JP2008070691A - 波長板、照明装置及びプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】強力な光源を有するプロジェクタに用いることができる帯域の広い1/4波長板を提供する。
【解決手段】複屈折性を有する材質を用いた第1及び第2の波長板2、3を光学軸が交差するように貼り合わせ、全体として1/4波長板として機能する波長板1であって、所定の波長λにおいて、常光線及び異常光線に対する第1及び第2の波長板の位相差をΓ1及びΓ2、高次モードの次数をそれぞれ整数n1、n2としたとき、Γ1≒180°×2×n1+180°、Γ2≒180°×n2+90°を満足するように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】複屈折性を有する材質を用いた第1及び第2の波長板2、3を光学軸が交差するように貼り合わせ、全体として1/4波長板として機能する波長板1であって、所定の波長λにおいて、常光線及び異常光線に対する第1及び第2の波長板の位相差をΓ1及びΓ2、高次モードの次数をそれぞれ整数n1、n2としたとき、Γ1≒180°×2×n1+180°、Γ2≒180°×n2+90°を満足するように構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、波長板、照明装置及びプロジェクタに関し、特に高次モードを用いて所要帯域を広くした1/4波長板と、該1/4波長板を用いた照明装置及びプロジェクタに関する。
1/4波長板は入射した直線偏光を円偏光に変換し、あるいは円偏光を直線偏光に変換する機能があり、光ピックアップ装置、プロジェクタ等に用いられている。光ピックアップ装置における1/4波長板の作用としては、例えばレーザ光(直線偏光)を円偏光に変換して光ディスクに照射するために使用される。また、プロジェクタにおいては、例えば特許文献1に開示されているように、1/4波長板を往復で2度通過させることにより直線偏光の振動方向を90度回転させ、照明装置の光源の光量を大きくした照明装置がプロジェクタに使用されている。
例えば、水晶の複屈折性を用いて1/4波長板を作る場合、水晶の常光線屈折率、異常光線屈折率をそれぞれno、neとし、水晶板の厚さをtとすると、波長λの光が1/4波長板を透過したときの、常光線と異常光線との位相差Γは、Γ=2π/λ・(ne−no)・tで与えられ、位相差Γは波長λに依存することになる。
例えば、水晶の複屈折性を用いて1/4波長板を作る場合、水晶の常光線屈折率、異常光線屈折率をそれぞれno、neとし、水晶板の厚さをtとすると、波長λの光が1/4波長板を透過したときの、常光線と異常光線との位相差Γは、Γ=2π/λ・(ne−no)・tで与えられ、位相差Γは波長λに依存することになる。
水晶を用いた1/4波長板(単板)が特許文献2に開示されている。図14(a)は1/4波長板41を入射面から見た平面図、同図(b)は側面図である。1/4波長板41の光学軸(Z)42は、図14に示すように光線の進行方向とα度傾けて形成されている。αを変化させることにより位相差が90度を満たす板厚が変化し、1/4波長板を加工し易い板厚とすることが可能となることが開示されている。
また、高次モードを用いた1/4波長板が特許文献3に開示されている。図15(a)は1/4波長板50を入射方向からみた平面図、同図(b)はその概略斜視図である。1/4波長板50は、波長785nm(CDに用いるレーザ光の波長)に対して位相差が1695°(4次モード25.5°)で、光学軸の面内回転方位角θ1が25.5°(通例のように反時計回りが正)の水晶板51と、位相差が850°(2次モード130°)で方位角が79.8°の水晶板52と、を各々の光学軸53、54の交差角θ3が54.3°で交差するように積層し、全体として波長655nm帯(DVDに用いるレーザ光の波長)及び785nm帯において1/4波長板として機能すると開示されている。
波長785nmに対して、各水晶板51、52の位相差及び方位角が、(δ1、θ1、δ2、θ2)=(1695°,25.5°,850°,79.8°)、各々の光学軸53、54が58°の角度で交差するように設定したとき、積層された1/4波長板50の位相差Γは、655nmで位相差270°、785nmで位相差90°になると開示されている。
波長785nmに対して、各水晶板51、52の位相差及び方位角が、(δ1、θ1、δ2、θ2)=(1695°,25.5°,850°,79.8°)、各々の光学軸53、54が58°の角度で交差するように設定したとき、積層された1/4波長板50の位相差Γは、655nmで位相差270°、785nmで位相差90°になると開示されている。
また、波長655nmに対して位相差が1980°(5次モード180°)で方位角14°の水晶板と、位相差が990°(2次モード270°)で方位角が72°の水晶板と、を各々の光学軸が58°の角度で交差するように積層した1/4波長板が開示されている。シミュレーションの結果は、波長655nmで位相差が270°、785nmで位相差が90°であると、開示されている。
特開2005−257872公報
特公昭52−4948号公報
WO03/091768A1
しかしながら、特許文献2に開示された設計手法を用いて水晶の1/4波長板を構成すると、水晶板の厚さは厚くできるものの、波長−位相差特性は波長依存性を有している。つまり、位相差90°を満たすのは一波長のみで、所望の波長帯で90°位相差を満たすことは出来ないという問題があった。90°位相差を満たす波長が所定の帯域を有しないと、ピックアップ装置では光源の温度上昇に伴う波長変動により、書き込み時のエラーが生じる等の信頼性に問題が生じる。また、プロジェクタでは光源に強力な光源を用いる場合が多いので、1/4波長板の温度上昇を来し、波長−位相差特性が変化し、色調が変化する等の問題があった。
