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JP2008150018A - 自動二輪車 - Google Patents

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JP2008150018A JP2007099436A JP2007099436A JP2008150018A JP 2008150018 A JP2008150018 A JP 2008150018A JP 2007099436 A JP2007099436 A JP 2007099436A JP 2007099436 A JP2007099436 A JP 2007099436A JP 2008150018 A JP2008150018 A JP 2008150018A
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fuel tank
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JP2007099436A
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Munetaka Koike
宗隆 小池
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】燃料タンクの下方に位置する部品との干渉を避けながら、給油時に跳ね返った燃料が燃料タンクの外表面に付着するのを確実に防ぐことができる自動二輪車を提供する。
【解決手段】燃料タンク2を備える。燃料タンク2の給油口41は、燃料タンク2の車幅方向の中央において上方に向けて開口するように形成されている。前記燃料タンク2の底壁44のうち前記給油口41と対向する位置に、前記給油口41へ向けて突出する凸部45を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、上方に向けて開口する給油口が形成された燃料タンクを有する自動二輪車に関するものである。
従来、自動二輪車の燃料タンクは、上端部に給油口が上方を指向するように開口しており、この給油口から燃料が注入される。燃料タンクへの燃料の注入は、前記給油口に燃料注入ガンや携帯用燃料タンクの給油パイプを挿入し、給油をする者が給油口と前記給油パイプとの間の隙間からタンク内の液面の高さを見ながら行われる。このように液面の高さを見るのは、所望の給油量に達したか否かを判断するためである。
一方、近年の自動二輪車としては、燃料タンクの下方にエアクリーナを装備したものがある。このような自動二輪車に装備される燃料タンクは、エアクリーナの上方に位置する部分の深さが相対的に浅くなるように形成されている。また、この種の燃料タンクは、このように浅く形成された部分に給油口が形成されることが多く、給油時にタンク底面に当たって跳ね返った燃料の一部が細かな粒となって給油口から燃料タンクの外に飛び散ることがあった。
このように燃料タンクの外に燃料が飛び散った場合、燃料タンクの外表面に燃料が付着し、燃料タンクが汚れてしまう。このため、給油口から下の深さが浅くなる燃料タンクにおいては、給油時に跳ね返った燃料が燃料タンクの外表面に付着するおそれがあり、このような場合には、その都度燃料を拭き取らなければならないという不具合があった。
このような燃料の跳ね返りを防ぐためには、たとえば特許文献1に記載されているような構成を採ることが考えられる。特許文献1に開示されている自動二輪車用燃料タンクは、給油口と対向する燃料タンク底壁に燃料を斜め下方に導くガイド溝が形成されている。このガイド溝は、タンク底壁の一部が下方に膨出するような形状に形成されており、断面円弧状の凹溝によって構成されている。このガイド溝の内面は凹曲面となるように形成されていた。
特許第3214654号公報
しかしながら、上述したように燃料タンク底壁にガイド溝を形成したとしても、凹曲面からなるガイド溝の壁面に当たった燃料は上方に跳ね返るから、この跳ね返った燃料が給油口の外に飛び出してしまうおそれがあった。なお、給油口の開口径を小さく形成することによって、給油口からタンク外に飛び出る燃料の量を低減することはできる。しかし、この構成を採ると、給油時に液面の高さを目視によって確認することができなくなってしまう。
