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JP2006511614A - ナテグリニドの多形性形状 - Google Patents

ナテグリニドの多形性形状 Download PDF

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JP2006511614A JP2005505521A JP2005505521A JP2006511614A JP 2006511614 A JP2006511614 A JP 2006511614A JP 2005505521 A JP2005505521 A JP 2005505521A JP 2005505521 A JP2005505521 A JP 2005505521A JP 2006511614 A JP2006511614 A JP 2006511614A
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ゴメ,ボアズ
ウィゼル,シュロミット
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テバ ファーマシューティカル インダストリーズ リミティド
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Abstract

A、C、D、F、G、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、T、U、V、Y、α、β、γ、δ、ε、σ、θ及びΩ形とラベルづけされたナテグリニドの結晶性形状、その調製プロセス及びその他のナテグリニド結晶性形状の調製プロセスが提供されている。同様に提供されているのは、その薬学製剤及び投与方法である。

Description

発明の分野
本発明は、ナテグリニドの固相化学に関する。
発明の背景
(−)−N−(トランス−4−イソプロピルシクロヘキサンカルボニル)−D−フェニルアラニンとして知られているナテグリニドは、以下の構造及び特性を有する:
Figure 2006511614
構造式 C1927NO3
分子量 317.42
正確な質量 317.199093
組成 C71.89% H8.57% N4.41% O15.12%
ナテグリニドは、II型糖尿病の治療のため60mg及び120mgの投薬量を有する経口錠剤として処方されるSTARLIXとして商品化されている。STARLIXは、単一療法としてでも又インシュリンを分泌するよう膵臓を刺激するべくメタホルミンと組合せた形ででも使用可能である。STARLIXのメーカーによると、ナテグリニドは、メタノール、エタノール及びクロロホルム中に自由に溶解でき、エーテル中でも溶解でき、かつアセトニトリル及びオクタノール中ではやや溶けにくく、水中では事実上不溶な白色粉末である。
ナテグリニドは、米国特許第4,816,484号で開示されているように、水とメタノールの混合物から結晶化され、さらに乾燥され得る。´484特許の手順は、当該出願人(単複)がZ形としてラベルした水和物、又は当該出願人(単複)がE形としてラベルしたメタノレートを結果としてもたらす。
本発明は、ナテグリニドの固体状態の物理的特性に関する。これらの特性は、ナテグリニドが固体形状で得られる条件を制御することによって影響され得る。例えば固体状態の物理的特性としては、磨砕された固体の流動性が含まれる。流動性は、薬学製品への加工中の材料の取扱いやすさに影響を及ぼす。粉末化された化合物の粒子が相互に通過して容易に流動しない場合、製剤スペシャリストは、錠剤又はカプセル製剤を開発するにあたりそれを考慮に入れなくてはならず、これには、コロイド二酸化ケイ素、タルク、でんぷん及び三塩基性リン酸カルシウムといった流動促進剤の使用が必要となる可能性がある。
薬学化合物のもう1つの重要な固体状態特性は、水性流体中のその溶解速度である。患者の胃液中の活性成物の溶解速度は、経口投与された活性成分が患者の血流に達しうる速度について上限を課すことから、治療上の帰結を有し得る。溶解速度は同様に、シロップ、エレキシル、及びその他の液体薬品を製剤する上でも同様に1つの考慮事項である。化合物の固体状態形状は又、圧縮に対するその挙動及びその貯蔵安定性にも影響を及ぼす可能性がある。
これらの実際的な物理的特性は、1つの物質の特定の多形性形状を画定する単位細胞内の分子の立体配座及び配向によって影響される。多形性形状は、非晶質材料又はもう1つの多形性形状のものとは異なる熱挙動を発生させる可能性がある。熱挙動は、実験室内で、毛細管融点、熱重量分析(TGA)及び示差走査熱量測定法(DSC)といった技術によって測定され、一部の多形性形状をその他の多形性形状から区別するために使用可能である。特定の多形性形状は同様に、粉末X線結晶学、固体状態C NMR分光分析及び赤外線分光分析によって検出可能な全く異なる分光特性をも発生させる可能性がある。
ナテグリニドはさまざまな結晶性形状で存在する。米国特許第5,463,116号及び5,488,150号では、B型及びH型と呼ばれるナテグリニドの2つの結晶形状そしてそれらの調製プロセスについて開示している。これらの特許は本書に、形状についてのその開示に関し参考として内含されている。両方の形状共、融点、X線粉末回析(「XRPD」)パターン、KBr中のIRスペクトル及びDSCサーモグラフィーによって特徴づけされる。これらの特許に従うと、B型は、129〜130℃の融点を有し、一方H型は、136〜142℃の融点を有する。H型結晶は、これらの特許では、8.1、13.1、19.6及び19.9±2度2θにおけるピークを伴うXRPDによって、又15と17±0.2度2θの間の強い反射によって、特徴づけされている。B型結晶は、これらのピークが欠如し、15と17±0.2度2θの間の弱い反射を有するものと報告されている。H型結晶は、約1714、1649、1542、及び1214cm-1における特徴的吸収を伴うIRスペクトルをもつものとして報告されている。これらの吸収は、B型結晶のスペクトル内では欠如していることが報告されている。
米国特許第5,463,116号に従うと、B型結晶は、不安定でDSCにより実証されているように、粉砕中変化する可能性がある。B型のDSCサーモグラフィーは、粉砕前に131.4℃で鋭い吸熱ピークを示し、一方はH型のものは140.3℃で鋭い吸熱ピークを示す。粉砕後は、B型のDSCサーモグラフィーは、138.2℃で第2の吸熱ピークを示し、粉砕中の固体−固体変態を示唆している。
米国特許第5,463,116号に従うと、結晶化及びろ過の間の温度は、結晶性形状がB型か又はH型かを決定する。10℃を上回る温度、より好ましくは15℃を上回る温度は、H型の形成を導き、一方10℃未満の温度はB型の形成を導く。
S型と呼ばれるナテグリニドのもう1つの結晶性形状は、2件の中国の論文中で開示されている。すなわちACTAPharm. Sinica 2001,36(7),532−34及びYaowu Fenxi Zazhi, 2001,21(5)342−44である。S型は、172.0℃の融点、3283cm-1にピークを伴う(それぞれB形及びH形についての3257cm-1及び3306cm-1と異なる)フーリエ変態IR、及び3.78±0.2度2θで強いピークを伴うXRPDパターンによって、B形及びH形から識別可能であるものとして報告されている。
米国特許第5,463,116号(「´116特許」)は、ナテグリニドのメタノレート、エタノレート、イソプロパノレート及びアセトニトリレート溶媒和物を列挙している。´116特許に従うと、非晶質ナテグリニドは、水和物及び溶媒和物を乾燥させることによって得ることができる。水和物は、エタノール及び水の1.5:1の混合物中でB型結晶を溶解させ、その後´116特許の例B−3に開示されている通りに結晶化させることによって、結晶化可能である。
当該出願人は、自らZ形としてラベルしたナテグリニドの水和物を得た。しかしながら、´116特許の例B−3又は比較例A3を反復することによっても、´484特許の結晶手順と同様に、Z形が結果として得られる。Z形は、水のみが存在する場合に得られるが、B形メタノレート又はエタノレートは、メタノール又はエタノール及び水の両方が存在する場合に得られる。
日本語のPCT公開であるWO02/34713号はその要約の中で、溶媒が消滅するまで低温でナテグリニド溶媒和物の湿潤結晶を乾燥させその後それらに結晶遷移を受けさせる段階を含んで成る、実質的にいかなるH形結晶も含まないB形ナテグリニド結晶の調製プロセス」を提供している。WO公開の例1の当該出願人の翻訳に従うと、「ナテグリニドH形結晶(24.5kg)をエタノール(3602)に添加し、室温で溶解するまで攪拌した。溶解を確認した時点で、(混合物)を5℃まで冷却し、1時間5℃で十分に成長させた。沈着した結晶を分離し、湿った結晶(43.0kg)を得た。これらを45℃で24時間棚式乾燥炉の中で乾燥させ(含水量約1%)、次に90℃で12時間加熱して、結晶変態をもたらし、このとき乾燥結晶(13.3kg)を得た。これらの結晶をDSCで測定すると、特徴的B形ピークが検出された(mp.約130℃)が、特徴的なH形ピーク(mp.約139℃)は検出されなかった。従って、得られた結晶は、B形のみであり、H形は基本的に不在であると結論づけされた。」
WO公開の3頁2行目の出願人の翻訳に従うと;
「得られた湿った溶媒和物結晶(BS:冷却した溶液から)を、溶媒が消えるまで乾燥させる。このための温度は溶媒のタイプと数量に応じて異なることになるが、通常は、60℃より低く、好ましくは50℃低い。温度に下限はないが、[乾燥]は通常、経済上の理由で20℃以上で実施される。乾燥は有利には減圧下で行なわれる:工業的に達成可能な減圧下では、乾燥は短時間で完了することになる。低温での乾燥は、溶媒の事実上の消滅まで続行できるが、それを完全に清浄する必要はない。5重量%の程度までの溶媒が存在したとしても、それは結晶変態中に消滅することになるため、全く問題はない。乾燥した結晶を60〜110℃、好ましくは70〜100℃で加熱することにより、B形への結晶変態がもたらされる。結晶変態は通常、有利には0.5〜48時間以内で実施されるが、1〜24時間が最も好ましい。」
もう1つのPCT公開、WO03/022251は、「AL型」とラベルづけされたナテグリニドの1つの結晶性形状を開示している。この結晶性形状は、174〜178℃の融点、7.5、15.5、19.8及び20.2度2θにピークを伴うXRPDパターン及び、1711.5,1646.5,1538.7、1238.8、1215.1及び700.5cm-1の領域内に吸収バンドを伴う赤外線スペクトルを有するものとして特徴づけされる。この結晶性形状は、特定の温度範囲下でアセトニトリル溶液から、例において得られている。
ナテグリニドの調製プロセスはWO/0232854号の中で開示されている。
薬学的に有用な化合物の新しい多形性形状の発見は、薬学的製品の性能特性を改善する新しい機会を提供する。それは、製剤学者が、例えばターゲット放出プロフィール又はその他の所望の特徴をもつ薬物の薬学剤形を設計する上で利用できる材料のレパートリを拡大する。ナテグリニドの新しい多形性形状が、今発見されたのである。
発明の要約
本発明は、A、C、D、F、G、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、T、U、V、Y、α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)、ε(イプシロン)、σ(シグマ)、θ(シータ)、及びΩ(オメガ)形と呼ばれるナテグリニドの26の結晶性形状を提供する。
これらの結晶性形状のうちの一部は、結合された溶媒すなわち結晶構造の一部を成す溶媒(溶媒和物)である。結合された溶媒をもつこれらの溶媒和物としては、A形(キシレン)、C形(ジメチルアセタミド−「DMA」)、D形(エタノール−「EtOH」)、E形(エタノール及びメタノール−「MeOH」)、F(n−プロパノール−「n−PrOH」)、G形(イソプロピルアルコール−「IPA」)、I(n−ブタノール−「n−BuOH」)、J(N−メチルピロリドン−「NMP」)、K形(ジメチルホルムアミド−「DMF」)、M形(四塩化炭素−「CTC」)、N形(ジクロロエタン−「DCE」)、O形(メタノール)、Q形(クロロホルム−「CHcl3」)、T形(メタノール)、V形(ジメトキシエタン−「DME」)、Y形(クロロホルム;ジクロロメタン)、β形(N−メチルピロリドン)、γ形(N−メチルピロリドン)及びδ形(アセトン;アセトニトリル−「MeCN」;ニトロメタン・「NM」)及びθ形(ヘプタン)が含まれる。Z形は、結晶構造内に水を有する水和物である。Ω形は、水及びイソプロピルアルコールの両方の溶媒和物である。
