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JP2006328965A - 車両の制御方法および電子制御装置 - Google Patents

車両の制御方法および電子制御装置 Download PDF

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】当該電子制御装置に意図しない電源遮断に基づくリセットが発生した場合であれ、制御情報の不整合を生じさせることなく正確な制御情報に基づいて所望とされる車両制御を適正に行うことのできる車両の制御方法および電子制御装置を提供する。
【解決手段】アイドルストップ制御装置およびエンジン制御装置が互いに通信して自らの保持する制御情報を更新しつつこれら各自に保持される制御情報に基づいてアイドルストップ制御を行う。このうち、アイドルストップ制御装置は、制御情報を随時バックアップし、当該装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、同制御情報を記憶するバックアップRAMの電源となるバッテリが車両から取り外されたか否かを判断する。そうして、これが取り外されていないと判断されるときには、上記制御情報に対しイニシャライズを行うことなく、リセット発生直前におけるバックアップデータをこの制御情報として用いる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、特にアイドルストップ制御に採用して有益な車両の制御方法、および他の車載電子制御装置との通信を通じて自らの保持する制御情報を更新しつつこの制御情報に基づいてアイドルストップ制御を実行する電子制御装置に関する。
周知のように、アイドルストップ制御は、短時間の停車時にアイドリング回転をさせないように意識的にアイドリング時の点火・燃料噴射や排気等を止め、燃料消費を最小限に抑えるために行われる。
従来、こうしたアイドルストップ制御に係る車両の制御方法としては、例えば特許文献1に記載される方法が知られている。具体的には、こうした方法においては、車載内燃機関の点火態様・燃料噴射態様を制御する電子制御装置(エンジン制御装置)と、同機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置(アイドルストップ制御装置)とが、互いに通信して自らの保持する制御情報を随時更新している。そうして、これら電子制御装置の各自に保持される上記制御情報の示す車両の状態に基づいて、これら電子制御装置の協働(協調)のもと、上述のアイドルストップ制御が適宜に実行されるようになっている。
特開2004−137905号公報
ところで、このようにエンジン制御装置(エンジン制御ECU)とアイドルストップ制御装置(アイドルストップ制御ECU)とが協働(協調)して前述のアイドルストップ制御を行うシステムにあっては、これら電子制御装置の間で制御情報が相互に送受信されている。より具体的には、これら電子制御装置は、それぞれ他方の電子制御装置から送られてくる制御情報をもって自らの保持する制御情報を更新しつつ、この制御情報に基づいて所望とされる制御を行っている。このため、これら電子制御装置の一方のみにリセットが発生した場合には、両者の制御情報に不整合が生じ、例えば内燃機関の始動(起動)制御等といった所望とされる制御が正しく行われなくなることが懸念される。
具体的な事例を挙げて説明すると、これら電子制御装置においては、例えば図19に示すように、現在の車両状態がアイドルストップ状態にあるか否か(「IdleStop」か「非IdleStop」か)を示す制御情報が各々に保持されており、これが、図20(a)〜(c)に示すように、両者間の通信をもって随時更新されている。ここで、例えば車両がアイドルストップ状態にあるときにクランキング時(エンジン始動時)の電源低下等に起因してアイドルストップ制御装置に電源遮断に基づく意図しないリセット(リセット解除)が発生したとすると、図19中に破線矢印で示すように、当該アイドルストップ制御装置に保持される制御情報は初期化(イニシャライズ)される。すなわち、同装置に保持される制御情報は、イニシャルデータ(初期化用に予め用意された初期値)により更新処理され、図20(b)に示すように、“非アイドルストップ状態(RUN)”を示すようになる。一方、エンジン制御装置に保持される制御情報は、図20(c)に示すように、依然として“アイドルストップ状態(STOP)”を示すため、結局、これら電子制御装置に各々保持される制御情報(この例では、現在の車両状態がアイドルストップ状態にあるか否かを示す制御情報)には、これら装置間で不整合が生じることになる。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、当該電子制御装置に意図しない電源遮断に基づくリセットが発生した場合であれ、制御情報の不整合を生じさせることなく正確な制御情報に基づいて所望とされる車両制御を適正に行うことのできる車両の制御方法および電子制御装置を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1記載の発明では、車両に搭載されている第1および第2の電子制御装置が互いに通信して自らの保持する制御情報を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す前記車両の状態に基づいて、これら第1および第2の電子制御装置の協働のもと、所望とされる車両制御を行う車両の制御方法として、前記第1および第2の電子制御装置の少なくとも一方に前記制御情報を随時バックアップさせ、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを当該電子制御装置における前記制御情報として用いることとする。
車両の制御方法としてこうした方法を採用することとすれば、リセット(リセット解除)発生時には上記制御情報に対しイニシャルデータ(初期化用に予め用意された初期値)による更新処理(イニシャライズ)が行われない。しかも、同リセットの発生直前におけるバックアップデータによって、当該電子制御装置には適正な制御情報が保持されることになる。すなわちこうした方法によれば、当該電子制御装置に意図しない電源遮断に基づくリセットが発生した場合であれ、制御情報が誤った情報に書き換えられることなく確実に適正な制御情報が当該装置に保持され、ひいては、前述した制御情報の不整合を生じさせることなく、正確な制御情報に基づいて所望とされる車両制御を適正に行うことが可能になる。
また、請求項2記載の発明では、車両に搭載されている第1および第2の電子制御装置が互いに通信して自らの保持する制御情報を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す前記車両の状態に基づいて、これら第1および第2の電子制御装置の協働のもと、所望とされる車両制御を行う車両の制御方法として、前記第1および第2の電子制御装置の少なくとも一方に前記制御情報を随時バックアップさせ、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、これが想定外のリセットであるか否かを判断して、これが想定外のリセットであると判断されるときにのみ、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを当該電子制御装置における前記制御情報として用いることとする。
こうした方法を採用することとすれば、発生したリセットが予め想定されているリセットであるときには、通常どおり上記制御情報に対しイニシャルデータ(初期化用に予め用意された初期値)による更新処理(イニシャライズ)が行われる。すなわち、発生したリセットが想定外のリセットであるときにのみ、上記制御情報に対しイニシャライズが行われないようになる。そしてこの場合も、前述と同様、同リセットの発生直前におけるバックアップデータによって、当該電子制御装置に適正な制御情報が保持されることになる。
すなわち、例えば前記制御情報を不揮発に保持させる媒体として、前記車両に搭載されているバッテリにより常時給電されるバックアップRAMを用意するときには、請求項3に記載の発明によるように、前記想定外のリセットであるか否かの判断を、前記バックアップRAMの電源となるバッテリが前記車両から取り外されたか否かに基づいて行うようにする。これにより、例えば車載バッテリ交換時などに上記バックアップRAMに格納されているデータ(制御情報)が消去されてしまった場合にも、同バックアップRAMに対し(正確にはその記憶内容に対し)イニシャライズが行われることで同メモリに適宜のデータが不揮発に保持され、ひいては適正な車両制御が継続的に行われることになる。このように、イニシャライズを行うべきリセットが予め想定されているときには、上記方法を採用することによって、その最適化が図られるようになる。
