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JP2007031189A - 層状複水酸化物を剥離する方法、複水酸化物ナノシート、該複合薄膜材料、該製造方法、および、層状複水酸化物薄膜材料の製造方法 - Google Patents

層状複水酸化物を剥離する方法、複水酸化物ナノシート、該複合薄膜材料、該製造方法、および、層状複水酸化物薄膜材料の製造方法 Download PDF

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JP2007031189A JP2005214340A JP2005214340A JP2007031189A JP 2007031189 A JP2007031189 A JP 2007031189A JP 2005214340 A JP2005214340 A JP 2005214340A JP 2005214340 A JP2005214340 A JP 2005214340A JP 2007031189 A JP2007031189 A JP 2007031189A
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Abstract

【課題】中間層として無機アニオンを有するLDHを容易に剥離する方法、および、それによって得られた複水酸化物ナノシートの提供。
【解決手段】層状複水酸化物を剥離する方法は、層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程を包含する。層状複水酸化物は、[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)、[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)、[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)のいずれかで表される。
ここで、式(1)〜式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、C1-、C1O3 -、C1O4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、層状複水酸化物(Layered Double Hydroxide;以降では単にLDHと称する。)を剥離する方法、それによって得られた複水酸化物ナノシート、それを用いた複合薄膜材料、その製造方法、および、層状複水酸化物薄膜の製造方法に関する。詳細には、本発明は、無機アニオンからなるLDHを容易に剥離する方法に関する。
製造技術の進歩に伴い、高品質な単結晶層(またはナノシート)が得られるようになり、新規なナノ材料として注目されている。このようなナノシートを用いた新規なナノデバイスの構築も期待されている。
現在得られているナノシートの多くは、例えば、Ti1-δO2ナノシート、MnO2ナノシートに代表されるように、負電荷を有したアニオン性ナノシートである。
一方、正電荷を有したカチオン性ナノシートの製造の報告例は少ない。良質なカチオン性ナノシートが得られれば、材料合成における応用性および柔軟性を広げることができ、ナノ材料の選択幅が拡がり得る。
カチオン性ナノシートの候補材料として、層状複水酸化物(LDH)が注目されている。LDHは、この構造の鉱物の代表であるハイドロタルサイトから名前を取って、ハイドロタルサイトまたはハイドロタルサイト様物質とも通称されることがある。
LDHからカチオン性ナノシートを合成する技術がある(例えば、非特許文献1および特許文献1を参照。)。
非特許文献1および特許文献1は、アミノ酸を層間に含有するLDHをホルムアミドに分散させることによって、複水酸化物ナノシートを得ることを開示している。非特許文献1および特許文献1において、LDHとは、一般式(1)で表される。
[M2+ 1-x3+ x(OH)2][An- x/n・mH2O]…(1)
ここで、M2+は2価金属イオン、M3+は3価金属イオン、An-は層間陰イオン、mは有理数、nは整数、xは1を超えない有理数である。
上記式(1)において、[M2+ 1-x3+ x(OH)2]は、LDHの基本層(ホスト層)
と呼ばれ、後に、複水酸化物ナノシートとなり得る。一方、上記(1)において、[An- x/n・mH2O]は、中間層(ゲスト層)と呼ばれる。LDHは、基本層と中間層とが交互に積層して形成されている。
非特許文献1および特許文献1に記載されるLDHにおいて、An-は、アラニン、ロイシン、セリン、リシン、ヒスチジン等のアミノ酸であり得る。LDH中のこれらアミノ酸がホルムアミドに対して良好な分散性を有していることにより、上記式(1)の[M2+ 1-x3+ x(OH)2]で表される複水酸化物ナノシートを得ることができる。
LDHからカチオン性ナノシートを合成する別の技術がある(例えば、非特許文献2および非特許文献3を参照。)。
非特許文献2および3に記載の技術は、中間層としてドデシル硫酸イオン(DDS)等のアニオン性有機界面活性剤を有するLDHをブタノール中で還流、または、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル中で加熱することによって、カチオン性ナノシートを得ることを開示している。
Hibino, Chem. Mater., 2004, 16, 5482−5488 Adachi−Paganoら, Chem. Commun., 2000, 91 S. O’Learyら, Chem. Commun., 2002, 1506 特開2005−89269号公報
しかしながら、これら非特許文献1〜3および特許文献1に記載される技術は、各種のLDHの製造時に、アルカリ(例えば、NaOH)を作用させて、沈殿させるとともに、アミノ酸またはDDSを包接させる共沈法を採用している。共沈法によって得られるアミノ酸またはDDS等の有機アニオンを含有するLDHの結晶性は、概して低く、結晶子サイズも数十ナノメートル以下と小さい。
このようなLDHを出発物質として用いるため、大面積で良質な複水酸化物ナノシートが得られないという問題がある。
特に、アミノ酸を含有するLDHの製造時には、pHの調整が必要であり、プロセスが複雑であるという問題もある。
このように有機アニオンを中間層として含有するLDHの製造方法は、複雑かつ限定されており、得られるLDHの品質も低い。そのため、任意の方法で得られるLDH、特に、水熱合成法に代表される、結晶性の高い良質な、無機アニオンを中間層として含有するLDHを出発物質として用いることができれば、有利であり得る。
したがって、本発明の目的は、中間層として無機アニオンを有するLDHを容易に剥離する方法、および、それによって得られた複水酸化物ナノシートを提供することである。
本発明のさらなる目的は、得られた複水酸化物ナノシートを用いた層状複水酸化物(LDH)薄膜材料(単に薄膜材料とも呼ぶ)、複水酸化物ナノシートを用いた複合薄膜材料、および、それらの製造方法を提供することである。
本明細書において、用語「薄膜材料」とは、複水酸化物ナノシートを再積層することによって得られた層状複水酸化物からなる薄膜材料、および、それによって派生した薄膜材料を意図し、用語「複合薄膜材料」とは、複水酸化物ナノシートとアニオン性高分子層とのレイヤーバイレイヤー積層から導かれる薄膜材料を意図することに留意されたい。
本発明による層状複水酸化物を剥離する方法は、前記層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程を包含し、前記層状複水酸化物は、下記式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)
ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3
価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5であり、これにより上記目的を達成する。
前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択され得る。
