[go: up one dir, main page]

JP2006112382A - エンジンの吸気制御装置 - Google Patents

エンジンの吸気制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006112382A
JP2006112382A JP2004302684A JP2004302684A JP2006112382A JP 2006112382 A JP2006112382 A JP 2006112382A JP 2004302684 A JP2004302684 A JP 2004302684A JP 2004302684 A JP2004302684 A JP 2004302684A JP 2006112382 A JP2006112382 A JP 2006112382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake control
intake
permanent magnet
control valve
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004302684A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Hasegawa
和也 長谷川
Toru Noda
徹 野田
Hiroshi Ishii
宏 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004302684A priority Critical patent/JP2006112382A/ja
Publication of JP2006112382A publication Critical patent/JP2006112382A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/08Modifying distribution valve timing for charging purposes
    • F02B29/083Cyclically operated valves disposed upstream of the cylinder intake valve, controlled by external means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】標準大気状態から外れた環境条件においても基準開時期に制御し得るエンジンの吸気制御装置を提供する。
【解決手段】吸気制御弁は、貫通孔(25a)を有すると共に、吸気通路(12)の下流側と上流側とに移動可能であり、かつ吸気通路(12)の軸方向に対し垂直に配設される板状の弁体(25)と、弁体(25)の上流側への移動範囲を制限する第1制限手段(41)と、弁体(25)の下流側への移動範囲を制限する第2制限手段(61)と、弁体(25)が前記いずれかの制限手段に制限されているとき弁体(25)と当接すると共に貫通孔(25a)を面で遮蔽する遮蔽部(22)とを含んで構成され、遮蔽部(22)と弁体(25)とを吸気行程中の基準開時期より所定の期間でだけ非当接状態としそれ以外の期間で当接状態とすることにより吸気制御弁を開閉する手段(43、45、46、51)と、前記基準開時期を実際の環境条件に応じて設定する手段(15)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関(エンジン)の吸気制御装置に関する。
パルス過給方式を実用に供したものがある(特許文献1参照)。
このものでは、吸気通路の軸心へと伸びる上下のフレーム部材46、48によってウエブ50が吸気管の中空に位置して設けられ、上方のフレーム部材46に組み込んだ磁気コイル52に電流を流している状態では吸気通路上壁に支持される支承ピン40を支点にして回動する薄い軟鉄板状のフラップ42がウエブ50と当接し、また下方のフレーム部材48に組み込んだ磁気コイル54に電流を流している状態では吸気通路下壁に支持される支承ピン40を支点にして回動する薄い軟鉄板状のフラップ42がウエブ50と当接し、これら2枚のフラップ42のウエブ50との当接によって吸気通路を遮断している。
吸入行程時に吸気弁20が開いた後に所望のタイミングで上下のフレーム部材46、48に組み込んだ磁気コイル52、54を流れる電流を遮断すると、2枚のフラップ42に作用する低圧により2枚のフラップ42が門のように開放方向に動いて、吸気管内壁に沿う上下の開放コイル38の磁気フィールドによって捕まれ、かつ吸気管内壁に沿う上下の磁気コア36にそれぞれのフラップが当接するように引っ張られる。
吸気弁20が圧縮行程のため閉じると、上下の開放コイル38への電流負荷が終了され、かつ2枚のフラップ42は閉鎖ばねの影響を受けて旋回しつつ閉鎖位置へ動く。
特開2000-248946公報
ところで、パルス過給方式を実現するための吸気制御弁は、高いシール性(気密性)を保つことと、高い応答性を確保するための速い開弁速度が必要とされる。シール性の要求として、バルブ部分の有効通過断面積に対する漏れ面積の割合は、1%未満が望ましいことがシミュレーションの結果から確認されている。一方、吸気制御弁を開く期間は、通常の吸気弁と比較して10〜40%程度と短く、わずかな時間内でシリンダ内に十分な新気を供給しなければならない。このため、開弁速度は可能な限り速くなければならないという要求がある。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、各フラップ42の全体が軟鉄薄板で構成されているために、フラップの質量が大きく決して応答性がよいとはいい難い。
また、フラップはねじりばねや閉鎖ばねによって閉鎖位置にプレロードする構成であるので、バネの破損や劣化の問題がある。
また、吸気管の一部にラバルノズル状の狭窄部28を有して構成する場合には、この狭窄部の上下内壁に凹部34を設けて、この凹部34に磁気コア36、開放コイル38を収納する必要があるなど構成が複雑であるため、コスト高を招くおそれがある。
そこで、吸気弁の上流の吸気通路に吸気制御弁を配置したエンジンの吸気制御装置において、前記吸気制御弁を、一部に貫通孔または切り欠きを有すると共に、前記吸気通路の下流側と上流側とに移動可能であり、かつ前記吸気通路の軸方向に対し垂直に配設される板状の弁体と、この弁体の上流側への移動範囲を制限する第1制限手段と、前記弁体の下流側への移動範囲を制限する第2制限手段と、前記弁体が前記いずれかの制限手段に制限されているとき前記弁体と当接すると共に前記貫通孔または切り欠きを面で遮蔽する遮蔽部とを含んで構成し、前記遮蔽部と前記弁体とを吸気行程後半の基準開時期より所定の期間でだけ当接状態としそれ以外の期間で非当接状態とすることにより前記吸気制御弁を開閉する吸気制御弁開閉手段とを備えることにより、高い応答性と高いシール性とを確保した吸気制御弁の構造を有するエンジンの吸気制御装置を本願発明とほぼ同時期に提案している。
ここで、上記の基準開時期とは、後述するように、基準の環境条件、例えば標準大気状態において十分な過給効果の得られる吸気制御弁の最適な開時期のことである。
この場合に、上記の吸気制御弁開閉手段としての一例は、前記弁体の外周に所定の間隔で第1の永久磁石を配置し、前記第1制限手段に前記第1の永久磁石と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石を配置し、前記弁体の前記吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1制限手段を前記吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記第1の永久磁石に対する前記第2の永久磁石の位相が第1の目標位相を保ったまま前記基準開時期となったときに前記弁体が前記遮蔽部から離脱することにより前記吸気制御弁を開くものである。
こうした構成の吸気制御弁では、吸気制御弁の下流に発生する負圧を駆動力とし、吸気通路内を音速で移動する吸気脈動を利用しているため、上記の基準開時期を運転条件に応じて最適に制御する必要性がある。そのためには、運転条件に応じた基準開時期のマップを予め作成しておき、このマップを検索することにより、そのときの運転条件に基づいて基準開時期を算出させることが考えられる。
しかしながら、基準開時期のマップを作成したときの環境条件と異なる環境条件になると、基準開時期に吸気制御弁を開かせることができない。
これについて説明すると、新たに提案した吸気制御弁においては、後述する図2に示されるように、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25の上流側と下流側との差圧に起因する力(シリンダ方向へ引っ張る力)と、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43とが対面接触して両者の間に働く磁気力(コレクタ方向に保持する力)とのバランスにより、吸気制御弁13の開時期が定まっている。すなわち、差圧に起因する力が磁気力以上となるタイミングで弁体25が第1制限手段(第1環状部品41)より離脱して吸気制御弁13が開かれる。この場合に、基準の環境条件、例えば標準大気状態では、全負荷時のエンジン回転速度により吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気圧が一意に決定されるため、通常は吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2に発生する負圧だけに着目して、つまり吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態において、第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の目標位相を適合しておけば、基準開時期に吸気制御弁13が開かれる。ところが、標準大気状態より外れる環境条件、例えば大気圧が大きく低下する高地でこの吸気制御弁13を有するエンジンの運転を行うとなると、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25の上流側と下流側との差圧が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における場合より減少しシリンダ方向へ引っ張る力が弱くなるため、高地においても標準大気状態に対する目標位相のままであると、吸気制御弁13の実際の開時期が基準開時期より遅れてしまう。言い換えると、高地では、標準大気状態における場合より吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積を小さくし(つまり第2の永久磁石43の位相を小さくし)、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間の磁気力による保持力を弱くし、高地における実際の開時期を進めて、標準大気状態における最適な開時期である基準開時期に戻るようにする必要がある。
また、大気温度(つまり吸気制御弁13上流の吸気温度)が標準大気状態より変化すると、吸気脈動の移動速度、つまり音速が変化する。音速は温度の平方根に比例するので、吸気制御弁13上流の実吸気温度が、標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より低下すると、これに合わせて音速が標準大気状態のときより低下し、この逆に吸気制御弁13上流の吸気温度が、標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より上昇すると、これに合わせて音速が標準大気状態のときより上昇する。このため、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気温度の相違により、吸気制御弁13が開いた後、コレクタ側に向かった負圧波がコレクタにおいて逆位相の正圧波として反射されてシリンダ側に伝播する際の音速に変化が生じる。この結果として、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気温度より低下した環境条件の場合には、吸気制御弁13の基準開時期は標準大気状態のときより進角側に移動し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気温度より上昇した環境条件の場合にはこの逆に標準大気状態のときより遅角側に基準開時期が移動する。よって、標準大気状態から外れた温度条件となったときにも標準大気状態に対する目標位相のままであると、吸気制御弁13の実際の開時期が基準開時期より外れてしまう。
そこで本発明は、標準大気状態から外れた環境条件においても基準開時期に吸気制御弁を開き得るエンジンの吸気制御装置を提供するものである。
一方、新たに提案した吸気制御弁には経時劣化が生じ得る。この経時劣化によって、吸気制御弁13の実際の開時期が、当初設定された基準開時期から外れたとき、本来のパルス過給方式による過給効果を得ることができなくなる可能性がある。
これを吸気制御弁開閉手段が上記の構成である場合について図6、図7を参照しながら具体的に説明すると、吸気制御弁13の使用を長期間続けていくうち、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43とは繰り返し熱負荷を受けることにより経時劣化したり、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面の表面にシリンダから戻ってくる既燃ガスの影響によりデポジットが少しずつ堆積していくこと等が考えられ、こうした第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積が生じると、図6第3段目において一点鎖線で示したように第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に働く磁力が、吸気制御弁13の新品時に同じ接触面積で働く磁力(図6第3段目の実線参照)よりも弱まってくる。第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間の磁力が弱まると、基準開時期θ1bより進角した時期θ1r(実際の開時期)に弁体25が離脱し、吸気制御弁13が新品時より早く開かれる(図6第2段目の一点鎖線参照)。
このとき、吸気制御弁下流の負圧がどうなるかを示したのが図7である。吸気制御弁13が新品時には吸気制御弁13が基準開時期θ1bに開く直前に目標負圧が得られているため、吸気制御弁13が開いた後、吸気制御弁13下流の圧力が大気圧を一気に超えて立ち上がり吸気弁閉時期IVCに大きな正圧が得られている。一方、上記の経時劣化やデポジットの堆積により基準開時期θ1bより進角して吸気制御弁13が開いたときには吸気制御弁13が開く直前での実際の負圧(二点鎖線参照)が、基準開時期付近での目標負圧(一点鎖線参照)に達していない。このように吸気制御弁13の開時期が基準開時期θ1bより進角してしまった場合には、吸気制御弁13が開いた後に、吸気制御弁13下流の圧力が効率よく立ち上がっても大気圧付近でもたつく現象がみられ、このもたつきに起因して吸気弁閉時期IVCでの圧力が、新品時より大きく低下している。これでは本来狙っていた過給効果を得ることができなくなってしまう。
そこで本発明は、第1、第2の永久磁石28、43といった吸気制御弁開閉手段に経時劣化等がが生じた後においても基準開時期に吸気制御弁を開き得るエンジンの吸気制御装置を提供するものでもある。
本発明は、吸気弁(4)の上流の吸気通路(12)に吸気制御弁(13)を配置したエンジンの吸気制御装置において、一部に貫通孔(25a)を有すると共に、吸気通路(12)の下流側と上流側とに移動可能であり、かつ吸気通路(12)の軸方向に対し垂直に配設される板状の弁体(25)と、弁体(25)の上流側への移動範囲を制限する第1制限手段(41)と、弁体(25)の下流側への移動範囲を制限する第2制限手段(61)と、弁体(25)がいずれかの制限手段(41、61)に制限されているとき弁体(25)と当接すると共に貫通孔(25a)を面で遮蔽する遮蔽部(22)とを含んで吸気制御弁(13)を構成し、かつ遮蔽部(22)と弁体(25)とを吸気行程中の基準開時期より所定の期間でだけ非当接状態としそれ以外の期間で当接状態とすることにより吸気制御弁(13)の開閉を制御すると共に、前記基準開時期を実際の環境条件に応じて設定する。
