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JP2007124070A - 固体撮像素子を用いた画像伝送装置 - Google Patents

固体撮像素子を用いた画像伝送装置 Download PDF

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JP2007124070A JP2005310649A JP2005310649A JP2007124070A JP 2007124070 A JP2007124070 A JP 2007124070A JP 2005310649 A JP2005310649 A JP 2005310649A JP 2005310649 A JP2005310649 A JP 2005310649A JP 2007124070 A JP2007124070 A JP 2007124070A
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Abstract

【課題】従来の高精細の画像伝送装置では、固体撮像素子としてローリングシャッタ型CMOSセンサを用いているため、動きの大きな画像信号が入力される場合に、良好な画像符号化処理を行うことができず、効率が悪い。
【解決手段】画像伝送装置は、グローバルシャッタ型CMOSセンサ201により撮像するため、移動する被写体を撮像した場合でも、撮像画像は被写体の画像と異なる画像歪みは発生しない。これにより、動きの大きな被写体に対しても画像信号の相関、時間方向の相関を共に確保して、画像情報を効率良く符号化することができ、そのため、画像信号を伝送する際の伝送帯域を効率良く使用でき、高精細画像信号を少ない伝送路にて伝送できる。また、画像1フレーム毎の信号の撮像時刻にズレが生じないため、静止画としての画像の品質と符号化された場合の符号化効率も向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像素子を用いた画像伝送装置に係り、特に固体撮像素子により撮像して得られた映像信号を信号処理して伝送する固体撮像素子を用いた画像伝送装置に関する。
近年、デジタル化された画像信号を衛星波、地上波、電話回線、光ファイバー等の伝送路を通じて配信する技術が実現している。このような技術により、衛星等を用いた遠隔地からの生中継放送や、遠距離間でのテレビ会議等のインタラクティブな映像伝送サービスが提供されている。
このような映像伝送サービスにおいて必要な従来の画像伝送装置の構成に関して説明する。図5は従来の画像伝送装置の一例のブロック図を示す。同図において、まず、結像された被写体像を電気信号に変換するCMOSセンサ101があり、図示しない被写体の光学像をCMOSセンサ101の撮像面上に結像する光学レンズ102がある。CMOSセンサ101から出力された電気信号は入力信号処理装置103に入り、ガンマ補正や輪郭補正などの処理が施され、デジタル画像信号(映像信号)として画像符号化装置104に送られる。
画像符号化装置104では、デジタル画像信号を、後述する画像信号の時間方向の相関や空間方向の相関を用いて情報を圧縮し、伝送路の伝送帯域に適合した情報量の符号化データに変換し、その符号化データを多重化装置105に供給する。多重化装置105では、画像符号化装置104から供給された符号化データと、画像以外の伝送する情報とを重畳し(多重化し)、変調装置106に重畳された信号を出力する。変調装置106では、伝送路の電気信号やフォーマットの形式に合わせて、入力された情報の変調処理が行う。変調処理が施された信号は、伝送路107に出力される。伝送路107は光ファイバーや電話回線などの有線ネットワークであったり、衛星波、地上波、無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などの放送や無線ネットワークであったりする。
ここで、近年、HDTV(High Definition Television)やHDTVの画素数を上回る高精細な画像信号を用いた画像伝送装置が開発されている。このような高精細な画像を入力するに際しては、高速に信号を読み出せるCMOSセンサ101が撮像素子として使われている。また、画像符号化装置104では、入力された画像信号の情報量を削減して伝送路に出力するための情報圧縮処理が行われる。
画像伝送装置における動画像・音声の高能率符号化方式として、国際規格であるMPEG(Moving Picture Experts Group phase 2)2、MPEG4 ASP、MPEG4 AVC等の方式が用いられている。これらの規格の画像符号化に関しては、画像信号の隣接画素間(空間方向)の相関及び隣接フレーム間もしくは隣接フィールド間(時間方向)の相関を利用して情報量を圧縮する方式を用いている。
例えば、MPEG2規格における画像符号化装置は、以下のようなアルゴリズムで符号化処理を行う。まず、時間的に連続する画像フレームを、基準フレームと予測フレームに振り分ける。基準フレームは空間方向の相関のみを用いて符号化することで、そのフレームの符号化データのみで復元することができる。予測フレームは、基準となるフレームからの時間方向の相関と空間方向の相関とを共に用いて符号化することにより、基準フレームに対して、より符号化効率を高めることができる。予測フレームの符号化データは、復元された基準フレームと予測フレームの符号化データより復元される。
MPEG2画像符号化で用いられる具体的な符号化体系について、図6(A)を用いて説明する。図6(A)にIで示す基準フレームであるIピクチャ(Iフレーム)は定期的に存在し、復号処理の基準となるフレーム内符号化画像である。また、予測フレームには、図6にPで示す時間的に前(過去)の基準フレームからの予測のみで符号化されるPピクチャ(Pフレーム)と、Bで示す時間的に前後(過去と未来)の2つの基準フレームから予測符号化されるBピクチャ(Bフレーム)が存在する。図6(A)中の矢印は、予測方向を示す。