前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択され得る。
前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択され得る。
前記混合する工程は、不活性ガスでパージし、室温にて1時間〜24時間、振盪させ得る。
本発明による複水酸化物ナノシートは、
式(4)〜(6)のいずれかで表される複水酸化物ナノシートであって、
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+…(4)、
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+…(5)、
[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+…(6)、
前記式(4)〜前記式(6)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、xは、0<x<0.5であり、
前記複水酸化物ナノシートの長手方向の大きさは、5nm以上50μm以下であり、前記複水酸化物ナノシートの厚さは、0.3nm以上2nm以下であり、これにより上記目的を達成する。
前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択され得る。
前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択され得る。
本発明による層状複水酸化物を剥離する方法によって得られる複水酸化物ナノシートは、前記方法が、前記層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程を包含し、前記層状複水酸化物は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)、
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)、[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)、
ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5であり、これにより上記目的を達成する。
前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択され得る。
前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択され得る。
前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択され得る。
本発明による層状複水酸化物薄膜を製造する方法は、前記層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程と、前記混合する工程で得られた混合溶液を、スピンコーティングまたはディップコーティングによって基板に付与する工程とを包含し、前記層状複水酸化物は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)、
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)、[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)、
ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5であり、これにより上記目的を達成する。
前記付与する工程で得られた付与物をイオン交換する工程をさらに包含し得る。
前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択され得る。
前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択され得る。
前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択され得る。
本発明による複水酸化物ナノシートとアニオン性高分子層とを含む複合薄膜材料を製造する方法は、層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程であって、前記層状複水酸化物は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)、
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)、
[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)、
ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である、工程と、基板に4−スチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルスルホン酸ナトリウム、ポリ−(1−(4−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)−ベンゼンスルフォノアミド)−1,2−エタンジニル)ナトリウム、ポリアニリンプロパンスルフォン酸、および、ポリアニリンスルフォン酸からなる群から選択されるアニオン性高分子を付与する工程と、前記アニオン性高分子上に前記混合する工程で得られた混合溶液を付与する工程とを包含し、これにより上記目的を達成する。
前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択され得る。
前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択され得る。
前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択され得る。
前記混合する工程は、不活性ガスでパージし、室温にて1時間〜24時間、振盪させ得る。
前記方法は、前記アニオン性高分子を付与する工程と、前記混合溶液を付与する工程とを交互に繰り返す工程とをさらに包含し得る。
本発明による少なくとも一組の複水酸化物ナノシートおよびアニオン性高分子層を含む複合薄膜材料は、前記複水酸化物ナノシートは、式(4)〜式(6)のいずれかで表され、
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+…(4)、
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+…(5)、
[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+…(6)、
ここで、前記式(4)〜前記式(6)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、xは、0<x<0.5であり、前記複水酸化物ナノシートの長手方向の大きさは、5nm以上50μm以下であり、前記複水酸化物ナノシートの厚さは、0.3nm以上2nm以下であり、前記アニオン性高分子層は、4−スチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルスルホン酸ナトリウム、ポリ−(1−(4−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)−ベンゼンスルフォノアミド)−1,2−エタンジニル)ナトリウム、ポリアニリンプロパンスルフォン酸、および、ポリアニリンスルフォン酸からなる群から選択され、これにより上記目的を達成する。
前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択され得る。
前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択され得る。
前記少なくとも一組の複水酸化物ナノシートおよび前記アニオン性高分子層は、交互に積層され得る。
本発明による方法は、層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程を包含する。層状複水酸化物(LDH)は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)
