JP2001330076A - 倒立型油圧緩衝器 - Google Patents
倒立型油圧緩衝器Info
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Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 倒立型油圧緩衝器において、ダンパシリンダ
の外周に設けた仕切部材の作動油絞り作用によって圧側
減衰力を補うとともに、伸び行程の抵抗を少なくして操
縦安定性を確保すること。 【解決手段】 ダンパシリンダ21に支持され、インナ
チューブ12の内周を摺接するとともに、油溜室35の
作動油を流通可能とする油路33Aを備えた仕切部材3
3を有してなる倒立型油圧緩衝器10において、圧縮行
程で仕切部材33の油路33Aの連通領域を絞り、伸長
行程で仕切部材33の油路33Aの連通領域を開放する
絞り部材70(チェック弁71)を設けたもの。
の外周に設けた仕切部材の作動油絞り作用によって圧側
減衰力を補うとともに、伸び行程の抵抗を少なくして操
縦安定性を確保すること。 【解決手段】 ダンパシリンダ21に支持され、インナ
チューブ12の内周を摺接するとともに、油溜室35の
作動油を流通可能とする油路33Aを備えた仕切部材3
3を有してなる倒立型油圧緩衝器10において、圧縮行
程で仕切部材33の油路33Aの連通領域を絞り、伸長
行程で仕切部材33の油路33Aの連通領域を開放する
絞り部材70(チェック弁71)を設けたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側のアウタチ
ューブと車輪側のインナチューブの内部にダンパを倒立
にして内装した倒立型油圧緩衝器、特に自動二輪車等の
倒立型フロントフォークに関する。
ューブと車輪側のインナチューブの内部にダンパを倒立
にして内装した倒立型油圧緩衝器、特に自動二輪車等の
倒立型フロントフォークに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6-109054号公報には、車体側のア
ウタチューブと車輪側のインナチューブを摺動自在に嵌
合し、インナチューブにピストンロッドを起立し、該ピ
ストンロッドをダンパシリンダ内に挿入し、アウタチュ
ーブとインナチューブの内部に油溜室と気体室を形成し
た倒立型油圧緩衝器が開示されている。
ウタチューブと車輪側のインナチューブを摺動自在に嵌
合し、インナチューブにピストンロッドを起立し、該ピ
ストンロッドをダンパシリンダ内に挿入し、アウタチュ
ーブとインナチューブの内部に油溜室と気体室を形成し
た倒立型油圧緩衝器が開示されている。
【0003】そして、この倒立型油圧緩衝器では、ダン
パシリンダの外周に複数のオリフィスを備えた仕切部材
(絞り部材)を設けている。これにより、圧縮行程で、
油溜室の下部の作動油が仕切部材のオリフィスを通って
油溜室の上部へと流れ、このオリフィスで圧側の減衰力
を発生し、ダンパで発生する圧側減衰力を補っている。
パシリンダの外周に複数のオリフィスを備えた仕切部材
(絞り部材)を設けている。これにより、圧縮行程で、
油溜室の下部の作動油が仕切部材のオリフィスを通って
油溜室の上部へと流れ、このオリフィスで圧側の減衰力
を発生し、ダンパで発生する圧側減衰力を補っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、仕切部材のオリフィスが伸長行程でも影響する。
即ち、伸長行程では、油溜室の上部の作動油が仕切部材
のオリフィスを通って油溜室の下部へと戻るべきとき、
このオリフィスが抵抗になってその戻りを遅くする。こ
れにより、フロントフォークがスムーズに伸びにくくな
り、フロントフォークがいわゆるパック状態(圧縮され
たままの状態)となって前輪側が前下がり気味になる。
では、仕切部材のオリフィスが伸長行程でも影響する。
即ち、伸長行程では、油溜室の上部の作動油が仕切部材
のオリフィスを通って油溜室の下部へと戻るべきとき、
このオリフィスが抵抗になってその戻りを遅くする。こ
れにより、フロントフォークがスムーズに伸びにくくな
り、フロントフォークがいわゆるパック状態(圧縮され
たままの状態)となって前輪側が前下がり気味になる。
【0005】本発明の課題は、倒立型油圧緩衝器におい
て、ダンパシリンダの外周に設けた仕切部材の作動油絞
り作用によって圧側減衰力を補うとともに、伸び行程時
における抵抗を少なくし、適切な操縦安定性を確保する
ことにある。
て、ダンパシリンダの外周に設けた仕切部材の作動油絞
り作用によって圧側減衰力を補うとともに、伸び行程時
における抵抗を少なくし、適切な操縦安定性を確保する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車体側のアウタチューブと車輪側のインナチューブ
を摺動自在に嵌合し、インナチューブにピストンロッド
を起立し、該ピストンロッドをダンパシリンダ内に挿入
し、アウタチューブとインナチューブの内部に油溜室と
気体室を形成し、ダンパシリンダに支持され、インナチ
ューブの内周を摺接するとともに、油溜室の作動油を流
動可能とする油路を備えた仕切部材を有してなる倒立型
油圧緩衝器において、圧縮行程で仕切部材の油路連通領
域を絞り、伸長行程で仕切部材の油路連通領域を開放す
る絞り部材を設けたものである。
は、車体側のアウタチューブと車輪側のインナチューブ
を摺動自在に嵌合し、インナチューブにピストンロッド
を起立し、該ピストンロッドをダンパシリンダ内に挿入
し、アウタチューブとインナチューブの内部に油溜室と
気体室を形成し、ダンパシリンダに支持され、インナチ
ューブの内周を摺接するとともに、油溜室の作動油を流
動可能とする油路を備えた仕切部材を有してなる倒立型
油圧緩衝器において、圧縮行程で仕切部材の油路連通領
