JP2006265351A - 感光性組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)カチオン重合性化合物 10〜95質量%、(b)少なくとも2個の脂肪族水酸基を有する芳香族系化合物 0.1〜90質量%、(c)エネルギー線感受性カチオン重合開始剤 0.1〜20質量%を含有することを特徴とする感光性組成物及びその硬化物を用いて、光ディスク及びフラットパネルディスプレイを形成する。
【選択図】なし
Description
本発明の感光性組成物及びその硬化物は、接着剤、塗料、インキ、フィルムコーティング、特には光学部品用、電子部品用における接着剤、コート材、フォトレジスト、シール材、封止材、絶縁材などの用途として有用である。具体的には、本発明は、反射防止膜形成用コーティング材、ハードコーティング材、光ディスクの貼り合わせ用接着剤、液晶や有機EL等のディスプレイパネルのシール材として有用であり、特には次世代光ディスクであるBlu−ray Diskの表面保護層形成材、有機ELディスプレイのシール材として有用な感光性組成物及びその硬化物に関する。
光ディスクの記録密度は、対物レンズの開口数(NA)と光源のレーザー波長という2つのパラメータによってほぼ決まり、光ディスクの高密度化の手法としては光学系の短波長化、高開口数化が一般的に行われている。短波長化、高開口数化を行うと、光透過層の厚さを薄くする必要性が生じてくる。これは、高開口数化に伴い、ディスクとレーザー光の光軸の傾きに許される角度誤差(チルト・マージン)が狭くなってしまい、光透過層が薄いほどこのチルト・マージンを広げることが可能だからである。
この問題を解決する方法として、ラジカル硬化系ではなく、カチオン硬化系材料を使うことが挙げられる。エポキシやビニルエーテル、オキセタン等の材料を使用したカチオン硬化系材料は、(a)酸素による硬化阻害を受け難いため、表面および薄膜硬化性に優れる(b)硬化収縮が小さい(c)幅広い基材に対し良好な接着性を有する等、ラジカル硬化系に比べ優れた特長を有するものである。実際、カチオン硬化系の光硬化型樹脂を用いて光透過層を形成する試みがなされており(特許文献1参照)、硬化収縮を抑制することが可能となっている。
他に、光カチオン重合での光硬化性を向上させるため、オキセタニル基とエポキシ基を同一分子内に有する化合物を用いたり(特許文献2参照)、アルミニウムの腐食防止のために保護層を設けたり(特許文献3参照)、腐食を抑制するために防食剤成分を添加する試みがなされているが(特許文献4参照)、優れた光硬化性と低腐食性を兼ね備えたような、光ディスクの光透過層に最適な材料は未だ開発されていない。
これらのうちELD、とりわけ有機ELDは自発光ならではの高視野角、高コントラスト性に加え、高輝度、高効率、高速応答性、多色化の点で優れており、薄型フルカラーディスプレイ用途として期待されている。また、電極および発光層が非常に薄膜であるため、プラスチック基材上に形成させることでフレキシブルなディスプレイや、大型平面照明用途としての可能性も検討されている。有機EL素子は、電子注入電極から直接または電子輸送層を介して発光層に注入された電子と、正孔注入電極から直接または正孔輸送層を介して発光層に注入された正孔との再結合により発光が生じる。
そのため、実用的な有機EL素子とするには、有機材料や電極材料に水分や酸素が入らないように素子を効果的に封止(シール)する必要がある。FPDの封止方法としては、従来LCDの封止に用いられてきた熱硬化型エポキシ樹脂を用いる方法があるが、この場合150℃〜180℃という高温で2時間程度加熱硬化する必要があり、生産性が上がらないだけでなく、有機ELのような熱に弱い材料を用いた素子の場合、好ましい方法ではない。
一方、光カチオン硬化型シール剤の場合、主にエポキシ系樹脂が用いられており、接着性に優れ、耐透湿性も比較的良好ではあるが、いまだ不十分であるのが実状である。また実質加熱プロセスを用いることなく光によってのみ硬化させようとした場合、硬化性が不十分であり重合性モノマーやオリゴマーの転化率が向上しないという問題があった。このため、光カチオン重合の重合性化合物の光硬化性を向上させるため、水酸基を有する化合物を併用する試みもなされているが(特許文献5参照)十分な光硬化性および耐透湿性は得られていない。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