[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)
ここで、式(1)〜式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-
、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、n
は、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である。
LDHは、基本層[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+、[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+、および、[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+が、それぞれ、水分子と、無機アニオン中間層[An- x/n・mH2O]x-、[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-、および、[An- 2x/n・mH2O]2x-とを挟み込んで構成される。
通常、水分子は、基本層の水酸基と水素結合しており、上記アニオン中間層と調和した状態を維持する。しかしながら、上記LDHと極めて極性の高い非プロトン性極性溶媒とを混合することによって、溶媒分子中のカルボニル基またはスリフェニル基が上記基本層に対して強い相互作用を有し、水分子と置換し得る。
一方、溶媒分子中の他方の端、アミン基またはメチル基は、上記無機アニオン中間層と結合力が弱いので、上述の置換が生じると、LDH中の水素結合が減少し、剥離が容易に生じ得る。
また、剥離に用いるLDHは、中間層のアニオンとして無機アニオンを用いるため、従来法である、共沈法によって得られるLDH、および、水熱合成法によって得られるLDH等任意の方法で製造されるLDHを適用することができる。
特に、水熱合成法によって製造されるLDHは、結晶性が高く、結晶性が高く、横サイズの大きな(すなわち、アスペクト比の大きな)板状結晶であるため、このようなLDHを出発物質に用いれば、大型(例えば、ミクロンオーダ)、高結晶性の良質なLDHナノシートが得られ得る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のLDHを剥離する方法を示すフローチャートである。
剥離に先立って、本発明で用いるLDHを製造する工程を説明する。
本発明で用いるLDHは、例えば、Iyiらによる、“Chem.Lett.2004,33,1122”に記載される水熱合成法によって製造される。
なお、本発明に適用可能なLDHの製造方法は、共沈法であってもよく、水熱合成法に限定されないことに留意されたい。本発明に適用可能なLDHは、任意の方法によって製造された無機アニオンを含有したLDHである。
工程S101:1価金属または2価金属を含む第1の金属塩と、3価金属または4価金属を含む第2の金属塩と、加水分解試薬とを混合する。
1価金属は、例えば、Liである。2価金属は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、およびCaからなる群から選択される。第1の金属塩を構成するアニオンは、NO3-、Cl-、および、CO3 2-からなる群から選択される。第1の金属塩は、上記1価金属または2価金属と、上記アニオンとの任意の組み合わせであり得る。
3価金属は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、NiおよびLaからなる群から選択される。4価金属は、例えば、Tiである。第2の金属塩を構成するアニオンは、NO3-、Cl-、および、CO3 2-からなる群から選択される。第2の金属塩は、上記3価金属または4価金属と、上記アニオンとの任意の組み合わせであり得る。
なお、第1の金属塩として1価金属を選択した場合、第2の金属塩は、3価金属が好ましい。第2の金属塩として4価金属を選択した場合、第1の金属塩として2価金属が好ましい。
加水分解試薬は、ヘキサメチレンテトラアミンまたは尿素である。
工程S102:工程S102で得られた混合物を水熱処理する。混合物を高圧下で100℃〜200℃の温度範囲において10時間〜30時間加熱する。
工程S103:工程S102で得られた反応物を、目的の陰イオン(後述のAn-で示される無機アニオン)を含む塩の溶液に浸漬してイオン交換する。
その場合、陰イオンを含む塩に加えて適当量の酸を共存させることで反応が効果的に進むことが知られている。例えば、Iyiら、“Chem.Mater.2004,16,2926”に記載されるような、酸−塩の混合溶液による処理によって結晶性を損なうことなく達成できる。イオン交換によって中間層に位置する炭酸イオンが除去され、目的の無機陰イオンに置換される。
水熱合成法を用いることによって、ミクロンオーダの大きさの結晶性の高いLDHが得られることが知られている。このような水熱合成法は、従来技術に示されたアミノ酸等の有機アニオンを中間層とするLDHの製造には不向きである。
なお、上記工程S101〜工程S103では、水熱合成法を採用した場合を詳述してきたが、共沈法を採用してもよい。
この場合、工程S101における加水分解試薬は、水酸化アルカリまたはアンモニアであり得る。工程102の代わりに、混合物を室温〜100℃の温度範囲において加水分解し、熟成してもよい。
本発明では、従来の共沈法によって得られる通常のLDHに加えて水熱合成法によって製造された横サイズが大きく結晶性の高いLDH結晶を直接出発物質として用いることができるため有利であり得る。
工程S101〜工程S103で得られたLDHは、式(1)〜式(3)のいずれかで表される。
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)
[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)
ここで、式(1)〜式(3)において、M2+は上述の2価金属イオンであり、M3+は上述の3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-
-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオ
ンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である。
なお、無機アニオンは、好ましくは、Cl-、F-、Br-、I-であり、より好ましくは、NO3 -、ClO4 -である。これは、LDHに含まれる陰イオンの種類によって、後述する非プロトン性極性有機溶媒中で剥離する傾向が異なり、NO3 -、ClO4 -は、剥離能力が高いためである。
なお、複数の無機アニオン(すなわち混合物)を含む場合、複数の無機アニオンのそれぞれは、価数にしたがって任意の割合で、例えば、上記工程S103において混合される。このような割合は当業者であれば容易に理解されるところである。
上記式(1)における[M2+ 1-x3+ x(OH)2]、上記式(2)における[Li+ 1-x
3+ x(OH)2]、および、上記式(3)における[M2+ 1-xTi4+ x(OH)2]はLD
Hの基本層(ホスト層)と称され、後に、複水酸化物ナノシートとなり得る。
一方、上記(1)における[An- X/n・mH2O]、上記式(2)における[An- (2x-1)/n・mH2O]、および、上記式(3)における[An- 2x/n・mH2O]は中間層(ゲスト層)と称される。得られたLDHは、基本層と中間層とが交互に積層して形成されている。
工程S101〜工程S103で得られた、上記式(1)〜式(3)のいずれかで表されるLDHと、非プロトン性極性有機溶媒とを混合する(図1の工程S110)。