また本発明は、吸気弁(4)の上流の吸気通路(12)に吸気制御弁(13)を配置したエンジンの吸気制御装置において、一部に貫通孔(25a)を有すると共に、吸気通路(12)の下流側と上流側とに移動可能であり、かつ吸気通路(12)の軸方向に対し垂直に配設される板状の弁体(25)と、弁体(25)の上流側への移動範囲を制限する第1制限手段(41)と、弁体(25)の下流側への移動範囲を制限する第2制限手段(61)と、弁体(25)がいずれかの制限手段(41、61)に制限されているとき弁体(25)と当接すると共に貫通孔(25a)を面で遮蔽する遮蔽部(22)とを含んで吸気制御弁(13)を構成し、かつ遮蔽部(22)と弁体(25)とを吸気行程中の基準開時期より所定の期間でだけ非当接状態としそれ以外の期間で当接状態とすることにより吸気制御弁(13)の開閉を制御すると共に、前記当接状態での吸気制御弁(13)下流の実際の負圧を検出し、この実際の負圧が前記基準開時期付近での目標負圧と一致するようにフィードバック制御する。
本発明によれば、弁体と遮蔽部とが当接して吸気制御弁が閉じたとき、面対面で接触して貫通孔または切り欠きをシールすることが可能となるため、パルス過給に必要とされる高いシール性を確保することが容易となる。
また、本発明によれば、軽量な板材を弁体とすることにより、吸気制御弁が開く速度を高く保つことが可能となり、高応答なパルス過給システムを実現でき、低速回転速度域でのトルクを向上できる。
さらに本発明によれば、基準開時期を実際の環境条件に応じて設定するので、冷間始動時や寒冷地あるいは高地など、基準の環境条件(例えば標準大気状態)から外れて温度や大気圧が変化した状態において吸気制御弁を有するエンジンを運転する際、つまり運転時の環境条件が基準の環境条件より変化することがあっても、吸気制御弁の開示時期を基準開時期へとリアルタイムで制御することができる。
また、本発明によれば、弁体と遮蔽部の当接状態での吸気制御弁下流の実際の負圧を検出し、この実際の負圧が基準開時期付近での目標負圧と一致するようにフィードバック制御する。例えば、吸気制御弁開閉手段の経時劣化により吸気制御弁を閉状態を保持する保持力が弱まった場合には吸気制御弁の開時期が基準開時期よりも早まり、このとき弁体と遮蔽部の当接状態での吸気制御弁下流の実際の負圧が、基準開時期付近での目標負圧より大気圧側に小さくなるので、この保持力が強化されるようにフィードバック制御される。これにより、吸気制御弁開閉手段に経時劣化が生じた後においても基準開時期に吸気制御弁を開くことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明を4サイクル火花点火エンジンに適用した第1実施形態の概略構成図である。本実施形態では4サイクル火花点火エンジンで具体的に説明するが、シリンダ数、吸気弁や排気弁の数、火花点火式か圧縮着火式かどうか、過給機構を有するか否か等については一切問わず、エンジン全般について適用することが可能である。
エンジンには、燃焼室1、燃焼室1に開口する少なくとも一つの吸気ポート2及び少なくとも一つの排気ポート3、吸気ポート2の燃焼室1への開口端を開閉する吸気弁4、排気ポート3の燃焼室1への開口端を開閉する排気弁5、シリンダ6内を上下に往復動するピストン6、燃焼室1に燃料を供給する少なくとも一つの燃料噴射弁8、点火プラグ9を備えている。なお、本実施形態では、吸気ポート2に向けて燃料噴射を行っているが、燃焼室1に直接的に燃料噴射を行う場合であっても構わない。
エンジンの吸気装置は、吸気ポート2の上流に位置するコレクタ10、エンジンコントローラからの指令を受けて応動するスロットルバルブ11からなる。
コレクタ10下流で分岐した吸気通路12の途中に吸気制御弁13が気筒別に設けられる。
図2は一つの吸気制御弁13の概略構成図である。
吸気制御弁13の円筒状ハウジング19、20が、図で左右に所定の間隔を置いて切り離されて配置され、上流側ハウジング19の上流側と、下流側ハウジング20の下流側とはそれぞれ吸気通路12に固定されている。
上流側ハウジング19の下流端に、流線型状の遮蔽部22が上流側ハウジング19の内壁19aとの間に流路を残して上流側ハウジング19の軸心位置に配置され、複数枚の固定フィン23によって支持されている。また、遮蔽部22の下流端22bは吸気流れに直交する平面状にそれぞれ形成されている。
フィン23は、吸気流れを妨げないように遮蔽部22の周囲に等間隔で吸気流れに沿って設けられ、フィン23の下流端23aも遮蔽部22の下流端22bと同一の平面上に位置するようにされている。
遮蔽部22のすぐ下流側には、薄板状の弁体25が吸気通路12の流線軸方向に対して直交するように設置されている。弁体25には中心に所定の径を有する孔25aが貫通しており、この貫通孔25aの内径は遮蔽部22の下流端22bの外径よりも狭くされている。このため、弁体25がコレクタ10側(図で左側)に平行移動して遮断部下流端22bに当接したとき、貫通孔26aの全周が面対面の接触でシールされる。これによって、吸気制御弁13が閉じられる。また、弁体25が遮蔽部22から離脱しシリンダ6方向(図で右方向)に平行移動したとき(吸気制御弁13が開かれたとき)、吸気は遮蔽部外周22aと上流側ハウジング内壁19aとの間の隙間を通過し、弁体25の貫通孔25aを経て燃焼室1へと導入される。
上記の遮蔽部22を構成する素材には防振ゴム等の弾性材料を用いており、かつ、弁体25を構成する材質には軽量な樹脂材料を用いている。これによって、弁体25と遮蔽部22の当接による打音を低減するとともに確実にシール性を保つことができる。
弁体25の外径は上流側ハウジング19の外周径よりも少し大きく形成され、その外周に、図3にも示したようにリング状部品26を備える。このリング状部品26にはN極がコレクタ10側に、S極がシリンダ6側に面するように配置された複数個の永久磁石28が、周方向に一定の間隔で取り付けられている。図3では周方向に合計6個の永久磁石28が等間隔で配されている。図3は図2において弁体25をシリンダ6側(右方)からみた図である。
リング状部品26の上方と下方の2箇所には、図3にも示したように切り欠き部26a、26bが設けられ、上方の切り欠き部26aに上方のレール31が、下方の切り欠き部26bに下方のレール32がそれぞれはまっている。これによって、弁体25は切り欠き部26a、26bとレール31、32との嵌合を介して、シリンダ6側へと、あるいはその逆のコレクタ10側へとスライドする。その一方で、吸気通路12の周方向へと回転することは阻止されている。
上記のレール31、32は円筒状のケーシング33の内周33aに吸気流れ方向に沿って固定されている。ケーシング33は吸気通路12の外周12bよりもさらに外側にあってエンジンに固定されている。
上流側ハウジング19の下流端近くの外周19bとケーシング33との間には、フランジ状の第1環状部品41を備える。この第1環状部品41には、上記リング状部品26に配されている第1の永久磁石28と対向する位置に第2の永久磁石43を有している。すなわち、第1環状部品41の下流側のフランジ部41aの下流端41bに、S極がシリンダ6側にN極がコレクタ10側に面するように配置された複数個の永久磁石43が、周方向に一定の間隔で、上記弁体25の外周に配置されている第1の永久磁石28と対向するように取り付けられている。例えば図4にも示したように、第1の永久磁石28と同数(6個)の、第2の永久磁石43が等間隔で配されている。図4も図3と同様、図2において環状部品41をシリンダ側(右方)からみた図である。
第2の永久磁石43の下流端は、上流側ハウジング19の下流端19cと同一の平面上に位置するようにされている。このため、弁体25がコレクタ10方向に移動して環状部品41と当接したとき、第1の永久磁石28のN極と、第2の永久磁石43のS極とが周方向6箇所で引きつけ合い弁体25が環状部品41に保持される。
上記の第1環状部品41は、さらにその内周側と外周側とをそれぞれ軸受45、46により上流側ハウジング19の周方向に回動可能に支持されている。そして、第1環状部品41を上流側ハウジング19の周方向に回動させるための駆動機構51を備えている。駆動機構51は、ギア52とモータ53とから構成され、ギア52は、第1環状部品41の上流端近くの外周に形成されている外歯41cと噛み合っている。
このため、第2の永久磁石43のS極と、第1の永久磁石28のN極とが全く対向していない状態まで第1環状部品41を回動させた状態を初期位置(位相がゼロ)とすれば、この初期位置では第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との間に磁力は働かない。この初期位置よりモータ53を駆動して第1環状部品41(従って永久磁石43)を図4にも示したように反時計方向に回転すると、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積が拡大してゆき、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に働く磁力が大きくなってゆく。そして、第2の永久磁石43のS極と、第1の永久磁石28のN極とが丁度対向する状態で接触面積が最大となり、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に働く磁力も最大となる。このように、第1の永久磁石28に対向する第2の永久磁石43を周囲に配した第1環状部品41を、上流側ハウジング19の周方向に回動可能に設けて、第2の永久磁石43の初期位置からの回動角(つまり位相)を調整可能にすることで、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との間に働く磁力を可変に制御できる。
一方、下流側ハウジング20の上流端近くの外周20bとケーシング33との間にも、フランジ状の第2環状部品61を備える。この第2環状部品61には、上記リング状部品26に配されている第1の永久磁石28と対向する位置に第3の永久磁石63を有している。すなわち、第2環状部品61の上流側のフランジ部61aの上流端61bに、N極がコレクタ10側にS極がシリンダ6側に面するように配置された複数個の永久磁石63が、周方向に一定の間隔で、上記弁体25の外周に配置されている第1の永久磁石28と対向するように取り付けられている。例えば図4に示したのと同様に、第1の永久磁石28と同数(6個)の、第3の永久磁石63が等間隔で配されている。
この場合に、第3の永久磁石63の上流端は、下流側ハウジング20の上流端20cと同一の平面上に位置するようにされている。このため、弁体25がシリンダ6側に移動して第2環状部品61と当接したとき、第1の永久磁石28のS極と、第3の永久磁石63のN極とが周方向6箇所で引きつけ合い弁体25が第2環状部品61に保持される。
第2環状部品61は、さらにその内周側と外周側とをそれぞれ軸受65、66により下流側ハウジング20の周方向に回動可能に支持されている。そして、第2環状部品61を下流側ハウジング20の周方向に回動させるための駆動機構71を備えている。駆動機構71は、ギア72とモータ73とから構成され、ギア72は、第2環状部品61の下流端近くの外周に形成されている外歯61cと噛み合っている。
このため、第3の永久磁石63のN極と、第1の永久磁石28のS極とが全く対向していない状態まで第2環状部品61を回動させた状態を初期位置(位相がゼロ)とすれば、この初期位置では第1の永久磁石28と第3の永久磁石63との間に磁力は働かない。この初期位置よりモータ73を駆動して第2環状部品61(従って永久磁石63)を例えば図4に示したのと同様に反時計方向に回転すると、第1の永久磁石28と第3の永久磁石63との接触面積が拡大してゆき、第1の永久磁石28と第3の永久磁石63の間に働く磁力が大きくなってゆく。そして、第3の永久磁石63のN極と、第1の永久磁石28のS極とが丁度対向する状態で接触面積が最大となり、第1の永久磁石28と第3の永久磁石63の間に働く磁力も最大となる。このように、第1の永久磁石28に対向する第3の永久磁石63を周囲に配した第2環状部品61を、下流側ハウジング20の周方向に回動可能に設けて、第3の永久磁石63の初期位置からの回動角(つまり位相)を調整可能にすることで、第1の永久磁石28と第3の永久磁石63の間に働く磁力を可変に制御できる。
第1環状部品41は弁体25のコレクタ10方向への移動範囲を制限する第1制限手段、第2環状部品61は弁体25のシリンダ6方向への移動範囲を制限する第2制限手段としても働いている。
このように吸気制御弁13を構成したとき、弁体25が第1環状部品41に保持されている状態が吸気制御弁13が閉状態であり、弁体25が第1環状部品41から離れた状態が吸気制御弁13の開状態である。
図1に戻り、エンジンコントローラ15ではクランク角センサ16からのエンジン回転速度の信号と、アクセル開度センサ17からのアクセル開度(負荷相当)の信号とに基づいて、従来装置と同様に、スロットルバルブ11の開度、燃料噴射弁7からの燃料噴射量、点火プラグ8による火花点火時期を制御する。
こうしたエンジンを前提として、エンジンコントローラ15ではさらに、運転条件がパルス過給域にあるか否かを判定し、運転条件がパルス過給域にあるときには、吸気制御弁制御13を用いてパルス過給を行う。図5は横軸にエンジン回転速度を、縦軸にエンジントルクを採った特性で、図5において実線はパルス過給を行わないときのエンジントルクのカーブを示している。ところが、アクセルペダルを最大位置まで踏み込んだ全負荷時(アクセル開度が最大)に低回転速度域でパルス過給を行うと、このときのエンジントルクは破線に示したように拡大し、低回転速度域でのトルクが向上する。
ここで、本発明のパルス過給を図6を参照して説明すると、図6において横軸はクランク角で、最上段には吸気弁リフトを示している。図では、吸気弁4が吸気上死点(TDC)よりも手前で開き、吸気下死点(BDC)よりも遅れて閉じている。こうした吸気弁4のリフトに対して図6第2段目実線に示したように吸気制御弁13を、吸気行程後半の基準開時期θ1bより所定の短い期間のみ開くようにする。すなわち、吸気弁4の開く前より吸気制御弁13を閉状態のまま保持する。
具体的に説明すると、吸気行程ではピストン6の下降により、吸気制御弁13の下流側に大気圧よりずっと低い圧力(この低い圧力は大気圧をゼロに採ったとき負の圧力となるので、以下「負圧」という。)が発生している。この負圧から受ける力により弁体25が基準開時期θ1bの前に第1環状部品41から離脱してシリンダ6方向に向かうことのないように、第1の永久磁石28のN極と第2の永久磁石43のS極とを対向接触させ、吸気制御弁13を閉状態に保持させておく。
ここで、基準開時期θ1bとは、標準大気状態において十分な過給効果の得られる吸気制御弁13の最適な開時期のことである。この基準開時期θ1bとしては、標準大気状態においてエンジンの回転速度に応じて最適な時期が設定される。
基準開時期θ1bと、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態でシリンダ6側に発生する負圧の大きさとは、一対一で対応しており、エンジンの回転速度毎に、この負圧に応じて第1の永久磁石28のN極と第2の永久磁石43のS極とを対向接触している状態での第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間の磁力の大きさを変化させることで、弁体25が第1環状部品41より離脱する時期(つまり基準開時期θ1b)を決定することができる。
一方、弁体25をコレクタ10側に保持するための第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に必要な磁力は、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積を変化させることにより制御することが可能である。つまり、第1環状部品41を回動させて第2の永久磁石43の位相を変化させることにより、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面積を変化させ、例えば、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の基準開時期θ1bにおける負圧が目標負圧より大きい場合には、接触面積が増大するように第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を変化させ、この逆に吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の基準開時期θ1bにおける負圧が目標負圧より小さい場合には、接触面積が減少するように第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を変化させることにより、基準開時期θ1b付近での目標負圧の得られる第2の永久磁石43の位相E(図6第4段目参照)を決定することができる。
