JP2008002590A - 調芯部材の定着構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒の軸芯部に配設される内筒における同芯性を容易に保障し得るようにする。
【解決手段】 外筒1の軸芯部に同芯に内筒2を有する複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒1の下端を閉塞するボトム部材3に担持されながら上端側部10aが内筒2の下端に一体的に連結される調芯部材10を有してなる調芯部材の定着構造において、調芯部材10が上端側部10aに連続しながらボトム部材3の内底面3aに下端を着座させる筒状に形成の下端側部10bを有し、ボトム部材3が内筒2内側に向けて突出形成されて調芯部材10における下端側部10bの内側に臨在されながら外周を調芯部材10における下端側部10bの内周に対向させる突部3bを内底面3aに有し、この突部3bの外周位置が調芯部材10と同芯となる円形線に沿うとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 外筒1の軸芯部に同芯に内筒2を有する複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒1の下端を閉塞するボトム部材3に担持されながら上端側部10aが内筒2の下端に一体的に連結される調芯部材10を有してなる調芯部材の定着構造において、調芯部材10が上端側部10aに連続しながらボトム部材3の内底面3aに下端を着座させる筒状に形成の下端側部10bを有し、ボトム部材3が内筒2内側に向けて突出形成されて調芯部材10における下端側部10bの内側に臨在されながら外周を調芯部材10における下端側部10bの内周に対向させる突部3bを内底面3aに有し、この突部3bの外周位置が調芯部材10と同芯となる円形線に沿うとする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、調芯部材の定着構造に関し、特に、外筒の軸芯部に同芯に内筒を有する複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒の下端を閉塞するボトム部材に担持されながら上端側部が内筒の下端に一体的に連結される調芯部材の定着構造の改良に関する。
外筒の軸芯部に同芯に内筒を有する複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒の下端を閉塞するボトム部材に担持されながら上端側部が内筒の下端に一体的に連結される調芯部材の定着構造としては、これまでに種々の提案があるが、その中で、たとえば、特許文献1に開示の提案を掲げることができる。
すなわち、この特許文献1が提案するところは、外筒の軸芯部に配設されて外筒と共に複筒型の油圧緩衝器を構成するシリンダ体たる内筒が外筒に対して同芯に配設されるようにする内筒の調芯構造であるが、この内筒の調芯構造の具現化にベースバルブ部が関与するとしている。
そして、ベースバルブ部であるが、多くの場合に、複筒型の油圧緩衝器にあって、ベースバルブ部を形成するバルブシート部材の上端側部が圧側減衰バルブとこの圧側減衰バルブに並列する圧側チェックバルブを有しながら内筒の下端が圧入によって一体的に連結されるとしている。
そして、このベースバルブ部にあっては、上記の上端側部に連続するバルブシート部材における下端側部が筒状に形成の脚部とされていて、この脚部の下端が外筒の下端を閉塞するボトム部材の内底面に面接触状態に着座するとしている。
このとき、複筒型の油圧緩衝器にあっては、内筒と外筒との間がリザーバ室とされていて、このリザーバ室が上記のバルブシート部材における脚部に開穿の連通孔,バルブシート部材に配設の圧側減衰バルブおよび圧側チェックバルブを介して内筒内の油室に連通するとしている。
また、この複筒型の油圧緩衝器にあっては、内筒内にピストン体が摺動可能に収装されていて、このピストン体が内筒内に上方油室と下方油室を画成すると共にピストン体における減衰部を構成する伸側減衰バルブおよびこの伸側減衰バルブに並列する伸側チェックバルブを介して上記の上方油室と下方油室との連通を可能にしている。
