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JP2008037100A - 印刷物の製造方法およびその方法で得られる印刷物 - Google Patents

印刷物の製造方法およびその方法で得られる印刷物 Download PDF

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JP2008037100A JP2007176228A JP2007176228A JP2008037100A JP 2008037100 A JP2008037100 A JP 2008037100A JP 2007176228 A JP2007176228 A JP 2007176228A JP 2007176228 A JP2007176228 A JP 2007176228A JP 2008037100 A JP2008037100 A JP 2008037100A
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oily
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Satoshi Nakata
聡 中太
Yoshinori Murakami
義典 村上
Akira Fukazawa
明 深澤
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Sakata Inx Corp
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Sakata Inx Corp
Sakata Corp
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Abstract

【課題】樹脂等の材料面でも非常に幅広く選択でき、さらに皮膜物性の他にも、粘度その他のニスとしての特性値を調整するのが簡単である水性オーバープリントニス組成物を利用して、凹凸模様を容易に形成することのできるエンボス加工方法を提供する。
【解決手段】基材の印刷面側に、(油性オーバープリントニス組成物中に離型剤を0.1〜10質量%、非結晶シリカを1〜15質量%含有する)油性オーバープリントニス組成物を印刷または塗工し、さらにウエット状態の該ニス組成物の印刷または塗工面上に、(上記油性オーバープリントニス組成物50質量部にトルエン50質量部を加えて希釈した希釈物の表面張力より5mN/m以上高い表面張力を有す)水性オーバープリントニス組成物を塗工した後、硬化乾燥させ、凹凸模様の水性オーバープリントニス組成物皮膜を形成することを特徴とする印刷物の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、印刷物の表面に凹凸模様を形成するためのエンボス加工方法、およびその方法を用いて得られる凹凸模様が形成された印刷物に関する。
従来より、印刷物の表面に凹凸模様を形成することにより、立体感と深みのある意匠性に優れる印刷物を得ることが知られている。
印刷物の表面に凹凸模様を形成する方法として、印刷物の表面に容易に凹凸模様を形成する下記の方法が提案されている。
例えば、基材表面に撥液性インキで印刷を施し、次いで架橋性透明樹脂にてコーティングを施し硬化させた後、エンボス版を用いて熱エンボスを施し凹凸模様を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、基材に撥液性インキを用いて絵柄層を形成し、次いで電離放射線重合性オリゴマー、電離放射線重合性モノマーおよび離型剤を含有する電離放射線硬化型塗料組成物を塗工し、絵柄層と塗工層との間の撥液作用によって絵柄層の上部の塗工層に凹部を形成させることにより、塗工層を電離放射線で硬化させたときに、絵柄層に同調した凹凸模様を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、基材に水性または油性インキを印刷し、次いで電子線または紫外線硬化型クリアー塗料を塗工し、電子線または紫外線照射し硬化してなる印刷物の形成において、インキの表面張力を電子線または紫外線硬化型クリアー塗料より小さくすることにより凹凸模様を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭59−132975号公報 特開平5−086306号公報 特開平6−278354号公報
しかしながら、上記の方法で得られるエンボス形成皮膜は、架橋性樹脂や活性エネルギー線硬化性樹脂等で形成されており、利用できる材料の幅が限定されるために画一的な性能となりやすい。また、活性エネルギー線硬化性樹脂を用いる場合は、活性エネルギー線硬化性樹脂を硬化させる照射装置が必要となる。
そこで、本発明の課題は、印刷物の表面に水性オーバープリントニス組成物を利用して凹凸模様を形成することは技術的に難しいけれども、反面樹脂等の材料面でも非常に幅広く選択でき、さらに皮膜物性の他にも、粘度その他のニスとしての特性値を調整するのが簡単である水性オーバープリントニス組成物を利用して、凹凸模様を形成する新規なエンボス加工方法およびその印刷物を提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、印刷面の一部分または全面に、特定量の離型剤と非結晶シリカを含有する油性オーバープリントニス組成物と、水性オーバープリントニス組成物の皮膜を重ねて設け、その表面張力の差を特定の値以上とすることにより、水性オーバープリントニス組成物皮膜に良好な凹凸模様を容易に形成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)インキを用いて情報を印刷した基材の印刷面側の一部分または全面に、下記の条件1を満足する油性オーバープリントニス組成物を印刷または塗工し、さらにウエット状態の該油性オーバープリントニス組成物の印刷または塗工面上に、下記の条件2を満足する水性オーバープリントニス組成物を塗工した後、上記油性オーバープリントニス組成物および水性オーバープリントニス組成物を硬化乾燥させ、凹凸模様の水性オーバープリントニス組成物皮膜を形成することを特徴とする印刷物の製造方法に関する。
条件1:バインダー樹脂、離型剤、非結晶性シリカ、植物油成分および/または鉱物油成分を含有する油性オーバープリントニス組成物であって、該油性オーバープリントニス組成物中に離型剤が0.1〜10質量%含有され、非結晶性シリカが1〜15質量%含有されている。
