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JP2008162322A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

車輪用軸受装置 Download PDF

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JP2008162322A
JP2008162322A JP2006351743A JP2006351743A JP2008162322A JP 2008162322 A JP2008162322 A JP 2008162322A JP 2006351743 A JP2006351743 A JP 2006351743A JP 2006351743 A JP2006351743 A JP 2006351743A JP 2008162322 A JP2008162322 A JP 2008162322A
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pilot
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bearing device
turning
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JP2006351743A
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Isao Hirai
功 平井
Takayasu Takubo
孝康 田窪
Kiyotake Shibata
清武 柴田
Shogo Suzuki
昭吾 鈴木
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】マテリアルロスを削減して軽量化を図ると共に、低コスト化を図った車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】一端部に車輪取付フランジ6を有するハブ輪1が、車輪取付フランジ6の基部からアウター側に延び、ブレーキロータの内径面を案内するブレーキパイロット部13、およびこのブレーキパイロット部13からさらにアウター側に延び、車輪の内径面を案内するホイールパイロット部14を有し、少なくともこのホイールパイロット部14が周方向等配に分割された複数の分割パイロット15で構成されると共に、分割パイロット15の周方向端部に鍛造加工によって面取り部16が形成され、この面取り部16が、旋削加工後のパイロット円P/Cの接線方向に対して30°以下の傾斜角αを備えているので、旋削加工時に、分割パイロット15の切削バリを除去する工程が不要となりコストダウンを図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、マテリアルロスを削減して軽量化を図ると共に、低コスト化を図った車輪用軸受装置に関するものである。
近年、省資源あるいは公害等の面から燃費向上に対する要求は厳しいものがある。自動車部品において、中でも車輪軸受装置の軽量化はこうした要求に応える要因として注目され、強く望まれて久しい。特に、自動車等の車両の中でも軽四輪あるいはスモールカーをはじめとした軽車両においては、低コスト化は言うまでもなく、この軽量化に対する要求は益々増大してきている。従来から軽量化を図った車輪用軸受装置に関する提案は種々のものがあるが、それと共に車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置においては、この軽量化と一面では相反する信頼性と耐久性を向上させることも重要な要因となっている。
図5は、自動車に用いられ、軽量化を図った車輪用軸受装置の一例である。この車輪用軸受装置52は従動輪側に使用される代表的な構造で、ハブ輪51、およびこのハブ輪51に圧入された内輪60からなる内方部材53と外方部材54、そして、両部材53、54間に転動自在に収容された複列のボール55、55とを備えている。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図面左側)、中央寄り側をインナー側(図面右側)という。
ハブ輪51は、アウター側の一端部に放射状に延びる4つに分割された車輪取付フランジ56(以下、車輪取付アームと言う)を一体に有し、この車輪取付アーム56の円周等配位置には車輪を締結するためのハブボルト56aが植設されている。車輪取付アーム56は、図6に示すように、ハブボルト挿通孔56bの近傍を除く部分を切欠いて、各ハブボルト挿通孔56bの形成部分と略同じ幅でもって、ブレーキパイロット部64から放射状に突出するように形成されている。
さらに、図5に示すように、車輪取付アーム56のインナー側の側面には、その基部に向って漸次肉厚になるようにリブ56cが形成されている。また、ハブ輪51の外周にはアウター側の内側転走面51aと、この内側転走面51aから軸方向に延びる小径段部57が形成され、この小径段部57に内輪60が所定のシメシロを介して圧入されている。内輪60は、外周にインナー側の内側転走面60aが形成され、ハブ輪51の小径段部57の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部58によって軸方向に固定されている。
一方、外方部材54の内周には複列の外側転走面54a、54aが一体に形成され、これら複列の外側転走面54a、54aに対向する内方部材53の複列の内側転走面51a、60aとの間に複列のボール55、55が収容され、保持器59によって転動自在に保持されている。
