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JP2008019861A - タービンエンジン構成要素 - Google Patents

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Francisco J Cunha
ジェイ.クンハ フランシスコ
William Abdel-Messeh
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Abstract

【課題】完全に独立した供給部から各微細回路を分離することにより、コアアセンブリ問題に対する解決策を提供すること。
【解決手段】タービンブレードなどのタービンエンジン構成要素10が、先端18および根元部分16を有するエアフォイル部分12と、エアフォイル部分12内の冷却用微細回路構成20と、を有する。この冷却用微細回路構成20は、冷媒流でエアフォイル部分12を対流冷却することを可能にする複数の脚部26,28,36を有するメインボディ部分と、先端18を冷却するために、少なくとも1つの一体に成形された先端冷却用微細回路30,32と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、タービンブレードなどのタービンエンジン構成要素で使用するための冷却用微細回路に関する。
図1および図2から理解することができるように、従来技術のタービンブレードは複数のキャビティを有し、各ブレードの内部キャビティが、正圧側で、または負圧側で、エアフォイルの側部に位置する冷却用微細回路に供給を行う。図1および図2に例示されているものなど、2重壁構造を有するブレード冷却設計、またはエアフォイル内の埋込み微細回路の場合、内部供給キャビティ内の流れは、従来の蛇行した冷却設計と比較したとき、低いマッハ数分布を呈する。これらの低いマッハ数により、ロータの角速度に起因する回転力が優勢になる。これは、供給キャビティ内で一連のキャビティ渦を誘発する。内部キャビティが冷却空気を壁に埋め込まれた微細回路に供給するため、キャビティと微細回路との間で、これらの供給リンクの位置は非常に重要になる。
この問題を解決するための2つの方法がある。第1に、冷却空気が微細回路内に到達するのを容易にするように、これらの面内の2次渦の特性を決定することができる。第2に、微細回路当たり1つの供給キャビティを有することによって、供給リンクに対して微細回路冷却が影響されにくいものとすることができる。これらの選択肢のどちらにも従わない場合、1つの内部キャビティから2つ以上の微細回路にかけて複数の供給路(feeds)を有することによる問題があり、これは流れの不均衡に通じることになる。
図1および図2では、大型内部キャビティからの冷却供給流れを有する壁埋込み回路を備えたエアフォイルが示されている。図の構成では、正圧側の埋込み回路が、負圧側の埋込み回路に比べて低い流量を受けることになる。その結果、冷却効果は、負圧側より正圧側ではるかに低くなる。
より単純な選択肢は、ブレードが各微細回路に対する専用かつ独立の冷却供給部を有するように設計される、上記の第2の選択肢である。その結果、次いで微細回路流の冷却特性が、潜在的に高い回転効果および他の干渉に対して影響されにくい。この冷却設計の哲学の結果として、図1のタービンブレードについて、7つの内部大型キャビティが抜かれ(cored)、エアフォイル部分内で6つの内部リブができている。いくつかの低温リブが存在することは、この用途にとって特に重要である。というのは、低温リブは、エアフォイルのクリープ(creep)能力を高めるからである。しかし、図3〜図5に例示されているように、供給キャビティ当たり1つの微細回路の直接の関係は、プレキャスト工程において微細回路のコアが供給キャビティのメインボディのコアと結ばれるときに、潜在的な組立ての問題を生じる。さらに、冷却用微細回路は、別個、独立の回路である。
したがって、タービンブレードなどのタービンエンジン構成要素用の冷却用微細回路を設計するとき、解決すべきコアアセンブリの問題が残されている。
本発明によれば、完全に独立した供給部から各微細回路を分離する、コアアセンブリ問題に対する解決策が提供される。
本発明によれば、先端と根元部分を有するエアフォイル部分と、エアフォイル部分内の冷却用微細回路構成と、を広く備えるタービンエンジン構成要素が提供される。この冷却用微細回路構成は、冷媒流でエアフォイル部分を対流冷却することを可能にする多くの脚部のメインボディ部分と、エアフォイル部分の先端を冷却するために、少なくとも1つの一体に成形された先端冷却用微細回路と、を備える。
本発明のブレード用の一体型メインボディ−先端微細回路の他の詳細、ならびにそれに付随する他の目的および利点は、以下の詳細な説明と、同様の符号が同様の要素を表す添付の図面に述べられている。
