JP2008032059A - フロントフォーク - Google Patents
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Abstract
【課題】 ダンパシリンダを内蔵した倒立フロントフォークにおいて、ブレーキ作動に連動して気体室の圧力を上昇させ、ノーズダイブの防止を図ること。
【解決手段】 フロントフォーク10において、車体側チューブ11に車軸側チューブ12を摺動自在に挿入し、車軸側チューブ12の底部にダンパシリンダ21を立設し、車体側チューブ11に支持したピストン支持体27をダンパシリンダ21に挿入し、ピストン支持体27の上端側の一部を中空パイプ28とし、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部で、ダンパシリンダ21とピストン支持体27の周囲に油溜室34とその上部の第1気体室35Aを形成するとともに、ピストン支持体27を構成する中空パイプ28の内部に第2気体室35Bを形成してなるもの。
【選択図】 図1
【解決手段】 フロントフォーク10において、車体側チューブ11に車軸側チューブ12を摺動自在に挿入し、車軸側チューブ12の底部にダンパシリンダ21を立設し、車体側チューブ11に支持したピストン支持体27をダンパシリンダ21に挿入し、ピストン支持体27の上端側の一部を中空パイプ28とし、車体側チューブ11と車軸側チューブ12の内部で、ダンパシリンダ21とピストン支持体27の周囲に油溜室34とその上部の第1気体室35Aを形成するとともに、ピストン支持体27を構成する中空パイプ28の内部に第2気体室35Bを形成してなるもの。
【選択図】 図1
Description
本発明は自動2輪車等のフロントフォークに関する。
特許文献1には、自動2輪車の正立フロントフォークにおいて、ブレーキ作動時に気体室の圧力を上昇させてノーズダイブの防止を図るとともに、ノーズダイブ防止後の気体室の圧力上昇を抑えてクッション性を向上したものが開示されている。
即ち、特許文献1のフロントフォークでは、ブレーキ信号を得たソレノイドが鉄心棒を上方に後退させ、鉄心棒に固定の弁体によって下室Bを上室Cに連通する流路を閉じ、下室Bの圧力を上昇させてノーズダイブを防止し、更なるフロントフォークの圧縮によって下室Bの圧力が所定以上になると、補助弁体を開いて下室Bの圧力を上室Cにブローする。これにより、下室Bの圧力は補助弁体の開放以前よりも僅かに弱まり、結果として、フロントフォークの圧縮はスムーズになってクッション性を確保できる。
特開昭60-252085
自動2輪車の倒立フロントフォークでは、特許文献1のノーズダイブ防止構造をそのまま適用できない。即ち、車体側チューブに車軸側チューブを摺動自在に挿入し、車軸側チューブの底部にダンパシリンダを立設し、車体側チューブに支持したピストンロッドをダンパシリンダに挿入する倒立フロントフォークでは、車体側チューブの内部への車軸側チューブの進入、車体側チューブの内部へのピストンロッドの配置により、車体側チューブの内部の上部に2つの気体室を形成できず、結果としてノーズダイブ防止構造を設けることができない。
本発明の課題は、ダンパシリンダを内蔵した倒立フロントフォークにおいて、ブレーキ作動に連動して気体室の圧力を上昇させ、ノーズダイブの防止を図ることにある。
請求項1の発明は、車体側チューブと車軸側チューブを摺動自在に嵌合し、車体側チューブと車軸側チューブの内部に、油溜室と気体室を設けるとともに、気体室を油溜室の上部の第1気体室と、第1気体室に連通する第2気体室に分け、ブレーキ作動に連動して第1気体室と第2気体室の連通を閉じる開閉弁を設けてなるフロントフォークにおいて、車体側チューブに車軸側チューブを摺動自在に挿入し、車軸側チューブの底部にダンパシリンダを立設し、車体側チューブに支持したピストン支持体をダンパシリンダに挿入し、ピストン支持体の上端側の一部を中空パイプとし、車体側チューブと車軸側チューブの内部で、ダンパシリンダとピストン支持体の周囲に油溜室とその上部の第1気体室を形成するとともに、ピストン支持体を構成する中空パイプの内部に第2気体室を形成してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記中空パイプの上端部に第1気体室と第2気体室の連通口を設けたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記開閉弁が閉じた状態で、第1気体室が所定の圧力に達したときに開き、第1気体室を第2気体室に連通するブロー弁を設けたものである。
