JP2008030057A - 分離積載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製品部材と残材とを確実に分離することができ、かつコンパクトで増設容易な分離積載装置を提供する。
【解決手段】分離積載装置4は、載置テーブル部30と残材積載テーブル部40の上方位置を水平に移動する台車装置50を有し、その上部に製品部材積載テーブル部55を有し、下部に残材保持手段60を有する。そして、載置テーブル部30の上方で載置テーブル部30上の加工済み素材W′のうちの残材Sを保持し、載置テーブル部30の下降により製品部材Pと残材Sとを上下に分離し、台車装置50の後退により残材Sを残材積載テーブル部40の上方に移動させて積載する。それから、製品部材保持手段20によって載置テーブル部30上の製品部材Pをすくい上げ、製品部材保持手段20の下方に台車装置50を前進させて、製品部材Pを落下させることで製品部材積載テーブル部55に積載する。
【選択図】図1
【解決手段】分離積載装置4は、載置テーブル部30と残材積載テーブル部40の上方位置を水平に移動する台車装置50を有し、その上部に製品部材積載テーブル部55を有し、下部に残材保持手段60を有する。そして、載置テーブル部30の上方で載置テーブル部30上の加工済み素材W′のうちの残材Sを保持し、載置テーブル部30の下降により製品部材Pと残材Sとを上下に分離し、台車装置50の後退により残材Sを残材積載テーブル部40の上方に移動させて積載する。それから、製品部材保持手段20によって載置テーブル部30上の製品部材Pをすくい上げ、製品部材保持手段20の下方に台車装置50を前進させて、製品部材Pを落下させることで製品部材積載テーブル部55に積載する。
【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ加工機により切断加工された加工済み素材を、製品部材と残材とを分離して積載する分離積載装置に関する。
従来より、レーザ加工機により切断加工された加工済み素材を、製品部材と残材とを分離して積載する分離積載装置が種々提案されている。
例えば、第1の従来技術として、第1のローラテーブルと第2のローラテーブルを一列に並べて配置し、第1のローラテーブル上に一体的に配置された製品部材と残材のうち、残材の端部をクランプして第1のローラテーブルから第2のローラテーブルに引っ張り移動させて、製品部材を第1のローラテーブルと第2のローラテーブルとの間に形成された開口部から下方に落下させて、残材から製品部材を分離する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、第2の従来技術として、熱切断加工機から板材搬入搬出ステージに搬出された加工済み素材を下方からすくい上げて板材搬入搬出ステージの上部に保持可能でかつ板材搬入搬出ステージの側方に移動可能に設けられたフォークと、板材搬入搬出ステージの上部でフォーク上に保持されているスケルトンをクランプするスケルトンクランプと、板材搬入搬出ステージの下部に、板材搬入搬出ステージを中央としてその左右両側に突出するように敷設された軌道と、その軌道上にそれぞれ走行可能に設けられて板材搬入搬出ステージに進退可能な走行リフタ及びスクラップボックスとを有した装置が開示されている。
この装置では、フォークによって加工済み素材を持ち上げて板材搬入搬出ステージの上部に保持し、そのフォーク上のスケルトンをスケルトンクランプでクランプする。そして、板材搬入搬出ステージの下部に走行リフタを移動させた後、フォークを板材搬入搬出ステージの側方に移動させて、加工済み素材のうち製品部材のみを落下させて走行リフタ上に積載する。そして、走行リフタを板材搬入搬出ステージから退避させた後に、スクラップボックスを板材搬入搬出ステージの下部に移動させ、スケルトンクランプによるスケルトンのクランプを解除し、スケルトンを落下させてスクラップボックス内に収容する(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、上記第1の従来技術によれば、残材の端部を把持して第1のローラテーブルから第2のローラテーブルに引っ張る方法を採用するので、製品部材は、引っ張り方向先頭側から下方に移動し、その傾斜角度を漸次増大させながら開口部内に落下することとなる。したがって、製品部材が落下する過程において、製品部材の形状や素材の厚み等に起因して、製品部材が残材に引っ掛かり、残材から完全に分離できないおそれがある。
同様に、上記第2の従来技術によれば、スケルトンをスケルトンクランプでクランプしてフォークを板材搬入搬出ステージから側方に移動させて引き抜き、加工済み素材から製品部材のみを落下させて分離する方法を採用するので、製品部材は、フォークの引き抜き方向後側から順次下方に移動し、その傾斜角度を漸次増大させながら落下することとなる。したがって、製品部材が落下する過程において、製品部材の形状や素材の厚み等に起因して、製品部材がスケルトンに引っ掛かり、スケルトンから完全に分離できないおそれがある。