その他の結晶性形状は、結合溶媒をもたず、すなわち乾燥減量(「LOD」)により測定した場合に約2%未満しかなく、無水物である。これらの無水物は、結晶性形状L形、P形、U形、α形、δ形及びσ形を内含する。
実質的に記述されたこれらの形状のXRPDパターンは、図1−27及び63で開示されており、特徴的ピークは表Iにリストアップされている。形状についてのDSCサーモグラフィーは図36〜62に開示され、特徴的DSCピークは、表IIに列挙されている。無水物及び水和物形状のFTIRスペクトル及び特徴的ピークも同様に提供されている。これらの形状の一部のTGA分析からのLOD値は、表IIIに列挙されている。結晶化手順によるさまざまな形状の調製については表IVに列挙され、一方研和による調製については、表V及びVIに、溶媒蒸気の吸収に関するデータは表VII中に列挙され、溶媒除去による調製に関するデータは表VIIIに、溶媒/貧溶媒系からの結晶化に関するデータは表IX−XI内に列挙されている。表28は、さまざまな形状の熱安定性について要約している。
本発明は、さまざまな結晶性形状の薬学製剤及びその投与をも提供している。
発明の詳細な説明
1つの態様では、本発明は、A、C、D、F、G、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、T、U、V、Y、α、β、γ、δ、ε、σ、θ及びΩ形と呼ばれるナテグリニド(「NTG」)の26個の結晶性形状を提供している。これらの結晶性形状は、なかでもそのXRPDパターン、DSCサーモグラフィー及びTGA分析によって特徴づけされる。同様に提供されているのは、B、E、H、S、及びZ形といったようなその他の多形性形状の調製プロセスである。
さまざまな結晶性形状は、多形体毎に異なるそのXRPDパターンにより特徴づけされる。E形はXRRDによってむしろZ形と類似しているが、いくつかの差異も観察できる。3.7でのピークは、E形の特徴であり、Z形のXRPDでは観察されない。19〜22度2シータの範囲内のパターンも又これら2つの形状の間で幾分か異なっている。表Iは、新しい結晶性形状のための最も特徴的なピークを列挙している。XRPDパターンは、図1−27及び63に例示されている。
表I:ナテグリニドの結晶性形状のためのXRPDの特徴的ピーク
Figure 2006511614
ナテグリニドのさまざまな結晶性形状もそのDSCサーモグラフィーにより特徴づけされる。表IIは、DSCピークを列挙している(吸熱ピーク)。表IIに列挙されたピークに加えて、さまざまな結晶性形状の数多くが約165℃での発熱とそれに続く恐らくはS型形状への再結晶化に起因する約174℃での吸熱ピークを示す。
表II:ナテグリニドの結晶性形状のDSCピーク
Figure 2006511614
さまざまな結晶性形状が同様に熱重量分析(TGA)によっても分析される。TGA測定は、A、D、E、F、G、I、J、K、M、N、O、Q、T、U、V、Y、Z、β、γ、δ、θ及びΩ形が多大な量の結合された溶媒を含有し、ナテグリニドの溶媒和された形状とみなすことができる、ということを示している。これらの溶媒和形状のいくつかのXRPD分析は、それらのうちのいくつかが24時間開放びん中に放置された場合に不安定であることを示している。以上で列挙した形状とは対照的に、L、P、U、α、δ及びσ形のTGAプロフィールは有意な重量損失を全く示していない。ナテグリニドのこれらの多形性形状は、結合された溶媒を含まず、すなわち約2%LOD未満である。表IIIは、ナテグリニドの溶媒和形状の調製に用いられる溶媒ならびにTGA分析に基づくLOD値を列挙している。
本書で開示されたナテグリニドのエタノール溶媒和物は、約10〜約30重量パーセントのエタノール含有量を有する。ナテグリニドエタノール溶媒和物のエタノール溶媒和物は、NTG・3/2EtOHという構造式で表わされる。特定的には、溶媒和物はD形ナテグリニドである。
本書で開示されているナテグリニドのメタノール溶媒和物は、約2〜約60重量パーセントのメタノール含有量を有する。特定的には、ナテグリニドメタノール溶媒和物が、ナテグリニドE形、O形及びT形メタノール溶媒和物として存在する。ナテグリニドメタノール溶媒和物は、構造式NTG*1/4MeOH(O形)又は構造式NTG*1/2MeOH(E形)により代表される。T形ナテグリニドは、約20重量パーセントを上回るメタノールを含有する。T形のメタノール含有率は、約20重量パーセント〜約60重量パーセントである。
本書に開示されているナテグリニドのイソプロピル溶媒和物は、約12重量パーセント〜約30重量パーセントのイソプロピルアルコール含有量を有する。特定的には、ナテグリニドのイソプロピル溶媒和物は、G形ナテグリニドとして存在する。
Z形ナテグリニドの水和物は、カールフィッシャー法又はLODのいずれかによって測定されて、約10〜約50%、より好ましくは約10%〜約40%、最も好ましくは約15%〜約25%の含水量を有する。Ω形は、イソプロパノールの水和物−溶媒和物であり、約50%LODの水とイソプロパノールを含有する。
ナテグリニドのヘプタン溶媒和形状、θ形は、約7〜約8重量パーセントのヘプタンを有し、構造式NTG*1/4ヘプタンにより表わされている。
表III:TGAによるLOD値及びナテグリニド溶媒和形状の調製に用いられる溶媒
Figure 2006511614
Figure 2006511614
無水物形状及び水和されたZ形は同様に、FTIRスペクトルによっても特徴づけされる。Z形は、約699、1542、1645、1697、2848、2864、2929、3279及び3504cm-1におけるピークを伴うFTIRスペクトル(図31)によって特徴づけされる。約1645、1697、3279及び3504cm-1で、より特徴的なピークが観察される。特徴的FTIRピークは、無水物についてのものであり、L形、U形、P形、α、δ及びσ形が以下の表に開示されている。
Figure 2006511614
さまざまな結晶性形状は、1つの形状を乾燥させた結果、もう1つの形状への変態、すなわちナテグリニドA、B、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、Q、S、T、V、Z、α、β、δ、γ、ε、θ及びΩ形がもたらされ得るという点で互いに関連づけられる。乾燥は、大気圧又は減圧下で試料を加熱させることによって実施される。一般に、好ましい温度は約40℃〜約80℃、より好ましくは減圧下である。これらの形状のうち、B形、H形、L形、U形及びシグマ形は熱安定性があり、加熱時にもう1つの形状に転換しない。上述の形状の多くが乾燥時にB形、すなわちA、C、D、E、F、G、J、K、P、Q、T、Z、α、β、δ、θ及びΩ形に転換する。これらの形状のうち、α、δ、Y及びO形は幾分か安定しており、通常、高温に加熱されないかぎり、加熱後その結晶構造を保持する。例えば、δ形は、一晩60℃まで加熱された時点で(少なくとも約8時間)安定しているが、120℃及び1気圧でのδ形の加熱はB形を結果としてもたらす。かくして、約80℃より高い温度への加熱は、これらの形状において変態をひき起こす可能性がある。本書で使用する「安定した」という語は、特にδ形について約5重量パーセント未満より好ましくは約2%未満の多形変化を意味する。
一部の形状のB形への転換は、もう1つの形状を通して移行する。例えばΩ及びE形からB形への転換は、Z形を通して進み得る。
G形は、一方ではF、T形、他方ではB形の間のリンクを表わし得る。T及びF形は、乾燥時点で、B及びG形の混合物へと転換し、そのため、F及びT形がG形を通過することによってB形へと転換する確率が高くなっている。
B形に転換する形状のうち、一部は時として乾燥時点でその他の形状に転換する。K形は、形状α又はSまで転換でき、一方C形はB又はα形へ転換できる。α形は加熱時点でS形に転換できるが、α形の試料中のB形のシードの存在はB形を結果としてもたらす。恐らくはC及びK形はまずα形まで変態し、それらがB形又はS形に変態するのはα形を通してである。J形は、B形又はβ形に転換し得るが、そのB形への転換はβ形を通過しうる。β形を調製する上で使用されるJ形は、好ましくは、Nメチルピロリドンからの結晶化により得られる。J形が、γ形の一部のシードを含む場合、加熱はγ形を結果としてもたらす。
イプシロン形のアセトニトリル溶媒和物は、乾燥された時点で、B形を結果としてもたらす。一方イプシロン形のニトロメタン溶媒和物は、乾燥された時点でH形又はP形をもたらす。P系が乾燥させられると、H形が得られ、そのためH形へのイプシロン形の転換が、P形を通過する確率が高くなる。
ナテグリニドのもう1つの熱安定性形状はL形である。L形は、M、N及びD形を加熱することにより得ることができる。L形を得るためには、これらのさまざまな形状は、好ましくは、減圧下で約40℃〜約80℃の温度範囲内、より好ましくは約50℃で約3〜10時間加熱される。γ形は、類似の条件下でγ形のシードを含有するJ形を加熱することによっても調製可能である。
ナテグリニドのもう1つの熱安定性形状はP、V及びε形ナテグリニドを加熱することによって調製可能なH形である。S形は、α形及びK形を加熱することによって調製され得るが、K形からS形への遷移は、α形を通過し得る。
U形は、もう1つの熱安定性ナテグリニド形状であり、少なくとも約8.5時間、約100℃で加熱された後遷移を受けることがない。
室温及び室内の圧力下での貯蔵も同様に、1つの形からもう1つの形への遷移をひき起こす可能性がある。A形は、約一日室温で貯蔵している間に、一部B形に転換する。同様に、同じ条件下で、Q形は、Y形(クロロホルムを含む)へと転換し、一方T形はE形へと転換する。
α形は、それぞれn−プロパノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール及びアセトニトリルといったそれらの形状と同じ溶媒から結晶化し得るという点で、F、G、I及びδ形と関係づけされる。しかしながらα形は、異なる条件下で結晶化される。例えば表IVを参照のこと。α形は往々にして、長時間の結晶化段階(少なくとも約2−3日)で得られる。いかなる理論によっても束縛されないものの、この現象は、同じ溶媒から得られるものといったようなもう1つの結晶性形状の、溶媒中での経時的なα形への転換の可能性を指摘できるものである。
E及びD形も又、両方の形状共エタノールから結晶化され得るという点で、関連づけされている。しかしながら、これらの形状は、異なる条件下で結晶化する。例えば、表IVを参照のこと。エタノール中でのB形の結晶化は、少なくとも約5日、より好ましくは少なくとも約1ヵ月延長される。いかなる理論によっても束縛されないが、当初D形が結晶化しその後溶媒中で経時的にE形へと転換することが可能でありうる。
S形を調製するためには、結晶化後に得られた湿潤試料を乾燥させなくてはならない。n−ブタノール及びDMF中のナテグリニドの溶液からの結晶化は、S形を得るのに乾燥させられる必要のある溶媒和物を結果としてもたらす。湿潤な試料は、K形、I形及びアルファ形のナテグリニドである。
これらの形状のうち一部のものはまず最初にゲルとして現われ、次にろ過段階中に(例えばニトロメタンからのイプシロン形、及びキシレンからのA形)又は経時的に(例えば四塩化炭素からのM形及びN−メチルピロリドンからのJ形)、結晶へと変態する。一般に、ゲルは、経時的に結晶化する不安定な形状である。
結晶性形状のいくつかを研和によって得ることができる。本書で使用されている通り、研和とは、完全な溶解無く溶媒中のナテグリニドの混合物から固体を得ることを意味する。ナテグリニドの1つの形状が特定の溶媒中で混合され、もう1つの結晶性形状への変態を可能にするのに充分な時間攪拌される。攪拌の後、懸濁液又はペーストが形成する。このとき、ろ過といったような当該技術分野において周知の技術により懸濁液から固体を分離することができる。1つの技法を挙げると、余剰の溶媒を除去するためにペーストをろ過することができる。この研和手順の結果は、さまざまな形状のナテグリニドである。
水中のデルタ形の研和は、約5時間後にZ形をそして約8時間後にE形を結果としてもたらすことができ、これも同様に、Z形のE形への遷移を指摘することができる。3つの形状全てを加熱してB形を得ることができる。
