JP2008033279A - 領域分割型波長板及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】分割された領域に微細周期構造を有する領域分割型波長板において分割された領域間の境界部の位置や微細周期構造の方向を肉眼で知ることのできる領域分割型波長板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】この領域分割型波長板は、少なくとも2つに分割された各領域11,12に所定方向に延びる微細周期構造をそれぞれ有し、分割された領域間の境界部13及び/又は微細周期構造の方向を視認可能な視認部を備え、視認部が境界部及び/又は微細周期構造の方向に沿うようにして形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】この領域分割型波長板は、少なくとも2つに分割された各領域11,12に所定方向に延びる微細周期構造をそれぞれ有し、分割された領域間の境界部13及び/又は微細周期構造の方向を視認可能な視認部を備え、視認部が境界部及び/又は微細周期構造の方向に沿うようにして形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、少なくとも2つに分割された領域に所定方向に延びる微細周期構造をそれぞれ有する領域分割型波長板及びその製造方法に関する。
下記非特許文献1は、3次元周期構造(フォトニック結晶)を用いた領域分割型波長板を開示している(図7)。この領域分割型波長板50は図7のような周期構造を有し分割ライン53で分割された領域51,52を備え、例えば、光ピックアップ用の光学系に配置されて使用できる。
「フォトニック結晶の実用化の前線で」川上彰二郎(O plus E Vol.28,No4,2006年4月)
「フォトニック結晶の実用化の前線で」川上彰二郎(O plus E Vol.28,No4,2006年4月)
上記非特許文献1のような領域分割された波長板は図7のように2つの領域に方向の異なる微細周期構造が境界部を挟んで形成されるため、光学装置内の光学系に組み込む場合、その境界部の位置や微細周期構造の方向を調整する必要がある。しかし、通常、境界部の位置や微細周期構造の方向は肉眼で見え難く、かかる調整は面倒で手間のかかるものであった。
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、分割された領域に微細周期構造を有する領域分割型波長板において分割された領域間の境界部の位置や微細周期構造の方向を肉眼で知ることのできる領域分割型波長板及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による領域分割型波長板は、少なくとも2つに分割された各領域に所定方向に延びる微細周期構造をそれぞれ有する領域分割型波長板であって、前記分割された領域間の境界部及び/又は前記微細周期構造の方向を視認可能な視認部を備え、前記視認部が前記境界部及び/又は前記方向に沿うようにして形成されていることを特徴とする。
この領域分割型波長板によれば、視認部は分割された領域間の境界部及び/又は微細周期構造の方向に沿うようにして形成されているので、分割された領域間の境界部及び/又は微細周期構造の方向を肉眼で知ることができる。
上記領域分割型波長板において前記境界部がその周囲の微細周期構造よりも突き出て形成されることにより、境界部に沿った視認部を構成できる。
また、微細周期構造の存在しない領域に対する前記微細周期構造の境界の内の少なくとも一辺が前記微細周期構造の方向と略一致することで、微細周期構造の方向に沿った視認部を構成できる。
また、上記領域分割型波長板は前記分割された各領域の微細周期構造の方向が異なるように構成できる。
また、前記分割された第1の領域が−1/4波長板として機能し、前記分割された第2の領域が+1/4波長板として機能することで、両機能を持つ波長板を実現できる。なお、領域分割型波長板の両面に第1の領域及び第2の領域を設けることが好ましい。
また、400乃至800nmの波長範囲内において広帯域特性を有することが好ましく、上記領域分割型波長板の使用波長帯域を400nm〜800nmの比較的広帯域とすることで、例えば、光ピックアップ装置として必要とされている405nm,650nm,780nm(青紫LD,DVD,CDの3波長互換)のような広い波長帯域内で一様な位相差特性を持たせることができる。
本発明による領域分割型波長板の製造方法は、上述の領域分割型波長板をインプリント法により製造することを特徴とする。
