[go: up one dir, main page]

JP2008018671A - インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008018671A
JP2008018671A JP2006194109A JP2006194109A JP2008018671A JP 2008018671 A JP2008018671 A JP 2008018671A JP 2006194109 A JP2006194109 A JP 2006194109A JP 2006194109 A JP2006194109 A JP 2006194109A JP 2008018671 A JP2008018671 A JP 2008018671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink cartridge
sensor
cartridge
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006194109A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Ogawa
幹生 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2006194109A priority Critical patent/JP2008018671A/ja
Publication of JP2008018671A publication Critical patent/JP2008018671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】大小のインクカートリッジを装着できるインクカートリッジ保持部材及び、このインクカートリッジ保持部材を備えたインクジェット記録装置の提供。
【解決手段】カートリッジ本体に凹部を有するインク容量の小さいインクカートリッジと、カートリッジ本体に設けられた凹部が埋設された容量の大きいインクカートリッジのうちのいずれか一方を収容可能なケース75に、大小のインクカートリッジを判別する判別部400を設け、この判別部によってインクカートリッジに設けられた凹部が検出される。
【選択図】図23

Description

本発明は、インクカートリッジを保持するインクカートリッジ保持部材及びこのインクカートリッジ保持部材を備えたインクジェット記録装置に関するものである。
インクジェット記録装置は、画像データに基づき、記録用紙に記録ヘッドからインク滴を選択的に吐出させることによって当該記録用紙上に画像を記録する。インクは、一般に交換可能なカートリッジ式のインクカートリッジ(以下、インクカートリッジと称する。)に予め貯留されており、このインクカートリッジから記録ヘッドへと供給される。インクカートリッジに貯留されているインクがなくなったり、極めて少なくなったりしたとき、インクカートリッジの交換が必要となる。この交換の頻度は、インクの消費の傾向によって異なる。たとえば、一定期間に多くのインクが消費される場合には、インクカートリッジは頻繁に交換される。インクカートリッジを交換することは使用者にとって手間のかかることである。そこで、使用者が各自のインクの消費の傾向に応じて、インクカートリッジの容量を選択できるように、それぞれインク容量の異なる2種類のインクカートリッジ(以下、大容量インクカートリッジ、小容量インクカートリッジと称する。)のうちのいずれかを、共通の記録ヘッドに対して、接続可能なインクジェット記録装置が案出されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、一定期間に多くのインクが消費される場合には、大容量インクカートリッジが記録ヘッドに接続されることによって、小容量インクカートリッジが記録ヘッドに接続されている場合と比較して、インクカートリッジの交換の頻度を低減させることができるのである。
大容量インクカートリッジと小容量インクカートリッジは、記録ヘッドに共通に着脱させる必要性から、記録ヘッドに収納される部分は同形状であるように構成されている。大容量インクカートリッジと小容量インクカートリッジの形状の違いは、大容量インクカートリッジは小容量インクカートリッジの天面を上方に延ばして形成されていることである。すなわち、大容量インクカートリッジが記録ヘッドに装着された場合、小容量インクカートリッジが記録ヘッドに装着された場合よりも、インクカートリッジの天面が上方に突出して配置されるのである。この分、大容量インクカートリッジのインク容量は小容量インクカートリッジのインク容量より多くなるように構成されている。
また、一般にインクジェット記録装置には、インクカートリッジの残インク容量の低下を使用者に通知する機能が設けられている。このための手段として、記録ヘッドが印字や予備吐で吐出したドット数を計数し、インクカートリッジの種類に応じてあらかじめ決められたインク吐出回数を計数すると、使用者に警告を発するドットカウント方式がしばしば用いられている。よって、共通の記録ヘッドに対して、大容量インクカートリッジと小容量インクカートリッジのいずれかが装着される場合には、いずれの容量のインクカートリッジが装着されているかを検出するために、何らかの手段が設けられる必要がある。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、ファクシミリ装置を構成する装置の一つである。このファクシミリ装置は、原稿を光学的に読取る読取部、インクジェット記録装置である記録部、記録紙等にシートを分離して記録ユニットに給紙する記録紙給紙部、積載された原稿などのシートを分離して読取ユニットに搬送する原稿給紙部、各機能の操作をさせる操作部ユニットを備えている。操作部ユニットは原稿および記録紙のジャム処理や読取部の清掃作業あるいはインクカートリッジの交換時に開放される。インクジェット記録装置である記録部は、記録用紙の搬送方向に対して交差する方向に往復動可能であるように設けられたキャリッジと、このキャリッジに搭載された記録ヘッドとによって構成され、このキャリッジにインクカートリッジが装着される。操作部ユニットのキャリッジと対向する面には、この面に対して回動可能であるようにアクチュエータが設けられている。このアクチュエータは、小容量インクカートリッジが記録ヘッドに装着された状態において、操作部ユニットが閉鎖され、記録ヘッドが所定の位置にあるとき、この小容量インクカートリッジとは接触しないので、センサによってOFF状態が検出される。また、大容量インクカートリッジが記録ヘッドに装着されているときには、小容量インクカートリッジが記録ヘッドに装着されているときよりも、インクカートリッジの天面が上方に突出して配置される。よって、アクチュエータはこの大容量インクカートリッジに接触して回動し、センサによってON状態が検出される。このON/OFF状態が検出されることによって、大容量インクカートリッジと小容量インクカートリッジの違いが検出される。
特開2004−168001号公報
ところで、特許文献1に示されるように、各種機能を備えた多機能型のファクシミリ装置等においては、限られたスペース内に、複数の装置が配置されなければならず、個々の装置に対して一層の小型化が求められている。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置によれば、大容量インクカートリッジは小容量インクカートリッジの天面を上方に延ばして形成されており、これらのインクカートリッジのいずれかがキャリッジに搭載される。インクジェット記録装置の内部には、大容量インクカートリッジがキャリッジに搭載された状態で往復動可能であるようにスペースが設けられている。よって、たとえば、このインクジェット記録装置の使用者が常に小容量インクカートリッジを利用すれば、大容量のインクカートリッジの移動スペースと小容量のインクカートリッジの移動スペースとの差分に当たるスペースは常に利用されない状態となってしまう。これは、装置全体の小型化、特に薄型化の要求に反している。
また、特許文献1によれば、大容量インクカートリッジは小容量インクカートリッジの天面を上方に延ばして形成されているが、大容量インクカートリッジと小容量インクカートリッジとは記録ヘッドに収納される部分は同形状であるように構成されている。すなわち、大容量インクカートリッジと小容量インクカートリッジとでは、重量および上下方向の形状が異なるにもかかわらず、記録ヘッドに収納される部分は同形状であるように構成されているのである。よって、大容量インクカートリッジがキャリッジに搭載され往復動されるとき、安定して移動されず、形成される画像の品質が低下する虞れがあった。
そこで、本発明の目的は、大小のインクカートリッジを装着できるインクカートリッジ保持部材及び、このインクカートリッジ保持部材を備えたインクジェット記録装置を提供することである。
この目的を達成するために、請求項1に記載のインクカートリッジ保持部材はカートリッジ本体と、このカートリッジ本体に内蔵されインクを貯留可能なインク貯留部と、を備え、このインク貯留部に貯留可能なインク容量の異なる複数種類のインクカートリッジのうち少なくとも1つを保持可能なインクカートリッジ保持部材であって、上記インク貯留部に貯留可能なインク容量の違いに応じて設けられた上記カートリッジ本体の凹部を検出する容量検出手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項2は請求項1に記載のインクカートリッジ保持部材において、前記インク貯留部に貯留されたインクの残量を検出するインク残量検出センサを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3はインクジェット記録装置に請求項1もしくは2に記載のインクカートリッジ保持部材が備えられたものである。
請求項1に記載のインクカートリッジ保持部材は複数種類のインクカートリッジのうち少なくとも1つを保持可能なインクカートリッジ保持部材であって、上記インク貯留部に貯留可能なインク容量の違いに応じて設けられたカートリッジ本体の凹部を検出する容量検出手段を備えたものである。カートリッジ本体に凹部が設けられ、この凹部が容量検出手段によって検出されるので、カートリッジ本体に凸部が設けられ、この凸部を容量検出手段によって検出する場合に比して、凸部が設けられる分のスペースが節約される。詳細には、上記複数種類のインクカートリッジが並べられてインクカートリッジ保持部材に保持されるときに、容量検出手段によって検出される部位(凹部)が容量検出手段側に突出しないので、無駄なスペースが発生しない。すなわち、インクカートリッジとインクカートリッジ保持部材との間に無駄なスペースが発生しないので、インクカートリッジ保持部材によって複数種類のインクカートリッジが効率的かつ確実に保持される。
また、請求項2は請求項1に記載のインクカートリッジ保持部材において、前記インク貯留部に貯留されたインクの残量を検出するインク残量検出センサを備えたものであるから、インク貯留部に貯留可能なインク容量が異なる複数種類のインクカートリッジについてインク貯留部に貯留されたインクの残量を検出すことができる。
また、請求項3はインクジェット記録装置に請求項1もしくは2に記載のインクカートリッジ保持部材が備えられたものであるから、インクジェット記録装置内のインクカートリッジ保持部材が設けられるスペースを小さくすることができる。また、インク容量が異なる複数種類のインクカートリッジについてインク貯留部に貯留されたインクの残量を検出すことができるので、安定して画像を記録することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の外観斜視図、図2は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の内部構造を模式的に示す図、図3は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10のスキャナ部13の内部構成を模式的に示す図、図4は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10のプリンタ部11の内部構成を模式的に示す図、図5は、本発明の一実施形態に係るリフィルユニット70の斜視図、図6は、本発明の一実施形態に係る多機能装置の制御部300の構成を示すブロック図、図7は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の検出部304を示す分解斜視図、図8は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10のスキャナ部13および開閉蓋72が共に閉じられた状態の多機能装置の断面図、図9は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10のスキャナ部13および開閉蓋72が共に開かれた状態の多機能装置の断面図、図10(a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aを右側後方から見た斜視図、図10(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aを左側後方から見た斜視図、図10(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aを右側から見た側面図、図11(a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bを右側後方から見た斜視図、図11(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bを左側後方から見た斜視図、図11(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bを右側から見た側面図、図12(a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cを右側後方から見た斜視図、図12(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cを左側後方から見た斜視図、図12(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cを右側から見た側面図、図13(a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aの断面を示す模式図、図13(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bの断面を示す模式図、図13(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cの断面を示す模式図、図14(a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のインク保持体500を左側下方から見た斜視図、図14(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のインク保持体500を右側下方から見た斜視図、図14(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のトレイ状部材113を左側下方から見た斜視図、図14(d)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のトレイ状部材112を右側下方から見た斜視図、図15は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63がケース75に収容された状態における断面図、図16は、図15のXI−XI線矢視における液位センサ800、液位検出部位503および被検出部701の配置を示す模式図、図17は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10のリフィルユニット70に設けられたスウィングアーム123の動作を説明する概略図、図18は、ケース75に判定部400が取り付けられた状態における上面図、図19(a)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の判定部400に取り付けられるセンサ402がOFF状態である場合を示す概略図、図19(b)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の判定部400に取り付けられるセンサ402がON状態である場合を示す概略図、図20は、図18のXX−XX線矢視におけるケース75の断面図、図21は、図18のXXI−XXI線矢視におけるケース75の断面図、図22は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の判定部400の動作を説明する概略図、図23(a)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78Bにインクカートリッジ63Bが収容された場合におけるセンサ402の姿勢を示す概略図、図23(b)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78Bにインクカートリッジ63Cが収容された場合におけるセンサ402の姿勢を示す概略図、図24は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78A内におけるインクカートリッジ63Aの有無の判定処理および収容室78A内に収容されているインクカートリッジ63Aのインク残量の判定処理のフローチャート、図25は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78B内におけるインクカートリッジ63B,63Cの有無の判定処理、インクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cのうちのいずれが収容されているかの判定処理、および収容室78A内に収容されているインクカートリッジ63B、63Cのインク残量の判定処理のフローチャートである。