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JP2008169774A - 多孔燃料噴射弁 - Google Patents

多孔燃料噴射弁 Download PDF

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JP2008169774A JP2007004577A JP2007004577A JP2008169774A JP 2008169774 A JP2008169774 A JP 2008169774A JP 2007004577 A JP2007004577 A JP 2007004577A JP 2007004577 A JP2007004577 A JP 2007004577A JP 2008169774 A JP2008169774 A JP 2008169774A
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Abstract

【課題】傾斜角度が小さい噴孔においてもデポジット洗い流し効果と燃料の微粒化を十分に実現可能な多孔燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】扁平な噴霧を形成するための多孔燃料噴射弁において、ノズルボディの先端にノズルプレート28が設けられている。このノズルプレート28には、傾斜角度が異なる複数の噴孔30A〜30Eが設けられている。複数の噴孔30A〜30Eの付近には、複数の溝32A〜30Eが設けられている。傾斜角度が小さい噴孔30Cの付近に設けられた溝32Cが、傾斜角度が大きい噴孔30A,30Eの付近に設けられた溝32A,32Eよりも大きくされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関用の多孔燃料噴射弁に係り、特に、扁平な噴霧を形成する多孔燃料噴射弁に関する。
複数の噴孔を有する多孔燃料噴射弁が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この多孔燃料噴射弁によれば、噴孔と連通する溝を設けることで、燃料に旋回流が付与されている。
特開2004−340121号公報 特開平10−43640号公報
ところで、多孔燃料噴射弁により扁平な噴霧を形成する場合には、複数の噴孔の傾斜角度を異ならしめる必要がある。
しかしながら、この傾斜角度が小さい噴孔では、傾斜角度が大きい噴孔に比して、噴孔に流入する燃料の旋回流が弱くなってしまう。その結果、傾斜角度が小さい噴孔において、燃料の流れの乱れが弱くなってしまい、噴孔壁面に付着するデポジットの洗い流す効果が不十分となる可能性がある。さらに、傾斜角度が小さい噴孔において、燃料の微粒化が不十分となってしまう可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、傾斜角度が小さい噴孔においてもデポジット洗い流し効果と燃料の微粒化を十分に実現可能な多孔燃料噴射弁を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、扁平な噴霧を形成する多孔燃料噴射弁であって、
内部にニードル弁を有するノズルボディと、
前記ノズルボディの先端に設けられたノズルプレートと、
前記ノズルプレートに設けられた複数の噴孔であって、噴孔中心軸線の傾斜角度がそれぞれ異なる複数の噴孔と、
前記傾斜角度が小さい噴孔に流入する燃料の旋回流を、前記傾斜角度が大きい噴孔に流入する燃料の旋回流に比して強める旋回流調整手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記旋回流調整手段は、前記ノズルプレートの前記噴孔付近に設けられた複数の溝であって、前記傾斜角度が小さい噴孔付近に設けられた溝は、前記傾斜角度が大きい噴孔付近に設けられた溝に比して大きいことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明において、
