JP2008170760A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラックマトリクスの影を低減することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
【解決手段】プロジェクタ1は、照明光を射出する照明部(光源ランプ111)と、略矩形状で格子状に形成される画素を有して構成され、画像情報に応じて照明光を画素毎に変調し、変調光として射出する電気光学変調部(液晶パネル141)と、電気光学変調部の画素毎に射出された変調光の光路を、基準方向に偏向することに加え、画素の隅方向に所定の距離を移動させて偏向することを、電気光学変調部の垂直走査周波数に同期して行う光路偏向部160と、光路偏向部160で偏向された変調光を投写する投写光学部(投写レンズ170)と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】プロジェクタ1は、照明光を射出する照明部(光源ランプ111)と、略矩形状で格子状に形成される画素を有して構成され、画像情報に応じて照明光を画素毎に変調し、変調光として射出する電気光学変調部(液晶パネル141)と、電気光学変調部の画素毎に射出された変調光の光路を、基準方向に偏向することに加え、画素の隅方向に所定の距離を移動させて偏向することを、電気光学変調部の垂直走査周波数に同期して行う光路偏向部160と、光路偏向部160で偏向された変調光を投写する投写光学部(投写レンズ170)と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、プロジェクタに関するものである。
従来、一般に、プロジェクタは、照明光を射出する照明部と、照明部からの照明光を画像情報に応じて変調する電気光学変調部と、電気光学変調部から射出された変調光を投写画像として投写表示する投写光学部などを備えている。
また、このようなプロジェクタにおいては、電気光学変調部としてTFTアクティブマトリクス型の液晶パネル(液晶表示装置)を用いるものが広く使用されている。このTFTアクティブマトリクス型の液晶パネルの画像表示面には、画素間の光漏れおよびTFTの保護のために、マトリクス状(格子状)の遮光部からなるいわゆるブラックマトリクスが形成されている。
このTFTアクティブマトリクス型の液晶パネルからの画像光をスクリーン上に投写した場合、遮光部の影(以降、「ブラックマトリクスの影」と呼ぶ)が投写されることになる。
なお、電気光学変調部(画像表示素子)の見かけ上の画素数を増倍して表示させる画像表示装置として、例えば、電気光学変調部の各画素から射出される画像光の光路を液晶パネルを用いた光路偏向手段により偏向する画像表示装置が開示されている(特許文献1)。
上述したように、TFTアクティブマトリクス型の液晶パネルを電気光学変調部に用いるプロジェクタにおいて、液晶パネルからの画像光をスクリーン上に投写した場合、ブラックマトリクスの影が投写されることになる。このブラックマトリクスの影は、プロジェクタが投写する画面サイズが大きくなるに従ってより目立つようになる。そのため、このブラックマトリクスの影を低減することが課題となっている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ブラックマトリクスの影を低減することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のプロジェクタは、照明光を射出する照明部と、略矩形状で格子状に形成される画素を有して構成され、画像情報に応じて照明光を画素毎に変調し、変調光として射出する電気光学変調部と、電気光学変調部の画素毎に射出された変調光の光路を、基準方向に偏向することに加え、画素の隅方向に所定の距離を移動させて偏向することを、電気光学変調部の垂直走査周波数に同期して行う光路偏向部と、光路偏向部で偏向された変調光を投写する投写光学部と、を備えること要旨とする。
かかるプロジェクタによれば、光路偏向部は、電気光学変調部の画素毎に射出された変調光の光路を基準方向に偏向し、さらに、画素の隅方向に所定の距離を移動させて偏向する。ここで、画素の隅方向とは、画素を構成する略矩形状の各辺に垂直となる方向以外の方向を示す。また、光路偏向部は、これらの偏向動作を電気光学変調部の垂直走査周波数に同期して行う。このように、垂直走査周波数に同期して画素の隅方向に変調光の光路を偏向することで、見かけ上、投写された画素がずれた状態で重畳して見え、画素間の隙間が隠されるため、ブラックマトリクスの影を低減することができる。なお、「変調光の光路を偏向する」とは、変調光の光路を反射して方向を変えることを意味する。
また、上記プロジェクタにおいて、所定の距離は、画素と、画素の隣接する2辺に相対する2つの画素との間の距離を合成した距離以内であることが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、光路偏向部が電気光学変調部の画素毎に射出された変調光の光路を画素の隅方向に偏向する所定の距離は、画素の隣接する2辺に相対する2つの画素との間の距離を合成(ベクトルの合成)した距離以内とする。よって、所定の距離を、画素の隣接する2辺に相対する2つの画素との間の距離を合成した距離以内とすることによって、格子状となっているブラックマトリクスの影の領域に移動した画素が投写表示されるため、ブラックマトリクスの影を低減することができる。