1.(a)カチオン重合性化合物 10〜95質量%、(b)少なくとも2個の脂肪族水酸基を有する芳香族系化合物 0.1〜90質量%、(c)エネルギー線感受性カチオン重合開始剤 0.1〜20質量%を含有することを特徴とする感光性組成物。
2.成分(a)が、エポキシ基を有する化合物及び/又はオキセタン環を有する化合物であることを特徴とする上記1に記載の感光性組成物。
3.成分(b)が、下記一般式(1)で示される化合物であることを特徴とする上記1または2に記載の感光性組成物。
4.成分(b)が、式(1)におけるXとして、芳香環を少なくとも2個含んでいる化合物であることを特徴とする上記3に記載の感光性組成物。
5.成分(b)が、式(1)においてn=2となる化合物であることを特徴とする上記3または4に記載の感光性組成物。
6.成分(b)が、式(1)におけるXとして、下記一般式(2)で示される基を有する化合物であることを特徴とする上記5に記載の感光性組成物。
8.成分(b)が、式(1)におけるXとして、下記一般式(4)で示される基を有する化合物であることを特徴とする上記5に記載の感光性組成物。
9.成分(b)が、式(4)におけるZとして、単結合或いは下記一般式(5)で示される基を有する化合物であることを特徴とする上記8に記載の感光性組成物。
10.成分(b)として、少なくとも下記一般式(6)で示される化合物を含有することを特徴とする上記1〜9のいずれかに記載の感光性組成物。
11.光透過層を通して光により記録又は再生を行う光ディスクの製造方法において、上記1〜10のいずれかに記載の感光性組成物を用いて塗工層を形成する工程と、該塗工層にエネルギー線照射して前記感光性組成物を硬化させて光透過層を形成する工程を有することを特徴とする光ディスクの製造方法。
12.光透過層を通して光により記録又は再生を行う光ディスクにおいて、光透過層が、上記1〜10のいずれかに記載の感光性組成物を硬化させることにより形成されたものであることを特徴とする光ディスク。
13.対向する基板をシール材により張り合わせる工程を含むフラットパネルディスプレイの製造方法において、上記1〜10のいずれかに記載の感光性組成物から成るシール材を用いることを特徴とするフラットパネルディスプレイの製造方法。
14.フラットパネルディスプレイが有機エレクトロルミネッセンスディスプレイであることを特徴とする請求項13に記載のフラットパネルディスプレイの製造方法。
15.上記1〜10のいずれかに記載の感光性組成物に、エネルギー線照射することにより得られることを特徴とする硬化物。
本発明における成分(a)のカチオン重合性化合物としては、エポキシ基を有する化合物、オキセタン環を有する化合物、ビニルエーテル化合物、前記以外の環状エーテル化合物、環状ラクトン化合物、環状アセタール化合物、環状チオエーテル化合物、スピロオルソエステル化合物等を挙げることができる。これらの中では、光硬化性や透明性等の硬化膜特性の点で、エポキシ基を有する化合物及び/又はオキセタン環を有する化合物を用いることが好ましい。
エポキシ基を有する化合物としては、グリシジルエーテル型エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物等が挙げられ、その中でも1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する化合物が好ましい。
本発明における成分(a)のカチオン重合性化合物としては、エポキシ基を有する化合物とオキセタン環を有する化合物を各々単独で用いても良く、或いは併用しても良い。光硬化性を向上させる、特にキセノンランプ等の長波長領域ランプでの硬化性を向上させるためには、エポキシ基を有する化合物とオキセタン環を有する化合物を併用するのが好ましい。
多価アルコールの併用技術は、カチオン重合反応速度の向上、柔軟性の付与等を目的として広く知られている。本発明の感光性組成物に用いられる成分(b)として、分子中に少なくとも2個の脂肪族水酸基を有する化合物を用いることにより、硬化性、エポキシ基の反応性、硬化膜物性に優れた系を実現できる。成分(b)の骨格としては、芳香環を少なくとも1個含むことが重要であり、これにより優れた耐透湿性、耐吸湿性、熱膨張係数の低減を実現することができる。
一般式(1)で示される化合物のうち、式中nは1〜20の整数であり、nが2以上の整数であると光硬化性、硬化膜特性の点で好ましい。耐透湿性の点からn=2〜10がより好ましく、更に好ましくはn=2〜5、最も好ましくはn=2である。また式中mは1〜20の整数を表し、光硬化性、可とう性、硬度、接着性等の観点からm=1〜10が好ましい。
