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JP2008070867A - ゼロ次回折フィルタ - Google Patents

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JP2008070867A JP2007197834A JP2007197834A JP2008070867A JP 2008070867 A JP2008070867 A JP 2008070867A JP 2007197834 A JP2007197834 A JP 2007197834A JP 2007197834 A JP2007197834 A JP 2007197834A JP 2008070867 A JP2008070867 A JP 2008070867A
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Gilbert Gugler
ギルバート、ググラー
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アレクサンダー、シュトゥック
Robert Beer
ローベルト、ベーア
Marc Pauchard
マルク、パウハルト
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Abstract

【課題】改善された特性および/またはより低い製造コストを有するゼロ次回折フィルタを提供すること、およびそのようなゼロ次回折フィルタを製造する方法を提供する。
【解決手段】周期的な回折微細構造を有し導波路を形成する第1の層1と、少なくとも1つの隣接した第2の層2とを備えるゼロ次回折フィルタであって、前記第1の層は、前記第2の層の屈折率よりも少なくとも0.2だけ高い屈折率を有するゼロ次回折フィルタ。前記第2の層のうちの少なくとも1つは、ナノ細孔を含む多孔質層である。回折微細構造の周期は、100nmから3000nmである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゼロ次回折フィルタ(ZOF:Zero−Order Diffractive Filter)、ゼロ次回折フィルタを製造する方法、そのようなZOFの使用、およびZOFを製造するための特定材料の使用に関する。
ゼロ次回折フィルタは、共振回折格子とも呼ばれ、よく知られており、例えば、D.Rosenblattら、「Resonant Grating Waveguide Structures」IEEE Journal of Quantum Electronics 33、1997年、2038〜2059頁および、R.L.van Renesse、Optical Document Security、第2版、267〜287頁のM.T.Gale、「Zero−Order Grating Microstructures」に記述されている。
一般に、ZOFは、光の波長よりも通常小さな周期を有する回折微細構造を有する導波層から作られている。そのような微細構造の例は、平行または交差回折格子線である。導波層は、より低い屈折率nlow≦nhighを有する材料で囲繞された比較的高い屈折率nhighを有する材料から作られている。導波路を囲繞する材料は、異なる屈折率を有してもよい。ZOFの可能な構造の例が、ZOFの模式的な断面を示す図1(a)および(b)に与えられている。黒は、高屈折率を有する材料を表し、一方で、白は、低屈折率を有する材料を表している。図1(a)のZOFは、基板3を含み、この基板の最上部だけが示されている。基板3の厚さは、通常、その他の層の厚さを超えている。低屈折率を有する層2が、基板3の上に配置され、そしてまた、導波構造1を支えている。導波構造1は、場合によっては、被覆層4で覆われることがある。図1(b)では、導波構造層1は、囲繞する第2の層、それぞれマトリックス5の中に埋め込まれている。
そのようなZOFは、偏光または未偏光多色可視光で照らされたとき、ゼロ次回折出力光をより高次の回折出力光から分離することができる。微細構造化された高屈折率層1は、漏洩導波路として作用する。入射光の一部は、直接伝播され、一部は、回折され次に導波層1の中に閉じ込められる。閉じ込められた光のいくらかは、伝播された部分と干渉するように、導波路から外に再回折される。特定の波長および角度方向で、共振が起こり、この共振は、完全に弱め合う干渉を引き起こす。このことは、そのような光は伝播されないことを意味している。したがって、ZOFは、とりわけ視角と観察者に対する回折格子線の向きとに依存して、特有の反射スペクトルおよび伝播スペクトルを示す。色彩効果に影響を及ぼすパラメータは、例えば、微細構造の周期Λ、高屈折率層の厚さc、回折格子の深さt、回折格子溝の幅p、充填率(または、デューティ・サイクル)f.f.=p/Λ、微細構造の形(例えば、長方形、正弦波、三角形、または、もっと複雑なもの)、および使用された材料の屈折率である(図1を参照されたい)。導波層に隣接した層などの入射光と接触する任意の他の層だけでなく導波層も、少なくとも可視スペクトル範囲の一部で実質的に透明(透過率T>50%、好ましくはT>90%を意味する)でなければならない。最新技術のZOFでは、周期Λは、100nmから1000nm、一般に300nmから500nmの範囲にある(「サブ波長構造」)。使用された材料が吸収を示さない限り、伝播スペクトルは、反射スペクトルの補集合である。そのようなZOFの特有の特徴は、色彩効果であり、例えば傾斜および/または回転、特に回転による色変化である。非垂直視角Θ、例えばΘ=30°、および表面垂線と見る方向とを含む面に平行な回折格子線を想定すると、1つの反射ピークが測定されることがあり、この反射ピークは、回転によって2つのピークに対称的に分離する。そのような90°回転効果のよく知られた例は、赤から緑への色変化である(1つのピークが、スペクトルの赤部分から緑部分に動き、第2のピークが、赤部分から目に見えない赤外部分に動く)。
米国特許第4,484,797号は、ゼロ次微細構造(ZOF)を有する色フィルタ、それの製造、および認証デバイスとしてのそれの使用を記載している。非偏光多色光で照らされても、そのようなデバイスは、回転に基づいた独特の色彩効果を示し、したがって、はっきりと識別することができる。生産方法として、真空をベースにしたコーティング技術が後に続く熱可塑性基板のエンボス加工が記載されている。ZnSが、導波層に使用される。知られたZOFの導波層は、一般に2.0より上の高屈折率を有する材料を使用することを必要とする。無機材料は、そのような高屈折率を有するが、一方で、重合体などの一般的な有機材料は、1.5の範囲の屈折率を有している。しかし、無機材料には、高コスト、簡単な製造プロセスとの不適合性、などの不利点がある。
本発明の目的は、最新技術に比べて改善された特性および/またはより低い製造コストを有するZOFを提供すること、およびそのようなZOFを製造する方法を提供することである。