また、上記請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明は、請求項4に記載の発明によるように、前記第1および第2の電子制御装置が、それぞれ前記車両に搭載される内燃機関における点火態様・燃料噴射態様を制御する電子制御装置、および前記車両に搭載される内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置であって、前記所望とされる車両制御が、前記車両に搭載される内燃機関のアイドルストップ制御である場合に採用して特に有効である。
前述したように、車両に搭載されているスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置(アイドルストップ制御装置)は、クランキング時(エンジン始動時)の電源低下により意図しない電源遮断、ひいては意図しないリセット(リセット解除)が発生し易くなっている。すなわち、こうしたアイドルストップ制御装置およびエンジン制御装置によるアイドルストップ制御システムは、従来知られている多種多様な車載システムの中でも特にこれら装置間で前述した制御情報の不整合が生じ易い環境にあり、近年、こうした環境にあっても所望とされる車両制御を適正に維持して行うことのできる車両の制御方法が、特に望まれる実情にある。この点、上記方法によれば、こうした要望が十分に満たされ、もって産業の発達に大きく寄与することになる。
また前述したように、こうしたアイドルストップ制御は、短時間の停車時にアイドリング回転をさせないように意識的にアイドリング時の点火・燃料噴射や排気等を止め、燃料消費を最小限に抑えるために行われる。また、当該内燃機関を再び作動(再起動)させる際には、同機関に対するスタータ駆動が必要になる。このため、上記請求項4に記載の方法において、前記制御情報としては、請求項5に記載の発明によるように、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを含むものを採用することが有効である。しかも、こうしたパラメータは、上記アイドルストップ制御装置とエンジン制御装置との間の通信をもって随時更新することが必要とされるため、こうしたパラメータを用いる場合に先の制御情報の不整合の問題が特に顕著になる。この意味でも、車両の制御方法としての上記方法は重要である。
またここで、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータとしては、請求項7に記載の発明によるように、前記車両のブレーキのオン/オフ状態、前記車両のアクセルの開閉状態、前記車両のステアリングの旋回状態、前記車両の走行速度、前記車両の走行道路の傾斜度合の少なくとも1つに応じてその値の定められるものを採用することが特に有効である。内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件や、同機関に対するスタータ駆動の開始条件を適切に定めるためには、ここに列挙するパラメータが特に重要になる。
また、これら請求項5または6に記載の車両の制御方法において、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、請求項7に記載の発明によるように、前記内燃機関の点火・始動スイッチとしてオン/オフ操作されるイグニッションスイッチのオン/オフ状態に応じてその値の定められるものとすることがより有効である。前記パラメータをこうしたパラメータにすることで、前述のアイドルストップ制御として、運転者(ユーザ)の意思の反映されたより信頼性の高い制御が実現されるようになる。
さらに、上記請求項5〜7のいずれか一項に記載の車両の制御方法において、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、請求項8に記載の発明によるように、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータの値に応じてその値の定められるものとすることがより有効である。例えば内燃機関(特にその状態)に係る条件、エミッションに係る条件、当該車両のバッテリに係る条件等によっては、内燃機関がアイドルストップ状態になること自体、好ましくない場合がある。この点、上記方法によれば、所望の条件で同機関のアイドルストップを禁止することが可能になるため、こうした場合にも柔軟に対応して、きめの細かい制御が可能になる。
具体的には、請求項9に記載の発明によるように、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータを、前記内燃機関の回転数、前記内燃機関の冷却水温度、前記車両の排気系に設けられた触媒の温度、前記車両のバッテリ残量の少なくとも1つに応じてその値の定められるものとすることによって、実情に適したかたちで前述のアイドルストップ制御の最適化が図られることになる。
また、請求項10に記載の発明によるように、上記請求項4〜9のいずれか一項に記載の車両の制御方法において、前記スタータ装置のアイドルストップ動作を制御する第2の電子制御装置に、前記制御情報として少なくとも前記スタータ装置の動作時間を随時バックアップさせてこれを前記スタータ装置の継続的に動作していた時間として不揮発に保持させることとすれば、前記スタータ装置の動作時間を累積して、同スタータ装置の継続的に動作している時間(継続的に通電されている時間)を計測することが可能になる。すなわちこうした方法によれば、前記スタータ装置の継続的な動作(通電)時間を監視して、同スタータ装置への過度な通電の防止を図ることが可能になる。
また一方、請求項11に記載の発明では、他の電子制御装置から送られてくる制御情報をもって自らの保持する制御情報を更新しつつこの制御情報の示す車両の状態に基づいて、該車両に搭載されている内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置として、前記制御情報を随時バックアップし、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを前記制御情報として用いる構成とする。
スタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置としてこうした構成を採用することにより、上記請求項1に記載の方法を容易且つ的確に実現することができるようになる。すなわち、例えばクランキング時(エンジン始動時)の電源低下により意図しない電源遮断、ひいては意図しないリセット(リセット解除)が発生した場合であれ、制御情報が誤った情報に書き換えられることなく確実に適正な制御情報が当該装置に保持され、ひいては前述した制御情報の不整合を生じさせることなく、正確な制御情報に基づいて所望とされる車両制御が適正に行われるようになる。
また、こうした電子制御装置についても、請求項12に記載の発明のように、他の電子制御装置から送られてくる制御情報をもって自らの保持する制御情報を更新しつつこの制御情報の示す車両の状態に基づいて、該車両に搭載されている内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置として、前記制御情報を随時バックアップし、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、これが想定外のリセットであるか否かを判断して、これが想定外のリセットであると判断されるときにのみ、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを前記制御情報として用いる構成とすることとすれば、前述と同様、その最適化が図られることになる。
そして具体的には、請求項13に記載の発明によるように、前記制御情報を不揮発に保持させる媒体として、前記車両に搭載されているバッテリにより常時給電されるバックアップRAMを備え、前記想定外のリセットであるか否かの判断を、前記バックアップRAMの電源となるバッテリが前記車両から取り外されたか否かに基づいて行う構成とすることが有効である。これにより、車載バッテリ交換時などに上記バックアップRAMに格納されているデータ(制御情報)が消去されてしまった場合にも、同バックアップRAMに対し(正確にはその記憶内容に対し)イニシャライズが行われることで同メモリに適宜のデータが不揮発に保持され、ひいては適正な車両制御が継続的に行われるようになる。