一部の結晶性形状は、溶媒除去によって得ることができる。まず第1に、適切な溶媒中のナテグリニドの溶液が調製される。溶媒を加熱して透明な溶液を得ることができる。溶媒は約40℃から約70℃まで加熱できるが、約55℃が好ましい。次に溶媒を除去して、好ましくは前記範囲内の高温で残渣を得る。溶媒は好ましくは蒸発によって除去され、減圧下での蒸発が特に好ましい。結果として得られた残渣はその後検査される。適切な溶媒としてはエステル、ケトン、アミン、アミド、アルコール及びニトリルが含まれる。溶媒としてのアセトニトリル、アセトン、酢酸エチル及びイソプロピルアルコールの除去の結果、B形ナテグリニドが得られる。
結晶性形状の一部は、溶媒蒸気の吸収によって得られる。ナテグリニドを特定の溶媒の蒸気と接触させ、結果として溶媒の吸収を得る。エタノールの吸収の結果、D形が、メタノールの吸収の結果O形が、DCMの吸収の結果Y形が得られる。H形は、水及びアセトンの蒸気の存在下で安定であった。
結晶性形状の一部は、適切な溶媒からの結晶化によって得ることができる。オメガ形は、水及びイソプロパノールの混合物からのナテグリニドの結晶化により得られる。好ましくは、水対イソプロパノールの比は、約1/2〜約1/5、より好ましくは1/3(vol/vo/)である。
Z形ナテグリニドは、一般に水性溶媒中のナテグリニドのアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩の溶液の酸性化によって調製される。好ましい溶媒は、助溶媒を含まない水である。好ましい塩は、ナトリウム及びカリウム塩であり、ナトリウム塩が最も好ましい。酸性化の前に、溶液は好ましくは、約8を上回るpHを有し、一方酸性化の後、pHは好ましくは約1〜約5、最も好ましくは約2〜約5である。酸性化は、ナテグリニドの沈殿を結果としてもたらし、これは、ろ過といったような当該技術分野において周知の技術により回収可能である。
B形及びU形ナテグリニドは、酢酸エチル又はアセトンといったような有機溶媒からの結晶化によって調製可能である。B形の調製のための手順においては、結晶化は好ましくは溶媒の濃縮によって誘発され、一方U形については、溶液にシーディングすることによって誘発される。
B,H,U,Z,δ,θ及びδ形ナテグリニドは、その全てが2つの溶媒系から調製できるという点で関係づけされる。使用される2溶媒系は、溶媒と貧溶媒の混合物である。適切な貧溶媒の例としては、トルエン及びキシレンといったようなC5−C12芳香族炭化水素、及びヘキサン及びヘプタンといったようなC5−C12飽和炭化水素がある。適切な溶媒の例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びn−プロパノールといったようなC1−C5アルコール、アセトンいったような低級ケトン(C3−C6)及び酢酸エチルといったような低級エステル(C3−C6)がある。結晶化の後、結晶は、ろ過及び遠心分離といったような当該技術分野において周知の技術により回収され、乾燥され得る。乾燥させるためには、温度を上昇させても、圧力を減少させても良い。1つの実施形態においては、約50mmHg未満の圧力で約40℃〜60℃で乾燥させられる。
ナテグリニドが2元混合物から、特に攪拌の不在下で結晶化される場合、結晶性生成物は往々にして、表IXで例示される通りB形である。2元混合物は、貧溶媒中にナテグリニドを懸濁させ次に溶媒を添加して溶液を形成させることによって調製される。B形ナテグリニドは、特に攪拌の不在下で約0℃及び室温といったような異なる結晶化温度で得ることができる。
上述の溶媒及び貧溶媒の2元混合物からの結晶化は、B形以外のその他の形状のナテグリニドを導く可能性がある。トルエン/メタノール混合物からの結晶化は、E形ナテグリニドを結果としてもたらす可能性があり、これは加熱によりB形に転換され得る。さらに、ヘプタン/酢酸エチルの組合せは、時として、特にさらに長い結晶化周期(約3日以上)でB形とZ形の混合物を導くことができ、一方トルエン/酢酸エチル混合物はB形とH形の混合物をもたらし得る。B形とZ形の混合物は、加熱を通してZ形がB形へと転換することから、加熱を通して実質的にB形を含有するものへと転換され得る。
もう1つの実施形態においては、貧溶媒中でまずナテグリニドを懸濁させることにより溶液を調製するのではなくむしろ、溶液は溶媒中で調製されその後貧溶媒と組合わされる。この組合せは、この実施形態においては、添加時点で溶液が形成され、沈殿したあらゆる固体が溶液に戻るような形で実施される。好ましくは、貧溶媒は、溶液と貧溶媒の混合時点で直ちに沈殿が起こらないような形で加熱される。
溶媒/貧溶媒比は、結晶化条件及び攪拌時間に応じて、異なる形状を得ることができる。一般に、Z形は、約2〜4、H形は約4〜約7、B形は約6〜約8、U形は約1〜約2、θ形は約1、δ形は約1〜約8、より好ましくは約1〜約2(vol/vol)の酢酸エチル/ヘプタン比から結晶化させられる。
これらのうち、一部の形状はその他の形状のように結晶化し、溶媒中で充分な時間攪拌された後転換する。約−15℃から約10℃、好ましくは約5℃の温度での結晶化から結果として得たスラリーを攪拌することにより、δ形が結果としてもたらされる可能性がある。δ形は、U形、θ形、H形さらにはB形といった形状の攪拌の結果得られると思われる。好ましくは、δ形を得るための攪拌は、少なくとも約2〜3時間、より好ましくは少なくとも約10時間実施される。
約1という溶媒:貧溶媒比以外では、θ形の形成は、約−15℃から約10℃、好ましくは5℃というさらに低い結晶化及びろ過温度で有利になると思われる。前述のように、好ましくは特定された温度範囲でのθ形の攪拌の結果、δ形が得られる。
U形は、有機溶媒中でB形又はH形と攪拌することによって得ることができる。
U形は、有機溶媒中でB形又はH形と攪拌することによって得ることができる。約1時間攪拌することは、U形を得るのに充分である。しかしながら、約5時間以上といったような付加的な攪拌は、δ形への遷移を結果としてもたらす可能性がある。U形は、好ましくは特定された比で、約−15℃〜約10℃という結晶化及びろ過温度での結晶化により得ることもできる。U形は一般に、約25℃〜約35℃の温度で開始し、その後約1時間未満で約0℃〜約10℃の温度まで冷却し(ただし約5℃が好ましい)、その後約1時間未満でろ過した場合に有利な作用を受ける。より高い溶媒対貧溶媒比がθ形に比べU形に有利に作用し得る。
H形は、好ましくは特定された溶媒/貧溶媒比の下で、高低両方の結晶化温度で得ることができる。一方B形は、少なくとも約15℃の温度で結晶化する傾向をもつ。
Z形は一般に約一日後、少なくとも約15℃、より好ましくは約15℃〜約30℃、最も好ましくは約20℃〜約25℃という最終結晶化温度で結晶化する。これらの形状のための初期結晶化温度は好ましくは35℃以上で、その後数時間、より好ましくは約1時間以内で約20℃〜約25℃までの冷却が続く。これらの条件はZ形を導く可能性があり、これは乾燥によりB形へと転換する。
σ形も又、B形の結晶の攪拌により得ることができる。いかなる理論によっても束縛されるわけではないが、σ形をU形を通って得ることすなわち、攪拌の結果B形からU形そしてそれに続いてσ形への遷移がもたらされることも可能であり得る。σ形を得るためには長時間、すなわち好ましくは少なくとも約10時間の結晶化及びろ過が好まれる。
表Xは、高い比率の酢酸エチルの使用に起因して、貧溶媒/溶媒系内の長時間の攪拌にも関わらず、B形からその他の形状への遷移を示していない。好ましくは、溶媒/貧溶媒混合物内でB形の攪拌を通してその他の形を得るために1:1という溶媒対貧溶媒比が使用される。
プロセスの結果は、溶液と貧溶媒を組合わせた後固体を沈殿させた場合に変動し得る。この実施形態においては、組合せ段階の後に溶液を結果としてもたらすその他の実施形態とは異なり、沈殿を結果としてもたらすような形で溶液と貧溶媒が組合せられる。実質的な沈殿をひき起こすためには、好ましくは、溶液は低温の貧溶媒と組合せられる。より好ましくは、貧溶媒は、特に酢酸エチル/ヘプタン系が使用される場合、溶液よりも約20℃〜約40℃低温である。最も好ましくは、ヘプタンは約0℃〜約10℃の温度を有し、酢酸エチルは約30℃〜約40℃の温度を有する。
この実施形態においては広範囲の溶媒/貧溶媒比及び結晶化温度でU形を得ることができる。例えば、表XIは、約1〜約6の溶媒−貧溶媒比でかつ約0℃〜約30℃の最終結晶化温度でU形を得ることができるということを示している。いかなる理論によっても束縛されるわけではないが、特に長い結晶化段階の後の特定的にはδ形及びσ形といったその他の形状の存在は、これらの形状へのU形の遷移の可能性を指摘している。1時間後のB形及びU形の混合物の存在も同様に、B形が溶液から直ちに結晶化され得その後U形へ遷移し、このU形がそれ自体経時的にδ形又はσ形へと変化し得る可能性を指摘している。
下表は、溶媒:貧溶媒系からB形、H形、U形、Z形、δ形、θ形及びσ形を得るにあたっての指針を提供するものである:
Figure 2006511614
沈殿手順に応じて、δ形ナテグリニドは、約0.5重量%〜約3重量%の残留ヘプタンを含有し得る。結晶形状を変更すること無しにヘプタンを除去することは、流動床乾燥機内で、約60〜約70℃の温度で、より好ましくは少なくとも約3時間実施可能である。残留ヘプタンは同様に、真空下で少なくとも約40℃の温度で、撹拌下でも除去可能である。δ形は好ましくは多形的に純粋であり、約5%(wt/wt)未満、より好ましくは約2%(wt/wt)未満、最も好ましくは約0.5%(wt/wt)未満のH形を含有する。
結晶性形状δは、少なくとも約3ヵ月、約40℃の温度及び約75%の相対湿度で安定している。
酢酸エチル中のδ形の研和は、その他の多形形状のナテグリニドを結果としてもたらす可能性がある。酢酸エチル中約20〜約30℃の温度でδ形ナテグリニドを研和すると、U形が結果として得られ、一方約50℃といったようなより高い温度(40℃以上)での研和はB形を結果としてもたらす。
本発明のプロセスは、その他の多形形状と比べ、少なくとも約95%、より好ましくは少なくとも約98%(wt/wt)の純度でδ形及びB形を得ることを可能にする。これらの形状は、特にH形を含まずに生成され得る。
本発明のプロセスのために用いられる出発材料は、さまざまな溶媒和物及び水和物を含めた、あらゆる結晶性又は非晶質形状であり得る。結晶化プロセスでは、通常出発材料の結晶性形状が最終的結果に影響を及ぼすことはない。研和では、最終生成物は、出発材料に応じて変動し得る。当業者であれば、研和で所望の形状を得るための当該技術分野の範囲内の出発材料の操作を認識することであろう。
本発明のプロセスは同様に、ナテグリニドを合成する先行技術のプロセスの最終段階としても実践可能である。
本発明の数多くのプロセスに、特定の溶媒からの結晶化、すなわち溶液から固体材料を得ることが関与している。当業者であれば、得られる多形性の形状に影響を及ぼすことなく結晶化に関する条件を修正できることがわかるだろう。例えば、溶液を形成するべく溶媒内でナテグリニドを混合する場合には、出発材料を完全に溶解させるために、混合物を温めることが必要となるかもしれない。温めても混合物が清澄しない場合には、混合物を希釈又はろ過することができる。ろ過するためには、高温混合物を紙、グラスファイバ又はその他の膜材料又はセライトといったような清澄材に通すことができる。使用される機器及び溶液の濃度及び温度に応じて、早期の結晶化を避けるべくろ過装置を予熱する必要があるかもしれない。
沈殿を誘発するためにも、条件を変更することができる。沈殿を誘発するための好ましい方法は、溶媒の溶解度を低下させることである。溶媒の溶解度は例えば、溶媒を冷却させることによって低減させることができる。
1つの実施形態においては、特定の化合物に対するその溶解度を減少させかくして沈殿を結果としてもたらすために、溶液に貧溶媒が添加される。結晶化を加速するもう1つの方法は、生成物の結晶をシーディングするか又はガラス棒で結晶化容器の内部表面をかきけずることによるものである。その他の場合、結晶化は、いかなる誘発も無く自然発生的に結晶化が発生する可能性もある。本発明は、かかる誘発が特定の形状を得るのに危機的でないかぎり、ナテグリニドの特定の形状の結晶化が自然発生的に起こる場合又は誘発/加速される場合の両方の実施形態を包括するものである。
ナテグリニドの新しい結晶性形状をもつ結晶、粉末集合体及び粗粉末から出発して既知の粒径減少方法により規定の粒度のナテグリニドを生成することができる。従来のサイズ削減の主たる作業は、原料材料の摩砕及び摩砕された材料のサイズ毎の選別である。