外方部材54のアウター側の端部にはシール61が装着され、外方部材54と内方部材53との環状空間が密封されている。また、外方部材54のインナー側の端部には、カップ状のシールキャップ(図示せず)が装着され、外方部材54の開口部が閉塞されている。これらシール61およびシールキャップにより、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
さらに、外方部材54は、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に取り付けられる車体取付フランジ54bを一体に有し、この車体取付フランジ54bの外周部に複数のボルト挿通孔62が穿設されている。この車体取付フランジ54bは、図6に示すように、その外周部のうちボルト挿通孔62の近傍を除く部分を切欠いて、各ボルト挿通孔62の形成部分だけが外径側に放射状に突出する形状に、円周方向に離れた複数の部分フランジ63に分割されて形成されている。そして、外方部材54のインナー側の端部には、車体取付フランジ54bから軸方向に延びる円筒状のナックルパイロット部54cが形成され、このナックルパイロット部54cの外径面にナックルが嵌合される。
ここで、ハブ輪51の車輪取付アーム56の基部にはアウター側に延びる円筒状のブレーキパイロット部64が形成され、ブレーキロータ65の内径面を案内している。また、このブレーキパイロット部64からさらにアウター側に延びてホイールパイロット部66が形成されている。このホイールパイロット部66は、ブレーキロータ65に重ねて装着される車輪(ホイール)67の内径面を案内するもので、ブレーキパイロット部64よりも僅かに小径に形成されている。
また、ホイールパイロット部66の円周方向の複数箇所に切欠きが設けられ、断続して突片状に形成されている。ここでは、この断続したホイールパイロット部66は、隣り合う車輪取付アーム56間に円周等配位置に形成されている。これにより、ハブ輪51の軽量化ができると共に、車輪取付アーム56における環状の基部が周方向に亙って比較的に均一な肉厚となり、ハブ輪51の鍛造工程において、鍛造素材の塑性流動が容易となって鍛造加工性が向上する。したがって、鍛造精度が向上すると共に、生産性が上がり低コスト化を達成することができる。
特開2005−297925号公報
然しながら、このような従来の車輪用軸受装置のハブ輪51は、鍛造加工によってホイールパイロット部66の円周方向の複数箇所に切欠きが設けられ、断続して突片状に形成されているため、通常の連続したホイールパイロット部と比較し、図7に示すように、鍛造後(図中破線にて示す)の外周部分66aの旋削加工は断続切削となり、周方向端部において、旋削バリ68が発生し易い(図中クロスハッチングにて示す)。こうした旋削バリ68が発生すると、加工時の基準面への噛み込みによる加工精度不良や、ブレーキロータ65や車輪67の取付面に旋削バリ68が噛み込むことによる取付精度不良が発生する恐れがある。また、作業時にこの旋削バリ68に触れて怪我をする恐れもあり改善が望まれていた。
この旋削バリ68を除去するためには、バリ取り加工(面取り加工)を行えば良いが、これもホイールパイロット部66が分割されているため旋削加工では行えず、旋削バリ68が発生した各ホイールパイロット部66の周方向端部に工具を押し当てた状態で軸方向に移動させて除去せざるを得ない。これでは、作業が煩雑となると共に、非常に加工工数が増え、材料削減による軽量化でコスト低減ができても、実質的な製造コストの高騰を招来して好ましくない。
さらに、この種の製品を製造する際、投入される素材重量を効率的に使い切るという観点から、加工工程における切削加工等で除去され廃棄される重量(マテリアルロス)を減らすことが望まれている。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、マテリアルロスを削減して軽量化を図ると共に、低コスト化を図った車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、アウター側の端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪または等速自在継手の外側継手部材からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備えた車輪用軸受装置において、前記ハブ輪が、前記車輪取付フランジの基部からアウター側に延び、ブレーキロータの内径面を案内するブレーキパイロット部、およびこのブレーキパイロット部からさらにアウター側に延び、前記車輪の内径面を案内するホイールパイロット部を有し、少なくともこのホイールパイロット部が周方向等配に分割された複数の分割パイロットで構成されると共に、当該分割パイロットの周方向端部のうち少なくとも旋削終端側の端部に鍛造加工によって面取り部が形成され、この面取り部が、旋削加工後のパイロット円の接線方向に対して所定の傾斜角を備えている。
このように、第1世代乃至第4世代構造の車輪用軸受装置において、ハブ輪が、車輪取付フランジの基部からアウター側に延び、ブレーキロータの内径面を案内するブレーキパイロット部、およびこのブレーキパイロット部からさらにアウター側に延び、車輪の内径面を案内するホイールパイロット部を有し、少なくともこのホイールパイロット部が周方向等配に分割された複数の分割パイロットで構成されると共に、当該分割パイロットの周方向端部のうち少なくとも旋削終端側の端部に鍛造加工によって面取り部が形成され、この面取り部が、旋削加工後のパイロット円の接線方向に対して所定の傾斜角を備えているので、軽量化を図ると共に、ホイールパイロット部の旋削加工時に、分割パイロットの周方向端部の切削バリを除去する工程が不要となり、この工数削減と旋削加工による切削除去体積の低減とによってコストダウンを図ることができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記傾斜角が30°以下に設定されていれば、ホイールパイロット部の旋削時、面取り部とパイロット円との交差角が小さくなり切削バリが発生するのを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記面取り部が直線状に形成されていても良いし、また、請求項4に記載の発明のように、前記面取り部が円弧状に形成されていても良い。
