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JP2008039800A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2008039800A
JP2008039800A JP2006209555A JP2006209555A JP2008039800A JP 2008039800 A JP2008039800 A JP 2008039800A JP 2006209555 A JP2006209555 A JP 2006209555A JP 2006209555 A JP2006209555 A JP 2006209555A JP 2008039800 A JP2008039800 A JP 2008039800A
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JP2006209555A
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Yuutai Tachibana
優太 橘
Akihiro Hayashi
明洋 林
Tomonobu Tamura
友伸 田村
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Toru Kasamatsu
徹 笠松
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Konica Minolta Business Technologies Inc
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Abstract

【課題】複数電源コードを備えた画像形成装置を、一部電源コードの対応電源への接続忘れ、一部電源コードの電源からの脱落や、それによる画像形成装置の動作不良や制限モードでの動作をユーザーやサービスマンが容易に知ることができ、状況に応じて適切、迅速に対応できるようにする。
【解決手段】第1電力供給先11及び第2電力供給先Fと、これらをそれぞれ対応する電源に接続するための第1、第2の電源コード21、22と、コード21で電力供給先11へ供給される電力を電力供給先Fへ分配する接続切り換え部4と、コード22による電力供給先Fへの電力供給状態を検知する検知部3と、制御部5とを含んでおり、制御部5は、検知部3がコード22から電力供給先Fへ電力供給がなされていないことを検知すると、コード21から電力供給先Fへ電力分配する画像形成装置A。
【選択図】図2

Description

本発明は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写し定着させる画像形成装置、具体例としては電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真方式等の画像形成装置では、静電潜像担持体(以下、「像担持体」ということがある。)の表面を帯電装置で帯電させ、該帯電域に画像露光装置或いは静電記録装置などの静電潜像形成装置で形成しようとする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置により現像して可視トナー像を形成し、該可視トナー像を最終的に記録媒体に転写し、該転写されたトナー像を定着装置で加熱加圧下に記録媒体に定着させる。
かかる画像形成装置は、モノクロ画像形成装置と2色以上のトナーを用いて画像形成できるカラー画像形成装置(代表的なものはフルカラー画像形成装置)に大別できる。
モノクロ画像形成装置では、像担持体上に形成されるトナー像は、転写装置を用いて直接記録媒体上に転写されるか、或いは中間転写体に1次転写装置により1次転写され、該中間転写体から記録媒体上に2次転写装置により転写され、定着装置により定着される。
カラー画像形成装置としては、所謂4サイクル型カラー画像形成装置やタンデム型カラー画像形成装置等が知られている。
4サイクル型カラー画像形成装置は、感光体のような像担持体表面を帯電させ、その帯電域に画像露光を施すなどして静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成する。かかるトナー像形成においては、互いに異なる色のトナーを収容した複数の現像装置を順次用いて、順次異なる色のトナー像を該像担持体上に形成する。さらに、該像担持体上に形成されるトナー像を、1次転写装置を用いて順次、重ねて中間転写体上に1次転写し、かくして形成される中間転写体上の多重トナー像を2次転写装置で記録媒体に2次転写し、定着装置で定着させて、カラー画像を得ることができる。
タンデム型のカラー画像形成装置では、感光体のような像担持体、その表面を帯電させる帯電装置、静電潜像形成装置、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置等を含む画像形成部が、トナーの色に応じて複数、中間転写体に沿って順次配置されており、各画像形成部において像担持体上に形成されるトナー像は1次転写装置により中間転写体に1次転写され、該中間転写体上のトナー像或いは多重トナー像が2次転写装置により記録媒体に2次転写され、定着装置で定着される。
このような画像形成装置は、今日、画像形成速度の高速化(単位時間あたりの画像形成枚数を多くすること)が求められており、高速になるにつれ、例えば、記録媒体上にトナー像を加熱定着させるための定着装置における熱量の増大が要求され、画像形成機構、記録媒体搬送機構等を動作させるエネルギーも増大してくる。
その結果、画像形成装置における種々の電源供給先(負荷)に電力を供給するにあたって、一つの電源コンセントからの電力供給だけでは、その電源コンセントがまかなえる容量を超えてしまうことがあり、容量オーバーにより電源設備のブレーカが遮断してしまい、各電源供給先を動作させることができない場合がある。特に、一般的な商用電源1系統だけでは、各電源供給先を動作させることができない場合がある。
そこで高速画像形成装置では、電源取得形態として、画像形成装置内の電源供給先をそれぞれが一つの電源コンセントで賄える容量以下になるように分割した形態を採用することが提案されている。例えば、制御系電力供給先と電力消費の大きい定着系電力供給先を分割することが提案されている。また、画像形成装置に本体に付設されることがあるソーター等の画像形成後処理系を分割された電力供給先の一つとすることもある。
このような画像形成装置では、分割された電源供給先のそれぞれに、それぞれ独立した電源設備系から電力供給するための電源コードが接続されるので、結果的に一つの画像形成装置が複数の電源コードを持つことになる。
このように複数の電源コードを有する画像形成装置は、例えば特開2003−295702号公報や、特開2005−121681号公報に記載されている。
特開2003−295702号公報記載の画像形成装置では、電力供給先をAC負荷とDC負荷に分割し、AC負荷にはAC負荷系電源コードから電力供給するとともにDC負荷にDC負荷系電源コードから電力供給するようにしている。
また、特開2005−121681号公報には、メインとサブの電源コードを有し、それぞれの電源コードでそのコードに対応する電力供給先に電力供給する画像形成装置が記載されている。