域を絞り、伸長行程で仕切部材の油路連通領域を開放す
る絞り部材を設けたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において更に、前記絞り部材が前記仕切部材の油
路より小開口のオリフィスを備えたチェック弁からな
り、チェック弁は、圧縮行程では仕切部材の油路連通領
域を遮断してオリフィスを作動油の流路とし、伸長行程
では仕切部材の油路連通領域を開放するようにしたもの
である。
の発明において更に、前記絞り部材が前記仕切部材の油
路より小開口のオリフィスを備えたチェック弁からな
り、チェック弁は、圧縮行程では仕切部材の油路連通領
域を遮断してオリフィスを作動油の流路とし、伸長行程
では仕切部材の油路連通領域を開放するようにしたもの
である。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において更に、前記仕切部材が、インナチ
ューブとの間に懸架スプリングを支持するスプリング受
けを備えるようにしたものである。
に記載の発明において更に、前記仕切部材が、インナチ
ューブとの間に懸架スプリングを支持するスプリング受
けを備えるようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 絞り部材が、圧縮行程では、仕切部材の油路連通領域
を絞るから、油溜室の下部の作動油が仕切部材の油路〜
絞り部材の絞り流路を通って油溜室の上部へと流れ、こ
の絞り部材の絞り流路で圧側の減衰力を発生し、ダンパ
で発生する圧側減衰力を補う。
る。 絞り部材が、圧縮行程では、仕切部材の油路連通領域
を絞るから、油溜室の下部の作動油が仕切部材の油路〜
絞り部材の絞り流路を通って油溜室の上部へと流れ、こ
の絞り部材の絞り流路で圧側の減衰力を発生し、ダンパ
で発生する圧側減衰力を補う。
【0010】伸長行程では、絞り部材が仕切部材の油
路連通領域を開放する。従って、油溜室の上部の作動油
は、絞り部材の絞り流路を通ることなく、仕切部材の油
路を通ってスムースに油溜室の下部へ戻る。これによ
り、フロントフォークがスムーズに伸び、フロントフォ
ークがパック状態(圧縮されたままの状態)となること
がなく、操縦安定性が確保できる。
路連通領域を開放する。従って、油溜室の上部の作動油
は、絞り部材の絞り流路を通ることなく、仕切部材の油
路を通ってスムースに油溜室の下部へ戻る。これによ
り、フロントフォークがスムーズに伸び、フロントフォ
ークがパック状態(圧縮されたままの状態)となること
がなく、操縦安定性が確保できる。
【0011】請求項2の発明によれば下記、の作用
がある。 絞り部材を構成するチェック弁が、圧縮行程では、仕
切部材の油路連通領域を遮断してそのオリフィスを流路
とするから、油溜室の下部の作動油が仕切部材の油路〜
チェック弁のオリフィスを通って油溜室の上部へと流
れ、このチェック弁のオリフィスで圧側の減衰力を発生
し、ダンパで発生する圧側減衰力を補う。
がある。 絞り部材を構成するチェック弁が、圧縮行程では、仕
切部材の油路連通領域を遮断してそのオリフィスを流路
とするから、油溜室の下部の作動油が仕切部材の油路〜
チェック弁のオリフィスを通って油溜室の上部へと流
れ、このチェック弁のオリフィスで圧側の減衰力を発生
し、ダンパで発生する圧側減衰力を補う。
【0012】伸長行程では、チェック弁が仕切部材の
油路連通領域を開放する。従って、油溜室の上部の作動
油は、チェック弁のオリフィスを通ることなく、仕切部
材の油路を通ってスムースに油溜室の下部へ戻る。これ
により、フロントフォークがスムーズに伸び、フロント
フォークがパック状態となることがなく、操縦安定性が
確保できる。
油路連通領域を開放する。従って、油溜室の上部の作動
油は、チェック弁のオリフィスを通ることなく、仕切部
材の油路を通ってスムースに油溜室の下部へ戻る。これ
により、フロントフォークがスムーズに伸び、フロント
フォークがパック状態となることがなく、操縦安定性が
確保できる。
【0013】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 仕切部材に、懸架スプリングを支持するスプリング受
けを備えることにより、仕切部材とスプリング受けを別
体とするものに比して、部品点数、組付工数を簡素化で
きる。
る。 仕切部材に、懸架スプリングを支持するスプリング受
けを備えることにより、仕切部材とスプリング受けを別
体とするものに比して、部品点数、組付工数を簡素化で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のフロントフ
ォークを示す全体断面図、図2は図1の下部拡大断面
図、図3は図1の中間部拡大断面図、図4は図1の上部
拡大断面図、図5は絞り部材の作動を示し、(A)は圧
縮時の断面図、(B)は伸長時の断面図、図6は仕切部
材を示し、(A)は断面図、(B)は平面図、図7はチ
ェック弁を示し、(A)は断面図、(B)は平面図、図
8は第2実施形態のフロントフォークを示す全体断面
図、図9は図8の下部拡大断面図、図10は図8の中間
部拡大断面図、図11は図8の上部拡大断面図である。
ォークを示す全体断面図、図2は図1の下部拡大断面
図、図3は図1の中間部拡大断面図、図4は図1の上部
拡大断面図、図5は絞り部材の作動を示し、(A)は圧
縮時の断面図、(B)は伸長時の断面図、図6は仕切部
材を示し、(A)は断面図、(B)は平面図、図7はチ
ェック弁を示し、(A)は断面図、(B)は平面図、図
8は第2実施形態のフロントフォークを示す全体断面
図、図9は図8の下部拡大断面図、図10は図8の中間
部拡大断面図、図11は図8の上部拡大断面図である。
【0015】(第1実施形態)(図1〜図7) フロントフォーク10(油圧緩衝器)は、図1〜図4に
示す如く、車体側チューブ(アウタチューブ)11内に