また、上記第2の従来技術では、板材搬入搬出ステージの下部に、板材搬入搬出ステージを中央としてその左右両側に突出するように軌道が敷設され、その軌道上に走行リフタ及びスクラップボックスがそれぞれ走行可能に設けられて板材搬入搬出ステージに進退可能となる構成を採用しているので、板材搬入搬出ステージの左右両側に走行リフタ或いはスクラップボックスが退避するスペースが必要であり、装置全体が大型化し、設置場所が限定されるという問題がある。
また、走行リフタ及びスクラップボックスが板材搬入搬出ステージを中央とした左右両側から、板材搬入搬出ステージに交互に進退する構成を有しているので、同一軌道上に複数の走行リフタ及びスクラップボックスを設けることはできず、分離処理できる枚数が限られ、処理能力を増大させることができないという問題を有している。
また、既設の熱切断加工機に、第2の従来技術の装置を増設する場合には、スケルトンクランプを板材搬入搬出ステージに取り付ける必要があり、大改造工事となる。したがって、工事期間が長くなり、コスト増大や工事期間の確保が困難等といった種々の問題を生ずるおそれがある。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製品部材と残材とを確実に分離することができ、かつコンパクトな分離積載装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明による分離積載装置は、レーザ加工機により切断加工されて製品部材と残材とが一体的に配置されている加工済み素材を、製品部材と残材に分離して積載する分離積載装置において、加工済み素材が載置される載置テーブル部と、載置テーブル部の側方に配設されて分離後の残材を積載可能な残材積載テーブル部と、載置テーブル部の上方に予め設定された前進位置と残材積載テーブル部の上方に予め設定された後退位置との間を水平に移動する台車装置と、台車装置の上部に設けられ分離後の製品部材を積載可能な製品部材積載テーブル部と、台車装置の下部に設けられ前進位置で載置テーブル部に載置されている加工済み素材のうちの残材を保持し、残材を載置テーブル部に対して相対的に上方に離間させて製品部材から分離し、台車装置の後退位置への移動により残材を搬送し、後退位置で残材の保持を解除することにより残材を残材積載テーブル部に積載する残材保持手段と、台車装置が後退位置に移動された状態で載置テーブル部に載置されている製品部材をすくい上げて製品部材積載テーブル部よりも上方の高さ位置に保持し、台車装置が前進位置に移動された状態で製品部材を製品部材積載テーブル部に落下させて製品部材積載テーブル部に積載する製品部材保持手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の分離積載装置において、載置テーブル部は、加工済み素材が載置されるテーブル盤と、テーブル盤を昇降させる昇降手段とを有し、残材保持手段による残材の製品部材からの分離は、残材保持手段によって残材を保持した状態で、テーブル盤を昇降手段により下降させて製品部材をテーブル盤と共に下方に移動させることによって行われることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の分離積載装置において、載置テーブル部のテーブル盤は、上方に向かって突出する複数の突起部が平面的広がりを持って配置されてなる上面部を有し、製品部材保持手段は、テーブル盤の上方で上下に移動する垂直移動手段と、垂直移動手段に支持されてテーブル盤の側方で水平かつテーブルに接近及び離間する方向に移動する水平移動手段と、水平移動手段に支持されて水平に延出し、水平移動手段の接近方向への移動により突起部の間に挿入されるフォークとを有し、製品部材保持手段による製品部材の載置テーブル部からのすくい上げは、水平移動手段によるテーブル盤への接近方向への移動によりフォークをテーブル盤の側方から突起部の間に挿入して製品部材の下方に差し込み、垂直移動手段の上方への移動により製品部材をフォークの上に載せてテーブル盤の上面部から持ち上げることによって行われることを特徴とする。
本発明によれば、載置テーブル部に載置された加工済み素材のうちの残材を、台車装置に設けた残材保持手段によって保持し、残材を載置テーブル部に対して相対的に上方に離間させて製品部材から分離する。したがって、製品部材と残材の姿勢状態を維持したまま互いに分離することができ、製品部材の傾斜による残材への引っ掛かりに起因した分離不良を防ぐことができる。
また、台車装置は、前進位置と後退位置との2つの領域を往復移動するだけでよく、分離積載装置全体を小型化できる。したがって、設置レイアウトの自由度が高く、装置の汎用性を向上させることができる。また、既存設備に対しては、台車装置を増設するだけでよく、大きな改造工事を必要としない。したがって、工事期間が短く、施工が簡単で低コストで実施でき、既存設備を有効に活用できる。