非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミドおよびジメチルホルムアミドからなる群から選択される。これらの非プロトン性極性有機溶媒は、陽イオンに溶媒和しやすく、一方陰イオンにはその逆であるため、LDHの剥離を促進させ得る。非プロトン性極性有機溶媒は、好ましくは、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、メチルホルムアミドであり得、より好ましくは、ホルムアミドである。これは、剥離能力は、非プロトン性極性有機溶媒の種類によって異なり得、上記の溶媒の順で増加する傾向にあるためである。
工程S110により、LDHは容易に剥離され、[M2+ 1-x3+ x(OH)2]、[Li+ 1-x3+ x(OH)2]、または、[M2+ 1-xTi4+ x(OH)2]のいずれかで表される複水酸化物ナノシートが得られる。このようにして得られた複水酸化物ナノシートの長手方向の大きさは5nm以上50μm以下であり、厚さは0.3nm以上2nm以下である。
本発明者らは、無機アニオンを含有するLDHが、ホルムアミド等の誘電率の高い非プロトン性極性有機溶媒によって剥離し、複水酸化物ナノシートが得られることを創意工夫によって見出した。
剥離のメカニズムは、次のとおりである。
本発明で用いるLDHは、基本層[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+、[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+、および、[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+が、それぞれ、水分子と、無機アニオン中間層[An- x/n・mH2O]x-、[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-、および、[An- 2x/n・mH2O]2x-とを挟み込んで構成される。通常、水分子は、基本層の水酸基と水素結合しており、上記無機アニオン中間層と調和した状態を維持する。しかしながら、LDHと極めて極性の高い非プロトン性極性溶媒とを混合することによって、溶媒分子中のカルボニル基またはスリフェニル基が上記基本層に対して強い相互作用を有し、水分子と置換し得る。一方、溶媒中の他方の端、アミノ基またはメチル基は、上記無機アニオン中間層との結合力が弱いので、上述の置換が生じると、LDH中の水素結合が減少し、また、溶媒分子同士がさらに水素結合によってつながり、層間にさらに溶媒分子が侵入して膨潤が進み、剥離が容易に生じ得る。
このような発見は、従来、アミノ酸またはアニオン性界面活性剤などを含有するLDHでなければ、ホルムアミドによって剥離しないという常識を覆すものであり、また、無機イオンを含むLDHで可能であるという新しい知見である。これにより、従来不可能であった、水熱合成法によって製造された結晶性の良い大型のLDH結晶を直接出発物質として用いることができるので、アミノ酸を含有するLDHの製造に見られた複雑なプロセスが不要となり、労力の削減に寄与する。当然のことながら、得られたLDHの中間層をアミノ酸等の有機アニオンに置換させる必要もない。また、容易に大面積かつ結晶性の高い複水酸化物ナノシートが得られるため、極めて簡便な方法であり得る。
なお、図1の工程S110において、混合溶液を不活性ガスでパージし、室温にて、1時間〜24時間、振盪させてもよい。これによって確実にLDHを剥離することができる
次に、実施の形態1で得られた複水酸化物ナノシートを用いたLDH薄膜材料、および、その製造方法を説明する。
(実施の形態2)
図2は、本発明による複水酸化物ナノシートを用いたLDH薄膜材料(a)、および、有機−LDH薄膜材料(b)の模式図である。
図2(a)に示されるLDH薄膜材料200は、複数の複水酸化物ナノシート220と、複数の複水酸化物ナノシート220に挟まれたアニオン性の中間層230とを含む。
複数の複水酸化物ナノシート220は、例えば、実施の形態1で説明した方法によって製造され得、式(4)〜式(6)のいずれかで表される。
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+…(4)
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+…(5)
[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+…(6)
ここで、式(4)〜式(6)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンである。xは0<x<0.5の範囲の有理数である。詳細には、M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、ZnおよびCaからなる群から選択される。M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、NiおよびLaからなる群から選択される。
中間層230は、無機アニオンであり、Cl-、F-、Br-、I-であり、より好ましくは、NO3 -、ClO4 -である。
LDH薄膜材料200は、基板210上に位置する。基板210は、用途に応じて、ガラス基板、Si基板等任意の基板であり得る。
LDH薄膜材料200は、実施の形態1で用いた出発物質のLDHと異なり、配向膜であり得る。このため、LDH薄膜材料200は、出発物質のLDH粉末を直接塗布して得られるLDH薄膜材料と比べて、緻密かつ平滑であり、極めて透明性の高い薄膜材料である。LDH薄膜材料200は、新規な光素子としての応用可能性を有する。
LDH薄膜材料200は、また、そのセンサ能を利用した修飾電極、表面プラズモン共鳴(SPR)、水晶発振子マイクロバランス(QCM)、分子認識デバイス等に利用可能である。より詳細には、LDH薄膜材料200を電極等の基板上に形成することによって、LDH薄膜材料200の中間層230は、特定のアニオンと容易にイオン交換し、センサ能を発現する。このようなイオン交換によって生じる電気的変化、重量変化を検出することによって、アニオンの特定、さらにはイオン交換されたアニオンの定量的な測定が可能である。
特に、本発明によれば、結晶性の良好な配向膜であるLDH薄膜材料200を上述のデバイス等に利用できるので、電子伝導の異方性を生かすことができ、有利であり得る。
次に、再度図1を参照し、このような結晶性に優れたLDH薄膜材料200の製造方法を説明する。図1の工程S110に続いて、行われる。
工程S120:工程S110で得られた混合溶液を基板に付与する。基板への付与は、スピンコーティングまたはディップコーティングが好ましい。これによって、均一な厚さで混合溶液を基板に付与することができるので、配向膜の形成を促進し得る。実施の形態
1で上述したように、上記混合溶液中では、出発物質のLDHが完全に単層に剥離されている。このような混合溶液を基板に付与するだけで、複水酸化物ナノシートを緻密に再配列させることができる。この結果、従来にないLDHの配向膜が容易に得られ得る。なお、混合溶液を付与する基板は、必ずしも、板状である必要はなく、上記スピンコーティングまたはディップコーティングが適用できれば、任意の物体を基板として採用し得る。
工程S120は、好ましくは、基板に付与された混合溶液を乾燥させる工程を包含する。これによって、不要なホルムアミドが蒸発し得る。乾燥は、オーブン等の任意の加熱手段を用いてもよいし、大気中で保持して乾燥させてもよい。乾燥後、所望の厚さのLDH薄膜材料となるまで、上記工程を繰り返してもよい。
このように、混合溶液を基板に付与するだけで、良質なLDHの配向膜が得られるので、デバイス製造における歩留まりが向上し得る。スピンコーティングまたはディップコーティングといった従来の付与方法を採用できるので、材料設計の自由度が増し得る。
次に、実施の形態1で得られた複水酸化物ナノシートを用いた別の例を示す。再度、図2を参照する。
図2(b)に示される有機−LDH薄膜材料240は、複数の複水酸化物ナノシート220と、複数の複水酸化物ナノシート220に挟まれたアニオン性の中間層250とを含む。複数の複水酸化物ナノシート220は、実施の形態1で得られた複水酸化物ナノシートである。中間層250は、図2(a)の中間層230とは異なる、有機アニオンである。有機−LDH薄膜材料240は、基板210上に位置する。基板210は、用途に応じて、ガラス基板、Si基板等任意の基板であり得る。