Pピクチャは、自身が予測フレームであると共に、続くBピクチャやPピクチャの基準フレームにもなるフレーム間順方向予測符号化画像である。Bピクチャは双方向予測符号化画像であり、予測フレームである。Iピクチャのフレーム内符号化画像信号は、輝度信号で水平16画素×垂直16画素のマクロブロックと呼ばれる処理単位に分割される。分割されたマクロブロックのデータは、更に水平8画素×垂直8画素単位の2次元ブロックに分割され、直交変換の一種であるDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)処理が行われる。
DCT変換後の信号は、その2次元ブロックの周波数成分に準じた値を示すため、一般的な画像では低域に成分が集中する。また、高周波数成分の情報劣化は低周波数成分の情報劣化よりも視覚的に目立ちにくい性質がある。よって、低域成分を細かく高域成分を粗く量子化し、その係数成分と成分が無い係数0の連続する長さを可変長符号化することにより、情報量を圧縮している。
Pピクチャの画像信号は、Iピクチャと同様に、輝度信号で水平16画素×垂直16画素のマクロブロックの単位に分割される。Pピクチャでは、マクロブロック毎に基準フレームとの間の動きベクトルを計算する。動きベクトルの検出は、一般的にブロックマッチングにより求められる。このブロックマッチングでは、マクロブロックの各画素と動きベクトル値だけマクロブロックの存在する水平・垂直の位置を動かした場所の基準フレームを水平16画素×垂直16画素にブロック化した各画素の差分絶対値総和(若しくは差分二乗総和)を求め、その最小値を取る動きベクトルの値を、検出された動きベクトルとして出力する。
マクロブロックの各画素は、動きベクトルにより切り出された2次元ブロックの各画素との差分がとられる。正確な動きベクトルが検出された場合には、差分ブロックの情報量は元のマクロブロックの持っている情報量よりも大幅に少なくなるため、Iピクチャよりも粗い量子化処理が可能となる。実際には、差分ブロックを符号化するか非差分ブロック(Intraブロック)を符号化するかを選択し(予測モード判定)、選択されたブロックに対してIピクチャと同様のDCT・可変長符号化処理を施し、情報量が圧縮される。
Bピクチャは、Pピクチャと同様の処理が行われるが、基準フレームであるI、Pピクチャが時間的に前後に存在するため、それぞれの基準フレームとの間で動きベクトルを検出する。Bピクチャでは予測の選択肢が、前基準フレームからの予測(Forward予測)・後基準フレームからの予測(Backward予測)・2つの予測ブロックの画素毎平均値(Average予測)、の3種類存在し、イントラ(Intra)ブロックを合わせた4種類から予測モード判定を行う。
Bピクチャは、時間的に前後の基準フレームから予測が可能となるため、Pピクチャよりも更に予測効率が向上する。よって、一般的にPピクチャよりも更に粗く量子化される。選択されたブロックはI、Pピクチャと同様の符号化処理がなされる。
Bピクチャは復号されるために、時間的に後の基準フレームからの予測処理が行われるため、基準フレームは、Bピクチャに先行して符号化される。そのため、入力された画像信号は図6(B)に示されるように、Bピクチャは基準フレームであるIピクチャ又はPピクチャの後の順番に並べ替えが行われ、符号化される。
復号処理では、図6(C)に示すように、図6(B)の逆の並べ替えを行い出力することにより、入力された画像信号の順番に復号画像が再生される。伝送処理は、符号化された画像情報を伝送路の信号のフォーマットや特性に変換し、出力する処理である。一例として、各種の光ファイバーなどのネットワークによる情報伝送に用いられているATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)を説明する。
ATMにおいては、音声・画像・データなどの情報を、セルと呼ばれる固定長の情報単位で分割して伝送する。セルは、48バイトの伝送する情報を蓄積する部分と、5バイトの情報の転送先などを格納する部分で構成される。送信装置では、入力される符号化情報を48バイト毎に分割した後、各々の分割情報に転送先を示す番号を付与しネットワークに送出する。ネットワークでは、セルの中の転送先を読み取り、通信相手を認識し、通信相手に対して情報を送り届ける。受信装置では、到着した複数のセルを結合し、伝送された情報を復元する。
前述したように、高精細な画像信号を伝送する画像伝送装置では、伝送するための画像信号を撮像する撮像素子として、高速に信号を読み出せるCMOSセンサ101が使われているので、次に、CMOSセンサ101について更に詳しく説明する。これは従来から知られているローリングシャッタ型CMOSセンサである(例えば、特許文献1参照)。
図7は上記の従来のCMOSセンサの一例の等価回路図を示す。同図に示すCMOSセンサは、簡単のため、単位画素1が横方向2画素、縦方向2画素の2×2画素の配置とされている。単位画素1は、被写体像を光電変換するフォトダイオード(PD)2と、信号電荷の増幅用MOS型電界効果トランジスタ(以下、MOSFET)3と、電荷転送用MOSFET4と、リセット用MOSFET5と、選択用MOSFET7とよりなり、電源ライン6がMOSFET3、5のドレインに接続され、増幅用MOSFET3のソースが選択用MOSFET7のドレインに接続されている。
増幅用MOSFET3のゲート電極はフローティングディフュージョン(FD)になっており、フォトダイオード2の電荷が電荷転送用MOSFET4のドレイン−ソースを介して増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)に転送される。また、増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)の電位は、リセット用MOSFET5によりリセットされる。
