JP2008037460A - 製剤用容器及びこの製剤用容器を使用した包材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このため、シート材によって被包する製剤用容器を成形する被包成形工程において製剤をシート材によって被包する際に、製剤外周近傍をヒートシールにて包囲して包材を成形し、成形された包材がヒートシールを施した容器である。また、製剤搬入工程とシート材搬入工程と被包成形工程と包材搬出工程とを有し、製剤搬入工程において製剤を送り込み、シート材搬入工程においてシート材を送り込み、被包成形工程において製剤をシート材からなる製剤用容器によって被包する際に、製剤外周近傍をヒートシールにて包囲して包材を成形し、包材搬出工程において成形後の包材を搬出する。
【選択図】図1
Description
このとき、被包部材としては、収容凹部と蓋部とによって容器形状に形成した容器タイプのものやシート状に形成したシートタイプのものがある。
そして、容器タイプのものは、金属製材料やプラスチック製材料等により成形されることが考えられる。
また、シートタイプのものにおいては、製剤を被包するシート材を、表面にシール加工を施した紙や透明あるいは半透明のプラスチック製フィルム、光線(特に太陽光線)遮断機能を有するアルミニウム製シート等により成形されることが考えられる。
そして、上記の搬入動作調整においては、製剤やシート材の送り込み速度の調整が重要である。
つまり、この被包作業においては、2枚のシート材によって製剤を表裏両側(あるいは「一面側及び他面側」とも換言できる。)から被包する際に、製剤をシールする必要がある。
このシールの形成においては、PTP(「press through pack」。つまり、前面を押すと、裏面から錠剤が出てくるような薬剤などの包装方式。)タイプや、ノッチ(「notch」。つまり、シート材にV字形・U字形などの開封用切り込みを形成する方式。)タイプがある。
(1)錠剤を2錠で切り離す方策とした包装を行っており、1錠単位での取り扱いが困難である。
(2)錠剤を押し出して取り出す必要があるために、製剤が破損するおそれがある。
(3)複数の連包とした際に嵩張る。
(4)シート材が硬質であるため、製剤を被包した成形後の包材を開封する作業が困難である。
(1)開封の際に、細かな開封カス、くず等が発生する。
(2)開封時に、フィルム状の製剤の場合には、製剤が破損するおそれがある。
(3)開封ミスが発生、つまり、斜めに開封したり、全く開封できなかったりする状況が生ずる。
これにより、製剤用容器は、ヒートシールにて製剤の外周近傍を包囲して包材を成形する際に使用され、包材を効率良く成形できるとともに、成形後の包材の開封作業を容易とし、使い勝手を向上し得る。
これにより、製剤をシート材からなる製剤用容器によって被包する際に、製剤外周近傍をヒートシールにて包囲して包材を成形でき、製剤用容器を使用した包材の製造を容易に行うことできる。
図2において、2は包材製造装置である。
この包材製造装置2は、製剤裁断部4と製剤搬入部6とシート材搬入部8と被包成形部10と包材搬出部12とからなる。
このとき、前記包材製造装置2において、製剤裁断部4は、連続した状態に成形されるフィルム製剤、例えば口腔内適用フィルム製剤シート(図示せず)を所定形状、例えば円形状に裁断して製剤14を形成する製剤裁断工程Aを行う箇所である。
また、前記製剤搬入部6は、製剤裁断部4にて所定形状に裁断された裁断後の被包される製剤14を送り込む製剤搬入工程Bを行う箇所である。
更に、前記シート材搬入部8は、製剤を被包するためのシート材16を送り込むシート材搬入工程Cを行う箇所である。
更にまた、前記被包成形部10は、前記製剤搬入部6により送り込まれた製剤を前記シート材搬入部8により送り込まれたシート材16からなる製剤用容器18によって被包し包材20を成形する被包成形工程Dを行う箇所である。
このとき、製剤用容器18は、シート材搬入部8により送り込まれたシート材16により形成されるものとし、この製剤用容器18の内部に所定形状の製剤14を被包して成形したものを包材20としている。
また、前記包材搬出部12は、被包成形工程Dにより包材20を成形した後に包材18を搬出する包材搬出工程Eを行う箇所である。
そして、前記製剤搬入部6における製剤搬入工程Bは、前記製剤裁断部4において所定形状に裁断された製剤14を図示しない製剤搬入手段によって前記被包成形部10に送り込むものである。
