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JP2008031375A - 乳酸系樹脂組成物、熱成形体の成形方法および熱成形体 - Google Patents

乳酸系樹脂組成物、熱成形体の成形方法および熱成形体 Download PDF

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JP2008031375A
JP2008031375A JP2006209287A JP2006209287A JP2008031375A JP 2008031375 A JP2008031375 A JP 2008031375A JP 2006209287 A JP2006209287 A JP 2006209287A JP 2006209287 A JP2006209287 A JP 2006209287A JP 2008031375 A JP2008031375 A JP 2008031375A
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sheet
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Seiji Obuchi
省二 大淵
Masaaki Iijima
正章 飯島
Akinobu Takehara
明宣 竹原
Tomoyuki Natsuchi
智之 夏地
Yasuhiro Kitahara
泰広 北原
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

【課題】耐熱性および生産性に優れた熱成形体を形成可能な乳酸系樹脂組成物、および熱成形体、ならびに該熱成形体の製造方法を提供すること。
【解決手段】乳酸系樹脂(A)100重量部と、成形性改良剤(B)0.005〜10重量部とを含有する乳酸系樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、乳酸系樹脂組成物、該組成物から製造される熱成形体およびその製造方法に関する。より詳しくは、熱成形性が向上した乳酸系樹脂組成物、該組成物からなる成形体およびシート、該シートを二次成形して得られる熱成形体ならびに該熱成形体の生産性に優れた製造方法に関する。
従来、プラスチックから作られる成形物の材料としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート樹脂が使用されている。かかる樹脂から製造された成形物は透明性に優れているものもあるが、廃棄する際その処理方法を誤るとゴミの量を増加させる。さらに、自然環境下では殆ど分解しないため、埋設処理すると半永久的に地中に残留する。
一方、熱可塑性樹脂で生分解性を有するポリマーとして、乳酸系樹脂、たとえば、ポリ乳酸や、乳酸とその他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマーなどが開発されている。乳酸系樹脂は、動物の体内で数カ月から1年以内に100%生分解し、また、土壌や海水中に置かれた場合、湿った環境下では数週間で分解を始め、約1年から数年で消滅し、さらに、その分解生成物は、人体に無害な乳酸と二酸化炭素と水になるという特性を有している。
このような乳酸系樹脂の成形体(たとえば、3次元的形状を有するボ卜ル等の成形体、2次元的形状を有する未延伸のフィルムやシート、1次元的形状を有する未延伸のフィラメントや糸)は、通常、成形直後は非晶性であり、光を散乱する原因となる光の波長と同程度以上の大きさの結晶が殆ど存在しないので透明である。
しかしながら、この透明な成形体は、通常、ガラス転移温度(Tg)が低く非晶性であるがゆえに耐熱性に劣る。たとえば、非晶性ポリ乳酸容器は、透明性に優れているが耐熱性が低いため、熱湯の収容や電子レンジでの加熱に使用することができず、用途が限定されていた。また、耐熱性を向上させるために、成形加工時に結晶化温度付近に保持した金型内に充填することにより、あるいは、成形後に非晶性の成形体を熱処理(アニール)等することにより、結晶化度を上げると、通常、光を散乱する原因となる光の波長と同程度以上の大きさの結晶(たとえば、球晶)が急速に成長して、成形体は不透明となってしまう。
そこで、上記乳酸系樹脂に結晶核剤を添加して結晶化を促進することにより、シートや成形体の耐熱性を向上させることが検討されてきたが、樹脂そのものの透明性を阻害することなく耐熱性を向上させることは困難であった。
また、特開2002−146170号公報(特許文献1)には、可塑剤と結晶核剤とを必須成分とし、可塑化されたポリ乳酸樹脂に特定の結晶性を付与することにより、実用性の高いフィルムが得られることが記載され、特開2004−204143号公報(特許文献2)には、生分解性ポリエステルと層状珪酸塩とからなる組成物および該組成物を用いた成形体に関する技術が開示されているが、いずれの方法でも、耐熱性に優れた熱成形体を、優れた生産効率で製造することは困難であった。
特開2002−146170号公報 特開2004−204143号公報
本発明は、上記従来技術における課題を解決しようとするものであり、耐熱性および生産性に優れた熱成形体を形成可能な乳酸系樹脂組成物、該組成物からなる成形体、熱成形体、ならびに耐熱性および生産性に優れた熱成形体の製造方法を提供することを目的とする。
より詳しくは、成形時の予熱時により短時間で均一に加熱軟化させることのできる乳酸系樹脂組成物、該組成物からなるシートおよび多層シート等の成形体、該シートもしくは多層シートを二次成形して得られる熱成形体、該熱成形体の生産性に優れた製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、乳酸系樹脂組成物に特定の添加剤を添加することにより、乳酸系樹脂組成物の熱吸収能を向上させ得ること、およびこのような乳酸系樹脂組成物からなるシートを二次成形することにより、耐熱性に優れた熱成形体を優れた生産効率で得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の乳酸系樹脂組成物は、乳酸系樹脂(A)100重量部と、成形性改良剤(B)0.005〜10重量部とを含有することを特徴としている。
上記成形性改良剤(B)としては、下記式(1)で表される化合物が好ましい。
Figure 2008031375
