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JP2007120580A - ジョイントブーツ - Google Patents

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JP2007120580A
JP2007120580A JP2005311819A JP2005311819A JP2007120580A JP 2007120580 A JP2007120580 A JP 2007120580A JP 2005311819 A JP2005311819 A JP 2005311819A JP 2005311819 A JP2005311819 A JP 2005311819A JP 2007120580 A JP2007120580 A JP 2007120580A
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JP2005311819A
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Takenori Oshita
武範 大下
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】蛇腹部の谷部のアウターケース先端面に対する接触を防止して耐久性に優れるジョイントブーツを提供する。
【解決手段】シャフト1に取り付けられる筒状の小径側取付部14と、アウターケース6側に取り付けられる大径筒状の大径側取付部12と、両者を一体に連結する蛇腹部16とからなるジョイントブーツ10であって、大径側取付部12は、締付部材7を受け入れるための周方向に延びる固定用凹部22を外周面に備えるとともに、該固定用凹部22がアウターケース6の先端部6b外周を取り囲む筒状連結部58を介して蛇腹部16に連結されたものにおいて、筒状連結部58を軸方向中央部において半径方向内方に凹んだくびれ状に形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、主として自動車の等速ジョイントなどに用いられる蛇腹状のジョイントブーツに関するものである。
自動車や産業機械などの駆動シャフトのジョイントには、封入されているグリースを保持するため、あるいは塵埃や異物等の進入を防ぐために、適度に伸縮や曲げ変形が可能な蛇腹状をなすジョイントブーツが装着されている。
かかるジョイントブーツは、両端部に口径差のある筒状のジャバラ構造を有しており、等速ジョイントのアウターケースに取り付けられる大径側取付部と、該大径側取付部と離間して同軸的に配置されてシャフトに取り付けられる小径側取付部と、両者を一体に連結する蛇腹部とからなり、熱可塑性エラストマー樹脂などの弾性材料で一体に成形されている(例えば、下記特許文献1参照)。
また、等速ジョイントのアウターケースとしては、外周形状が円形状のものだけでなく、周方向に複数の凹部を有する非円形の外周形状を持つものがある。すなわち、等速ジョイントのトリポートに対応する3本の内周側の摺動溝に対応して、外周において周方向に3つの均等配置された凹部を備えるアウターケースがある。このような非円形状のアウターケースに取付可能にするため、アウターケースと大径側取付部との間に介在するブッシュを備えた、いわゆる2ピースタイプのジョイントブーツがある(例えば、下記特許文献2,3参照)。
従来のジョイントブーツにおいて、大径側取付部には、リング状の締付部材を受け入れるための周方向に延びる固定用凹部が外周面に設けられており、該固定用凹部と蛇腹部とを連結する筒状連結部は、単なる筒状又はテーパ筒状に形成されていた。
特開2002−288016号公報 特開2005−221078号公報 特開2005−240962号公報
上記のような筒状連結部を持つジョイントブーツにおいては、広角度に屈曲変形した状態で回転させたときに、大径側取付部に隣接する蛇腹部の谷部において耐久性が劣る場合がある。かかる耐久性の低下は、本発明者の解析によれば、蛇腹部の最も大径側取付部側の谷部がアウターケースの先端面に接触することに起因することが判明した。すなわち、図12は、それ自体公知でない比較例のジョイントブーツ100について、シャフト1を広角度に傾けてジョイントブーツ100を変形させた状態を示す断面図であり、図示するように、屈曲内側において、蛇腹部102の大径側取付部104側の最初の谷部106が、2番目の谷部108によってアウターケース6の先端面6dに押し付けられるように変形しており、これにより耐久性が損なわれるものと考えられる。