特許文献3に開示された設計手法を用いて水晶の1/4波長板を構成した場合でも、所望の波長帯、例えばλ±40nmを満たすことができないという問題があり、プロジェクタに用いると色調が変化する等の問題があった。
本発明は上記の問題に鑑み、強力な光源を有するプロジェクタにも使用できるように、所望の波長帯を確保した1/4波長板と、それを用いた照明装置及びプロジェクタを提供することにある。
特許文献3に開示された設計手法を用いて水晶の1/4波長板を構成した場合でも、所望の波長帯、例えばλ±40nmを満たすことができないという問題があり、プロジェクタに用いると色調が変化する等の問題があった。
本発明は上記の問題に鑑み、強力な光源を有するプロジェクタにも使用できるように、所望の波長帯を確保した1/4波長板と、それを用いた照明装置及びプロジェクタを提供することにある。
本発明は、強力な光源を用いたプロジェクタの場合でも十分に機能する波長板、あるいは光ピックアップ装置において、レーザダイオードが温度ドリフトにより波長が若干変化した場合でも、1/4波長板として機能するようにするため、複屈折性を有する材質を用いた第1及び第2の波長板を光学軸が交差するように貼り合わせ、全体として1/4波長板として機能する波長板であって、所定の波長λにおいて、常光線及び異常光線に対する第1及び第2の波長板の位相差をΓ1及びΓ2、高次モードの次数をそれぞれ整数n1、n2としたとき、Γ1≒180°×2×n1+180°、Γ2≒180°×n2+90°を満足するように波長板を構成したことを特徴とする。
このように波長板を構成することにより所望の波長帯において位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することが可能となる。
このように波長板を構成することにより所望の波長帯において位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することが可能となる。
前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、前記波長λを450nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18.5°±1°とし、前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°として波長板を構成したことを特徴とする。
このように波長板を構成することにより青色波長帯、例えば450nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することができ、色調が変化する等の問題が解決した。
このように波長板を構成することにより青色波長帯、例えば450nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することができ、色調が変化する等の問題が解決した。
前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、前記波長λを550nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を890°±5°、光学軸方位角を15°±1°とし、前記第2の波長板の位相差Γ2を625°±5°、光学軸方位角を75°±1°として波長板を構成したことを特徴とする。
このように波長板を構成することにより緑色波長帯、例えば550nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することができ、色調が変化する等の問題が解決した。
このように波長板を構成することにより緑色波長帯、例えば550nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することができ、色調が変化する等の問題が解決した。
前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、前記波長λを620nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18°±1°とし、前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°として波長板を構成したことを特徴とする。
このように波長板を構成することにより赤色波長帯、例えば620nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することができ、色調が変化する等の問題が解決した。
このように波長板を構成することにより赤色波長帯、例えば620nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、強力な光源を有するプロジェクタにおいても十分に機能する波長板を実現することができ、色調が変化する等の問題が解決した。
前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、前記波長λを405nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18°±1°とし、前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°として波長板を構成したことを特徴とする。