前記旋回流調整手段は、前記傾斜角度が小さい噴孔から前記ニードル弁までの距離を、前記傾斜角度が大きい噴孔から前記ニードル弁までの距離に比して短くするものであることを特徴とする。
第1の発明によれば、扁平な噴霧を形成するために、複数の噴孔の傾斜角度が異ならしめられる。ここで、傾斜角度が小さい噴孔は、傾斜角度が大きい噴孔に比して、噴孔に流入する燃料の旋回流が弱くなる可能性がある。第1の発明によれば、旋回流調整手段によって、傾斜角度が小さい噴孔に流入する燃料の旋回流が、傾斜角度が大きい噴孔に流入する燃料の旋回流に比して強められる。これにより、傾斜角度が小さい噴孔においても、傾斜角度が大きい噴孔と同様に、燃料の流れの乱れを強くすることができ、噴孔壁面に付着したデポジットの洗い流し効果を十分に得ることができる。さらに、傾斜角度が小さい噴孔においても、傾斜角度が大きい噴孔と同様に、燃料の微粒化を十分に向上させることができる。
第2の発明によれば、旋回流調整手段は、ノズルプレートの噴孔付近に設けられた複数の溝により構成される。複数の溝のうち傾斜角度が小さい噴孔付近に設けられた溝は、傾斜角度が大きい噴孔付近に設けられた溝に比して大きくされる。ここで、大きい溝ほど、溝による旋回流の増大効果が大きくなる。従って、傾斜角度が小さい噴孔においても、強い燃料の旋回流を実現することができる。
第3の発明によれば、旋回流調整手段は、傾斜角度が小さい噴孔からニードル弁までの距離を、傾斜角度が大きい噴孔からニードル弁までの距離に比して短くするように構成される。ここで、噴孔からニードル弁までの距離が短いほど、噴孔に流入する燃料の旋回流が大きくされる。従って、傾斜角度が小さい噴孔においても、強い燃料の旋回流を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による多孔燃料噴射弁10を示す縦断面図である。本実施の形態1による多孔燃料噴射弁10は、例えば、内燃機関の筒内に直接燃料を噴射する直噴型のガソリン機関において好適に用いることができる。但し、本発明に係る多孔燃料噴射弁の適用は、ガソリン機関に限るものではなく、また、直噴型の機関に限るものではない。
図1に示す多孔燃料噴射弁10は、磁性体で構成された固定鉄心12を備えている。固定鉄心12と隣接する位置には、可動鉄心16が配置されている。この可動鉄心16は、コイルスプリング14によって図1中下向きに付勢されている。可動鉄心16は、燃料噴射弁10の内部を、その軸線方向に摺動することができる。固定鉄心12の外周には、電磁コイル18が設けられている。この電磁コイル18が所定の磁力を発することにより、可動鉄心16が固定鉄心12に引き寄せられる。一方、その磁力が消滅すると、コイルスプリング14の付勢力により可動鉄心16が固定鉄心12から離される。
可動鉄心16には、可動鉄心16と共に多孔燃料噴射弁10の内部を変位するニードル弁20が連結されている。多孔燃料噴射弁10は、ニードル弁20を取り囲むように形成されたノズルボディ22を備えている。すなわち、ノズルボディ22は、内部にニードル弁20を有している。ノズルボディ22は、ニードル弁20の先端部24が当接するシート部26を有している。また、ニードル弁20とノズルボディ22の間には、空間34が形成されている。この空間34には、図示しない燃料供給源から高圧の燃料が供給されている。
ノズルボディ22の先端には、ノズルプレート28が組み付けられている。詳細は後述するが、このノズルプレート28には、複数の噴孔30と、噴孔30に流入する燃料の旋回流(旋回力)を調整する溝32とが設けられている。ニードル弁20とノズルボディ22とノズルプレート28とによって、容積部36が形成されている。
[実施の形態1の特徴]
図1に示した電磁コイル18に励磁電流が供給されていないときは、ニードル弁20はノズルボディ22のシート部26に着座する。その結果、ニードル弁20の周囲の空間34に蓄えられていた高圧の燃料が、容積部36に流入しない。このため、噴孔30から燃料は噴射されない。
一方、電磁コイル18に励磁電流が供給されると、可動鉄心16が固定鉄心12に引き寄せられることにより、ニードル弁20がシート部26から離座する。その結果、空間34に蓄えられていた高圧の燃料が、容積部36に流入する。この容積部36に流入した燃料は、更に、複数の噴孔30に流入する。
