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JP2007271068A - 弁装置およびそれを備える整圧器 - Google Patents

弁装置およびそれを備える整圧器 Download PDF

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JP2007271068A
JP2007271068A JP2006100924A JP2006100924A JP2007271068A JP 2007271068 A JP2007271068 A JP 2007271068A JP 2006100924 A JP2006100924 A JP 2006100924A JP 2006100924 A JP2006100924 A JP 2006100924A JP 2007271068 A JP2007271068 A JP 2007271068A
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Japan
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piston
cylinder
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Masayuki Takano
雅之 高野
Hideki Taguchi
英樹 田口
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Osaka Gas Co Ltd
Kyosei Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Kyosei Corp
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Abstract


【課題】 シリンダの外周面とピストンの外周面との間に、長期にわたってグリスを保持可能な弁装置および整圧器を提供する
【解決手段】 ピストン27の外周部には、ピストン27とシリンダ26との間をシールするシール部材50が保持される。またピストンの外周部には、シール部材50に対して軸線方向に間隔あけて、スライダリング55が保持される。スライダリング55は、シリンダ26に対する摩擦抵抗がシール部材50に比べて小さい材料から成る。シリンダ26とピストン27との間の隙間空間53におけるシール部材50とスライダリング55との間に、潤滑剤が保持される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、整圧器、特に整圧器に備えられる弁装置に関する。
図13は、従来の技術の整圧器に備えられる弁装置1を示す断面図である。弁装置1は、弁座2が形成される円環状の弁座体3に、複数の透孔4が形成されるシリンダ5が当接して設けられ、シリンダ5内にピストン6が変位可能に設けられている。ピストン6は、弁座2に着座および離間可能であり、弁座に着座する閉位置からの変位量に応じて、開度を調整可能である。
ピストン6を変位させるために必要な駆動力を小さくするために、シリンダ5に蓋体7が装着されて背圧室8が形成され、ピストン6に形成される通路9によって、ピストン6が軸線方向両側から受ける圧力が同一になるように構成されている。さらにシリンダ5が弁座2に着座した状態で、シリンダ5の外周面とピストン6の外周面との隙間から背圧室8、通路9を経て、気体が不所望に流下することを防ぐために、シリンダ5とピストン6との間にOリング10が設けられ、シールされている。またシリンダ5に対するピストン6の円滑な変位を実現するために、シリンダ5の外周面とピストン6の外周面との間は、グリスによって潤滑されている。先行技術文献は、見当たらなかった。
整圧器に備えられる弁装置1では、ピストン6がシリンダ5に対して変位するときの摺動抵抗が、整圧性能に大きく影響するので、摺動抵抗を小さく抑える必要があり、シリンダ5の外周面とピストン6の外周面との間に、グリスを保持しておく必要がある。しかしながら弁装置1のようにOリング10の軸線方向両側が開放される構成では、シリンダ5の外周面とピストン6の外周面との間に、グリスを保持しておくことが困難である。
本発明の目的は、シリンダの外周面とピストンの外周面との間に、長期にわたって潤滑剤を保持しておくことができる弁装置およびそれを備える整圧器を提供することである。