請求項4の発明は、請求項請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記第2気体室の底部に、該第2気体室から油溜室又は第1気体室への流れを許容する逆止弁を設けたものである。
(請求項1)
(a)フロントフォークにおいて、ピストン支持体の上端側の一部を中空パイプとし、車体側チューブと車軸側チューブの内部で、ダンパシリンダとピストン支持体の周囲に油溜室とその上部の第1気体室を形成するとともに、ピストン支持体を構成する中空パイプの内部に第2気体室を形成した。従って、ダンパシリンダを内蔵した倒立フロントフォークにおいて、第1と第2の2つの気体室を形成することができた。
(a)フロントフォークにおいて、ピストン支持体の上端側の一部を中空パイプとし、車体側チューブと車軸側チューブの内部で、ダンパシリンダとピストン支持体の周囲に油溜室とその上部の第1気体室を形成するとともに、ピストン支持体を構成する中空パイプの内部に第2気体室を形成した。従って、ダンパシリンダを内蔵した倒立フロントフォークにおいて、第1と第2の2つの気体室を形成することができた。
(b)ブレーキ作動すると、開閉弁が第1気体室と第2気体室の連通口を閉じる。これにより、第1気体室の圧力が上昇して空気ばね定数を上げ、フロントフォークの沈み込みを抑え、ノーズダイブを防止する。通常走行時の乗心地を悪化させることはない。
(請求項2)
(c)第1気体室と第2気体室の連通口を中空パイプの上端部に設けたから、フロントフォークの伸縮で上下動する油溜室のオイルが通常走行時に、第1気体室を経て上記連通口から第2気体室へ入りにくい。連通口に進入するオイルは連通口を絞って減衰力を発生させ、通常走行時の乗心地を悪化させる。また、連通口から進入したオイルが第2気体室の容積を変え、通常走行時の乗心地を悪化させるとともに、所望の空気ばねによるノーズダイブ防止効果が得られない。
(c)第1気体室と第2気体室の連通口を中空パイプの上端部に設けたから、フロントフォークの伸縮で上下動する油溜室のオイルが通常走行時に、第1気体室を経て上記連通口から第2気体室へ入りにくい。連通口に進入するオイルは連通口を絞って減衰力を発生させ、通常走行時の乗心地を悪化させる。また、連通口から進入したオイルが第2気体室の容積を変え、通常走行時の乗心地を悪化させるとともに、所望の空気ばねによるノーズダイブ防止効果が得られない。
(d)第1気体室と第2気体室の連通口を中空パイプの上端部に設けたから、開閉弁を車体側チューブの上端側に配置でき、車体側チューブの上端部に設置したソレノイドに開閉弁を直結できる。
(請求項3)
(e)フロントフォークが前述(b)の後に更に圧縮し、第1気体室の圧力が所定以上になると、ブロー弁が開き、第1気体室の空気を第2気体室にブローし、第1気体室の圧力上昇を抑える。これにより、フロントフォークは圧縮行程時の空気ばねの上昇が緩やかなものになり、クッション性が向上する。圧縮行程の後半における乗心地を悪化させることはない。
(e)フロントフォークが前述(b)の後に更に圧縮し、第1気体室の圧力が所定以上になると、ブロー弁が開き、第1気体室の空気を第2気体室にブローし、第1気体室の圧力上昇を抑える。これにより、フロントフォークは圧縮行程時の空気ばねの上昇が緩やかなものになり、クッション性が向上する。圧縮行程の後半における乗心地を悪化させることはない。
(請求項4)