また、上記プロジェクタにおいて、光路偏向部は、画素から射出された変調光の光路を偏向する偏向反射ミラーと、偏向反射ミラーを垂直走査周波数に同期して可動させる可動部と、を有することが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、光路偏向部は、偏向反射ミラーと、可動部とを有し、可動部は、電気光学変調部の垂直走査周波数に同期して可動する。これにより、可動部の動作に応じて偏向反射ミラーの角度は変化し、電気光学変調部の画素から射出された変調光の光路を基準方向および画素の隅方向に偏向する。よって、偏向反射ミラーを使用することで、容易にブラックマトリクスの影を低減することができる。
また、上記プロジェクタにおいて、可動部は、アクチュエータ素子を有し、アクチュエータ素子が可動することにより、偏向反射ミラーの角度を変化させ、変調光の光路を偏向することが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、可動部を構成するアクチュエータ素子が可動することにより、偏向反射ミラーの角度が変化する。偏向反射ミラーの角度が変化することで、電気光学変調部の画素から射出された変調光の光路を基準方向に偏向し、また、画素の隅方向に偏向する。よって、アクチュエータ素子を使用することで、偏向反射ミラーの角度変更を容易に行うことができる。
また、上記プロジェクタにおいて、可動部は、偏向反射ミラーの反射面に対して所定の角度となるように偏向反射ミラーを軸支する回転軸と、回転軸を回転駆動させる回転駆動素子とを有し、回転駆動素子により回転軸が回転することにより、偏向反射ミラーは所定の角度を伴った回転を行い、変調光の光路を偏向することが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、可動部を構成する回転駆動素子が回転軸を回転駆動させることにより、偏向反射ミラーは所定の角度を伴った回転を行う。偏向反射ミラーが所定の角度を伴った回転を行うことで、電気光学変調部の画素から射出された変調光の光路を偏向する。よって、回転駆動素子を使用することで、偏向反射ミラーの角度変更を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。図1を使用して、プロジェクタ1の内部構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。図1を使用して、プロジェクタ1の内部構成について説明する。
プロジェクタ1は、画像受信部10と、画像制御部20と、画像処理部30と、主制御部40と、液晶パネル駆動部50と、ランプ駆動部60と、ミラー駆動部70と、操作部80と、記憶部90と、画像投写部100とを備えている。また、画像処理部30内には補間画像生成部30aを備えている。画像投写部100は、照明部としての光源ランプ111と、電気光学変調部としての液晶パネル141と、光路偏向部160と、投写光学部としての投写レンズ170とを備えている。光路偏向部160は、偏向反射ミラー161と、ミラー保持部162と、可動部163とを備えている。また、図1には、プロジェクタ1の外部に、スクリーンSCを図示している。
次に、図1を用いてプロジェクタ1の動作を説明する。
画像受信部10は、プロジェクタ1に入力された画像信号を受信し、A/D(アナログ/デジタル)変換を行う。画像受信部10は、デジタル信号に変換した画像データを画像処理部30に出力するとともに、同期信号等を画像制御部20に出力する。
画像受信部10は、プロジェクタ1に入力された画像信号を受信し、A/D(アナログ/デジタル)変換を行う。画像受信部10は、デジタル信号に変換した画像データを画像処理部30に出力するとともに、同期信号等を画像制御部20に出力する。
画像制御部20は、画像受信部10から入力された同期信号等に基づいて、解像度や走査周波数等が異なる複数の表示モードの中から、当該画像信号の表示モードを特定する。また、画像制御部20は、液晶パネル141の画素毎に射出された変調光の光路を基準方向および隅方向へ偏向する偏向動作タイミングを、液晶パネル141の垂直走査周波数に同期するように生成し、主制御部40および画像処理部30に出力する。
画像処理部30は、画像受信部10から入力した画像データを画像加工する。画像加工とは、例えば、拡大や縮小といった画像処理や台形補正処理等を示す。画像処理部30に備えられた補間画像生成部30aは、変調光の光路を隅方向へ偏向する際に投写する補間画像データを生成する。補間画像データの生成方法は、例えば、零次補間や線形補間等の補間方法を用いるものとしている。補間画像データを生成するタイミングは、画像制御部20から入力した偏向動作タイミングを使用する。画像処理部30にて処理された画像データおよび補間画像データは、垂直走査周波数のタイミングに対応して、液晶パネル駆動部50に出力される。
主制御部40は、コンピュータとして機能し、記憶部90に記憶されている制御プログラムに従って、プロジェクタ1の動作を統括制御する。記憶部90は、フラッシュメモリ等のROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等によって構成され、前記制御プログラムを記憶するとともに、各種設定値等の記憶に用いられる。操作部80には、電源のオン/オフや、画質の調整等、プロジェクタ1に対して各種操作を行うための複数のキー等が備えられており、ユーザが操作部80を操作すると、操作部80は、操作内容に応じた操作信号を主制御部40に出力する。
液晶パネル駆動部50は、画像処理部30から入力された画像データに応じて、液晶パネル141を駆動するための駆動信号を生成する。液晶パネル141が、この駆動信号に応じて照明光を変調することにより、画像データに応じた変調光が偏向反射ミラー161を介して投写レンズ170から投写される。
ランプ駆動部60は、主制御部40からの指示に基づいて、光源ランプ111を駆動することにより、光源ランプ111の点灯、消灯および輝度変更を行うことができる。