このような有機−LDH薄膜材料240は、配向膜である。特に、中間層250の有機アニオンが所定の方向に配向しているので、有機アニオンの機能をより発揮することができる。例えば、中間層250として、レーザ色素を含む有機アニオンを用いた場合、有機−LDH薄膜材料240は、蛍光体、発光素子等の光学素子として機能し得る。
図2(b)では、中間層250として有機アニオンを含む場合を説明したが、デバイス設計に応じて、中間層250は、所望の機能を有する任意のアニオンが適用可能である。
次に、再度、図1を参照して、図2(b)に示す有機−LDH薄膜材料240の製造方法を説明する。
有機−LDH薄膜材料240は、工程S120に続いて製造される。
工程S130:工程S120で得られたLDH薄膜材料をイオン交換する。イオン交換では、アニオンが交換される。アニオンには、例えば、p−トルエンスルホン酸イオン等の有機アニオンがあり得るが、イオン交換可能なアニオンである限り、これらに限定されない。イオン交換は、工程S120で得られたLDH薄膜材料の配向性を失うことなく、適宜行われるので、イオン交換後のLDH薄膜材料もまた配向膜であり得るので、有機アニオンの機能を損なうことなく、維持し得る。
次に、実施の形態1で得られた複水酸化物ナノシートを用いた複合薄膜材料、および、その製造方法を説明する。
(実施の形態3)
図3は、本発明による複水酸化物ナノシートを用いた複合薄膜材料の模式図である。
複合薄膜材料300は、少なくとも一組のアニオン性高分子層310および複水酸化物ナノシート320を含む。
アニオン性高分子層310は、4−スチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルスルホン酸ナトリウム、ポリ−(1−(4−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)−ベンゼンスルフォノアミド)−1,2−エタンジニル)ナトリウム、ポリアニリンプロパンスルフォン酸、および、ポリアニリンスルフォン酸からなる群から選択される。
複水酸化物ナノシート320は、例えば、実施の形態1で説明した方法によって製造され得、式(4)〜式(6)のいずれかで表される。
[M2+ 1-x3+ x(OH)2x+…(4)
[Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+…(5)
[M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+…(6)
ここで、式(4)〜式(6)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンである。xは0<x<0.5の範囲の有理数である。詳細には、M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、ZnおよびCaからなる群から選択される。M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、NiおよびLaからなる群から選択される。
複合薄膜材料300は、アニオン性高分子層310および複水酸化物ナノシート320の組を複数有してもよい。この場合、アニオン性高分子層310と複水酸化物ナノシート320とは、交互にレイヤーバイレイヤー積層され得る。
また、複合薄膜材料300を基板210上に形成してもよい。基板210は、例えば、Si基板、石英ガラス基板等用途に応じて選択可能である。またナノシートが柔軟な機械的特性を持つため、必ずしもフラットな基板上だけでなく曲率を持った基材表面へのコーティングも可能である。複合薄膜材料300を基板230上に形成する場合には、複合薄膜材料300のアニオン性高分子層310と基板330とを結合させるための接着層330を適用してもよい。接着層330は、例えば、カチオン性のポリエチレンイミンであり得る。
このように本発明による複水酸化物ナノシートは、カチオン性であり、かつ、大面積であるため、従来不可能であった、アニオン性高分子層を積層するリンカーとして機能し得る。このような複合薄膜材料300は、様々な機能性分子、金属錯体、クラスターなどをナノレベルで取り込むことが可能であるため、触媒、センサ、帯電防止コーティング等幅広い用途に利用可能である。
再度図1を参照し、複合薄膜材料300の製造方法を説明する。複合薄膜材料300は、工程S110に続いて製造される。工程S110は、実施の形態1で説明した工程S110と同様のため省略する。
工程S140:4−スチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルスルホン酸ナトリウム、ポリ−(1−(4−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)−ベンゼンスルフォノアミド)−1,2−エタンジニル)ナトリウム、ポリアニリンプロパンスルフォン酸、および、ポリアニリンスルフォン酸からなる群から選択されるアニオン性高分子を基板に付与する。基板は、例えば、Si基板または石英ガラス基板であり得る。基板に予めポリエチレンイミンを付与しておくことが望ましい。カチオン性のポリエチレンイミンによって、基板とアニオン性高分子との接着性が向上し得る。この場合の付与の方法は、アニオン性高分子を含む水溶液に基板を所定時間浸漬させればよい。好ましくは、アニオン性高分子が付与された後に、基板を水で洗浄する。
工程S150:工程S110の混合溶液をアニオン性高分子上に付与する。工程S110の混合溶液は、コロイド状態にある。工程S140と同様に、ポリエチレンイミンが付与された基板を混合溶液に所定時間浸漬させればよい。好ましくは、混合溶液が付与された後に、基板を水で洗浄する。
工程S140と工程S150とを必要回数繰り返し、所望の厚さまで積層させてもよい。
このように、本発明によれば、イオン交換不可能なアニオン性高分子等の嵩高く大きなアニオンに対しても、結晶性の高いカチオン性の複水酸化物ナノシートとアニオン性高分子とをレイヤーバイレイヤーで積層することによって、容易に積層構造を形成することが可能である。また、工程S140と工程S150との繰り返し回数によって、厚さを1nm単位で制御できる。また、そのようにして制御された表面は、極めて平滑であり得る。
次に、実施例を述べるが、本発明は実施例に限定されるものではないことに留意されたい。
剥離のための出発物質であるLDHを調製した。第1の金属塩としてMg(NO32・6H2O(0.02mol)と、第2の金属塩としてAl(NO33・9H2O(0.01mol)と、加水分解試薬としてヘキサメチレンテトラアミン(0.026mol)とを混合し、80cm3の水溶液に溶解させた。混合物をオートクレーブ中で140℃、24
時間加熱した(水熱処理)。得られた反応物をろ過し、水で洗浄した後、大気中で乾燥させ、固形物を得た。
元素分析のために上記固形物を塩酸溶液に溶解させた後、誘導結合プラズマ発光分析装置ICP−AES SPS1700HVR(SEIKO、Japan)を用いて、含まれる金属イオンの定量を行った。また炭酸イオンは酸・塩基滴定により定量した。
この結果、固形物の組成は、[Mg0.65Al0.33(OH)2][(CO30.17・0.5H2O](すなわち、上式(1)においてM2+がMg、M3+がAl、An-がCO3-である
)であることが分かった。各元素の重量分率は、それぞれ、Mg20.4wt%(計算値20.3wt%)、Al11.6wt%(計算値11.4wt%)、C2.6wt%(計算値2.6wt%)であり、計算値と良好な一致を示した。すなわち生成物が、典型的な炭酸型Mg−Al LDHであると確認された。
次いで、乾燥させた固形物0.5gを、NaNO3(0.75mol)とHNO3(0.0025mol)とを含む水溶液500cm3で処理した。具体的には、固形物を含む水
溶液を、容器ごと窒素ガスでパージし、密封した後、室温にて1日振盪させ、イオン交換によって炭酸イオンを除去し、硝酸型LDHに変換した。再度、固形物を回収し、水で洗浄し、真空中で乾燥させた。回収された固形物について、以下の分析を行った。
固形物(以降では、硝酸型Mg−Al LDHと称する)のX線回折データの測定を行った。