このように波長板を構成することにより青紫色波長帯、例えば405nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、レーザダイオードの出力を上げても温度ドリフトに十分対応する波長板を実現することができた。
このように波長板を構成することにより青紫色波長帯、例えば405nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、レーザダイオードの出力を上げても温度ドリフトに十分対応する波長板を実現することができた。
前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、前記波長λを660nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18°±1°とし、前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°として波長板を構成したことを特徴とする。
このように波長板を構成することによりDVD波長帯、例えば660nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、レーザダイオードの出力を上げても温度ドリフトに十分対応する波長板を実現することができた。
このように波長板を構成することによりDVD波長帯、例えば660nm±40nmにおいて位相差が90°を満たす波長板が得られ、レーザダイオードの出力を上げても温度ドリフトに十分対応する波長板を実現することができた。
また本発明の照明装置は、本発明の波長板を備えたことを特徴とする。
このように上記の波長板を用いて照明装置を構成することにより、レーザ光を効率よく用い、強力なレーザ光を得ることが出きるという特徴がある。
また本発明のプロジェクタは、本発明の波長板を赤、青、緑色用の波長板として備えたことを特徴とする。
このように上記の波長板を用いてプロジェクタを構成することにより、強力な光源を用いても波長板が十分に機能するので、色調が変化する等の問題が解消できるという利点がある。
このように上記の波長板を用いて照明装置を構成することにより、レーザ光を効率よく用い、強力なレーザ光を得ることが出きるという特徴がある。
また本発明のプロジェクタは、本発明の波長板を赤、青、緑色用の波長板として備えたことを特徴とする。
このように上記の波長板を用いてプロジェクタを構成することにより、強力な光源を用いても波長板が十分に機能するので、色調が変化する等の問題が解消できるという利点がある。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1(a)は、入射方向から見た高次モードの1/4波長板1の構成を示す平面図で、同図(b)は斜視図である。図1(a)、(b)に示すように、水晶を用いた第1の波長板2と、第2の波長板3とを、それぞれの光学軸が交差するように光学用接着剤を用いて貼り合わせ、全体として1/4波長板として機能するように構成する。つまり、図1(b)に示すように、例えば図中左側からS偏光である入射光が1/4波長板1に入射すると、その出射光は円偏光に変換されて出射するように作用する。
図1(a)、(b)に示すように、第1波長板2の光学軸4の方位角をθ1、第2波長板3の光学軸5の方位角をθ2とする。所定の波長λ、例えば450nmに対して、常光線及び異常光線に対する第1波長板2の位相差をΓ1、第2波長板3の位相差をΓ2とし、
Γ1=180°×2×n1+180°・・・(1)
Γ2=180°×n2+90° ・・・(2)
を満足するように第1及び第2の波長板2、3の厚さを設定する。ここで、n1、n2は高次モードの次数で、整数とする。
第1及び第2の波長板2、3に高次モードの波長板を用い、全体として1/4波長板1を構成し、所望する波長帯における位相差を90度とする。そこで、第1及び第2の波長板2、3の高次モード次数をそれぞれn1、n2、所定の波長におけるそれぞれの位相差をΓ1、Γ2、それぞれの光学軸方位角をθ1、θ2とし、n1、n2、Γ1、Γ2、θ1、θ2を種々変化させて、1/4波長板1の出射光のストークスベクトルを算出して、位相差を求めた。この位相差が所望する波長帯で90度を満たすように、繰り返しシミュレーションを行った。
Γ1=180°×2×n1+180°・・・(1)
Γ2=180°×n2+90° ・・・(2)
を満足するように第1及び第2の波長板2、3の厚さを設定する。ここで、n1、n2は高次モードの次数で、整数とする。
第1及び第2の波長板2、3に高次モードの波長板を用い、全体として1/4波長板1を構成し、所望する波長帯における位相差を90度とする。そこで、第1及び第2の波長板2、3の高次モード次数をそれぞれn1、n2、所定の波長におけるそれぞれの位相差をΓ1、Γ2、それぞれの光学軸方位角をθ1、θ2とし、n1、n2、Γ1、Γ2、θ1、θ2を種々変化させて、1/4波長板1の出射光のストークスベクトルを算出して、位相差を求めた。この位相差が所望する波長帯で90度を満たすように、繰り返しシミュレーションを行った。
はじめに、計算手法を簡単に説明する。直線偏光が2枚の波長板2、3を透過した後の偏光状態は、ミューラ行列を用いて表すことが出来る。
ここで、Iは入射光の偏光状態、Eは出射光の偏光状態を表すベクトルである。R1は1/4波長板1を構成する第1の波長板2のミューラ行列、R2は第2の波長板3のミューラ行列で、それぞれ次式で表される。
