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JP2008078176A - 表示装置の製造方法 - Google Patents

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Taiichi Kimura
泰一 木村
Daisuke Sonoda
大介 園田
Toshiyuki Matsuura
利幸 松浦
Takeshi Kuriyagawa
武 栗谷川
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Abstract

【課題】 注入する不純物の種類または濃度が異なる3種類の半導体層を作り分けるために必要なレジストの形成に用いる露光マスクの数を1つにする。
【解決手段】 基板の上に、第1の領域および第2の領域は覆われ、第3の領域は開口した第1のレジストを、第1の領域における厚さが第2の領域における厚さよりも厚くなるように形成する第1の工程と、第1のレジストをマスクにして、第3の領域にある半導体膜のみに不純物を注入する第2の工程と、第1のレジストを薄くして、第1の領域は覆われ、第2の領域および第3の領域は開口した第2のレジストを形成する第3の工程と、第2のレジストをマスクにして、第2の領域および第3の領域にある各半導体膜に同時に不純物を注入する第4の工程と、第1の領域および第2の領域ならびに第3の領域にある各半導体膜に同時に不純物を注入する第5の工程とを有する表示装置の製造方法。
【選択図】 図9(a)

Description

本発明は、表示装置の製造方法に関し、特に、表示領域の外側に駆動回路が形成されたアクティブマトリクス型の表示装置の製造方法に適用して有効な技術に関するものである。
従来、液晶表示装置には、アクティブマトリクス型の液晶表示装置がある。アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、液晶表示パネルの表示領域に多数個のアクティブ素子(スイッチング素子とも呼ばれる)がマトリクス状に配置されている。前記アクティブ素子には、たとえば、TFT(Thin Film Transistor)が用いられる。前記液晶表示パネルにおいて、前記TFTの基本構造は、金属層、絶縁層、半導体層の3層からなるMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造である。このとき、前記TFTの半導体層には、主に、シリコン(Si)が用いられる。また、前記絶縁層が、たとえば、シリコン酸化膜(SiO)の場合は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)と呼ばれる。
また、従来の液晶表示装置において、液晶表示パネルの走査信号線および映像信号線に印加する信号電圧の生成や印加するタイミングの制御などをする駆動回路は、主に、チップ状のドライバICを用いている。このドライバICは、たとえば、液晶表示パネルのうちの、表示領域にアクティブ素子(TFT)がマトリクス状に配置された基板(以下、TFT基板という)に直接実装されていることもあるし、ドライバICを実装したTCP(Tape Carrier Package)やCOF(Chip On Film)などを前記TFT基板に接続していることもある。またさらに、近年は、前記TFT基板の表示領域の外側に、TFTなどを用いて前記ドライバICと同等の機能を有する駆動回路を前記TFT基板と一体的に形成した液晶表示装置が提案されている。
前記TFT基板と一体的に形成される駆動回路は、多数個のTFT(MOSトランジスタ)ダイオード、キャパシター(capacitor)、抵抗などからなる集積回路であり、基本的には、前記TFT基板の走査信号線、映像信号線、アクティブ素子(TFT)などを形成する過程で、同時に形成することができる。
前記TFT基板の表示領域の外側に前記駆動回路を形成する場合、nチャネルMOSトランジスタ(以下、nMOSという)と、pチャネルMOSトランジスタ(以下、pMOSという)を形成することがある。その場合、nMOSの半導体層は、チャネル領域をp型またはn型の半導体領域にし、ドレイン領域およびソース領域をn型の半導体領域にする必要がある。また、pMOSの半導体層は、チャネル領域をn型またはp型の半導体領域にし、ドレイン領域およびソース領域をp型の半導体領域にする必要がある。なお、nMOSのチャネル領域をn型にする場合、そのドナー濃度は、ドレイン領域およびソース領域のドナー濃度とは異なる濃度にする必要がある。同様に、pMOSのチャネル領域をp型にする場合、そのアクセプター濃度は、ドレイン領域およびソース領域のアクセプター濃度とは異なる濃度にする必要がある。
半導体層(Si層)をp型半導体にする場合、一般的には、p型にしたい領域のみが開口したレジストを形成し、たとえば、ボロンイオン(B)などの不純物(アクセプター)をイオン注入することが多い。同様に、半導体層(Si層)をn型半導体にする場合、一般的には、n型にしたい領域のみが開口したレジストを形成し、たとえば、リンイオン(P)などの不純物(ドナー)をイオン注入することが多い。このとき、各レジストは、たとえば、感光性のレジスト材を塗布した後、露光マスクを用いて露光し、現像して形成する。そのため、従来の不純物の注入方法では、nMOSの半導体層の各半導体領域、pMOSの半導体層の各半導体領域を作り分けるために必要な露光マスクの数が増えるとともに、露光、現像の回数が増えるという問題があった。
しかしながら、近年は、半導体層をn型半導体とp型半導体とに作り分けるときに必要な露光マスクの数を減らす方法として、たとえば、すべての半導体層にアクセプター(またはドナー)を注入してp型(またはn型)半導体にした後、p型(またはn型)にする半導体層は覆い、n型(またはp型)にしたい半導体層の上は開口したレジストを形成し、前記レジストの開口した領域にある半導体層のみにドナー(またはアクセプター)を注入してn型(またはp型)半導体にする方法が提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。この方法を利用して、たとえば、すべての半導体層をp型半導体にした後、前記レジストの開口した領域にある半導体層をn型半導体にする場合、前記レジストの開口した領域にある半導体層に注入するドナーの量をアクセプターの量よりも多くし、ドナー濃度がアクセプター濃度よりも高くなるようにすればよい。このようにすることで、1つの露光マスクでn型半導体とp型半導体を作り分けることができる。
また、近年の液晶表示装置のTFT基板では、たとえば、表示領域の各画素の保持容量を形成するときに、たとえば、アクティブ素子(TFT)の半導体層の一部を導電化し、保持容量の一方の電極として用いることがある。このとき、アクティブ素子(TFT)がnMOSであれば、半導体層は、チャネル領域をp型(またはn型)半導体にし、ドレイン領域およびソース領域ならびに保持容量の電極として用いる部分をn型半導体にする。またこのとき、保持容量の電極として用いる部分のキャリア濃度(ドナー濃度)は、ドレイン領域およびソース領域のキャリア濃度(ドナー濃度)とほぼ同等にする必要がある。
TFTの半導体層のうちの一部分を前記保持容量の電極として用いる場合の半導体層の形成方法としては、たとえば、保持容量の電極として用いる部分を含む半導体層の全体に不純物(アクセプター)を注入してp型半導体にし、保持容量の電極として用いる部分及びその周辺のみに不純物(ドナー)を注入してn型半導体にした後、走査信号線および保持容量線を形成し、それらをマスクにしてドレイン領域およびソース領域に不純物(ドナー)を注入してn型半導体にする方法が提案されている(たとえば、特許文献2を参照。)。
特開2003−282880号公報 特開2005−274984号公報
しかしながら、前記TFT基板の表示領域の外側に前記駆動回路を形成する場合、前記TFT基板には、たとえば、nMOSおよびpMOSと、表示領域にあるアクティブ素子の半導体層の一部を一方の電極として用いる保持容量とを形成することがある。
その場合、前記特許文献1または前記特許文献2に記載された方法を適用しても、たとえば、n型半導体とp型半導体を作り分けるための露光マスクと、ドナー濃度が異なる2種類のn型半導体を作り分けるための露光マスクが必要である。そのため、作成する露光マスクの数が増え、その結果として、TFT基板(液晶表示装置)の製造コストが上昇するという問題があった。
また、その他にも、たとえば、ドナー濃度が異なる3種類のn型半導体を作り分けるときにも、従来の方法では、最低でも2つの露光マスクが必要である。そのため、作成する露光マスクの数が増え、その結果として、TFT基板(液晶表示装置)の製造コストが上昇するという問題があった。
本発明の目的は、注入する不純物の種類または濃度が異なる3種類の半導体層を作り分けるために必要なレジストの形成に用いる露光マスクの数を1つにすることが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、注入する不純物の種類または濃度が異なる3種類の半導体層を作り分けるために必要なレジストの露光、現像工程を減らすことが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概略を説明すれば、以下の通りである。
(1)基板の上に半導体膜を形成する工程と、前記基板の第1の領域にある半導体膜、前記第1の領域の外側の第2の領域にある半導体膜、前記第1の領域および前記第2の領域の外側の第3の領域にある半導体膜のそれぞれに不純物を注入する工程とを有する表示装置の製造方法であって、前記不純物を注入する工程は、前記基板の上に、前記第1の領域および前記第2の領域は覆われ、前記第3の領域は開口した第1のレジストを、前記第1の領域における厚さが前記第2の領域における厚さよりも厚くなるように形成する第1の工程と、前記第1のレジストをマスクにして、前記第3の領域にある半導体膜のみに不純物を注入する第2の工程と、前記第1のレジストを薄くして、前記第1の領域は覆われ、前記第2の領域および前記第3の領域は開口した第2のレジストを形成する第3の工程と、前記第2のレジストをマスクにして、前記第2の領域および前記第3の領域にある各半導体膜に同時に不純物を注入する第4の工程と、前記第1の領域および前記第2の領域ならびに前記第3の領域にある各半導体膜に同時に不純物を注入する第5の工程とを有する表示装置の製造方法。
(2)前記(1)の表示装置の製造方法において、前記第5の工程は、前記第4の工程の後、前記第2のレジストを除去してから行う表示装置の製造方法。
(3)前記(1)の表示装置の製造方法において、前記第5の工程は、前記第1の工程の前に行う表示装置の製造方法。
(4)前記(1)乃至(3)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記第2の工程と前記第5の工程は、一方の工程がn型半導体を形成する不純物を注入する工程であり、他方の工程がp型半導体を形成する不純物を注入する工程であり、前記第2の工程で注入される不純物の量は、前記第5の工程で注入される不純物の量よりも多い表示装置の製造方法。
(5)前記(1)乃至(4)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記第4の工程と前記第5の工程は、一方の工程がn型半導体を形成する不純物を注入する工程であり、他方の工程がp型半導体を形成する不純物を注入する工程である表示装置の製造方法。
(6)前記(5)の表示装置の製造方法において、前記第4の工程で注入される不純物の量は、前記第5の工程で注入される不純物の量よりも多い表示装置の製造方法。
(7)前記(5)の表示装置の製造方法において、前記第4の工程で注入される不純物の量は、前記第5の工程で注入される不純物の量よりも少ない表示装置の製造方法。
(8)前記(1)乃至(4)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記第4の工程と前記第5の工程は、同じ導電型の半導体を形成する不純物を注入する工程である表示装置の製造方法。
