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JP2008150003A - 自動車の後部荷室構造 - Google Patents

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JP2008150003A
JP2008150003A JP2006342849A JP2006342849A JP2008150003A JP 2008150003 A JP2008150003 A JP 2008150003A JP 2006342849 A JP2006342849 A JP 2006342849A JP 2006342849 A JP2006342849 A JP 2006342849A JP 2008150003 A JP2008150003 A JP 2008150003A
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Japan
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trunk board
groove
trunk
pair
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JP2006342849A
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Yoshiyuki Iwamoto
良幸 岩本
Mitsutoshi Kijima
光利 来島
Kazuhide Sumita
和英 住田
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

【課題】トランクボードの突出部が溝部の上端側から不用意に溝部を通って下方へ移動することを防止して、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える作業をスムーズに容易に行うことができる、しかも、構造を簡単化して前記効果を達成できる、自動車の後部荷室構造を提供する。
【解決手段】トランクボード11に左右1対の突出部23が車幅方向両外側へ突出状に設けられ、各リヤサイドトリム7に、上方位置のトランクボード11を支持する前棚部31と後棚部40と、トランクボード11を下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に突出部23を通過させる傾斜状の溝部14が設けられ、トランクボード11が水平姿勢のときに突出部23の上下厚さが溝部14の溝幅よりも小さくなるように且つ突出部23の前後幅が溝部14の前後幅よりも大きくなるようにする。
【選択図】図3

Description

一般に、自動車(特に、乗用車)には後部荷室が設けられ、その後部荷室に後部荷室フロア(フロアパネル)の上側を覆うトランクボードが設置されている。通常、トランクボードは、後部荷室の荷物収容空間をできるだけ大きくして、後部荷室に収容された荷物を水平に載置できるように、後部荷室フロアに接近した位置に水平姿勢で保持されている。
一般に、後部荷室フロアにはタイヤや工具等の収容凹部が形成されているが、トランクボードは収容凹部をカバーして、荷物用の広い水平載置部を確保する一方、容易に持ち上げられて収容凹部を開放できるようになっている。
ところで、近年、自動車の後部荷室の利便性を高める(有効利用を図る)ために、後部荷室に設置されるトランクボードを所定の下方位置(通常のトランクボード保持位置)と上方位置とに択一的に切換えて前記両位置に夫々水平姿勢で保持可能に構成された後部荷室構造が実用に供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の後部荷室構造では、後部荷室の各サイドトリムに、車幅方向内方へ開口した下横溝と上横溝と傾斜溝が形成されている。下横溝と上横溝は夫々下方位置と上方位置に対応する溝であり、傾斜溝は前方程下方へ移行する傾斜状に形成されて、下横溝及び上横溝の後端に接続されている。トランクボードの前端部分に車幅方向両外側へ突出する左右1対の突出部が設けられ、各突出部が側面視円形に形成されて、下横溝、上横溝、傾斜溝に移動自在に係合される。
また、後部荷室の各サイドトリムには、上横溝の後部上端と傾斜溝の上端を開閉する開閉部材(ガイド部材)が回動自在に装着されている。この開閉部材は、通常、上横溝の後部上端及び傾斜溝の上端を閉塞する閉位置にあり、この閉位置から回動して、上横溝の後部上端及び傾斜溝の上端を上方へ開放する開位置に切換えられる。
トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際には、トランクボードの突出部を、下横溝から傾斜溝を経由させ、突出部で開閉部材の後部を押し上げて開閉部材を閉位置から開位置へ回動させて、突出部を一旦外部へ外し、ここで、開閉部材は閉位置に戻るが、次に、突出部で開閉部材の前部を押し下げて開閉部材を閉位置から開位置へ回動させて、突出部を上横溝に係合させる。トランクボードを上方位置から下方位置へ切換える際には、突出部を上横溝から傾斜溝を経由させて下横溝へ係合させる。
特開2005−219702号公報
