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JP2011080573A - 緩衝器のバルブ構造 - Google Patents

緩衝器のバルブ構造 Download PDF

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JP2011080573A
JP2011080573A JP2009235338A JP2009235338A JP2011080573A JP 2011080573 A JP2011080573 A JP 2011080573A JP 2009235338 A JP2009235338 A JP 2009235338A JP 2009235338 A JP2009235338 A JP 2009235338A JP 2011080573 A JP2011080573 A JP 2011080573A
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聡 近松
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Abstract

【課題】ピストン速度が中高速域に減衰力を低減することができる緩衝器のバルブ構造を提供することである。
【解決手段】本発明の緩衝器のバルブ構造は、緩衝器内に形成される一方室41と他方室42とを連通する流路13を備えたバルブディスク1と、バルブディスク1に積層されて流路13を開閉するリーフバルブ2とを備えた緩衝器のバルブ構造において、バルブディスク1は、リーフバルブ2が離着座する環状の外周側弁座14と外周側弁座14の内周側に環状の内周側弁座15を設け、流路13が一方室41から外周側弁座14と内周側弁座15との間に通じ、リーフバルブ2が撓んで流路13を開放する際に外周側弁座14とリーフバルブ2との間および内周側弁座15とリーフバルブ2との間を介して流路13を他方室42へ連通させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、緩衝器のバルブ構造の改良に関する。
従来、この種のバルブ構造にあっては、たとえば、車両用の油圧緩衝器のピストン部等に具現化され、緩衝器内に二つの圧力室を隔成するピストンと、当該ピストンに設けたポートの外周に配置される環状弁座に着座する環状のリーフバルブとを備え、このリーフバルブでポートを開閉するものが知られている。
そして、リーフバルブの外周側を撓ませることによりポートを開閉するバルブ構造では、環状弁座に設けた切欠あるいは環状弁座に当接するリーフバルブの外周に設けた切欠によって形成されるオリフィスを備えており、リーフバルブが環状弁座から離座する開弁圧に達するまでは、作動油にオリフィスを通過させるようにしている。
バルブ構造を上記のような構成とすることで、ピストン速度が低い場合には、減衰力が立ち上がるオリフィス特有の自乗特性となる減衰特性(ピストン速度に対する減衰力変化の特性)を得ることができ、ピストン速度が低速領域を脱して中高速となるとリーフバルブの外周側が撓んでポートを開放するので、減衰特性の傾きがピストン速度が低速領域にある場合に比較して小さくなる減衰特性を得ることができるようになっている。
しかし、上記緩衝器のバルブ構造では、ピストン速度が中高速領域における減衰力が過剰となって、車両における乗り心地を損なう場合があり、これを解消するため、リーフバルブの内周側を固定的に支持せずに、ピストンをピストンロッドに固定する筒状のピストンナットの外周にリーフバルブの内周を摺接させ、コイルスプリングでメインバルブを介してリーフバルブの背面を附勢した緩衝器のバルブ構造が提案されるに至っている(たとえば、特許文献1参照)。
このバルブ構造を適用した緩衝器にあっては、図示するところではピストン速度が低速領域にあるときにはリーフバルブの外周側がリーフバルブに積層したメインバルブの当接部位を支点として撓むので、内周が固定的に支持されるバルブ構造と略同様の減衰特性を発揮し、ピストン速度が中高速領域に達すると、ポートを通過する作動油の圧力がリーフバルブに作用し、コイルスプリングの附勢力に抗してリーフバルブがメインバルブとともにピストンから軸方向にリフトして後退するので、内周が固定的に支持される緩衝器のバルブ構造に比較して流路面積が大きくなり、減衰力が過大となることを抑制して、車両における乗り心地を向上することができる。
特開平9−291961号公報(図1)
しかしながら、上述のような提案のバルブ構造にあっては、内周固定のリーフバルブを備えたバルブ構造に比較して、ピストン速度が中高速域にある際の減衰力を低減することができるのであるが、低減幅が充分ではなく、さらなる減衰力低減が要望されている。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、ピストン速度が中高速域にある際の減衰力を低減することができる緩衝器のバルブ構造を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、緩衝器内に形成される一方室と他方室とを連通する流路を備えたバルブディスクと、バルブディスクに積層されて流路を開閉するリーフバルブとを備えた緩衝器のバルブ構造において、バルブディスクは、リーフバルブが離着座する環状の外周側弁座と外周側弁座の内周側に環状の内周側弁座を設け、流路が一方室から外周側弁座と内周側弁座との間に通じ、リーフバルブが撓んで流路を開放する際に外周側弁座とリーフバルブとの間および内周側弁座とリーフバルブとの間を介して流路を他方室へ連通させることを特徴とする。