選択用MOSFET7がオン状態になると、増幅用MOSFET3のソースを選択用MOSFET7のドレイン・ソースを通して画素出力ライン8に導通させる。画素出力ライン8は定電流供給用MOSFET9のドレインに接続されている。定電流供給用MOSFET9は、増幅用MOSFET3のソースフォロア回路の負荷として作用する。定電流供給用MOSFET9は、ゲート電位供給ライン13のゲート電位により制御される。
また、リセット用制御ライン10、電荷転送用制御ライン11、画素選択用制御ライン12は、それぞれリセット用MOSFET5、電荷転送用MOSFET4、選択用MOSFET7の各ゲート電極に接続されており、その電位はそれぞれパルス供給端子15、14、16から、MOSFET19、20、21のドレイン・ソースをそれぞれ通して供給される。
垂直シフトレジスタ17は、行順次走査のために2×2画素の行を選択する回路で、その垂直シフトレジスタ出力線18−1、18−2が、各行のMOSFET19、20、21のゲート電極に接続されており、パルス供給端子15、14、16の端子に供給されたパルスがどの行の画素を制御するかを決定する。
また、読み出しブロック22は、リセット信号出力を保持する容量23、光信号出力を保持する容量24、どちらの容量に保持するかを選択するスイッチ用MOSFET25及び26、水平出力線27、28に接続されたスイッチ用MOSFET29、30からなる。スイッチ用MOSFET25、26は端子37、38からそのゲート電極に供給されるパルスによりスイッチング制御される。
水平シフトレジスタ34は、2×2画素のうち、どの列の画素の保持信号を水平出力線27、28に出力するかをスイッチ用MOSFET29、30のゲートに接続された水平シフトレジスタ出力線35−1、35−2への出力電位で決定する。また、水平出力線27、28をリセットするための電位を端子33から供給し、リセットのタイミングは端子36から供給するパルスでスイッチ用MOSFET31、32をスイッチング制御して行う。水平出力線27、28は差動アンプ39の入力端子に接続されている。差動アンプ39はリセット信号出力と光信号出力の差をとり、その差信号をアンプ出力端子40からセンサ外に出力する。
次に、図7に示す従来のCMOSセンサの動作について図8のタイミングチャートを併せ参照して説明する。なお、図7中のMOSFETはすべてN型とし、よって、MOSFETはそのゲート電位がハイレベル(High)でオン、ローレベル(Low)でオフとなる。
まず、垂直シフトレジスタ出力線18−1の電位が図8(D)に示すように時刻t1でHighとなり、これにより1行目の画素1が選択される。続いて、パルス供給端子16の入力パルスが図8(C)に示すように時刻t2でHighになり、これにより1行目の画素1の選択用MOSFET7がオン状態になるため、1行目の画素1の増幅用MOSFET3のソースが選択用MOSFET7のドレイン・ソースと画素出力ライン8を通して定電流供給用MOSFET9につながり、ソースフォロア回路を形成する。
この状態で、最初にパルス供給端子15に図8(B)に示すように一定時間Highのパルスが供給され、1行目の画素1のリセット用MOSFET5のドレイン・ソースを通して増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)がリセットされる。その後の時刻t3で、パルス供給端子37の入力パルスが図8(I)に示すようにHighになり、スイッチ用MOSFET25をオン状態とし、容量23に1行目の画素1のソースフォロワ回路から出力されたリセット信号出力が保持される。
次に、パルス供給端子14に時刻t4で図8(A)に示すようにHighパルスが印加されると、1行目の画素1内の電荷転送用MOSFET4がオンし、1行目の画素1内のフォトダイオード2に蓄積されている電荷が電荷転送用MOSFET4のドレイン・ソースを介して増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)に転送される。その後の時刻t5で、パルス供給端子38に図8(J)に示すようにHighパルスが印加されると、容量24に1行目の画素1のソースフォロワ回路から出力された光信号出力が保持される。続いて、パルス供給端子16の入力パルスが図8(C)に示すように、時刻t6でLowになるため、1行目の画素1内の選択用MOSFET7がオフになり、1行目の画素1からの出力はなくなる。
端子36の入力信号はこの間図8(H)に示すようにHighであり、水平出力ライン27、28はリセット状態になっている。しかし、上記の時刻t6で端子36の入力信号が図8(H)に示すようにLowになり、この状態で水平シフトレジスタ出力線35−1に図8(F)に示すHighパルスを印加すると、1列目のスイッチ用MOSFET29、30がそれぞれオンとされるため、1列目の容量23、24の各信号が1列目のスイッチ用MOSFET29、30を通して水平出力ライン27、28にそれぞれ出力されて差動アンプ39に供給される。差動アンプ39は1列目の容量23、24の各信号、すなわち、リセット信号出力と光信号出力との差をとり、増幅用MOSFET3のしきい値ばらつきに起因したノイズを除去した光信号を出力端子40より出力する。
次に、端子36に図8(H)に示す時刻t7でHighパルスを印加すると、水平出力ライン27、28が再びリセットされ、その後水平シフトレジスタ出力線35−2に、図8(G)に示すように時刻t8でHighパルスが印加され、2列目のスイッチ用MOSFET29、30がそれぞれオンとされるため、2列目の容量23、24の各信号が2列目のスイッチ用MOSFET29、30を通して水平出力ライン27、28にそれぞれ出力されて差動アンプ39に供給され、2列目の信号が1列目と同様に差動アンプ39から出力端子40に出力される。
その後、図8(D)に示す時刻t9で垂直シフトレジスタ出力線18−1の電位がLowとなり、1行目の処理が終わる。次に時刻t10で図8(E)に示すように、垂直シフトレジスタ出力線18−2の電位がHighになり、以下1行目と同様な処理が行われ、全画素の読み出しが終了する。