次に、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係わる分離積載装置4が適用されたレーザ加工システム1の全体斜視図、本発明に係わる分離積載装置4が適用されたレーザ加工システム1の平面図、本発明に係わる分離積載装置4が適用されたレーザ加工システム1の正面図、本発明に係わる分離積載装置4が適用されたレーザ加工システム1の右側面図である。
レーザ加工システム1は、レーザ加工機2と、レーザ加工機2に加工前素材Wを搬入する搬入装置3と、レーザ加工機2によって切断加工された加工済み素材W′を搬出して製品部材Pと残材Sとに分離して積載する分離積載装置4を有している。
レーザ加工機2は、所定の厚みを有する板状の加工前素材Wに切断加工を施して製品部材Pと残材Sとに切断するものであり、特に、製品部材Pをくり抜くように加工前素材Wに切断加工を施して、製品部材Pの外周囲に残材Sが形成され、製品部材Pと残材Sとが一体的に配置された状態の加工済み素材W′を製造する。尚、レーザ加工機2は、既知のものであり、その構成等についての詳細な説明は省略する。
レーザ加工機2の側方である左側位置には、パレットチェンジャ6が設置されている。パレットチェンジャ6は、加工前素材Wをレーザ加工機2に受け渡し、レーザ加工機2から加工済み素材W′を受け取るためのものであり、2枚のパレット6aを有している。
各パレット6aは、加工前素材W或いは加工済み素材W′を載せてレーザ加工機2との間を往復移動し、その上面部6bは複数の突起部が一定高さで平面的広がりをもって配置された、いわゆる剣山状に形成されている。上面部6bの各突起部は、パレット6aの往復移動方向に直交する方向に並ぶように配置されており、その配置間隔は、後述するフォークユニット20のフォーク24を各突起部の間に挿入できる大きさを有している。
パレットチェンジャ6の上方には、搬入装置3の一枚取りユニット10及び分離積載装置4のフォークユニット20を往復移動自在に支持する搬送路7が設けられている。搬送路7は、レーザ加工機2とパレットチェンジャ6との間における加工前素材W或いは加工済み素材W′の移動方向に対して直交する方向に亘り水平に延在する一対の搬送レール8を有している。各搬送レール8は、床面から同一の高さ位置で互いに平行に延在し、パレットチェンジャ6の上方を中央部7Bとしてパレットチェンジャ6の背面側に位置する上流部7Aからパレットチェンジャ6の正面側に位置する下流部7Cまで亘って設けられている。
搬入装置3の一枚取りユニット10は、一対の搬送レール8に支持されて搬送路7の上流部7Aと中央部7Bとの間を往復移動する水平移動手段11と、水平移動手段11に設けられて上下に移動する垂直移動手段12と、垂直移動手段12に設けられ加工前素材Wの上面を吸着して一枚の加工前素材Wを水平に吊り下げて支持可能な吊り下げ支持手段13を有している。
そして、水平移動手段11を搬送路7の上流部7Aに移動させ、垂直移動手段12を下降させて吊り下げ支持手段13により搬入台車15上の加工前素材Wを吸着し、垂直移動手段12を上昇させて加工前素材Wを一枚だけ搬入台車15上から持ち上げて吊り下げ支持し、水平移動手段11を搬送路7の中央部7Bに移動させて、パレットチェンジャ6の上方に保持し、垂直移動手段12を下降させ、吊り下げ支持手段13による加工前素材Wの吸着を解除することで加工前素材Wをパレットチェンジャ6のパレット6a上に載せることができるようになっている。
搬入台車15は、床面F上を走行して搬送路7の上流部7Aの下方に進退可能に設けられている。搬入台車15は、複数枚の加工前素材Wを積載して軌道16上を往復移動する構成を有しており、本実施の形態では、2種類の加工前素材を適宜選択して搬入できるように、2台が設けられている。
分離積載装置4は、フォークユニット(製品部材保持手段)20と、載置テーブル部30と、残材積載テーブル部40と、台車装置50とを有している。
フォークユニット20は、加工済み素材W′や製品部材Pを保持して搬送するものであり、一対の搬送レール8に支持されて搬送路7の中央部7Bと下流部7Cとの間を往復移動する水平移動手段21、その水平移動手段21に支持されて上下に移動する垂直移動手段22、その垂直移動手段22に支持されて搬送路7の上流側と下流側に離間して平行に延在し、互いに接近及び離間する開閉方向に移動する一対の水平アーム23と、各水平アーム23に設けられ水平アーム23の下方位置で互いに接近する方向に向かって水平に突出するフォーク24を有している。
フォーク24は、櫛状に配列された複数の棒状体からなり、水平アーム23の開方向への移動によりパレットチェンジャ6のパレット6aの横幅よりも広い間隔を有して搬送路7の上流側と下流側とに離間し、水平アーム23の閉方向への移動によりパレット6aの突起部の間に側方から挿入されてパレット6a上の加工済み素材w′の下面に対向配置させることができるように構成されている。
