレス信号により特定されるメモリセル6にデータを書き込んだり、メモリセル6からデータを読み出したりする制御を行う。また、時間とともにセルキャパシタから電荷が失われるためにデータが消失することを防ぐために、各メモリセル6に対して、リフレッシュを行う。リフレッシュの間隔は、公知の技術に従って、接合リークおよびセルトランジスタのリークによる電荷の消失によってデータが失われない程度の長さである。
半導体記憶装置1は、ノーマルオペレーションモードとセルフリフレッシュモードとを有する。ノーマルオペレーションモードにおいて、制御回路3は、データの書き込み、読み出し、リフレッシュ等を行う。また、半導体記憶装置1は、例えば外部から供給された移行コマンドに応じてセルフリフレッシュモードに移行する。また、外部から供給される退出コマンドによってセルフリフレッシュモードからノーマルオペレーションモードに移行する。セルフリフレッシュモードにおいて、制御回路3は、データの書き込み、読み出しを行わず、単にメモリセル6に対して、適当な間隔でリフレッシュを繰り返す。制御回路3は、ノーマルオペレーションモードとセルフリフレッシュモードとで、相互に異なる間隔でリフレッシュを行うことができるように構成されている。
既知の技術に従い、メモリセル6を、セルキャパシタ14とセルトランジスタ16を用いた擬似SRAMのメモリセルとすることもできる。擬似SRAMのスタンバイモード時においても、リフレッシュが自律的に繰り返される。以下、リフレッシュモードという文言は、メモリセル6が擬似SRAMとして用いられた場合のスタンバイモードをも含むものとする。すなわち、本発明の全ての実施形態は、メモリの形態に限定されず、直列接続されたキャパシタとトランジスタを用いたメモリセルを有する全ての半導体記憶装置に適用される。
電位発生回路4は、後述のように、素子分離領域内のシールド導電体と接続され、シールド導電体に所定の電位を印加する。電位発生回路4は、電位発生回路制御回路5と接続され、電位発生回路制御回路5の制御に従って電位を発生する。電位発生回路制御回路5は、制御回路3によって制御される。電位発生回路制御回路5は、制御回路3と一体化していても構わない。
次に、図2乃至図4を用いて、第1実施形態に係る半導体装置の構造について説明する。図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の主要部の構造を示す平面図である。図3は、図2のIII−III線に沿った構造を示す断面図である。図4は、図2のIV−IV線に沿った構造を示す断面図である。
図2に示すように、例えばシリコンからなる半導体基板11の表面は、素子分離領域12により複数の活性領域13へと区画される。素子分離領域12は、表面に形成された絶縁膜31とその内部に埋め込まれたシールド導電体32とを含む。絶縁膜31は、例えば、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜から構成することができる。活性領域13は、素子分離領域12により囲まれることにより、相互に電気的に分離されている。活性領域13は、例えば図2の左右方向に延びる方形形状を有する。図2の上下方向で奇数(偶数)行目の隣接する2つの活性領域13は、偶数(奇数)行目の活性領域13の左右方向の中央に対応する位置で対向する。
各活性領域13の左右方向の両端には、セルキャパシタ14が設けられる。従って、偶数行目の活性領域13の同じ側(左または右)の各キャパシタ14は上下方向に延びる同じ直線上に位置する。同様に、奇数行目の活性領域13の同じ側の各キャパシタ14は、同じ直線上に位置する。
偶数行目の活性領域13の同じ側(左または右)の各キャパシタ14の、高さ方向における上方をゲート電極15が通る。同様に、偶数行目の活性領域13の同じ側(左または右)の各キャパシタ14の、高さ方向における上方をゲート電極15が通る。したがって、1つの活性領域13の上方を4本のゲート電極15が亘る。
活性領域13とゲート電極15が作る4つの交点のうち、活性領域13の両端(キャパシタが形成される領域)を除く2つの各々には、セルトランジスタ16が形成される。1つのセルトランジスタ16と、これに隣接する1つのセルキャパシタ14が、1つのメモリセル6を構成する。
図3、図4に示すように、基板11の表面には、pウェル21が形成されている。pウェル21は、図示せぬコンタクトを用いて所定の電位に設定されている。