従って、このCMOSセンサの場合、1行目と2行目のフォトダイオード2で光電変換しているタイミングが異なる。このような撮像方式をローリングシャッタ、あるいはフォーカルプレーンと呼ぶ。
特開2003−17677号公報
画像伝送装置として、伝送路に対して有効に情報を伝送するためには、画像符号化装置104における情報の圧縮効率を向上させる必要がある。MPEGなどの画像符号化方式においては、空間方向に2次元ブロックで画像を切り出し、その単位でDCT変換等の空間方向の相関による圧縮処理や、動き補償予測などの時間方向の相関を利用した圧縮処理が行われる。このような場合には、ブロック化された画像データの各画素が同一時刻に入力された画像である程、相関が高くなり、動きが大きい画像に関しては画素間の入力時刻のずれが、大きな相関の悪化をきたす。
図7に示した従来のローリングシャッタ型CMOSセンサ101は、1行ずつ順番に読み出しを行うもので、読み出しが終了するまで電荷はフォトダイオード2に蓄えられている。従って、2次元分割された画像ブロックを考えた場合に、ブロックの上端(第1ライン)と下端(最終ライン)とでは、露光タイミングが2次元ブロックの垂直ライン分だけ異なっている。このため、動きの大きな画像信号が入力される場合に、空間方向の相関、時間方向の相関が共に損なわれる傾向にあり、良好な画像符号化処理を行うことができず、効率の悪い画像伝送装置が構成される。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、動きの大きな被写体に対しても画像信号の相関を保ち、画像を伝送する際の伝送帯域を効率良く圧縮させることを可能とする画像伝送装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の画像伝送装置は、被写体光像を固体撮像素子により光電変換して得られた撮像信号を信号処理した後、符号化して伝送路を伝送させる画像伝送装置において、被写体光像を固体撮像素子の撮像領域上に結像する光学系と、被写体光像を複数の全画素のフォトダイオードに同時に露光して光電変換して得た電荷を全画素に蓄積した後、露光期間に蓄積した電荷を各画素から撮像信号として順次出力する、固体撮像素子としてのグローバルシャッタ型CMOSセンサと、グローバルシャッタ型CMOSセンサから出力された撮像信号に対して、所定の信号処理を行って画像信号を出力する信号処理手段と、信号処理手段から出力された画像信号を伝送路の伝送帯域に適合した情報量の符号化データに変換する符号化手段と、符号化手段から出力された符号化データを伝送路に出力する信号に変換し出力する出力手段とを有することを特徴とする。
この発明では、固体撮像素子としてグローバルシャッタ型CMOSセンサを用いることにより、移動する被写体を撮像した場合でも、撮像画像は被写体の画像と異なる画像歪みは発生しないため、動きの大きな被写体に対しても画像信号の相関、時間方向の相関を共に確保して、画像情報を効率良く符号化して伝送することができる。
ここで、上記のグローバルシャッタ型CMOSセンサは、基板上のリング状ゲート電極と、リング状ゲート電極の中央開口部に対応する基板の位置に設けられたソース領域と、ソース領域を取り囲み、かつ、リング状ゲート電極の外周に達しないように基板に設けられたソース近傍領域とからなる信号出力用トランジスタと、光を電荷に変換して蓄積するフォトダイオードと、フォトダイオードに蓄積された電荷をソース近傍領域へ転送する電荷転送手段とを含む画素が複数2次元配列された構造であり、各画素内の電荷転送手段は、フォトダイオードに蓄積された電荷を、同じ画素内の対応するソース近傍領域へ全画素一斉に転送し、信号出力用トランジスタは、入力された電荷の量をしきい値の変化として出力することを特徴とする。
また、本発明におけるグローバルシャッタ型CMOSセンサは、第1の導電型の基板上に、リング状ゲート電極を持つ光信号出力用トランジスタとフォトダイオードとを含む画素が複数2次元配列された固体撮像素子であって、画素の各々は、
基板の表面に設けられた第2の導電型のウェル領域と、ウェル領域中に設けられた第1の導電型のフォトダイオードの光電変換領域と、光電変換領域以外のウェル領域上に絶縁膜を挟んで設けられたリング状ゲート電極と、絶縁膜上のリング状ゲート電極と光電変換領域の間の、ウェル領域上に絶縁膜を挟んで設けられた転送ゲート電極と、ウェル領域の表面のうち、リング状ゲート電極と転送ゲート電極に対応する領域を除いた部分の少なくとも一部に設けられた、ウェル領域と電気的に一体化した高濃度の第2の導電型のドレイン領域と、リング状ゲート電極の中心開口部に対応するウェル領域中の位置に設けられた第2の導電型のソース領域と、ソース領域を取り囲み、かつ、ドレイン領域まで達しないようにウェル領域中に設けられた第1の導電型のソース近傍領域とを有することを特徴とする。
ここで、上記のグローバルシャッタ型CMOSセンサは、撮像領域にHDTV画像の画素数以上の数の画素が2次元マトリクス状に配置されており、また、上記の符号化手段は、空間方向の相関及び時間方向の相関を利用して情報量を圧縮する高能率圧縮符号化方式により、画像信号を圧縮符号化する手段であることを特徴とする。
本発明によれば、グローバルシャッタ型CMOSセンサを用いたことにより、動きの大きな被写体に対しても画像信号の空間相関、時間方向の相関を共に確保し、画像を効率良く符号化できるようにしたため、画像情報を伝送する際の伝送帯域を効率良く使用でき、高精細画像信号を少ない伝送路にて伝送可能な画像伝送装置を提供できる。