(f)逆止弁は、フロントフォークの圧縮時に、油溜室の油圧の上昇により閉じる。フロントフォークがブレーキ作動後に伸長動作に転ずると、第1気体室が拡大する。このとき、開閉弁が未だ閉じている段階では、第1気体室が負圧になり、フロントフォークの円滑な伸長動作が阻害される。ところが、本発明では、第1気体室の負圧により逆止弁が開き、第2気体室が第1気体室に連通するから、ブレーキ作動後の伸長動作初期段階での、第1気体室の負圧を解消して伸長動作の円滑を図る。第2気体室に進入したオイルも、上述の逆止弁の開時に油溜室へ戻る。
(f)逆止弁は、フロントフォークの圧縮時に、油溜室の油圧の上昇により閉じる。フロントフォークがブレーキ作動後に伸長動作に転ずると、第1気体室が拡大する。このとき、開閉弁が未だ閉じている段階では、第1気体室が負圧になり、フロントフォークの円滑な伸長動作が阻害される。ところが、本発明では、第1気体室の負圧により逆止弁が開き、第2気体室が第1気体室に連通するから、ブレーキ作動後の伸長動作初期段階での、第1気体室の負圧を解消して伸長動作の円滑を図る。第2気体室に進入したオイルも、上述の逆止弁の開時に油溜室へ戻る。
図1はフロントフォークを示す断面図、図2はフロントフォークの下部拡大断面図、図3はフロントフォークの中間下部拡大断面図、図4はフロントフォークの中間上部拡大断面図、図5はフロントフォークの上部拡大断面図である。
フロントフォーク10は、図1〜図5に示す如く、車体側のアウタチューブ(車体側チューブ)11を車軸側のインナチューブ(車軸側チューブ)12に摺動自在に嵌合して倒立にし、両チューブ11、12の間に懸架スプリング13を介装するとともに、単筒型ダンパ14を正立にして内装している。
アウタチューブ11の下端内周部にはインナチューブ12の外周部が摺接するブッシュ15、オイルシール16、ダストシール17が嵌着され、インナチューブ12の上端外周部にはアウタチューブ11の内周部が摺接するブッシュ18が嵌着される。
アウタチューブ11はアッパブラケット19A、ロアブラケット19Bを介して車体側に支持され、インナチューブ12は車軸ブラケット20に螺着されるとともに、封止部材20Aを介して車軸ブラケット20に突き当てられる。インナチューブ12は車軸ブラケット20を介して車軸に結合される。
インナチューブ12の底部にはダンパ14のダンパシリンダ21の下端部が取着されて立設している。このとき、ダンパシリンダ21は、後述のボトムピース51を介して、車軸ブラケット20に外側から係入させたボトムボルト24により後述する如くに固定保持される。
アウタチューブ11の上端部にはキャップ25の大円筒部25AがOリング26を介して液密に挿着されるとともに螺着され、キャップ25の大円筒部25Aに続く小円筒部25Bにはピストン支持体27が螺着されている。ピストン支持体27は、小円筒部25Bに螺着される上端側の中空パイプ28と、中空パイプ28に接続具30を介して連結される下端側のピストンロッド29とからなる。中空パイプ28の下端部が接続具30に螺着され、ピストンロッド29の上端部が接続具30に螺着されるとともにロックナット30Aでロックされる。中空パイプ28はピストンロッド29より大径とされる。ピストンロッド29の下端部はダンパシリンダ21に挿入されている。
インナチューブ12の内部のダンパシリンダ21の上端内周部にはオイルロックカラー31が螺着固定され、オイルロックカラー31の上端部にはばね受32が設けられている。他方、前述の接続具30の外周には段差面にて形成されるばね受33が設けられる。ばね受32とばね受33の間に前述の懸架スプリング13が介装される。
アウタチューブ11とインナチューブ12の内部で、ダンパ14の外周部には、油溜室34と気体室35とが設けられ、気体室35に閉じ込められている気体が気体ばねを構成する。油溜室34の作動油は、気体室35の空気ばね定数の調整と、アウタチューブ11とインナチューブ12の摺接ブッシュ15、18の潤滑、インナチューブ12の下端部のオイルシール16の湿潤に寄与する。そして、これらの懸架ばね13と気体ばねの弾発力が、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。
