JP2008168662A - 車両の電動パーキングブレーキシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】作動時において、ステップS31で荷重センサ15からの出力電圧Vsが出力されない場合、あるいは解除特性の場合には、ステップS37に進んでモータ11の駆動電流Aが作動時の特性かどうかを判断する。モータ11の駆動電流Aの特性が作動状態の場合には、荷重センサ15が異常と判断する。次に、ステップS38に進み、モータ11を停止させ、ワーニングランプ6を点灯させ、ステップS40で操作スイッチ5からの作動指示信号の受け付けを禁止する。
【選択図】図10
Description
そして、上記モータを正転駆動、逆転駆動することで、コントロールケーブルを引き作動、解除を行ない、それによりパーキングブレーキの作動、解除を行なっており、かかる荷重センサの異常検出は重要な事項である。
これにより、センサの断線などのようなシステム異常が発生したときに誤作動が成されるのを防止して、車両姿勢の安定を図るようにしている。
また、特許文献1では、パーキングブレーキの制動時にのみ異常検出が可能であり、解除動作を行なう場合には、センサ等の異常検出が出来ないという問題も有している。
前記モータ11の起動後の突入電流直後において前記荷重センサ15からの出力電圧Vsが無い場合あるいは前記出力電圧Vsの特性が前記操作スイッチ5の指示信号とは逆方向の場合で、且つ前記電流センサ16からの信号により前記操作スイッチ5の指示信号に対応した電流特性を検出した場合に前記荷重センサ15が異常であると判定する判定手段を備えていることを特徴としている。
また、この電動パーキングブレーキシステムには、パーキングブレーキを作動、解除を行なうために制御装置1に指令を送る操作スイッチ5や、各部の異常(故障)を検出した場合に異常を報知するワーニングランプ6や、かかる故障部位情報を上位のコンピュータに伝送するためのCAN( Controller Area Network )バス等が設けられている。
また、ナット14の一方の端部には図中左側のコントロールケーブル3のインナーケーブルが接続され、ナット14の他方の端部側は荷重センサ15を介したコントロールケーブル3のインナーケーブル(図中の右側)が接続され、両コントロールケーブル3のインナーケーブルの他端はブレーキアッセンブリ4側に接続されている。なお、コントロールケーブル3は、外装のアウターケーシングとこのアウターケーシングの内部を摺動自在としたインナーケーブルとで構成されている。
なお、図2(c)は、図2(b)のA−A断面図である。また、上記ケース本体30は、上面が開口した箱状のケース31と、このケース31の開口面を覆設するフタ体32とからなっている。
また、ロッド22はケース本体30より突出している端部がナット14に回動自在に連結されており、ロッド22の端部には円板状のフランジ部23が一体的に連結固定されている。このロッド22のフランジ部23とシャフト20のフランジ部23とが対面している構造となっている。
上記凹所33を形成している断面が略コ字型の突部34の一方の側面にホールIC27が配設されていて、このホールIC27とマグネット26とは一定の間隔を設けて配設されている。シャフト20と共にマグネット26が往復動することで、マグネット26とホールIC27との相対変位量、すなわち、コントロールケーブル3のインナーケーブルの荷重に相当する主ばね24と副ばね25との圧縮、伸張変形量に応じた出力電圧Vsを制御装置1に出力するようになっている。
また、副ばね25のばね定数は、主ばね24のばね定数に比べて小さく設定されていて、副ばね25の弾発力によりシャフト20のフランジ部21を常時ロッド22のフランジ部23側に付勢している。
なお、副ばね25はコントロールケーブル3のインナーケーブルを確実に無負荷域まで戻すため(インナーケーブルの無負荷摺動抵抗分を確実に戻す)に使用しているものである。
また、パーキングブレーキを解除する場合には、ホールIC27からの出力電圧Vsが、ばね特性線イのVss0になるまで、モータを逆転駆動してコントロールケーブル3のインナーケーブルを解いていき、出力電圧VsがVss0となった時点でモータ11を停止させる。
ところが、使用に伴い、主ばね24のヘタリ(ばねの縮み)が発生すると、ばね特性線ロに示すように主ばね24のゼロ位置が変化し、ヘタリが発生すると出力電圧Vs(Vs0)の値が変化することになる。
