JP2007121608A - ディスプレイ用表面部材およびディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基材の一方の面上に、電離放射線硬化樹脂及び遮光材料を含む遮光性ハードコート層を設けてなり、かつ該遮光性ハードコート層の全光線透過率が40〜85%の範囲内であることを特徴とするディスプレイ用表面部材とする。
また、このディスプレイ用表面部材を前面に用いたディスプレイとする。
【選択図】図1
Description
しかし、これらの防眩性フィルム、反射防止フィルムは、投光性であり、外光は内部に入ってきて内部での反射、散乱が発生するという問題がある。
−0.5<a*<0.5
−1.5<b*<1.5
全光線透過率が85%以上であると、表面での反射光の影響が大きくなり、特にハードコート層を透過し内部で反射・散乱した光の影響が大きくなる。また全光線透過率が40%以下であると、ディスプレイからの表示光が必要以上に遮られるてしまう。
−0.5<a*<0.5
−1.5<b*<1.5
この範囲内であると、ディスプレイからの表示光の色味がずれることなく、表面の反射光、透過した光による内部反射、内部散乱を抑えることができる。。
また、基材には、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤などを混入させてもよく、またコロナ処理、プラズマ処理、その他公知のコーティング処理を施しても良い。
電離放射線硬化樹脂以外の樹脂、例えば熱硬化型の樹脂などでは表面硬度、機械強度が不足するが、電離放射線硬化樹脂を用いることで十分な表面硬度、機械強度を有するものとすることができる。
また、中でも耐光性に優れる点から顔料を用いることが好ましい。このようなものとしてカーボンブラック、黒鉛、黒色クロム、チタンブラックなどが挙げられ、環境への配慮と低コストであることから、カーボンブラックを用いることが好ましい。
遮光性の防眩性粒子と樹脂の割合は、光線透過率、色度が前述の範囲内に入り、かつ表面ヘイズが前述の範囲内に入ればよいものであるが、固形分における割合で2〜60%の範囲内であることが好ましい。
防眩性粒子と樹脂の割合は、表面ヘイズが前述の範囲内に入ればよいものであるが、固形分における割合で2〜60%の範囲内であることが好ましい。
また、遮光性ハードコート層の膜厚は3〜30μmの範囲内であることが好ましい。
また、塗布する際、適宜溶剤を用いても良い。
溶剤としては、トルエン、メチルエチルケトン(MEK)などを用いることができる。
低屈折率層としては、例えば、シリコンアルコキシドなどを加水分解して得られるもの、アクリル系などの樹脂バインダーまたはシリコンアルコキシドなどを加水分解して得られるシリカ系無機バインダーにシリカ粒子などの低屈折率粒子を分散させたものが挙げられる。
機能層としては、近赤外線遮断機能、紫外線遮断機能、色補正機能、帯電防止機能、電磁波遮蔽機能などを有する単層または複数の層からなる層が挙げられる。
中でもプラズマディスプレイの表面に用いる場合、プラズマディスプレイから発生する近赤外線を遮断するため、近赤外線遮断機能を有することが好ましい。なお、本発明の遮光性ハードコート層と組み合わせることで、機能層で遮断しきれない近赤外線を遮光性ハードコート層でも遮断し、全体として近赤外線遮断機能を高めることが可能である。さらに、近赤外線に色素を用いる場合、色素の外光による劣化を低減させることができる。
紫外線硬化型インキ(旭電化工業製アデカオプトマーKR−566)とカーボンブラック(大日精化製4818Black15F−7)を固形分での重量比で1000/1となるように混合し、トルエンを固形分50%となるよう添加し、その混合塗液を乾燥膜厚で5μmとなるようPETフィルム(東洋紡績製A4300)にグラビアコーティング法により塗布し、溶剤乾燥後、紫外線を140mJ/cm2照射して電子ディスプレイ用表面材を作製した。
カーボンブラックを用いないこと以外は、実施例1と同様にして電子ディスプレイ用表面材を作製した。
紫外線硬化型インキ(旭電化工業製アデカオプトマーKR−566)を用いず、熱硬化型インキ(旭電化工業製アデカオプトンKT−960)を用い、紫外線を照射しないこと以外は実施例1と同様にして電子ディスプレイ用表面材を作製した。
紫外線硬化型インキ(旭電化工業製アデカオプトマーKR−566)とカーボンブラック(大日精化製4818Black15F−7)とシリカフィラー(日本シリカ製、二次粒径1.0μm)を固形分での重量比で1000/1/50となるように混合し、トルエンを固形分50%となるよう添加し、その混合塗液を乾燥膜厚で5μmとなるようPETフィルム(東洋紡績製A4300)にグラビアコーティング法により塗布し、溶剤乾燥後、紫外線を140mJ/cm2照射して電子ディスプレイ用表面材を作製した。