ダンパ14は、ピストンバルブ装置(伸側減衰力発生装置)40と、ボトムバルブ装置(圧側減衰力発生装置)50とを有する。ダンパ14は、ピストンバルブ装置40とボトムバルブ装置50の発生する減衰力により、懸架スプリング13と気体ばねによる衝撃力の吸収に伴うアウタチューブ11とインナチューブ12の伸縮振動を抑制する。
ダンパシリンダ21の上端開口部にはオイルロックカラー31の下端部であるロッドガイド36が螺着固定され、ロッドガイド36にはピストンロッド29を摺接案内するブッシュ37が圧入されている。
尚、ダンパシリンダ21の内周のロッドガイド36の直下にはばね止め38Aが固定され、このばね止め38Aには最伸長時に後述のピストンホルダ41との間で圧縮されて緩衝作用を果たすリバウンドスプリング38が保持されている。
また、ピストンロッド29の外周にはオイルロックピース39が止め輪39Aにより保持され、このオイルロックピース39を最圧縮時に前述のオイルロックカラー31に進入させて最圧縮時の緩衝作用を果たす。
以下、フロントフォーク10の減衰機構について説明する。
(ピストンバルブ装置40)
ピストンバルブ装置40は、ピストンロッド29の先端部にピストンホルダ41を装着し、このピストンホルダ41に螺着されるナット41A、バルブストッパ41Bによりピストン42、バルブストッパ41Cを装着している。ピストン42は、ダンパシリンダ21の内部を摺接し、ダンパシリンダ21の内部をピストンロッド29が収容されないピストン側油室43Aとピストンロッド29が収容されるロッド側油室43Bとに区画する。ピストン42は、伸側バルブ44Aを備えてピストン側油室43Aとロッド側油室43Bとを連絡可能とする伸側流路44と、圧側バルブ(チェックバルブ)45Aを備えてピストン側油室43Aとロッド側油室43Bとを連絡可能とする圧側流路45(不図示)とを備える。
(ピストンバルブ装置40)
ピストンバルブ装置40は、ピストンロッド29の先端部にピストンホルダ41を装着し、このピストンホルダ41に螺着されるナット41A、バルブストッパ41Bによりピストン42、バルブストッパ41Cを装着している。ピストン42は、ダンパシリンダ21の内部を摺接し、ダンパシリンダ21の内部をピストンロッド29が収容されないピストン側油室43Aとピストンロッド29が収容されるロッド側油室43Bとに区画する。ピストン42は、伸側バルブ44Aを備えてピストン側油室43Aとロッド側油室43Bとを連絡可能とする伸側流路44と、圧側バルブ(チェックバルブ)45Aを備えてピストン側油室43Aとロッド側油室43Bとを連絡可能とする圧側流路45(不図示)とを備える。
また、ピストンバルブ装置40は、ピストンホルダ41にピストン側油室43Aとロッド側油室43Bとをつなぐバイパス路46を設け、バイパス路46にオリフィス47を設けている。
従って、フロントフォーク10の圧縮時には、ダンパシリンダ21とピストンロッド29の相対速度が低速のとき、ピストン側油室43Aの油がバイパス路46のオリフィス47を通ってロッド側油室43Bへ導かれ、この間のオリフィス47による絞り抵抗により圧側の減衰力を生ずる。
また、フロントフォーク10の圧縮時で、ダンパシリンダ21とピストンロッド29の相対速度が中高速のとき、ピストン側油室43Aの油が圧側流路45を通り圧側バルブ45Aを開いてロッド側油室43Bへ導かれる。
また、フロントフォーク10の伸長時には、ダンパシリンダ21とピストンロッド29の相対速度が低速のとき、ロッド側油室43Bの油がバイパス路46のオリフィス47を通ってピストン側油室43Aへ導かれ、この間のオリフィス47による絞り抵抗により伸側の減衰力を生ずる。
また、フロントフォーク10の伸長時で、ダンパシリンダ21とピストンロッド29の相対速度が中高速のとき、ロッド側油室43Bの油が伸側流路44を通り伸側バルブ44Aを撓み変形させてピストン側油室43Aへ導かれ、伸側の減衰力を生ずる。
(ボトムバルブ装置50)