車輪側チューブ(インナチューブ)12を摺動自在に挿
入し、両チューブ11、12の間に懸架スプリング13
を介装するとともに、単筒型ダンパ14を倒立にして内
装している。
示す如く、車体側チューブ(アウタチューブ)11内に
車輪側チューブ(インナチューブ)12を摺動自在に挿
入し、両チューブ11、12の間に懸架スプリング13
を介装するとともに、単筒型ダンパ14を倒立にして内
装している。
【0016】車体側チューブ11の下端内周部には車輪
側チューブ12の外周部が摺接するブッシュ15が嵌着
され、車輪側チューブ12の上端外周部には車体側チュ
ーブ11の内周部が摺接するブッシュ16が嵌着されて
いる。
側チューブ12の外周部が摺接するブッシュ15が嵌着
され、車輪側チューブ12の上端外周部には車体側チュ
ーブ11の内周部が摺接するブッシュ16が嵌着されて
いる。
【0017】車体側チューブ11はアッパブラケット1
7Aとロアブラケット17Bを介して車体側に支持さ
れ、車輪側チューブ12は車軸ブラケット18を介して
車軸に結合される。
7Aとロアブラケット17Bを介して車体側に支持さ
れ、車輪側チューブ12は車軸ブラケット18を介して
車軸に結合される。
【0018】車体側チューブ11の上端部にはダンパ1
4のダンパシリンダ21(上シリンダチューブ21A)
の上端部がOリングを介して螺着されている。ダンパシ
リンダ21の上端部内周にはキャップ19がOリングを
介して液密に螺着されている。車輪側チューブ12の下
端部内周にはオイルロックカラー23がOリングを介し
て液密に嵌装され、このオイルロックカラー23をボト
ムボルト24で車軸ブラケット18にOリングを介して
液密に固定してある。また、ボトムボルト24にはダン
パ14のピストンロッド(中空ロッド)22の基端部が
螺着されるとともにロックナット24Aでロックされ、
このピストンロッド22の先端部をダンパシリンダ21
に挿入してある。ピストンロッド22は、ダンパシリン
ダ21(下シリンダチューブ21B)の下端開口部に螺
着したロッドガイド25のブッシュ25Aで支持され、
ダンパシリンダ21の内部に挿入されている。尚、ロッ
ドガイド25の外周部にはオイルロックカラー26を設
けてある。また、ロッドガイド25の内側端面にはリバ
ウンドスプリング27が支持されている。
4のダンパシリンダ21(上シリンダチューブ21A)
の上端部がOリングを介して螺着されている。ダンパシ
リンダ21の上端部内周にはキャップ19がOリングを
介して液密に螺着されている。車輪側チューブ12の下
端部内周にはオイルロックカラー23がOリングを介し
て液密に嵌装され、このオイルロックカラー23をボト
ムボルト24で車軸ブラケット18にOリングを介して
液密に固定してある。また、ボトムボルト24にはダン
パ14のピストンロッド(中空ロッド)22の基端部が
螺着されるとともにロックナット24Aでロックされ、
このピストンロッド22の先端部をダンパシリンダ21
に挿入してある。ピストンロッド22は、ダンパシリン
ダ21(下シリンダチューブ21B)の下端開口部に螺
着したロッドガイド25のブッシュ25Aで支持され、
ダンパシリンダ21の内部に挿入されている。尚、ロッ
ドガイド25の外周部にはオイルロックカラー26を設
けてある。また、ロッドガイド25の内側端面にはリバ
ウンドスプリング27が支持されている。
【0019】懸架スプリング13は、オイルロックカラ
ー23の基端部外周面に装着したスプリング受け28
と、ダンパシリンダ21(下シリンダチューブ21B)
の中間部の外周面に係着されたストッパリング30に金
属ワッシャ31、テフロン(登録商標)ワッシャ32を
介して支持された仕切部材33の先端部外周面に装着し
たスプリング受け34との間に介装されている。また、
車体側チューブ11と車輪側チューブ12の内部には油
溜室35と気体室36とが設けられ、気体室36に閉じ
込められている気体が気体ばねを構成する。これらの懸
架スプリング13と気体ばねの弾発力が、車両が路面か
ら受ける衝撃力を吸収する。尚、油溜室35の油面はフ
ロントフォーク10の車体側チューブ11と車輪側チュ
ーブ12の伸縮によって仕切部材33の下方から上方に
上下動し、図1において、LAは最大伸長時の油面、L
Bは最大圧縮時の油面である。仕切部材33は、図6に
示す如く、車輪側チューブ12の内周を摺接するブッシ
ュ37を備えるとともに、油溜室35の作動油を上下に
流通可能とする複数の長孔状油路33Aを備える。
ー23の基端部外周面に装着したスプリング受け28
と、ダンパシリンダ21(下シリンダチューブ21B)
の中間部の外周面に係着されたストッパリング30に金
属ワッシャ31、テフロン(登録商標)ワッシャ32を
介して支持された仕切部材33の先端部外周面に装着し
たスプリング受け34との間に介装されている。また、
車体側チューブ11と車輪側チューブ12の内部には油
溜室35と気体室36とが設けられ、気体室36に閉じ
込められている気体が気体ばねを構成する。これらの懸
架スプリング13と気体ばねの弾発力が、車両が路面か
ら受ける衝撃力を吸収する。尚、油溜室35の油面はフ
ロントフォーク10の車体側チューブ11と車輪側チュ
ーブ12の伸縮によって仕切部材33の下方から上方に
上下動し、図1において、LAは最大伸長時の油面、L
Bは最大圧縮時の油面である。仕切部材33は、図6に
示す如く、車輪側チューブ12の内周を摺接するブッシ
ュ37を備えるとともに、油溜室35の作動油を上下に
流通可能とする複数の長孔状油路33Aを備える。
【0020】ダンパ14は、ピストンバルブ装置(伸側
減衰力発生装置)40と、ベースバルブ装置(圧側減衰
力発生装置)50とを有している。ダンパ14は、ピス
トンバルブ装置40とベースバルブ装置50の発生する
減衰力により、懸架スプリング13と気体ばねによる衝
撃力の吸収に伴う車体側チューブ11と車輪側チューブ