ところで、ベースバルブ部についてだが、上記した特許文献1中にも開示されているように、これまでの提案では、ベースバルブ部を構成するバルブシート部材が内筒の外径とほぼ同じ外径を有する筒状に形成の下端側部たる脚部を有していて、この脚部の下端がボトム部材の内底面を形成する傾斜面に面接触状態に載置されるとしている。
それに対して、この特許文献1で新たに開示する提案では、バルブシート部材ではなく、バルブシート部材の軸芯部を貫通して圧側減衰バルブと圧側チェックバルブをバルブシート部材に定着させるセンターロッドの下端がボトム部材のほぼ擂り鉢状に形成の内底面の中央部に干渉するとしている。
すなわち、一例として、センターロッドは、下端螺条部が圧側減衰バルブおよび圧側チェックバルブをバルブシート部材に所定のクラッキング圧下に定着させるナットの螺合を許容する以上に長く形成され、この長く形成された下端螺条部の下端がボトム部材のほぼ擂り鉢状に形成された内底面の中央部に干渉するとしている。
それゆえ、ベースバルブ部をボトム部材の内底面に担持させるにあって、これまでの提案では、バルブシート部材がボトム部材に言わば面接触する状態になるのに対して、新たな提案では、バルブシート部材がボトム部材に言わば点接触する状態になることになる。
その結果、油圧緩衝器の組立時にベースバルブ部をボトム部材に定着させるにあって、ベースバルブ部をボトム部材に面接触させる場合に比較して、ベースバルブ部をボトム部材に点接触させる場合の方がベースバルブ部の定着作業を容易にし、また、外筒に対するシリンダ体の調芯作業を容易にし得ると言い得ることになる。
そして、この特許文献1で新たに開示する提案の中に、センターロッドの下端とボトム部材の内底面の両者が凹凸構造で連繋されるとする提案があるが、この提案による場合には、たとえば、製品化後の油圧緩衝器の搬送中や取扱時に径方向に予測し得ない外力が外筒に作用するとしても、ベースバルブ部のボトム部材に対する定着位置が狂うことがなく、したがって、外筒に対するボトム部材ごととなる内筒の偏芯が発現されず、それゆえ、内筒内に収装のピストン体が内筒内で摺動するときに内筒に対して齧ることが危惧されなくなる。
特開2003‐166577号公報(特許請求の範囲 請求項1,明細書中の段落0004,同0011〜同0015,図1〜図5)
しかしながら、上記した特許文献1に開示の提案にあっては、複筒型の油圧緩衝器において、外筒に対する内筒の偏芯を阻止する上では問題がないと言い得るが、ベースバルブ部における減衰特性が設定通りに発現され難くなる危惧があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記した特許文献1で新たに開示している提案によって内筒における外筒に対する同芯性を保障するについては、センターロッドが小さい応力下でボトム部材に干渉するよりも、センターロッドが可能な限り大きい応力下でボトム部材に干渉している方が好ましいことになる。
しかし、ベースバルブ部におけるセンターロッドは、本来、ナットとの協働でバルブシート部材に圧側減衰バルブと圧側チェックバルブを定着させるものであるから、このセンターロッドの下端がボトム部材の内底面に干渉するとなると、干渉前の、すなわち、ボトム部材に担持される前のベースバルブ部においてセンターロッドが圧側減衰バルブに対して具有する応力を適正に管理するとしても、爾後にこれが変更されることになる。
そして、センターロッドが具有する応力が変更されることは、圧側減衰バルブおよび圧側チェックバルブから看るとバルブシート部材への定着に必要な応力が変更されることになり、したがって、特に、圧側減衰バルブにおける減衰特性を設定通りに発現させ難くすることになる危惧がある。
そしてまた、ベースバルブ部を定着するのにあって、センターロッドがボトム部材に干渉することが条件とされる限りには、特に、圧側減衰バルブをセンターロッドでバルブシート部材に定着させる応力を設定通りに維持するのは至難とも言い得ることになる。