ボトムバルブ装置50は、ダンパシリンダ21が止め輪51Aにより固定されるボトムピース51に、ボルト52により圧側バルブ56A、バルブハウジング53、バルブストッパ54を保持している。バルブストッパ54は、バルブハウジング53との間に伸側バルブ(チェックバルブ)57A、ばね57Bを保持する。バルブハウジング53はダンパシリンダ21の中間部に液密に密着し、ピストン側油室43Aの下方にボトムバルブ室55を区画形成する。バルブハウジング53は、圧側バルブ56Aを備えたピストン側油室43Aとボトムバルブ室55とを連絡可能とする圧側流路56と、伸側バルブ(チェックバルブ)57Aを備えてピストン側油室43Aとボトムバルブ室55とを連絡可能とする伸側流路57(不図示)とを備える。ボトムバルブ室55はダンパシリンダ21の壁面に設けた油路58により、ダンパシリンダ21の外部に設けてある油溜室34に連絡可能とされている。
ボトムバルブ装置50は、ダンパシリンダ21が止め輪51Aにより固定されるボトムピース51に、ボルト52により圧側バルブ56A、バルブハウジング53、バルブストッパ54を保持している。バルブストッパ54は、バルブハウジング53との間に伸側バルブ(チェックバルブ)57A、ばね57Bを保持する。バルブハウジング53はダンパシリンダ21の中間部に液密に密着し、ピストン側油室43Aの下方にボトムバルブ室55を区画形成する。バルブハウジング53は、圧側バルブ56Aを備えたピストン側油室43Aとボトムバルブ室55とを連絡可能とする圧側流路56と、伸側バルブ(チェックバルブ)57Aを備えてピストン側油室43Aとボトムバルブ室55とを連絡可能とする伸側流路57(不図示)とを備える。ボトムバルブ室55はダンパシリンダ21の壁面に設けた油路58により、ダンパシリンダ21の外部に設けてある油溜室34に連絡可能とされている。
従って、フロントフォーク10の圧縮時には、ダンパシリンダ21に進入したピストンロッド29の進入容積分の油が、ピストン側油室43Aから、圧側流路56、ボトムバルブ室55、ダンパシリンダ21の壁面の油路58を通って油溜室34に排出される。このとき、ピストン側油室43Aから圧側流路56を通る油が圧側バルブ56Aを撓み変形させてボトムバルブ室55に導かれ、圧側の減衰力を生ずる。
フロントフォーク10の伸長時には、ダンパシリンダ21から退出するピストンロッド29の退出容積分の油が、油溜室34からボトムバルブ室55、伸側流路57を通ってピストン側油室43Aに還流される。
従って、フロントフォーク10は以下の如くに減衰作用を行なう。
(圧縮時)
フロントフォーク10の圧縮時には、ボトムバルブ装置50において、バルブハウジング53の圧側バルブ56Aを流れる油により圧側減衰力を生じ、ピストンバルブ装置40では殆ど減衰力を生じない。
(圧縮時)
フロントフォーク10の圧縮時には、ボトムバルブ装置50において、バルブハウジング53の圧側バルブ56Aを流れる油により圧側減衰力を生じ、ピストンバルブ装置40では殆ど減衰力を生じない。
(伸長時)
フロントフォーク10の伸長時には、ピストンバルブ装置40において、ピストン42の伸側バルブ44A或いはオリフィス47を流れる油により伸側減衰力を生じ、ボトムバルブ装置50では殆ど減衰力を生じない。
フロントフォーク10の伸長時には、ピストンバルブ装置40において、ピストン42の伸側バルブ44A或いはオリフィス47を流れる油により伸側減衰力を生じ、ボトムバルブ装置50では殆ど減衰力を生じない。
これらの圧側と伸側の減衰力により、フロントフォーク10の伸縮振動が抑制される。
しかるに、フロントフォーク10は以下の如くのノーズダイブ防止構造を備える。
フロントフォーク10は、前述の如く、ピストン支持体27の上端側の一部を中空パイプ28とした。また、フロントフォーク10は、前述した気体室35を、油溜室34の上部の第1気体室35Aと、第1気体室35Aに連通する第2気体室35Bに分けた。具体的には、アウタチューブ11とインナチューブ12の内部で、ダンパシリンダ21とピストン支持体27の周囲に油溜室34とその上部の第1気体室35Aを形成するとともに、ピストン支持体27を構成する中空パイプ28の内部に第2気体室35Bを形成した。