本発明の熱成形体の製造方法は、前記乳酸系樹脂組成物からなるシートを、加熱軟化させた後、真空成形法、圧空成形法または真空圧空成形法によって成形する工程を含むことを特徴としている。
本発明の熱成形体は、好ましくは前記製造方法により製造される。
本発明の乳酸系樹脂組成物は成形時の予熱時により短時間で均一に加熱軟化させることができるので、該組成物からなる成形体、シートおよび多層シート、ならびに、該シートもしくは多層シートを二次成形して得られる、耐熱性および生産性に優れた熱成形体を製造することができる。
また本発明の熱成形体の製造方法によれば、原料である乳酸系樹脂組成物を成形時の予熱時により短時間で均一に加熱軟化させることができるので、耐熱性に優れた熱成形体を、優れた生産効率で製造することができる。
以下、本発明に係る乳酸系樹脂組成物、該組成物からなる成形体、シートおよび多層シート、該シートもしくは多層シートを二次成形して得られる熱成形体、ならびに、該熱成形体の製造方法について詳細に説明する。なお、本発明におけるシートとは、厚みが10
μm〜10mm程度のシートおよびフィルムの両方を意味する。
〔乳酸系樹脂組成物〕
本発明の乳酸系樹脂組成物は、乳酸系樹脂(A)100重量部と、成形性改良剤(B)0.005〜10重量部とを含有している。
乳酸系樹脂(A);
乳酸系樹脂(A)は、乳酸単位を50モル%以上、好ましくは75モル%以上、さらに好ましくは100%含有するポリマーであり、具体的には、
(1)ポリ乳酸、または乳酸−他の脂肪族ヒドロキシカルボン酸コポリマー、
(2)多官能多糖類および乳酸単位を含む乳酸系ポリマー、
(3)脂肪族多価カルボン酸単位、脂肪族多価アルコール単位および乳酸単位を含む乳酸系ポリマー、ならびに
(4)これらの混合物
である。これらの中では、使用時の透明性および耐熱性等を考慮すると、ポリ乳酸および乳酸−他の脂肪族ヒドロキシカルボン酸コポリマーが好ましく、ポリ乳酸がさらに好ましい。なお、乳酸にはL−乳酸とD−乳酸とが存在するが、本発明において、単に乳酸という場合は、特にことわりがない限り、L−乳酸およびD−乳酸の両方を意味する。
上記乳酸系樹脂(A)の原料としては、乳酸類およびヒドロキシカルボン酸類が用いられる。乳酸類としては、L−乳酸、D−乳酸、これらの混合物または乳酸の環状2量体であるラクタイドを使用することができる。なお、高い結晶性を発現するためには、このような乳酸類を原料とする乳酸系樹脂において、L−乳酸単位またはD−乳酸単位の一方の含有率が大きい方が好ましい。具体的には、乳酸単位中におけるL−乳酸単位またはD−乳酸単位の一方の含有率が、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、特に好ましくは98%以上である。
また、上記乳酸類と併用できるヒドロキシカルボン酸類としては、炭素数2〜10のヒドロキシカルボン酸類が好ましい。具体的には、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸などを好適に使用することができる。また、ヒドロキシカルボン酸の環状エステル中間体、たとえば、グリコール酸の2量体であるグリコライドや、6−ヒドロキシカプロン酸の環状エステルであるε−カプロラクトンも使用できる。原料としての乳酸類とヒドロキシカルボン酸類との混合物は、得られるコポリマー中の乳酸含有率が50%以上、好ましくは75%以上になるように、種々の組み合わせで使用することができる。
上記乳酸系樹脂(A)を得るためには、公知公用の方法を用いることができる。たとえば、上記原料を直接脱水重縮合する方法や、上記乳酸類やヒドロキシカルボン酸類の環状2量体、たとえばラクタイドやグリコライド、あるいはε−カプロラクトンのような環状エステル中間体を開環重合させる方法などが挙げられる。
直接脱水重縮合して製造する場合、原料である乳酸類または乳酸類とヒドロキシカルボ
ン酸類との混合物を、好ましくは有機溶媒の存在下で共沸脱水縮合して重合することにより、本発明に適した強度を持つ高分子量の乳酸系樹脂が得られる。特に、有機溶媒としてフェニルエーテル系溶媒を用い、共沸により留出した溶媒から水を除去し、実質的に無水の状態にした溶媒を反応系に戻すことが好ましい。
乳酸系樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは3万〜500万、より好ましくは5万〜100万、さらに好ましくは10万〜30万、特に好ましくは10万〜25万である。また、その分散度(Mw/Mn)は、2〜10、好ましくは2〜8、より好ましくは2〜6、さらに好ましくは2〜4、特に好ましくは2〜3.5である。乳酸系樹脂の重量平均分子量(Mw)や分散度(Mw/Mn)が上記範囲にあることにより、結晶化
時の速度が早く、成形可能な乳酸系樹脂組成物が得られる。なお、本発明の乳酸系樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、上記乳酸系樹脂(A)以外の他の樹脂を混合してもよい。
成形性改良剤(B);
成形性改良剤(B)とは、乳酸系樹脂の熱吸収能を向上させることができ、近赤外〜遠赤外線領域にその最大吸収波長を有する赤外線吸収剤または遠赤外線吸収剤である。
成形性改良剤(B)としては、乳酸系樹脂に添加し溶融混練する時、シート状に成形加工する時、あるいはその後熱成形時の成形温度で分解しないものが好ましく、また可視領域での電磁波の吸収が少ないものが好ましい。
(赤外線吸収剤)
赤外線吸収剤としては、有機系の赤外線吸収剤および無機系の赤外線吸収剤が挙げられる。
有機系の赤外線吸収剤としては、たとえばアントラキノン系化合物、シアニン系化合物、フタロシアニン系化合物、ナフタロシアニン系化合物、ニトロソ化合物及びその金属錯塩、スクワリリウム系化合物、チオールニッケル錯塩系化合物、トリアリルメタン系化合物、ナフトキノン系化合物、またはアミノ化合物、などの有機色材が挙げられ、下記式(1)で表される化合物が好ましい。
Figure 2008031375
これらの化合物は1種単独で、または2種以上を混合して用いられる。
なお、上記式(1)で表される化合物は、
Figure 2008031375
中の16個の水素原子の内のいずれか3〜16個、平均で13個が
Figure 2008031375
で置換された化合物である。
