JP2008048004A - アンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 前記反射器は,偏波の方向に対して平行する線上に平行配置した複数の前記開口窓を1組として,前記反射器の偏波の方向に対して直交する軸線上に所定間隔を有して複数組の開口窓を備え,前記反射器の大きさは該反射器の偏波の方向に対して略直交する側辺と側辺の間隔が使用周波数における最大周波数の波長の略2分の1であると共に,前記反射器の偏波の方向に対して略直交する側辺と平行配置された複数の開口窓の内の最も外側に位置する開口窓の前記側辺側に位置する長辺との間の寸法の合計と,隣り合う開口窓の相対向する長片の間の寸法の合計と,全開口窓の全周の合計の略2分の1の寸法と,の総合計寸法が使用周波数における最小周波数の波長と略等しくなるように,前記開口窓の開口寸法を形成してなる。
【選択図】 図4
Description
(例えば,特許文献1参照)
しかしながら,電気的特性を維持したまま従来のような平面反射器を更に小型化するには限度があった。また,従来のアンテナを構成する平面状導体は,例えば金属板を金型等を使って打ち抜き加工すれば製作できると言った生産工程上の容易性はあるものの,電気的特性の安定化のために所定の板厚の平面状導体を使って反射器を形成するために反射器の重量が重くなり,延いてはアンテナが重くなると言った問題があった。
そこで本発明に係るアンテナは上記問題を解決するためになされたものであり,
その目的は,小型で軽量なアンテナを提供することを課題とする。
他の目的は,簡単な構成で小型化を実現できるアンテナを提供することを課題とする。
他の目的は,小型で軽量で有っても高性能なアンテナを提供することを課題とする。
他の目的は,地上ディジタル放送受信用として好適なアンテナを提供することを課題とする。
前記反射器は板体で形成され,該板体には偏波の方向に対して直交する方向に長手方向を有する1または複数の開口窓を形成した。
更に,この小型軽量化に伴い,設置場所の省スペース化が図られ,屋内であってもアンテナ支柱への取付けであっても,壁面やベランダ等への取付けであってもその設置が容易にできる有用性の高いアンテナを提供できるのである。
また,請求項5から請求項9に示される構成のアンテナによれば,偏波の方向に対して平行する方向に短辺を有し偏波面の方向に対して直交する方向に充分に長い長辺を有する外形略四角形状に構成した放射器と反射器とでアンテナを構成することによってスリムなアンテナが構成されるのであるが,前記反射器に形成された開口窓の効果と合わせて,極めてスリムに構成されたアンテナであっても電気的特性の優れたアンテナを提供できる。しかも,スリム化によりアンテナの周囲に突設する部分が殆どなくなるので,アンテナの小型軽量化だけでなく,設置の設置スペースの更なる省スペース化が可能となる。
そして請求項10に示される構成のように,このアンテナをUHF帯に対応するように構成すれば,屋内であってもアンテナ支柱への取付けであっても,壁面やベランダ等への取付けであっても簡単に取付けができる地上ディジタル放送受信用に適した利便性の高いUHFアンテナを提供することができる。
図1は本発明に係るアンテナの第1実施例を示す概略斜視図であり,図2(a)は図1に示されるアンテナを構成する反射器を拡大した正面図であり,(b)は反射器と同じ倍率で示される放射器の正面図である。図3は第1実施例のアンテナの概略断面図である。図4は本発明に係るアンテナの第2実施形態を示す概略斜視図であり,(a)は正面側から見た斜視図であり,(b)は背面側から見た斜視図である。図5は第2実施例のアンテナを構成する放射器の概略構成を示す正面図である。図6は第2実施例のアンテナを構成する反射器の拡大したものであり,(a)は正面図,(b)は背面図,(c)は右側面図,(d)は上面図を示す。図7(a)は反射器の一部を破断した背面部分拡大図であり,(b)は上面拡大図である。図8は第2実施例のアンテナの使用例を示す概略図である。図9は第2実施形態のアンテナにおいて,反射器の形状を変化させたときの電気的特性の変化のデータを示す。
本発明に係るアンテナの第1実施例の構成を図1および図2を用いて説明する。図1に示される1は本願の第1実施例のアンテナであり,水平偏波の電波を受信するように構成たものである。この実施例によれば10に示される放射器を挟んで対向するように,前方に導波器2,後方に反射器20を配設したアンテナ構成となっている。