ここで、Iは入射光の偏光状態、Eは出射光の偏光状態を表すベクトルである。R1は1/4波長板1を構成する第1の波長板2のミューラ行列、R2は第2の波長板3のミューラ行列で、それぞれ次式で表される。
第1及び第2の波長板2、3の高次モード次数n1、n2と、それぞれの位相差Γ1、Γ2、それぞれの光学軸方位角度θ1、θ2を設定して、式(4)、(5)よりミューラ行列R1、R2を求める。そして、入射光の偏光状態Iを設定すると、式(3)より出射光の偏光状態Eを算出することが出来る。
出射光の偏光状態Eは次式で表される。
Eの行列要素S01、S11、S21、S31はストークスパラメータと呼ばれ、偏光状態を表している。このストークスパラメータを用いて、1/4波長板1の位相差Γは次式のように表される。
このように、式(7)を用いて1/4波長板1の位相差を算出することができる。本発明の1/4波長板1は、所望の波長帯、例えば450nm±40nmにおいて、直線偏光の位相を90°変調させて円偏光へ、あるいは、円偏光を直線偏光へ変換する作用を有することである。
出射光の偏光状態Eは次式で表される。
Eの行列要素S01、S11、S21、S31はストークスパラメータと呼ばれ、偏光状態を表している。このストークスパラメータを用いて、1/4波長板1の位相差Γは次式のように表される。
このように、式(7)を用いて1/4波長板1の位相差を算出することができる。本発明の1/4波長板1は、所望の波長帯、例えば450nm±40nmにおいて、直線偏光の位相を90°変調させて円偏光へ、あるいは、円偏光を直線偏光へ変換する作用を有することである。
所望の波長帯において位相差が90°になり、且つその帯域幅が広くなるように、1/4波長板1の諸パラメータである第1及び第2の波長板2、3のそれぞれの高次モード次数n1、n2と、所定の波長(例えば波長450nm)でのそれぞれの位相差Γ1、Γ2と、それぞれの光学軸方位角θ1、θ2と、を種々変化させ、1/4波長板1の位相差Γのシミュレーションを行った。波長−位相差特性の90°である波長領域が広くなるように、つまり450nm±40nmの波長帯おいて位相差90°が得られるような諸パラメータを求めた。高次モード次数n1、n2が大きくなると、波長帯域幅が狭くなり、小さいと波長板の厚さが薄くなり、製作しづらくなるので、高次モード次数n1、n2を適切に選定した。
図1に示す1/4波長板1を水晶板で構成し、第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z(水晶板の主面の法線が水晶の光学軸であるZ軸に対して90°となるような角度でカットされた水晶板)、高次モードの次数n1を2、n2を3、波長λを450nmとしたとき、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18.5°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合が、所望の波長帯において1/4波長板1の波長−位相差特性が良好な特性となった。その波長−位相差特性を図2に示す。
以上のように、本発明に係る1/4波長板1は位相差が90°を呈する波長帯が大幅に広がり、例えば強力な光源を用いるプロジェクタにおいて、十分に1/4波長板として機能することが判明した。
図3は、波長λを450nmとし、第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1を900°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定し、第1の波長板2の光学軸方位角θ1を14°から22°まで1°毎に変化させたときの波長−位相差特性である。第1の波長板2の光学軸方位角θ1が微小に変化することにより、波長−位相差特性が影響を受けることが分かる。
以上のように、本発明に係る1/4波長板1は位相差が90°を呈する波長帯が大幅に広がり、例えば強力な光源を用いるプロジェクタにおいて、十分に1/4波長板として機能することが判明した。
図3は、波長λを450nmとし、第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1を900°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定し、第1の波長板2の光学軸方位角θ1を14°から22°まで1°毎に変化させたときの波長−位相差特性である。第1の波長板2の光学軸方位角θ1が微小に変化することにより、波長−位相差特性が影響を受けることが分かる。
図4は、第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18.5°、第2の波長板3の位相差Γ2を630°に設定し、第2の波長板3の光学軸方位角θ2を76°から84°まで1°毎に変化させたときの波長−位相差特性である。この場合も図3と同様に、第2の波長板2の光学軸方位角θ2が微小に変化することにより、波長−位相差特性が影響を受けることが分かる。
図3及び4に示したシミュレーションの結果より、1/4波長板1が450nm±40nmの波長帯おいて位相差90°を満たす光学軸の方位角θ1、θ2の許容範囲は、18.5°、80°に対しそれぞれ±1°程度であることが判明した。
図5は、第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の光学軸方位角θ1を18.5°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定し、第1の波長板2の位相差Γ1を860°から940°まで10°毎に変化させたときの波長−位相差特性である。第1の波長板2の位相差Γ1の変化により、波長−位相差特性が影響を受けることが分かる。