上記多孔燃料噴射弁10は、複数の噴孔30により、扁平な噴霧(例えば、ファンスプレーやオーバル噴霧等)を形成するものである。かかる扁平な噴霧を実現するため、各噴孔30の燃料噴射角度が、異ならしめられている。すなわち、ニードル弁20の中心軸線(以下「ニードル弁中心軸線」という。)CNに対する各噴孔30の中心軸線CHの傾斜角度(以下「噴孔傾斜角度」という。)Aが異ならしめられている。例えば、ノズルプレート28下方40mmの位置で、各噴孔30から噴射された燃料が一直線となるように、噴孔傾斜角度Aが設定されている。
図2は、図1に示したノズルプレート28をニードル弁20の側から見た上面図である。また、図3は、図1に示した多孔燃料噴射弁10の先端部周辺を拡大して表した縦断面図である。図3に示したノズルプレート28の断面は、図2におけるA−A断面に相当する。また、図4は、ノズルプレート28に設けられた複数の噴孔30A〜30Eを纏めて示した模式図である。
図2に示すように、ノズルプレート28には、5つの噴孔30A〜30Eが等間隔に形成されている。図4において、符号「CH30A〜CH30E」は、噴孔30A〜30Eの中心軸線をそれぞれ表している。また、「A30A〜A30E」は、噴孔傾斜角度をそれぞれ表している。図4に示すように、これらの噴孔傾斜角度A30A〜A30Eの大小関係は、A30A,A30E>A30B,A30D>A30Cとされている。
このような噴孔傾斜角度の大小関係となるように噴孔30A〜30Eを形成することで、図2における左右方向が長手方向となり、同図における上下方向が短手方向となる扁平な噴霧を実現することができる。
ところで、上記多孔燃料噴射弁10のような多孔燃料噴射弁においては、噴孔傾斜角度Aに関わらず、燃料(流体)が旋回しながら噴孔30内に流入する。
また、既述した特許文献1によれば、噴孔と連通する溝を設けることで、燃料に旋回流が付与されている。
しかしながら、本実施の形態1による多孔燃料噴射弁10に対して、特許文献1の技術をそのまま適用することができない。本発明者の検討の結果、噴孔傾斜角度が小さい噴孔(例えば、噴孔30C)は、噴孔傾斜角度が大きい噴孔(例えば、30A,30E)に比して、噴孔に流入する燃料の旋回流が弱くなることが分かった。
図2及び図4を参照して説明すると、噴孔30Cの噴孔傾斜角度A30Cは、噴孔30A,30Eの噴孔傾斜角度A30A,A30Eに比して小さい。本発明者の検討によれば、そのままの状態では、噴孔30Cに流入する燃料の旋回流は、噴孔30A,30Eに流入する燃料の旋回流に比して弱くなってしまう。特に、後述するよどみ領域R(図2)側における旋回流が弱くなってしまう。
そうすると、かかる噴孔傾斜角度が小さい噴孔において、噴孔傾斜角度が大きい噴孔に比して燃料の流れの乱れが弱くなるため、噴孔内壁に付着したカーボンデポジット(以下「デポジット」と略す。)の洗い流し効果が不十分となってしまう可能性がある。
さらに、噴孔傾斜角度が小さい噴孔では、噴孔傾斜角度が大きい噴孔に比して、噴霧の貫徹力が弱くなり、燃料の微粒化が不十分となってしまう可能性がある。その結果、多孔燃料噴射弁により燃料微粒化が均一である扁平な噴霧を形成することができなくなってしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態1では、図2に示すように、ノズルプレート28に形成された各噴孔30A〜30Eの近くに、溝32A〜32Eを設けることとする。
ところで、図2における破線Lは、ニードル弁中心軸線CN側の噴孔壁面を結ぶ線である。この破線Lよりも内側(ニードル弁中心軸線CN側)の領域Rは、燃料の流れがないか或いは著しく少ない、いわゆる「よどみ領域」である。このよどみ領域Rに、上記のような溝を形成しても、もともと燃料の流れが少ないため、その溝により燃料の旋回力を強めることができない。
本実施の形態1では、図2に示すように、よどみ領域R以外の領域、すなわち、破線Lよりも外側の領域に、複数の溝32A〜32Eを形成するようにする。
