JP2008169923A - 等速自在継手外輪の焼戻し加工方法及び誘導加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間で均一の硬度に焼戻すことができる等速自在継手外輪の焼戻し加工方法を提供する。
【解決手段】軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線10を周方向に複数配設して成るリング状コイル5内にマウス部2を軸方向に挿入し、かつ、マウス部2の案内溝4に対応する外面をリング状コイル5内に設けた磁性体から成る磁束遮蔽部材9と対向するように配置する工程と、リング状コイル5に電流を流し、マウス部2に誘導電流を軸方向に発生させて所定時間誘導加熱する工程と、誘導加熱したマウス部2を冷却する工程と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線10を周方向に複数配設して成るリング状コイル5内にマウス部2を軸方向に挿入し、かつ、マウス部2の案内溝4に対応する外面をリング状コイル5内に設けた磁性体から成る磁束遮蔽部材9と対向するように配置する工程と、リング状コイル5に電流を流し、マウス部2に誘導電流を軸方向に発生させて所定時間誘導加熱する工程と、誘導加熱したマウス部2を冷却する工程と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、等速自在継手の外輪を焼入れして形成した硬化層を誘導加熱して焼戻す等速自在継手外輪の焼戻し加工方法と、その方法に使用する誘導加熱装置に関する。
例えば、自動車用の等速自在継手の外輪には、内周面にトルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を形成したマウス部と、外周面にセレーション等の歯型部を形成したステム部を一体形成したものがある。このようなマウス部の内周面とステム部の外周面には、焼入れ・焼戻しによる硬化層が形成され、機械的強度を向上させ疲労寿命等を保障している。
等速自在継手の外輪を焼戻す従来の方法について図4を参照して説明する。まず、マウス部104とステム部105を一体に有する外輪101を、上下治具102,103にて支持し、筒状のコイル100内に軸方向に挿入する。そして、コイル100に高周波電流を流して外輪101を所定時間誘導加熱し、その後冷却して焼戻しを行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−9584号公報
図5は図4の横断面図であり、図5において斜線部はマウス部104の内周面に形成した焼入れによる硬化層を示している。同図に示すように、マウス部104の内周面には案内溝106が形成されているため、案内溝106の特に底部にあたる、例えばA部は、底部以外の内面、例えばB部よりもコイル100に近い位置にあるため、誘導加熱した場合温度が高くなる。
また、一般的に焼入れにより硬化した部分(A部・B部)において、加熱時間が同じ場合は、加熱温度が高いほど硬度の低下量は大きくなる傾向にある。つまり、昇温しやすいA部の方が昇温しにくいB部よりも硬度が低くなるので、A部の加熱を規定硬度を維持可能な温度までに抑えなければならない。
しかし、従来の方法で外輪の焼戻しを行った場合、図6のグラフに示すように、昇温しにくいB部を焼戻しに必要な温度(T1)になるまで所定時間(α)加熱すると、昇温しやすいA部は規定硬度を維持できる限界の加熱温度(T2)を超えてしまうといった問題があった。
また、図7のグラフに示すように、A部とB部の両方を適切温度域内(T1〜T2)に昇温させようとすると、図6の場合の加熱時間(α)より長く(α+β)加熱しなければならなかった。
そこで、本発明は斯かる実情に鑑み、短時間で均一の硬度に焼戻すことができる等速自在継手外輪の焼戻し加工方法を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部を有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面に形成した焼入れ硬化層を誘導加熱して焼戻す等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイル内に前記マウス部を軸方向に挿入する工程と、前記リング状コイルに電流を流し、前記マウス部に誘導電流を軸方向に発生させて所定時間誘導加熱する工程と、誘導加熱した前記マウス部を冷却する工程と、を有する方法である。
