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JP2008018751A - ラグ付き走行体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラグ付き走行体を装着した作業機を水田等で走行させた場合に、ラグ付き走行体が十分なトラクション性能を発揮できるようにする。
【解決手段】 ラグ付き走行体1は、第1ラグ4aおよび第2ラグ4bの前側の側面13aの上部に、タイヤ本体2の半径方向Rに対して1°〜25°の範囲の角度で傾斜する傾斜面14が形成され、傾斜面14の半径方向Rの長さbは、各ラグ4a、4bの後側の側面13bの高さeの15%以下とされており、かつ傾斜面14の下側に、この傾斜面14よりも前方に突出する段部15が形成され、段部15の下側に所定の深さcの凹部16が形成され、凹部16の長さがラグ4の後側の側面13bの高さeの70%以上かつ80%未満、80%以上かつ90%未満、または90%以上のとき凹部16の深さcがそれぞれ凹部の長さdの14%以上、10%以上または8%以上とされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、湿田、軟弱地等を走行する農業機械等に装着されうるラグ付き走行体に関する。
従来、この種のラグ付き走行体には、ラグ付きの空気入りタイヤがある。この空気入りタイヤは、左右一対のサイドウォールと、両サイドウォール間に跨るクラウン部とを備え、このクラウン部にその中央部からショルダー部に向かって周方向に対して傾斜して延伸するラグをハの字状に突設したものである(例えば、特許文献1参照)。
前記ラグは、その踏み込み側壁(回転方向前側の側壁)が、その蹴り面側壁(踏み込み側壁の背面側の側壁)よりも緩やかな傾斜で形成されている。タイヤの半径方向に対する踏み込み側壁の傾斜角度は、30°〜50°程度となっている。
特開平9−109617号公報(第3頁段落0013、図1、図3)
従来のラグ付き走行体を農作業機械に装着して水田、湿田等を走行した場合、ラグ付き走行体が十分なトラクションを得られず、スリップ率が増大し、作業中にスタックしてしまうおそれがある。水田等の土は流動的な泥状となっており、踏み込み側壁が緩やかな傾斜で形成されていると、この泥土を掴みにくくなるからである。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、水田等で走行させた場合に十分なトラクション性能を発揮するラグ付き走行体を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明に係るラグ付き走行体は、タイヤ本体の一方のサイドウォール部側に片寄って形成された第1ラグと、他方のサイドウォール部側に片寄って形成された第2ラグとがこのタイヤ本体の周方向に交互に形成されており、前記第1ラグは、タイヤ本体の赤道面から一方のサイドウォール部にわたって形成された長ラグ部と、前記赤道面から他方のサイドウォール部に向かって形成された短ラグ部とを有し、前記第2ラグは、タイヤ本体の赤道面から一方のサイドウォール部に向かって形成された短ラグ部と、前記赤道面から他方のサイドウォール部にわたって形成された長ラグ部とを有しており、前記各ラグの前側の側面の上部には、タイヤ本体の半径方向に対して1°〜25°の範囲の角度で傾斜する傾斜面が形成され、この傾斜面の半径方向の長さは、各ラグの後側の側面の高さの15%以下とされており、かつ前記傾斜面の下側に、この傾斜面よりも前方に突出する段部が形成され、この段部の下側に所定の深さの凹部が形成され、凹部の深さがタイヤ本体の半径方向における凹部の長さの10%〜25%とされるとともに、タイヤ本体の半径方向におけるこの凹部の長さがラグの後側の側面の高さの70%以上とされていることを特徴とする。
これによれば、各ラグの前側の側面に凹部を形成することにより、ラグ付き走行体は水田、湿田等を走行した場合に、この凹部が土を掴むことで、十分なトラクション性能を発揮できるようになる。また、ラグの前側の側面の上部に傾斜面が形成されているので、ラグ付き走行体は、走行中にこの傾斜面が土中に食い込むことで、トラクション性能を発揮できる。さらに、ラグの前側の側面に前記段部が形成されることで、このラグは、十分な剛性を確保できる。
また、前記長ラグ部は、その中途部が赤道面に対して50°以上に傾斜した傾斜部を備え、この傾斜部に前記凹部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、赤道面に対して50°以上に傾斜した傾斜部に凹部が形成されることで、ラグ付き走行体は、走行中にこの凹部が土を掴むことができ、十分なトラクション性能を発揮できるようになる。
