JP2008148718A - 即席春雨およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 茹で工程での溶出や調理後の湯伸び、ふやけを抑制するこができ、喫食時に適度な腰があって歯ごたえのある食感をもたらし、また味わいのある即席春雨の製造方法を提供する。
【解決手段】 馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨の製造方法において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材であるワカメパウダーなどの海藻パウダーを練り込み、この食品素材入り混合でん粉にカードラン1〜6重量%を添加する。
【選択図】なし
【解決手段】 馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨の製造方法において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材であるワカメパウダーなどの海藻パウダーを練り込み、この食品素材入り混合でん粉にカードラン1〜6重量%を添加する。
【選択図】なし
Description
本発明は、即席春雨およびその製造方法に関する。
即席春雨およびその製造方法として、緑豆でん粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆でん粉を多数のノズルから押し出して線状に成形し、線状に形成されたものを熱湯で茹でて、水洗いをしたのち、凍結させて鬆を形成して、解凍したのち、乾燥させて即席春雨を完成させる、という即席春雨及びその製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかるに、上記即席春雨では茹で工程で緑豆のでん粉が溶出しやすく、また湯戻しに時間がかかり、またでん粉のみで造られているため無味無臭の淡白な味わいであるという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨において、混合でん粉にワカメパウダーなどの海藻パウダーを練り込むと共にカードランを添加することにより茹で工程での溶出や調理後の湯伸び、ふやけを抑制するこができ、喫食時に適度な腰があって歯ごたえのある食感をもたらし、また味わいのある即席春雨およびその製造方法を提供することにある。
本発明の即席春雨は、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に海藻パウダーを練り込み、この海藻パウダー入り混合でん粉にカードラン1〜6重量%を添加してあることに特徴を有するものである。
本発明の即席春雨の製造方法は、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨を製造する方法において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に海藻パウダーを練り込み、この海藻パウダー入り混合でん粉にカードラン1〜6重量%が添加されていることに特徴を有するものである。
緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉を混合することにより緑豆でん粉の持つ腰の強さ、なめらかさと歯ごたえの良さを保持し得ながら、緑豆でん粉に不足している湯戻しに時間がかかるという欠点を馬鈴薯でん粉で補うことができる。
緑豆でん粉に馬鈴薯でん粉を混合することにより即席に適う時間での湯戻りが良好となる反面、調理後に湯伸びやふやけが発生しやすいが、カードラン1〜6重量%を添加することにより、カードランの膨潤による増粘作用により調理後に湯伸びしたり、ふやけたりするのを抑制でき、滑らかな弾力性と歯ごたえの良さを楽しめる即席春雨が得られる。
上記緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材であるワカメパウダーなどの海藻パウダーを練り込むことによりこの食品素材の持つ風味、滋味が加えられた即席春雨を得ることができる。
上記緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉の混合でん粉中に無結着性の食品素材であるワカメパウダーなどの海藻パウダーを練り込むことによりこの食品素材の持つ風味、滋味が加えられた即席春雨を得ることができる。
しかも、混合でん粉にワカメパウダーなどの海藻パウダーと共にカードラン1〜6重量%を添加することにより、カードランの膨潤による増粘作用により茹で工程でのでん粉や食品素材の溶出が減少し、線状に形成されたもの(以下、「麺線」という。)を冷凍時に竿掛けするときに麺線が付着したり切れたりすることなく、ほぐれ易く、解凍後のほぐれも良好となり、春雨加工性、作業性に優れる。