ところが、複数の電源コードを有する画像形成装置では、該複数の電源コードのそれぞれが対応する電源設備の電源コンセントに接続されるべきであるところ、1又はそれ以上のコードについてそれが対応する電源コンセントへの接続を忘れたり、一旦接続されたあと何らかの原因で脱落してしまう事態が発生することがある。
このような場合、画像形成装置が動作しないばかりか、画像形成装置が故障しているのか、コードが接続されていないのか区別をつけ難いことがある。
この点、前記特開2003−295702号公報記載の画像形成装置では、AC負荷系電源コードが該コード用の電源コンセントに接続されているか否かを判断できるように、AC点灯可能の発光素子を設けたり、電圧監視部を設けることが記載されている。
特開2005−121681号公報記載の画像形成装置では、サブ電源コード側に電源検知回路を設けるとともに、メイン電源コードのみ対応する電源に接続されていてサブ電源コードが対応電源に接続されていないときには異常と判断せずに表示部にサブ電源コードの接続を促す表示をさせるようにしている。
特開2003−295702号公報 特開2005−121681号公報
しかしながら、特開2003−295702号公報記載の画像形成装置によると、AC側の電源コードが接続されていることは発光素子で確認できるが、その発光で確認できることを予め知っているユーザーでないと画像形成装置が正常に動作しない原因が特定できなかったり、特定に時間がかかり過ぎたりし、DC側の電源コードの方が接続されていない場合は画像形成装置が動作せず、接続されていない旨の表示もなされないので、同様に事情を知らないユーザーが復旧に手間どると考えられる。
特開2005−121681号公報記載の画像形成装置においても、メイン側の電源コードが接続されていない場合は、画像形成装置が動作せず、接続されていない旨の表示も行われないため、ユーザーが復旧に手間どると考えられる。
そこで本発明は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写し定着させることができ、別々の電力供給系統電源に接続されるべき複数の電源コードを備えている画像形成装置であって、1系統の電力供給系統電源しか存在しない場所や、電源を複数系統の電力供給系統電源に増設するまでの期間等においても、装置が全く使用できないといったユーザーにとって著しく不便な状況を招くことなく使用できる画像形成装置を提供することを第1の課題とする。
また本発明は、上記第1の課題を解決できる画像形成装置であって、複数電源コードのうちの一部電源コードの対応電源への接続忘れ、一部電源コードの電源からの脱落や、それによる画像形成装置の動作不良や制限モードでの動作をユーザーやサービスマンが容易に知ることができ、状況に応じて適切、迅速に対応できる画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
前記第1の課題を解決するため本発明は、
静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写し定着させる画像形成装置であって、第1電力供給先及び第2電力供給先と、該第1電力供給先を第1電力供給系統電源に接続するための第1電源コードと、該第2電力供給先を該第1電力供給系統電源とは別の第2電力供給系統電源に接続するための第2電源コードと、該第1電源コードにより該第1電力供給系統電源から該第1電力供給先へ供給される電力を該第2電力供給先へ分配するための接続切り換え部と、該第2電力供給系統電源からの該第2電源コードによる該第2電力供給先への電力供給状態を検知する検知部と、前記接続切り換え部を制御するための制御部とを含んでおり、該制御部は、前記検知部が前記第2電力供給系統電源から該第2電源コードにて該第2電力供給先へ電力供給がなされていないことを検知すると、該第1電源コードにより該第1電力供給系統電源から該第1電力供給先へ供給される電力が該第2電力供給先へ分配されるように前記接続切り換え部を制御する画像形成装置を提供する。
この画像形成装置によると、検知部が第2電力供給系統電源から第2電源コードにて第2電力供給先へ電力供給がなされていないことを検知すると、接続切り換え部により、第1電源コードにより第1電力供給系統電源から第1電力供給先へ供給される電力が第2電力供給先へ分配される。それにより画像形成装置を動作させることができる。
従って、1系統の電力供給系統電源しか存在しない場所や、電源を複数系統の電力供給系統電源に増設するまでの期間等においても、画像形成装置を全く使用できないといったユーザーにとって著しく不便な状況を招くことなく該装置を使用できる。
ここで「電力供給先」とは画像形成装置における、電力を供給されて動作する部分のことであり、トナー像を記録媒体に定着させる定着部、画像形成装置に付設されることがあるソータ等の後処理装置などのほか、外部電源から電力を供給されて動作し、画像形成装置動作を制御する制御部等に電力供給する画像形成装置内の電源等もここで言う「電力供給先となり得る。
本発明に係る画像形成装置においては、前記第1電力供給先は一つでもよく、複数でもよい。第1電力供給先が複数あるときは、それら複数の第1電力供給先は、通常は、異なる種類の電力供給先となる。前記第2電力供給先も、一つでもよく、複数でもよい。第2電力供給先が複数あるときも、それら複数の第2電力供給先は、通常、異なる種類の電力供給先となる。
例えば、第1電力供給先については、第1群に分類される電力供給先として第1電力供給先があり、該第1群電力供給先が少なくとも一つの第1電力供給先を含んでいる場合を例示できる。また、第2電力供給先については、第2群に分類される電力供給先として第2電力供給先があり、該第2群電力供給先が少なくとも一つの第2電力供給先を含んでいる場合を例示できる。
例えば、本発明に係る画像形成装置として、前記第1電力供給先として少なくとも一つの第1電力供給先を含んでおり、前記第2電力供給先として複数の第2電力供給先を含んでおり、該複数の第2電力供給先のそれぞれに個別に前記第2電力供給系統電源へ接続するための前記第2電源コードが接続されているものを挙げることができる。この画像形成装置の場合、前記検知部は、該各第2電力供給先ごとにそれぞれ設けてもよい。その場合、前記制御部は、該複数の検知部のうち一つでも前記第2電力供給系統電源から該検知部に対応する第2電力供給先へ電力供給がなされていないことを検知すると、前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が該第2電力供給先へ分配されるように前記接続切り換え部を制御するものとしてもよい。
本発明に係る画像形成装置は、また、前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されているときには、消費電力を制限する制限モードが設定されるものでもよい。
かかる制限モードは、第1電力供給系統電源の容量を超えないようにし、該電源について設けられた安全装置(例えばブレーカ)が働いて、画像形成装置が動作しなくなることを防止できる消費電力の制限されたモードである。
前記制限モードでは、画像形成動作速度を正規速度(本来の通常速度)より低下させてもよい(制限モードの1例)。
画像形成が順次連続的に行われモードにおいて制限モードが設定されるときには、画像形成間隔が正規画像形成間隔(本来の通常画像形成間隔)より広げられるようにしてもよい(制限モードの他の例)。