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、基本的には、複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒の軸芯部に配設される内筒における同芯性を容易に保障し得るようにし、より具体的には、内筒の同芯性を具現化する調芯部材がベースバルブ部におけるバルブシート部材とされるときに、ベースバルブ部における減衰特性を設定通りに維持し得るようにし、その結果、内筒および外筒を有する複筒型の油圧緩衝器における汎用性の向上を期待するのに最適となる調芯部材の定着構造を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明による調芯部材の定着構造の構成を、基本的には、外筒の軸芯部に同芯に内筒を有する複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒の下端を閉塞するボトム部材に担持されながら上端側部が内筒の下端に一体的に連結される調芯部材を有してなる調芯部材の定着構造において、調芯部材が上端側部に連続しながらボトム部材の内底面に下端を着座させる筒状に形成の下端側部を有し、ボトム部材が内底面に内筒内側に向けて突出形成されて調芯部材における下端側部の内側に臨在されながら外周を調芯部材における下端側部の内周に対向させる突部を有し、この突部の外周位置が調芯部材と同芯となる円形線に沿うとする。
それゆえ、この発明にあっては、外筒の軸芯部に同芯に内筒を有する複筒型の油圧緩衝器を組み立てるのに際して、調芯部材における筒状に形成の下端側部の下端をボトム部材の内底面に着座させるときに、この下端側部の内側に臨在される突部が、すなわち、ボトム部材の内底面に内筒内側に向けて突出形成される突部がその外周を下端側部の内周に対向させるとするから、まず、この突部の外周が調芯部材における下端側部の内周に対して隙間を有せずして対向する、すなわち、接触する設定の場合には、調芯部材がボトム部材に対してボトム部材の径方向に異動し得なくなり、したがって、この調芯部材の上端側部を下端に一体的に連結させる内筒の外筒に対する同芯性が保障されることになる。
そして、上記の突部が調芯部材における下端側部の内周に隙間を有して対向する設定の場合には、調芯部材における下端側部の内周が突部の外周に接触する設定の場合に比較して、調芯部材における下端側部の下端をボトム部材の内底面に着座させるのに際して、調芯部材における下端側部の下端が突部の上端に乗り掛かるなどの不具合の招来を回避でき、いわゆる組み損い現象の発現を阻止しながら調芯部材の下端をボトム部材の内底面に馴染ませるようにする調芯作業が実現可能になる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による調芯部材の定着構造は、図示する実施形態では、図1に示すように、外筒1の軸芯部に同芯に内筒2を有する複筒型の油圧緩衝器に具現化されるとしている。
すなわち、この発明による調芯部材の定着構造は、外筒1および内筒2を有する複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒1の軸芯部に配設される内筒2が外筒1に対して同芯に配設されることを具現化するものであり、基本的には、調芯部材10を有することが要件とされる。
そして、外筒1に対する内筒2の同芯配置を具現化することからすれば、この調芯部材10は、他の機能を発揮し得ない構成に形成されていても足りると言い得る。
しかし、この種の複筒型の油圧緩衝器は、多くの場合に、内部に減衰部を有していて、この減衰部によって伸縮作動時に所定の減衰作用をするように設定されてなるとするのが常態である。
そこで、以下にこの発明を説明するについて、調芯部材10は、シリンダ体たる内筒2の下端を閉塞するように配設されるベースバルブ部を形成するバルブシート部材とされるとする。
ちなみに、内筒2内にはピストン体(図示せず)が摺動可能に収装されていて、このピストン体によって内筒2内に上方油室(図示せず)と下方油室Rが画成されると共に、この上方油室と下方油室Rがピストン体に配設の減衰部を構成する伸側減衰バルブ(図示せず)およびこの伸側減衰バルブに並列する伸側チェックバルブ(図示せず)を介して相互に連通可能とされている。
そして、内筒2と外筒1との間がリザーバ室R1とされていて、このリザーバ室R1は、上記のベースバルブ部に配設の減衰部を構成する圧側減衰バルブ11および圧側チェックバルブ12を介して内筒1内の下方油室Rに連通するとしている。
ところで、この調芯部材10は、外筒1の下端を溶接などによって液密構造下に閉塞するボトム部材3に担持されながら上端側部10aが内筒2内と内筒2外との画成を可能にする画成部とされて、図示するところでは、内筒2の下端の内側に嵌装されるとするもので、このとき、この調芯部材10は、内筒2の下端にあって、内筒2の軸線方向にも、また、内筒2の径方向にもいわゆるずれることがなく、内筒2の下端に言わば一体的に連結された態勢になるとしている。