これらの溝32A〜32Eの長さは、対応する噴孔30A〜30Eの噴孔傾斜角度A30A〜A30Eに応じて異ならしめられている。具体的には、噴孔傾斜角度が小さい噴孔30Cの近くの溝32Cの長さが、噴孔傾斜角度が大きい噴孔30A,30Eの近くの溝32A,32Eの長さに比して長くされている。すなわち、溝32Cが、溝32A,32Eよりも大きく形成されている。また、傾斜角度が中間である噴孔30B,30dの近くの溝32B,32dの長さは、溝32Cの長さと溝32A,32Eの長さの間の長さにされている。
ここで、溝32の長さが長いほど、その溝32の近くにある噴孔30に流入する燃料の旋回流を強くすることができる。従って、噴孔傾斜角度A30Cが小さい噴孔30Cに流入する燃料の旋回流が、噴孔傾斜角度A30A,A30Eが大きい噴孔30A,30Eに流入する燃料の旋回流に比して強められる。図2において矢印L1で示すように、噴孔30Cに流入する燃料の旋回流が強められると、よどみ領域R内の燃料の一部がかき回され、噴孔30Cに流入することとなる。その結果、噴孔傾斜角度A30Cが小さい噴孔30Cにおいても、噴孔傾斜角度A30A,A30Eが大きい噴孔30A,30Eと同様に、噴孔内の燃料の流れの乱れが強くされ、噴孔壁面に付着するデポジットを洗い流す効果を十分に得ることができる。さらに、噴孔傾斜角度が小さい噴孔30Cにおいても、噴霧貫徹力が強められ、燃料の微粒化を向上させることができる。従って、本実施の形態1による多孔燃料噴射弁10によれば、燃料微粒化が均一である扁平な噴霧を形成することができる。
ところで、本実施の形態1では、噴孔傾斜角度が大きい噴孔30A,30Eの近くにも長さが短い溝32A,32Eを形成しているが、かかる溝32A,32Eは必ずしも形成しなくてもよい。溝32A,32Eを形成しない場合であっても、噴孔傾斜角度が大きい噴孔30A,30Eの入口付近で有る程度の旋回流が生じるため、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、噴孔傾斜角度Aに応じて溝32の長さを異ならしめているが、図5に示すように、溝の幅を異ならしめてもよい。図5は、本実施の形態1の第1変形例を示す図である。本第1変形例では、溝の長さは一定とし、噴孔傾斜角度の小さい噴孔30C付近の溝32Cの幅が、噴孔傾斜角度の大きい噴孔30A,30E付近の溝32A,32Eの幅よりも広くされている。すなわち、溝32Cが、溝32A,32Eよりも大きく形成されている。また、噴孔30B,30D付近の溝32B,32Dの幅は、その中間の幅に設定されている。このような溝32A〜32Eを形成することで、実施の形態1と同様に、噴孔傾斜角度の小さい噴孔30Cに流入する燃料の旋回流を、噴孔傾斜角度の大きい噴孔30A,30Eに流入する燃料の旋回流に比して強めることができる。
また、図6に示すように、噴孔傾斜角度に応じて溝の長さと幅を共に異ならしめてもよい。図6は、本実施の形態1の第2変形例を示す図である。本第2変形例では、溝32Cの幅が、溝32A,32Eの幅よりも太くされている。さらに、溝32Cの長さが、溝32A,32Eの長さよりも長くされている。本第2変形例によれば、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、噴孔30と溝32とが離間しているが、図7に示すように、噴孔30と溝32とを連通させてもよい。図7は、本実施の形態1の第3変形例を示す図である。本第3変形例によっても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
さらに、噴孔30の形成位置や、溝32の形状および形成位置は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更してもよい。例えば、溝32の長さや幅が徐々に変化するようにすることもできる。
尚、本実施の形態1及びその変形例においては、ニードル弁20が第1の発明における「ニードル弁」に、ノズルボディ22が第1の発明における「ノズルボディ」に、ノズルプレート28が第1の発明における「ノズルプレート」に、噴孔30A〜30Eが第1の発明における「複数の噴孔」に、溝32A〜32Eが第1及び第2の発明における「旋回流調整手段」に、それぞれ相当する。
実施の形態2.