流体エネルギーミル又はミクロナイザーが、狭い粒度分布で小さいサイズの粒子を生成するその能力のため、特に好ましいタイプのミルである。当業者であれば認識する通り、ミクロナイザーは、粒子を分割するべく高速移動する流体流の中に懸濁している粒子間の衝突運動エネルギーを使用する。エアジェットミルが、好ましい流体エネルギーミルである。懸濁した粒子は圧力下で、再循環粒子流の中に注入させられる。小さい方の粒子は、ミルの内部を上方に運ばれ、サイクロンといったような粒度分類機に連結されたベント内に一掃される。原料はまず最初に、約150〜850μmまで摩砕されるが、これは、従来のボール、ローラー又はハンマーミルを用いて行なうことができる。当業者であれば、一部の結晶性形状が粒径減少中にもう1つの形状への遷移を受ける可能性があるということを認識することだろう。
経口、非経口、直腸内、経皮、口腔内又は鼻腔内で投与すべき薬品として、薬学組成物を調製することができる。経口投与のための適切な形態としては、錠剤、圧縮又はコーティング丸剤、糖衣錠、包装袋、ハード又はゼラチンカプセル、舌下錠、シロップ及び懸濁液が含まれる。非経口投与の適切な形態としては、水性又は非水性溶液又は乳剤が含まれるが、一方直腸投与のための適切な投与形態には、親水性又は疎水性ビヒクルを伴う座薬が含まれる。局所投与のためには、本発明は、当該技術分野において既知の適切な経皮送達系を提供し、鼻腔内送達のためには、当該技術分野において既知の適切なエアゾル送達系が提供されている。
本発明の薬学製剤は、A、C、D、F、G、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、T、V、Y、α、β、γ、δ、ε、σ、θ及びΩ形の中から選択されたナテグリニド形状を含有している。該薬学組成物は、単一の形状のナテグリニドしか含まないか、又は非晶質形状を伴い又は伴わずに、さまざまな形状のナテグリニドの混合物を含有することができる。活性成分(単複)に加えて、本発明の薬学組成物は、単数又は複数の賦形剤又はアシュバントを含有することができる。使用すべき賦形剤及び量の選択は、この分野における標準的な手順及び参考研究作業を考慮し経験に基づいて、製剤学者により容易に決定され得る。
希釈剤は、固体薬学組成物の嵩を増大させ、患者及び介護人が取扱いし易い組成物を含有する薬学剤形を作ることができる。固体組成物のための希釈剤としては、例えば微晶質セルロース(例Avicel(登録商標))、マイクロファインセルロース、ラクトース、澱粉、糊化済澱粉、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、砂糖、デキストレート、デキストリン、デキストローズ、第二リン酸カルシウム二水和物、第三リン酸カルシウム、カオリン、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、マルトデキストリン、マンニトール、ポリメタクリレート(例えばEudragit(登録商標))、塩化カリウム、粉末セルロース、塩化ナトリウム、ソルビトール及びタルクが含まれる。
錠剤といったような財形に圧密された固体薬学組成物は、圧縮の後活性成分及びその他の賦形剤を結合させる一助となることを含めた機能をもつ賦形剤を内含することができる。固体薬学組成物のための結合剤には、アカシア、アルギン酸、カルボマー(例えばカルボポル)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ゼラチン、グアールガム、硬化植物油、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(例えばKlucel(登録商標))、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えばMethocel(登録商標))、液体グルコース、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポリメタクリレート、ポビドン(例えばKollidon(登録商標)、Plasdone(登録商標))、糊化済澱粉、アルギン酸ナトリウム及び澱粉が含まれる。
圧密された固体薬学組成物の患者の胃内での溶解速度は、組成物に崩壊剤を添加することによって加速させることができる。崩壊剤としては、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(例えばAc−Di−Sol(登録商標)、Primellose(登録商標))、コロイド二酸化ケイ素、クロスカルメローセナトリウム、クロスポビドン(例えばKollidon(登録商標)、Polyplasdone(登録商標))、グアールガム、マグネシウムケイ酸アルミニウム、メチルセルロース、微結晶性セルロース、ポラクリリンカリウム、粉末セルロース、糊化済澱粉、アルギン酸ナトリウム、グリコール酸澱粉ナトリウム(例えばExplotabe(登録商標))及び澱粉が含まれる。
非圧密固体組成物の流動性を改善し、秤量の精度を改善するために流動促進剤を添加することができる。流動促進剤として機能しうる賦形剤には、コロイド状二酸化ケイ素、三ケイ酸マグネシウム、粉末セルロース、澱粉、タルク及び第三リン酸カルシウムが含まれる。
錠剤といったような剤形が、粉末化された組成物の圧密により作られる場合、該組成物は、パンチ及び金型からの圧力に付される。一部の賦形剤及び活性成分は、パンチ及び染料の表面に付着する傾向をもち、こうして、製品にはくぼみ及びその他の表面不規則性ができる可能性がある。接着力を低減させ、金型からの製品の離脱を容易にするため、組成物に潤滑剤を添加することができる。潤滑剤には、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、モノステアリン酸グリセリル、パルミトステアリン酸グリセリル、硬化ヒマシ油、硬化植物油、鉱物油、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、ステアリン酸、タルク及びステアリン酸亜鉛が含まれる。
着香剤及び風味増強剤は、該剤形を患者にとってより口当たりのよいものにする。本発明の組成物に内含され得る薬学組成物のための一般的な着香剤及び風味増強剤としては、マルトール、バニリン、エチルバニリン、メントール、クエン酸、フマル酸、エチルマルトール、及び酒石酸が含まれる。
外観を改善しかつ/又は製品及び単位投薬量レベルの患者による識別を容易にするため、任意の薬学的受容可能な着色料を用いて、固体及び液体組成物を着色することもできる。
本発明の液体薬学組成物においては、ナテグリニド及びその他の任意の固体賦形剤は、水、植物油、アルコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール又はグリセリンといったような液体担体の中に溶解又は懸濁させられる。
液体薬学組成物は、液体担体中に溶解できない活性成分又はその他の賦形剤を組成物全体にわたり均等に分散させるため、乳化剤を含有することができる。本発明の液体組成物の中で有用であり得る乳化剤としては、例えばゼラチン、卵黄、カゼイン、コレステロール、アカシア、トラガカント、コンドラス、ペクチン、メチルセルロース、カルボマー、セトステアリルアルコール及びセチルアルコールが含まれる。
本発明の液体薬学組成物は同様に、製品の口当たりを改善しかつ/又は胃腸管の内面をコーティングするため増粘剤を含有することもできる。かかる作用物質としては、アカシア、アルギン酸ベントナイト、カルボマー、カルボキシメチルセルロースカルシウム又はナトリウム、セトステアリルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、ゼラチングアールガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリビニルアルコール、ポビドン、炭酸プロピレンル、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸ナトリウム、ナトリウム澱粉グリコール酸、澱粉トラガカント及びキサンタンガムが含まれる。
味を改善するために、ソルビトール、サッカリン、サッカリンナトリウム、スクロース、アスパルタム、フルクトース、マンニトール及び転化糖といった甘味剤を添加することもできる。
アルコール、安息香酸ナトリウム、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニゾール及びエチレンジアミン四酢酸といったような防腐剤及びキレート化剤を、貯蔵安定性を改善するべく摂取にとって安全なレベルで添加することが可能である。
本発明に従うと、液体組成物は、グルコン酸、乳酸、クエン酸又は酢酸、グルコン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム又は酢酸ナトリウムといったような緩衝液をも内含し得る。
使用すべき賦形剤及び量の選択は、この分野における標準的な手順及び参考研究作業を考慮し経験に基づいて、製剤学者により容易に決定され得る。
本発明の固体組成物には、粉末、粒状物、集合体及び圧密組成物が含まれる。投薬量には、経口、口腔内、直腸内、非経口(皮下、筋肉及び静脈内を含む)、吸入及び点眼投与に適した投薬量が含まれる。任意の与えられたケースにおける最も適切な投与は、治療対象の身体条件の性質及び重症度に左右されるものの、本発明の最も好ましい経路は経口である。投薬量は、単位剤形の形で適切に提示され、薬学技術において周知の方法のいずれかによって調製され得る。
剤形には、錠剤、粉末、カプセル、座薬、包装袋、トローチ剤及び口中錠ならびに液体シロップ、懸濁液及びエリキシル剤といったような固体剤形が含まれる。
本発明の剤形は、好ましくはハード又はソフトシェルのいずれかの内部に、好ましくは本発明の粉末化又は造粒された固体組成物といった組成物を収納するカプセルであり得る。該シェルは、ゼラチンで作られていてよく、グリセリン及びソルビトールといった可塑化剤及び不透明化剤又は着色剤を任意に含有することができる。
活性成分及び賦形剤は、当該技術分野で既知の方法に従って組成物及び剤形に製剤され得る。
打錠又はカプセル充填用の組成物は、湿式造粒により調製可能である。湿式造粒では、粉末形状の活性成分及び賦形剤の一部又は全てが配合され、次に、粉末を顆粒の形に凝集させる標準的には水といった液体の存在下でさらに混合される。粒状物は、スクリーニングされ、かつ/又は摩砕され、乾燥させられ、次に所望の粒度までスクリーニングされかつ/又は摩砕される。粒状物は次に打錠されてもよいし、又は、打錠に先立ち、流動促進剤及び/又は潤滑剤といったようなその他の賦形剤が添加されてもよい。
打錠組成物は、従来通り乾式配合によって調製可能である。例えば、活性成分及び賦形剤の配合された組成物を小塊又はシートの形に圧密し次に圧密された顆粒の形に粉砕することができる。圧密された顆粒は、その後錠剤の形に圧縮することができる。
乾式造粒の代替案として、直接的圧縮技術を用いて圧密された剤形へと直接、配合組成物を圧縮することができる。直接的圧縮は、顆粒無しでより均等な錠剤を生成する。直接的圧縮打錠に特に適した賦形剤としては、微晶質セルロース、噴霧乾燥ラクトース、第二リン酸カルシウム二水和物及びコロイドシリカが含まれる。直接圧縮打錠におけるこれらの及びその他の賦形剤の適切な使用は、直接圧縮打錠の特定の製剤に挑戦する当業者にとっては、既知のことである。
本発明のカプセル充填には、打錠に関して記述された上述の配合物及び粒状物のいずれでも含むことができるが、これらは最終的打錠段階には付されない。
STARLIXの投薬量及び製剤を1つの指針として使用することができる。使用される投薬量は、約30〜約240mg、より好ましくは約60〜約120mgのナテグリニドである。好ましくはコーティング錠の形をした本発明の薬学組成物は、食事の約10分〜約1時間前に、好ましくは毎食約15分前に投与される。食事を省く場合には、該用量は摂取しない。薬学組成物は同じく、メタホルミンと組合せた形でも使用可能である。
計器類:
X線粉末回析
X線粉末回析計、Scintag(登録商標)、可変角度計、Cu−管、固体検出器上で、X線回析を実施した。試料ホルダー:丸計ゼロ背景水晶板を伴う丸形標準アルミニウム試料ホルダー。
試料ホルダー上に試料を置きそのままの状態で即刻分析した。
走査パラメータ:範囲:2〜40度2θ、連続走査、速度:3度1分。
DSC:
DSC821eMettler Toledo(登録商標)、試料重量;3〜5mg、加速速度:10℃/分、るつぼ内の穴数;3.