セルキャパシタ14は、トレンチ22、プレート拡散層23、キャパシタ絶縁膜24、カラー酸化膜25、ストレージノード26を含んでいる。トレンチ22は、基板11の表面に形成される。プレート拡散層23は、トレンチ22の下部の周囲に形成され、不純物を含んでいる。キャパシタ絶縁膜24は、トレンチ22の下部の内面上に形成される。カラー酸化膜25は、トレンチ22の上部の内面上に形成される。カラー酸化膜25の上端は、トレンチ22の上端よりも低い位置に位置し、このため、トレンチ22は、最上部においてpウェル21と接している。そして、このトレンチ22とpウェル21との境界には、境界に沿ったpウェル21内に、n+型のストレージノード拡散層27が設けられる。ストレージノード26は、例えば導電性のポリシリコンからなり、キャパシタ絶縁膜24、カラー酸化膜25を介して、トレンチ22を埋め込む。
トレンチ22相互間の基板11の表面には、素子分離領域12が設けられる。素子分離領域12は、トレンチ22の上部において平面方向に突出しており、この突出部分は各トレンチ22の上面を覆っている。素子分離領域12内には、シールド導電体32が埋め込まれている。シールド導電体32は、例えばn型の不純物を導入された多結晶シリコンからなり、電界に対するシールドとしての機能を有する。シールド導電体32は、素子分離領域12の表面形状に沿った形状を有し、素子分離領域12の、表面を除く内側を埋め込んでいる。
素子分離領域12上、より具体的には、シールド導電体32の上面は、例えば酸化シリコンからなる導電体上絶縁膜33が形成される。
トレンチ22の、隣接する別のトレンチ22と反対側の基板11上には、セルトランジスタ16が設けられる。セルトランジスタ16は、例えばn型のMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)からなり、基板11上に設けられたゲート絶縁膜41、ゲート絶縁膜41上に設けられたゲート電極(ワード線)15、ソース/ドレイン拡散層43、44を含む。ソース/ドレイン拡散層44は、ストレージノード拡散層27と接続されている。セルトランジスタ16のチャネル領域には、不純物が導入されており、この濃度を適切に設定することによって、セルトランジスタ16の閾値が所望の値に設定される。
基板11上の全面は、層間絶縁膜51により覆われている。層間絶縁膜51内には、ビット線17が設けられている。ビット線17は、コンタクトプラグ52により、ソース/ドレイン拡散層43と接続されている。
シールド導電体32は、メモリセルアレイ2の端部において、電位発生回路4と電気的に接続されている。シールド導電体32は、電位発生回路4によって、メモリセルアレイ2全体に亘って同じ電位に設定される。
次に、シールド導電体32が設定される電位の詳細について、図5を参照して説明する。図5は、第1実施形態においてシールド導電体32に印加される電位のタイミングチャートである。“0”データ、“1”データを保持するメモリセル6からビット線17に読み出された電位は、メモリセル6の特性(例えばキャパシタの容量等)、センスアンプの特性、メモリセル6に要求されるアクセス速度などの様々な要素応じて決定される。以下の説明では、例えば“0”データ保持にビット線に読み出される電位(Lベル)は0Vとし、“1”データ(Hレベル)については1.4Vであるとする。以下、この1.4VをVBLHと称する。
図5に示すように、ノーマルオペレーションモード(〜時刻T1)においては、シールド導電体32は、所定の第1電位V1に設定されている。第1電位V1は、例えば0V以下であり、以下の要素を考慮して決定される。
読み出し時および書き込み時には、読み出しまたは書き込まれるアクセス対象のメモリセル6の位置、およびアクセス対象のメモリセル6が保持するデータによっては、ビット線17が長時間に亘って低電位(Lレベルの電位(例えば0V))に保持されることがある。この結果、ストレージノード26とpウェル21との間のpn接合におけるリーク電流に加えて、隣接メモリセル6が保持する電荷による電界によって活性領域(例えばカラー酸化膜25上の素子分離領域12の側面)にチャネルが誘起されることによって、セルトランジスタ16を介するリーク電流が発生する。これに対して、シールド導電体32の電位を第1電位V1に維持することによって、セルトランジスタ16を介するリーク電流を抑制する。よって、第1電位V1は、この目的を達成可能な値に設定される。第1電位V1は、後述もするように、例えば0Vである。