条件2:上記油性オーバープリントニス組成物50質量部にトルエン50質量部を加えて希釈した希釈物の表面張力より5mN/m以上高い表面張力を有する。
また、本発明は、(2)上記インキが、油性インキまたは活性エネルギー線硬化型インキ組成物である上記(1)項に記載の印刷物の製造方法に関する。
また、本発明は、(3)上記油性オーバープリントニスが、マイクロクリスタリンワックスを含有する上記(1)項または(2)項に記載の印刷物の製造方法に関する。
また、本発明は、(4)上記(1)〜(3)項のいずれかに記載の製造方法で得られる凹凸模様が形成された印刷物に関する。
印刷面の一部分または全面に、特定の離型剤と非結晶シリカを含有する油性オーバープリントニス組成物と水性オーバープリントニス組成物の皮膜を重ねて設け、その表面張力の差を特定の値以上とすることにより、水性オーバープリントニス組成物皮膜に良好な凹凸模様を形成できる。それにより、樹脂等の材料面でも非常に幅広く選択でき、さらに皮膜物性の他にも、粘度その他のニスとしての特性値を調整するのが簡単である水性オーバープリントニス組成物を利用して、凹凸模様を有する印刷物を容易に製造することが可能になった。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明の印刷物の製造方法は、インキを用いて情報を印刷した基材の印刷面上の一部分または全面に、下記条件1を満足する油性オーバープリントニス組成物(条件1:バインダー樹脂、離型剤、植物油成分および/または鉱物油成分を含有する油性オーバープリントニス組成物であって、該油性オーバープリントニス組成物中に離型剤が0.1〜10質量%含有され、非結晶シリカが1〜15質量%含有される)を印刷または塗工し、さらにウエット状態の該油性オーバープリントニス組成物の印刷または塗工面上に、下記の条件2を満足する水性オーバープリントニス組成物(条件2:上記油性オーバープリントニス組成物50質量部にトルエン50質量部を加えて希釈した希釈物の表面張力より5mN/m以上高い表面張力を有する)を満足する水性オーバープリントニス組成物を塗工した後、上記油性オーバープリントニス組成物および水性オーバープリントニス組成物を硬化乾燥させ、凹凸模様を形成させることを特徴とする。
以下において、印刷物上に上記の方法により凹凸模様を形成する方法をエンボス加工方法という場合がある。
まず、エンボス加工方法に使用する材料について説明する。
本発明のエンボス加工方法は、インキを用いて情報を印刷した基材の印刷面側に、油性オーバープリントニス組成物と水性オーバープリントニス組成物を印刷、塗工して、印刷物表面にエンボス加工を施すものである。
まず、エンボス加工を施す印刷物の基材としては、コート紙、コートボール紙、合成紙などの紙類、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分子フィルム類等が挙げられる。
また、エンボス加工を施す印刷物のインキとしては、オフセット印刷インキ等の油性インキ、紫外線硬化型印刷インキ、電子線硬化型印刷インキ、紫外線硬化機構と酸化重合機構を併用したハイブリッド型の活性エネルギー線硬化型印刷インキ組成物等が挙げられる。
また、エンボス加工方法に使用する油性オーバープリントニス組成物としては、下記の条件1を満足する油性オーバープリントニス組成物が特に制限なく使用できる。
条件1:バインダー樹脂、離型剤、非結晶性シリカ、植物油成分および/または鉱物油成分を含有する油性オーバープリントニス組成物であって、該油性オーバープリントニス組成物中に、離型剤が0.1〜10質量%含有され、非結晶性シリカが1〜15質量%含有される。
ここで、バインダー樹脂としては、油性オーバープリントニス組成物に一般的に用いられるバインダー樹脂が使用でき、具体的には、ロジン変性フェノール樹脂、石油樹脂変性フェノール樹脂等の各種フェノール樹脂、石油樹脂、各種アルキッド樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリエステル樹脂、これらの乾性油変性樹脂等が例示できる。これらの化合物は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
油性オーバープリントニス組成物中のバインダー樹脂の含有量は20〜40質量%が適量である。バインダー樹脂の含有量が前記範囲未満では、印刷適性低下の傾向があり、一方前記範囲を超えると油性オーバープリントニスの安定性に欠ける傾向がある。
また、鉱物油成分としては、油性オーバープリントニス組成物の溶剤として使用されている水と相溶しない沸点160℃以上、好ましくは200℃以上のものが好適に使用できる。具体的には、n−パラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤、α−オレフィン系溶剤などの石油系溶剤;軽油、スピンドル油、マシン油、シリンダー油、テレピン油、ミネラルスピリットなどの鉱物油が例示できる。これら溶剤は、単独でまたは2種以上を併用して使用できるが、近年の環境問題等から非芳香族系溶剤を使用することが好ましい。
油性オーバープリントニス組成物中の鉱物油成分の含有量は0〜75質量%であるのが好ましく、より好ましくは20〜50質量%である。
また、植物油成分としては、油性オーバープリントニス組成物に一般的に用いられている植物油およびそれから誘導される脂肪酸のエステルから選択される少なくとも1種以上が使用でき、具体的には、アマニ油、桐油、大豆油等の植物油およびそれから誘導される脂肪酸のエステル等が例示できる。
油性オーバープリントニス組成物中の植物油成分の含有量は、0〜25質量%であるのが好ましく、より好ましくは5〜20質量%である。
なお、鉱物油成分と植物油成分の合計使用量は、油性オーバープリントニス組成物中に20〜60質量%となる範囲が好ましい。
また、離型剤としては、離型性の高いシリコーンオイル等が挙げられる。好ましいシリコーンオイルとしては、アクアレンN(共栄社化学(株)製)等が例示できる。
油性オーバープリントニス組成物中の離型剤の含有量は、0.1〜10質量%であり、好ましくは1〜5質量%である。離型剤の含有量が前記範囲未満であると、凹凸形成能が低下する傾向があり、一方離型剤の含有量が前記範囲を超えると、ニスの経時安定性、印刷適性が低下する傾向がある。
また、非結晶性シリカとは、ケイ酸ナトリウムから化学的に得られるニ酸化ケイ素凝集体のシリカをいい、無定形シリカともいわれている。非結晶性シリカとしては、平均粒径0.01〜10μmのものが好ましく使用できる。好ましい非結晶性シリカの具体例としては、ニップジェルAZ−200(東ソー・シリカ(株)製)等が例示できる。