完全に独立した供給部から各微細回路を分離しながら、コアアセンブリの問題を解決するために、図6の冷却方式が提示される。この図に示されているように、エアフォイル部分12と、プラットフォーム14と、根元部分16と、を有する、タービンブレードなどタービンエンジン構成要素10が提供される。エアフォイル部分12は、先端18を有する。冷却用微細回路20が、エアフォイル部分12内に埋め込まれる。埋込み冷却用微細回路20は、根元部分16内で形成された入口24から冷媒流を受け取る。入口24は、根元部分16の前縁に隣接して位置することが好ましい。入口24は、エンジン抽気など、任意の好適な冷却流体源と連通することができる。冷媒流れは、自然のポンプ力を利用するように、冷却用微細回路20の第1の脚部26を介して、(プラットフォーム14から離れる方向で)半径方向上側に流れることができる。図6から分かるように、冷却用微細回路20は、蛇行した構成を有することができる。したがって、冷媒流がエアフォイル部分12の先端18の近くに達したとき、冷媒流は曲がり、第2の脚部28に進む。第2の脚部28内では、冷媒は、(プラットフォーム14に向かう方向で)半径方向下側に流れる。この構成では、一部のバイパス冷媒流が、先端冷却用回路30,32を介して、先端18を冷却するように使用されてもよい。図6に示されているように、先端冷却用回路30は、複数の離隔された流路70を備える。各流路70は、第1の脚部26からの冷媒、ならびに脚部26と脚部28を連結するU字形流れ転向部分34からの冷媒と連通し受け取ることができる入口を有する。
冷却用微細回路30は、冷媒が半径方向上側に流れる第3の脚部36を備えてもよい。先端冷却用回路32もまた、複数の離隔された流路72を備えてもよい。各流路72は、冷却用微細回路20の第3の脚部36から冷媒を受け取るように、第3の脚部36と連通する入口を有してもよい。各冷却用回路70,72は、冷却流体がエアフォイル部分12の面に亘って流れることを可能にする流体排出口つまり出口33を有する。好ましくは、出口33は、エアフォイル部分12の正圧側35で冷媒が流出することを可能にするように構成される。先端冷却用回路30,32からの先端冷却用出口33は、エアフォイル部分12の前縁44の近傍から後縁50の近傍に延びることができる。本明細書で述べられている冷却用微細回路構成を設けることにより、3つの別個の回路が1つのユニットを構成し、したがって組立て工程を容易にする。
根元部入口の補充用脚部38が、根元部分16内に作製されてもよい。根元部入口の補充用脚部38は、第3の脚部36と連通し、第3の脚部36内で適切な冷却流を保証するために使用されてもよい。根元部入口の補充用脚部38は、エンジン抽気など、任意の好適な冷却流体源(図示せず)と連通することができる。
前述の説明から分かるように、メインボディと先端の微細回路の一体型構成20が提供されている。タービンエンジン構成要素10は、このようにして対流冷却される。
必要に応じて、フィルムスロット42を形成する出口タブ40が、脚部26や脚部28内に設けられてもよい。出口タブ40およびフィルムスロット42は、冷媒流が脚部26や脚部28からエアフォイル部分の面上に流れることを可能にする。この面は、正圧側35の面または負圧側37の面であってもよい。スロット42から流出する流体は、タービンエンジン構成要素10の1つまたは複数の外側面に亘って冷却フィルムを形成する助けとなる。そのようなフィルムスロット42は、開冷却システムで有用となる可能性がある。
必要に応じて、エアフォイル部分12の前縁44は、冷却フィルムが、エアフォイル部分12の正圧側35と負圧側37の前縁部分に亘って流れることを可能にする複数の流体排出口つまり出口46を備えてもよい。排出口つまり出口46は、供給キャビティ48から冷媒の供給を受けることができる。供給キャビティ48は、エンジン抽気など、冷却流体源(図示せず)と直接連通することができ、あるいは、供給キャビティ48は、第1の脚部26と連通することができる。
本発明の冷却用微細回路はまた、外部熱負荷が航空機エンジン用途に関する外部熱負荷ほど高くない産業用ガスタービン用途向けに、フィルム冷却のない閉ループシステム内で使用されてもよい。
本発明の冷却用微細回路構成は、当技術分野で知られている任意の好適な技法を使用して成形することができる。冷却用微細回路を成形する好ましい方法では、耐熱金属材料から形成された1つまたは複数のシートが、入口24,根元部入口の補充用脚部38と、脚部26,28,36と、先端冷却用微細回路30,32と、出口33と、タブ40と、フィルムスロット42と、を含めて、冷却用微細回路構成20の形状で構成されてもよい。耐熱金属材料のシートは、金型キャビティ内に配置つまり設置され得る。その後で、エアフォイル部分12と、プラットフォーム14と、根元部分16とを含むタービンエンジン構成要素10を、ニッケル基超合金、チタン基超合金、または鉄基超合金など、当技術分野で知られている任意の好適な金属から鋳造することができる。タービンエンジン構成要素が鋳造された後で、耐熱金属材料のシートを、当技術分野で知られている任意の好適な手段を使用して除去し、本発明の冷却用微細回路構成20を残すことができる。