そこで、本発明は、このような蛇腹部の谷部のアウターケース先端面に対する接触を防止して耐久性に優れるジョイントブーツを提供することを目的とする。
本発明に係るジョイントブーツは、シャフトに取り付けられる筒状の小径側取付部と、アウターケース側に取り付けられ前記小径側取付部よりも大径筒状の大径側取付部と、両者を一体に連結する蛇腹部とからなるジョイントブーツであって、前記大径側取付部は、締付部材を受け入れるための周方向に延びる固定用凹部を外周面に備え、該固定用凹部が前記アウターケースの先端部外周を取り囲む筒状連結部を介して前記蛇腹部と連結されており、該筒状連結部が軸方向中央部において半径方向内方に凹んだくびれ状に形成されたものである。
このように筒状連結部をくびれた筒状とすることにより、広角度に屈曲変形させたときに、屈曲内側において、蛇腹部の大径側取付部側の谷部がアウターケースの先端面に接触することを回避することができ、耐久性を向上することができる。
本発明のジョイントブーツにおいては、前記筒状連結部が半径方向内方に湾曲状にくびれ形成されていることが好ましく、これにより、屈曲変形時に、筒状連結部を適度に撓ませることができる。
本発明のジョイントブーツにおいては、前記固定用凹部における内周面側にシール用突条を設けた上で、前記筒状連結部の外周面におけるくびれの底を、前記筒状連結部の半径方向において、前記固定用凹部の底面と前記シール用突条の先端との間の範囲内に位置させるとともに、前記筒状連結部の外周面における蛇腹部側端を、前記筒状連結部の半径方向において、前記固定用凹部の蛇腹部側肩部から前記筒状連結部の肉厚に相当する寸法だけ半径方向外方の位置と前記固定用凹部における前記大径側取付部の内周面との間の範囲内に位置させることが好ましい。このようなくびれ形状とすることにより、屈曲変形時に、筒状連結部の座屈変形を回避して、適度に撓ませることができる。
本発明のジョイントブーツにおいては、周方向に複数の凹部を有する外周形状のアウターケースと前記大径側取付部との間に介在し、前記大径側取付部内に嵌合する外周面が断面円形状をなすとともに、前記アウターケースに外嵌固定される内周部に前記凹部に嵌合する複数の凸部が周方向に分散して設けられたブッシュを備えてもよい。
そして、この場合、前記大径側取付部の端面を軸方向で受け止め可能な拡径部が前記ブッシュの外周部に形成され、前記ブッシュに前記アウターケースよりも小径の密着内周部が内周面の全周にわたって設けられて、前記ブッシュが前記アウターケースに密着外嵌可能に構成されるとともに、前記蛇腹部とは反対側の前記ブッシュの一端部に、前記アウターケースよりも大径のストレート穴状で、前記ブッシュを前記アウターケースに外嵌する際に前記アウターケースを案内する拡径内周部が内周面の全周にわたって設けられ、更に、前記ブッシュの内周面には、前記アウターケースの外周面に設けられた周方向に延びる溝に嵌合する突起が設けられ、該突起が、前記密着内周部と前記拡径内周部との間であって前記拡径部におけるブッシュの内周面に設けられていることが好ましい。
このような拡径部を設けることで、ブッシュに対する大径側取付部の組付け作業性を向上することができる。また、拡径内周部を設けたことにより、ブッシュが密着内周部においてアウターケースに密着外嵌可能な構造でありながら、ブッシュをアウターケースに外嵌させやすくすることができる。また、ブッシュの内周面に設けた突起がアウターケースの溝に嵌合することにより、アウターケースに対するジョイントブーツの軸方向における位置決めがなされる。しかも、この突起が拡径部の内周面に設けられたことから、大径側取付部による外嵌領域外に該突起が存在しており、よって、アウターケースへの装着時に、突起部分が大径側取付部によって拘束されることなく広がることができ、そのためアウターケースをブッシュ内に挿入しやすい。更に、該突起が密着内周部と拡径内周部の間に配置されるので、拡径内周部が大径側取付部による外嵌領域にまで至らないように終端することになり、アウターケースの先端を拡径内周部から突起を経て密着内周部へとスムーズに導き入れることができる。よって、アウターケースへの装着性を損なうことなく、軸方向における位置決めを行うことができる。