前者制限モード例では、画像形成速度を低下させるのでそれだけ消費電力を抑えることができ、後者制限モード例では、トナー像を記録媒体に定着させる定着部の加熱部材(代表的には加熱ローラ或いは加熱ベルト)の加熱を通常よりゆっくり行うことができ、それだけ電力消費を抑えることができる。
ここで再び「電力供給先」に関して言えば、画像形成装置が画像形成装置動作を制御する制御部、画像形成装置における可動部分(静電潜像担持体等)を駆動する駆動部(モータ等を含む駆動部)及びトナー像を記録媒体に定着させる定着部を有しており、さらに、該制御部及び駆動部を動作させるための電源(画像形成装置に搭載された電源)を有している場合、前記第1電力供給先として少なくとも該制御部及び駆動部を動作させるための電源を有し、前記第2電力供給先として少なくとも該定着部を有する場合を例示できる。
また、画像形成装置が画像形成装置動作を制御する制御部、画像形成装置における可動部分(静電潜像担持体等)を駆動する駆動部(モータ等を含む駆動部)及びトナー像を記録媒体に定着させる定着部を有しているとともに後処理装置(ソータ等)が付設されており、さらに、該制御部及び駆動部を動作させるための電源(画像形成装置に搭載された電源)を有している場合、前記第1電力供給先として少なくとも該制御部及び駆動部を動作させるための電源及び該定着部を有し、前記第2電力供給先として少なくとも該後処理装置を有している場合を例示できる。
前記接続切り換え部の制御部は、前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されている状態において、前記第2電力供給系統電源から電力供給が開始されると、該第1電力供給系統電源からの電力の該第2電力供給先への分配が解除されるように前記接続切り換え部を制御してもよい。
かかる分配の解除により、第2電力供給先は第2電力供給系統電源から本来の電力の供給受け、画像形成装置がユーザーにとっては不利とも考えられる制限モードではなく通常モードで画像形成できるようになる。
なお、接続切り換え部の制御部は前記画像形成動作を制御する制御部と少なくとも一部を共通にするものであってもよい。
本発明に係る画像形成装置は、前記接続切り換え部の操作部を備えており、前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されている状態において、該操作部による操作入力により該第1電力供給系統電源からの電力の該第2電力供給先への分配の解除が可能である画像形成装置であってもよい。
また、本発明は前記第2の課題を解決するため、
第1の課題を解決する画像形成装置であって、前記電力供給先への電力供給状態を表示する表示部及び該表示部の表示動作を制御するための表示制御部を備えており、該表示部及び該表示制御部を動作させるための電力を前記電力供給先のうち電力が供給されている電力供給先のいずれからでも並列的に供給可能とするための並列供給部が設けられており、該表示制御部は、前記複数の電源コードのうち少なくとも一本がそれに対応する電力供給系統電源に接続されている状態から該複数の電源コードのすべてがそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続されている状態までの間で、該電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせる画像形成装置を提供する。
この画像形成装置によると、前記第1の課題を解決する画像形成装置と同様に、1系統の電力供給系統電源しか存在しない場所や、電源を複数系統の電力供給系統電源に増設するまでの期間等においても、装置が全く使用できないといったユーザーにとって著しく不便な状況を招くことなく使用できる。
また、この画像形成装置によると、前記複数の電源コードのうち少なくとも一本がそれに対応する電力供給系統電源に接続されている状態から該複数の電源コードのすべてがそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続されている状態までの間で、該電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示が前記表示部においてなされる。
従って、複数電源コードのうちの一部電源コードの対応電源への接続忘れ、一部電源コードの電源からの脱落や、それによる画像形成装置の動作不良や制限モードでの動作をユーザーやサービスマンが容易に知ることができ、状況に応じて適切、迅速に対応できる(例えば接続忘れコードの接続、脱落したコードの再接続、ユーザーにとっては不利とも考えられる制限モード中であることを忘れてそのまま使い続けることのないように、可能であれば制限モードを通常モードへ戻すための処置等を行える)。
前記表示制御部は、前記複数の電源コードのうち、少なくとも一本の電源コードが対応する電力供給系統電源に接続されいるが、該複数の電源コードのすべてがそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続されている状態ではないときに前記表示部に表示させた表示を、該複数の電源コードのすべてがそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続されると消去するものでもよい。
前記表示制御部は、前記複数の電源供給先のうち少なくとも一つに電力が供給されているが、該複数の電源供給先のうち必ず電力供給を要する電力供給先のすべてに電力が供給されている状態ではないときには前記表示部に異常表示及び電源コード接続を促す表示のうち少なくとも一方を表示するものでもよい。
前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、いずれの電源コードが電源に接続されているかに関する表示を行うものでもよい。
前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、いずれの電源コードが電源に接続されていないかに関する表示を行うものでもよい。
前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、未接続の電源コードがあることに関する表示を行うものでもよい。
既述のとおり、前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されているときには、消費電力を制限する制限モードが設定されてもよい。その場合、該制限モードが設定されている状態では、前記表示制御部が、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、該制限モードが設定されている旨を表示させるようにしてもよい。
既述のとおり、制限モードでは、画像形成動作速度が正規速度より低下せしめられるようにしてもよく、その場合、画像形成動作速度が正規速度より低下せしめられた状態では、前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、画像形成動作速度が正規速度より低下せしめられている旨を表示させるものであってもよい。
既述のとおり、画像形成が順次連続的に行われモードにおいて前記制限モードが設定されるときには、画像形成間隔が正規画像形成間隔より広げられようにしてもよく、その場合、画像形成間隔が正規画像形成間隔より広げられ状態では、前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、画像形成間隔が正規画像形成間隔より広げられている旨を表示させるものであってもよい。