油性オーバープリントニス組成物中の非結晶性シリカの含有量は、1〜15質量%であり、好ましくは3〜10質量%である。非結晶性シリカの含有量が前記範囲未満であると、凹凸形成能が低下する傾向があり、一方非結晶性シリカの含有量が前記範囲を超えると、ニスの経時安定性、印刷適性が低下する傾向がある。
また、油性オーバープリントニス組成物中には、必要に応じて、より優れた凹凸形成能の付与を目的にマイクロクリスタリンワックスを加えることができる。
このマイクロクリスタリンワックスとしては、平均粒径0.5〜4μmのものが好ましく使用できる。好ましいマイクロクリスタリンワックスの具体例としては、セラスパーズ196E(Shamrock Technologies製)等が例示できる。油性オーバープリントニス組成物中のマイクロクリスタリンワックスの含有量は、0〜15質量%であり、好ましくは1〜10質量%である。マイクロクリスタリンワックスの含有量が前記範囲未満であると、凹凸形成能が低下する傾向があり、一方マイクロクリスタリンワックスの含有量が前記範囲を超えると、ニスの経時安定性、印刷適性が低下する傾向がある。
さらに、油性オーバープリントニス組成物には、必要に応じて、油性オーバープリントニス組成物の乾燥性を向上させるための金属石鹸型ドライヤー等のドライヤー、油性オーバープリントニス組成物のミスチング防止等を向上させるために体質顔料等を添加することもできる。
上記ドライヤーとしては、オクチル酸、ナフテン酸、樹脂酸、トール油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ヒドロキシ高級脂肪酸等のコバルト、マンガン、鉛、亜鉛、銅、鉄、カルシウム、ジルコニウム、アルミニウムなどの金属塩、またはセリウムなどの希土類金属塩の様な金属石鹸ドライヤーが使用できる。これらの化合物は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。油性オーバープリントニス組成物中のドライヤーの含有量は、好ましくは0〜5質量%、より好ましくは1〜3質量%である。
また、上記体質顔料としては、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、有機ベントナイト等が使用できる。これらの化合物は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。油性オーバープリントニス組成物中の体質顔料の含有量は、好ましくは0〜30質量%、より好ましくは0〜15質量%である。
つぎに、本発明のエンボス加工方法に使用する水性オーバープリントニス組成物としては、下記の条件2を満足するものであれば、通常の水性オーバープリントニス組成物が特に制限なく使用できる。
条件2:上記油性オーバープリントニス組成物50質量部にトルエン50質量部を加えて希釈した希釈物の表面張力より5mN/m以上高い表面張力を有する。
水性オーバープリントニス組成物の表面張力が(上記希釈物の表面張力+5mN/m)より低い場合は、良好な凹凸模様が得られない。なお、水性オーバープリントニス組成物の表面張力が(上記希釈物の表面張力+5mN/m)の値よりかなり高くてもとくに弊害はなく、むしろ差が大きいほど細かくはじき良好な凹凸模様が得られる。
上記水性オーバープリントニス組成物としては、水分散型樹脂組成物、水溶性樹脂ワニス、表面調整剤、水性溶剤を含有するものが好ましいものとして挙げられる。
水分散型樹脂組成物における水分散型樹脂としては、特に制限はないが、アクリル系モノマーを含む2種以上の重合性モノマーを重合して得られるものが好ましい。中でも、塗膜物性が良好な点から、アクリル系モノマーとスチレン系モノマーの共重合体が好ましい。
上記アクリル系モノマーとしては、特に限定されないが、(メタ)アクリル酸エステル類が好ましい。(メタ)アクリル酸エステル類しては、エステル部分が炭素数1〜20の炭化水素基からなるものが好ましく、具体的には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸s−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ラウリル等のアクリル酸アルキルエステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸s−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸ラウリル等のメタクリル酸アルキルエステル類、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート等のアラルキル(メタ)アルキレート類等が挙げられる。その他、メタクリル酸、アクリル酸等を挙げることができる。
上記アクリル系モノマー以外のモノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系モノマー、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノアルキルエステル、シトラコン酸、シトラコン酸モノアルキルエステル等のカルボキシル基含有不飽和モノマー等を挙げることができる。
上記水分散型樹脂組成物を製造するには、上記モノマーの2種以上を、過酸化アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素等の親水性触媒またはレドックス系触媒を用いて、通常用いられている条件下で乳化重合を行えばよい。共重合体を水中に安定に分散させるために、必要に応じて乳化剤を加えることが好ましい。
上記乳化剤としては、特に限定されないが、例えば、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等が挙げられる。塗膜の耐水性を向上させる場合には、高分子アニオン界面活性剤が好ましい。上記アニオン界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、シェラック、カルボキシル基を有するアクリル酸系共重合体、カルボキシル基を有するマレイン酸系共重合体等が挙げられる。上記乳化重合にあたっては、上記高分子アニオン界面活性剤そのものを用いてもよいが、上記高分子アニオン界面活性剤のアルカリ水溶液を用いてもよい。