本発明のジョイントブーツにおいて、前記凸部は、半径方向内方に湾曲状に張り出す内側壁部と、ブッシュの外周面の一部を構成する円弧状の外側壁部と、これら内側壁部と外側壁部を両者の周方向中央で連結する半径方向に延びる中央支持壁と、該中央支持壁の両側において前記内側壁部と外側壁部を連結する左右のサイド支持壁とを備え、これにより該凸部に4つの肉抜き穴が周方向に並んで設けられてもよい。また、この場合、前記サイド支持壁が外方ほど前記中央支持壁に近づくように傾斜していることが好ましい。このように凸部の内側壁部が中央支持壁とその両側のサイド支持壁で支持されていると、これらを周方向に均等な間隔で配置した場合に、半径方向内方への張り出しの最も大きい内側壁部の中央部を中央支持壁で支持しながら、その両側でも締付け力が極力均一化されるようにサイド支持壁を配設することができる。また、これら3本の支持壁であると、金型形状としても比較的簡単な構成で済み、また、肉抜き穴を成形するための中子もある程度の断面積を確保することができて射出圧での変形を抑制することができる。よって、成形性を確保しつつ、締付け力のバラツキを低減してシール面圧を周方向で極力均一化することができ、シール性を向上することができる。
本発明によれば、広角度に屈曲変形させたときにおける蛇腹部の谷部のアウターケース先端面に対する接触を防止してジョイントブーツの耐久性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は実施形態に係るジョイントブーツ10の断面図であり、図2はその分解図である。このジョイントブーツ10は、自動車用のトリポートタイプの等速ジョイントに装着されるものである。図10に示すように、該等速ジョイントは、入力側のシャフト1にローラ2を持つ3本のトラニオン3を軸直角方向に突設したトリポート4と、出力側のシャフト5の端部に設けたアウターケース6とを備えてなる。アウターケース6は、その内周にトリポート4に対応する軸方向の3本の摺動溝6aを有し、外周部には、該摺動溝6aの配置に対応して周方向に3つの均等配置された凹部6bを備え、これにより、アウターケース6の外周形状は周方向に凹凸形状をなす非円形状に形成されている。
ジョイントブーツ10は、アウターケース6側に取り付けられる大径側取付部12と、シャフト1に取り付けられる小径側取付部14と、両者を一体に連結する蛇腹部16とからなるブーツ本体18と、アウターケース6と大径側取付部12との間に介在するブッシュ20との組立て体である。
ブーツ本体18は、例として、TPEE、TPOなどの熱可塑性エラストマー樹脂を用いてブロー成形により成形されるものである。ブッシュ20は、ブーツ本体18よりも軟らかい材料を用いて成形されるものであり、例として、TPOなどの熱可塑性エラストマー樹脂や、クロロプレンゴムなどのゴムを用いて射出成形により成形される。
ブーツ本体18の大径側取付部12は、内外周面ともに断面円形状をなす短筒状をなしており、その外周面にはリング状の締付部材7を受け入れるための固定用凹部22が設けられている。小径側取付部14は、トリポート4側のシャフト1に外嵌固定される短円筒状をなしており、外周面にはリング状の締付部材8を受け入れるための周方向に延びる固定用凹部24が設けられている。大径側取付部12と小径側取付部14とは、同軸的に、即ち共通の軸Oを持つように配置されている。蛇腹部16は、大径側取付部12から小径側取付部14へと順次に小さくなるように形成されたテーパー状の蛇腹体であり、その中空部がグリース封入空間25となっている。
ブッシュ20は、図3,4に示すように、大径側取付部12を外嵌させる外周面が断面円形状をなすとともに、アウターケース6に外嵌固定される内周部に上記凹部6bに嵌合する複数の凸部26が周方向に分散して設けられている。凸部26は、径方向内方側に向けて突出するものであり、周方向に120度ごとに均等に配置されており、隣り合う凸部26間に円弧状壁部28が介設されている。
凸部26は、半径方向内方に湾曲状に張り出して上記凹部6bに嵌合する内側壁部30と、ブッシュ20の外周面の一部を構成する円弧状の外側壁部32とを備えてなり、これら内側壁部30と外側壁部32との間の空洞部に、両壁部30,32を周方向中央で連結する中央支持壁34と、その左右両側において両壁部30,32を連結する左右一対のサイド支持壁36,36とが設けられている。これにより、凸部26には、軸方向に陥没する4つの肉抜き穴38,40,40,38が周方向に並んで設けられている。内側壁部30と外側壁部32との間の空洞部は、また、中央支持壁34及びサイド支持壁36と交差するようにブッシュ20の軸方向中央部において周方向に延びる支持壁37により支持されており、これにより、上記肉抜き穴38,40は軸方向に区画されている。