ミラー駆動部70は、主制御部40からの指示により、画像制御部20が生成した偏向動作タイミングに従い、光路偏向部160に備えられた可動部163を駆動制御することで、ミラー保持部162を介して偏向反射ミラー161の角度を変化させ、液晶パネル141の画素毎に射出された変調光の光路を様々な方向に偏向する。
次に、画像投写部100の動作を説明する。
光源ランプ111は、照明光を射出する。本実施形態では、光源ランプ111として、高圧水銀ランプを採用している。なお、光源ランプ111としては、高圧水銀ランプに限らず、例えばメタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用してもよい。
光源ランプ111は、照明光を射出する。本実施形態では、光源ランプ111として、高圧水銀ランプを採用している。なお、光源ランプ111としては、高圧水銀ランプに限らず、例えばメタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用してもよい。
液晶パネル141には、複数の画素が形成されており、光源ランプ111から射出した照明光を、液晶パネル駆動部50からの駆動信号に基づいて画素毎に変調することにより、画像データに応じた変調光を形成する。液晶パネル141で形成された変調光は、偏向反射ミラー161によって反射され、投写レンズ170によって、スクリーンSC等に向けて拡大投写される。
図2は、画像投写部の構成を詳細に記載した説明図である。
図2に示すように、画像投写部100は、照明光学系110、色光分離光学系120、リレー光学系130、3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140B、クロスダイクロイックプリズム150、光路偏向部160、投写光学部を構成する投写レンズ170等を備えている。
図2に示すように、画像投写部100は、照明光学系110、色光分離光学系120、リレー光学系130、3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140B、クロスダイクロイックプリズム150、光路偏向部160、投写光学部を構成する投写レンズ170等を備えている。
照明光学系110は、照明部である光源ランプ111と、第1のレンズアレイ112と、第2のレンズアレイ113と、偏光変換素子114と、重畳レンズ115とを備えている。光源ランプ111から射出された照明光(光束)は、微小なレンズ112aがマトリクス状に配置された第1のレンズアレイ112によって多数の微小な部分光束に分割される。第2のレンズアレイ113及び重畳レンズ115は、分割された部分光束のそれぞれが、照明対象である3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140Bの画像形成領域全体を照射するように備えられている。このため、各部分光束が液晶ライトバルブ140R,140G,140Bで重畳され、液晶ライトバルブ140R,140G,140Bの全体がほぼ均一に照明される。
偏光変換素子114は、光源ランプ111からの光を液晶ライトバルブ140R,140G,140Bで効率よく利用可能とするため、特定の偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有している。照明光学系110を射出した偏光光は、色光分離光学系120に入射する。
色光分離光学系120は、第1のダイクロイックミラー121と、第1の反射ミラー122と、第2のダイクロイックミラー123とを備えており、照明光学系110から射出された光を、波長域の異なる3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー121は、略赤色の光を透過させるとともに、透過する光よりも短波長の光を反射する。第1のダイクロイックミラー121を透過した赤色光Rは、第1の反射ミラー122で反射された後、第1の平行化レンズ124で平行化されて赤色光用の液晶ライトバルブ140Rを照明する。
第2のダイクロイックミラー123は、略青色の光を透過するとともに、透過する光よりも長波長の光を反射する。このため、第1のダイクロイックミラー121で反射された光のうち、緑色光Gは、第2のダイクロイックミラー123によってさらに反射された後、第2の平行化レンズ125で平行化されて緑色光用の液晶ライトバルブ140Gを照明する。また、青色光Bは、第2のダイクロイックミラー123を透過し、リレー光学系130を経由して、青色光用の液晶ライトバルブ140Bを照明する。
なお、青色光Bの経路は、他の色光の経路に比べて長くなってしまうことから、光束の発散によって液晶ライトバルブ140Bへの照明効率が低下するのを抑制するために、青色光Bの経路には、リレー光学系130が設けられている。リレー光学系130は、入射側レンズ131と、第2の反射ミラー132と、リレーレンズ133と、第3の反射ミラー134と、射出側レンズ135とを備えている。色光分離光学系120から射出した青色光Bは、入射側レンズ131によってリレーレンズ133の近傍で収束し、射出側レンズ135に向けて発散する。
液晶ライトバルブ140R,140G,140Bのそれぞれは、一対の透明基板間に液晶が封入された電気光学変調部としての液晶パネル141と、その入射側表面及び射出側表面にそれぞれ貼り付けられた入射側偏光板142及び射出側偏光板143とを備えている。液晶パネル141の内面には、微小な透明電極(画素電極)がマトリクス状に配列された画像形成領域が形成されており、液晶に対して微小領域(画素)毎に駆動電圧を印加可能になっている。入射側偏光板142及び射出側偏光板143は、それぞれ特定の偏光方向の偏光光のみを透過可能であり、入射側偏光板142は、偏光変換素子114によって揃えられた偏光方向の偏光光を透過可能となっている。このため、各液晶ライトバルブ140R,140G,140Bに照射された各色光の大部分は入射側偏光板142を透過して、液晶パネル141に入射する。