図2(b)に良く示されるように,前記放射器10は水平方向に直交する方向に略平行配置される側辺10b,10cと,該側片の上下両端側に前記側辺を挟むように配設される上辺10dおよび下辺10eと,その側辺10b,10cの夫々の略中央から放射器10の中心に向かって対向するように前記上辺10dおよび下辺10eと略平行に突設した,その先端部に給電点10a,10aを備える中辺10fとを備えた外形略四角形状に構成されている。
同様に,図1に示される前記導波器2は,水平方向に直交する方向に略平行配置される側辺2b,2cと,該側片の上下両端側に前記側片を挟むように配設される上辺2dおよび下辺2eと,その側辺2b,2cの夫々の略中央を接続する前記上辺10dおよび下辺19eと略平行に配設される中辺2fとを備えた外形略四角形状に構成されており,前記放射器10と前記導波器2はそれぞれスケルトンスロットアンテナとされるアンテナを構成している。
尚,本願の実施例に示す放射器10および導波器2は,何れも金属材料を金型等によって所定の寸法に打ち抜き成形する事によって形成されているが,この実施例に限定されるものではなく,例えば,導電材を備えたプリント配線板をエッチングすることで放射素子および反射素子を構成しても良いし,導電シートを所定寸法に加工するように構成してもよい。
図2(b)に示される放射器10は,中辺10fの幅等について実験を繰り返し最適化し得られた結果を示している。これによれば放射器10は,側片10b(10c)の長さ(図におけるH2)が略115mm,上辺(下辺)の長さ(図におけるW2)が略215mmの矩形をしている。中辺10fの突出寸法L6=略100mmであり,その元部の幅L7=略50mmであり,先端部から元部に向かって略50mmは幅L9=略65mmの先太となるように形成されており,その先太部には給電点10aを有する。また,上辺10dおよび下辺10の幅L8=略20mmであり,側辺10bおよび10cの幅は略10mmである。
この結果によれば,反射器の大きさは側辺20b(20c)の長さH1=略130mmで,側辺間の長さW1=略245mmの矩形であり,開口窓の開口寸法(L1×L2)は55mm×10mmの大きさに形成されている。そしてL3=略30mm,L4=略15mmである。
尚,開口窓の開口寸法,開口窓の形成数は一例を示すものであり,必要とする電気的特性が得られるのであれば,特に実施例に示されるものに限定されるものではない。
ケース本体6の下面であって,放射器10を取付けた位置からケース本体6の開口部との間には,ケース本体6内部と外部とを接続するアンテナ出力端子であるF型接栓座11が設けられており,放射器10を組付けた後に,この放射器10の給電点10aと出力端子11との間に,平衡線路12,平衡不平衡変換部13等を接続する。
尚,本発明の実施例においてはケース本体6に導波器2と放射器10を備えさせる例を示したが,ケース本体6には導波器2を備え,放射器10と反射器20を蓋体7に組付けるようにしてもよい。この場合アンテナ出力端子11は蓋体7側に備えさせれば良い。更に増幅部内蔵のアンテナにする場合は,この増幅部をアンテナの特性に影響のない場所に設置すればよい。また,アンテナ支柱や建造物に取付ける為の図には示されていないアンテナ支持具は,蓋体の後方に備えさせればよい。
更に,この小型軽量化に伴い,設置場所の省スペース化が図られ,加えて高性能であることから,屋内であってもアンテナ支柱への取付けであっても,壁面やベランダ等への取付けであっても,何れの設置においても好適な汎用性の高いアンテナを提供できるのである。
次に本発明に係るアンテナの第2の実施形態として図4から図7および図9を参照して説明する。図4は本発明に係るアンテナの第2実施例を示す概略の斜視図であり,(a)は正面(放射器)側から見た斜視図,(b)は背面(反射器)側から見た斜視図である。本発明の第2の実施例のアンテナは図4に100に示されている。この実施例によるアンテナは受信する電波の偏波方向に平行に短辺を有し,偏波方向に直交する方向に充分長い長辺を有する縦長のアンテナ構成をしており,放射器50と反射器60とから構成されている。
また,第1の放射素子51と第2の放射素子52との間の所定位置には,第1の放射素子51と第2の放射素子52を接続して短絡するための第2のショートバー54が形成されている。この第2のショートバーは第1の放射素子51と第2の放射素子52とが相互に干渉して特性が悪くなるのを防止するためのものである。