フロントフォーク10は、前述の如く、ピストン支持体27の上端側の一部を中空パイプ28とした。また、フロントフォーク10は、前述した気体室35を、油溜室34の上部の第1気体室35Aと、第1気体室35Aに連通する第2気体室35Bに分けた。具体的には、アウタチューブ11とインナチューブ12の内部で、ダンパシリンダ21とピストン支持体27の周囲に油溜室34とその上部の第1気体室35Aを形成するとともに、ピストン支持体27を構成する中空パイプ28の内部に第2気体室35Bを形成した。
このとき、キャップ25の小円筒部25Bにネック部25Cを介して続く上隔壁部材61がOリング61Aを介して中空パイプ28の上端側内周に挿着されるとともに、前述した接続具30の上端面にボルト63により固定される下隔壁部材62がOリング62Aを介して中空パイプ28の下端側内周に挿着され、中空パイプ28の内部に、上隔壁部材61と下隔壁部材62により区画される第2気体室35Bを形成する。
また、中空パイプ28の上端部に孔状連通口64が設けられ、キャップ25のネック部25Cの半径方向に横孔状連通口65が設けられ、キャップ25のネック部25C及び上隔壁部材61の中心部に、連通口65が交差する縦孔状連通口66が設けられる。第1気体室35Aは、中空パイプ28の連通口64、キャップ25のネック部25Cまわりの環状空隙、連通口65、66を経由して第2気体室35Bに連通する。
フロントフォーク10は、ブレーキ作動に連動して第1気体室35Aと第2気体室35Bの連通を閉じる開閉弁70を設けてある。開閉弁70の棒状の弁体71は、キャップ25の大円筒部25Aの中心部にOリング72Aを介して挿着されて螺着される弁ハウジング72と、キャップ25の小円筒部25Bの中心部に挿着されるブッシュ73に、Oリング71Aを介して液密に上下動可能に挿入される。
開閉弁70の弁体71は、キャップ25の上端面に設置されたソレノイド74のオン時にソレノイド74のプランジャ74Aにより押動され、連通口66の弁座66Aに密着して第1気体室35Aと第2気体室35Bの連通を閉じる。ソレノイド74のオフ時に、開閉弁70の弁体71は、ブッシュ73の上端面との間に介装された復元ばね75により持ち上げられ、連通口66の弁座66Aから離隔し、第1気体室35Aと第2気体室35Bを連通させる。
フロントフォーク10は、開閉弁70が第1気体室35Aと第2気体室35Bの連通を閉じた状態で、第1気体室35Aが所定の圧力に達したときに開き、第1気体室35Aを第2気体室35Bに連通するブロー弁80を設ける。ブロー弁80の孔あきカップ状の弁体81は、中空パイプ28の内部に設けた止め輪82により保持されたばね受83がバックアップするバルブスプリング84により、上隔壁部材61の端面に押圧され、上隔壁部材61の中心まわりの複数位置に設けたブロー通路85を閉じる。このとき、弁体81の中央孔部81Aが上隔壁部材61の中心部の連通口66に対応し、弁体81が連通口66を塞ぐことはない。第1気体室35Aの圧力がバルブスプリング84の付勢力に抗するときに、ブロー弁80の弁体81は上隔壁部材61の端面から離隔し、ブロー通路85を開く。
フロントフォーク10は、第2気体室35Bの底部を構成する下隔壁部材62に、第2気体室35Bから油溜室34又は第1気体室35Aへの空気、油の流れを許容する逆止弁90を設ける。逆止弁90の円環板状の弁体91は、前述のボルト63の周囲で、接続具30と下隔壁部材62に狭持されるカラー92の外周に沿って上下動できる。フロントフォーク10の圧縮時の油溜室34の油圧が中空パイプ28の下端部に設けた孔状連通口93から接続具30と下隔壁部材62の間に及び、弁体91はこの油圧により下隔壁部材62の下端面に押圧され、下隔壁部材62の中心まわりの複数位置に設けた連絡路94を閉じる。フロントフォーク10がブレーキ作動後に伸長動作に転じ、第1気体室35Aが拡大して第1気体室35Aが負圧になると、弁体91はこの負圧により下隔壁部材62の下端面から剥離され、連絡路94を開き、第2気体室35Bから油溜室34又は第1気体室35Aへの空気、油の流れを許容する。