また、前記凹部は、タイヤ本体の幅方向内方に向かうにつれて徐徐に深くなるように形成されていることを特徴とする。
これによれば、凹部の底部が赤道面に対してより大きな角度で傾斜することになり、ラグ付き走行体のトラクション性能がさらに向上する。
また、前記タイヤ本体のトレッド部に、複数の突起が設けられていることを特徴とする。
これによれば、トレッド部に泥土が付着しにくくなり、ラグ付き走行体の排土性を向上するとともにラグの牽引力を維持できるようになる。
本発明によれば、水田等で走行させた場合に十分なトラクション性能を発揮できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明に係るラグ付き走行体1は、例えば農作業車両の車輪(農業用タイヤ)として使用されるものである。
図1乃至図4の第1実施形態において、ラグ付き走行体1は、側面視円形のタイヤ本体2のトレッド部3に複数のラグ4を突出して形成されたものである。複数のラグ4は、タイヤ本体2の周方向(図中に符号Yで示す)に間隔をおいて形成されている。
ここで、「周方向」とは、ラグ付き走行体1がタイヤの場合にはその円周方向をいう。また、この「周方向」は、図1のように平面図で表した場合には、紙面に沿って赤道面EP(タイヤ本体2の幅方向(図中に符号Xで示す)の中心を通るタイヤ本体2の回転軸に直角な面をいう)と平行な直線方向をいう。また、タイヤ本体2の半径方向(図中に符号Rで示す)の外方側を上側、内方(タイヤ本体2の中心を向く方向)側を下側という場合がある。
図1に示すように、ラグ付き走行体1は、矢印Aの方向に回転したときに、前進するようになっている。以下、ラグ付き走行体1の前進する回転方向を前方といい、これと反対の方向を後方という。また、ラグ付き走行体1の構成要素の位置を特定するために、このラグ付き走行体1が前方の位置を前側といい、その反対側を後側という。
複数のラグ4には、タイヤ本体2の一方のサイドウォール部5aに片寄って形成された第1ラグ4aと、他方のサイドウォール部5bに片寄って形成された第2ラグ4bとがある。
第1ラグ4aと第2ラグ4bはタイヤ本体2の周方向Yに交互に形成されている。第1ラグ4aと第2ラグ4bは同じ形状のものを左右反転したものである。第2ラグ4bを左右反転させると第1ラグ4aと同一形状となる。
第1ラグ4aおよび第2ラグ4bは、長ラグ部7と短ラグ部8を有する。
第1ラグ4aの長ラグ部7は、タイヤ本体2の赤道面EPからタイヤ本体2の一方のサイドウォール部5aにわたって形成されている。第2ラグ4bの長ラグ部7は、タイヤ本体2の赤道面EPからタイヤ本体2の他方のサイドウォール部5bにわたって形成されている。
第1ラグ4aの長ラグ部7および第2ラグ4bの長ラグ部7は図1に示すように、タイヤ本体2の赤道面EP(または周方向Y)に対して所定の角度で傾斜して形成されている。
図1に示すように、各ラグ4(4a、4b)の長ラグ部7は、その中途部が折り曲げられている。これにより、各長ラグ部7は、赤道面EP側に形成された第1傾斜部9と、第1傾斜部9よりもサイドウォール部5(5a、5b)側に形成された第2傾斜部10を有する。
第1傾斜部9および第2傾斜部10は、タイヤ本体2の赤道面EP(または周方向Y)に対して所定の角度で傾斜している。以下、第1傾斜部9の傾斜角度を第1傾斜角度θ1といい、第2傾斜部10の傾斜角度を第2傾斜角度θ2という。第1傾斜角度θ1は、第2傾斜角度θ2よりも小さい。第1傾斜角度θ1は、20°以上50°未満の範囲内に設定されるのが望ましい。第2傾斜角度θ2は50°以上90°未満の範囲内に設定されるのが望ましい。
第1傾斜部9の一端部は、短ラグ部8とつながっている。図1に示すように、短ラグ部8と長ラグ部7の第1傾斜部9の部分は、平面視においてV字状に形成されている。
各ラグ4(4a、4b)は、赤道面EPを挟んでタイヤ本体2の幅方向Xの一方側に長ラグ部7、他方側に短ラグ部8を有しており、ラグ付き走行体1はラグ4が地面に接したときに機体の荷重を左右のバランス良く支持することができる。これによって、ラグ付き走行体1は、走行中の振動を抑制できるようになっている。
第2ラグ4bの短ラグ部8は、タイヤ本体2の赤道面EPからタイヤ本体2の一方のサイドウォール部5aに向かって形成されている。第1ラグ4aの短ラグ部8は、タイヤ本体2の赤道面EPからタイヤ本体2の他方のサイドウォール部5bに向かって形成されている。第1ラグ4aの短ラグ部8および第2ラグ4bの短ラグ部8は、図1に示すように、赤道面EP(または周方向Y)に対して所定の角度で傾斜して形成されている。短ラグ部8の傾斜角度θ3は、20°以上50°未満とされているのが望ましい。短ラグ部8の傾斜角度θ3は、前記第1傾斜角度θ1とほぼ等しくされるのが望ましい。