本発明の緩衝器のバルブ構造によれば、リーフバルブと外周側弁座との間の外周側の環状隙間のみならず、リーフバルブと内周側弁座との間の内周側の隙間を通過するので、流路面積が従来のバルブ構造に比較して大きくなり、ピストン速度が中高速領域にある際の減衰力は、従来に比較しても低減され、従来のバルブ構造に比較して減衰係数が小さくなる減衰特性を実現できる。
一実施の形態におけるバルブ構造が具現化された緩衝器のピストン部の一部におけるAA縦断面図である。 一実施の形態の緩衝器のバルブ構造が具現化したバルブディスクの底面図である。 一実施の形態の緩衝器のバルブ構造が具現化した緩衝器における減衰特性を示す図である。 一実施の形態の一変形例における緩衝器のバルブ構造が具現化したバルブディスクの底面図である。 一実施の形態の一変形例における緩衝器のバルブ構造が具現化したバルブディスクの底面図である。 他の実施の形態におけるバルブ構造が具現化された緩衝器のピストン部の一部におけるBB縦断面図である。 他の実施の形態の緩衝器のバルブ構造が具現化したバルブディスクの底面図である。
以下、本発明における緩衝器のバルブ構造を図に基づいて説明する。一実施の形態における緩衝器のバルブ構造は、図1に示すように、緩衝器のピストン部の伸側の減衰バルブに具現化されており、緩衝器内に形成される一方室41と他方室42とを連通する流路13を備えたバルブディスク1と、バルブディスク1に積層されて流路13を開閉するリーフバルブ2とを備えて構成されている。
他方、バルブ構造が具現化される緩衝器は、周知であるので詳細には図示して説明しないが、具体的にたとえば、シリンダ40と、シリンダ40の上端を封止するヘッド部材(図示せず)と、ヘッド部材(図示せず)を摺動自在に貫通するピストンロッド5と、シリンダ40内に摺動自在に挿入されてシリンダ40内を一方室41と他方室42とに区画するとともにピストンロッド5の先端5aに固定される区画部材としてのピストン3と、シリンダ40の下端を封止する封止部材(図示せず)と、シリンダ40から出没するピストンロッド5の体積分のシリンダ内容積変化を補償する図示しないリザーバあるいはエア室とを備えて構成され、シリンダ40内には流体、具体的には作動油が充填されている。なお、流体としては、作動油以外の液体や気体を利用することも可能である。
そして、上記バルブ構造にあっては、シリンダ40に対してピストン3が図1中上方に移動して、圧縮される一方室41から他方室42へ流路13を介して作動油が移動する際に、その作動油の流れに対してリーフバルブ2で抵抗を与えて所定の圧力損失を生じせしめて、緩衝器に所定の減衰力を発生させる減衰力発生要素として機能する。
以下、このバルブ構造について詳しく説明すると、バルブディスク1は、筒状とされてピストンロッド5の先端5aに装着されており、ピストン3側となる図1中上方側の外径を小径に設定して設けた小径部11と、反ピストン3側となる図1中下方側の外径を大径に設定して設けた大径部12と、大径部12の図1中下端の外周縁に下方に向けて設けられた環状の外周側弁座14と、大径部12の図1中下端であって外周側弁座14より内側に下方に向けて設けられた環状の内周側弁座15と、大径部12の図1中下端であって外周側弁座14と内周側弁座15との間に設けた環状窓16と、大径部12の図1中下端であって内周側弁座15のすぐ内側に設けた環状窓17と、小径部11の図1中上方側となるピストン3側の端部から開口して上記環状窓16へ連通される複数の流路13と、大径部12の図1中上方側となるピストン3側の端部から開口して環状窓17へ連通される複数の通路18とを備えて構成されている。
バルブディスク1は、この実施の形態の場合、大径部12が緩衝器のシリンダ40との間に環状隙間19を形成しており、当該環状隙間19における断面積は、可能な限り小さく設定されるが、当該環状隙間19が作動油の流れに与える抵抗は、少なくとも、リーフバルブ2と内外周側の各弁座14,15で与える抵抗、後述する弁体としてのリーフバルブ6が連通ポート31を通過する作動油の流れに与える抵抗より小さくなるように設定される。
また、流路13と通路18は、バルブディスク1内で互いに連通されないようになっている。具体的には、流路13は、図1および図2に示すように、この場合、小径部11のピストン3側の端部から開口する複数の縦孔13aと、環状窓16から開口して図1中上方へ伸びる縦孔13cと、大径部12内に放射状に設けられて各々縦孔13aと縦孔13cとを一つずつ連通する複数の横孔13bとを備えて構成されている。そして、通路18は、大径部12の外周の図1中上方に設けた切欠18aと、環状窓17から開口して図1中上方へ伸びる縦孔18bと、大径部12内に放射状に横孔13bを避ける位置に設けられて各々切欠18aと縦孔18bとを一つずつ連通する複数の横孔18cとを備えて構成されている。したがって、上記のように、流路13と通路18は、バルブディスク1内で互いに連通されず、流路13は、バルブディスク1の図1中上端となるピストン3側の端部に積層されたピストン3の接続ポート32通じて一方室41へ連通され、流路18は、他方室42へ連通されている。
