JP2008167940A - 不織布袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】不織布からなる袋であって、袋口の周縁に、より厚肉の帯状の強化部4を設けてなり、該強化部は、袋本体5の繊維材料と同一の繊維材料からなる界面を有しない単一の連続組織からなり、且つ、袋本体の厚さよりもより厚く、袋本体の厚さのおよそ4倍までの厚さを有することを特徴とする、不織布袋。
【選択図】図1
Description
そこで従来、これらの不具合を解消するために、袋口の周縁の強度を上げた袋が提案されている。かような袋として例えば、図7ないし図9に示すように、袋口の周縁を1回以上折り返して2重又は3重構造となるように作ることによって、該周縁が補強された袋が挙げられる。図7に示す袋19は、袋口20の周縁21を内側に1回折り返したことにより、袋本体22の厚さよりも2倍厚い補強部23を形成した構造のものである(図7中のC部分の断面図である図8をも参照。)。また、袋19には通常、装飾のためにエンボス模様24、或いは絵模様25が施される(図7中のC部分の拡大図である図9をも参照。)。また、このように袋口の周縁を折り返すことにより該周縁の強度を上げた技術が具体的に採用された袋としては、例えば特許文献1に記載のポリエステル不織布手提げ袋が挙げられる。特許文献1によると、ポリエステル不織布手提げ袋は、提げ手6を袋体3の口部5の側縁部7に超音波融着して接合してなり、そして側縁部7は、内側に折り返して2層構造としたことにより、提げ手6を接合する口部5の補強が図られている。
また、袋口の周縁の強度を上げた他のタイプの袋としては例えば、図10ないし図12に示すように、袋口の周縁を折り返して該折り返し部分と袋本体との間の中空部分に厚紙又はプラスチック製のシートなどの補強部材を入れた袋が挙げられる。図10に示す袋26は、袋口27の周縁28が内側に1回折り返され、さらに、折り返した部分と袋本体29との間の中空部分に補強部材として厚紙30を入れたことにより、補強部31を形成した構造のものである(図10中のD部分の断面図である図11をも参照。)。そして、袋26には通常、装飾のためエンボス模様32、或いは絵模様33が施されている(図10中のD部分の拡大図である図12参照。)。
かかり、生産効率が低い。特に、抜手袋の場合においては、袋口の周縁を折り返すという作業を手作業で行わなければならず、生産性の面で問題であった。さらにその上、厚紙のような補強部材が用いられた袋においては、補強部材の材料費がかさむ上に、厚紙を入れる作業が煩わしいという不都合もあった。
本発明は、このような事情を考慮し為されたものであって、袋口の周縁の強度が高いだけでなく、その強度向上を自在に調節でき、且つ、袋の外面に施されたエンボス模様又は絵模様が折り返し部分の透け見えるこれら模様と重なって不自然に見えるという不具合が起きず、さらに、袋口の周縁を折り返す作業を必要とせず、及び、袋口の周縁の強度を上げるための補強部材を別途用いる必要のない袋の提供を課題とする。
不織布からなる袋であって、袋口の周縁に、より厚肉の帯状の強化部を設けてなり、該強化部は、袋本体の繊維材料と同一の繊維材料からなる界面を有しない単一の連続組織からなり、且つ、袋本体の厚さよりもより厚く、袋本体の厚さのおよそ4倍までの厚さを有することを特徴とする、不織布袋に関する。
また本発明は、強化部に取手が形成されているか、或いは、強化部に手提げ紐が取着されている、上記の不織布袋に関する。
本発明の不織布からなる袋1は、袋の最も弱い箇所である袋口2の周縁3の強度を高めるために、該周縁3に、より厚肉の帯状の強化部4を設けてなる。そして強化部4は、袋本体5の繊維材料と同一の繊維材料からなる界面を有しない単一の連続組織からなるという特徴をさらに有する(図1中のA部分の断面図である図2参照。)。つまり強化部4はもともとより厚肉とされており、袋本体5を折り返した部分でなく、また袋本体5と同一の繊維材料以外の他の材料、例えば厚紙やプラスチックシートなどの材料が挿入されているものではなく、袋本体5と連続して形成されており、且つ、強化部4の断面は単層構造であって別の層構造を有しないものである。従って、この構造上の特徴によって、強化部4の外面のエンボス模様6及び絵模様7については、折り返し部分のエンボス模様6’及び絵模様が透けて見えて外観を損なわれるという不具合が起きず、意匠的効果において有利である(図1中のA部分の拡大図である図3をも参照。)。
また、強化部4の厚さw1は、所定の回数繰り返して使用した後であっても(例えば、
袋1を買物袋としておよそ20回繰り返して使用した後であっても、)、袋口2の周縁3から裂け目が入って袋としての機能を損なうことがないような範囲の厚さ、おおむね、袋本体5の厚さw2よりもより厚く、袋本体5の厚さw2のおよそ4倍までの厚さに設定される(図2参照。)。強化部4の厚さw1が袋本体の厚さw2よりもより薄いと、所定の強度が得られない。また強化部4の厚さw1が袋本体の厚さw2の4倍を超えると、袋1の材料をより多く必要とするため、生産コストの面で好ましくない。すなわち好ましいのは、強化部4の厚さw1が袋本体の厚さw2よりも厚く、且つ3倍までの袋である。そして、強化部4の厚さw1を変えることにより、袋口の強度を向上を自在に調節することができる。
また、本発明においては、好ましくは、強化部4に取手8を形成するのがよい。これにより、取手8の形成部分に切れ目が入ったり又は破れたりすることが効果的に防止される。取手8の代わりに手提げ紐を強化部4に取着するのもよい。