これらおよび他の目的は、独立請求項で定義されるような本発明に従ったZOFおよび本発明に従った製造方法によって達成される。さらに有利な実施形態は、従属請求項で与えられる。
本発明に従ったZOFは、基本的に、従来技術から知られているZOFと同様な構造、例えば図1(a)および(b)の例示の構造を有することができる。必要な導波特性を得るために、導波構造1は、第2の層2の屈折率よりも少なくとも0.2大きな屈折率を有しなければならない。本発明に従ったZOFでは、層1、2、4、5の屈折率の差は、これらの層の少なくとも1つに位置付けされたナノ粒子および/またはナノ細孔の結果である。前記のナノ粒子および/またはナノ細孔は、対応する層の屈折率に影響を及ぼす。光散乱を最小限にするために、有利なことには、粒子または細孔のサイズは、サブ波長サイズである。
屈折率に影響を及ぼすようにナノ粒子およびナノ細孔を使用することで、上述の欠点を有する高屈折率の無機材料を使用することを回避すること、および簡単な標準的なコーティング技術を使用することが可能になる。
驚くべきことに、多孔質層などの非常に低い屈折率の材料をZOFに使用することは、たとえ回折格子の周期が1000nmより大きくても可視ゼロ次色彩効果をもたらし、このことは、これまで可能でなかったことも分かった。
本発明は、添付の図を参照して説明される。
以下で、本発明は、より詳細に説明される。この明細書で与えられ/開示されるような様々な実施形態、選択および範囲は、意のままに組み合わされてもよいことは、理解される。さらに、特定の実施形態に依存して、選ばれた定義、実施形態または範囲が適用されないことがある。
特に明言されなければ、以下の定義は、この明細書に適用される。
「導波」層という用語は、当分野で知られている。ZOF中でその機能を満たすために、導波層は、少なくとも1つの回折微細構造を導波層の表面の中に、または導波層の表面の上に有し、隣接した層と比べて一般に少なくとも0.2高い屈折率を有し、可視光の少なくとも一部で実質的に透明であり、さらに、隣接した層に対してシャープな界面を有している。可視スペクトル範囲の少なくとも一部で、透過率T>50%、好ましくはT>90%を有する層は、実質的に透明である。この発明に従ったシャープな界面は、厚さ200nm未満であり、好ましくは厚さ80nm未満であり、特に好ましくは厚さ30nm未満である。この界面は、屈折率が一方の層の値から他方の層の値に変化する2層間のゾーンである。好ましくは、導波層は、その表面の1つに1つの回折微細構造を有している。
「回折微細構造」という用語は、当分野で知られている。そのような微細構造は、周期Λ、構造深さt、回折格子溝幅p、充填率(または、デューティ・サイクル)f.f.=p/Λ、および微細構造の形(例えば、長方形、正弦波、三角形、またはもっと複雑なものであり、好ましくは、長方形)によって特徴付けられる。本発明に従ったZOFでは、周期Λは、好ましくは100nmから3000nm、特に好ましくは300nmから1700nmである。好ましくは、微細構造は、直線回折格子または交差回折格子である。
「回折格子線」という用語は、当分野では知られている。回折格子線の形が微細構造を確定する。一般に、直線が使用される。
「屈折率」の全ての値は、550nmの波長で決定される。特に明言されなければ、層の高屈折率は、隣接した層がより低い屈折率を有することを意味し、逆の場合も同じである。さらに、物理原理に従って、最小屈折率は1.0であることは、理解される。したがって、例えば「1.5より低い」屈折率についての言及は、常に、「1.5よりも低いが少なくとも1.0」を意味する。
「ナノ粒子」という用語は、数nmから数100nm、好ましくは5nmから200nm、特に好ましくは10nmから60nmなどのナノメートル範囲にある標準的直径dを有する粒子を指すように使用される。ナノ粒子のサイズは、透過型電子顕微鏡(TEM)または走査型電子顕微鏡(SEM)のような高分解能撮像方法によって決定される。好ましくは、粒子サイズ分布は「小さい」ことが望ましい。このことは、粒子の好ましくは90%が、2×dよりも小さく、かつ粒子の1%未満が3×dよりも大きいことを意味する。
「ナノ細孔」という用語は、数nmから数100nmなどのナノメートル範囲の標準的な直径を有する細孔を指すように使用される。そのようなナノ粒子またはナノ細孔は、一般に、可視光の波長よりも小さな直径を有し、それによって、散乱を引き起こさない。
「コーティング」という用語は、当分野ではよく知られている。これは、ある物体(すなわち、基板または、基板を覆う層)に塗布された覆いを指す。これは、液体として塗布されてもよい(「液体コーティング」)。液体が、水をベースにした溶液または分散液である場合、「水をベースしたコーティング」という用語が使用される。そのようなコーティング技術は、浸漬コーティング、ロッド・コーティング、ナイフ・コーティング、グラビア・コーティング、カーテンまたはカスケード・コーティング、スプレー・コーティングを含む。
図4は、本発明に従ったZOFの模式的な断面を示し、導波層は表面の中に(a)、または導波層の表面の上に(b)微細構造を含む。図4(a)の実施形態の場合には、導波層1の構造化部分および未構造化部分は、同じ屈折率nを有し、一方で、図4(b)の場合には、導波層の構造化部分および未構造化部分は、異なる屈折率nおよびn’を有することができる。第2の層2は、導波層1に隣接し、屈折率n<nを有しており、それによって、導波構造の境界を形成するのに適した屈折率ステップを形成している。
構造化部分は屈折率n’を有し、未構造化部分は屈折率nを有する。被覆層4の屈折率nは、導波構造1の屈折率よりも小さく、すなわちn<n’およびn<nである。図4(a)の実施形態は、それの比較的簡単な製造のために、好ましい。屈折率の必要な差を達成するために、層1、2、4のうちの1つまたは複数は、ナノ細孔またはナノ粒子を含むことができる。
1つの有利な実施形態では、第2の層は、ナノ細孔を含む。前記のナノ細孔は、従来技術のバルク材料で達成され得る一般的な屈折率よりも遥かに低い平均屈折率という減少をもたらす。さらにいっそう有利な実施形態では、ナノ細孔は、凝集ナノ粒子から成る層の中の隙間によって形成される。
代わりに、または追加して、第1の層、すなわち導波構造1は、マトリックス中にナノ粒子を含む。前記のナノ粒子がバルク・マトリックスの層よりも高い屈折率を有する場合には、全体的な屈折率は、高められる。
本発明に従ったZOFのさらに有利な実施形態では、導波層1は、図3(a)および(b)に示されるように、基板3の上に配列される。導波層1は、屈折率を高めるために、ナノ粒子を含む。被覆層4は、導波構造の上に配置される。
基板3は、場合によっては、剥離可能である。すなわち、例えば、基板3と隣接層の間の凝縮結合を破壊することによって、基板3は、層または層の積重ねから除去することができる。このことは、層1、2、4、5の光学的に活性な組立体が例えば安全な文書にいったん位置付けされると、(ことによると厚い)基板を除去することを可能にするので、特に、有用である。したがって、さらに有利な実施形態では、基板は、前記のZOFから剥離されるか、または前記のZOFに剥離可能に取り付けられる。有利なことには、基板に堆積された第1の層は、剥離層であり、上の層は、接着層、好ましくは熱活性化接着層である。そのような剥離層および接着層は、当業者に知られている。