本発明は、気体供給管路に介在され、開度を調整する弁装置であって、
透孔が形成されるシリンダと、
シリンダ内に変位可能に設けられ、シリンダに対する変位によって開度を変化させるピストンと、
ピストンの外周部に保持され、周方向へ延び、ピストンとシリンダとの間をシールするシール部材と、
シール部材に対して軸線方向に間隔あけてピストンの外周部に保持され、周方向へ延びてシリンダに当接され、シリンダに対する摩擦抵抗がシール部材に比べて小さいスライダリングとを備えることを特徴とする弁装置である。
また本発明は、シリンダおよびピストンの軸線は、上下方向に延び、
シール部材は、スライダリングよりも下方に設けられることを特徴とする。
また本発明は、スライダリングの外周部におけるシール部材と反対側の端部は、外周面が円筒面であり、軸線を含む平面での断面において、外周面と端面との成す角度が直角または鋭角であることを特徴とする。
また本発明は、前述の弁装置と、
二次圧力を一定に保持するように弁装置のピストンを駆動する駆動手段とを備えることを特徴とする整圧器である。
本発明によれば、シリンダに対してピストンが変位することによって、開度を調整し、気体供給管路を介して供給される気体の状態量を制御することができる。この状態量は、たとえば二次圧力であってもよい。ピストンの外周部には、シール部材が保持され、ピストンとシリンダとの間がシールされる。これによって気体が、ピストンとシリンダとの間を通過して、不所望に流下してしまうことを防ぐことができる。さらにピストンの外周部には、シール部材に対して軸線方向に間隔あけて、スライダリングが保持されている。これによってシール部材とスライダリングとの間に潤滑剤を長期にわたって保持しておくことができる。したがってピストンがシリンダに対して変位するときの摺動抵抗を、長期にわたって安定して小さく抑えることができる。
しかもスライダリングは、シリンダに対する摩擦抵抗がシール部材に比べて小さい材料から成り、潤滑剤保持のためにスライダリングを設けても、2つのシール部材を設けて潤滑剤を保持する構成に比べて、ピストンがシリンダに対して変位するときの摺動抵抗を小さく抑えることができる。またスライダリングは、ピストンの軸線をシリンダの軸線と一致させる芯出しを達成することができる。またスライダリングは、スライダリングに関してシール部材と反対側からシール部材側に異物に侵入してしまうことを防止することができ、シール部材の損傷を防ぐことができる。
また本発明によれば、シール部材とスライダリングとの間の潤滑剤は、下方に配置されるシール部材によって、重力の作用に効して下方への流出が阻止される。このようにシール部材をスライダリングよりも下方に配置することによって、スライダリングをシール部材よりも下方に配置する構成と比較して、シール部材とスライダリングとの間への潤滑剤の保持性能を高くすることができる。
また本発明によれば、スライダリングの外周部におけるシール部材と反対側の端部は、外周面が円筒面であり、軸線を含む平面での断面において、外周面と端面との成す角度が直角または鋭角である。これによってスライダリングに関してシール部材と反対側で、シリンダに付着する異物の掻取効果を高くすることができる。
また本発明によれば、駆動手段によって、弁装置のピストンを駆動し、二次圧力を一定に保持することができる。弁装置は、前述のようにピストンがシリンダに対して変位するときの摺動抵抗が小さく、これによって整圧性能の高い整圧器を実現することができる。
図1は、本発明の実施の一形態の弁装置20を示す断面図である。図2は、弁装置20を示す斜視図である。図3は、弁装置20を備える整圧器21が設けられる整圧装置22を示す系統図である。弁装置20は、ガス供給源からガス消費機器に、ガスを供給するためのガス供給管路23に介在され、開度を調整することによって、ガス供給管路23によって供給されるガスの状態量を制御する。ガスは、気体であれば特に限定されるものでなく、したがってガス供給源は、気体供給源であり、ガス消費機器は、気体供給先装置であり、ガス供給管路は、気体供給管路である。ガスは、たとえば燃料ガスであってもよい。
弁装置20の制御対象である状態量は、特に限定されるものではなく、供給流量であってもよいが、本実施の形態では、二次圧力(以下「二次圧」という)である。弁装置20が設けられる整圧器21は、二次圧を一定に保つための機器であり、弁装置20は、二次圧を一定に保つために、開度が調整される。