なお、バルブディスク1は、上部ピース1aと下部ピース1bの二つの部品を一体化することで形成されている。具体的には、上部ピース1aは、小径部11の全部と、外周を除く大径部12の上部とを備えて、鍔付き筒形状とされ、下部ピース1bは、大径部12の下部と大径部12の上部外周とを備えていて、底部にピストンロッドが挿通される孔を有する有底筒形状とされている。そして、上部ピース1aは、流路13のうち縦孔13aと横孔13b、通路18のうち横孔18cを備え、下部ピース1bとの合わせ面となる図1中下端面の外周から中央に向けて形成した溝によって横孔13b,18cが設けられている。また、下部ピース1bは、底部の反ピストン3側に、外周側弁座14、内周側弁座15、環状窓16および環状窓17、さらには、流路13における縦孔13cと通路18における縦孔18bを備え、筒部には通路18における切欠18aを備えている。そして、上述のように構成された上部ピース1aの大径部12側、つまり、上記上部ピース1aの形状に言う鍔側を下部ピース1bの筒部内に嵌合させることで、下部ピース1bにおける縦孔13cが上部ピース1aの下部ピース1bとの合わせ面に形成される溝でなる横孔13bに連通され、また、下部ピース1bにおける縦孔18bと切欠18aが上部ピース1aの下部ピース1bとの合わせ面に形成される溝でなる横孔18cに連通される。下部ピース1bに上部ピース1aを嵌合させる際に、これら下部ピース1bと上部ピース1aの合わせ面に凹凸を設けておいて互いに凹凸を嵌合させるようにして周方向の位置決めと一体化を図ってもよいし、凹凸によって周方向の位置決めのみを行い、これらの一体化については、ピストンナット9による締め付けによってもよい。
なお、横孔13b,18cを形成する溝は、上下ピース1a,1bのいずれか一方の合わせ面のみに設けるほか、両方に設けてもよく、さらに、両方に設けた溝が共同して一つの横孔13b,18cを形成するようにしてもよい。
上述のように、バルブディスク1を上部ピース1aと下部ピース1bに分割しているので、流路13、通路18を形成する加工が非常に容易となる利点があり、また、流路13の一部をなす横孔13bと通路18の一部を成す横孔18cを上下ピース1a,1bの一方または両方の合わせ面に設けた溝で形成するようにしているので、上下ピース1a,1bを焼結成形することで当該溝を設けることができ、安価にバルブディスク1を製造することができる。また、下部ピース1bを有底筒状として筒部に切欠18aを設けて横孔18cと他方室42との連通を確保しているが、下部ピース1bを焼結成形することで当該切欠18aを設けることができ、特に横孔18cを他方室42へ連通させる孔開け加工が不要となるので、この点でも安価にバルブディスク1を製造することができる。さらに、下部ピース1bを有底筒状として筒部に上部ピース1aを嵌合させるようにしているが、筒部に上部ピース1aを圧入して分離しないように一体化してもよい。
さらに、外周側弁座14は、大径部12の図1中下端の外周縁に下方に向けて設けられており、環状窓16と複数の流路13の外周を囲んでおり、また、内周側弁座15は、全周を外周側弁座14に対向させて環状窓17と複数の通路18の外周を囲んでいる。また、外周側弁座14と内周側弁座15は、図示したところでは、ともに同心となるように配置されているが、外周側弁座14と内周側弁座15の一方を偏心させて環状窓16の径方向幅を周方向で変化を持たせて、リーフバルブ2が全周を一斉に撓ませて流路13を開放するのではなく、撓み量を周方向に変化を持たせて徐々に流路13を開放するようにしてもよい。
また、バルブディスク1の図1中下端には、複数の環状板を積んで構成したリーフバルブ2が積層されている。このリーフバルブ2は、背面側に積層される間座7によって支持されて内周がピストンロッド5の先端5aに固定され、上述の外周側弁座14および内周側弁座15に着座し、ピストン3が図1中上方へ移動する際に圧縮される一方室41の圧力が流路13を介して作用して間座7によって支持されていない外周側を撓ませると、流路13を開放して、流路13、外周側弁座14とリーフバルブ2との間、内周側弁座15とリーフバルブ2との間、および通路18を介して、一方室41と他方室42とを連通状態とし、一方室41から他方室42へ移動する作動油の流れを外周側弁座14とリーフバルブ2、内周側弁座15とリーフバルブ2に形成される環状隙間で制限して抵抗を与えて、緩衝器における伸側減衰力を発生するようになっている。
また、リーフバルブ2を構成する環状板のうちバルブディスク1側から数えて一枚目と二枚目との間にリング2aが介装されていて、当該リング2aの介装によって二枚目以降の環状板に初期撓みが与えられている。そして、当該リング2aの板厚や内径によってリーフバルブ2の開弁圧が調節されている。なお、リング2aの介装位置は、環状板の一枚目以降であればよく、一枚目と二枚目との間に限られない。そして、リーフバルブ2は、他方室42の圧力が一方室41の圧力が上回り当該両室の差圧が開弁圧に達すると、外周側弁座14と内周側弁座15から離座して開弁し流路13を開放する。
また、外周側弁座14には固定オリフィス14aが打刻されており、リーフバルブ2が外周側弁座14に着座した状態では、固定オリフィス14aが一方室41から他方室42へ向かう作動油の流れに抵抗を与えるようになっている。この固定オリフィスは、図示した外周側弁座14に設けるほか、或いはこれに加えて、内周側弁座15に設けてもよいし、リーフバルブ2の外周に固定オリフィスとして機能する切欠を設けるようにしてもよい。