また、本発明によれば、画像1フレーム毎の信号の撮像時刻にズレが生じないため、入力された情報を静止画として取り扱った場合に、ライン毎の画のズレが起こらず、静止画としての画像の品質と符号化された場合の符号化効率も向上できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる固体撮像素子を用いた画像伝送装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図1に示す本実施の形態の画像伝送装置は、図5に示した従来の画像伝送装置と比較すると、固体撮像素子としてローリングシャッタ型CMOSセンサ101の替わりに、グローバルシャッタ型CMOSセンサ201を用いた点に特徴がある。なお、このグローバルシャッタ型CMOSセンサ201は、ハイビジョン画像等の高精細度テレビ(HDTV)画像の画素数と同一又はそれ以上の画素数の画素が撮像領域に2次元マトリクス状に配置されている。
次に、グローバルシャッタ型CMOSセンサ201の実施の形態について説明する。図2はグローバルシャッタ型CMOSセンサの一実施の形態の構成図を示し、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(A)のX−X’線に沿う縦断面図を示す。図2(A)、(B)に示すように、本実施の形態の固体撮像素子111であるグローバルシャッタ型CMOSセンサは、p型基板41上にp型エピタキシャル層42を成長し、このエピタキシャル層42の表面にnウェル43がある。nウェル43上にはゲート酸化膜44を挟んで第1のゲート電極である平面形状がリング状のゲート電極45が形成されている。
リング状ゲート電極45の中心部に対応したnウェル43の表面にはn型のソース領域46が形成されており、そのソース領域46に隣接してソース近傍p型領域47が形成され、更にソース領域46とソース近傍p型領域47の外側の離間した位置にはn型のドレイン領域48が形成されている。更に、ドレイン領域48の下のnウェル43中には埋め込みのp型領域49がある。この埋め込みのp型領域49とnウェル43は、図2(A)に示す埋め込みフォトダイオード50を構成している。
埋め込みフォトダイオード50とリング状ゲート電極45との間には、第2のゲート電極である転送ゲート電極51がある。ドレイン領域48、リング状ゲート電極45、ソース領域46、転送ゲート電極51には、それぞれメタル配線であるドレイン電極配線52、リング状ゲート電極配線53、ソース電極配線(出力線)54、転送ゲート電極配線55が接続されている。また、上記の各構成の上方には、図2(B)に示すように遮光膜56が形成されており、その遮光膜56の埋め込みフォトダイオード50に対応した位置には開口部57が穿設されている。この遮光膜56は金属、あるいは有機膜等で形成される。光は、開口部57を通して埋め込みフォトダイオード50に達して光電変換される。
次に、CMOSセンサの画素構造と撮像素子全体の構造について、電気回路で表現した図3と共に説明する。同図において、まず、画素はm行n列に画素敷き詰め領域61に配置されている。図3ではこれらm行n列の画素のうち、s行t列の一画素62を代表として等価回路で表現している。この画素62は、リング状ゲートMOSFET63と、フォトダイオード64と、転送ゲートMOSFET65とからなり、リング状ゲートMOSFET63のドレインがフォトダイオード64のn側端子とドレイン電極配線66(図2の52に相当)に接続され、転送ゲートMOSFET65のソースがフォトダイオード64のp側端子に接続され、ドレインがリング状ゲートMOSFET63のバックゲートに接続されている。
なお、上記のリング状ゲートMOSFET63は、図2(B)ではリング状ゲート電極45直下のソース近傍p型領域47をゲート領域とし、n型のソース領域46及びn型のドレイン領域48を有するnチャネルMOSFETである。また、上記の転送ゲートMOSFET65は、図2(B)では転送ゲート電極51直下のnウェル43をゲート領域、フォトダイオード50の埋め込みのp型領域49をソース領域、ソース近傍p型領域47をドレインとするpチャネルMOSFETである。
図3において、m行n列の各画素から1フレーム分の信号を読み出すために、まず読み出しを始める合図を出すフレームスタート信号を発生させる回路67がある。このフレームスタート信号は撮像素子の外から与えられてもよい。このフレームスタート信号は垂直シフトレジスタ68に供給される。垂直シフトレジスタ68は、m行n列の各画素のうちの何行目の画素を読み出すかの信号を出力する。
各行の画素はリング状ゲート電極、転送ゲート電極、ドレイン電極の電位を制御する制御回路に接続されており、これらの制御回路は垂直レジスタ68の出力信号が供給される。例えば、s行目の各画素のリング状ゲート電極は、リング状ゲート電極配線69(図2の53に相当)を介してリング状ゲート電位制御回路70に接続され、各画素の転送ゲート電極は、転送ゲート電極配線71(図2の55に相当)を介して転送ゲート電位制御回路72に接続され、各画素のドレイン電極は、ドレイン電極配線66(図2の52に相当)を介してドレイン電位制御回路73に接続されている。上記の各制御回路70、72、73には垂直シフトレジスタ68の出力信号が供給される。
なお、リング状ゲート電極は、行毎に制御するので横方向に配線するが、転送ゲート電極は全画素で一斉に制御するので、配線方向は問わず、縦方向でもよい。ここでは横方向に配線するものとして表現する。ドレイン電位制御回路73は、全画素一斉に制御するが、行毎に制御する可能性もあるので、フレームスタート信号と垂直レジスタ68の両方と接続して表現している。
画素62のリング状ゲートMOSFET63のソース電極は、ソース電極配線74(図2の54に相当)を介して2分岐され、一方はスイッチSW1を介してソース電極電位を制御するソース電位制御回路75に接続され、他方はスイッチSW2を介して信号読み出し回路76に接続されている。信号を読み出すときにはスイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオンにし、ソース電位を制御する時にはスイッチSW1をオン、スイッチSW2をオフにする。信号は縦方向に出すので、ソース電極の配線方向は縦にする。