弁装置20は、弁座体25と、シリンダ26と、弁体としてのピストン27とを備えている。弁座体25、シリンダ26、ピストン27は、弁座体25の軸線、シリンダ26の軸線、ピストン27の軸線が、上下方向に延びる基準軸線L0と一致するように、同軸に設けられる。本実施の形態では、図1において上方となる基準軸線L0に沿う軸線方向一方が上方z1であり、図1において下方となる基準軸線L0に沿う軸線方向他方が下方z2である。したがって軸線方向一方(上方z1)の端部である一端部は、上端部となり、軸線方向他方(下方z2)の端部である他端部は、下端部となる。図2には、弁座体25を省略して示す。
弁座体25は、円環状の形状を有し、軸線に垂直な断面の形状が長方形状である。弁座体25は、弾性材料であるゴムから成る弁座片31と、金属などから成る剛性を有する保持部材33とを有する。弁座片31は、円環状の形状を有し、軸線に垂直な断面の形状が長方形状である。保持部材33は、円環状の形状を有し、軸線に垂直な断面の形状が大略的に長方形状であり、上端部側の部分に周方向全周に延びる凹溝30が形成されている。弁座片31は、凹溝30に嵌まり込んで、保持部材33に保持される。この弁座片31によって、弁座体25の上端部に弁座32が形成される。
シリンダ26は、円筒状の形状を有し、下端部寄りの部分に、複数の透孔37が形成されている。各透孔37は、形状がたとえば円柱状の孔であり、周方向1カ所で分断して平面状に展開した場合、互いに60度を成して交差する3方向に、規則正しく整列する配置で形成されている。図2は、一部の透孔37だけを示すが、周方向全周にわたって透孔37が形成されている。このシリンダ26は、弁座体25の上方z1に配置され、下端部を弁座32の一部に当接させて設けられる。シリンダ26は、たとえば金属から成り、剛性を有する。
ピストン27は、略円柱状の形状を有し、シリンダ26に同軸に嵌まり込んだ状態で、シリンダ26に対して、上下方向z1,z2へ変位可能に設けられている。ピストン27は、下端部の最外周部に、下方へ尖鋭状に突出する突条40が形成されている。この突条40は、周方向全周に延びている。ピストン27は、たとえば金属から成り、剛性を有する。
弁座体25、シリンダ26およびピストン27は、図示を省略するハウジングに収納され、この状態で、ハウジング内に、一次側から二次側に、シリンダ26の外方の空間(以下「外空間」という)45、各透孔37、シリンダ26の内方におけるピストン27の下方の空間(以下「弁室」という)46、弁座体25の内方の空間(以下「弁孔」という)47の順序で、矢符x1、x2で示すように、ガスが流下する弁通路が形成される。つまり外空間45、各透孔37、弁室46、弁孔47は、弁通路の一部を構成する。
ピストン27は、突条40が弁座32に着座する位置(以下「閉位置」という)にあるとき、弁通路を閉じ、閉位置から上方へ変位し、突条40が弁座32から離間することによって弁通路を開く。弁装置20は、ピストン27の閉位置からの上方への変位量に応じた開度で、弁通路を開く。
弁装置20は、蓋体41が設けられる。蓋体41は、円板状の形状を有し、シリンダ26の上方に設けられ、シリンダ26を上方から塞ぐ。これによってピストン27の上方に背圧室42が形成される。ピストン27には、上下方向に延びる導圧通路43が形成され、背圧力室42が弁室46に連通され、背圧室42の圧力が、弁室46の圧力と同一になるよに構成される。これによってピストン27が、弁室46のガスから受ける力を、背圧室42のガスから受ける力で相殺させ、ピストン27を駆動するために必要な駆動力を小さくすることができる。蓋体41は、たとえば金属から成り、剛性を有する。図2には、蓋体41を省略して示す。
弁装置20は、シール部材50を備えており、シール部材50は、ピストン27の外周部に保持されている。シール部材50は、たとえばゴムから成り、形状が円環状の部材であり、たとえばOリングによって実現される。ピストン27の外周部には、周方向全周に延びるシール溝51が形成され、シール部材50は、シール溝51に嵌まり込んで保持されて周方向へ延び、シリンダ26の内周面に弾発的に当接し、ピストン27の外周面とシリンダ26の内周面との間の隙間空間53をシールする。このシール部材50を設けることによって、ピストン40が閉位置にある状態で、ガスが、透孔37から隙間空間53を経て背圧室42に抜け、導圧通路43を通過して弁室46に至る迂回経路を通って、不所望に流下してしまうことが防がれる。