また、請求項5に記載の発明のように、前記ブレーキパイロット部が周方向等配に分割された複数の分割パイロットで構成されると共に、当該分割パイロットの周方向端部のうち少なくとも旋削終端側の端部に鍛造加工によって面取り部が形成され、この面取り部が、旋削加工後のパイロット円の接線方向に対して所定の傾斜角を備えていれば、一層の軽量化を図ることができると共に、ブレーキパイロット部の旋削加工時に、分割パイロットの周方向端部の切削バリを除去する工程が不要となり、この工数削減と旋削加工による切削除去体積の低減とによってコストダウンを図ることができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、アウター側の端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪または等速自在継手の外側継手部材からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備えた車輪用軸受装置において、前記ハブ輪が、前記車輪取付フランジの基部からアウター側に延び、ブレーキロータの内径面を案内するブレーキパイロット部、およびこのブレーキパイロット部からさらにアウター側に延び、前記車輪の内径面を案内するホイールパイロット部を有し、少なくともこのホイールパイロット部が周方向等配に分割された複数の分割パイロットで構成されると共に、当該分割パイロットの周方向端部のうち少なくとも旋削終端側の端部に鍛造加工によって面取り部が形成され、この面取り部が、旋削加工後のパイロット円の接線方向に対して所定の傾斜角を備えているので、軽量化を図ると共に、ホイールパイロット部の旋削加工時に、分割パイロットの周方向端部の切削バリを除去する工程が不要となり、この工数削減と旋削加工による切削除去体積の低減とによってコストダウンを図ることができる。
外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、アウター側の端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面の一方に対向する内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面の他方に対向する内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が前記ハブ輪に対して軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記ハブ輪が、前記車輪取付フランジの基部からアウター側に延び、ブレーキロータの内径面を案内するブレーキパイロット部、およびこのブレーキパイロット部からさらにアウター側に延び、前記車輪の内径面を案内するホイールパイロット部を有し、少なくともこのホイールパイロット部が周方向等配に分割された複数の分割パイロットで構成されると共に、当該分割パイロットの周方向端部に鍛造加工によって直線状の面取り部が形成され、この面取り部が、旋削加工後のパイロット円の接線方向に対して30°以下の傾斜角を備えている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の正面図、図3は、図2のホイールパイロット部を示す要部拡大図、図4は、図3の変形例を示す要部拡大図である。
この車輪用軸受装置は、従動輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置であって、車輪用軸受装置2は、内方部材3と外方部材4、および両部材3、4間に転動自在に収容された複列の転動体(ボール)5、5とを備えている。ここで、内方部材3は、ハブ輪1と、このハブ輪1に圧入された内輪10とを指す。
ハブ輪1は、アウター側の一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、外周にアウター側(一方)の内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる小径段部7が形成されている。車輪取付フランジ6の円周等配位置には車輪を締結するためのハブボルト6aが植設されている。
内輪10は、外周にインナー側(他方)の内側転走面10aが形成され、ハブ輪1の小径段部7に内輪10が所定のシメシロを介して圧入されている。そして、小径段部7の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部8によってハブ輪1に対して軸方向に固定され、所謂第3世代のセルフリテイン構造をなしている。これにより、ハブ輪1の剛性を増大させ、軽量・コンパクト化を図ることができる。
また、従来のように内輪をナット等で強固に緊締して予圧量を管理する必要がないため、車両への組込性を簡便にすることができ、長期間その予圧量を維持することができると共に、部品点数を削減でき、組込性の向上と相俟って低コスト化を達成することができる。なお、本発明に係る車輪用軸受においては、例示した第3世代構造に限らず、例えば、ハブ輪の小径段部に一対の内輪が圧入される、所謂第2世代構造をはじめ、第1世代あるいは第4世代構造であっても良い。
ハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面1aをはじめ、車輪取付フランジ6のインナー側の基部から小径段部7に亙って高周波焼入れによって表面硬さ58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部8は、鍛造後の素材表面硬さ25HRC以下の未焼入れ部としている。これにより、ハブ輪1の剛性が向上すると共に、内輪10との嵌合面のフレッティング摩耗を防止することができ、ハブ輪1の耐久性が向上する。また、加締部8を塑性変形させる時の加工性が向上すると共に、加工時におけるクラック等の発生を防止してその品質の信頼性が向上する。
外方部材4は、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ4bを一体に有し、内周に前記内方部材3の複列の内側転走面1a、10aに対向する複列の外側転走面4a、4aが一体に形成されている。そして、これら複列の外側転走面4a、4aと複列の内側転走面1a、10a間に複列の転動体5、5が収容され、保持器9によって転動自在に保持されている。また、外方部材4とハブ輪1および内輪10との間に形成される環状空間の開口部にはシール11、12が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
また、外方部材4は、ハブ輪1と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面4a、4aが高周波焼入れによって表面硬さ58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。一方、内輪10および転動体5はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。なお、ここでは、転動体5、5をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円錐ころを使用した複列円錐ころ軸受であっても良い。
本実施形態では、ハブ輪1における車輪取付フランジ6の基部にアウター側に延びる円筒状のブレーキパイロット部13が形成され、ブレーキロータ(図示せず)の内径面を案内している。また、このブレーキパイロット部13からさらにアウター側に延びるホイールパイロット部14が形成されている。このホイールパイロット部14は、ブレーキロータに重ねて装着される車輪の内径面を案内するもので、ブレーキパイロット部13よりも僅かに小径に形成されている。そして、その円周方向の複数箇所に切欠き14aが設けられ、断続して突片状に形成された分割パイロット15で構成されている。なお、ハブボルト6aと同じ位相は切欠き14aが位置しても良いが、ここでは、この断続したホイールパイロット部14は、図2に示すように、円周等配位置でハブボルト6aと同じ位相に形成されている。これにより、ハブ輪1の剛性を低下させることなく軽量化を図ることができると共に、ハブボルト6aを車輪取付フランジ6に圧入する際、この車輪取付フランジ6のアウター側の側面6bが変形するのを抑えることができる。
ここで、ホイールパイロット部14を構成する複数(ここでは5つ)の分割パイロット15は、図3に拡大して示すように、その周方向端部に鍛造加工によって面取り部16が形成されている。この面取り部16は、単純にパイロット円P/Cに対して垂直、または分割パイロット15の周方向長さの中心に対して平行に形成するのではなく、パイロット円P/Cの接線17に対して所定の傾斜角αを有する直線状に形成されている。そして、この傾斜角αは30°以下になるように設定されている。傾斜角αが30°を超えると鍛造後(図中破線にて示す)の旋削時、面取り部16とパイロット円P/Cとの交差角が大きくなって切削バリが発生する恐れがあるからである。これにより、ホイールパイロット部14の旋削加工時に、分割パイロット15の周方向端部の切削バリを除去する工程が不要となり、この工数削減と旋削加工による切削除去体積(マテリアルロス)の低減とによってコストダウンを図ることができる。
図4は、前述した分割パイロット15の変形例である。この分割パイロット18は、その周方向端部に鍛造加工によって面取り部19が形成されている。この面取り部19は、パイロット円P/Cの接線17に対して30°以下の傾斜角αを有する円弧状に形成されている。これにより、前述した実施形態と同様、分割パイロット18の周方向端部の切削バリを除去する工程が不要となると共に、旋削加工による切削除去部分がさらに減少して一層のコストダウンを図ることができる。
なお、ここでは、鍛造加工によって分割パイロット15、18の周方向端部に同等の面取り部16、19が形成されたものを例示したが、これに限らず、旋削方向が決まれば、旋削終端側に形成するだけでも良い。また、図示はしないが、ホイールパイロット部14だけでなく、ブレーキパイロット部13も周方向に分割し、その周方向端部に同様の面取り部を形成するようにしても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、転動体がボール、円錐ころ等からなる第1世代乃至第4世代構造の車輪用軸受装置に適用することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図である。 同上、正面図である。 図2のホイールパイロット部を示す要部拡大図である。 図3の変形例を示す要部拡大図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 同上、正面図である。 図6のホイールパイロット部を示す要部拡大図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、10a・・・・・・・・・・内側転走面
2・・・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受装置