この出願に関して条約優先権が主張されているヨーロッパ特許出願第06015757号では、微細構造の周期Λは、100nmから1000nmの値を有すると述べられている。一方では、驚くべきことに、もっと大きな周期のエンボス加工試験は、導波層が少なくとも1つの側で低屈折率を有する材料に隣接していれば、そのようなもっと大きな周期も有益な色彩効果を生成することができることを、示した。シミュレーションは、これらの発見を確認した。したがって、低屈折率材料の使用は、最新技術からこれまで知られていたものと比べて非常に異なったフィルタ特性をもたらす。
図5(a)は、Θ=30°の角度から白色光で照らされたZOFの反射のシミュレーションを、反射波長および回折格子線に対する視回転角の関数として示す。フィルタの構造は、図1(b)に示されている。導波層は、屈折率nマトリックス=1.59を有するマトリックス5の中に埋め込まれている。導波層1の屈折率は、n導波路=2.39である。周期は、Λ=360nmであり、回折格子深さはt=130nmであり、導波層の厚さはc=100nmである。回転角φ=0°は、回折格子線に対して垂直な見る方向を示し、φ=90°は、回折格子線に平行な見る方向を示す。理解することができるように、φ=0°での反射ピークは、500〜550nmの波長範囲にあり、緑色の感じをもたらす。このピークは、φ=90°で、赤色の感じをもたらす625〜675nmに移動する。φ=90°より下に第2のピークが存在し、このピークは、近赤外(NIR)スペクトル範囲に移動する。
両方の屈折率を0.3だけ減らし、かつ他の全てのパラメータを図5(b)に見られる通りに一定に保つことによって、反射特性は、より短い波長に移動する。さらに、反射ピークの形が変化する。例えば、より長い波長の方へのピークの傾きは、浅くなる。
さらに0.2だけ屈折率を減少させると(nマトリックス=1.09、n導波路=1.89)、図5(c)に示されるように、反射ピークはさらにより短波長に移動する。そのようなZOFは、フィルタをφ=0°からφ=90°に回転することによって、赤から青への色変化を示す。図6は、(a)φ=0°および(b)φ=90°での、図5(a)および(c)に示されたZOFの反射スペクトルを示す。黒線は、図5(c)に対応するスペクトルであり、一方で、点線は、図5(a)のスペクトルを表す。最大ピークの移動は、黒矢印で示されている。
微細構造の周期が590nmに大きくされると、図5(a)に示されるものに似た色彩効果が、図5(c)のZOFに使用されたような屈折率を有するZOFで生じる。対応するシミュレーション・スペクトルが、図5(d)に示されている。このように、マトリックス5および導波層1の低屈折率は、より大きな回折格子周期をゼロ次色フィルタに使用することを可能にする。図1に示された構造では、非常に大きな微細構造周期でさえも目に見える色彩効果をもたらす。図5(e)は、視角Θ=50°、周期Λ=1650nm、マトリックスの屈折率nマトリックス=1.09、および導波層の屈折率n導波路=1.49の場合のそのようなZOFの反射特性を示す。理解できるように、このZOFは、φ=0°からφ=90°へのZOFの回転によって、赤から不可視(近赤外と綴り直される)への色変化を示す。
したがって、低屈折率のマトリックスに埋め込まれた微細構造化導波層に基づいたZOFは、可視および/または近赤外のスペクトル範囲に最高3000nmの周期で反射ピークを生じることができると、明言することができる。しかし、そのような屈折率は、以下で述べられる多孔質材料および/またはナノ粒子含有材料を使用することによってしか、達成されない可能性がある。
(本発明に従ったZOFの層の材料)
本発明に従ったZOFの様々な層を製造するために使用される材料は、以下で詳細に説明される。
この明細書全体を通していっそう明白になるように、本明細書で述べられるようなナノ粒子は、異なる2つの目的のために役立つことができる。すなわち、
i)全体的低屈折率を有する材料を実現するための、多孔質層の成分として、および/または
ii)全体的高屈折率を有する材料を実現するための、導波層1の成分として、である。
本発明に従ったZOFの導波層1は、水溶性熱可塑性重合体から作られてもよい。適切な重合体の例は、未改質天然高分子、改質天然高分子および合成高分子とから成るグループから選ばれ、部分または完全加水分解ポリビニル・アルコールPVAおよび酢酸ビニルおよび他の単量体との共重合体、改質ポリビニル・アルコール、(メタ)アクリルアミドの単独重合体または共重合体、ポリエチレン・オキシドPEO、ポリビニル・ピロリジンPVP、ポリ酢酸ビニル、シュタルク(stark)、セルロースおよびヒドロキシエチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロースのようなその誘導体、ゼラチン、ポリウレタンPUを含む。前述の重合体は、また、混合物(ブレンド)として使用されてもよく、それによって、好ましくは、前述の重合体の2つが混合される。好ましい重合体は、改質PVA、ポリ弗化ビニリデン、PEO、(メタ)アクリルアミドおよびポリアクリルニトリルの共重合体、またはそれらの混合物である。例えば、PVAは、約1.50の屈折率および約85℃のガラス遷移温度を有する。
場合によっては、上で述べられたような有機重合体は、コーティング・プロセス中また後に、適切な試剤と架橋結合されてもよい。これは、例えば、ほとんど水に不溶性の層を形成するように行われてもよい。有機架橋結合試剤の例は、アルデヒド、ジオクサン、エポキシド、および反応性ビニル化合物である。無機架橋結合試剤は、例えば、クロムミョウバン、硫酸アルミニウム、またはホウ酸である。他の可能な試剤は、UV活性分子である。さらに、米国特許出願公開第2005/0085585A1号は、架橋結合性PVAおよびそれの眼デバイス生産への使用を記載している。以下で述べられるように多孔質層の硬化のために言及された架橋結合試剤は、同様に適切である。前記の重合体および架橋結合試剤は、商業的に入手可能であるか、または知られた方法に従って得ることができる。
他の変形では、導波層1は、水分散性熱可塑性重合体粒子によって構成される。エンボス加工ステップ中に、前記の重合体粒子は、図2(b)に図示されるように、回折微細構造を持つ連続層1に変えられる。有利なことに、疎水分散性重合体粒子が使用されるが、その理由は、導波層が水溶液の追加コーティングの影響を受けないからであり、例えば膨張しないからである。したがって、エンボス加工ステップの後で層を追加硬化することは、必要でない。適切な重合体粒子の例は、ポリエチレンPE、ポリプロピレンPP、ポリテトラフルオロエチレンPTFE、ポリアミドPA、ポリエステル、PU、ラテックス、アクリルニトリル、ポリメチルメタクリレートPMMA、ポリスチロールPS、またはパラフィン・ワックス、例えばポリスパース(polysperse)(Lawter、ベルギー)である。