(9)前記(1)乃至(8)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第3の領域に、前記不純物を注入した半導体膜を一方の電極とする容量素子を形成する工程を有する表示装置の製造方法。
(10)前記(1)乃至(9)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第1の領域および前記第2の領域にある半導体膜にさらに不純物を注入し、該半導体膜をチャネル領域、ドレイン領域、およびソース領域に分割してMISトランジスタを形成する工程を有する表示装置の製造方法。
(11)前記(1)乃至(10)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記基板の上に半導体膜を形成する工程は、前記基板の上にアモルファスシリコン膜を形成する工程と、前記アモルファスシリコン膜の一部分または全部を多結晶シリコン化する工程と、前記半導体膜をエッチングして、前記第1の領域の半導体膜および前記第2の領域の半導体膜ならびに前記第3の領域の半導体膜を形成する工程とを有する表示装置の製造方法。
(12)前記(11)の表示装置の製造方法において、前記アモルファスシリコン膜の一部または全部を多結晶シリコン化する工程は、前記アモルファスシリコン膜の一部または全部を、微結晶または粒状結晶の集合でなる第1の多結晶シリコンにする工程と、前記第1の多結晶シリコンの一部または全部を、概ね一方向に長く伸びる帯状結晶の集合でなる第2の多結晶シリコンにする工程とを有する表示装置の製造方法。
(13)前記(1)乃至(12)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第1の領域の前記半導体膜を用いてp型またはn型のうちの一方の導電型のトランジスタを形成し、前記第2の領域の前記半導体膜を用いて前記第1の領域のトランジスタとは反対の導電型のトランジスタを形成し、前記第3の領域の前記半導体膜を用いて容量素子を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
(14)前記(1)乃至前記(12)のいずれかの表示装置の製造方法において、前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第1の領域の前記半導体膜を用いてp型またはn型のうちの一方の導電型の第1のトランジスタを形成し、前記第2の領域の前記半導体膜を用いて前記第1のトランジスタと同じ導電型の第2のトランジスタを形成し、前記第3の領域の前記半導体膜を用いて容量素子を形成する工程を有する表示装置の製造方法。
(15)前記(14)の表示装置の製造方法において、前記第1のトランジスタの前記半導体膜と、前記第2のトランジスタの前記半導体膜は、一方の半導体膜が帯状結晶の集合でなる多結晶シリコンであり、他方の半導体膜が微結晶または粒状結晶の集合でなる多結晶シリコンである表示装置の製造方法。
本発明の表示装置の製造方法によれば、1つの露光マスクを用いて形成したレジストで、基板の上の3つの領域にある半導体膜を、不純物の濃度または種類が異なる3種類の半導体に作り分けることができる。
このとき、前記3種類の半導体の組み合わせは任意であり、たとえば、1つのp型半導体とドナー濃度が異なる2つのn型半導体でもよいし、アクセプター濃度が異なる2つのp型半導体と1つのn型半導体でもよい。またさらに、ドナー濃度が異なる3つのn型半導体層、またはアクセプター濃度が異なる3つのp型半導体であってもよい。
またこのとき、3つの半導体層は、たとえば、アモルファスシリコンで形成されていてもよいし、多結晶シリコンで形成されていてもよい。また、アモルファスシリコンで形成されている半導体層と多結晶シリコンで形成されている半導体層が混在していてもよい。またさらに、多結晶シリコンで形成されている半導体層は、微結晶または粒状結晶の集合でなる多結晶シリコンでもよいし、概ね一方向に長く伸びる帯状結晶の集合でなる多結晶シリコン(擬似単結晶シリコンと呼ぶこともある)でもよい。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1(a)は、本発明を適用できる液晶表示パネルの概略構成を示す模式平面図である。図1(b)は、図1(a)のA−A’線における液晶表示パネルの模式断面図である。図2は、液晶表示パネルに用いるTFT基板の概略構成の一例を示す模式平面図である。
本発明は、たとえば、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の液晶表示パネルに用いるTFT基板の製造方法に適用できる。
液晶表示パネルは、たとえば、図1(a)および図1(b)に示すように、第1の基板1と第2の基板2の間に液晶材料3を封入した表示パネルである。このとき、第1の基板1と第2の基板2は、表示領域DAの外側に環状に設けられたシール材4で接着されており、液晶材料3は、第1の基板1および第2の基板2ならびにシール材4で囲まれた空間に密封されている。
また、透過型または半透過型の液晶表示パネルの場合、たとえば、第1の基板1および第2の基板2の外側を向いた面に、偏光板(偏光フィルム)5A,5Bが貼り付けられている。またこのとき、図示は省略するが、第1の基板1と偏光板5Aの間、第2の基板2と偏光板5Bの間のそれぞれに、1層または複数層の位相差板(位相差フィルム)が介在していることもある。
また、図示は省略するが、反射型の液晶表示パネルの場合、たとえば、第2の基板2の外側を向いた面のみに偏光板が貼り付けられている。このときも、第2の基板2と偏光板の間に、1層または複数層の位相差板(位相差フィルム)が介在していることもある。
また、アクティブマトリクス型の液晶表示パネルにおいて、第1の基板1は、表示領域DAにアクティブ素子(スイッチング素子と呼ぶこともある)として用いるTFT素子がマトリクス状に配置されている。以下、第1の基板1をTFT基板と呼ぶ。
TFT基板1は、たとえば、図2に示すように、x方向に延びて表示領域DAを横断する走査信号線GLがy方向に複数本並んでおり、y方向に延びて表示領域DAを縦断する映像信号線DLがx方向に複数本並んでいる。このとき、複数本の走査信号線GLと複数本の映像信号線DLは、絶縁層を介して設けられており、走査信号線GLと映像信号線DLは、該絶縁層を介して立体的に交差している。そして、図2では省略しているが、前記アクティブ素子(TFT素子)は、たとえば、走査信号線GLと映像信号線DLが交差している点の近傍に配置されており、TFT素子のゲートは走査信号線GLに接続され、ドレインは映像信号線DLに接続されている。また、TFT素子のソースは、画素電極に接続されている。
また、本発明を適用できるTFT基板1は、たとえば、表示領域の外側に、映像信号線DLが接続している第1の駆動回路DRV1と、走査信号線GLが接続している第2の駆動回路DRV2とがTFT基板1に一体的に形成されている。第1の駆動回路DRV1は、各映像信号線DLに印加する信号電圧の生成や印加するタイミングの制御を行う回路であり、従来のデータドライバなどと呼ばれるドライバICと同等の機能を有する集積回路である。また、第2の駆動回路DRV2は、各走査信号線DLに印加する信号電圧の生成や印加するタイミングの制御を行う回路であり、従来の走査ドライバなどと呼ばれるドライバICと同等の機能を有する集積回路である。このとき、第1の駆動回路DRV1および第2の駆動回路DRV2は、たとえば、多数個のnチャネルMOSトランジスタ、pチャネルMOSトランジスタ、ダイオード、キャパシター(capacitor)、抵抗からなる集積回路である。
またこのとき、第1の駆動回路DRV1および第2の駆動回路DRV2は、シール材4よりも内側、すなわちシール材4と表示領域DAの間に形成することが望ましいが、シール材4と平面でみて重なる領域やシール材4の外側に形成されていてもよい。
図3(a)は、本発明を適用できるTFT基板の表示領域の1画素の一構成例を示す模式平面図である。図3(b)は、図3(a)の領域AR1を拡大して示した模式平面図である。図3(c)は、図3(b)のB−B’線におけるスイッチング素子の模式断面図である。図3(d)は、図3(a)のC−C’線における保持容量の模式断面図である。
本発明を適用できるTFT基板1は、たとえば、表示領域DAの1画素の構成が、たとえば、図3(a)乃至図3(d)に示すような構成になっている。まず、ガラス基板100などの絶縁基板の表面に第1の絶縁層101が形成されており、第1の絶縁層101の上には、アクティブ素子の半導体層SC1が形成されている。なお、第1の絶縁層101は、1層であってもよいし2層以上であってもよい。また、半導体層SC1の上には、アクティブ素子のゲート絶縁膜としての機能を有する第2の絶縁層102を介して走査信号線GLおよび保持容量線StLなどが形成されている。
半導体層SC1は、図3(b)および図3(c)に示すように、概略コの字型に蛇行しており、平面でみて走査信号線GLと重なる部分を有する。そして、走査信号線GLは、平面でみて半導体層SC1と重なる領域がアクティブ素子のゲートとして機能する。アクティブ素子が、たとえば、LDD(Lightly Doped Drain)構造のnチャネルMOSトランジスタ(以下、nMOSという)の場合、半導体層SC1は、たとえば、平面でみて走査信号線GLと重なる領域(チャネル領域)T1,T1’がp型半導体領域(以下、p型領域という)になり、チャネル領域T1,T1’とは別の領域T2,T3,T4,T5,T6,T7,T8,T9がn型半導体領域(以下、n型領域という)になる。なお、半導体層SC1のチャネル領域T1,T1’は、たとえば、他のn型領域とは不純物濃度(ドナー濃度)が異なるn型半導体領域であってもよい。
また、半導体層SC1のうち、2つの連続したn型領域T2,T3は、ドレイン領域であり、チャネル領域T1に近いほうのn型領域T3のドナー濃度が、遠いほうのn型領域T2のドナー濃度よりも低くなっている。また、半導体層SC1のうち、別の2つの連続したn型領域T4,T5は、ソース領域であり、チャネル領域T1’に近いほうのn型領域T5のドナー濃度が、遠いほうのn型領域T4のドナー濃度よりも低くなっている。また、半導体層SC1のうち、2つのチャネル領域T1,T1’の間にある3つの連続したn型領域T6,T7,T8は、チャネル領域T1に最も近いn型領域T7およびチャネル領域T1’に最も近いn型領域T8のドナー濃度が、遠いほうのn型領域T6のドナー濃度よりも低くなっている。
走査信号線GLおよび保持容量線StLなどの上には、第3の絶縁層103を介して映像信号線DLおよびソース電極SD2などが形成されている。このとき、映像信号線DLは、その一部分が、平面でみて半導体層SC1のドレイン領域(n型領域T2)の一部分と重なるように形成される。そして、映像信号線DLは、その重なった部分に設けられたスルーホールTH1により半導体層SC1のn型領域T2に接続されている。また、ソース電極SD2は、その一部分が、平面でみて半導体層SC1のソース領域(n型領域T4)の一部分と重なるように形成される。そして、ソース電極SD2は、その重なった部分に設けられたスルーホールTH2により半導体層SC1のn型領域T4に接続されている。
映像信号線DLおよびソース電極SD2などの上には、第4の絶縁層104を介して画素電極PXおよび共通電極CT(対向電極ということもある)が形成されている。画素電極PXは、その一部分が、平面でみてソース電極SD2と重なるように形成される。そして、画素電極PXは、その重なった部分に設けられたスルーホールTH3によりソース電極SD2に接続されている。
また、保持容量線StLは、たとえば、図3(a)および図3(d)に示すように、その一部が分岐してy方向に延びており、ソース電極SD2の一部は、平面でみて保持容量線StLのy方向に延びている部分と重なるようにy方向に延びている。このとき、平面でみて保持容量線StLとソース電極SD2とが重なっている部分には、保持容量線StLとソース電極SD2を一対の電極とし、両者の間に介在する第3の絶縁層103を誘電体とする第1の保持容量が形成される。