なお、リーフバルブ2における環状板の積層枚数は、任意であり、緩衝器に発生させたい伸側の減衰力に適した枚数に設定される。この実施の形態の場合、リーフバルブ2の開弁圧がリーフバルブ2の撓み剛性と、バルブディスク1の環状窓16に対向して一方室41の圧力が作用するリーフバルブ2の受圧面積とで設定することができ、開弁圧はそのままに、環状窓16の径方向幅を小さくして受圧面積を小さくすることで、リーフバルブ2の撓み剛性を小さくすることができ、リーフバルブ2における環状板の積層枚数を少なくすることができる。
また、上述のように、リーフバルブ2が開弁する場合、一方室41と他方室42とを、リーフバルブ2と外周側弁座14との間に生じる外周側の環状隙間、およびリーフバルブ2と内周側弁座15との間に生じる内周側の環状隙間を介して連通することになるので、作動油が内側と外側の二つの環状隙間を通過でき、内周側の環状隙間も作動油の通過を許容するため、流路面積がその分大きくなるので、リーフバルブ2で与える抵抗がその分小さくなる。つまり、圧力損失を小さくなるので、リーフバルブ2の開弁後における減衰力を低減させる効果を得ることができる。
さらに、外周側弁座14をバルブディスク1の外周縁に設けることにより外周側弁座14の内外径を可能な限りシリンダ40の内径に近づけることでリーフバルブ2と外周側弁座14との間に生じる環状隙間を大きくすることができ、流路面積を大きく確保することが可能となる。なお、内周側弁座15の内外径を大きくすることによってもリーフバルブ2と内周側弁座15との間に生じる環状隙間を大きくでき流路面積が大きくなる。外周側弁座14の内外径を大きくすることで内周側弁座15の内外径の上限も大きくなることから、外周側弁座14の内外径を大きくすることは、流路面積の上限を大きくすることでもある。リーフバルブ2の開弁後の流路面積を大きくするということは、すなわち、リーフバルブ2で与える抵抗が小さくなる、つまり、圧力損失を小さくするということであるので、開弁後における減衰力を低減させる効果を得ることができる。
またさらに、本実施の形態におけるバルブ構造では、上記環状隙間19を上記条件が満たす限りにおいて小さくしてバルブディスク1の外周側弁座14が設けられる大径部12の外径をできる限りにおいて大きくすることで、流路面積を大きく確保して開弁後における減衰力を低減させるようにしている。
区画部材としてのピストン3は、環状とされており、一方室41と他方室42とを連通するとともに他方室42から一方室41へ向かう流体の流れを許容する連通ポート31と、流路13を一方室41へ連通する接続ポート32とを備えて構成されている。具体的には、この実施の形態におけるピストン3は、環状であってピストンロッド5の先端5aに装着されるピストン本体33と、ピストン本体33の他方室42側端となる図1中下端の外周から垂下される筒部34とを備え、ピストン本体33に連通ポート31と接続ポート32とが設けられている。
ピストン本体33の他方室42側端となる図1中下端には、環状窓35が設けられ、当該環状窓35の内側には環状のシート部36が設けられるとともに、さらに、シート部36の内側に環状窓37が設けられている。そして、複数の連通ポート31でピストン本体33の一方室41側端となる図1中上端と環状窓35とを連通し、複数の連通ポート31より内周側に設けた複数の接続ポート32でピストン本体33の一方室41側端となる図1中上端と環状窓37とを連通している。他方、ピストン本体33の一方室41側端となる図1中上端には、花弁型の弁座38が設けられていて、当該弁座38は、連通ポート31のみを囲っている。
このように構成されたピストン3の他方室42側にバルブディスク1を積み重ねて、バルブディスク1の一方室41側端部をピストン本体33に密着させると、バルブディスク1の小径部11の上端外周がシート部36に当接するとともに、流路13が環状窓37に対向して流路13が接続ポート32を介して一方室41に連通される。バルブディスク1における小径部11の外径は、シート部36の内径以上に設定されるが、ピストン3に設けた連通ポート31を閉塞しないようになっている。バルブディスク1が小径部11を備えているのは、連通ポート31が接続ポート32の設置位置より外周側に設けられているためであり、小径部11の全長はバルブディスク1をピストン3に積んだ際に大径部12が筒部34に干渉せずに両者の間に充分な隙間を形成できるような長さに設定される。なお、本バルブ構造が緩衝器のピストン部に具現化される場合、バルブディスク1の形状は、ピストン3の形状に応じて適宜設計変更することができる。
また、区画部材としてのピストン3の一方室41側となる図1中上端には、複数の環状板を積んで構成した弁体としてのリーフバルブ6が積層されている。リーフバルブ6における環状板の積層枚数は、任意であり、緩衝器に発生させたい圧側の減衰力に適した枚数に設定される。
そして、リーフバルブ6は、内周がピストンロッド5の先端5aに固定され、弁座38に着座していて、連通ポート31のみを開閉する弁体として機能し、ピストン3が図1中下方へ移動する際に圧縮される他方室42の圧力を受けて外周側を撓ませると連通ポート31を開放して、他方室42から一方室41へ移動する作動油の流れに抵抗を与えるようになっている。
このように連通ポート31がピストン3の一方室41側に積層されるリーフバルブ6によって開閉されることで、連通ポート31は、他方室42から一方室41へ向かう作動油の流れを許容するが一方室41から他方室42へ向かう作動油の流れを遮る一方通行のポートとして機能するようになっている。