有利なことには、水分散性熱可塑性重合体粒子のサイズは、20nmから5000nm、好ましくは40nmから1000nm、特に好ましくは50nmから500nmである。
有利なことには、重合体粒子のガラス遷移温度は、30℃から170℃、好ましくは50℃から110℃である。
この実施形態で述べられた重合体粒子は、結合剤と混合されてもよい。適切な結合剤は、上で述べられたような水溶性熱可塑性重合体である。好ましい結合剤は、PVAのグループから選ばれる。
水分散性熱可塑性重合体粒子および結合剤は、商業的に入手可能であり、または知られた方法に従って得ることができる。
この発明のさらに他の実施形態では、導波層1は、水分散性熱可塑性重合体粒子か水溶性熱可塑性重合体(上で述べられたような)かのどちらかと、この重合体材料のうちの1つよりも大きな屈折率を有するナノ粒子とを含む。そのような無機ナノ粒子の例は、PbS、TiO、SiO、Al、およびZrOである。例えば、Zimmermann他、J.Mater.Res.、Vol.8(7)、1993年、1742〜1748頁は、PbSナノ粒子およびゼラチンを含む2.5までの屈折率を有する組成物を開示している。そのような組成物は、本発明に従ったZOFの導波層を形成するのに適している。好ましくは、ナノ粒子のサイズは、5nmから200nm、特に好ましくは10nmから60nmの範囲である。さらに、好ましくは、粒子サイズ分布は小さいことが望ましい。
ZOFの製造中に、一般に、例えばエンボス加工によって、導波層に微細構造が加えられる。そのような製造は、例えば、微細構造が第2の層2に隣接した導波層1にエンボス加工される図2(a)、および導波層1が基板3に直接隣接している図3(a)に示されている。
しかし、導波層1が、前記の層の屈折率を高めるナノ粒子を含む場合、例えば、図3(a)に示されるように導波層1をエンボス加工することによって導波層の上か、または図3(b)に示されるように支持物に導波層をコーティングする前に隣接する支持物3をエンボス加工することによって導波層1の中か、に回折微細構造を付けることが可能である。
導波層の質量膜厚(mass thickness)は、好ましくは50nmから1000nm、特に好ましくは100nmから300nmの範囲である。
本明細書で述べられるような導波層は、充填剤、界面活性剤などの追加の成分を含むことができる。そのような添加物は、当分野で知られており、商業的に入手可能である。
微細構造化導波層に適切なパラメータが、下にまとめられている。
屈折率を高めるナノ粒子を含む導波層1の代わりに、またはこれに加えて、導波層1に隣接した1つまたは複数の層2、4、5が、多孔質層であってもよい。有利なことには、そのような多孔質層は、好ましくは1つまたは複数の有機結合剤との組み合わせで、無機ナノ粒子を含む。適切な無機ナノ粒子は、好ましくは、SiO、Al、AlOOH、ITO(酸化インジウム錫)、TiO、ZnO、ZrO、SnOのような酸化物から成るグループから選ばれる。好ましいナノ粒子は、沈降または熱分解酸化シリコンおよび酸化アルミニウムまたはナノ結晶酸化/水酸化アルミニウムである。例えば、Aerosil(登録商標)200(Degussa社、ドイツ)またはCab−O−Sol(登録商標)M−5(Cabot社、米国)は、適切なシリコン酸化物ナノ粒子である。適切な酸化アルミニウムおよび水酸化アルミニウムの例は、それぞれγ−酸化アルミニウム、擬似ベーマイトである。多孔質層は、多孔質構造中の高い空気(屈折率が1に近い)含有量が原因で減少した屈折率を示す。そのような層の実効屈折率n実効は、対応する体積部分で重み付けされた細孔マトリックス材料の屈折率nマトリックスおよび空気の屈折率に基づいた簡単な平均モデルによって、見積られてもよい。V空気が細孔体積であれば、n実効=1×V空気+nマトリックス(1−V空気)である。
したがって、ナノ粒子が1.5の屈折率を有する材料から成り、多孔質層の細孔体積が40%よりも大きい場合に、1.3より下の屈折率を有する適切な多孔質層が、得られることがある。細孔体積を測定する簡単な方法は、例えば、知られた密度の適切な溶剤で細孔を満たすことである。多孔質層の重さの増加に基づいて、細孔体積が決定されてもよい。そのような多孔質層は、従来技術から知られている。例えば、米国特許第6,204,202号は、1.10から1.40の屈折率を有する多孔質SiO層を開示し、このSiO層は、約400℃でゾル−ゲル・プロセスで製造される。
平均直径dで特徴付けられる無機ナノ粒子のサイズは、5nmから200nm、好ましくは10nmから60nmの範囲内にある。さらに、粒子サイズ分布は、小さいことが望ましい。そのような材料は、基板にカーテン・コーティングまたはカスケード・コーティングすることによって可撓性多孔質層を機械的に形成することができる。
そのようなナノ粒子材料は、前記の構造に高い空気含有量を有する多孔質構造を形成する。使用された多孔質層は、少なくとも20%、好ましくは少なくとも40%、特に好ましくは少なくとも60%の空気の体積部分を有する。そのような層は、例えば、ヨーロッパ特許第1464511号に記載されているような方法に従って、得ることができる。ナノ粒子および細孔のメッシュは、マイクロメートル範囲より下の構造サイズを有する。細孔体積および構造のサイズを制御することによって、層の屈折率および散乱特性が調整されてもよい。Tsutsui他(「Doubling Coupling−Out Efficiency in Organic Light−Emitting Devices Using a Thin Silica Aerogel Layer」、Adv. Mater. 13、2001年、1149〜1152頁)は、1.03の屈折率を有する多孔質層を開示している。
この発明に従った多孔質層は、0.2g/mから40g/m、好ましくは1g/mから30g/m、特に好ましくは2g/mから20g/mのナノ粒子から成る。乾燥後の多孔質層の厚さは、0.2μmから40μm、好ましくは1μmから30μm、また特に好ましくは2μmから20μmである。
本発明に従ったZOFの多孔質層の一般的な細孔体積は、0.1から2.5ml/gである。好ましいのは、0.2から2.5ml/gの細孔体積、特に好ましいのは0.4から2.5ml/gである。
一実施形態では、改善された多孔質層を得るために、有機結合剤がナノ粒子に加えられる。有機結合剤は、未改質天然高分子、改質天然高分子、および合成高分子から成るグループから選ばれ、部分または完全加水分解ポリビニル・アルコールPVAまたは酢酸ビニルおよび他の単量体との共重合体、改質ポリビニル・アルコール、(メタ)アクリルアミドの単独重合体または共重合体、ポリエチレン・オキシドPEO、ポリビニル・ピロリジンPVP、ポリ酢酸ビニル、シュタルク(stark)、セルロースおよびヒドロキシエチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロースのようなその誘導体、シクロデキストリン、ゼラチン、ポリウレタンPUを含む。前述の重合体は、また、混合物(ブレンド)として使用されてもよい。好ましい重合体は、改質PVA、ポリ弗化ビニリデン、PEO、(メタ)アクリルアミドおよびポリアクリルニトリルの共重合体、またはそれらの混合物である。