ここで、液晶パネル141の各画素に、画像データに応じた駆動電圧が印加されると、液晶パネル141に入射した光は、駆動電圧に応じて変調され、画素毎に異なる偏光方向を有した偏光光となる。この偏光光のうち、射出側偏光板143を透過可能な偏光成分のみが液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出される。つまり、液晶ライトバルブ140R,140G,140Bが、画像データに応じて、画素毎に異なる透過率で入射光を透過させることによって、階調を有する変調光が色光毎に形成される。液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出した各色光からなる変調光は、クロスダイクロイックプリズム150に入射する。
クロスダイクロイックプリズム150は、各液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出された各色の変調光を、画素毎に合成してカラー画像を表す変調光を形成する。クロスダイクロイックプリズム150によって合成された変調光は、光路偏向部160によって偏向される。
光路偏向部160は、偏向反射ミラー161と、ミラー保持部162と、可動部163とを備えている。偏向反射ミラー161は、反射鏡であり、クロスダイクロイックプリズム150からの変調光を反射し、反射された変調光は、投写レンズ170に入射する。偏向反射ミラー161は、クロスダイクロイックプリズム150から射出された変調光の光路に対して略45度の角度で設置されている。ミラー保持部162は、本実施形態では、板状の部材とし、偏向反射ミラー161に貼付されることにより偏向反射ミラー161を補強し、保持している。可動部163は、後述する163A,163B,163C,163Dの4つのアクチュエータ素子から構成されており、ミラー保持部162に設置されている。4つのアクチュエータ素子がそれぞれ制御され、可動することで、偏向反射ミラーを所定の角度に変化させ、変調光の光路を偏向する。
光路偏向部160によって反射された変調光は、投写レンズ170によってスクリーンSCに拡大投写され、投写画像として表示される。
図3は、本実施形態に係るプロジェクタの光路偏向部の構造図であり、図3(a)は、光路偏向部の偏向反射ミラーの反射面の概略斜視図である。図3(b)は、光路偏向部の偏向反射ミラーの反射面と反対側の面の概略斜視図である。図3(a)および図3(b)を参照して、光路偏向部160について説明する。
偏向反射ミラー161は、ガラス基板と反射膜により構成されており、反射膜はガラス基板上に蒸着されている。反射膜は、変調光を反射する反射面161Aとして機能する。本実施形態では、図3(a)に示すように、偏向反射ミラー161は矩形状に形成されている。また、図3(b)に示すように、光路偏向部160の反射面161Aと反対側の面には、ミラー保持部162および可動部としてのアクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dが設置されている。ミラー保持部162は、偏向反射ミラー161と同様の矩形状に形成されており、偏向反射ミラー161に接着され、偏向反射ミラー161を保持している。
上述したように、本実施形態では、可動部163は、163A,163B,163C,163Dの4つのアクチュエータ素子から構成され、ミラー保持部162の矩形状の4隅に設置されている。また、アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dはミラー保持部162に設置されるとともに、反対側は、図示しない固定板等に設置されている。つまり、アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dはミラー保持部162と固定板に挟まれた構成となっている。本実施形態では、アクチュエータ素子として電磁アクチュエータを採用している。
ミラー駆動部70(図1参照)は、4つのアクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dをそれぞれ独立して駆動制御する。アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dは、ミラー駆動部70により駆動されると、縮小し、光路偏向部160の隅部分は図示しない固定板側に引き付けられる。これにより、偏向反射ミラー161の角度は変更され、液晶パネル141の画素毎に射出された変調光の光路が基準方向と異なる方向に偏向される。なお、本実施形態では、何れのアクチュエータ素子も駆動しない状態で、変調光の光路を偏向反射ミラー161によって反射する方向を基準方向としている。この基準方向へ変調光を反射することを、基準方向への偏向という。
図4は、液晶パネルの画像書込みと偏向反射ミラーの駆動タイミングを表したタイミングチャートである。図4を参照してアクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dの駆動と、液晶パネル141への画像データの書込みについて説明する。
各信号波形は、H(High)とL(Low)によって状態を表している。液晶パネル駆動信号LVDRは、液晶パネル141の垂直走査周波数に対応した画像データ書込みのタイミング信号を表している。液晶パネル駆動部50は、LVDR信号の立上がり(L→H)で液晶パネル141に画像データの書込みを行い、Hの期間、画像データを保持している。また、信号波形MDRAは、アクチュエータ素子163Aの駆動信号を示しており、Hの期間、アクチュエータ素子163Aは駆動されて縮小する。同様に信号波形MDRBはアクチュエータ素子163B、信号波形MDRCはアクチュエータ素子163C、信号波形MDRDはアクチュエータ素子163Dの駆動信号を示しており、Hの期間、アクチュエータ素子が駆動されて縮小する。