これによって、クランク角が基準開時期θ1bになる前には、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との間の磁力よりも、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25下流の負圧により弁体25がシリンダ6側に引っ張られる力のほうが下回っていたものが、クランク角が開時期θ1になったときには、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との間の磁力よりも、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25下流の負圧により弁体25がシリンダ6側に引っ張られる力のほうが上回り、弁体25が独りでに第1環状部品41より離脱してシリンダ6方向へ移動し吸気制御弁13が開かれる。
なお、エンジンによって、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態で利用される、弁体25下流の最大負圧が決定されるため、この最大負圧に応じて、第1の永久磁石28および第2の永久磁石43を配置する間隔、幅や第1、第2の永久磁石28、43の強さおよび個数を選定すればよい。
第2の永久磁石43の位相Eを保ったまま、弁体25が基準開時期θ1bに第1環状部品41から離脱すると、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に作用する磁力が瞬時に低下し(図6第3段目実線参照)、弁体25下流の負圧から受ける力によって弁体25が高速でシリンダ6方向へと移動するため、弁体25の移動速度つまり吸気制御弁13の開く速度は非常に高くなり、パルス過給に要求される高応答性が確保される。弁体25の第1環状部品41からの離脱によって、コレクタ10方向に振幅の大きな負圧波が伝播し、コレクタ10で逆位相の正圧波として反射された後、振幅の大きな正圧波としてシリンダ6方向に伝播する。この正圧波が最大となるピーク時を吸気下死点付近で同調させることにより、過給効果が得られる。つまり、シリンダ6内に発生する負圧を駆動力とした圧力脈動を利用することで過給(パルス過給)が行われる。
また、吸気下死点から吸気弁4の閉時期までの間、ピストン6により押し戻される新気により、所定の閉時期θ3に弁体25が、コレクタ10方向に押し戻されて遮蔽部22と接触すると共に、このとき再び第1の永久磁石28のN極と第2の永久磁石43のS極とが対向接触して保持力が働き(図6第3段目実線参照)、吸気制御弁13が閉状態となる。この作用により吸気ポート2内に押し戻された新気が吸気制御弁13の下流の吸気ポート2に閉じ込められ、大気圧を超える圧力が保持される。
この場合に、吸気下死点から吸気弁4の閉時期までの間、ピストン6により押し戻される新気により弁体25をコレクタ10方向へ押し戻す力が、第1の永久磁石28と第3の永久磁石63との間の磁力を、ちょうど閉時期θ3で上回り、弁体25がコレクタ10方向に移動するように、第3の永久磁石63についての位相F(図6最下段参照)を設定しておく。
その後、次サイクルの吸気弁4と排気弁5がオーバーラップして開いている期間、いわゆるバルブオーバーラップ期間に、吸気制御弁13の下流の吸気ポート2に保持されていた、大気圧を超える圧力を有する新気が燃焼室1へ向けて流れ、燃焼室1内の既燃ガスの掃気効率が上がって耐ノック性能がよくなるためトルクが向上する。
一方、図6には図示していないが、全負荷時かつ低回転速度域であるときを除いた運転域、つまりパルス過給を行わない運転域においては、吸気制御弁13を開状態に保持するため、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積を減少させて両者間に働く磁力を低下させ、弁体25が吸気から受ける力により第1環状部品41から離脱する位相B(図6第4段目参照)まで第2の永久磁石43を回動させる。また、第3の永久磁石63が第1の永久磁石28と対向接触して両者間が磁力で保持される位相C(図6最下段参照)まで第3の永久磁石63を回動させる。これによって吸気行程中の吸気の流れにより、弁体25がシリンダ6方向へ移動し、第1の永久磁石28のS極と第3の永久磁石63のN極とが対向接触することにより、弁体25が第2環状部品61に保持され、吸気制御弁13が常時、開状態を保つ。
ここで、図6第4段目において、第2の永久磁石43についての上記の位相Bは第1の永久磁石28との接触面積がゼロ(つまり初期位置)であるときとし、第2の永久磁石43についての位相Aは第1の永久磁石28との接触面積が最大となるときとする。同様にして、図6最下段において、第3の永久磁石63についての位相Dは第1の永久磁石28との接触面積がゼロ(つまり初期位置)であるときとし、第3の永久磁石63についての上記の位相Cは第1の永久磁石28との接触面積が最大となるときとする。
さて、本発明の吸気制御弁13の使用を長期間続けていくうち、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43とは繰り返し熱負荷を受けることにより経時劣化したり、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面の表面にシリンダ6から戻ってくる既燃ガスの影響によりデポジットが少しずつ堆積していくこと等が考えられ、こうした第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積が生じると、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に働く磁力が、図6第3段目において一点鎖線で示したように新品時に同じ接触面積で働く磁力よりも弱まってくる。第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間の磁力が弱まると、基準開時期θ1bより進角した時期θ1r(実際の開時期)に弁体25が離脱し、吸気制御弁13が新品時より早く開かれてしまう(図6第2段目の一点鎖線参照)。
このとき、吸気制御弁13下流の負圧がどうなるかを示したのが図7である。吸気制御弁13が新品時には吸気制御弁13が基準開時期θ1bに開く直前に目標負圧が得られているため、吸気制御弁13が開いた後、吸気制御弁13下流の圧力が大気圧を一気に超えて立ち上がり吸気弁閉時期IVCに大きな正圧が得られている。一方、上記の経時劣化やデポジットの堆積により基準開時期θ1bより進角して吸気制御弁13が開いたときには吸気制御弁13が開く直前での実際の負圧(二点鎖線参照)が、基準開時期付近での目標負圧(一点鎖線参照)に達していない。このように吸気制御弁13の開時期が基準開時期θ1bより進角してしまった場合には、吸気制御弁13が開いた後に、吸気制御弁13下流の圧力が効率よく立ち上がっても大気圧付近でもたつく現象がみられ、このもたつきに起因して吸気弁閉時期IVCでの圧力が、新品時より大きく低下している。これでは本来狙っていた過給効果を得ることができなくなってしまう。
これに対処するため、エンジンコントローラ15では、圧力センサ91(図2参照)により吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧を検出し、これと基準開時期付近での目標負圧とを比較し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧が、基準開時期付近での目標負圧より小さいときには、第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積の可能性があると判断し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態で第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に働く磁力が大きくなるように、第2の永久磁石43の位相を第1の永久磁石28との接触面積が増大する方向へとフィードバック制御し、これにより、第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積があっても、基準開時期θ1bにおいて確実に吸気制御弁13を開動作させるようにする。
エンジンコントローラ15で行われるこの制御の内容を以下のフローチャートに基づいて詳述する。
図8は第2の永久磁石43についての第1の目標位相Emを算出するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。
ステップ1ではアクセルセンサ17により検出されるアクセル開度、エンジンの回転速度Nを読み込む。エンジンの回転速度Nはクランク角センサ16からの信号に基づいて算出している。
ステップ2ではアクセル開度と回転速度から定まる運転条件が、パルス過給域であるか否かを判定する。パルス過給域は、全負荷時(アクセル開度が最大)かつ低回転速度域である。パルス過給域でない場合にはそのまま今回の処理を終了する。
パルス過給域である場合にはステップ2よりステップ3へ進み、圧力センサ92(大気圧検出手段)により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実際の吸気圧、温度センサ93(大気温度検出手段)により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実際の吸気温度を読み込む。
ここで、圧力センサ92により吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧を検出するには、実吸気圧が安定している、吸気弁4の開期間を除いたタイミングで行う。
なお、温度センサ93は、コレクタ10より各シリンダ6へ通じる分岐吸気通路毎に備えられているが、これに限らず、コレクタ10に1つだけの温度センサ93を設けてもよい。また、圧力センサ92についても、コレクタ10より各シリンダ6へ通じる分岐吸気通路毎に備えられている方が望ましいが、温度センサ93と同様に、コレクタ10に1つだけの圧力センサ92を設けても構わない。この場合に、コレクタ圧は吸気制御弁13の上流側の全気筒平均の吸気圧を代表することになる。
ステップ4では、エンジンの回転速度Nから図9を内容とするテーブルを検索することにより、第2の永久磁石43についての第1の基準位相E0を算出する。第1の基準位相E0は標準大気状態(標準大気圧かつ標準大気温度の状態)での最適な開時期、つまり基準開時期θ1bに吸気制御弁13が開かれるように適合した値である。
図9に示すように第1の基準位相E0は、回転速度Nが高くなるほど第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積が小さくなるようにする値である。第1の基準位相E0を回転速度Nが高くなるほど第1の永久磁石28との接触面積が小さくなるようにしているのは、後述する図33の特性とした理由と同様の理由からである。すなわち、図7において、吸気弁閉時期IVCはクランク角で予め決まっており、かつ基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでの実時間はエンジン回転速度Nに関係なく一定である。一方、基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでに要する時間は、低回転速度のときより高回転速度のときのほうが短くなるので、高回転速度のときのほうが低回転速度のときより吸気制御弁13を早めに開かないと、上記の実時間を確保できなくなる。そこで、高回転速度のときには低回転速度のときより第1の永久磁石28との接触面積を小さくして基準開時期θ1bを進角させる必要があるためである。
ステップ5では圧力センサ92により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧と、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気圧(適合値)との圧力差から図10を内容とするテーブルを検索することにより大気圧補正係数βを、またステップ6では温度センサ93により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度と、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度(適合値)との温度差から図11を内容とするテーブルを検索することにより、大気温度補正係数γを算出し、ステップ7で第1の基準位相E0に大気圧補正係数βと大気温度補正係数γを乗算することにより、つまり次式により第2の永久磁石43についての第1の目標位相Emを算出する。
Em=E0×β×γ …(1)
ここで、大気圧補正係数βは、図10のように、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気圧より低いときに1.0より小さくなり、この逆に吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気圧より高いときに1.0より大きくなる値である。この大気圧補正係数βにより、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気圧より低いときには、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積(保持力)が減る側に、これに対して吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気圧より高いときには、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積が増す側に補正する。
吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気圧より低いときに、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積が減る側に補正する理由は次の通りである。
本実施形態の吸気制御弁13においては、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25の上流側と下流側との差圧に起因する力(シリンダ6方向へ引っ張る力)と、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43とが対面接触して両者の間に働く磁気力(コレクタ10方向に保持する力)とのバランスにより、吸気制御弁13の開時期が定まっている。すなわち、差圧に起因する力が磁気力以上となるタイミングで弁体25が第1環状部品41より離脱して吸気制御弁13が開かれる。この場合に、基準の環境条件、例えば標準大気状態では、全負荷時のエンジン回転速度により吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気圧が一意に決定されるため、通常は吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2に発生する負圧だけに着目して、つまり吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態において、図9に示す第1の基準位相E0を適合しておけば、基準開時期θ1bに吸気制御弁13が開かれる。ところが、標準大気状態より大気圧が変化した環境条件、例えば大気圧が標準大気状態より大きく低下する高地で吸気制御弁13を有するエンジンの運転を行うとなると、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25の上流側と下流側との差圧が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における場合より減少しシリンダ6方向へ引っ張る力が弱くなるため、高地においても第1の基準位相E0のままであると、吸気制御弁13の実際の開時期が基準開時期θ1bより遅れてしまう。
そこで、高地では大気圧補正係数βに1.0より小さな値を与えて、標準大気状態における場合より吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積を小さくし(つまり第2の永久磁石43の位相を小さくし)、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間の磁気力による保持力を弱くし、高地における実際の開時期を進めて、標準大気状態における最適な開時期である基準開時期θ1bに戻るようにする。
