JP2008083268A - 真偽判定用媒体およびそれを有する物品、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シートならびに真偽判定用媒体転写箔 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入射光のうち左円偏光および右円偏光のいずれか一方を反射する光選択反射性を有し、かつ可視光に対して透過性を有する光選択反射層、可視光に対して透過性を有し、かつ入射光の回転方向が反転する潜像パターン層、ホログラム形成層、ならびに、反射性パターン層をこの順に有する真偽判定用媒体。
【選択図】なし
Description
[1]入射光のうち左円偏光および右円偏光のいずれか一方を反射する光選択反射性を有し、かつ可視光に対して透過性を有する光選択反射層、
可視光に対して透過性を有し、かつ入射光の回転方向が反転する潜像パターン層、
ホログラム形成層、ならびに、
反射性パターン層
をこの順に有する真偽判定用媒体。
[2]前記ホログラム形成層は可視光透過性を有する[1]に記載の真偽判定用媒体。
[3]前記光選択反射層は、コレステリック液晶層である[1]または[2]に記載の真偽判定用媒体。
[4]前記光選択反射層は、少なくとも一部がパターン状である[1]〜[3]のいずれかに記載の真偽判定用媒体。
[5]前記潜像パターン層は、スメクチック液晶層またはネマチック液晶層である[1]〜[4]のいずれかに記載の真偽判定用媒体。
[6][1]〜[5]のいずれかに記載の真偽判定用媒体と、該真偽判定用媒体の前記真偽判定用媒体の光選択反射層を有する面とは反対の面上に粘着層を有する真偽判定用媒体ラベル。
[7]剥離性面を有する基材と[6]に記載の真偽判定用媒体ラベルを有する真偽判定用媒体転写シートであって、
前記真偽判定用媒体ラベルの粘着層を有する面とは反対の面と、前記基材の剥離性面とが対向する、前記真偽判定用媒体転写シート。
[8]感熱性接着剤層、[1]〜[5]のいずれかに記載の真偽判定用媒体、および基材フィルムをこの順に有する真偽判定用媒体転写箔。
[9][1]〜[5]のいずれかに記載の真偽判定用媒体を視認可能に有する物品。
また、ホログラムの反射層をパターン化するためには高度な技術を要するため、反射層をパターン層とすることは偽造防止に有効である。
本発明の真偽判定用媒体は、(1)入射光のうち左円偏光および右円偏光のいずれか一方を反射する光選択反射性を有し、かつ可視光に対して透過性を有する光選択反射層、(2)可視光に対して透過性を有し、かつ入射光の回転方向が反転する潜像パターン層、(3)ホログラム形成層、ならびに、(4)反射性パターン層
をこの順に有する。
本発明において、「真偽判定用媒体」とは、真正品と偽造品や改ざん品を判別するために使用され得る媒体をいう。また、本発明において、「可視光透過性」とは、可視光(波長380nm〜780nm)の透過率が、例えば50%以上であることをいう。
例えば光選択反射層が右円偏光を選択的に反射する性質を有する場合、右円偏光板を重ねて観察すると、真偽判定用媒体全体が光選択反射層からの反射光の色に着色した状態に視認される。例えば、前記光選択反射層がコレステリック液晶層である場合には、コレステリック液晶層のらせんピッチに基づいて着色して見える。
一方、左円偏光板を重ねて観察すると、入射光は光選択反射層では反射されず、該層を透過する。光選択反射層を透過した光は潜像パターン層において回転方向が反転するため、潜像パターン層からの反射が起きる。本発明の真偽判定用媒体は、潜像パターン層の背景にホログラム形成層と反射性パターン層を有する。潜像パターン層の背景に反射性のある層(ホログラム形成層と反射性パターン層によって形成されるホログラム)を配置することにより、潜像パターン層によって形成される像を鮮明に認識することが可能となる。
上記では、光選択反射層が右円偏光を選択的に反射する態様について説明したが、本発明は上記態様に限定されるものではない。光選択反射層が左円偏光を選択的に反射する性質を有する場合には、左円偏光板を重ねて観察することにより光選択反射層の反射光の色を認識することができ、右円偏光板を重ねて観察することにより、潜像パターン層を鮮明な像として認識することができる。
なお、前記潜像パターン層を視認するための偏光板としては、直線偏光板、左円偏光板、右円偏光板のいずれを用いてもよいが、円偏光板を使用することにより、潜像と併せて光選択反射層の反射性も観察することができる。
しかも、本発明の真偽判定用媒体は、各層を形成する材料は一般に入手困難であり、層形成も容易ではないため、偽造防止効果がきわめて高い。更に、前記のように複雑な層構成を有することも偽造防止に効果的である。特に、ホログラムを形成する反射層をパターン化し、更にはホログラムの反射層のパターンとホログラム絵柄を同調させるためには高度な技術が要求されるため、反射性パターン層を有することは偽造防止にきわめて有効である。