リング状コイルの単位巻線を軸線を含む平面に沿って巻回したので、リング状コイルに電流を流すと、マウス部に軸方向の誘導電流を発生させることができる。このマウス部に生じる軸方向の誘導電流を周方向にわたって調整すれば、マウス部の加熱を周方向に差をつけて行うことが可能となる。具体的には、マウス部の案内溝に対応する部位に生じる誘導電流を、マウス部のそれ以外の部位に生じる誘導電流より、小さくなるように設定すれば、コイルから近い案内溝の底面(内面)の昇温速度を、コイルから遠いそれ以外の内面の昇温速度に近づけることができる。
請求項2の発明は、トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部を有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面に形成した焼入れ硬化層を誘導加熱して焼戻す等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイル内に、予め前記マウス部の案内溝に対応する外面に対向するように磁性体からなる磁束遮蔽部材を配置しておき、当該リング状コイル内に前記マウス部を軸方向に挿入する工程と、前記リング状コイルに電流を流し、前記マウス部に誘導電流を軸方向に発生させて所定時間誘導加熱する工程と、誘導加熱した前記マウス部を冷却する工程と、を有する方法である。
マウス部の案内溝に対応する部位では、リング状コイルから発生する磁束が、介在する磁束遮蔽部材へ集中するため、一部遮蔽される。このことにより、案内溝の底面(内面)の焼入れ硬化層の加熱が抑制される。すなわち、コイルから近い案内溝の底面の昇温速度を、コイルから遠いそれ以外の内面の昇温速度に近づけることができる。
請求項3の発明は、トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部と、セレーション等の歯型部を外周面に形成したステム部を一体に有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面と前記ステム部の外周面のそれぞれに形成した焼入れ硬化層を誘導加熱して焼戻す等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、周方向に巻回して成る筒状コイル内に前記ステム部を軸方向に挿入すると共に、軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイル内に、予め前記マウス部の案内溝に対応する外面に対向するように磁性体からなる磁束遮蔽部材を配置しておき、当該リング状コイル内に前記マウス部を軸方向に挿入する工程と、前記筒状コイル及びリング状コイルに電流を流し、前記ステム部に誘導電流を周方向に発生させると共に、前記マウス部に誘導電流を軸方向に発生させて、前記ステム部及びマウス部を所定時間誘導加熱する工程と、誘導加熱した前記ステム部及びマウス部を冷却する工程と、を有する方法である。
マウス部の案内溝に対応する部位では、リング状コイルから発生する磁束が、介在する磁束遮蔽部材へ集中するため、一部遮蔽される。このことにより、案内溝の底面(内面)の焼入れ硬化層の加熱が抑制される。すなわち、コイルから近い案内溝の底面の昇温速度を、コイルから遠いそれ以外の内面の昇温速度に近づけることができる。また、ステム部の外周面に形成された焼入れ硬化層は、その全周にわたって筒状コイルから等距離にあるため、均一に加熱される。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、前記リング状コイルの複数の単位巻線を、巻線導体を連続して複数巻回して作製したものである。
リング状コイルの構造を簡単なものにすることができる。また、リング状コイルに接続する発振装置や整合装置等の周辺装置を少なくすることができる。このことにより、本発明に使用する誘導加熱装置の製造コストを削減することができる。
請求項5の発明は、請求項3に記載の等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、前記リング状コイルの複数の単位巻線を、巻線導体を連続して複数巻回して作製したものであって、前記筒状コイルと前記リング状コイルを直列又は並列に接続した。
筒状コイルとリング状コイルに使用する発振装置や整合装置等の周辺装置を共用することができ、製造コストの削減を図ることができる。