また、特許文献1に示されている燃料タンクは、給油口と対向する燃料タンク底壁がガイド溝の分だけ下方に突出しているから、燃料タンクの下方に位置するエアクリーナの上壁を燃料タンクとの干渉を避けるために凹ませなければならず、エアクリーナの容量が減少してしまうという問題も生じる。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、燃料タンクの下方に位置する部品との干渉を避けながら、給油時に跳ね返った燃料が燃料タンクの外表面に付着するのを確実に防ぐことができる自動二輪車を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車は、燃料タンクを備え、この燃料タンクの給油口は、燃料タンクの車幅方向の中央において上方に向けて開口するように形成された自動二輪車であって、前記燃料タンクの底壁のうち前記給油口と対向する位置に、前記給油口へ向けて突出する凸部が設けられているものである。
請求項2に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項1に記載した自動二輪車において、前記凸部は、その突出端と前記底壁との間に形成された傾斜面を含むものである。
請求項3に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項2に記載した自動二輪車において、前記凸部の傾斜面は、車体左側に傾斜する傾斜面と、車体右側に傾斜する傾斜面とを含むものである。
請求項4に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項2に記載した自動二輪車において、前記凸部の傾斜面は、車体後側の傾斜面を含むものである。
請求項5に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項1ないし請求項4のうち何れか一つに記載した自動二輪車において、前記凸部は三角錐状に形成されているものである。
請求項6に記載した発明に係る自動二輪車は請求項1に記載した自動二輪車において、車体の側方から見て上面が後下がりに傾斜したエアクリーナをさらに備え、前記給油口は、前記エアクリーナの上方に配置され、前記燃料タンクの底壁は、車体の側方から見てエアクリーナの上面に沿わせて後下がりに傾斜しているものである。
請求項7に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項1に記載した自動二輪車において、左右一対のフレーム部材を有する車体フレームをさらに備え、前記燃料タンクは、前記フレーム部材の間に配置され、前記凸部は、前記フレーム部材の間であって、車幅方向の中央に設けられているものである。
請求項8に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項7に記載した自動二輪車において、前記凸部は、下方に向けて開口する形状に形成され、前記燃料タンクの下方に配置されたエアクリーナを備え、前記エアクリーナは、エアクリーナエレメントと、このエアクリーナエレメントを支持するエアクリーナボックスと、前記エアクリーナエレメントを前記エアクリーナボックスに取付ける取付け部材と、を含み、前記取付け部材の頭部は、前記凸部の開口部内に臨むように位置付けられているものである。
本発明によれば、給油時に燃料は凸部に当たる。この凸部に当たった燃料が跳ね返る方向は、凸部を中心とする放射方向になる。このため、本発明によれば、燃料が給油口に向けて跳ね返るのを防ぐことができる。
また、前記燃料タンクの底壁は下方に突出することはないから、燃料タンクの下方に位置するエアクリーナなどの他の部品に燃料タンク底壁が干渉することはない。
したがって、本発明によれば、燃料タンクの下方に位置する部品との干渉を避けながら、給油時に跳ね返った燃料が燃料タンクの外表面に付着するのを確実に防ぐことができる自動二輪車を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、給油時に凸部に当たった燃料を傾斜面が延在する方向に流すことができるから、燃料が給油口に向けて跳ね返るのを確実に防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、凸部に当たった燃料は左右方向を含む方向に跳ね返り、請求項4記載の発明によれば、凸部に当たった燃料は後方を含む方向に跳ね返り、請求項5記載の発明によれば、凸部に当たった燃料は3方向に跳ね返るようになる。このため、燃料が給油口側へ跳ね返るのを防ぐことができる凸部をコンパクトに形成することができる。この結果、これらの発明によれば、凸部を小さく形成できるために燃料タンクの容量を多くとることができる。