尚,本発明に係る第2の実施例における第1のショートバー53と第2のショートバー54は,放射器50の構成に合わせて,必要とする電気的特性が得られる所定の位置に設ければよいのであるが,この実施例においては第1のショートバー53と第2のショートバー54は,それぞれ第2の放射素子52の上辺52d,下辺52eと重合される位置に配設されており,図には上下にそれぞれ一本ずつのショートバーとして示されている。
これによれば放射器50の第1の放射素子51は,線幅15mmの金属導体で側片51b(51c)の長さ(図におけるH11)が略560mm,上辺(下辺)の長さ(図におけるW11)が略100mmの矩形となるように形成されている。第2の放射素子52は,線幅5mmの金属導体で側片52b(52c)の長さが略330mm,上辺(下辺)の長さが略30mmの矩形となるように形成されている。第1の放射素子51と第2の放射素子の左右方向の略20mm離して配設されている。中辺50fの突出寸法は略30mm,幅略10mmであり,その先端部には給電点50aを有する。
第1の反射器61は上述のように放射器50がなす平面の投影面の外形(図に示すH11×W11)と同じか僅かに大きく形成されているのであるが,第2の反射器62,62を含めた寸法は次の条件に当てはまるように形成されている。即ち,第1の反射器61の短辺(図7(b)に示されるW22)と第2の反射器62の短辺(図7(a)に示されるL15)の合計寸法(図に示す経路R20の長さであり,第2の反射器62の先端から先端までのコ字状に形成された反射器の寸法)が使用周波数における最大周波数の波長λ2に対して0.45λ2から1.2λ2であるように構成されると共に,平行配置された1組の開口窓63の配列方向の寸法であって,前記第2の反射器の短辺寸法(図におけるL15)の合計と,前記折曲部60b,60cと前記開口窓の内の最も外側に配置された前記開口窓(図における62a,62g)の折曲部側に位置する長辺との間の寸法(図におけるL13)の合計と,隣り合う開口窓の相対向する長辺の間の寸法(図におけるL14)の合計と,全開口窓の全周の合計{7×(2×L1+2×L2)}の略2分の1の寸法(7×L1+7×L2)と,の総合計寸法(即ち,図における経路R10の長さ)が使用周波数における最小周波数の波長λ1に対して0.45λ1から1.2λ1となるように,前記開口窓63の開口寸法が形成されている。
これによれば反射器60は第1の反射器61の大きさが略560×100mmであり,開口窓の開口寸法は95×7mmである。また第2の反射器62の短辺の寸法は略45mmである。
尚,開口窓の開口寸法,開口窓の形成数は一例を示すものであり,必要とする電気的特性が得られるのであれば,特に実施例に示されるものに限定されるものではない。
図9において反射板Bで示されるのは,平板状である反射板Aの第1の反射器61に当たる部分に,開口寸法が95×7mmである開口窓63を,第1の反射板61の水平方向に7個平行配置したものを1組として,第1の反射器61の上下方向に5組配列した場合のデータである。この場合も経路R20は直線となりその寸法は190mmとなる。(即ち,反射器B=平板状+開口窓)。
図9において反射器Cで示されるのは,本発明に係る実施例に示される反射器であり,図7(b)によく示されるように反射器60は第1の反射器61の両端側から第2の反射器62を放射器方向に折り曲げ形成した断面略コ字状に形成されており,第1の反射器61には上記開口窓63が形成されている場合のデータである。この場合,経路R20は直線ではなく,第1の反射器61が100mmであり第2の反射器が45mm×2であるから,そのコ字状の寸法は上記反射器Aおよび反射器Bと同じ190mmとなる。(即ち,反射器C=コ字状+開口窓)。
次に,反射器Bを本発明の実施例のように断面略コ字状に折り曲げ形成した反射器Cを用いて電気的特性を測定すると,動作利得においては高域ではわずかに利得が低下するものの,低域においては利得の改善が見られ,全帯域に亘って暗転した動作利得が得られている。前後比においては反射器Bより劣化するものの,反射器Aに比較しても全帯域に渡って改善が見られる。定在波比および半値角においては反射器Bよりさらに改善されており,反射器の幅をさらに狭くすることができるのである。