図6は、光路偏向部で偏向された変調光の投写画像の一部分を表した図である。図6(a)は、液晶パネルから射出された変調光の光路を、基準方向に偏向した場合の投写画像を表している。投写画像G1は、投写画素5(投写画素5は任意の投写画素を示している)および、投写画素間にブラックマトリクスの影6を有する。ここで、投写画素5は、スクリーンSC上に投写された液晶パネル141の画素であり、ブラックマトリクスの影6は、スクリーンSC上に投写された液晶パネル141の遮光部の影である。また、投写画素間の隙間は、水平方向の幅をw1とし、垂直方向の幅をw2としている。このように、変調光の光路を基準方向に偏向した場合の投写画素5の位置を基準位置と呼ぶものとする。
図6(b)は、基準位置の投写画素5および、基準位置に対して斜め左上の隅方向に変調光の光路を偏向した場合の投写画素5Aを重ねて表示した図である。このように基準位置に対して画素の隅方向に偏向した投写画素の位置を、隅方向位置と呼ぶものとする。このときの基準位置と隅方向位置との距離(以降、「移動偏向距離」と呼ぶ)は、水平方向成分を投写画素間の幅w1(図6(a)参照)と同様とし、垂直方向成分を投写画素間の幅w2(図6(a)参照)と同様としている。
図6(c)は、基準位置の投写画素5および、斜め右下の隅方向位置に投写された投写画素5Cを示した図である。このときの移動偏向距離は、図6(b)と同様としている。図6(d)は、基準位置の投写画素5および、斜め右上の隅方向位置に投写された投写画素5Bを示した図である。このときの移動偏向距離は、図6(b)と同様としている。図6(e)は、基準位置の投写画素5および、斜め左下の隅方向位置に投写された投写画素5Dを示した図である。このときの移動偏向距離は、図6(b)と同様としている。
次に、図4のタイミングチャートに従って、アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dおよび液晶パネル141の駆動について説明する。まず、図4の(1)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRA,MDRB,MDRC,MDRDの全てをLの状態としており、全てのアクチュエータ素子は駆動されていない状態である。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に画像データの書込み(L→H)を行う。これにより、変調光の光路は基準方向に偏向され、画像データの画像の投写画素は図6(a)のように基準位置に投写される。
次に、図4の(2)の状態に移る。図4の(2)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRAをHとすることで、アクチュエータ素子163Aのみが駆動された状態である。これにより、偏向反射ミラー161は、基準方向に対して斜め左上の隅方向に変調光の光路を偏向する角度となる。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に補間画像データの書込み(L→H)を行う。補間画像データは、偏向している隅方向位置に適正な画像データとして補間画像生成部30a(図1参照)により生成される。これにより、補間画像データの画像の投写画素は、図6(b)に示すように斜め左上の隅方向位置である投写画素5Aの位置に投写される。
次に、図4の(3)の状態に移る。図4の(3)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRA,MDRB,MDRC,MDRDの全てをLの状態としており、全てのアクチュエータ素子は駆動されていない状態である。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に画像データの書込み(L→H)を行う。これにより、変調光の光路は基準方向に偏向され、画像データの画像の投写画素は図6(a)のように基準位置に投写される。
次に、図4の(4)の状態に移る。図4の(4)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRCをHとすることで、アクチュエータ素子163Cのみが駆動された状態である。これにより、偏向反射ミラー161は、基準方向に対して斜め右下の隅方向に変調光の光路を偏向する角度となる。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に補間画像データの書込み(L→H)を行う。これにより、補間画像データの画像の投写画素は、図6(c)に示すように斜め右下の隅方向位置である投写画素5Cの位置に投写される。
次に、図4の(5)の状態に移る。図4の(5)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRA,MDRB,MDRC,MDRDの全てをLの状態としており、全てのアクチュエータ素子は駆動されていない状態である。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に画像データの書込み(L→H)を行う。これにより、変調光の光路は基準方向に偏向され、画像データの画像の投写画素は図6(a)のように基準位置に投写される。