請求項6記載の発明によれば、凸部に当たることなく燃料タンクの底壁に直接当たった燃料は後方に跳ね返るようになるから、燃料が給油口から燃料タンクの外に飛散するのをより一層確実に防ぐことができる。
また、前記燃料タンクの底壁は、エアクリーナの上面に沿うように形成されているから、この底壁をエアクリーナとの干渉を避けながら可及的低い位置に配設することができる。このため、この発明によれば、給油口と燃料タンクの底壁との間隔を広くとることができるから、燃料タンクの底壁が後下がりに傾斜していることと相俟って、燃料の給油口からの飛散を確実に防ぐことができる。
請求項7記載の発明によれば、給油口と凸部とを車幅方向中央に位置させることができる。このため、この発明によれば、乗員の足との干渉を防ぎながら燃料タンクの容量を可及的多く確保することができる。
請求項8記載の発明によれば、凸部の下側に形成されるデッドスペースを有効に利用して取付け部材を位置させることができるから、燃料タンクおよびエアクリーナの容量を可及的多く確保することができる。
以下、本発明に係る自動二輪車の一実施の形態を図1ないし図4によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図で、同図においては、車体フレームの一部を省略した状態で描いてある。図2は燃料タンクの車載状態での側面図、図3は燃料タンクとエアクリーナの断面図で、同図は図2におけるIII−III線断面図である。図4は凸部の斜視図である。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態による燃料タンク2を装備した自動二輪車を示す。この自動二輪車1は、モトクロッサー型のもので、エンジン3による駆動により後輪4が回転することによって走行する。エンジン3は、4サイクルエンジンで、クランクケース5、シリンダボディ6およびシリンダヘッド7が上下方向に並ぶ状態で車体フレーム11に搭載されている。
前記車体フレーム11は、いわゆるクレードル型のもので、図1および図2に示すように、ヘッドパイプ12から後下がりに延びる左右一対のメインパイプ13およびダウンチューブ14と、前記メインパイプ13の中間部分から後方に延びるシートレール15と、前記メインパイプ13の後端部とダウンチューブ14の下端部とに接続されたリヤアームブラケット16などによって構成されている。前記メインパイプ13によって、本発明でいうフレーム部材が構成されている。
前記ヘッドパイプ12には、図1に示すように、前輪21を回転自在に支持するフロントフォーク22と操向ハンドル23とが回動自在に取付けられている。前記ヘッドパイプ12とメインパイプ13とには、後述するエアクリーナ24が取付けられている。前記メインパイプ13とシートレール15とには、後述する燃料タンク2が取付けられている。この燃料タンク2の上部とシートレール15とには、シート25が取付けられている。
前記リヤアームブラケット16には、後輪4を回転自在に支持するリヤアーム17がピボット軸18を介して上下方向に揺動自在に取付けられている。
前記エアクリーナ24は、図2および図3に示すように、エアクリーナエレメント26と、このエアクリーナエレメント26を支持するエアクリーナボックス27とから構成されている。これらのエアクリーナエレメント26とエアクリーナボックス27の上部は、車体の外観部品を構成するエアクリーナカバー28によって覆われている。
前記エアクリーナエレメント26は、下方に向けて開口する有底筒状に形成されたエレメント本体26aと、このエレメント本体26aの内部に設けられた支持用フレーム26bとから構成されている。前記支持用フレーム26bは、中心部に位置する支柱26cと、この支柱の上端部から放射状に延びる複数の支持アーム26dとから構成されている。前記支柱26cの上端部は、支持アーム26dが接続する部位より上側において相対的に細くなり、かつエレメント本体26aを上下方向に貫通するように形成されている。
前記エアクリーナボックス27は、図3に示すように、前記エアクリーナエレメント26の下端部が全域にわたって密着する取付座27aを有する枠体27bと、この枠体27bの下部を覆うボックス本体27cとから構成されている。前記枠体27bには、内部に向けて延びる複数の支持アーム27dが一体に形成されている。これらの支持アーム27dには、枠体27bの中央部に位置するようにナット27eがインサート成型されている。
このナット27eには、エアクリーナエレメント26をエアクリーナボックス27に固定するための蝶ボルト30が締付けられている。この蝶ボルト30によって、請求項8記載の発明でいう取付け部材が構成されている。前記蝶ボルト30は、前記支柱26cを貫通した状態でナット27eに締付けられている。この蝶ボルト30の頭部30aと前記エレメント本体26aとの間には、ワッシャー30b,30cが設けられている。この実施の形態においては、蝶ボルト30の頭部30aは、後述する燃料タンク2の凸部45内に臨むように位置付けられている。