無機系の赤外線吸収剤としては、たとえば、波長700nm〜2000nmの近赤外線を少なくとも部分的に吸収する無機微粒子であり、中でも3A、4Aおよび5A族に属する金属を有する無機酸化物微粒子を用いることが好ましく、特に3A、4Aおよび5A族に属する金属がドープされた無機酸化物微粒子が好ましい。具体的には、たとえば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化ゲルマニウム、酸化亜鉛等の金属酸化物に、3A、4Aおよび5A族に属する金属をドープさせたものが挙げられ、スズがドープされた酸化インジウム(ITO)、アンチモンがドープされた酸化スズ(ATO)、ガリウムがドープされた酸化ゲルマニウム等が特に好ましい。その他にも、カーボンブラックや、酸化アンチモン、または酸化インジウムをドープした酸化錫、周期表の4、5または6族に属する金属の酸化物、若しくは炭化物、またはホウ化物等が挙げられる。
これら有機系、無機系の赤外線吸収剤は、それぞれ1種単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
赤外線吸収剤の添加量は、その種類によって異なるが、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して、0.005〜10重量部、好ましくは0.01〜10.0重量部、より好ましくは0.1〜5.0重量部である。
(遠赤外線吸収剤)
上記成形性改良剤(B)としては、遠赤外線領域に最大吸収を示す化合物、すなわち遠赤外線吸収剤を用いてもよく、この遠赤外線吸収剤としては、具体的には4000nm〜25000nmの遠赤外線領域の光線を吸収する有機化合物や無機化合物の粒子が挙げられる。これらは1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
この無機化合物としては、カーボンブラック、酸化アンチモン、酸化インジウムがドープされた酸化錫、および周期表の4族、5族または6族に属する金属の酸化物、炭化物
またはホウ化物等が挙げられる。
より具体的には、たとえば、Si、Al、Mg、CaおよびLiから選ばれた少なくとも1つの原子を含有する無機化合物が挙げられ、以下の化合物を例示することができる;
酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、燐酸リチウム、燐酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、アルミン酸カルシウム、アルミン酸マグネシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アルミノ珪酸カリウム、アルミノ珪酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、マイカ、ゼオライト、ハイドロタルサイト類化合物、リチウム・アルミニウム複合水酸化物、アルミニウム・リチウム・マグネシウム複合炭酸塩化合物、アルミニウム・リチウム・マグネシウム複合珪酸塩水酸化化合物、マグネシウム・アルミニウム・珪素複合水酸化物、マグネシウム・アルミニウム・珪素複合硫酸塩化合物、マグネシウム・アルミニウム・珪素複合炭酸塩化合物、複数種アニオンを含有する金属複合水酸化物塩等。
これらの無機化合物は、結晶水を脱水したものであってもよい。
上記無機化合物としては、乳酸系樹脂の屈折率とほぼ同等の屈折率を有する化合物が好ましい。
また上記無機化合物の粒子の表面は、ステアリン酸等の高級脂肪酸、オレイン酸アルカリ金属塩等の高級脂肪酸金属塩、ドデシルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩等の」有機スルホン酸金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステルまたはワックスなどで被覆されていてもよい。
上記無機化合物は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
上記無機化合物の平均粒子径は、好ましくは0.01〜15μm、より好ましくは0.05〜10μm、さらに好ましくは0.1〜10μmの範囲である。
遠赤外線吸収剤の添加量は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して0.005〜10重量部の範囲内で、後述する乳酸系樹脂組成物からなるシート(未加熱のシート)における遠赤外線領域(4000nm〜25000nm)の全光線透過率(JIS K 7150に準拠して色差計 カラーコンピューター SM6−IS−2B(商品名、スガ試験機械(株)製)で測定した値の平均値が、厚さ1500μmのシートでの測定値に換算して、0%以上40%以下、好ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下となり、かつ、可視光線領域(380nmから780nm近辺)の透過率(代表して555nmでの全光線透過率)が、同様に厚さ1500μmのシートでの測定値に換算して、60%以上100%以下、好ましくは70%以上となるように調整することが望ましい。
他の添加剤;
本発明の乳酸系樹脂組成物および該組成物よりなる成形体、特にシート及び熱成形体においては、必要により結晶核剤、結晶化促進剤、アンチブロッキング剤、滑剤、離型剤、その他添加剤(可塑剤、静電防止剤、防曇剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等、耐衝撃性改良剤)を含んでいてもよい。これらは1種単独で添加してもよく、混合して添加してもよい。
(結晶核剤)
上記結晶核剤は、本発明の乳酸系樹脂組成物内に存在し、ある条件下で加熱処理を行っ
た際に結晶核となり、その結果、乳酸系樹脂の結晶化を促進させる効果、および/または乳酸系樹脂の結晶サイズを小さくし透明性を維持する効果を発揮する。結晶核剤としては、以下に説明する無機結晶核剤および有機結晶核剤が挙げられ、これらは、一方を単独で用いてもよく、両者を組み合わせて用いてもよい。
上記結晶核剤の総添加量は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して、0.05〜3重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、さらに好ましくは0.1〜1.0重量部である。
(無機結晶核剤)