なお、このシールド導電体32に電位を印加して電界の影響を排する技術を用いれば、
セルトランジスタ16に対する隣接メモリセルのデータによる電界の影響を排除できるため、セルトランジスタ16のチャネル部の不純物濃度として所望の閾値電圧を達成可能な濃度を用いることができる。
シールド導電体32は、書き込み、読み出し、リフレッシュによらずに、ノーマルオペレーションモードの期間に亘って、第1電位V1に保持される。
一方、時刻T2で半導体記憶装置がリフレッシュモードに移行すると同時に、シールド導電体32は、第1電位V1と異なる第2電位V2に設定される。そして、リフレッシュモードの終了まで第2電位V2が維持される。ノーマルオペレーションモードへの移行と同時に、シールド導電体32は、第1電位V1に再度、設定される。第2電位V2は、第1電位V1より高い電位であって、以下に示す要素を考慮して選択され、後述もするように、例えば0.4Vである。
セルフリフレッシュモードではセルフリフレッシュ動作以外にビット線17が活性化することがない。このため、リフレッシュ相互間の大半の時間においてビット線17の電位、ひいてはソース/ドレイン拡散層43の電位は、プリチャージ電圧、すなわち、1/2×VBLH(=0.7V)である。よって、ビット線17の電位VBLとストレージノード26の電位Vcellとの間の電位差は、0.7Vとなり(図6)、ノーマルオペレーションモードにおいて長時間保持される可能性があるビット線17の電位が0Vの場合(図7)よりも小さい。さらに、ゲート電極15の電位は該当メモリセルのリフレッシュ時を除き0Vで保持され、ソース電圧(ビット線コンタクト部拡散層43)の0.7Vに対して相対的に負の電圧でオフしていることになる。したがって、セルキャパシタ14中の電荷が、セルトランジスタ16を介してリークする現象は発生し難い。したがって、第2電位V2(セルフリフレッシュモード時のシールド導電体32の電位)を、第1電位V1(ノーマルオペレーションモード時のシールド導電体32の電位)よりも高く設定することができる。電位をこのように設定しても、シールド導電体32による、隣接メモリセルからの電界の抑制効果に大きな影響は生じない。
一方、第2電位は、高過ぎると、導電体31を用いない場合に隣接メモリセルが“1”データを保持する場合と同じ状況になり、メモリセル6の活性領域13の側面にチャネルが誘起される。すなわち、セルトランジスタ16のリークが発生する。したがって、第2電位V2は、第1電位V1より高く、且つビット線17がプリチャージ電位であるときに基板11の表面の、素子分離領域12との境界にチャネルが形成されないように設定される。この値は、素子分離領域12の形状等のデザインルール、絶縁膜31の厚さ、pウェル21の濃度などを考慮して決定される。第2電位V2の設定方法については、後に詳述する。
シールド導電体32を適切な第2電位V2に設定することによって、リフレッシュモード時においては、ソース/ドレイン拡散層44(ストレージノード拡散層27)とpウェル31との間のpn接合での空乏層の幅が広くなる。この結果、空乏層内の電界強度が下がり、pn接合リーク電流をノーマルオペレーションモード時のそれよりも下げることができる。よって、セルフリフレッシュモード時のデータの保持時間が長くなる。そこで、シールド導電体32の電位を第2電位V2に設定するとともに、制御回路3は、セルフリフレッシュモード時のリフレッシュ間隔を、ノーマルオペレーションモード時のリフレッシュ間隔よりも長くする。
次に、第2電位V2のより詳細な設定方法について図8、図9を参照して説明する。トランジスタのリークが大きくなるのは、上記のように、ビット線17がローレベルであるときである。そこで、まず、ノーマルオペレーションモード時のリフレッシュ相互間の全体に亘ってビット線17がローレベルを維持した場合の、シールド導電体32の電位とセルトランジスタ16のリークとの関係を求める。
図8は、シールド導電体電位とストレージノードを流れる電流との関係を示している。実線は、セルトランジスタ16中のリーク電流が最大となる、すなわち最悪の条件下での関係である。この関係は、例えば、半導体装置内または半導体装置を分割するためのダイシングラインに埋め込まれたセルトランジスタ16のTEG(test element group)においてストレージノード26に“1”データを保持したときの電位(本例では1.4V)を印加し、ビット線17にはローレベル(本例では0V)を印加し、ワード線(ゲート電極15)にはローレベル(本例では0V)を印加し、pウェル21にはバックゲート電圧(本例では−0.5V)を印加した状態で、シールド導電体32の電位を変化させながら、ストレージノード26に流れる電流を測定することにより得られる。