図8に示すように、中央支持壁34は、内側壁部30の内方への張り出しの最も大きい周方向中央から中心線Lに沿って半径方向に延びて形成されている。サイド支持壁36は、上記軸Oから放射状に設けられた中央支持壁34に対して平行ではなく、傾斜して設けられている。サイド支持壁36は、内側壁部30が周方向において均等な間隔で中央支持壁34とサイド支持壁36,36とにより支持されるように、内側壁部30における外側壁部への付け根部30aと中央支持壁との連結部30bとの中間位置において内側壁部30と連結されている。また、この連結部において内側壁部30に対して略垂直(θ=70°〜110°)に交差するように、当該連結部から外方に行くほど中央寄りに、即ち中央支持壁34に近づくよう傾斜して設けられている。ここで、θは、サイド支持壁36の中心線Nと、該中心線Nに交差する内側壁部30の内周面での接線Pとのなす角度である。
図6に示すように、ブーツ本体18の大径側取付部12には、固定用凹部22における内周面側にシール用突条42が設けられている。該シール用突条42は、なだらかな山形をなし、周方向の全周にわたって形成されている。また、大径側取付部12の外周面側には、固定用凹部22の底面に、上記シール用突条42をブロー成形するための凹溝43が設けられている。
一方、ブッシュ20の外周部には、上記シール用突条42が嵌合する浅い角形の環状溝44が全周にわたって設けられ、また、大径側取付部12の端面12aを軸方向で受止め可能な拡径部46が形成されている。拡径部46は、ブッシュ20と大径側取付部12とを嵌合させるに伴って、大径側取付部12が拡径部46を押し倒すことがないように、軸方向における長さXが大径側取付部12の肉厚T1よりも長く設定され、これにより軸方向における拡径部46の剛性を高めてある。また、ブッシュ20の外周部には、蛇腹部16側の端部に先端ほど小径のテーパー状部48が形成されている。
ブッシュ20には、アウターケース6よりも小径の密着内周部50が内周面の全周にわたって設けられている。すなわち、ブッシュ20とアウターケース6には上記のように凹凸があるため、密着内周部50は、その内周面の輪郭がアウターケース6の外周面の輪郭よりも小さく設定されている。例えば、図9に示すように凸部26での半径D2は、凹部6bでのアウターケース6の半径D0よりも小さく設定されている。これにより、ブッシュ20がアウターケース6に密着外嵌可能に構成されている。また、密着内周部50には、2本のシール用突条51,51が全周にわたって設けられている。
また、蛇腹部16とは反対側のブッシュ20の一端部に、アウターケース6よりも大径のストレート穴状で、ブッシュ20をアウターケース6に外嵌する際にアウターケース6を案内する拡径内周部52が内周面の全周にわたって設けられている。拡径内周部52は、その内周面の輪郭がアウターケース6の外周面の輪郭よりも大きく設定されており、例えば、図9に示すように凸部26での半径D1が凹部6bでのアウターケース6の半径D0よりも大きく設定されている。
図6,9に示すように、ブッシュ20の内周面には、アウターケース6の外周面に設けられた周方向に延びる溝54に嵌合する突起56が設けられている。この突起56は、上記凸部26間の円弧状壁部28のみにおいて周方向に延びて形成されており、図3に示されるように周上の3箇所に存在する。図7に示すように、突起56は、ブッシュ20の軸方向において、大径側取付部12による外嵌領域Q、即ちブッシュ20と大径側取付部12とが嵌合している領域から外れた位置にあり、この例では、拡径部46におけるブッシュ20の内周面であって、密着内周部50と拡径内周部52との間に設けられている。
一方、ブーツ本体18の大径側取付部12において、上記固定用凹部22は、アウターケース6の先端部6cの外周を取り囲む筒状連結部58を介して、蛇腹部16と連結されている(図7,10参照)。図5に示すように、筒状連結部58は、固定用凹部22の蛇腹部側肩部22bから一定肉厚で軸方向に延びる短円筒状をなしており、蛇腹部側端58aが、蛇腹部16の第1谷部(最も大径側取付部12側の谷部)16aを構成する斜面部16bに接続されている。
そして、筒状連結部58は、その軸方向中央部が半径方向内方に湾曲状に凹んだくびれ状に形成されている。この筒状連結部58のくびれ形状は、蛇腹部16における山谷形状とは明確に区別されるべきものであり、詳細には次のように構成されている。まず、筒状連結部58の外周面におけるくびれの底58bが、筒状連結部58の半径方向において、固定用凹部22の底面22aとシール用突条42の先端42aとの間の範囲A1内に位置している。より好ましくは、上記くびれの底58bは、固定用凹部22の底面22aと大径側取付部12の内周面12bとの間の範囲A2内に位置することである。また、筒状連結部58の外周面における蛇腹部側端58aが、筒状連結部58の半径方向において、固定用凹部22の蛇腹部側肩部22bから筒状連結部58の肉厚T2に相当する寸法だけ半径方向外方の位置60と固定用凹部22における大径側取付部12の内周面12bとの間の範囲B1内に位置している。より好ましくは、上記蛇腹部側端58aは、固定用凹部22の蛇腹部側肩部22bと上記凹溝43の底面43aとの間の範囲B2内に位置することである。また、この実施形態では、筒状連結部58の上記蛇腹部側端58aが、反蛇腹部側の端である固定用凹部22の蛇腹部側肩部22bよりも半径方向内方に位置して形成されている。このような範囲に形成することにより、後述する筒状連結部58の適度な撓み性を確保し、また、筒状連結部58の不所望な座屈を回避することができる。