そして、かかる状態で垂直移動手段22を上方に移動させてフォーク24によりパレット6a上の加工済み素材をすくい上げて、パレットチェンジャ6から上方に持ち上げることができ、水平移動手段21の移動により搬送路7の中央部7Bから下流部7Cに搬送できるようになっている。
また、フォークユニット20の垂直移動手段22には、当て板25が設けられている。当て板25は、例えば製品部材Pをフォーク24上に載せた状態で水平アーム23を開方向へ移動させた場合に、フォーク24上の製品部材Pに当接して、フォーク24のみを側方に移動させて、製品部材Pの下側からフォーク24を引き抜き、製品部材Pを下方に落下させるためのものである。当て板25は、図4に示すように、垂直移動手段22から下方に向かって突出してフォーク24の各棒状体の間まで介在しており、垂直移動手段22を下方に移動させた際に、パレット6aの横幅方向両側に対向させることができる位置にそれぞれ設けられている。尚、本実施の形態では、フォークユニット20は、一枚取りユニット10と連結されており、互いに一体となって搬送路7上を往復移動するように構成されている。
載置テーブル部30は、搬送路7の下流部7Cの下方に配置されており、水平に延在するテーブル盤31と、そのテーブル盤31を水平姿勢状態のままで昇降させるリフト装置(昇降手段)36とを有している。
テーブル盤31は、加工済み素材W′とほぼ同一の大きさを有した平面視略矩形の基部32を有しており、基部32の上面部には、パレットチェンジャ6のパレット6aと同様に、上方に向かって突出する複数の突起部33が一定高さで平面的広がりをもって配置されている。
各突起部33は、パレット6aの突起部と同方向に並ぶように配置されており、その配置間隔は、フォーク23を各突起部33の間に挿入可能な大きさに設定されている。また、各突起部33の高さは、加工済み素材W′を載せたフォーク23を下降させた際に、突起部33の間に挿入されて、フォーク23の上面が突起部33の頂部よりも下方に位置することができる高さに設定されている。
突起部33は、本実施の形態では、複数枚の帯状の板部材をフォーク23の移動方向に沿って延在しかつフォーク23の移動方向に直交する方向に所定間隔をおいて並ぶように立設することによって形成されている。
リフト装置36は、床面Fとテーブル盤31との間に介在されて下端が床面Fに支持され上端がテーブル盤31に支持されたクロスアーム37と、クロスアーム37を開閉させる油圧シリンダ38とを有しており、油圧シリンダ38への油圧供給制御によりクロスアーム37を開閉させ、テーブル盤31を水平姿勢状態のまま昇降させて、予め設定された高さ位置に停止させることができるようになっている。
そして、フォーク23上に加工済み素材W′を載せたフォークユニット20を搬送路7の下流部7Cに移動させて、載置テーブル部30の上方に停止させ、載置テーブル部30のテーブル盤31を所定高さ位置まで上昇させてから、フォークユニット20の垂直移動手段22を下方に移動させることにより、フォーク23上の加工済み素材W′を載置テーブル部30のテーブル盤31に載せることができるようになっている。
残材積載テーブル部40は、載置テーブル部30の側方に配置されており、載置テーブル部30と同様に、水平に延在するテーブル盤41と、そのテーブル盤41を水平姿勢状態のままで昇降させるリフト装置43とを有している。
テーブル盤41は、載置テーブル部30の基部32とほぼ同一の面積を有して分離後の残材Sを積載可能な平面視略矩形状の平滑な平面状の上面を有している。リフト装置43は、床面Fとテーブル盤41との間に介在されて下端が床面Fに支持され上端がテーブル盤41に支持されたクロスアーム(図示せず)と、クロスアームを開閉させる油圧シリンダ(図示せず)とを有しており、油圧シリンダへの油圧供給制御によりクロスアームを開閉させ、テーブル盤41を水平姿勢状態のまま昇降させて、予め設定された高さ位置に停止させることができるようになっている。
台車装置50は、載置テーブル部30の上方に予め設定された前進位置と、残材積載テーブル部40の上方に予め設定された後退位置との間を水平に移動する構成を有している。
台車装置50は、載置テーブル部30から残材積載テーブル部40までの間に亘って床面上に敷設された一対の走行レール51に案内されて往復移動し、搬送路7の下流部7Cの下方に進退可能とされている。走行レール51は、載置テーブル部30及び残材積載テーブル部40を間に介在させて台車装置50の車幅方向両側位置に並設されている。
台車装置50は、各走行レール51の上方で起立して互いに対向する一対の脚部52と、これら一対の脚部52の上端部間を連結して水平に延在するフレーム部53とを有しており、図4に示すように、略門型の形状をなし、その内方には前進位置で載置テーブル部30を収容し、後退位置で残材積載テーブル部40を収容可能な大きさを有する収容空間部が形成されている。
各脚部52は、走行レール51上に沿って所定長さ延在する形状を有しており、レール長さ方向の両端部には、走行レール51上を走行するための車輪52aがそれぞれ回転自在に支持されている。そして、脚部52の後端部側の車輪52aには、走行モータ52bが取り付けられ、台車装置50を前進及び後退させることができるようになっている。