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
上記実施の形態1及びその変形例によれば、噴孔傾斜角度Aに応じて溝32の大きさ(長さや幅等)が異ならしめられている。これにより、噴孔傾斜角度A30Cの小さい噴孔30Cにおける旋回流が、噴孔傾斜角度A30A,A30Eの大きい噴孔30A,30Eにおける旋回流に比して強められている。
これに対して、本実施の形態2では、噴孔30からニードル弁20までの距離を、噴孔30の傾斜角度Aに応じて異ならしめるようにする。換言すれば、噴孔30上方に位置する容積部36の容積を、噴孔30の傾斜角度Aに応じて異ならしめるようにする。これは、以下に説明するように、ニードル弁先端部24にスペーサ33を形成し、そのスペーサ33の厚みを噴孔30の噴孔傾斜角度Aに応じて異ならしめることで実現される。
図8は、本実施の形態2において、噴孔30A〜30Eとスペーサ33A〜33Eとの位置関係を示す上面図である。図9は、図8に示したスペーサ33A〜33Eを纏めて示す図である。
図8及び図9に示すように、噴孔30A〜30Eに対向するニードル弁先端部24にスペーサ33A〜33Eが形成されている。これらのスペーサ33A〜33Eの材料は、ニードル弁20と同じ材料であることが好適である。
図9に示すように、スペーサ33A〜33Eの厚みTは、噴孔30A〜30Eの傾斜角度に応じて異ならしめられている。具体的には、噴孔傾斜角度の小さい噴孔30Cに対向するスペーサ33Cの厚みT1は、噴孔傾斜角度の大きい噴孔30A,30Eに対向するスペーサ33A,33Eの厚みT3に比して厚くされている。噴孔傾斜角度が中間の噴孔30B,30Dに対向するスペーサ33B,33Dの厚みT2は、上記の厚みT1と厚みT3との間に設定されている。
このようにスペーサ33A〜33Eの厚みを設定することで、図9に示すように、噴孔傾斜角度の小さい噴孔30Cからニードル弁20までの距離D1が、噴孔傾斜角度の大きい噴孔30A,30Eからニードル弁20までの距離D3に比して短くされる。すなわち、噴孔30C上方に位置する容積部36の容積が、噴孔30A,30E上方に位置する容積部36の容積に比して小さくされる。なお、傾斜角度が中間の噴孔30B,30Dからニードル弁20までの距離D2は、上記の距離D1と距離D3との間となる。
ここで、噴孔30からニードル弁20までの距離Dが短いほど、すなわち、噴孔30上方の容積部36の容積が小さいほど、燃料が噴孔30に流入する際の縮流率が高くなり、噴孔30に流入する燃料の旋回流が強くなり、燃料の流れの乱れが強くなる。
従って、上記のスペーサ33A〜33Eにより、噴孔傾斜角度が小さい噴孔30Cに流入する燃料の旋回流が、噴孔傾斜角度が大きい噴孔30A,30Eに流入する燃料の旋回流に比して強められる。その結果、噴孔傾斜角度A30Cが小さい噴孔30Cにおいても、噴孔傾斜角度A30A,A30Eが大きい噴孔30A,30Eと同様に、噴孔内の燃料の流れの乱れが強くされ、噴孔壁面に付着するデポジットを洗い流す効果を十分に得ることができる。さらに、噴孔傾斜角度が小さい噴孔30Cにおいても、燃料の微粒化を向上させることができる。従って、本実施の形態2によれば、燃料微粒化が均一である扁平な噴霧を形成することができる。
ところで、本実施の形態2では、直方体のスペーサ33A〜33Eをニードル弁先端部24に設けているが、かかるスペーサ33A〜33Eの形状は直方体に限定されず、例えば、円柱形状のスペーサを設けてもよい。
また、本実施の形態2では、ニードル弁先端部24にスペーサ33を形成しているが、図10に示すように、ニードル弁先端部24を加工するようにしてもよい。
図10は、本実施の形態2の変形例を示す図である。具体的には、図10(A)は、噴孔30A,30E近傍の断面図、図10(B)は、噴孔30B,30D近傍の断面図、図10(C)は、噴孔30C近傍の断面図である。