なお、この緩衝器の場合、ピストン3が図1中下方へ移動する際に、リーフバルブ6で作動油の流れに抵抗を与えて緩衝器の圧側の減衰力を発生するようになっているが、図示はしないが、緩衝器がリザーバを備えていて圧側の減衰力をシリンダ40の下方に他方室とリザーバとの間に設けられるベースバルブが設けられている場合、リーフバルブ6の代わりに作動油の流れに殆ど抵抗を与えないチェックバルブを設けるようにしてもよい。
上述のように構成された、弁体としてのリーフバルブ6、ピストン3、バルブディスク1、リーフバルブ2および間座7の各部材は、順にピストンロッド5の先端5aに組み付けられ、当該先端5aに形成した螺子部5bに螺着されるピストンナット9によって上記先端5aに固定される。
なお、リーフバルブ6の図1中上方には、リーフバルブ6の撓みを規制するバルブストッパ8が積層されるが、当該バルブストッパ8を省略してもよい。
つづいて、上述のように構成されたバルブ構造の作用について説明する。まず、緩衝器が伸長行程にあり、ピストン1がシリンダ40に対して図1中上方側に移動すると、一方室41内の圧力が高まり、連通ポート31はリーフバルブ6によって閉じられるので、一方室41内の作動油は接続ポート32および流路13を通過して他方室42内に移動しようとする。
そして、緩衝器の伸縮速度、つまりピストン速度が、低速領域にある場合、他方室42と一方室41の差圧が上述した開弁圧に達せず、外周側弁座14と内周側弁座15に着座するリーフバルブ2は閉弁したままとなり、作動油は、固定オリフィス14aのみを通過する。この固定オリフィス14aは、作動油の流れに対して抵抗を与えるので、緩衝器が伸長行程にあってピストン速度が低速領域にある際の減衰特性(ピストン速度に対する減衰力の関係)は、図3中実線で示すように、オリフィス特有の特性となってピストン速度の上昇に対して放物線を描くように立ち上がる特性となって、比較的減衰係数が高くなる。
その後のピストン速度が上昇して中速領域に達すると、他方室42と一方室41の差圧が上述した開弁圧に達して、リーフバルブ2が外周側弁座14と内周側弁座15から離座して開弁して流路13を開放する。そのため、作動油は、リーフバルブ2と外周側弁座14との間の外周側の環状隙間と、リーフバルブ2と内周側弁座15との間の内周側の環状隙間を通過し、外周側の環状隙間を通過する作動油はそのまま他方室42へ、内周側の環状隙間を通過する作動油は通路18および環状隙間19を介して他方室42へ移動するようになる。
しがたって、このピストン速度が中速領域に達してリーフバルブ2が開弁すると流路面積が増えるので、減衰特性は、図3中実線で示すように、中速領域と低速領域との境以降、ピストン速度の上昇に対して減衰係数が低くなる特性となる。
そして、上述したように、リーフバルブ2が開弁して流路13を開放すると、作動油は、リーフバルブ2と外周側弁座14との間の外周側の環状隙間のみならず、リーフバルブ2と内周側弁座15との間の内周側の環状隙間を通過するので、流路面積が従来のバルブ構造に比較して大きくなり、ピストン速度が中高速領域にある際の減衰力は、従来に比較しても低減され、図3中実線で示すが如くに、従来のバルブ構造に比較して減衰係数が小さくなる減衰特性を実現できる。
また、本実施の形態にあっては、外周側弁座14をバルブディスク1の外周縁に設けることにより外周側弁座14の内外径を可能な限りシリンダ40の内径に近づけることでリーフバルブ2と外周側弁座14との間に生じる環状隙間を大きくすることができ、流路面積を大きく確保するようにしているので、ピストン速度が中高速領域にある際における減衰力をより一層低減させることができる。
またさらに、本実施の形態におけるバルブ構造では、上記環状隙間19を上記条件が満たす限りにおいて小さくしてバルブディスク1の外周側弁座14が設けられる大径部12の外径をできる限りにおいて大きくするようにしており、流路面積を大きく確保でき、ピストン速度が中高速領域にある際における減衰力をより効果的に低減できる。
なお、バルブディスク1に環状窓17を設けずに、図4に示すように、内周側弁座20で通路18の開口端の周囲を個々に囲むようにするか、図5に示すように、環状窓16の径方向幅を大きくして環状窓16の設置範囲内に通路18の周囲を個々に囲む複数の内周側弁座21を設けるようにしてもよいが、内周側弁座15の全周を外周側弁座14に対向させて複数の通路18の外周を囲むようにすることで、リーフバルブ2と内周側弁座15との間に形成される流路面積を大きく確保することができ、より効果的にピストン速度が中高速領域にある際の減衰力を低減することができる。
また、バルブディスク1は、区画部材に、この場合、ピストン3に積層させるようにしているので、従来緩衝器で使用される区画部材に積層しても上記効果を達成することができ、区画部材を特別に設計しなおす必要も無く、汎用性に優れるが、バルブディスク1が区画部材に一体とされる構成を採用することもできる。
なお、通路18をバルブディスク1に設ける代わりに、リーフバルブ2を構成する各環状板に孔を設けて、リーフバルブ2が流路13を開放した際に、リーフバルブ2と内周側弁座15との間を通過した作動油を当該孔を介して他方室42へ移動させるようにしてもよく、また、ピストンロッド5の先端5aに他方室42に通じる孔を設けて環状窓17を当該孔に連通するようにしてもよいが、リーフバルブ2に孔を設ける場合には、リーフバルブ2を構成する上記各環状板の孔が連続するように、各環状板を周方向に位置決めしなくてはならず、組付作業が煩雑となり加工工数が増加し、ピストンロッド5に孔を設ける場合には、バルブディスク1とピストンロッド5に互いに連通する孔を設けるとともにバルブディスク1をピストンロッド5に対して周方向に位置決めしなくてはならず、リーフバルブ2に孔を設ける場合と同様に組付作業が煩雑となり加工工数が増加する。この点、バルブディスク1に通路18を設ける方が、組付性および加工性の面で有利となる。