また、アクティブ素子の半導体層SC1は、たとえば、図3(d)に示すように、ソース領域(n型領域T4)の一部が、平面でみてソース電極SD2のうちの第1の保持容量の電極として機能する部分と重なるように延びており、その延びた先に、ソース領域(n型領域T4)とほぼ同等のドナー濃度であり、かつ、チャネル領域T1,T1’よりも濃度が高いn型領域T9がある。このとき、平面でみて保持容量線StLと半導体層SC1のn型領域T9とが重なっている部分には、保持容量線StLと半導体層SC1のn型領域T9を一対の電極とし、両者の間に介在する第2の絶縁層102を誘電体とする第2の保持容量が形成される。
図4(a)は、本発明を適用できるTFT基板の表示領域の外側に形成されるMOSトランジスタの一構成例を示す模式平面図である。図4(b)は、図4(a)のD−D’線におけるnチャネルMOSトランジスタの断面構成およびE−E’線におけるpチャネルMOSトランジスタの断面構成を横に並べて示した模式断面図である。
本発明を適用できるTFT基板1は、たとえば、表示領域DAの外側に形成される第1の駆動回路DRV1や第2の駆動回路DRV2などの集積回路が形成されている。このとき、表示領域DAの外側には、たとえば、nMOSとpチャネルMOSトランジスタ(以下、pMOSという)を直列に接続したCMOS(Complementary MOS)が形成される。前記CMOSは、たとえば、図4(a)乃至図4(d)に示すような構成になっている。まず、ガラス基板100などの絶縁基板の表面に第1の絶縁層101が形成されており、第1の絶縁層101の上には、nMOSの半導体層SC2とpMOSの半導体層SC3が形成されている。また、nMOSの半導体層SC2とpMOSの半導体層SC3の上には、nMOSおよびpMOSのゲート絶縁膜としての機能を有する第2の絶縁層102を介してゲート電極GP2が形成されている。
nMOSの半導体層SC2およびpMOSの半導体層SC3は、たとえば、y方向に長く形成されており、ゲート電極GP2は、x方向に延びてnMOSの半導体層SC2およびpMOSの半導体層SC3と立体的に交差するように形成されている。このとき、ゲート電極GP2は、平面でみてnMOSの半導体層SC2と重なる部分がnMOSのゲートとして機能し、平面でみてpMOSの半導体層SC3と重なる部分がpMOSのゲートとして機能する。
nMOSが、たとえば、LDD構造の場合、半導体層SC2は、たとえば、平面でみてゲート電極GP2と重なる領域(チャネル領域)T10がp型領域になり、チャネル領域T10とは別の領域T11,T12,T13,T14がn型領域になる。なお、チャネル領域T10は、他のn型領域とはドナー濃度が異なるn型半導体領域であってもよい。このとき、半導体層SC2のうち、2つの連続したn型領域T11,T12は、ソース領域であり、チャネル領域T10に近いほうのn型領域T12のドナー濃度が、遠いほうのn型領域T11のドナー濃度よりも低くなっている。また、半導体層SC2のうち、別の2つの連続したn型領域T13,T14は、ドレイン領域であり、チャネル領域T10に近いほうのn型領域T14のドナー濃度が、遠いほうのn型領域T13のドナー濃度よりも低くなっている。
一方、pMOSの半導体層SC3は、平面でみてゲート電極GP2と重なる領域(チャネル領域)T15がn型領域になり、チャネル領域T15とは別の領域T16,T17がp型領域になる。なお、チャネル領域T15は、他のp型領域とはアクセプター濃度が異なるp型半導体領域であってもよい。このとき、半導体層SC3の2つのp型領域T16,T17は、一方のp型領域T16がソース領域であり、他方のp型領域T17がドレイン領域である。
また、ゲート電極GP2の上には、第3の絶縁層103を介して金属配線6A,6B,6Cなどが形成されている。このとき、金属配線6Aは、スルーホールTH4によりnMOSの半導体層SC2のソース領域(n型領域T11)に接続されている。また、金属配線6Bは、スルーホールTH5によりnMOSの半導体層SC2のドレイン領域(n型領域T13)に接続されるとともに、スルーホールTH6によりpMOSの半導体層SC3のソース領域(p型領域T16)に接続されている。また、金属配線6Cは、スルーホールTH7により、pMOSの半導体層SC3のドレイン領域(p型領域T17)に接続されている。
また、図4(b)では省略しているが、各金属配線6A,6B,6Cの上には、第4の絶縁層104が形成されている。
なお、上記の構成は、本発明を適用できるTFT基板1の構成の一例であり、本発明は、これに限らず、上記の構成と類似した構成のTFT基板1であれば適用することができる。
以下、図3(a)乃至図3(d)と、図4(a)および図4(b)に示したような構成のTFT基板1の製造方法、およびそれ以外の構成で、本発明を適用できる場合のTFT基板の構成例およびその製造方法について、半導体層に不純物を注入する手順に着目して説明する。
図5は、本発明による実施例1の製造方法で形成されるMOSトランジスタおよび容量素子の概略構成の一例を示す模式断面図である。
実施例1では、TFT基板1の製造方法の一例として、たとえば、図5に示すように、ガラス基板100の上に、nMOSおよびpMOSならびに高濃度のn型半導体層を一方の電極とする容量素子(capacitor)を形成する場合を挙げる。
なお、図5に示したnMOSを形成する領域AR2の断面構成は、図4(a)のD−D’線における断面構成と同じである。また、図5に示したpMOSを形成する領域AR3の断面構成は、図4(a)のE−E’線における断面構成と同じである。そのため、図5に示したnMOSおよびpMOSの構成に関する説明は省略する。
また、図5に示した容量素子を形成する領域AR4の断面構成は、たとえば、図3(a)のC−C’線における断面構成のうちの、本発明に関わる構成を概念的に示した構成である。容量素子を形成する領域AR4は、たとえば、ガラス基板100の表面に第1の絶縁層101が形成されており、第1の絶縁層101の上には、容量素子の下部電極として用いる半導体層SC4が形成されている。半導体層SC4は、たとえば、すべての領域がn型領域T9であり、ドナー濃度が、nMOSのソース領域(n型領域T13)の濃度とほぼ同等であり、かつ、チャネル領域T10,T15の濃度よりも高い、導電層とみなせる半導体層である。
半導体層SC4の上には、第2の絶縁層102を介して、容量素子の上部電極として用いる保持容量線StLが形成されている。また、保持容量線StLの上には、たとえば、第3の絶縁層103を介して金属配線6D,6Eが形成されている。このとき、金属配線6Dは、スルーホールにより半導体層SC4と接続され、金属配線6Eは、スルーホールにより保持容量線StLと接続されている。
以下、図5に示したような構成のnMOSおよびpMOSならびに容量素子を形成するときの手順について説明する。
図6(a)乃至図14は、実施例1のTFT基板の製造方法の一例を説明するための模式図である。
図6(a)は、第1の絶縁層の上に半導体層を形成した直後の模式断面図である。図6(b)は、nMOSを形成する領域およびpMOSを形成する領域の半導体層の平面パターンの一例を示す模式平面図である。図6(c)は、容量素子を形成する領域の半導体層の平面パターンの一例を示す模式平面図である。
図7は、3つの領域にある半導体層をp型にする工程の模式断面図である。
図8(a)は、容量素子を形成する領域の半導体層をp型からn型にする工程の模式断面図である。図8(b)は、容量素子を形成する領域およびその周辺の領域における第1のレジストの平面パターンの一例を示す模式平面図である。
図9(a)は、pMOSを形成する領域の半導体層をp型からn型にする工程の模式断面図である。図9(b)は、nMOSを形成する領域およびpMOSを形成する領域ならびにその周辺の領域における第2のレジストの平面パターンの一例を示す模式平面図である。
図10は、第2のレジストを除去した直後の模式断面図である。
図11は、導電膜の上にエッチングレジストを形成した直後の模式断面図である。
図12は、導電膜をエッチングした後の、nMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの1段階目の工程の模式断面図である。
図13は、nMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの2段階目の工程の模式断面図である。
図14は、pMOSを形成する領域の半導体層にp型領域を形成する工程の模式断面図である。
実施例1のTFT基板1の製造方法では、まず、図6(a)に示すように、ガラス基板100の表面に第1の絶縁層101を形成し、続けて、nMOSの半導体層SC2、pMOSの半導体層SC3、容量素子の一方の電極として用いる半導体層SC4を形成する。第1の絶縁層101は、たとえば、CVD法でシリコン窒化膜(SiN膜)を成膜した後、その上に続けてシリコン酸化膜(SiO膜)を成膜して形成する。
また、各半導体層SC2,SC3,SC4は、たとえば、第1の絶縁層101の上にアモルファスシリコン膜を形成(成膜)し、該アモルファスシリコン膜を多結晶シリコン膜にした後、該多結晶シリコン膜をエッチングして形成する。アモルファスシリコン膜を多結晶シリコン膜にするときには、たとえば、エキシマレーザや連続発振レーザなどのエネルギービームを照射して、アモルファスシリコンを一度溶融させた後、固化(結晶化)させればよい。また、多結晶シリコン膜をエッチングするときには、nMOSの半導体層SC2およびpMOSの半導体層SC3は、たとえば、図6(b)に示すように、後の工程でゲート電極を形成する領域GP2’と交差するようなパターンで形成する。また、容量素子が表示領域DAの各画素の保持容量である場合、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4は、たとえば、図6(c)に示すように、アクティブ素子の半導体層SC1のパターンの一部として形成することが望ましい。
次に、図7に示すように、各半導体層SC2,SC3,SC4が形成された面の上に第2の絶縁層102を形成した後、第2の絶縁層102を通して各半導体層SC2,SC3,SC4に第1の不純物IMS1(アクセプター)を注入し、各半導体層SC2,SC3,SC4をp型にする。第2の絶縁層102は、たとえば、CVD法でシリコン酸化膜(SiO膜)を成膜して形成する。また、各半導体層SC2,SC3,SC4をp型にするときには、アクセプターとして、たとえば、ボロンイオン(B)をイオン注入する。またこのとき、ボロンイオンなどのアクセプターは、各半導体層SC2,SC3,SC4のすべての領域に注入されるので、各半導体層SC2,SC3,SC4は、すべての領域がp型領域Tpになる。これによって、nMOSのしきい値を制御するためのチャネルインプラができる。なお、この工程では、しきい値の制御ができればよいので、第1の不純物IMS1としてドナーを注入して各半導体層SC2,SC3,SC4をn型にしてもよい。
次に、図8(a)に示すように、nMOSを形成する領域AR2およびpMOSを形成する領域AR3は覆い、容量素子を形成する領域AR4は開口した第1のレジスト7Aを形成した後、第2の絶縁層102を通して容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4のみに第2の不純物IMS2(ドナー)を注入し、半導体層SC4をn型にする。半導体層SC4をn型にするときには、ドナーとして、たとえば、リンイオン(P)をイオン注入する。またこのとき、半導体層SC4は、前の工程でアクセプターを注入してp型領域Tpになっているが、ドナーの注入量(ドーズ量)を多くして、この工程で注入されるドナーの濃度が、すでに注入されているアクセプターの濃度に比べて十分に高くなるようにすれば、半導体層SC4を高濃度のn型領域Tnにすることができる。これによって、半導体層SC4を導電化できる。なお、この工程では、半導体層SC4を導電化することができればよいので、第2の不純物IMS2としてアクセプターを注入して高濃度のp型にしてもよい。
また、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4を、表示領域DAの各画素に対して配置されるアクティブ素子の半導体層SC1のパターンの一部として形成した場合、第1のレジスト7Aは、たとえば、図8(b)に示すように、半導体層SC1のうちの保持容量の電極として機能させる領域SC4およびその周辺のみに第2の不純物IMS2が注入されるように開口する。なお、図8(b)では、半導体層SC1のうちの領域SC4が露出しているように示しているが、実際には、第2の絶縁層102で覆われている。