また、上記請求項11〜13のいずれか一項に記載の電子制御装置についても、前記制御情報としては、請求項14に記載の発明によるように、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを含むものを採用することが有効である。すなわち、こうしたパラメータは上記電子制御装置においても重要である。
またこの場合、請求項15に記載の発明によるように、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータとして、前記車両のブレーキのオン/オフ状態、前記車両のアクセルの開閉状態、前記車両のステアリングの旋回状態、前記車両の走行速度、前記車両の走行道路の傾斜度合の少なくとも1つに応じてその値が定められるものを採用することが特に有効であることも、前述したとおりである。
また、請求項16に記載の発明によるように、上記請求項14または15に記載の電子制御装置において、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを、前記内燃機関の点火・始動スイッチとしてオン/オフ操作されるイグニッションスイッチのオン/オフ状態に応じてその値の定められるものとすることで、所望とされるアイドルストップ制御として、運転者(ユーザ)の意思の反映されたより信頼性の高い制御が実現されるようになることも、前述したとおりである。
さらに、請求項17に記載の発明によるように、上記請求項14〜16のいずれか一項に記載の電子制御装置において、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータの値に応じてその値の定められるものとすることで、前述したとおり、前記内燃機関のアイドルストップを禁止しなければならない場合にあってもこれに柔軟に対応することができるようになる。
そして具体的には、請求項18に記載の発明によるように、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータを、前記内燃機関の回転数、前記内燃機関の冷却水温度、前記車両の排気系に設けられた触媒の温度、前記車両のバッテリ残量の少なくとも1つに応じてその値の定められるものとすることによって、実情に適したかたちで前述のアイドルストップ制御の最適化が図られることになる。
また、請求項19に記載の発明によるように、上記請求項11〜18のいずれか一項に記載の電子制御装置において、前記制御情報として少なくとも前記スタータ装置の動作時間を随時バックアップしてこれを前記スタータ装置の継続的に動作していた時間として不揮発に保持する構成とすることとすれば、前記スタータ装置の動作時間を累積して、同スタータ装置の継続的に動作している時間(継続的に通電されている時間)を計測することが可能になる。すなわちこうした方法によれば、前記スタータ装置の継続的な動作(通電)時間を監視して、同スタータ装置への過度な通電の防止を図ることが可能になる。
以下、図1〜図18を参照しつつ、この発明に係る車両の制御方法および電子制御装置を具体化した一実施の形態について説明する。なお、この実施の形態に係るシステムにおいても、車両に搭載されているエンジン制御装置(エンジン制御ECU)とアイドルストップ制御装置(アイドルストップ制御ECU)とが互いに協働(協調)して前述のアイドルストップ制御を行うようになっている。
まず、図1を参照して、このシステムの構成の概略について説明する。
同図1に示すように、このシステムは、大きくは、制御対象とする車両に搭載されている内燃機関(エンジン)を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置30、および該スタータ装置30のアイドルストップ動作を制御するアイドルストップ制御装置10、さらには点火態様・燃料噴射制御をはじめとした各種のエンジン制御を行うエンジン制御装置20等を有して構成されている。
そして、このシステムを主に構成する2つの電子制御装置、すなわち上記アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20は、それぞれCPU(中央処理装置)11および21、並びに電源回路(電源IC)12および22、さらにはCAN(Controller Area Network)コントローラ13および23等を有して構成されている。
ここで、上記電源回路12および22は、電磁式のメインリレー40を介して車載バッテリBTに接続されている。すなわち、例えば運転者によりエンジンの始動スイッチであるイグニッションスイッチIGSWがオン(閉)操作されると、車載バッテリBTの電源電圧により、バッファ回路25およびダイオードD1、さらには並列に接続されるプルダウン抵抗R1を介して、トランジスタT1がオンされる。そして、このトランジスタT1がオンされることによりリレーコイル41が通電されて、これに伴いリレースイッチ42がオン(閉)される。そうして、車載バッテリBTの電源電圧(通常「14V」)が上記電源回路12および22により例えば「5V」の動作電圧(Vcc)に調圧され、これが、CPU11および21をはじめとする各電子制御装置の構成部品へ供給(給電)されるようになっている。他方、上記イグニッションスイッチIGSWがオフ(開)操作されると、所定時間(例えば「5秒」)後に上記メインリレー40(リレースイッチ42)がオフ(開)され、これをもって、上記アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20への給電が遮断されるようになっている。なお、この実施の形態に係る上記各電子制御装置においても、前述したクランキング時(エンジン始動時)の瞬時オフ等も含め、これら電子制御装置(アイドルストップ制御装置10やエンジン制御装置20)に電源遮断があったときには、当該装置にリセットが発生する。ただし、この実施の形態に係るシステムにおいては、こうしたリセットが予期しないかたちで発生した場合であれ、前述した制御情報の不整合を生じさせることなく、正確な制御情報に基づいて、所望とされる車両制御が、すなわちアイドルストップ制御が適正に行われるようになっている(詳しくは後述)。
また、上記CANコントローラ13および23は、CPU11および21にかかる負荷を最小限に抑えるべく、多数のメッセージを管理しながら、ネットワークを構築するバスL1へアクセスすることによりデータ通信を行うものである。
さらに、上記アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20は、それぞれ車載バッテリBTにより常時給電されつつ所望とされるデータを不揮発に記憶するバックアップRAM14および24も備える。すなわち、この実施の形態においても、先の図19に示したような制御情報(現在の車両状態がアイドルストップ状態にあるか否かを示す制御情報)が、これら電子制御装置の各々に保持されており、これが、両者の間の通信をもって随時更新されている(これも詳しくは後述)。
また、上記アイドルストップ制御装置10は、上記CPU11による指令を通じて上記スタータ装置30の駆動を制御するように構成されている。具体的には、このCPU11の指令に基づき、同スタータ装置30(スタータモータ31)の給電経路に配設されているリレーコイル33の通電の有無、ひいてはリレースイッチ32のオン/オフ状態が所望に制御されるようになっている。すなわち、例えばエンジン始動(起動)時には、CPU11の指令に基づきリレーコイル33が通電されて、これに伴いリレースイッチ32がオン(閉)され、車載バッテリBTの電源電圧がスタータモータ31へ給電される。そうして、このスタータモータ31により、内燃機関に対するクランキング(スタータ駆動)が開始されることになる。なおここでは、例えば車載バッテリBTに電圧低下等があって上記CPU11からの指令(出力電圧)が不安定になってしまったときにも上記スタータ装置30に対して適正な指令を与え続けるべく、このスタータ装置30への指令をラッチ回路15によりラッチ(データ保持)するように構成している。図2は、このラッチ回路15の動作例を示す真理値表である。なお、これはRSラッチの動作例を示すものであり、表中の「R」はリセット端子、「S」はセット端子、「O」は出力端子にそれぞれ相当する。
一方、エンジン制御装置20は、上記CPU21による指令を通じて各種のエンジン制御を行うように構成されている。具体的には、同エンジン制御装置20は、例えば図示しないクランク角センサや、温度センサ、車速センサ、空燃比センサ、圧力センサ等による各種のセンサ出力に基づき、同じく図示しない燃料噴射弁(例えばインジェクタ)や、イグナイタ、電子制御式スロットル弁等といった各種アクチュエータの駆動を制御するようになっている。