TGA:
Mettier TG50(登録商標)試料重量;7〜15mg、加熱速度;10℃/分
FTIR:
Perkin-Elmer(登録商標),Spectrum One FTIR分光計、範囲;4000〜400cm-1、走査数;16、回転;4.0cm-1、DRIFT技術。
実施例
例1−この例は、1つの溶液からのさまざまな形状のナテグリニドの調製を示している。
ナテグリニド(5g)を三角フラスコ中に入れ、規定の温度まで加熱した。透明な溶液が得られるまで、溶媒を1−ml分量で添加した(一部のケースでは、溶媒を5ml分量で添加した)。150mlの溶媒を添加した後に透明な溶液が得られなかった場合、高温混合物をろ過した。
透明な溶液を室温で結晶化させた。結晶化が起こらなかった場合、又は貧弱であった場合、溶液を3℃で冷凍した。沈殿物をろ過で除去し(結晶化の温度に応じて5℃で又はRTで)、計量し、2つの等しい部分に分割した。1部分を減圧(20〜30mmHg)下で50℃で約3〜10時間一定の重量(±0.01g)まで乾燥させた。詳細は、表IVに提示されている。
表IV.単一の溶媒からのNTGの結晶化に関するデータ
Figure 2006511614
凡例.L/S−液体/固体比;*溶媒を5ml分量で添加した;T−出発温度;Ww−ろ過後の湿潤試料の重量、Wd− 80〜90℃/20mbarでの乾燥後の試料の重量
溶媒略号:MeOH−メタノールEtOH−エタノール、n−PrOH−n−プロパノール、IPA−2−プロパノール、n−BuOH−n−ブタノール、EA−酢酸エチル、NM−ニトロメタン、DMF−N,N−ジメチルホルムアミド、DMA−N,N−ジメチルアセタミド、NMP−N−メチルピロリドン、MeCN−アセトニトリル、Ether−ジエチルエーテル、DME−ジメトキシエタン、DCM−ジクロロメタン、DCE−1,2−ジクロロエタン及びCTC−四塩化炭素
例2−この例は、さまざまな溶媒中でのH形及びU形ナテグリニドの研和を示している。
ナテグリニド(5g)の三角フラスコ中に入れた。撹拌可能な混合物を調製するために1ml分量で溶媒を添加した。フラスコを室温で磁気攪拌器で撹拌した。室温で固体をろ過し、計量し2つの等しい部分に分割した。1部分を20〜30mm/Hgの圧力下で55℃で、一定の重量に至るまで(±0.01g)乾燥させた。
詳細は、表V及びVIに提示されている。
表V−単一溶媒でのNTGの研和に関するデータ
Figure 2006511614
表VI.単一溶媒でのNTGの研和に関するデータ
Figure 2006511614
例3−この例は、ナテグリニドによる溶媒蒸気の吸収を示している。
ポリプロピレンの缶にナテグリニド(3.50g)を添加し、計量した。缶を、溶媒を収納したさらに大きいポリプロピレン容器の中に導入し、室温で貯蔵した。缶を容器から取り出し、計量した(W final)。缶の中味を2つの分量に分割した。1つの分量を55℃の温度及び20〜30mmHgの圧力で、一定の重量(±0.01g)に至るまで乾燥させた。詳細は、表VII内に提示されている。
表VII.H形NTGでの溶媒蒸気の吸収に関するデータ
Figure 2006511614
凡例. Brutto−NTGを伴う缶の出発重量;W final−露呈後のNTGを伴う缶の最終重量;△− 超過重量
例4−この例は、溶媒を除去することによるナテグリニドのさまざまな形状の調製を示す。
透明溶液が得られるまで約15分にわたり約55℃で以下の溶媒中にナテグリニド(5g)を溶解させた。約55℃/20〜30mmHgでの蒸発により乾燥するまで溶媒を除去して乾燥ナテグリニドを得た。
表VIII−溶媒除去に関するデータ
Figure 2006511614
例5−この例はZ形の調製を示している。
室温でD−フェニルアラニン(PheOH,7.73g)を3.5%のNaOH(185ml、3.5当量)で処理して、対応するNa塩の透明な溶液を得た。室温で撹拌しながら3分間にわたり、以上で得たPhe−OHの溶液に対して、純粋なトランス−4−イソプロピルシクロヘキサンカルボニルクロリドの溶液(IPCHAC,9.02g,1.01当量)を添加した。漏斗中のIPCHACの残りをトルエン(1ml)で洗浄し、添加した。結果として得た混合物を1時間撹拌し、10%のHCl(32ml)で処理して、撹拌しながらpHを3に調整した。1時間混合物を撹拌し、ろ過した。固体を水(200ml)で洗浄し、充分吸い込んで33.3gの湿った生成物を得、これは、78℃/2.2mbarでの乾燥後重量が減った。検定98.4%,純度>99%,収量86%
例6−この例は、二元混合物(溶媒/貧溶媒)からの結晶化によるナテグリニドの調製を示している。
三角フラスコ中に、ナテグリニド(5g)及び貧溶媒(20ml)を入れた。混合物を約15分にわたり約55℃で加熱し、その後、透明な溶液が得られるまで0.25〜1mlの分量で溶媒を添加した。透明な溶液を、室温で撹拌無く結晶化させた。
24時間後に結晶化が起こらなかった場合又は貧弱であった場合、溶液を3〜5℃で冷凍させた。沈殿物をろ過で除去して(結晶化温度に応じてRT又は5℃で)、B形を得た。減圧(20〜30mmHg)下で50℃で、湿潤材料を乾燥させて、乾燥したB形を得た。
表IX.二元溶媒からのNTGの結晶化に関するデータ
Figure 2006511614
凡例:
L/S−液体/固体比(液体=溶媒+貧溶媒);f−記号R.T→3は、結晶化が室温で開始し、次に混合物を3℃まで冷却して沈殿を完了させたことを意味している。
例7−デルタ形の調製
(A)この例は、酢酸エチル−ヘプタン溶媒系からの結晶化によるナテグリニドデルタ形の調製を示している。
δ形ナテグリニドの調製
3.5%のNaOH溶液(370ml 3.5当量)に対し20℃で撹拌(230min-1)しながら、D−フェニルアラニン(15.44g)を全て一度に添加した。直ちに透明な溶液が形成した。反応溶液に対し5分間、純粋なトランス−4−イソプロピルシクロヘキシルカルボキシクロリド(18.03g)を添加した。固体が形成し、温度は32℃まで上昇した。撹拌下で20℃で1時間混合物を撹拌した。15%のH2SO4(56.1g)を反応混合物に対し全て一度に添加し、pHを1〜2に調整した。混合物を1時間20℃で撹拌し、固体生成物をろ過で除去してろ塊−76gの湿潤生成物(水分65%)を得た。EA(200ml)中に生成物を溶解させ、水相を除去した。有機相を減圧下で50℃で濃縮させて、EA95mlを含有する104gの懸濁溶液を得た。溶液をろ過し、30分間高温ヘプタン(54℃,250ml)に添加した。当初形成した固体は、EA溶液を3分の2添加した後完全に溶解した。透明な溶液を25℃まで冷却させ、B−形でシーディングし、215回転min-1で撹拌しながら一晩結晶化させた。固体をろ過して除去し、ヘプタン(30ml)で洗浄した。ろ塊を60℃/20mbarで乾燥させて6.84gのδ−形を得た。収量33%。
δ形ナテグリニドの調製
35℃まで加熱した3.5%のNaOH溶液(370.12g,2.7当量)に対し撹拌(230min-1)しながら、D−フェニルアラニン(20.00g)を全て一度に添加した。直ちに透明な溶液が形成した。高温反応混合物に対し1分間、純粋なトランス−4−イソプロピルシクロヘキシルカルボキシクロリド(23.3g)を全て一度に添加した。混濁溶液が形成し、温度は40℃まで上昇した。撹拌下で40〜43℃で20分間混合物を撹拌した。85%のH2SO4(11.94g)を反応混合物に対し全て一度に添加し、pHを1〜2に調整した。固体生成物をEA(140ml)で抽出した。高温有機抽出物を最初に温水(100ml)で、次に40℃の食塩水(25ml、30.0g)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム(3.05g)で1.5時間にわたり乾燥させた。有機溶液をPTFE0.45μmフィルタを通してろ過し、38℃まで加熱し、それに対して高温ヘプタン(40℃,125ml)を添加した。結果として得た透明溶液を45分間漸進的に13℃まで冷却し、B形をしたNTGをシーディングした。結晶化が開始した。次に、17分間5℃まで混合物を冷却し、16時間撹拌した。固体をろ過で除去し、ヘプタン−EA混合物(5;1,合計180ml)の低温(5℃)混合物で洗浄して36.49gの湿潤生成物(湿潤度42.5%)を得た。湿潤生成物を60℃/13mbarで乾燥させて、20.38gの生成物、δ形を、99.8%を上回る純度で得た。収量55%。
δ形ナテグリニドの調製
39℃まで加熱した3.5%のNaOH溶液(合計410.5g、2.99当量)に対し撹拌(150min-1)しながら、D−フェニルアラニン(20.02g)を全て一度に添加した。直ちに透明な溶液が形成した。反応混合物に対し全て一度に、純粋なトランス−4−イソプロピルシクロヘキシルカルボキシクロリド(24.73g)を添加した。混合物(透明溶液)を、撹拌しながら44〜45℃で25分間撹拌した。酢酸エチル(140ml)とそれに続いてH2SO4の85%溶液(14.08g)を全て一度に、反応混合物に添加してpHを1〜2に調整した。高温有機層を分離し、30℃の水(100ml)で2回洗浄し、PTFE0.45μmフィルタを通してろ過した。透明溶液(141g)を46℃まで加熱し、これに対し150min-1で撹拌しながら高温ヘプタン(46℃,153ml)を添加した。透明溶液を漸進的に28℃まで冷却し、デルタ形をシーディングした。結晶化は24℃で発生した。混合物を24℃で30分間撹拌し、漸進的に5℃まで冷却し、一晩5℃で撹拌した。固体をろ過により除去し、低温(5℃)のヘプタン−EA 混合物(6:1,合計30ml)で洗浄して49.1gの湿潤生成物をデルタ形(湿潤度50%)で得た。湿潤生成物を24時間23℃/20mbarで乾燥させて、純度>99.8%でデルタ形で24.65gの生成物を得た。収量65%。
(B)この例は、結晶化δ形の調製を示す。
粗製ナテグリニド(50グラム)を酢酸エチル(200ml)及び水(2.5ml)の中に45℃で溶解させた。50℃の高温ヘプタン(260ml)を添加した。混合物をなお完全に溶解させた。混合物を30℃に冷却させ、δ形ナテグリニド(0.1グラム)をシーディングした。混合物を30分間撹拌し、次に2時間で10℃未満まで冷却した。混合物を一晩5〜10℃で撹拌し、次に真空でろ過した。湿潤生成物を酢酸エチル(100ml)ヘプタン混合物(比 1:3v/v)で洗浄した。湿潤生成物を、一晩50℃で真空オーブン内で乾燥させた。湿潤及び乾燥試料は両方共δ形であった。
出発材料:湿潤ナテグリニド(40%の合計湿潤度・2mlの水、10mlの酢酸エチル,21mlのヘプタン)。湿潤粗製ナテグリニド(83グラム)及び乾燥ナテグリニド(50グラム)を45℃の酢酸エチル(190ml)中に溶解させた。50℃の高温ヘプタン(239ml)を添加した。溶液を30℃まで冷却し、δ形ナテグリニド(0.1グラム)をシーディングした。混合物を30分間撹拌し、次に2時間で10℃未満まで冷却した。混合物を一晩5〜10℃で撹拌し、次に真空でろ過した。湿潤生成物を酢酸エチルヘプタン混合物(100ml)(比 1:3v/v)で洗浄した。湿潤生成物を、一晩50℃で真空オーブン内で乾燥させた。湿潤及び乾燥試料は両方共δ形であった。
(C)この例は、流動層乾燥機によるδ形の乾燥を示している。
約3%のヘプタン(wt/wt)を伴うデルタ形ナテグリニド(10グラム)を60℃で4時間流動層乾燥機の中で乾燥させた。酢酸エチルが検出限界下になった後、残留ヘプタンは1578ppmであった。乾燥生成物の多形形状はデルタである。
これらの手順に従って、一連の実験をさまざまなヘプタン/エチル比、液体/固体化、温度及びシーディングの下で実施した。結果は、表Xにまとめられている。
表X.EA−ヘプタン溶媒系中でのNTGの結晶化に関するデータ
Figure 2006511614
温度プロフィール:結晶化温度(h)→最終温度(h):L,t−L,トランス−異性体
例8.この例は、組合せ後に溶液へと移行することのない沈殿によるナテグリニドの形状の調製を示している。
U形ナテグリニドの調製
3.5%のNaOH溶液(369.73ml,2.7当量)に対し20℃で撹拌(230回転min-1)しながら、D−フェニルアラニン(20.02g)を全て一度に添加した。直ちに透明な溶液が形成した。高温反応溶液に対し1分間、純粋なトランス−4−イソプロピルシクロヘキシルカルボキシクロリド(23.9g)を添加した。固体が形成し、温度は32℃まで上昇した。撹拌下で20℃で40分間混合物を撹拌した。85%のH2SO4溶液(11.55g)を反応混合物に対し全て一度に添加し、pHを1〜2に調整した。固体生成物を55分間55℃でEA(150ml)で抽出した。高温有機抽出物を温水(100ml)で洗浄し、その後食塩水(40℃,50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム(10g)で1.5時間にわたり乾燥させ、ろ過した。減圧下でEAの余剰分を除去し、〜54g(60ml)のEAを含有する溶液を86g得た。最終的にEA溶液をPTFE0.45μmのフィルタを通して、35℃まで加熱させた清浄な滴下漏斗内にろ過した。ヘプタン(320ml)を反応装置内に入れ、5℃まで冷却し、B形をシーディングした。撹拌下で低温ヘプタンに対し5分間、透明で高温のEA溶液を添加した。直ちに沈殿が起こり、固体を得た。混合物を2.5時間5℃で撹拌した。固体をろ過で除去し、低温(5℃)のヘプタン−EA混合物(4.5;1,合計〜120ml)で洗浄し、63.62gの湿潤生成物(湿潤度54%)を得た。60℃/10mbarでろ塊(62.4g)を乾燥させて、U形で〜0.6%のL,トランス異性体(その他の不純物<0.1%)を内含する28.6gの生成物を得た。収量77%。
表XI.結晶化プロセス中のNTGの結晶化に関するデータ(組合せ後に溶液中に移行することのない沈殿)
Figure 2006511614
EA−EA溶液の温度; TAS(time)−貧溶媒の温度(露呈時間)→最終温度(露呈時間):L,t−L,トランス−異性体の量。
例9−U形ナテグリニドの加熱
U形ナテグリニドの試料(〜1g)を6グラム入りバイアルの中に導入し、100℃の油浴の中で8.5時間にわたり加熱した。バイアルを浴から抽出し、結果として得た試料は、XRPDによりU形を示した。
U形ナテグリニドの試料(〜0.5g)を1時間120°まで大気圧下で加熱した。結果として得た試料は、XRPDでU形を示した。
例10−δ形ナテグリニドの加熱
1時間大気圧でδ形ナテグリニドの試料(〜0.5g)を加熱した。結果として得た試料はXRPDによりB形を示した。
例11−オメガ形の調製
室温でイソプロパノール(15ml)中にデルタ形ナテグリニド(5グラム)を溶解させた。溶液を〜0℃まで冷却させた。水(6ml)を加えた。白色固体が突然沈殿した。固体を35℃まで加熱し、結果として完全な溶解をもたらした。溶液を〜7℃まで冷却し、生成物を沈殿させた。生成物を真空でろ過させた。XRPDは、オメガ形の存在を確認した。
例12.オメガ形の湿潤試料の乾燥
例11の生成物を一晩真空オーブン内で50℃で乾燥させ、XRDにより分析した。オメガ形及びZ形の混合物を得た。
例13−この例は、酢酸エチル中でδ形を研和することによるU形の調製を例示している。
δ形ナテグリニド(5グラム)を2時間25℃で酢酸エチル(10ml)中で研和した。湿潤材料を真空下でろ過し、酢酸エチル(10ml)で洗浄した。湿潤生成物を一晩、真空オーブン内で50℃で乾燥させた。湿潤及び乾燥生成物はU形であった。
例14.この例は、酢酸エチル中でδ形を研和させることによるB形の調製を示している。
1時間50℃で酢酸エチル(10ml)中で、δ形ナテグリニド(5グラム)を研和した。混合物を20℃まで冷却し、1時間研和した。湿潤材料を真空でろ過し、酢酸エチル(10ml)で洗浄した。湿潤生成物を一晩、真空オーブン内で50℃で乾燥させた。湿潤及び乾燥生成物を、B形として得た。
例15−B形ナテグリニドの調製のためのプロセス
B形ナテグリニドは同様に、イソプロパノールからのG形ナテグリニドの沈殿及びそれに続くG形からB形への転換によっても得ることができる。この実施形態においては、δ形ナテグリニドといったようなナテグリニドの1つの形状(約3%のLOD)が、約40〜約50℃の好ましい温度範囲内でIPA/H2O 混合物中に溶解させられる。好ましくは、溶媒混合物中のIPA濃度は約50%〜約70%(v/v)の範囲内にあり、溶媒混合物の体積はナテグリニドの単位重量あたり約5〜約20体積である。
溶解後に得られた溶液は好ましくはB形の結晶をシーディングするため約30℃の温度まで冷却される。シーディングされた溶液は好ましくは約30分から約3時間、シーディング温度で撹拌させられる。次に溶液を約0℃プラス/マイナス5℃まで好ましくは少なくとも約5時間冷却し、好ましくは少なくとも約30分間5℃で撹拌した。沈殿したナテグリニド結晶を回収し、約70〜約90℃の好ましい温度で減圧下で乾燥させて、B形ナテグリニドを得ることができる。
この実施形態では、結晶化の前に、出発材料を任意にIPA又はIPA/H2O 混合物(結晶化混合物と同じ溶媒比)中に溶解させ、その後続いて減圧下で蒸発させることができる。蒸発の後、IPA/H2O 混合物を反応装置内に補給して溶液を得る。蒸発後にB形ナテグリニドが得られる。
IPAを使用することにより、図64に例示されている通りの最終生成物中の不純物としてメチルエステルを除去することができる。
例15(A)
25℃でIPA(240ml)中にナテグリニド(40グラム)を溶解させた。溶液をろ過して不溶性材料を除去した。透明な溶液を50℃まで加熱し、5時間撹拌した。撹拌後、溶媒を減圧下で蒸発させた。XRDにより残渣をテストし、B形であることがわかった。
例15(B)
ナテグリニド(30グラム)を、反応装置内でIPA(150ml)中に溶解させた。ジャケット温度Tj=50℃で減圧下で溶媒を蒸発させた。反応装置にIPA(150ml)を供給することによって溶液を得、Tj=50℃で水(150ml)を補給した。透明な溶液を得、TR=29.4℃まで冷却し、B型結晶をシーディングした。シーディングした溶液をさらに3時間TR=29.4℃で撹拌し、その後、10時間TR=0℃まで冷却した。0℃で、結果として得たスラリーをさらに5時間(一晩)撹拌した。結晶を単離し、90℃で減圧下で乾燥させた。XRDにより湿潤結晶をテストし、G型であることがわかった。乾燥した結晶をXRDによりテストし、B型であることがわかった。
例15(C)
丸底フラスコ内でIPA(200ml)中にナテグリニド(20グラム)を溶解させ、溶媒を50℃の温度で減圧下で蒸発させた。IPA(200ml)と水(200ml)を丸底フラスコ内に補給して透明な溶液を得た。溶液を反応装置に移し、TR=28℃の温度まで冷却した。28℃で溶液にB型結晶をシーディングした。
さらに2時間、28℃でシーディングされた溶液を撹拌し、その後10時間5℃まで冷却した。5℃で、さらに4時間(一晩)溶液を撹拌した。生成物を単離し、減圧下で90℃で乾燥させた。XRDにより湿潤結晶をテストし、G型であることがわかった。乾燥結晶をXRDでテストし、B型であることがわかった。
例16.水中での研和によるB形ナテグリニドの調製プロセス
約7時間約25℃で5体積の水中でδ形ナテグリニドを研和した。結晶を単離させ、90℃で減圧下で乾燥させた。
例(A): 湿潤な出発材料の研和
25℃で250mlの水中で、湿潤なδ形ナテグリニド(約37%のLOD)50グラムを研和した。4時間の研和の後、スラリーの試料を採取し、90℃で減圧下で乾燥させた。XRDにより湿潤結晶をテストし、δ型であることがわかった。XRDによって乾燥結晶をテストし、B型であることがわかった。7時間の研和後、生成物を単離し、90℃で減圧下で乾燥させた。湿潤結晶をXRDによりテストし、δ型であることがわかった。乾燥結晶をXRDによりテストし、B型であることがわかった。
例(B): 乾燥した出発材料の研和