以上よりなるジョイントブーツ10を等速ジョイントに取付ける場合、図9,10に示すように、ブーツ本体18の大径側取付部12をブッシュ20に外嵌固定してから、ブッシュ20をアウターケース6に外嵌するとともに、小径側取付部14をシャフト1に外嵌し、それぞれの固定用凹部22,24に締付部材7,8をそれぞれ締付けて固定する。
ここで、ブッシュ20をアウターケース6に外嵌する際、ブッシュ20の拡径内周部52がアウターケース6を案内するので外嵌させやすい。また、このとき、ブッシュ20内周部の突起56が拡径内周部52とともに大径側取付部12の外嵌領域Q外にあるため、アウターケース6の先端部6cを拡径内周部52から突起56を経て密着内周部50へとスムーズに導き入れることができる。そして、このようにしてアウターケース6にブッシュ20が装着されると、図7に示すように、上記突起56がアウターケース6の溝54に嵌合して、ブッシュ20の軸方向における位置決めがなされる。また、密着内周部50によりブッシュ20とアウターケース6との間での高いシール性が確保される。以上より、アウターケース6への装着性を損なうことなく、ブッシュ20の軸方向における位置決めを行い、かつ、高いシール性を確保することができる。
また、ブッシュ20の凸部26を上記の肉抜き構成としたことから、成形性を確保しつつ、締付け力のバラツキを効果的に低減することができる。特に、サイド支持壁36を外方ほど中央支持壁34に近づくように傾斜させたことにより、外側の肉抜き穴38の断面積を大きくすることができ、中子の脱型性を確保して、成形性を向上することができる。また、サイド支持壁36を内側壁部30に対して垂直に近い角度で結合することができ、内側壁部30がアウターケース6に及ぼす面圧を周方向でより均一化することができる。
そして、特に本実施形態によれば、ブーツ本体18の大径側取付部12における筒状連結部58を上記のようなくびれ状に形成したことにより、広角度に屈曲変形させたときに、屈曲内側において、蛇腹部16の大径側取付部12側の第1谷部16aがアウターケース6の先端面6dに接触することを回避することができる。
図11は、上記実施形態のジョイントブーツ10について、シャフト1を広角度に傾けてジョイントブーツ10を屈曲変形させた状態を示す断面図である。図示するように、実施形態では、屈曲内側において、蛇腹部16の第1谷部16aがアウターケース6の先端面6dに接触することが回避されており、上記した図12に示す筒状連結部110がストレート状である場合とは明らかに異なる変形形状を呈していた。これは、本実施形態では、ジョイントブーツ10の屈曲変形時に、くびれた筒状連結部58が、その軸方向中央部をヒンジ中心とするヒンジのように作用して、蛇腹部側端58aが外側に反り返るように、撓み変形することによるものであり、これにより、蛇腹部16の上記斜面部16bがアウターケース6の先端面6dに近づくような変形が抑制される。
なお、上記実施形態では、ブッシュを備えるタイプのジョイントブーツについて説明したが、本発明は、円形状の外周形状を持つアウターケースに取り付けられるブッシュを持たないジョイントブーツにも適用することができる。
本発明のジョイントブーツは、自動車や産業機械等の駆動シャフトのジョイントに装着して利用することができ、特に自動車の等速ジョイントに好適に利用することができる。
本発明の実施形態に係るジョイントブーツの縦断面図 同ジョイントブーツの分解断面図 図2のIII方向視側面図 図2のIV方向視側面図 同ジョイントブーツの大径側取付部の拡大断面図 大径側取付部のアウターケースへの組付け構成を示す分解断面図 大径側取付部のアウターケースへの取付け状態を示す断面図 ブッシュの要部拡大図 同ジョイントブーツを等速ジョイントに組付ける途中の状態を示す断面図 同ジョイントブーツを等速ジョイントに組付けた状態を示す断面図 実施形態に係るジョイントブーツを屈曲変形させた状態を示す断面図 比較例に係るジョイントブーツを屈曲変形させた状態を示す断面図
符号の説明