12の伸縮振動を抑制する。
減衰力発生装置)40と、ベースバルブ装置(圧側減衰
力発生装置)50とを有している。ダンパ14は、ピス
トンバルブ装置40とベースバルブ装置50の発生する
減衰力により、懸架スプリング13と気体ばねによる衝
撃力の吸収に伴う車体側チューブ11と車輪側チューブ
12の伸縮振動を抑制する。
【0021】尚、ダンパ14のダンパシリンダ21は、
ダンパシリンダ21へのベースバルブ装置50の組み込
み等のために、上下2つのシリンダチューブ21A、2
1Bに2分され、それらの接合体とされている。上シリ
ンダチューブ21Aと下シリンダチューブ21Bの接続
部にはロックナット38が螺着されている。
ダンパシリンダ21へのベースバルブ装置50の組み込
み等のために、上下2つのシリンダチューブ21A、2
1Bに2分され、それらの接合体とされている。上シリ
ンダチューブ21Aと下シリンダチューブ21Bの接続
部にはロックナット38が螺着されている。
【0022】以下、フロントフォーク10の減衰機構に
ついて説明する。 (ピストンバルブ装置40)ピストンバルブ装置40
は、ピストンロッド22の先端部にピストンホルダ41
を装着し、このピストンホルダ41にピストン42を装
着している。ピストン42は、ダンパシリンダ21(下
シリンダチューブ21B)の内部を摺接し、ダンパシリ
ンダ21の内部をピストンロッド22が収容されないピ
ストン側油室43Aとピストンロッド22が収容される
ロッド側油室43Bとに区画する。ピストン42は、伸
側バルブ44Aを備えてピストン側油室43Aとロッド
側油室43Bとを連絡可能とする伸側流路44と、圧側
バルブ(チェックバルブ)45Aを備えてピストン側油
室43Aとロッド側油室43Bとを連絡可能とする圧側
流路45とを備える。
ついて説明する。 (ピストンバルブ装置40)ピストンバルブ装置40
は、ピストンロッド22の先端部にピストンホルダ41
を装着し、このピストンホルダ41にピストン42を装
着している。ピストン42は、ダンパシリンダ21(下
シリンダチューブ21B)の内部を摺接し、ダンパシリ
ンダ21の内部をピストンロッド22が収容されないピ
ストン側油室43Aとピストンロッド22が収容される
ロッド側油室43Bとに区画する。ピストン42は、伸
側バルブ44Aを備えてピストン側油室43Aとロッド
側油室43Bとを連絡可能とする伸側流路44と、圧側
バルブ(チェックバルブ)45Aを備えてピストン側油
室43Aとロッド側油室43Bとを連絡可能とする圧側
流路45とを備える。
【0023】また、ピストンバルブ装置40は、アジャ
スタ46に結合されている減衰力調整ロッド47をピス
トンロッド22の中空部に通し、この減衰力調整ロッド
47の先端のニードル47Aにより、ピストンホルダ4
1に設けてあるピストン側油室43Aとロッド側油室4
3Bとのバイパス路48の流路面積を調整可能とする。
スタ46に結合されている減衰力調整ロッド47をピス
トンロッド22の中空部に通し、この減衰力調整ロッド
47の先端のニードル47Aにより、ピストンホルダ4
1に設けてあるピストン側油室43Aとロッド側油室4
3Bとのバイパス路48の流路面積を調整可能とする。
【0024】従って、フロントフォーク10の圧縮時に
は、ピストン側油室43Aの油が圧側流路45を通り圧
側バルブ45Aを開いてロッド側油室43Bへ導かれ
る。
は、ピストン側油室43Aの油が圧側流路45を通り圧
側バルブ45Aを開いてロッド側油室43Bへ導かれ
る。
【0025】また、フロントフォーク10の伸長時に
は、ダンパシリンダ21とピストンロッド22の相対速
度が低速のとき、ロッド側油室43Bの油がニードル4
7Aのあるバイパス路48を通ってピストン側油室43
Aへ導かれ、この間のニードル47Aによる絞り抵抗に
より伸側の減衰力を生ずる。この減衰力は、アジャスタ
46によるニードル47Aの位置調整により調整され
る。
は、ダンパシリンダ21とピストンロッド22の相対速
度が低速のとき、ロッド側油室43Bの油がニードル4
7Aのあるバイパス路48を通ってピストン側油室43
Aへ導かれ、この間のニードル47Aによる絞り抵抗に
より伸側の減衰力を生ずる。この減衰力は、アジャスタ
46によるニードル47Aの位置調整により調整され
る。
【0026】また、フロントフォーク10の伸長時で、
ダンパシリンダ21とピストンロッド22の相対速度が
中高速のとき、ロッド側油室43Bの油が伸側流路44
を通り伸側バルブ44Aを撓み変形させてピストン側油
室43Aへ導かれ、伸側の減衰力を生ずる。
ダンパシリンダ21とピストンロッド22の相対速度が
中高速のとき、ロッド側油室43Bの油が伸側流路44
を通り伸側バルブ44Aを撓み変形させてピストン側油
室43Aへ導かれ、伸側の減衰力を生ずる。
【0027】(ベースバルブ装置50)ベースバルブ装
置50は、上シリンダチューブ21Aの上端部に螺着さ
れている前述のキャップ19にガイドパイプ51を螺着
し、ガイドパイプ51の先端部にハウジングホルダ51
Aを螺着し、このハウジングホルダ51Aにナット51
B等によりバルブハウジング52を保持している。ガイ
ドパイプ51の上部は小径部51Cに形成されている。
バルブハウジング52は下シリンダチューブ21Bの内
周部に液密に接し、前述のピストン側油室43Aの上方
にベースバルブ室53を区画形成する。バルブハウジン
グ52は、圧側バルブ54Aを備えてピストン側油室4
3Aとベースバルブ室53とを連絡可能とする圧側流路
54と、伸側バルブ55Aを備えてピストン側油室43
Aとベースバルブ室53とを連絡可能とする伸側流路5
5とを備える。また、ハウジングホルダ51Aは、圧側
流路54と伸側流路55とをバイパスしてピストン側油
室43Aとベースバルブ室53とを連絡可能とするバイ
パス流路56を備える。