特許文献1の後部荷室構造のように、トランクボードを下方位置と上方位置とに択一的に切換えて前記両位置に夫々水平姿勢で保持可能に構成された後部荷室構造では、トランクボードに車幅方向両外側へ突出する突出部が設けられ、後部荷室のサイドトリムに、上方位置のトランクボードの突出部を支持する前棚部(上横溝の下壁)と、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に突出部を通過させる溝部(傾斜溝)が設けられている。
しかし、特許文献1の後部荷室構造では、トランクボードの突出部が側面視円形に形成され、トランクボードがどのような姿勢になっても、突出部が傾斜溝を通過可能であるため、後部荷室のサイドトリムに、下横溝、上横溝、傾斜溝を形成するだけでは、傾斜溝の上端側に位置する突出部が不用意に傾斜溝を通って下方へ移動する虞があり、こうしたことはトランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際に起こり易く、このトランクボードの位置切換え作業をスムーズに容易に行うことが難しいという問題が生じる。
そこで、特許文献1の後部荷室構造では、上横溝の後部上端と傾斜溝の上端を開閉する開閉部材が設けられているが、この開閉部材をサイドトリムに可動に装着する必要があり、部品点数も多くなるため、また、サイドトリムに、下横溝、上横溝、傾斜溝を形成する必要があるので、後部荷室構造が複雑化する。しかも、トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際には、トランクボードの突出部を、下横溝から傾斜溝を経由させ、突出部で開閉部材の後部を押し上げて開閉部材を閉位置から開位置へ回動させて、突出部を一旦外部へ外し、ここで、開閉部材は閉位置に戻るが、次に、突出部で開閉部材の前部を押し下げて再度開閉部材を閉位置から開位置へ回動させて、突出部を上横溝に係合させるので、このトランクボードの位置切換え作業が非常に煩雑であり、また、こうした開閉部材の作動を伴う一連のトランクボードの位置切換え動作につい信頼性に欠ける虞がある。
本発明の目的は、特に、トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際に、トランクボードの突出部が溝部の上端側から不用意に溝部を通って下方へ移動することを防止して、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える作業をスムーズに容易に行うことができる、しかも、構造を簡単化して前記効果を達成できる、自動車の後部荷室構造を提供することである。
請求項1の自動車の後部荷室構造は、自動車の後部荷室に設置されるトランクボードを所定の下方位置と上方位置とに択一的に切換えて前記両位置に夫々水平姿勢で保持可能に構成された自動車の後部荷室構造において、前記トランクボードに車幅方向両外側へ突出状に設けられた左右1対の突出部と、前記後部荷室の左右1対のサイドトリムに車幅方向内方へ凸状に設けられ、上方位置のトランクボードの1対の突出部を含む車幅方向両外縁部を支持する左右1対の棚部と、前記1対のサイドトリムに車幅方向内方へ開口するように設けられ、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に前記1対の突出部を夫々通過させる左右1対の傾斜状の溝部とを備え、前記トランクボードが水平姿勢のときに前記突出部の上下厚さが前記溝部の溝幅よりも小さくなるように且つ前記突出部の前後幅が前記溝部の前後幅よりも大きくなるように、前記突出部と溝部が形成されたことを特徴とする。
この自動車の後部荷室構造では、トランクボードに左右1対の突出部が車幅方向両外側へ突出状に設けられ、後部荷室の左右1対のサイドトリムに左右1対の棚部が車幅方向内方へ凸状に設けられ、トランクボードが上方位置のときに、トランクボードの1対の突出部を含む車幅方向両外縁部が左右1対の棚部に支持されて、トランクボードが上方位置に水平姿勢で保持される。尚、トランクボードが下方位置のときに、トランクボードが後部荷室のフロアに支持されて、或いは、トランクボードの1対の突出部を含む車幅方向両外縁部が後部荷室の左右1対のサイドトリムに別途設けられた下側の左右1対の棚部に支持されて、トランクボードが下方位置に水平姿勢で保持される。
後部荷室の左右1対のサイドトリムに、左右1対の傾斜状の溝部が車幅方向内方へ開口するように設けられ、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に、トランクボードの1対の突出部を1対の溝部を通過させる。ここで、トランクボードが水平姿勢のときに突出部の上下厚さが溝部の溝幅よりも小さくなるように且つ突出部の前後幅が溝部の前後幅よりも大きくなるように、突出部と溝部が形成されている。
従って、トランクボードを溝部の傾斜角度と同角度になる傾斜姿勢にすると、突出部が溝部を通過可能になり、トランクボードを水平姿勢にすると、突出部が溝部を通過不能になる。ここで、突出部と溝部の前記大小関係を維持して、トランクボードの水平姿勢と前記傾斜姿勢の間の適当な角度を境にした姿勢切換えを行うことで、突出部の溝部への通過可能と通過不能との切換えを行うことができる。つまり、トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際に、突出部が溝部を下側から上側へ通過した後に、トランクボードを水平側へ倒すことで、突出部が不用意に溝部を通って下方へ移動することが防止され、このトランクボードの位置切換え作業がスムーズに容易に行われる。