また弁装置20では、ピストン27がシリンダ26に対して変位するときの摺動抵抗(以下「変位摺動抵抗」という)を小さくするために、隙間空間53に、グリスなどの耐ガス性を有する潤滑剤を保持している。ピストン27の外周部には、シール溝51の上方に、周方向全周に延びる潤滑剤溝54が形成され、潤滑剤は、潤滑剤溝54に充填される状態で保持されている。潤滑剤は、この潤滑剤溝54から隙間空間53に供給され、隙間空間53に保持される。これによって変位摺動抵抗を小さくすることができる。
また弁装置20は、少なくとも1つ、本実施の形態では2つのスライダリング55,56を備えており、各スライダリング55,56は、ピストン27の外周部に保持されている。ピストン27の外周部には、潤滑剤溝54の上方に、周方向全周に延びる第1のリング溝57が形成され、第1のスライダリング55は、第1のリング溝57に嵌まり込んで保持されて周方向へ延び、シリンダ26の内周面に当接している。またピストン27の外周部には、シール溝51の下方に、周方向全周に延びる第2のリング溝58が形成され、第2のスライダリング56は、第2のリング溝58に嵌まり込んで保持されて周方向へ延び、シリンダ26の内周面に当接している。
各スライダリング55,56は、シリンダ26に対する摩擦抵抗が、シール部材50に比べて小さい材料から成る。各スライダリング55,56は、たとえばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂から成る。第1のスライダリング55が、シール部材50に対して上下方向z1,z2に間隔あけてピストン27の外周部に保持され、シール部材50と第1のスライダリング55との間に、潤滑剤溝54が形成されるので、シール部材50と第1のスライダリング55との間において、隙間空間53に潤滑剤を保持し、潤滑することができる。
また各スライダリング55,56は、たとえば塵埃などの異物が、隙間空間53を経て上下方向z1,z2へ移動することを阻止可能であるとともに、シリンダ26の内周面に付着する異物を掻取り可能である。これによって隙間空間43におけるシール部材50が設けられる各スライダリング55,56間の領域に、各スライダリング55,56外側の領域から異物が侵入することを防ぎ、シール部材50が異物によって損傷してしまうことを防ぐことができる。したがってシール部材50によるシール性を、長期にわたって維持することができる。
また各スライダリング55,56は、シリンダ26に対する摩擦抵抗がシール部材に比べて小さい材料から成っており、各スライダリング55,56を設けることによる変位摺動抵抗の増加を小さく抑えることができる。たとえば2つのシール部材を上下方向に間隔をあけて設け、各シール部材間に潤滑剤を保持する構成に比べて、変位摺動抵抗を格段に小さくすることができる。さらに各スライダリング55,56は、シール部材50に比べて剛性が高く、ピストン27の軸線をシリンダ26の軸線に一致させる芯出しを達成することができる。
シール部材50、潤滑剤溝54、各スライダリング55,56は、ピストン27の変位に伴なって、シリンダ26における透孔37が形成されていない部分において摺動するように設けられている。本実施の形態では、シール部材50、潤滑剤溝54、各スライダリング55,56は、ピストン27が開位置にある状態で、シリンダ26の各透孔37が形成される部分よりも上方の部分に当接する位置に設けられている。図には、シール部材50、潤滑剤溝54、各スライダリング55,56は、理解しやすくするため、前述のような位置関係を無視して記載している。
このような弁装置20を備える整圧器21は、ダイヤフラム59を用いた駆動手段60を備えている。弁装置20のピストン27には、ピストンロッド61が固定され、ピストンロッド61は、蓋体41を挿通し、駆動手段60のダイヤフラム59に連結されている。駆動手段60のダイヤフラム59によって仕切られる両側の圧力室62,63のうち、一方の圧力室62には、二次圧が導かれ、他方の他方の圧力室63には、パイロットガバナ64によって、一次圧に基づいて調整された中間圧が導かれる。駆動手段60は、二次圧と中間圧との差圧に基づいてダイヤフラム59が変位し、二次圧が一定に保持されるように弁装置20のピストン27を駆動する。整圧器21は、ガバナとも呼ばれる機器である。整圧装置22は、整圧器21とパイロットガバナ64とを含んで構成される。