有機結合剤は、ほとんど不水溶性の層を形成するように適切な試剤と架橋結合されてもよい。有機架橋結合試剤の例は、アルデヒド、ジオクサン、エポキシド、および反応性ビニル化合物である。無機架橋結合試剤は、例えば、クロムミョウバン、アルミニウムミョウバン、またはホウ酸である。他の可能な試剤は、UV活性分子である。この結合剤の濃度は、細孔構造を維持するために、できるだけ低く保たれなければならない。他方で、その結合剤濃度は、基板に十分満足に張り付く安定な可撓性多孔質コーティングを保証しなければならない。層の中のナノ粒子の量に基づいて最高60%の結合剤が使用されてもよい。好ましいのは、0.5%から30%であり、特に好ましいのは、0.5から5%の結合剤である。
正または負に帯電した表面を得るために、ナノ粒子の表面は、改質されてもよい。シリカ・ナノ粒子の正に帯電した表面を得るための好ましい方法は、ドイツ特許第10020346号に記載されているように、ポリアルミニウムヒドロキシクロライドで粒子を改質することである。そのような改質は、ナノ粒子を含む水性分散液の流動学的特性を改善することができる。
希土類金属の1つまたは複数の塩(例えば、ランタンの塩)が、多孔質層に加えられてもよい。多孔質層は、0.4から2.5モル・パーセントの前記塩を含んでもよい。場合によっては、多孔質層の特性を改善するために、さらに他の添加物が、多孔質層に加えられる。無機ナノ粒子、結合剤、希土類塩および添加物は、商業的に入手可能であり、または知られた方法に従って得ることができる。
細孔を含む多孔質層は、また、発泡体などのナノ粒子を含まないマトリックスで形成されてもよい。ゲルをベースにしたプロセスが、例えば、米国特許第6,204,202号に記載されているような層を製造するために使用されてもよい。
本発明に従ったZOFの基板は、当業者に知られている任意の適切な材料から作られてもよい。基板の選択は、ZOFの意図された使用およびZOFの製造プロセスに依存する。基板は、例えば、ガラス、紙、または重合体の箔から作られてもよい。有利なことには、透明で可撓性の重合体箔が使用される。そのような箔は、セルロース・エステル(セルローストリアセテート、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、またはセルロースアセテート/ブチレートのような)、ポリエステル(ポリエチレン・テレフタレートPET、またはポリエチレン・ナフタレートPENのような)、ポリアミド、ポリカーボネートPC、ポリメチルメタクリレートPMMA、ポリイミドPI、ポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル、ポリエーテル、ポリ塩化ビニルPVC、およびポリスルフォン酸ビニルPSUから成るグループから選ばれてもよい。好ましいのは、非常に優れた安定性のためにポリエステル、特にMylar(登録商標)(DuPont)のようなポリエチレン・テレフタレートまたはポリエチレン・ナフタレートである。適切な不透明可撓性基板は、例えば、ポリオレフィン・コーティング紙およびMelinex(登録商標)(DuPont)のような白色不透明ポリエステルである。
基板の屈折率は、例えば、1.35から1.80の範囲であってもよいが、一般に、1.49(PMMA)から1.59(PC)である。基板の厚さは、製造されたZOFの意図された使用および使用される装置に依存し、好ましくは、25μmから200μmである。好ましい実施形態では、基板は「可撓性」である。これは、曲げ特性に関係し、特に、ZOFを製造するためのロール・ツー・ロール(roll−to−roll)・プロセスを可能にすることに関係する。
場合によっては、基板の接着特性は、化学的または物理的方法で改善されてもよい。化学的方法は、結合剤の堆積、例えば、塩化ビニリデン、アクリルニトリルおよびアクリル酸、または塩化ビニリデン、メチルアクリレートおよびイタコン酸の三元重合体の堆積を含む。物理的方法は、コロナ処理のようなプラズマ処理を含む。
上で述べられた基板は、商業的に入手可能であり、または知られた方法に従って得ることができる。
場合によっては、本発明に従ったZOFは、導波層1の上に堆積された1つまたは複数の被覆層4を含むことができる。被覆層4は、どんな適切な材料から作られてもよい。屈折率nを有する導波層1の導波特性を維持するために、被覆層4は、屈折率n<n−0.2を有しなければならない。被覆層用の材料の選択は、ZOFの意図された使用およびZOFの製造プロセスに依存する。適切なのは、例えば、導波層1を製造するために使用されてもよい同じ重合体である。さらに、同じ多孔質材料は、第2の層2用として使用されてもよい(図2の結果として得られたZOFを参照されたい)。
場合によっては、特定の用途または要求に対応するために、1つまたは複数の追加の層が、本発明に従ってZOFに含められる。そのような層は、例えば、剥離層または接着層であってもよい。接着層は、基板3と反対側のZOFの最上層として堆積されることがある。剥離層は、基板3の上の第1の層であることがある。
そのような層、それの材料および生産は、当分野で知られている。好ましくは、そのような層の製造は、ロール・ツー・ロール・プロセスに含まれる。製造されたZOFに依存して、そのような追加の層は、透明である必要があり、さらに、シャープな界面を必要とすることがある。通常、そのような追加の層は、上で定義されたような水溶性または水分散性の重合体および添加物を含む。
(本発明に従ったZOFの製造)
本発明に従ったZOFを製造する方法は、基板に層を同時に、または連続的に堆積することを含む。好ましい堆積方法は、コーティング方法、特に、液体コーティング方法である。そのような技術は、浸漬コーティング、ロッド・コーティング、ナイフ・コーティング、グラビア・コーティング、スプレー・コーティング、カーテン・コーティング、カスケード・コーティング、または他の一般に利用されるコーティング方法を含む。特に好ましい技術は、カーテン・コーティングおよびカスケード・コーティングである。好ましくは、水をベースにしたコーティング技術が利用される。この方法の1つの変形では、前記の第1および第2の層は、2つの別個のコーティング・ステップ、好ましくは2つの別個の液体コーティング・ステップで堆積される。
製造方法の有利な実施形態では、全ての堆積ステップは、ロール・ツー・ロール・プロセスに適合するように構成されている。前記のロール・ツー・ロール・プロセスにおけるコーティング速度は、好ましいカーテン・コーティングでは、30から2000m/分の範囲であり、好ましくは50から500m/分、特に好ましくは150から300m/分である。