図3及び4に示したシミュレーションの結果より、1/4波長板1が450nm±40nmの波長帯おいて位相差90°を満たす光学軸の方位角θ1、θ2の許容範囲は、18.5°、80°に対しそれぞれ±1°程度であることが判明した。
図5は、第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の光学軸方位角θ1を18.5°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定し、第1の波長板2の位相差Γ1を860°から940°まで10°毎に変化させたときの波長−位相差特性である。第1の波長板2の位相差Γ1の変化により、波長−位相差特性が影響を受けることが分かる。
図6は、第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18.5°、第2の波長板3の光学軸方位角θ2を80°に設定し、第2の波長板3の位相差Γ2を590°から670°まで10°毎に変化させたときの波長−位相差特性である。図5と同様、第2の波長板2の位相差Γ2の変化により、波長−位相差特性が影響を受けることが分かる。
図5及び6に示したシミュレーションの結果より、1/4波長板1が450nm±40nmの波長帯おいて位相差90°を満たす位相差Γ1、Γ2の許容範囲は、900°、630°に対しそれぞれ±5°程度であることが判明した。
図7は上記で求めたシミュレーションの結果、即ち波長λを450nmとし、第1及び第2の波長板2、3の切断角度を共に90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18.5°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合の波長−位相差特性6と、実際に上記の値の波長板2、3を試作し、その時の波長−位相差特性7を測定した場合の特性を重ね書きした例である。図7よりシミュレーションの結果と実測とに若干の差が生じる場合があることが分かった。
図5及び6に示したシミュレーションの結果より、1/4波長板1が450nm±40nmの波長帯おいて位相差90°を満たす位相差Γ1、Γ2の許容範囲は、900°、630°に対しそれぞれ±5°程度であることが判明した。
図7は上記で求めたシミュレーションの結果、即ち波長λを450nmとし、第1及び第2の波長板2、3の切断角度を共に90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18.5°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合の波長−位相差特性6と、実際に上記の値の波長板2、3を試作し、その時の波長−位相差特性7を測定した場合の特性を重ね書きした例である。図7よりシミュレーションの結果と実測とに若干の差が生じる場合があることが分かった。
図8は上記と同様なシミュレーションを波長550nmの1/4波長板に適用した場合の波長−位相差特性である。第1及び第2の波長板2、3の切断角度を共に90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ890°、15°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ625°、75°に設定した場合の波長−位相差特性である。550nm±40nmの帯域において位相差が90°を十分に満たしている。
また、図9は波長620nmの1/4波長板に上記シミュレーションを適用した場合で、第1及び第2の波長板2、3の切断角度を共に90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合の波長−位相差特性である。この場合も620nm±40nmの帯域において位相差が90°を十分に満たしている。
また、図9は波長620nmの1/4波長板に上記シミュレーションを適用した場合で、第1及び第2の波長板2、3の切断角度を共に90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合の波長−位相差特性である。この場合も620nm±40nmの帯域において位相差が90°を十分に満たしている。
図10は青紫レーザ(405nm帯)の光ピックアップ装置に用いられる1/4波長板を、第1の波長板2と第2の波長板3と用いて構成した例である。第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、波長λを405nmとしたとき、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合が、所望の波長帯において1/4波長板1の位相差が良好な位相特性となった。
図11はDVD(660nm帯)の光ピックアップ装置に用いられる1/4波長板を第1の波長板2と第2の波長板3と用いて構成した例である。第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、波長λを660nmとしたとき、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合が、所望の波長帯において1/4波長板1の位相差が良好な位相特性となった。