ここで、請求項1の発明の従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記突出部がトランクボードの前端部分に設けられ、前記1対の棚部としてトランクボードの突出部を支持する左右1対の前棚部とトランクボードの後部を支持する左右1対の後棚部とが設けられ、前記溝部が前棚部から連続して前方程下方へ移行する傾斜状に形成される(請求項2)。前記後部荷室のフロアの近傍部に下方位置のトランクボードの前端部を支持する支持部が設けられ、この支持部を支点にトランクボードを上方へ回動可能に構成される(請求項3)。
前記トランクボードは、ボード本体と、このボード本体の後端部に下方へ折り曲げ可能に連結されたボード後部とを有し、前記後棚部を形成する後棚部材は、トランクボードが下方位置に水平姿勢で位置しているときのボード後部の上側に位置するとともに、トランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させた際にボード後部を下方へ折り曲げて上方へ通過させ得るボード後部案内部を有する(請求項4)。前記支持部が前棚部よりも前方且つ下方に設けられ、前記トランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させた際に前記突出部が前棚部を形成する前棚部材と干渉しないように、前記突出部を逃す逃し部が前棚部材の下側に形成される(請求項5)。
前記トランクボードが上方位置に位置しているときに、ボード本体が前棚部及び後棚部に支持されるとともに、ボード後部が下方へ折り曲げられた状態でボード本体と後部荷室のフロアとの間の後端を塞ぐ(請求項6)。前記各サイドトリムには、その前部にトリム前側壁が形成されるとともに、その後部にトリム前側壁よりも車幅方向内側に位置するトリム後側壁が形成され、前記トリム前側壁に前棚部が車幅方向内方へ凸状に設けられ、トリム後側壁に後棚部が車幅方向内方へ凸状に設けられ、トリム後側壁の前端縁と前棚部を形成する前棚部材との間に前記溝部が形成される(請求項7)。
請求項1の自動車の後部荷室構造によれば、トランクボードに左右1対の突出部を車幅方向両外側へ突出状に設け、後部荷室の左右1対のサイドトリムに左右1対の棚部を車幅方向内方へ凸状に設け、後部荷室の左右1対のサイドトリムに左右1対の傾斜状の溝部を車幅方向内方へ開口するように設け、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に、トランクボードの1対の突出部を1対の溝部を通過させるが、トランクボードが水平姿勢のときに突出部の上下厚さが溝部の溝幅よりも小さくなるように且つ突出部の前後幅が溝部の前後幅よりも大きくなるように、突出部と溝部を形成した。
従って、トランクボードを溝部の傾斜角度と同角度になる傾斜姿勢にすると、突出部が溝部を通過可能になり、トランクボードを水平姿勢にすると、突出部が溝部を通過不能になり、突出部と溝部の前記大小関係を維持して、トランクボードの水平姿勢と前記傾斜姿勢の間の適当な角度を境にした姿勢切換えを行うことで、突出部の溝部への通過可能と通過不能との切換えを行うことができるので、トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際に、突出部が溝部を下側から上側へ通過した後に、トランクボードを水平側へ倒すことで、突出部が不用意に溝部を通って下方へ移動しないようになり、このトランクボードの位置切換え作業をスムーズに容易に行うことができ、その結果、後部荷室の使い勝手を良くして利便性を大幅に高めることができる。
しかも、棚部と溝部をサイドトリムに容易に設け一体形成することも可能であり、また、突出部もトランクボードに容易に設け一体形成することも可能であるので、部品点数の増加を抑えて構造を簡単化して、前記効果を達成でき、更に、特許文献1のような可動部材も不要であるので、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える動作の信頼性を長期に亙って確保できる。
請求項2の自動車の後部荷室構造によれば、突出部をトランクボードの前端部分に設けたので、トランクボードの形状を簡単化できて、トランクボードの生産性を高めることができ、1対の棚部としてトランクボードの突出部を支持する左右1対の前棚部とトランクボードの後部を支持する左右1対の後棚部とを設けたので、トランクボードを上方位置に水平姿勢で確実に保持でき、溝部を前棚部から連続して前方程下方へ移行する傾斜状に形成したので、トランクボードを前方程下方へ移行する傾斜姿勢にして、突出部を溝部を通過させることができ、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ一層簡単に切換えることができる。
請求項3の自動車の後部荷室構造によれば、後部荷室のフロアの近傍部に下方位置のトランクボードの前端部を支持する支持部を設け、この支持部を支点にトランクボードを上方へ回動可能に構成したので、トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際に、水平姿勢のトランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させて前方程下方へ移行する傾斜姿勢に容易に切換えることができる。