無機結晶核剤としては、結晶性の乳酸系樹脂の結晶化速度を上げる効果のある化合物であれば何ら制限はなく用いることができ、たとえば、タルク、カオリン、クレー等の珪酸塩化合物が挙げられる。
無機結晶核剤の添加量は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して、0.05〜3重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、より好ましくは0.1〜1.0重量部である。
(有機結晶核剤)
本発明で用いられる有機結晶核剤は、アミド結合を持つ脂肪族カルボン酸アミド類である。
具体的には、カプリン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘニン酸アミド等の炭素数8〜30の脂肪族カルボン酸モノアミドや、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスエルカ酸アミド、エチレンビスベヘニン酸アミド、エチレンビスイソステアリン酸アミド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、ブチレンビスステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、へキサメチレンビスステアリン酸アミド、へキサメチレンビスベヘニン酸アミド、へキサメチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド等の脂肪族カルボン酸ビスアミドなど、分子内にアミド結合を有する脂肪酸アミド類を挙げることができる。
上記有機結晶核剤は、1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。上記乳酸系樹脂(A)がポリ乳酸の場合、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミドおよびへキサメチレンビスベヘニン酸アミドが好ましい。また、上記乳酸系樹脂(A)が、乳酸と他の脂肪族ヒドロキシカルボン酸との共重合体や、乳酸単位、他の脂肪族多価カルボン酸単位および脂肪族多価アルコール単位を含む共重合体の場合は、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミドなどの脂肪族カルボン酸モノアミドが好ましい。
有機結晶核剤の総添加量は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して、0.05〜3重量部、好ましくは0.1〜2.0重量部、さらに好ましくは0.1〜1.0重量部である。
(結晶化促進剤)
上記結晶化促進剤とは、本発明の乳酸系樹脂組成物を何らかの方法(たとえば、熱処理)により結晶化させる際に、結晶の成長速度を高めるものをいう。なお、結晶化促進剤はとしては、乳酸系樹脂(A)の透明性を実質上損なわないものが好ましい。
上記結晶化促進剤としては、たとえば、ジ-n-オクチルフタレート、ジ-2-エチルヘキシルフタレート、ジベンジルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジトリデシルフタレ
ート、ジウンデシルフタレート等のフタル酸誘導体、ジオクチルイソフタレート等のイソフタル酸誘導体、ジ-n-ブチルアジペート、ジオクチルアジペート等のアジピン酸誘導体、ジ-n-ブチルマレエート等のマレイン酸誘導体、トリ-n-ブチルシトレート等のクエン酸誘導体、モノブチルイタコネート等のイタコン酸誘導体、ブチルオレート等のオレイン酸誘導体、グリセリンモノリシノレート等のリシノール酸誘導体、トリクレジルフォスフェート、トリキシレニルフォスフェート等のリン酸エステル、ポリエチレンアジペート、ポリアクリレートアセチルクエン酸トリブチル等のヒドロキシ多価カルボン酸エステル類、グリセリントリアセテート、グリセリントリプロピオネート等の多価アルコールエステル類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール誘導体、ベンジル=2-(2-メトキシエトキシ)エチル=アジパートなどが挙げられる。
これらの中では、少量で結晶化速度を高めることができ、安価でかつ容易に入手できるクエン酸誘導体、ポリアルキレングリコール誘導体、ヒドロキシ多価カルボン酸エステル類および多価アルコールエステル類が好ましく用いられる。
具体的には、ポリエチレングリコール、ATBC(商品名;ジェイ・プラス(株)製)、ダイファッティー101(商品名;大八化学(株)製)、リケマールPL−710(商品名;理研ビタミン(株)製)およびラクトサイザーGP−4001(商品名;荒川化学(株)製)等は、安価でかつ容易に入手でき、結晶化促進効果も高いことから、好ましく用いることができる。
結晶化促進剤の添加量は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して、0.1重量部〜7重量部、好ましくは0.5〜7重量部、より好ましくは1〜5重量部、さらに好ましくは1〜3重量部である。
なお、一般に、大量の有機結晶核剤を添加した場合、有機結晶核剤の凝集により分散粒径大きくなり有効に働く核剤数が減少し、結晶化を促進させる効果が低下する。本発明では、上記結晶化促進剤を上記範囲の量で添加することにより、添加した有機結晶核剤の凝集を防止し、透明性を保持したまま大きな結晶化促進効果が短時間で得られる。
(アンチブロッキング剤)
上記アンチブロッキング剤としては、公知公用のものを用いることができる。
上記アンチブロッキング剤は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して0.01〜3重量部、好ましくは0.05〜2重量部、さらに好ましくは0.05〜1重量部の範囲の量で用いられる。添加量が過少であると、アンチブロッキング剤の効果が発現し難くなり、逆に添加量が過大であると、フィルムの外観、特に透明性を低下させる場合がある。
(滑剤)