この製造方法によれば、分割された領域間の境界部においてインプリント成形により成形品に変形が生じ易くなり、かかる変形により境界部が周囲の微細周期構造よりも突き出るために境界部自体が視認部となる。かかる境界部における変形は、分割された各領域の微細周期構造の方向が異なるため境界部で交差する構成の場合に一層生じ易くなる。また、周期構造の存在しない領域に対する微細周期構造の境界の内の少なくとも一辺が微細周期構造の方向と略一致することで、インプリント成形時の離型が安定して行われ、離型時の基材と型に対する負荷を軽減することができるので成形の歩留まりを向上できるとともに、型の耐久性を向上できる。
以上のように、分割された領域間の境界部及び/又は微細周期構造の方向を視認可能な視認部を、インプリント成形により微細周期構造とともに形成することができるので、視認部を設けたことによる特別なコストは発生せず、経済的に製造可能となる。
本発明の領域分割型波長板によれば、分割された領域に微細周期構造を有する領域分割型波長板において分割された領域間の境界部の位置や微細周期構造の方向を肉眼で知ることができる。このため、装置等において領域分割型波長板を配置し光学系を構成する際に、領域分割型波長板の組み込みや調整が容易となり、組立工数の削減につながる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1は第1の実施の形態による領域分割型波長板の模式的な平面図(a)、その模式的な断面図(b)及び拡大した模式的な部分断面図(c)である。図2は図1(a)の領域分割型波長板の境界部近傍を拡大して示す要部平面図(a)及び境界部近傍の要部斜視図(b)である。
図1(a)の平面図に示すように、円板状の領域分割型波長板10は、直線状に延びる微細周期構造部15を有する第1の領域11と、第1の領域11と異なる方向に延びる微細周期構造部16を有する第2の領域12と、を直線状の境界部13を挟んで備えており、両微細周期構造部15,16が第1の領域11と第2の領域12との境界部13で交差するように形成されている。
領域分割型波長板10は、第1の領域11と第2の領域12が基材14の両面に形成されている。すなわち、図1(b)のように、第1の領域11の裏面側に第2の領域12が位置し、第2の領域12の裏面側に第1の領域11が位置するようにして両面に微細周期構造が形成されている。
図1(b)、(c)のように、領域分割型波長板10の一方の面の第1の領域11に凹凸状の第1の微細周期構造部15を有し、凸部15aと凹部15bが周期的に繰り返して形成されている。一方の面の第2の領域12に凹凸状の第2の微細周期構造部16を有し、凸部16aと凹部16bが周期的に繰り返して形成されている(図2(a))。
同じく、他方の面の第2の領域12に凹凸状の第2の微細周期構造部17を有し、凸部17aと凹部17bが周期的に繰り返して形成されている。他方の面の第1の領域11に凹凸状の第1の微細周期構造部18を有する。なお、微細周期構造部15〜18の凹凸の周期ピッチを例えば300nm程度、各凸部の幅を例えば200nm程度とすることができるが、これは一例であって、他の寸法であってもよいことは勿論である。
図2(a)に示すように、第1の領域11と第2の領域12との直線状の境界部13で両微細周期構造部15,16は凸部15aと凸部16aとが交差し、同様に凹部15bと凹部16bとが交差するようにして連続している。この境界部13には、各凸部15a,16aの上に図2(b)のように、その周囲の微細周期構造部15,16の凸部15a,16aから突き出るように突き出し部13aが形成されている。
上記突き出し部13aは領域分割型波長板10をインプリント法で作製したときの離型時に、境界部13で両微細周期構造部15,16の交差した凸部15a,16aが凸状に変形して形成されたものである。このため、突き出し部13aは、境界部13に沿って形成され、境界部13を視認可能な視認部を構成することができる。
以上のように、第1の実施の形態の領域分割型波長板10によれば、分割された領域11,12間の境界部13を、境界部13に沿って形成された、両微細周期構造部15,16の交差した凸部15a,16aから突き出た突き出し部13aにより肉眼で知ることができる。このため、装置等において領域分割型波長板を配置し光学系を構成する際に、領域分割型波長板の組み込みや分割された領域間の境界部を合わせる調整が容易となり、組立工数を削減できる。
〈第2の実施の形態〉
図3は第2の実施の形態による領域分割型波長板の模式的な平面図(a)、その別の構成例を示す同様の平面図(b)及びその更に別の構成例を示す同様の平面図(c)である。
図3(a)に示すように、第2の実施の形態による領域分割型波長板60は、全体として矩形状に構成され、直線状に延びる微細周期構造部65を有する第1の領域61と、第1の領域61と異なる方向に延びる微細周期構造部66を有する第2の領域62と、を直線状の境界部63を挟んで備えており、両微細周期構造部65,66が第1の領域61と第2の領域62との境界部63で交差するように形成されている。