信号読み出し回路76は次のように構成されている。画素62の出力はリング状ゲートMOSFET63のソースから行われ、出力線74には負荷、例えば電流源77が繋がっている。従って、ソースフォロア回路となっている。電流源77にはキャパシタC1とキャパシタC2の各一端がスイッチsc1とスイッチsc2を介して繋がっている。他端が接地されているキャパシタC1、C2の各一端は、また差動アンプ78の反転入力端子と非反転入力端子に繋がっており、両キャパシタC1及びC2の電位差を差動アンプ78から出力するようになっている。
このような信号読み出し回路76はCDS回路(相関二重サンプリング回路)と呼ばれ、ここに描かれた方式以外にも種々の回路が提案されており、この回路に限るわけではない。信号読み出し回路76から出力された信号は、出力スイッチswtを介して出力される。同じ列にある出力スイッチswtは、水平シフトレジスタ79から出力される信号によりスイッチング制御される。
次に、図3に示すCMOSセンサの駆動方法について、図4のタイミングチャートと共に説明する。まず、図4(1)に示す期間では、埋め込みのフォトダイオード(図2(A)の50、図3の64等)に光が入射し、光電変換効果により電子・ホール対が発生し、フォトダイオードの埋め込みp型領域49にホールが蓄積される。このとき転送ゲート電極51の電位はドレイン電位Vddと同じになっており、転送ゲートMOSFET65はオフ状態である。これらの蓄積は、前フレームの読み出し操作が行われている時に同時に実行されている。
続く図4(2)に示す期間では、前フレームの読み出しが終了すると、同図(A)に示すように新しいフレームスタート信号が発信されて、次のフレームの読み出しが始まる。最初に行うのは全画素一斉にフォトダイオード(図2(A)の50、図3の64等)からリング状ゲート電極(図2の45)のソース近傍p型領域(図2の47)にホールを転送することである。そのため、図4(B)に示すように転送ゲート電位制御回路72から出力される転送ゲート制御信号がVddからLow2に下がり、転送ゲート電極(図2の41)の電位がLow2となり、転送ゲートMOSFET65がオン状態になる。
このとき、リング状ゲート電位制御回路70により制御されるリング状ゲート電極配線69の電位は、図4(C)に示すように、LowからLow1になるが、Low2の方がLow1よりも大きい。Low1はLowと同じでもよい。最も簡便にはLow1=Low=0(V)に設定する。
一方、ソース電位制御回路75からスイッチSW1を介してソース電極配線74からリング状ゲートMOSFET63のソースに供給されるソース電位をはじめとする、全画素のソース電位は図4(D)に示すように電位S1に設定される。S1>Low1であり、これにより、リング状ゲートMOSFET63がオフのままであり、電流が流れないようにする。この結果、全画素のフォトダイオードに蓄積された電荷(ホール)が、対応する画素のリング状ゲート電極の下に一斉に転送される。
図2(B)に示すリング状ゲート電極45の下の領域で、ソース近傍p型領域47が最もポテンシャルが低いので、フォトダイオードに蓄積されていたホールはソース近傍p型領域47に達し、そこに蓄積される。ホールが蓄積される結果、ソース近傍p型領域47の電位が上昇する。
続いて、図4(3)に示す期間では、同図(B)に示すように転送ゲート電極が再びVddになり、転送ゲートMOSFET65がオフになる。これにより、フォトダイオード(図2(A)の50、図3の64等)では再び光電変換効果により電子・ホール対が発生し、フォトダイオードの埋め込みp型領域49にホールが蓄積され始める。この蓄積動作は次の電荷転送時まで続けられる。
一方、読み出し操作は行単位で順番に行われるので、1行目〜(s−1)行目を読み出す期間(3)では、リング状ゲート電極の電位は図4(C)に示すようにLowの状態で、ソース近傍p型領域47にホールを蓄積したまま待機状態となる。ソース電位は他の行からの信号読み出しが行われている間、その画素からの信号の値により、様々な値をとり得る。また、リング状ゲート電極電位は行毎に様々な値をとり得るが、s行目ではLowに設定され、リング状ゲートMOSFET63がオフ状態である。
続く図4(4)〜(6)に示す期間では、画素の信号読み出しが行われる。s行目t列目の画素62について代表してこの信号読み出し動作について説明するに、まず、ソース近傍p型領域47にホールを蓄積した状態で、図4(E)に示す垂直シフトレジスタ68の出力信号が、同図(H)に示すようにローレベルである期間(4)において、リング状ゲート電位制御回路70からリング状ゲート電極配線69に出力される制御信号により、リング状ゲート電極45の電位を図4(K)に示すように、LowからVg1に上げる。
ここで、上記の電位Vg1は、前述した各電位Low、Low1、Vddとの間に
Low≦Low1≦Vg1≦Vdd (ただし、Low<Vdd)
なる不等式が成立する電位である。また、上記の期間(4)ではスイッチSW1が図4(I)に示すようにオフ、スイッチSW2が同図(J)に示すようにオン、スイッチsc1が同図(M)に示すようにオン、スイッチsc2が同図(N)に示すようにオフとされる。
この結果、リング状ゲートMOSFET63のソースに接続されたソースフォロア回路が働き、リング状ゲートMOSFET63のソース電位は、図4(L)に示すように期間(4)ではS2(=Vg1−Vth1)となる。ここで、Vth1とはバックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールがある状態での、リング状ゲートMOSFET63のしきい値電圧である。このソース電位S2がオンとされているスイッチsc1を通してキャパシタC1に記憶される。
続く図4(5)に示す期間では、リング状ゲート電位制御回路70からリング状ゲート電極配線69に出力される制御信号により、リング状ゲート電極45の電位を図4(K)に示すようにHigh1に上げると同時に、同図(I)、(J)に示すようにスイッチSW1をオン、スイッチSW2をオフとすると共に、ソース電位制御回路75から出力されるソース電位を同図(L)に示すようにHighsに上げる。ここで、High1、Highs>Low1である。