つまり,本発明の実施例における反射器の幅,即ち,前記第1の反射器61がなす投影面の外形の大きさは前記放射器がなす平面の投影面の外形と同じ100mm程度であっても,電気的特性を劣化させることがないので,本発明のように構成することによって反射器を小型でスリムにでき,延いてはアンテナを小型でスリムに構成できるのである。
尚,本発明の実施例では放射器50と反射器60を構成する第2の反射器62の先端との間隔は略35mmである。
更に,スリム化によってアンテナの全周に亘って不要に突設する部分がないので,設置場所の省スペース化が図られ,屋内であってもアンテナ支柱への取付けであっても,壁面やベランダ等への取付けであってもその設置場所を選ばない汎用性の高いアンテナを提供できるのである。
尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,化粧ケース内部に増幅器を内蔵するなど,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
Claims (10)
- 少なくとも,放射器と反射器を備えるアンテナにおいて,
前記反射器は板体で形成され,該板体には偏波の方向に対して直交する方向に長手方向を有する1または複数の開口窓を形成したことを特徴としたアンテナ。
- 前記反射器は,偏波の方向に対して平行する線上に前記開口窓の長手方向の中心点を夫々一致させるように平行配置した複数の前記開口窓を備えたことを特徴とした請求項1に記載のアンテナ。
- 前記反射器は,偏波の方向に対して平行する線上に平行配置した複数の前記開口窓を1組として,前記反射器の偏波の方向に対して直交する軸線上に所定間隔を有して複数組の開口窓を備えたことを特徴とした請求項2に記載のアンテナ。
- 前記反射器の大きさは該反射器の偏波の方向に対して略直交する側辺と側辺の間隔が使用周波数における最大周波数の0.45波長から1.2波長であると共に,平行配置された1組の開口窓の配列方向の寸法であって,前記反射器の偏波の方向に対して略直交する側辺と平行配置された複数の開口窓の内の最も外側に位置する開口窓の前記側辺側に位置する長辺との間の寸法の合計と,隣り合う開口窓の相対向する長片の間の寸法の合計と,全開口窓の全周の合計の略2分の1の寸法と,の総合計寸法が使用周波数における最小周波数の0.45波長から1.2波長となるように,前記開口窓の開口寸法を形成してなることを特徴とした請求項2または請求項3に記載のアンテナ。
- 前記放射器と前記反射器は,偏波の方向に対して平行する方向に短辺を有し,偏波面の方向に対して直交する方向に充分に長い長辺を有する外形略四角形状に構成されており,このうち前記反射器は,偏波の方向に対して直交する方向に充分に長い長辺を有する第1の反射器と,該第1の反射器を挟んで両長辺側を夫々前記放射器方向に折曲部において折り曲げ形成した第2の反射器と,前記第1の反射器に形成した前記開口窓からなることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のアンテナ。
- 前記放射器と前記反射器は,偏波の方向に対して平行する方向に短辺を有し,偏波面の方向に対して直交する方向に充分に長い長辺を有する外形略四角形状に構成されており,このうち前記反射器は,その両長辺側を前記放射器方向に向かって湾曲形成した第1の反射器と,該第1の反射器に形成した前記開口窓からなることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のアンテナ。
- 前記第1の反射器がなす投影面の外形の大きさは,前記放射器がなす平面の投影面の外形と同じか僅かに大きく形成したことを特徴とした請求項5または請求項6の何れか一項に記載のアンテナ。
- 前記反射器の両長辺側の先端と導波器との間の寸法が使用周波数を代表する周波数の略0.05から0.1波長となる位置に配設されたことを特徴とした請求項5から請求項7の何れか一項に記載のアンテナ。
- 前記放射器はスケルトンスロットからなることを特徴とした請求項5から請求項8の何れか一項に記載のアンテナ。
- 前記使用周波数はUHF帯であることを特徴とした請求項1から請求項9の何れか一項に記載のアンテナ。
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