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JP2006289720A - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 Download PDF

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JP2006289720A JP2005111944A JP2005111944A JP2006289720A JP 2006289720 A JP2006289720 A JP 2006289720A JP 2005111944 A JP2005111944 A JP 2005111944A JP 2005111944 A JP2005111944 A JP 2005111944A JP 2006289720 A JP2006289720 A JP 2006289720A
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Abstract

【課題】 電気配線基板を有するインクジェット記録ヘッドにおいて、リード配線封止割れ、漏れを防ぎ、耐腐食信頼性向上、ショート防止、吐出障害防止を目的とするインクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置の提供。
【解決手段】 電気配線基板の電気的接続部近傍と、ダミー配線を含む突部のカバープレート接着剤の量が一定となるダミー配線構成にし、突部の盛り上がりをなくし第2プレートとの密着性を高めることを特徴とするインクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体を吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置に関するものであり、さらに詳しくは、インクジェット記録ヘッド内に構成される電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部のダミー配線形状に関するものである。
インクジェット記録装置は、ノンインパクト記録方式の記録装置であり、高速な記録が可能であり、様々な記録媒体(紙、OHPシート等)に対して記録することが可能である。また、記録時における騒音がほとんど生じないといった特徴を持つ。このようなことからインクジェット記録装置は、プリンタ、ワードプロセッサ、ファクシミリ、複写機などの記録機構をになう装置として広く採用されている。
このインクジェット記録装置における代表的なインク吐出方式として、電気熱変換素子を用いた方式がある。この方式は、電気熱変換素子の発生する熱によって気泡を発生させ、気泡発生時に生じる圧力を利用して微小な吐出口から微小な液滴を吐出させて、記録媒体に記録を行うものであり、一般に液滴を形成するための吐出ノズルを持つ記録ヘッドと、この記録ヘッドに対して記録液を供給する記録液供給系とから構成される。
電気熱変換素子を用いたインクジェット記録ヘッドは、電気熱変換素子を記録液室内に設け、これに記録信号となる電気パルスを与えることによって記録液に熱エネルギーを与え、記録液の発泡時(沸騰時)の気泡圧力を記録液滴の吐出に利用している。
図6は、一般的な電気熱変換素子が配列され記録液を吐出させる機能を持つ基板(以下、記録素子基板)を示す図であり、同図(a)はその平面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。また、図7は、図6に示した記録素子基板が電気配線基板に接続された状態を示す図である。
図6に示すように、記録素子基板601にはその裏面から記録液を供給するための貫通穴(記録液供給口)608が形成され、記録素子基板601の表面には記録液に吐出エネルギーを付与するための電気熱変換素子(不図示)が貫通穴608の両側にそれぞれ複数配列され、また、記録素子基板601上には吐出口プレート605が設けられ、この吐出口プレート605には、複数の電気熱変換素子にそれぞれ対向するように複数の吐出口606が形成されている。そして、記録素子基板601の表面の両端部には複数の電気熱変換素子にそれぞれ電気的に接続された複数の電極609が構成されている。
また、図7に示すように、記録素子基板701に設けられた複数の電極(不図示)と電気配線基板703に設けられた複数の電極リード710とが、例えばTAB技術等によって電気的に接続されて記録素子ユニット721が構成される。この電気的接続部の上部には、記録液による腐食や外部から作用する力による断線から保護するために、電気配線基板703の開口部の四隅に形成される突部720まで第2封止剤714によって被覆保護し熱硬化させている。