このような一般式(1)で示される化合物のうち、式中のXとしては、アルキレンオキサイドと反応可能なフェノール系化合物であれば特に限定されるものではない。フェノール系化合物としては、非特許文献(「新エポキシ樹脂」、垣内弘編、昭晃堂発行、1985年)(「総説エポキシ樹脂」、エポキシ樹脂技術協会編、エポキシ樹脂技術協会発行、2003年)に記載のフェノール系化合物、または同文献に記載のエポキシ樹脂の原料フェノール化合物を挙げることができる。
式中n=2となるその他の化合物として下記一般式(7)
式中n=3、4、または2以上となる化合物として下記一般式(8)等を挙げることができる。
これらのうち、本発明に用いられる成分(b)としては、式(1)におけるXとして芳香環を少なくとも2個含んでいる化合物であると、耐透湿性の点で好ましい。また一般式(1)で示される化合物のうち、(a)カチオン重合性化合物との相溶性及び反応性の点から、式中のXが一般式(2)及び一般式(4)で示される化合物が好ましい。更に式(2)におけるYとして単結合或いは一般式(3)で示される化合物、式(4)におけるZとして単結合或いは一般式(5)で示される化合物であると、光硬化性や耐透湿性等の硬化膜特性の点で好ましい。
下記一般式(11)で表される化合物である。
本発明で用いられる成分(b)少なくとも2個の脂肪族水酸基を有する芳香族系化合物は、1種単独あるいは2種以上を組み合わせて使用しても良い。
また、成分(b)として、少なくとも下記一般式(6)で示される化合物を含有すると好ましい。
この一般式(6)で示される化合物は、成分(a)と成分(b)の相溶性を向上させることを主目的に用い、式中qは1〜20の整数であるが、相溶性や光硬化性、硬度の点で、複数のRhのうち少なくとも1個が水素以外の場合は、qが1〜10の整数であることが好ましく、複数のRhが全て水素である場合には、qは10以下の整数であり2個のqのうちの少なくとも1個は2以上の整数であることが好ましい。
本発明の(c)エネルギー線感受性カチオン重合開始剤とは、エネルギー線照射によりカチオン重合を開始させる物質を放出することが可能な化合物であり、特に好ましいものとしては照射によりルイス酸を放出するオニウム塩である。このようなものとしては、ルイス酸のジアゾニウム塩、ルイス酸のヨードニウム塩、ルイス酸のスルホニウム塩等が挙げられ、これらはカチオン部分がそれぞれ芳香属ジアゾニウム、芳香属ヨードニウム、芳香属スルホニウムであり、アニオン部分がBF4 −、PF6 −、SbF6 −、[BX4]−(ただし、Xは少なくとも2つ以上のフッ素又はトリフルオロメチル基で置換されたフェニル基)等により構成されたオニウム塩である。
本発明のエネルギー線感受性カチオン重合開始剤には、ベンゾフェノン、ベンゾインイソプロピルエーテル、チオキサントン、アントラセン等の光増感剤を併用することもでき、具体的には4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2,4’−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、9,10−ジエトキシアントラセン、9,10−ジブトキシアントラセン等が挙げられる。
また、カチオン重合性を示す他の化合物としては、例えば前記以外の低分子量のエポキシ化合物は希釈剤として用いることでき、また前記以外の環状エーテル化合物や環状ラクトン化合物、環状アセタール化合物、環状チオエーテル化合物、スピロオルソエステル化合物等が挙げられる。また従来用いられる、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールを、硬化性を損なわない範囲で用いることもできる。
次に、本発明において用いられる感光性組成物中の各成分の組成割合について説明する。
実際の配合割合としては、成分(a)としてカチオン重合性化合物 10〜95質量%、成分(b)として少なくとも2個の脂肪族水酸基を有する芳香族系化合物 0.1〜90質量%、成分(c)としてエネルギー線感受性カチオン重合開始剤 0.1〜20質量%である。
成分(b)の含有量は、0.1〜90質量%、好ましくは1〜80質量%、より好ましくは1〜70質量%であると、前述のような理由により優れた光硬化性及び硬化膜特性が得られる。
本発明に係わる光ディスクの光透過層は、前記カチオン重合性感光性組成物及びその硬化物から成っており、その優れた硬化性から重合転化率が高く、生産性に優れ、しかも接着性および耐透湿性に優れ腐食性も低いことから当該用途として好適である。
なお、硬化を促進するために、上記方法で得られたディスクを恒温槽、赤外線ヒーター等で加温しても良い。