次に、大気温度補正係数γは、図11のように、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より低いときに1.0より小さくなり、この逆に吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より高いときに1.0より大きくなる値である。この大気吸気温度補正係数γにより、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より低いときには、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積(保持力)が減る側に、これに対して吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気温度より高いときには、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積が増加する側に補正する。
吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実際の吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より低いときに、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積が減る側に補正する理由は次の通りである。
大気温度(つまり吸気制御弁13上流の吸気温度)が標準大気状態より変化すると、吸気脈動の移動速度、つまり音速が変化する。音速は温度の平方根に比例するので、吸気制御弁13上流の実吸気温度が、標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より低下すると音速は標準大気状態のときより低下し、この逆に吸気制御弁13上流の吸気温度が、標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度より上昇すると音速は標準大気状態のときより上昇する。このため、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気温度の相違により、吸気制御弁13が開いた後、コレクタ10側に向かった負圧波がコレクタ10において逆位相の正圧波として反射されてシリンダ6側に伝播する際の音速に変化が生じる。この結果として、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気温度より低下した環境条件では、吸気制御弁13の基準開時期θ1bは標準大気状態のときより進角側に移動し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気温度より上昇した環境条件になるとこの逆に標準大気状態のときより遅角側に基準開時期θ1bが移動する。
よって、第1の基準位相E0を標準大気状態に適合している場合に、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度よりも、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が低い環境条件のときには基準開時期θ1bを進角側に移動し、この逆に吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度よりも高い環境条件のときには基準開時期θ1bを遅角側に移動してやる必要がある。吸気制御弁13の基準開時期θ1bを進角側に移動するには第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積を小さく(第2の永久磁石43の位相を基準位相E0より小さく)し、吸気制御弁13の基準開時期θ1bを遅角側に移動するには第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積を大きく(第2の永久磁石43の位相を大きく)してやればよい。
そこで、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気温度における吸気制御弁13上流の吸気温度より低い環境条件のときには、標準大気状態のときより第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面積を小さく(第2の永久磁石43についての位相を第1の基準位相E0より小さく)して、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との間の磁気力による保持力を弱くし、実際の開時期を進ませて低温時での基準開時期θ1bへと移させる。この逆に、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度が、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気温度における吸気制御弁13上流の吸気温度より高い環境条件のときには、標準大気状態のときより第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面積を大きく(第2の永久磁石43についての位相を第1の基準位相E0より大きく)して、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との間の磁気力による保持力を強くし、実際の開時期を遅らせて高温時での基準開時期θ1bへと移させる。
なお、基準の環境条件(標準大気状態)であるときには、β、γとも1.0であることより、第1の目標位相Emは第1の基準位相E0に等しい。すなわち、基準の環境条件における第1の目標位相は第1の基準位相E0である。また、大気圧補正係数βと、大気温度補正係数γには補正可能な上限値と下限値とを設けている(図10、図11参照)。
図12は第2の永久磁石43に与える位相指令値Ecmdを算出するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。
ステップ11では異常フラグをみる。当初は異常フラグ=0であるので、ステップ12に進み、エンジン回転速度N、圧力センサ91により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の実負圧、第2の永久磁石43についての第1の目標位相Em(図8のステップ7で算出されている)を読み込む。
ステップ13ではエンジン回転速度Nから図13を内容とするテーブルを検索することにより、標準大気状態における基準開時期θ1b付近の目標負圧を算出する。
ステップ14ではこの基準開時期θ1b付近の目標負圧から吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の実負圧を差し引いた圧力差を計算し、この圧力差からステップ15において図14を内容とするテーブルを検索することにより、フィードバック補正係数αを算出する。
図14に示すように目標負圧は、回転速度Nが高くなるほど負の値で小さくなる値である。目標負圧を回転速度Nが高くなるほど負の値で小さくなるようにするのは、後述する図33の特性とした理由と同様の理由からである。すなわち、図7において、吸気弁閉時期IVCはクランク角で予め決まっており、かつ基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでの実時間はエンジン回転速度Nに関係なく一定である。一方、基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでに要する時間は、低回転速度のときより高回転速度のときのほうが短くなるので、高回転速度のときのほうが低回転速度のときより吸気制御弁13を早めに開かないと、上記の実時間を確保できなくなる。そこで、高回転速度のときには低回転速度のときより目標負圧を負の値で小さくして基準開時期θ1bを進角させる必要があるためである。
ステップ16ではこのフィードバック補正係数αが許容範囲内に収まっているか否かをみる。許容範囲の上限値と下限値は図14に示したように予め定めている。フィードバック補正係数αが許容範囲内に収まっていればステップ17に進み第1の目標位相Emにフィードバック補正係数αを乗算することによって、つまり次式により第2の永久磁石に与える位相指令値Ecmdを算出する。
Ecmd=Em×α …(2)
図14に示したようにフィードバック補正係数αは吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より低いとき1.0を超える値、この逆に吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より高いとき1.0より小さな値である。このフィードバック補正係数αにより、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より低いときには第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面積(保持力)が増す側に、これに対して吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より高いときには第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面積が減る側に補正する。
一方、ステップ16でフィードバック補正係数αが許容範囲の上限値を超えていたり、許容範囲の下限値を下回るときにはフィードバック補正係数αによっては基準開時期θ1b付近の目標負圧を達成できないと判断し、ステップ18に進んで異常フラグ=1とする。異常フラグ=1になると、後述するように、パルス過給を停止し、吸気制御弁13を常時、開状態にして運転する。
図15は第2、第3の永久磁石43、63の位相を制御するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。
ステップ21、22では異常フラグ=0であるか否か、パルス過給域であるか否かをみる。異常フラグ=1であるときやパルス過給域でないときにはステップ21、22より、ステップ23、24に進み、第2の永久磁石43が位相Bとなるようにモータ53を制御し、第3の永久磁石63が位相Cとなるようにモータ73を制御する。このとき弁体25は吸気の流れによりシリンダ6方向へ移動し、弁体25の外周に配置された第1の永久磁石28と第3の永久磁石63とが対向接触し、両者に働く磁力により弁体25が第2環状部品61に確実に保持され、吸気制御弁13は開状態となる。
一方、異常フラグ=0かつパルス過給域であるときにはステップ21、22よりステップ25に進み、第2の永久磁石43に与える位相指令値Ecmd(図12のステップ17ですでに算出されている)を読み込む。ステップ26、27では第2の永久磁石43が位相指令値Ecmdとなるようにモータ53を制御し、第3の永久磁石63が位相Fとなるようにモータ73を制御する。
ここで、第1実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、吸気制御弁13が、貫通孔25aを有すると共に、吸気通路12の下流側と上流側とに移動可能であり、かつ吸気通路12の軸方向に対し垂直に配設される板状の弁体25と、弁体25のコレクタ10側(上流側)への移動範囲を制限する第1環状部品41(第1制限手段)と、弁体25のシリンダ6側(下流側)への移動範囲を制限する第2環状部品61(第2制限手段)と、弁体25が第1環状部品41に制限されているとき弁体25と当接すると共に貫通孔25aを面で遮蔽する遮蔽部22とを含んで構成され、遮蔽部22と弁体25とを吸気行程中の基準開時期θ1bより所定の期間でだけ非当接状態としそれ以外の期間で当接状態とすることにより吸気制御弁13を開閉する吸気制御弁開閉手段(第2の永久磁石43、軸受45、46、駆動機構51)を備えている。
本実施形態によれば、弁体25と遮蔽部22とが当接して吸気制御弁13が閉じたとき、面対面で接触して貫通孔12aをシールすることが可能となるため、パルス過給に必要とされる高いシール性を確保することが容易となる。また、本実施形態によれば、軽量な板材を弁体25とすることにより、吸気制御弁13が開く速度を高く保つことが可能となり、高応答なパルス過給システムを実現でき、低回転速度域でのトルクを向上できる。
本実施形態によれば、貫通孔25aが、その中心位置と、吸気通路12の軸方向中心位置とが同一軸上に位置する略円盤状であるので、弁体25と遮蔽部22とが当接した状態において、吸気制御弁13下流の負圧により弁体25がシリンダ6方向へと引っ張られる力を受ける際やシリンダ6から逆流してくる新気を保持している際のいずれにおいても、均一な荷重により高いシール性を保つことが可能になると共に、弁体25がシリンダ6方向やコレクタ10方向へ移動するときの偏り、引っかかりを防止できる。
本実施形態によれば、遮蔽部22が、弁体25よりもコレクタ10側(上流側)に位置するので、弁体25と遮断部22との当接状態が解除されたとき、弁体25は、遮断部22との当接状態で吸気行程後半において生じるシリンダ6側の負圧により引かれてシリンダ6方向に移動する。これにより、吸気制御弁13の開く速度が十分大きく保たれ、高応答なパルス過給システムを実現可能となる。
本実施形態によれば、弁体25の外周に所定の間隔で第1の永久磁石28を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に第1の永久磁石28と同じ間隔で対向してかつ極性が反対の第2の永久磁石43を配置し、弁体25の吸気通路12の周方向への回転を阻止すると共に、第1環状部品41(第1制限手段)を吸気通路12の周方向に回動させ得るように構成し、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で弁体25の下流側に発生する負圧と、弁体25の上流側の圧力との差圧が目標圧力(所定の圧力)となったときに弁体25が遮蔽部22から離脱するように第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を制御するので、第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相によって吸気制御弁13の開時期を制御することが可能となり、このため、運転条件に応じた基準開時期θ1bに確実に吸気制御弁13を開くことができる。
本実施形態によれば、第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相をエンジンの回転速度Nに応じて設定するので、エンジンの回転速度に応じた基準開時期θ1bに確実に吸気制御弁13を開くことができる。
本実施形態によれば、前記開閉制御手段が、全負荷時かつ低回転速度域であるときを除いて、吸気制御弁13を常時開状態に保持するので、エンジンの高速回転速度域等において、通気抵抗を確実に低減し、弁体25と環状部品41、61(第1制限手段、第2制限手段)との接触に起因する打音を防止できる。
本実施形態によれば、弁体25の外周に所定の間隔で第1の永久磁石28を配置し、第2環状部品61(第2制限手段)に第1の永久磁石28と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第3の永久磁石63を配置し、弁体25の吸気通路12の周方向への回転を阻止すると共に、第1環状部品41(第1制限手段)を吸気通路12の周方向に回動させ得るように構成し、第1の永久磁石28と第3の永久磁石63の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保つように第1の永久磁石28に対する第3の永久磁石63の位相を制御することによって吸気制御弁13を常時開状態に保持するので、パルス過給を行わない場合に弁体25を第2環状部品61(第2制限手段)に確実に保持できる。
本実施形態によれば、弁体25が樹脂材料で形成されているので、弁体25が軽量となり、吸気制御弁13の応答速度が向上すると共に、弁体全体が磁化してしまうことを防止し、確実な吸気制御弁13の作動を保証することができる。
さらに、本実施形態(請求項3に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に所定の間隔で第1の永久磁石28を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に第1の永久磁石28と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石43を配置し、弁体25の吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1環状部品41を吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相が第1の目標位相Em(標準大気状態のときは第1の基準位相E0)を保ったまま基準開時期θ1bとなったときに弁体25が遮蔽部22から離脱することにより吸気制御弁13を開くものであり、開時期設定手段が、第1の目標位相Emを、圧力センサ92(大気圧検出手段)により検出される実際の大気圧または温度センサ93(大気温度検出手段)により検出される実際の大気温度に基づいて設定する(あるいは第1の基準位相E0を実際の大気圧または実際の大気温度により補正する)ので、第1の基準位相E0を基準の環境条件、例えば標準大気状態に対して適合している場合に、標準大気状態より大気圧や温度が外れた環境条件になっても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