請求項6の発明は、トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部と、セレーション等の歯型部を外周面に形成したステム部を一体に有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面と前記ステム部の外周面のそれぞれに形成した焼入れ硬化層を誘導加熱する誘導加熱装置において、前記ステム部の周囲に配置すると共に周方向に巻回して成る筒状コイルと、前記マウス部の周囲に配置すると共に軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイルと、前記マウス部とリング状コイルとの間に介装すると共に前記マウス部の案内溝に対応する外面に対向して配置した磁性体から成る磁束遮蔽部材を備えたものである。
本発明の誘導加熱装置によれば、マウス部の案内溝に対応する部位では、リング状コイルから発生する磁束が、介在する磁束遮蔽部材へ集中するため、一部遮蔽される。このことにより、案内溝の底面(内面)の焼入れ硬化層の加熱が抑制される。すなわち、コイルから近い案内溝の底面の昇温速度を、コイルから遠いそれ以外の内面の昇温速度に近づけることができる。また、ステム部の外周面に形成された焼入れ硬化層は、その全周にわたって筒状コイルから等距離にあるため、均一に加熱される。
本発明の等速自在継手外輪の焼戻し加工方法によれば、マウス部のコイルから近い案内溝の底面の昇温速度を、コイルから遠いそれ以外の内面の昇温速度に近づけることができる。言い換えれば、所定の加熱時間におけるマウス部内周面の凹部と凸部での加熱温度差を小さくすることができ、マウス部の内周全面において均一かつ適切な硬度に成形することができる。従って、従来の方法で焼戻し加工を行った場合よりも、マウス部の特に案内溝底面の機械的強度を高めることができ、製品寿命の長い高品質の等速自在継手外輪を製造することができる。また、従来よりも短時間での加熱が可能となりサイクルタイムの短縮を図ることができる。
本発明は、例えば自動車用の等速自在継手の中で、トルク伝達部材が内輪と外輪との間に介装された構造の等速自在継手における前記外輪を焼戻し加工する方法である。図1は本発明の一実施例を示し、詳しくは本発明に使用する誘導加熱装置に外輪をセットした状態を示す概略側面図である。また、図2は図1におけるX−X断面図である。以下、図1と図2を参照して本発明について説明する。
図1に示すように、外輪1は、カップ状のマウス部2と、マウス部2の閉じた端部に突設したステム部3を、鋼材にて一体成形したものである。ステム部3の外周面には、他の動力伝達軸に嵌合するためのセレーションやスプライン等の歯型部が形成されている(図示省略)。マウス部2の内周面には、トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝4が周方向等間隔に複数本(図2では3本)形成されている。つまり、ステム部3は、周方向に一様な形状をしているのに対し、マウス部2は、案内溝4の特に底面4aが形成されている薄肉部2aと、それ以外の厚肉部2bを周方向に交互に有している。
また、ステム部3の外周面とマウス部2の内周面には、焼入れによる硬化層があらかじめ形成されており、図2において斜線で表した部分はマウス部2の内周面に形成した焼入れ硬化層である。
本発明に係る焼戻し加工方法に使用する誘導加熱装置について説明すると、誘導加熱装置は、リング状コイル5と、筒状コイル6と、上下治具7,8と、磁束遮蔽部材9を備えている。
リング状コイル5は、軸線を含む平面に沿って巻回した一巻き又は数回巻きの単位巻線10を周方向に複数配設して成るものであり、この場合、複数の単位巻線10は巻線導体を複数回連続して巻回したものである。単位巻線10は矩形に巻回され、その内径側には軸線と平行な直線部10aを有する。さらに、図2に示すように、各単位巻線10は、軸線から径方向に等距離に、かつ、周方向に等間隔に配置され、つまり、軸線を中心とする放射状に配置されている。
また、図2に示すように、リング状コイル5の内径側には、磁性体から成る3枚の板状の磁束遮蔽部材9が周方向に等間隔で配置されている。磁束遮蔽部材9は、リング状コイル5の周方向に沿って円弧状に湾曲して形成され、リング状コイル5の直方体あるいは直線部10a近傍に配置されている。また、側面視すると、図1に示すように磁束遮蔽部材9は軸線と平行に配置されている。
筒状コイル6は巻線導体を周方向に複数巻回して作製したものである。筒状コイル6はリング状コイル5の上方に同軸線上に配置され、筒状コイル6とリング状コイル5は直列又は並列に接続してある。すなわち、リング状コイル5と筒状コイル6は、発振装置及び整合装置(図示せず)を共用でき、この誘導加熱装置に必要な発振装置及び整合装置は1台ずつ設けていればよい。