乾燥したδ形ナテグリニド50グラムを25℃で水250ml中で研和した、4.5時間の研和後、スラリーの試料を採取し、90℃で減圧下で乾燥させた。XRDにより湿潤結晶をテストし、Z型であることがわかった。XRDによって乾燥結晶をテストし、B型であることがわかった。7.5時間の研和後、生成物を単離し、90℃で減圧下で乾燥させた。湿潤結晶をXRDによりテストし、E型であることがわかった。乾燥結晶をXRDによりテストし、B型であることがわかった。
例17−U形ナテグリニドの調製
例(A):アセトンからの結晶化
δ形ナテグリニド(50グラム)を42℃でアセトン(175ml)中に溶解させた。シーディングのため10℃まで透明な溶液を冷却した。B型結晶でのシーディングの後、シーディングされた溶液を10℃の温度でさらに3時間撹拌し、10時間〜10℃まで冷却し、一晩−10℃で撹拌した。結晶を単離し、90℃で乾燥させた。XRDにより湿潤結晶をテストし、U型であることがわかった。乾燥結晶をテストし、U型であることがわかった。
例(B):酢酸エチルからの結晶
40℃で酢酸エチル(560ml)中でナテグリニド(20グラム)を溶解させた。不溶性物質を除去するために溶液をろ過した。減圧下で透明な溶液を蒸発させ、酢酸エチル(460ml)を蒸発させた(反応装置内の溶媒体積はナテグリニドの単位重量あたり5体積であった)。溶液を20℃まで冷却し、B型結晶をシーディングした。シーディングした溶液をさらに30分間20℃で撹拌し、1.5時間0℃まで冷却させ、さらに30分間0℃で撹拌した。結晶を単離し、30℃,50℃,90℃で減圧下で乾燥させた。XRDにより湿潤結晶をテストし、U型であることがわかた。乾燥結晶をXRDでテストし、U型であることがわかった。
例18−デルタ形からの残留溶媒の除去
60mmHgの真空下で60℃で、撹拌された反応装置(7〜10rpm)の中で、デルタ形ナテグリニド(40グラム(1.5%のヘプタン)を乾燥させた。6時間の乾燥後、材料の残留溶媒は、ヘプタン613ppmであった。乾燥させた材料の多形は、出発材料のように、デルタ形にとどまっていた。
例19−酢酸エチルからのB形ナテグリニドの調製
25℃で酢酸エチル中にδ形ナテグリニドを溶解させた。溶媒を減圧下で、濁度が現われるまで蒸発させる。混濁溶液を0℃プラス/マイナス5℃まで1時間冷却し、1時間撹拌した。生成物を単離させ、減圧下で50℃で乾燥させた。
例(A)
δ形ナテグリニド(12グラム)を25℃で酢酸エチル165ml中で溶解させた。濁度が現われるまで、溶媒を減圧下で蒸発させた。蒸発終了時点で、反応装置内の体積は90〜95mlであった。混合物を25℃から5℃まで1時間冷却し、1時間5℃で撹拌した。生成物を単離し、50℃で減圧下で乾燥させた。湿潤及び乾燥結晶の両方をXRD及びDSCによりテストし、B型であることがわかった。
このように特定の好ましい実施形態及び実施例を基準にして本発明を記述してきたが、当業者であれば、明細書に開示されているような本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、ここで記述され例示された通りの本発明に対する修正を認識することができる。実施例は、本発明を理解する上での一助となるように記されているが、その範囲をいかなる形であれ制限するものとしては意図されておらず、そのように解釈されるべきではない。実施例は、従来の方法の詳細な記述を内含していない。かかる方法は、当業者にとって周知であり、数多くの刊行物の中で記述されている。「薬学的固体、薬物及び薬科学における多形」第95巻を1つの指針として使用することが可能である。本書に言及されている全ての参考文献は、その全体がここに内含されるものである。
A形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 C形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 D形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 E形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 F形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 G形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 I形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 J形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 K形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 L形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 M形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 N形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 O形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 P形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 Q形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 T形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 U形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 V形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 Y形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 Z形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 α形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 β形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 γ形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 δ形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 ε形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 σ形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 θ形ナテグリニドについてのXRPDパターンである。 乾燥中の形状の変態を示す熱安定性図であり、本発明中のさまざまな表の中で例示される湿潤及び乾燥形状の間の比較の要約である。 ナテグリニド形状LのFTIRスペクトルである。 ナテグリニド形状PのFTIRスペクトルである。 ナテグリニド形状UのFTIRスペクトルである。 ナテグリニド形状ZのFTIRスペクトルである。 ナテグリニド形状αのFTIRスペクトルである。 ナテグリニド形状δのFTIRスペクトルである。 ナテグリニド形状σのFTIRスペクトルである。 ナテグリニドA形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドD形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドE形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドF形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドG形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドI形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドJ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドK形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドL形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドM形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドN形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドO形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドP形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドQ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドT形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドU形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドV形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドY形のDSCサーモグラフィーである(クロロホルム溶媒和物)。 ナテグリニドY形のDSCサーモグラフィーである(コロロメタン溶媒和物)。 ナテグリニドZ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドα形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドβ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドγ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドδ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドε形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドσ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドθ形のDSCサーモグラフィーである。 ナテグリニドΩ形のDSCサーモグラフィーである。 例15により調製されたB形の純度の決定である。

Claims (205)

  1. B形結晶性ナテグリニドの調製プロセスにおいて、B形ナテグリニドを得るべくA、C、D、F、G、J、Q、T、α、β、δ、ε、θ及びΩ形から成るグループの中から選択されたナテグリニドの結晶性形状を加熱する段階を含んで成る、プロセス。
  2. ナテグリニドがα形である、請求項1に記載のプロセス。
  3. ナテグリニドがδ形である、請求項1に記載のプロセス。
  4. a) C5からC12までの炭化水素中のナテグリニドの懸濁液を調製する段階;
    b) アルコール、エステル、ケトン又はそれらの混合物から成るグループの中から選択された溶媒を前記懸濁液に添加して溶液を得る段階;
    c) 攪拌せずに溶液からB形ナテグリニドを結晶化させる段階;
    c) B形ナテグリニドを回収する段階;
    を含んで成る、B形ナテグリニドの調製プロセス。
  5. 炭化水素が、ヘプタン、ヘキサン、トルエン及びキシレンから成るグループの中から選択されている、請求項4に記載のプロセス。
  6. 溶媒が、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、n−プロパノール、アセトン及び酢酸エチルから成るグループの中から選択されている、請求項4に記載のプロセス。
  7. 結晶化が、シーディング及び冷却により実施される、請求項4に記載のプロセス。
  8. B形が、約15℃より高い結晶化温度で結晶化する、請求項4に記載のプロセス。
  9. 溶媒/炭化水素の組合せが酢酸エチル/ヘプタン又はヘキサンである、請求項4に記載のプロセス。
  10. a) 酢酸エチル及びC5〜C12の炭化水素の混合物の中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液からB形ナテグリニドを結晶化させる段階;及び
    c) B形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成るB形結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  11. 結晶化段階が攪拌せずに実施される、請求項10に記載のプロセス。
  12. 結晶化が約15℃より高い温度で実施される、請求項10に記載のプロセス。
  13. B形ナテグリニドを得るのに充分な時間適切な温度でA形ナテグリニドを貯蔵する段階を含んで成る、B形ナテグリニドを調製するためのプロセス。
  14. a) エステル、ケトン、アミン、アミド、アルコール、ニトリルから成るグループの中から選択されている溶媒の中でナテグリニド溶液を調製する段階;及び
    b) B形ナテグリニドを得るため前記溶媒を除去する段階を含んで成る、B形ナテグリニドの調製プロセス。
  15. 溶媒がアセトニトリル、アセトン、酢酸エチル及びイソプロピルアルコールから成るグループの中から選択されている、請求項14に記載のプロセス。
  16. 除去段階には、溶媒の蒸発を包含する、請求項14に記載のプロセス。
  17. 溶媒が約40℃から約70℃までの温度で蒸発させられる、請求項16に記載のプロセス。
  18. B形ナテグリニドを得るのに充分な時間、適切な温度で酢酸エチル中でδ形ナテグリニドを研和する段階を含んで成る、B形ナテグリニドの調製プロセス。
  19. 温度が少なくとも約40℃である、請求項18に記載のプロセス。
  20. a) 酢酸エチル中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) B形ナテグリニドを沈殿させるべく前記溶液を濃縮させる段階;及び
    c) B形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成るB形ナテグリニドの調製プロセス。
  21. a) 水及びイソプロパノールの混合物中でナテグリニド溶液を調製する段階、
    b) 前記溶液からB形ナテグリニドを結晶化させる段階、及び
    c) B形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、B形ナテグリニドの調製プロセス。
  22. a) イソプロパノールと水の混合物中でナテグリニド溶液を調製する段階、
    b) 約25℃から約35℃までの温度でB形ナテグリニドを前記溶液にシーディングする段階;
    c) 前記溶液を攪拌する段階、
    d) スラリーを得るために約マイナス5℃から約5℃の温度まで前記溶液を冷却する段階;
    e) 前記スラリーを攪拌する段階;
    f) 前記スラリーから固体を回収する段階;及び
    g) 前記固体を加熱してB形ナテグリニドを得る段階、
    を含んで成る、B形ナテグリニドの調製プロセス。
  23. 17.6、17.9及び19.6±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン、約131及び138℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィー及び、約1741、1726、1621、1600、1538、1211、1191cm-1にピークをもつFTIRスペクトルから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(L形)。
  24. 結晶性形状が、少なくとも約8時間約100℃の温度で加熱された時点で安定している、請求項23に記載の結晶性形状。
  25. 請求項23に記載のナテグリニドを得るのに充分な時間D、M及びN形状から成るグループの中から選択されたナテグリニドを加熱する段階を含んで成る、請求項23に記載のB形ナテグリニドの調製プロセス。
  26. 請求項23に記載のナテグリニドを得るのに充分な時間適切な温度でI形ナテグリニドを貯蔵する段階を含んで成る、請求項23に記載のナテグリニド調製プロセス。
  27. 4.0、4.6、13.4、13.9及び19.1±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン;約3309、1748、1589cm-1にピークをもつFTIRスペクトル;約106及び128℃に吸熱ピーク及び約113℃に発熱ピークから成るグループの中から選択されたデータを特徴とする、ナテグリニドの1つの結晶性形状(P形)。
  28. a) 請求項27に記載の結晶性形状を得るべくアセトン、ニトロメタン、及びアセトニトリルから成るグループの中から選択された溶媒中でナテグリニドを研和する段階、ただしニトロメタン中で研和されたナテグリニドがH形でないことを条件とする;及び
    b) ナテグリニドの該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項27に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  29. 適切な温度で充分な時間、イプシロン形ナテグリニドを加熱する段階を含んで成る、請求項27に記載のナテグリニド調製プロセス。
  30. S形ナテグリニドを得るのに充分な時間、K、I、及びα形から成るグループの中から選択されたナテグリニドを加熱する段階を含んで成る、S形ナテグリニドの調製プロセス。
  31. a) n−ブタノール又はジメチルホルムアミドの中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液からナテグリニドを結晶化させる段階;
    c) ナテグリニドを回収する段階;
    d) S形を得るためにナテグリニドを加熱する段階、
    を含んで成る、S形ナテグリニド調製プロセス。
  32. a) エステル、ケトン、アルコール及びその混合物から成るグループの中から選択された溶媒と貧溶媒の混合物の中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 溶液からU形ナテグリニドを結晶化させる段階;及び
    c) U形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、U形SN調製プロセス。
  33. 前記貧溶媒がC5からC12までの炭化水素である、請求項32に記載のプロセス。
  34. 前記貧溶媒がヘプタンである、請求項33に記載のプロセス。
  35. 前記溶媒が、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、n−プロパノール、アセトン及び酢酸エチルから成るグループの中から選択されている、請求項32に記載のプロセス。
  36. 前記溶媒が酢酸エチルである、請求項35に記載のプロセス。
  37. 酢酸エチル対貧溶媒の比が約2:1〜約1:1(体積/体積)である、請求項36に記載のプロセス。
  38. 前記貧溶媒が酢酸エチルよりも約20℃〜約40℃低温である、請求項36に記載のプロセス。