置50は、上シリンダチューブ21Aの上端部に螺着さ
れている前述のキャップ19にガイドパイプ51を螺着
し、ガイドパイプ51の先端部にハウジングホルダ51
Aを螺着し、このハウジングホルダ51Aにナット51
B等によりバルブハウジング52を保持している。ガイ
ドパイプ51の上部は小径部51Cに形成されている。
バルブハウジング52は下シリンダチューブ21Bの内
周部に液密に接し、前述のピストン側油室43Aの上方
にベースバルブ室53を区画形成する。バルブハウジン
グ52は、圧側バルブ54Aを備えてピストン側油室4
3Aとベースバルブ室53とを連絡可能とする圧側流路
54と、伸側バルブ55Aを備えてピストン側油室43
Aとベースバルブ室53とを連絡可能とする伸側流路5
5とを備える。また、ハウジングホルダ51Aは、圧側
流路54と伸側流路55とをバイパスしてピストン側油
室43Aとベースバルブ室53とを連絡可能とするバイ
パス流路56を備える。
【0028】キャップ19に螺合された減衰力調整ロッ
ド58は、アジャスタ59を備えるとともに、ガイドパ
イプ51に挿入され、先端のニードル58Aによりバイ
パス流路56の流路面積を調整可能とする。
ド58は、アジャスタ59を備えるとともに、ガイドパ
イプ51に挿入され、先端のニードル58Aによりバイ
パス流路56の流路面積を調整可能とする。
【0029】また、ベースバルブ装置50は、上シリン
ダチューブ21Aの内部に、該上シリンダチューブ21
Aとガイドパイプ51に沿ってOリングを介して液密に
摺動するフリーピストン型の隔壁部材61を備える。隔
壁部材61は、ベースバルブ室53のバルブハウジング
52の側でピストン側油室43Aに連通している油室5
3Aと、キャップ19の側の気体室53B(気体室36
と連通)とを区画する。隔壁部材61の内周には、ガイ
ドパイプ51の外周に液密に摺接するオイルシール64
が設けられる。尚、スプリング62が、この最大伸張時
にわずかな初期荷重を有するように、隔壁部材61とキ
ャップ19との間に介装される。
ダチューブ21Aの内部に、該上シリンダチューブ21
Aとガイドパイプ51に沿ってOリングを介して液密に
摺動するフリーピストン型の隔壁部材61を備える。隔
壁部材61は、ベースバルブ室53のバルブハウジング
52の側でピストン側油室43Aに連通している油室5
3Aと、キャップ19の側の気体室53B(気体室36
と連通)とを区画する。隔壁部材61の内周には、ガイ
ドパイプ51の外周に液密に摺接するオイルシール64
が設けられる。尚、スプリング62が、この最大伸張時
にわずかな初期荷重を有するように、隔壁部材61とキ
ャップ19との間に介装される。
【0030】ダンパシリンダ21内にピストンロッド2
2が進入する圧縮時に、このスプリング62が収縮し、
この時のスプリング62のばね荷重分だけ、ダンパシリ
ンダ21内の油室が加圧され、伸張時におけるダンパシ
リンダ内油室のキャビテーションの発生を防止し、また
伸長時に続く圧縮時の減衰力発生の遅れ(さぼり)も回
避する。
2が進入する圧縮時に、このスプリング62が収縮し、
この時のスプリング62のばね荷重分だけ、ダンパシリ
ンダ21内の油室が加圧され、伸張時におけるダンパシ
リンダ内油室のキャビテーションの発生を防止し、また
伸長時に続く圧縮時の減衰力発生の遅れ(さぼり)も回
避する。
【0031】従って、フロントフォーク10の圧縮時に
は、ダンパシリンダ21に進入したピストンロッド22
の進入容積分の油が、ピストン側油室43Aからバルブ
ハウジング52のバイパス流路56、もしくは圧側流路
54を通ってベースバルブ室53の油室53Aに排出さ
れる。このとき、ダンパシリンダ21とピストンロッド
22の相対速度が低速のときには、バイパス流路56に
設けてあるニードル58Aによる絞り抵抗により圧側の
減衰力を得る。この減衰力は、アジャスタ59によるニ
ードル58Aの位置調整により調整される。また、ダン
パシリンダ21とピストンロッド22の相対速度が中高
速のときには、ピストン側油室43Aから圧側流路54
を通る油が圧側バルブ54Aを撓み変形させてベースバ
ルブ室53の油室53Aに導かれ、圧側の減衰力を生ず
る。
は、ダンパシリンダ21に進入したピストンロッド22
の進入容積分の油が、ピストン側油室43Aからバルブ
ハウジング52のバイパス流路56、もしくは圧側流路
54を通ってベースバルブ室53の油室53Aに排出さ
れる。このとき、ダンパシリンダ21とピストンロッド
22の相対速度が低速のときには、バイパス流路56に
設けてあるニードル58Aによる絞り抵抗により圧側の
減衰力を得る。この減衰力は、アジャスタ59によるニ
ードル58Aの位置調整により調整される。また、ダン
パシリンダ21とピストンロッド22の相対速度が中高
速のときには、ピストン側油室43Aから圧側流路54
を通る油が圧側バルブ54Aを撓み変形させてベースバ
ルブ室53の油室53Aに導かれ、圧側の減衰力を生ず
る。
【0032】フロントフォーク10の伸長時には、ダン
パシリンダ21から退出するピストンロッド22の退出
容積分の油が、ベースバルブ室53の油室53Aからバ
ルブハウジング52の伸側流路55を通ってピストン側
油室43Aに還流される。
パシリンダ21から退出するピストンロッド22の退出
容積分の油が、ベースバルブ室53の油室53Aからバ
ルブハウジング52の伸側流路55を通ってピストン側
油室43Aに還流される。
【0033】尚、ベースバルブ装置50は、フロントフ
ォーク10のピストンロッド22がストロークする度
に、該ピストンロッド22の外周面に付着した油溜室3
5の油をダンパシリンダ21の内部に持ち込むため、こ
の油を油溜室35に返すための通路63を備える。即
ち、この通路63は隔壁部材61内周のオイルシール6
4とガイドパイプ51の上部に形成された小径部51C
との間に形成される僅かな隙間63A(不図示)と、上