フレーム部53の上部には、分離後の製品部材Pを積載可能な製品部材積載テーブル部55が設けられている。製品部材積載テーブル部55の上面は、加工済み素材W′とほぼ同一の面積を有して水平に広がる平面視略矩形の平滑な平面形状を有している。尚、特に図示していないが、製品部材積載テーブル部55の上面から製品部材Pが落下するのを防ぐために、製品部材積載テーブル部55の外周囲に外周壁や落下防止柵等を設けてもよい。
フレーム部53の下部には、残材保持手段60が設けられている。残材保持手段60は、予め設定されている残材受け渡し位置で載置テーブル部30のテーブル盤31の上に載せられている加工済み素材W′のうちの残材Sを保持するものであり、台車装置50の車幅方向両側に離間して互いに水平に接近及び離間する方向に移動する一対の水平移動部61と、各水平移動部61において台車装置50の車体前後方向に所定間隔を有して複数設けられて残材Sの所定箇所を上下から把持する把持部62とを有している。
各把持部62は、上下に離間して互いに接近及び離間する一対の開閉爪62a、62bをそれぞれ有している。そして、台車装置50を前進位置に移動させかつ加工済み素材W′が載置された載置テーブル部30のテーブル盤31を上昇させて残材受け渡し位置に移動させた状態で、一対の水平移動部61を互いに接近する方向に移動させることにより、下側の開閉爪62bをテーブル盤31の側方から突起部33の間に挿入して加工済み素材W′のうちの残材Sの下方に移動させ、残材Sを間に介して上側の開閉爪62aを下側の開閉爪62bの上方に移動させ、上下の開閉爪62a、62bを接近させることで残材Sを上下から把持できるようになっている。
そして、加工済み素材W′の残材Sを保持した状態で、載置テーブル部30のテーブル盤31を下降させることにより、加工済み素材W′のうちの製品部材Pだけをテーブル盤31に載置させて水平姿勢状態を維持したまま下方に移動させることができ、加工済み素材W′のうちの製品部材Pと残材Sとを上下に分離することができる。
また、台車装置50には、加工済み素材W′が製品部材Pと残材Sとに完全に分離されたか否かを検出する分離完了検出センサ(図示せず)が設けられている。この分離完了検出センサは、例えば光電管によって構成されており、残材保持手段60によって加工済み素材W′の残材Sを保持して載置テーブル部30のテーブル盤31を下降させた際に、製品部材Pが残材Sに引っ掛かって完全に分離せず、テーブル盤31に対して傾斜した姿勢状態となっているか否かを検出する。したがって、レーザ加工システム1の制御手段は、テーブル盤31上の製品部材Pが傾斜していると検出した場合には、分離不良と判断し、傾斜していないと検出した場合には、分離完了と判断することができる。
次に、上記構成を有するレーザ加工システム1の動作制御について説明する。
図5は、パレット6aから加工済み素材W′を持ち上げる動作を説明する模式図、図6は、加工済み素材W′を載置テーブル部30に載せる動作を説明する模式図、図7は、加工済み素材W′のうちの残材Sを製品部材Pから分離する動作を説明する模式図、図8は、残材Sを残材積載テーブル部40に積載する動作を説明する模式図、図9は、製品部材Pを載置テーブル部30から持ち上げる動作を説明する模式図、図10は、製品部材Pを落下させて製品部材積載テーブル部55に積載する動作を説明する模式図である。
レーザ加工システム1の動作制御は、レーザ加工システム1が有する制御手段(図示せず)によって行われる。
(加工前素材の供給工程)
まず、加工対象の加工前素材Wが載せられた搬入台車15を前進させて、搬送路7の上流部7Aの下方に移動させる。そして、一枚取りユニット10の水平移動手段11を搬送路7の上流部7Aに移動させた後に、垂直移動手段12を下方に移動させて吊り下げ支持手段13により搬入台車15上の加工前素材Wを吸着し、再び垂直移動手段12を上方に移動させて加工前素材Wを一枚だけ搬入台車15から持ち上げて吊り下げ支持する。
まず、加工対象の加工前素材Wが載せられた搬入台車15を前進させて、搬送路7の上流部7Aの下方に移動させる。そして、一枚取りユニット10の水平移動手段11を搬送路7の上流部7Aに移動させた後に、垂直移動手段12を下方に移動させて吊り下げ支持手段13により搬入台車15上の加工前素材Wを吸着し、再び垂直移動手段12を上方に移動させて加工前素材Wを一枚だけ搬入台車15から持ち上げて吊り下げ支持する。
それから、一枚取りユニット10の水平移動手段11を搬送路7の上流部7Aから中央部7Bに移動させて加工前素材Wをパレットチェンジャ6の上方に搬送し、垂直移動手段12を下方に移動させてから、吊り下げ支持手段13による吸着を解除して、加工前素材Wをパレットチェンジャ6のパレット6a上に載せる。パレット6a上に載せられた加工前素材Wは、パレットチェンジャ6によりレーザ加工機2に受け渡され、レーザ加工機2により切断加工が施される。
(加工済み素材W′の載置テーブル部への載置工程)