紫外線硬化型インキ(旭電化工業製アデカオプトマーKR−566)とカーボンブラック(大日精化製4818Black15F−7)とシリカフィラー(日本シリカ製、二次粒径1.0μm)を固形分での重量比で1000/1/100となるように混合し、トルエンを固形分50%となるよう添加し、その混合塗液を乾燥膜厚で5μmとなるようPETフィルム(東洋紡績製A4300)にグラビアコーティング法により塗布し、溶剤乾燥後、紫外線を140mJ/cm2照射して電子ディスプレイ用表面材を作製した。
実施例及び比較例で作製した電子ディスプレイ用表面材の特性を表1に示した。なお、各特性値は以下の方法により評価した。
日本電色工業製のヘイズ測定器を使用して、未処理の電子ディスプレイ用表面材のヘイズと表面に平滑な透明層を設ける処理を施した電子ディスプレイ用表面材のヘイズの差を算出し、表面ヘイズとした。
(b)全光線透過率
日本電色工業製のヘイズ測定器を使用して測定した。
(c)光線透過率の最大最小値の差
前述の全光線透過率のスペクトルから最大値と最小値を読み取り、その差を値として用いた。
(d)視感度反射率
島津製作所製の分光光度計を用いて測定した。
ここでは、最表面の反射防止抑制ではなく、内部での反射光抑制に注目するため、最表面の反射率を測定する場合のように測定サンプルの裏面を黒色インキなどで黒化処理を施すことはせず測定した。
(e)基材と遮光性ハードコート層の視感度反射率の差
島津製作所製の分光光度計を用いて測定した。
基材の裏面を黒塗りしたものの表面の反射率から裏面黒塗りしたサンプルの反射率を引いた値を用いた。
(f)黒の締り
作製した電子ディスプレイ用表面材を透明粘着剤を用いてPDPパネル上に貼り、白部と黒部を含む画像を表示させ、黒の締り具合を観察した。
(g)鉛筆硬度
JIS5400−1982に準拠し測定した。
(h)色彩
市販の黒色PET(L、a、b=26.3、0.4、−0.9)上に重ね合わせ、ミノルタCR−300分光色差計にて計測した。
2 遮光性ハードコート層
3 遮光材料
4 防眩性遮光材料
5 防眩性粒子
6 低屈折率層
7 機能層(近赤外線遮断機能)
Claims (12)
- 基材の一方の面上に、電離放射線硬化樹脂及び遮光材料を含む遮光性ハードコート層を設けてなり、かつ全光線透過率が40〜85%の範囲内であることを特徴とするディスプレイ用表面部材。
- 光線透過スペクトルが、波長400〜800nmの範囲内で、最大透過率と最小透過率の差が15%以内であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記遮光性ハードコート層のC光源、視野角2°で測定した色度(a*b*)が、以下の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載のディスプレイ用表面部材。
−0.5<a*<0.5
−1.5<b*<1.5 - 前記遮光材料が、顔料、染料または色素であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記遮光材料が、黒色顔料であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記遮光性ハードコート層の表面ヘイズが1〜10%の範囲内であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記遮光材料が、防眩性粒子であることを特徴とする請求項6記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記遮光性ハードコート層が、さらに防眩性粒子を含むことを特徴とする請求項6記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記遮光性ハードコート層上に、遮光性ハードコート層より屈折率の低い低屈折率層を設けることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記基材の反対側の面上に、機能層を設けてなることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のディスプレイ用表面部材。
- 前記機能層が、近赤外線遮断層であることを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ用表面部材。
- 請求項1〜10のいずれかに記載のディスプレイ用表面部材を表面に設けたことを特徴とするディスプレイ。
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