また、上記水溶性樹脂ワニスとしては、特に制限はないが、上記水分散型樹脂組成物について例示したモノマー(ただし、カルボキシル基含有アクリル系モノマー、および/または、その他のカルボキシル基含有不飽和単量体モノマーを必須成分として含有する)を共重合して得られるアルカリ可溶型共重合体を塩基性化合物を用いて中和または部分中和し水中に溶解したものが好ましい。なかでも、塗膜物性が良好な点からアルカリ可溶型スチレン−アクリル共重合体を塩基性化合物を用いて水中に溶解したものが好ましい。
アルカリ可溶型共重合体を中和または部分中和する塩基性化合物としては、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアルキルアミン、モノエタノールアミン、エチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、アンモニア等が例示できる。
上記水性オーバープリントニス組成物においては、光沢、耐摩擦性、耐ブロッキング性などの塗膜物性や印刷適性の点から、樹脂成分として、水分散型樹脂組成物と水溶性樹脂ワニスを併用するのが好ましい。この点から、上記水分散型樹脂組成物と水溶性樹脂ワニスの比率(固形物換算)は、両者の合計量100質量%に基づいて、前者40〜95質量%、後者5〜60質量%の範囲が好ましい。上記水溶性樹脂ワニスの比率が5質量%未満では、レベリング性、光沢、耐摩擦性、耐ブロッキング適性などの塗膜物性や印刷適性が劣る傾向があり、一方60質量%を超えると、乾燥性や凹凸模様形成性能が劣る傾向がある。
上記表面調整剤は、特にその表面張力の調整という機能に基づいて、上記水性オーバープリントニス組成物の凹凸模様の形成に寄与するものである。かかる表面調整剤としては、特に制限はないが、アセチレン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、水性溶剤等を用いることができる。なかでも、アセチレン系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤が好ましい。
アセチレン系界面活性剤としては、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類等が挙げられ、好ましくは、アセチレン基とアルキレンオキサイド鎖を有する界面活性剤であり、例えば、サーフィノール系界面活性剤(日信化学工業(株)製)を挙げることができる。シリコーン系界面活性剤としては、ジメチルポリシロキサン等を挙げることができる。
表面調整剤を使用する場合、表面調整剤の使用量は、水性オーバープリントニス組成物の固形物全量に基づいて10質量%以下であるのが好ましく、特に好ましくは0.1〜10質量%である。表面調整剤の含有量が10質量%を超えると、水性オーバープリントニス組成物の凹凸模様が形成されない可能性がある。
上記水性溶剤としては、特に限定されないが、水と水混和性有機溶剤の混合物が好ましい。なお、上記水分散型樹脂組成物、水溶性樹脂ワニスに含有されている水分で充分なときは別途水を加える必要はない。水混和性有機溶剤としては、メチルアルコール、エチルアルコール等の1価アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノペンチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノヘキシルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキルエーテル類;エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールメチルエチルエーテル、エチレングリコールメチルブチルエーテル、エチレングリコールエチルブチルエーテル等のアルキレングリコールジアルキルエーテル類;エチレングリコールモノ酢酸エステル、エチレングリコールモノプロピオン酸エステル、エチレングリコールモノペンタン酸エステル、エチレングリコールモノヘキサン酸エステル、プロピレングリコールモノ酢酸エステル、プロピレングリコールモノプロピオン酸エステル、プロピレングリコールモノペンタン酸エステル、プロピレングリコールモノヘプタン酸エステル等のアルキレングリコールモノ脂肪酸エステル類等が挙げられる。
本発明におけるエンボス形成方法では、水性オーバープリントニス組成物の皮膜が乾燥して流動性がなくなるまでの間に、油性オーバープリントニス組成物との表面張力の差によって、皮膜の凹凸(エンボス模様)を形成するものであり、使用する材料や塗工条件、特に皮膜の膜厚や表面張力の差などにしたがって、水性オーバープリントニス組成物の粘度や乾燥性等は適度に調整することが好ましい。しかし、一般的には水性オーバープリントニス組成物は、ザーンカップR#4を使用する25℃での粘度が10〜35秒の範囲にあるのが好ましく、このような粘度のニスを乾燥後塗布量0.5〜8g/m2の範囲で塗布するのが好ましい。
次に、エンボス加工方法について具体的に説明する。なお、本発明は、具体的に説明したエンボス加工方法に限定されるものではなく、本発明の概念にしたがって凹凸模様が形成されるエンボス加工方法は本発明の範囲に含まれる。
本発明のエンボス加工方法の具体例を説明すると、例えば、まず基材に、情報をオフセット印刷インキ組成物または活性エネルギー線硬化型インキ組成物をオフセット印刷機等を用いて印刷する。その基材の印刷面上の一部分または全面に上記油性オーバープリントニス組成物をオフセット印刷機等で印刷するか、またはロールコーター、フレキソコーター、グラビアコーター、エアナイフ等の塗工機を用いて塗工し、ウエット状態の該油性オーバープリントニス組成物の印刷または塗工面上に上記水性オーバープリントニス組成物をロールコーター、フレキソコーター、グラビアコーター、エアナイフ等の塗工機を用いて塗工する。ついで、例えば、赤外線乾燥装置を用いて油性オーバープリントニス組成物を硬化乾燥させ、同時に、水性オーバープリントニス組成物の塗膜を乾燥させる。このようにして、凹凸模様を有する水性オーバープリントニス組成物の乾燥皮膜が形成される。
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は質量部を意味する。
実施例1
オフセット印刷用インキ組成物(サカタインクス(株)製、商品名:ダイヤトーン エコピュア HP J 藍M)を三菱製紙(株)製特菱アートに0.125cc/204cm2となるようにRI展色機((株)明製作所製)により展色し、インラインで下記組成の油性オーバープリントニス組成物を下記水性オーバープリントニス組成物をはじきたい箇所に0.100cc/204cm2となるようにRI展色機((株)明製作所製)で展色し、さらにインラインでハンドプルーファー200線/inchにより下記組成の水性オーバープリントニス組成物を展色し、熱乾燥装置(ドライヤー等)を用いて、硬化・乾燥させて、印刷物1を得た。