光透過層の層厚は、所望とする光ディスクの特性や用途によって設定され、硬化処理前の塗工層の層厚は、所望とする光透過層の層厚に応じて設定すればよい。光透過層の層厚としては、例えば3〜200μmとすることができる。
本発明のフラットパネルディスプレイである有機ELDの製造方法としては、例えば以下のような方法を挙げることができる。一般的な有機ELDは、基板の上に正孔注入電極が形成され、その上部に正孔輸送層と発光層が形成され、さらにその上に電子注入電極が形成される。そして、これらの積層体の周囲には外部から素子を守るための封止材が形成され、この封止材は正孔注入電極と接着剤により張り合わされている。基板としては、透明または半透明なガラス、またはポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、環状オレフィン系ポリマー等の樹脂等が用いられるが、これらの材料を薄膜化したフレキシブルな基板を用いることもできる。封止材としては、通常ステンレスやガラス等の水蒸気バリア性に優れた材料が用いられ、これを本発明の特徴であるカチオン重合性感光性組成物及びその硬化物から成るシール材を用いて、対向の正孔注入電極が形成された基板と張り合わされる。その他の封止構造としては固体膜による全面封止があり、封止材としてフレキシブルな材質のものを用いる場合、特に有効な方法である。
このように塗布されたシール材は、対向する基板と張り合わされた後、封止材側または基板面側から光を照射することにより硬化が行われる。ここで使用できる光源としては、所定の作業時間内で硬化させることができるものであれば特に制限はなく、通常、紫外線、可視光線の波長の光を照射できるものであり、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライド灯、無電極放電ランプ等が挙げられる。
<硬化膜の特性評価>
(1)光硬化性:ベルトコンベア式露光装置を用いて露光してから被膜を指触観察し、硬化完了までに必要な露光回数を求めた。
(2)接着性:ガラス基板上に形成された硬化膜(厚さ約10μm)に対し碁盤目テープ剥離試験を行い、残存率の測定を行った。硬くて脆い膜はこの試験で容易に剥離するため、可とう性についても同時に評価している。
(3)透湿性:JIS K7129Aに準じて、光硬化させたシール材により得たフィルム(厚み100μm)の40℃×90%RH条件での透湿度を、水蒸気透過度テスター:L80−5000型(LYSSY社製)を用い測定した。
(4)腐食性:アルミニウム薄膜付きシリコンウェハー上で硬化した被膜(厚さ約10μm)を、温度90℃、湿度80%条件下にて100時間放置した後、アルミニウムの表面状態を目視にて観察した。
成分(a)のカチオン重合性化合物に該当するものとして、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを25質量%、及び1,4−ビス{〔(3−エチルオキセタン−3−イル)メトキシ〕メチル}ベンゼンを主成分とするアロンオキセタンOXT−121(製品名:東亞合成社製)を37質量%、成分(b)の少なくとも2個の脂肪族水酸基を有する芳香族系化合物に該当するものとして、ビス(2−ヒドロキシエチル)テトラブロモビスフェノールAであるTBA−EO20(製品名:明成化学工業社製)を27質量%、更にポリオキシエチレンビスフェノールAエーテルとしてユニオールDA−400(製品名:日本油脂社製)を7質量%、成分(c)のエネルギー線感受性カチオン重合開始剤としてスルホニウムPF6塩型のCPI−100P(製品名:サンアプロ社製)4質量%を十分混合することにより透明な感光性組成物を得た。
このようにして得られた感光性組成物の特性を評価するために、まずバーコーターを用い膜厚50μmになるように塗工した後、ベルトコンベア式UVランプシステム(Vバルブ、光源距離123mm、ベルトコンベアスピード16m/min:フュージョンUVシステムズ・ジャパン社製)を用いて光硬化性を評価した。また、バーコーターを用い膜厚10μmになるように塗工した後、400W高圧水銀灯露光機(セン特殊光源社製)で1000mJ/cm2露光し、硬化膜の接着性及び腐食性の評価を行った。なお透湿度測定用フィルム作成は、剥離処理PETフィルム上で3000mJ/cm2露光を行って感光性組成物を硬化させた後、剥離処理PETフィルムを剥がすことにより行った。結果を表1に示す。