また、第1のレジスト7Aは、たとえば、第2の絶縁層102の上にほぼ均一な厚さになるように感光性レジストを塗布し、ハーフ露光またはハーフトーン露光と呼ばれる技術を用いて露光した後、現像、ベーク(焼成)して形成する。このとき、感光性レジストがネガ型であれば、露光マスクを介してpMOSを形成する領域AR3および容量素子を形成する領域AR4に光(たとえば、紫外線)を照射し、感光させる。また、ハーフ露光技術を用いて露光する場合、たとえば、pMOSを形成する領域AR3に照射される光が通る箇所の光の透過率を、容量素子を形成する領域AR4に照射される光が通る箇所の光の透過率よりも小さくなるようにした露光マスクを用いる。このとき、たとえば、容量素子を形成する領域AR4の感光性レジストが完全に感光する最短時間で露光を終了すると、pMOSを形成する領域AR3の感光性レジストは感光が不完全であり、現像液に対して可溶性の部分と不溶性の部分が生じる。そのため、現像すると、図8(a)に示したように、pMOSを形成する領域AR3の厚さが、nMOSを形成する領域AR2の厚さよりも薄い第1のレジスト7Aを形成することができる。
次に、たとえば、第1のレジスト7Aに対してOアッシングを行い、pMOSを形成する領域AR3における第1のレジスト7Aの厚さ分だけ、第1のレジスト7Aの全体を薄くして、図9(a)および図9(b)に示すように、nMOSを形成する領域AR2は覆い、pMOSを形成する領域AR3および容量素子を形成する領域AR4は開口した第2のレジスト7Bを形成する。なお、図9(b)では、半導体層SC3が露出しているように示しているが、実際には、第2の絶縁層102で覆われている。そして、第2の絶縁層102を通して、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3および容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4に第3の不純物IMS3(ドナー)を注入し、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3をn型にする。半導体層SC3をn型にするときには、ドナーとして、たとえば、リンイオン(P)をイオン注入する。またこのとき、半導体層SC3も、前の工程でアクセプターを注入してp型領域Tpになっているが、ドナーの注入量(ドーズ量)を多くして、この工程で注入されるドナーの濃度が、すでに注入されているアクセプターの濃度に比べて高くなるようにすれば、半導体層SC3をn型領域Tnにすることができる。これによって、pMOSのしきい値を制御するためのチャネルインプラができる。なお、この工程では、しきい値の制御ができればよいので、第3の不純物IMS3としてアクセプターを注入してもよい。またこのとき、半導体層SC3はp型であってもよく、アクセプターとドナーのどちらを注入するか、また、注入する濃度などは任意に設定することができる。
なお、この工程は、後の工程でpMOSの半導体層SC3のチャネル領域(n型領域T15)を形成するために行う工程であるが、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にもドナーが注入される。しかしながら、半導体層SC4はすでにn型領域Tnになっているので、ドナー濃度が高くなるだけである。
その後、第2のレジスト7Bを除去すると、たとえば、図10に示すように、nMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2はすべての領域をp型領域Tp、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3はすべての領域をn型領域Tn、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4はすべての領域をpMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3よりも高濃度のn型領域Tnにすることができる。
ここまでの工程で、第1の不純物IMS1および第2の不純物IMS2ならびに第3の不純物IMS3をイオン注入するために第2の絶縁層102の上に形成したレジストは、第1のレジスト7Aと第2のレジスト7Bの2つである。しかしながら、第2のレジスト7Bは、第1のレジスト7Aをアッシングなどで薄くして形成するので、感光性レジストを露光、現像、ベークして形成するのは、第1のレジスト7Aだけでよい。
また、実施例1では、まず、各半導体層SC2,SC3,SC4をp型にしてから、第1のレジスト7Aおよび第2のレジスト7Bを用いて、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3および容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4をn型にしている。しかしながら、実施例1の製造方法では、ここまでの工程で、nMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2はp型、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3はn型、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4はpMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3よりも高濃度のn型になっていればよい。そのため、第1のレジスト7Aを形成する前に各半導体層SC2,SC3,SC4に第1の不純物IMS1を注入する代わりに、たとえば、第1のレジスト7Aおよび第2のレジスト7Bを用いて、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3および容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4をn型にした後、第2のレジスト7Bを除去し、図10に示した状態で各半導体層SC2,SC3,SC4に第1の不純物IMS1(アクセプター)を注入してもよい。
上記のような手順で、nMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2をp型、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3をn型、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4をpMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3よりも高濃度のn型にした後は、ゲート電極および容量素子のもう一方の電極を形成し、半導体層SC2,SC3のソース領域およびドレイン領域のそれぞれに不純物をイオン注入してnMOSおよびpMOSを形成する。
ゲート電極および容量素子のもう一方の電極を形成するときには、まず、図11に示すように、第2の絶縁層102の上に導電膜8を形成し、該導電膜8の上に、エッチングレジスト9を形成する。導電膜8は、たとえば、スパッタリング法でアルミニウム膜やモリブデンとタングステンの合金膜を成膜して形成する。また、エッチングレジスト9は、たとえば、感光性レジストを塗布した後、該感光性レジストを露光、現像、ベークして形成する。また、実施例1の製造方法では、導電膜8のエッチングを等方性エッチングで行うので、エッチングレジスト9は、たとえば、実際に形成するゲート電極や容量素子の電極のパターンよりも大きめに形成することが望ましい。
次に、図12に示すように、エッチングレジスト9をマスクにして導電膜8をエッチングし、nMOSおよびpMOSのゲート電極GP2、容量素子の上部電極(保持容量線StL)を形成した後、たとえば、エッチングレジスト9を残したまま、第2の絶縁層102を通して、nMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2およびpMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3に第4の不純物IMS4(ドナー)を注入する。
この工程は、nMOSの半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域を高濃度のn型領域T11,T13と低濃度のn型領域T12,T14にするための1段階目の工程である。そのため、ドナーの注入量は、たとえば、この工程でnMOSの半導体層SC2に注入されたドナーの濃度が、注入されているアクセプターの濃度に比べて高くなるようにする。
また、この工程では、pMOSの半導体層SC3のソース領域およびドレイン領域にもドナーが注入されるが、これらの領域は、後の工程でアクセプターを注入してp型にするので、この時点ではn型でも構わない。またさらに、この工程では、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にも部分的にドナーが注入されるが、半導体層SC4はすでに高濃度のn型領域Tnになっているので、ドナーが注入されても構わない。
次に、エッチングレジスト9を除去した後、図13に示すように、ゲート電極GP2および上部電極(保持容量線StL)をマスクにし、第2の絶縁層102を通して、nMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2およびpMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3に第5の不純物IMS5(ドナー)を注入する。
この工程は、nMOSの半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域を高濃度のn型領域T11,T13と低濃度のn型領域T12,T14にするための2段階目の工程である。そのため、ドナーの注入量は、たとえば、この工程で半導体層SC2に注入されたドナーの濃度が、注入されているアクセプターの濃度に比べて高くなるようにする。このとき、高濃度のn型領域T11,T13は、前の工程でn型領域になっているので、その分だけ、低濃度のn型領域T12,T14よりもドナー濃度が高くなる。
また、この工程でも、pMOSの半導体層SC3のソース領域およびドレイン領域にドナーが注入されるが、これらの領域は、後の工程でアクセプターを注入してp型にするので、この時点ではn型領域Tnであっても構わない。またさらに、この工程では、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にも部分的にドナーが注入されるが、半導体層SC4はすでに高濃度のn型領域Tn(T9)になっているので、ドナーが注入されても構わない。
次に、図14に示すように、nMOSを形成する領域AR2および容量素子を形成する領域AR4は覆い、pMOSを形成する領域AR3は開口した第3のレジスト7Cを形成し、pMOSの半導体層SC3のソース領域T16およびドレイン領域T17のみに第6の不純物IMS6(アクセプター)を注入し、半導体層SC3のソース領域T16およびドレイン領域T17をp型領域にする。
この工程は、pMOSの半導体層SC3のソース領域T16およびドレイン領域T17をp型領域Tpにするためのものである。このとき、半導体層SC3のソース領域T16およびドレイン領域T17は、前の工程でドナーが注入されてn型領域Tnになっているが、アクセプターの注入量(ドーズ量)を多くして、この工程で注入されるアクセプターの濃度が、すでに注入されているドナーの濃度に比べて十分に高くなるようにすれば、半導体層SC3のソース領域T16およびドレイン領域T17をp型領域に戻すことができる。
次に、第3のレジスト7Cを除去した後、第3の絶縁層103を形成し、第3の絶縁膜103にスルーホールを形成し、第3の絶縁層103の上に導電膜を形成し、該導電膜をエッチングして金属配線、映像信号線、ソース電極などを形成すれば、図5に示したようなnMOSおよびpMOSならびに容量素子を形成することができる。また、これと並行して、表示領域DAのスイッチング素子(nMOS)も形成される。