以上説明したように本発明によると、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写し定着させることができ、別々の電力供給系統電源に接続されるべき複数の電源コードを備えている画像形成装置であって、1系統の電力供給系統電源しか存在しない場所や、電源を複数系統の電力供給系統電源に増設するまでの期間等においても、装置が全く使用できないといったユーザーにとって著しく不便な状況を招くことなく使用できる画像形成装置を提供することができる。
また本発明によると、かかる画像形成装置であって、複数電源コードのうちの一部電源コードの対応電源への接続忘れ、一部電源コードの電源からの脱落や、それによる画像形成装置の動作不良や制限モードでの動作をユーザーやサービスマンが容易に知ることができ、状況に応じて適切、迅速に対応できる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るモノクロ画像形成装置例の概略構成を示す図である。
図1に示す画像形成装置Aは、静電潜像担持体としてドラム型の回転駆動される感光体PCを備えている。感光体PCは本例では負帯電性の感光体である。感光体PCは図1では図示省略している感光体駆動モータにより図1中時計方向回りに回転駆動される。
感光体PCの周囲には、帯電器CH、画像露光装置Exp、現像装置D、1次転写装置T1、感光体に当接するクリーニングブレードbを備えたクリーナCL1等がこの順序で配置されている。1次転写装置T1は本例では中間転写体の1例である中間転写ベルトBを介して感光体PCに臨んでいる。装置T1はここでは1次転写ローラTr1により後述する感光体上トナー像のベルトBへの1次転写を行う。
中間転写ベルトBは、ローラBr1、Br2に巻き掛けられており、これらローラのうちいずれか(例えばローラBr1)が図示省略のモータにより回転駆動されることで図中反時計方向回りに回転する。
ローラBr1にはベルトBを介して2次転写装置T2の2次転写ローラTr2が臨んでいる。ローラBr2上のベルト部分に対し2次転写残トナーのクリーナCL2を設けてある。また、図1において2次転写ローラTr2より記録媒体Sの搬送方向において上流側にタイミングローラ対TRが、下流側には定着部Fがそれぞれ設けられている。
定着部Fのさらに下流側にはソータ等の後処理装置FNが設けられることもある。
定着部Fは、後ほど説明する図2に示すように、定着ローラ及びこれと対をなす加圧ローラ(両ローラ間にトナー像が転写された記録媒体Sが通される)を含む定着器f2と、定着ローラをトナー像定着のための所定温度(定着温度)へ加熱するための電力を供給する定着電源f1等を含んでいる。
この画像形成装置Aによる画像形成動作の概略を説明する。
回転駆動される感光体PCの表面が帯電器CHにより所定電位に帯電され、その帯電域に画像露光装置Expから形成しようとする画像に応じた画像露光が施され、それにより感光体PC上に静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置Dの現像ローラDrにより、本例では負帯電性のトナーを用いて反転現像され、可視トナー像となる。 このトナー像は、回転駆動される中間転写ベルトBに1次転写ローラTr1にて1次転写される。
一方、図示省略の記録媒体(例えば記録紙)供給部から記録媒体が引き出され、タイミングローラ対TRへ供給される。タイミングローラ対TRはベルトB上のトナー像が2次転写ローラTr2へ到来するタイミングに合わせて記録媒体Sを2次転写領域へ送り込む。すると、ベルトB上のトナー像は、2次転写ローラTr2にて記録媒体Sに2次転写される。
トナー像が転写された記録媒体Sは定着部Fに通され、そこでトナー像が加熱加圧下に定着され、その後図示省略の排出ローラにて排出トレイへ排出される。後処理装置FNが設けられている場合は後処理装置FNへ排出され、そこで所定の後処理を受ける。
以上説明した画像形成装置Aのように、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写し定着させる画像形成装置では、既に述べたように、画像形成速度(単位時間あたりの画像形成枚数)が高速になるにつれ、記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着させるための熱量が多く要求されるようになってくる。
また、記録媒体搬送速度、画像形成速度が速くなると、記録媒体搬送機構や画像形成機構を動作させるエネルギーも増大してくる。その結果、一つの電源コンセントでまかなえる容量を超えてしまい、例えば一般の商用電源1系統では動作させることができなくなってしまう。そこでこのような高速画像形成装置が採用する電源取得形態として、装置内部の電力供給先を一つの電源コンセントでまかなえる容量以下になるように分割する構成が取られ、その結果複数の電源コードを持つ形態となる。
図2に示すように、画像形成装置Aも2本の電源コード21、22を有している。
電源コード21の電力供給先は、装置Aの動作等を制御する主制御部5、感光体駆動モータ等を含む駆動部6、感光体表面を帯電させるために帯電器CHに高電圧を印加する高圧電源7等に対して電力を供給する低圧電源11(第1電力供給先の1例)となっており、電源コード22の電力供給先は定着電源f1及び定着器f2を含む定着部F(第2電力供給先の1例)となっている。
定着電源f1は、定着器f2がヒータランプタイプの定着器の場合はヒータランプ通電のON/OFFを行う通電駆動回路であり、誘導加熱方式の定着器の場合は誘導加熱電源である。
図2は画像形成装置Aの電力供給回路及び制御回路を概略的に示すブロック図である。 画像形成装置Aは、図2に示すように、接続切り換え部4及び電源検出部3を備えている。接続切り換え部4は、図示省略の第1電力供給系統電源から第1電源コード21により第1電力供給先(ここでは低電圧電源11)へ供給される電力を第2電力供給先(ここでは定着部F)へ分配するための接続切り換え部である。電源検出部3は、図示省略の第2電力供給系統電源からの第2電源コード22による定着部Fへの電力供給状態を検知する検知部である。
電源検出部3からの情報は主制御部5に入力されるようになっている。主制御部5は、駆動部5、高圧電源7等、並びに定着部F及び接続切り換え部4のリレー駆動部4Dをそれぞれ制御する。
なお、図2に破線で示す表示部DP及び操作部OPについては後述する。
画像形成装置Aにおいて、電源コード21、電源コード22の両方をそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続してメインスイッチSWを投入した場合は次のようになる。主制御部5において、電源検出部3からの電力供給の有無に関する情報に基づき、電源コード22側の電力供給が有り、つまり電源コード22が電源に接続されていると判定されることにより、接続切り換え部4によって定着部Fが電源コード22側に切り換えられる。このとき、電源コード21、22は共に対応する電源に接続されており、定着部Fへは電源コード22から電源が供給される状態であることから、主制御部5は画像形成装置Aを「通常モード(装置Aの画像形成速度を最大にし、仕様上の最高性能で動作するモード)」で動作させるようにする。