上記の電位High1及びHighsの値は同じであっても異なっていてもよいが、設計の簡単のためにはHigh1、Highs≦Vddが望ましい。簡便な設定では、High1=Highs=Vddとする。また、リング状ゲートMOSFET63がオンして電流が流れないような電位設定にすることが望ましい。この結果、ソース近傍p型領域47のポテンシャルが上昇し、nウェル43のバリアを越えてホールがエピタキシャル層42に排出される(リセット)。
続く図4(6)に示す期間では、再び前記期間(4)と同じ信号読み出し状態にする。ただし、期間(4)とは異なり、図4(M)、(N)に示すように、スイッチsc1はオフ、スイッチsc2はオンとする。リング状ゲート電極は図4(K)に示すように期間(4)と同じVg1とする。しかし、この期間(6)では直前の期間(5)でホールが基板に排出されていて、ソース近傍p型領域47にはホールが存在しないので、リング状ゲートMOSFET63のソース電位は、図4(L)に示すように期間(6)ではS0(=Vg1−Vth0)となる。ここでVth0は、バックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールがない状態でのリング状ゲートMOSFET63のしきい値電圧である。
このソース電位S0はオンとされたスイッチsc2を介してキャパシタC2に記憶される。差動アンプ78はキャパシタC1とC2の電位差を出力する。すなわち、差動アンプ78は(Vth0−Vth1)を出力する。この出力値(Vth0−Vth1)は、ホール電荷によるしきい値変化分である。その後、水平シフトレジスタ79から出力される図4(F)に示すパルスのうち、同図(O)に示すt列目の出力パルスに基づき、図3の出力スイッチswtがオンとされ、このswtのオン期間に図4(P)にハッチングにより模式的に示すように、差動アンプ78からのホール電荷によるしきい値変化分が画素62の出力信号Voutとしてセンサ外へ出力される。
続いて、図4に(7)で示す期間では、再びリング状ゲート電極45の電位を図4(B)に示すようにLowにし、ソース近傍p型領域47にはホールがない状態で、全ての行の信号処理が終了するまで(s+1行〜n行の画素の読み出しが終了するまで)待機する。これらの読み出し期間中、フォトダイオード64では光電変換効果によるホールの蓄積が進行している。その後、前記期間(1)に戻って、ホールの転送から繰り返す。これにより、各画素から図4(G)に示す出力信号が読み出される。すべての画素から信号を読み出すと、再び次のフレームが開始される。
上記の図2(A)、(B)に示す構成の固体撮像素子は、リング状のゲート電極45を持つリング状ゲートMOSFET63が増幅用MOSFETであり、図3に示したように各画素内に増幅用MOSFETを持つという意味で、CMOSセンサの一種である。そして、このCMOSセンサは、フォトダイオードに蓄積された電荷(ホール)が、対応する画素のリング状ゲート電極の下のソース近傍p型領域47に一斉に転送されるようにすることで、グローバルシャッタを実現している。
なお、図4の期間(5)のリセット時のソース電極配線74の電位供給は、ソース電位制御回路75から供給する以外の次の方法もある。すなわち、上記期間(5)でスイッチSW1、SW2をともにオフとして、ソース電極配線74をフローティングにする。ここでリング状ゲート電極配線69の電位をHigh1とすると、リング状ゲートMOSFET63がオン状態となり、ソース電極にドレインから電流が供給され、ソース電極電位が上昇する。この結果、ソース近傍p型領域47のポテンシャルが持ち上げられ、nウェル43のバリアを越えて、ホールがp型エピタキシャル層42に排出される(リセット)。ホールが完全に排出されたときのソース電極電位は、High1−Vth0になる。この方法では、ソース電位制御回路75のうち、Highsを供給するトランジスタを削減することができ、その結果、チップ面積を減らすことができる。
なお、図3の画素62の回路構成は簡略化して示してある。画素62の回路は、厳密には、転送ゲートMOSFET65のソースとリング状ゲートMOSFET63のバックゲートとの間に、リング状ゲート電極配線69と転送ゲート電極配線71の各電位に連動したスイッチが設けられる構成である。このスイッチは、リング状ゲート電極配線69の電位Low1と、転送ゲート電極配線71の電位Low2との間に、Low1≦Low2の関係があるときはオン状態になり、Low1>Low2の関係があるときにはオフ状態になる。
このスイッチを設けることにより、リング状ゲート電極45(電位Low1)の下の基板電位が、転送ゲート電極61(電位Low2)の下の基板電位よりも高くなっていて、リング状ゲート電極45(電位Low1)の下の基板電位がバリアとして働き、ホールがソース近傍p型領域47に達することができないという現象を回路的に表現できる。しかしながら、転送時は上記のLow1≦Low2の条件は、電位制御回路70、72等により常に満たされているので、図3ではこのスイッチを省略して図示している。
このように、固体撮像素子として用いるグローバルシャッタ型CMOSセンサ201は、図2〜図4と共に説明したように、露光は各ライン毎にタイミングがずれることなく同一の1フレーム期間で行われ、一定期間の露光後、グローバルシャッタ型CMOSセンサ内の転送ゲート(図3の転送ゲートMOSFET65等)により、全画素の電荷が電荷転送期間のタイミングで読み出し回路に一斉に転送される。その後、読み出し回路により読み出し期間内で、順次各画素からの信号が読み出される。このことにより、移動する被写体を撮像した場合でも、撮像画像は被写体の画像と異なる画像歪みは発生しない。
従って、本実施の形態によれば、動きの大きな被写体に対しても画像信号の相関、時間方向の相関を共に確保して、画像情報を効率良く符号化することができ、そのため、画像信号を伝送する際の伝送帯域を効率良く使用でき、高精細画像信号を少ない伝送路にて伝送できる。また、画像1フレーム毎の信号の撮像時刻にズレが生じないため、入力された情報を静止画として取り扱った場合に、ライン毎の画像のズレが起こらず、静止画としての画像の品質と符号化された場合の符号化効率も向上する。