このとき、連続するシート材16を前記シート材搬入部8により搬入する動作に対して、前記製剤搬入部6は所定形状に裁断された製剤14をシート材16の所定の箇所まで搬送する動作であるため、製剤14の搬送動作に「間欠的に」の語句を使用し、製剤14とシート材16との対比を容易とする。
なお、この第1実施例においては、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2との材質を夫々同一材料を使用するものとする。
例えば、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2とを、透過性を有しないアルミニウム製材料とする場合や、透過性を有する、例えば透明あるいは半透明のフィルム製材料とする場合が考えられる。
つまり、以下の3つの組み合わせが考えられる。
「透過性を有しないアルミニウム製材料」+「透過性を有するフィルム製材料」
「透過性を有しないアルミニウム製材料」+「透過性を有しないアルミニウム製材料」
「透過性を有するフィルム製材料」+「透過性を有するフィルム製材料」
そして、シート材搬入部8のシート材搬入工程Cにおいて、一面用第1シート材搬入部8−1により一面用第1シート材16−1を送り込むとともに、この一面用第1シート材16−1に対して平行かつ接近させるように、他面用第2シート材搬入部8−2により他面用第2シート材16−2を送り込む。
このとき、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2との間に、前記製剤搬入部6における製剤搬入工程Bによる裁断後の製剤14が挿入されるものである。
このとき、ヒートシール工程D−1において、製剤14の外周近傍に加熱手段を使用してヒートシールSを行う際には、所定の温度のみでなく、所定時間だけ所定の圧力を加えるという、温度と時間と圧力との3つの要素を、シート材16の材質等により設定される。
また、この被包成形工程Dにおけるヒートシール工程D−1は、図1に示す如く、製剤を連続する一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2とによって被包する際に、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2間の所定の箇所に製剤14を間欠的に充填する製剤充填工程D−11を有し、製剤充填後に一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2とを使用して連続的なヒートシール作業を施すものである。
つまり、前記被包成形部10における被包成形工程Dには、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2との間に裁断後の製剤14が挿入された状態で送り込まれる。
そして、この被包成形部10における被包成形工程Dでは、送り込まれたシート材16をヒートシール部22にて加熱しつつ、圧力をも加え、製剤14の外周近傍にヒートシールSを形成する。
このとき、ヒートシールSは、図3に示す如く、例えば五角形のホームベース形状に形成される。
そして、製剤14の外周近傍にヒートシールSを形成した後に、包材20を成形する際には、カット部24に移動し、図5に示す如く、例えば包材20が3個一組の連結した状態に連結包材26を成形する。
なお、図5に開示する3個一組の連結した状態の連結包材26を成形する際に、各包材間、例えば第1包材20−1と第2包材20−2間、及び第2包材20−2と第3包材20−3間は、使用時の使い勝手を向上させるために、分離用のミシン目28−1、28−2を形成する。
また、この被包成形部10における被包成形工程Dにおいては、成形後に異物の混入の有無を検査するために、例えば軟X線検査部を設けることができるとともに、カット後のくずを除去するために、例えばくず取り部(「耳くず巻取り部」とも換言できる。)を設けることもできる。
つまり、この包材搬出工程E後は、次工程となる図示しない箱詰め工程等に移行することとなる。
まず、前記ヒートシールSされた包材20を開封する時、その開封強度(「再剥離強度」とも換言できる。)は0.5N〜20N(「50g〜2000g程度」と開示することも可能。)とする。
なお、この開封強度は、望ましくは1N〜15Nであり、更に望ましくは2N〜10Nである。
そして、「N」は、ニュートン(力の単位)であり、「1kgf=9.8N」である。