そして、この調芯部材10は、上端側部10aに連続する下端側部10bを筒状に形成された脚部とするもので、この脚部の下端をボトム部材3の内底面3aに着座させることでボトム部材3に担持されるとしている。
このとき、調芯部材10における下端側部10bたる脚部には、その内側と外側の連通を可能にする連通孔10cが開穿されてなるとしており、また、上端側部10aたる画成部には、内筒2内と内筒2外との連通を許容する内周側ポート10dおよび外周側ポート10eを有するとしている。
そして、外周側ポート10eの下流側端を開口させて内筒2内に対向する端面に圧側チェックバルブ12を着座させ、内周側ポート10dの下流側端を開口させて内筒2外に対向する端面に圧側減衰バルブ11を着座させるとしている。
そしてまた、上端側部10aたる画成部の軸芯部には、併せて圧側チェックバルブ12および圧側減衰バルブ11の軸芯部を貫通するセンターロッド13が貫通していて、下端螺条部13aへのナット14の螺装で圧側チェックバルブ12および圧側減衰バルブ11をそれぞれのバルブシート面に着座させるとしている。
ちなみに、センターロッド13における下端螺条部13aは、この発明にあって、下端をボトム部材3の内底面3aに干渉させないとしているが、これは、前記したように、センターロッド13の下端がボトム部材3の内底面3aに干渉すると、ボトム部材3に担持される前のベースバルブ部においてセンターロッド13が圧側減衰バルブ11に対して具有する応力を、すなわち、圧側減衰バルブ11におけるクラッキング圧を適正に管理するとしても、爾後にこれが変更されることになるのを避けるためである。
そして、ベースバルブ部におけるセンターロッド13の下端をボトム部材の内底面3aに干渉させないとすることは、このベースバルブ部を従前通りに形成すれば良く、したがって、この発明では、ベースバルブ部に改変を要請しないことになる。
一方、この発明にあって、ボトム部材3は、内底面3aに内筒2の内側に向けて突出形成される突部3bを有してなるとしており、この突部3bは、調芯部材10と同芯となる円形線に沿うように、すなわち、図示するところでは、調芯部材10における下端側部10bの内側に臨在されながら外周を調芯部材10における下端側部10bの内周に接触させる(図1参照)としている。
そして、この突部3bは、図示するところでは、一例として、図2に示すように、間欠部3cを有して間欠環状に形成されてなるとし、この突部3bが間欠部3cを有せずして環状に形成される場合に比較して、作動油の障害のない円滑な流れを期待できるとしているが、調芯部材10のボトム部材3に対する位置ずれを阻止する本来的な観点からすれば、突部3bが環状に形成されてなるとしても良いことはもちろんである。
それゆえ、上記したように、ボトム部材3の内底面3aに下端側部10bの下端が着座した態勢で上端に内筒2を一体的に連結させる調芯部材10にあっては、ボトム部材3の内底面3aに形成されて下端側部10bの内側に臨在される突部3bが外周を下端側部10bの内周に対向させるのはもちろんのこと接触させるとするから、調芯部材10が外筒1に一体的に連結されたボトム部材3に対して位置ずれし得なくなり、したがって、内筒2の外筒1に対する同芯性が恒久的に保障されることになる。
のみならず、外筒1の軸芯部に内筒2を同芯に有する複筒型の油圧緩衝器を組み立てる際に、外筒1内に挿入された内筒2を外筒1に対して同芯に位置決めるのが容易になり、この種の複筒型の油圧緩衝器を組み立てる際に、ボトム部材3に突部3bを有しないまま組み立てられるとしていた従前の組立作業に比較すれば、同芯性を保障するための同芯作業が容易になると言い得る。
図3は、他の実施形態によるボトム部材3を有する複筒型の油圧緩衝器におけるボトム部分を示すものであるが、この実施形態によるボトム部材3は、これがプレス成形品からなるとしている。
そして、このボトム部材3における内底面3aの形成される突部3bは、前記した図1に示すところが環状に形成されてなるとするのに代えて、平面視で円形となる言わば台地状に形成されてなるとするが、この実施形態による場合にあっても、突部3bの外周が調芯部材10と同芯となる円形線に沿うように位置決められてなるとしている。