なお、以下に説明する具体的な装置等は、本発明の実施の形態の一例にすぎず、本発明の実施の形態が以下に詳述される具体例に限定されるものではないことは明白である。また、各図中には、前後、左右、上下の方向が示されているので、その方向に基づいて以下の説明はなされている。
本発明を実施するための最良の形態について以下に説明する。
多機能装置10は、下部にプリンタ部11を、上部にスキャナ部12を一体的に備えたMFD(MultiFunctionDevice)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能およびファクシミリ機能等の各種機能を有する。多機能装置10は、図示されていないコンピュータと主に接続されて、このコンピュータから送信された画像データや文書データに基づいて、被記録媒体たる記録用紙に画像や文書を記録するものである。被記録媒体とは、画像や文書が記録される媒体であれば何れのものでもよく、用紙に限らず樹脂、布、金属、光記録媒体等も含まれる。また、多機能装置10は、デジタルカメラ等の外部機器と接続されてデジタルカメラから出力される画像データを記録用紙に記録することができる。さらに、多機能装置10は、後述されるスロット部61を備えており、このスロット部61にメモリカード等の各種記憶媒体が装填されることによってこの記憶媒体に記憶された画像データ等を記録用紙に記録することも可能である。
本実施形態に係る多機能装置10の特徴とするところは、上記プリンタ部11がインクジェット記録装置として構成されており、インク滴を吐出する記録ヘッドに供給されるインクを予め貯留しておくインクカートリッジ63を収容可能な収容室78と、この収容室78に備えられ、収容室78内にインクカートリッジ63が収容されているかを検知する判定部400と、を有するリフィルユニット70が備えられている点、および、上記判定部400は、貯留可能なインク容量の異なる2種類のインクカートリッジ63(63B,63C)を選択的に収容可能な収容室78Bに、上記2種類のインクカートリッジ63(63B,63C)のうちのいずれが収容されているかを検知可能である点である(図5、図20および図21参照)。なお、本発明は、以下に説明されるインクカートリッジ63および多機能装置10に組み込まれインクカートリッジ63を収容可能なリフィルユニット70として実現されており、したがって、多機能装置10の構成は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更され得ることは言うまでもない。
図2に示されるように、多機能装置10はプリンタ部11の上方にスキャナ部12を備えている。スキャナ部12には、FBS(FlatbedScanner)として機能する原稿載置部(上筐体)13と、この原稿載置部13に対して開閉回動可能な原稿カバー15とが設けられている。原稿カバー15は原稿載置部13の後側に蝶番(図示せず)を介して開閉自在に取り付けられている。このため、原稿カバー15は、原稿載置部13に対して矢印16(図2参照)の方向に回動することによって開閉されるようになっている。原稿カバー15には、複数の原稿を自動的に読み取るための自動原稿搬送機構(ADF:AutoDocumentFeeder、以下「ADF」と称する。)14が備えられている。本実施形態では、原稿載置部13は、多機能装置10の筐体の一部(上筐体)として構成されており、原稿カバー15は、多機能装置10の上面の一部を構成している。
上筐体たる原稿載置部13は、スキャナ部12のフレームを兼ねている。図3に示されるように、この原稿載置部13の天面19にコンタクトガラス板20が設けられている。また、この原稿載置部13の内部に画像読取ユニット18が配設されている。原稿は、原稿カバー15とコンタクトガラス板20との間に配置される。画像読取ユニット18は、コンタクトガラス板20の下方をこのコンタクトガラス板20に沿って、すなわち、図1における左右方向に沿って移動することにより、上記原稿から画像を読み取る。
画像読取ユニット18は、CISユニット21と、ガイドシャフト22と、ローラユニット23と、図示されていないベルト駆動機構と、を備えている。本実施形態では、画像読取ユニット18は、等倍光学系のイメージセンサであるCIS(ContactImageSensor)を備えているが、CISに代えてCCD(ChargeCoupledDevice)のような縮小光学系のイメージセンサが採用されてもよいことは勿論である。
CISユニット21は、細長直方体状の筐体43を備えており、この筐体43がキャリッジ24に嵌合支持されている。ガイドシャフト22は、図3における紙面に垂直な方向(図1における左右方向)に架設されている。このガイドシャフト22は、上記キャリッジ24の下端部25を貫通している。すなわち、CISユニット21は、このガイドシャフト22に支持されており、このガイドシャフト22に案内されながらスライドされる。上記ベルト駆動機構は、例えばモータにより駆動されるタイミングベルト(図示せず)を備えている。このタイミングベルトの一部が上記キャリッジ24の下端部25に連結されている。したがって、ベルト駆動機構が作動すると、キャリッジ24がタイミングベルトと共に移動し、その結果、CISユニット21がコンタクトガラス板20の下方を移動する。
上記ローラユニット23は、CISユニット21の両端部に設けられている。このローラユニット23は、コンタクトガラス板20の裏面26に当接している。そして、このローラユニット23は、キャリッジ24の移動に伴ってコンタクトガラス板20の裏面26をキャリッジ24の移動方向に沿って転動する。すなわち、このローラユニット23は、CISユニット21の円滑な移動を支援するものである。また、さらにローラユニット23は、CISユニット21とコンタクトガラス板20上に載置される原稿との距離を一定に保つスペーサとしての役割も果たしている。
図1に示されるように、原稿カバー15は、上記ADF14を備えている。このADF14は、原稿トレイ47から排紙トレイ46へ所定枚数までの原稿を連続搬送可能に構成されている。原稿を連続搬送するための機構は原稿カバー15に内蔵されている。なお、ADF14は既知の構造を有するものであるから、その詳しい説明は省略される。また、本実施形態において、このADF14は省略されていてもよい。
図2および図4に示されるように、プリンタ部11は、下筐体17によって構成されるフレームと、インクジェット記録ヘッド27(以下、単に「記録ヘッド27」と称される。)を有する画像記録部28とを備えている。すなわち、本実施形態では、プリンタ部11は、インクジェット記録装置として構成されている。
図4に示されるように、プリンタ部11は、上記リフィルユニット70を備えている。このリフィルユニット70は、図1に示されるように下筐体17の前方側、すなわち前面71側に内蔵されている。本実施形態では、リフィルユニット70にはケース75が備えられ、このケース75には4つのインクカートリッジを収容保持することができる。各インクカートリッジには、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色のインクが貯留される。これらインクカートリッジに貯留された各色のインクは、インクチューブ(供給管)を介して上記記録ヘッド27へ供給されるように構成されている。なお、図4では、インクチューブの図示は省略されている。
図1に示されるように、プリンタ部11のフレームを構成する下筐体17には、前面中央に開口42が設けられており、この開口42の内部に給紙トレイ29が配置される(図4参照)。この給紙トレイ29は開口42から多機能装置10の内部に対して挿抜可能に構成されている。図4に示されるように、給紙トレイ29から送り出された記録用紙は、後述の要領で画像が記録された後、上記給紙トレイ29の上方に設けられた排紙トレイ32に排出される。上記給紙トレイ29の奥側(図4において右側)に分離傾斜板30が配設されている。この分離傾斜板30は、給紙トレイ29に積載された記録用紙を分離して上方へ案内する。この分離傾斜板30から上方へ向かって用紙搬送路31が形成されている。用紙搬送路31は、上方へ延びた後に前方(図4において左方)へ湾曲し、多機能装置10の背面側から正面側へと延びている。さらに、この用紙搬送路31は、画像記録部28を通過して排紙トレイ32へ通じている。したがって、給紙トレイ29に収容された記録用紙は、用紙搬送路31により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録部28に至る。この画像記録部28が用紙搬送路31を搬送される記録用紙に画像記録を行った後、この記録用紙が排紙トレイ32に排出される。なお、図1では、この排紙トレイ32および上記給紙トレイ29は多機能装置10から取り外された状態が示されている。
図4に示されるように、給紙トレイ29の上側に給紙ローラ34が設けられている。給紙ローラ34は、給紙トレイ29に積載された記録用紙を1枚ずつ分離して用紙搬送路31へ供給する。給紙ローラ34の構造は既知であって、本実施形態では、この給紙ローラ34は、給紙アーム35の先端に軸支されている。この給紙アーム35は、給紙トレイ29に接離可能に上下動することができる。給紙ローラ34は、図示されていない駆動伝達機構を介してモータと連結されている。この駆動伝達機構は、複数のギアが噛合されて構成され得る。そして、上記モータが作動することにより、その駆動力が給紙ローラ34に伝達され、給紙ローラ34が回転するようになっている。回転する給紙ローラ34は、上記記録用紙を用紙搬送路31へ送り出す。
給紙アーム35は、基端軸36に支持されており、この基端軸36の周りに回動可能となっている。これにより、給紙アーム35は、基端軸36を揺動中心として上下方向に揺動可能である。この給紙アーム35は、給紙トレイ29が装着された状態では、図示されていない給紙クラッチやバネ等により給紙トレイ29側に付勢されており、給紙トレイ29の挿抜時には、上側へ退避可能に構成されている。給紙アーム35が下側へ回動されることにより、その先端に軸支された給紙ローラ34が給紙トレイ29上の記録用紙の表面に圧接する。その状態で、給紙ローラ34が回転されると、給紙ローラ34のローラ面と記録用紙との間の摩擦力は、最上位置の記録用紙を上記分離傾斜板30へ送り出す。この送り出された記録用紙は、その先端が分離傾斜板30に当接して上方へ案内され、用紙搬送路31へ送り込まれる。なお、給紙ローラ34によって最上位置の記録用紙が送り出される際に、その直下の記録用紙が摩擦や静電気の作用によって共に送り出される場合がある。しかし、この記録用紙は分離傾斜板30に当接されることによって制止される。
用紙搬送路31は、画像記録部28等が配設されている箇所以外では、所定間隔で対向する外側ガイド面(図示せず)と内側ガイド面(図示せず)とにより区画形成されている。この多機能装置10では、外側ガイド面は、下筐体17により構成されるプリンタ部11のフレームの内壁面により構成されており、内側ガイド面は、このフレーム内に設けられたガイド部材の表面によって構成されている。また、特に用紙搬送路31が曲がっている箇所には、搬送コロが設けられていてもよい。同図では搬送コロが図示されていないが、搬送コロは、用紙搬送路31の幅方向(図4において紙面に垂直な方向)を回転中心軸方向として回転自在に設けられていてもよい。搬送コロは、そのローラ面が上記外側ガイド面又は内側ガイド面に露出するように取り付けられる。この搬送コロが設けられることにより、記録用紙は、用紙搬送路31が曲がっている箇所においてもガイド面に接触して円滑に搬送される。
上記画像記録部28は、用紙搬送路31が下方から上方へUターンした後の搬送方向下流側に設けられている。上記記録ヘッド27と対向してプラテン37が設けられている。搬送される記録用紙は、このプラテン37上に送られる。記録ヘッド27は、プラテン37上に配置された記録用紙にインク滴を吐出する。この記録ヘッド27は、図示されていないキャリッジに搭載されている。このキャリッジは、CR(キャリッジ)モータによって図4において紙面に垂直な方向に往復動される。記録ヘッド27の位置および往復動作は、図示されていないキャリッジ用エンコーダにより監視されている。記録ヘッド27は、往復動されつつ上記各色のインクをインク滴として上記記録用紙上に選択的に吐出し、これにより、この記録用紙に画像が記録される。
上記記録ヘッド27の用紙搬送路31の上流側に駆動ローラ38および押さえローラ39が設けられている。駆動ローラ38は、図示されていないLF(ラインフィード)モータにより回転駆動されるようになっている。これら駆動ローラ38および押さえローラ39は、用紙搬送路31を搬送される記録用紙を狭持し、駆動ローラ38が回転されることにより、記録用紙は用紙搬送路31の下流側へ送られ、プラテン37上に配置される。
上記記録ヘッド27の用紙搬送路31の下流側に排紙ローラ40および押さえローラ41が設けられている。排紙ローラ40は、上記駆動ローラ39を駆動するLFモータにより回転駆動されるようになっている。すなわち、排紙ローラ40は、図示されていない連動機構を介して駆動ローラ39と同期駆動されるようになっている。これら排紙ローラ40および押さえローラ41は、インク滴が吐出された記録用紙を狭持し、排紙ローラ40が回転されることにより、上記記録用紙は用紙搬送路31の下流側へ送られる。
上記押さえローラ38は、上記駆動ローラ39を所定の押圧力で押圧するように駆動ローラ39に対して弾性付勢されている。したがって、駆動ローラ39と押さえローラ38との間に記録用紙が進入した場合には、押さえローラ38は、記録用紙の厚み分だけ弾性的に退避しつつ駆動ローラ39と協働して記録用紙を狭持する。このように記録用紙が駆動ローラ39と押さえローラ38とによってニップされるので、駆動ローラ39の回転力は、確実に記録用紙へ伝達される。また、上記押さえローラ41も上記排紙ローラ40に対して同様に設けられている。ただし、本実施形態では、押さえローラ41は、記録済みの記録用紙に圧接されるので、記録用紙に記録された画像を劣化させないようにローラ面が拍車状に形成されている。