尚、フロントフォーク10の通常走行時に、油溜室34の油面は下隔壁部材62の近辺にある。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)フロントフォーク10において、ピストン支持体27の上端側の一部を中空パイプ28とし、アウタチューブ11とインナチューブ12の内部で、ダンパシリンダ21とピストン支持体27の周囲に油溜室34とその上部の第1気体室35Aを形成するとともに、ピストン支持体27を構成する中空パイプ28の内部に第2気体室35Bを形成した。従って、ダンパシリンダ21を内蔵した倒立フロントフォーク10において、第1と第2の2つの気体室35A、35Bを形成することができた。
(a)フロントフォーク10において、ピストン支持体27の上端側の一部を中空パイプ28とし、アウタチューブ11とインナチューブ12の内部で、ダンパシリンダ21とピストン支持体27の周囲に油溜室34とその上部の第1気体室35Aを形成するとともに、ピストン支持体27を構成する中空パイプ28の内部に第2気体室35Bを形成した。従って、ダンパシリンダ21を内蔵した倒立フロントフォーク10において、第1と第2の2つの気体室35A、35Bを形成することができた。
(b)ブレーキ作動すると、開閉弁70が第1気体室35Aと第2気体室35Bの連通口66を閉じる。これにより、第1気体室35Aの圧力が上昇して空気ばね定数を上げ、フロントフォーク10の沈み込みを抑え、ノーズダイブを防止する。通常走行時の乗心地を悪化させることはない。
(c)第1気体室35Aと第2気体室35Bの連通口64を中空パイプ28の上端部に設けたから、フロントフォーク10の伸縮で上下動する油溜室34のオイルが通常走行時に、第1気体室35Aを経て上記連通口64から第2気体室35Bへ入りにくい。連通口64に進入するオイルは連通口64を絞って減衰力を発生させ、通常走行時の乗心地を悪化させる。また、連通口64から進入したオイルが第2気体室35Bの容積を変え、通常走行時の乗心地を悪化させるとともに、所望の空気ばねによるノーズダイブ防止効果が得られない。
(d)第1気体室35Aと第2気体室35Bの連通口64を中空パイプ28の上端部に設けたから、開閉弁70をアウタチューブ11の上端側に配置でき、アウタチューブ11の上端部に設置したソレノイド74に開閉弁70を直結できる。
(e)フロントフォーク10が前述(b)の後に更に圧縮し、第1気体室35Aの圧力が所定以上になると、ブロー弁80が開き、第1気体室35Aの空気を第2気体室35Bにブローし、第1気体室35Aの圧力上昇を抑える。これにより、フロントフォーク10は圧縮行程時の空気ばねの上昇が緩やかなものになり、クッション性が向上する。圧縮行程の後半における乗心地を悪化させることはない。
(f)逆止弁90は、フロントフォーク10の圧縮時に、油溜室34の油圧の上昇により閉じる。フロントフォーク10がブレーキ作動後に伸長動作に転ずると、第1気体室35Aが拡大する。このとき、開閉弁70が未だ閉じている段階では、第1気体室35Aが負圧になり、フロントフォーク10の円滑な伸長動作が阻害される。ところが、本発明では、第1気体室35Aの負圧により逆止弁90が開き、第2気体室35Bが第1気体室35Aに連通するから、ブレーキ作動後の伸長動作初期段階での、第1気体室35Aの負圧を解消して伸長動作の円滑を図る。第2気体室35Bに進入したオイルも、上述の逆止弁90の開時に油溜室34へ戻る。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
10 フロントフォーク
11 アウタチューブ(車体側チューブ)
12 インナチューブ(車軸側チューブ)
21 ダンパシリンダ
27 ピストン支持体
28 中空パイプ
34 油溜室
35 気体室
35A 第1気体室
35B 第2気体室
64 連通口
70 開閉弁
80 ブロー弁
90 逆止弁
11 アウタチューブ(車体側チューブ)
12 インナチューブ(車軸側チューブ)
21 ダンパシリンダ
27 ピストン支持体
28 中空パイプ
34 油溜室
35 気体室
35A 第1気体室
35B 第2気体室
64 連通口
70 開閉弁
80 ブロー弁
90 逆止弁
Claims (4)
- 車体側チューブと車軸側チューブを摺動自在に嵌合し、車体側チューブと車軸側チューブの内部に、油溜室と気体室を設けるとともに、