3・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
4・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
4a・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
4b・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
5・・・・・・・・・・・・・・・転動体
6・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
6a・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
6b・・・・・・・・・・・・・・側面
7・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
8・・・・・・・・・・・・・・・加締部
9・・・・・・・・・・・・・・・保持器
10・・・・・・・・・・・・・・内輪
11、12・・・・・・・・・・・シール
13・・・・・・・・・・・・・・ブレーキパイロット部
14・・・・・・・・・・・・・・ホイールパイロット部
14a・・・・・・・・・・・・・切欠き部
15、18・・・・・・・・・・・分割パイロット
16、19・・・・・・・・・・・面取り部
17・・・・・・・・・・・・・・接線
51・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
51a、60a・・・・・・・・・内側転走面
52・・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受装置
53・・・・・・・・・・・・・・内方部材
54・・・・・・・・・・・・・・外方部材
54a・・・・・・・・・・・・・外側転走面
54b・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
54c・・・・・・・・・・・・・ナックルパイロット部
55・・・・・・・・・・・・・・ボール
56・・・・・・・・・・・・・・車輪取付アーム
56a・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
56b・・・・・・・・・・・・・ハブボルト挿通孔
56c・・・・・・・・・・・・・リブ
57・・・・・・・・・・・・・・小径段部
58・・・・・・・・・・・・・・加締部
59・・・・・・・・・・・・・・保持器
60・・・・・・・・・・・・・・内輪
61・・・・・・・・・・・・・・シール
62・・・・・・・・・・・・・・ボルト挿通孔
63・・・・・・・・・・・・・・部分フランジ
64・・・・・・・・・・・・・・ブレーキパイロット部
65・・・・・・・・・・・・・・ブレーキロータ
66・・・・・・・・・・・・・・ホイールパイロット部
66a・・・・・・・・・・・・・外周部分
67・・・・・・・・・・・・・・車輪
68・・・・・・・・・・・・・・切削バリ
P/C・・・・・・・・・・・・・パイロット円
α・・・・・・・・・・・・・・・傾斜角

Claims (5)

  1. 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    アウター側の端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪または等速自在継手の外側継手部材からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備えた車輪用軸受装置において、
    前記ハブ輪が、前記車輪取付フランジの基部からアウター側に延び、ブレーキロータの内径面を案内するブレーキパイロット部、およびこのブレーキパイロット部からさらにアウター側に延び、前記車輪の内径面を案内するホイールパイロット部を有し、少なくともこのホイールパイロット部が周方向等配に分割された複数の分割パイロットで構成されると共に、当該分割パイロットの周方向端部のうち少なくとも旋削終端側の端部に鍛造加工によって面取り部が形成され、この面取り部が、旋削加工後のパイロット円の接線方向に対して所定の傾斜角を備えていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記傾斜角が30°以下に設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記面取り部が直線状に形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記面取り部が円弧状に形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記ブレーキパイロット部が周方向等配に分割された複数の分割パイロットで構成されると共に、当該分割パイロットの周方向端部のうち少なくとも旋削終端側の端部に鍛造加工によって所定の傾斜角を有する面取り部が形成され、この面取り部が、旋削加工後のパイロット円の接線方向に対して所定の傾斜角を備えている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010025796A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Jtekt Corp ハブユニットのフランジ面振れ測定治具及び面振れ測定方法
CN113819151A (zh) * 2020-06-19 2021-12-21 现代自动车株式会社 轮毂一体式等速万向节

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