そして、前記シート材16からなる製材用容器18により成形される包材20の材質例を開示する。
(1)シーラント/PE(ポリエチレン)/アルミニウム/PE/PET(ポリエステルまたはポリエチレンテレフタレート)
(2)シーラント/PE/アルミニウム/PE/PET
またはシーラント/PE/シリカ蒸着フィルム/ポリウレタン系接着剤/PET
※ 蓋と容器との関係にある場合のシーラントが施されている蓋部分
(3)塩化ビニルまたはポリプロピレン
または塩化ビニルフィルム/ポリウレタン系接着剤/アルミニウム/ポリウレタン系接着剤/PET
※ 蓋と容器との関係にある場合のシーラントの施されていない容器部分
また、シート材16からなる製材用容器18により成形される包材20の強度は、2kg以上である。
なお、この包材20においては、使い勝手の向上を図るために、ハーフカットやミシン目などの方策が施される。
つまり、この製剤裁断工程Aを実施する製剤裁断部4によって、連続した状態に成形されるフィルム製剤、例えば口腔内適用フィルム製剤シート(図示せず)を所定形状に裁断して製剤14が形成される。
つまり、この製剤搬入工程Bを実施する製剤搬入部6によって、裁断装置により製剤14を所定形状に裁断した後に、この裁断した製剤14が製剤搬入手段によって前記被包成形部10に送り込まれる。
つまり、このシート材搬入工程Cを実施するシート材搬入部8において、一面用第1シート材搬入部8−1により一面用第1シート材16−1が送り込まれるとともに、この一面用第1シート材16−1に対して平行かつ接近させるように、他面用第2シート材搬入部8−2により他面用第2シート材16−2が送り込まれる。
つまり、この被包成形工程Dを実施する被包成形部10においては、先ず、ヒートシール工程D−1を行うヒートシール部22に移行する。
このヒートシール部22においては、送り込まれたシート材16を加熱しつつ、圧力をも加え、図3に示す如く、製剤14の外周近傍に、例えば五角形のホームベース形状のヒートシールSを有する製剤用容器18が形成される。
また、製剤14の外周近傍にヒートシールSを有する製剤用容器18を形成した後に、包材20を成形する際には、カット工程D−2を行うカット部24に移行する。
そして、このカット部24において、図5に示す如く、例えば包材20が3個一組の連結した状態の連結包材26が成形される。
このとき、図5に開示する3個一組の連結した状態の連結包材26を成形する際には、各包材間、例えば第1包材20−1と第2包材20−2間、及び第2包材20−2と第3包材20−3間に使用時の使い勝手を向上させるために、分離用のミシン目28−1、28−2が形成される。
この包材搬出工程Eを実施する前記包材搬出部12は、被包成形工程Dによって成形された成形後の包材20、例えば連結包材26を所定の部位まで搬出し、次工程となる箱詰め工程等に移行させる。
このとき、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2との上端部位の高さ寸法を異ならしめることにより、各上端部位の挟持がより一層容易となるものである。
また、波形状に形成した一面用第1シート材16−1と矩形状に形成した他面用第2シート材16−2とを引き剥がし、例えば五角形のホームベース形状に形成したヒートシールSの上端Stに至ると、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2との引き剥がし力がこの上端Stに集中し、その後に徐々にヒートシールSの面積が拡大するため、ヒートシールS部位の引き剥がしが容易となり、製剤の取り出しを容易に行うことができる。
(1)前記製剤裁断工程Aにおいて、連続した状態に成形されるフィルム製剤、例えば口腔内適用フィルム製剤シートを所定形状に裁断して製剤14を形成し、前記製剤搬入工程Bにおいて製剤14を送り込むとともに、シート材搬入工程Cにおいてシート材16を送り込み、被包成形工程Dにおいて製剤14をシート材16からなる製剤用容器18によって被包する際に、製剤14の外周近傍をヒートシールSにて包囲して包材20を成形し、包材搬出工程Dにおいて成形後の包材20を搬出することにより、包材20を効率良く成形できる。
(2)波形状に形成した前記一面用第1シート材16−1と矩形状に形成した他面用第2シート材16−2とを引き剥がし、例えば五角形のホームベース形状に形成したヒートシールSの上端Stに至ると、一面用第1シート材16−1と他面用第2シート材16−2との引き剥がし力がこの上端Stに集中し、その後に徐々にヒートシールSの面積が拡大するため、ヒートシールS部位の引き剥がしが容易となり、成形後の包材20の開封作業が容易となるとともに、開封時に道具を使用する必要がなく、使い勝手を向上し得る。