したがって整圧器22は、ガス供給管路23に弁装置20が介在され、駆動手段60による弁装置20の開度の調整によって、供給するガスの流量にかかわらず二次圧を一定に保つことができる。一次圧は、供給管路23における弁装置20よりも供給方向上流側となるガス供給源側の圧力であり、二次圧は、供給管路23における弁装置20よりも供給方向下流側となるガス消費機器側の圧力であり、中間圧は、一次圧と二次圧との間の圧力である。中間圧は、パイロットガバナ64によって最適な圧力に制御されている。
図4は、第1のスライダリング55を示す斜視図である。第2のスライダリング56は、第1のスライダリングと同様の構成を有しており、代表して第1のスライダリング55を図示し、説明する。各スライダリング55,56は、形状が大略的に円環状であり、周方向1カ所66で分断され、大略的にC字状に形成されている。また各スライダリング55,56の周方向の全長は、各リング溝57,58の全周長よりも小さく形成されている。各スライダリング55,56は、このようにC字状に形成することによって、周囲の温度変化の影響を受け、また摺動摩擦によって発生する摩擦熱で加熱され、その結果、熱膨張および熱収縮するとき、リング溝57,58に沿って周方向に伸縮するように変形可能となる。したがって各スライダリング55,56の損傷を防ぐことができるとともに、ピストン27のシリンダ26に対する変位を阻害してしまうことを防ぐことができる。
図5は、第1のスライダリング55を軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。各スライダリング55,56は、軸線に垂直な平面で切断した断面の形状が、軸線に平行な2つの直線と軸線に垂直な2つの直線によって形成される長方形に近似した略長方形状であり、4つの角部67が円弧状であり、いわゆる隅丸四角形状である。各スライダリング55,56は、このように角部67が面取されており、ピストン26の変位に伴ってシリンダ26に摺動されても、角部67が損傷しにくく、長期にわたって取付け当初の状態および性能を維持することができる。
本実施の形態の弁装置20によれば、ピストン27の外周部に、シール部材50に対して軸線方向に間隔をあけて、スライダリング55,56が保持されている。第1のスライダリング55は、シール部材50の上方に設けられ、第2のスライダリング56は、シール部材50の下方に設けられる。第1のスライダリング55とシール部材55との間に潤滑剤溝54が形成され、第1のスライダリング55とシール部材55との間で、隙間空間53に、潤滑剤を長期にわたって保持しておくことができる。したがってピストン27がシリンダ26に対して変位するときの摺動抵抗を、長期にわたって安定して小さく抑えることができる。
しかもシール部材50と第1のスライダリング55との間の潤滑剤は、下方に配置されるシール部材50によって、重力の作用に効して下方への流出が阻止される。このようにシール部材50を、潤滑剤を保持する領域よりも下方に配置することによって、シール部材50と第1のスライダリング55との間における潤滑剤の保持性能を高くすることができる。
また各スライダリング55,56は、シリンダ26に対する摩擦抵抗がシール部材50に比べて小さい材料から成り、潤滑剤保持のために各スライダリング55,56を設けても、2つのシール部材50を設けて潤滑剤を保持する構成に比べて、変位摺動抵抗を小さく抑えることができる。また各スライダリング55,56によって、ピストン27とシリンダ26との芯出しを達成することができ、さらに各スライダリング55,56間への異物の侵入を防止し、シール部材50の異物による損傷を防ぎ、シール性を長期にわたって維持することができる。
またこのような弁装置20を備える整圧器21によれば、弁装置20が、前述のように変位摺動抵抗の小さい構成であり、駆動手段によってピストン27を高精度な制御で円滑に変位させることができる。これによって整圧性能の高い整圧器21を実現することができ、二次圧を高い精度で、一定に保持することができる。