領域分割型波長板60は、表面側の微細周期構造部65、66と同様に裏面側も構成されており、微細周期構造部が図1と同様に基材の両面に形成されている。各微細周期構造部は、図1(b)、(c)と同様に凹凸状に形成され、凸部と凹部とが周期的に繰り返して形成されている。
矩形状の領域分割型波長板60は、境界部63を挟んで第1の領域61と第2の領域62に分割されているが、第1の領域61の外周を構成する各辺の内で、境界部63に対し傾斜している傾斜辺61aが微細周期構造部65の方向と略一致し、第2の領域62の外周を構成する各辺の内で、境界部63に対し傾斜している傾斜辺62aが微細周期構造部66の方向と略一致するように構成されている。このように、各領域61,62の傾斜辺61a,62aは、各領域61,62の外周の一部を形成し、微細周期構造部のない領域との境界を構成するとともに、微細周期構造部65,66の方向と略一致し、微細周期構造65,66の各方向に沿った視認部を構成することができる。
以上のように、第2の実施の形態の領域分割型波長板60によれば、微細周期構造部65,66の各方向を、分割された領域61,62に形成された微細周期構造部65,66の各方向に沿うとともに境界を構成する傾斜辺61a,62aにより肉眼で知ることができる。
次に、第2の実施の形態による領域分割型波長板の別の構成例について図3(b)、(c)を参照して説明する。
図3(b)の矩形状の領域分割型波長板70は、図3(a)とほぼ同様に構成され、境界部73を挟んで略平行四辺形状の第1の領域71と同じく略平行四辺形状の第2の領域72に分割されているが、第1の領域71の外周を構成する各辺の内で、境界部73に対し傾斜している傾斜辺71a,71cが微細周期構造部75の方向と略一致し、第2の領域72の外周を構成する各辺の内で、境界部73に対し傾斜している傾斜辺72a、72cが微細周期構造部76の方向と略一致するように構成されている。このように、各領域71,72の傾斜辺71a,72aは、各領域71,72の外周の一部を形成し、微細周期構造部のない領域との境界を構成するとともに、微細周期構造部75,76の方向と略一致し、微細周期構造75,76の各方向に沿った視認部を構成することができる。
図3(b)の領域分割型波長板70によれば、微細周期構造部75,76の各方向を、分割された領域71,72に形成された微細周期構造部75,76の各方向に沿うとともに境界を構成する傾斜辺61a,61c,62a,62cにより肉眼で知ることができる。
また、図3(c)の多角形状の領域分割型波長板80は、図3(a)とほぼ同様に構成され、境界部83を挟んで第1の領域81と第2の領域82に分割されているが、第1の領域81の外周を構成する各辺の内で、境界部83に対し傾斜している傾斜辺81aが微細周期構造部85の方向と略一致し、第2の領域82の外周を構成する各辺の内で、境界部83に対し傾斜している傾斜辺82aが微細周期構造部86の方向と略一致するように構成されている。領域81,82の外周を構成する他の辺は多角形状になっている。このように、各領域81,82の傾斜辺81a,82aは、各領域81,82の外周の一部を形成し、微細周期構造部のない領域との境界を構成するとともに、微細周期構造部85,86の方向と略一致し、微細周期構造85,86の各方向に沿った視認部を構成することができる。
以上のように、図3(c)の領域分割型波長板80によれば、微細周期構造部85,86の各方向を、分割された領域81,82に形成された微細周期構造部85,86の各方向に沿うとともに境界を構成する傾斜辺81a,82aにより肉眼で知ることができる。
以上のような図3(a)乃至(c)の領域分割型波長板60,70,80によれば、微細周期構造部の方向を、分割された各領域に形成された微細周期構造部の方向に沿うとともに境界を構成する傾斜辺により肉眼で知ることができるため、装置等において領域分割型波長板を配置し光学系を構成する際に、領域分割型波長板の組み込みや微細周期構造部の方向を合わせる調整が容易となり、組立工数を削減できる。また、インプリント成形時の離型が安定して行われ、離型時の基材と型に対する負荷を軽減することができる。
次に、図1の領域分割型波長板10のインプリント法による製造方法について図4,図5を参照して説明する。図4は本実施の形態によるインプリント法を行うためのインプリント装置の要部を概略的に示す側断面図である。図5は本実施の形態によるインプリント法による製造方法の工程S01〜S06を説明するためのフローチャートである。
なお、インプリント法とは、例えば特開2005−189128号公報のように、微細構造を有する型を用いて、ポリスチレン等の樹脂を加圧成形した後に、成形品を型から剥離することで、微小突起を有する微細構造物を得る公知の方法である。