逆に、緩衝器が圧縮行程にあってピストン1がシリンダ40に対して図1中下方側に移動する場合には、圧縮される他方室42内の圧力が高まり、流路13がリーフバルブ2によって閉じられるので、他方室42内の作動油は、連通ポート31を通過して一方室41内に移動しようとする。
そして、この作動油が連通ポート31を通過して一方室41内に移動するのに対して、リーフバルブ6で抵抗を与えて緩衝器は、圧側の減衰力を発生する。
つづいて、他の実施の形態の緩衝器のバルブ構造について説明する。この他の実施の形態の緩衝器のバルブ構造は、図6および図7に示すように、バルブディスク50の構造が上述した一実施の形態の緩衝器のバルブ構造におけるバルブディスク1と異なるのみである。
しがたって、この他の実施の形態の緩衝器のバルブ構造の説明に当たり、一実施の形態の緩衝器のバルブ構造と同様の部材については、説明が重複するので、同じ符号を付すのみとして、詳しい説明を省略することとする。
さて、他の実施の形態の緩衝器のバルブ構造において異なる部分であるバルブディスク50は、図6および図7に示すように、筒状とされてピストンロッド5の先端5aに装着されており、ピストン3側となる図6中上方側の外径を小径に設定して設けた小径部51と、反ピストン3側となる図6中下方側の外径を大径に設定して設けた大径部52と、大径部52の図1中下端の外周縁に下方に向けて設けられた環状の外周側弁座54と、大径部52の図6中下端であって外周側弁座54より内側に下方に向けて設けられた環状の内周側弁座55と、内周側弁座55の内側に設けられてリーフバルブ2が離着座する第二内周側弁座56と、第二内周側弁座56の内側に設けられてリーフバルブ2が離着座する第三内周側弁座57と、大径部52の図6中下端であって外周側弁座54と内周側弁座55との間に設けた環状窓58と、大径部52の図6中下端であって内周側弁座55と第二内周側弁座56との間に設けた環状窓59と、大径部12の図6中下端であって第二内周側弁座56と第三内周側弁座57との間に設けた環状窓60と、大径部52の図6中下端であって第三内周側弁座57のすぐ内側に設けた環状窓61と、小径部51の図6中上方側となるピストン3側の端部から開口して上記環状窓58および環状窓60へ連通される複数の流路53と、大径部52の図6中上方側となるピストン3側の端部から開口して環状窓59へ連通される複数の第一通路62と、大径部52の図6中上方側となるピストン3側の端部から開口して環状窓61へ連通される複数の第二通路63とを備えて構成されている。
そして、このバルブディスク50にあっても、バルブディスク1と同様に、大径部52が緩衝器のシリンダ40との間に環状隙間64を形成しており、当該環状隙間64における断面積は、可能な限り小さく設定されるが、当該環状隙間64が作動油の流れに与える抵抗は、少なくとも、リーフバルブ2と各弁座54,55,56,57で与える抵抗、弁体としてのリーフバルブ6が連通ポート31を通過する作動油の流れに与える抵抗より小さくなるように設定される。
また、流路53と第一通路62、第二通路63は、バルブディスク50内で互いに連通されないようになっている。具体的には、流路53は、図6および図7に示すように、この場合、小径部51のピストン3側の端部から開口する複数の縦孔53aと、環状窓58,60から開口してピストン3側へ向けて伸びる縦孔53b,53cと、縦孔53aと縦孔53b,53cとを連通する横孔53dとを備えて構成されている。第一通路62および第二通路63は、ともに複数設けられていて、図7に示すように、横孔53dと交わらないように周方向へこれを避けて設けられている。流路53は、バルブディスク50の図6中上端となるピストン3側の端部に積層されたピストン3の接続ポート32通じて一方室41へ連通される。
すなわち、流路53は、一方室41から外周側弁座54と内周側弁座55との間および第二内周側弁座56と第三内周側弁座57との間とに通じており、第一通路62は、内周側弁座55と第二内周側弁座56との間から開口して他方室42へ通じ、第二通路63は、第三内周側弁座57より内側から開口して他方室42へ通じている。
なお、バルブディスク50は、具体的には、小径部51と、大径部52の上半分とを備えた上部ピース50aと、大径部52の下半分でなる下部ピース50bと、上部ピース50aと下部ピース50bの合わせ面側に設けた二つの穿孔50c,50dに圧入されてこれらを一体化するとともに周方向に位置決めるピン50eとを備えて構成されている。このようにバルブディスク50は、複数の部品を組んでこれを構成するようにしてもよく、バルブディスク1のように単一の部品から構成するようにしてもよい。このことは一実施の形態におけるバルブディスク1についても同様である。また、上記したところでは、ピン50eで上部ピース50aと下部ピース50bとを一体介しているが、これらの合わせ面に凹凸を設けておいて互いに凹凸を嵌合させるようにして周方向の位置決めと一体化を図ってもよいし、凹凸によって周方向の位置決めのみを行い、これらの一体化については、ピストンナット8による締め付けによってもよい。そして、上述のように、バルブディスク50を上部ピース50aと下部ピース50bに分割しているので、流路53、第一通路62および第二通路63を形成する加工が非常に容易となる利点がある。