本発明の即席春雨の製造方法においては、緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉を混合したものに結着性の無い食品素材であるワカメパウダーなどの海藻パウダーと共にカードランを添加する。その際、ミキサーで混合でん粉を水で捏ね、この捏ねた混合でん粉(生地)をダイスにて熱湯中に押し出して線状に形成する。この線状に形成された麺線を熱湯で茹でて、水洗いをして冷却する。この冷却した麺線を竿に掛けて冷凍庫で冷凍する。次いで、解凍し、所定長さに切断し計量後、熱風乾燥して即席春雨が完成する。
緑豆でん粉に馬鈴薯でん粉を混合するだけでは、湯戻りが良好となっても、調理後、数分後にふやけや湯伸びが発生する。カップ麺の喫食時間は平均7分であるが、調理後7分では既にふやけが始まる。しかし、こうしたふやけや湯伸び発生問題はカードランを添加することにより解決することができる。すなわち、緑豆でん粉と馬鈴薯でん粉の混合でん粉にカードラン1〜6重量%を添加することにより、カードランの増粘作用により調理後に湯伸びしたり、ふやけたりするようなことも無くなり、滑らかさと歯切れの良さを楽しめる即席春雨が得られる。
カードランをワカメパウダーなどの海藻パウダーと共に添加するにしてもカードランが1重量%より少ないと、調理後7分で湯伸び、ふやけが発生することがあり、カードランが6重量%より多く添加すると、麺が固すぎて湯戻り(3分直後)できなかったり、湯戻しに5分以上かかったりすることがあって即席春雨に適さない。
カードランをワカメパウダーなどの海藻パウダーと共に添加するにしてもカードランが1重量%より少ないと、調理後7分で湯伸び、ふやけが発生することがあり、カードランが6重量%より多く添加すると、麺が固すぎて湯戻り(3分直後)できなかったり、湯戻しに5分以上かかったりすることがあって即席春雨に適さない。
無結着性の食品素材であるワカメなど海藻パウダーを添加することにより、この食品素材の持つ風味、滋味、香りが加えられた即席春雨を得ることができる。
こうした海藻パウダーもカードランと共に添加されていることにより茹で工程で溶出するのを抑制することができて海藻パウダーの持つ風味、滋味を生かすことができる。
こうした海藻パウダーもカードランと共に添加されていることにより茹で工程で溶出するのを抑制することができて海藻パウダーの持つ風味、滋味を生かすことができる。
混合でん粉に練り込まれた海藻パウダーの茹で工程での溶出をより少なくするには、真空脱気することが効果的である。真空脱気の方法としては、真空ミキサーででん粉から調整したり、あるいは他のミキサーで練り上げたドウを真空ミキサーで脱気したりしてもよく、またはエクストルーダーで押出し時に脱気するもよい。このように脱気することにより食品素材の溶出は更に減少し、麺線のさばきも良く、できあがった春雨は湯戻し後のふやけが遅くなる効果も得られる。
実施例1
馬鈴薯でん粉50重量%に緑豆でん粉50重量%を混合したものにカードラン1重量%と共にワカメパウダー5重量%を添加する。その際、予め混合でん粉の一部(例えば10重量部)に水100重量部を混合しながら加熱糊化してキャリア糊を造る。これを残りのでん粉に加え、ミキサーで捏ねて生地を造る。次いで、この生地を押出し機で1.5mmφのダイスにて熱湯中に押し出して線状に成形する。次いで、線状に形成された麺線を熱湯98〜100°Cで約1分間茹でた後、引き上げて水洗冷却する。次いで、この冷却したものを竿に掛けて−20°Cの冷蔵庫内で一晩冷凍する。翌日、水で解凍し約15cmに切断し計量後、金枠に投入し熱風(80°C)で25分間乾燥して水分約10%の乾燥即席春雨を得た。
上記カードランには、武田キリン食品(株)製の商品名「カードランS」を用いた。
上記ワカメパウダーには、ファインフーズ(株)製の商品名「ワカメパウダーNo.2253」を用いた。
馬鈴薯でん粉50重量%に緑豆でん粉50重量%を混合したものにカードラン1重量%と共にワカメパウダー5重量%を添加する。その際、予め混合でん粉の一部(例えば10重量部)に水100重量部を混合しながら加熱糊化してキャリア糊を造る。これを残りのでん粉に加え、ミキサーで捏ねて生地を造る。次いで、この生地を押出し機で1.5mmφのダイスにて熱湯中に押し出して線状に成形する。次いで、線状に形成された麺線を熱湯98〜100°Cで約1分間茹でた後、引き上げて水洗冷却する。次いで、この冷却したものを竿に掛けて−20°Cの冷蔵庫内で一晩冷凍する。翌日、水で解凍し約15cmに切断し計量後、金枠に投入し熱風(80°C)で25分間乾燥して水分約10%の乾燥即席春雨を得た。
上記カードランには、武田キリン食品(株)製の商品名「カードランS」を用いた。
上記ワカメパウダーには、ファインフーズ(株)製の商品名「ワカメパウダーNo.2253」を用いた。
実施例2〜6