前記エアクリーナボックス27は、図3に示すように、前記左右一対のメインパイプ13どうしの間に位置付けられており、図2に示すように、前記エアクリーナエレメント26の上面26eが後下がりに傾斜する状態で車体フレーム11に取付けられている。この実施の形態においては、前記エアクリーナエレメント26の上面26eによって、本発明でいうエアクリーナの上面が構成されている。
このエアクリーナボックス27の車幅方向の両端部は、図3に示すように、シール部材29を介してメインパイプ13の車幅方向内側の側面に接続されている。また、このエアクリーナボックス27のボックス本体27cの底には、吸気管31が取付けられている。
この吸気管31は、図2に示すように、エアクリーナボックス27から後下がりに延びるように形成されており、シリンダヘッド7の前部に取付けられた気化器32と前記エアクリーナボックス27とを接続している。なお、この実施の形態によるエンジン3においては、シリンダヘッド7の後部に排気管33が接続されている。
前記エアクリーナカバー28は、図3に示すように、前記エアクリーナボックス27の上部とエアクリーナエレメント26とを前記メインパイプ13の一部や後述する燃料タンク2の前部をも含めて覆う形状に形成されている。この実施の形態によるエアクリーナカバー28は、図示してはいないが、平面視において、車体の後方に向けて開放する横向きU字状に形成されており、開放部分に燃料タンク2の前端部が臨む状態で車体フレーム11に取付けられている。
このエアクリーナカバー28と燃料タンク2との間には、上方から新気を吸入したり雨水が浸入するのを防ぐためにシール部材35が介装されている。また、このエアクリーナカバー28と前記メインパイプ13との間には、新気を吸込むための空気通路になる隙間Sが形成されている。
前記燃料タンク2は、プラスチック材料によって所定の形状に成形されており、図2に示すように、車体前側の端部であって最も高い位置に位置しかつ給油口41が開口する上側延在部42と、この上側延在部42の後端部に接続された主貯留部43とが一体に形成されている。
前記上側延在部42は、エアクリーナエレメント26の上方において車幅方向と前後方向とに延びるように形成されている。この上側延在部42の底壁44は、後述する凸部45が一体に形成されており、車体の側方から見て前記エアクリーナエレメント26の上面26eに沿って後下がりに傾斜するように形成されている。この底壁44とエアクリーナエレメント26の上面26eとは、所定の間隔をおいて離間する状態で対向している。この実施の形態においては、この上側延在部42の底壁44によって、本発明でいう燃料タンク底壁が構成されている。
前記上側延在部42に開口している前記給油口41は、上側延在部42の上端を構成する筒状ねじ部51によって形成されている。この筒状ねじ部51は、図2に示すように、エアクリーナエレメント26の上方であって、前記上側延在部42の車幅方向の中央部に位置付けられており、軸線が後上方を指向するように傾斜させて形成されている。なお、前記上側延在部42は、燃料タンク2の車幅方向の中央部に位置付けられており、燃料タンク2は、左右一対のメインパイプ13,13どうしの間で車幅方向の中央部に位置付けられている。
また、この筒状ねじ部51の開口径(給油口41の口径)は、燃料注入ガン(図示せず)の給油パイプが挿入された状態で、この給油パイプと筒状ねじ部51の内周面との間に所定の隙間が形成されるように設定されている。
この所定の隙間は、給油をする者が燃料タンク2内の燃料の液面を目視できるような広さが最低限必要である。
このように筒状ねじ部51を上側延在部42に形成することによって、給油口41が上方に向けて開口することになる。この筒状ねじ部51には、燃料キャップ52が螺着されている。
前記凸部45は、図2〜図4に示すように、前記底壁44における給油口41と対向する一部を部分的に給油口41へ向けて突出させるようにして形成されている。この実施の形態による凸部45は、図4に示すように、三角錐状に形成されている。図4は、燃料タンク2における筒状ねじ部51の後方近傍を破断し、燃料タンク2内を後上方から見た状態で描いてある。同図においては、車体の前方を矢印Aによって示す。なお、図4に示す筒状ねじ部51は、雄ねじを省略した状態で描いてある。