また、流路53における横孔53を上部および下部ピース50a,50bの合わせ面に設けた溝によって形成するようにしているので、安価にバルブディスクを製造することができるメリットがある。図6に示したところでは、第二通路63をバルブディスク50に対して斜めに穿っているが、上部および下部ピース50a,50bの合わせ面の一方または両方に上記横孔53dを避ける溝を設けておき、第二通路63をバルブディスク50に対して軸方向に伸びる縦孔として上記溝にて第一通路62に連通させるようにすることも可能であり、さらには、一実施の形態におけるバルブディスク1と同様に、横孔と切欠とを設けて当該横孔に環状窓59から延びる縦孔と環状窓61から延びる縦孔を連通させるようにしてもよく、この場合には、上記バルブディスク1と同様に、上部および下部ピース50a,50bへの切削や孔開け加工を最小限に留めてより一層安価にバルブディスク50を製造することが可能である。
さらに、外周側弁座54は、大径部52の図1中下端の外周縁に下方に向けて設けられており、環状窓58と複数の縦孔53bの外周を囲んでいる。内周側弁座55は、全周を外周側弁座54に対向させて環状窓59と複数の第一通路62の外周を囲んでいる。第二内周側弁座56は、全周を内周側弁座55に対向させて環状窓60と複数の縦孔53cの外周を囲んでいる。第三内周側弁座57は、全周を第二内周側弁座56に対向させて環状窓61と複数の第二通路63の外周を囲んでいる。
また、外周側弁座54、内周側弁座55、第二内周側弁座56および第三内周側弁座57は、図示したところでは、ともに同心となるように配置されているが、これらを偏心させて配置してもよい。
このように構成されたバルブディスク50には、リーフバルブ2が積層されており、リーフバルブ2は、外周側弁座54、内周側弁座55、第二内周側弁座56および第三内周側弁座57に着座した状態では、流路53を閉じて流路53と他方室42との連通および第一通路62および第二通路63への連通を断ち、外周側弁座54、内周側弁座55、第二内周側弁座56および第三内周側弁座57から離座すると流路53を開弁して、流路53を他方室42、第一通路62および第二通路63へ連通する。
より具体的には、リーフバルブ2が開弁すると、流路53、外周側弁座54とリーフバルブ2との間、内周側弁座55とリーフバルブ2との間、第二内周側弁座56とリーフバルブ2との間、第三内周側弁座57とリーフバルブ2との間、第一通路62および第二通路63を介して、一方室41と他方室42とを連通状態とし、一方室41から他方室42へ移動する作動油の流れを外周側弁座54とリーフバルブ2との間、内周側弁座55とリーフバルブ2との間、第二内周側弁座56とリーフバルブ2との間、第三内周側弁座57とリーフバルブ2との間にそれぞれ形成される環状隙間で制限して抵抗を与えて、緩衝器における伸側減衰力を発生するようになっている。つまり、リーフバルブ2が撓んで流路53を開放すると、流路53が内周側弁座55とリーフバルブ3との間と第二内周側弁座56とリーフバルブ2との間を介して第一通路62と連通し、第三内周側弁座57とリーフバルブ2との間を介して第二通路63に連通するのである。
それゆえ、他の実施の形態における緩衝器のバルブ構造にあっては、リーフバルブ2の開弁後における流路面積は、流路面積が外周側弁座14とリーフバルブ2との間および内周側弁座15とリーフバルブ2との間の環状隙間を介して一方室41と他方室42とを連通する一実施の形態におけるバルブ構造におけるリーフバルブ2の開弁後の流路面積に比較して大きくなるので、ピストン速度が中高速領域における緩衝器の減衰力を、図3中破線で示すように、より低減することができる。
また一実施の形態と同様に、他の実施の形態のバルブ構造にあっても、外周側弁座54をバルブディスク50の外周縁に設けることにより外周側弁座59の内外径を可能な限りシリンダ40の内径に近づけることでリーフバルブ2と外周側弁座54との間に生じる環状隙間を大きくすることができ、流路面積を大きく確保するようにしているので、ピストン速度が中高速領域にある際における減衰力をより一層低減させることができる。
またさらに、本実施の形態におけるバルブ構造では、上記環状隙間64を上記条件が満たす限りにおいて小さくしてバルブディスク50の外周側弁座54が設けられる大径部52の外径をできる限りにおいて大きくするようにしており、流路面積を大きく確保でき、ピストン速度が中高速領域にある際における減衰力をより効果的に低減できる。
また、バルブディスク50は、区画部材に、この場合、ピストン3に積層させるようにしているので、従来緩衝器で使用される区画部材に積層しても上記効果を達成することができ、区画部材を特別に設計しなおす必要も無く、汎用性に優れるが、バルブディスク50が区画部材に一体とされる構成を採用することもできる。
なお、本実施の形態においては、減衰特性の変化を説明するために、ピストン速度に低速、中速および高速でなる区分を設けているが、これらの区分の境の速度はそれぞれ任意に設定することができる。