本発明に従ったZOFの低コスト・ロール・ツー・ロール大量生産に適した第1の方法は、図2(a)および(b)に示されている。簡単に言えば、このプロセスは、少なくとも2つの水をベースにしたコーティング・ステップを含み、その後に、エンボス加工ステップおよび随意のさらに他の堆積、乾燥および/または架橋結合のステップが続いている。
第1のステップでは、多孔質層2は、屈折率1.35<n基板<1.80を有する可撓性基板3の上に堆積され、この多孔質層は、屈折率n<n基板−0.2を有している。基板は、透明または不透明であってもよい。層2は、水をベースにしたコーティング技術によって、無機ナノ粒子を含む水性分散液から堆積される。場合によっては、有機結合剤か他の添加物がこの分散液に加えられる。得られた多孔質層は、例えば、送風機、赤外放射またはマイクロ波放射によって、乾燥される。乾燥は、60℃より低い温度で空気流の中で行われるのが好ましい。好ましくは、乾燥は、堆積直後に行われる。
次のステップで、多孔質層2の屈折率よりも少なくとも0.2高い屈折率nを有する重合体層1が、多孔質層2の上に堆積される。この重合体層1は、後で、光導波路(導波層1)として作用する。この堆積は、水をベースにしたコーティング技術によって行われる。この重合体は、図2(a)に示されるような水溶性重合体か、図2(b)に示されるような水分散性重合体かのどちらかであってもよい。堆積後、導波層1は乾燥される。これらの層の屈折率、層の厚さ、および界面のシャープさに関する要求条件が満たされている場合には、薄膜干渉効果が目に見えるか、測定可能である。この効果は、品質制御として役立つことがある。
その次のステップで、エンボス加工具、例えばニッケル・シムを用いて、回折微細構造が導波層1にエンボス加工される。エンボス加工は、高温で、および/またはUV照射と共に行われることがある(「熱」または「UV」エンボス加工)。一般に、熱エンボス加工は、導波層1のガラス遷移温度より上の温度で行われる。場合によっては、重合体層の硬化が利用されることがある。そのような硬化は、次の追加のコーティング・ステップ中の導波層1の膨らみによる劣化からエンボス微細構造を保護すると考えられる。溶剤(水のような)および/または機械的応力に対するこの層の安定性を高めるために、重合体連鎖は、化学処理、熱処理または照射(例えば、UV照射)によって架橋結合(cross−linked)されてもよい。これは、適切な添加物を導波層に混合することによって、または、架橋性(cross−linkable)グループを重合体に共有結合させることによって、実現されてもよい。架橋結合は、好ましくは、エンボス加工ステップ中か、エンボス加工ステップ後に行われる。エンボス加工具を取り除いた後の短時間の間エンボス微細構造を保持するUV硬化性材料が、導波層1に使用される場合には、UV照射による硬化ステップは、エンボス加工ステップから切り離して、例えばロール・ツー・ロール・システムの隣接ユニットの中で、行われてもよい。このことは、機械の複雑さを減少させ、したがって、製造コストも下げる。重合体層を架橋結合するために熱架橋結合材料が使用され、さらに十分に高い温度で熱エンボス加工が行われる場合には、エンボス加工ステップ中にすでに架橋結合が達成されることがある。したがって、別個の架橋結合ステップは、必要とされない。
いくつかの水をベースにしたコーティング技術は、いくつかの層を同時にコーティングすることができる。しかし、低および高屈折率層(上で定義されたような第2の層1および導波層2)を2つのステップでコーティングすることが、好ましい。この2ステップ・プロセスは、通常、多孔質層2と導波層1の間によりシャープな界面をもたらす。理論に拘束されることなく、これらの層間のシャープな界面は、重合体層における入射光の十分な導波を保証するために重要であると、考えられる。
場合によっては、屈折率n<n−0.2を有する1つまたは複数の、好ましくは1つの追加の被覆層4が、得られた層の積重ねの上に堆積される。被覆層4に関する詳細は、上で与えられている。適切な堆積方法は、その他の層の製造の背景で前に説明された。被覆層4の適切な厚さの範囲は、多孔質層2と同じである。
他の基板にZOFを積層するために使用されてもよい平らな表面を得るために、さらに他の追加の重合体層が堆積されることがある(図2に示されていない)。この層が導波機能を有しない場合には、被覆層4との界面は、非常にシャープである必要がない。したがって、被覆層およびこのさらに他の重合体層は、一作業でコーティングされてもよく、このことは、生産コストを下げる。
本発明に従ったZOFの低コスト・ロール・ツー・ロール大量生産に適した本発明に従った方法の他の変形が、図3に示されている。手短に言えば、この方法は、少なくとも、1つの水をベースにしたコーティング・ステップと1つのエンボス加工ステップから成る。このエンボス加工は、コーティング・ステップの前(図3(b))に、または導波層1の堆積の後(図3(a))に、行われてもよい。場合によっては、追加のコーティング・ステップが可能である。前記のロール・ツー・ロール・プロセスでのコーティング速度は、好ましいカーテン・コーティングでは、30から2000m/分の範囲であり、好ましくは50から500m/分、特に好ましく150から300m/分である。
図3(a)を参照すると、第1のステップで、1.35から1.80の屈折率n基板を有する可撓性基板3の上に、導波層1が堆積され、導波層1は屈折率n>n基板+0.2を有している。基板は、透明または不透明であってもよい。層1は、水をベースにしたコーティング技術によって、水性分散液または水溶液から堆積される。導波路として作用する重合体層の厚さは、50nmから1000nmの範囲であり、好ましくは100nmから300nmである。重合体層は、堆積後、好ましくは堆積直後に乾燥される。
次のステップで、ZOFの機能のために必要とされる回折微細構造が、上で述べられたように、導波層1にエンボス加工される。溶剤および/または機械的応力に対してこの層の安定性を高めるために、上で述べられたように、重合体連鎖が架橋結合されてもよい。場合によっては、追加の被覆層4が、水をベースしたコーティング技術によって、保護用上塗りとして堆積されてもよい。この層4は、多孔質層または重合体層であってもよく、隣接した導波層1の屈折率よりも明らかに小さな屈折率n、すなわちn<n−0.2、を有しなければならない。被覆層4およびこれの製造に関する詳細は、上で与えられている。随意の他の重合体上塗りに対して同じ考察が同様に適用可能である。
さらに他の変形では、図3(b)を参照して、エンボス加工ステップが最初に行われる。したがって、回折微細構造が、基板3または基板上に堆積されたエンボス加工可能な層に、直接エンボス加工され、好ましくは熱エンボス加工される。次に、水をベースにしたコーティング技術によって、微細構造化された基板3の上に導波層1が堆積される。図3(a)に関して上で述べられた方法と同じ考察が、全ての層3、1、4の屈折率に関して適用可能である。i)水溶液または水性分散液の粘度、ii)乾燥された層の厚さ、およびiii)微細構造の深さに依存して、重合体層の上面は、平らである(図3(b)に示すように)か、または、基板の微細構造に関連した回折格子構造を有している。場合によっては、導波層1の上に、導波層1の屈折率よりも少なくとも0.2小さい屈折率を有する追加の被覆層4が、堆積されてもよい。この多孔質(または、重合体)層4の1つの機能は、周囲の影響および機械的応力に対して導波層1を保護することである。場合によっては、追加の重合体上塗り(図示されない)は、前に述べられたように、堆積されてもよい。基板およびこれらの層に可能な材料は、図2および3(a)の背景で述べられたのと同じである。