しかし、電源コード21は電源に接続するが、電源コード22は未接続にしてメインスイッチSWを投入した場合は次のようになる。
主制御部5において、電源検出部3からの電力供給の有無に関する情報に基づき、電源コード22側の電力供給が無し、つまり電源コード22が電源に接続されていないと判定されることにより、接続切り換え部4を切り換えずに、定着部Fに対しては電源コード21側から電力を分配供給する。
このとき、電源コード21のみが接続され、定着部Fへは電源コード21から電力が分配供給されている状態であることから、主制御部5は画像形成装置Aを「制限モード」に設定する。ここで制限モードは、画像形成速度を通常より低下させ、装置Aを電源設備及び電源コード21の定格範囲内で動作させ、ブレーカが落ちたりしないようにするモードである。
図3のフローチャートは、以上説明した電源コード22が接続されているかいないかに応じた、主制御部5による接続切り換え制御動作を示している。
図2に示した接続切り換え部4は、電源コード22から定着部Fへの電力供給経路をON/OFF するリレー42、電源コード21から定着部Fへ電力を分配供給する経路をON/OFF するリレー41、及びそれら二つのリレーを駆動するリレー駆動部4Dからなる。
ここで、リレー41はリレー駆動部4Dから駆動されていないときには回路を閉じて(ONして)いるノーマルクローズタイプのリレーであり、リレー42はリレー駆動部4Dから駆動されていないときには回路を開いて(OFF して)いるノーマルオープンタイプのリレーである。
これらは、電源コード21側と電源コード22側の供給経路が短絡することのないように、リレー駆動部4Dから同時に駆動されることでそれぞれの回路の開閉動作が常に逆となるようになっている。また、切り換え遅れによる瞬間短絡を防止するため、ONしているリレーをOFF してから、短絡の危険性が十分低くなる所定時間後に、OFF しているもう一方のリレーをONに切り換える制御をするとより安全である。さらに、ここでは両方のリレーが別々に存在する構成例を示したが、一つのリレー駆動回路で2経路を切り換えるタイプの一つのリレーを用いてもよい。この場合は、駆動回路が独立していないため、短絡しないようにする制御が不要であり、駆動回路の誤動作によって短絡する危険を防ぐことができる。
図2に示した接続切り換え部4は次のように接続切り換えを行うものとしてもよい。
すなわち、前述パターンとは逆にリレー41はリレー駆動部4Dから駆動されていないときには回路を開いて(OFF して)いるノーマルオープンタイプのリレーとし、リレー42はリレー駆動部4Dから駆動されていないときには回路を閉じて(ONして)いるノーマルクローズタイプのリレーとしてもよい。この場合は、図3のフローチャートに示した接続切り換え制御は逆になる。
すなわち、電源コード22側の電力供給が有り、つまり電源コード22が電源に接続されていると判定された場合は、接続切り換え部を切り換えせずに定着部Fに対しての電力供給を電源コード22側のままにして「通常モード」で動作させる。電源コード22側の電力供給が無し、つまり電源コード22が電源に接続されていないと判定された場合は、接続切り換え部を切り換えることにより、定着部Fに対しては電源コード21側から電力を分配供給し「制限モード」で動作させる。このようにリレーが逆でも同様の制御が可能である。
図4のフローチャートは、このような制御を行う場合の主制御部5の接続切り換え動作を示している。
ここで上述した「制限モード」は、画像形成装置全体の消費電力を抑えるためのモードであり、具体例として次の場合を挙げることができる。
(1)画像形成速度を通常の正規速度より低下させる。つまり記録媒体の搬送速度、画像を形成する速度を遅くすることで、各部を駆動する駆動部の消費電力を下げることができるとともに、定着部Fにおいても記録媒体の通過時間が長くなるため、速度が速い場合における定着時と同等の熱量を記録媒体及びその上のトナー像に与える場合でも、単位時間あたりに必要な熱量を低くすることができ、これらにより消費電力を抑えることができる。
(2)画像形成間隔を通常の正規間隔より広げる。この場合、画像形成速度を低下させる場合と異なり、記録媒体搬送速度や画像形成速度は通常時と同じであるため、装置内の駆動部で消費される電力の低減効果は画像形成速度を低下させるときより低い。しかし定着器f2における単位時間あたりの記録媒体の通過量が減るため、必要な熱量も低くすることができ、結果として装置全体の消費電力を抑えることができる。また、画像形成速度は変えないため、記録媒体搬送制御や画像形成に関連するシーケンス制御が比較的簡単であるという利点がある。
以上説明した電力分配は、電源コード22が電源に接続されていない場合は、両電源コードが接続されている場合の消費電力に対して所定の低い範囲に消費電力を抑え、電源コード21側のブレーカーが落ちないようにするという目的に沿った、装置Aの使用としてはユーザー側から見て受動的な手法であった。
しかし実際の画像形成装置の使用場面においては、別の能動的な面での利便性がある。 それは、2系統の電源設備(換言すれば二つの電力供給系統電源)がない場所においてユーザー及びサービスマンが電源コード21のみを接続し、電源コード22を故意に接続しないことによって、装置Aに自動的に電力制限を行わせ、電源コード1本分の供給容量、つまり一系統のみの電源設備でまかなえる範囲の動作に抑えることで、装置Aを動作させ得るということである。これは、従来であれば複数の電源コードが必要な装置は全く動作させることができない場所においても、制限付きながらも動作させることができ、ユーザーの利用を停止させずに済むという利便性を積極的に利用した場面である。
前述した画像形成装置Aでは、第1の電力供給先が低圧電源11であり、第2の電力供給先が定着部Fであったが、第2の電源供給先は後処理装置FNであってもよい。
またそれに限らず、2系統以上の電源設備(電力供給系統電源)が必要で複数の電源コードを持つ構成であれば、少なくとも一つの第1電力供給先を含む第1群の電力供給先から少なくとも一つ(例えば複数)の第2電力供給先を含む第2群の電力供給先へ電源を分配供給可能とし、そのときに、各電源設備系統に接続される電源コードに関して、その電源設備系統の合計容量範囲内に消費電力を抑えた動作をさせる構成であればよく、前述の構成に限るものではない。
なお、第2群に複数の電力供給先が含まれている場合、該各電力供給先はそれぞれ個別に電源コードで対応する系統の電源に接続可能となっていてもよい。また、その場合、該各電力供給先ごとに電源検出部を設け、それら複数の電源検出部のうち一つでも電力供給がないことを検知すると、第1群電力供給先への電力を第2群電力供給先へ分配するようにしてもよい。
また、画像形成装置Aでは、第2の電源コード22を電源に接続せずに動作させた場合は制限モードでの動作となるが、ある時点で第2の電源コード22が電源に接続され、コード22による電力供給が可能な状態になった場合、制限モードの解除を行うようにしてもよい。つまり、制限モードで動作している画像形成装置において第2の電源コード22が電源に接続されたときには電源検出部3により電力供給が検出されるため、主制御部5が電源コード22による電力供給の状態を定期的に監視していれば、そのタイミング、つまり第2の電源コード22が対応する電源に接続されたことを知ることが可能である。