また、本実施形態(請求項8に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に所定の間隔で第1の永久磁石28を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に第1の永久磁石28と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石43を配置し、弁体25の吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1環状部品41を吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相が第1の目標位相Em(標準大気状態では第1の基準位相E0)を保ったまま基準開時期θ1bとなったときに弁体25が遮蔽部22から離脱することにより吸気制御弁13を開くものであり、フィードバック制御手段が、前記当接状態での吸気制御弁13下流の実際の負圧が基準開時期θ1b付近での目標負圧と一致するように第1の目標位相Emをフィードバック制御するので、例えば、第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積により吸気制御弁13の閉状態を保持する保持力が弱まった場合にはこの保持力が強化されるように制御され、これにより第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積が生じた後においても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
本実施形態(請求項16に記載の発明)によれば、フィードバック補正係数αが許容範囲を超えるとき吸気制御弁13が故障したと判定するので、吸気制御弁13の故障診断を行うことができる。
本実施形態(請求項17に記載の発明)によれば、吸気制御弁13が故障したと判定したときに吸気制御弁13を常時開状態とするので、エンジンが運転不能になる状態を回避できる。
図16は第2実施形態の1つの吸気制御弁13の概略構成図で、第1実施形態の図2と置き換わるものである。図2と同一部分には同一番号を付している。
第1実施形態では、弁体25外周のリング状部品26に第1の永久磁石28を、これに対向して環状部品41、61のフランジ部41b、61bに第2、第3の永久磁石43、63を設けたために第1の永久磁石28と、第2、第3の永久磁石43、63との間に働く磁力を調整するには環状部品41、61をハウジング19、20の周方向に回動可能に構成する必要があったが、第2実施形態は、永久磁石に代えて電磁石とすることで、環状部品41、61の回動のための機構を不要としたものである。具体的に説明すると、弁体25の外周には、リング状部品26及び第1の永久磁石28に代えて、鉄系の磁性材料からなる磁性リング81が図17にも示したように固定される。
また、第1環状部品41のフランジ部下端41bには、第2の永久磁石43に代えて、リング状の第1の電磁石82が図18にも示したように、同様にして第2環状部品61のフランジ部上端61bに、永久磁石63に代えて、リング状の第2の電磁石83が固定される。
ただし、第1の電磁石82の下端82aは、上流側ハウジング19の下端19cと同一平面上に位置するように、また、第2の電磁石83の上端83aは、下流側ハウジング20の上端20cと同一平面上に位置するようにされている。
なお、第1実施形態で軸受45、46、65、66のあったところには、軸受に代えてシムが挿入され、環状部品41、61はハウジング19、20の周方向に回動し得ない。
図19は第2実施形態の作用を示す波形図で、第1実施形態の図6に対応させている。第2実施形態では吸気制御弁13の開時期は、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での第1の電磁石82への電流の大きさにより制御される。すなわち、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態で第1の電磁石82に通電する電流値を大きくなる側に変化させた場合には、磁性リング81と第1の電磁石82との間に作用する電磁力が大きくなり、この逆に吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態で第1の電磁石82に通電する電流値を小さくなる側に変化させた場合には、磁性リング81と第1の電磁石82との間に作用する電磁力が小さくなる。この電磁力の大きさを、第1実施形態と同様に制御することにより、吸気制御弁13を基準開時期θ1bに開かせることが可能となる。すなわち、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力と、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25下流の負圧により弁体25がシリンダ6側に引っ張られる力とのバランスにより、吸気制御弁13が開くかどうかが定まる。そして、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25下流の負圧により弁体25がシリンダ6側に引っ張られる力は、エンジン回転速度で決まる。従って、ある回転速度で基準開時期θ1bになったときに、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力よりも、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25下流の負圧により弁体25がシリンダ6側に引っ張られる力のほうが上回るように、第1の電磁石82に通電する電流値IE(図19第4段目参照)を定めるのである。
これによって、基準開時期θ1bになる前には、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力よりも、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25下流の負圧により弁体25がシリンダ6側に引っ張られる力のほうが下回っていたものが、クランク角θが基準開時期θ1bになったときには、磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力よりも、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での弁体25下流の負圧により弁体25がシリンダ6側に引っ張られる力のほうが上回り、弁体25が独りでに第1環状部品41より離脱してシリンダ6方向へ移動し吸気制御弁13が開かれる。
第1の電磁石82への電流値IEを保ったまま、弁体25が基準開時期θ1bに第1環状部品41から離脱すると、磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力が瞬時に低下し(図19第3段目実線参照)、弁体25下流の負圧から受ける力によって弁体25が高速でシリンダ6方向へと移動するため、弁体25の移動速度つまり吸気制御弁13の開く速度は非常に高くなり、パルス過給に要求される高応答性が確保される。弁体25の第1環状部品41からの離脱によって、コレクタ10方向に振幅の大きな負圧波が伝播し、コレクタ10で逆位相の正圧波として反射された後、振幅の大きな正圧波としてシリンダ6方向に伝播する。この正圧波が最大となるピーク時を吸気下死点付近で同調させることにより、過給効果が得られる。つまり、シリンダ6内に発生する負圧を駆動力とした圧力脈動を利用することで過給(パルス過給)が行われる。
また、吸気下死点から吸気弁4の閉時期までの間、ピストン6により押し戻される新気により、所定の閉時期θ3に弁体25がコレクタ10方向に押し戻されて遮蔽部22と接触すると共に、このとき再び磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力により保持力が働き(図19第3段目実線参照)、吸気制御弁13が閉状態となる。この作用により吸気ポート2内に押し戻された新気が吸気制御弁13の下流の吸気ポート2に閉じ込められ、大気圧を超える圧力が保持される。
この場合に、吸気下死点から吸気弁4の閉時期までの間、ピストン6により押し戻される新気により弁体25をコレクタ10方向へ押し戻す力が、磁性リング81と第2の電磁石83との間の電磁力を、ちょうど閉時期θ3で上回り、弁体25がコレクタ10方向に移動するように、第2の電磁石83への電流値IF(図19最下段参照)を設定しておく。
その後、次サイクルの吸気弁4と排気弁5がオーバーラップして開いている期間、いわゆるバルブオーバーラップ期間に、吸気制御弁13の下流の吸気ポート2に保持されていた、大気圧を超える圧力を有する新気が燃焼室1へ向けて流れ、燃焼室1内の既燃ガスの掃気効率が上がって耐ノック性能がよくなるためトルクが向上する。
一方、図19には図示していないが、全負荷時かつ低回転速度域であるときを除いた運転域、つまりパルス過給を行わない運転域においては、吸気制御弁13を開状態に保持するため、磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力を低下させ、弁体25が吸気から受ける力により第1環状部品41から離脱する電流値IB(図19第4段目参照)まで第1の電磁石82への電流値を減少させる。また、第2の電磁石83が磁性リング81と対向接触して両者間が電磁力で保持される電流値IC(図19最下段参照)まで第2の電磁石83への電流値を増大させる。これによって吸気行程中の吸気の流れにより、弁体25がシリンダ6方向へ移動し、磁性リング81と第2の電磁石83とが対向接触することにより、弁体25が第2環状部品61に保持され、吸気制御弁13が常時、開状態を保つ。
ここで、図19第4段目において、第1の電磁石82についての上記電流値IBはゼロ、第1の電磁石82についての電流値IAは最大電流とする。つまり、第1の電磁石82への通電を遮断(非通電)すると電流値IBはゼロとなり、第1の電磁石82に通電すると、電流値IAとしては最大電流が流れるものとする。同様にして、図19最下段において、第2の電磁石83についての電流値IDはゼロ、第2の電磁石83についての上記電流値ICは最大電流とする。つまり、第2の電磁石83への通電を遮断(非通電)すると電流値IDはゼロとなり、第2の電磁石83に通電すると、電流値ICとしては最大電流が流れるものとする。
また、吸気下死点から吸気弁4の閉時期までの間、ピストン6により押し戻される新気により弁体25をコレクタ10方向に押し戻す力が、磁性リング81と第2の電磁石83との間の電磁力を、ちょうど閉時期θ3で上回り、弁体25がコレクタ10方向に移動するように、第2の電磁石83への電流値IF(図19最下段参照)を設定しておく。
さて、上記の吸気制御弁13の使用を長期間続けていくうち、磁性リング81と第1の電磁石82とは繰り返し熱負荷を受けることにより経時劣化したり、磁性リング81と第1の電磁石82との接触面の表面にシリンダ6から戻ってくる既燃ガスの影響によりデポジットが少しずつ堆積していくこと等が考えられ、こうした磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積により、磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力が、図19第3段目に一点鎖線で示したように新品時に働く電磁力よりも弱まってくる。磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力が弱まると、基準開時期θ1bより進角した時期θ1r(実際の開時期)に弁体25が離脱し、吸気制御弁13が新品時より早く開いてしまう(図19第2段目の一点鎖線参照)。
これに対処するため、第2実施形態では、圧力センサ91(図2参照)により吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧を検出し、これと基準開時期付近での目標負圧とを比較し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧が、基準開時期付近での目標負圧より小さいときには、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積の可能性があると判断し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態で磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力が大きくなるように、第1の電磁石82への電流を増大方向へフィードバック制御し、これにより、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積があっても、基準開時期θ1bにおいて確実に吸気制御弁13を開動作させるようにする。
図20、図22、図23のフローチャートは第2実施形態で、第1実施形態の図8、図12、図15と置き換わるものである。図20、図22、図23において図8、図12、図15と同一部分には同一のステップ番号をつけている。
図20は第1の電磁石82への第1の目標電流値IEmを算出するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。第1実施形態と相違する部分を主に説明すると、図20においてステップ31ではエンジン回転速度Nから図21を内容とするテーブルを検索することにより第1の電磁石82への第1の基準電流値IE0を算出する。第1の基準電流値IE0は標準大気状態(標準大気圧かつ標準大気温度の状態)での最適な開時期、つまり基準開時期θ1bに吸気制御弁13が開かれるように適合した値である。
図21に示すように第1の基準電流値IE0は、回転速度Nが高くなるほど小さくなる値である。第1の基準電流値IE0を回転速度Nが高くなるほど小さくなるようにするのは、後述する図33の特性とした理由と同様の理由からである。すなわち、図7において、吸気弁閉時期IVCはクランク角で予め決まっており、かつ基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでの実時間はエンジン回転速度Nに関係なく一定である。一方、基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでに要する時間は、低回転速度のときより高回転速度のときのほうが短くなるので、高回転速度のときのほうが低回転速度のときより吸気制御弁13を早めに開かないと、上記の実時間を確保できなくなる。そこで、高回転速度のときには低回転速度のときより第1の基準電流値IE0を小さくし磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力を弱めて基準開時期θ1bを進角させる必要があるためである。
ステップ32では第1の基準電流値IE0に大気圧補正係数βと大気温度補正係数γを乗算することにより、つまり次式により第1の電磁石82への第1の目標電流値IEmを算出する。
IEm=IE0×β×γ …(3)
なお、基準の環境条件(標準大気状態)であるときには、β、γとも1.0であることより、第1の目標電流値IEmは第1の基準電流値IE0に等しい。すなわち、基準の環境条件における第1の目標電流値は第1の基準電流値IE0である。
図22は第1の電磁石82への電流指令値IEcmdを算出するためのもので、一定時間毎(例えば+10ms毎)に実行する。第1実施形態と相違する部分を主に説明すると、図22においてステップ41ではエンジン回転速度N、圧力センサ91により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧、第1の電磁石82への目標電流値IEm(図20のステップ32で算出されている)を読み込む。ステップ42では第1の目標電流値IEmにフィードバック補正係数を乗算することによって、つまり次式により第1の電磁石82に与える電流指令値IEcmdを算出する。
IEcmd=IEm×α …(4)