本発明に従った製造方法のさらに他の実施形態では、高屈折率と低屈折率を有する交互になる層の積重ねが、水をベースにしたコーティング技術によって堆積され、高屈折率層は、光導波路として作用し、ゼロ次の微細構造をエンボス加工される。
両方の製造方法のさらに他の変形では、図2および3に示されるように、コーティングされた微細構造化箔(すなわち、製造されたZOF)は、ZOFの色彩効果を有する接着タグまたはラベルを製造するために使用される。この目的のために、基板のコーティングされない側または層積重ねの上塗りには、接着層およびこの接着層を保護する除去可能な担体が取り付けられている。この除去可能な担体は、例えば、シリコンがコーティングされた紙または重合体箔であってもよい。次に、所望サイズのタグまたはラベルが担体から剥がされ、製品、パッケージなどに貼られるように、コーティングされた層の積重ねの付いた基板3はスライスされる。バッチ番号、会社のロゴなどのような追加情報をタグに貼り付ける知られた技術が、本発明に従って製造されたZOF箔に利用されてもよい。
両方の生産方法の他の実施形態では、基板3と第1のコーティング層2または1との間に1つの追加の剥離層が堆積され、1つの追加の接着層(熱活性化可能接着層のような)が最上層として堆積される。
これは、コーティング層の積重ねを基板から分離することを可能にし、さらに、得られたZOFを別の表面に転写することを可能にする。この方法では、例えば積層プロセスまたは熱刻印プロセスによって、パッケージ、銀行券、安全デバイスのような他のデバイスの表面に転写可能なZOFを製造することが可能である。この実施形態に従ったZOFは、前に述べられた実施形態に従って製品またはパッケージなどに接着剤で貼り付けられるZOFに比べて、明らかに薄い。
これまで述べられた製造プロセスでは、ロール・ツー・ロール・コーティング技術は、水をベースにしている。代わりに、また、他の溶剤に基づいたコーティング技術も使用されてもよい。しかし、水をベースにしたプロセスが好ましい。というのは、水をベースにしたプロセスは、コーティングおよび構造化のために有害な溶剤は回避されるので、より環境にやさしく、かつ簡単だからである。さらに、高価な真空プロセスが必要とされない。
本発明は、熱エンボス加工またはUVエンボス加工を使用してそのようなZOFを大量生産する方法を提供する。再び、この方法は、環境にやさしく、簡単で速いプロセスを提供する。さらに、そのようなプロセスは、標準的な装置と両立可能であり、このことは、信頼性を実現し、投資コストも下げる。
本発明に従ったZOFは、銀行券、クレジットカード、旅券、チケット、文書安全、偽造防止、ブランド保護など(これらに限定されない)のような様々な目的のために、認証、識別、および安全の分野で安全デバイスに使用されてもよい。色彩効果の恩恵を受けるそのようなZOFの他の使用分野は、例えば、接着ラベル、製品パッケージなどの用途での市場デバイスである。
被覆層4の無い場合、導波層1は、コーティングされた基板の表面に位置し、導波重合体層1に対する第2の隣接材料として空気を持っている。そのようなZOFは、接触および他の機械的応力に対して敏感である。これは、例えば、パッケージが触られたかどうかおよびどこが触られたかを視覚化するためか、および/またはマーケティング目的のためかに使用されてもよい。さらに、そのようなZOFは、パッケージが数回再使用されるのを防ぐ。このことは、例えば、使用されたパッケージで再包装されることが多い調合薬のような製品の不法な再輸入を抑えるために重要である。
しかし、大抵の用途では、追加の保護コーティングは、有益であり、したがって、好ましい。被覆層の追加の機能は、回折微細構造を解析する試みを妨げることである。
さらに他の実施形態では、本発明は、本明細書で述べられたようなZOFを実現し、そのZOFは、熱または冷転写可能ラベル、接着タグなどの形である。
さらに他の態様では、本発明は、本明細書で述べられたようなZOFの製造において無機ナノ粒子を使用することに関する。前記の無機ナノ粒子は、低屈折率を有する層を形成するために、特に多孔質層を形成する際に使用されてもよい。前記の無機ナノ粒子は、また、高屈折率を有する層を形成するために、特に導波層を形成する際に使用されてもよい。
本発明をさらに例示するために、本発明の範囲を限定する意図なしに、以下の例が提供される。
(例1)
第1の層は、カーテン・コーティングによって、約200μmの厚さを有する透明PETの上に堆積された。使用された溶液は、表2に示されるような組成を有した。乾燥後に、第1の層の厚さは、おおよそ8μmであった。ヨーロッパ特許第1655348号の例1に従って、表面改質SiOが得られた。次に、第2のコーティング・ステップで、表3に従った溶液から第2の層がカーテン・コーティングされた。乾燥された層の厚さは、約200nmから240nmであった。青から青紫の干渉色が見え、これらの色は、両方の層の屈折率の差、両方の層の間のシャープな界面、および適切な重合体層厚さによっていると思われる。全てのコーティング・ステップは、カーテン・コーティング機械を使用して、連続したロール・ツー・ロール・プロセスで行われた。次に、1050nmの周期、200nmの回折格子深さ、および長方形回折格子外形を有する直線回折格子構造が、110℃で第2の層に熱エンボス加工された。Θ=50°の角度から見ると、得られたZOFは、90°回転したとき顕著な色変化を示す。
(例2)
第1の層は、カーテン・コーティングによって、約200μmの厚さを有する透明PETの上に堆積された。使用された溶液は、表4に示されるような組成を有した。ヨーロッパ特許第1655348号の例1に従って、表面改質SiOが得られた。次に、第2のコーティング・ステップで、表5に従った溶液から重合体粒子を含む第2の層がカーテン・コーティングされた。全てのコーティング・ステップは、カーテン・コーティング機械を使用して、連続したロール・ツー・ロール・プロセスで行われた。次に、1050nmの周期、200nmの回折格子深さ、および長方形回折格子外形を有する直線回折格子構造が、80℃で第2の層に熱エンボス加工された。Θ=50°の角度から見ると、得られたZOFは、90°回転したとき顕著な色変化を示す。