(3)PTPタイプと比較した場合には、以下のような作用効果を奏する。
(ア)製剤を取り出す際に製剤を破損するおそれがない。
(イ)複数の連包としても、嵩張ることがない。
(4)ノッチタイプと比較した場合には、以下のような作用効果を奏する。
(ア)開封の際に、細かな開封カス、くず等が発生しない。
(イ)フィルム状の製剤としても、開封時に製剤が破損するおそれがない。
(ウ)開封ミス、つまり、斜めに開封したり、全く開封できなかったりする状況が生じない。
この第2実施例において、上述第1実施例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
つまり、例えば一面用第1シート材32−1を、透過性を有する透明あるいは半透明のフィルム製材料とするとともに、他面用第2シート材32−2を、透過性を有しないアルミニウム製材料とするものである。
そして、一面用第1シート材32−1を、図6に示す如く、矩形状に形成するとともに、他面用第2シート材32−2を、一面用第1シート材32−1に対して上端部位の高さ寸法の異なる、例えば高さ寸法を大とした同形状に形成する。
また、前記製剤34を一面用第1シート材32−1と他面用第2シート材32−2とからなるシート材32、つまり製剤用容器38によって被包し、包材40を成形した際には、図6及び図8、図9に示す如く、製剤34の外周近傍、つまり、前記収容凹部36の外周部位を上端部位を円弧状に形成したヒートシールSにて包囲することとなる。
このとき、図7に示す如く、収容凹部36を製剤34よりも大径に形成するとともに、収容凹部36の押圧加工を容易とするために、収容凹部36の外周部位に傾斜面部42が形成される。
追記すれば、前記収容凹部36を形成する際には、他面用第2シート材32−2に予め収容凹部36を形成し、収容凹部36を形成した他面用第2シート材32−2を、上述の第1実施例に開示した包材製造装置におけるシート材搬入部の他面用第2シート材搬入部により被包成形部に送り込む構成とすることが可能である。
また、シート材搬入部と被包成形部との間に、押圧等によって他面用第2シート材32−2に収容凹部36を形成する収容凹部形成部(図示せず)を設けることも可能である。
このとき、他面用第2シート材32−2の材質に対して一面用第1シート材12−1の材質による可撓性が高いため、一面用第1シート材32−1と他面用第2シート材32−2との引き剥がし時には、図8及び図9に示す如く、他面用第2シート材32−2が形状を維持しつつ、一面用第1シート材12−1のみが変形することとなる。
(1)シート材32からなる製剤用容器38を構成する一面用第1シート材32−1と他面用第2シート材32−2との材質を異ならしめ、例えば一面用第1シート材32−1を透過性を有する透明あるいは半透明のフィルム製材料とするとともに、他面用第2シート材32−2を透過性を有しないアルミニウム製材料とすることにより、以下のような作用効果を奏する。
(ア)包材40内の製剤34の視認性を向上させることができる。
従って、例えば製剤34の取り出しの際には記憶した色や形状に基づいて取り出す可能性もあり、製剤34の目視による確認をも行うことができる。
(イ)アルミニウム製材料からなる他面用第2シート材32−2によって、包材40全体の強度を向上させることができる。
(ウ)アルミニウム製材料からなる他面用第2シート材32−2によって、光線遮断機能を向上させることができ、光線による製剤34の変質を防止し得る。
(2)一方のシート材に製剤34を収容する収容凹部36を形成したことにより、以下のような作用効果を奏する。
(ア)例えば、アルミニウム製材料からなる他面用第2シート材32−2に製剤34を収容する収容凹部36を形成したことにより、製剤34の収容箇所が予め規制されるため、この規制された位置に製剤34を収容させればよく、製剤挿入作業の際の位置特定が容易となり、機器の設定が容易となるとともに、作業性をも向上し得る。
(イ)収容凹部36の外周部位に傾斜面部42を形成することにより、収容凹部36の押圧加工を容易とすることができる。