次に、図4の(6)の状態に移る。図4の(6)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRBをHとすることで、アクチュエータ素子163Bのみが駆動された状態である。これにより、偏向反射ミラー161は、基準方向に対して斜め右上の隅方向に変調光の光路を偏向する角度となる。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に補間画像データの書込み(L→H)を行う。これにより、補間画像データの画像の投写画素は、図6(d)に示すように斜め右上の隅方向位置である投写画素5Bの位置に投写される。
次に、図4の(7)の状態に移る。図4の(7)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRA,MDRB,MDRC,MDRDの全てをLの状態としており、全てのアクチュエータ素子は駆動されていない状態である。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に画像データの書込み(L→H)を行う。これにより、変調光の光路は基準方向に偏向され、画像データの画像の投写画素は図6(a)のように基準位置に投写される。
次に、図4の(8)の状態に移る。図4の(8)の状態は、アクチュエータ素子駆動信号MDRDをHとすることで、アクチュエータ素子163Dのみが駆動された状態である。これにより、偏向反射ミラー161は、基準方向に対して斜め左下の隅方向に変調光の光路を偏向する角度となる。この状態において、液晶パネル駆動信号LVDRに示すように、液晶パネル駆動部50は液晶パネル141に補間画像データの書込み(L→H)を行う。これにより、補間画像データの画像の投写画素は、図6(e)に示すように斜め左下の隅方向位置である投写画素5Dの位置に投写される。
本実施形態では、上述した図4の(1)〜(8)の状態を1サイクルとして、アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dおよび液晶パネル141の駆動を繰り返すものとしている。
上述した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)プロジェクタ1は、液晶パネル141の垂直走査周波数に同期して基準方向および投写画素の隅方向に変調光の光路を偏向する。垂直走査周波数を人間の目にとって投写画面のちらつきが認識できない周波数に設定することで、見かけ上、基準位置の投写画素5および隅方向位置の投写画素5A,5B,5C,5Dがずれた状態で重畳して見える。さらに、隅方向位置の投写画素5A,5B,5C,5Dは、移動偏向距離を水平方向成分を投写画素間の幅w1とし、垂直方向成分を投写画素間の幅w2としているため、ブラックマトリクスの影6を低減することができる。
(1)プロジェクタ1は、液晶パネル141の垂直走査周波数に同期して基準方向および投写画素の隅方向に変調光の光路を偏向する。垂直走査周波数を人間の目にとって投写画面のちらつきが認識できない周波数に設定することで、見かけ上、基準位置の投写画素5および隅方向位置の投写画素5A,5B,5C,5Dがずれた状態で重畳して見える。さらに、隅方向位置の投写画素5A,5B,5C,5Dは、移動偏向距離を水平方向成分を投写画素間の幅w1とし、垂直方向成分を投写画素間の幅w2としているため、ブラックマトリクスの影6を低減することができる。
(2)また、プロジェクタ1は、偏向反射ミラー161を可動させて変調光の光路を偏向する。つまり、偏向反射ミラー161の角度を変化させることで、基準位置と隅方向位置との間の投写画像の投写画素の移動を容易に行うことが可能となる。これにより、偏向反射ミラー161の制御によってブラックマトリクスの影6を低減することができる。
(3)また、プロジェクタ1は、光路偏向部160の可動部163としてアクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dを使用する。これにより、アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dの駆動信号を制御することで、容易に、偏向反射ミラー161の角度を制御することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクタの構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態では、液晶パネル141の画像書込みと偏向反射ミラー161の駆動タイミングが第1の実施形態と異なっており、変調光の光路を基準方向に偏向した後に、4つの隅方向への偏向を連続して行うものとしている。図5は、本実施形態に係る液晶パネルの画像書込みと偏向反射ミラーの駆動タイミングを表したタイミングチャートである。図5は、アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dおよび液晶パネル141の駆動パターンを示している。
図5では、まず、(1)の状態として、図6(a)に示すように変調光の光路を基準方向に偏向し、画像データの画像の投写を行う。次に、(2)の状態として、図6(b)に示すように変調光の光路を斜め左上の隅方向に偏向し、補間画像データの画像の投写を行う。次に、(3)の状態として、図6(c)に示すように変調光の光路を斜め右下の隅方向に偏向し、補間画像データの画像の投写を行う。次に、(4)の状態として、図6(d)に示すように変調光の光路を斜め右上の隅方向に偏向し、補間画像データの画像の投写を行う。次に、(5)の状態として、図6(e)に示すように変調光の光路を斜め左下の隅方向に偏向し、補間画像データの画像の投写を行う。