こうして、本発明によれば、真偽判定が容易であり、しかも優れた偽造防止効果を有する真偽判定用媒体を提供することができる。
次に、本発明の真偽判定用媒体に含まれる各層の詳細を説明する。
前記潜像パターン層は、可視光透過性を有し、かつ入射光を反転させる性質を有するものであれば特に限定されず、公知の材料から形成することができる。前記潜像パターン層は、好ましくはスメクチック液晶層またはネマチック液晶層である。ここで、スメクチック液晶層とは、スメクチック型液晶分子を含む層であり、ネマチック液晶層とは、ネマチック型液晶分子を含む層であり、該液晶分子が配向することにより、入射光を反転させる性質を示すことができる。前記液晶分子としては、後述するコレステリック液晶層に使用可能な液晶分子を使用することができる。液晶材料は一般に入手困難であり、しかも高度な配向技術が要求されるので、前記潜像パターン層が液晶層であることは、偽造防止に有効である。
前記潜像パターン層は、光選択反射層上に直接形成することもできるが、基材の一方の面に直接または配向膜を介してパターン層を形成し、他方の面に光選択反射層を直接または配向膜を介して形成することもできる。配向膜の詳細は後述する。
前記基材としては、可視光透過性を有するプラスチック基材および位相差性が少ない基材が望ましい。具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアリレート、トリアセチルセルロール(TAC)、ジアセチルセルロール、ポリエチレン−エチルビニルアルコールなどを例示できる。
前記潜像パターン層と光選択反射層の間に配向膜を形成することもできる。この場合、配向膜は、潜像パターン層中の液晶分子および光選択反射層中の液晶分子を配向させ所望の光反射性を付与する役割を果たす。また、前述のように、基材の表面に配向膜を形成することも可能である。更に、潜像パターン層中の液晶分子を配向させるために、ホログラム形成層と潜像パターン層との間に配向膜を形成することも可能である。
前記配向膜は、一般に配向膜として使用し得るものであればいずれでもよいが、光選択反射層やホログラムの視認性に影響を与えないためには可視光透過性を有するものであることが好ましい。前記配向膜としては、例えば、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)、ポリイミド樹脂等を用いることができる。配向膜は、これらの樹脂の溶剤溶液を、適宜な塗布法により塗布し、乾燥させた後に、布、ブラシ等を用いて摩擦するラビングを行って形成することができる。前記配向膜として、基材フィルムや潜像パターン層、光選択反射層と接着性のよいものを選ぶと該配向膜は接着層として機能し、他方、接着性に乏しいものを選ぶと該配向膜は剥離層として機能する。配向膜が剥離層として機能すれば、転写箔として使用できる。また、例えば光選択反射層/基材/配向膜(剥離層)/潜像パターン層/ホログラム形成層/反射性パターン層/粘着層の構成でラベルとして使用した場合、対象物に貼り付けた後に剥がそうとすると、剥離層より上が剥がれてしまうため、真偽判定用媒体全体として剥がすことが難しく、基材が剥がれてしまうので、ラベルが貼り替えられない。そのため、配向膜が剥離層として機能することは、改竄防止に有効である。
但し、液晶層は、下層の物性によっては配向膜なしでも層内の液晶分子を配向させることができるので、上記配向膜は必須ではない。例えば、延伸フィルム(例えばPETフィルム)からなる基材を用いる場合には、配向層なしでも液晶層中の分子を配向させることができる。この場合、基材の少なくとも一方の面に剥離層を設けることにより、前記と同様の効果を得ることができる。また、光選択反射層と潜像パターン層を基材や配向膜を介さずに積層する場合、両層の界面に剥離層を設けることもできる。この剥離層としては、例えばアクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂、シリコーン樹脂、塩化ゴム、カゼイン、各種界面活性剤、金属酸化物等から、1種または2種以上を混合したもの等を用いることができる。上記の中でも、分子量20000〜100000程度のアクリル系樹脂単独、またはアクリル系樹脂と分子量8000〜20000の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂とからなり、さらに添加剤として分子量1000〜5000のポリエステル樹脂が1〜5重量%含有する組成物からなることが特に好ましい。特に、上記潜像パターン層と光選択反射層との間の剥離力が1〜5g/インチ(90°剥離)となるようなものであることが好ましい。また、その厚みは剥離力、箔切れ等の面から、0.1μm〜2μmの範囲内であることが好ましい。
前記のように、光選択反射層と潜像パターン層との間に脆弱部(真偽判定用媒体に含まれる層および層間の界面の中で強度が最も低い部分)を設けることは、偽造改竄防止に有効である。