(ウ)収容凹部36を製剤34よりも大径に形成するとともに、収容凹部36の外周部位に傾斜面部42を形成することにより、製剤挿入作業の際に、プレッシャ挿入方式を採用した場合には、傾斜面部42によって収容凹部36内への製剤34の挿入をスムーズに行うことができるとともに、製剤34と共に収容凹部36内に流入した空気を傾斜面部42を経て外部に円滑に排出されることができ、製剤挿入作業の効率向上に寄与し得る。
(3)製剤裁断工程において所定形状に製剤34を裁断し、製剤搬入工程において製剤34を送り込むとともに、シート材搬入工程においてシート材32を送り込み、被包成形工程において製剤34をシート材32によって被包する際に、製剤34の外周近傍をヒートシールSにて包囲して包材40を成形し、包材搬出工程において成形後の包材40を搬出することにより、上述第1実施例のものと同様に、包材40を効率良く成形できる。
(4)矩形状に形成した前記一面用第1シート材32−1とこの一面用第1シート材32−1よりも上端部位の高さ寸法を大とした同形状の他面用第2シート材32−2とを引き剥がし、例えば円弧状に形成したヒートシールSの上端Stに至ると、一面用第1シート材32−1と他面用第2シート材32−2との引き剥がし力がこの上端Stに集中し、その後に徐々にヒートシールSの面積が拡大するため、上述第1実施例のものと同様に、ヒートシールS部位の引き剥がしが容易となり、成形後の包材38の開封作業が容易となるとともに、開封時に道具を使用する必要がなく、使い勝手を向上し得る。
(5)PTPタイプと比較した場合には、以下のような作用効果を奏する。
(ア)上述第1実施例のものと同様に、製剤34を取り出す際に製剤34を破損するおそれがない。
(イ)複数の連包としても、嵩張ることがない。
(6)ノッチタイプと比較した場合には、以下のような作用効果を奏する。
(ア)上述第1実施例のものと同様に、開封の際に、細かな開封カス、くず等が発生しない。
(イ)上述第1実施例のものと同様に、フィルム状の製剤としても、開封時に製剤が破損するおそれがない。
(ウ)上述第1実施例のものと同様に、開封ミス、つまり、斜めに開封したり、全く開封できなかったりする状況が生じない。
さすれば、以下のような作用効果を奏する。
(1)製剤形状に応じてヒートシール形状を変更することができる。
(ア)従って、製剤形状や処理工程の経費等を総合してヒートシール部分の画数を設定すれば、使い勝手がよく、かつ安価なヒートシール形状とすることが可能である。
(イ)そして、四角形状以上の偶数多角形状、例えば六角形状とすれば、開封可能方向を2方向とした際に、同様な開封形状とすることができ、任意の開封部位からの開封が可能となり、実用上有利である。
(ウ)また、ヒートシール形状をM字形状とすれば、ヒートシールのシール力を両側の先端部位に集中させることができ、効率の良いヒートシールを実現することが可能となる。
すなわち、ヒートシールSを施して包材52を成形する際に、図10に示す如く、ヒートシールSの領域を開封側から複数、例えば第1ヒートシールS1と第2ヒートシールS2とに2分割し、これらの第1、第2ヒートシールS1、S2の温度分布を変更するものである。
実際例としては、ヒートシールS1側の温度を第2ヒートシールS2側の温度よりも低くし、ヒートシールを施した際のヒートシールS1側の溶着強度を低下させることが考えられる。
さすれば、以下のような作用効果を奏する。
(1)ヒートシールを施す際の温度分布を変更、例えば第1ヒートシールS1側の温度を第2ヒートシールS2側の温度よりも低くし、ヒートシールを施した際の第1ヒートシールS1側の溶着強度を低下させることにより、開封側である第1ヒートシールS1側のヒートシール力を低下させることが可能となり、使用時の開封作業を容易に行うことができる。
(2)また、第1ヒートシールS1側の温度を第2ヒートシールS2側の温度よりも高くすれば、ヒートシールを施した際の第1ヒートシールS1側の溶着強度を上昇させることにより、開封側である第1ヒートシールS1側のヒートシール力を堅固とすることが可能となり、製剤の状況維持を第1目的とする場合に対処可能である。
(3)更に、ヒートシールを施す際の温度分布を変更する際に、スポット的に温度を高くして溶着強度を上昇させる構成とすれば、複数のヒートシールポイントによってヒートシール全体の溶着強度の上昇を図ることが可能であり、包材の製造コストと包材のヒートシール力の向上との両立に寄与し得る。
「透過性を有しないアルミニウム製材料」+「透過性を有するフィルム製材料」
「透過性を有しないアルミニウム製材料」+「透過性を有しないアルミニウム製材料」