このように、本実施形態では、上述した図5の(1)〜(5)の状態を1サイクルとして、アクチュエータ素子163A,163B,163C,163Dおよび液晶パネル141の駆動を繰り返すものとしている。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態での効果(1)〜(3)と同様の効果を奏することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクタは、光路偏向部160の構成が第1の実施形態と異なる。その他の構成は、第1の実施形態と同様とする。第1の実施形態では、可動部163としてはアクチュエータ素子を使用するものとしたが、本実施形態では、回転駆動素子を用いている。図7は、本実施形態に係るプロジェクタの光路偏向部を示した構成図である。図7を参照して、光路偏向部160に回転駆動素子を用いた場合について説明する。
光路偏向部160は、偏向反射ミラー161と、ミラー保持部162と、回転軸164と、回転駆動素子165とを備えている。偏向反射ミラー161は、反射鏡であり、第1の実施形態と同様の機能動作を行う。また、ミラー保持部162についても、第1の実施形態と同様に板状の部材として、偏向反射ミラー161を補強し、保持するために貼付されている。回転軸164は、偏向反射ミラー161の反射面に垂直な法線に対して、微小な角度θを為した状態でミラー保持部162を軸支している。回転駆動素子165は、回転軸164を回転することで、偏向反射ミラー161を回転させる。回転駆動素子165は、例えば、DCモータやステッピングモータ等を使用することができる。
回転駆動素子165が回転することで、偏向反射ミラー161は角度θを伴った回転運動を行い、偏向反射ミラー161の角度が変化する。ここで、角度θは、偏向反射ミラー161による偏向によって投写画素が移動する距離を、水平方向成分を投写画素間の幅とし、垂直方向成分を投写画素間の幅となるように設定する。本実施形態では、このように、変調光の光路を偏向し、さらに、液晶パネル141の垂直走査周波数と偏向反射ミラー161の回転運動を同期させるものとしている。
上述した第3の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)プロジェクタ1は、液晶パネル141の垂直走査周波数に同期して、基準方向および投写画素の複数箇所の隅方向に変調光の光路を偏向する。ここで、偏向によって投写された1点の投写画素の方向を基準方向とし、偏向反射ミラー161の回転運動により偏向された方向を隅方向とする。垂直走査周波数を人間の目にとって投写画面のちらつきが認識できない周波数に設定することで、見かけ上、基準方向の投写画素および隅方向の投写画素がずれた状態で重畳して見える。さらに、隅方向の投写画素は、移動偏向距離の水平方向成分を投写画素間の幅とし、垂直方向成分を投写画素間の幅となるようにしているため、ブラックマトリクスの影を低減することができる。
(1)プロジェクタ1は、液晶パネル141の垂直走査周波数に同期して、基準方向および投写画素の複数箇所の隅方向に変調光の光路を偏向する。ここで、偏向によって投写された1点の投写画素の方向を基準方向とし、偏向反射ミラー161の回転運動により偏向された方向を隅方向とする。垂直走査周波数を人間の目にとって投写画面のちらつきが認識できない周波数に設定することで、見かけ上、基準方向の投写画素および隅方向の投写画素がずれた状態で重畳して見える。さらに、隅方向の投写画素は、移動偏向距離の水平方向成分を投写画素間の幅とし、垂直方向成分を投写画素間の幅となるようにしているため、ブラックマトリクスの影を低減することができる。
(2)また、プロジェクタ1は、偏向反射ミラー161を回転させて変調光の光路を偏向する。つまり、偏向反射ミラー161の回転により角度を変化させることで、基準方向の投写画素と隅方向の投写画素の移動を容易に行うことが可能となる。これにより、偏向反射ミラー161の制御によってブラックマトリクスの影を低減することができる。
(3)また、プロジェクタ1は、可動部としてモータ等の回転駆動素子165を使用する。これにより、偏向反射ミラー141の駆動制御を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施し得ることは勿論である。以下に変形例を述べる。
(変形例1)上記実施形態では、フロントタイプのプロジェクタとしているが、リアタイプのプロジェクタとしてもよい。また、電気光学変調部を備える画像投写装置であれば、本発明を実施することが可能である。
(変形例2)上記実施形態では、電気光学変調部は、液晶パネル141としたが、DMD(Digital Mirror Device)としてもよい。DMDは、多数のマイクロミラーの各々について照明光の反射角度を画像情報に応じて変化させることにより変調光を生成する表示装置である。DMDにおいても各マイクロミラー間に形成される隙間が、投写画面上で影となって投写される。よって、DMD部の後段に本発明の光路偏向部160を備えることで、マイクロミラー間の隙間の影を低減することができる。
(変形例3)上記第1の実施形態および第2の実施形態では、可動部163としてのアクチュエータ素子は、電磁アクチュエータを採用したが、圧電素子を採用してもよい。こうすれば、圧電素子は電圧で駆動することで伸縮動作をするため、この伸縮動作を用いて偏向反射ミラー161の角度を変化させることが可能である。
(変形例4)上記第1の実施形態および第2の実施形態では、可動部163としてのアクチュエータ素子は、電磁アクチュエータを採用したが、偏心モータを採用してもよい。偏心モータは、回転軸がずれたモータであり、モータの回転を1方向の往復運動に変換しやすくなる。よって、この往復運動を用いて、偏向反射ミラー161の角度を変化させることが可能である。