請求項4の自動車の後部荷室構造によれば、トランクボードは、ボード本体と、このボード本体の後端部に下方へ折り曲げ可能に連結されたボード後部とを有し、後棚部を形成する後棚部材は、トランクボードが下方位置に水平姿勢で位置しているときのボード後部の上側に位置するとともに、トランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させた際にボード後部を下方へ折り曲げて上方へ通過させ得るボード後部案内部を有するので、後棚部材を後棚部で上方位置のトランクボードの後部を確実に支持できる位置に且つ高い支持剛性が得られる形状で設けるとともに、トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際に、ボード本体を持ってトランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させると、後棚部材のボード後部案内部でボード後部を自然に確実に下方へ折り曲げて後棚部材の上方へ通過させて、トランクボード(ボード本体)を前方程下方へ移行する傾斜姿勢に切換えることができる。
請求項5の自動車の後部荷室構造によれば、前記支持部を前棚部よりも前方且つ下方に設け、トランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させた際に突出部が前棚部を形成する前棚部材と干渉しないように、突出部を逃す逃し部を前棚部材の下側に形成したので、トランクボードを下方位置から上方位置へ切換える際に、突出部と溝部とが近い位置関係で、トランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させて前方程下方へ移行する傾斜姿勢に切換えることができ、依って、トランクボードの傾斜姿勢への切換え後に、突出部を溝部を通過させ易くでき、また、前棚部材を前棚部で上方位置のトランクボードの突出部を支持する高い支持剛性が得られる形状で設けることができる。
請求項6の自動車の後部荷室構造によれば、トランクボードが上方位置に位置しているときに、ボード本体を前棚部及び後棚部に支持するので、ボード本体を水平姿勢で確実に保持でき、ボード後部が下方へ折り曲げられた状態でボード本体と後部荷室のフロアとの間の後端を塞ぐので、このボード後部により、後部荷室の後方からボード本体と後部荷室のフロアとの間が見えないようにして、後部荷室の見栄えを良くすることができる。
請求項7の自動車の後部荷室構造によれば、各サイドトリムに、その前部にトリム前側壁を形成するとともに、その後部にトリム前側壁よりも車幅方向内側に位置するトリム後側壁を形成し、トリム前側壁に前棚部を車幅方向内方へ凸状に設け、トリム後側壁に後棚部を車幅方向内方へ凸状に設け、トリム後側壁の前端縁と前棚部を形成する前棚部材との間に溝部を形成したので、トランクボードの左右幅を左右1対のトリム後側壁間の間隔にし、左右1対の突出部を左右1対のトリム前側壁に近接状に設けて、トランクボードと1対のサイドトリム間の隙間を極力無くすことができ、しかも、トリム後側壁の前端縁と前棚部材とを利用して溝部を容易に形成することができる。
本発明の自動車の後部荷室構造は、自動車の後部荷室に設置されるトランクボードを所定の下方位置と上方位置とに択一的に切換えて前記両位置に夫々水平姿勢で保持可能に構成されたものである。
図1〜図9に示すように、自動車1には後部座席2の後側に後部荷室3が設けられ、その後部荷室3は、リヤフロアパネル4、左右1対のリヤサイドパネル5、リヤエンドパネル6、左右1対のリヤサイドトリム7等で形成され、後部荷室3の後端のリヤゲート8により荷室開口9が形成され、その荷室開口9がバックドア(図示略)により開閉される。
リヤフロアパネル4には、タイヤ収容凹部4aが形成され、そのタイヤ収容凹部4aにタイヤ(図示略)が収容され、必要に応じて、タイヤ収容凹部4aにジャッキ等の工具が収容され、或いは、ジャッキ等の工具を収容する工具収容凹部(図示略)がリヤフロアパネル4に別途形成されている。リヤサイドトリム7は合成樹脂製であり、1対のリヤサイドトリム7は1対のリヤサイドパネル5に複数のボルト7a等で取付けられている。
本実施例の後部荷室構造10は、この後部荷室3に設置されるトランクボード11を所定の下方位置(図2、図6参照)と上方位置(図4、図5、9参照)とに択一的に切換えて、下方位置と上方位置に夫々水平姿勢で保持可能に構成したものである。
図1〜図9に示すように、後部荷室構造10は、トランクボード11、左右1対の前棚部材12、左右1対の後棚部材13、左右1対の溝部14を備え、1対の前棚部材12及び後棚部材13及び溝部14は、1対のリヤサイドトリム7に夫々設けられている。
ここで、各リヤサイドトリム7には、その前部にトリム前側壁7bが形成されるとともに、その後部にトリム前側壁7bよりも車幅方向内側に位置するトリム後側壁7cが形成され、トリム前側壁7bに前棚部材12が車幅方向内方へ凸状に設けられ、トリム後側壁7cに後棚部材13が車幅方向内方へ凸状に設けられ、トリム後側壁7cの前端縁と前棚部材12との間に、車幅方向内方へ開口する溝部14が形成されている。