シリンダチューブ21Aの上部に形成された拡径孔63
Bから形成される。
ォーク10のピストンロッド22がストロークする度
に、該ピストンロッド22の外周面に付着した油溜室3
5の油をダンパシリンダ21の内部に持ち込むため、こ
の油を油溜室35に返すための通路63を備える。即
ち、この通路63は隔壁部材61内周のオイルシール6
4とガイドパイプ51の上部に形成された小径部51C
との間に形成される僅かな隙間63A(不図示)と、上
シリンダチューブ21Aの上部に形成された拡径孔63
Bから形成される。
【0034】従って、フロントフォーク10は以下の如
くに減衰作用を行なう。 (圧縮時)フロントフォーク10の圧縮時には、ベース
バルブ装置50において、バルブハウジング52のニー
ドル58A或いは圧側バルブ54Aを流れる油により圧
側減衰力を生じ、ピストンバルブ装置40では殆ど減衰
力を生じない。
くに減衰作用を行なう。 (圧縮時)フロントフォーク10の圧縮時には、ベース
バルブ装置50において、バルブハウジング52のニー
ドル58A或いは圧側バルブ54Aを流れる油により圧
側減衰力を生じ、ピストンバルブ装置40では殆ど減衰
力を生じない。
【0035】(伸長時)フロントフォーク10の伸長時
には、ピストンバルブ装置40において、ピストン42
のニードル47A或いは伸側バルブ44Aを流れる油に
より伸側減衰力を生じ、ベースバルブ装置50では殆ど
減衰力を生じない。
には、ピストンバルブ装置40において、ピストン42
のニードル47A或いは伸側バルブ44Aを流れる油に
より伸側減衰力を生じ、ベースバルブ装置50では殆ど
減衰力を生じない。
【0036】これらの圧側と伸側の減衰力により、フロ
ントフォーク10の伸縮振動が抑制される。尚、フロン
トフォーク10の最圧縮時には、ダンパシリンダ21の
下シリンダチューブ21Bの下端部のオイルロックカラ
ー26が、車輪側チューブ12の下端部に設けてあるオ
イルロックカラー23に嵌合し、両者の間で圧縮した油
によりオイルロック作用を生ぜしめ、ダンパ20の底つ
きを防止する。
ントフォーク10の伸縮振動が抑制される。尚、フロン
トフォーク10の最圧縮時には、ダンパシリンダ21の
下シリンダチューブ21Bの下端部のオイルロックカラ
ー26が、車輪側チューブ12の下端部に設けてあるオ
イルロックカラー23に嵌合し、両者の間で圧縮した油
によりオイルロック作用を生ぜしめ、ダンパ20の底つ
きを防止する。
【0037】また、フロントフォーク10の最伸長時に
は、ピストンロッド22に設けているピストンホルダ4
1の下端面が、ダンパシリンダ21の開口部に設けてあ
るロッドガイド25に支持されているリバウンドスプリ
ング27に衝合し、伸切りの緩衝作用を果たす。
は、ピストンロッド22に設けているピストンホルダ4
1の下端面が、ダンパシリンダ21の開口部に設けてあ
るロッドガイド25に支持されているリバウンドスプリ
ング27に衝合し、伸切りの緩衝作用を果たす。
【0038】然るに、フロントフォーク10にあって
は、上述の圧縮時にベースバルブ装置50で生ずる減衰
力が、ダンパシリンダ21へのピストンロッド22の進
入容積分の油の流れによるものであって、その増強に限
界がある。そこで、本実施形態では、ベースバルブ装置
50で生ずる圧側減衰力を補強するため、以下の構成を
備える。
は、上述の圧縮時にベースバルブ装置50で生ずる減衰
力が、ダンパシリンダ21へのピストンロッド22の進
入容積分の油の流れによるものであって、その増強に限
界がある。そこで、本実施形態では、ベースバルブ装置
50で生ずる圧側減衰力を補強するため、以下の構成を
備える。
【0039】即ち、フロンフォーク10は、仕切部材3
3に、図3、図5に示す如く、絞り部材70を付帯さ
せ、圧縮行程で仕切部材33の油路33Aの連通領域を
絞り、伸長行程で油路33Aの連通領域を開放するよう
にした。
3に、図3、図5に示す如く、絞り部材70を付帯さ
せ、圧縮行程で仕切部材33の油路33Aの連通領域を
絞り、伸長行程で油路33Aの連通領域を開放するよう
にした。
【0040】具体的には、絞り部材70は、仕切部材3
3が支持されたダンパシリンダ21の外周に摺動自在に
装着され、仕切部材33の油路33Aより小開口のオリ
フィス71Aを備えたチェック弁71(図7)からな
る。圧縮行程で、チェック弁71は、図3の左半部、図
5(A)に示す如く、油溜室35の下部から上部への作
動油の流れによって上向きに移動され、仕切部材33の
弁シート33Bに接し、仕切部材33の油路33Aの連
通領域を遮断してオリフィス71Aを作動油の流路とす
る。他方、伸長行程で、チェック弁71は、図3の右半
部、図5(B)に示す如く、油溜室35の上部から下部
への作動油の流れによって下向きに移動され、仕切部材
33の弁シート33Bから離れてダンパシリンダ21の
外周の弁ストッパ72に制止され、仕切部材33の油路
33Aの連通領域を開放する。
3が支持されたダンパシリンダ21の外周に摺動自在に
装着され、仕切部材33の油路33Aより小開口のオリ
フィス71Aを備えたチェック弁71(図7)からな
る。圧縮行程で、チェック弁71は、図3の左半部、図
5(A)に示す如く、油溜室35の下部から上部への作
動油の流れによって上向きに移動され、仕切部材33の
弁シート33Bに接し、仕切部材33の油路33Aの連
通領域を遮断してオリフィス71Aを作動油の流路とす
る。他方、伸長行程で、チェック弁71は、図3の右半
部、図5(B)に示す如く、油溜室35の上部から下部
への作動油の流れによって下向きに移動され、仕切部材
33の弁シート33Bから離れてダンパシリンダ21の
外周の弁ストッパ72に制止され、仕切部材33の油路
33Aの連通領域を開放する。
【0041】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 絞り部材70を構成するチェック弁71が、圧縮行程