第1ラグ4aおよび第2ラグ4bは、タイヤ本体2のトレッド部3の表面(ラグ底)から所定の高さで形成されている。各ラグ4a、4bは、その先端部に平坦状の頂面12を有している。前記頂面12の回りには、トレッド部3の表面から所定の高さで突出された側面13が形成されている。
各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aおよび後側の側面13bは、図3に示すように、タイヤ本体2の半径方向Rに対して所定の角度で傾斜している。
図1乃至図4に示すように、各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aの上部には、タイヤ本体2の半径方向Rに対して所定の角度で傾斜する傾斜面14が形成されている。
図3に示すように、この傾斜面14の上端は、ラグ4の頂面12とつながっている。この傾斜面14は、タイヤ本体2の半径方向R内方に向かうにつれて前方に徐徐に傾斜するように形成されている。この傾斜面14の傾斜角度(図3に符号aで示す)は、1°〜20°の範囲で設定されることが望ましい。この傾斜面14のタイヤ本体2の半径方向Rにおける長さbは、各ラグ4(4a、4b)の後側の側面13bの高さの15%以下とされている。
前記傾斜面14の下側には、前記傾斜面14よりも前方に突出する段部15が形成されている。この段部15の上端は、前記傾斜面14の下端とつながっている。この段部15は、タイヤ本体2の半径方向Rに対して所定の角度で傾斜する傾斜面からなる。この段部15の傾斜角度は、前記傾斜面14の傾斜角度aよりも大きい。
各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aには、所定の深さの凹部16が形成されている。この凹部16は、前記段部15の下側に形成されている。この凹部16は、各ラグ4の長ラグ部7の第2傾斜部10の部分に対応した位置に形成されている。図1に示すように、この凹部16は断面視で、所定の曲率半径による円弧状に形成されている。
図3に示すように、凹部16の下側には、所定の曲率半径の曲面17が形成されている。
各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aには、前記段部15と凹部16の境界部分に、前方に突出する突起部(以下、上突起部20という)が形成されている。また、各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aには、凹部16と前記曲面17との境界部分に、前方に突出する突起部(以下、下突起部という)が形成されている。凹部16はこの上突起部20と下突起部21の間に形成されている。
図3に示すように、前記上突起部20と下突起部21を結んだ直線Eに対して垂線Fを引き、この垂線Fの方向を凹部16の深さ方向としたとき、この凹部16の深さcは、円弧状の凹部16の円弧長さの半分の位置(以下、中央位置Gという)で最も深くなる。以下、この凹部16の中央位置Gから前記直線Eまでの深さ方向の距離を、単に「凹部16の深さc」という。
凹部16は、図1に示すように、その一端部16aから他端部16bにかけて一定の深さで形成されている。この凹部16の深さcは、タイヤ本体2の半径方向Rにおける凹部16の長さdの10%以上25%以下とされるのが望ましく、更に好ましくは、14%以上20%以下とされるのがよい。なお、凹部16の深さcとタイヤ本体2の半径方向Rにおける凹部16の長さdとの比が25%を超えるとラグ4の剛性が低下して耐久性が低下するおそれがあるので好ましくない。
ここで、タイヤ本体2の半径方向Rにおける凹部16の長さdとは、タイヤ本体2の半径方向Rにおける上突起部20と下突起部21の間の距離をいう。タイヤ本体2の半径方向Rにおける凹部16の長さdは、ラグ4の後側の側面13bの高さeの70%以上とされている。
上述したラグ付き走行体1によれば、各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aに形成された凹部16の深さcがラグ4の後側の側面13bの高さeの70%以上とされ、さらに、この凹部16の終端が突起部(上突起部20、下突起部21)とされることによって、走行中にこの凹部16が効率的に土を掴むことができる。これによって、ラグ付き走行体1は、水田等を走行した場合であっても、スリップを抑えて良好なトラクション性能を確保できる。