図4のように、図1(a)〜(c)の第1の領域11の微細周期構造部15及び第2の領域12の微細周期構造部16に対応した凹凸部b1を有する上型bと、同じく微細周期構造部17及び微細周期構造部18に対応した凹凸部c1を有する下型cを用意し、インプリント装置の取付部m,nに上型b及び下型cをそれぞれ取り付けてから、樹脂からなる基材aをセットする(S01)。
次に、上型bを所定温度まで昇温してから(S02)、上型bを鉛直方向下方vに降下させ(S03)、基材aを上型bと下型cとの間に挟んで一定以上の圧力となるまでプレスし(S04)、この圧力状態で一定時間上型bと下型cを保持する(S05)。
次に、上型bと下型cを冷却してから(S06)、上型bを鉛直方向上方v’に上昇させることで、また、基材aを下型cから取り去ることで剥離して離型することで(S07)、領域分割型波長板10を得ることができる。
なお、基材aの樹脂は、ポリオレフィン樹脂やノルボルネン系樹脂等の光学用樹脂材料が好ましく、具体的には、例えば、三井化学(株)製のアペル、JSR(株)製のアートン、日本ゼオン(株)製のゼオノア、ゼオネックスなどを使用できる。
また、上型b、下型cは、例えば、ガラスからなる型基材上にレジストを均一に塗布してレジストマスクを形成してから電子ビームにより所定の微細パターンを描画し、所定の現像材料により現像し、この微細パターンが形成された型基材に対しプラズマ等のドライエッチングを行うことで凹凸部b1,c1を形成して製造できる。この電子ビーム描画は、本発明者等が、例えば特開2004−107793号公報や特開2004−54218号公報等で提案した電子ビーム描画装置により行うことができる。これにより、所望の描画パターンを電子ビームによる3次元描画でサブミクロンオーダーの高精度でレジスト膜上に形成できる。
以上のようにして、図1の第1の領域11と第2の領域12のように分割された領域にそれぞれ方向の異なる微細周期構造を有する領域分割型波長板10をインプリント法により製造することができるが、上記離型のとき(S06)、第1の領域11と第2の領域12との境界部13で両微細周期構造部15,16の交差した凸部15a,16aが凸状に変形して図2(b)のような突き出し部13aが形成される。このようにして、型b、cに突き出し部13aの形成のための特別な工夫をすることなく、突き出し部13aを境界部13に沿って形成することができ、領域分割型波長板10において境界部13を視認可能な視認部を構成できる。
また、図3(a)乃至(c)の領域分割型波長板60,70,80を上述の図4,図5と同様にしてインプリント法により製造することができるが、この離型のとき、各境界に位置する各領域の傾斜辺61aと62a,71aと72a,81aと82aがそれぞれ微細周期構造部65と66,75と76,85と86の方向に沿っているので、離型がスムースに安定して行われるとともに、離型時に型や基材への負荷が小さくなる。
すなわち、離型は微細周期構造の平面に対して垂直方向に行われると、樹脂詰まりなどが起き易いので、微細周期構造の平面に対して略平行に進むように行われ、上述のように各傾斜辺での剥離が微細周期構造部の方向に沿って進むので、離型がスムースに安定して行われる。
また、上記離型のとき、図3(a)乃至(c)の領域分割型波長板の傾斜辺61aと62a,71aと72a,81aと82aとの頂点tから剥離が開始され、離型の開始点(頂点t)から各傾斜辺及び各微細周期構造の方向に沿って剥離が進みことで離型が安定して行われ、これにより、再現性の高い成形が可能となる。
次に、図1のような領域分割型波長板10の使用例について図6を参照して説明する。図6は図1の領域分割型波長板10を配置した光学系を概略的に示す図である。
図6の領域分割型波長板10は、両面の第1の領域11が−1/4波長板として機能し、両面の第2の領域12が+1/4波長板として機能するように構成されている。図6のように、レンズ31と33との間に領域分割型波長板10を配置し、領域分割型波長板10とレンズ33との間に偏光板32を配置している。
図6の光学系において、レンズ31からの実線で示す直線偏光の光(波長λ)が領域分割型波長板10の第1の領域11,11(−1/4波長板)を通過して−90°−90°の位相差が与えられ、偏光方向が変化し、また第2の領域12,12(+1/4波長板)を通過して+90°+90°の位相差が与えられ、偏光方向が変化し、偏光板32を通過する。この場合、破線で示すように、光が例えば領域分割型波長板10の手前で焦点を所定を結ぶと、領域分割型波長板10の第2の領域12,第1の領域11を通過し、また第1の領域11,第2の領域12を通過し、偏光方向は変化せず、偏光板32を通過しない。これに対し、図6の実線で示すように、レンズ31からの光が領域分割型波長板10の両面の間で焦点を結ぶことで、上述のように、±180°の位相差が与えられ、偏光方向が変化し、偏光板32を通過する。