(変形例5)上記第1の実施形態および第2の実施形態では、移動偏向距離は、水平方向成分である投写画素間の幅w1と垂直方向成分である投写画素間の幅w2を合成した距離としたが、水平方向成分を投写画素間の幅w1の1/2とし、垂直方向成分を投写画素間の幅w2の1/2とし、4つの隅方向位置(斜め左上、斜め右下、斜め右上、斜め左下)に投写画素を移動するように偏向するものとしてもよい。これにより、隣り合う投写画素同士で、投写画素間のブラックマトリクスの影を1/2ずつ隠すように投写画素が投写される。よって、移動偏向距離が短くなり、偏向反射ミラー161を変化させる角度を少なくすることができるため、偏向反射ミラー161の動作応答性を向上することができる。
(変形例6)上記実施形態では、移動偏向距離は、水平方向成分である投写画素間の幅w1と垂直方向成分である投写画素間の幅w2を合成した距離としたが、水平方向成分を投写画素間の幅w1以下とし、垂直方向成分を投写画素間の幅w2以下として任意に設定できるものとしてもよい。これにより、移動偏向距離が短い場合は、偏向反射ミラー161を変化させる角度を少なくすることができるため、ブラックマトリクスの影を低減しつつ、偏向反射ミラー161の動作応答性を向上することができる。
(変形例7)上記第1の実施形態および第2の実施形態では、図4および図5のような液晶パネル141の画像書込みと偏向反射ミラー161の駆動タイミングとし、それぞれのサイクルを繰り返すこととしたが、駆動タイミングやサイクルはこれに限定するものではない。つまり、基準位置および隅方向位置への投写画素の移動パターンは、様々なパターンに変更してもよい。これにより、液晶パネル141の応答性や偏向反射ミラー161の動作応答性、および、投写画面の視認性に対応した好適なパターンを選択することができる。
(変形例8)上記第1の実施形態および第2の実施形態では、基準位置および4つの隅方向位置(斜め左上、斜め右下、斜め右上、斜め左下)に投写画素を移動させるものとしたが、基準位置および少なくとも1つの隅方向位置に投写画素を移動させるものとしてもよい。こうすれば、4つの隅方向位置に投写画素を移動させる場合に比較して、可動部163としてのアクチュエータ素子の数を減らすことができ、より単純な構造でブラックマトリクスの影を低減することができる。また、上記第3の実施形態においても、垂直走査周波数に同期して変調光の光路を偏向する隅方向は、少なくとも1方向としてもよく、ブラックマトリクスの影を低減することができる。
1…プロジェクタ、5,5A,5B,5C,5D…投写画素、6…ブラックマトリクスの影、10…画像受信部、20…画像制御部、30…画像処理部、30a…補間画像生成部、40…主制御部、50…液晶パネル駆動部、60…ランプ駆動部、70…ミラー駆動部、80…操作部、90…記憶部、100…画像投写部、110…照明光学系、111…光源ランプ、140B,140G,140R…液晶ライトバルブ、141…液晶パネル、160…光路偏向部、161…偏向反射ミラー、161A…反射面、162…ミラー保持部、163…可動部、163A,163B,163C,163D…アクチュエータ素子、164…回転軸、165…回転駆動素子、170…投写レンズ。
Claims (5)
- 照明光を射出する照明部と、
略矩形状で格子状に形成される画素を有して構成され、画像情報に応じて前記照明光を前記画素毎に変調し、変調光として射出する電気光学変調部と、
前記電気光学変調部の前記画素毎に射出された前記変調光の光路を、基準方向に偏向することに加え、前記画素の隅方向に所定の距離を移動させて偏向することを、前記電気光学変調部の垂直走査周波数に同期して行う光路偏向部と、
前記光路偏向部で偏向された変調光を投写する投写光学部と、
を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記所定の距離は、前記画素と、前記画素の隣接する2辺に相対する2つの画素との間の距離を合成した距離以内であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または2に記載のプロジェクタであって、
前記光路偏向部は、前記画素から射出された前記変調光の光路を偏向する偏向反射ミラーと、前記偏向反射ミラーを前記垂直走査周波数に同期して可動させる可動部と、を有することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタであって、
前記可動部は、アクチュエータ素子を有し、
前記アクチュエータ素子が可動することにより、前記偏向反射ミラーの角度を変化させ、前記変調光の光路を偏向することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタであって、
前記可動部は、前記偏向反射ミラーの反射面に対して所定の角度となるように前記偏向反射ミラーを軸支する回転軸と、前記回転軸を回転駆動させる回転駆動素子とを有し、
前記回転駆動素子により前記回転軸が回転することにより、前記偏向反射ミラーは前記所定の角度を伴った回転を行い、前記変調光の光路を偏向することを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007004330A JP2008170760A (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | プロジェクタ |
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|---|---|
| JP2008170760A true JP2008170760A (ja) | 2008-07-24 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
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Cited By (3)
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