なお、図8から図11に示した波長550nm帯、620nm帯、405nm帯、660nm帯の1/4波長板についても第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2のパラメータを変化させて波長−位相差特性を求めたが、図3から図6示した波長−位相差特性と同様な曲線が得られた。
図11はDVD(660nm帯)の光ピックアップ装置に用いられる1/4波長板を第1の波長板2と第2の波長板3と用いて構成した例である。第1及び第2の波長板2、3の切断角度をそれぞれ90°Z、高次モードの次数n1を2、n2を3、波長λを660nmとしたとき、第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1をそれぞれ900°、18°、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2をそれぞれ630°、80°に設定した場合が、所望の波長帯において1/4波長板1の位相差が良好な位相特性となった。
なお、図8から図11に示した波長550nm帯、620nm帯、405nm帯、660nm帯の1/4波長板についても第1の波長板2の位相差Γ1、光学軸方位角θ1、第2の波長板3の位相差Γ2、光学軸方位角θ2のパラメータを変化させて波長−位相差特性を求めたが、図3から図6示した波長−位相差特性と同様な曲線が得られた。
図12は本発明に係る照明装置10の概略図であって、第1及び第2のレーザダイオード(以下、LEDと称す)11a、11bと、第1及び第2のコリメータレンズ12a、12bと、本発明になる第1及び第2の1/4波長板13a、13bと、第1及び第2の反射型偏光板(例えばワイヤグリッド型偏光子)14a、14bと、偏光ビームスプリッタ15と、偏光膜16と、液晶パネル17と、を備えている。第1及び第2のLED11a、11bは同一の波長領域の光、例えば緑色光(以下、G光と称す)を出射するものとする。ここで、第1及び第2の1/4波長板13a、13bと、第1及び第2の反射型偏光板14a、14bとは偏光ビームスプリッタ15の面に光学用接着剤にて接着されている。そして、第1の反射型偏光板14aは、P偏光光は透過するが、S偏光光は反射し、第2の反射型偏光板14bは、S偏光光は透過するが、P偏光光は反射するように構成する。偏光ビームスプリッタ15は、P偏光光は透過するが、S偏光光は反射する。また、第1及び第2の1/4波長板13a、13bはG光に対応した、例えば図8に示した1/4波長板を用いる。
第1のLED11aから出射したG光は第1のコリメータレンズ12aで平行光となり、第1の1/4波長板13aに入射し、これを透過して第1の反射型偏光板14aに入射する。第1の反射型偏光板14aはP偏光光を透過し、S偏光光を反射する。反射型偏光板14aを透過したP偏光光は偏光ビームスプリッタ15に入射し、偏光膜16によりP偏光光は透過し、照明方向(光軸方向)に出射する。第1の反射型偏光板14aにより反射されたS偏光光は第1の1/4波長板13aを透過し、第1のLED11aの方向に戻る。第1のLED11aは光軸方向に垂直な反射部11rを有し、LED11aの方向に戻された光を反射する。第1の反射型偏光板14aにより反射されたS偏光光は、第1の1/4波長板13aを2度通過することにより偏波面が90°回転され、P偏光光に変換される。変換されたP偏光光は第1の反射型偏光板14aを透過し、偏光ビームスプリッタ15を透過して、照明方向(光軸方向)に出射する。このように、第1のLED11aから出射された光を効率よく用いることができる。
上述したように第2のLED11bは第1のLED11aと同一波長領域のG光を出射する。第2のLED11bから出射したG光は第2のコリメータレンズ12bで平行光となり、第2の1/4波長板13bに入射し、これを透過して第2の反射型偏光板14bに入射する。第2の反射型偏光板14bに入射したS偏光光は透過し、P偏光光は反射する。透過したS偏光光は偏光ビームスプリッタ15の偏光膜16で反射され照明方向(光軸方向)に出射する。また、第2の反射型偏光板14bにより反射されたP偏光光は第1の1/4波長板13bを透過し、第2のLED11bの方向に戻る。第2のLED11bは光軸方向に垂直な反射部11rを有し、LED11bの方向に戻された光を反射する。第2の反射型偏光板14bにより反射されたP偏光光は、第2の1/4波長板13bを2度通過することにより偏波面が90°回転され、S偏光光に変換される。変換されたS偏光光は第2の反射型偏光板14bを透過し、偏光ビームスプリッタ15により反射されて、照明方向(光軸方向)に出射する。このように、第2のLED11bから出射された光を効率よく用いることができる。
以上説明したように、本照明装置は第1及び第2のLED11a、11bから出射した光を同一の照明方向18に効率よく出射することが出きる。
以上説明したように、本照明装置は第1及び第2のLED11a、11bから出射した光を同一の照明方向18に効率よく出射することが出きる。
以上の説明では緑色光(G光)を例に説明したが、プロジェクタに用いられる赤色光(R光)、青色光(B光)についても同様であるが、赤色光(R光)の場合には、例えば図9に示した1/4波長板を、青色光(B光)の場合には、例えば図2に示した1/4波長板を用いればよい。