本発明の乳酸系樹脂組成物からなる成形体、たとえばシートに用いる滑剤としては、公知公用のものを用いることができる。たとえば、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、天然パラフィン、合成パラフィン、ポリエチレン等の脂肪族炭化水素系滑剤;ステアリン酸、ラウリン酸、ヒドロキシステアリン酸、硬化ひまし油等の脂肪酸系滑剤;ステアリン酸鉛、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシステアリン酸カルシウム等の炭素数12〜30の脂肪酸金属塩である金属石鹸系滑剤;モンタンワックス等の長鎖エステルワックス類;および、これらを複合した複合滑剤などが挙げられる。
上記滑剤の使用量は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して0.1重量部〜2重量部、好ましくは0.2重量部〜1.5重量部、より好ましくは0.3重量部〜1重量部である。添加量が過少であると、得られる成形体、たとえばシートの滑り性が発現しない場合
があり、逆に添加量が過大であると、シートの成形性が低下し、得られるシートの平板性が低下したり、さらには透明性等が低下する場合がある。
滑剤とアンチブロッキング剤とを併用する場合、その使用量は乳酸系樹脂100重量部に対し、滑剤とアンチブロッキング剤の総量が0.2〜7重量部であり、かつそれぞれの単体の使用量が上記の範囲を超えないことである。滑剤とアンチブロッキング剤が少なすぎると、耐候性の持続性効果が発現されず、多過ぎると成形が不安定になったり、フィルムの外観が劣ることがある。
(離型剤)
本発明では成形加工時の成形性を向上させるために、公知公用の離型剤を添加することもできる。用いられる離型剤としては、本発明の乳酸系樹脂組成物の特徴を損なわない限り何等制限はない。たとえば、シリコン誘導体類、テフロン(登録商標)誘導体類、脂肪族カルボン酸類、脂肪族カルボン酸金属塩類、脂肪族アルコール類などが挙げられる。特に、離型剤効果の高いシリコン誘導体類や脂肪族カルボン酸類が好ましい。
上記シリコン誘導体類としては、ジメチルシリコーンオイルが特に好ましく、その溶液粘度は、0.5〜50万センチストークス、好ましくは1〜1万センチストークス、より好ましくは5〜5000センチストークス、さらに好ましくは5〜1000センチストークスである。たとえば、KF96(商品名;信越化学工業(株)製)、KF69(商品名;信越化学工業(株)製)、KMP110(商品名;信越化学工業(株)製)が挙げられる。
上記脂肪族カルボン酸類は、炭素数8〜30の脂肪族カルボン酸、好ましくは炭素数10〜26の脂肪族カルボン酸、より好ましくは炭素数12〜22の脂肪族カルボン酸である。
上記離型剤は、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して、0.01重量部〜1重量部、好ましくは0.05重量部〜0.8重量部、より好ましくは0.1重量部〜0.5重量部の範囲の量で用いられる。
(耐衝撃性改良剤)
本発明では成形加工品の耐衝撃性を向上させるために、公知公用の耐衝撃改良剤を添加することもできる。用いられる耐衝撃改良剤としては、本発明の乳酸系樹脂組成物の特徴を損なわない限り何ら制限はない。たとえば、生分解性を有する耐衝撃性改良剤や非生分解性の熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。特に、生分解性を有する耐衝撃性改良剤が好ましい。
生分解性の耐衝撃性改良剤としては、たとえば、プラメートPD−150(商品名;大日本インキ化学社製)やプラメートPD−350(商品名;大日本インキ化学社製)などが挙げられる。非生分解性の熱可塑性エラストマーとしては、たとえば、タフマー(商品名;三井化学社製)、シンジオタクティックポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレン系のSBBSラバー、イミノ変性したSBBSラバー、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン系のSEBSラバー、イミノ変性したSEBSラバー等のオレフィン系エラストマーもしくはラバーや、メタブレン(商品名:三菱レイヨン社製)等のシリコン系ラバーなどが挙げられる。
上記耐衝撃性改良剤は、1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。上記耐衝撃改良剤の添加量は、用途に応じて適宜選択することができるが、乳酸系樹脂(A)100重量部に対して、0.1重量部〜20重量部、好ましくは1重量部〜15重量
部、より好ましくは3重量部〜10重量部の範囲の量で用いられる。
<乳酸系樹脂組成物の製造方法>
本発明の乳酸系樹脂組成物は、乳酸系樹脂(A)および成形性改良剤(B)、ならびに必要に応じて結晶核剤、結晶化促進剤、アンチブロッキング剤、滑剤、離型剤、耐衝撃改良剤などの他の添加剤を混合することにより得られる。各成分の混合は、公知公用の方法や混練技術を適用できる。たとえば、
(1)パウダー状もしくはペレット状の乳酸系樹脂(A)および成形性改良剤(B)、ならびに必要に応じて他の添加剤をリボンブレンダーなどで一括混合した後、2軸押出機で組成物を加熱溶融しながら押出しペレット化する方法;
(2)パウダー状もしくはペレット状の乳酸系樹脂(A)を押出ペレット化する際に、成形性改良剤(B)および必要に応じて他の添加剤を、サイドフィードや液体注入ポンプで押出し機のシリンダー内に添加混合する方法;
(3)予め成形性改良剤(B)、必要に応じて他の添加剤を、高濃度に押出しペレット化したペレット(マスターバッチ)を製造した後、そのマスターバッチを、パウダー状もしくはペレット状の乳酸系樹脂(A)でドライブレンド等により希釈して成形体を加工する方法;
(4)上記方法を組み合わせて混合する方法
などが挙げられる。
なお、成形性改良剤(B)および必要に応じて他の添加剤をマスターバッチとして添加する場合、各添加剤毎のマスターバッチ、あるいは2種以上の添加剤のマスターバッチとして添加してもよく、その方法に何等制限はない。また、マスターバッチとして添加する際、乳酸系樹脂(A)との混合比率は、マスターバッチ/乳酸系樹脂(A)の重量比が1/100〜1/2、好ましくは1/50〜1/3、より好ましくは1/30〜1/5、特に好ましくは1/30〜1/10である。
〔成形体〕
本発明の成形体は、上述した乳酸系樹脂(A)および成形性改良剤(B)、ならびに必要に応じて他の添加剤を含んでなる乳酸系樹脂組成物からなる。