ラグ付き走行体1の回転時において、ラグ4が土中に踏み込んだ後、土を蹴り上げる場合、ラグ4を基準にしてみると、ラグ4の踏み込み面である前側の側面13aに当たっている土は、図4の符号gで示す矢印のように、ラグ4の根元側から先端側(頂面12側)に移動する。このとき、凹部16に当たっている土は、上突起部20によってその移動が妨げられる。この作用によって、本発明に係るラグ付き走行体1のラグ4は、凹部16が形成されていない従来のラグ付き走行体(図5参照)よりも、トラクション性能を発揮できる。
また、各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aの上部に前記傾斜面14が形成されることで、水田のみならず、水分量の少ない土壌においても、ラグ4の先端部の傾斜面14が土中に食い込み易くなり、これによって、スリップを抑えて良好なトラクションを確保できる。
また、ラグ4の前側の側面13aの上部に傾斜面14よりも前方に突出した段部15を形成することによって、このラグ4の先端部の剛性を高くできる。これによって、ラグ4は、土中に食い込んだときにも所定の形状を維持でき、ラグ付き走行体1は良好なトラクション性能を発揮できるようになる。
本発明に係るラグ付き走行体1を製造し、トラクション性能についての試験を行った。性能試験では、タイヤサイズ:13.6−26、スリップ率:約40%時、タイヤ本体2の半径方向Rにおける傾斜面14の長さbをラグ4の後側の側面13bの高さeの13%(b=0.13e)とし、傾斜面14の傾斜角度aを23°とした。
また、タイヤ本体2の半径方向Rにおける凹部16の長さdとラグ4の後側の側面13bの高さeとの比d/e、および凹部16の深さcとタイヤ本体2の半径方向Rにおける凹部16の長さdとの比c/dの値を変えた実施例1〜12、比較例1〜3を用意し、これらをトラクタに装着して湿田で走行させた。
この試験では、ラグ4に凹部16等が形成されていない従来のラグ付き走行体(農業用タイヤ。以下、従来例という)も使用した。この試験では、従来例のラグ付き走行体をトラクタに装着して走行した場合に運転者が感じる牽引力(トラクション)を100として指数化した。
この試験では、本発明に係る実施例1〜12、および比較例1〜3を装着したトラクタを運転し、従来例との比較を行った。この試験では、牽引力の値が大きければ大きい程、ラグ付き走行体1のトラクション性能がより良く発揮されることを意味する。
試験結果を表1に示す。
Figure 2008018751
試験結果(表1)によれば、本発明に係るラグ付き走行体1は、実施例1乃至実施例3のように、(d/e)×100の値が70%の場合において、(c/d)×100の値が10%〜25%(好ましくは14%〜25%の範囲内)の範囲内で、従来例および比較例1{(c/d)×100=8(%)}よりもトラクション性能が良いことがわかった。また、実施例3のように、(c/d)×100の値が25%の場合が最もトラクション性能が良いことがわかった。
また、表1によれば、本発明に係るラグ付き走行体1は、実施例4乃至実施例7のように、(d/e)×100の値が80%の場合において、(c/d)×100の値が10%〜25%の範囲内で、従来例および比較例3{(c/d)×100=8(%)}よりもトラクション性能が良いことがわかった。また、実施例6、7のように、(c/d)×100の値が20%〜25%の範囲内でさらにトラクション性能がよく、この値が実施例7のように25%の場合で最もトラクション性能が良いことがわかった。
また、表1によれば、本発明に係るラグ付き走行体1は、実施例8乃至実施例12のように、(d/e)×100の値が90%の場合において、(c/d)×100の値が8%〜25%の範囲内で、従来例および比較例1〜3よりもトラクション性能が良いことがわかった。また、実施例10乃至実施例12のように、(c/d)×100の値が14%〜25%の範囲内でさらにトラクション性能がよく、この値が実施例12のように25%の場合が最もトラクション性能が良いことがわかった。
以上により、本発明に係るラグ付き走行体1は、(d/e)×100の値が70%以上90%以下の場合において、(c/d)×100の値が10%〜25%の範囲内で、比較例よりもトラクション性能が良く、(c/d)×100の値が14%〜25%の場合がさらにトラクション性能を発揮が良いことがわかった。
図6の第2実施形態では、各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aに形成された凹部16の形状が第1実施形態と異なる。
図6に示すように、凹部16の深さは、タイヤ本体2の幅方向Xの内方に向かうにつれて徐徐に深くなるように形成されている。ここで、タイヤ本体2の幅方向Xの内方とは、幅方向Xにおいてタイヤ本体2のサイドウォール部5a、5bからタイヤ本体2の幅方向Xの中心(赤道面EP)に向かう方向をいう。