第2封止剤714は、記録シートと対向した位置に配置されるため、印字される記録シートの上面と第2封止剤714の上面間の幅(紙間)が設定されていて、第2封止剤714の高さが規定され決められた高さで第2封止剤714を塗布しなければならない。
図8は、図7に示した記録素子ユニット821が設けられた従来のインクジェット記録ヘッドの一構成例を示す図であり、同図(a)は外観斜視図、同図(b)は図(a)に示すD−D断面の電気配線基板のみの部分拡大図、同図(c)は図(a)に示す点線部の拡大図である。
図8(a)に示すように、記録素子ユニット821は、第1プレート802の上面に接着剤(不図示)により接着固定されている。さらに、第1プレート802の上面には開口部を有する第2のプレート804が接着剤(不図示)により接着固定され、この第2プレート804の上面には電気配線基板803が接着剤(不図示)によって接着固定されている。そして、電気配線基板803の端部には、本体からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子828を有している。
そして、第2プレート804と記録素子基板801との間にできる凹部811および記録素子基板801と電気配線基板803との電気的接続部の一部を保護するために、第1封止剤812が塗布され熱硬化させている。
第1封止剤812の高さが安定しないこと及び充填量が不十分であると、印字時またはワイピング時によるヘッドのクリーニング時に飛散した記録液が記録素子基板801との間できる凹部811に徐々に溜まって増粘固着する。この増粘した記録液が、ワイピング時にワイパーに付着し、さらに吐出口に付着すると、安定して記録液滴を吐出することに障害を起こす一因となるため、第1封止剤812の高さを規定している。
さらに、記録素子基板801の電極(不図示)と電気配線基板803の電極リード810との電気的接続部を第2封止剤814が電気配線基板803の開口部の四隅に形成される突部820まで塗布され被覆保護されている。
前記突部820がない状態で第2封止剤814を塗布すると、電気的接続部に塗布された第2封止剤814の厚みより、前記突部820に塗布されるはずの第2封止剤814の端部が第1封止剤812上に落ち込んで薄くなり、端部の割れ、剥れが発生してしまう為、第2封止剤814の端部の割れ、剥れを防止するために前記突部820が構成されている。
図8(b)に示すように、電気配線基板803は、ダミー配線822、配線815及びカバーフィルム816、ベースフィルム817で構成されていて、ダミー配線822及び配線815とベースフィルム817間にベースフィルム接着剤818及び、ダミー配線822及び配線815とカバーフィルム816間にカバーフィルム接着剤819にて接着された構成になっている。
図8(c)に示すように、電気配線基板803の開口部の四隅に形成される突部820にベタ形状のダミー配線822が構成されている。前記突部820にダミー配線822が無いと、前記電気配線基板の電気的接続部近傍の領域829部分に対して前記ダミー配線822を含む突部の領域833の厚みが薄くなり、図8(a)に示すように、第2プレート804に電気配線基板803を接着固定したときに、前記突部820と第2プレート804との間に隙間ができる。その後、第1封止剤812を塗布し、電気的接続部の下部に第1封止剤812が回り込むときに前記隙間に第1封止剤812が入り込んでしまい第1封止剤812の高さが安定しない危険性があるため、図8(c)に図示したダミー配線822を有している。
特開平10−44441号公報
しかしながら、上述した従来のインクジェット記録ヘッドにおいて、電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部のダミー配線を図8(c)のようなベタ形状のダミー配線構成にすることによって、前記ダミー配線を含む突部の領域上に構成するカバーフィルム接着剤の逃げ部が無くなり、第2封止剤を塗布する部分の前記電気配線基板の電気的接続部近傍の領域と前記ダミー配線を含む突部の領域上のカバーフィルム接着剤の厚みが不均一になり、前記電気的接続部近傍の領域のカバーフィルム接着剤の厚みが薄く、前記ダミー配線を含む突部の領域上のカバーフィルム接着剤の厚みが厚くなっていた。
上記電気配線基板の状態で平面である第2プレートに接着固定させると、カバーフィルム接着剤の厚い箇所すなわち前記ダミー配線を含む突部の領域が盛り上がり、第2封止剤を塗布すると盛り上がり部に塗布された第2封止剤は規定された高さより薄くなっていた。
規定の高さより薄く塗布された第2封止剤は熱硬化後、前記突部上に亀裂が発生している恐れがあった。
この亀裂が入った状態で、印字時等で記録液を吐出するために電気信号を印加すると記録液が亀裂から入り込んで電気的接続部への記録液による腐食および記録液を介してのショートが発生する可能性がある。