本発明の成型品は、上述した乳酸系樹脂(A)および成形性改良剤(B)、ならびに必要に応じて他の添加剤を含有する乳酸系樹脂組成物から製造され、その成形には公知公用の成形加工法、たとえば、射出成形法、押出成形法、ブロー成形法、異形押出し成形法、インフレ成形法、プレス成形法などを適用することができる。
<シート>
本発明のシートは、上述した乳酸系樹脂(A)および成形性改良剤(B)、ならびに必要に応じて他の添加剤を含有する乳酸系樹脂組成物からなり、公知公用の押出し機や押出し技術で製造することできる。また、必要に応じて延伸加工することにより延伸シートを製造することもできる。
前記乳酸系樹脂組成物からなる本発明のシートは、成形性改良剤(B)を含有していることから熱吸収能に優れているため、本発明のシートを用いると腑形性がよく比較的肉厚の成形体を得ることができ、また、比較的結晶化度の高いシートを用いても優れた生産効率で熱成形体を製造することができる。
また本発明のシートの中には成形性改良剤(B)が分散していることから、このシートに熱を加えた際にはシート表面だけでなくその内部も均一に加熱されるため、本発明のシートは、熱成形性に優れるものと考えられる。
本発明の乳酸系樹脂組成物からなるシートの表面には、必要に応じて帯電防止性、防曇性、粘着性、ガスバリヤー性、密着性および易接着性などの機能を有する層をコーティングにより形成することができる。たとえば、シートの片面もしくは両面に、帯電防止剤を含む水性塗工液を塗布して乾燥することによって帯電防止層を形成することができる。また、上記シートには、必要に応じて、他樹脂および他シートをラミネートすることにより、帯電防止性、防曇性、粘着性、ガスバリヤー性、密着性および易接着性などの機能を有する層を形成することができる。その際、押出ラミネーション、ドライラミネーションなどの公知の方法を用いることができる。
<多層シート>
本発明の多層シートは、乳酸系樹脂(A)および成形性改良剤(B)、ならびに必要に応じて他の添加剤を含んでなる乳酸系樹脂組成物からなるシートを少なくとも1層含んでなる。上述した乳酸系樹脂組成物からなるシート以外の層は、たとえば、生分解性ポリエステルや他の汎用樹脂であってもよく、目的によって適宜選択することができる。
上記生分解性ポリエステルとしては、先に述べた(1)ポリ乳酸、および乳酸−他の脂肪族ヒドロキシカルボン酸コポリマー、(2)多官能多糖類および乳酸単位を含む乳酸系樹脂、(3)脂肪族多価カルボン酸単位、脂肪族多価アルコール単位および乳酸単位を含む乳酸系樹脂、ならびに(4)これらの混合物の乳酸系樹脂;
ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペートなどの脂肪族多価カルボン酸と脂肪族多価アルコールとからなる脂肪族ポリエステルおよびその誘導体;
ポリエチレンテレフタレートアジペート、ポリブチレンテレフタレートアジペート、脂肪族ポリエステルカーボネートなどの生分解性を有するポリエステル
などが挙げられる。特に、透明性、安全性、価格、さらには後述する二次成形体に剛性が要求される、たとえば容器などの場合は、ポリ乳酸を好ましく用いることができる。
本発明の多層シートの層構造としては、少なくとも1層に本発明の乳酸系樹脂組成物からなる層(x)が含まれていれば、特に限定されず、たとえば、層(x)/層(y)の2層構造、層(x)/層(y)/層(x)、層(y)/層(x)/層(y)の3層構造などの構造をとることができ、多層シートの用途によって適宜選択すればよい。
たとえば、多層シートを後述する熱成形体にする場合は、該多層シートの層構造は、金型と接触する層のガラス転移温度(Tg)より金型温度が高い場合、具体的には、金型と接触する層がポリ乳酸(Tg=約60℃)で金型温度が60℃以上の場合、本発明の乳酸系樹脂組成物からなる層(x)が少なくとも表層に構成されていることが好ましい。
たとえば、本発明の乳酸系樹脂組成物からなる層を最外層に用いて2層シートとする場合、層(x)/層(y)、3層シートとする場合、層(x)/層(y)/層(x)のような層構造をとることができる。
また、上述した添加剤を添加する場合、全ての層、または内層、外層もしくは中間層のみに添加することができ、その目的によって適宜選択できる。たとえば、シートの滑り性を付与するためには、滑剤やアンチブロッキング剤を最内層にのみ添加することが好ましく、比較的少ない量で効率的に滑り性を発現できる。
層の厚み構成に関しては、2層構造の場合、層(x)/層(y)の厚みの比x/yは、0.05〜0.95/0.95〜0.05、好ましくは0.2〜0.8/0.8〜0.2、より好ましくは0.3〜0.7/0.7〜0.3である。3層構造の場合、層(x)/
層(y)/層(x)の厚みの比x/y/xは、0.05〜0.6/0.05〜0.9/0.05〜0.6、好ましくは0.05〜0.5/0.2〜0.7/0.05〜0.5より好ましくは0.1〜0.4/0.3〜0.5/0.1〜0.4である。
本発明の多層シートは、公知公用の押出し機や押出し技術で製造することができる。また、必要に応じて延伸加工することにより延伸シートを製造することもできる。
本発明の多層シートは、Tダイが装着された押出機を用いる溶融押出法によりシート状に成形することが好ましい。この際、異なる樹脂組成物を、別々にシート化した後に接着してもよいし、また、マルチマニホールドダイまたはフィードブロックを備えた押出機を用いて、共押出してもよい。また、得られた多層シートをロール延伸によって流れ方向に延伸することにより多層延伸シートを製造することができる。さらに、テンター延伸によって横方向に延伸してもよいし、横延伸後、緊張下で熱処理してもよい。
本発明の多層シートには、必要に応じて多層シート表面に帯電防止性、防曇性、粘着性、ガスバリヤー性、密着性および易接着性などの機能を有する層をコーティングにより形成することができる。たとえば、多層シートの片面もしくは両面に、帯電防止剤を含む水性塗工液を塗布して乾燥することによって帯電防止層を形成することができる。また、本発明の多層シートには、必要に応じて、他樹脂および他シートをラミネートすることにより、帯電防止性、防曇性、粘着性、ガスバリヤー性、密着性および易接着性などの機能を有する層を形成することができる。その際、押出ラミネーション、ドライラミネーションなどの公知の方法を用いることができる。
〔熱成形体〕
本発明の熱成形体は、本発明の乳酸系樹脂組成物からなる非晶性の若しくは適度に結晶化したシートまたは該シートを含む多層シートを、成形前もしくは成形時に結晶化させながら熱成形することにより得られ、成形性改良剤(B)を添加しない場合に比べ成形性(腑形性)に優れている。