図23は第1、第2の電磁石82、83の電流を制御するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。第1実施形態と相違する部分を主に説明すると、図23においてステップ21、22では異常フラグ=0であるか否か、パルス過給域であるか否かをみる。異常フラグ=1であるときやパルス過給域でないときにはステップ21、22より、ステップ51、52に進み、第1の電磁石82を非通電とし、第2の電磁石83に電流値ICを流す。このとき弁体25は吸気の流れによりシリンダ6方向へ移動し、弁体25の外周に配置された磁性リング81と第2の電磁石83とが接触し、両者に働く電磁力により弁体25が第2環状部品61に確実に保持され、吸気制御弁13は開状態となる。
一方、異常フラグ=0かつパルス過給域であるときにはステップ53に進み、第1の電磁石82に与える位相指令値IE1(図22のステップ42ですでに算出されている)を読み込む。ステップ54、55では第1の電磁石82に電流指令値値IE1を流し、第2の電磁石83に電流値IFを流す。
このように、第2実施形態によれば、弁体25の外周に磁性材料からなる磁性リング81を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に磁性リング81と対向する第1の電磁石82を配置し、磁性リング81と第1の電磁石82の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で弁体25の下流側に発生する負圧と、弁体25の上流側の圧力との差圧が目標圧力(所定の圧力)となったときに弁体25が遮蔽部22から離脱するように第1の電磁石82への電流値を制御するので、第1の電磁石82への電流値によって吸気制御弁13の開時期を制御することが可能となり、このため、運転条件に応じた最適な時期に確実に吸気制御弁13を開くことができる。
第2実施形態によれば、第1の電磁石82への電流値をエンジンの回転速度に応じて設定するので、エンジンの回転速度に応じた最適な時期に確実に吸気制御弁13を開くことができる。
さらに第2実施形態(請求項4に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に磁性材料からなる磁性リング81を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に磁性リング81と対向する第1の電磁石82を配置し、磁性リング81と第1の電磁石82の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で第1の電磁石82への電流値が第1の目標電流値IEm(標準大気状態のときは第1の基準電流値IE0)を保ったまま基準開時期θ1bとなったときに弁体25が遮蔽部22から離脱することにより吸気制御弁13を開くものであり、開時期設定手段が、第1の目標電流値IEmを圧力センサ92(大気圧検出手段)により検出される実際の大気圧または温度センサ93(大気温度検出手段)により検出される実際の大気温度に基づいて設定する(あるいは第1の基準電流値IE0を実際の大気圧または実際の大気温度により補正する)ので、第1の基準電流値IE0を基準の環境条件、例えば標準大気状態に対して適合している場合に、標準大気状態より大気圧や温度が外れた環境条件になっても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
また、第2実施形態(請求項10に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に磁性材料からなる磁性リング81を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に磁性リング81と対向する第1の電磁石82を配置し、磁性リング81と第1の電磁石82の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で第1の電磁石82への電流値が第1の目標電流値IEm(標準大気状態では第1の基準電流値IE0)を保ったまま基準開時期θ1bとなったときに弁体25が遮蔽部22から離脱することにより吸気制御弁13を開くものであり、フィードバック制御手段が、前記当接状態での吸気制御弁13下流の実際の負圧が基準開時期θ1b付近での目標負圧と一致するように第1の目標電流値IEmをフィードバック制御するので、例えば、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積により吸気制御弁13の閉状態を保持する保持力が弱まった場合にはこの保持力が強化されるように制御され、これにより磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積が生じた後においても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
図24は第3実施形態の作用を示す波形図で、第2実施形態の図19に対応させている。第3実施形態は、第2実施形態と第1、第2の電磁石82、83の電流制御の方法のみが異なっている。第2実施形態では、パルス過給域においてエンジン回転速度が変化しない限り常に、第1の電磁石82を一定の電流値IEに保たせることによって、また第2の電磁石83も一定の電流値IFを保たせることによって、吸気制御弁13を開閉したが、第3実施形態においては、基準開時期θ1bに第1の電磁石82への電流を電流値IGより電流値IBへと切換え(図24第4段目の実線参照)、また閉時期θ3に第2の電磁石83を電流値IHより電流値IDへと切換える(図24最下段の実線参照)ことによって、第2実施形態と同様に吸気制御弁13を開閉するものである。
ここで、電流値IGとしては第2実施形態の電流値IEと等しいかまたはそれよりも大きく、かつ最大電流値IAよりは小さな値を採用する。また、電流値IHとしては第2実施形態の電流値IFと等しいかまたはそれよりも大きく、かつ最大電流値ICよりは小さな値を採用する。
さて、この場合にも吸気制御弁13の使用を長期間続けていくうち、磁性リング81と第1の電磁石82とは繰り返し熱負荷を受けることにより経時劣化したり、磁性リング81と第1の電磁石82との接触面の表面にシリンダ6から戻ってくる既燃ガスの影響によりデポジットが少しずつ堆積していくこと等が考えられ、こうした磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積により、磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力が、図24第3段目に一点鎖線で示したように新品時に働く電磁力よりも弱まってくる。磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力が弱まると、基準開時期θ1bより進角した時期θ1r(実際の開時期)に弁体25が離脱し、吸気制御弁13が新品時より早く開いてしまう(図24第2段目の一点鎖線参照)。
これに対処するため、第3実施形態では、圧力センサ91(図2参照)により吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧を検出し、これと基準開時期付近での目標負圧とを比較し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧が、基準開時期付近での目標負圧より小さいときには、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積の可能性があると判断し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態で磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力が大きくなるように、第1の電磁石82への電流を増大方向へフィードバック制御し、これにより、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積があっても、基準開時期θ1bにおいて確実に吸気制御弁13を開動作させるようにする。
図25、図29、図31のフローチャートは第3実施形態で、第2実施形態の図20、図22、図23と置き換わるものである。図25、図29、図31において図20、図22、図23と同一部分には同一のステップ番号をつけている。
図25は第1の電磁石82への目標電流値IGmを算出するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。第2実施形態と相違する部分を主に説明すると、図25においてステップ61ではエンジン回転速度Nから図26を内容とするテーブルを検索することにより第1の電磁石82への第2の基準電流値IG0を算出する。第2の基準電流値IG0は標準大気状態(標準大気圧かつ標準大気温度の状態)での最適な開時期、つまり基準開時期θ1bに吸気制御弁13が開かれるように適合した値である。
図26に示すように第2の基準電流値IG0は、回転速度Nが高くなるほど小さくなる値である。第2の基準電流値IG0を回転速度Nが高くなるほど小さくなるようにするのは、図21に示した特性とした理由と同様の理由からである。すなわち、図7において、吸気弁閉時期IVCはクランク角で予め決まっており、かつ基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでの実時間はエンジン回転速度Nに関係なく一定である。一方、基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでに要する時間は、低回転速度のときより高回転速度のときのほうが短くなるので、高回転速度のときのほうが低回転速度のときより吸気制御弁13を早めに開かないと、上記の実時間を確保できなくなる。そこで、高回転速度のときには低回転速度のときより第2の基準電流値IG0を小さくし磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力を弱めて基準開時期θ1bを進角させる必要があるためである。
ステップ62では圧力センサ92により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気圧と、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気圧(適合値)との圧力差から図27を内容とするテーブルを検索することにより大気圧補正係数β’を、またステップ63では温度センサ93により検出される吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13上流の実吸気温度と、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での標準大気状態における吸気制御弁13上流の吸気温度(適合値)との温度差から図28を内容とするテーブルを検索することにより、大気温度補正係数γ’を算出し、ステップ64で第2の基準電流値IG0に大気圧補正係数β’と大気温度補正係数γ’を乗算することにより、つまり次式により第1の電磁石82への第2の目標電流値IGmを算出する。
IGm=IG0×β’×γ’ …(5)
上記の大気圧補正係数β’、大気温度補正係数γ’の特性は、第1実施形態の大気圧補正係数β、大気温度補正係数γの特性と同様である。
なお、基準の環境条件(標準大気状態)であるときには、β’、γ’とも1.0であることより、第2の目標電流値IGmは第2の基準電流値IG0に等しい。すなわち、基準の環境条件における第2の目標電流値は第2の基準電流値IG0である。
図29は第1の電磁石82への電流指令値IGcmdを算出するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。第2実施形態と相違する部分を主に説明すると、図29においてステップ14では基準開時期θ1b付近の目標負圧から吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の実負圧を差し引いた圧力差を計算し、この圧力差からステップ71において図30を内容とするテーブルを検索することにより、フィードバック補正係数α’を算出する。
ステップ72ではフィードバック補正係数α’が許容範囲内に収まっているか否かをみる。許容範囲の上限値と下限値は図30に示したように予め定めている。フィードバック補正係数α’が許容範囲内に収まっていればステップ73に進み第2の目標電流値IGmにフィードバック補正係数α’を乗算することによって、つまり次式により第1の電磁石82に与える電流指令値IGcmdを算出する。
IGcmd=IGm×α’ …(6)
図30に示したようにフィードバック補正係数α’は吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より低いとき1.0を超える値、この逆に吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より高いとき1.0より小さな値である。このフィードバック補正係数α’により、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より低いときには磁性リング81と第1の電磁石82の間の電磁力(保持力)が増す側に、これに対して吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実負圧が、基準開時期θ1b付近の目標負圧より高いときには磁性リング81と第1の電磁石82の間の電磁力が減る側に補正する。
図31は第1、第2の電磁石82、83への電流値を制御するためのもので、クランク角1°毎に実行する。ここで、制御は気筒毎に、かつ4気筒エンジンであれば図32に示したようにクランク角で720°を一周期として繰り返し実行する。この場合に、クランク角θは基準位置を起点として遅角側に計測するものとする。
第2実施形態と相違する部分を主に説明すると、図31において異常フラグ=0かつ パルス過給域であるときにはステップ21、22よりステップ81に進み、クランク角θ(初期値はゼロ)を1°だけインクリメントして現在のクランク角θを算出する。ステップ82では回転速度Nから図33を内容とするテーブルを検索して基準開時期θ1bを算出する。基準開時期θ1bは、前述のように標準大気状態における最適な開時期のことである。
図33に示すように基準開時期θ1bは、回転速度Nが高くなるほど進角側に移る値である。基準開時期θ1bが回転速度Nが高くなるほど進角側に移るのは、次の理由からである。図7において、吸気弁閉時期IVCはクランク角で予め決まっており、かつ基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでの実時間はエンジン回転速度Nに関係なく一定である。一方、基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでに要する時間は、低回転速度のときより高回転速度のときのほうが短くなる。ということは、高回転速度のときのほうが低回転速度のときより吸気制御弁13を早めに開かないと、上記の実時間を確保できなくなる。そこで、高回転速度のときには低回転速度のときより基準開時期θ1bを進角側に移す必要があるためである。
ステップ83、84、85では現在のクランク角θと基準開時期θ1b、所定の時期θ2、閉時期θ3を比較する。現在のクランク角θが基準開時期θ1bより小さいときにはステップ86、87に進み、第1の電磁石82に電流指令値IGcmdを流し、第2の電磁石83を非通電とする。このとき、吸気制御弁13は閉状態である。
現在のクランク角θが基準開時期θ1b以上となりかつ所定の時期θ2より小さいときにはステップ83、84よりステップ88、89に進み、第1の電磁石82を通電より非通電へと切換え、また第2の電磁石83に電流値IHを流す。これによって弁体25は、第1環状部品41より離脱し、負圧から受ける力によって高速でシリンダ6方向へと移動する。そして、弁体25の外周に配置された磁性リング81と第2の電磁石83とが接触し、両者に働く電磁力により弁体25が第2環状部品61に確実に保持され、吸気制御弁13は開状態となる。
現在のクランク角θが所定の時期θ2以上となりかつ閉時期θ3より小さいときにはステップ83、84、85よりステップ90、91に進み、第2の電磁石83への電流値IHを保ったまま、第1の電磁石82に電流指令値IGcmdを流す。この状態では吸気制御弁13は開状態のままである。
現在のクランク角θが閉時期θ3以上となればステップ83、84、85よりステップ92、93に進み、第1の電磁石82への電流指令値IGcmdは保ったまま、第2の電磁石83を通電より非通電へと切換える。これによって、ピストン6により押し戻される新気により、弁体25がコレクタ10方向に押し戻されて、再び磁性リング81と第1の電磁石82とが接触して保持力が働き、吸気制御弁13が閉状態となる。この作用により吸気ポート2内に押し戻された新気が閉じ込められ、大気圧を超える圧力が保持される。