では、仕切部材33の油路33Aの連通領域を遮断して
そのオリフィス71Aを流路とするから、油溜室35の
下部の作動油が仕切部材33の油路〜チェック弁71の
オリフィス71Aを通って油溜室35の上部へと流れ、
このチェック弁71のオリフィス71Aで圧側の減衰力
を発生し、ダンパ14のベースバルブ装置50で発生す
る圧側減衰力を補う。
がある。 絞り部材70を構成するチェック弁71が、圧縮行程
では、仕切部材33の油路33Aの連通領域を遮断して
そのオリフィス71Aを流路とするから、油溜室35の
下部の作動油が仕切部材33の油路〜チェック弁71の
オリフィス71Aを通って油溜室35の上部へと流れ、
このチェック弁71のオリフィス71Aで圧側の減衰力
を発生し、ダンパ14のベースバルブ装置50で発生す
る圧側減衰力を補う。
【0042】伸長行程では、チェック弁71が仕切部
材33の油路33Aの連通領域を開放する。従って、油
溜室35の上部の作動油は、チェック弁71のオリフィ
ス71Aを通ることなく、仕切部材33の油路を通って
スムースに油溜室35の下部へ戻る。これにより、フロ
ントフォーク10がスムーズに伸び、フロントフォーク
10がパック状態(圧縮されたままの状態)となること
がなく、操縦安定性が確保できる。
材33の油路33Aの連通領域を開放する。従って、油
溜室35の上部の作動油は、チェック弁71のオリフィ
ス71Aを通ることなく、仕切部材33の油路を通って
スムースに油溜室35の下部へ戻る。これにより、フロ
ントフォーク10がスムーズに伸び、フロントフォーク
10がパック状態(圧縮されたままの状態)となること
がなく、操縦安定性が確保できる。
【0043】仕切部材33に、懸架スプリング13を
支持するスプリング受け34を備えることにより、仕切
部材33とスプリング受け34を別体とするものに比し
て、部品点数、組付工数を簡素化できる。
支持するスプリング受け34を備えることにより、仕切
部材33とスプリング受け34を別体とするものに比し
て、部品点数、組付工数を簡素化できる。
【0044】(第2実施形態)(図8〜図11) 第2実施形態が第1実施形態と実質的に異なる点は、仕
切部材33に代わる仕切部材80を下シリンダチューブ
21Bに直接的に支持させず、上シリンダチューブ21
Aに固定した孔あき筒81(多数の貫通孔81Aを備え
る)に仕切部材80の基端部を圧入する等によって支持
させたことにある。仕切部材80も、仕切部材33と同
様に、スプリング受け34、ブッシュ37を備える。ま
た、仕切部材80は、ダンパシリンダ21の外周との間
の環状空間を油溜室35の上下の油路80Aとする。
切部材33に代わる仕切部材80を下シリンダチューブ
21Bに直接的に支持させず、上シリンダチューブ21
Aに固定した孔あき筒81(多数の貫通孔81Aを備え
る)に仕切部材80の基端部を圧入する等によって支持
させたことにある。仕切部材80も、仕切部材33と同
様に、スプリング受け34、ブッシュ37を備える。ま
た、仕切部材80は、ダンパシリンダ21の外周との間
の環状空間を油溜室35の上下の油路80Aとする。
【0045】そして、仕切部材80に第1実施形態にお
けると同様の絞り部材70(具体的にはオリフィス71
Aを備えたチェック弁71)を付帯し、圧縮行程で仕切
部材80の油路80Aの連通領域を絞り、伸長行程で油
路80Aの連通領域を開放する。具体的には、圧縮行程
で、チェック弁71は、図10の左半部に示す如く、油
溜室35の下部から上部への作動油の流れによって上向
きに移動され、仕切部材80の弁シート80Bに接し、
仕切部材80の油路80Aの連通領域を遮断してオリフ
ィス71Aを作動油の流路とする。他方、伸長行程で、
チェック弁71は、図10の右半部に示す如く、油溜室
35の上部から下部への作動油の流れによって下向きに
移動され、仕切部材80の弁シート80Bから離れてダ
ンパシリンダ21の外周の弁ストッパ72に制止され、
仕切部材80の油路80Aの連通領域を開放する。従っ
て、第2実施形態によっても、第1実施形態におけると
同様の作用を奏する。
けると同様の絞り部材70(具体的にはオリフィス71
Aを備えたチェック弁71)を付帯し、圧縮行程で仕切
部材80の油路80Aの連通領域を絞り、伸長行程で油
路80Aの連通領域を開放する。具体的には、圧縮行程
で、チェック弁71は、図10の左半部に示す如く、油
溜室35の下部から上部への作動油の流れによって上向
きに移動され、仕切部材80の弁シート80Bに接し、
仕切部材80の油路80Aの連通領域を遮断してオリフ
ィス71Aを作動油の流路とする。他方、伸長行程で、
チェック弁71は、図10の右半部に示す如く、油溜室
35の上部から下部への作動油の流れによって下向きに
移動され、仕切部材80の弁シート80Bから離れてダ
ンパシリンダ21の外周の弁ストッパ72に制止され、
仕切部材80の油路80Aの連通領域を開放する。従っ
て、第2実施形態によっても、第1実施形態におけると
同様の作用を奏する。
【0046】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の仕切部材は、懸架スプリングのスプリング受けと
して併用されることを必須としない。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の仕切部材は、懸架スプリングのスプリング受けと
して併用されることを必須としない。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、倒立型油
圧緩衝器において、ダンパシリンダの外周に設けた仕切
部材の作動油絞り作用によって圧側減衰力を補うととも
に、伸び行程の抵抗を少なくし、適切な操縦安定性を確
保することができる。