前記光選択反射層は、入射光のうち左円偏光および右円偏光のいずれか一方を反射する光選択反射性を有し、かつ可視光に対して透過性を有するものであればよく、コレステリック液晶層であることが好ましい。ここで、コレステリック液晶層とは、コレステリック型液晶分子を含む層である。液晶材料は一般に入手困難であり、しかも高度な配向技術が要求されるので、前記光選択反射層がコレステリック液晶層であれば、高い偽造防止効果を得ることができる。更に、前記光選択反射層が可視光透過性を有することにより、下層に位置する潜像パターン層およびホログラムの絵柄を容易に視認することができる。
前記ホログラム形成層としては、公知のホログラム形成層を用いることができるが、前述のように光選択反射層の色調変化を活かすためには、可視光透過性を有するものが好ましい。例えば、前記ホログラム形成層は、透明な樹脂素材からなる層の片面にレリーフホログラムの微細凹凸を形成することにより作製することができる。ホログラム形成層を構成するための透明な樹脂材料としては、各種の熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、電離放射線硬化樹脂等の各種樹脂材料が選択可能である。例えば、熱硬化性樹脂として、不飽和ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ変性アクリル樹脂、エポキシ変性不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。熱可塑性樹脂としてはアクリル酸エステル樹脂、アクリルアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂、ポリスチレン樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は単独、または2種類以上の共重合体として使用することができる。また、これらの樹脂は単独、または2種類以上を各種イソシアネート樹脂や、ネフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛等の金属石鹸ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸化物、ベンゾフェノン、アセトフェノン、アントラキノン、ナフトキノン、アゾビスイソブチロニトリル、ジフェニルスルフィド等の熱または紫外線硬化剤を配合してもよい。また、電離放射線硬化型樹脂としては、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、アクリル変性ポリエステル等が挙げられる。このような電離放射線硬化型樹脂に架橋構造、粘度調整等を目的として、他の単官能または多官能モノマー、オリゴマー等を抱合させることができる。
本発明の真偽判定用媒体は、ホログラムを形成する反射層がパターン状である。これにより、下層に反射性パターン層が積層された部分ではホログラムの絵柄が見えやすく、下層に反射性パターン層が積層されてない部分では光選択反射層の色調や色彩変化を確認しやすく、また、右円偏光板または左円偏光板を介して観察することにより、右円偏光もしくは左円偏光の有無を確認することが可能である。
これらの微細パターンは例示であって、微細パターンを構成するパターン自体は、自由に決めることができるので、万線パターン状や網点状以外の幾何学形状、文字または記号等の形状のものであってもよい。微細パターンを構成するパターンの大きさは、通常の観察では観察しにくいか、または観察不可能な微細なものであることが好ましく、万線パターン状の場合、線の幅を、例えば0.3mm以下、好ましくは0.1mm以下とすることができる。前記パターンは、形成可能である範囲で小さくすることもできるが、実際上0.01mm程度以上であることが好ましい。網点が円形状の場合には、直径を、例えば0.3mm以下、好ましくは0.1mm以下とすることができ、0.01mm程度以上であることが好ましい。また、網点が四角形状の場合には、縦横を、例えば0.3mm×0.3mm以下、好ましくは0.1mm×0.1mm以下とすることができ、0.01mm×0.01mm程度以上であることが好ましい。そのほかの形状の場合には、内接円の直径を、例えば0.3mm以下、好ましくは0.1mm以下とすることができ、0.01mm程度以上とすることが好ましい。
図2は、反射性層のパターン化を水溶性樹脂パターンを利用して行う方法の説明図である。なお、図2および以降に説明する際に引用する図3においては、ホログラム形成層以外の層、例えば、光選択反射層、潜像パターン層等は省略する。
次に、図2(b)に示すように、ホログラム形成層の微細凹凸が形成された面の反射性金属層が不要な部分に水溶性樹脂パターンを形成する。水溶性樹脂パターンの形成は、水溶性樹脂もしくは水膨潤性樹脂を溶解または分散した水溶性樹脂組成物、いわゆる水溶性インキを用いて印刷する等により行うことができる。