図15(a)および図15(b)は、実施例1の製造方法と比較するために、従来の方法を応用して1つのp型半導体とドナー濃度が異なる2つのn型半導体を形成する場合に考えられる手順の一例を示した模式断面図である。
図15(a)は、比較例の方法で容量素子を形成する領域の半導体層に不純物を注入する工程の一例の模式断面図である。図15(b)は、比較例の方法でpMOSを形成する領域の半導体層に不純物を注入する工程の一例を示す模式断面図である。
比較例の方法で、たとえば、図10に示したように、nMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2をp型にし、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3をn型にし、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4をpMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3よりも高濃度のn型にする場合に考えられる不純物の注入手順の一例を簡単に説明する。
比較例の方法として、たとえば、前記特許文献1や前記特許文献2に記載された方法を応用して適用した場合、まず、図7に示したように、nMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4のそれぞれに第1の不純物IMS1(アクセプター)を注入し、各半導体層SC2,SC3,SC4をp型にすることが考えられる。この場合、その後の工程で、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4のそれぞれに不純物(ドナー)をアクセプターよりも高濃度で注入し、導電型をp型からn型に変える必要がある。
しかしながら、前記特許文献1や前記特許文献2に記載された方法を応用して適用した場合、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4の導電型をp型からn型に変えるときの手順は、たとえば、以下のような手順になると考えられる。
まず、図15(a)に示すように、nMOSを形成する領域AR2およびpMOSを形成する領域AR3は覆い、容量素子を形成する領域AR4は開口したレジスト7Dを形成し、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4のみに第2の不純物IMS2(ドナー)を注入し、半導体層SC4のすべての領域をp型領域から高濃度のn型領域Tnに変える。
次に、レジスト7Dを除去した後、たとえば、図15(b)に示すように、nMOSを形成する領域AR2および容量素子を形成する領域AR4は覆い、pMOSを形成する領域AR3は開口した別のレジスト7Eを形成し、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3のみに第3の不純物IMS3(ドナー)を注入し、半導体層SC3のすべての領域をp型領域Tpからn型領域Tnに変える。なお、この工程では、たとえば、nMOSを形成する領域AR2は覆い、pMOSを形成する領域AR3および容量素子を形成する領域AR4は開口したレジストを形成することも考えられる。その場合、pMOSを形成する領域AR3の半導体層SC3に不純物(ドナー)を注入してp型からn型に変えると同時に、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4のドナー濃度を高くすることができる。
このとき、比較例の方法では、レジスト7Dと別のレジスト7Eは、それぞれ、感光性レジストの塗布、露光マスクを介した露光、現像という処理を経て形成される。そのため、レジスト7Dを形成するときに用いる露光マスクと、別のレジスト7Eを形成するときに用いる露光マスクの、2枚の露光マスクが必要になる。
一方、実施例1の方法では、第2のレジスト7Bは、第1のレジスト7Aをアッシングなどで薄くして形成するので、感光性レジストの塗布、露光マスクを介した露光、現像という処理を経て形成するのは第1のレジスト7Aのみでよい。そのため、露光マスクを1枚にすることができ、露光マスクの作製コストが低減できる。また、感光性レジストの塗布、露光、現像といった処理の回数を減らすことができる。その結果として、TFT基板1(液晶表示パネル)の製造コストの低減や、製造時間の短縮が可能になる。
なお、実施例1では、第1のレジスト7Aを形成するときに、たとえば、図8(a)に示したように、pMOSを形成する領域AR3の厚さが、nMOSを形成する領域AR2の厚さよりも薄くなるようにハーフトーン露光をしたが、これに限らず、nMOSを形成する領域AR2の厚さが、pMOSを形成する領域AR3の厚さよりも薄くなるようにハーフトーン露光してもよい。
図16は、本発明による実施例2の製造方法で形成されるMOSトランジスタおよび容量素子の概略構成の一例を示す模式断面図である。
実施例2では、TFT基板1の製造方法の別の例として、たとえば、図16に示すように、ガラス基板100の上に、キャリア濃度が異なる2種類のnMOSと、高濃度のn半導体層を一方の電極とする容量素子(capacitor)を形成する場合を挙げる。
なお、図16に示した容量素子を形成する領域AR4の断面構成は、実施例1(図5)で示した断面構成と同じであり、たとえば、図3(a)のC−C’線における断面構成のうちの、本発明に関わる構成を概念的に示した構成である。そのため、図16に示した容量素子の構成に関する説明は省略する。
また、図16に示した第1のnMOSを形成する領域AR2の断面構成は、図4(a)のD−D’線における断面構成である。また、図16に示した第2のnMOSを形成する領域AR5の断面構成は、たとえば、図3(b)のB−B’線における断面構成のうちの、本発明に関わる構成を概念的に示した構成である。すなわち、第1のnMOSは、たとえば、第1の駆動回路DRV1や第2の駆動回路DRV2に用いられるnMOSであり、第2のnMOSは、たとえば、表示領域DAにマトリクス状に配置されるアクティブ素子である。そのため、第1のnMOSおよび第2のnMOSの構成に関する説明は省略する。
このとき、第1のnMOSと第2のnMOSは、ともにLDD構造であり、基本的な構成(構造)は同じであるが、半導体層の形成に用いる多結晶シリコンの微視的な構成(結晶性)が異なる。第1のnMOSは、第2のnMOSに比べて高速で動作させる必要がある。そのため、第1のnMOSの半導体層SC2は、たとえば、キャリアの移動方向に長く延びる帯状結晶の集合体でなる多結晶シリコンで形成することが望ましい。一方、第2のnMOSの半導体層SC1は、微結晶または粒状結晶などの集合体でなる結晶粒界が多い多結晶シリコンまたはアモルファスシリコンで形成されていてもよい。
しかしながら、第1のnMOSの半導体層SC2と第2のnMOSの半導体層SC1で、たとえば、多結晶シリコンの結晶性が異なると、キャリアの移動度に違いが生じ、しきい値などの最適値に違いが生じる。そのため、たとえば、第1のnMOSの半導体層SC2のチャネル領域T10および第2のnMOSの半導体層SC1のチャネル領域T1をp型にするときには、それぞれのチャネル領域T10,T1に注入するアクセプターの濃度を変える必要がある。また、それぞれのチャネル領域T10,T1はn型にすることもできるが、そのときにも、それぞれのチャネル領域T10,T1に注入するドナーの濃度を変える必要がある。
以下、図16に示したような構成の第1のnMOSおよび第2のnMOSならびに容量素子を形成するときの手順について説明する。
図17乃至図25は、実施例2のTFT基板の製造方法の一例を説明するための模式図である。
図17は、多結晶シリコン膜を形成する工程の模式断面図である。
図18は、第1のnMOSの半導体層と第2のnMOSの半導体層の結晶性の違いを説明するための模式平面図である。
図19は、多結晶シリコン膜をエッチングした直後の模式断面図である。
図20は、3つの領域にある半導体層をp型にする工程の模式断面図である。
図21は、容量素子を形成する領域の半導体層をp型からn型にする工程の模式断面図である。
図22は、第1のnMOSを形成する領域の半導体層と第2のnMOSを形成する領域の半導体層のキャリア濃度を変える工程の模式断面図である。
図23は、第2のレジストを除去した直後の模式断面図である。
図24は、第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの1段階目の工程の模式断面図である。
図25は、第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの2段階目の工程の模式断面図である。
実施例2のTFT基板1の製造方法では、まず、図17に示すように、ガラス基板100の表面に第1の絶縁層101を形成し、続けて、第1の絶縁層101の上に多結晶シリコン膜10を形成する。第1の絶縁層101は、たとえば、CVD法でシリコン窒化膜およびシリコン酸化膜を成膜して2層の絶縁層を形成する。
また、多結晶シリコン膜10を形成するときには、たとえば、まず、第1の絶縁層101の上にアモルファスシリコン膜を形成する。そして、アモルファスシリコン膜に、たとえば、エキシマレーザなどのエネルギービームを照射してアモルファスシリコンを一度溶融させた後、固化(結晶化)させる。このとき得られる多結晶シリコン膜10は、照射するエネルギービームのエネルギー密度や照射時間などで結晶性(微視的な構成)が変化するが、一般には、たとえば、図18の上側に示すように、微結晶または粒状結晶とよぶ微小結晶10pの集合でなり、結晶粒界が多い。そのため、このような多結晶シリコン膜10でnMOSの半導体層(チャネル領域)を形成した場合、結晶粒界によりキャリアの移動度が低下し、nMOSを高速で動作させることが難しい。
しかしながら、第1のnMOSのような、表示領域DAの外側の駆動回路のnMOSは、表示領域DAのアクティブ素子に比べて高速で動作させる必要がある。そのため、図18の上側に示したような微小結晶10pの集合でなる多結晶シリコン膜10を形成した後、図17に示すように、第1のnMOSを形成する領域AR2に、たとえば、エキシマレーザや連続発振レーザなどの別のエネルギービームEBを照射して、結晶粒界を少なくすることが望ましい。このとき、エネルギービームEBは、たとえば、ガラス基板100上における照射位置を一方向に移動させながら照射し、エネルギービームEBが照射されて溶融したシリコンを再結晶化させる。またこのとき、エネルギービームEBのエネルギー密度と照射時間をある特定の条件にすると、溶融したシリコンが多結晶化するときにスーパーラテラル成長をし、たとえば、図18の下側に示すように、エネルギービームEBの照射位置の移動方向(走査方向)に長く延びる帯状結晶10wの集合でなる多結晶シリコンが得られる。
次に、多結晶シリコン膜10をエッチングして、図19に示すように、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4を形成する。また、容量素子が表示領域DAの各画素の保持容量である場合、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4は、たとえば、図6(c)に示したように、第2のnMOS(アクティブ素子)の半導体層SC1のパターンの一部として形成することが望ましい。
次に、図20に示すように、各半導体層SC2,SC1,SC4が形成された面の上に第2の絶縁層102を形成した後、第2の絶縁層102を通して各半導体層SC2,SC1,SC4に第1の不純物IMS1(アクセプター)を注入し、各半導体層SC2,SC1,SC4をp型にする。第2の絶縁層102は、たとえば、CVD法でシリコン酸化膜を成膜して形成する。また、各半導体層SC2,SC1,SC4をp型にするときには、アクセプターとして、たとえば、ボロンイオン(B)をイオン注入する。またこのとき、ボロンイオンなどのアクセプターは、各半導体層SC2,SC1,SC4のすべての領域に注入されるので、各半導体層SC2,SC1,SC4は、すべての領域がp型領域Tpになる。これによって、第1のnMOSのしきい値を制御するためのチャネルインプラができる。なお、この工程では、しきい値の制御ができればよいので、第1の不純物IMS1としてドナーを注入して各半導体層SC2,SC1,SC4をn型にしてもよい。