さらには、電気的接続部近傍の領域の電気配線基板と第2プレートの間が電気配線基板の厚み分密着できずに隙間ができて、電気配線基板と第2プレートを接合させる接着剤が伸びない状態で第1封止剤を塗布すると、電気的接続部の下部に第1封止剤が回り込むときに前記隙間に第1封止剤が入り込んでしまい第1封止剤の高さが安定しなかった。
そこで本発明の目的は、電気配線基板の開口部の四隅に形成されるダミー配線を含む突部の領域と電気的接続部近傍の領域のカバーフィルム接着剤の量が一定となるダミー配線構成にすることで、電気的接続部近傍の領域の電気配線基板の厚みと前記ダミー配線を含む突部の領域の電気配線基板の厚みの差をなくして、第2プレートに電気配線基板を接着固定したときの前記突部の盛り上がりを無くし、第2封止剤を均一に規定された高さの厚みで塗布し、第2封止剤の熱硬化後の亀裂を防止しすること、また、電気的接続部近傍の領域の電気配線基板と第2プレートの間の隙間への第1封止剤の入り込みを防止でき、第1封止剤の高さを安定させることのできる信頼性の高いインクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明では上記課題を達成する為、次の(1)〜(2)のように構成したインクジェット記録ヘッドを提供するものである。
(1)記録液を吐出する複数の記録素子を有する記録素子基板と、該記録素子基板が組み込まれる開口部が形成され、前記記録素子基板に対して前記記録液を吐出するための電気エネルギーを印加するために前記記録素子基板に電気的に接続される電気配線基板とを有し、前記記録素子基板が固定保持される第1プレートと、前記記録素子基板を通す開口部が形成され、前記電気配線基板と前記第1プレートとの間に介在して前記電気配線基板を固定保持する第2プレートとを有するインクジェット記録ヘッドであって、
前記電気配線基板はカバーフィルム、ベースフィルム、カバーフィルム接着剤、ベースフィルム接着剤で構成され、前記電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部にダミー配線を有し、前記ダミー配線を含む突部の領域と電気的接続部近傍の領域において、カバーフィルム接着剤の量が一定となるダミー配線構成にすることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
(2)前記(1)に記載のインクジェット記録ヘッドを搭載したことを特徴とするインクジェット記録装置。
本発明により電気配線基板の開口部の四隅に形成されるダミー配線を含む突部の領域と電気的接続部近傍の領域のカバーフィルム接着剤の量が一定となるダミー配線構成にすることによって、電気的接続部近傍の領域の電気配線基板の厚みと前記ダミー配線を含む突部の領域の電気配線基板の厚みの差をなくして、第2プレートに電気配線基板を接着固定したときの前記突部の盛り上がりを無くし、第2封止剤を均一に規定された高さの厚みで塗布し、第2封止剤の熱硬化後の亀裂を防止し、また、電気的接続部近傍の領域の電気配線基板と第2プレートの間の隙間への第1封止剤の入り込みを防止でき、第1封止剤の高さを安定させることのできる信頼性の高いインクジェット記録ヘッドを提供することができた。
以下に、図面を参照して本発明に係わるインクジェット記録ヘッドの実施例について説明する。
図1は本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施形態の一部をなす記録素子ユニットを示す図であり、同図(a)はこの記録素子ユニットを示す斜視図、同図(b)は図(a)に示すA−A断面の電気配線基板のみの部分拡大図、同図(c)は図(a)に示す点線部の拡大図である。
図1(a)に示すように、本発明のインクジェット記録ヘッドにおける記録素子ユニット21は、記録素子基板1と、記録素子基板1が接着固定される第1プレート2と、電気配線基板3と、第1プレート2と電気配線基板3との間に介在して電気配線基板3を接着固定する第2プレート4とを有している。
そして、第2プレート4と記録素子基板1との間にできる凹部11および記録素子基板1と電気配線基板3との電気的接続部の一部を保護するために、第1封止剤12が塗布され熱硬化させている。
第1封止剤12の高さが安定しないこと及び充填量が不十分であると、印字時またはワイピング時によるヘッドのクリーニング時に飛散した記録液が記録素子基板1との間できる凹部11に徐々に溜まって増粘固着する。この増粘した記録液が、ワイピング時にワイパーに付着し、さらに吐出口に付着すると、安定して記録液滴を吐出することに障害を起こす一因となるため、記録素子基板1の上面を0とし、第1封止剤12の塗布後の上面までの高さを0.26mm以下に規定している。