別々に埋め込まれたエアフォイル壁微細回路用の内部ブレードキャビティを有する従来技術のタービンブレードの図である。 冷却効果の欠点を回避するための微細回路ごとに専用の供給キャビティを有する従来技術のタービンブレードの図である。 3つの正圧側微細回路を有する従来技術のタービンブレードの図である。 2つの負圧側微細回路を有する従来技術のタービンブレードの図である。 後縁微細回路を有する従来技術のタービンブレードの図である。 ブレード根元部から供給を受ける蛇行したエアフォイル微細回路を有し、1つのユニットとして先端微細回路とメインボディが一体化したタービンブレードの図である。

Claims (16)

  1. 先端および根元部分を有するエアフォイル部分と、
    前記エアフォイル部分内の冷却用微細回路構成と、
    を備え、
    前記冷却用微細回路構成が、
    冷媒流で前記エアフォイル部分を対流冷却することを可能にする複数の脚部を有するメインボディ部分と、
    少なくとも1つの一体に成形された先端冷却用微細回路と、
    を備えるタービンエンジン構成要素。
  2. 前記複数の脚部を有するメインボディ部分が、蛇行した冷却構成を備えることを特徴とする請求項1に記載のタービンエンジン構成要素。
  3. 根元部分を貫通して延びるとともに、前記複数の脚部を有するメインボディ部分と連通する冷媒入口をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のタービンエンジン構成要素。
  4. 前記冷媒入口が、前記根元部分の前縁に隣接して位置することを特徴とする請求項3に記載のタービンエンジン構成要素。
  5. 前記複数の脚部を有するメインボディ部分が、前記冷媒入口からの冷媒が前記先端に向かって半径方向上側に流れることを可能にする第1の脚部を有することを特徴とする請求項3に記載のタービンエンジン構成要素。
  6. 前記少なくとも1つの一体に成形された先端冷却用微細回路が、前記第1の脚部と連通することを特徴とする請求項5に記載のタービンエンジン構成要素。
  7. 前記第1の脚部と連通する複数の一体に成形された冷却用微細回路をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のタービンエンジン構成要素。
  8. 前記複数の脚部を有するメインボディ部分が、前記第1の脚部からの冷媒を受け取るとともに、前記冷媒が半径方向下側に流れる第2の脚部を有することを特徴とする請求項5に記載のタービンエンジン構成要素。
  9. 冷媒が前記エアフォイル部分の面に亘って流れることを可能にするために、前記第1の脚部と前記第2の脚部との間に位置する複数のフィルム冷却用スロットをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のタービンエンジン構成要素。
  10. 前記複数の脚部を有するメインボディ部分が、冷媒が半径方向上側に流れる第3の脚部を有することを特徴とする請求項8に記載のタービンエンジン構成要素。
  11. 前記根元部分内で延びるとともに、前記第3の脚部に冷媒を供給する補充用入口をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のタービンエンジン構成要素。
  12. 前記少なくとも1つの先端冷却用微細回路が、前記第3の脚部と連通することを特徴とする請求項10に記載のタービンエンジン構成要素。
  13. 前記第3の脚部と連通する複数の先端冷却用微細回路をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のタービンエンジン構成要素。
  14. 前記先端冷却用微細回路の各々が、冷却流体が前記エアフォイル部分の正圧側の面に亘って流れることを可能にする出口を有することを特徴とする請求項1に記載のタービンエンジン構成要素。
  15. 前記エアフォイル部分と前記根元部分との間に配置されたプラットフォームをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のタービンエンジン構成要素。
  16. 前記エアフォイル部分が、前縁と、正圧側壁と、負圧側壁と、を有し、前記前縁が、前記正圧側壁の前縁部分および前記負圧側壁の前縁部分のうちの少なくとも1方に亘って前記冷媒が流れることを可能にする複数の流体排出口を有することを特徴とする請求項1に記載のタービンエンジン構成要素。
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