図13は本発明に係るプロジェクタの構成を示す概略図である。プロジェクタ20は光源21(ランプ)と、第1及び第2のインテグレータレンズ22a、22bと、PS変換素子23と、コールドミラー24と、第1及び第2のダイクロイックミラー25a、25bと、折り返しミラー26と、赤色用の偏光ビームスプリッタ27aと、赤色用の1/4波長板28aと、赤色用のLCOS(Liquid Crystal on Silicon)29aと、緑色用の偏光ビームスプリッタ27bと、緑色用の1/4波長板28bと、緑色用のLCOS29bと、青色用の偏光ビームスプリッタ27cと、青色用の1/4波長板28cと、青色用のLCOS29cと、クロスプリズム30と、投影レンズ31と、スクリーン32と、を備えている。ここで、赤色用の1/4波長板28a、緑色用の1/4波長板28b及び青色用の1/4波長板28cは、それぞれ図8、図9及び図2で示した1/4波長板を用いればよい。
なお、LCOS方式は表示デバイスにLCOS(Liquid Crystal On Silicon)を用いる。LCOSとは反射型の液晶表示パネルで高開口率が特徴であり、配線やスイッチング素子を反射層の下に作るため継ぎ目のないシームレスな映像を表示できる。
図13は本発明に係るプロジェクタの構成を示す概略図である。プロジェクタ20は光源21(ランプ)と、第1及び第2のインテグレータレンズ22a、22bと、PS変換素子23と、コールドミラー24と、第1及び第2のダイクロイックミラー25a、25bと、折り返しミラー26と、赤色用の偏光ビームスプリッタ27aと、赤色用の1/4波長板28aと、赤色用のLCOS(Liquid Crystal on Silicon)29aと、緑色用の偏光ビームスプリッタ27bと、緑色用の1/4波長板28bと、緑色用のLCOS29bと、青色用の偏光ビームスプリッタ27cと、青色用の1/4波長板28cと、青色用のLCOS29cと、クロスプリズム30と、投影レンズ31と、スクリーン32と、を備えている。ここで、赤色用の1/4波長板28a、緑色用の1/4波長板28b及び青色用の1/4波長板28cは、それぞれ図8、図9及び図2で示した1/4波長板を用いればよい。
なお、LCOS方式は表示デバイスにLCOS(Liquid Crystal On Silicon)を用いる。LCOSとは反射型の液晶表示パネルで高開口率が特徴であり、配線やスイッチング素子を反射層の下に作るため継ぎ目のないシームレスな映像を表示できる。
プロジェクタ20の作用を簡単に説明する。
光源21から出射したランダム光はインテグレータレンズ22aに入射して平行光となり、PS変換素子23に入射し、透過する際にランダム光のうちP偏光光はS偏光光に変換され、S偏光はそのまま出射する。つまり、PS変換素子23を出射した光はS偏光光のみとなる。さらにインテグレータレンズ22bにより平行光となり、コールドミラー24により光路を90度変えられる。コールドミラー24により反射された光のうち赤色光はダイクロイックミラー25aを透過し、折り返しミラー26で光路を90度変えられて、赤色用の偏光ビームスプリッタ27aに入射する。偏光ビームスプリッタ27aに入射した光はS偏光光であるため、偏光ビームスプリッタ27aの偏光膜27aaにより反射されて、赤色用の1/4波長板28aを透過し、赤色用のLCOS29aに入射し、反射される。この際、赤色光は赤色用のLCOS29aにより変調される。変調された赤色光は赤色用の1/4波長板28aを透過するが、1/4波長板28aを2度通過することになり、P偏光光に変換される。そのため、反射光は赤色用の偏光ビームスプリッタ27aの偏光膜27aaを透過して、クロスプリズム30に入射する。
光源21から出射したランダム光はインテグレータレンズ22aに入射して平行光となり、PS変換素子23に入射し、透過する際にランダム光のうちP偏光光はS偏光光に変換され、S偏光はそのまま出射する。つまり、PS変換素子23を出射した光はS偏光光のみとなる。さらにインテグレータレンズ22bにより平行光となり、コールドミラー24により光路を90度変えられる。コールドミラー24により反射された光のうち赤色光はダイクロイックミラー25aを透過し、折り返しミラー26で光路を90度変えられて、赤色用の偏光ビームスプリッタ27aに入射する。偏光ビームスプリッタ27aに入射した光はS偏光光であるため、偏光ビームスプリッタ27aの偏光膜27aaにより反射されて、赤色用の1/4波長板28aを透過し、赤色用のLCOS29aに入射し、反射される。この際、赤色光は赤色用のLCOS29aにより変調される。変調された赤色光は赤色用の1/4波長板28aを透過するが、1/4波長板28aを2度通過することになり、P偏光光に変換される。そのため、反射光は赤色用の偏光ビームスプリッタ27aの偏光膜27aaを透過して、クロスプリズム30に入射する。
コールドミラー24により反射された光のうち、赤色光より波長の短い光はダイクロイックミラー25aにより反射され、90度光路を変えられてダイクロイックミラー25bに入射する。ダイクロイックミラー25bは、緑色光は反射し、青色光は透過するように構成されているので、緑色光は90度光路を変えられて緑色用の偏光ビームスプリッタ27bに入射する。偏光ビームスプリッタ27bに入射した光はS偏光光であるため、偏光ビームスプリッタ27bの偏光膜27bbにより反射されて、緑色用の1/4波長板28bを透過し、緑色用のLCOS29bに入射し、反射される。この際、緑色光は緑色用のLCOS29bにより変調される。変調された緑色光は緑色用の1/4波長板28bを透過するが、1/4波長板28bを2度通過するのでP偏光光に変換される。そのため、反射光は緑色用の偏光ビームスプリッタ27bの偏光膜27bbを透過して、クロスプリズム30に入射する。