図6は、本発明の実施の他の形態の弁装置20Aを示す断面図である。図7は、図6の弁装置20Aに設けられる第1のスライダリング55Aを軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。本実施の形態は、図1〜図5に示す前述の実施の形態と類似しており、対応する部分に同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成の説明は省略する。図1〜図5に示す前述の実施の形態では、断面形状が図5に示すような隅丸四角形状の第1のスライダリング55が設けられたけれども、本実施の形態では、これに代えて、断面形状が図7に示すような長方形状の第1のスライダリング55Aが設けられる。本実施の形態においても、第2のスライダリング56は、第1のスライダリング55Aと同様の構成を有している。
各スライダリング55A,56の断面形状の長方形は、軸線に平行な2つの直線と軸線に垂直な2つの直線によって形成される。各スライダリング55A,56の4つの角部67は、軸線を含む平面での断面において直角である。したがって各スライダリング55A,56の外周部におけるシール部材50と反対側の端部となる角部(4つの角部のうちの1つに相当し、理解を容易にするために、他の角部と区別する場合、参照符号に添え字「a」を添え、図にも、添え字「a」を添えて示す)67aは、外周面が円筒面であり、軸線を含む平面での断面において、外周面と端面との成す角度が直角である。外周部におけるシール部材50と反対側の端部となる角部67aは、第1のスライダリング55Aでは、外周部の上方側の角部であり、第2のスライダリング56では、外周部の下方側の角部である。
このような構成によれば、各スライダリングの角部の損傷防止効果を除いて、図1〜図5の構成と同様の効果を達成することができる。また各スライダリング55A,56の断面形状が長方形であり、外周部におけるシール部材50と反対側の端部となる角部67aが直角に形成されることによって、各スライダリング55A,56に関してシール部材50と反対側で、シリンダ26に付着する異物掻取効果を高くすることができる。またこのような弁装置20Aは、図1〜図5の弁装置20に代えて用い、整圧器21を構成し、同様の効果を達成することができる。
図8は、本発明の実施のさらに他の形態の弁装置20Bを示す断面図である。図9は、図8の弁装置20Bに設けられる第1のスライダリング55Bを軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。本実施の形態は、図1〜図7に示す前述の実施の形態と類似しており、対応する部分に同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成の説明は省略する。図1〜図5に示す前述の実施の形態では、断面形状が図5に示すような隅丸四角形状の第1のスライダリング55が設けられたけれども、本実施の形態では、これに代えて、断面形状が図9に示すような大略的にV字状の第1のスライダリング55Bが設けられる。本実施の形態においても、第2のスライダリング56は、第1のスライダリング55Bと同様の構成を有している。
第1のスライダリング55Bは、軸線に垂直な断面の形状が長方形となる円環状の立体の上端部に、周方向全周に延びるV字状の溝を形成し、内周部および外周部の両方の上端部が先鋭状に形成される形状である。第1のスライダリング55Bの断面形状は、軸線に平行な2つの直線と軸線に垂直な2つの直線によって形成される長方形から、上端部がV字状に切り欠かれ、内周部および外周部の両方の上端部の角部67が、鋭角に形成されている。第1のスライダリング55Bの下端部の2つの角部67は、軸線を含む平面での断面において直角である。
第2のスライダリング56は、第1のスライダリング55Bと同様の構成であり、上下に反転させて設けられている。したがって第2のスライダリング56は、軸線に垂直な断面の形状が長方形となる円環状の立体の下端部に、周方向全周に延びるV字状の溝を形成し、内周部および外周部の両方の下端部が先鋭状に形成される形状である。第2のスライダリング56の断面形状は、軸線に平行な2つの直線と軸線に垂直な2つの直線によって形成される長方形から、下端部がV字状に切り欠かれ、内周部および外周部の両方の下端部の角部67が、鋭角に形成されている。第2のスライダリング56の上端部の2つの角部67は、軸線を含む平面での断面において直角である。
各スライダリング55B,56の外周部におけるシール部材50と反対側の端部となる角部67aは、外周面が円筒面であり、軸線を含む平面での断面において、外周面と端面との成す角度が鋭角である。外周部におけるシール部材50と反対側の端部となる角部67aは、第1のスライダリング55Bでは、外周部の上方側の角部であり、第2のスライダリング56では、外周部の下方側の角部である。