1…シャフト、6…アウターケース、6b…凹部、6c…先端部、7…締付部材、10…ジョイントブーツ、12…大径側取付部、12a…端面、12b…内周面、14…小径側取付部、16…蛇腹部、18…ブーツ本体、20…ブッシュ、22…固定用凹部、22a…底面、22b…蛇腹部側肩部、26…凸部、30…内側壁部、32…外側壁部、34…中央支持壁、36…サイド支持壁、38,40…肉抜き穴、42…シール用突条、42a…先端、46…拡径部、50…密着内周部、52…拡径内周部、54…溝、56…突起、A1…筒状連結部の外周面におけるくびれの底の配置範囲、B1…筒状連結部の外周面における蛇腹部側端の配置範囲

Claims (7)

  1. シャフトに取り付けられる筒状の小径側取付部と、アウターケース側に取り付けられ前記小径側取付部よりも大径筒状の大径側取付部と、両者を一体に連結する蛇腹部とからなるジョイントブーツであって、
    前記大径側取付部は、締付部材を受け入れるための周方向に延びる固定用凹部を外周面に備え、該固定用凹部が前記アウターケースの先端部外周を取り囲む筒状連結部を介して前記蛇腹部と連結されており、該筒状連結部が軸方向中央部において半径方向内方に凹んだくびれ状に形成されたことを特徴とするジョイントブーツ。
  2. 前記筒状連結部が半径方向内方に湾曲状にくびれ形成されたことを特徴とする請求項1記載のジョイントブーツ。
  3. 前記大径側取付部は、前記固定用凹部における内周面側にシール用突条を備え、
    前記筒状連結部の外周面におけるくびれの底が、前記筒状連結部の半径方向において、前記固定用凹部の底面と前記シール用突条の先端との間の範囲内に位置し、
    前記筒状連結部の外周面における蛇腹部側端が、前記筒状連結部の半径方向において、前記固定用凹部の蛇腹部側肩部から前記筒状連結部の肉厚に相当する寸法だけ半径方向外方の位置と前記固定用凹部における前記大径側取付部の内周面との間の範囲内に位置することを特徴とする請求項1又は2記載のジョイントブーツ。
  4. 周方向に複数の凹部を有する外周形状のアウターケースと前記大径側取付部との間に介在し、前記大径側取付部内に嵌合する外周面が断面円形状をなすとともに、前記アウターケースに外嵌固定される内周部に前記凹部に嵌合する複数の凸部が周方向に分散して設けられたブッシュを備えてなる請求項1〜3のいずれかに記載のジョイントブーツ。
  5. 前記大径側取付部の端面を軸方向で受け止め可能な拡径部が前記ブッシュの外周部に形成され、前記ブッシュに前記アウターケースよりも小径の密着内周部が内周面の全周にわたって設けられて、前記ブッシュが前記アウターケースに密着外嵌可能に構成されるとともに、前記蛇腹部とは反対側の前記ブッシュの一端部に、前記アウターケースよりも大径のストレート穴状で、前記ブッシュを前記アウターケースに外嵌する際に前記アウターケースを案内する拡径内周部が内周面の全周にわたって設けられ、更に、前記ブッシュの内周面には、前記アウターケースの外周面に設けられた周方向に延びる溝に嵌合する突起が設けられ、該突起が、前記密着内周部と前記拡径内周部との間であって前記拡径部におけるブッシュの内周面に設けられたことを特徴とする請求項4記載のジョイントブーツ。
  6. 前記凸部においてブッシュは、半径方向内方に湾曲状に張り出す内側壁部と、ブッシュの外周面の一部を構成する円弧状の外側壁部と、これら内側壁部と外側壁部を両者の周方向中央で連結する半径方向に延びる中央支持壁と、該中央支持壁の両側において前記内側壁部と外側壁部を連結する左右のサイド支持壁とを備え、これにより該凸部に4つの肉抜き穴が周方向に並んで設けられたことを特徴とする請求項4記載のジョイントブーツ。
  7. 前記サイド支持壁が外方ほど前記中央支持壁に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項6記載のジョイントブーツ。
JP2005311819A 2005-10-26 2005-10-26 ジョイントブーツ Pending JP2007120580A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013058059A1 (ja) * 2011-10-19 2013-04-25 Ntn株式会社 等速自在継手
US20210123481A1 (en) * 2017-03-16 2021-04-29 Ntn Corporation Boot for constant velocity universal joint

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