かような本発明の袋1とは対照的に異なって、例えば従来の袋19は、補強部23の断面において、折り返し部分と袋本体との間に非連続の界面b1を有するものであり、連続組織からなるものではない(図8参照。)。また、例えば従来の袋23は、折り返し部分と袋本体との間に非連続の界面b2を有し、且つ、その部分に厚紙27を挿入するものであり、即ち、同一の繊維材料からなるものでも、単一の連続組織からなるものでもない(図11参照。)。そのため従来の袋においては、折り返し部分の模様が外面に写し出される、或いは生産性が悪く高費用である等の不都合を生じるものである。
本発明において用いられる不織布の材料としては、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維(ナイロン繊維)、ポリプロピレン系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリプロミックス系繊維、ポリクラール系繊維等の合成繊維、ビスコース繊維、銅アンモニアレーヨン等の再生繊維及びアセテート繊維等の半合成繊維等を挙げることができる。
本実施例においては、上述の図1ないし図3に示すポリプロピレン(PP)製の不織布からなる袋1を挙げる。
袋1は、袋口2の周縁3に、袋本体5より厚肉の帯状の強化部4を設けてなる。袋本体5の厚さ(図2中のw2)がおよそ0.2mmであるのに対し、袋口2の周縁3における帯状(幅およそ6cm)の強化部4の厚さ(図3中のw1)はおよそ0.6mmであり、強化部4は袋本体5よりもより3倍厚肉である。また、強化部4のほぼ中央には、長径およそ6cmの略楕円状の切り抜かれた取手8を形成している。
袋1のA部分における断面図の図2に示すように、強化部4には、界面の存在が観察されていない。強化部4の内面のエンボス模様6’が外面のエンボス模様6に対しずれた配置で外側より透けて見えることがなく、また強化部4の外面の絵模様7についても、折り返し構造でないため、内面の絵模様と重なって透けて見えることはなく、従って絵模様7の外観は袋全体において良好なものである。
而して、袋1を買物袋として20回使用したところ、袋口2の周縁3及び取手8において、袋としての機能を損なう程の切れ目又は裂け目は見られなかった。
本実施例は、図4ないし6に示す本発明の別態様の不織布からなる袋9である。
PP製の袋9は、長さおよそ35cm、幅およそ25cmを有する縦長の構造のものである。袋9には、その袋口10の周縁11において、より厚肉の幅およそ6cmの帯状の強化部12を設けてなり、周縁11の強度向上が図られている。具体的には、強化部12の厚さw3(図4中のB部分の断面図である図5参照。)はおよそ0.4mmを有し、袋本体13の厚さ(図5中のw4)およそ0.2mmと比べておよそ2倍となるように設計されている。また強化部12は袋本体13と同一の繊維材料であるPPからなる。袋9にはエンボス模様14が施され、そしてその外面には絵模様15が施され、さらに、その強化部12において手提げ紐16が鳩目17によって取着されている。更に、袋9には、物品を収納したときに該物品の位置が安定しやすく、持ち運びしやすいように、底部において幅広のまち18が設けられている。
強化部12の断面図の図5に示すように、界面を有しない単一の連続組織からなることが観察される。強化部12のエンボス模様14は外面と内面とでずれ乱れた配置で透けて見えることもなく、また強化部12も、折り返し構造でないため、内面の模様と重なって透けて見えることはなく、従って絵模様15の外観は袋全体において良好である。
而して、袋9を買物袋として20回使用したところ、袋口10の周縁11及び手提げ紐16の取着部分において、袋としての機能を損なう程の切れ目又は裂け目は見られなかった。
4,12 強化部 5,13 袋本体 6,6’,14,14’,24,24’,32,32’ エンボス模様 7,15,25,25’,33,33’ 絵模様 8
取手 16 手提げ紐 17 鳩目 18 まち 19,26 従来の袋 22,29 袋本体 23,31 補強部 30 厚紙 w1 強化部4の厚さ
w2 袋本体5の厚さ w3 強化部12の厚さ w4 袋本体13の厚さ
Claims (3)
- 不織布からなる袋であって、袋口の周縁に、より厚肉の帯状の強化部を設けてなり、該強化部は、袋本体の繊維材料と同一の繊維材料からなる界面を有しない単一の連続組織からなり、且つ、袋本体の厚さよりもより厚く、袋本体の厚さのおよそ4倍までの厚さを有することを特徴とする、不織布袋。
- 前記強化部に取手が形成されている請求項1に記載の不織布袋。
- 前記強化部に手提げ紐が取着されている請求項1に記載の不織布袋。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2019529256A (ja) * | 2016-07-25 | 2019-10-17 | ソルバッグ・エセペアSOLUBAG SpA | 水分解性袋 |
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2007
- 2007-01-11 JP JP2007003897A patent/JP2008167940A/ja active Pending
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