水性オーバープリントニス組成物の粘度は、(株)離合社製のザーンカップR#4を使用し、25℃で測定した。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 32.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 35.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 15.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 7.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 3.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
水性オーバープリントニス組成物(粘度:15秒)
・アクリルエマルジョン 68.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル352、固形分濃度45%)
・スチレン−アクリル樹脂溶解ワニス 22.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル354、固形分濃度35%)
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部
・水 9.5部
実施例2
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物2を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 33.5部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 38.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 17.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 7.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・シリコーンオイル 3.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
実施例3
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物3を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 32.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 36.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 15.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 7.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製 セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 2.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
実施例4
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物4を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 33.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 37.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 16.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 3.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 3.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
実施例5
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物5を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 31.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 33.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 15.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 10.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 3.0部
(共栄社化学(株)製 アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
実施例6
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物6を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 29.5部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 31.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 15.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 10.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 10.0部
(Shamrock Technologies社製セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 3.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
実施例7
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物7を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 33.5部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 37.5部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 15.5部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 1.5部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製 セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 4.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
実施例8
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物8を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 29.5部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 33.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 15.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 14.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製 セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 0.5部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
実施例9
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物9を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 34.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 37.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 16.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 1.5部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 1.0部
(Shamrock Technologies社製セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 9.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
比較例1
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物10を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 33.5部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 37.5部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 17.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 0.5部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 7.0部
(Shamrock Technologies社製セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 3.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
比較例2
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物11を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 29.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 31.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 13.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 16.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 3.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
比較例3
実施例1の水性オーバープリントニス組成物を下記組成の水性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物12を得た。
水性オーバープリントニス組成物(粘度:17秒)
・アクリルエマルジョン 60.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル352、固形分濃度45%)
・スチレン−アクリル樹脂溶解ワニス 30.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル354、固形分濃度35%)
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部
・水 9.5部
比較例4
実施例1の水性オーバープリントニス組成物を下記組成の水性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物13を得た。
水性オーバープリントニス組成物(粘度:15秒)
・アクリルエマルジョン 68.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル352、固形分濃度45%)
・スチレン−アクリル樹脂溶解ワニス 22.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル354、固形分濃度35%)