駆動ローラ39および押さえローラ38に狭持された記録用紙は、所定の改行幅でプラテン37上を間欠的に搬送される。記録ヘッド27は、記録用紙の改行ごとに往動および/又は復動され、記録用紙の先端側から順に画像記録を行う。画像記録が行われた記録用紙は、その先端側から排紙ローラ40および押さえローラ41に狭持される。すなわち、記録用紙は、その先端側を排紙ローラ40および押さえローラ41に、その後端側を駆動ローラ39および押さえローラ38に狭持された状態で所定の改行幅で間欠して搬送され、このように搬送されつつ記録ヘッド27によって画像の記録が行われる。記録用紙の所定領域に画像が記録された後は、排紙ローラ40が連続的に回転駆動され、排紙ローラ40および押さえローラ41により狭持された記録用紙は、排紙トレイ32へ排出される。
図1に示されるように、プリンタ部11のフレームを構成する下筐体17の上傾斜面に操作パネル45が取り付けられている。この操作パネル45は、使用者がプリンタ部11やスキャナ部12の操作等をするための装置であって、その上面44に各種操作キー56〜58および液晶表示部59等が設けられている。
図2に示されるように、この操作パネル45の下方(下筐体17の内部)に制御部300を構成する制御基板54が配設されている。制御部300は、例えば、上記原稿載置部13及び開閉蓋72の開閉状態の監視、上記リフィルユニット70におけるインクカートリッジ63の収容状況の監視、インクカートリッジ63内部のインク残量の監視、上記液晶表示部59への表示、上記各種操作キー56〜58からの指令の処理、等、この多機能装置10の各種動作の制御を司るものである。操作パネル45上に配置された各種操作キー56〜58は、図示されていないフラットケーブルを介して制御基板54と接続されている。
制御部300は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)1102と、CPU1102が実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read−Only Memory)1103と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)1104と、書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)1105等の不揮発性メモリやバス1106等によって構成される(図6参照)。
多機能装置10の使用者は、操作パネル45の各種操作キー56〜58を用いて所望の指令を入力する。多機能装置10は、この入力を受けて所定の動作を行う。前述のように、この多機能装置10にはパーソナルコンピュータ等が接続され得る。その場合、多機能装置10は、使用者による操作パネル45からの指示のほか、このパーソナルコンピュータからスキャナドライバやプリンタドライバ等を介して送信される指示によっても動作することが可能である。
図1に示されるように、多機能装置10の正面には上記スロット部61が配設されている。各種小型メモリカード等の記憶媒体がこのスロット部61に装着され得る。小型メモリカードは画像データを含む各種データを記憶することができる。小型メモリカードに画像データが記憶されている場合には、スロット部61に装填された小型メモリカードからこの画像データが読み出され、その画像データに関する情報(画像そのものや、画像データのサイズ、形式、作成日時等の情報)が液晶表示部59に表示される。そして、液晶表示部59に表示された任意の画像がプリンタ部11により記録用紙に記録される。このための入力は、上記操作パネル45から行われる。
図1に示されるように、下筐体17は、上記前面71側に開閉蓋72を有している。この開閉蓋72は、この前面71の端部に設けられた開口73を開閉する。具体的には、開閉蓋72は、前方へ倒伏することによって上記開口73からリフィルユニット70を露出する姿勢と、上記開口73を閉じてリフィルユニット70を被覆して収容する姿勢との間で回動自在となっている。開閉蓋72の開閉動作は、該開閉蓋72の下端が回動軸となって装置前面側に回動することにより達成される。なお、プリンタ部11の下筐体17は、嵌合孔72Bを備えており、開閉蓋72の係合部材72Aが嵌合孔72Bに係合されることによって、開閉蓋72が閉じられた状態でプリンタ部11の下筐体17に支持されるようになっている。
上記ユニット本体74は、インクカートリッジ52が挿抜されるケース75と、ケース75に設けられた扉76を備えている。ケース75は、例えば樹脂からなり、全体としてほぼ直方体状に形成されている(図5参照)。ケース75は、底板部80と、この底板部80の左右両側に立設された一対の側板部81と、各側板部81間に架け渡すように配置された天板部82とを備えている。このケース75の内部に、インクカートリッジ63が収容される収容室78が各色ごとに区画形成されている。
図5および図17に示されるように、扉76には、扉本体89、引き出し部材93、押圧保持部材90、ロック部材91、ロック解除レバー92、回動軸部94が備えられている。扉76の扉本体89の回動軸部94がケース75の底部80に設けられた軸受部95に回動可能に取り付けられる(図17および図22参照)。すなわち、扉76は、ケース75の前面の開口88を塞ぐ閉塞姿勢と、開口88をインクカートリッジ63が収容部78に対して挿抜可能であるように開放する開放姿勢と、の間で開閉か移動可能であるようにケース75に対して取り付けられる。扉76が上記閉塞姿勢であるときには、扉76に備えられたロック部材91がケース75のロック部材嵌合穴91Aに嵌合された嵌合状態となって、閉塞姿勢が保持される。また、ロック解除レバー92が操作されることによって、上記嵌合状態が解除され、扉が上記閉塞姿勢から開放姿勢へと変化することが可能になる。
また、図1および図7に示されるように、下筐体17の上面における装置前面側の右端部には、検出部304が設けられている。原稿載置部13及び開閉蓋72の開閉は、この検出部304によって検出されるようになっている。検出部304には、後述される開閉センサ340、第1検出子361、及び、第2検出子362が配設されている。
以下に、図6を参照しながら制御部300の構成が詳述される。
図6は、多機能装置10の制御部300の構成を示すブロック図である。制御部300は、プリンタ部11のみでなくスキャナ部12も含む多機能装置10の全体動作を制御するものである。
制御部300は、同図に示されるように、CPU1102、ROM1103、RAM1104、EEPROM1105を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス1106を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)1107に接続されている。
ROM1103は、多機能装置10の各種動作を制御するためのプログラム等を格納している。RAM1104は、CPU1102が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又は作業領域として使用される。また、EEPROM1105には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC1107は、CPU1102からの指令に従ってプリンタ部11を制御する。具体的には、ASIC1107は、給紙ローラ34(図4参照)の回転制御や、キャリッジ24(図3参照)の往復動の制御、記録用紙にインクを吐出する記録ヘッド27(図4参照)の駆動制御等を行う。
また、例えばASIC1107は、CPU1102からの指令に従ってスキャナ部12を制御する。すなわち、ASIC1107は、CIS32のスキャン動作を制御する。
また、ASIC1107は、CPU1102からの指令に従って開閉センサ340を動作させるための信号を生成する。ASIC1107は、この信号を開閉センサ340に付与して開閉センサ340の動作制御を行っている。これにより、開閉センサ340が所定のタイミングで動作し、ASIC1107は、受光素子365から電流が出力されるか否かに基づいて、スキャナ部12及び開閉蓋72の開閉を検出する。ASIC1107により、スキャナ部12又は開閉蓋72が開放されていることが検出された場合、制御部300により操作パネル45からの操作入力が禁止される。これにより、スキャナ部12によるスキャン及びプリンタ部11によるプリントが禁止される。
また、ASIC1107には、多機能装置10の操作指示を行うための操作パネル45、各種小型メモリカードが挿入されるスロット部61、パソコン等の外部機器とパラレルケーブルやUSBケーブルを介してデータの送受信を行うためのパラレルインタフェース1108及びUSBインタフェース1109等が接続されている。
さらに、ASIC1107には、ファクシミリ機能及び電話通信機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)1117及びモデム(MODEM)1118が接続されている。図1に示されるように、多機能装置10の接続部(図示せず)に局線が接続されるようになっている。これにより、当該局線がNCU1117に電気的に接続される。
以下に、図7、図8および図9を参照しながら検出部304の構成が詳述される。
上述されたように、検出部304には開閉センサ304が備えられている。開閉センサ340は、後述される第1検出子361及び第2検出子362の回動状態を光学的に検出するものである。開閉センサ340は、図7に示されるように、略コ字状に形成されており、コ字状の開放された一方の端部が光を発光する発光素子364であり、他方の端部が光を受光する受光素子365である。すなわち、発光素子364と受光素子365とは、空間363を隔てて対向配置される。この開閉センサ340の空間363に、第1検出子361及び第2検出子362がそれぞれ出入される。
発光素子364は、電流を流すことによって発光する光半導体であり、例えばLED(LIGHT EMITTING DIODE)が使用される。発光素子364としては、可視光に比べて赤外光の方が発光出力が大きい等の理由から、赤外光を発するものが使用される。また、発光素子364の点灯方式は、直流電流により点灯する直流点灯と、パルス電流により点灯するパルス点灯とのいずれであってもよい。
受光素子365は、受光した光の強度に応じた電流を出力するものである。受光素子365としては、フォトダイオードと集積回路とが組み合わされてなるフォトICや、フォトダイオードとトランジスタとが組み合わされてなるフォトトランジスタ等が使用される。受光素子365は、空間363を隔てて発光素子364と対向するように配設されているので、空間363が開放されている場合には、発光素子364からの光が受光素子365によって受光される。このようにして発光素子364から受光素子365への光の光路が開放されている場合、受光素子365によって受光された光の強度に応じた電流が受光素子365から出力される。逆に、空間363が開放されていない場合には、発光素子364からの光は受光素子365によって受光されない。このように、発光素子364から受光素子365への光の光路が遮断されている場合、受光素子365からは電流が出力されない。
空間363には、上記のように第1検出子361又は第2検出子362が出入されるようになっている。したがって、上記の説明から明らかなように、開閉センサ340は、空間363に第1検出子361又は第2検出子362が進入して発光素子364から受光素子365への光の光路が遮断されることにより第1検出子361又は第2検出子362を検出する、いわゆる透過型のフォトインタラプタ(PHOTO INTERRUPTER)である。
第1検出子361及び第2検出子362は、各回動部材にそれぞれ連動して回動されるものである。すなわち、第1検出子361は、原稿載置部13の開閉に連動して回動され、第2検出子362は、開閉蓋72の開閉に連動して回動されるものである。第1検出子361は、開閉センサ340の空間363に出入されるものであり、対応する回動部材である原稿載置部13の開動作に連動して発光素子364と受光素子365間の光路を遮断し、原稿載置部13の閉動作に連動してその光路を開放する。また、第2検出子363は、開閉センサ340の空間363に出入されるものであり、対応する回動部材である開閉蓋72の開動作に連動して発光素子364と受光素子365間の光路を遮断し、開閉蓋72の閉動作に連動してその光路を開放する。
第1検出子361は、図7、図8および図9に示されるように、軸部383、被接部384、及び、遮蔽部385を有するものである。第1検出子361は、軸部383によって、下筐体17の上面であって装置正面側の右端部に設けられた軸受け部386(図7参照)に回動自在に支持されている。被接部384は、原稿載置部13が下筐体17に対して閉じられた状態であるときに、原稿載置部13の下面における装置前面側の右端部から下方に突設された第1押圧部334(図8および図9参照)に当接されるものである。また、被接部384は、軸部383の回転中心軸から放射方向に伸びるように設けられている。したがって、被接部384は、原稿載置部13の第1押圧部334が当接されることにより軸部383回りに回動される。遮蔽部385は、軸部383の回転中心軸から放射方向に伸びるように設けられており、ここでは、軸部383の一端側から軸部383に対して被接部384とは反対側に突出するように形成されている。これにより、遮蔽部385は、被接部384とともに軸部383回りに回動されて開閉センサ340の空間363に出入される。第1検出子361には、ネジリコイルバネ390が付設されている。ネジリコイルバネ390は、その巻回部分に軸部383が挿通されると共に、アームの一端側が下筐体17の上面に当接し、アームの他端側が被接部384の側方に設けられた係止片391に係止されている。したがって、第1検出子361は、このネジリコイルバネ390によって遮蔽部385が開閉センサ340の空間363に進入する方向へ弾性付勢されている。ここでは、ネジリコイルバネ390による付勢力よりも第1押圧部334による押圧力の方が強いため、原稿載置部13が下筐体17に対して閉じられた状態であるときには、第1検出子361の遮蔽部385は、開閉センサ340の空間363から離脱した位置にある。
第2検出子362は、軸部392、被接部393、及び、遮蔽部394を有するものである。軸部392は、下筐体17に軸支されている。具体的には、軸部392は、軸部392の両端が、下筐体17の上面であって装置正面側の右端部に設けられた軸受け部395(図7参照)によって回動自在に支持されている。被接部393は、開閉蓋72が下筐体17に対して閉じられた状態であるときに、開閉蓋72の自由端側から開閉蓋72の内側へ向けて突設された第2押圧部377(図7、図8および図9参照)が当接されるものである。また、被接部393は、軸部392の回転中心軸から放射方向へ伸びるように設けられている。被接部393は、開閉蓋72の第2押圧部377が当接されることにより軸部392回りに回動される。言い換えれば、被接部393は、第2押圧部377からの押圧力の有無により軸部392回りに回動される。下筐体17は、挿通孔377B(図6〜図9参照)を備えており、開閉蓋72の係合部材72Aが嵌合孔72Bに係合されると共に、第2押圧部377が挿通孔377Bを挿通される。このようにして挿通孔377Bを挿通された第2押圧部377によって被接部393が押圧されるようになっている。遮蔽部394は、軸部392の回転中心軸から放射方向へ伸びるように設けられており、ここでは、軸部392の一端側から軸部392に対して被接部393とは反対側に突出するようにアーム97を介して形成されている。これにより、遮蔽部394は、被接部393とともに軸部392回りに回動されて開閉センサ340の空間363に出入される。第2検出子362には、ネジリコイルバネ100が付設されている。ネジリコイルバネ100は、その巻回部分に軸部392が挿通されると共に、アームの一端側がプリンタ部11の下筐体17の上面に当接し、アームの他端側が被接部393の側方に設けられた係止片110に係止されている。したがって、第2検出子362は、このネジリコイルバネ100によって遮蔽部394が開閉センサ340の空間363に進入する方向へ弾性付勢されている。ここでは、ネジリコイルバネ100による付勢力よりも第2押圧部77による押圧力の方が強い。よって、開閉蓋72が下筐体17に対して閉じられた状態であるときには、第2検出子62の遮蔽部94は、開閉センサ340の空間363から離脱した位置にある。