  39. 前記貧溶媒が約0℃〜約10℃の温度を有し、酢酸エチルが約30℃〜約40℃の温度を有する、請求項38に記載のプロセス。
  40. U形は、約25℃以上の温度を有する溶液を調製し、その後約0℃〜約10℃の温度まで冷却してU形を結晶化させかつもう1つの形状に遷移する前にU形を回収することによって調製される、請求項32に記載のプロセス。
  41. a) U形ナテグリニドを自然発生的に沈殿させるべくヘプタンを保持する容器に対し酢酸エチル中のナテグリニド溶液を添加する段階であって、ヘプタンが溶液よりも低温である段階;及び
    b) U形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、U形ナテグリニドの調製プロセス。
  42. U形ナテグリニドを得るのに充分な時間、適切な温度で酢酸エチル中でδ形ナテグリニドを研和する段階を含む、U形ナテグリニド調製プロセス。
  43. 温度が約20℃〜約30℃である、請求項42に記載のプロセス。
  44. a) 酢酸エチル又はアセトン中でナテグリニド溶液を調製する段階、
    b) U形ナテグリニドを結晶化させるべくナテグリニドの結晶性形状を前記溶液にシーディングする段階、及び
    c) U形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成るU形ナテグリニドの調製プロセス。
  45. 溶液にB形がシーディングされる、請求項44に記載のプロセス。
  46. 4.8、5.1、19.0、19.4、27.2、28.9及び31.2±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン、約129℃における吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィー及び、約3283、1711、1646、1420、1238cm-1にピークをもつFTIRスペクトルから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(α形)。
  47. 約8時間約60℃の温度まで加熱された時点で安定している、請求項46に記載の結晶性形状。
  48. a) 請求項46に記載の結晶性形状を得るべくメタノール、n−ブタノール及びエタノールから成るグループの中から選択された溶媒中でナテグリニドを研和する段階、ここで研和されたナテグリニドがH形ではないことを条件とする;及び
    b) α形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、請求項46に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  49. 研和したナテグリニドがU形である、請求項48に記載のプロセス。
  50. a) n−プロパノール、n−ブタノール、イソプロピルアルコール及びアセトニトリルから成るグループの中から選択された溶媒の中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 請求項46に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る請求項46に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  51. K形及びC形から成るグループの中から選択されたナテグリニドの1形状を、該結晶性形状を得るのに充分な時間加熱する段階を含んで成る、請求項46に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  52. メチルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン及びジメチルエタンから成るグループの中から選択された溶媒中でナテグリニドを研和する段階を含んで成るα形及びH形の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  53. 研和されたナテグリニドか結晶性形状U形である、請求項52に記載のプロセス。
  54. 5.6、14.5、18.2、18.9及び19.5±0.2度2θにピークを有するXRPDパターン;約3306、1729、1704、1275cm-1にピークをもつFTIRスペクトル;及び約100及び130℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(δ形)。
  55. 少なくとも約3ヶ月間、約40℃の温度及び約75%の相対湿度で安定している、請求項54に記載の結晶性形状。
  56. 約60℃の温度で少なくとも約8時間後に安定している、請求項54に記載の結晶性形状。
  57. 実質的にH形ナテグリニドを含まない、請求項54に記載の結晶性形状。
  58. 有機溶媒中で充分な時間無水ナテグリニドを攪拌する段階を含んで成り、ここで有機溶媒が酢酸エチル単独の溶媒以外であることを条件とする、請求項54に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  59. 無水ナテグリニドが、B形、H形、U形、及びθ形から成るグループの中から選択されている、請求項58に記載のプロセス。
  60. 攪拌が約マイナス15℃から約10℃までの温度で実施される、請求項58に記載のプロセス。
  61. 有機溶媒が、C5〜C12の炭化水素と酢酸エチルの混合物である、請求項58に記載のプロセス。
  62. 炭化水素がヘプタンである、請求項61に記載のプロセス。
  63. 請求項54に記載のナテグリニドを得るのに充分な時間、酢酸エチルとヘプタンの混合物中でU形ナテグリニドを攪拌する段階を含んで成る請求項54に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  64. a) 前記結晶性形状を得るべくジオキサン、クロロホルム及びテトラヒドロフランから成るグループの中から選択された溶媒の中でナテグリニドを研和する段階、ここでクロロホルム中で研和されたナテグリニドがH形でないことを条件とする及び
    b) 結晶性形状を回収する段階
    を含んで成る、請求項54の記載の結晶性ナテグリニド形状の調製プロセス。
  65. 研和されたナテグリニドがU形である、請求項64に記載のプロセス。
  66. a) 酢酸エチルとヘプタンの混合物中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液を冷却し、固形物を沈殿させ、かくして混合物を形成させる段階;
    c) 請求項54に記載の結晶性形状を得るのに充分な時間、前記混合物を攪拌する段階;及び
    d) 前記混合物をろ過する段階、
    を含んで成る、請求項54に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  67. 流動床乾燥機で残留溶媒を除去する段階を含んで成る、残留溶媒を実質的に含まない請求項54に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  68. 該結晶性形状が、除去プロセスの後残留溶媒を約0.5重量%未満しか含有しない、請求項67に記載のプロセス。
  69. 請求項67に記載のプロセスによって調製される結晶性形状。
  70. 真空下で少なくとも約40℃の温度で攪拌しながら溶媒を除去する段階を含んで成る、残留溶媒を実質的に含まない請求項54に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  71. 約5.5、6.1、6.7、14.3±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン;約127℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィー;及び約3303、1705及び1640cm-1にピークをもつFTIRスペクトルから成るグループの中から選択されたデータを特徴とする、ナテグリニドの1つの結晶性形状(δ形)。
  72. δ形ナテグリニドを得るのに充分な時間有機溶媒中でB形又はU形ナテグリニドを攪拌する段階を含んで成る、請求項71に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  73. 前記有機溶媒が酢酸エチル及びC5からC12の脂肪族炭化水素の混合物である、請求項72に記載のプロセス。
  74. 前記炭化水素がヘプタンである、請求項73に記載のプロセス。
  75. 攪拌が約マイナス15℃から約10℃までの温度で実施される、請求項72に記載のプロセス。
  76. 6.6、7.5、13.1、16.5、17.4、及び21.1±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン;及び約66及び130℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とする、ナテグリニドの1つの結晶性形状(D形)。
  77. 固体状態のナテグリニドとエタノール蒸気を接触させる段階を含んで成り、ナテグリニドが該蒸気を吸収する、請求項76に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  78. 接触させられたナテグリニドがH形である、請求項77に記載のプロセス。
  79. a) エタノール中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 該溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項76に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  80. a) 請求項1の該結晶性形状を得るべくエタノール中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階;及び
    b) 請求項76に記載の該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成り、ここで研和されたナテグリニドがU形ナテグリニドでないことを条件とする、請求項76に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  81. 研和されたナテグリニドがH形ナテグリニドである、請求項80に記載のプロセス。
  82. 適切な温度下で充分な時間T形ナテグリニドを貯蔵する段階を含んで成る、E形結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  83. a) トルエン及びエタノールの混合物中で溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液からE形ナテグリニドを結晶化させる段階;及び
    c) E形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、E形結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  84. E形ナテグリニドを得るのに充分な時間水中でZ形又はデルタ形ナテグリニドを研和する段階を含んで成る、E形ナテグリニドの調製プロセス。
  85. 4.8、5.3、15.2、18.9及び19.6±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約53、103、及び128℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(F形)。
  86. a) n−プロパノール中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 該溶液から結晶性形状を結晶化する段階;及び
    c) 前記結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項85に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  87. n−プロパノール中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階を含んで成る、請求項86に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  88. 14.4、15.3、19.3及び20.3±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約106及び127℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(G形)。
  89. a) イソプロピルアルコール中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 該溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項88に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  90. a) 請求項88の該結晶性形状を得るべくイソプロピルアルコール中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階;及び
    b) 請求項88に記載の該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項88に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  91. 研和されたナテグリニドがH形である、請求項90に記載のプロセス。
  92. a) イソプロパノールと水の混合物の中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 約25℃から約35℃までの温度でB形ナテグリニドを溶液にシーディングする段階;
    c) 溶液を攪拌する段階;
    d) スラリーを得るために約マイナス5℃から約5℃の温度まで前記溶液を冷却する段階;
    e) 前記スラリーを攪拌する段階;及び
    f) 前記スラリーから請求項88に記載のナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、請求項88に記載のナテグリニド。
  93. 5.5、7.4及び16.8±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン、及び約46及び121℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータによって特徴づけされるナテグリニドの1つの結晶性形状(I形)。
  94. n−ブタノール中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階を含んで成り、ここで研和されたナテグリニドがU形でないことを条件とする、請求項93に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  95. 研和されたナテグリニドがH形である、請求項94に記載のプロセス。
  96. a) n−ブタノール中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項93に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  97. 4.4、5.2、15.7及び16.6±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約106、126及び137℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータにより特徴づけされるナテグリニドの1つの結晶性形状(O形)。
  98. 約8時間約60℃の温度まで加熱された時点で安定している、請求項97に記載の結晶性形状。
  99. 結晶性形状を得るべく固体状態のナテグリニドとメタノール蒸気を接触させる段階を含んで成り、ナテグリニドが該蒸気を吸収する、請求項97に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  100. 接触させられたナテグリニドがH形である、請求項99に記載のプロセス。
  101. 7.2、7.9、8.3及び10.7±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約68、106、及び130℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーを特徴とする、ナテグリニドの1つの結晶性形状(T形)。
  102. a) 請求項101の該結晶性形状を得るべくメタノール中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階、ここで研和されたナテグリニドがU形でないことを条件とする;及び
    b) T形ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、請求項101に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  103. 研和されたナテグリニドがH形である、請求項102に記載のプロセス。
  104. 構造式NTG・1/4MeOH(wt/wt)により表わされるメタノール溶媒和物の形をした結晶性ナテグリニド。
  105. O形ナテグリニドメタノール溶媒和物である、請求項104に記載の結晶性ナテグリニド。
  106. 約20重量%を上回るメタノールを含有することにより特徴づけされるメタノール溶媒和物の形をした結晶性ナテグリニド。
  107. T形ナテグリニドメタノール溶媒和物である、請求項106に記載の結晶性ナテグリニド。
  108. 構造式でNTG・3/2EtOH(wt/wt)により表わされるエタノール溶媒和物の形をした結晶性ナテグリニド。
  109. D形ナテグリニドエタノール溶媒和物である、請求項108に記載の結晶性形状。
  110. 結晶性ナテグリニドモノイパノレート。
  111. モノイパノレートがG形ナテグリニドである、請求項110に記載の結晶性ナテグリニド。
  112. n−ブタノール溶媒和物の形をした結晶性ナテグリニド。
  113. 結晶性形状がI形n−ブタノール溶媒和物である、請求項112に記載の結晶性ナテグリニド。
  114. n−プロパノール溶媒和物の形をした結晶性ナテグリニド。
  115. 溶媒和物が約16%〜約24%のn−プロパノールを含有している、請求項114に記載の結晶性ナテグリニド。
  116. 溶媒和物がF形n−プロパノール溶媒和物である、請求項114に記載の結晶性ナテグリニド。
  117. 5.2、8.2及び8.8±0.2度2θにおけるピークをもつXRPDパターンを有する固体状態でのナテグリニドの1つの結晶性形状(C形)。
  118. 図2に実質的に記述されているようなXRPDパターンを有する、請求項117に記載の結晶性形状。
  119. a) 請求項117に記載の結晶性形状を得るべくジメチルアセタミド中でナテグリニドの1結晶性形状を研和する段階;及び