ちなみに、この実施形態によるボトム部材3にあっても、外筒1の下端を溶接などによって液密状態に閉塞するように連結され、また、突部3bにはベースバルブ部を構成するセンターロッド13の下端が干渉し得ないように配慮されている。
それゆえ、この実施形態による場合には、この突部3bの上方からの作動油の流れが、すなわち、ベースバルブ部における圧側減衰バルブ11を介しての作動油の流れが、突部3bの傾斜する外周側に沿うようにして調芯部材10における下端側部に開穿の連通孔10cに障害なく円滑に流入し得ることになる。
そして、この実施形態による場合には、ボトム部材3が鋳造品からなる場合に比較して部品重量を小さくすると共に部品コストを低減化できるなどで有利となるであろう。
図4は、ボトム部材3の内底面3aに形成される突部3bの他の実施形態を示すものであるが、この実施形態では、突部3bがボトム部材3の内底面3aにおいて中央部から放射方向に延びる複数本のリブからなるとしている。
そして、このリブの外周側端は、調芯部材10と同芯となる円形線に沿うように、すなわち、図4中に仮想線で示す下端側部10bの内周線に沿うように、したがって、その結果、下端側部10bの内周に接触することになるように配慮されているのはもちろんであるが、この外周側端の言わば反対側となる中央部の態様については、図4中に実線図で示すように、中心部を有する態様に形成されてなるとしても良く、また、同じく破線図で示すように、中心部を有しない分離態様に形成されてなるとしても良い。
そしてまた、突部3bの、すなわち、リブの本数についてであるが、前記した調芯部材10の下端側部10bに開穿される連通孔10cが、多くの場合に、等間隔の六ヶ所に設けられることを鑑みると、この連通孔10cに全てが照準されない本数を選択するとなると、五本とされるとしても良いが、ボトム部材3を形成するための型の製作における手間などのことを鑑みると、図示するように、四本とされるとするのが最も好ましい態様であろう。
ちなみに、この実施形態にあっても、ベースバルブ部を構成するセンターロッド13の下端がボトム部材3の内底面3aに形成のリブからなる突部3bに干渉しないのはもちろんであり、特に、中央部を有しない分離態様のリブからなる場合には、上記の下端の突部3bへの干渉の機会が少なくなる点で有利となる。
図5は、この発明の他の実施形態を示すもので、この実施形態では、突部3bの外周が調芯部材10における下端側部10bの内周に隙間を有して対向してなるとしている。
ちなみに、この実施形態にあっても、突部3bを除く他の構成については、前記した各実施形態の場合と同様であるので、その部分については、図中に同一の符号を付するのみとして、その説明を省略する。
また、この実施形態による突部3bにあっても、基本的には、外周が調芯部材10と同芯となる円形線に沿うように、すなわち、図示するところでは、調芯部材10における下端側部10bの内周に言わば環状となる隙間を有して対向することになるように設定されてなるとしている。
そして、この実施形態による突部3bにあっても、環状に形成されてなるとするが、これに代えて、前記した図2に示すように、間欠部3cを有して間欠環状に形成されてなるとても良いことはもちろんである。
以上の前提の下に、説明すると、前記した各実施形態では、突部3bの外周が調芯部材10における下端側部10bの内周に隙間を有せずして対向する、すなわち、接触してなるとしている。
その結果、前記した各実施形態では、調芯部材10における下端側部10bの下端をボトム部材3の内底面3aに着座させるのに際して、調芯部材10における下端側部10bの下端が突部3bの上端に乗り掛かるなどの不具合の招来が危惧される可能性がある。
それに対して、この実施形態では、調芯部材10における下端側部10bの下端をボトム部材3の内底面3aに着座させるのに際して、調芯部材10における下端側部10bの下端が突部3bの上端に乗り掛かるなどの不具合の招来を回避できることになり、その結果、いわゆる組み損い現象の発現を阻止しながら調芯部材10の下端をボトム部材3の内底面3aに馴染ませるようにする調芯作業が実現可能になる。