なお、図1の画像伝送装置において、画像符号化装置104の符号化アルゴリズムに関しては、時間方向の相関、空間方向の相関を利用する符号化方式であれば、ブロック化された画像データの各画素が同一時刻に入力された画像であるため相関が高くなり、動きが大きい画像に関しても画素間の入力時刻のずれがなく大きな相関が得られるので、アルゴリズムを問わず符号化効率の向上が期待できる。また、変調装置106及び伝送路107に関しても、その種類に関わらず有効である。
本発明の画像伝送装置の一実施の形態のブロック図である。 図1の固体撮像素子であるグローバルシャッタ型CMOSセンサの1画素分の素子構造の平面図とそのX−X’線に伴う断面図である。 本発明で用いるグローバルシャッタ型CMOSセンサの全体構成を電気等価回路で示した図である。 図2のCMOSセンサの動作を説明するタイミングチャートである。 従来の画像伝送装置の一例のブロック図である。 MPEG2画像符号化で用いられる符号化体系を説明する模式図である。 従来の画像伝送装置で用いられるローリングシャッタ型CMOSセンサの一例の回路図である。 図7の動作説明用タイミングチャートである。
符号の説明
43 nウェル
45 リング状ゲート電極
46 n型ソース領域
47 ソース近傍p型領域
48 n型ドレイン領域
49 埋め込みp型領域
50、64 フォトダイオード
51 転送ゲート電極
52、66 ドレイン電極配線
53、69 リング状ゲート電極配線
54、74 ソース電極配線(出力線)
55、71 転送ゲート電極配線
61 画素敷き詰め領域
62 画素
63 リング状ゲートMOSFET
65 転送ゲートMOSFET
103 入力信号処理装置
104 画像符号化装置
105 多重化装置
106 変調装置
107 伝送路
201 グローバルシャッタ型CMOSセンサ

Claims (4)

  1. 被写体光像を固体撮像素子により光電変換して得られた撮像信号を信号処理した後、符号化して伝送路を伝送させる画像伝送装置において、
    前記被写体光像を前記固体撮像素子の撮像領域上に結像する光学系と、
    前記被写体光像を複数の全画素のフォトダイオードに同時に露光して光電変換して得た電荷を全画素に蓄積した後、露光期間に蓄積した前記電荷を各画素から前記撮像信号として順次出力する、前記固体撮像素子としてのグローバルシャッタ型CMOSセンサと、
    前記グローバルシャッタ型CMOSセンサから出力された撮像信号に対して、所定の信号処理を行って画像信号を出力する信号処理手段と、
    信号処理手段から出力された前記画像信号を伝送路の伝送帯域に適合した情報量の符号化データに変換する符号化手段と、
    前記符号化手段から出力された前記符号化データを伝送路に出力する信号に変換し出力する出力手段と
    を有することを特徴とする画像伝送装置。
  2. 前記グローバルシャッタ型CMOSセンサは、
    基板上のリング状ゲート電極と、前記リング状ゲート電極の中央開口部に対応する前記基板の位置に設けられたソース領域と、前記ソース領域を取り囲み、かつ、前記リング状ゲート電極の外周に達しないように前記基板に設けられたソース近傍領域とからなる信号出力用トランジスタと、
    光を電荷に変換して蓄積する前記フォトダイオードと、
    前記フォトダイオードに蓄積された前記電荷を前記ソース近傍領域へ転送する電荷転送手段とを含む画素が複数2次元配列された構造であり、
    各画素内の前記電荷転送手段は、前記フォトダイオードに蓄積された前記電荷を、同じ画素内の対応する前記ソース近傍領域へ全画素一斉に転送し、前記信号出力用トランジスタは、入力された電荷の量をしきい値の変化として出力することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置。
  3. 前記グローバルシャッタ型CMOSセンサは、第1の導電型の基板上に、リング状ゲート電極を持つ光信号出力用トランジスタとフォトダイオードとを含む画素が複数2次元配列された固体撮像素子であって、
    前記画素の各々は、
    前記基板の表面に設けられた第2の導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域中に設けられた第1の導電型の前記フォトダイオードの光電変換領域と、
    前記光電変換領域以外の前記ウェル領域上に絶縁膜を挟んで設けられた前記リング状ゲート電極と、
    前記絶縁膜上の前記リング状ゲート電極と前記光電変換領域の間の、前記ウェル領域上に前記絶縁膜を挟んで設けられた転送ゲート電極と、
    前記ウェル領域の表面のうち、前記リング状ゲート電極と前記転送ゲート電極に対応する領域を除いた部分の少なくとも一部に設けられた、前記ウェル領域と電気的に一体化した高濃度の第2の導電型のドレイン領域と、
    前記リング状ゲート電極の中心開口部に対応する前記ウェル領域中の位置に設けられた第2の導電型のソース領域と、
    前記ソース領域を取り囲み、かつ、前記ドレイン領域まで達しないように前記ウェル領域中に設けられた第1の導電型のソース近傍領域と
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置。
  4. 前記グローバルシャッタ型CMOSセンサは、撮像領域にHDTV画像の画素数以上の数の画素が2次元マトリクス状に配置されており、前記符号化手段は、空間方向の相関及び時間方向の相関を利用して情報量を圧縮する高能率圧縮符号化方式により、前記画像信号を圧縮符号化する手段であることを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置。

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