図10に示すように、ニードル弁先端部24は、複数の噴孔30A〜30Eに対向する位置に複数の凸部25A〜25Eを有するように加工されている。これらの凸部25A〜25Eにより、噴孔30A〜30Eからニードル弁20までの距離が異ならしめられている。具体的には、図10(A)に示すように、厚みT3の凸部25A,25Eにより、噴孔傾斜角度が大きい噴孔30A,30Eからニードル弁20までの距離がD3にされている。また、図10(C)に示すように、厚みT1(>T3)の凸部25Cにより、噴孔傾斜角度が小さい噴孔30Cからニードル弁20までの距離が上記D3よりも短いD1にされている。さらに、図10(B)に示すように、厚みT2の凸部25B,25Dにより、噴孔傾斜角度が中間である噴孔30B,30Dからニードル弁20までの距離がD2,D4にされている。
本変形例によれば、噴孔傾斜角度の小さい噴孔30Cからニードル弁20までの距離D1が、噴孔傾斜角度の大きい噴孔30A,30Eからニードル弁20までの距離D3に比して短くされるため、上記実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態2では、噴孔傾斜角度が大きい噴孔30A,30Eに対向する位置にも凸部25A,25Eを形成しているが、ニードル弁先端部24にかかる凸部25A,25Eを必ずしも形成しなくてもよい。
尚、本実施の形態2及びその変形例においては、スペーサ33A〜33E及び凸部25A〜25Eが第2の発明における「旋回流調整手段」に相当する。
本発明の実施の形態1による多孔燃料噴射弁10を示す縦断面図である。 図1に示したノズルプレート28をニードル弁20の側から見た上面図である。 図1に示した多孔燃料噴射弁10の先端部周辺を拡大して表した縦断面図である。 ノズルプレート28に設けられた噴孔30A〜30Eを纏めて示した模式図である。 本発明の実施の形態1の第1変形例を示す図である。 本発明の実施の形態1の第2変形例を示す図である。 本発明の実施の形態1の第3変形例を示す図である。 本発明の実施の形態2において、噴孔30A〜30Eとスペーサ33A〜33Eとの位置関係を示す上面図である。 図8に示したスペーサ33A〜33Eを纏めて示した模式図である。 本発明の実施の形態2の変形例を示す図である。
符号の説明
10 多孔燃料噴射弁
20 ニードル弁
22 ノズルボディ
24 ニードル弁先端部
25 凸部
28 ノズルプレート
30 噴孔
32 溝
33 スペーサ
36 容積部

Claims (3)

  1. 扁平な噴霧を形成する多孔燃料噴射弁であって、
    内部にニードル弁を有するノズルボディと、
    前記ノズルボディの先端に設けられたノズルプレートと、
    前記ノズルプレートに設けられた複数の噴孔であって、噴孔中心軸線の傾斜角度がそれぞれ異なる複数の噴孔と、
    前記傾斜角度が小さい噴孔に流入する燃料の旋回流を、前記傾斜角度が大きい噴孔に流入する燃料の旋回流に比して強める旋回流調整手段とを備えたことを特徴とする多孔燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の多孔燃料噴射弁において、
    前記旋回流調整手段は、前記ノズルプレートの前記噴孔付近に設けられた複数の溝であって、前記傾斜角度が小さい噴孔付近に設けられた溝は、前記傾斜角度が大きい噴孔付近に設けられた溝に比して大きいことを特徴とする多孔燃料噴射弁。
  3. 請求項1に記載の多孔燃料噴射弁において、
    前記旋回流調整手段は、前記傾斜角度が小さい噴孔から前記ニードル弁までの距離を、前記傾斜角度が大きい噴孔から前記ニードル弁までの距離に比して短くするものであることを特徴とする多孔燃料噴射弁。
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