ダイクロイックミラー25bを透過した青色光は、青色用の偏光ビームスプリッタ27cに入射する。偏光ビームスプリッタ27cに入射した光はS偏光光であるため、偏光ビームスプリッタ27cの偏光膜27ccにより反射されて、青色用の1/4波長板28cを透過し、青色用のLCOS29cに入射し、反射される。この際、青色光は青色用のLCOS29cにより変調される。変調された青色光は青色用の1/4波長板28cを透過するが、1/4波長板28cを2度通過するのでP偏光光に変換される。そのため、反射光は青色用の偏光ビームスプリッタ27cの偏光膜27ccを透過して、クロスプリズム30に入射する。
クロスプリズム30は入射した赤色光、緑色光及び青色光のうち、赤色光と青色光とは偏光膜により反射され、緑色光は透過するように構成されている。クロスプリズム30を出射した赤色光、緑色光及び青色光は投影レンズ31を介してスクリーン32上に投影され、カラー映像が得られことになる。
クロスプリズム30は入射した赤色光、緑色光及び青色光のうち、赤色光と青色光とは偏光膜により反射され、緑色光は透過するように構成されている。クロスプリズム30を出射した赤色光、緑色光及び青色光は投影レンズ31を介してスクリーン32上に投影され、カラー映像が得られことになる。
1 1/4波長板、2、3 波長板、4、5 光学軸、θ1、θ2 光学軸方位角、6 シミュレーション、7 実測、10 照明装置、11a、11b 第1及び第2のレーザダイオード、12a、12b 第1及び第2のコリメータレンズ、13a、13b 第1及び第2の1/4波長板、14a、14b 第1及び第2の反射型偏光板、15 偏光ビームスプリッタ、16、27aa、27bb、27cc 偏光膜、17 液晶パネル、20 プロジェクタ、21 光源(ランプ)、22a、22b インテグレータレンズ、23 PS変換素子、25a、25b ダイクロイックミラー、26 折り返しミラー、27a 赤色用の偏光ビームスプリッタ、27b 緑色用の偏光ビームスプリッタ、27c 青色用の偏光ビームスプリッタ、28a 赤色用の1/4波長板、28b 緑色用の1/4波長板、28c 青色用の1/4波長板、29a 赤色用のLCOS、29b 緑色用のLCOS、29c 青色用のLCOS、30 クロスプリズム、31 投影レンズ、32 スクリーン
Claims (8)
- 複屈折性を有する材質を用いた第1及び第2の波長板を光学軸が交差するように貼り合わせ、全体として1/4波長板として機能する波長板であって、
所定の波長λにおいて、常光線及び異常光線に対する第1及び第2の波長板の位相差をΓ1及びΓ2、高次モードの次数をそれぞれ整数n1、n2としたとき、
Γ1≒180°×2×n1+180°
Γ2≒180°×n2+90°
を満足するように構成したことを特徴とする波長板。 - 前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、
前記波長λを450nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18.5°±1°とし、
前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°としたことを特徴とする請求項1に記載の波長板。 - 前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、
前記波長λを550nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を890°±5°、光学軸方位角を15°±1°とし、
前記第2の波長板の位相差Γ2を625°±5°、光学軸方位角を75°±1°としたことを特徴とする請求項1に記載の波長板。 - 前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、
前記波長λを620nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18°±1°とし、
前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°としたことを特徴とする請求項1に記載の波長板。 - 前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、
前記波長λを405nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18°±1°とし、
前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°としたことを特徴とする請求項1に記載の波長板。 - 前記第1及び第2の波長板に水晶を用い、その切断角度を90°Z、前記高次モードの次数n1を2、n2を3とし、
前記波長λを660nm帯としたとき、前記第1の波長板の位相差Γ1を900°±5°、光学軸方位角を18°±1°とし、
前記第2の波長板の位相差Γ2を630°±5°、光学軸方位角を80°±1°としたことを特徴とする請求項1に記載の波長板。 - 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の波長板を備えたことを特徴とする照明装置。
- 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の波長板を、赤、青、緑色用の波長板として備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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-
2006
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091201 |