以上のように、レンズ31からの光が領域分割型波長板10の両面の間で焦点を結ぶように領域分割型波長板10を配置することで、例えば多層ディスク等の所定の深さ位置の反射光のみを透過させるようにできる。図6の光学系において2枚の波長板を配置した場合、2枚の波長板間に焦点を結ぶように2枚の波長板の各位置を調整しなければならず、このため調整が複雑で組立に手間取ってしまうのに対し、図6のように1枚の領域分割型波長板10の両面に波長板の機能を備えることで、領域分割型波長板10の位置調整を行うだけでよく、調整が容易で組立が簡単となり、好ましい。
また、領域分割型波長板10の境界部13の位置が肉眼で分かるので、境界部13の位置調整も容易となる。また、図3(a)乃至(c)のように領域分割型波長板10を構成することで、微細周期構造部の方向も肉眼でで分かるので、微細周期構造部の方向の調整も容易となる。
また、図3(a)乃至(c)の領域分割型波長板において400nm〜800nmの比較的広い波長帯域で一様な位相差特性を発現させるために、微細周期構造のアスペクト比(凹凸の深さh/凸部の幅w(図1(c)参照))が5程度以上必要とされるが、かかる高アスペクト比を持つ領域分割型波長板を成形する場合、成形後の離型が困難となり歩留まりが低下してしまい易いが、第2の実施の形態によれば、上述のように離型がスムースに安定して行われかつ離型時に型や基材への負荷が小さくなるから、高アスペクト比の微細周期構造を持つ領域分割型波長板を歩留まりよく製造することができる。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図3(a)乃至(c)の境界部63,73,83を図2(a)、(b)と同様に構成し、境界部63,73,83を視認可能にするように構成してもよく、これにより、分割された領域間の境界部を合わせる調整が容易となる。
また、図3(a)乃至(c)の領域分割型波長板60,70,80は、平面的に矩形状または多角形状に構成され、ほぼ全面に微細周期構造部が形成されているが、本発明はこれに限定されず、三角形状等の他の形状であってもよく、また微細周期構造部のない領域が微細周期構造部の外側に存在してもよく、更に全体平面形状が円板状になって、微細周期構造部のない領域が円板外周に存在してもよく、例えば、図3(a)乃至(c)の各辺61a,62a,71a,71c,72a,72c,81a,82aが微細周期構造部のある領域と微細周期構造部のない領域との境界に位置するように構成できる。
また、図1、図3の各領域分割型波長板は微細周期構造が両面に形成されているが、本発明はこれに限定されず、片面のみに形成されてもよい。
また、領域分割型波長板10の図2(b)の突き出し部13aを形成するように予め工夫した型、例えば境界部13に位置する凸部が高くなるような構造の型を用いてもよい。
10 領域分割型波長板
11 第1の領域(分割された領域)
12 第2の領域(分割された領域)
13 境界部
13a 突き出し部
14 基材
15,16 両微細周期構造部
15a,16a 凸部
15b,16b 凹部
17,18 微細周期構造部
17a 凸部
17b 凹部
60,70,80 領域分割型波長板
61,71,81 第1の領域(分割された領域)
61a,71a,81a 傾斜辺
62,72,82 第2の領域(分割された領域)
62a,72a,82a 傾斜辺
63,73,83 境界部
65,75,85 微細周期構造部
66,76,86 微細周期構造部
b 上型
c 下型
11 第1の領域(分割された領域)
12 第2の領域(分割された領域)
13 境界部
13a 突き出し部
14 基材
15,16 両微細周期構造部
15a,16a 凸部
15b,16b 凹部
17,18 微細周期構造部
17a 凸部
17b 凹部
60,70,80 領域分割型波長板
61,71,81 第1の領域(分割された領域)
61a,71a,81a 傾斜辺
62,72,82 第2の領域(分割された領域)
62a,72a,82a 傾斜辺
63,73,83 境界部
65,75,85 微細周期構造部
66,76,86 微細周期構造部
b 上型
c 下型
Claims (7)
- 少なくとも2つに分割された各領域に所定方向に延びる微細周期構造をそれぞれ有する領域分割型波長板であって、
前記分割された領域間の境界部及び/又は前記微細周期構造の方向を視認可能な視認部を備え、
前記視認部が前記境界部及び/又は前記方向に沿うようにして形成されていることを特徴とする領域分割型波長板。 - 前記境界部がその周囲の微細周期構造よりも突き出て形成されている請求項1に記載の領域分割型波長板。
- 微細周期構造の存在しない領域に対する前記微細周期構造の境界の内の少なくとも一辺が前記微細周期構造の方向と略一致している請求項1または2に記載の領域分割型波長板。
- 前記分割された各領域の微細周期構造の方向が異なる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の領域分割型波長板。