ラグ付き走行体1は、平面視において、ラグ4が赤道面EPに対してなす角度が90°に近い程、よりトラクション性能を発揮する。ただし、この角度が90°に近くなればなるほど、走行中の振動が大きくなる。
これに対し、本発明では、前記凹部16の深さをタイヤ本体2の幅方向Xの内方に向かうにつれて徐徐に深く形成することによって、この凹部16の底部16cは、図6に示すように、赤道面EPに対してなす角度が大きくなる。これにより、ラグ4の赤道面EPに対する傾斜角度を大きくすることなく、凹部16の底部16cの赤道面EPにする傾斜角度を大きくできる。したがって、このラグ付き走行体1は、走行中の振動を抑制するとともにトラクション性能を十分に発揮できるようになる。
また、第2傾斜部10の第2傾斜角度θ2は、第1傾斜部9の第1傾斜角度θ1よりも大きく、50°以上とされているので、前側の側面13aの第1傾斜部9に対応する位置に形成した凹部16を形成するよりも、第2傾斜部10の前側の側面13aに凹部16を形成した方が、ラグ4のトラクション性能をより良く発揮できる。
第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同じである。第2実施形態と第1実施形態とで共通する部分には共通符号を付している。
図7、図8に示す第3実施形態では、 タイヤ本体2のトレッド部3のラグ4部分以外の表面に、複数の突起23が設けられている。この突起23はタイヤ本体2のトレッド部3と同じ材質のゴムにより形成されている。この突起23はトレッド部3の表面から半径方向R外向きに突出して形成されている。この突起23は円柱状に形成されている。
この突起23の断面積は、0.8mm2以上13.0mm2以下とされている。また、この突起23の長さは、3mm以上10mm以下とされている。この突起23の付け根が位置する平面が基準面とされたとき、この突起23がこの基準面に対してなす角度は、60°以上90°以下である。各突起23の間隔は、3.0mm以上5.0mm以下である。
この突起23の総数は、5000以上300000以下である。突起23の総数が5000以上に設定されることにより、この突起23の間に泥土が入りこみ難くなる。
農作業機械にラグ付き走行体1を装着して走行した場合、突起23は、ラグ付き走行体1の回転に応じて順次地面に接していく。地面に接した突起23は、機体の荷重により倒れるように弾性変形する。この突起23は、地面から離れると元の状態に復元する。この弾性変形と復元によって、突起23は泥土をはじくことができ、ラグ付き走行体1は、トレッド部3に泥土が付着しにくい構成になっている。
第3実施形態のその他の構成は、第2実施形態とほぼ同じである。第3実施形態が第2実施形態と共通する部分には、共通符号を付している。第3実施形態に係るラグ付き走行体1は、第2実施形態と同様に、各ラグ4(4a、4b)に形成された凹部16によって水田等を走行した場合においても十分なトラクション性能を発揮できる。各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aの上部に前記傾斜面14が形成されることで、水田のみならず、水分量の少ない土壌においても、各ラグ4(4a、4b)の先端部が土中に食い込み易くなり、これによって、スリップを抑えて良好なトラクションを確保できる。ラグ4の前側の側面13aの上部に、前方に突出する段部15を形成することによって、このラグ4の先端部の剛性を高くできる。
図9の第4実施形態では、ラグ4に形成された凹部16の構成が第1実施形態と異なる。この第4実施形態では、各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aに複数の凹部16が形成されている。この第4実施形態における凹部16の数は3である。凹部16は、各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aのうち、長ラグ部7の第1傾斜部9に対応する部分、第2傾斜部10に対応する部分、短ラグ部8に対応する部分の3箇所に形成されている。各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aには、各凹部10の位置に対応して、傾斜面14、段部15、曲面17等が形成されている。
第4実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態と同様の構成である。第4実施形態と第1実施形態とで共通する部分には共通符号を付している。