この凸部45を構成する三角錐は、その底面が二等辺三角形となり、かつ前記底面の一辺53が車幅方向に延びるように形成されている。また、この三角錐の突出端54は、図2および図3に示すように、前記筒状ねじ部51の軸線を下方に延長してなる仮想直線C(図2においては、図3の破断位置を示すIII−III線と重なる)の線上に位置付けられている。
このように構成された三角錐からなる凸部45には、図4に示すように、前記突出端54から前記底面の一辺53まで後下がりに延びる後側の傾斜面55と、左右一対の左側の傾斜面56、右側の傾斜面57とからなる3つの斜面が形成されている。左側の傾斜面56は、車体の左斜め前側の上方を指向するように形成され、右側の傾斜面57は、車体の右斜め前側の上方を指向するように形成されている。これらの左側の傾斜面56と右側の傾斜面57との間に形成された稜線からなる一辺58は、車体の前後方向に延びており、図2に示すように、車体の側方から見て後下がりに傾斜している。
燃料タンク2の前記主貯留部43は、前記上側延在部42の後端部から後下がりに延びるように形成されている。この主貯留部43の前端部は、図示してはいないが、平面視において、車体の前方に向けて開放する横向きU字状に形成されている。この実施の形態による燃料タンク2は、前記主貯留部43の前端部に形成された凹部内にエアクリーナエレメント26の後端部が臨む状態で車体フレーム11に装着されている。
主貯留部43の後端部には、この燃料タンク2の後部を車体フレーム11に支持させるための後側ブラケット61が取付けられている。この後側ブラケット61は、主貯留部43の車幅方向の中央部に後方へ突出するように取付けられている。この後側ブラケット61の後端部は、シートレール15に設けられた取付部材62に取付用ボルト63によって取付けられている。
主貯留部43の車幅方向の両端部は、前記メインパイプ13の上方に車体内側から臨むように形成されている。この両端部の下端部は、車体の側方から見てメインパイプ13の上面に沿うような形状に形成されている。
主貯留部43の前記両端部であって車体前側の下端部には、燃料タンク2の前部を車体フレーム11に支持させるための前側ブラケット64が取付けられている。この前側ブラケット64は、車幅方向に対をなすように設けられており、主貯留部43から前方に突出している。この前側ブラケット64の前端部は、メインパイプ13の車体内側の側部に図示していない取付用ボルトによって取付けられている。
主貯留部43の車体左側の下端部には、いわゆる重力落下式の燃料コック65が取付けられている。燃料タンク2内の燃料は、この燃料コック65から燃料ホース66を介して前記気化器32に供給される。
このように構成された自動二輪車用燃料タンク2に給油するためには、図示していない燃料注入ガンや携帯用燃料タンクの給油パイプを給油口41に挿入し、この給油パイプから上側延在部42内に燃料を注入することによって行う。この給油時には、給油をする者が給油口41と前記給油パイプとの間の隙間から燃料タンク2内の液面の高さを見て給油量を調整する。たとえば、燃料タンク2を燃料で満たすためには、液面が上側延在部42の凸部45に達した後に給油を止める。
給油時に給油パイプから上側延在部42内に注入された燃料は、前記凸部45に当たり、凸部45と底壁44とによって流れる方向が変えられて凸部45の周囲に向けて流れる。このとき、凸部45に当たった燃料が跳ね返る方向は、給油口41から凸部45を見たときに凸部45の斜面(傾斜面55〜57)が延在する方向、すなわち左右方向や前後方向など、凸部45を中心とする放射方向になる。
したがって、この燃料タンク2においては、凸部45に当たった燃料が給油口41に向けて跳ね返ることはないから、燃料が給油口41から燃料タンク2の外に飛び散るようなことはなく、燃料タンク2の外表面が燃料の付着によって汚れることもない。
一方、前記凸部45は、底壁44を上方に突出させるようにして形成されているから、底壁44との干渉を避けるためにエアクリーナエレメント26の形状を変える必要はない。このため、この実施の形態によれば、エアクリーナの容量を大きくとることができた。
この実施の形態による燃料タンク2においては、車体の側方から見て上面26eが後下がりに傾斜したエアクリーナエレメント26の上方に給油口41が位置けられており、この給油口41と対向する上側延在部42の底壁44は、車体の側方から見て前記上面26eに沿って後下がりに傾斜するように形成されている。
このため、給油時に前記凸部45に当たることなく前記底壁44に直接当たった燃料は、この底壁44が上述したように後下がりに傾斜しているために、後方に跳ね返るようになる。したがって、この実施の形態によれば、給油時に燃料タンク2内で跳ね返った燃料が給油口41から燃料タンク2の外に飛散するのをより一層確実に防ぐことができる。