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 1.0部
・水 9.0部
比較例5
実施例1の水性オーバープリントニス組成物を下記組成の水性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物14を得た。
水性オーバープリントニス組成物(粘度:15秒)
・アクリルエマルジョン 75.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル352、固形分濃度45%)
・スチレン−アクリル樹脂溶解ワニス 15.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル354、固形分濃度35%)
・アセチレングリコール 0.5部
・水 9.5部
比較例6
実施例1の水性オーバープリントニス組成物を下記組成の水性オーバープリントニス組
成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物15を得た。
水性オーバープリントニス組成物(粘度:15秒)
・アクリルエマルジョン 75.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル352、固形分濃度45%)
・スチレン−アクリル樹脂溶解ワニス 15.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル354、固形分濃度35%)
・ジメチルポリシロキサン 0.5部
(ダウコーニング製51Additive)
・水 9.5部
比較例7
実施例1の水性オーバープリントニス組成物を下記組成の水性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物16を得た。
水性オーバープリントニス組成物(粘度:15秒)
・アクリルエマルジョン 75.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル352、固形分濃度45%)
・スチレン−アクリル樹脂溶解ワニス 15.0部
(ジョンソンポリマー製ジョンクリル354、固形分濃度35%)
・エチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部
・水 9.5部
比較例8
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物17を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 33.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 36.5部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 15.5部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 7.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製 セラスパーズ196E)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
比較例9
実施例1の油性オーバープリントニス組成物を下記組成の油性オーバープリントニス組成物に代えたほかは、実施例1と同様な加工方法で印刷物18を得た。
油性オーバープリントニス組成物
・バインダー樹脂 33.0部
(ロジン変性フェノール樹脂)
・鉱物油成分 37.0部
(AFソルベント6号)
・植物油成分 10.0部
(大豆油)
・非結晶性シリカ 1.0部
(東ソー・シリカ(株)製ニップジェルAZ−200)
・マイクロクリスタリンワックス 6.5部
(Shamrock Technologies社製 セラスパーズ196E)
・シリコーンオイル 11.0部
(共栄社化学(株)製アクアレンN)
・金属石鹸型ドライヤー 1.5部
(ハリマ化成(株)製ナフテートCa)
<評価>
(表面張力)
油性オーバープリントニス組成物(A)の希釈物(油性オーバープリントニス組成物(A)をトルエンで、油性オーバープリントニス組成物(A)/トルエン=50/50質量比となるように希釈した希釈物)の表面張力、水性オーバープリントニス組成物(B)の表面張力を、表面張力計((株)協和科学製、型式A3)により白金プレートを使用して25℃で測定し、それらの差を求めた。その結果を表1に示す。
(印刷物1〜18の凹凸性評価)
実施例、比較例のエンボス加工方法で得られた印刷物の凹凸性を目視にて評価した。評価結果を表1に示す。
評価基準
○:凹凸模様が明確で、良好なエンボス調の表面が得られる。
△:凹凸模様が不明確で、良好なエンボス調の表面が得られていない。
×:ほとんど凹凸模様が得られていない。
−:油性オーバープリントニス組成物の展色が不可能なため、評価が不可能。
Figure 2008037100

Claims (4)

  1. インキを用いて情報を印刷した基材の印刷面側の一部分または全面に、下記の条件1を満足する油性オーバープリントニス組成物を印刷または塗工し、さらにウエット状態の該油性オーバープリントニス組成物の印刷または塗工面上に、下記の条件2を満足する水性オーバープリントニス組成物を塗工した後、上記油性オーバープリントニス組成物および水性オーバープリントニス組成物を硬化乾燥させ、凹凸模様の水性オーバープリントニス組成物皮膜を形成することを特徴とする印刷物の製造方法。
    条件1:バインダー樹脂、離型剤、非結晶性シリカ、植物油成分および/または鉱物油成分を含有する油性オーバープリントニス組成物であって、該油性オーバープリントニス組成物中に離型剤が0.1〜10質量%含有され、非結晶性シリカが1〜15質量%含有されている。
    条件2:上記油性オーバープリントニス組成物50質量部にトルエン50質量部を加えて希釈した希釈物の表面張力より5mN/m以上高い表面張力を有する。
  2. 上記インキが、油性インキまたは活性エネルギー線硬化型インキ組成物である請求項1記載の印刷物の製造方法。
  3. 上記油性オーバープリントニスが、マイクロクリスタリンワックスを含有する請求項1または2記載の印刷物の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法で得られる凹凸模様が形成された印刷物。
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