ZOFの2つの可能な構造を示す模式的な断面図である。 本発明に従った製造プロセスを模式的に示す図である。 本発明に従った製造プロセスの他の変形を模式的に示す図である。 本発明に従ったZOFを示す模式的な断面図であり、導波層は表面中に微細構造を含むか(a)、または表面上に微細構造を含む(b)。 図1(b)に示されるような構造を有するZOFについて、回転角φ(x軸)および波長(y軸)の関数として、シミュレートされた反射率値のマップ(百分率の単位で)を示す図である。黒は低反射率を示し、白は高反射率を示す。 図5(a)では、使用されたパラメータは、周期Λ=360nmと、視覚Θ=30°と、1.59の周囲材料および2.39の導波層の屈折率とである。 図5(b)では、使用されたパラメータは、周期Λ=360nmと、視覚Θ=30°と、1.29の周囲材料および2.09の導波層の屈折率とである。黒は低反射率を示し、明るさは高屈折率を示す。 図5(c)では、使用されたパラメータは、周期Λ=360nmと、視覚Θ=30°と、1.09の周囲材料および1.89の導波層の屈折率とである。黒は低反射率を示し、明るさは高屈折率を示す。 図5(d)では、使用されたパラメータは、周期Λ=590nmと、視覚Θ=30°と、1.09の周囲材料および1.89の導波層の屈折率とである。黒は低反射率を示し、明るさは高屈折率を示す。 図5(e)では、使用されたパラメータは、周期Λ=1650nmと、視覚Θ=50°と、1.09の周囲材料および1.49の導波層の屈折率とである。黒は低反射率を示し、明るさは高屈折率を示す。 (a)φ=0°および(b)φ=90°における図5(a)および(c)に示されたZOFの反射スペクトルのグラフである。黒線は、図5(c)に対応するスペクトルを表し、一方で、点線は、図5(a)のスペクトルを表す。最大ピークの移動は、黒矢印で示されている。
符号の説明
1 第1の層/導波構造
2 第2の層/多孔質層
3 基板
4 被覆層
5 周囲の第2の層/マトリックス

Claims (19)

  1. 周期的な回折微細構造を有し導波路を形成する第1の層と、少なくとも1つの隣接した第2の層とを備えるゼロ次回折フィルタであって、前記第1の層は、前記第2の層の屈折率よりも少なくとも0.2だけ高い屈折率を有し、前記第2の層のうちの少なくとも1つは、ナノ細孔を含む多孔質層であり、前記ナノ細孔を含む前記少なくとも1つの多孔質層は、凝集ナノ粒子から成り、前記ナノ細孔は、前記凝集ナノ粒子の格子間スペースによって形成されており、さらに、前記回折微細構造の周期Λは、100nmから3000nm、好ましくは300nmから2200nm、より好ましくは300nmから1700nmである、ゼロ次回折フィルタ。
  2. 前記第1の層は、前記重合体マトリックスの屈折率よりも高い屈折率を有するナノ粒子を含む重合体マトリックスから成る、請求項1に記載のゼロ次回折フィルタ。
  3. 前記ナノ細孔を含む前記少なくとも1つの多孔質層は、発泡体から成る、請求項1または2に記載のゼロ次回折フィルタ。
  4. 前記ナノ粒子は、無機ナノ粒子である、請求項1または2に記載のゼロ次回折フィルタ。
  5. 前記少なくとも1つの多孔質層は、屈折率<1.35を有している、先行する請求項のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタ。
  6. 前記第1の層は、基板に隣接している、先行する請求項のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタ。
  7. 前記第2の層は、基板に隣接している、請求項1から5のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタ。
  8. 前記基板は、周期的な回折微細構造を備えている、請求項6に記載のゼロ次回折フィルタ。
  9. 前記基板は、剥離可能である、請求項6または7のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタ。
  10. 被覆層を備えている、先行する請求項のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタ。
  11. 請求項1から5、7、9、10のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタを製造するためのプロセスであって、
    好ましくは、水をベースにしたコーティング技術によって、屈折率nを有する多孔質層を可撓性基板の上に堆積するステップと、
    好ましくは、水をベースにしたコーティング技術によって、屈折率n>n+0.2を有する重合体層を前記多孔質層の上に堆積するステップと、
    好ましくは、エンボス加工によって、ゼロ次回折微細構造を前記重合体層に形成するステップと、
    を含むプロセス。
  12. その次に、屈折率n<n−0.2を有する追加の被覆層が、好ましくは水をベースにしたコーティング技術によって、前記層の上に堆積される、請求項11に記載のプロセス。
  13. 請求項1から6および8から10のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタを製造するためのプロセスであって、
    好ましくは、水をベースにしたコーティング技術によって、屈折率nを有する重合体層を屈折率n<n−0.2を有する基板の上に堆積するステップと、
    好ましくは、エンボス加工によって、ゼロ次回折微細構造を前記重合体層に形成するステップと、
    好ましくは、水をベースにしたコーティング技術によって、屈折率n<n−0.2を有する追加の多孔質被覆層を前記重合体層の上に堆積するステップと、
    を含むプロセス。
  14. 請求項1から6および8から10のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタを製造するためのプロセスであって、
    ゼロ次回折微細構造を、屈折率nを有する可撓性基板に形成するステップと、
    好ましくは、水をベースにしたコーティング技術によって、屈折率n>n+0.2を有する重合体層を前記基板の上に堆積するステップと、
    好ましくは、水をベースにしたコーティング技術によって、屈折率n<n−0.2を有する追加の多孔質被覆層を前記重合体層の上に堆積するステップと、
    を含むプロセス。
  15. 多孔質層および/または多孔質被覆層は、屈折率<1.35を有している、請求項11から14のいずれかに記載のプロセス。
  16. 全ての堆積プロセスは、ロール・ツー・ロール・プロセスの部分である、請求項11から15のいずれかに記載のプロセス。
  17. 請求項11から16のいずれかに記載のプロセスによって得られたゼロ次回折フィルタ。
  18. 特に、銀行券、クレジットカード、旅券、チケットでの使用およびブランド保護目的のための安全デバイスを製造するために請求項1から10および17のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタの使用。
  19. 請求項1から10および17のいずれかに記載のゼロ次回折フィルタの製造における無機ナノ粒子の使用。
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