次に、図3〜図16を参照して、上記システム(図1)によるアイドルストップ制御の制御態様について説明する。
はじめに、説明の便宜を図るべく、この制御において用いられる主なパラメータ(制御情報)を列記し、その名称および用途を明らかにしておく。なお、このシステムにおいては、これら各種のパラメータがいずれも、上記バックアップRAM14および24に記憶されるかたちで、上記アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20の各々に不揮発に保持されている。そうして、これらパラメータが必要とされるときには、その都度、該バックアップRAM14もしくは24から読み出されて、所望とされる用途に使用されるようになっている。
・「Keyword」:このパラメータは、当該車両に搭載されている車載バッテリBT(図1)が車両から取り外されたか否かを示すものである。この実施の形態では、「5AA5」という値がこのパラメータに入力されていなければ、同バッテリBTが車両から取り外されたことになる(図3参照)。
・「動作モード」:このパラメータは、当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)の作動条件、すなわち同機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るものである。すなわち、この実施の形態においては、「動作モード=STOP」のとき、当該内燃機関における燃料カットや点火カットを実行し、また「動作モード=STOP」から「動作モード=RUN」への状態変化(遷移)があったとき、同機関に対するスタータ駆動を開始する(図7、図8、図13〜図15参照)。また、このパラメータの値は、例えば下記パラメータ「メインリレーState」および「アイドルストップ条件」の値や、当該車両のブレーキのオン/オフ状態、当該車両のアクセルの開閉状態、当該車両のステアリングの旋回状態、当該車両の走行速度、当該車両の走行道路の傾斜度合に応じて定められる(図6参照)。
・「メインリレーState」:このパラメータは、当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)の点火・始動スイッチであるイグニッションスイッチIGSW(図1)のオン/オフ状態を示すものである(図11参照)。用途としては、例えば後述するCAN送信処理(図16)を通じてエンジン制御装置20からアイドルストップ制御装置10へ送信され、同装置10においてリセット発生原因の判別等に用いられる。
・「アイドルストップ条件」:このパラメータは、当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)のアイドルストップの禁止条件に係るものである。このパラメータの値は、例えば当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)の回転数、同機関の冷却水温度、当該車両の排気系に設けられた触媒の温度、当該車両に搭載されている車載バッテリBTの残量に応じて定められる(図12参照)。
・「スタータ状態」「スタータ状態i−1」:「スタータ状態」は、当該車両に搭載されているスタータ装置30(図1)の現在のオン/オフ状態を示すものである(図7参照)。一方、「スタータ状態i−1」は、同スタータ装置30の所定時間前(この実施の形態では「10ms」前)のオン/オフ状態を示すものであって、詳しくはこのスタータ装置30を安定動作させるべく行われるラッチ回路制御(図8)において用いられる。
・「タイマ」:このパラメータは、当該車両に搭載されているスタータ装置30(図1)の継続的に動作している時間(継続的に通電されている時間)を示すものである。
・「スタータONタイマ」:このパラメータは、当該車両に搭載されているスタータ装置30(図1)の継続的な動作(通電)の限界点(限界時間)を示すものであって、同スタータ装置30への過度な通電の防止を図るために適宜の値(この実施の形態では「500ms」)が設定される(図7参照)。
さて、まず図3〜図9を参照して、上記システム(図1)によるアイドルストップ制御の制御態様の、特に上記アイドルストップ制御装置10に係る各種の制御態様について説明する。
図3は、上記アイドルストップ制御装置10による初期化処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この初期化処理は、当該アイドルストップ制御装置10における起動(再起動も含む)直後の処理として行われる。
同図3に示すように、この初期化処理を行うに際しては、まず、ステップS111において、この起動の前に車載バッテリBTが車両から取り外されたか否かを上記パラメータ「Keyword」の値に基づいて判断する。
そして、起動前に車載バッテリBTが取り外されたと判断されるときには、すなわち上記「Keyword」に「5AA5」という値が設定されていないと判断されるときには、続くステップS112において、この「Keyword」に値「5AA5」を設定する。さらに、これに続くステップにおいては、「動作モード」に値「RUN」を(ステップS113)、「スタータ状態」および「スタータ状態i−1」に値「OFF」を(ステップS114)、「スタータONタイマ」に値「500ms」を(ステップS115)、というように、初期化用に予め用意されたイニシャルデータにより各種パラメータを更新(イニシャライズ)する。またこのとき、これらの設定値は、これら各種パラメータと併せ上記バックアップRAM14に記憶させておく。
一方、起動前に車載バッテリBTが取り外されていないと判断されるときには、すなわち上記「Keyword」に「5AA5」という値が入力されていると判断されるときには、前回起動時にバックアップRAM14に記憶させておいたパラメータの値を用いるため、上記各種パラメータに改めて値を設定することはしない(更新処理(イニシャライズ)は行わない)。
図4は、上記アイドルストップ制御装置10による受信処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この受信処理は、所定の周期で行われる処理であって、例えば「1ms」毎の周期で行われる。
同図4に示すように、この受信処理においては、まず、ステップS121にて、CANコントローラ13に受信があったか否かが判断される。そして、もし受信があれば、続くステップS122にて、その受信情報が取得される。このように、このアイドルストップ制御装置10においては、例えば「1ms」毎に受信の有無をチェックすることによって、受信した情報を随時取得するようにしている。なお、この受信情報には、エンジン制御装置20から送られてくるパラメータ「メインリレーState」や「アイドルストップ条件」の値など(制御情報)も含まれる。
図5は、上記アイドルストップ制御装置10に係る各種制御の処理順序を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図5に示すように、この一連の処理においては、動作モード判定(ステップS130)、スタータ制御(ステップS140)、ラッチ回路制御(ステップS150)、送信処理(ステップS160)が順次実行される。なお、ステップS160の送信処理においては、上記CANコントローラ13(図1)を通じてデータの送信が行われる。そして、ここで送信されるデータには、例えば上記パラメータ「動作モード」をはじめとする当該アイドルストップ制御装置10に保持されている各種パラメータの値など(制御情報)が含まれる。
図6〜図8に、上記動作モード判定(ステップS130)およびスタータ制御(ステップS140)およびラッチ回路制御(ステップS150)に係る処理についてその詳細を示す。
図6は、上記動作モード判定(ステップS130)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図6に示すように、当該アイドルストップ制御装置10は、この一連の処理に際して、まず、ステップS131〜S137にて、自らの保持するパラメータ(「メインリレーState」および「アイドルストップ条件」)の値や、車両の状態(ブレーキ、アクセル、ステアリング、走行速度、走行道路の傾斜度合)を確認する。そして、これらパラメータおよび車両の状態に応じて上記パラメータ「動作モード」の設定値を決定する(ステップS138およびS139)。