レーザ加工機2による切断加工が終了して、その切断加工された加工済み素材W′がパレットチェンジャ6によってパレット6a上に載せられた状態で搬送路の中央部7Bの下方に移動されると、フォークユニット20の水平移動手段21を搬送路7の中央部7Bに移動させて、一対の水平アーム23を開方向に移動させ、搬送路7の上流側と下流側とに位置するフォーク24をパレットチェンジャ6のパレット6aの横幅よりも広げた位置に移動させる。
レーザ加工機2による切断加工が終了して、その切断加工された加工済み素材W′がパレットチェンジャ6によってパレット6a上に載せられた状態で搬送路の中央部7Bの下方に移動されると、フォークユニット20の水平移動手段21を搬送路7の中央部7Bに移動させて、一対の水平アーム23を開方向に移動させ、搬送路7の上流側と下流側とに位置するフォーク24をパレットチェンジャ6のパレット6aの横幅よりも広げた位置に移動させる。
そして、垂直移動手段22を下降させて、フォーク24をパレット6aの側方に移動させた後に(図5(a)を参照)、一対の水平アーム23を閉方向に移動させて、フォーク24をパレット6aの突起部の間に側方から挿入し、パレット6aに載せられている加工済み素材W′の下面にフォーク24の上面を対向させる(図5(b)を参照)。
そして、かかる状態で垂直移動手段を上方に移動させて、パレット6a上の加工済み素材W′をフォーク24ですくい上げて上方に持ち上げ、予め設定された高さ位置である搬送高さ位置に保持する(図5(c)を参照)。
そして、フォークユニット20の水平移動手段21を搬送路の中央部7Bから下流部7Cに移動させて、加工済み素材W′を載置テーブル部30の上方に搬送した後に、載置テーブル部30のテーブル盤31を予め設定された加工済み素材受取位置まで上昇させる。
それから、フォークユニット20の垂直移動手段22を下方に移動させて、フォーク24をテーブル盤31の上方から突起部33の間に挿入し、フォーク24の上面を突起部33の頂部よりも下方に移動させて、フォーク24上の加工済み素材W′を載置テーブル部30のテーブル盤31の上に載せる(図6(a)を参照)。
そして、一対の水平アーム23を開方向に移動させて、フォーク24を載置テーブル部30のテーブル盤31の横幅よりも広げた位置に移動させて突起部33の間から側方に引き抜き(図6(b)を参照)、その後で垂直移動手段22を上方に移動させて、フォーク24を載置テーブル部30のテーブル盤31よりも上方に退避させる。これにより、載置テーブル部30のテーブル盤31上には、加工済み素材W′が載置された状態とされる。そして、載置テーブル部30のテーブル盤31を下降させて、最下端の待機位置に停止させる。
(加工済み素材W′の分離積載工程)
次に、載置テーブル部30のテーブル盤31を上昇させて、台車装置50のフレーム部53よりも下方の高さ位置である残材受け渡し位置に停止させてから、台車装置50を前進位置に移動させて、搬送路7の下流部7Cの下方に位置させ、台車装置50の収容空間部内に載置テーブル部50を収容させる。
次に、載置テーブル部30のテーブル盤31を上昇させて、台車装置50のフレーム部53よりも下方の高さ位置である残材受け渡し位置に停止させてから、台車装置50を前進位置に移動させて、搬送路7の下流部7Cの下方に位置させ、台車装置50の収容空間部内に載置テーブル部50を収容させる。
それから、残材保持手段60の一対の水平移動部61を互いに接近する方向に移動させて、テーブル盤31上の加工済み素材W′に対して側方から把持部62を接近させ、把持部62の下側の開閉爪62bを、テーブル盤31の側方から突起部33の間に挿入して加工済み素材W′のうちの残材Sの下方に移動させ、上側の開閉爪62aを、残材Sを間に介して下側の開閉爪62bの上方に移動させる(図7(a)を参照)。
そして、上下の開閉爪62a、62bを互いに接近させて、テーブル盤31上の加工済み素材W′のうちの残材Sを上下から把持し、その後、載置テーブル部30のテーブル盤31を下降させて、加工済み素材W′のうちの製品部材Pのみをテーブル盤31の上に載せた状態で下方に移動させて、製品部材Pと残材Sとを上下に分離する(図7(b)を参照)。
ここで、図示していない分離完了検出センサからの検出信号に基づいて分離完了か否かを判断し、分離完了と判断すると、製品部材Pと残材Sとを製品部材積載テーブル部55と残材積載テーブル部40にそれぞれ分けて積載する通常積載処理に移行し、分離不良と判断すると、加工済み素材W′を製品部材積載テーブル部55に積載する非常積載処理に移行する。
(通常積載処理)
分離完了検出センサ(図示せず)からの検出信号に基づいて分離完了と判断すると、製品部材Pが載置テーブル部30のテーブル盤31上に載置され、残材Sが台車装置50の残材保持手段60によって保持されている状態で、台車装置50を後退位置に移動させて、残材Sを残材積載テーブル部40の上方に移動させる(図8(a)を参照)。