図4は、硝酸型Mg−Al LDHのX線回折パターンを示す図である。
Mg−Al LDHのX線回折パターンを、X線粉末回折装置Rint 2000S(Rigaku、Japan)によって測定した。測定条件は、CuKα線(λ=0.15405nm)を用いて、40kV/30mA、走査速度1.5°2θ/分であった。
いずれのピークも、LDH構造を示す菱面体晶系単位格子に一致することを確認した。これらピークは、平行かつ周期的に配列した基本層において、X線が干渉することによって得られる。このデータからLDHの格子定数を求めた。単位格子のa軸長が0.3050nmであり、c軸長が2.675nmであった。基本層の層間距離は0.89nmであった。この距離は、硝酸型Mg−Al LDHの文献値とよく一致する。このことから、結晶性に優れた硝酸型Mg−Al LDHが得られたことが分かる。
次に、走査型電子顕微鏡JEOL JSM−6700F(JEOL、Japan)を用いて、硝酸型Mg−Al LDHの表面観察を行った。観察は、加速電圧10kVであった。
図5は、硝酸型Mg−Al LDHのSEM像を示す図である。
図から、硝酸型Mg−Al LDHは、平面状に約10μmの大きさを有する六角板状の結晶であることが分かった。中間層としてアミノ酸を用いたLDHでは、このような大きな結晶を製造することは困難であり得る。中間層として無機アニオンを用いることにより、水熱処理を可能とし、2次元方向によく発達したLDH結晶を容易に得ることができる。
次いで、高分解能透過型電子顕微鏡JEM−3000F(JEOL、Japan)を用いて、より詳細に硝酸型Mg−Al LDHの観察を行った。観察は、加速電圧300kVで行った。
図6は、硝酸型Mg−Al LDHのTEM像(a)および電子回折パターン(b)を示す図である。
図6(a)TEM像もまた、図5と同様にLDHが六角板状の形態を有していることを示した。また、図6(b)電子回折パターンは、硝酸型Mg−Al LDHが六方晶であることを示す明瞭なスポットを示した。
以上、図4〜図6を参照して、説明したように、中間層として無機イオンを含有し、ミクロンオーダの大きさのLDH結晶を首尾よく製造した。
次いで、調製された硝酸型Mg−Al LDHを用いて、剥離を行った。硝酸型Mg−Al LDH0.05gを100cm3のホルムアミドとフラスコ中で混合させた。フラ
スコを窒素ガスでパージした後、密閉した。混合物を室温にて12時間、170rpmの回転速度で攪拌(振盪)した。得られた溶液が、沈殿物のない透明な溶液であることを目視にて確認した。このことは、硝酸型Mg−Al LDHがホルムアミドによって剥離されたことを示唆している。
次いで、透明な溶液を20分間、30000rpmの回転速度で遠心分離し、沈降したコロイド状沈降物について次のような分析を行った。
得られたコロイド状沈降物のX線回折パターンを、X線粉末回折装置Rint 2000S(Rigaku、Japan)によって測定した。
その結果を図7に示し、詳述する。
図7は、Mg−Al LDHのX線回折パターン(a)と、ホルムアミドおよびコロイド状沈降物のX線回折パターン(b)と、構造因子Fの2乗(c)とを示す図である。
なお、図7(a)には、図4に示す出発物質の硝酸型Mg−Al LDHのX線回折パターンの一部のみを示す。
図7(b)に示されるように、コロイド状沈降物のX線回折パターン2θ=20°〜30°の範囲には、顕著なハローが見られた。これは、コロイド状沈降物中に残留するホルムアミド(ブランクデータ)によるものであることを確認した。また、コロイド状沈降物の低角側のX線回折パターン(図中矢印で示す)は、ブロードな回折パターンを示し、図7(a)に見られるような明瞭なピークが見られなかった。このことは、硝酸型Mg−Al LDHの基本層(平行かつ規則的に配列している)が、コロイド状沈降物中では、ランダムに配列しているため、X線の干渉が生じないためと考えられる。すなわち、硝酸型Mg−Al LDHが剥離したことを強く示唆している。
次に、構造因子Fを用いて、硝酸型Mg−Al LDHの剥離について、より詳細に、調べた。
以前の報告から、H0.7Ti1.8250.1754・H2O(□は空孔を示す)、H0.13Mn
2・0.7H2O、および、HCa2Nb310・1.5H2O等の剥離された層状基本層
(ホスト層)からなるコロイド状沈降物のX線回折パターンが、剥離前に見られた明瞭なピークとは異なるブロードな回折パターンを示すことが知られている。さらに重要なことに、このブロードな回折パターンは、基本層の構造因子の2乗の値にほぼ一致するプロファイルを示すことが分かっている。
これらの知見に基づいて、Mg−Al LDH(ここでは、基本層が、上式(1)において、M2+がMgであり、M3+がAlであり、x=1/3であるMg2/3Al1/3(OH)2とする)の構造因子Fを、式(7)を用いて算出した。
F=fMg/Al+2fOHcos2π・2z・sinθ/λ …(7)
ここで、fMg/AlおよびfOHは、仮想原子種(2/3Mg+1/3Al)および(O+H
)の散乱因子であり、θはX線の回折角であり、λはX線の波長(λ=0.15405nm)である。なお、上式(7)では、LDHの基本層が、xy平面において中心対称であるため、cos項のみを考慮している。以前の報告に基づいて、OHの位置であるzを0.10nmとした。
式(7)から得られた結果を図7(c)に示す。図7(c)のプロファイルは、図7(b)のコロイド状沈降物の低角側のX線回折パターンに類似することが分かった。このことから、Mg−Al LDHは、ホルムアミドによって試料全体が完全に剥離されたことが確認された。
従来から、中間層としてアミノ酸等の有機アニオンを含有するLDHが、ホルムアミドによってコロイド化することが報告され、これが剥離によるものと主張されてきたが、本願発明者らは、中間層として無機アニオンを含有するLDHにおいてもホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒によって容易に剥離することを見出した。このような、発見は、創意工夫によって初めて見出されるものであることを理解されたい。
次に、上述のコロイド状沈降物(以降では、LDHナノシートまたは複水酸化物ナノシートと称する)を用いて、LDHナノシートの生成を確証した。
LDHナノシートを、Gatan−666電子エネルギー損失分光計およびエネルギー分散X線アナライザーを備えた高分解能透過型電子顕微鏡JEM−3000F(JEOL、Japan)を用いて、観察を行った。加速電圧は300kVであった。
図8は、LDHナノシートのTEM像および電子回折パターンを示す図である。
図8のTEM像は、LDHナノシートが二次元方向に約2μmの広がりを有していることを示す。また、LDHナノシートは、出発物質として用いたLDHの六方晶の構造を維持していることも示す。またEDX分析を行った結果、Mg、Al、O、CおよびCuが検出された。検出された元素のうちCおよびCuは、TEMのグリッドの構成元素に相当
する。また、MgとAlとの比は、1.6であった。この値は、出発物質の硝酸型Mg−Al LDHにおけるMgとAlとの比1.91にほぼ一致する。
図8の電子回折パターンは、LDHナノシートが六方晶であることを示す明瞭なスポットを示した。電子回折パターンから求めた単位格子のa軸長は、0.31nmであり、出発物質の硝酸型Mg−Al LDHの単位格子のa軸長(0.3050nm)にほぼ一致した。
以上より、LDHナノシートは、出発物質として用いた硝酸型Mg−Al LDHの結晶構造を損なうことなく維持した状態で、良好に剥離されていることが分かった。
次に、LDHナノシートの表面トポグラフィをSeiko SPS−100原子間力顕微鏡(AFM)を用いて調べた。表面トポグラフィ用の試料は、Si基板にLDHナノシートを吸着させることによって調製された。測定は、シリコンチップを備えたカンチレバーで、14N/mのタッピングモードで行った。
図9は、LDHナノシートのAFM像を示す図である。
図9は、LDHナノシートが一部の重なりを除いて単一シートとして基板上に吸着している様子を示している。それぞれのシートの大きさは、図8で上述したように、約2μmであった。LDHナノシート間の段差から得られるLDHナノシートの厚さは、0.81±0.05nmであり、単層シートであることが確認された。