図8に示すように、ストレージノードに流れる電流は、シールド導電体電位に依存する。
次に、この関係を用いて、セルフリフレッシュモード時にビット線17がローレベルであるときのシールド導電体電位とストレージノード電流との関係を求める。セルフリフレッシュモード時にビット線17がローレベルとなる時間は、セルフリフレッシュモード時のリフレッシュ間隔に依存する。ここでは、リフレッシュ間隔は、セルキャパシタの容量等、多くの要因にも依存するが、リフレッシュ間隔を、実現可能な値320msと設定したとする。
また、例えば1カラム(2本のビット線により構成される)に繋がるワード線の数が256本であり、セルフリフレッシュモード時にビット線17が活性化する時間を30nsであるとする。
以上の条件では、セルフリフレッシュモード中にビット線17がリフレッシュされずにローレベルに保持される最大の時間は、7.7μsである。
一方、ノーマルオペレーションモード中にビット線17がローレベルに保持される最大の時間は、リフレッシュ間隔とほぼ等しい。ここで、リフレッシュ間隔は、様々な要因を考慮して、例えば96msと設定されているとする。
以上より、セルフリフレッシュモード時にビット線17がローレベルとなる時間は、ノーマルオペレーションモード時にビット線17がローレベルとなる最大時間の約8×10-5倍である。この値を、先に求めた、ノーマルオペレーションモード時にストレージノードに流れる電流とシールド導電体電位との関係を示す直線に乗ずる。これにより、図8の破線に示すように、セルフリフレッシュモード時のストレージノード電流の平均とシールド導電体電位との関係を示す直線が得られる。
一方、“1”データが、次のリフレッシュまでに“0”データに変化しないためのストレージノード電流Ioffは、おおよそ以下のように求められる。
off=Cs×(V1−Vbp)/tref (1)
ただし、
s:ストレージノード容量
1:“1”データ書き込み電圧
bp:ビット線のプリチャージ時の電位
ref:リフレッシュ間隔時間
である。
式(1)に各値を代入した結果、リフレッシュモード時に、“1”データを保持するのに要する電流の具体的な値Ioff2が得られる(例えば6.6×10-14A)。この値と図8の破線との交点に対応するシールド導電体電位が、電位V2に対応する。電位V2は、例えば、0.4Vである。
なお、同様の手法で、ノーマルオペレーションモード時に“1”データが“0”データに変化しないためのシールド導電体電位も求められる。例えば、式(1)に各値を代入することにより、Ioff1が求められ(例えば、2×10-13A)この値と図8の実線との交点に対応するシールド導電体電位が電位V1である。電位V1は、例えば0Vである。
さらに、実際に動作するチップが既に得られている場合は、各ビット(メモリセル)の特性のばらつきを考慮して、電位V2を最適化することもできる。このチップは、リフレッシュ間隔がある具体的な値に設定されている(例えばノーマルオペレーションモード時は96ms、セルフリフレッシュモード時は320ms)。このチップに対して、図9に示すように、セルフリフレッシュモード時のシールド導電体電位を変化させた場合の不良ビット数を求める(破線により図示)。
図9に示すように、ある値(V2j)以下の範囲では、シールド導電体電位が低いほど、pn接合リーク起因の不良ビットが多く、ある値(V2t)以上の範囲ではシールド導電体電位Vshが高いほど、セルトランジスタのリーク起因の不良ビットが多い。そこで、値V2jと値V2tとの間で不良ビット数が極小となる値が、電位V2に適用される。
同様の手法で、ノーマルオペレーションモード時の電位V1を求めることもできる。すなわち、ビット線がローレベルになる時間が最大となるタイミング、対応するリフレッシュ時間(例えば96ms)およびデータパターンを使ったテストにおいて、pn接合リーク起因の不良ビットの増加が始まる値V1jと、セルトランジスタのリーク起因の不良ビットの増加が始まる値V1tとの間で不良ビット数が極小となる値が電位V1に適用される。なお、残留した不良ビットについてはリダンダンシー回路を使用してスペアセルに置き換えることができる。