次に、図21に示すように、第1のnMOSを形成する領域AR2および第2のnMOSを形成する領域AR5は覆い、容量素子を形成する領域AR4は開口した第1のレジスト7Aを形成した後、第2の絶縁層102を通して容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4のみに第2の不純物IMS2(ドナー)を注入し、半導体層SC4をn型にする。半導体層SC4をn型にするときには、ドナーとして、たとえば、リンイオン(P)をイオン注入する。またこのとき、半導体層SC4は、前の工程でアクセプターを注入してp型領域Tpになっているが、ドナーの注入量(ドーズ量)を多くして、この工程で注入されるドナーの濃度が、すでに注入されているアクセプターの濃度に比べて十分に高くなるようにすれば、半導体層SC4を高濃度のn型領域Tnにすることができる。これによって、半導体層SC4を導電化できる。なお、この工程では、半導体層SC4を導電化することができればよいので、第2の不純物IMS2としてアクセプターを注入して高濃度のp型にしてもよい。
なお、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4を、表示領域DAの各画素に対して配置されるアクティブ素子の半導体層SC1のパターンの一部として形成した場合、第1のレジスト7Aは、たとえば、図8(b)に示したように、半導体層SC1のうちの保持容量の電極として機能させる領域SC4およびその周辺のみにドナー(またはアクセプター)が注入されるように開口する。
また、第1のレジスト7の形成方法は、実施例1で説明した通りなので、詳細な説明は省略する。
次に、たとえば、第1のレジスト7Aに対してOアッシングを行い、第2のnMOSを形成する領域AR5における第1のレジスト7Aの厚さ分だけ、第1のレジスト7Aの全体を薄くし、図22に示すように、第1のnMOSを形成する領域AR2は覆い、第2のnMOSを形成する領域AR5および容量素子を形成する領域AR4は開口した第2のレジスト7Bを形成する。そして、第2の絶縁層102を通して、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1に第3の不純物IMS3(アクセプターまたはドナー)を注入し、半導体層SC1のキャリア濃度を、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2のキャリア濃度とは異なる濃度にする。このとき、アクセプターを注入すると、半導体層SC1のキャリア濃度は、この工程で注入したアクセプターの濃度の分だけ、半導体層SC2のキャリア濃度よりも高くなる。またこのとき、ドナーを注入すると、半導体層SC1のキャリア濃度は、前の工程で注入されているアクセプターの濃度とこの工程で注入したドナー濃度との差に相当する分だけ、半導体層SC2のキャリア濃度よりも低くなる。これによって、第2のnMOSのしきい値を制御するためのチャネルインプラができる。なお、この工程では、しきい値の制御ができればよいので、半導体層SC1はn型になってもよく、第3の不純物IMS3としてアクセプターとドナーのどちらを注入するか、また、注入する濃度などは任意に設定することができる。
なお、この工程では、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にもアクセプターまたはドナーが注入される。しかしながら、半導体層SC4は前の工程で高濃度のn型にしているので、アクセプターが注入された場合でも、n型を維持することができる。
その後、第2のレジスト7Bを除去すると、たとえば、図23に示すように、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2はp型、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1はn型、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4は第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1よりも高濃度のn型にすることができる。
ここまでの工程で、第1の不純物IMS1および第2の不純物IMS2ならびに第3の不純物IMS3をイオン注入するために第2の絶縁層102の上に形成したレジストは、第1のレジスト7Aと第2のレジスト7Bの2つである。しかしながら、第2のレジスト7Bは、第1のレジスト7Aをアッシングなどで薄くして形成するので、感光性レジストを露光、現像、ベークして形成するのは、第1のレジスト7Aだけでよい。
また、実施例2では、まず、各半導体層SC2,SC1,SC4をp型にしてから、第1のレジスト7Aおよび第2のレジスト7Bを用いて、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1および容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4に不純物を注入している。しかしながら、実施例2の製造方法の場合も、第1のレジスト7Aを形成する前に各半導体層SC2,SC1,SC4に第1の不純物IMS1を注入する代わりに、
たとえば、第1のレジスト7Aおよび第2のレジスト7Bを用いて、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1および容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4に不純物を注入した後、第2のレジスト7Bを除去し、図23に示した状態で各半導体層SC2,SC1,SC4に第1の不純物IMS1(アクセプター)を注入してもよい。
上記のような手順で、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2をp型、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1を第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2とアクセプター濃度(キャリア濃度)が異なるp型、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4を高濃度のn型にした後は、ゲート電極および容量素子のもう一方の電極を形成し、半導体層SC2,SC1のソース領域およびドレイン領域のそれぞれに不純物をイオン注入して第1のnMOSおよび第2のnMOSを形成する。
ゲート電極および容量素子のもう一方の電極を形成する手順は、実施例1で説明した通りであり、第2の絶縁層102の上に導電膜8を形成した後、該導電膜8の上にエッチングレジスト9を形成し、等方性エッチングを行う。
次に、図24に示すように、エッチングレジスト9を残したまま、第2の絶縁層102を通して、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2および第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1に第4の不純物IMS4(ドナー)を注入する。
この工程は、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域を高濃度のn型領域T11,T13と低濃度のn型領域T12,T14にするとともに、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1のドレイン領域およびソース領域を高濃度のn型領域T2,T4と低濃度のn型領域T3,T5にするための1段階目の工程である。そのため、ドナーの注入量は、たとえば、この工程で第1のnMOSの半導体層SC2および第2のnMOSの半導体層SC1に注入されたドナーの濃度が、すでに注入されているアクセプターの濃度に比べて高くなるようにする。
また、この工程では、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にも部分的にドナーが注入されるが、半導体層SC4はすでに高濃度のn型領域Tn(T9)になっているので、ドナーが注入されても構わない。
次に、エッチングレジスト9を除去した後、図25に示すように、ゲート電極GP2および上部電極(保持容量線StL)をマスクにし、第2の絶縁層102を通して、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2および第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1に第5の不純物IMS5(ドナー)を注入する。
この工程は、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域を高濃度のn型領域T11,T13と低濃度のn型領域T12,T14にするとともに、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1のドレイン領域およびソース領域を高濃度のn型領域T2,T4と低濃度のn型領域T3,T5にするための2段階目の工程である。そのため、ドナーの注入量は、たとえば、この工程で各半導体層SC2,SC1に注入されたドナーの濃度が、すでに注入されているアクセプターの濃度に比べて高くなるようにする。このとき、第1のnMOSの半導体層SC2における高濃度のn型領域T11,T13は、前の工程でn型領域になっているので、その分だけ、低濃度のn型領域T12,T14よりもドナー濃度が高くなる。同様に、第2のnMOSの半導体層SC1における高濃度のn型領域T2,T4は、前の工程でn型領域になっているので、その分だけ、低濃度のn型領域T3,T5よりもドナー濃度が高くなる。
また、この工程でも、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にも部分的にドナーが注入されるが、半導体層SC4はすでに高濃度のn型領域Tn(T9)になっているので、ドナーが注入されても構わない。
次に、第3の絶縁層103を形成し、第3の絶縁膜103にスルーホールを形成し、第3の絶縁層103の上に導電膜を形成し、該導電膜をエッチングして金属配線、映像信号線、ソース電極などを形成すれば、図16に示したようなキャリア濃度(アクセプター濃度)が異なる第1のnMOSおよび第2のnMOSと、高濃度のn型半導体層SC4を一方の電極とする容量素子を形成することができる。
実施例2のTFT基板1の製造方法でも、3つの半導体層に不純物を注入してアクセプター濃度が異なる2つのp型半導体と、1つのn型半導体に作り分けるときに、第1のレジスト7Aと第2のレジスト7Bの2つのレジストを用いるが、第2のレジスト7Bは、たとえば、第1のレジスト7Aをアッシングして形成する。そのため、感光性レジストを露光、現像、ベークして形成するのは第1のレジスト7Aだけでよい。その結果、実施例1の製造方法と同様に、TFT基板1の製造コストの低減や、製造時間の短縮が可能になる。
また、実施例2では、TFT基板1に形成されるMOSトランジスタがnMOSのみの場合を例に挙げているが、これに限らず、pMOSのみの場合にも、実施例2の製造方法を応用して適用できることはもちろんである。
また、実施例2では、第1のレジスト7Aを形成するときに、たとえば、図21に示したように、第2のnMOSを形成する領域AR5の厚さが、第1のnMOSを形成する領域AR2の厚さよりも薄くなるようにハーフトーン露光をしたが、これに限らず、第1のnMOSを形成する領域AR2の厚さが、第2のnMOSを形成する領域AR5の厚さよりも薄くなるようにハーフトーン露光してもよい。
図26は、本発明による実施例3の製造方法で形成されるMOSトランジスタおよび容量素子の概略構成の一例を示す模式断面図である。
実施例3では、TFT基板1の製造方法のさらに別の例として、たとえば、図26に示すように、ガラス基板100の上に、ソース領域およびドレイン領域の構成が異なる2種類のnMOSと、高濃度の半導体層を一方の電極とする容量素子(capacitor)を形成する場合を挙げる。