気体室を油溜室の上部の第1気体室と、第1気体室に連通する第2気体室に分け、ブレーキ作動に連動して第1気体室と第2気体室の連通を閉じる開閉弁を設けてなるフロントフォークにおいて、
車体側チューブに車軸側チューブを摺動自在に挿入し、車軸側チューブの底部にダンパシリンダを立設し、車体側チューブに支持したピストン支持体をダンパシリンダに挿入し、ピストン支持体の上端側の一部を中空パイプとし、
車体側チューブと車軸側チューブの内部で、ダンパシリンダとピストン支持体の周囲に油溜室とその上部の第1気体室を形成するとともに、ピストン支持体を構成する中空パイプの内部に第2気体室を形成してなることを特徴とするフロントフォーク。 - 前記中空パイプの上端部に第1気体室と第2気体室の連通口を設けた請求項1に記載のフロントフォーク。
- 前記開閉弁が閉じた状態で、第1気体室が所定の圧力に達したときに開き、第1気体室を第2気体室に連通するブロー弁を設けた請求項1又は2に記載のフロントフォーク。
- 前記第2気体室の底部に、該第2気体室から油溜室又は第1気体室への流れを許容する逆止弁を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のフロントフォーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006203844A JP2008032059A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | フロントフォーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2006203844A JP2008032059A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | フロントフォーク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008032059A true JP2008032059A (ja) | 2008-02-14 |
Family
ID=39121716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006203844A Pending JP2008032059A (ja) | 2006-07-26 | 2006-07-26 | フロントフォーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008032059A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013133845A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Kyb Co Ltd | 懸架装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002195334A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Kayaba Ind Co Ltd | フロントフォーク |
| JP2006131119A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Showa Corp | 自動二輪車のフロントフォーク |
| JP2006183688A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Showa Corp | 自動二輪車等のフロントフォーク |
-
2006
- 2006-07-26 JP JP2006203844A patent/JP2008032059A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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