分離完了検出センサ(図示せず)からの検出信号に基づいて分離完了と判断すると、製品部材Pが載置テーブル部30のテーブル盤31上に載置され、残材Sが台車装置50の残材保持手段60によって保持されている状態で、台車装置50を後退位置に移動させて、残材Sを残材積載テーブル部40の上方に移動させる(図8(a)を参照)。
そして、残材積載テーブル部40のテーブル盤41を予め設定された残材積載高さ位置に移動させる。そして、把持部62の開閉爪62a、62bを上下に開いて残材Sの保持を解除し、一対の水平移動部61を互いに離間する方向に移動させる。これにより、残材Sを残材保持手段60から落下させて、残材積載テーブル部40のテーブル盤41上に積載することができる(図8(b)を参照)。
次に、載置テーブル部30のテーブル盤31を上昇させて予め設定された製品部材受け渡し高さ位置に停止させる。そして、フォークユニット20の垂直移動手段22を下方に移動させて、フォーク24を載置テーブル部30のテーブル盤31の側方に移動させてから(図9(a)を参照)、一対の水平アーム23を閉方向に移動させることにより、フォーク24をテーブル盤31の突起部33の間に側方から挿入し、テーブル盤31上の製品部材Pの下面に対向させる(図9(b)を参照)。
そして、垂直移動手段22を上方に移動させて、テーブル盤31上の製品部材Pをフォーク24ですくい上げて上方に持ち上げ、台車装置50の製品部材積載テーブル部55よりも上方の高さ位置に保持する。
そして、台車装置50を前進位置に移動させて、フォーク24の下方に停止させ、一対の水平アーム23を開方向に移動させる(図10(a)を参照)。これにより、フォーク24上の製品部材Pは、フォーク24と共に水平アーム23の開方向に移動しようとするが、フォークユニット20の当て板25に当接して、フォーク24だけが側方に引き抜かれ、製品部材Pはフォーク24上から落下し、製品部材積載テーブル部55の上面部に積載される(図10(b)を参照)。
したがって、加工済み素材W′を製品部材Pと残材Sとに分離し、製品部材Pを製品部材積載テーブル部55の上面部に積載し、残材Sを残材積載テーブル部40のテーブル盤41上に積載することができる。
(非常積載処理)
一方、分離完了検出センサ(図示せず)からの検出信号に基づいて分離不良と判断すると、載置テーブル部30のテーブル盤31を再び残材受け渡し高さ位置まで上昇させて、残材保持手段60による残材Sの保持を解除し、載置テーブル部30のテーブル盤31上に加工済み素材W′のまま再び積載する。
一方、分離完了検出センサ(図示せず)からの検出信号に基づいて分離不良と判断すると、載置テーブル部30のテーブル盤31を再び残材受け渡し高さ位置まで上昇させて、残材保持手段60による残材Sの保持を解除し、載置テーブル部30のテーブル盤31上に加工済み素材W′のまま再び積載する。
そして、載置テーブル部30のテーブル盤31を下降させて台車装置50を前進位置から後退位置に移動させ、再び載置テーブル部30のテーブル盤31を上昇させて製品部材受け渡し高さ位置に停止させる。
そして、フォークユニット20の垂直移動手段22を下方に移動させて、フォーク24を載置テーブル部30のテーブル盤31の側方に移動させてから、一対の水平アーム23を閉方向に移動させることにより、フォーク24をテーブル盤31の突起部33の間に側方から挿入し、テーブル盤31上の加工済み素材W′の下面に対向させる。
そして、垂直移動手段22を上方に移動させて、テーブル盤31上の加工済み素材W′をフォーク24ですくい上げて上方に持ち上げ、台車装置50の製品部材積載テーブル部55よりも上方の高さ位置に保持する。そして、台車装置50を前進位置に移動させて、フォーク24の下方に停止させ、一対の水平アーム23を開方向に移動させる。
これにより、フォーク24上の加工済み素材W′をフォークユニット20の当て板25に当接させて、フォーク24だけを側方に引き抜き、フォーク24上から加工済み素材W′を落下させて、製品部材積載テーブル部55の上面部に積載する。したがって、分離不良が発生した場合に、レーザ加工システム1全体を停止させることなく、運転を続行させることができ、生産性を向上させることができる。
上述の本実施の形態に係わるレーザ加工システム1によれば、載置テーブル部30のテーブル盤31上に載置された加工済み素材W′のうちの残材Sを、台車装置50に設けた残材保持手段60によって保持し、載置テーブル部30のテーブル盤31を下降させることにより、残材Sを相対的に上方に離間させて製品部材Pから分離する。したがって、水平姿勢状態を維持したままで製品部材Pを残材Sから分離することができ、製品部材Pの傾斜による残材Sへの引っ掛かりに起因した分離不良を防ぐことができる。
また、台車装置50に残材保持手段60を設けて、製品部材Pと残材Sとの分離を行っている。したがって、フォークユニット20と載置テーブル部30とを有したレーザ加工システムが存在する場合に、残材保持手段60を有した台車装置50を増設するだけで、本実施の形態に係わるレーザ加工システム1を構成することができ、大きな改造工事を必要としない。したがって、工事期間が短く、施工が簡単で低コストで実施でき、既存設備を有効に活用することができるという利点を有している。