次に、実施例1で得られたLDHナノシートを用いて、新規な複合薄膜材料を製造した。メタノール/塩酸(体積1:1で混合)および濃硫酸中で、Si基板および石英基板を20分間ずつ洗浄した。次いで、基板を水で洗浄した後、ポリエチレンイミン(PEI、1.25g/dm3、pH=9)に基板を20分間浸漬させた。これにより、基板に正に
帯電したPEIが付与(コーティング)された。次に、PEIが付与された基板(PEI/Sub)(ここでSubは基板を示す)を、4−スチレンスルホン酸ナトリウム(PSS)水溶液(1g/dm3)に20分間浸漬させ、その後、水で洗浄した。次いで、PS
S/PEI/Subを、LDHナノシートを含むコロイド溶液(0.5g/dm3)に2
0分間浸漬させ、再度、水で洗浄した。このようにして、(LDHナノシート/PSS)n=1/PEI/Subが得られた。その後、PSSおよびLDHナノシートを付与する工
程をn回(n;累積回数、1≦n≦10)繰り返し、複合薄膜材料(LDHナノシート/PSS)nを得た。
n=1の場合の複合薄膜材料の表面トポグラフィをSeiko SPS−100原子間力顕微鏡(AFM)を用いて調べた。測定は、シリコンチップを備えたカンチレバーで、14N/mのタッピングモードで行った。
図10は、LDHナノシート/PSS/PEI/SubのAFM像を示す図である。ここでは、基板としてSi基板を用いた。
表面には、PSSおよびPEIの存在は確認されなかった。このことは、全体がLDHナノシートで被覆されていることを示す。表面を覆うLDHナノシートは、数百ナノメートルから数マイクロメートルの範囲の大きなサイズであり、基板表面をほぼ効率的に被覆しているのが分かる。負に帯電したPSS上にLDHナノシートが位置していることから、LDHナノシートは正に帯電(カチオン性)していることが確認された。
次に、複合薄膜材料(LDHナノシート/PSS)nのHitachi U−4000
分光光度計(Hitachi、Japan)を用いて、透過モードで紫外・可視吸収スペ
クトルを測定した。測定は、LDHナノシートの累積直後にそれぞれ行った。
図11は、複合薄膜材料(LDHナノシート/PSS)nの紫外・可視吸収スペクトル
を示す図である。ここでは、基板として石英ガラスを用いた。
図には、累積回数n=1〜10それぞれの紫外・可視吸収スペクトルを示されており、挿入図は、波長193nmにおける吸光度と累積回数との関係を示す。いずれのスペクトルにも見られる、約200nm近傍における吸収は、PSSによるものである。このPSSの吸光度は、累積回数が増加するにつれて増大した。
より詳細には、挿入図として示されるように、累積回数nが増加するにつれて、PSSの吸光度は、線形に増大し、累積回数n=10において、吸光度0.34が得られた。このような累積回数に依存したPSSの吸光度の線形増加は、LDHナノシートとPSSとが交互に積層された多層膜からなる複合薄膜材料が形成されたことを示す。また、吸光度0.34は、塩化ポリジアリルジメチルアンモニウム(PDDA)を用いて、PSSを積層させた多層膜で得られる吸光度に匹敵する。したがって、本発明によるLDHナノシートは、アニオン性高分子からなる多層膜を製造する際の新規なカチオン性リンカーとして有効であり得る。
次に、複合薄膜材料(LDHナノシート/PSS)nのX線回折パターンを、上述の出
発物質である硝酸型Mg−Al LDH結晶およびLDHナノシートのX線回折パターンと同様に、X線粉末回折装置Rint 2000S(Rigaku、Japan)によって求めた。測定条件も同じである。
図12は、複合薄膜材料(LDHナノシート/PSS)nのX線回折パターンを示す図
である。ここでは、基板としてSi基板を用いた。図が複雑になるのを避けるため、図には累積回数n=3、5および10のX線回折パターンのみ示す。
いずれの回折パターンも2θ=4.4°に回折ピークを示した。このことから、PSSの層間距離は、約2.2nmであることが分かった。2θ=4.4°の回折ピークは、いずれもブロードではあるが、累積回数nが増加するにつれてそのピーク強度も増加した。また、累積回数n=10の複合薄膜材料においては、2次の回折ピークが2θ=8.6°に確認された。
このように、本発明によれば、カチオン性複水酸化物ナノシート(LDHナノシート)をリンカーとして用いることによって、アニオン性高分子からなる多層膜を製造することができる。特に、本発明による複水酸化物ナノシートは、従来の複水酸化物ナノシートに比べて大面積を有するため、高品位の多層膜を得ることができ、材料設計において有利であり得る。
以上、説明してきたように、本発明によれば、中間層として無機アニオンを有するLDHから複水酸化物ナノシートを容易に製造することができる。複水酸化物ナノシートは、新規なカチオン性のナノ材料として有用であり得る。また、この複水酸化物ナノシートを利用して、配向したLDH薄膜材料、さらには、新規な複合薄膜材料を提供することができる。このようなLDH薄膜材料、複水酸化物ナノシートを用いた複合薄膜材料は、触媒、センサ、帯電防止コーティング等に利用可能であり得る。
本発明のLDHを剥離する方法を示すフローチャート 本発明による複水酸化物ナノシートを用いたLDH薄膜材料(a)、および、有機−LDH薄膜材料(b)の模式図 本発明による複水酸化物ナノシートを用いた複合薄膜材料の模式図 硝酸型Mg−Al LDHのX線回折パターンを示す図 硝酸型Mg−Al LDHのSEM像を示す図 硝酸型Mg−Al LDHのTEM像(a)および電子回折パターン(b)を示す図 Mg−Al LDHのX線回折パターン(a)と、ホルムアミドおよびコロイド状沈降物のX線回折パターン(b)と、構造因子Fの2乗(c)とを示す図 LDHナノシートのTEM像および電子回折パターンを示す図 LDHナノシートのAFM像を示す図 LDHナノシート/PSS/PEI/SubのAFM像を示す図 複合薄膜材料(LDHナノシート/PSS)nの紫外・可視吸収スペクトルを示す図 複合薄膜材料(LDHナノシート/PSS)nのX線回折パターンを示す図
符号の説明
200 LDH薄膜材料
210 基板
220、320 複水酸化物ナノシート
230、250 中間層
300 複合薄膜材料
310 アニオン性高分子層
340 接着層

Claims (27)

  1. 層状複水酸化物を剥離する方法であって、
    前記層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程
    を包含し、
    前記層状複水酸化物は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
    [M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)
    [Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)
    [M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)
    ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である、方法。
  2. 前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記混合する工程は、不活性ガスでパージし、室温にて1時間〜24時間、振盪させる、請求項1に記載の方法。
  6. 式(4)〜(6)のいずれかで表される複水酸化物ナノシートであって、
    [M2+ 1-x3+ x(OH)2x+…(4)
    [Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+…(5)
    [M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+…(6)
    ここで、前記式(4)〜前記式(6)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、xは、0<x<0.5であり、前記複水酸化物ナノシートの長手方向の大きさは、5nm以上50μm以下であり、前記複水酸化物ナノシートの厚さは、0.3nm以上2nm以下である、複水酸化物ナノシート。