第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、ラグ4の前側に形成された凹部16によって、水田等で走行した場合にも十分なトラクション性能を発揮できる。各ラグ4(4a、4b)の前側の側面13aの上部に前記傾斜面14が形成されることで、水田のみならず、水分量の少ない土壌においても、ラグ4の先端部が土中に食い込み易くなり、これによって、スリップを抑えて良好なトラクションを確保できる。ラグ4の前側の側面13aの上部に、前方に突出する段部15を形成することによって、このラグ4の先端部の剛性を高くできる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限らず、種々の変更・変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、ラグ付き走行体1として農作業用タイヤを例示したが、これに限らず無端帯状の弾性クローラにも本発明を適用可能である。弾性クローラは無端帯状のクローラ本体とこのクローラ本体の外周面に形成されたラグ4とを備える。この場合は、上述した実施の形態において、前記タイヤ本体2の語を、クローラ本体の語に読み替えて本発明を適用する。ラグ4の形状その他の構成は、第1実施形態で説明した通りに弾性クローラに適用される。
ラグ4に形成された凹部16の数は、2、又は4以上であってもよい。第4実施形態では、ラグ4の前側の側面13aの3箇所に凹部16が形成されていたが、これらは互いにつなげるように形成されてもよい。これにより、凹部16は、各ラグ4(4a、4b)の短ラグ部8から長ラグ部7の第2傾斜部10にかけて、連続状に形成される。
上述した実施の形態では第1ラグ4aと第2ラグ4bとを同じ形状のものを左右反転させたものを例示したが、第1ラグ4aと第2ラグ4bの形状は異なっていてもよい。
本発明は、農作業車両等の車輪に利用できる。
本発明の第1実施形態に係るラグ付き走行体の部分平面図である。 ラグの部分拡大図である。 図2のBーB矢示線断面図である。 ラグ付き走行体の回転中のラグの作用を説明する図である。 従来のラグの作用を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るラグ付き走行体の部分平面図である。 本発明の第3実施形態に係るラグ付き走行体の部分平面図である。 図7のC−C矢示線断面図である。 本発明の第4実施形態に係るラグ付き走行体の部分平面図である。
符号の説明
1 ラグ付き走行体
2 タイヤ本体
4 ラグ
4a 第1ラグ
4b 第2ラグ
5a 一方のサイドウォール部
5b 他方のサイドウォール部
7 長ラグ部
8 短ラグ部
13 側面
13a 前側の側面
13b 後側の側面
14 傾斜面
15 段部
16 凹部
23 突起
Y 周方向
R 半径方向

Claims (4)

  1. タイヤ本体の一方のサイドウォール部側に片寄って形成された第1ラグと、他方のサイドウォール部側に片寄って形成された第2ラグとがこのタイヤ本体の周方向に交互に形成されており、
    前記第1ラグは、タイヤ本体の赤道面から一方のサイドウォール部にわたって形成された長ラグ部と、前記赤道面から他方のサイドウォール部に向かって形成された短ラグ部とを有し、前記第2ラグは、タイヤ本体の赤道面から一方のサイドウォール部に向かって形成された短ラグ部と、前記赤道面から他方のサイドウォール部にわたって形成された長ラグ部とを有しており、
    前記各ラグの前側の側面の上部には、タイヤ本体の半径方向に対して1°〜25°の範囲の角度で傾斜する傾斜面が形成され、この傾斜面の半径方向の長さは、各ラグの後側の側面の高さの15%以下とされており、かつ前記傾斜面の下側に、この傾斜面よりも前方に突出する段部が形成され、
    この段部の下側に所定の深さの凹部が形成され、凹部の深さがタイヤ本体の半径方向における凹部の長さの10%〜25%とされるとともに、タイヤ本体の半径方向におけるこの凹部の長さがラグの後側の側面の高さの70%以上とされていることを特徴とするラグ付き走行体。
  2. 前記長ラグ部は、その中途部が赤道面に対して50°以上に傾斜した傾斜部を備え、この傾斜部に前記凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラグ付き走行体。
  3. 凹部の深さは、タイヤ本体の幅方向の内方に向かうにつれて徐徐に深くなるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のラグ付き走行体。
  4. タイヤ本体のトレッド部の表面には、複数の突起が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のラグ付き走行体。
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