具体的には、「メインリレーState」の値がON、「アイドルストップ条件」の値が許可、ブレーキがON、アクセルが閉、ステアリングが直進、走行速度が停止、走行道路の傾斜度合が平地、の全ての条件を満たすときには、パラメータ「動作モード」の値が「STOP」に設定される。他方、これら条件のいずれかが満たされないときには、同パラメータ「動作モード」の値が「RUN」に設定される。また、このとき「動作モード」に設定される値は、上記バックアップRAM14に記憶させておく(ステップS138およびS139)。
図7は、上記スタータ制御(ステップS140)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図7に示すように、当該アイドルストップ制御装置10は、この一連の処理に際して、まず、ステップS141にて、自らの保持するパラメータ「スタータ状態」の値を確認する。そして、この「スタータ状態」の値が「OFF」であれば、続くステップS142において、同じく自らの保持するパラメータ「動作モード」の値の「STOP」から「RUN」への状態変化(遷移)があったか否かが判断される。ここで、この状態変化(遷移)があったと判断されると、続くステップS143にて、当該装置10に保持されるパラメータ「タイマ」に値「0」が設定され、さらに続くステップS144にて、「スタータ状態」の値が「ON」に設定される。またこのときも、各パラメータ「タイマ」および「スタータ状態」の値を、上記バックアップRAM14に記憶させておく。他方、先のステップS142にて、上記「動作モード」の状態変化(遷移)がなかったと判断されるときには、これらの処理は行わない。
また、先のステップS141にて、上記パラメータ「スタータ状態」の値が「ON」であると判断されるときには、続くステップS145およびS146にて、当該車両のエンジン回転数および上記パラメータ「タイマ」の値を確認する。そして、これらステップにおいて、エンジン回転数が「500rpm」未満で、且つ、上記「タイマ」の値が、これも同じく当該装置10に保持されるパラメータ「スタータONタイマ」の値(ここでは「500ms」、図3参照)未満であると判断されれば、続くステップS147にて、現在の「タイマ」の値に「10ms」が加算される。他方、このときに少なくともいずれか一方の条件が満たされなければ、「タイマ」の加算を行うことなく、ステップS148にて、上記パラメータ「スタータ状態」の値が「OFF」に設定される。なお、これらステップS147およびS148においても、各パラメータ「タイマ」および「スタータ状態」の値を、上記バックアップRAM14に記憶させておく。
図8は、上記ラッチ回路制御(ステップS150)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図8に示すように、この一連の処理においては、当該車両におけるスタータ装置30の状態を示す2つのパラメータ「スタータ状態i−1」および「スタータ状態」を比較して、両者の間に状態変化(遷移)があったときのみに、ラッチ回路15(図1)の出力を変化させ、ひいてはスタータ装置30のオン/オフ状態を変化させるようにしている。
具体的には、まず、ステップS151〜S153において、「スタータ状態」および「スタータ状態i−1」の値を確認して、これらが同一の値であれば、続くステップS155にて、ラッチ回路15のS端子およびR端子を双方ともに「論理L(ロー)レベル」に維持する。他方、これらが異なる値であれば、「スタータ状態」の値に合わせてスタータ装置30を駆動すべく、上記ラッチ回路15の出力を変化させる。すなわち、「スタータ状態」の値が「OFF」で、「スタータ状態i−1」の値が「ON」であれば、ステップS154にて、ラッチ回路15のS端子を「論理L(ロー)レベル」に、またR端子を「論理H(ハイ)レベル」に設定することにより、上記スタータ装置30を停止させる。また一方、「スタータ状態」の値が「ON」で、「スタータ状態i−1」の値が「OFF」であれば、ステップS156にて、ラッチ回路15のS端子を「論理H(ハイ)レベル」に、またR端子を「論理L(ロー)レベル」に設定することにより、上記スタータ装置30を作動させる(図2も併せ参照)。そして、いずれの場合においても、最後のステップS157においては、上記「スタータ状態i−1」が「スタータ状態」と置き換えられる。すなわち、同パラメータ「スタータ状態i−1」は、常に所定の周期(ここでは「10ms」周期)で更新されている。
次に、図9〜図16を参照して、上記システム(図1)によるアイドルストップ制御の制御態様の、特に上記エンジン制御装置20に係る各種の制御態様について説明する。
図9は、上記エンジン制御装置20による受信処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この受信処理は、所定の周期で行われる処理であって、例えば「1ms」毎の周期で行われる。
同図9に示すように、この受信処理においては、まず、ステップS201にて、CANコントローラ23に受信があったか否かが判断される。そして、もし受信があれば、続くステップS202にて、その受信情報が取得される。さらに続くステップS203では、受信フラグに「ON」が設定される。他方、受信がなければ、これらの処理は行われない。このように、このエンジン制御装置20においては、例えば「1ms」毎に受信の有無をチェックすることによって、受信した情報を随時取得するようにしている。なお、当該エンジン制御装置20内にあって受信の都度「ON」に設定される上記受信フラグは、上記CANコントローラ23における受信異常を判定(検出)するためのものである。
図10は、上記エンジン制御装置20による各種制御の処理順序を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図10に示すように、この一連の処理においては、メインリレー制御(ステップS210)、アイドルストップ条件判定(ステップS220)、燃料カット判定(ステップS230)、点火カット判定(ステップS240)、CAN送信処理(ステップS250)が順次実行される。図11〜図16に、これらステップS210〜S250に係る処理についてその詳細を示す。
図11は、上記メインリレー制御(ステップS210)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図11に示すように、この一連の処理に際しては、まず、ステップS211において、当該車両(エンジン)の始動スイッチであるイグニッションスイッチIGSW(図1)のオン(ON)/オフ(OFF)状態が確認される。
そして、同スイッチIGSWがオフ状態にあると判断されるときには、続くステップS212にて、パラメータ「メインリレーState」に「OFF」が設定され、さらに続くステップS213において、これがオフ状態になってから所定時間(例えば「5秒」)を経過したか否かが判断される。そして、もし経過していれば、続くステップS214にて、当該システムにあって電源系統を構成する上記メインリレー40(図1)がオフ制御され、逆に経過していなければ、続くステップS216にて同メインリレー40がオン制御される。他方、先のステップS211において、上記イグニッションスイッチIGSWがオン状態にあると判断されるときには、続くステップS215にて上記パラメータ「メインリレーState」に「ON」が設定され、さらに続くステップS216にて、上記メインリレー40がオン制御される。
このように、上記メインリレー40は、内燃機関(エンジン)の点火・始動スイッチとしてオン/オフ操作されるイグニッションスイッチIGSWのオン/オフ状態に応じてオン/オフ制御されるようになっている。
図12は、上記アイドルストップ条件判定(ステップS220)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図12に示すように、当該エンジン制御装置20は、この一連の処理に際して、まず、ステップS221〜S224にて、車両の状態(当該内燃機関(エンジン)の回転数、同機関の冷却水温度(冷却水温)、当該車両の排気系に設けられた触媒の温度、車載バッテリBT(図1)の残量)を確認する。そして、これらの状態に応じて、自らの保持するパラメータ「アイドルストップ条件」の設定値を決定する(ステップS225およびS226)。
具体的には、「エンジン回転数<1000rpm」、「冷却水温≧90℃」、「触媒温度≧500℃」、「バッテリ残量≧90%」、の全ての条件を満たすときには、上記パラメータ「アイドルストップ条件」の値が「許可」に設定され、いずれかの条件が満たされないときには、同「アイドルストップ条件」の値が「禁止」に設定される。