そして、その後、次サイクルのバルブオーバーラップ期間に、この吸気ポート2に保持されていた、大気圧を超える圧力を有する新気が燃焼室1へ向けて勢いよく流れ、燃焼室1内の既燃ガスの掃気効率が上がって耐ノック性能がよくなるためトルクが向上する。
このように、第3実施形態によれば、弁体25の外周に磁性材料からなる磁性リング81を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に磁性リング81と対向する電磁石82を配置し、磁性リング81と第1の電磁石82の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保つように第1の電磁石82への電流値を制御し、この当接状態で基準開時期θ1bとなったときに弁体25が遮蔽部22から離脱するように第1の電磁石82への電流を電流値IGより電流値IB(ゼロ)へと減らすので、第1の電磁石82への電流値を減らす時期によって吸気制御弁13の開時期を制御することが可能となり、このため、シリンダ6側に発生する負圧を利用して、基準開時期θ1bに確実に吸気制御弁13を開くことができる。
第3実施形態によれば、第1の電磁石82への電流値を減らす時期をエンジンの回転速度に応じて設定するので、エンジンの回転速度に応じた基準開時期θ1bに確実に吸気制御弁13を開くことができる。
第3実施形態によれば、弁体25の外周に磁性材料からなる磁性リング81を配置し、第2環状部品61(第2制限手段)に磁性リング81と対向する第2の電磁石83を配置し、磁性リング81と第2の電磁石83の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保つように第2の電磁石83への電流値を制御することによって吸気制御弁13を常時開状態に保持するので、パルス過給を行わない場合に弁体25を第2環状部品61(第2制限手段)に確実に保持することができる。
さらに第3実施形態(請求項5に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に磁性材料からなる磁性リング81を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に磁性リング81と対向する第1の電磁石82を配置し、磁性リング81と第1の電磁石82の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で基準開時期θ1bとなったときに第1の電磁石82への電流値を第2の目標電流値IGm(標準大気状態のときは第2の基準電流値IG0)より減少させることにより弁体25が遮蔽部22から離脱して吸気制御弁13を開くものであり、開時期設定手段が、第2の目標電流値IGmを圧力センサ92(大気圧検出手段)により検出される実際の大気圧または温度センサ93(大気温度検出手段)により検出される実際の大気温度に基づいて設定する(あるいは第2の基準電流値IG0を実際の大気圧または実際の大気温度により補正する)ので、第2の基準電流値IG0を基準の環境条件、例えば標準大気状態に対して適合している場合に、標準大気状態より大気圧や温度が外れた環境条件になっても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
また、第3実施形態(請求項12に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に磁性材料からなる磁性リング81を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に磁性リング81と対向する第1の電磁石82を配置し、磁性リング81と第1の電磁石82の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で基準開時期θ1bとなったときに第1の電磁石82への電流値を第2の目標電流値IGm(標準大気状態では第2の基準電流値IG0)より減少させることにより弁体25が遮蔽部22から離脱して吸気制御弁13を開くものであり、フィードバック制御手段が、前記当接状態での吸気制御弁13下流の実際の負圧が基準開時期θ1b付近での目標負圧と一致するように第2の目標電流値IGmをフィードバック制御するので、例えば、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積により吸気制御弁13の閉状態を保持する保持力が弱まった場合にはこの保持力が強化されるように制御され、これにより磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積が生じた後においても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
図34は第4実施形態の作用を示す波形図で、第1実施形態の図6に対応させている。第4実施形態は、第1実施形態と第2、第3の永久磁石43、63の位相制御の方法のみが異なっている。第1施形態では、パルス過給域においてエンジン回転速度が変化しない限り常に、第2の永久磁石43を一定の位相Eに保たせることによって、また第3の永久磁石63も一定の位相Fを保たせることによって、吸気制御弁13を開閉したが、第4実施形態においては、基準開時期θ1bに第2の永久磁石43の位相を位相Gより位相Bへと切換え(図34第4段目の実線参照)、また閉時期θ3に第3の永久磁石63の位相を位相Hより位相Dへと切換える(図34最下段の実線参照)ことによって、第1実施形態と同様に吸気制御弁13を開閉するものである。
ここで、位相Gとしては第1実施形態の位相Eと等しいかまたはそれよりも大きく、かつ最大位相Aよりは小さな値を採用する。また、位相Hとしては第1実施形態の位相Fと等しいかまたはよりも大きく、かつ最大位相Cよりは小さな値を採用する。
さて、この場合にも吸気制御弁13の使用を長期間続けていくうち、磁性リング81と第1の電磁石82とは繰り返し熱負荷を受けることにより経時劣化したり、磁性リング81と第1の電磁石82との接触面の表面にシリンダ6から戻ってくる既燃ガスの影響によりデポジットが少しずつ堆積していくこと等が考えられ、こうした磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積により、磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力が、図34第3段目に一点鎖線で示したように新品時に働く電磁力よりも弱まってくる。磁性リング81と第1の電磁石82との間の電磁力が弱まると、基準開時期θ1bより進角した時期θ1r(実際の開時期)に弁体25が離脱し、吸気制御弁13が新品時より早く開いてしまう(図34第2段目の一点鎖線参照)。
これに対処するため、第4実施形態では、圧力センサ91(図2参照)により吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧を検出し、これと基準開時期付近での目標負圧とを比較し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態での吸気制御弁13下流の吸気ポート2の実際の負圧が、基準開時期付近での目標負圧より小さいときには、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積の可能性があると判断し、吸気制御弁13を閉状態に保持させた状態で磁性リング81と第1の電磁石82との間に働く電磁力が大きくなるように、第1の電磁石82への電流を増大方向へフィードバック制御し、これにより、磁性リング81、第1の電磁石82の経時劣化や磁性リング81と第1の電磁石82との接触面へのデポジットの堆積があっても、基準開時期θ1bにおいて確実に吸気制御弁13を開動作させるようにする。
図35、図37、図38のフローチャートは第4実施形態で、第1実施形態の図8、図12、図15と置き換わるものである。図35、図37、図38において図8、図12、図15と同一部分には同一のステップ番号をつけている。
図35は第2の永久磁石43についての第2の目標位相Gmを算出するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。第1実施形態と相違する部分を主に説明すると、図35においてステップ101ではエンジンの回転速度Nから図36を内容とするテーブルを検索して第2の永久磁石43についての第2の基準位相G0を算出する。第2の基準位相G0は標準大気状態(標準大気圧かつ標準大気温度の状態)での最適な開時期、つまり基準開時期θ1bに吸気制御弁13が開かれるように適合した値である。
図36に示すように第2の基準位相G0は、回転速度Nが高くなるほど第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の接触面積が小さくなるようにする値である。第1の基準位相E0を回転速度Nが高くなるほど第1の永久磁石28との接触面積が小さくなるようにしているのは、図9に示した特性とした理由と同様の理由からである。すなわち、図7において、吸気弁閉時期IVCはクランク角で予め決まっており、かつ基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでの実時間はエンジン回転速度Nに関係なく一定である。一方、基準開時期θ1bより吸気弁閉時期IVCまでに要する時間は、低回転速度のときより高回転速度のときのほうが短くなるので、高回転速度のときのほうが低回転速度のときより吸気制御弁13を早めに開かないと、上記の実時間を確保できなくなる。そこで、高回転速度のときには低回転速度のときより第1の永久磁石28との接触面積を小さくして基本開時期θ1bを進角させる必要があるためである。
ステップ102では、第2の基準位相にG0に対して大気圧補正係数βと大気温度補正係数γを乗算することにより、つまり次式により第2の永久磁石43についての第2の目標位相Gmを算出する。
Gm=G0×β×γ …(7)
なお、基準の環境条件(標準大気状態)であるときには、β、γとも1.0であることより、第2の目標位相Gmは第2の基準位相G0に等しい。すなわち、基準の環境条件における第2の目標位相は第2の基準位相G0である。
図37は第2の永久磁石43に与える位相指令値Gcmdを算出するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。第1実施形態と相違する部分を主に説明すると、図37においてステップ111では、第2の永久磁石43についての目標位相Gm(図35のステップ102で算出されている)を読み込む。
ステップ112では第2の目標位相Gmにフィードバック補正係数αを乗算することによって、つまり次式により第2の永久磁石に与える位相指令値Gcmdを算出する。
Gcmd=Gm×α …(8)
図38は第2、第3の永久磁石43、63の位相を制御するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。第3実施形態と相違する部分を主に説明すると、図38において現在のクランク角θが基準開時期θ1bより小さいときにはステップ83よりステップ121、122に進み、第2の永久磁石43が位相指令値Gcmdとなるようにモータ53に通電し、第3の永久磁石63が位相Dとなるようにモータ73を非通電とする。このとき、吸気制御弁13は閉状態である。
現在のクランク角θが基準開時期θ1b以上となりかつ所定の時期θ2より小さいときにはステップ83、84よりステップ123、124に進み、第2の永久磁石43が位相Bとなるようにモータ53を通電より非通電へと、また第3の永久磁石63が位相Hとなるようにモータ73を非通電より通電へと切換える。これによって弁体25は、第1環状部品41より離脱し、負圧から受ける力によって高速でシリンダ6方向へと移動する。そして、弁体25の外周に配置された第1の永久磁石28と第3の永久磁石63とが対向接触し、両者に働く磁力により弁体25が確実に保持され、吸気制御弁13は開状態となる。
現在のクランク角θが所定の時期θ2以上となりかつ閉時期θ3より小さいときにはステップ83、84、85よりステップ125、126に進み、第2の永久磁石43が位相指令値Gcmdとなるようにモータ73は通電状態を保ったまま、第3の永久磁石63が位相Dとなるようにモータ53を通電より非通電へと切換える。この状態では吸気制御弁13は開状態のままである。
現在のクランク角θが閉時期θ3以上となればステップ83、84、85よりステップ127、128に進み、第2の永久磁石43が位相指令値Gcmdとなるようにモータ53は通電状態を保ったまま、第3の永久磁石63が位相Dとなるようにモータ73非通電に保つ。これによって、ピストン6により押し戻される新気により、弁体25が第2環状部品63より離脱しコレクタ10方向に押し戻されて、再び第1の永久磁石28のN極と第2の永久磁石43のS極とが対向接触して保持力が働き、吸気制御弁13が閉状態となる。この作用により吸気ポート2内に押し戻された新気が閉じ込められ、大気圧を超える圧力が保持される。
そして、その後、次サイクルのバルブオーバーラップ期間に、この吸気ポート2に保持されていた、大気圧を超える圧力を有する新気が燃焼室1へ向けて勢いよく流れ、燃焼室1内の既燃ガスの掃気効率が上がって耐ノック性能がよくなる。
このように、第4実施形態によれば、弁体25の外周に所定の間隔で第1の永久磁石28を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に第1の永久磁石28と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石43を配置し、弁体25の吸気通路12の周方向への回転を阻止すると共に、第1環状部品41(第1制限手段)を吸気通路12の周方向に回動させ得るように構成し、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保つように第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を制御し、この当接状態で基準開時期θ1bとなったときに弁体25が遮蔽部22から離脱するように第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を位相Gより位相Bへと変化させるので、第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を変化させる時期によって吸気制御弁13の開時期を制御することが可能となり、このため、シリンダ6側に発生する負圧を利用して、基準開時期θ1bに確実に吸気制御弁13を開くことができる。
第4実施形態によれば、第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を変化させる時期をエンジンの回転速度に応じて設定するので、エンジンの回転速度に応じた基準開時期θ1bに確実に吸気制御弁13を開くことができる。
さらに第4実施形態(請求項6に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に所定の間隔で第1の永久磁石43を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に第1の永久磁石43と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石43を配置し、弁体25の吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1環状部品41を吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、第1の永久磁石28と第2の永久磁石43の間に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で基準開時期θ1bとなったときに第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を第2の目標位相Gm(標準大気状態のときは第2の基準位相G0)より変化させることにより弁体25が遮蔽部22から離脱して吸気制御弁13を開くものであり、開時期設定手段が、第2の目標位相Gmを圧力センサ92(大気圧検出手段)により検出される実際の大気圧または温度センサ93(大気温度検出手段)により検出される実際の大気温度に基づいて設定する(あるいは第2の基準位相G0を実際の大気圧または実際の大気温度により補正する)ので、第2の基準位相G0を基準の環境条件、例えば標準大気状態に対して適合している場合に、標準大気状態より大気圧や温度が外れた環境条件になっても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