次に、トランクボード11、各前棚部材12、各後棚部材13、各溝部14について、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
トランクボード11は、ボード本体20と、このボード本体20の後端部に連結部22を介して下方へ折り曲げ可能に連結されたボード後部21とを有し、トランクボード11の前端部分に、左右1対の突出部23が車幅方向両外側へ突出状に設けられている。1対の突出部23はボード本体20の前端部分に一体形成されている。このトランクボード11は合成樹脂材料を主体に構成されている。
トランクボード11の前後長は、リヤフロアパネル4の前後長と略同じであり、その前後長の前側約3/4部分にボード本体20が形成され、後側約1/4部分にボード後部21が形成されている。ボード本体20の1対の突出部23を含む前端部分の左右幅は、左右1対のトリム前側壁7b間の間隔と略同じであり、ボード本体20の前端部分以外の部分とボード後部21の左右幅は、左右1対のトリム後側壁7c間の間隔と略同じである。
トランクボード11の上下厚さは、その連結部22を除いて全て同じ厚さであって、トランクボード11上に荷物を載置可能な適当な厚さ(例えば、10〜30mm)であり、突出部23は、例えば、上下厚さと前後幅の比率が約1:5となる断面矩形状に形成されている。連結部22は、ボード本体20とボード後部21との境界部分を下側から断面山形にカットしたようにして、ボード本体20の後端部とボード後部21の前端部の上端同士を接続する構造であり、その薄肉部によって、ボード本体20に対してボード後部21を下方へ折り曲げ可能になっている。
前棚部材12は、トリム前側壁7bに、その本体側壁から車幅方向内方へ突出するように一体形成され、この前棚部材12は、側面視にて略L形に形成された前棚部材上部30と、側面視にて略逆三角形に形成された前棚部材下部35とを有する。尚、前棚部材12は、その車幅方向内端位置が、トリム後側壁7cの本体側壁の内端位置と略一致するように形成されている。
前棚部材上部30には、上方位置のトランクボード11の突出部23を支持する前棚部31と、上方位置のトランクボード11の突出部23を前側から係止するストッパー部32が形成されている。前棚部31はトランクボード11の突出部23の前後幅と略同じ前後幅を有し、ストッパー部32は前棚部31の前端から上方へ延びその上端部分で後方へ少し傾いている。前棚部材下部35にボルト7aが挿通され、この前棚部材下部35とリヤサイドパネル5がボルト7aを介して連結されている。
前棚部材下部35の後部下端部には、前方程下方へ移行するように約40度に傾斜した傾斜壁36が形成されている。トリム後側壁7cの前端縁は、前方程下方へ移行するように約40度に傾斜した傾斜壁7dを有し、これら傾斜壁36,7dと、これら傾斜壁36,7dの間のトリム前側壁7bの本体側壁とにより、トランクボード11を下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に、トランクボード11の突出部23を通過させる傾斜状の溝部14が形成されている。つまり、溝部14は、前棚部31から連続して前方程下方へ移行する約40度の傾斜状に形成されている。
ここで、図10に示すように、トランクボード11が水平姿勢のときに突出部23の上下厚さaが溝部14の溝幅cよりも小さくなるように、且つ、突出部23の前後幅bが溝部14の前後幅dよりも大きくなるように、突出部23と溝部14が形成されている。
従って、図11に実線で示すように、トランクボード11を溝部14の傾斜角度と同角度(約40度)になる傾斜姿勢にすると、突出部23が溝部14を通過可能になり、トランクボード11を水平姿勢にすると、突出部23が溝部14を通過不能になり、前記a〜d等の関係から、図11に鎖線で示すように、トランクボード11の水平姿勢と前記傾斜姿勢の間の適当な角度を境にした姿勢切換えを行うことで、突出部23の溝部14への通過可能と通過不能との切換えを行うことができる。
ここで、後部荷室3のフロアを形成するリヤフロアパネル4の近傍部には、下方位置のトランクボード11の前端部を支持する支持部4bが設けられ、この支持部4bを支点にトランクボード11を上方へ回動可能に構成されている。支持部4bは、前棚部材12(前棚部31)よりも前方且つ下方に設けられ、例えば、トランクボード11の前端部を前側から係止可能に、リヤフロアパネル4に形成された、又は、リヤフロアパネル4に固定された、段部や突起部や平坦部によって構成されている。
さて、前棚部材下部35の前部下端部には、支持部4b又はその近傍部を中心とする円弧壁37が形成されている。この円弧壁37と支持部4b間の距離は、少なくともトランクボード11が水平姿勢のときの突出部23の前後方向幅bよりも大きく形成されている。つまり、トランクボード11を支持部4bを支点に上方へ回動させた際に突出部23が前棚部材12と干渉しないように、突出部23を逃す逃し部38が前棚部材12の下側に形成されている。
後棚部材13は、トリム後側壁7cの後端部分に、その本体側壁から車幅方向内方へ突出するように一体形成され、側面視にて外周壁が前端から下端に亙って円弧状に延びる所定幅の円弧帯形に形成されている。後棚部材13の上端部に、上方位置のトランクボード11の後端部分の車幅方向外縁部を支持する後棚部40が形成されている。この後棚部40は前棚部31と同じ高さである。