さらに、記録素子基板1の電極(不図示)と電気配線基板3の電極リード10との電気的接続部を第2封止剤14が電気配線基板3の開口部の四隅に形成される突部20まで塗布され被覆保護されている。
前記突部20がない状態で第2封止剤14を塗布すると、電気的接続部に塗布された第2封止剤14の厚みより、前記突部20に塗布されるはずの第2封止剤14の端部が第1封止剤12上に落ち込んで薄くなり、端部の割れ、剥れが発生してしまう為、第2封止剤14の端部の割れ、剥れを防止するために前記突部20が構成されている。
そして、図1(b)に示すように、電気配線基板3は、ダミー配線22、配線15及びカバーフィルム16、ベースフィルム17で構成されていて、ダミー配線22及び配線15とベースフィルム17間にベースフィルム接着剤18及び、ダミー配線22及び配線15とカバーフィルム16間にカバーフィルム接着剤19にて接着された構成になっている。
図1(c)に示すように、電気配線基板3の開口部の四隅に形成される突部20にはダミー配線溝31を有するダミー配線22が構成されている。ダミー配線溝31を有するダミー配線22の構成にして、前記ダミー配線22を含む突部の領域33と電気的接続部近傍の領域29のカバーフィルム接着剤の量が一定となるようなダミー配線構成にすることにより、電気的接続部近傍の領域29とダミー配線22を含む突部の領域33上に構成される図1(b)に図示するカバーフィルム接着剤19の厚み32の差がなくなる。
そして、上記電気配線基板3の状態で平面である第2プレートに接着固定させると、前記突部20の盛り上がりが無くなり、第2封止剤14を均一に規定された高さの厚みで塗布することが可能になり、前記突部20上で発生していた第2封止剤14の熱硬化後の亀裂を防止しすることができた。
第2封止剤14は、記録シートと対向した位置に配置されるため、印字される記録シートの上面と第2封止剤14の上面間の幅(紙間)が設定されていているため、第2封止剤14の高さが規定され、記録素子基板1の上面から0.2mmから0.3mmの高さで第2封止剤14を塗布しなければならない。
また、厚み32の差をなくすことで、電気配線基板3と第2プレートとの密着性が向上する。よって、電気配線基板3と第2プレートとの隙間がごく僅かになり、電気配線基板3と第2プレート4を接合させる接着剤(不図示)が伸ばされることによって僅かな隙間を埋めることが可能になる。よって、電気的接続部近傍の領域29の電気配線基板3と第2プレートの間で発生していた隙間への第1封止剤12の入り込みを防止し第1封止剤12の高さを安定させることができた。
前記突部20のダミー配線22の必要性としては、前記突部20にダミー配線22が無いと、電気的接続部近傍の領域29に対して厚みが薄くなり、図1(a)に示すように、第2プレート4に電気配線基板3を接着固定したときに、前記突部20と第2プレート4との間に隙間ができる。その後、第1封止剤12を塗布し、電気的接続部の下部に第1封止剤12が回り込むときに前記隙間に第1封止剤12が入り込んでしまい第1封止剤12の高さが安定しない危険性があるため、図1(c)に図示したダミー配線22を有している。
図2は本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施形態の一部をなす記録素子ユニットを示す図であり、同図(a)はこの記録素子ユニットを示す斜視図、同図(b)は図(a)に示すB−B断面の拡大図、同図(c)は図(a)に示すC−C断面の拡大図である。
図2(b)に示すように、記録素子基板201の表面側に設けられている吐出口プレート205には、記録液を吐出するための吐出口206が、記録素子である電気熱変換素子207に対向する位置に2列にわたって複数開口されている。記録素子基板201の裏面側には、記録液が供給されるための貫通した記録液供給口208が、吐出口206の配列方向の長さとほぼ等しい長さで開口されている。これらの記録素子基板201は、その裏面側が第1プレート202上に配設され、所定の位置に接着固定されている。尚、図2(b)及び(c)には吐出口206及び電極209は数個しか示していないが、実際には数十〜数百個設けられている。
さらに、電気配線基板203の開口部と第2プレート204の開口部と記録素子基板201の周囲との間に形成される凹部211および記録素子基板201と電気配線基板203との電気的接続部の一部(電極リード下部および電極周囲)を保護するために、第1封止剤212が塗布されている。この第1封止剤212は、例えば日本レック株式会社製の熱硬化型シリコーン変性エポキシ樹脂(NR200C)のような、硬化後においても弾性を有する熱硬化型封止剤が好ましい。尚、第1プレートの表面の凹部211に面する部分には、溝213が記録素子基板201の周囲を囲むように設けられている。この溝213は、凹部211に流し込まれた第1封止剤212を凹部211の全周に回りやすくする。