このような構成によれば、各スライダリングの角部の損傷防止効果を除いて、図1〜図5の構成と同様の効果を達成することができる。また各スライダリング55B,56の外周部におけるシール部材50と反対側の角部67aが鋭角に形成されることによって、各スライダリング55B,56に関してシール部材50と反対側で、シリンダ26に付着する異物掻取効果を高くすることができる。またこのような弁装置20Bは、図1〜図5の弁装置20に代えて用い、整圧器21を構成し、同様の効果を達成することができる。
図10は、本発明の実施のさらに他の形態の弁装置20Cを示す断面図である。図11は、図10の弁装置20Cに設けられる第1のスライダリング55Cを軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。本実施の形態は、図1〜図8に示す前述の実施の形態と類似しており、対応する部分に同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成の説明は省略する。図1〜図5に示す前述の実施の形態では、断面形状が図5に示すような隅丸四角形状の第1のスライダリング55が設けられたけれども、本実施の形態では、これに代えて、断面形状が図9に示すような略長方形状である第1のスライダリング55Cが設けられる。本実施の形態においても、第2のスライダリング56は、第1のスライダリング55Cと同様の構成を有している。
第1のスライダリング55Cは、軸線に垂直な断面の形状が長方形となる円環状の立体の外周部における上端部に、上方へ突出し周方向全周に延びるV字状の突条を形成し、外周部の上端部が先鋭状に形成される形状である。第1のスライダリング55Cの断面形状は、軸線に平行な2つの直線と軸線に垂直な2つの直線によって形成される長方形に、外周部の上端部から上方へ突出する三角形の突出部を有し、この突出部によって、外周部の上端部の角部67が、鋭角に形成されている。第1のスライダリング55Bの残余の3つの角部67は、軸線を含む平面での断面において直角である。
第2のスライダリング56は、第1のスライダリング55Bと同様の構成であり、上下に反転させて設けられている。したがって第2のスライダリング56は、軸線に垂直な断面の形状が長方形となる円環状の立体の外周部における下端部に、下方へ突出し周方向全周に延びるV字状の突条を形成し、外周部の下端部が先鋭状に形成される形状である。第2のスライダリング56の断面形状は、軸線に平行な2つの直線と軸線に垂直な2つの直線によって形成される長方形に、外周部の下端部から下方へ突出する三角形の突出部を有し、この突出部によって、外周部の下端部の角部67が、鋭角に形成されている。第2のスライダリング56の残余の3つの角部67は、軸線を含む平面での断面において直角である。
各スライダリング55C,56の外周部におけるシール部材50と反対側の端部となる角部67aは、外周面が円筒面であり、軸線を含む平面での断面において、外周面と端面との成す角度が鋭角である。外周部におけるシール部材50と反対側の端部となる角部67aは、第1のスライダリング55Cでは、外周部の上方側の角部であり、第2のスライダリング56では、外周部の下方側の角部である。
このような構成によれば、各スライダリングの角部の損傷防止効果を除いて、図1〜図5の構成と同様の効果を達成することができる。また各スライダリング55C,56の外周部におけるシール部材50と反対側の角部67aが鋭角に形成されることによって、各スライダリング55C,56に関してシール部材50と反対側で、シリンダ26に付着する異物掻取効果を高くすることができる。またこのような弁装置20Cは、図1〜図5の弁装置20に代えて用い、整圧器21を構成し、同様の効果を達成することができる。
図12は、本発明の実施のさらに他の形態の弁装置20Dを示す断面図である。本実施の形態は、図1〜図5に示す前述の実施の形態と類似しており、対応する部分に同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成の説明は省略する。図1〜図5に示す前述の実施の形態では、シール部材50と、シール部材50の上方に設けられる第1のスライダリング55との間に、潤滑剤溝54が形成され、潤滑剤が保持されたけれども、本実施の形態では、さらに加えて、シール部材50と、シール部材50の下方に設けられる第2のスライダリング56との間に、もう1つの潤滑剤溝80が形成され、潤滑剤が保持されている。このもう1つの潤滑剤溝80は、シール部材50と第1のスライダリング55との間の潤滑剤溝54と同様に、ピストン27の外周部に、周方向全周に延びて形成される。