図8に示されるように、スキャナ部12及び開閉蓋72が共に閉じられている場合、第1検出子361の遮蔽部385および第2検出子362の遮蔽部394は、開閉センサ340の空間363から離脱した位置にある。すなわち、開閉センサ340の空間363が開放されているので、発光素子364からの光が受光素子365により受光される。これにより、受光素子365によって受光された光の強度に応じた電流が受光素子365から出力される。すなわち、スキャナ部12及び開閉蓋72が共に閉じられているときには電流が受光素子365から出力される。この状態が閉状態であり、制御部300によって閉状態の判別がなされる。
図9に示されるように、スキャナ部12及び開閉蓋72が共に開かれている場合、第1検出子361の遮蔽部385および第2検出子362の遮蔽部394は、開閉センサ340の空間363に進入された状態である。すなわち、発光素子364から受光素子365への光の光路が遮断された状態である。つまり、受光素子365によって受光されていた光が受光されなくなるので、受光素子365から電流が出力されなくなる。また、図には示されていないが、スキャナ部12と開閉蓋72のうち、どちらか一方が開かれた場合であっても、第1検出子361の遮蔽部385もしくは第2検出子362の遮蔽部94が開閉センサ340の空間363に進入された状態となる。すなわち、発光素子364から受光素子365への光の光路が遮断された状態となる。つまり、受光素子365によって受光されていた光が受光されなくなるので、受光素子365から電流が出力されなくなる。すなわち、スキャナ部12及び開閉蓋72の少なくとも一方が開かれているときには、受光素子365から電流が出力されない。この状態が開状態であり、制御部300によって開状態の判別がなされる。この開状態の判別がなされると、制御部300によって、プリンタ部11によるプリント及びスキャナ部12によるスキャンを禁止する制御(装置の作動停止)が行われる。
以下に、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63およびこのインクカートリッジ63を収容可能なリフィルユニット70の構成が詳述される。
リフィルユニット70は、インクカートリッジ63が挿抜されるケース75と、ケース75に設けられた扉(扉部材)76と、扉76に設けられた引出部材93とを備えている(図5および図17参照)。本実施形態では、ケース75は、4つの収容室78(保持部)を有し、各収容室78にインクカートリッジ63がそれぞれ挿抜されるようになっている(図5、図20および図21参照)。
各インクカートリッジ63には、4色のインク(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)がその内部に1色ずつ貯留されている。4つの収容室78のうち、ブラックインクが貯留されたインクカートリッジ63B,63Cが収容される収容室78Bは他のインク色のインク(イエロー、マゼンダ、シアン)が貯留されたインクカートリッジ63Aが収容される収容室78Aよりも大きく形成されている。これは、ブラックインクが貯留されたインクカートリッジ63B,63Cの外径形状が、他のインク色のインク(イエロー、マゼンダ、シアン)が貯留されたインクカートリッジ63Aに比べて大きく形成されているためである。一般的に言ってブラックインクの需要は他の色のインクに比べて最も多く、大量に消費されるので、インクカートリッジ63B,63Cはインクカートリッジ63Aよりも多くのインクを貯留可能に形成されているのである。すなわち、インクカートリッジ63B,63Cの外径形状はインクカートリッジ63Aよりも大きく形成されている。
また、ブラックインクが貯留されたインクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cでは、それぞれ貯留可能なインク容量が異なる。インクカートリッジ63Cはインクカートリッジ63Bよりも多くのインクを貯留可能であるように形成されている。すなわち、インクカートリッジ63Cの外径形状はインクカートリッジ63Bの外径形状よりも大きく形成されている。よって、ブラックインクが貯留されたインクカートリッジ63B,63Cが収容される収容室78Bは、インクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cのいずれか一方を選択的に収容可能であるように形成されている。また、ケース75には、収容室78Bにインクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cのいずれが収容されているかを判定可能な判定部400が設けられている。判定部400については後に詳述される。
以下に、図10〜図15を参照しながら、インクカートリッジ63の構成について詳述される。
インクカートリッジ63は、予めインクを貯留しておくためのものであり、内部にインクの保持手段としてのインク保持体500を備えている(図14参照)。インクカートリッジ63には、上述されたように、ブラックインクが貯留されるインクカートリッジ63B,63Cと、他のインク色(マゼンダ、シアン、イエロー)のインクが貯留されるインクカートリッジ63Aの3種類がある。上述されたように、インクカートリッジ63A,63B,63Cでは、それぞれに収容可能なインクの容量が異なり、インクカートリッジ63Aよりインクカートリッジ63Bに、インクカートリッジ63Bよりインクカートリッジに、より多くの容量のインクが貯留可能であるように構成されている。インクカートリッジ63B,63Cにはブラックインクが貯留され、インクカートリッジ63Aには他の色(マゼンダ、シアン、イエロー)のインクがそれぞれ貯留されている。これは、一般的に言ってブラックインクの需要が最も多く、大量に消費されるからである。また、ユーザーはブラックインクが貯留されたインク容量の異なる二種類のインクカートリッジ63B,63Cのうちから、各自のブラックインクの消費傾向に適したものを選択することができる。
以下に、インクカートリッジ63A,63B,63Cに共通の構成について詳述される。
インクカートリッジ63は、樹脂から構成されている。本実施形態では、インクカートリッジ63は全体として高さH1(図10〜図12における上下方向)および奥行きD(図10〜図12における前後方向)を有する薄肉の直方体状に形成されている。インクカートリッジ63は、インクが収容されるインク保持体500と、このインク保持体500を挟み込んで覆う2つのトレイ状部材112、113と、によって構成されている。トレイ状部材112、113は溶着その他の既知の固着手段によって接合される。なお、インクカートリッジ63が接合されることによって、上記接合部143が形成されている。
インクカートリッジ63の背面114に上記空気導入弁505が設けられている。この空気導入弁505から後方(図10〜図12における後方)に向けてプッシュロッド505Aが突設されている。本実施形態では、この空気導入弁505の内奥部にチェック弁(図示せず)が配置されている。すなわち、プッシュロッド505Aはチェック弁によってインクカートリッジ63の背面114から突出する方向に付勢された状態となっている。インクカートリッジ63が上記ケース75に収容されると、上記空気導入弁505に設けられたプッシュロッド505Aが後壁69に当接され、インクカートリッジ63の内部に後退される。また、図示されていないインク供給管65がインクカートリッジ63のインク供給弁504に挿入される。
プッシュロッド505Aがインクカートリッジ63の内部に後退されることによって、上記チェック弁が開かれ、空気が空気導入弁505を通じてインクカートリッジ63の内部と連通できるようになり、インクカートリッジ63内のインクが円滑に上記記録ヘッド27側へ送られる。
さらに、上記背面114に液位検出部位503が設けられている。後述されるように、ケース75の後壁69には液位センサ800が設けられている(図9、図15および図22参照)。インクカートリッジ63が収容室78に収容されたときに、このインクカートリッジ63に設けられた液位検出部位503に液位センサ800が嵌合し、インクカートリッジ63内の液位(インク残量)を検出可能に構成されている。液位センサ800については後に詳述される。
図13は、インクカートリッジ63A,63B,63Cの断面形状を比較した模式図である。インクカートリッジ63の下面155に嵌合凸部116が設けられている。嵌合凸部116は、図10〜図13に示されるように、インクカートリッジ63の左右(図10〜図13における左右方向)両側における側面と底面との境界の角部に嵌合溝190,191が設けられることによって形成されている。嵌合凸部116は、同図に示されるように、インクカートリッジ63の長手方向(図10〜図13における前後方向)に延びている。本実施形態では、この嵌合凸部116は、インクカートリッジ63の接合部143を中心として左右両側に対象に設けられている(図13参照)。嵌合溝190,191は、図10、図11、図12に示されるように、インクカートリッジ63の背面114に開口し、この背面114に連続して前面117側へ延びる浅溝部118と、この浅溝部118に連続し、溝深さ(図10〜図12において上下方向の寸法)が漸次大きくなる境界溝部119と、さらに、この境界溝部119に連続する深溝部120とを有する。この深溝部120は、インクカートリッジ63の前面117に連続しておらず、そのため、深溝部120の上記前面117側に端面121が形成されている。換言すれば、嵌合溝190,191は、インクカートリッジ63がケース75に挿抜される方向に延びており、インクカートリッジ63の背面114に連なるが、前面117とは連なっておらず、上下方向に延びる端面121を有する。そして、この端面121に、上記引出部材93の屈曲部93Bの先端が後述のように当接されるようになっている。
インクカートリッジ63の上面122にも嵌合凸部140が設けられている。この嵌合凸部140は、図10〜図13に示されるように、インクカートリッジ63の左右(図10〜図13における左右方向)両側における側面と上面122との境界の角部に溝192,193が設けられることによって形成されている。この溝192,193および嵌合凸部140は、図10、図11および図12に示されるように、インクカートリッジ63の奥行き方向(図10〜図12における前後方向)に延びており、インクカートリッジ63の前面117および背面114に連なっている。この溝192,193とインクカートリッジ63の側面との境界には曲面131が形成されている。さらに、インクカートリッジ63の上面122には、凹部134Lおよび凹部134R(凹部)が設けられている。これら凹部134L,134Rは、ほぼV字状に形成されており、前側傾斜面135L,135Rと後側傾斜面136L,135Rとを備えている。
インクカートリッジ63の上面122における後端部(図10〜図12における後方)には上側突起148が設けられている。上側突起148にはガイド穴148Aが設けられている。インクカートリッジ63が収容室78内に挿入されるとき、収容室78内に設けられた位置決め突起74がガイド穴148Aに挿入されることによって、インクカートリッジ63が左右(図10〜図12における左右方向)にずれることが防止される(図22および図23参照)。インクカートリッジ63の下面155における後端部(図10〜図12における後方)には下側突起124が設けられている。下側突起124には逆ざし防止溝124Aが設けられている。インクカートリッジ63が収容室78に挿入されるときに、インクカートリッジ63の上下方向が誤って差し込まれた場合であっても下側突起124の逆ざし防止溝124Aが位置決め突起74に係合されるので、インクカートリッジ63が上下逆に装着されることが防止される。これによって、インクカートリッジ63が上下逆に挿入されることによって、インクカートリッジ63の背面114に設けられた空気導入弁505、液位検出部位503、インク供給弁504などと、収容室78に設けられた液位センサ800、インク供給管65などが当接されて破損することが防止される。位置決め突起74については後に詳述される。
以下に、インクカートリッジ63A,63B,63Cの構成における相違点について詳述される。
インクカートリッジ63A,63B,63Cの厚みは比較図に示されるように、それぞれ、W1,W2,W3であり、W1<W2<W3であるように構成されている。このように、インクカートリッジ63A,63B,63Cの厚みが異なることによって、インクカートリッジ63A,63B,63Cに収容されるインクの容量がそれぞれ異なる。すなわち、インクカートリッジ63Aよりもインクカートリッジ63Bに、インクカートリッジ63Bよりもインクカートリッジに、より多くの容量のインクが貯留可能であるように構成されている。上述されたように、インクカートリッジ63B,63Cにはブラックインクが貯留され、インクカートリッジ63Aには他の色(マゼンダ、シアン、イエロー)のインクがそれぞれ貯留されている。
図10および図13に示されるように、インクカートリッジ63Aは接合部143を中心として左右方向(図10および図13における左右方向)にほぼ対称であるように形成されている。すなわちインクカートリッジ63Aを構成する2つのトレイ状部材112A,113Aの厚みは等しく、それぞれ厚みW1/2であるように形成される。また、インクカートリッジ63Cもインクカートリッジ63Aと同様に左右対称であるように形成され、インクカートリッジ63Cを構成する2つのトレイ状部材112C,113Cの厚みはそれぞれW3/2であるように形成される(図10および図13参照)。インクカートリッジ63Bもまた2つのトレイ状部材112B,113Bによって構成されるが、トレイ状部材112Bとトレイ状部材113Bとでは厚みが異なる(図11および図13参照)。トレイ状部材112Bはインクカートリッジ63Aを構成するトレイ状部材112Aと同形状であり、また、トレイ状部材113Bも、インクカートリッジ63Cに後述される埋立部149が設けられている点を除けば、インクカートリッジ63Cと同形状に形成されている(図10〜図13参照)。トレイ状部材112,113は、通常、金型を用いた射出形成によって形成される。よって上述されたようにインクカートリッジ63A,63B,63Cが構成されることによって、インクカートリッジ63A,63B,63Cを形成する金型を共通化することができるので、コストダウンを図ることが可能である。
インクカートリッジ63Cには凹部134Rを埋没させる埋立部149が設けられており、埋立部149の上面149Aはインクカートリッジ63Cの上面122Cと同一平面状であるように形成されている。この埋立部149の有無が後述される判定部400によって検知されることによって、上述されたリフィルユニットの収容室78B内に収容されたインクカートリッジ63がインクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cのいずれであるかが判別される。
以下に、図14および図15を参照しながら、インクカートリッジ63の内部の構成について詳述される。
インクカートリッジ63は、上述されたように、インクが収容されるインク保持体500と、このインク保持体500を挟み込んで覆う2つのトレイ状部材112、113と、によって構成されている。トレイ状部材112、113は溶着その他の既知の固着手段によって接合されている。