第1封止剤212の充填量が不十分であると、印字時またはワイピング時によるヘッドのクリーニング時に飛散した記録液が記録素子基板201との間できる凹部211に徐々に溜まって増粘固着する。この増粘した記録液が、ワイピング時にワイパーに付着し、さらに吐出口に付着すると、安定して記録液滴を吐出することに障害を起こす一因となるため、第1封止剤212の高さを規定している。
図2(c)に示すように、電気配線基板203には記録素子基板201が露出した状態に組み込まれる開口部が設けられている。そして、記録素子基板201を電気的に接続するために開口部の縁には記録素子基板201の電極209と電気的に接続される電極リード210が電極209の個数と同数設けられており、これらの電極リード210と電極209は電気的に接続されている。そして、図2(a)から分かるように、電気配線基板203の端部には、本体からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子228を有している。
さらに、記録素子基板201と電気配線基板203との電気的接続部の上部(電極リード210を挟み、電気配線基板203から吐出口プレート205を含む領域)が、第2封止剤214により被覆保護されている。この第2封止剤214は、例えば松下電工株式会社製の熱硬化型エポキシ樹脂(CV5420D)のような硬化後に非常に固い硬度を有する熱硬化型封止剤が好ましい。
これらの封止剤212、214は、塗布後同時にキュアされ、同時に硬化させられる。本実施形態では100℃で2時間キュアし、その後150℃で3時間キュアすることにより、封止剤212、214が同時に硬化させられる。キュア条件は、これらの封止剤212、214が用いられるデバイスが硬化熱によって受けるダメージの程度を考慮して決定される。
上記に説明した記録素子ユニットの製造方法について、図2を参照して説明する。
上記のインクジェット記録ヘッドの製造方法においては、まず初めに第2プレート204を第1プレート202上の所定の位置に第1接着剤223を用いて接合する。
次に、記録素子基板201を第2プレート204の開口部を通して第1プレート202上の所定の位置に第2接着剤224を用いて接合し、電気配線基板203を第2プレート204上の所定の位置に第3接着剤225を用いて接合する。
次に、電気配線基板203の電極リード210を記録素子基板201の電極209にそれぞれ電気的に接続する。
そして、電気配線基板203の開口部および第2プレート204の開口部と記録素子基板201の周囲との間に形成される凹部211に、硬化後に弾性を有する第1封止剤212を充填した後に、記録素子基板201と電気配線基板203との電気的接続部を第2封止剤214で被覆する。
そして、第1封止剤212、第2封止剤214を同時キュアし硬化させる。
図3は本発明のインクジェット記録ヘッドの完成図であり、一実施形態の一部をなす記録素子ユニット321と流路部材327及び記録液供給容器326の接合した状態を示す図である。
図2で説明した製造方法にて製造した記録素子ユニット321と流路部材327との接合部分に接着剤(不図示)を塗布し熱硬化させる。その後、記録素子ユニット321を接合した流路部材327の記録液供給容器326との接合部分に接着剤(不図示)を塗布し熱硬化させて本実施例のインクジェット記録ヘッドを完成させる。
本発明の実施例2のインクジェット記録ヘッドの一実施形態の一部をなす記録素子ユニットは図1に順じ、図4は、図1(a)に示す点線部から見たときの拡大図であり、ダミー配線22以外の形態は実施例1に順ずる。
図4(a)に示したダミー配線22は突部20に対して斜めの平行四辺形(図1(c)に対して180°回転)の構成をしている。
図4(b)に示したダミー配線22は突部20に対して横の長方形の構成をしている。
図4(c)に示したダミー配線22は突部20に対して縦の長方形の構成をしている。
図4(d)に示したダミー配線22は図1(c)に対してダミー配線幅とダミー配線溝が1/2の構成をしている。
本実施例の図4(a)〜(d)のダミー配線22の構成にすれば、実施例1と同じように第2封止剤の熱硬化後の亀裂を防止し、また、電気的接続部近傍の領域29の電気配線基板3と第2プレート4の間の隙間への第1封止剤の入り込みを防止できる。
また、図4(a)〜(d)に列挙した以外のダミー配線22の構成でも、ダミー配線22を含む突部の領域33と電気的接続部近傍の領域29のカバーフィルム接着剤の量が一定となり、電気的接続部近傍の領域29とダミー配線22を含む突部33上に構成されるカバーフィルム接着剤19の厚み32の差がなくなる構成で第2封止剤の熱硬化後の亀裂を防止し、また、電気的接続部近傍の領域29の電気配線基板3と第2プレート4の間の隙間への第1封止剤の入り込みを防止できれば本発明の形態に含まれる。