また、前記底壁44は、エアクリーナエレメント26の上面26eに沿うように形成されているから、この底壁44をエアクリーナエレメント26との干渉を避けながら可及的低い位置に配設することができる。このため、給油口41と前記底壁44との間隔を広くとることができるから、底壁44が後下がりに傾斜していることと相俟って、燃料の給油口41からの飛散をさらに確実に防止できる。
この実施の形態による凸部45は、三角錐状に形成されているから、この凸部45に当たった燃料が凸部45の周囲の3方向に跳ね返るようになる。このため、燃料が給油口41側へ跳ね返るのを防ぐことが可能な凸部45をコンパクトに形成することができる。この結果、この実施の形態によれば、凸部45を小さく形成できるために燃料タンク2の容量を多くとることができる。
前記凸部45は、三角錐状に形成する他に、図5〜図9に示すように屋根状、四角錐状または半球状に形成することができる。
図5および図6は凸部を屋根状に形成した実施の形態を示す図で、図5は斜視図、図6は凸部の縦断面図である。図7および図8は凸部を四角錐状に形成した実施の形態を示す斜視図、図9は凸部を半球状に形成した実施の形態を示す断面図である。これらの図において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図5および図6に示す凸部45は、左側の傾斜面56と右側の傾斜面57とからなる左右一対の傾斜面を有するいわゆる切妻屋根状に形成されている。左側の傾斜面56は、車体の左上方を指向するように形成され、右側の傾斜面57は、車体の右上方を指向するように形成されている。
これらの左側の傾斜面56と右側の傾斜面57との間に形成された稜線71は、平面視において車体の前後方向に延びており、図6に示すように、車体の側方から見て後下がりに傾斜している。この稜線71は、給油口41を有する筒状ねじ部51の軸線を下方に延長してなる延長線(図示せず)と交差するように位置付けられている。
また、この屋根状を呈する凸部45の後端部には、後下がりに延びる後側の傾斜面55が形成されている。
図7および図8に示す凸部45は、四角錐状に形成されている。図7に示す凸部45は、四角錐の突出端54から底面の角に延びる4つの辺72〜75が車体の前後方向と車幅方向とに延びるように形成されている。
図8に示す凸部45は、四角錐の底面を囲む4つの辺76〜79が車体の前後方向と車幅方向とに延びるように形成されている。
図7に示す凸部45の頂点になる突出端54と、図8に示す凸部45の突出端になる突出端54とは、給油口41を有する筒状ねじ部51の軸線を下方に延長してなる延長線(図示せず)の線上に位置している。
図9に示す凸部45は、上方に向けて凸になる半球状に形成されている。このため、この凸部45の突出端54は、凸曲面の一部によって形成されている。また、この凸部45は、球面からなる傾斜面81が形成されている。
凸部45を図5〜図9に示すように形成しても図1〜図4で示した実施の形態と同じ効果を奏する。
なお、凸部45の形状は、上述した三角錐状、四角錐状、屋根状または半球状に限定されることはなく、少なくとも一対の傾斜面を有する形状であれば、どのような形状であっても同じ効果を奏する。
図1〜図9に示した実施の形態では、いずれも凸部45を燃料タンク2の底壁44に一体成形する例を示したが、凸部45は、図10に示すように、底壁44とは別体に形成することができる。
図10は凸部を燃料タンクとは別体に形成した他の実施の形態を示す断面図である。これらの図において、前記図1〜図9によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図10に示す凸部45は、燃料タンク2の底壁44とは別体に形成された傘状部材82によって構成されている。この傘状部材82は、前記底壁44を貫通するボルト82aと、このボルト82aの上端部に設けられた傘部82bと、ボルト82の中間部に設けられた円板状のストッパー82cとから構成されている。
前記ボルト82aは、底壁44に装着されたゴム製のカラー83を燃料タンク2の内側から外側へ貫通しており、前記ストッパー82cが底壁44およびカラー83の上面に接触する状態で底壁44の下面側においてナット84が締め付けられている。この燃料タンク2におけるボルト82aが貫通する部分は、ナット84を締め付けることによりストッパー82cが底壁44およびカラー83に密着することによって、液密に保たれている。