インク保持体500はインクを貯留する貯留室を形成するフレーム501と、このフレーム501内に貯留されているインクを外部に供給するためのインク供給弁504と、フレーム501内に大気を導入する空気導入弁505と、フレーム501内にインクを分注するインク分注部502と、フレーム501内に貯留されているインクの残量を検出するために設けられた液位検出部位503と、フレーム501にインク貯留室506を形成するためにフレーム501の両面(図14の左右の2面)に溶着されるフィルム(図示せず)とを主に備えている。
トレイ状部材112、113には、インク保持体500がトレイ状部材112、113によって挟み込まれた状態においてインク供給弁504および空気導入弁505がトレイ状部材112、113の外部に露出されるための切欠部111A、111Bおよび切欠部115A、115Bが形成されている。切欠部111A、111Bおよび切欠部115A、115Bは、略半円状に形成されている。切欠部111A、111Bがインク供給弁504に対応され、切欠部115A、115Bが空気導入弁505に対応されている。また、切欠部111A、111Bと切欠部115A、115Bとの間には、矩形状に切りかかれた切欠部101A、101Bが形成されている。これは、液位検出部位503を挟み込む位置まで液位センサ800を挿入させるための切欠である(図14および図15参照)。
トレイ状部材112には、インク保持体500を位置決めするための、位置決め棒600A、600B、600Cが設けられている。位置決め棒600Aはトレイ状部材112の上側であって前後方向における中央部分(図14(c)に示される前後方向における後方)から突設されている。位置決め棒800Bと位置決め棒600Cはトレイ状部材112の上側(図14(c)に示される上下方向における上方)であって、前後方向における前側と後側とからそれぞれ突設されている。また、トレイ状部材113には、位置決め棒600A、600B、600Cに対応された位置に嵌合孔601A、601B、601Cがそれぞれ設けられている。インク保持体500のフレーム501には位置決め棒600A、600B、600Cに対応された位置に位置決め穴507A、507B、507Cがそれぞれ設けられている(図14および図15参照)。
位置決め穴507A、507B、507Cが位置決め棒600A、600B、600Cにそれぞれ挿通されて、インク保持体500がトレイ状部材112に対して位置決めされた後、トレイ状部材113の位置決め棒600A、600B、600Cが嵌合孔601A、601B、601Cにそれぞれ嵌合されることによって、インク保持体500がトレイ状部材112、113によって挟み込まれた状態となる。このとき、空気導入弁505は切欠部111Aと切欠部111Bの間から、液位検出部位503は切欠部101Aと切欠部101Bの間から、インク供給弁は切欠部115Aと切欠部115Bの間からそれぞれトレイ状部材112、113の外部に露出される。インク保持体500は位置決め棒600A、600B、600Cの3箇所によって位置決めされるので、インク保持体500がトレイ状部材112、113に対して誤った取り付け方向で取り付けられることが防止される。
フレーム501にはインク貯留室506を画定するとともにインク貯留室506内を区画する区画壁509が備えられている。上述されたように、インク貯留室を形成するためにフレーム501の両面(図14(a)および図14(b)における左右方向)にはフィルム(図示せず)が溶着される。フレーム501の左右(図14(a)および図14(b)における左右方向)の端部および区画壁509の左右(図14(a)および図14(b)における左右方向)端部には溶着部508が設けられている。溶着部508は仮想平面上に位置しており、フィルム(図示せず)を同一平面上で溶着することができる。フレーム501の右面側と左面側との両面にフィルム160が溶着されるので、インク保持体500の左右方向(図14(a)および図14(b)における左右方向)の厚みを、側壁により右面側と左面側とを塞ぐ場合と比較して薄くすることができる。
フレーム501の内部にはセンサーアーム700が設けられている。センサーアーム700は、インク貯留室506内のインク残量を検出するための部材である。
以下に、センサーアーム700について詳述される。
上述されたように、センサーアーム700は、インク貯留室506内のインク残量を検出するための部材である。センサーアーム700は、樹脂材料(例えばポリプロピレン)から構成されており、射出成形により製造される。
センサーアーム700は、インク貯留室506内でインク残量に応じて回動する回動部材であり、インク貯留室506内に貯留されるインク残量を検出する液位センサ800(図15および図16参照)の検出可能範囲を遮る、すなわち液位センサ800によって検出される被検出部701を有している。センサーアーム700は、インクの比重より小さい比重となる素材で形成されたバランス部702と、フレーム501の区画壁509に揺動可能に取り付けられる取付部703と、取付部703からバランス部702に対して上方へ延び、取付部703と被検出部701と結ぶアーム部704と、を主に備えている。
取付部703には、区画壁509のアーム挟持部510(図14および図15参照)に取り付けられる略円柱状の取付軸703Aが形成されている。この取付軸703Aは、アーム挟持部510の内径より小さい直径に形成されると共に、アーム挟持部510の開口の長さより大きな直径に形成されている。よって、センサーアーム700が回動動作する場合に、抵抗が少なく動作できると共にセンサーアーム700がアーム挟持部510から外れてしまうことを防止できる。
バランス部702は、インクの比重より小さい比重となる樹脂材料から構成されているので、インクの残量の低下に伴いインクの液面が下がると、その液面が下がることに伴ってバランス部702がフレーム500の底部方向(図15における下方)に移動する。同時に、取付部703の取付軸703Aを支点として、センサーアーム700の被検出部701が上方へ揺動される。被検出部701が液位センサ800の検出可能範囲から外れると、液位センサ800によってインクが少なくなった状態(以下、この状態をニアエンプティ状態と称する。)が検知される。
以下に、図16を参照しながら、リフィルユニット70のケース75の構成が詳述される。
ケース75は、ABS樹脂、アクリル樹脂(メチルメタアクリレート)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)等の合成樹脂組成物で構成されており、金型を用いて成形される成形品である。なお、金型を用いた成形には、例えば射出成形が一般的であるが、その他の成形手法であってもよい。
ケース75には、底板部80と、この底板部80の左右両側に立設された一対の側板部81と、各側板部81間に架け渡すように配置された天板部82とが備えられており、全体としてほぼ直方体状に形成されている(図5参照)。ケース75の内部には、インクカートリッジ63が収容保持される収容室78が区画形成されている。収容室78Bは収容室78Aに比べて幅方向(図15における左右方向)に広く形成されている。各収容室78の内壁面形状は、インクカートリッジ63の外周面形状に対応して形成されている。このため、各インクカートリッジ63は、大きくがたつくことなく確実(強固)に各収容室78に保持される。
図5に示されるように、ケース75の前面79に開口88が設けられている。これら開口88のうち、開口88Aは収容室78Aに、開口88Bは各収容室78Bに対応してそれぞれ設けられている。換言すれば、これら各開口88A,88Bにそれぞれ連続してケース75内に上記各収容室78A,78Bが設けられている。すなわち、上記インクカートリッジ63Aは、それぞれ、これら開口88Aを通じて前面79側から各収容室78Aに挿抜され、インクカートリッジ63B,63Cは開口88Bを通じて前面79側から収容室78Bに挿抜される。
図6に示されるように、天板部82の上面からは後述される判定部400をケース75に対して固定位置決めするための、ネジ柱86および位置決めピン87が立設されている。また、天板部82には、後述するスイングアーム123が備えられている。
以下に図15、図16、および図17を参照しながら、ケース75の内部の構成が詳述される。
ケース75は、上述されたように、底板部80と、この底板部80の左右両側に立設された一対の側板部81と、各側板部81間に架け渡すように配置された天板部82とを備えている(図16参照)。また、ケース75の内部には、ケース収容室78を区画するための仕切壁67が設けられている。
この仕切壁67は、図17に示されるように、ケース75の側面側(図5における左右方向)から見てほぼ矩形の板状に形成されており、側板部81と略平行であるようにそれぞれ設けられている。仕切壁67は、ケース75に収容されるインクカートリッジ63の数およびインクカートリッジ63の厚み方向(図10〜図13における左右方向)の大きさに応じて配置されている。図17に示されるように、仕切壁67は底板部80と天板部82に隣接し、後壁69を基端部として開口88の方向に形成されている。
仕切壁67と底板部80との境界の角部および仕切壁67と天板部82との境界の角部にガイドレール137が形成されている。このガイドレール137は、後壁69から開口88に向かって設けられ、このガイドレール137が凸設されることによって、天板部82にはガイド溝77Aが、底板部80にはガイド溝77Bが相対的に形成される。ガイド溝77Aには位置決めリブ84が設けられている。位置決めリブ84は天板部82の下面82Bから立設され、後壁69から開口88の方向に向かって形成されている。
また、ケース75の後壁69には各収容室78には液位センサ800(図15および図17参照)が設けられている。本実施形態では、液位センサ800には上述された検出部304に用いられる開閉センサ340と同様のセンサが用いられる。インクカートリッジ63が収容室78に収容されたときに、このインクカートリッジ63に設けられた液位検出部位503に液位センサ800が嵌合し、インクカートリッジ63内の液位を検出可能に構成されている。すなわち、収容室78内に収納されたインクカートリッジ63の液位検出部位503の両側が発光素子800Aと受光素子800Bとによって挟み込まれる位置に配置される(図15および図16参照)。液位センサ800は、制御部300に接続されており、この制御部300によって常に各インクカートリッジ63に貯留されているインクの残量が監視される。
液位センサ800は、略コ字状に形成されており、コ字状の開放された一方の端部が光を発光する発光素子800Aであり、他方の端部が光を受光する受光素子800Bである。その発光素子800Aと受光素子800Bが、ケース切欠部213,223と検出部140により形成される貫通孔にそれぞれ挿通されるよう、後壁69から突出して取り付けられている。本実施形態では、液位センサ800には上述された検出部304に用いられる開閉センサ340と同様のセンサが用いられる。すなわち、液位センサ800は、発光素子464から発光された光を受光素子465が受光した場合に、多機能装置10に設けられた制御部300に信号を出力せずに(又は出力し)、発光素子464から発光された光が遮断され受光素子465が受光できない場合に、制御部300に信号を出力する(又は出力しない)よう構成されている。
また、ケース75には、後壁69の天板部82側から開口88側(図15における後方向から前方向)に向けて位置決め突起74が突設されている。上述されたように、インクカートリッジ63の上面122における後端部(図10〜図12における後方)には上側突起148が設けられており、上側突起148にはガイド穴148Aが設けられている。よって、インクカートリッジ63が収容室78内に挿入されるとき、収容室78内に設けられた位置決め突起74がガイド穴148Aに挿入されることによって、インクカートリッジ63が左右(図10〜図12における左右方向)にずれることが防止される。また、インクカートリッジ63が上下逆に装着されようとした場合には、この位置決め突起74がインクカートリッジ63の下側突起124に設けられた逆差し防止溝124Aに係合されるので、インクカートリッジ63が上下逆に装着されることが防止される。
図6に示されるように、上記底板部80の上面は、インクカートリッジ63が載置される載置面98を構成している。この載置面98の高さ位置は、インクカートリッジ63が上記収容室78に挿入された状態で、後述されるプッシュロッド505Aがインクカートリッジ63の空気導入弁505(空気導入口)を開放し、インク供給管65(インク供給針)がインクカートリッジ63のインク供給弁504(インク供給口)に挿入され、且つ上記インクカートリッジ63の液位検出部位503に液位センサ800(図15および図17参照)が嵌合できるように設定されている。
以下に、液位センサ800によるインク残量の検出方法について詳述される。
図15に示されるように、インク貯留室506内にインクが多く貯留されている状態では、センサーアーム700のバランス部702はインク内に浮いている。これはセンサーアーム700のバランス部702がインクの比重より小さい比重となる樹脂材料から形成されているためである。この状態において、センサーアーム700の被検出部701が液位センサ800の発光素子800Aと受光素子800Bとの間を遮断している(図16参照)。この状態がインク有りの状態であり、制御基板54の制御部300でインク残量有の判別がなされる。
インク貯留室506内のインクが減少すると、そのインクの減少に伴いインクの液面が下がっていく。すなわち、センサーアーム700のバランス部702もインクの減少に伴い下降していく。このようにインク貯留室506内のインクが極めて少なくなると、取付部703の取付軸703Aを支点として、センサーアーム700の被検出部701が上方へ揺動されて、液位センサ800の発光素子800Aと受光素子800Bとの間が開放される。すなわち、発光素子800Aと受光素子800Bとの間を光りが通る。この状態がニアエンプティ状態であり、インクジェット記録装置1000の制御基板54の制御部300でニアエンプティ状態の判別がなされる。
本実施形態では、制御部300によってニアエンプティ状態の判別がなされると、仮想的にインク無の状態を判断するソフトカウンタが起動される。ソフトカウンタとは、制御部300に設けられたカウンタを使用し、インクが吐出された回数を記憶するものである。詳細には、インクカートリッジ63A,63B,63Cのそれぞれについて、ニアエンプティ状態からインク無状態に至るまでのインク吐出可能回数があらかじめ予測されている。本実施形態においては、このインク吐出可能回数は、インクカートリッジ63Aでは回数A、インクカートリッジ63Bでは回数B、インクカートリッジ63Cでは回数Cとされている。
制御部300によってニアエンプティ状態の判別がなされると、ソフトカウントが開始される。つまり、インクが吐出される回数がカウンタによって数え始められる。以下、ニアエンプティ状態の判別がなされた後にインクが吐出される回数を数えた値をSC値と称する。このSC値が所定の回数(所定値)に達すると、制御部300でインク無の状態の判別がなされる。すなわち、収容室78にインクカートリッジ63Aが収容され、ソフトカウントが行われているときに、このSC値が上記回数Aに達すると、このインクカートリッジ63Aのインク無の状態が制御部300によって判別される。また、収容室78Bにインクカートリッジ63Bが収容され、ソフトカウントが行われているときに、このSC値が上記回数Bに達すると、このインクカートリッジ63Aのインク無の状態が制御部300によって判別される。インクカートリッジ63Cが収容室78Bに収容され、ソフトカウントが行われているときも、このSC値が上記回数Cに達すると、このインクカートリッジ63Cのインク無の状態が制御部300によって判別される。以下、インク無の状態のインクカートリッジ63を空のインクカートリッジ63と称する。
以下に、ケース75の天板部82に設けられたスイングアーム123の構成が詳述される。
図17には、リフィルユニット70の要部側面図であり、扉76の開閉とスイングアーム123の揺動との関係が模式的に示されている。