本発明の実施例3のインクジェット記録ヘッドの一実施形態の一部をなす記録素子ユニットは図1に順じ、図5は、図1(a)に示すA−A断面の電気配線基板のみの部分拡大図及び点線部から見たときの拡大図であり、ダミー配線22以外の形態は実施例1に順ずる。
図5(a)に示したダミー配線22の高さは、電気的接続部近傍の領域29の配線15の高さ>ダミー配線22の高さの構成をしている。
図5(b)に示したダミー配線22の高さは、電気的接続部近傍の領域29の配線15の高さ<ダミー配線22の高さの構成をしている。
本実施例の図4(a)、(b)のダミー配線22の構成にすれば、実施例1と同じように第2封止剤の熱硬化後の亀裂を防止し、また、電気的接続部近傍の領域29の電気配線基板3と第2プレート4の間の隙間への第1封止剤の入り込みを防止できる。
また、図4(a)、(b)に列挙した以外のダミー配線22の構成でも、ダミー配線22を含む突部の領域33と電気的接続部近傍の領域29のカバーフィルム接着剤の量が一定になり、電気的接続部近傍の領域29とダミー配線22を含む突部33上に構成されるカバーフィルム接着剤19の厚み32の差がなくなる構成で第2封止剤の熱硬化後の亀裂を防止し、また、電気的接続部近傍の領域29の電気配線基板3と第2プレート4の間の隙間への第1封止剤の入り込みを防止できれば本発明の形態に含まれる。
本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施形態の一部をなす記録素子ユニットの電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部のダミー配線がダミー配線溝を有する構成を示した図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施形態の一部をなす記録素子ユニットの記録素子基板及び封止の構成を示した図である。 本発明のヘッド完成図を示した図である。 本発明の電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部のダミー配線の幅方向及び配置を変えた構成を示した図である。 本発明の電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部のダミー配線の高さ方向変えた構成を示した図である。 従来の、一般的な電気熱変換素子が配列され記録液を吐出させる機能を有する記録素子基板を示す図である。 図5に示した記録素子基板が電気配線基板に接続された状態を示す図である。 従来の、インクジェット記録ヘッドの一実施形態の一部をなす記録素子ユニットの電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部のダミー配線がベタ形状の構成を示した図である。
符号の説明
1 記録素子基板
2 第1プレート
3 電気配線基板
4 第2プレート
10 電極リード
11 凹部
12 第1封止剤
13 溝
14 第2封止剤
15 配線
16 カバーフィルム
17 ベースフィルム
18 ベースフィルム接着剤
19 カバーフィルム接着剤
20 突部
21 記録素子ユニット
22 ダミー配線
29 電気的接続部近傍の領域
31 ダミー配線幅
32 厚み
33 ダミー配線を含む突部の領域
205 吐出口プレート
206 吐出口
207 電気熱変換素子
208 記録液供給口
209 電極
223 第1接着剤
224 第2接着剤
225 第3接着剤
228 外部信号入力端子
326 記録液供給容器
327 流路部材

Claims (2)

  1. 記録液を吐出する複数の記録素子を有する記録素子基板と、該記録素子基板が組み込まれる開口部が形成され、前記記録素子基板に対して前記記録液を吐出するための電気エネルギーを印加するために前記記録素子基板に電気的に接続される電気配線基板とを有し、前記記録素子基板が固定保持される第1プレートと、前記記録素子基板を通す開口部が形成され、前記電気配線基板と前記第1プレートとの間に介在して前記電気配線基板を固定保持する第2プレートとを有するインクジェット記録ヘッドであって、
    前記電気配線基板はカバーフィルム、ベースフィルム、カバーフィルム接着剤、ベースフィルム接着剤で構成され、前記電気配線基板の開口部の四隅に形成される突部にダミー配線を有し、前記ダミー配線を含む突部の領域と電気的接続部近傍の領域において、カバーフィルム接着剤の量が一定となるダミー配線構成にすることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドを搭載したことを特徴とするインクジェット記録装置。
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