このようなもう1つの潤滑剤溝80を設け、潤滑剤を保持することによって、隙間空間53におけるシール部材50と第2のスライダリング56との間にも、潤滑剤を長期にわたって保持することができる。この構成では、図1〜図5の構成で達成される効果を同様に達成し、加えて、シール部材50の上方方向z1,z2両側で、潤滑剤を保持することができ、変位摺動抵抗をさらに小さく抑えることができる。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内で構成を変更することができる。たとえば図12のようにシール部材50の両側に潤滑剤溝54,80を設ける構成は、図6〜図11に示すような構成のスライダリング55A〜55B,56が用いられる構成に採用されてもよい。必ずしも、シール部材50の両側にスライダリングを設ける必要はなく、いずれか一方に設け、シール部材50とスライダリングとの間に潤滑剤を保持するようにすればよい。またスライダリングに代えてリニアボールベアリングを用いてもよい。
本発明の実施の一形態の弁装置20を示す断面図である。 弁装置20を示す斜視図である。 弁装置20を備える整圧器21が設けられる整圧装置22を示す系統図である。 第1のスライダリング55を示す斜視図である。 第1のスライダリング55を軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。 本発明の実施の他の形態の弁装置20Aを示す断面図である。 図6の弁装置20Aに設けられる第1のスライダリング55Aを軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。 本発明の実施のさらに他の形態の弁装置20Bを示す断面図である。 図8の弁装置20Bに設けられる第1のスライダリング55Bを軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。 本発明の実施のさらに他の形態の弁装置20Cを示す断面図である。 図10の弁装置20Cに設けられる第1のスライダリング55Cを軸線に垂直な平面で切断して示す端面図である。 本発明の実施のさらに他の形態の弁装置20Dを示す断面図である。 従来の技術の整圧器に備えられる弁装置1を示す断面図である。
符号の説明
20,20A〜20D 弁装置
21 整圧器
22 整圧装置
23 ガス供給管路
25 弁座体
26 シリンダ
27 ピストン
32 弁座
37 透孔
50 シール部材
54,80 潤滑剤溝
55,55A〜55C,56 スライダリング
67,67a スライダリングの角部

Claims (4)

  1. 気体供給管路に介在され、開度を調整する弁装置であって、
    透孔が形成されるシリンダと、
    シリンダ内に変位可能に設けられ、シリンダに対する変位によって開度を変化させるピストンと、
    ピストンの外周部に保持され、周方向へ延び、ピストンとシリンダとの間をシールするシール部材と、
    シール部材に対して軸線方向に間隔あけてピストンの外周部に保持され、周方向へ延びてシリンダに当接され、シリンダに対する摩擦抵抗がシール部材に比べて小さいスライダリングとを備えることを特徴とする弁装置。
  2. シリンダおよびピストンの軸線は、上下方向に延び、
    シール部材は、スライダリングよりも下方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  3. スライダリングの外周部におけるシール部材と反対側の端部は、外周面が円筒面であり、軸線を含む平面での断面において、外周面と端面との成す角度が直角または鋭角であることを特徴とする請求項1または2に記載の弁装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の弁装置と、
    二次圧力を一定に保持するように弁装置のピストンを駆動する駆動手段とを備えることを特徴とする整圧器。
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