このスイングアーム123は、図17に示されるように、全体として略L字状に形成されており、第1アーム123Aと第2アーム123Bとを有する。第1アーム123Aと第2アーム123Bとの境界部に支持軸127が配置されている。この支持軸127が天板部82に回動自在に支持されていることにより、スイングアーム123はケース75に対して回動自在に構成されている。また、第1アーム123Aと天板部82との間に引張バネ128が取り付けられている。これにより、スイングアーム123は、図10において常時時計回り回動するように、すなわち同図において二点鎖線で示された姿勢となるように弾性付勢されている。スイングアーム123は、このように弾性的に付勢されているから、この弾性力に抗して反時計回りに力を受けることにより、実線で示された姿勢に変化することができる。このスイングアーム123は、後述されるようにインクカートリッジ63の上面122に設けられている凹部134Lの前側傾斜面135Lに係合することができるようになっている。従って、スイングアーム123が前側傾斜面135Lに係合した場合、スイングアーム123はインクカートリッジ63を上記収容室78から押し出す方向に付勢する。
以下に図17を参照しながらスイングアーム123の動作が説明される。
上述されたように、ケース75の天板部82にはスイングアーム123が設けられており、このスイングアーム123は、引張バネ128によって常時時計回りに弾性的に回動付勢されている。
上記ケース75にインクカートリッジ63が挿入されると、まず、インクカートリッジ63の上側突起148がスイングアーム123の第2アーム123Bに当接する。そのままインクカートリッジ63がケース75に挿入されると、スイングアーム123は反時計回り(図17の紙面において左回り)に回動して同図の実線で示された姿勢となる。さらにインクカートリッジ63が挿入されると、スイングアーム123は、上記後側傾斜面136Lに案内されつつ時計回りに回動し、上記凹部134Lに嵌め込まれる。さらにインクカートリッジ63がケース75に収容されると、スイングアーム126の第2アーム123Bが上記前側傾斜面135Lに案内されつつ再び反時計回りに回動して同図の実線で示された姿勢となる。さらに、インクカートリッジ63がケース75に挿入されることによって、インクカートリッジ63がスイングアーム123に対して相対的にスライドし、同図の実線で示された位置よりもさらに後側に所定距離だけ移動した位置に配置されると、このインクカートリッジ63は、ケース75に完全に収容される。
図20および図21に示されるように、インクカートリッジ63がケース75に収容されたときは、インクカートリッジ63の嵌合凸部116がケース75に設けられたガイドレール137がガイド溝77Aに嵌め込まれる。このとき、インクカートリッジ63の下面155に設けられた嵌合凸部124が底板部80上に形成されたガイド溝77Bに嵌め込まれる。これにより、インクカートリッジ63がケース75に位置決めされた状態で収容保持される。また、インクカートリッジ63がケース75内に収容されている状態から扉76が開かれる際には、図17に示されるように扉76に設けられた引出部材93がインクカートリッジ63の端面121に当接されつつ回動する。すなわち、引出部材93によってインクカートリッジ63の端面121が前方に引っ張られる。
以下に、判定部400および判定部400が取り付けられるケース75の天板部82の構成が詳述される。
ケース75には、収容室78内におけるインクカートリッジ63の収容状況を検知可能な判定部400が備えられている。ここで、収容状況とは、収容室78内におけるインクカートリッジ63の有無およびインクカートリッジ63内のインク残量のことをいう。
判定部400は、基板401と、この基板に取り付けられたセンサ402によって構成されている。基板401がケース75の天板部82の上面82Aから立設されたネジ柱86および位置決めピン87に取り付けられることによって、判定部400はケース75に対して固定位置決めされる。また、天板部82には、判定部400がケース75に取り付けられた状態においてセンサ402の一部が天板部82の上面82Aから下面82B側に突出されるように、センサノブ挿入口85が穿設されている。本実施形態では、センサ402は各収容室78に備えられるものであるので、センサノブ挿入口85は天板部82の各収容室78に対応した位置に設けられる。
センサ402は、図18に示されるように、センサ本体402Aから突出して設けられた、第1の端子403Aおよび第2の端子404Aが基板401に電気的に接続されている。センサ402は半田付け等によって基板に位置決め固定される。センサ内部には、第1の端子403Aから延設された第1の金属板403Bと、第2の端子404Aから延設された第2の金属板404Bと、線バネ405と、センサノブ406と、が設けられている。センサノブ406は線バネ405によって常時時計回り(図19における矢印Yの方向)に弾性的に回動付勢されている。また、線バネの一端と第2の金属板404Bとは線バネによって常時離間する方向に弾性的に付勢されており、センサノブ406が線バネによる付勢力に抗して反時計回りに回動されたときに、第2の金属板404Bと接触するように設けられている。(図19(a)および図19(b)参照)線バネの他端は第1の金属板403Bに常時接触されている。すなわち、線バネの一端と他端とが、それぞれ第2の金属板404Bと第1の金属板403Bとに接触されることによって、第1の金属板403Bと、第2の金属板404Bとが電気的に接続される。(以下、センサ402の線バネ405と第1の金属板403Bが接触している状態をON状態N、離間している状態をOFF状態F、センサ402のON状態NとOFF状態Fとが切り替わるときのセンサノブ406の位置をON開始位置Sと称する。)
センサノブ406は、このセンサノブ406の回動基端から下方へと伸びる基端部406Bと、この基端部406から上方へと伸びる導入部406Aとによって構成されている。
基板401には、図18に示されるように、センサ402の取り付けられる位置に端子取付孔407が設けられている。本実施形態においては、センサ402は各収容室78に備えられる。よって、端子取付孔407は基板401がケース75に取り付けられたときに、各センサ402のセンサノブ406が各センサノブ挿入口85に挿入されるように配置されている。また、基板の左端側(図20において左方向)には制御基板54と基板401を電気的に接続する図示しないケーブルが取り付けられるケーブル取付孔408が形成されている。ケーブル取付孔408と端子取付孔407とは電気的に接続されており、各センサのON状態およびOFF状態がケーブルを介して制御基板54の制御部300に出力される。
ケース75の天板部82の上面82Aには上述されたように位置決めピンおよびネジ柱86が立設されている。上面82Aの前側(図18における前方向)であって左右方向(図18において左右方向)における左端側からは位置決めピン87Aが、右端側からは位置決めピン87Bが、上面82Aの前後左右方向における中心付近からは位置決めピン87Cがそれぞれ立設されている。また、上面82Aにおいて、位置決めピン87Aと位置決めピン87Bとの間であって、位置決めピン87Aと位置決めピン87Bとを結ぶ線上からはネジ柱86Aおよびネジ柱86Bが立設されている。さらに、位置決めピン87Cを通り、位置決めピン87Aと位置決めピン87Bとを結ぶ線と平行な線上において、上面82Aの左右方向(図18において左右方向)における左端側からはネジ柱86Cが、右端側からはネジ柱86Eが、中心付近からはネジ柱86Dが立設されている。位置決めピン87の上面82Aからの高さH3は、ネジ柱86の上面82Aからの高さH2に基板401の厚みdを加えた高さよりも僅かに高く形成されている。また、天板部82には、判定部400がケース75に取り付けられた状態においてセンサ402のセンサノブ406が天板部82の上面82Aから下面82B側に突出されるように、センサノブ挿入口85が穿設されている。このセンサノブ挿入口85の左側(図5における左方向)には遮蔽リブ83が設けられている。この遮蔽リブ83は天板部82の上面82Aから立設されており、センサノブ挿入口と前述されたスイングアーム123の引張バネ128との間に配置されている。この遮蔽リブ83が設けられることによって、センサ402に引張バネ128による電磁的な影響が及ぶことが防止される。
基板401には位置決めピン87に対応した位置に位置決め穴409が、ネジ柱86に対応した位置にねじ挿通孔410がそれぞれ設けられている。
以下に、判定部400がケース75の天板部82に取り付けられる構成が詳述される。
判定部400は、基板401のセンサ402が取り付けられた面と、ケース75の天板部82の上面82Aとが対向するように、ケース75に対して取り付けられる。このとき、位置決めピン87に基板401に設けられた位置決め穴409が嵌合されることによって、判定部400はケース75に対して前後方向および左右方向に位置決めされる。また、基板401のセンサ402が取り付けられた面がネジ柱86の当接部64に当接されることによって、判定部400はケース75に対して上下方向に位置決めされる。判定部400がケース75に対して上下左右方向に位置決めされた状態で、ネジ411がねじ挿通孔410に挿通されネジ柱86のネジ孔96Aにねじ締め固定される。このようにして判定部400はケース75に対して位置決め固定される。
以下、図22および図23を参照しながら判定部400の動作が説明される。
上述されたように、ケース75の天板部82には判定部400が取り付けられており、判定部400のセンサノブ406は線バネ405によって常時時計回りに弾性的に回動付勢されている。
ケース75の収容室78にインクカートリッジ63が挿入されていない状態では、センサノブ406は初期位置Eに配置されている。初期位置Eにおいてセンサ402はOFF状態Fである。収容室78にインクカートリッジ63が挿入されるとき、図18に示されるように、まず、インクカートリッジ63の上側突起148がセンサノブ406の導入部406Aに当接される。そのままインクカートリッジ63が収容室78に挿入されると、センサノブ406が反時計回り(図19の紙面において左回り)に回動される。このとき、センサノブ406がON開始位置Sよりもさらに反時計回りに回動されて、センサ402がOFF状態FからON状態Nへと切り替わる。さらにインクカートリッジ63が挿入されると、センサノブ406はインクカートリッジ63の上面122に当接されつつ移動される。このときセンサノブ406は同図の実線で示された姿勢となる。さらにインクカートリッジ63が挿入されると、センサノブは、上記前側傾斜面136Lに案内されつつ時計回り(図19の紙面において右回り)に回動する。このとき、センサノブ406がON開始位置Sよりもさらに時計回りに回動されて、センサ402がON状態NからOFF状態Fへと切り替わる。さらに、インクカートリッジ63が収容室78に挿入されると、インクカートリッジ63は収容室78に完全に収容され、センサノブ406は上記凹部134に収納される。すなわち、センサノブ406はインクカートリッジ63から離間され、初期位置に配置される。すなわち、インクカートリッジ63が挿入されていない収容室78に対してインクカートリッジ63が挿入されるときには、センサ402は一度OFF状態FからON状態Nへと切り替わり、インクカートリッジ63が完全に挿入された状態で再びOFF状態Fとなるのである。センサ402がOFF状態FからON状態Nへと切り替わった変化に基づいて、インクカートリッジ63が収容室78に装着されたことが制御部300によって判別される。またこのとき、制御部300のRAM1104に、カートリッジ有の状態が記憶される。ここで、カートリッジ有の状態とはインクカートリッジ63が収容室78内に収容されている状態をいう。
ただし、インクカートリッジ63Cには上述されたように凹部134Rを埋没する埋立部149が設けられている。よって、ケース75の収容室78Bにインクカートリッジ63Cが完全に収容された状態において、センサ402はON状態Nに保持される。すなわち、ケース75の収容室78Bにインクカートリッジ63Cが挿入されるときには、センサ402はOFF状態FからON状態Nへと一度切り替わるのみである。ケース75の収容室78Bにインクカートリッジ63Cが挿入される場合であっても、センサ402がOFF状態FからON状態Nへと切り替わった変化に基づいて、インクカートリッジ63が収容室78に装着されたことが制御部300によって判別される。またこのとき、制御部300のRAM1104に、カートリッジ有の状態が記憶される。
上記収容室78からインクカートリッジ63が引き抜かれるとき、センサノブは、上記前側傾斜面136Lに案内されつつ反時計回り(図19の紙面における左回り)に回動する。このとき、センサノブ406がON開始位置Sよりもさらに反時計回りに回動されて、センサ402がOFF状態FからON状態Nへと切り替わる。さらに、インクカートリッジ63が収容室78から引き抜かれると、センサノブ406はインクカートリッジ63の導入部406Aに当接されつつ時計回り(図19の紙面における右回り)に回動される。このとき、センサノブ406がON開始位置Sよりもさらに時計回りに回動されて、センサ402がON状態NからOFF状態Fへと切り替わる。インクカートリッジ63が収容室78から完全に引き抜かれると、センサノブ406はインクカートリッジ63から離間され、初期位置Eに配置される。収容室78にインクカートリッジ63が挿入されていない状態では、センサノブ406は初期位置Eに配置されている。すなわち、インクカートリッジ63が収容されている収容室78からインクカートリッジ63が引き抜かれるときには、センサ402はOFF状態FからON状態Nへと一度切り替わり、インクカートリッジ63が完全に引き抜かれた状態で再びOFF状態Fとなるのである。センサ402がON状態NからOFF状態Fへと切り替わった変化に基づいて、インクカートリッジ63が収容室78から引き抜かれたことが制御部300によって判別される。またこのとき、制御部300のRAM1104に、カートリッジ無の状態が記憶される。ここで、カートリッジ無の状態とはインクカートリッジ63が収容室78内に無いことをいう。
ただし、上述されたように、ケース75の収容室78Bにインクカートリッジ63Cが完全に収容された状態においては、センサ402はON状態Nに保持されている。よって、インクカートリッジ63Cが収容室78Bから引き抜かれる場合においては、センサ402はON状態NからOFF状態Fへと切り替わる。すなわち、ケース75の収容室78Bからインクカートリッジ63Cが引き抜かれるときには、センサ402は一度ON状態NからOFF状態Fへと切り替わるのみである。ケース75の収容室78Bからインクカートリッジ63Cが引き抜かれる場合であっても、センサ402がON状態NからOFF状態Fへと切り替わった変化に基づいて、インクカートリッジ63が収容室78から引き抜かれたことが制御部300によって判別される。またこのとき、制御部300のRAM1104に、カートリッジ無の状態が記憶される。
また、上述されたカートリッジ有の状態がRAM1104に記憶されているときに、インクカートリッジ63が上述されたインク無の状態であるときには、制御部300によって空カートリッジ有の状態の判別がなされる。
また、インクカートリッジ63が上述されたニアエンプティ状態であるときには、制御部300によってニアエンプティ有の状態が判別される。
また、上述されたカートリッジ有の状態がRAM1104に記憶されているときに、センサ402がOFF状態Fであるときには、収容部78Bにインクカートリッジ63Bが収容されていることが制御部300によって判別されて、RAM1104に記憶される。上述されたカートリッジ有の状態がRAM1104に記憶されているときに、センサ402がON状態Nであるときには、収容部78Bにインクカートリッジ63Cが収容されていることが制御部300によって判別されて、RAM1104に記憶される。