なお、図26に示した容量素子を形成する領域AR4の断面構成は、実施例1(図5)で示した断面構成と同じであり、たとえば、図3(a)のC−C’線における断面構成のうちの、本発明に関わる構成を概念的に示した構成である。そのため、図26に示した容量素子の構成に関する説明は省略する。
また、図26に示した第1のnMOSを形成する領域AR2の断面構成は、図4(a)のD−D’線における断面構成に相当するが、半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域が、それぞれ一定のドナー濃度のn型領域T11,T13で構成されている。また、図26に示した第2のnMOSを形成する領域AR5の断面構成は、たとえば、図3(b)のB−B’線における断面構成のうちの、本発明に関わる構成を概念的に示した構成である。すなわち、第1のnMOSは、たとえば、第1の駆動回路DRV1や第2の駆動回路DRV2に用いられるnMOSであり、第2のnMOSは、たとえば、表示領域DAにマトリクス状に配置されるアクティブ素子である。そのため、第1のnMOSおよび第2のnMOSの構成に関する説明は省略する。
また、実施例3のTFT基板1においても、第1のnMOSと第2のnMOSは、それぞれの半導体層SC2,SC1のソース領域およびドレイン領域の構成が異なるとともに、それぞれの半導体層SC2,SC1の形成に用いる多結晶シリコンの微視的な構成(結晶性)が異なる。このとき、第1のnMOSの半導体層SC2は、たとえば、キャリアの移動方向に長く延びる帯状結晶の集合体でなる多結晶シリコンで形成され、第2のnMOSの半導体層SC1は、微結晶または粒状結晶などの集合体でなる結晶粒界が多い多結晶シリコンまたはアモルファスシリコンで形成されている。
そのため、たとえば、第1のnMOSの半導体層SC2のチャネル領域T10および第2のnMOSの半導体層SC1のチャネル領域T1をp型にするときには、それぞれのチャネル領域T10,T1に注入するアクセプターの濃度を変える必要がある。また、それぞれのチャネル領域T10,T1はn型にすることもできるが、そのときにも、それぞれのチャネル領域T10,T1に注入するドナーの濃度を変える必要がある。
以下、図26に示したような構成の第1のnMOSおよび第2のnMOSならびに容量素子を形成するときの手順について説明する。
図27乃至図30は、実施例3のTFT基板の製造方法の一例を説明するための模式図である。
図27は、第1のレジストおよび第2のレジストを用いて3つの領域の半導体層に不純物を注入し、第2のレジストを除去した後の模式断面図である。
図28は、nMOSのゲート電極および容量素子の上部電極を形成する工程の模式断面図である。
図29は、第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの1段階目の工程の模式断面図である。
図30は、第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの2段階目の工程の模式断面図である。
実施例3のTFT基板1の製造方法では、まず、図27に示すように、ガラス基板100の表面に、第1の絶縁層101、半導体層SC2,SC1,SC4、第2の絶縁層102を形成し、たとえば、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2をp型にし、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1を半導体層SC2とはアクセプター濃度が異なるp型にし、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4を高濃度のn型にする。またこのとき、各半導体層SC2,SC1,SC4は、たとえば、半導体層SC2は帯状結晶10wの集合でなる多結晶シリコンで形成し、半導体層SC1,SC4は微小結晶10pの集合でなる多結晶シリコンで形成する。なお、ここまでの工程、特に第1の不純物IMS1および第2の不純物IMS2ならびに第3の不純物IMS3を注入する工程は、実施例2で説明した手順と同じ手順で行えばよいので、詳細な説明は省略する。
そして、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2をp型、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1を第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2とアクセプター濃度が異なるp型、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4を高濃度のn型にした後は、ゲート電極および容量素子のもう一方の電極を形成し、半導体層SC2,SC1のソース領域およびドレイン領域のそれぞれに不純物をイオン注入して第1のnMOSおよび第2のMOSを形成する。
ゲート電極および走査信号線ならびに容量素子のもう一方の電極(保持容量線)を形成する手順は、実施例1で説明した通りであり、第2の絶縁層102の上に導電膜8を形成した後、該導電膜8の上にエッチングレジスト9を形成する。ただし、実施例3の製造方法では、異方性エッチングを行い、図28に示すように、ゲート電極GP2および走査信号線GLならびに容量素子の上部電極(保持容量線StL)にサイドエッチ(アンダーカット)が生じないようにする。なお、導電膜8をエッチングするときには、実施例1や実施例2と同様に等方性エッチングを行ってもよい。
次に、エッチングレジスト9を除去した後、図29に示すように、ゲート電極GP2および走査信号線GLならびに上部電極(保持容量線StL)をマスクにし、第2の絶縁層102を通して、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2および第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1に第4の不純物IMS4(ドナー)を注入する。
この工程は、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域をn型領域T11,T13にするとともに、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1のドレイン領域およびソース領域を高濃度のn型領域T2,T4と低濃度のn型領域T3,T5にするための1段階目の工程である。また、この工程は、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1の低濃度のn型領域T3,T5を形成することを目的としている。そのため、ドナーの注入量は、たとえば、この工程で各半導体層SC2,SC1に注入されたドナーの濃度が、すでに注入されているアクセプターの濃度に比べて高くなるようにし、かつ、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1の低濃度のn型領域T3,T5に要求されるドナー濃度になるようにする。
また、この工程でも、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にも部分的にドナーが注入されるが、半導体層SC4はすでに高濃度のn型領域Tn(T9)になっているので、ドナーが注入されても構わない。
次に、たとえば、図30に示すように、第2のnMOSを形成する領域AR5の走査信号線GLの上および側面を覆う第4のレジスト7Fを形成した後、第2の絶縁層102を通して、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2および第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1に第5の不純物IMS5(ドナー)を注入する。このとき、第4のレジスト7Fは、たとえば、走査信号線GLの幅よりも1μmから2μm程度広くなるように形成し、半導体層SC1のチャネル領域の近くに、低濃度のn型領域T3,T5が残るようにする。
この工程は、第1のnMOSを形成する領域AR2の半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域のn型領域T11,T13にするとともに、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1のドレイン領域およびソース領域を高濃度のn型領域T2,T4と低濃度のn型領域T3,T5にするための2段階目の工程である。また、この工程は、第1のnMOSの半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域のn型領域T11,T13のドナー濃度を高くするとともに、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1のドレイン領域およびソース領域を高濃度のn型領域T2,T4と低濃度のn型領域T3,T5に作り分けることを目的としている。そのため、ドナーの注入量は、たとえば、第1のnMOSの半導体層SC2のソース領域およびドレイン領域のn型領域T11,T13や、第2のnMOSを形成する領域AR5の半導体層SC1のドレイン領域およびソース領域を高濃度のn型領域T2,T4に要求されるドナー濃度になるような量にする。
また、この工程でも、容量素子を形成する領域AR4の半導体層SC4にも部分的にドナーが注入されるが、半導体層SC4はすでに高濃度のn型領域Tn(T9)になっているので、ドナーが注入されても構わない。
次に、レジスト7Fを除去した後、第3の絶縁層103を形成し、第3の絶縁膜103にスルーホールを形成し、第3の絶縁層103の上に導電膜を形成し、該導電膜をエッチングして金属配線、映像信号線、ソース電極などを形成すれば、図26に示したようなキャリア濃度(アクセプター濃度)、ソース領域およびドレイン領域の構成が異なる第1のnMOSおよび第2のnMOSと、高濃度のn型半導体層SC4を一方の電極とする容量素子を形成することができる。
実施例3のTFT基板1の製造方法でも、3つの半導体層に不純物を注入してアクセプター濃度が異なる2つのp型半導体と、1つのn型半導体に作り分けるときに、第1のレジスト7Aと第2のレジスト7Bの2つのレジストを用いるが、第2のレジスト7Bは、たとえば、第1のレジスト7Aをアッシングして形成する。そのため、感光性レジストを露光、現像、ベークして形成するのは第1のレジスト7Aだけでよい。その結果、実施例1の製造方法と同様に、TFT基板1の製造コストの低減や、製造時間の短縮が可能になる。
また、実施例3では、TFT基板1に形成されるMOSトランジスタがnMOSのみの場合を例に挙げているが、これに限らず、pMOSのみの場合にも、実施例3の製造方法を応用して適用できることはもちろんである。
また、実施例3においても、第1のレジスト7Aを形成するときには、第2のnMOSを形成する領域AR5の厚さが、第1のnMOSを形成する領域AR2の厚さよりも薄くなるよう形成してもよいし、第1のnMOSを形成する領域AR2の厚さが、第2のnMOSを形成する領域AR5の厚さよりも薄くなるように形成してもよい。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
たとえば、実施例1乃至実施例3では、たとえば、図3(a)乃至図3(d)、図4(a)および図4(c)に示したような構成、あるいはそれらの構成と類似した構成のTFT基板1の製造方法を説明した。しかしながら、本発明は、これに限らず、たとえば、3つの異なる領域に形成された半導体層に不純物を注入してキャリアの種類や濃度が異なる3種類の半導体層に作り分ける必要があるTFT基板であれば、それぞれの半導体層の導電型の組み合わせや機能によらず適用することができる。すなわち、本発明は、たとえば、3つの異なる領域に形成された半導体層を、それぞれのキャリア濃度が異なる3種類のn型半導体層に作り分ける場合、またはそれぞれのキャリア濃度が異なる3種類のp型半導体層に作り分ける場合などにも適用することができる。