以上述べたように、第1実施形態によれば、素子分離領域12内のシールド導電体32は、ノーマルオペレーションモードにおいて第1電位V1とされ、リフレッシュモードにおいて第1電位V1より高い第2電位V2とされる。このため、ノーマルオペレーションモードにおいては、隣接メモリセルによりセルトランジスタの閾値変動を回避できるとともに、セルフリフレッシュモードにおいては、シールド導電体32が引き起こし得るpn接合リーク電流を抑制することができる。このため、半導体記憶装置の消費電流を減ずることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、セルフリフレッシュモード中のリフレッシュ間隔およびシールド導電体32の電位は、均一である。これに対して、第2実施形態では、これらの値がセルフリフレッシュモード中の時点に応じて異なる。
図10乃至図12を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図10は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の主要部の構成を示す機能ブロック図である。図11、図12は、第2実施形態においてシールド導電体32に印加される電位のタイミングチャートである。
図10に関しては、第1実施形態の制御回路3に代えて、制御回路61が設けられている。制御回路61は、セルフリフレッシュモードにおいて2種類以上の相互に異なる間隔でリフレッシュを行うことができるように構成されている。さらに、制御回路61は、所定の時間を計測するタイマ62を有している。これらの点以外は、制御回路61は、第1実施形態の制御回路3と同じである。
制御回路61は、セルフリフレッシュモードにおいて、セルフリフレッシュの間隔を、第1間隔で行うができ、第2間隔で行うこともできる。第1間隔は、セルフリフレッシュモードへの移行直後に用いられる間隔であり、少なくともノーマルオペレーションモードでのリフレッシュ間隔と同等か、それよりも長く、例えば128msである。また、第2間隔は、セルフリフレッシュへの移行後、所定の設定時間経過後に用いられる時間であり、例えば320msである。
セルフリフレッシュモードへ移行後、シールド導電体32の電位は、第1電位V1から第2電位V2への遷移状態にあるかもしれない。そこで、図11に示すように、時刻T1から、シールド導電体電位が第2電位V2に達する時刻T3までの間は、第1間隔でリフレッシュが行われる。時刻T3以降は、第2間隔でリフレッシュが行われる。
また、セルフリフレッシュモードへの移行およびセルフリフレッシュモードからの退出は、外部からのコマンドに依存し、セルフリフレッシュモードの持続時間は、短いかもしれないし、長いかもしれない。そうであるにも関わらず、第2電位V2が印加される状態へと設定するのに要する制御のための電流が消費され得る。このため、セルフリフレッシュモードの持続時間が非常に短い場合は、シールド導電体電位を第2電位V2に設定したとしても、大きな消費電流の抑制効果は期待できず、むしろ無駄な電流消費となる可能性もある。そこで、図12に示すように、セルフリフレッシュモードが、所定の待機時間に亘って持続したこと、すなわち時刻T1から待機時間の経過後の時刻T4に到達したことを条件に、シールド導電体電位が第2電位V2に設定される。待機時間の具体例としては、例えば、96msとすることができる。
シールド導電体電位を第2電位V2へと設定するタイミングの制御は、制御回路61がタイマ62を用いて、セルフリフレッシュモードへの移行後の所定時間経過後に、第2電位発生回路制御回路5に、第2電位V2へ設定する旨の信号を送信することで実行できる。または、電位発生回路制御回路5内にタイマを設け、制御回路3からセルフリフレッシュモードへの移行を知らせる信号の受信後の所定時間経過後に、電位発生回路4に電位を変化する指示を送る手法でもよい。
ここで説明した内容以外の部位に関しては、第1実施形態と同じである。
第2実施形態に係る半導体記憶装置によれば、第1実施形態と同じく、素子分離領域12内のシールド導電体32は、ノーマルオペレーションモードにおいて第1電位V1とされ、リフレッシュモードにおいて第1電位より高い第2電位V2とされる。このため、第1実施形態と同じ効果を得られる。