圧緩衝器において、ダンパシリンダの外周に設けた仕切
部材の作動油絞り作用によって圧側減衰力を補うととも
に、伸び行程の抵抗を少なくし、適切な操縦安定性を確
保することができる。
【図1】図1は第1実施形態のフロントフォークを示す
全体断面図である。
全体断面図である。
【図2】図2は図1の下部拡大断面図である。
【図3】図3は図1の中間部拡大断面図である。
【図4】図4は図1の上部拡大断面図である。
【図5】図5は絞り部材の作動を示し、(A)は圧縮時
の断面図、(B)は伸長時の断面図である。
の断面図、(B)は伸長時の断面図である。
【図6】図6は仕切部材を示し、(A)は断面図、
(B)は平面図である。
(B)は平面図である。
【図7】図7はチェック弁を示し、(A)は断面図、
(B)は平面図である。
(B)は平面図である。
【図8】図8は第2実施形態のフロントフォークを示す
全体断面図である。
全体断面図である。
【図9】図9は図8の下部拡大断面図である。
【図10】図10は図8の中間部拡大断面図である。
【図11】図11は図8の上部拡大断面図である。
10 フロントフォーク(倒立型油圧緩衝器) 11 車体側チューブ(アウタチューブ) 12 車輪側チューブ(インナチューブ) 13 懸架スプリング 14 ダンパ 21 ダンパシリンダ 22 ピストンロッド 33 仕切部材 33A 油路 34 スプリング受け 35 油溜室 36 気体室 70 絞り部材 71 チェック弁 71A オリフィス 80 仕切部材 80A 油路
Claims (3)
- 【請求項1】 車体側のアウタチューブと車輪側のイン
ナチューブを摺動自在に嵌合し、 インナチューブにピストンロッドを起立し、該ピストン
ロッドをダンパシリンダ内に挿入し、 アウタチューブとインナチューブの内部に油溜室と気体
室を形成し、 ダンパシリンダに支持され、インナチューブの内周を摺
接するとともに、油溜室の作動油を流動可能とする油路
を備えた仕切部材を有してなる倒立型油圧緩衝器におい
て、 圧縮行程で仕切部材の油路連通領域を絞り、伸長行程で
仕切部材の油路連通領域を開放する絞り部材を設けたこ
とを特徴とする倒立型油圧緩衝器。 - 【請求項2】 前記絞り部材が前記仕切部材の油路より
小開口のオリフィスを備えたチェック弁からなり、チェ
ック弁は、圧縮行程では仕切部材の油路連通領域を遮断
してオリフィスを作動油の流路とし、伸長行程では仕切
部材の油路連通領域を開放する請求項1記載の倒立型油
圧緩衝器。 - 【請求項3】 前記仕切部材が、インナチューブとの間
に懸架スプリングを支持するスプリング受けを備える請
求項1又は2記載の倒立型油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000151993A JP2001330076A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 倒立型油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000151993A JP2001330076A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 倒立型油圧緩衝器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001330076A true JP2001330076A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18657472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000151993A Pending JP2001330076A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 倒立型油圧緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001330076A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006183691A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Showa Corp | 自動二輪車等のフロントフォーク |
| JP2010261477A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Kayaba Ind Co Ltd | 区画部材 |
| JP2010261476A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Kayaba Ind Co Ltd | 区画部材 |
| JP2014208510A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-11-06 | カヤバ工業株式会社 | フロントフォーク |
| JP2015190607A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | フロントフォーク |
| JP2015190595A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | フロントフォーク |
| JP2015190585A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | フロントフォーク |
-
2000
- 2000-05-23 JP JP2000151993A patent/JP2001330076A/ja active Pending
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