なお、副ばね25のみの副ばね特性と、主ばね24と副ばね25との主ばね+副ばね特性との傾きは一定であり、副ばね特性から主ばね+副ばね特性、あるいは主ばね+副ばね特性から副ばね特性に変わるときに傾きが変化して、この変化を検出するようにしている。
この変化量、つまり傾きが大きく変化する点が主ばね24のゼロ位置を示しており、副ばね25に対応した出力電圧Vsの傾きから、副ばね25+主ばね24に対応した出力電圧Vsの傾きを、所定の時間毎に計算を行ない、出力電圧Vsの傾きが大きく変化した点を検出し、その変化点を主ばね24のゼロ位置として補正を行ない、コントロールケーブル3のインナーケーブルを制御するものである。
なお、ステップS2、S3の故障判定については後述する。
例えば、上記のように一定時間を50msecとすると、
傾きVs’=(前回の出力電圧Vs−今回の出力電圧Vs)/50msec
であり、上記の「前回の出力電圧Vs」は、50msec前の出力電圧Vsである。
ここで、主ばね+副ばね特性では、その変化量(傾きVs’)は図5に示すように小さくなり、そのときに計算した傾きVs’と、前回に計算して記憶部47に格納しておいた傾きVs’とを比較部44で比較をし、その比較の結果、傾きVs’に変化があった場合には、主ばね24のゼロ位置を検出したとして、その信号を制御部48に出力する。
このゼロ点電圧Vs0に予め設定されている目標引き力の副ばね25と主ばね24とのばね撓み量に対応した電圧値ΔVを加算して、この加算した電圧値を目標引き力の電圧値Vtcとしている。そして、作動中においてホールIC27からの出力電圧Vsが目標引き力の電圧値Vtcとなるまで、コントロールケーブル3のインナーケーブルの引き作動を行なう。これにより正確に目標引き力を制御することが可能になる。
なお、このステップS22、S23の故障判定については後述する。
作動時のモータ11の起動直後は突入電流が流れるので、この突入電流が流れる期間はデータを読み込まず無視している。そして、作動開始から作動完了までの、それぞれ変化するホールIC27の出力電圧Vsと、モータ11の駆動電流Aの値(データ)を電流センサ16から取り込んで、異常を検出(判定)するものである。
これらのホールIC27の出力電圧Vsの作動時の特性と、モータ11の駆動電流Aの作動時の特性は、図3に示す記憶部47のテーブルに予め格納している。
これらのホールIC27の出力電圧Vsの解除時の特性と、モータ11の駆動電流Aの解除時の特性は、図3に示す記憶部47のテーブルに図8に示す作動時の特性の場合と同様に予め格納している。
これにより運転者は、モータ11の断線を認識でき、また、操作スイッチ5を操作しても受け付けが禁止されることを認識することができる。なお、ここではワーニングランプ6は1つとしているが、異常の種類に応じてワーニングランプ6を設けるのが望ましい。
このステップS35で現在の状態が作動状態であればステップS36に移行し、図6に示すステップS6へ移行する。すなわち、図6のステップS6に移行して傾きVs’を計算する。なお、図10は図6のステップS2、S3に対応しているものである。
荷重センサ15が異常と判断した場合には、ステップS38に移行して制御部48はモータ駆動制御部45を制御してモータ11への通電を強制的に停止する。さらにステップS39に移行して制御部48はワーニングランプ6を点灯させ、ステップS40で操作スイッチ5からの作動操作の受け付けを制御部48が禁止する。なお、制御装置1は操作スイッチ5からの解除の指示信号のみを受け付けるようにしている。また、ステップS38〜S40は同時に行なうようにしても良い。
モータ11の極性の接続間違いの場合には、ステップS42に示すように、制御部48はモータ駆動制御部45を制御してモータ11への通電を強制的に停止する。さらにステップS43に移行して制御部48はワーニングランプ6を点灯させ、ステップS44で操作スイッチ5からの作動指示信号、解除指示信号の受け付けを制御部48が禁止する。なお、ステップS42〜S44は同時に行なうようにしても良い。
これにより運転者は、コントロールケーブル3のインナーケーブルが断線したことを認識することができる。
これにより運転者は、モータ11の断線を認識でき、また、操作スイッチ5を操作しても受け付けが禁止されることを認識することができる。
このステップS55で現在の状態が解除状態であればステップS56に移行し、図7のステップS26に移行する。すなわち、図7のステップS26に移行してホールIC27の出力電圧Vsと副ばね25のゼロ点電圧値Vss0とを比較する動作に移行する。なお、図11は図7のステップS22、S23に対応しているものである。