図13は、上記燃料カット判定(ステップS230)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図13に示すように、当該エンジン制御装置20は、この一連の処理に際して、まず、ステップS231〜S234にて、自らの保持するパラメータの値や、車両の状態を確認する。そして、これらパラメータの値および状態に基づいて、燃料カットを実行するか否かを決定する(ステップS235およびS236)。
具体的には、当該車両が非アイドル状態にある場合は、「動作モード=RUN」、「エンジン回転数<7000rpm(非オーバーラン)」の2つの条件を同時に満たすときには、燃料カットを実行せず、いずれかの条件が満たされないときには、燃料カットを実行する。他方、当該車両がアイドル状態にある場合は、「動作モード=RUN」、「エンジン回転数<7000rpm(非オーバーラン)」、「エンジン回転数<NCUT」の全ての条件を満たすときには、燃料カットを実行せず、いずれかの条件が満たされないときには、燃料カットを実行する。なお、ここで用いられる「NCUT」の値は、例えば冷却水温に応じて可変とされ、例えば図14に示すように、当該エンジン制御装置20に記憶保持されるマップ(テーブル)等により予め定められている。
このように、この実施の形態においては、オーバーラン時や減速時の燃料カットに加え、エンジン停止指示(「動作モード=STOP」)があった場合にも、燃料カットを実行して内燃機関(エンジン)を停止させるようにしている。
図15は、上記点火カット判定(ステップS240)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図15に示すように、当該エンジン制御装置20は、この一連の処理に際して、まず、ステップS241にて、自らの保持するパラメータ「動作モード」の値を確認する。そして、同パラメータ「動作モード」の値がRUNであれば、続くステップS242において、点火カットを実行することなく、通常の点火制御を継続して行う。他方、同パラメータ「動作モード」の値がSTOPであれば、続くステップS243において、点火カットを実行する。
図16は、上記CAN送信処理(ステップS250)に係る処理についてその処理手順とともにその処理内容の詳細を示すフローチャートである。なお、この一連の処理も、所定の周期で行われる処理であって、例えば「10ms」毎の周期で行われる。
同図16に示すように、当該エンジン制御装置20は、上記CANコントローラ23(図1)を通じて所定時間毎(ここでは「10ms」毎)にデータの送信を行っている(ステップS251)。なお、ここで送信されるデータには、例えばアイドルストップ制御装置10においても用いられる上記「メインリレーState」や「アイドルストップ条件」(図6参照)といった各種のパラメータの値など(制御情報)が含まれる。
上述のように、この実施の形態に係るシステムにおいては、2つの電子制御装置(アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20)が互いに通信して自らの保持する制御情報(パラメータ)を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す車両の状態に基づいて、これら装置の協働(協調)のもとにアイドルストップ制御を行っている。例えばエンジン制御装置20側で車両の状態等に基づいて適宜に更新されているパラメータ「メインリレーState」および「アイドルストップ条件」は、上記アイドルストップ制御装置10においても保持され、両装置間の通信をもって随時その値が更新されている。また逆に、同アイドルストップ制御装置10側で車両の状態等に基づいて適宜に更新されているパラメータ「動作モード」についてもこれは、上記エンジン制御装置20においても保持され、同じく両装置間の通信をもって随時その値が更新されている。以下、図17を併せ参照して、これら電子制御装置間の通信をもって随時行われている制御情報(パラメータ)の更新態様について説明する。
同図17に示すように、エンジン制御装置20が起動(再起動も含む)すると、同装置20においては、まず、当該車両(エンジン)の始動スイッチであるイグニッションスイッチIGSWがオフ(Off)状態にあると判断される。そして、例えば運転者により同スイッチIGSWがオン操作されると、当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)は通常運転の状態になる。そしてこれ以降、このエンジン制御装置20は、上記アイドルストップ制御装置10から送られてくるパラメータ「動作モード」の値等に基づいて通常運転およびアイドルストップ運転の切り替えを行いつつ、同機関の運転を制御することになる。なお、アイドルストップ運転時に、燃料カットや点火カットといった制御が行われることは前述したとおりである(図13、図15参照)。
一方、アイドルストップ制御装置10は、上記パラメータ「動作モード」の値に基づいて通常運転およびアイドルストップ運転のいずれであるかを判断し、適当なタイミングで当該車両の内燃機関に対するスタータ駆動を実行(開始)する。また、このアイドルストップ制御装置10は、同パラメータ「動作モード」の値に対し上記エンジン制御装置20側で監視している車両の状態も反映させるべく、これを、同エンジン制御装置20から送られてくるパラメータ「メインリレーState」や「アイドルストップ条件」の値等に基づいて随時更新している(図6参照)。
このように、この実施の形態に係るシステムによれば、上記電子制御装置間の通信をもって各自に保持される制御情報が随時更新され、これらの制御情報に基づいてアイドルストップ制御が適正に行われる。しかも、上記アイドルストップ制御装置10においては、制御情報がバックアップRAM14に随時バックアップされる。そして、当該アイドルストップ制御装置10に電源遮断に基づくリセット(リセット解除)が発生した際には、これが想定外のリセットであるか否かを判断して、これが想定外のリセットであると判断されるときには、この制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理(イニシャライズ)は行わないようにする。具体的には、当該アイドルストップ制御装置10の再起動直後において、上記バックアップRAM14の電源となる車載バッテリBTが車両から取り外されたと判断されるときにのみ、上記制御情報に対しイニシャライズを行う。すなわち、同バッテリBTが車両から取り外されていないと判断されるときには、上記制御情報に対してイニシャライズを行わず、該リセット発生直前におけるバックアップデータを、当該装置10における制御情報として用いるようにする(図3参照)。このため、図17中の破線で示されるように、当該アイドルストップ制御装置10に意図しない電源遮断に基づくリセットが発生した場合であれ、同装置10に保持されている制御情報は、このリセットの発生直前におけるバックアップデータ(バックアップRAM14に記憶)により、実際の車両の状態に一致する状態(値)とされる。すなわち図18(a)〜(c)に示すように、このシステムにおいては、実際の状態(車両の状態)と当該アイドルストップ制御装置10に保持されている制御情報(特にパラメータ「動作モード」)、さらにはエンジン制御装置20に保持されている制御情報との整合が常にとられるようになっている。
以上説明したように、この実施の形態に係る車両の制御方法および電子制御装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)このシステムにあっては、2つの電子制御装置(アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20)が互いに通信して自らの保持する制御情報(パラメータ)を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す車両の状態に基づいて、これら装置の協働(協調)のもとにアイドルストップ制御を行う。このうち、アイドルストップ制御装置10は、制御情報を随時バックアップし、当該装置10に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、同制御情報を記憶するバックアップRAM14の電源となる車載バッテリBTが車両から取り外されたか否かを判断する。そうして、これが取り外されていないと判断されるときには、上記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理(イニシャライズ)を行うことなく、リセット発生直前におけるバックアップデータを同装置10における制御情報として用いるようにした。