- 前記分割された第1の領域が−1/4波長板として機能し、前記分割された第2の領域が+1/4波長板として機能する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の領域分割型波長板。
- 400乃至800nmの波長範囲内において広帯域特性を有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の領域分割型波長板。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の領域分割型波長板をインプリント法により製造することを特徴とする領域分割型波長板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007162189A JP2008033279A (ja) | 2006-06-28 | 2007-06-20 | 領域分割型波長板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006177964 | 2006-06-28 | ||
| JP2007162189A JP2008033279A (ja) | 2006-06-28 | 2007-06-20 | 領域分割型波長板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008033279A true JP2008033279A (ja) | 2008-02-14 |
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ID=39122704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007162189A Pending JP2008033279A (ja) | 2006-06-28 | 2007-06-20 | 領域分割型波長板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008033279A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011148701A1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | シャープ株式会社 | カラーフィルタおよびこれを備えた反射型表示装置 |
| WO2018179881A1 (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-04 | 株式会社ダイセル | 樹脂成型品の製造方法及び光学部品の製造方法 |
| JP2018161864A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 株式会社ダイセル | 樹脂成型品の製造方法及び光学部品の製造方法 |
| JP2018161863A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 株式会社ダイセル | 樹脂成型品の製造方法及び光学部品の製造方法 |
-
2007
- 2007-06-20 JP JP2007162189A patent/JP2008033279A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011148701A1 (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | シャープ株式会社 | カラーフィルタおよびこれを備えた反射型表示装置 |
| WO2018179881A1 (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-04 | 株式会社ダイセル | 樹脂成型品の製造方法及び光学部品の製造方法 |
| JP2018161864A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 株式会社ダイセル | 樹脂成型品の製造方法及び光学部品の製造方法 |
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| US11927884B2 (en) | 2017-03-27 | 2024-03-12 | Daicel Corporation | Resin molded article production method and optical component production method |
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