以下に、判定部400および液位センサ800の作用について図25および図26のフローチャートを参照しながら説明される。
図25におけるSi(i=1,2,3・・・)および図26におけるSi(i=51,52,53・・・)は各ステップを示す。なお、図25のフローチャートは、インクカートリッジ63Aが収容室78Aに収容される際に適用されるものであり、図26のフローチャートは、インクカートリッジ63B,63Cが収容室78Bに収容される際に適用されるものでものである。
以下、図26のフローチャートについて説明される。
図26は、収容室78A内にインクカートリッジ63Aが収容されているか、また、収容されている場合にはインクカートリッジ63内にインクが貯留されているか、についての判定処理を行うフローチャートである。すなわち、図26に示されるフローチャートに従って、インクカートリッジ63Aの有無およびインク残量の有無が制御部300によって判別される。収容室78Aにはインクカートリッジ63Aのみが収容可能である。
まず、多機能装置10の電源が投入されている状態で、制御部300によって、カートリッジ無の状態が判別されている場合(S1:Yes)には、S12の新カートリッジの装着指示に移行する。本実施形態においてはS12では、新しいインクカートリッジ63を収容室78に装着することをユーザーに促すメッセージが液晶表示部59に表示される。制御部300によって、カートリッジ有の状態が判別されている場合(S1:No)に、制御部300によって、空カートリッジ有の状態が判別されている場合(S2:Yes)には、S6のカセット交換指示に移行する。本実施形態においてはS6では、空のインクカートリッジ63を新しいインクカートリッジ63に交換することをユーザーに促すメッセージが液晶表示部59に表示される。
制御部300によって、空カートリッジ無の状態が判別されている場合(S2:No)であって、制御部300によって、ニアエンプティ無の状態が判別されている場合(S3:No)には、インクカートリッジ63が交換される必要がないため、そのままリターンされる。
制御部300によって、ニアエンプティ有の状態が判別されている場合(S3:Yes)であって、上述されたソフトカウントが行われていない(ソフトカウント中でない)場合(S4:No)には、S14のソフトカウント開始に移行され、制御部のカウンタによってソフトカウントが開始され、ニアエンプティ有の状態が記憶(S15)されて、リターンされる。本実施形態では、S15において、ニアエンプティ有の状態は多機能装置10の電源が遮断された後も保持されるように、不揮発性メモリであるEEPROM1105に記憶される。
ソフトカウント中(S4:Yes)であって、SC値が所定値よりも小さい場合(S5:No)には、インクカートリッジ63が交換される必要がないため、リターンされる。SC値が所定値以上である場合(S5:Yes)には、S6のカセット交換指示に移行され、スキャナ部12およびプリンタ部11の動作が停止される(S7)。ここでは上述された回数Aが所定値としてセットされている。
スキャナ部12およびプリンタ部11の動作が停止された状態(S7)で、S8はインクカートリッジ63が収容部78から引き抜かれるまで繰り返される。インクカートリッジ63が収容室から引き抜かれる(S8:Yes)と、S9がインクカートリッジ63が収容室78内に収容されるまで繰り返される。
インクカートリッジ63が収容室78内に収容された場合(S9)であって、インク残量が無い(S10:No)場合には、S13の新カートリッジの装着指示に移行され、S8に戻る。インクカートリッジ63が収容室78内に収容された場合(S9)であって、インク残量有(S10:No)の場合には、ソフトカウントが停止され、SC値がリセットされて(S11)リターンされる。
以下、図27のフローチャートについて説明される。
図27は、収容室78B内にインクカートリッジ63Bもしくはインクカートリッジ63Cが収容されているか、収容されている場合にはこのうちのいずれが収容されているか、また、収容室78B内に収容されているインクカートリッジ63B内もしくはインクカートリッジ63C内にインクが貯留されているか、についての判定処理を行うフローチャートである。すなわち、図27に示されるフローチャートに従って、収容室78B内のインクカートリッジ63Bもしくはインクカートリッジ63Cの有無、および、インク残量の有無、が制御部300によって判別される。収容室78Bにはインクカートリッジ63Bもしくはインクカートリッジ63Cのうちのいずれか1つが収容可能である。よって、図27に示されるフローチャートには収容室78Bにインクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cのうちいずれが収容されているかを判定する処理が含まれており、この点が図26に示されるフローチャートと異なる点である。
図27のフローチャートは収容室78Bに適用されるものである。収容室78Bにはインクカートリッジ63Bもしくはインクカートリッジ63Cが収容可能である。よって、収容室78Bについては、収容室78B内にインクカートリッジ63が収容されているか、インクカートリッジ63内にインクが貯留されているか、また、収容室78Bに収容されているのはインクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cのうちのいずれであるのか、が制御部300によって判別される。すなわち、インクカートリッジ63の有無、インクカートリッジ63のインク容量の大小、およびインク残量の有無が検出される。以下、インクカートリッジ63Cを大カートリッジ、インクカートリッジ63Bを小カートリッジと称する。
まず、多機能装置10の電源が投入されている状態で、制御部300によって、カートリッジ無の状態が判別されている場合(S56:Yes)には、S62の新カートリッジの装着指示に移行する。本実施形態においてはS62では、新しいインクカートリッジ63を収容室78に装着することをユーザーに促すメッセージが液晶表示部59に表示される。制御部300によって、カートリッジ有の状態が判別されている場合(S56:No)に、制御部300によって、空カートリッジ有の状態が判別されている場合(S52:Yes)には、S56のカセット交換指示に移行する。本実施形態においてはS56では、空のインクカートリッジ63を新しいインクカートリッジ63に交換することをユーザーに促すメッセージが液晶表示部59に表示される。
制御部300によって、空カートリッジ無の状態が判別されている場合(S52:No)であって、制御部300によって、ニアエンプティ無の状態が判別されている場合(S53:No)には、インクカートリッジ63が交換される必要がないため、そのままリターンされる。
制御部300によって、ニアエンプティ有の状態が判別されている場合(S53:Yes)であって、上述されたソフトカウントが行われていない(ソフトカウント中でない)場合(S54:No)には、S54のソフトカウント開始に移行され、制御部のカウンタによってソフトカウントが開始され、ニアエンプティ有の状態が記憶(S68)されて、リターンされる。本実施形態では、S68において、ニアエンプティ有の状態は多機能装置10の電源が遮断された後も保持されるように、不揮発性メモリであるEEPROM1105に記憶される。
ソフトカウント中(S54:Yes)であって、S5C値が所定値よりも小さい場合(S55:No)には、インクカートリッジ63が交換される必要がないため、リターンされる。SC値が所定値以上である場合(S55:Yes)には、S56のカセット交換指示に移行され、スキャナ部12およびプリンタ部11の動作が停止される(S57)。
スキャナ部12およびプリンタ部11の動作が停止された状態(S57)で、S58はインクカートリッジ63が収容部78から引き抜かれるまで繰り返される。インクカートリッジ63が収容室から引き抜かれる(S58:Yes)と、S59がインクカートリッジ63が収容室78内に収容されるまで繰り返される。
インクカートリッジ63が収容室78内に収容された場合(S59)であって、インク残量が無い(S560:No)場合には、S563の新カートリッジの装着指示に移行され、S58に戻る。インクカートリッジ63が収容室78内に収容された場合(S59)であって、インク残量有(S60:No)の場合には、S61に移行される。
S61において、小カートリッジが装着されている場合(S61:Yes)には、小カートリッジが装着されていることがRAM1104に記憶されて(S62)、S63に移行される。S63においてソフトカウントが停止されてソフトカウント(SC値)がリセットされ、上述された回数Bが所定値としてセットされた後、リターンされる。
S61において、大カートリッジが装着されている場合(S61:No)には、大カートリッジが装着されていることがRAM1104に記憶されて(S66)、S67に移行される。S67においてソフトカウントが停止されてソフトカウント(SC値)がリセットされ、上述された回数Bが所定値としてセットされた後、リターンされる。
本実施形態においては、図10〜図13に示されるように、インクカートリッジ63の左右(図10〜図13における左右方向)両側における側面と上面122との境界の角部に嵌合溝192,193が設けられることによって、インクカートリッジ63の上面122に嵌合凸部140が形成されている。また、インクカートリッジ63の左右(図10〜図13における左右方向)両側における側面と底面155との境界の角部に嵌合溝190,191が設けられることによって、インクカートリッジ63の底面155に嵌合凸部116が形成されている。また、仕切壁67と底板部80との境界の角部および仕切壁67と天板部82との境界の角部にガイドレール137が形成されている。このガイドレール137は、後壁69から開口88に向かって設けられ、このガイドレール137が凸設されることによって、天板部82にはガイド溝77Aが、底板部80にはガイド溝77Bが相対的に形成される。インクカートリッジ63が収容室78に挿入されるときには、嵌合凸部140がガイド溝77Aに、嵌合凸部116がガイド溝77Bにそれぞれ嵌合される。また、このときインクカートリッジ63の嵌合溝192,193および嵌合溝190,191はガイドレール137に嵌合される。すなわち、インクカートリッジ63は左右方向(図20および図21における左右方向)に大きくずれることなく、収容室78に収容される。また、ケース75の天板部82の下面82に位置決めリブ84が設けられている。よって、インクカートリッジ63の液位検出部位503が液位センサ800の発光素子800Aと受光素子800Bの間に確実に挿入される。
本実施形態においては、ケース75の後壁69の天板部82側から開口88側(図15における後方向から前方向)に向けて位置決め突起74が突設されている。また、インクカートリッジ63の突起148には、ガイド穴148Aが設けられており、インクカートリッジ63の上下の向きが正しく収容室78に挿入されたときには、位置決め突起74がガイド穴148Aに挿入される。これによって、インクカートリッジが63が収容室78に収容された状態において、インクカートリッジ65が左右方向にずれることが確実に防止される。よって、インクカートリッジ63の液位検出部位503が左右に動かされることによって液位センサ800の発光素子800Aと受光素子800Bが破損されることが防止される。すなわち、液位検出部位503が液位センサ800の発光素子800Aと受光素子800Bの間に配置されるとき、液位センサ800の発光素子800Aおよび受光素子800Bを液位検出部位503に接近させることが可能となるので、液位センサ800によって、液位検出部位503内における被検出部701の動きが確実に検知される。つまり、液位センサ800によってニアエンプティ状態を高精度に検出できるので、多機能装置10のプリンタ部11によって安定して画像を形成することができる。
また、本実施形態においては、液位センサ800はケース75の後壁69に設けられており、液位検出部位503はインクカートリッジ63の背面114に設けられている。上述されたように、インクカートリッジ63は収容室78に収容された状態において、収容室78内に強固に保持される。つまり、液位検出部位503は、インクカートリッジ63が収容室78に完全に収容される直前に液位センサ800に嵌合されるのである。すなわち、インクカートリッジ63がほぼ完全に収容室78内に強固に保持された状態において、液位検出部位503が液位センサ800に嵌合されるので、液位検出部位503と液位センサ800が接触することが防止される。すなわち、液位検出部位503が液位センサ800に接触されることによって液位センサ800のケース75に対する取り付け条件が変化されたり、液位センサの発光素子800Aおよび受光素子800Bに不具合を及ぼしたりすることが防止される。つまり、液位センサ800によって液位検出部位503内における被検出部701の動きを精度よく検知することが可能であるので、インクカートリッジ63内のインク残量を正確に検出することができる。これによって、多機能装置10のプリンタ部11によって安定して画像を形成することができる。
本実施形態においては、センサノブ406は、このセンサノブ406の回動基端から下方へと伸びる基端部406Bと、この基端部406から上方へと伸びる導入部406Aとによって構成されている。また、センサ402が取り付けられた基盤401は、収容部78内において、センサ402の導入部406Aが基端部406よりもケース75の後側に配置されるように、ケース75に対して取り付けられる。よって、インクカートリッジ63が収容部78に挿入されるときに、インクカートリッジ63の上側突起148およびこの上側突起148に設けられたガイド穴148Aに引っかかることが防止される。
本実施形態においては、ケース75の天板部82の下面82Bに位置決めリブ84が設けられている。よって、インクカートリッジ63が収容室78に対して挿抜されるときに、インクカートリッジ63がセンサ本体402Aに当接されてセンサ402が破損されることが防止される。また、センサ402のセンサノブ406の初期位置EからON開始位置Sまでの揺動範囲が短い場合であっても、位置決めリブ84の天板部82の下面82Aからの突出量と、ネジ柱86の上面82Aからの突出量とを調節することによって、インクカートリッジ63が収容室78内に挿入されたこと、および収容室78内から引き抜かれたことを確実に検出することができる。すなわち、センサノブ406の初期位置EからON開始位置Sまでの揺動範囲が短いセンサ402、換言すれば薄型のセンサを用いて、収容室78内におけるインクカートリッジ63の有無を検出することができる。よって、リフィルユニット70の薄型化を図ることができるので、このリフィルユニット70を備えた多機能装置10の薄型化を図ることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
また、本発明は、多機能装置10ばかりでなく、単機能型の画像記録装置についても適用できることはいうまでもなく、その場合にも、上記同様の作用、効果を奏することができるものである。