その後、図2(c)に示すように、水溶性樹脂パターンが形成された面の一面に反射性層を形成する。その後、反射性層が形成された面に、水または酸性もしくはアルカリ性の水溶液等を接触させて、水溶性樹脂パターンを除去すると共に、水溶性樹脂パターンが積層されていた部分の反射性層を除去することにより、図2(d)に示すように、水溶性樹脂パターンが積層されていなかった部分の反射性層が残り、反射性層がパターン状に形成される。
まず、図3(a)に示すように、下面にホログラムの微細凹凸を有するホログラム形成層を形成する。
次に、図3(b)に示すように、ホログラム形成層の微細凹凸が形成された面の一面に反射性層を形成する。
その後、図3(c)に示すように、反射性層の下面の、反射性層が必要な部分にレジストパターンを形成する。その後、レジストパターンが形成された面にエッチング液を作用させ、レジストパターンで被覆された部分以外の部分の反射性層をエッチングして除去する。これにより、図3(d)に示すように、レジストパターンで被覆された部分の反射性層が残り、反射性層がパターン状に形成される。なお、パターン状に形成された反射性層上に残ったレジストパターンは、残したままでもよいが、除去したい場合には、残ったレジストパターンを溶解等すればよい。
以上説明した反射性層をパターン化するための種々の方法は、任意に組み合わせて用いることができる。
前記反射性パターン層のホログラム形成層を有する面とは反対の面上に下地層を設けることもできる。前述のように、ホログラム形成層が可視光透過性を有する場合、ホログラムによって遮断されることなく下地層の色を視認できるため、下地層に所望の色を付すことにより、光選択反射層の色彩との組み合わせによって多様な色調の真偽判定用媒体を得ることができる。また、下地層として着色層を設けることにより、光選択反射層やホログラムの視認性を高めることもできる。なお、下地層に文字や図形等のデザインを付すことも可能である。前記下地層は、後述する粘着層を構成する材料から形成することができる。いずれの場合も、顔料、染料等を適量添加することにより、所望の色調を有する下地層とすることができる。添加する顔料としては、グンジョウ、カドミウムエロー、ベンガラ、クロムエロー、鉛白、チタン白、カーボンブラックなどの無機顔料やアゾ系、トリフェニルメタン系、キノリン系、アントラキノン系、フタロシアニン系、その他の有機顔料を挙げることができ、染料としては、アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド染料、硫化染料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料、キサンテン染料、アリザリン染料、アクリジン染料、キノンイミン染料(アジン染料、オキサジン染料、チアジン染料)、チアゾール染料、メチン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料などを挙げることができる。添加する染料、顔料の濃度は所望の色調に応じて調整することができる。
更に、本発明は、本発明の真偽判定用媒体と、該真偽判定用媒体の前記真偽判定用媒体の潜像パターン層を有する面とは反対の面上に粘着層を有する真偽判定用媒体ラベルに関する。前記真偽判定用媒体ラベルは、本発明の真偽判定用媒体に粘着層を積層することによって作製することができる。前記粘着層は特に限定されず、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤、合成ゴム系接着剤、シリコーンゴム系接着剤等の公知の接着剤を用いて形成することができる。前記粘着層は、好ましくは感熱接着剤層または粘着剤層である。粘着層の厚さは、例えば0.1〜40μm程度とすることができる。前記粘着層は、前述の下地層の機能を兼ねることができるが、前述の下地層と別に粘着層を設けることもできる。
更に、本発明は、感熱性接着剤層、本発明の真偽判定用媒体および基材フィルムをこの順に有する真偽判定用媒体転写箔に関する。前記転写箔は、本発明の真偽判定用媒体の一方の面上に感熱性接着剤層を設け、他方に基材フィルムを設けることにより作製することができる。前記転写箔においては、前記感熱性接着剤層を反射性パターン層上に設け、前記基材フィルムを光選択反射層上に設けることが好ましい。前記転写箔は、前記感熱性接着剤層と被着体とを接触させて、基材フィルム側から熱をかけることにより、本発明の真偽判定用媒体と被着体とを接着することができる。
(1)光選択反射層(コレステリック液晶層)の形成
PETフィルムを準備し、その一方の面の全面に、コレステリック液晶インキを塗布し、乾燥させてコレステリック液晶相を発現させた後、紫外線照射して、右円偏光のみを反射する厚みが2μmのコレステリック液晶層を形成した。
上記PETフィルムの光選択反射層を形成した面とは反対の面に重合性ネマチック液晶インキを用いてグラビア印刷を行い、乾燥させた後、紫外線を照射することにより、文字および図柄を形成して厚み2μmの潜像パターン層を得た。