荷重センサ15が異常と判断した場合には、ステップS58に移行して制御部48はモータ駆動制御部45を制御してモータ11への通電を強制的に停止する。さらにステップS59に移行して制御部48はワーニングランプ6を点灯させ、ステップS60で操作スイッチ5からの作動指示信号、解除指示信号の受け付けを制御部48が禁止する。なお、ステップS58〜S60は同時に行なうようにしても良い。
モータ11の極性の接続間違いの場合には、ステップS62に示すように、制御部48はモータ駆動制御部45を制御してモータ11への通電を強制的に停止する。さらにステップS63に移行して制御部48はワーニングランプ6を点灯させ、ステップS64で操作スイッチ5からの作動操作、解除操作の受け付けを制御部48が禁止する。なお、ステップS62〜S64は同時に行なうようにしても良い。
これにより運転者は、コントロールケーブル3のインナーケーブルが断線したことを認識することができ、また、操作スイッチ5を作動操作や解除操作しても受け付けが禁止されることを認識することができる。
また、電動パーキングブレーキの作動時及び解除時の両方にて異常の判定を行なっているので、異常が発生した場合、作動、解除のいずれでも早期に異常を判定でき、アクチュエータ2への負担を軽減することができる。
2 アクチュエータ
3 コントロールケーブル
5 操作スイッチ
6 ワーニングランプ
11 モータ
15 荷重センサ
16 電流センサ
Claims (5)
- 操作スイッチ(5)の作動信号によりモータ(11)が正転駆動されてコントロールケーブル(3)を介してパーキングブレーキを作動状態とし、前記操作スイッチ(5)の解除信号により前記モータ(11)が逆転駆動されて前記パーキングブレーキを前記コントロールケーブル(3)を介して解除状態にするアクチュエータ(2)と、
前記パーキングブレーキに作用するコントロールケーブル(3)の荷重を検出する荷重センサ(15)と、
前記モータ(11)に流れる駆動電流(A)を検出する電流センサ(16)と、
前記荷重センサ(15)からの出力電圧(Vs)に応じて前記モータ(11)の回転駆動を制御する制御装置(1)とを備え、
前記モータ(11)の起動後の突入電流直後において前記荷重センサ(15)からの出力電圧(Vs)が無い場合あるいは前記出力電圧(Vs)の特性が前記操作スイッチ(5)の指示信号とは逆方向の場合で、且つ前記電流センサ(16)からの信号により前記操作スイッチ(5)の指示信号に対応した電流特性を検出した場合に前記荷重センサ(15)が異常であると判定する判定手段を備えていることを特徴とする車両の電動パーキングブレーキシステム。 - 前記パーキングブレーキの作動時において、前記荷重センサ(15)の出力電圧(Vs)が無い場合あるいは前記出力電圧(Vs)が解除特性の場合で、且つ前記電流センサ(16)からの信号により前記モータ(11)の駆動電流(A)が作動特性とした場合に前記荷重センサ(15)を異常であると判定していることを特徴とする請求項1に記載の車両の電動パーキングブレーキシステム。
- 前記パーキングブレーキの解除時において、前記荷重センサ(15)の出力電圧(Vs)が無い場合あるいは前記出力電圧(Vs)が作動特性の場合で、且つ前記電流センサ(16)からの信号により前記モータ(11)の駆動電流(A)が解除特性とした場合に前記荷重センサ(15)を異常であると判定していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の電動パーキングブレーキシステム。
- 前記荷重センサ(15)の異常を検出した場合には、ワーニングランプ(6)を点灯させると共に、前記モータ(11)を強制停止させていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両の電動パーキングブレーキシステム。
- 前記パーキングブレーキ作動時における前記モータ(11)の強制停止後は、前記操作スイッチ(5)からの解除の指示信号のみを受け付け、前記パーキングブレーキの解除時における該モータ(11)の強制停止後は、前記操作スイッチ(5)からの作動、解除の指示信号の受け付けを禁止させていることを特徴とする請求項4に記載の車両の電動パーキングブレーキシステム。
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