「透過性を有するフィルム製材料」+「透過性を有するフィルム製材料」
しかし、シート材の一面用第1シート材および/または他面用第2シート材を2種類以上の材料で形成する特別構成とすることも可能である。
すなわち、例えば一面用第1シート材において、一面用第1シート材の全域を同一の材料で形成するのではなく、製剤に該当する部位のみに「透過性を有するフィルム製材料」を使用し、その他の部位に「透過性を有しないアルミニウム製材料」を使用する方策とするものである。
さすれば、「透過性を有するフィルム製材料」を使用することによって、包材内の製剤の視認性を確保することができるとともに、「透過性を有しないアルミニウム製材料」を使用することによって、包材全体の強度向上や光線遮断機能の向上を図ることが可能である。
すなわち、図11に示す如く、一面用第1シート材62−1と他面用第2シート材62−2とからなるシート材62により形成される製剤用容器64を使用して製剤66を被包する包材68を成形する際に、包材68の外周部位の少なくとも2箇所から開封可能とする(図11の白抜き矢印参照。)。
例えば、包材68には、図11に示す如く、一方(図11において上方)側と他方(図11において下方)側との2方向から開封可能な構成とする。
つまり、図11に示す如く、他面用第2シート材62−2の中心部位に製剤66を載置した際に、この他面用第2シート材62−2に対して、一面用第1シート材62−1の一方側から他方側に延びる方向(図11において上下方向)の寸法を小とするものである。
さすれば、包材68を開封する際には、一方側と他方側とのいずれか一方において、寸法差によって明確に現出している一面用第1シート材62−1と他面用第2シート材62−2との夫々の端部を挟持し、各端部を離間する方向に引くことにより、一面用第1シート材62−1と他面用第2シート材62−2とを引き剥がすことができる。
これにより、包材68を開封する際の方向を2方向、あるいはそれ以上とすることのが可能となり、製剤66を被包して包材68を成形する製剤用容器66の使い勝手を向上させることができる。
すなわち、製剤用容器72をシート材74にて形成する際に、シート材74を、例えば6枚、つまり第1〜第6シート材74−1、74−2、74−3、74−4、74−5、74−6により形成し、これらの第1〜第6シート材74−1、74−2、74−3、74−4、74−5、74−6間に夫々製剤76を収容し、包材78を層状に成形する。
追記すれば、図12に示す如く、長さの異なる第1〜第6シート材74−1、74−2、74−3、74−4、74−5、74−6を設け、これらの第1〜第6シート材74−1、74−2、74−3、74−4、74−5、74−6により現出される第1〜第5間隙部80−1、80−2、80−3、80−4、80−5に第1〜第5製剤76−1、76−2、76−3、76−4、76−5を夫々収容するように、第1〜第5ヒートシールS1、S2、S3、S4、S5を施し(図11のヒートシール方向参照。)、包材78を層状に成形するものである。
さすれば、1つの包材78内に、例えば5個の製剤76を独立させて被包することができ、5回分の製剤76を1つの包材78にて保有することとなり、嵩張ることなく、数回分の製剤76を容易に携帯することができ、使い勝手を向上し得る。
すなわち、図13に示す如く、6個の包材82を連結して連結包材84を形成する際に、包材82の開封方向の製剤収容部86の長さL1寸法に対して、この製剤収容部86の開封幅の長さL2寸法を大とし、製剤収容部86を横長形状とするものである。
さすれば、包材82の開封幅を大きく設定することができ、包材82の開封作業を容易に行って、製剤88を容易に取り出すことが可能となる。
また、3つ1列として非開封側を接続した6つの包材82からなる連結包材84とすることにより、擬ワプロン型包装が可能である。
すなわち、図14に示す如く、例えば、前記包材92を3層構造する場合には、第1層目の第1シール材96−1の上面に長さの短い第2層目の第2シール材96−2及び第3層目の第3シール材96−3を順次積層する際に、第1シール材96−1と第2シール材96−2間を製剤94の製剤収容部98とする。
そして、第1シール材96−1と第2シール材96−2との一側(図14において左側)を揃えるとともに、第1シール材96−1と第3シール材96−3との他側(図14において右側)を揃える。