また、台車装置50は、前進位置と後退位置との間を往復移動するだけでよく、設置スペースは、これら2つの領域を確保できればよい。したがって、少なくとも3つの領域を必要とする上述の従来技術と比較して、システム全体の小型化を図ることができる。したがって、設置スペースを小さくすることができ、工場内におけるレイアウトの自由度を向上させることが出来るという利点を有している。
更に、走行レール51を延長することによって、台車装置50や残材積載テーブル部40を増設することが可能である。したがって、レーザ加工システム1の処理枚数を容易に増大させることができる。
尚、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、台車装置50の残材保持手段60により残材Sを保持させた状態で、載置テーブル部30を下降させて、残材Sを製品部材Pの上方に相対的に離間させて分離させていたが、残材保持手段60を昇降させる垂直移動手段を台座装置50に設けて、残材保持手段60により保持した残材Sを載置テーブル部30から上方に持ち上げる構成としてもよい。また、本実施の形態では、製品部材保持手段としてフォークユニット20を利用しているが、別個に設けてもよい。
1 レーザ加工システム
2 レーザ加工機
3 搬入装置
4 分離積載装置
10 一枚取りユニット
20 フォークユニット(製品部材保持手段)
30 載置テーブル部
31 テーブル盤
33 突起部
36 リフト装置(昇降手段)
40 残材積載テーブル部
50 台車装置
55 製品部材積載テーブル部
60 残材保持手段
2 レーザ加工機
3 搬入装置
4 分離積載装置
10 一枚取りユニット
20 フォークユニット(製品部材保持手段)
30 載置テーブル部
31 テーブル盤
33 突起部
36 リフト装置(昇降手段)
40 残材積載テーブル部
50 台車装置
55 製品部材積載テーブル部
60 残材保持手段
Claims (3)
- レーザ加工機により切断加工されて製品部材と残材とが一体的に配置されている加工済み素材を、製品部材と残材に分離して積載する分離積載装置において、
前記加工済み素材が載置される載置テーブル部と、
該載置テーブル部の側方に配設されて分離後の残材を積載可能な残材積載テーブル部と、
前記載置テーブル部の上方に予め設定された前進位置と前記残材積載テーブル部の上方に予め設定された後退位置との間を水平に移動する台車装置と、
該台車装置の上部に設けられ分離後の製品部材を積載可能な製品部材積載テーブル部と、
前記台車装置の下部に設けられ前記前進位置で前記載置テーブル部に載置されている前記加工済み素材のうちの残材を保持し、該残材を前記載置テーブル部に対して相対的に上方に離間させて前記製品部材から分離し、前記台車装置の前記後退位置への移動により前記残材を搬送し、前記後退位置で前記残材の保持を解除することにより前記残材を前記残材積載テーブル部に積載する残材保持手段と、
前記台車装置が前記後退位置に移動された状態で前記載置テーブル部に載置されている製品部材をすくい上げて前記製品部材積載テーブル部よりも上方の高さ位置に保持し、前記台車装置が前記前進位置に移動された状態で前記製品部材を前記製品部材積載テーブル部に落下させて前記製品部材積載テーブル部に積載する製品部材保持手段とを有することを特徴とする分離積載装置。 - 前記載置テーブル部は、前記加工済み素材が載置されるテーブル盤と、該テーブル盤を昇降させる昇降手段とを有し、
前記残材保持手段による前記残材の前記製品部材からの分離は、前記残材保持手段によって前記残材を保持した状態で、前記テーブル盤を前記昇降手段により下降させて前記製品部材を前記テーブル盤と共に下方に移動させることによって行われることを特徴とする請求項1に記載の分離積載装置。 - 前記載置テーブル部のテーブル盤は、上方に向かって突出する複数の突起部が平面的広がりを持って配置されてなる上面部を有し、
前記製品部材保持手段は、前記テーブル盤の上方で上下に移動する垂直移動手段と、該垂直移動手段に支持されて前記テーブル盤の側方で水平かつ前記テーブルに接近及び離間する方向に移動する水平移動手段と、前記水平移動手段に支持されて水平に延出し、前記水平移動手段の接近方向への移動により前記突起部の間に挿入されるフォークとを有し、
前記製品部材保持手段による前記製品部材の前記載置テーブル部からのすくい上げは、前記水平移動手段による前記テーブル盤への接近方向への移動により前記フォークを前記テーブル盤の側方から前記突起部の間に挿入して前記製品部材の下方に差し込み、前記垂直移動手段の上方への移動により前記製品部材を前記フォークの上に載せて前記テーブル盤の上面部から持ち上げることによって行われることを特徴とする請求項1または2に記載の分離積載装置。
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