前記傘部82bは、ボルト82aの上端部に接続された円形の円板部分82dと、この円板部分82dの外周部から下方に向かうにしたがって次第に外径が大きくなるテーパ部分82eとによって形成されている。
このように形成された傘状部材82を燃料タンク2に取付けるためには、先ず、傘状部材82を作業者が手で持ったり、治具(図示せず)に保持させたりして燃料タンク2内に給油口41から挿入し、傘状部材82のボルト82aをカラー83に挿通させる。
そして、ストッパー82cが底壁44に当接するまでボルト82aをカラー83内に押し込み、底壁44の下面側においてナット84をボルト82aに締め付ける。このようにナット84を締め付けることによって、傘状部材82の燃料タンク2への取付作業が終了する。
このように燃料タンク2とは別体に形成された傘状部材82を使用しても図1〜図9に示した実施の形態と同じ効果を奏する。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 燃料タンクの車載状態での側面図である。 燃料タンクとエアクリーナの断面図である。 凸部の斜視図である。 凸部を屋根状に形成した実施の形態を示す斜視図である。 屋根状に形成された凸部の縦断面図である。 凸部を四角錐状に形成した実施の形態を示す斜視図である。 凸部を四角錐状に形成した実施の形態を示す斜視図である。 凸部を半球状に形成した実施の形態を示す断面図である。 凸部を燃料タンクとは別体に形成した実施の形態を示す断面図である。
符号の説明
2…燃料タンク、24…エアクリーナ、26…エアクリーナエレメント、26e…上面、41…給油口、42…上側延在部、44…底壁、45…凸部、51…筒状ねじ部、54…突出端、55…後側の傾斜面、56…左側の傾斜面、57…右側の傾斜面、82…傘状部材。

Claims (8)

  1. 燃料タンクを備え、
    この燃料タンクの給油口は、燃料タンクの車幅方向の中央において上方に向けて開口するように形成された自動二輪車であって、
    前記燃料タンクの底壁のうち前記給油口と対向する位置に、前記給油口へ向けて突出する凸部が設けられていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 請求項1記載の自動二輪車において、前記凸部は、その突出端と前記底壁との間に形成された傾斜面を含むことを特徴とする自動二輪車。
  3. 請求項2記載の自動二輪車において、前記凸部の傾斜面は、車体左側に傾斜する傾斜面と、車体右側に傾斜する傾斜面とを含むことを特徴とする自動二輪車。
  4. 請求項2記載の自動二輪車において、前記凸部の傾斜面は、車体後側の傾斜面を含むことを特徴とする自動二輪車。
  5. 請求項1ないし請求項4のうち何れか一つに記載の自動二輪車において、前記凸部は三角錐状に形成されていることを特徴とする自動二輪車。
  6. 請求項1記載の自動二輪車において、車体の側方から見て上面が後下がりに傾斜したエアクリーナをさらに備え、
    前記給油口は、前記エアクリーナの上方に配置され、
    前記燃料タンクの底壁は、車体の側方から見てエアクリーナの上面に沿わせて後下がりに傾斜していることを特徴とする自動二輪車。
  7. 請求項1記載の自動二輪車において、左右一対のフレーム部材を有する車体フレームをさらに備え、
    前記燃料タンクは、前記フレーム部材の間に配置され、
    前記凸部は、前記フレーム部材の間であって、車幅方向の中央に設けられていることを特徴とする自動二輪車。
  8. 請求項7記載の自動二輪車において、前記凸部は、下方に向けて開口する形状に形成され、
    前記燃料タンクの下方に配置されたエアクリーナを備え、
    前記エアクリーナは、エアクリーナエレメントと、
    このエアクリーナエレメントを支持するエアクリーナボックスと、
    前記エアクリーナエレメントを前記エアクリーナボックスに取付ける取付け部材と、
    を含み、
    前記取付け部材の頭部は、前記凸部の開口部内に臨むように位置付けられていることを特徴とする自動二輪車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011031717A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2016150619A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 スズキ株式会社 鞍乗型車両の燃料タンク構造

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