ただし、画像形成動作中に第2コード22により電力供給が開始されたとしても、制限モードで動作している場合、画像形成途中で接続切り換え部4を切り換えることは、画像形成に影響があり、また制御が複雑になる。この場合は、画像形成中のジョブが終了後、装置Aが待機状態に移行したときに切り換えることで容易に通常モードに復帰することができる。
すなわち、第2コード22による電力供給が開始されたときに装置Aが「待機中」に移行するのを待ち、「待機中」に移行する。或いはすでに「待機中」であれば、接続切り換え部4によって、定着部F側への電力供給を、第1コード21側からの電力分配供給状態から第2コード22側からの独立電力供給状態へ切り換えることで、画像形成動作に影響なくモード移行が可能となる。図5のフローチャートは、このような切り換え制御を行わせるときの主制御部5の動作を示している。
この切り換え動作は、リレーの接続切り換えのみであるので、画像形成装置の動作が長い間停止することはなく、接続切り換えの間の定着部FのOFF 時間は僅かであるので、定着温度への復帰も短時間で済む。そのため連続で複数のジョブを受け付けている場合においても、切り換え後のプリントジョブ(画像形成ジョブ)はほぼ遅滞なく再開可能である。また、各プリントジョブの間で切り換えなくとも、大量にプリントを行うジョブの最中であっても、一旦記録媒体供給を停止し、画像形成途中の記録媒体に全て画像形成し終わってから、上述のように制限モードから通常モードに切り換え、その後一旦停止していたジョブを再開することも可能である。
図2に破線で示すように、低電圧電源11から電力供給され、主制御部5により表示制御される表示部DP、及び主制御部5に接続された操作部OPを設けてもよい。
この回路構成によると、画像形成装置Aが制限モードで動作しているときに第2の電源コード22が電源に接続されたときは、主制御部5がそれを知り、主制御部5は、表示部DPに制限モードが解除できる旨を表示させる。ユーザーは、その表示を見て、操作部OPからの操作入力により主制御部5を介して制限モードを解除できる。
いつ解除するかは、ユーザーの操作入力によって決めることができるので、例えば解除操作をする際に、一旦確認メッセージとして、「第2の電源コードが間違いなく別系統の電源設備に接続されているかの再確認をユーザーに促す」旨の表示、或いはさらに「同じ系統の電源設備へ接続した場合はブレーカー等の安全装置が働いてしまう」という警告を表示することで、安易に同じ電源設備に第2電源コードを接続して自動的に通常モードに切り替わり、ブレーカーが落ちてしまう等の問題を未然に防ぐことができる。
ユーザーが解除操作入力を行った場合においては、画像形成動作中での切り換えは行わず前記の「待機中」になってから接続切り換えを行うか、或いは一旦記録媒体の供給を停止して画像形成中の記録媒体に画像形成し終わってから切り換えを行い、通常モードで再開することが望ましい。図6のフローチャートは、主制御部5によるそのような制御動作例を示している。
ところで、複数の電源コードを持つ画像形成装置においては、全ての電源コードが接続されていない場合に装置が正常に動作しないといった問題が発生することがあり得る。装置の設置時や移動を行ったときに、接続されていない電源コードがあるものの、それがなかなか見つかりづらい場合に、装置を動作させるまでに時間がかかったりすることがある。また、装置の電源仕様や設置方法をよく知らない一般のユーザーにおいては、何らかの原因によって電源コードが外れてしまったりした場合、接続されているコードもあるため、外れてしまった電源コードを見つけるのに手間取り、装置の復旧に時間がかかる場合もある。
そこで、図2の回路構成に代えて例えば図7に示す回路構成を採用してもよい。
図7は図2の回路構成において、第2電力供給先として低電圧電源12を追加し、さらに表示部10とその制御を行う表示制御部9を設け、さらに低電圧電源11、12のいずれからでも表示制御部9及び表示部10に電力を供給できるようにするための並列供給部8を設けた回路である。
電源検出部3おいて取得される電力供給情報は主制御部5と表示制御部9の双方に入力される。
前記低電圧電源12は、表示制御部9の制御に必要な電力と表示部10の表示に必要な電力を合わせた最小限の電力を生成することができる。また、表示制御部9と表示部10の動作に必要な電力は、低圧電源11からも供給可能である。ただし、直接並列に接続して供給してしまうと、電源コード21と電源コード22の両方が接続されている場合、低圧電源11と低圧電源12から生成された出力電圧が、同時に表示制御部9及び表示部10に印加されるため、両電源11、12の電圧差で短絡状態になってしまう恐れがある。 また、片方の電源に電力供給がされていない状態ではその電源は動作していないため、動作している電源から電流が流入してしまうという問題もある。
そこで、それを防止する手段として並列供給部8が設けられている。
並列供給部8は、図8に示すように、二つのダイオードを含み、一方のダイオードのアノードに低電圧電源11を、他方のダイオードのアノードに低電圧電源12をそれぞれ接続し、両ダイオードのカソードを表示制御部9及び表示部10に接続したものである。この並列供給部を採用することで、電源11、12のうち何れかが働いていないときに、それへ電流が流入してしまうことや、両電源の電圧が異なる場合に短絡してしまうことが防止される。
前述した電源コード21が接続されていて電源コード22が接続されていない場合とは反対の場合、つまり間違って電源コード21を接続せずに電源コード22を接続した場合、図7の回路構成によれば、第1の電力供給先(ここでは低電圧電源11)へ電力を供給する電源コード11が接続されていないため、装置自体は動作させることができない。しかし、電源コード22側の低圧電源12には電源が接続され、並列供給部8を介して表示制御部9及び表示部10には電力供給されているため、表示部10にその旨を表示させることができる。
例えば、「電源コード21の接続を促すメッセージ」、「電源コード21の未接続を警告するメッセージ」等である。これにより、ユーザーは電源コード21の未接続を知ることができ、電源コード21を接続することによって、装置を動作させることが可能になる。
また図7の回路構成の場合は、加えて「電源コード21と22を両方同じ電源設備に接続するとブレーカーが落ちてしまう危険性」の表示及び、「電源コード21は別系統の電源設備へ接続することを促す注意表示」、「一系統電源設備しかない場合は、電源コード21を接続するときは電源コード22を外すことを促す表示」も併せて行うことで、想定される問題、例えばブレーカーが落ちてしまうことを未然に防ぐことが可能である。
なお、画像形成装置Aのような第1及び第2の電源コードを含む構成の装置だけでなく、電源分配供給機能のない種類の装置で、全ての電源コードを接続する必要のある画像形成装置の場合においても、上記同様の複数の装置内電源のいずれからでも電力供給を可能とした表示制御部及びそれにより制御される表示部を設けておけば、少なくとも1 本の電源コードが接続された状態であれば、該表示部に残りの電源コードの接続を促すメッセージ或いは接続されてない電源コードが存在することを示す異常表示することが可能であるので、電源コードが接続されていくに従い、適時表示内容を変更し、全ての電源コードが接続されるまで、設置者が迅速に装置を設置するための助けとなる。