後棚部材13は、トランクボード11が下方位置に水平姿勢で位置しているときのボード後部21の上側に位置するとともに、トランクボード11を支持部4bを支点に上方へ回動させた際にボード後部21を下方へ折り曲げて上方へ通過させ得る、この後棚部材13の外周円弧壁からなるボード後部案内部41を有する。トリム後側壁7cのうち後棚部材13の下側近傍部にボルト7aが挿通され、このトリム後側壁7cの部分とリヤサイドパネル5がボルト7aを介して連結されている。
図2、図6に示すように、トランクボード11が下方位置に位置しているときに、ボード本体20とボード後部21が共に水平姿勢になってリヤフロアパネル4に支持され、図4、図5、図9に示すように、トランクボード11が上方位置に位置しているときに、ボード本体20が略水平姿勢になって前棚部31及び後棚部40に支持されるとともに、ボード後部21が下方へ折り曲げられ後方程下方へ移行する傾斜姿勢で、ボード後部21の後端部が後部荷室3のゲート8の下側の後内壁に係止されて、ボード本体20とリヤフロアパネル4との間の後端を塞ぐように構成されている。
以上説明した後部荷室構造10の作用・効果について説明する。
前記のように、図2、図6が、トランクボード11が下方位置に位置している状態を示し、図4、図5、図9が、トランクボード11が上方位置に位置している状態を示しているが、トランクボード11を下方位置と上方位置とに択一的に切換えて下方位置と上方位置に夫々水平姿勢で保持可能に構成されている。
トランクボード11を下方位置から上方位置へ切換える場合、先ず、図6に鎖線で示すように、トランクボード11の後部を持ち上げるようにして、支持部4bを支点にトランクボード11を上方へ回動させる。ここで、ボード本体20を持ち上げることが好ましく、そのために、ボード本体20の後端部分に左右1対の紐等を設けることが好ましい。トランクボード11が支持部4bを支点に上方へ回動すると、トランクボード11のボード後部21が、後棚部材13のボード後部案内部41により下方へ折り曲げられて、図7に鎖線で示すように、後棚部材13を通過して後棚部材13よりも上方へ移動する。
ボード後部21が後棚部材13を通過するまでに、トランクボード11を支持部4bを支点に上方へ45度程度回動させ、このとき、トランクボード11の突出部23の上端が前棚部材12の下端よりも高くなるが、前棚部材12に円弧壁37を形成して、その下側に逃し部38を形成したので、逃し部38により、突出部23が前棚部材12と干渉して回動不能になることはない。
ボード後部21が後棚部材13を通過した後、図7に実線で示すように、トランクボード11を下方へ回動させながら後方へスライドさせ、トランクボード11の突出部23の上端を、前棚部材12の下端よりも低くして後方へ移動させて、溝部14の下端に臨ませ、次に、トランクボード11を溝部14の傾斜角度と略同角になる傾斜姿勢にして、トランクボード11を後方斜め上側へ引き上げると、図8に示すように、突出部23が溝部14に係合して、溝部14を下側から上側へ通過する。
前記のように、図7に鎖線で示す状態から、トランクボード11を下方へ回動させながら後方へスライドさせて、突出部23の上端を溝部14の下端に臨ませるようにするが、ここで、突出部23の上端が前棚部材12の下端よりも高いと、前棚部材12の円弧壁37に引っ掛かって後方へスライドさせることはできない。
そこで、トランクボード11を更に下方へ回動させることになるが、そのとき、トランクボード11を後方へスライドする力も付与しておくことで、突出部23の上端が前棚部材12の下端よりも低くなると、直ちに、トランクボード11が後方へスライドして、突出部23の上端が溝部14の下端に臨み、このとき、トランクボード11の姿勢も突出部23が溝部14を通過可能な傾斜姿勢となるため、一気に、トランクボード11を後方斜め上側へ引き上げて、突出部23を溝部14を通過させることができる。
突出部23が溝部14を下側から上側へ通過した後、図9に示すように、トランクボード11を水平側へ倒して、ボード本体20の前端部分の突出部23を前棚部材12に形成された前棚部31に、ボード本体20の後端部分の車幅方向外縁部を後棚部材13に形成された後棚部40に夫々載置し、その際、ボード後部21を傾斜姿勢にして、ボード後部21の後端部を後部荷室3のゲート8の下側の後内壁に係止させ、ボード本体20とリヤフロアパネル4との間の後端を塞ぐようにする。
この後部荷室構造1によれば、トランクボード11に左右1対の突出部23を車幅方向両外側へ突出状に設け、左右1対のリヤサイドトリム7に左右1対の前棚部31と左右1対の後棚部40とを車幅方向内方へ凸状に設け、1対のリヤサイドトリム7に左右1対の傾斜状の溝部14を車幅方向内方へ開口するように設け、トランクボード11を下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に、トランクボード11の1対の突出部23を1対の溝部14を通過させるが、トランクボード11が水平姿勢のときに突出部23の上下厚aさが溝部14の溝幅cよりも小さくなるように且つ突出部23の前後幅bが溝部14の前後幅dよりも大きくなるように、突出部23と溝部14を形成した。