  7. 前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択される、請求項6に記載の複水酸化物ナノシート。
  8. 前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択される、請求項6に記載の複水酸化物ナノシート。
  9. 層状複水酸化物を剥離する方法によって得られる複水酸化物ナノシートであって、前記方法は、
    前記層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程
    を包含し、
    前記層状複水酸化物は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
    [M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)
    [Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)
    [M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)
    ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであ
    り、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である、複水酸化物ナノシート。
  10. 前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択される、請求項9に記載の複水酸化物ナノシート。
  11. 前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択される、請求項9に記載の複水酸化物ナノシート。
  12. 前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択される、請求項9に記載の複水酸化物ナノシート。
  13. 層状複水酸化物薄膜材料を製造する方法であって、
    層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程と、
    前記混合する工程で得られた混合溶液を、スピンコーティングまたはディップコーティングによって基板に付与する工程と
    を包含し、
    前記層状複水酸化物は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
    [M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)
    [Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)
    [M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)
    ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である、方法。
  14. 前記付与する工程で得られた付与物をイオン交換する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
  16. 前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
  17. 前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
  18. 複水酸化物ナノシートとアニオン性高分子層とを含む複合薄膜材料を製造する方法であって、
    層状複水酸化物を非プロトン性極性有機溶媒と混合する工程であって、前記層状複水酸化物は、式(1)〜式(3)のいずれかで表され、
    [M2+ 1-x3+ x(OH)2x+[An- x/n・mH2O]x-…(1)
    [Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+[An- (2x-1)/n・mH2O](2x-1)-…(2)
    [M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+[An- 2x/n・mH2O]2x-…(3)
    ここで、前記式(1)〜前記式(3)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、An-は、NO3 -、Cl-、ClO3 -、ClO4 -、F-、Br-、I-、CO3 2-、SO4 2-、および、これらの混合物からなる群から選択される無機アニオンであり、nは、前記無機アニオンの価数であり、mは、0より大きい実数であり、xは、0<x<0.5である、工程と、
    基板に4−スチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルスルホン酸ナトリウム、ポリ−(1−(4−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)−ベンゼンスルフォノアミド)−1,2−エタンジニル)ナトリウム、ポリアニリンプロパンスルフォン酸、および、ポリアニリンスルフォン酸からなる群から選択されるアニオン性高分子を付与する工程と、
    前記アニオン性高分子上に前記混合する工程で得られた混合溶液を付与する工程と
    を包含する、方法。
  19. 前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記非プロトン性極性有機溶媒は、ホルムアミド、ジメチルスルホキド、メチルホルムアミド、および、ジメチルホルムアミドからなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
  22. 前記混合する工程は、不活性ガスでパージし、室温にて1時間〜24時間、振盪させる、請求項18に記載の方法。
  23. 前記アニオン性高分子を付与する工程と、前記混合溶液を付与する工程とを交互に繰り返す工程と
    をさらに包含する、請求項18に記載の方法。
  24. 少なくとも一組の複水酸化物ナノシートおよびアニオン性高分子層を含む複合薄膜材料であって、
    前記複水酸化物ナノシートは、式(4)〜式(6)のいずれかで表され、
    [M2+ 1-x3+ x(OH)2x+…(4)
    [Li+ 1-x3+ x(OH)2(2x-1)+…(5)
    [M2+ 1-xTi4+ x(OH)22x+…(6)
    ここで、前記式(4)〜前記式(6)において、M2+は2価金属イオンであり、M3+は3価金属イオンであり、xは、0<x<0.5であり、前記複水酸化物ナノシートの長手方向の大きさは、5nm以上50μm以下であり、前記複水酸化物ナノシートの厚さは、0.3nm以上2nm以下であり、
    前記アニオン性高分子層は、4−スチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルスルホン酸ナトリウム、ポリ−(1−(4−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)−ベンゼンスルフォノアミド)−1,2−エタンジニル)ナトリウム、ポリアニリンプロパンスルフォン酸、および、ポリアニリンスルフォン酸からなる群から選択される、複合薄膜材料。
  25. 前記M2+は、Mg、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、および、Caからなる群から選択される、請求項24に記載の複合薄膜材料。
  26. 前記M3+は、Al、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、および、Laからなる群から選択される、請求項24に記載の複合薄膜材料。
  27. 前記少なくとも一組の複水酸化物ナノシートおよび前記アニオン性高分子層は、交互に積層されている、請求項24に記載の複合薄膜材料。

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