成分(a)として、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを80質量%、成分(b)としてTBA−EO20を16質量%、成分(c)としてCPI−100P(商品名:サンアプロ社製)4質量%を十分混合することにより透明な感光性組成物を得た。特性評価は実施例1と同様にして行った。結果を表1に示す。
[実施例3]
成分(b)としてZE−2を16質量%用いる以外は、実施例2と同様にして感光性組成物を得、特性評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例4]
成分(a)として、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを21質量%、及びアロンオキセタンOXT−121を42質量%、成分(b)としてTBA−EO20を14質量%、ユニオールDA−400を21質量%、成分(c)としてCPI−100Pを2質量%の割合で配合し、十分混合することにより透明な感光性組成物を得た。特性評価は実施例1と同様にして行った。結果を表1に示す。
成分(a)として3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを96質量%、及び成分(c)としてCPI−100Pを4質量%から成るエポキシ樹脂のみで構成される感光性組成物を得た。この組成物の性能評価結果を表1に示す。
[比較例2]
成分(a)として3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを48質量%、及びアロンオキセタンOXT−121を48質量%、成分(c)としてCPI−100Pを4質量%の割合で配合し、十分混合することにより透明な感光性組成物を得た。特性評価は実施例1と同様にして行った。結果を表1に示す。
[比較例3]
成分(a)として3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートを81質量%、成分(c)としてCPI−100Pを4質量%、一般的な脂肪族アルコールとしてジエチレングリコール15質量%を十分混合することにより透明な感光性組成物を得た。特性評価は実施例1と同様にして行った。結果を表1に示す。
Claims (15)
- (a)カチオン重合性化合物 10〜95質量%、(b)少なくとも2個の脂肪族水酸基を有する芳香族系化合物 0.1〜90質量%、(c)エネルギー線感受性カチオン重合開始剤 0.1〜20質量%を含有することを特徴とする感光性組成物。
- 成分(a)が、エポキシ基を有する化合物及び/又はオキセタン環を有する化合物であることを特徴とする請求項1に記載の感光性組成物。
- 成分(b)が、式(1)におけるXとして、芳香環を少なくとも2個含んでいる化合物であることを特徴とする請求項3に記載の感光性組成物。
- 成分(b)が、式(1)においてn=2となる化合物であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の感光性組成物。
- 光透過層を通して光により記録又は再生を行う光ディスクの製造方法において、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の感光性組成物を用いて塗工層を形成する工程と、該塗工層にエネルギー線照射して前記感光性組成物を硬化させて光透過層を形成する工程を有することを特徴とする光ディスクの製造方法。
- 光透過層を通して光により記録又は再生を行う光ディスクにおいて、光透過層が、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の感光性組成物を硬化させることにより形成されたものであることを特徴とする光ディスク。
- 対向する基板をシール材により張り合わせる工程を含むフラットパネルディスプレイの製造方法において、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の感光性組成物から成るシール材を用いることを特徴とするフラットパネルディスプレイの製造方法。
- フラットパネルディスプレイが有機エレクトロルミネッセンスディスプレイであることを特徴とする請求項13に記載のフラットパネルディスプレイの製造方法。
- 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の感光性組成物に、エネルギー線照射することにより得られることを特徴とする硬化物。
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