従って、トランクボード11を溝部14の傾斜角度と同角度になる傾斜姿勢にすると、突出部23が溝部14を通過可能になり、トランクボード11を水平姿勢にすると、突出部23が溝部14を通過不能になり、突出部23と溝部14の前記大小関係を維持して、トランクボード11の水平姿勢と前記傾斜姿勢の間の適当な角度を境にした姿勢切換えを行うことで、突出部23の溝部14への通過可能と通過不能との切換えを行うことができるので、トランクボード11を下方位置から上方位置へ切換える際に、突出部23が溝部14を下側から上側へ通過した後に、トランクボード11を水平側へ倒すことで、突出部23が不用意に溝部14を通って下方へ移動しないようになり、このトランクボード11の位置切換え作業をスムーズに容易に行うことができ、その結果、後部荷室3の使い勝手を良くして利便性を大幅に高めることができる。
しかも、前棚部31と後棚部40と溝部14をリヤサイドトリム7に一体形成して容易に設けたので、また、突出部23もトランクボード11に一体形成して容易に設けたので、部品点数の増加を抑えて構造を簡単化して、前記効果を達成でき、更に、特許文献1のような可動部材も不要であるので、トランクボード11を下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える動作の信頼性を長期に亙って確保できる。
突出部23をトランクボード11の前端部分に設けたので、トランクボード11の形状を簡単化できて、トランクボード11の生産性を高めることができ、トランクボード11の突出部23を支持する左右1対の前棚部31とトランクボード11の後部を支持する左右1対の後棚部40とを設けたので、トランクボード11を上方位置に水平姿勢で確実に保持でき、溝部14を前棚部31から連続して前方程下方へ移行する傾斜状に形成したので、トランクボード11を前方程下方へ移行する傾斜姿勢にして、突出部23を溝部14を通過させることができ、トランクボード11を下方位置と上方位置の一方から他方へ一層簡単に切換えることができる。
リヤフロアパネル4の近傍部に下方位置のトランクボード11の前端部を支持する支持部4bを設け、この支持部4bを支点にトランクボード11を上方へ回動可能に構成したので、トランクボード11を下方位置から上方位置へ切換える際に、水平姿勢のトランクボード11を支持部4bを支点に上方へ回動させて前方程下方へ移行する傾斜姿勢に容易に切換えることができる。
トランクボード11は、ボード本体20と、このボード本体20の後端部に下方へ折り曲げ可能に連結されたボード後部21とを有し、後棚部材13は、トランクボード11が下方位置に水平姿勢で位置しているときのボード後部21の上側に位置するとともに、トランクボード11を支持部4bを支点に上方へ回動させた際にボード後部21を下方へ折り曲げて上方へ通過させ得るボード後部案内部42を有する。
従って、後棚部材13を後棚部40で上方位置のトランクボード11の後部を確実に支持できる位置に且つ高い支持剛性が得られる形状で設けるとともに、後棚部材13の近傍でトリム後側壁7cをサイドパネル3にボルト7aで取付けるため、支持剛性を確実に高めることができ、また、トランクボード11を下方位置から上方位置へ切換える際に、ボード本体20を持ってトランクボード11を支持部4aを支点に上方へ回動させると、後棚部材13のボード後部案内部41でボード後部21を自然に確実に下方へ折り曲げて後棚部材13の上方へ通過させて、トランクボード11(ボード本体20)を前方程下方へ移行する傾斜姿勢に切換えることができる。
支持部4aを前棚部31(前棚部材12)よりも前方且つ下方に設け、トランクボード11を支持部4aを支点に上方へ回動させた際に突出部21が前棚部材12と干渉しないように、突出部23を逃す逃し部38を前棚部材12の下側に形成したので、トランクボード11を下方位置から上方位置へ切換える際に、突出部23と溝部14とが近い位置関係で、トランクボード11を支持部4aを支点に上方へ回動させて前方程下方へ移行する傾斜姿勢に切換えることができ、依って、トランクボード11の傾斜姿勢への切換え後に、突出部23を溝部14を通過させ易くでき、また、前棚部材12を前棚部31で上方位置のトランクボード11の突出部23を支持する高い支持剛性が得られる形状で設けることができ、この前棚部材12自体がサイドパネル3にボルト7aで取付けるため、支持剛性を確実に高めることができる。
トランクボード11が上方位置に位置しているときに、ボード本体20を前棚部31及び後棚部49に支持するので、ボード本体20を水平姿勢で確実に保持でき、ボード後部21が下方へ折り曲げられた状態でボード本体20とリヤフロアパネル4との間の後端を塞ぐので、このボード後部21により、後部荷室3の後方からボード本体20とリヤフロアパネル4との間が見えないようにして、後部荷室3の見栄えを良くすることができる。