このとき、第1シール材96−1と第2シール材96−2間においては、製剤収容部98を包囲するように第1ヒートシールS1を施し、第1シール材96−1と第3シール材96−3間に第2ヒートシールS2を施すとともに、第2第2シール材96−2と第3シール材96−3間に第3ヒートシールS3を施すものである。
つまり、前記製剤収容部98は、包材92の一側においては、第1ヒートシールS1の1重形態となるとともに、包材92の他側においては、第1及び第2、第3ヒートシールS1、S2、S3からなる2重形態となる。
さすれば、包材92を成形する際に、製剤94の外周近傍の少なくとも一部を2重以上のヒートシールSにて包囲することが可能となり、十分な密封状態を維持することができる。
このとき、前記包材92を完全2重以上のヒートシール形態とすることが可能であるとともに、前記第1ヒートシールS1において、包材92の一側のヒートシール状態を例えばシール幅の増加やシール密着性の向上等させる強化方策を施した形態とすれば、1重形状でも十分な密封状態を維持することが可能である。
例えば、ヒートシールの先端部位を幅広に形成するとともに、サイド部位を幅狭に形成する方策や、逆に、ヒートシールの先端部位を幅狭に形成するとともに、サイド部位を幅広に形成する方策が可能である。
さすれば、ヒートシールを幅広に形成すれば、シール強度を向上させることができ、逆に、ヒートシールを幅狭に形成すれば、開封部位の場合には、シール強度を低下させて開封の容易化を図ることが可能であり、サイド部位に場合には、必要以上のシール強度とすることがなく、コストの低減に寄与し得るものである。
また、直線状のヒートシールにおいて、ヒートシール幅を波形状とし、交互に幅広と幅狭を位置させてシール強度の調整を図ることも可能である。
4 製剤裁断部
6 製剤搬入部
8 シート材搬入部
8−1 一面用第2シート材搬入部
8−2 他面用第2シート材搬入部
10 被包成形部
12 包材搬出部
14 製剤
16 シート材
16−1 一面用第1シート材
16−2 他面用第2シート材
18 製剤用容器
20 包材
20−1 第1包材
20−2 第2包材
20−3 第3包材
22 ヒートシール部
24 カット部
26 連結包材
28−1、28−2 分離用のミシン目
A 製剤裁断工程
B 製剤搬入工程
C シート材搬入工程
D 被包成形工程
E 包材搬出工程
D−1 ヒートシール工程
D−11 製剤充填工程
D−2 カット工程
S ヒートシール
St ヒートシールSの上端
Claims (6)
- 製剤を被包するためのシート材を送り込むシート材搬入工程と、製剤を前記シート材搬入工程により送り込まれたシート材によって被包する製剤用容器を成形する被包成形工程とを有し、被包成形工程において製剤をシート材によって被包する際に、製剤外周近傍をヒートシールにて包囲して包材を成形し、その成形された包材が容易に開封出来、再剥離可能なヒートシールを施した容器であることを特徴とする製剤用容器。
- 前記ヒートシールされた包材を開封する時、その開封強度は0.5N〜20Nであることを特徴とする請求項1に記載の製剤用容器。
- 前記ヒートシールのシール目がクロス目でその目ピッチが0.3〜1.0mm、目角80°〜160°であり気密性を有することを特徴とする請求項2に記載の製剤用容器。
- 前記シート材の片面又は両面のヒートシール面に、オレフィン系および/またはアクリル系のシーラントが施されていることを特徴とする請求項1に記載の製剤用容器。
- 被包される製剤を送り込む製剤搬入工程と、製剤を被包するためのシート材を送り込むシート材搬入工程と、前記製剤搬入工程により送り込まれた製剤を前記シート材搬入工程により送り込まれたシート材によって被包し包材を成形する被包成形工程と、この被包成形工程により包材を成形した後に包材を搬出する包材搬出工程とを有し、前記製剤搬入工程において製剤を送り込むとともに、前記シート材搬入工程においてシート材を送り込み、前記被包成形工程において製剤をシート材からなる製剤用容器によって被包する際に、製剤外周近傍をヒートシールにて包囲して包材を成形し、前記包材搬出工程において成形後の包材を搬出することを特徴とする製剤用容器を使用した包材の製造方法。
- 前記被包成形工程は、ヒートシールにて製剤をシート材からなる製剤用容器によって被包するヒートシール工程と、ヒートシール後のシート材を所定形状にカットして包材を成形するカット工程とを有することを特徴とする請求項5に記載の製剤用容器を使用した包材の製造方法。
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