前記潜像パターン層上に、透明紫外線硬化性樹脂組成物を塗布し、レリーフホログラムの複製用型の型面を接触させたまま紫外線を照射して、透明紫外線硬化性樹脂組成物を硬化させることにより、レリーフホログラムの形成を行った。
前記のレリーフホログラムの賦型された面に、水溶性グラビアインキを用いてグラビア印刷機により反射性パターン層を形成したい部分以外の部分に印刷を行った。その後、印刷面全面にAl蒸着を行った後に水洗いすると、水溶性インキ層上のAl蒸着層は水溶性インキ層とともに除去された。これにより、厚みが400nmの反射性パターン層が形成された。
反射性パターン層の形成方法を以下のように変更した以外は、実施例1と同様の方法で真偽判定用媒体を作製した。
レリーフホログラムの賦型された面に、水溶性シルクインキを用いてシルク印刷機により原反の絵柄と同調するように反射性パターン層を形成したい部分以外の部分に印刷を行った。その後、印刷面全面にAl蒸着を行った後に水洗いすると、水溶性インキ層上のAl蒸着層は水溶性インキ層とともに除去された。これにより、厚みが400nmの反射性パターン層が形成された。
反射性パターン層の形成方法を以下のように変更した以外は、実施例1と同様の方法で真偽判定用媒体を作製した。
レリーフホログラムの賦型された面の全面にAl蒸着を行った後、Al蒸着面に原反の絵柄と同調するようにエッチング用レジストインキを用いて印刷を行った。この印刷されたシートを1%水酸化ナトリウム水溶液でアルカリエッチングした。これにより、レジストインキ層が存在する部分にAl蒸着が残り、その他の部分のAl蒸着が除去され、厚みが400nmの反射性パターン層が形成された。
また、得られた真偽判定用媒体に右円偏光板を重ねたところ、コレステリック液晶層のらせんピッチに基づいて着色した明るい状態となった。ただし、この状態では潜像は観察されなかった。一方、左円偏光板を重ねて観察したところ、光選択反射層の色は消え、潜像をはっきり認識することができた。
また、右・左円偏光板の区別なく、見る角度によって潜像パターンの明暗(白黒)が変化し、下層に反射性パターン層が存在する部分で潜像パターンを確認することができた。更に、直線円偏光板を重ね該偏光板を回転させたところ、明暗(潜像パターンが明るく背景が暗いか、潜像パターンが暗く背景が明るいか)が変化した。
このように複雑な外観を示す真偽判定用媒体を形成することは容易ではないため、偽造防止に有効である。
実施例1において得られた真偽判定用媒体の反射性パターン層上に粘着加工により粘着層(透明または黒色)を設け、抜き加工を行い、真偽判定用媒体ラベルを得た。
実施例1において得られた真偽判定用媒体の反射性パターン層上にヒートシールを塗工して得られた転写シートを、紙やプラスチックカードに転写した。
実施例1において得られた真偽判定用媒体を、光選択反射層が表面側に位置するように紙に漉き込みスレッド用紙を得た。
実施例1において得られた真偽判定用媒体の反射性パターン層上に有色の下地層を設け、次いで光選択反射層が表面側に位置するように紙に漉き込みスレッド用紙を得た。
Claims (9)
- 入射光のうち左円偏光および右円偏光のいずれか一方を反射する光選択反射性を有し、かつ可視光に対して透過性を有する光選択反射層、
可視光に対して透過性を有し、かつ入射光の回転方向が反転する潜像パターン層、
ホログラム形成層、ならびに、
反射性パターン層
をこの順に有する真偽判定用媒体。 - 前記ホログラム形成層は可視光透過性を有する請求項1に記載の真偽判定用媒体。
- 前記光選択反射層は、コレステリック液晶層である請求項1または2に記載の真偽判定用媒体。
- 前記光選択反射層は、少なくとも一部がパターン状である請求項1〜3のいずれか1項に記載の真偽判定用媒体。
- 前記潜像パターン層は、スメクチック液晶層またはネマチック液晶層である請求項1〜4のいずれか1項に記載の真偽判定用媒体。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の真偽判定用媒体と、該真偽判定用媒体の前記真偽判定用媒体の光選択反射層を有する面とは反対の面上に粘着層を有する真偽判定用媒体ラベル。
- 剥離性面を有する基材と請求項6に記載の真偽判定用媒体ラベルを有する真偽判定用媒体転写シートであって、
前記真偽判定用媒体ラベルの粘着層を有する面とは反対の面と、前記基材の剥離性面とが対向する、前記真偽判定用媒体転写シート。 - 感熱性接着剤層、請求項1〜5のいずれか1項に記載の真偽判定用媒体、および基材フィルムをこの順に有する真偽判定用媒体転写箔。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の真偽判定用媒体を視認可能に有する物品。
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