また、実施例1乃至実施例3では、IPS方式と呼ばれる横電界駆動方式の液晶表示パネル(TFT基板1)を例に挙げているが、これに限らず、VA方式やTN方式などの縦電界駆動方式のTFT基板1の製造方法にも、本発明の製造方法を応用して適用することができる。
また、実施例1乃至実施例3では、アクティブマトリクス型の液晶表示装置(液晶表示パネル)に用いるTFT基板1を例に挙げ、その製造方法について説明した。しかしながら、本発明は、これに限らず、同様の構成を有するアクティブマトリクス型であり、かつ3つの異なる領域に形成された半導体層に不純物を注入してキャリアの種類や濃度が異なる3種類の半導体層に作り分ける必要があるTFT基板であれば、それぞれの半導体層の機能によらず適用することができる。すなわち、本発明は、たとえば、有機ELを用いた自発光型の表示パネルを製造するときにも適用することができる。
また、前記実施例1乃至実施例3では、MOSトランジスタ(TFT)の半導体層がシリコンの場合を例に挙げたが、シリコンに限らず、他の半導体材料を用いてもよいことはもちろんである。
本発明を適用できる液晶表示パネルの概略構成を示す模式平面図である。 図1(a)のA−A’線における液晶表示パネルの模式断面図である。 液晶表示パネルに用いるTFT基板の概略構成の一例を示す模式平面図である。 本発明を適用できるTFT基板の表示領域の1画素の一構成例を示す模式平面図である。 図3(a)の領域AR1を拡大して示した模式平面図である。 図3(b)のB−B’線におけるスイッチング素子の模式断面図である。 図3(a)のC−C’線における保持容量の模式断面図である。 本発明を適用できるTFT基板の表示領域の外側に形成されるMOSトランジスタの一構成例を示す模式平面図である。 図4(a)のD−D’線におけるnチャネルMOSトランジスタの断面構成およびE−E’線におけるpチャネルMOSトランジスタの断面構成を横に並べて示した模式断面図である。 本発明による実施例1の製造方法で形成されるMOSトランジスタおよび容量素子の概略構成の一例を示す模式断面図である。 第1の絶縁層の上に半導体層を形成した直後の模式断面図である。 nMOSを形成する領域およびpMOSを形成する領域の半導体層の平面パターンの一例を示す模式平面図である。 容量素子を形成する領域の半導体層の平面パターンの一例を示す模式平面図である。 3つの領域にある半導体層をp型にする工程の模式断面図である。 容量素子を形成する領域の半導体層をp型からn型にする工程の模式断面図である。 容量素子を形成する領域およびその周辺の領域における第1のレジストの平面パターンの一例を示す模式平面図である。 pMOSを形成する領域の半導体層をp型からn型にする工程の模式断面図である。 nMOSを形成する領域およびpMOSを形成する領域ならびにその周辺の領域における第2のレジストの平面パターンの一例を示す模式平面図である。 第2のレジストを除去した直後の模式断面図である。 導電膜の上にエッチングレジストを形成した直後の模式断面図である。 導電膜をエッチングした後の、nMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの1段階目の工程の模式断面図である。 nMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの2段階目の工程の模式断面図である。 pMOSを形成する領域の半導体層にp型領域を形成する工程の模式断面図である。 比較例の方法で容量素子を形成する領域の半導体層に不純物を注入する工程の一例の模式断面図である。 比較例の方法でpMOSを形成する領域の半導体層に不純物を注入する工程の一例を示す模式断面図である。 本発明による実施例2の製造方法で形成されるMOSトランジスタおよび容量素子の概略構成の一例を示す模式断面図である。 多結晶シリコン膜を形成する工程の模式断面図である。 第1のnMOSの半導体層と第2のnMOSの半導体層の結晶性の違いを説明するための模式平面図である。 多結晶シリコン膜をエッチングした直後の模式断面図である。 3つの領域にある半導体層をp型にする工程の模式断面図である。 容量素子を形成する領域の半導体層をp型からn型にする工程の模式断面図である。 第1のnMOSを形成する領域の半導体層と第2のnMOSを形成する領域の半導体層のキャリア濃度を変える工程の模式断面図である。 第2のレジストを除去した直後の模式断面図である。 第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの1段階目の工程の模式断面図である。 第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの2段階目の工程の模式断面図である。 本発明による実施例3の製造方法で形成されるMOSトランジスタおよび容量素子の概略構成の一例を示す模式断面図である。 第1のレジストおよび第2のレジストを用いて3つの領域の半導体層に不純物を注入し、第2のレジストを除去した後の模式断面図である。 nMOSのゲート電極および容量素子の上部電極を形成する工程のも式断面図である。 第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの1段階目の工程の模式断面図である。 第1のnMOSを形成する領域の半導体層および第2のnMOSを形成する領域の半導体層にn型領域を形成する工程のうちの2段階目の工程の模式断面図である。
符号の説明
1…第1の基板(TFT基板)
100…ガラス基板
101…第1の絶縁層
102…第2の絶縁層
103…第3の絶縁層
104…第4の絶縁層
GL…走査信号線
StL…保持容量線
DL…映像信号線
SD2…ソース電極
SC1,SC2,SC3,SC4…半導体層
PX…画素電極
CT…共通電極
DRV1…第1の駆動回路
DRV2…第2の駆動回路
T1,T1’,T10,T15…チャネル領域
T2,T3,T13,T14,T17…ドレイン領域
T4,T5,T11,T12,T16…ソース領域
2…第2の基板
3…液晶材料
4…シール材
5A,5B…偏光板
6A,6B,6C,6D,6E…金属配線
7A…第1のレジスト
7B…第2のレジスト
7E…第3のレジスト
7F…第4のレジスト
7C,7D…レジスト
8…導電膜
9…エッチングレジスト
10…多結晶シリコン膜
10p…微小結晶
10w…帯状結晶

Claims (15)

  1. 基板の上に半導体膜を形成する工程と、前記基板の第1の領域にある半導体膜、前記第1の領域の外側の第2の領域にある半導体膜、前記第1の領域および前記第2の領域の外側の第3の領域にある半導体膜のそれぞれに不純物を注入する工程とを有する表示装置の製造方法であって、
    前記不純物を注入する工程は、前記基板の上に、前記第1の領域および前記第2の領域は覆われ、前記第3の領域は開口した第1のレジストを、前記第1の領域における厚さが前記第2の領域における厚さよりも厚くなるように形成する第1の工程と、
    前記第1のレジストをマスクにして、前記第3の領域にある半導体膜のみに不純物を注入する第2の工程と、
    前記第1のレジストを薄くして、前記第1の領域は覆われ、前記第2の領域および前記第3の領域は開口した第2のレジストを形成する第3の工程と、
    前記第2のレジストをマスクにして、前記第2の領域および前記第3の領域にある各半導体膜に同時に不純物を注入する第4の工程と、
    前記第1の領域および前記第2の領域ならびに前記第3の領域にある各半導体膜に同時に不純物を注入する第5の工程とを有することを特徴とする表示装置の製造方法。
  2. 前記第5の工程は、前記第4の工程の後、前記第2のレジストを除去してから行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記第5の工程は、前記第1の工程の前に行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の製造方法。
  4. 前記第2の工程と前記第5の工程は、一方の工程がn型半導体を形成する不純物を注入する工程であり、他方の工程がp型半導体を形成する不純物を注入する工程であり、
    前記第2の工程で注入される不純物の量は、前記第5の工程で注入される不純物の量よりも多いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  5. 前記第4の工程と前記第5の工程は、一方の工程がn型半導体を形成する不純物を注入する工程であり、他方の工程がp型半導体を形成する不純物を注入する工程であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  6. 前記第4の工程で注入される不純物の量は、前記第5の工程で注入される不純物の量よりも多いことを特徴とする請求項5に記載の表示装置の製造方法。
  7. 前記第4の工程で注入される不純物の量は、前記第5の工程で注入される不純物の量よりも少ないことを特徴とする請求項5に記載の表示装置の製造方法。
  8. 前記第4の工程と前記第5の工程は、同じ導電型の半導体を形成する不純物を注入する工程であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  9. 前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第3の領域に、前記不純物を注入した半導体膜を一方の電極とする容量素子を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第1の領域および前記第2の領域にある半導体膜にさらに不純物を注入し、該半導体膜をチャネル領域、ドレイン領域、およびソース領域に分割してMISトランジスタを形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  11. 前記基板の上に半導体膜を形成する工程は、前記基板の上にアモルファスシリコン膜を形成する工程と、
    前記アモルファスシリコン膜の一部分または全部を多結晶シリコン化する工程と、
    前記半導体膜をエッチングして、前記第1の領域の半導体膜および前記第2の領域の半導体膜ならびに前記第3の領域の半導体膜を形成する工程とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  12. 前記アモルファスシリコン膜の一部または全部を多結晶シリコン化する工程は、前記アモルファスシリコン膜の一部または全部を、微結晶または粒状結晶の集合でなる第1の多結晶シリコンにする工程と、
    前記第1の多結晶シリコンの一部または全部を、概ね一方向に長く伸びる帯状結晶の集合でなる第2の多結晶シリコンにする工程とを有することを特徴とする請求項11に記載の表示装置の製造方法。
  13. 前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第1の領域の前記半導体膜を用いてp型またはn型のうちの一方の導電型のトランジスタを形成し、
    前記第2の領域の前記半導体膜を用いて前記第1の領域のトランジスタとは反対の導電型のトランジスタを形成し、
    前記第3の領域の前記半導体膜を用いて容量素子を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  14. 前記第1の工程乃至前記第5の工程の後、前記第1の領域の前記半導体膜を用いてp型またはn型のうちの一方の導電型の第1のトランジスタを形成し、
    前記第2の領域の前記半導体膜を用いて前記第1のトランジスタと同じ導電型の第2のトランジスタを形成し、
    前記第3の領域の前記半導体膜を用いて容量素子を形成する工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  15. 前記第1のトランジスタの前記半導体膜と、前記第2のトランジスタの前記半導体膜は、一方の半導体膜が帯状結晶の集合でなる多結晶シリコンであり、
    他方の半導体膜が微結晶または粒状結晶の集合でなる多結晶シリコンであることを特徴とする請求項14に記載の表示装置の製造方法。
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