本発明の一実施形態に係る多機能装置10の外観斜視図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10の内部構造を模式的に示す図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10のスキャナ部13の内部構成を模式的に示す図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10のプリンタ部11の内部構成を模式的に示す図 本発明の一実施形態に係るリフィルユニット70の斜視図 本発明の一実施形態に係る多機能装置の制御部300の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10の検出部304を示す分解斜視図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10のスキャナ部13および開閉蓋72が共に閉じられた状態の多機能装置の断面図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10のスキャナ部13および開閉蓋72が共に開かれた状態の多機能装置の断面図 (a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aを右側後方から見た斜視図、(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aを左側後方から見た斜視図、(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aを右側から見た側面図 (a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bを右側後方から見た斜視図、(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bを左側後方から見た斜視図、(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bを右側から見た側面図 (a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cを右側後方から見た斜視図、(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cを左側後方から見た斜視図、(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cを右側から見た側面図 (a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Aの断面を示す模式図、(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Bの断面を示す模式図、(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63Cの断面を示す模式図 (a)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のインク保持体500を左側下方から見た斜視図、(b)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のインク保持体500を右側下方から見た斜視図、(c)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のトレイ状部材113を左側下方から見た斜視図、(d)は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63のトレイ状部材112を右側下方から見た斜視図 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ63がケース75に収容された状態における断面図 図15のXI−XI線矢視における液位センサ800、液位検出部位503および被検出部701の配置を示す模式図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10のリフィルユニット70に設けられたスウィングアーム123の動作を説明する概略図 ケース75に判定部400が取り付けられた状態における上面図 (a)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の判定部400に取り付けられるセンサ402がOFF状態である場合を示す概略図、(b)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の判定部400に取り付けられるセンサ402がON状態である場合を示す概略図 図18のXX−XX線矢視におけるケース75の断面図 図18のXXI−XXI線矢視におけるケース75の断面図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10の判定部400の動作を説明する概略図 (a)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78Bにインクカートリッジ63Bが収容された場合におけるセンサ402の姿勢を示す概略図、(b)は、本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78Bにインクカートリッジ63Cが収容された場合におけるセンサ402の姿勢を示す概略図 本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78A内におけるインクカートリッジ63Aの有無の判定処理および収容室78A内に収容されているインクカートリッジ63Aのインク残量の判定処理のフローチャート 本発明の一実施形態に係る多機能装置10の収容室78B内におけるインクカートリッジ63B,63Cの有無の判定処理、インクカートリッジ63Bとインクカートリッジ63Cのうちのいずれが収容されているかの判定処理、および収容室78A内に収容されているインクカートリッジ63B、63Cのインク残量の判定処理のフローチャート
符号の説明
10・・・多機能装置
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
13・・・原稿載置部
14・・・ADF
15・・・原稿カバー
17・・・下筐体
19・・・天面
20・・・コンタクトガラス板
21・・・CISユニット
22・・・ガイドシャフト
23・・・ローラユニット
24・・・キャリッジ
25・・・下端部
26・・・裏面
27・・・記録ヘッド
28・・・画像記録部
29・・・給紙トレイ
30・・・分離傾斜版
31・・・用紙搬送路
32・・・排紙トレイ
34・・・給紙ローラ
35・・・給紙アーム
36・・・基端軸
37・・・プラテン
38・・・押さえローラ
39・・・駆動ローラ
40・・・排紙ローラ
41・・・押さえローラ
42・・・開口
43・・・筐体
44・・・上面
45・・・操作パネル
46・・・原稿トレイ
47・・・排紙トレイ
54・・・制御基板
56・・・操作キー
57・・・操作キー
58・・・操作キー
59・・・液晶表示部
61・・・スロット部
64・・・当接部
65・・・インク供給管
67・・・仕切壁
70・・・リフィルユニット
71・・・前面
72・・・開閉蓋
73・・・開口
74・・・位置決め突起
75・・・ケース
76・・・扉
77・・・ガイド溝
78・・・収容室
79・・・前面
80・・・底板
81・・・側板部
82・・・天板部
83・・・遮蔽リブ
84・・・位置決めリブ
85・・・センサノブ挿入口
86・・・ネジ柱
87・・・位置決めピン
88・・・開口
93・・・引き出し部材
94・・・回動軸部
100・・・ネジリコイルバネ
101・・・切欠部
110・・・係止片
111・・・切欠部
112・・・トレイ状部材
113・・・トレイ状部材
114・・・後面
115・・・切欠部
116・・・嵌合凸部
117・・・前面
118・・・浅溝部
119・・・境界溝部
120・・・深溝部
121・・・端面
124・・・下側突起
137・・・ガイドレール
148・・・上側突起
155・・・下面
190・・・嵌合溝
191・・・嵌合溝
300・・・制御部
304・・・検出部
340・・・開閉センサ
361・・・第1検出子
362・・・第2検出子
362・・・軸部
363・・・空間
364・・・発光素子
365・・・受光素子
383・・・軸部
384・・・被接部
385・・・遮蔽部
390・・・ネジリコイルバネ
393・・・被接部
394・・・遮蔽部
400・・・判定部
401・・・基板
402・・・センサ
403・・・端子
404・・・端子
405・・・線バネ
406・・・センサノブ
407・・・端子取付孔
408・・・ケーブル取付孔
409・・・位置決め穴
410・・・ねじ挿通孔
411・・・ネジ
500・・・インク保持体
501・・・フレーム
502・・・インク分注部
503・・・液位検出部位
504・・・インク供給弁
505・・・空気導入弁
506・・・インク貯留室
507・・・位置決め穴
508・・・溶着部
509・・・区画壁
510・・・アーム挟持部
600・・・位置決め棒
601・・・嵌合孔
700・・・センサーアーム
701・・・被検出部
702・・・バランス部
703・・・取付部
704・・・アーム部
800・・・液位センサ

Claims (3)

  1. カートリッジ本体と、このカートリッジ本体に内蔵されインクを貯留可能なインク貯留部と、を備え、このインク貯留部に貯留可能なインク容量の異なる複数種類のインクカートリッジのうち少なくとも1つを保持可能なインクカートリッジ保持部材であって、
    上記インク貯留部に貯留可能なインク容量の違いに応じて設けられた上記カートリッジ本体の凹部を検出する容量検出手段を備えたことを特徴とするインクカートリッジ保持部材。
  2. 前記インク貯留部に貯留されたインクカートリッジの残量を検出するインク残量検出センサを備えたことを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ保持部材。
  3. 請求項1もしくは2に記載のインクカートリッジ保持部材を備えたインクジェット記録装置。

JP2006194109A 2006-07-14 2006-07-14 インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置 Pending JP2008018671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006194109A JP2008018671A (ja) 2006-07-14 2006-07-14 インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006194109A JP2008018671A (ja) 2006-07-14 2006-07-14 インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008018671A true JP2008018671A (ja) 2008-01-31

Family

ID=39075006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006194109A Pending JP2008018671A (ja) 2006-07-14 2006-07-14 インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008018671A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042615A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Brother Ind Ltd カバー部材の開閉装置
JP2013226704A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
JP2015128904A (ja) * 2012-01-13 2015-07-16 セイコーエプソン株式会社 ケース、印刷装置、カートリッジ、及び、印刷材供給システム
JP2016160019A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 検出センサーの取り付け構造、および画像形成装置
US9440755B2 (en) 2012-01-13 2016-09-13 Seiko Epson Corporation Liquid container and liquid consumption apparatus
JP2019010839A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 ブラザー工業株式会社 供給装置
JP2020172054A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042615A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Brother Ind Ltd カバー部材の開閉装置
JP2015128904A (ja) * 2012-01-13 2015-07-16 セイコーエプソン株式会社 ケース、印刷装置、カートリッジ、及び、印刷材供給システム
US9440755B2 (en) 2012-01-13 2016-09-13 Seiko Epson Corporation Liquid container and liquid consumption apparatus
JP2021035775A (ja) * 2012-01-13 2021-03-04 セイコーエプソン株式会社 カートリッジ
JP7006757B2 (ja) 2012-01-13 2022-01-24 セイコーエプソン株式会社 カートリッジ
JP2013226704A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
JP2016160019A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 検出センサーの取り付け構造、および画像形成装置
JP2019010839A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 ブラザー工業株式会社 供給装置
JP2020172054A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP7354572B2 (ja) 2019-04-10 2023-10-03 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7828421B2 (en) Ink cartridge arrangements
EP1790480B2 (en) Ink cartridge, main body and refill unit
JP2008246999A (ja) インクカートリッジ判定装置、及びインクカートリッジ判定方法
US8025376B2 (en) Ink cartridges
US8011767B2 (en) Ink cartridge loadable into chamber of casing by guide member
JP5115634B2 (ja) インクカートリッジ保持部材
JP2011143725A5 (ja)
JP4835128B2 (ja) リフィルユニット
JP2008018671A (ja) インクカートリッジ保持部材及びこれを備えたインクジェット記録装置
JP4284556B2 (ja) インク供給装置、インクカートリッジ及びインクジェット画像記録装置
JP2007230677A (ja) 画像記録装置
US20070070141A1 (en) Ink cartridges
JP4595870B2 (ja) インクカートリッジ保持部材
JP4857740B2 (ja) リフィルユニット
JP2007268985A (ja) インクカートリッジ保持部材
US7553007B2 (en) Ink cartridges
JP4839931B2 (ja) インクカートリッジ保持部材
US7669968B2 (en) Refill unit
JP4618438B2 (ja) インクカートリッジの収納装置
JP2011207145A (ja) 画像記録装置
JP4631781B2 (ja) インクカートリッジ保持部材
US7837311B2 (en) Ink cartridges
US20070070144A1 (en) Ink cartridges
JP4736987B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2008213190A (ja) 液体供給装置及び画像記録装置