また、複数の電源コードがあり、既述のような表示制御部及びこれにより制御される表示部に電力供給を行う小容量の電源が複数ある場合においては、並列供給部を、図8に示す2系統の場合より拡張し、ダイオードがその並列供給する電源の数だけ並列に接続された構成とすればよい。
また、全ての電源コードが接続された後には、表示部に表示させていた電源コード接続状態を示す表示、接続を促す表示等は消去し、通常使用においては必要のない情報を表示しないことで、表示部の表示範囲を他の用途に有効に活用することができる。
上述の表示部に表示する電源コードの接続に関する情報については、どの電源コードが接続されているかに関する情報であってもよいし、どの電源コードが接続されていないかに関する情報であってもよい。
また、未接続電源コードが存在することを表示し、ユーザ或いは装置設置者に全ての電源コードが接続されていない旨を知らせることによっても、装置設置の助けとなる。
また、図1の画像形成装置Aのように、電力供給先として、必ず電源接続が必要な第1群に属する電力供給先(装置Aでは停電圧電源11)と、装置の最低限の動作のためには必ずしも電源接続が必要でないが接続しないと装置のある機能が動作しない又は制限モードで動作してしまう第2群に属する電力供給先(装置Aでは定着部F)を含む場合、第1群の電力供給先に電力を供給する電源コードの全てが接続されていないときにおいて、表示部に異常表示、或いは第1群の電力供給先のための電源コード接続を促す表示を行うことで、電源接続優先順位を含んだ情報をユーザーや装置設置者に知らせることができる。これにより、装置を動作させるための最短の手順を設置者が知ることができると共に、電源コンセントが不足する場合でも一時的に動作させるためにはどのコンセントの接続が必要であるかをユーザー及び設置者が知ることができる。
画像形成装置Aでは、電源設備が一系統のみの環境でも制限モードにより動作させ得ることを説明したが、電源コード22が接続されてない情報が表示部にそのまま表示され続けると、長い期間においては煩わしくなることがある。また、電源設備がもう一系統増設されたり、あるいは電源設備が2系統ある場所へ装置を移設した場合において、電源コード21のみを接続したままで使用していると、両方接続すれば通常モードで使用できるところを、制限モードのまま使用し続けることになり、ユーザーにとっては不利益となる。さらに制限モードで動作しているときに電源コード22が接続されていないという表示では、制限モードで動作していることが分かりにくいという問題もある。
このような場合、ユーザーが必要なのは当初は電源コードが接続されていないという情報であっても、期間が経過すると制限モードで動作していることの表示の方が煩わしさが少なく、また重要度も高い。
これらの問題点を改善するため、電源コードの接続状態の情報、つまり電源コード22が接続されていない情報を、制限モードで動作しているという情報で置き換えて表示したり、或いは、画像形成速度を低下させている旨や、画像形成間隔を広げている(換言すれば単位時間あたりの画像形成枚数を制限している)旨の情報の表示としてもよい。
これにより、電源コード22が接続されていない、或いは電源コード21のみしか接続されていないという情報を表示し続けるのではなく、制限モードである旨の表示を続けることにより、電源設備が一系統しかない場所での使用においても煩わしい表示を抑制することができ、電源設備が増設された、或いは装置が2系統電源設備のある場所へ移設された場合においても、制限モードで動作していることをユーザーが知ることができる。
さらに、制限モードの表示に付随して操作入力により拡張情報を表示させる構成であればさらによい。これは、通常は表示されていない電源コードの接続状態に関する表示を拡張情報として一時的に表示させることにより、もし電源設備が2系統利用できる状況になっていれば、その情報を元に電源コード22を接続することによって、通常モードで装置の性能を最大限発揮させて使用することが可能となるからである。またその際には、通常モードに移行したときは、制限モードで動作している旨の表示を自動的に消去し、装置が通常モード(制限のない通常の使用モード)で動作しているときは、余分な表示は行わないようにすることが望ましい。
本発明は、複数本の電源コードを備えた画像形成装置であって、1系統の電力供給系統電源しか存在しない場所や、電源を複数の電力供給系統電源に増設するまでの期間等においても、装置が全く使用できないといったユーザーにとって著しく不便な状況を招くことなく使用できる画像形成装置を提供することに利用できる。
また本発明は、複数の電源コードを備えた画像形成装置であって、複数電源コードのうちの一部電源コードの対応電源への接続忘れ、一部電源コードの電源からの脱落や、それによる画像形成装置の動作不良や制限モードでの動作をユーザーやサービスマンが容易に知ることができ、状況に応じて適切、迅速に対応できる画像形成装置を提供することに利用できる。
なお、本発明は中間転写体を備えず静電潜像担持体上のトナー像を直接記録媒体に転写するモノクロ画像形成装置や、4サイクル型、タンデム型等のカラー画像形成装置にも適用できる。
本発明に係る画像形成装置例の構成の概略を示す図である。 図1に示す画像形成装置の電力供給回路及び制御回路を概略的に示すブロック図である。 図2に示す回路における主制御部による接続切り換え部を利用した接続切り換え制御動作を示すフローチャートである。 主制御部による接続切り換え制御動作の他の例を示すフローチャートである。 主制御部による接続切り換え制御動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 主制御部による接続切り換え制御動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置の電力供給回路及び制御回路の他の例を概略的に示すブロック図である。 並列供給部の回路構成を示す図である。
符号の説明
A 画像形成装置
PC 感光体
CH 帯電器
Exp 画像露光装置
D 現像装置
Dr 現像ローラ
T1 1次転写装置
Tr1 1次転写ローラ
CL1 クリーナ
b クリーニングブレード
B 中間転写ベルト
Br1、Br2 ベルト巻き掛けローラ
T2 2次転写装置
Tr2 2次転写ローラ
TR タイミングローラ対
F 定着部
f1 定着電源
f2 定着器
FN 後処理装置
S 記録媒体

11 低電圧電源
21、22 電源コード
3 電源検出部
4 接続切り換え部
4D リレー駆動部
41、42 リレー
5 主制御部
6 駆動部
7 高圧電源
8 並列供給部
9 表示制御部
DP、10 表示部
OP 操作部

Claims (18)