また、第2実施形態によれば、セルフリフレッシュモード時のリフレッシュ間隔、または(および)シールド導電体電位の変化のタイミング、が半導体記憶装置の動作を考慮して適切に設定される。このため、シールド導電体電位の変化に必要な電流が非効率に消費されることが防止される。
なお、第1、第2実施形態は、セルキャパシタとしてトレンチキャパシタを用いて説明された。しかしながら、スタックトキャパシタであっても、上記したような、トレンチキャパシタの場合と同じ問題が生じ、これを解消するために本実施形態をスタックトキャパシタに適用することも可能である。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
第1実施形態に係る半導体装置の主要部の機能ブロック図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の主要部の構造の平面図。 図2のIII−III線に沿った構造の断面図。 図2のIV−IV線に沿った構造の断面図。 第1実施形態にてシールド導電体に印加される電位のタイミングチャート。 セルフリフレッシュモード時の電位の一状態を示す図。 ノーマルオペレーションモード時の電位の一状態を示す図。 シールド導電体電位とストレージノード電流との関係を示す図。 シールド導電体電位と不良ビット数との関係を示す図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の主要部のブロック図である。 第2実施形態にてシールド導電体に印加される電位のタイミングチャート。 第2実施形態にてシールド導電体に印加される電位のタイミングチャート。
符号の説明
1…半導体記憶装置、2…メモリセルアレイ、3…制御回路、4…電位発生回路、5…電位発生回路制御回路、6…メモリセル、11…半導体基板、12…素子分離領域、13…活性領域、14…セルキャパシタ、15…ゲート電極、16…セルトランジスタ、17…ビット線、21…pウェル、22…トレンチ、23…プレート拡散層、24…キャパシタ絶縁膜、25…カラー酸化膜、26…ストレージノード、27…ストレージノード拡散層、31…絶縁膜、32…シールド導電体、33…導電体上絶縁膜、41…ゲート絶縁膜、42…ゲート電極、43、44…ソース/ドレイン拡散層、51…層間絶縁膜、52…コンタクトプラグ。

Claims (5)

  1. データの読み出しおよびデータの書き込みおよびリフレッシュを含む動作が行われる第1モードと、データの読み出しおよびデータの書き込み無しにリフレッシュが自律的に繰り返される第2モードと、を有する半導体記憶装置であって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成され、素子領域を区画し、表面に絶縁膜を有し、内部において導電体を含んだ素子分離領域と、
    前記素子領域に形成され、それぞれがキャパシタとMOSトランジスタとを含む、複数のメモリセルと、
    前記導電体に前記第1モードにおいて第1電位を印加し、前記第2モードにおいて前記第1電位より高い第2電位を印加する電位発生回路と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1モードにおいて第1時間毎にリフレッシュが行われ、
    前記第2モードにおいて前記第1時間より長い第2時間毎にリフレッシュが行われる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記電位発生回路が、前記半導体記憶装置の前記第2モードへの移行と同時に前記第2電位の印加を開始することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記電位発生回路が、前記半導体記憶装置の前記第2モードへの移行後、第1時間の経過後に前記第2電位の印加を開始することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1モードにおいて第1時間毎にリフレッシュが行われ、
    前記第2モードへの移行時点から第1時刻までの間において前記第1時間より長い第2時間毎にリフレッシュが行われ、
    前記第1時刻から前記第2モードの終了までの間において前記第2時間より長い第3時間毎にリフレッシュが行われる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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