これにより、当該アイドルストップ制御装置10に意図しない電源遮断に基づくリセットが発生した場合であれ、上記制御情報が誤った情報に書き換えられることはなくなり、確実に適正な制御情報を当該アイドルストップ制御装置10に保持させることができるようになる。このため、前述した制御情報の不整合を生じさせることなく、正確な制御情報に基づいて、所望とされる車両制御を、すなわちアイドルストップ制御を適正に行うことが可能になる。
(2)また、再起動時にイニシャライズが行われないことで、再起動時の処理負荷の軽減も図られるようになる。
(3)上記アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20に保持される制御情報の1つとして、当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータ「動作モード」を採用することとした。こうしたパラメータは、アイドルストップ制御を円滑にまた効率よく行う上で特に重要である。
(4)また、このパラメータ「動作モード」を、車両のブレーキのオン/オフ状態、車両のアクセルの開閉状態、車両のステアリングの旋回状態、車両の走行速度、車両の走行道路の傾斜度合に応じてその値の定められるものとした(図6参照)。当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)における点火・燃料噴射の休止条件や、同機関に対するスタータ駆動の開始条件を適切に定めるためには、ここに列挙するパラメータが特に重要になる。
(5)また、このパラメータ「動作モード」を、内燃機関(エンジン)の点火・始動スイッチとしてオン/オフ操作されるイグニッションスイッチIGSWのオン/オフ状態に応じてその値の定められるものとした(図6参照)。これにより、運転者(ユーザ)の意思の反映されたより信頼性の高いアイドルストップ制御が実現されるようになる。
(6)さらに、このパラメータ「動作モード」を、内燃機関(エンジン)のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータ「アイドルストップ条件」に応じてその値の定められるものとした(図6参照)。これにより、同機関のアイドルストップを禁止しなければならない場合にあっても、これに柔軟に対応することができるようになる。
(7)また、このパラメータ「アイドルストップ条件」を、内燃機関の回転数、内燃機関の冷却水温度、車両の排気系に設けられた触媒の温度、車両のバッテリ残量に応じてその値の定められるものとした(図12参照)。これにより、より実情に適したかたちでアイドルストップ制御の最適化が図られることになる。
(8)上記アイドルストップ制御装置10に、スタータ装置30の動作時間(上記パラメータ「タイマ」)を随時バックアップさせてこれを同スタータ装置30の継続的に動作していた時間(継続的に通電されている時間)として、同装置10に不揮発に保持させることとした。これにより、上記スタータ装置30への過度な通電の防止が図られるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施の形態においては、アイドルストップ制御装置10に制御情報を随時バックアップさせ、同装置10に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、これが想定外のリセットであるか否かを判断して、これが想定外のリセットであると判断されるときにのみ、上記制御情報に対しイニシャライズを行わないようにした(図3参照)。しかし、こうした判断を特に必要としない場合には、この判断を行うことなく、同アイドルストップ制御装置10に電源遮断に基づくリセット(リセット解除)が発生したときに、きまって上記制御情報に対しイニシャライズを行わない構成(もしくは方法)とすることもできる。そしてこの場合も、前述の制御情報の不整合を生じさせることなく正確な制御情報に基づいて所望とされる車両制御を適正に行うことができるようになる。
・上記2つの電子制御装置(アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20)に保持されて随時更新される制御情報についてもこれは、所望とされる制御に応じて任意のものを採用することができる。
・また、この制御情報を不揮発に保持させる媒体についてもこれは、要は、該制御情報のバックアップを可能とするものであればよく、上述のバックアップRAMに限定されるものではない。
・また、上述のアイドルストップ制御のみならず他の車両制御にも、この発明は適宜に採用可能である。
この発明に係る車両の制御方法および電子制御装置の一実施の形態について、その電子制御装置の概略構成を示すブロック図。 ラッチ回路の動作例を示す真理値表。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、アイドルストップ制御装置による初期化処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、アイドルストップ制御装置による受信処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、アイドルストップ制御装置に係る各種制御の処理順序を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、動作モード判定(図5のステップS130)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、スタータ制御(図5のステップS140)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、ラッチ回路制御(図5のステップS150)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、エンジン制御装置による受信処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、エンジン制御装置に係る各種制御の処理順序を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、メインリレー制御(図10のステップS210)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、アイドルストップ条件判定(図10のステップS220)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、燃料カット判定(図10のステップS230)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 図13中の「NCUT」の値と冷却水温とを関連付けするマップ。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、点火カット判定(図10のステップS240)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係る車両の制御方法について、CAN送信処理(図10のステップS250)に係る処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態に係るシステムにおいて、アイドルストップ制御装置およびエンジン制御装置に保持されている制御情報の更新態様を模式的に示す図。 (a)〜(c)は、上記実施の形態に係るシステムについて、実際の状態(車両の状態)、アイドルストップ制御装置に保持されている制御情報、エンジン制御装置に保持されている制御情報、の推移を対比して示す図。 従来のシステムにおいて、アイドルストップ制御装置およびエンジン制御装置に保持されている制御情報の更新態様を模式的に示す図。 (a)〜(c)は、上記従来のシステムについて、実際の状態(車両の状態)、アイドルストップ制御装置に保持されている制御情報、エンジン制御装置に保持されている制御情報、の推移を対比して示す図。
符号の説明
10…アイドルストップ制御装置、11、21…CPU(中央処理装置)、12、22…電源回路(電源IC)、13、23…CANコントローラ、14、24…バックアップRAM、15…ラッチ回路、20…エンジン制御装置、30…スタータ装置、31…スタータモータ、32…リレースイッチ、33…リレーコイル、40…メインリレー、41…リレーコイル、42…リレースイッチ、BT…車載バッテリ、IGSW…イグニッションスイッチ。

Claims (19)