  1. 静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に転写し定着させる画像形成装置であって、第1電力供給先及び第2電力供給先と、該第1電力供給先を第1電力供給系統電源に接続するための第1電源コードと、該第2電力供給先を該第1電力供給系統電源とは別の第2電力供給系統電源に接続するための第2電源コードと、該第1電源コードにより該第1電力供給系統電源から該第1電力供給先へ供給される電力を該第2電力供給先へ分配するための接続切り換え部と、該第2電力供給系統電源からの該第2電源コードによる該第2電力供給先への電力供給状態を検知する検知部と、前記接続切り換え部を制御するための制御部とを含んでおり、該制御部は、前記検知部が前記第2電力供給系統電源から該第2電源コードにて該第2電力供給先へ電力供給がなされていないことを検知すると、該第1電源コードにより該第1電力供給系統電源から該第1電力供給先へ供給される電力が該第2電力供給先へ分配されるように前記接続切り換え部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1電力供給先として少なくとも一つの第1電力供給先を含んでおり、前記第2電力供給先として複数の第2電力供給先を含んでおり、該複数の第2電力供給先のそれぞれに個別に前記第2電力供給系統電源へ接続するための前記第2電源コードが接続されており、前記検知部は、該各第2電力供給先ごとにそれぞれ設けられており、前記制御部は、該複数の検知部のうち一つでも前記第2電力供給系統電源から該検知部に対応する第2電力供給先へ電力供給がなされていないことを検知すると、前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が該第2電力供給先へ分配されるように前記接続切り換え部を制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されているときには、消費電力を制限する制限モードが設定される請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記制限モードでは、画像形成動作速度が正規速度より低下せしめられる請求項3記載の画像形成装置。
  5. 画像形成が順次連続的に行われモードにおいて前記制限モードが設定されるときには、画像形成間隔が正規画像形成間隔より広げられる請求項3記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置の動作を制御する制御部、画像形成装置における可動部分を駆動する駆動部及びトナー像を記録媒体に定着させる定着部を有しており、前記第1電力供給先として少なくとも該制御部及び駆動部を動作させるための電源を有しており、前記第2電力供給先として少なくとも該定着部を有している請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置の動作を制御する制御部、画像形成装置における可動部分を駆動する駆動部及びトナー像を記録媒体に定着させる定着部を有しているとともに後処理装置が付設されており、前記第1電力供給先として少なくとも該制御部及び駆動部を動作させるための電源及び該定着部を有しており、前記第2電力供給先として少なくとも該後処理装置を有している請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されている状態において、前記第2電力供給系統電源から電力供給が開始されると、前記接続切り換え部の制御部は、該第1電力供給系統電源からの電力の該第2電力供給先への分配が解除されるように前記接続切り換え部を制御する請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記接続切り換え部の操作部を備えており、前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されている状態において、該操作部による操作入力により該第1電力供給系統電源からの電力の該第2電力供給先への分配の解除が可能である請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記電力供給先への電力供給状態を表示する表示部及び該表示部の表示動作を制御するための表示制御部を備えており、該表示部及び該表示制御部を動作させるための電力を前記電力供給先のうち電力が供給されている電力供給先のいずれからでも並列的に供給可能とするための並列供給部が設けられており、該表示制御部は、前記複数の電源コードのうち少なくとも一本がそれに対応する電力供給系統電源に接続されている状態から該複数の電源コードのすべてがそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続されている状態までの間で、該電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせる請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記表示制御部は、前記複数の電源コードのうち、少なくとも一本の電源コードが対応する電力供給系統電源に接続されいるが、該複数の電源コードのすべてがそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続されている状態ではないときに前記表示部に表示させた表示を、該複数の電源コードのすべてがそれぞれ対応する電力供給系統電源に接続されると消去する請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記表示制御部は、前記複数の電源供給先のうち少なくとも一つに電力が供給されているが、該複数の電源供給先のうち必ず電力供給を要する電力供給先のすべてに電力が供給されている状態ではないときには前記表示部に異常表示及び電源コード接続を促す表示のうち少なくとも一方を表示させる請求項10又は11記載の画像形成装置。
  13. 前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、いずれの電源コードが電源に接続されているかに関する表示を行わせる請求項10、11又は12記載の画像形成装置。
  14. 前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、いずれの電源コードが電源に接続されていないかに関する表示を行わせる請求項10から13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、未接続の電源コードがあることに関する表示を行わせる請求項10から13のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記第1電力供給系統電源から前記第1電力供給先へ供給される電力が前記接続切り換え部により前記第2電力供給先へ分配されているときには、消費電力を制限する制限モードが設定され、該制限モードが設定されている状態では、前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、該制限モードが設定されている旨を表示させる請求項10記載の画像形成装置。
  17. 前記制限モードでは、画像形成動作速度が正規速度より低下せしめられ、画像形成動作速度が正規速度より低下せしめられた状態では、前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、画像形成動作速度が正規速度より低下せしめられている旨を表示させる請求項16記載の画像形成装置。
  18. 画像形成が順次連続的に行われモードにおいて前記制限モードが設定されるときには、画像形成間隔が正規画像形成間隔より広げられ、画像形成間隔が正規画像形成間隔より広げられ状態では、前記表示制御部は、前記電源コードの対応する電力供給系統電源への接続状態に応じた表示を前記表示部に行わせるとき、画像形成間隔が正規画像形成間隔より広げられている旨を表示させる請求項16記載の画像形成装置。
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