各リヤサイドトリム7に、その前部にトリム前側壁7bを形成するとともに、その後部にトリム前側壁7bよりも車幅方向内側に位置するトリム後側壁7cを形成し、トリム前側壁7bに前棚部31を車幅方向内方へ凸状に設け、トリム後側壁7cに後棚部40を車幅方向内方へ凸状に設け、トリム後側壁4cの前端縁と前棚部材12との間に溝部14を形成したので、トランクボード11の左右幅を左右1対のトリム後側壁4c間の間隔にし、左右1対の突出部23を左右1対のトリム前側壁7bに近接状に設けて、トランクボード11と1対のリヤサイドトリム7間の隙間を極力無くすことができ、しかも、トリム後側壁7cの前端縁と前棚部材12とを利用して溝部14を容易に形成することができる。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能であり、後部荷室を備えた種々の自動車の後部荷室構造に、本発明を適用することができる。
後部荷室構造のトランクボードがない状態の前方斜視図である。 後部荷室構造のトランクボードが下方位置にある状態の前方斜視図である。 後部荷室構造のトランクボードが位置切換え途中状態の前方斜視図である。 後部荷室構造のトランクボードが上方位置にある状態の前方斜視図である。 後部荷室構造のトランクボードが上方位置にある状態の後方斜視図である。 後部荷室構造のトランクボードが下方位置にある状態の内側の側面図である。 後部荷室構造のトランクボードが位置切換え途中状態の内側の側面図である。 後部荷室構造のトランクボードが位置切換え途中状態の内側の側面図である。 後部荷室構造のトランクボードが上方位置にある状態の内側の側面図である。 トランクボードの突出部と溝部との関係を示す図である。 トランクボードの突出部と溝部との関係を示す図である。
符号の説明
1 自動車
3 後部荷室
4 リヤフロアパネル
4b 支持部
7 リヤサイドトリム
7b トリム前側壁
7c トリム後側壁
10 後部荷室構造
11 トランクボード
12 前棚部材
13 後棚部材
14 溝部
20 ボード本体
21 ボード後部
23 突出部
31 前棚部
38 逃し部
40 後棚部

Claims (7)

  1. 自動車の後部荷室に設置されるトランクボードを所定の下方位置と上方位置とに択一的に切換えて前記両位置に夫々水平姿勢で保持可能に構成された自動車の後部荷室構造において、
    前記トランクボードに車幅方向両外側へ突出状に設けられた左右1対の突出部と、
    前記後部荷室の左右1対のサイドトリムに車幅方向内方へ凸状に設けられ、上方位置のトランクボードの1対の突出部を含む車幅方向両外縁部を支持する左右1対の棚部と、
    前記1対のサイドトリムに車幅方向内方へ開口するように設けられ、トランクボードを下方位置と上方位置の一方から他方へ切換える際に前記1対の突出部を夫々通過させる左右1対の傾斜状の溝部とを備え、
    前記トランクボードが水平姿勢のときに前記突出部の上下厚さが前記溝部の溝幅よりも小さくなるように且つ前記突出部の前後幅が前記溝部の前後幅よりも大きくなるように、前記突出部と溝部が形成されたことを特徴とする自動車の後部荷室構造。
  2. 前記突出部がトランクボードの前端部分に設けられ、前記1対の棚部としてトランクボードの突出部を支持する左右1対の前棚部とトランクボードの後部を支持する左右1対の後棚部とが設けられ、前記溝部が前棚部から連続して前方程下方へ移行する傾斜状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車の後部荷室構造。
  3. 前記後部荷室のフロアの近傍部に下方位置のトランクボードの前端部を支持する支持部が設けられ、この支持部を支点にトランクボードを上方へ回動可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載の自動車の後部荷室構造。
  4. 前記トランクボードは、ボード本体と、このボード本体の後端部に下方へ折り曲げ可能に連結されたボード後部とを有し、
    前記後棚部を形成する後棚部材は、トランクボードが下方位置に水平姿勢で位置しているときのボード後部の上側に位置するとともに、トランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させた際にボード後部を下方へ折り曲げて上方へ通過させ得るボード後部案内部を有することを特徴とする請求項3に記載の自動車の後部荷室構造。
  5. 前記支持部が前棚部よりも前方且つ下方に設けられ、
    前記トランクボードを前記支持部を支点に上方へ回動させた際に前記突出部が前棚部を形成する前棚部材と干渉しないように、前記突出部を逃す逃し部が前棚部材の下側に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の自動車の後部荷室構造。
  6. 前記トランクボードが上方位置に位置しているときに、ボード本体が前棚部及び後棚部に支持されるとともに、ボード後部が下方へ折り曲げられた状態でボード本体と後部荷室のフロアとの間の後端を塞ぐことを特徴とする請求項4に記載の自動車の後部荷室構造。
  7. 前記各サイドトリムには、その前部にトリム前側壁が形成されるとともに、その後部にトリム前側壁よりも車幅方向内側に位置するトリム後側壁が形成され、
    前記トリム前側壁に前棚部が車幅方向内方へ凸状に設けられ、トリム後側壁に後棚部が車幅方向内方へ凸状に設けられ、トリム後側壁の前端縁と前棚部を形成する前棚部材との間に前記溝部が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の自動車の後部荷室構造。
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