本発明のシートもしくは多層シートから得られる熱成形体が十分な耐熱性を有するためには、結晶核剤が添加された本発明の乳酸系樹脂組成物からなるシートを、ガラス転移温度以上から融点の間の温度、たとえば、乳酸系樹脂がポリ乳酸の場合は60℃〜130℃、好ましくは70℃〜120℃、より好ましくは80℃〜110℃、さらに好ましくは80℃〜100℃の温度に加熱し、高度に結晶化させることが望ましい。
このときの結晶化度は、20%以上、好ましくは20%〜45%、より好ましくは20%〜40%、さらに好ましくは25%〜40%、特に好ましくは25%〜35%である。
乳酸系樹脂組成物からなるシートの結晶化度を上記範囲にした後に二次成形することにより、成形加工性に優れるとともに、十分な耐熱性を有する熱成形体が得られる。また、本発明の乳酸系樹脂組成物を用いることにより、上記結晶化度は非常に短時間で達成できるため、優れた生産効率で熱成形体を得ることができる。
本発明のシートもしくは多層シートを加熱する方法は、後述する様な各種熱成形方法によって異なり、たとえば、ヒーターの輻射熱で加熱する方法や、加温した金属板等に接触させて加熱する方法などが挙げられる。また、加熱時間は、上記加熱方法によっても異なり、シートを上述した好ましい温度範囲に加熱する時間であればよく、適宜選択することができる。
たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリスチレン(PS)等の熱成形に用いられる真空成形や真空圧空成形の場合は、加熱方法はセラミックヒーターなどの輻射熱によって加熱する方法が一般的に用いられており、ヒーター温度は、乳酸系樹脂組成
物のガラス転移温度から700℃、好ましくは150℃〜500℃、より好ましくは200℃〜500℃、さらに好ましくは250℃〜400℃、特に好ましくは300℃〜400℃であり、加熱時間は1秒〜60秒、好ましくは1秒〜30秒、より好ましくは1秒〜20秒、さらに好ましくは1秒〜10秒、特に好ましくは1秒〜7秒である。
また、延伸したポリスチレン(OPS)等の熱成形に用いられる熱板圧空成形の場合、加熱方法は加温した金属板等に接触させる方法が一般的に用いられており、金属板等の温度は60℃〜200℃、好ましくは70℃〜175℃、より好ましくは80℃〜175℃、さらに好ましくは80℃〜150℃であり、加熱時間は1〜20秒、好ましくは1秒〜15秒、より好ましくは1秒〜10秒、さらに好ましくは1秒〜5秒、特に好ましくは1秒〜3秒である。
本発明のシートから得られる熱成形体が十分な透明性を有するためには、本発明の乳酸系樹脂組成物からなるシートを、ガラス転移温度以上から融点の間の温度、たとえば乳酸系樹脂がポリ乳酸の場合は60℃〜130℃の温度で2〜15秒間加熱し、高度に結晶化させた後のヘイズが、シート厚み450μmの場合に15%以下、より好ましくは10%〜1%、さらに好ましくは7%〜1%、特に好ましくは5%〜1%でとなるように調製することが望ましい。
本発明の熱成形体を得るための熱成形は、真空成形、真空圧空成形、熱板圧空成形、プレス成形等の公知公用の成形方法によって、成形時に特定の温度に設定した金型に接触させながら行う。この際、成形とともに結晶化を同時に行ってもよい。なお、本発明の熱成形体は、ポリスチレン(PS)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の汎用樹脂と同等な成形サイクルで成形することができる。
ここで、真空成形機、真空圧空成形機、熱板圧空成形機等の成形機を用いた成形方法の場合、成形しながら高度に結晶化させるためには、予めシートを予備加熱した後、ある特定の温度範囲に設定した金型に接触させ、真空成形法、圧空成形法または真空圧空成形法により、さらにはプラグでアシストすることにより賦形される。
たとえば、乳酸系樹脂がポリ乳酸の場合には、シートを60℃〜130℃、好ましくは70℃〜120℃、より好ましくは80℃〜110℃、特に好ましくは85℃〜105℃に予め加熱した後、60℃〜130℃、好ましくは70℃〜125℃、より好ましくは80℃〜120℃、さらに好ましくは90℃〜110℃に設定した金型に接触させながら成形する。
シート温度が上記範囲であることにより、形状が良く、かつ透明性の高い熱成形体が得られる。また、金型温度が上記範囲であることにより、乳酸系樹脂組成物の結晶化速度が高くなる。そのため、金型に接触させる時間を短縮することができるため、成形サイクルが短くなり、生産性が高くなる。
なお、プラグアシストを併用して成形する場合は、プラグの温度も同様にある特定の温度、好ましくは40℃〜120℃、より好ましくは50℃〜110℃、さらに好ましくは60℃〜110℃、特に好ましくは70℃〜100℃に設定するとさらに効果的である。
上記シート、金型およびプラグの最適温度は、乳酸系樹脂組成物の組成、たとえば、乳酸系樹脂(A)および成形性改良剤(B)、ならびに必要に応じて用いられる他の添加剤の種類と量によって変化する。
したがって、成形体の透明性、耐熱性、成形性および生産性などを考慮して、適宜金型
およびプラグの温度の最適条件を設定することができる。
シートを金型に接触させる時間は、実質上十分な耐熱性を有する熱成形体を得るためには、1〜15秒、好ましくは1〜10秒、より好ましくは1〜7秒、さらに好ましくは1〜7秒、特に好ましくは1〜4秒必要である。接触時間が上記範囲であることにより、目的の耐熱性および透明性を有する熱成形体を生産性良く得ることができる。
本発明の乳酸系樹脂組成物からなる成形体および熱成形体(以下、これらを単に「成形体」という。)は、容積保持率に優れている。具体的には、容積保持率が90%以上、より好ましくは95%以上である。ここで、本発明における容積保持率は、カップ状の成形体を90℃の温水中に5分間浸漬した後、カップ状成形体を取り出し、そのカップ状成形体に充填された水の量(V1)と、浸漬前のカップ状成形体に充填された水の量(V0)とを測定し、以下の計算式:
容積保持率(%)=V1/V0×100
で算出される。
本発明の乳酸系樹脂組成物からなる成形体は、たとえばカップ状の成形体を恒温器中で一定の温度で2時間保持した場合、目視での判断で変形する温度が高い、すなわち耐熱収縮性に優れているという特徴を有する。その熱変形開始温度は、好ましくは55℃以上、より好ましくは60℃以上、さらに好ましくは65℃以上である。