また、上記したところでは、緩衝器のピストン部の伸側の減衰バルブに具現化した例を用いて本発明のバルブ構造を説明しているが、伸側のみ、あるいは、伸圧両側の減衰バルブに具現化することも可能で、さらには、緩衝器がリザーバをシリンダ外に備える複筒型の緩衝器に設定されてベースバルブを備えるような場合には、本発明のバルブ構造をベースバルブ部に具現化することも可能であり、およそ減衰力を発生する減衰力発生要素として機能する緩衝器のバルブに適用することが可能なことは勿論である。なお、バルブ構造が、ベースバルブ部に具現化される場合には、一方室をピストン側室あるいはリザーバ室の一方とし、他方室をピストン側室あるいはリザーバ室の他方とすればよく、ピストン側室とリザーバ室とを区画するベースバルブにおける区画部材にバルブディスクを積層するか一体化して、このバルブディスクにリーフバルブを積層する構成とすればよい。またさらに、バルブ構造を緩衝器のピストン部とベールバルブ部の両方に具現化することも可能である。
以上で緩衝器のバルブ構造の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されない。
本発明は緩衝器のバルブに利用可能である。
1,50 バルブディスク
2 リーフバルブ
3 区画部材としてのピストン
5 ピストンロッド
5a ピストンロッドの先端
6 弁体としてのリーフバルブ
7 間座
8 バルブストッパ
9 ピストンナット
11,51 小径部
12,52 大径部
13,53 流路
13a,13c,53a,53d 流路における縦孔
13b 流路における横孔
14,54 外周側弁座
14a 固定オリフィス
15,20,21,55 内周側弁座
16,17,58,59,60,61 環状窓
18 通路
18a 通路における切欠
18b 通路における縦孔
18c 通路における横孔
19,64 環状隙間
31 連通ポート
32 接続ポート
33 ピストン本体
34 筒部
35 環状窓
36 シート部
37 環状窓
38 弁座
40 シリンダ
41 一方室
42 他方室
50a 上部ピース
50b 下部ピース
50c,50d 穿孔
50e ピン
53d 横孔
56 第二内周側弁座
57 第三内周側弁座
62 第一通路
63 第二通路

Claims (9)

  1. 緩衝器内に形成される一方室と他方室とを連通する流路を備えたバルブディスクと、バルブディスクに積層されて流路を開閉するリーフバルブとを備えた緩衝器のバルブ構造において、バルブディスクは、リーフバルブが離着座する環状の外周側弁座と外周側弁座の内周側に設けた環状の内周側弁座とを備え、流路が一方室から外周側弁座と内周側弁座との間に通じ、リーフバルブが撓んで流路を開放する際に外周側弁座とリーフバルブとの間および内周側弁座とリーフバルブとの間を介して流路を他方室へ連通させることを特徴とする緩衝器のバルブ構造。
  2. バルブディスクは、内周側弁座より内側から開口して他方室へ通じる通路を備え、リーフバルブが撓んで流路を開放する際に内周側弁座とリーフバルブとの間を介して流路と通路とを連通させることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器のバルブ構造。
  3. バルブディスクは、内周側弁座より内側に通路に通じる環状窓を備え、当該環状窓の外径が少なくともリーフバルブの撓みの支点となる径より大径であることを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝器のバルブ構造。
  4. バルブディスクは、内周側弁座の内側に設けられてリーフバルブが離着座する第二内周側弁座と、第二内周側弁座の内側に設けられてリーフバルブが離着座する第三内周側弁座と、内周側弁座と第二内周側弁座との間から開口して他方室へ通じる第一通路と、第三内周側弁座より内側から開口して他方室へ通じる第二通路とを備え、流路が一方室から外周側弁座と内周側弁座との間および第二内周側弁座と第三内周側弁座との間とに通じ、リーフバルブが撓んで流路を開放する際に内周側弁座とリーフバルブとの間と第二内周側弁座とリーフバルブとの間を介して流路と第一通路とを連通させるとともに第三内周側弁座とリーフバルブとの間を介して流路を第二通路に連通させることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器のバルブ構造。
  5. バルブブディスクは、外周縁に外周側弁座を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の緩衝器のバルブ構造。
  6. バルブディスクは、緩衝器のシリンダとの間に環状隙間を形成するとともに、通路が上記環状隙間を介して他方室へ連通されることを特徴とする請求項2、3または5に記載の緩衝器のバルブ構造。
  7. バルブディスクは、緩衝器のシリンダとの間に環状隙間を形成するとともに、第一通路および第二通路が上記環状隙間を介して他方室へ連通されることを特徴とする請求項4または5に記載の緩衝器のバルブ構造。
  8. バルブディスクは、シリンダに当接して緩衝器内に一方室と他方室とを区画する区画部材に積層され、区画部材は、流路を一方室へ連通する接続ポートと、他方室から一方室へ向かう流体の流れを許容する連通ポートとを備え、区画部材に連通ポートを開閉する弁体を積層したことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の緩衝器のバルブ構造。
  9. バルブディスクは、二分割されたパーツを一体化することで構成され、各パーツの合わせ面の一方または両方に設けた溝で流路、通路、第一通路或いは第二通路の一部を形成することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の緩衝器のバルブ構造。
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