    b) 請求項117に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項117に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  120. a) ジメチルアセタミド中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項117に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  121. 8.0、11.2、12.0、15.9、16.1、17.7及び28.1±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン、及び約49、105及び168℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータによって特徴づけされる固体状態でのナテグリニドの1つの結晶性形状(J形)。
  122. a) N−メチルピロリドン中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る請求項121に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  123. a) 請求項121に記載の結晶性形状を得るべくN−メチルピロリドン中でナテグリニドの1結晶性形状を研和する段階;及び
    b) 請求項121に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項121に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  124. 9.5、15.4、17.1及び21.1±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン、及び約79、105、145及び170℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とする固体状態でのナテグリニドの1つの結晶性形状(K形)。
  125. a) DMF中でナテグリニド溶液を調製する段階、
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る請求項124に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  126. a) 請求項124に記載の結晶性形状を得るべくDMF中でナテグリニドの1結晶性形状を研和する段階;及び
    b) 前記結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項124に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  127. 4.5、5.8、11.4及び16.4±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン、及び約81及び139℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(V形)。
  128. a) ジメチルエタン中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る請求項127に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  129. a) 請求項121に記載の結晶性形状を得るべくジメトキシエタン中でナテグリニドの1結晶性形状を研和する段階、ここで研和されたナテグリニドがU形でないことを条件とする;及び
    b) 請求項127に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項127に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  130. 研和されたナテグリニドがH形である、請求項129に記載のプロセス。
  131. 4.6、9.4、13.9及び18.8±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約91及び100℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータによって特徴づけされる固体状態でのナテグリニドの1つの結晶性形状(β形)。
  132. J形結晶性ナテグリニドを加熱する段階を含んで成る、請求項131に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  133. N−メチルピロリドン中でのH形ナテグリニドの研和から得られた固体を加熱する段階を含んで成る、請求項131に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  134. 4.4、8.9、18.4、18.8及び19.5±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約93及び136℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(γ形)。
  135. Nメチルピロリドン中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和して得られた固体を加熱する段階を含んで成り、ここで研和されたナテグリニドがH形でないことを条件とする、請求項134に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  136. 研和されたナテグリニドの結晶性形状がU形ナテグリニドである、請求項135に記載のプロセス。
  137. 4.2、13.0、13.6、14.3、16.2、16.7及び19.6±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約64、108及び129℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(ε形)。
  138. a) アセトン、アセトニトリル及びニトロメタンから成るグループの中から選択された溶媒の中でナテグリニド溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る請求項137に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  139. 前記溶媒がニトロメタンである、請求項138に記載のプロセス。
  140. a) 請求項137に記載の結晶性形状を得るべくニトロメタン中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階、ここで研和された該結晶性形状がU形でないことを条件とする;及び
    b) 請求項137に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項137に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  141. 研和された結晶性形状がH形である、請求項140に記載のプロセス。
  142. ジメチルアセタミド溶媒和物である、ナテグリニドの1つの結晶性形状。
  143. C形ナテグリニドである、請求項142に記載の結晶性形状。
  144. n−メチルピロリドン溶媒和物である、ナテグリニドの1つの結晶性形状。
  145. J形ナテグリニドである、請求項144に記載の結晶性形状。
  146. ジメチルホルムアミド溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  147. K形ナテグリニドである、請求項146に記載の結晶性形状。
  148. ジメトキシエタン溶媒和物である、ナテグリニドのα1結晶性形状。
  149. V形ナテグリニドである、請求項148に記載の結晶性形状。
  150. N-メチルピロリドン溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  151. ガンマ形又はベータ形のナテグリニドである、請求項150に記載の結晶性形状。
  152. アセトン、アセトニトリル及びニトロメタンから成るグループの中から選択された溶媒の溶媒和物である、ナテグリニドの1つの結晶性形状。
  153. 溶媒がアセトン又はニトロメタンである、請求項152に記載の結晶性形状。
  154. イプシロン形ナテグリニドである、請求項152に記載の結晶性形状。
  155. 6.6、13.3、13.9、16.8、27.2及び28.0±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約70、98及び138℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(A形)。
  156. a) キシレン中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項155に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  157. 16.2、16.4、17.0、17.8、18.6、19.4及び19.6±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約90、102及び128℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(M形)。
  158. a) 四塩化炭素中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項157に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  159. 5.3、5.5、8.9、9.9、20.4及び21.1±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約77、100、130及び137℃にもつピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(N形)。
  160. a) ジクロロエタン中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性ナテグリニドを結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、請求項159に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  161. 5.1、5.6、16.2及び19.8±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン及び約102及び126℃に吸熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータによって特徴づけされるナテグリニドの1つの結晶性形状(Q形)。
  162. a) クロロホルム中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、請求項161に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  163. a) クロロホルム中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階、ここで研和されたナテグリニドがU形でないことを条件とする;及び
    b) 請求項161に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項161に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  164. 研和されたナテグリニドがH形である、請求項163に記載のプロセス。
  165. a) 請求項161に記載の結晶性形状を得るべくジクロロエタン中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階;及び
    b) 請求項161に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項161に記載の結晶性形状の調製プロセス。
  166. 該結晶性形状(Y形)が6.1、14.2、15.1及び18.7±0.2度2θにピークをもつXRPDパターンを有する、ナテグリニドの1つの結晶性形状。
  167. 図166に実質的に描かれている通りのXRPDパターンを有する、請求項166に記載の結晶性形状。
  168. 約8時間約60℃の温度まで加熱した時点で安定している、請求項166に記載のナテグリニドの結晶性形状。
  169. 結晶性形状を得るべく、固体状態のナテグリニドをジクロロメタンの蒸気と接触させる段階を含んで成り、接触させられたナテグリニドが蒸気を吸収する、請求項166に記載の結晶性形状のジクロロメタン溶媒和物の調製プロセス。
  170. a) 請求項166に記載の結晶性形状を得るべくジクロロメタン中でナテグリニドの1つの結晶性形状を研和する段階及び
    b) 請求項166に記載の結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項166に記載の結晶性形状のジクロロメタン溶媒和物の調製プロセス。
  171. 研和されたナテグリニドがH形である、請求項170に記載のプロセス。
  172. a) ジクロロメタン中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項166に記載のナテグリニドの結晶性形状の調製プロセス。
  173. 請求項166に記載の結晶性形状を得るのに充分な時間適切な温度でQ形結晶性ナテグリニドを貯蔵する段階を含んで成る、請求項166に記載の結晶性形状のクロロホルム溶媒和物の調製プロセス。
  174. a) 水性溶媒中でナテグリニドのアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩の溶液を調製する段階;
    b) Z形ナテグリニドを沈殿させるべく前記前記溶液を酸性化する段階;及び
    c) 前記結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、Z形結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  175. 前記水性溶媒が、助溶媒を含まない水である、請求項174に記載のプロセス。
  176. 塩がカリウム又はナトリウムの塩である、請求項174に記載のプロセス。
  177. a) 酢酸エチル及びC5〜C12炭化水素の混合物の中でナテグリニド溶液を調製する段階、
    b) 前記溶液からナテグリニドの該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 前記結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、Z形結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  178. 前記炭化水素がヘプタンである、請求項177に記載のプロセス。
  179. ヘプタン対酢酸エチル比が約2〜約4(v/v)である、請求項178に記載のプロセス。
  180. Z形を得るのに充分な時間、水中でデルタ形ナテグリニドを研和する段階を含む、Z形ナテグリニドの調製プロセス。
  181. 4.8、7.8、15.5、17.7±0.2度2θにピークをもつXRPDパターン;及び約70℃、104℃、及び130℃に吸熱ピークと約115℃における発熱ピークをもつDSCサーモグラフィーから成るグループの中から選択されたデータを特徴とするナテグリニドの1つの結晶性形状(θ形)。
  182. a) メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン及び酢酸エチル及びヘプタンから成るグループの中から選択された溶媒の混合物中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) ナテグリニドの該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) ナテグリニドの結晶性形状を回収する段階、
    を含んで成る、請求項181に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  183. 結晶化が約0℃〜約10℃の温度で実施される、請求項182に記載のプロセス。
  184. 溶媒が酢酸エチルである、請求項182に記載のプロセス。
  185. キシレンの溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  186. A形ナテグリニドである、請求項185に記載の結晶性形状。
  187. 四塩化炭素の溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  188. M形ナテグリニドである、請求項187に記載の結晶性形状。
  189. ジクロロエタンの溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  190. N形ナテグリニドである、請求項189に記載の結晶性形状。
  191. クロロホルムの溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  192. Y形ナテグリニドである、請求項191に記載の結晶性形状。
  193. Q形ナテグリニドである、請求項191に記載の結晶性形状。
  194. ジクロロメタンの溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  195. Y形ナテグリニドである、請求項194に記載の結晶性形状。
  196. ヘプタンの溶媒和物である、ナテグリニドの結晶性形状。
  197. θ形ナテグリニドである、請求項196に記載の結晶性形状。
  198. 4.5、7.8、15.5、16.9、17.8、19.2、19.7±0.2度2θにピークをもつXRPDパターンを特徴とする、ナテグリニドの1つの結晶性形状(オメガ)。
  199. a) 水とイソプロパノールの混合物の中でナテグリニドの溶液を調製する段階;
    b) 前記溶液から該結晶性形状を結晶化させる段階;及び
    c) 該結晶性ナテグリニドを回収する段階、
    を含んで成る、請求項198に記載の結晶性ナテグリニドの調製プロセス。
  200. 水対イソプロパノール比が約1/2〜約1/5(vol/vol)である、請求項199に記載のプロセス。
  201. 請求項198に記載の結晶性形状を加熱する段階を含んで成る、Z形ナテグリニドの調製プロセス。
  202. イソプロパノールと水の溶媒和形状である、ナテグリニドの結晶性形状。
  203. 約50%の水とイソプロパノール(LOD)を含有する、請求項202に記載の結晶性形状。
  204. A、C、D、F、G、I、J、K、M、N、O、Q及びT、V、Y、ガンマ、イプシロン、シータ、オメガから成るグループの中から選択されたナテグリニドの結晶性形状及び薬学的に受容可能な賦形剤を含んで成る、哺乳動物に投与するための薬学製剤。
  205. 哺乳動物に対して請求項204に記載の薬学製剤を投与する段階を含んで成る、哺乳動物の血中レベルの糖を低下させる方法。
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