本発明の焼戻し加工方法の工程について説明する。まず、外輪1の上下端部、つまりステム部3の端部とマウス部2の端部に、上治具7と下治具8を取り付ける。そして、外輪1を上下治具7,8で支持したまま、図1に示すように筒状コイル6とリング状コイル5内に挿入し、外輪1のマウス部2をリング状コイル5内に配置し、ステム部3を筒状コイル6内に配置する。さらに、図2に示すように、マウス部2の案内溝4に対応する外面、つまり薄肉部2aの外面を、磁束遮蔽部材9と対向するように配置する。また、図例では、磁束遮蔽部材9の周方向幅寸法は、マウス部2の薄肉部2aの周方向幅寸法とほぼ同じ寸法となるように形成されている。
この状態で筒状コイル6とリング状コイル5に、高周波電流を流して外輪1を所定時間誘導加熱する。ステム部3の外周面に形成された焼入れ硬化層は、その全周にわたって筒状コイル6から等距離にあるため、均一に誘導加熱される。
また、同時にリング状コイル5(軸方向と平行な直線部2a)に電流が流れると、リング状コイル5から発生する磁束によりマウス部2では軸方向に誘導電流が発生し、誘導加熱され始める。
このとき、リング状コイル5からマウス部2の薄肉部2aへの磁束が、介在する磁束遮蔽部材9へ集中するため一部遮蔽される。このことにより、薄肉部2a内面の焼入れ硬化層、例えばA´部では、加熱が抑制される。すなわち、薄肉部2aのA´部と、リンク状コイル5から距離がA´部と同じ距離Lの厚肉部2bのC部とを比べた場合、磁束遮蔽部材9が介在するA´部の方が、磁束遮蔽部材9が介在しないC部よりも、加熱の進行が抑えられる。
従って、図3のグラフに示すように、従来の方法と同じ加熱時間α(図6参照)で本発明の方法による誘導加熱を行った場合、本発明によるA´部の加熱温度は、磁束遮蔽部材を有さない従来の方法による(二点鎖線で示す)A部の加熱温度より、低くなる。そして、本発明によれば、図2における薄肉部2aのA´部、及び、厚肉部2b内面のB部の両方を適切温度域内(T1〜T2)に昇温させること可能となった。なお、図2のA´部と図5のA部は同じ箇所である。
このように、ステム部3の外周面及びマウス部2の内周面のそれぞれを適切かつ均一に加熱した後、外輪1を冷却装置に搬送し、外輪1に水を噴射するなどして冷却し、焼戻し加工が完了する。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、マウス部2の薄肉部2aとリング状コイル5との間に磁束遮蔽部材9を介装しない場合であってもよい(図示省略)。つまり、リング状コイル5によって発生するマウス部2の軸方向の誘導電流を、薄肉部2aでは小さくし、厚肉部2bでは大きくすることができればよい。例えば、単位巻線10を、薄肉部2aの位置において薄肉部2aの位置より多く(密に)配置したり、また、単位巻線10を、薄肉部2aの位置において厚肉部2bの位置より遠ざけて配置したりすることで、同様の効果を奏することが可能である。また、各単位巻線10を、互いに連結しない独立のものとしてもよく、単位巻線10に流す電流の量を、薄肉部2aの位置において厚肉部2bの位置より少なく流してもよい。
また、リング状コイルや筒状コイルの巻き数は、焼戻し加工する外輪の形状等に応じて、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
1 外輪
2 マウス部
3 ステム部
4 案内溝
5 リング状コイル
6 筒状コイル
9 磁束遮蔽部材
10 単位巻線
2 マウス部
3 ステム部
4 案内溝
5 リング状コイル
6 筒状コイル
9 磁束遮蔽部材
10 単位巻線
Claims (6)
- トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部を有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面に形成した焼入れ硬化層を誘導加熱して焼戻す等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、
軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイル内に前記マウス部を軸方向に挿入する工程と、
前記リング状コイルに電流を流し、前記マウス部に誘導電流を軸方向に発生させて所定時間誘導加熱する工程と、
誘導加熱した前記マウス部を冷却する工程と、
を有することを特徴とする等速自在継手外輪の焼戻し加工方法。 - トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部を有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面に形成した焼入れ硬化層を誘導加熱して焼戻す等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、
軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイル内に、予め前記マウス部の案内溝に対応する外面に対向するように磁性体からなる磁束遮蔽部材を配置しておき、当該リング状コイル内に前記マウス部を軸方向に挿入する工程と、
前記リング状コイルに電流を流し、前記マウス部に誘導電流を軸方向に発生させて所定時間誘導加熱する工程と、
誘導加熱した前記マウス部を冷却する工程と、
を有することを特徴とする等速自在継手外輪の焼戻し加工方法。 - トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部と、セレーション等の歯型部を外周面に形成したステム部を一体に有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面と前記ステム部の外周面のそれぞれに形成した焼入れ硬化層を誘導加熱して焼戻す等速自在継手外輪の焼戻し加工方法において、
周方向に巻回して成る筒状コイル内に前記ステム部を軸方向に挿入すると共に、軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイル内に、予め前記マウス部の案内溝に対応する外面に対向するように磁性体からなる磁束遮蔽部材を配置しておき、当該リング状コイル内に前記マウス部を軸方向に挿入する工程と、
前記筒状コイル及びリング状コイルに電流を流し、前記ステム部に誘導電流を周方向に発生させると共に、前記マウス部に誘導電流を軸方向に発生させて、前記ステム部及びマウス部を所定時間誘導加熱する工程と、
誘導加熱した前記ステム部及びマウス部を冷却する工程と、
を有することを特徴とする等速自在継手外輪の焼戻し加工方法。 - 前記リング状コイルの複数の単位巻線を、巻線導体を連続して複数巻回して作製したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の等速自在継手外輪の焼戻し加工方法。
- 前記リング状コイルの複数の単位巻線を、巻線導体を連続して複数巻回して作製し、前記筒状コイルと前記リング状コイルを直列又は並列に接続したことを特徴とする請求項3に記載の等速自在継手外輪の焼戻し加工方法。
- トルク伝達部材が案内される軸方向の案内溝を内周面に形成したマウス部と、セレーション等の歯型部を外周面に形成したステム部を一体に有する等速自在継手外輪の前記マウス部の内周面と前記ステム部の外周面のそれぞれに形成した焼入れ硬化層を誘導加熱する誘導加熱装置において、
前記ステム部の周囲に配置すると共に周方向に巻回して成る筒状コイルと、前記マウス部の周囲に配置すると共に軸線を含む平面に沿って巻回した単位巻線を周方向に複数配設して成るリング状コイルと、前記マウス部とリング状コイルとの間に介装すると共に前記マウス部の案内溝に対応する外面に対向して配置した磁性体から成る磁束遮蔽部材を備えたことを特徴とする誘導加熱装置。
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| JP2007003633A JP2008169923A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 等速自在継手外輪の焼戻し加工方法及び誘導加熱装置 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012117920A1 (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-07 | Ntn株式会社 | 熱処理方法、外側継手部材、及びトリポード型等速自在継手 |
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2007
- 2007-01-11 JP JP2007003633A patent/JP2008169923A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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| WO2012117920A1 (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-07 | Ntn株式会社 | 熱処理方法、外側継手部材、及びトリポード型等速自在継手 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100406 |