以上のように、この発明にあっては、外筒1の軸芯部に内筒2を同芯に有する複筒型の油圧緩衝器を組み立てる際にあって、ボトム部材3に突部3bを有しないまま組み立てられるとしていた従前の組立作業に比較すれば、外筒1内に挿入された内筒2を外筒1に対して同芯に位置決めるのが遥かに容易になり、爾後にあっても、外筒1に対する内筒2たるシリンダ体の偏芯が発現されず、それゆえ、内筒2内に摺動可能に収装のピストン体が内筒2内で摺動するときにシリンダ体に対して齧ることが危惧されなくなる。
のみならず、この発明によれば、基本的には、ボトム部材3についての改変が要求されるが、ベースバルブ部についての改変は要求されず、したがって、部品点数が多くなるベースバルブ部についての改変を要請されずして、所期の目的を達成できることからすると、この発明は極めて有意義な発明であると言い得ることになる。
1 外筒
2 内筒
3 ボトム部材
3a 内底面
3b 突部
10 調芯部材
10a 上端側部
10b 下端側部
10c 連通孔
10d 内周側ポート
10e 外周側ポート
11 圧側減衰バルブ
12 圧側チェックバルブ
13 センターロッド
13a 下端螺条部
14 ナット
2 内筒
3 ボトム部材
3a 内底面
3b 突部
10 調芯部材
10a 上端側部
10b 下端側部
10c 連通孔
10d 内周側ポート
10e 外周側ポート
11 圧側減衰バルブ
12 圧側チェックバルブ
13 センターロッド
13a 下端螺条部
14 ナット
Claims (6)
- 外筒の軸芯部に同芯に内筒を有する複筒型の油圧緩衝器にあって、外筒の下端を閉塞するボトム部材に担持されながら上端側部が内筒の下端に一体的に連結される調芯部材を有してなる調芯部材の定着構造において、調芯部材が上端側部に連続しながらボトム部材の内底面に下端を着座させる筒状に形成の下端側部を有し、ボトム部材が内筒内側に向けて突出形成されて調芯部材における下端側部の内側に臨在されながら外周を調芯部材における下端側部の内周に対向させる突部を内底面に有し、この突部の外周位置が調芯部材と同芯となる円形線に沿うことを特徴とする調芯部材の定着構造。
- 突部の外周が調芯部材における下端側部の内周に接触してなり、あるいは、隙間を有してなる請求項1に記載の調芯部材の定着構造。
- ボトム部材がプレス成形品からなる請求項1に記載の調芯部材の定着構造。
- 突部が環状にあるいは間欠環状に形成されてなる請求項1に記載の調芯部材の定着構造。
- 突部がボトム部材の内底面において中央部から放射方向に延びる複数本のリブからなる請求項1に記載の調芯部材の定着構造。
- 調芯部材が内筒の下端を内筒外側から閉塞するように配設されるベースバルブ部におけるバルブシート部材とされ、このバルブシート部材における下端側部の下端がボトム部材の内底面に着座すると共に下端側部に連続する上端側部が内筒内と内筒外との画成を可能にする画成部とされ、この画成部が内筒内と内筒外との連通を許容する内周側ポートおよび外周側ポートを有すると共に、外周側ポートの下流側端を開口させて内筒内に対向する端面に圧側チェックバルブを着座させ、かつ、内周側ポートの下流側端を開口させて内筒外に対向する端面に圧側減衰バルブを着座させ、上記の下端側部がこの下端側部の内側と外側との連通を許容する連通孔を有し、圧側チェックバルブ,画成部および圧側減衰バルブの軸芯部を貫通するセンターロッドにおける下端螺条部へのナットの螺装で圧側チェックバルブおよび圧側減衰バルブがそれぞれ定着され、センターロッドの下端螺条部における下端をボトム部材の内底面に干渉させないようにしてなる請求項1に記載の調芯部材の定着構造。
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| JPS58116841U (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-09 | カヤバ工業株式会社 | 複筒型油圧緩衝器の減衰力調整装置 |
| JP2004211879A (ja) * | 2003-01-08 | 2004-07-29 | Showa Corp | 油圧緩衝器のボトムバルブ装置 |
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2006
- 2006-06-23 JP JP2006173224A patent/JP2008002590A/ja active Pending
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