実施例2がカードラン2重量%を添加し、実施例3がカードラン3重量%を添加し、実施例4がカードラン4重量%を添加し、実施例5がカードラン5重量%添加し、実施例6がカードラン6重量%添加した以外は、それぞれ実施例5と同様にした。
実施例2がカードラン2重量%を添加し、実施例3がカードラン3重量%を添加し、実施例4がカードラン4重量%を添加し、実施例5がカードラン5重量%添加し、実施例6がカードラン6重量%添加した以外は、それぞれ実施例5と同様にした。
比較例1,2
比較例1はカードラン、ワカメパウダー共に無添加とした以外は、実施例1と同様にした。比較例2はワカメパウダー5重量%添加するがカードランは無添加とした以外は、それぞれ実施例1と同様にした。
比較例1はカードラン、ワカメパウダー共に無添加とした以外は、実施例1と同様にした。比較例2はワカメパウダー5重量%添加するがカードランは無添加とした以外は、それぞれ実施例1と同様にした。
比較例3
比較例3はカードラン7重量%添加した以外は、実施例1と同様にした。
比較例3はカードラン7重量%添加した以外は、実施例1と同様にした。
実施例1〜6と比較例1〜3の評価結果を図1の図表に示す。この図表から次のようなことがわかる。比較例1,2のように、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉にカードランを添加しないと、調理後7分で湯伸び、ふやけが発生する。かと言って、比較例3のようにカードランを6重量%より多く添加すると、麺が固すぎて湯戻り(3分直後)がやや不良で、湯戻しに5分以上かかるため即席春雨に適しない。また、カードランを添加しないと、茹で工程でワカメパウダーの溶出がみられ、ワカメの持つ風味、滋味を失うことになる。
実施例1〜6のように、ワカメパウダーと共にカードラン1〜6重量%、好ましくは2〜6重量%添加することにより、湯戻りが良好であり、調理後7分でも湯伸び、ふやけをあまり感じない即席春雨が得られ、さらに茹で工程でワカメパウダーの溶出がなく、ワカメの持つ風味、滋味を保つことがわかる。
実施例1〜6のように、ワカメパウダーと共にカードラン1〜6重量%、好ましくは2〜6重量%添加することにより、湯戻りが良好であり、調理後7分でも湯伸び、ふやけをあまり感じない即席春雨が得られ、さらに茹で工程でワカメパウダーの溶出がなく、ワカメの持つ風味、滋味を保つことがわかる。
Claims (2)
- 馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に海藻パウダーを練り込み、この海藻パウダー入り混合でん粉にカードラン1〜6重量%を添加してあることを特徴とする、即席春雨。
- 馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉を原料とする即席春雨を製造する方法において、馬鈴薯でん粉と緑豆でん粉の混合でん粉中に海藻パウダーを練り込み、この海藻パウダー入り混合でん粉にカードラン1〜6重量%が添加されていることを特徴とする、即席春雨の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008068397A JP2008148718A (ja) | 2008-03-17 | 2008-03-17 | 即席春雨およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008068397A JP2008148718A (ja) | 2008-03-17 | 2008-03-17 | 即席春雨およびその製造方法 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004335719A Division JP4150714B2 (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 即席春雨およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008148718A true JP2008148718A (ja) | 2008-07-03 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2008068397A Pending JP2008148718A (ja) | 2008-03-17 | 2008-03-17 | 即席春雨およびその製造方法 |
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| JP (1) | JP2008148718A (ja) |
-
2008
- 2008-03-17 JP JP2008068397A patent/JP2008148718A/ja active Pending
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