本発明では、結晶核剤や結晶化促進剤を適宜選択する事で透明性に優れた成形体が得られる。
本発明の成形体の透明性(JIS K6714に準じて、東京電色製Haze Met
erを用いて測定された、厚さ250μm換算の値)は、好ましくは10%以下、より好ましくは8%〜1%、さらに好ましくは7%〜1%、特に好ましくは6%〜1%である。
本発明の成形体は、乳酸系樹脂の特徴である高い透明性を維持したまま高い耐熱性を有するため、たとえば、プリン、ジャムおよびカレー容器等のホットフィル容器、食品トレー、ブリスター容器、ならびに、クリアケース等の一般包装用容器など、透明性および耐熱性が要求される用途にも広く用いることができる。
[実施例]
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
本実施例で用いた乳酸系樹脂(A)、成形性改良剤(B)等の詳細は以下のとおりである。
<乳酸系樹脂(A)>
a1:ポリ乳酸(LACEA(登録商標) H−400、三井化学製、重量平均分子量(Mw);21万、分散度(Mw/Mn);3.2、L体/D体=98.2/1.8、融点165℃)
<成形性改良剤(B)>
b1:ハイドロタルサイト(アルカマイザー、協和化学工業(株)製)
b2:下記式(1)で表される化合物
Figure 2008031375
<有機結晶核剤>
EBL:エチレンビスラウリン酸アミド(日本化成(株)製「スリパックスL」)
EBS:エチレンビスステアリン酸アミド(日本油脂(株)製「アルフローH50S」)<結晶化促進剤>
c1:ベンジル=2−(2−メトキシエトキシ)エチル=アジパート(ダイファティー(登録商標)101、大八化学(株)製)
<真空圧空成形機>
FKS−0631−20(浅野研究所社製)を使用した。
[実施例1]
ポリ乳酸樹脂a1(LACEA(登録商標)H−400)100重量部、成形性改良剤b1(アルカマイザー、協和化学工業(株)製)0.01重量部、有機結晶核剤EBS(アルフローH50S)0.5重量部および結晶化促進剤c1(ダイファティー(登録商標)101)1重量部をヘンシェルミキサーにて混合後、押出機シリンダー設定温度190〜220℃の条件にてペレット化した。
次いで、得られたペレットを、シリンダー温度が220℃に設定されたT−ダイ製膜機(スクリュー径50mm、ダイス幅500mm)へ供給した。温度を30℃に調整したキャストロール上に溶融樹脂を押出し、厚み1200μmのシートを得た。このシートの一部は、切り分けてヘイズ(透明性A)および結晶化度(結晶化度A)の測定に供した。
厚み1200μmのシートの残部を、ヒーター温度350℃、予熱時間7秒間の条件で、シート温度が約100℃になるように加熱した後、室温に保持した金型とプラグとを用いて、真空圧空熱成形を行い、カップ状の成形体を製造した。なおシートの温度は、真空圧空成形機に附属の非接触型温度計で測定された値である。また金型形状は、上部口径100mm、底部口径60mm、高さ150mm、絞り比1.5のカップ状の金型であり、良好な熱成形体(カップ)が得られる最適金型内のホールド時間は5秒であった。
シートおよび熱成形体の物性は、以下の方法で測定・評価した。結果を表1に示す。
シートの物性;
<結晶化度A>
示差熱走査熱量分析装置(セイコー社製)を用いて、シートから得た試験片を10℃/minの速度で昇温した時の結晶化熱量(ΔHc)および融解熱量(ΔHm)を測定した。結晶化度Aは、以下の計算式:
結晶化度A(%)=(融解熱量−結晶化熱量)/93×100
で求めた値である。なお式中の「93」はポリ乳酸の完全理想結晶融解エンタルピー(J/g)の値である。
<透明性A(ヘイズ)>
JIS K6714に準じ、東京電色社製Haze Meterを用いて、厚さ120
0μmのシートの値を求めた。
熱成形体の物性;
<成形性>
厚み1200μmのシートを、予熱ヒーター温度350℃でシート温度が80〜100℃になるように予熱時間を変えながら加熱した後、室温に保持した金型およびプラグを用いて真空圧空熱成形を行い、得られた成形体の腑形性を観察した。評価基準は以下のとおりである。
○:金型形状の腑形性が良好
△:金型形状の腑形性が悪い(コーナー部分の腑形があまい)
×:成形不可
<熱成形体の厚みおよび透明性A’(ヘイズ)>
得られた熱成形体(カップ)の側面から、縦5cm×横2cmのカットサンプルを採取した。このカットサンプルについて、厚みを測定し、上記透明性Aと同様の方法でヘイズを測定した。
<耐熱性>
・耐熱収縮性
得られた熱成形体(カップ)を65℃の乾燥機中に2時間保持した後、変形の程度を目視にて評価した。評価基準は、変形なしの場合を「AA」、大きく変形した場合を「BB」とした。
・容積保持率
得られた熱成形体(カップ)を60℃の温水中に5分間浸漬した後、カップを取り出した。浸漬後のカップに充填された水の量(V1)と、浸漬前のカップに充填された水の量(V0)とから、以下の計算式:
容積保持率(%)=V1/V0×100
で容積保持率を求めた。
[実施例2〜3、比較例1〜3]
表1に示したように、乳酸系樹脂(A)、成形性改良剤(B)、結晶核剤、結晶化促進剤、さらに熱成形における金型温度およびシート温度を変更したこと以外は、実施例1と同様な方法で、乳酸系樹脂組成物の調製、シートの作製、熱成形体の作製およびこれらの評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2008031375
なお、表1における比較例2および3の容積保持率(%)の「≦60」という記載は、比較例2および3を追試したところ、熱成形体(カップ)の形状に再現性がなく、容積保持率が高くても60%であったことを示す。

Claims (4)

  1. 乳酸系樹脂(A)100重量部と、成形性改良剤(B)0.005〜10重量部とを含有する乳酸系樹脂組成物。
  2. 上記成形性改良剤(B)が下記式(1)で表される化合物である請求項1に記載の乳酸系樹脂組成物。
    Figure 2008031375
  3. 請求項1または2に記載の乳酸系樹脂組成物からなるシートを、加熱軟化させた後、真空成形法、圧空成形法または真空圧空成形法によって成形する工程を含む熱成形体の製造方法。
  4. 請求項3に記載の製造方法により得られた熱成形体。
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