  1. 車両に搭載されている第1および第2の電子制御装置が互いに通信して自らの保持する制御情報を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す前記車両の状態に基づいて、これら第1および第2の電子制御装置の協働のもと、所望とされる車両制御を行う車両の制御方法において、
    前記第1および第2の電子制御装置の少なくとも一方に前記制御情報を随時バックアップさせ、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを当該電子制御装置における前記制御情報として用いる
    ことを特徴とする車両の制御方法。
  2. 車両に搭載されている第1および第2の電子制御装置が互いに通信して自らの保持する制御情報を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す前記車両の状態に基づいて、これら第1および第2の電子制御装置の協働のもと、所望とされる車両制御を行う車両の制御方法において、
    前記第1および第2の電子制御装置の少なくとも一方に前記制御情報を随時バックアップさせ、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、これが想定外のリセットであるか否かを判断して、これが想定外のリセットであると判断されるときにのみ、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを当該電子制御装置における前記制御情報として用いる
    ことを特徴とする車両の制御方法。
  3. 前記制御情報を不揮発に保持させる媒体として、前記車両に搭載されているバッテリにより常時給電されるバックアップRAMを用意し、前記想定外のリセットであるか否かの判断を、前記バックアップRAMの電源となるバッテリが前記車両から取り外されたか否かに基づいて行う
    請求項2に記載の車両の制御方法。
  4. 前記第1および第2の電子制御装置は、それぞれ前記車両に搭載される内燃機関における点火態様・燃料噴射態様を制御する電子制御装置、および前記車両に搭載される内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置であって、前記所望とされる車両制御は、前記車両に搭載される内燃機関のアイドルストップ制御である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の制御方法。
  5. 前記制御情報は、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを含む
    請求項4に記載の車両の制御方法。
  6. 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記車両のブレーキのオン/オフ状態、前記車両のアクセルの開閉状態、前記車両のステアリングの旋回状態、前記車両の走行速度、前記車両の走行道路の傾斜度合の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
    請求項5に記載の車両の制御方法。
  7. 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記内燃機関の点火・始動スイッチとしてオン/オフ操作されるイグニッションスイッチのオン/オフ状態に応じてその値が定められるものである
    請求項5または6に記載の車両の制御方法。
  8. 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータの値に応じてその値が定められるものである
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の車両の制御方法。
  9. 前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータは、前記内燃機関の回転数、前記内燃機関の冷却水温度、前記車両の排気系に設けられた触媒の温度、前記車両のバッテリ残量の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
    請求項8に記載の車両の制御方法。
  10. 前記スタータ装置のアイドルストップ動作を制御する第2の電子制御装置は、前記制御情報として少なくとも前記スタータ装置の動作時間を随時バックアップしてこれを前記スタータ装置の継続的に動作していた時間として不揮発に保持する
    請求項4〜9のいずれか一項に記載の車両の制御方法。
  11. 他の電子制御装置から送られてくる制御情報をもって自らの保持する制御情報を更新しつつこの制御情報の示す車両の状態に基づいて、該車両に搭載されている内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置において、
    前記制御情報を随時バックアップし、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを前記制御情報として用いる
    ことを特徴とする電子制御装置。
  12. 他の電子制御装置から送られてくる制御情報をもって自らの保持する制御情報を更新しつつこの制御情報の示す車両の状態に基づいて、該車両に搭載されている内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置において、
    前記制御情報を随時バックアップし、当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、これが想定外のリセットであるか否かを判断して、これが想定外のリセットであると判断されるときにのみ、前記制御情報に対し初期化用に予め用意されたイニシャルデータによる更新処理を行うことなく、前記リセットの発生直前におけるバックアップデータを前記制御情報として用いる
    ことを特徴とする電子制御装置。
  13. 前記制御情報を不揮発に保持させる媒体として、前記車両に搭載されているバッテリにより常時給電されるバックアップRAMを備え、前記想定外のリセットであるか否かの判断を、前記バックアップRAMの電源となるバッテリが前記車両から取り外されたか否かに基づいて行う
    請求項12に記載の電子制御装置。
  14. 前記制御情報は、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを含む
    請求項11〜13のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  15. 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記車両のブレーキのオン/オフ状態、前記車両のアクセルの開閉状態、前記車両のステアリングの旋回状態、前記車両の走行速度、前記車両の走行道路の傾斜度合の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
    請求項14に記載の電子制御装置。
  16. 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記内燃機関の点火・始動スイッチとしてオン/オフ操作されるイグニッションスイッチのオン/オフ状態に応じてその値が定められるものである
    請求項14または15に記載の電子制御装置。
  17. 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータの値に応じてその値が定められるものである
    請求項14〜16のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  18. 前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータは、前記内燃機関の回転数、前記内燃機関の冷却水温度、前記車両の排気系に設けられた触媒の温度、前記車両のバッテリ残量の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
    請求項17に記載の電子制御装置。
  19. 前記制御情報として少なくとも前記スタータ装置の動作時間を随時バックアップしてこれを前記スタータ装置の継続的に動作していた時間として不揮発に保持する
    請求項11〜18のいずれか一項に記載の電子制御装置。
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