また、第4実施形態(請求項14に記載の発明)によれば、吸気制御弁開閉手段が、弁体25の外周に所定の間隔で第1の永久磁石28を配置し、第1環状部品41(第1制限手段)に第1の永久磁石28と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石43を配置し、弁体25の吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1環状部品41を吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、第1の永久磁石28と第2の永久磁石の間43に作用する磁気力で遮蔽部22と弁体25とを当接状態に保ち、この当接状態で基準開時期θ1bとなったときに第1の永久磁石28に対する第2の永久磁石43の位相を第2の目標位相Gm(標準大気状態では第2の基準位相G0)より変化させることにより弁体25が遮蔽部22から離脱して吸気制御弁13を開くものであり、フィードバック制御手段が、前記当接状態での吸気制御弁13下流の実際の負圧が基準開時期θ1b付近での目標負圧と一致するように第2の目標位相Gmをフィードバック制御するので、例えば、第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積により吸気制御弁13の閉状態を保持する保持力が弱まった場合にはこの保持力が強化されるように制御され、これにより第1、第2の永久磁石28、43の経時劣化や第1の永久磁石28と第2の永久磁石43との接触面へのデポジットの堆積が生じた後においても基準開時期θ1bに吸気制御弁13を確実に開くことができる。
第3実施形態でだけ、大気圧補正係数β’、大気温度補正係数γ’、フィードバック補正係数α’の特性を、他の実施形態の大気圧補正係数β、大気温度補正係数γ、フィードバック補正係数αの特性と相違させている場合で説明したが、第3実施形態においても他の実施形態の大気圧補正係数β、大気温度補正係数γ、フィードバック補正係数αの特性をそのまま用いることができる。また、実施形態毎に大気圧補正係数β、大気温度補正係数γ、フィードバック補正係数αの特性を相違させてもかまわない。

実施形態では、弁体25の外形が略円盤状である場合で説明したが、これに限られるものでなく矩形や楕円状でもかまわない。貫通孔25aに限られず、例えば弁体の外周の一部を切り欠いたものでもかまわない。ただし、その場合は、切り欠た部分に対応した位置に遮蔽部を設け、遮蔽部と弁体とが当接したとき面対面で切り欠き部がシールされるように接触力を分布させればよい。
実施形態では、弁体25が第1環状部品41(第1制限手段)に制限されているとき遮蔽部22が弁体25と当接すると共に貫通孔25aを面で遮蔽する場合で説明したが、弁体25が第2制限手段に制限されているとき遮蔽部が弁体と当接すると共に貫通孔を面で遮蔽するようにしてもかまわない。
実施形態では、遮蔽部22が弁体25よりも上流側に位置する場合で説明したが、遮蔽部が弁体よりも下流側に位置するようにしてもかまわない。
要は本発明は、吸気弁4の上流の吸気通路12に吸気制御弁13を配置したエンジンの吸気制御装置において、吸気行程中の開時期(θ1b)まで吸気制御弁13を閉弁状態とし、開時期より所定の期間だけ吸気制御弁13を開弁状態とする吸気制御弁開閉手段を備え、吸気行程における吸気制御弁13下流の実際の負圧に応じて開時期を変更するものである。
請求項1に記載の吸気制御弁開閉手段の機能は、図15のステップ26、27により果たされている。
本発明の第1実施形態のシステム構成図。 第1実施形態の吸気制御弁の概略構成図。 第1実施形態の弁体の概略構成図。 第1実施形態の第1環状部品の概略構成図。 パルス過給による効果を説明する領域図。 第1実施形態の作用を説明するための波形図。 最適な開時期から進角した場合の吸気制御弁下流の圧力の変化を示す波形図。 第2の永久磁石の第1の目標位相の算出を説明するためのフローチャート。 第2の永久磁石の第1の基準位相の特性図。 大気圧補正係数βの特性図。 大気温度補正係数γの特性図。 第2の永久磁石の位相指令値の算出を説明するためのフローチャート。 吸気制御弁下流の目標負圧の特性図。 フィードバック補正係数の特性図。 第2、第3の永久磁石の位相制御を説明するためのフローチャート。 第2実施形態の吸気制御弁の概略構成図。 第2実施形態の弁体の概略構成図。 第2実施形態の第1環状部品の概略構成図。 第2実施形態の作用を説明するための波形図。 第2実施形態の第1の電磁石への第1の目標電流値の算出を説明するためのフローチャート。 第2実施形態の第1の電磁石への第1の基準電流値の特性図。 第2実施形態の第1の電磁石への電流指令値の算出を説明するためのフローチャート。 第2実施形態の第1、第2の電磁石の電流制御を説明するためのフローチャート。 第3実施形態の作用を説明するための波形図。 第3実施形態の第1の電磁石への第2の目標電流値の算出を説明するためのフローチャート。 第3実施形態の第1の電磁石への第2の基準電流値の特性図。 第3実施形態の大気圧補正係数β’の特性図。 第3実施形態の大気温度補正係数γ’の特性図。 第3実施形態の第1の電磁石への電流指令値の算出を説明するためのフローチャート。 第3実施形態のフィードバック補正係数α’の特性図。 第3実施形態の第1、第2の電磁石の電流制御を説明するためのフローチャート。 第3実施形態の制御周期を説明するための波形図。 第3実施形態の基準開時期の特性図。 第4実施形態の作用を説明するための波形図。 第4実施形態の第2の永久磁石の第2の目標位相の算出を説明するためのフローチャート。 第4実施形態の第2の永久磁石の第2の基準位相の特性図。 第4実施形態の第2の永久磁石の位相指令値の算出を説明するためのフローチャート。 第4実施形態の第2、第3の永久磁石の位相制御を説明するためのフローチャート。
符号の説明
2 吸気ポート
3 吸気弁
6 シリンダ
10 コレクタ
12 吸気通路
13 吸気制御弁
15 エンジンコントローラ
22 遮蔽部
25 弁体
25a 貫通孔
28 第1の永久磁石
41 第1環状部品(第1制限手段)
43 第2の永久磁石
53 モータ
61 第2環状部品(第2制限手段)
63 第3の永久磁石
73 モータ
81 磁性リング
82 第1の電磁石
83 第2の電磁石
91 圧力センサ
92 圧力センサ(大気圧検出手段)
93 温度センサ(大気温度検出手段)

Claims (18)

  1. 吸気弁の上流の吸気通路に吸気制御弁を配置したエンジンの吸気制御装置において、
    前記吸気制御弁は、一部に貫通孔または切り欠きを有すると共に、前記吸気通路の下流側と上流側とに移動可能であり、かつ前記吸気通路の軸方向に対し垂直に配設される板状の弁体と、この弁体の上流側への移動範囲を制限する第1制限手段と、前記弁体の下流側への移動範囲を制限する第2制限手段と、前記弁体が前記いずれかの制限手段に制限されているとき前記弁体と当接すると共に前記貫通孔または切り欠きを面で遮蔽する遮蔽部とを含んで構成され、
    前記遮蔽部と前記弁体とを吸気行程中の基準開時期より所定の期間でだけ非当接状態としそれ以外の期間で当接状態とすることにより前記吸気制御弁を開閉する吸気制御弁開閉手段と、
    前記基準開時期を実際の環境条件に応じて設定する開時期設定手段と
    を備えることを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  2. 前記実際の環境条件は実際の大気圧または実際の大気温度であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気制御装置。
  3. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に所定の間隔で第1の永久磁石を配置し、前記第1制限手段に前記第1の永久磁石と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石を配置し、前記弁体の前記吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1制限手段を前記吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記第1の永久磁石に対する前記第2の永久磁石の位相が第1の目標位相を保ったまま前記基準開時期となったときに前記弁体が前記遮蔽部から離脱することにより前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記開時期設定手段が、前記第1の目標位相を前記実際の大気圧または前記実際の大気温度に基づいて設定することを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気制御装置。
  4. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に磁性材料からなる磁性リングを配置し、前記第1制限手段に前記磁性リングと対向する第1の電磁石を配置し、前記磁性リングと前記第1の電磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記第1の電磁石への電流値が第1の目標電流値を保ったまま前記基準開時期となったときに前記弁体が前記遮蔽部から離脱することにより前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記開時期設定手段が、前記第1の目標電流値を前記実際の大気圧または前記実際の大気温度に基づいて設定することを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気制御装置。
  5. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に磁性材料からなる磁性リングを配置し、前記第1制限手段に前記磁性リングと対向する第1の電磁石を配置し、前記磁性リングと前記第1の電磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記基準開時期となったときに前記第1の電磁石への電流値を第2の目標電流値より減少させることにより前記弁体が前記遮蔽部から離脱して前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記開時期設定手段が、前記第2の目標電流値を前記実際の大気圧または前記実際の大気温度に基づいて設定することを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気制御装置。
  6. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に所定の間隔で第1の永久磁石を配置し、前記第1制限手段に前記第1の永久磁石と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石を配置し、前記弁体の前記吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1制限手段を前記吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記基準開時期となったときに前記第1の永久磁石に対する前記第2の永久磁石の位相を第2の目標位相より変化させることにより前記弁体が前記遮蔽部から離脱して前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記開時期設定手段が、前記第2の目標位相を前記実際の大気圧または前記実際の大気温度に基づいて設定することを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気制御装置。
  7. 吸気弁の上流の吸気通路に吸気制御弁を配置したエンジンの吸気制御装置において、
    前記吸気制御弁は、一部に貫通孔または切り欠きを有すると共に、前記吸気通路の下流側と上流側とに移動可能であり、かつ前記吸気通路の軸方向に対し垂直に配設される板状の弁体と、この弁体の上流側への移動範囲を制限する第1制限手段と、前記弁体の下流側への移動範囲を制限する第2制限手段と、前記弁体が前記いずれかの制限手段に制限されているとき前記弁体と当接すると共に前記貫通孔または切り欠きを面で遮蔽する遮蔽部とを含んで構成され、
    前記遮蔽部と前記弁体とを吸気行程中の基準開時期より所定の期間でだけ非当接状態としそれ以外の期間で当接状態とすることにより前記吸気制御弁を開閉する吸気制御弁開閉手段と、
    前記当接状態での前記吸気制御弁下流の実際の負圧を検出する実負圧検出手段と、
    この実際の負圧が前記基準開時期付近での目標負圧と一致するようにフィードバック制御するフィードバック制御手段と
    を備えることを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  8. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に所定の間隔で第1の永久磁石を配置し、前記第1制限手段に前記第1の永久磁石と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石を配置し、前記弁体の前記吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1制限手段を前記吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記第1の永久磁石に対する前記第2の永久磁石の位相が第1の目標位相を保ったまま前記基準開時期となったときに前記弁体が前記遮蔽部から離脱することにより前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記フィードバック制御手段が、前記実際の負圧が前記基準開時期付近での目標負圧と一致するように前記第1の目標位相をフィードバック制御することを特徴とする請求項7に記載のエンジンの吸気制御装置。
  9. 前記目標負圧と前記実際の負圧との偏差に基づいてフィードバック補正係数を算出し、このフィードバック補正係数で前記第1の目標位相を補正することを特徴とする請求項8に記載のエンジンの吸気制御装置。
  10. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に磁性材料からなる磁性リングを配置し、前記第1制限手段に前記磁性リングと対向する第1の電磁石を配置し、前記磁性リングと前記第1の電磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記第1の電磁石への電流値が第1の目標電流値を保ったまま前記基準開時期となったときに前記弁体が前記遮蔽部から離脱することにより前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記フィードバック制御手段が、前記実際の負圧が前記基準開時期付近での目標負圧と一致するように前記第1の目標電流値をフィードバック制御することを特徴とする請求項7に記載のエンジンの吸気制御装置。
  11. 前記目標負圧と前記実際の負圧との偏差に基づいてフィードバック補正係数を算出し、このフィードバック補正係数で前記第1の目標電流値を補正することを特徴とする請求項10に記載のエンジンの吸気制御装置。
  12. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に磁性材料からなる磁性リングを配置し、前記第1制限手段に前記磁性リングと対向する第1の電磁石を配置し、前記磁性リングと前記第1の電磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記基準開時期となったときに前記第1の電磁石への電流値を第2の目標電流値より減少させることにより前記弁体が前記遮蔽部から離脱して前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記フィードバック制御手段が、前記実際の負圧が前記基準開時期付近での目標負圧と一致するように前記第2の目標電流値をフィードバック制御することを特徴とする請求項7に記載のエンジンの吸気制御装置。
  13. 前記目標負圧と前記実際の負圧との偏差に基づいてフィードバック補正係数を算出し、このフィードバック補正係数で前記第2の目標電流値を補正することを特徴とする請求項12に記載のエンジンの吸気制御装置。
  14. 前記吸気制御弁開閉手段が、前記弁体の外周に所定の間隔で第1の永久磁石を配置し、前記第1制限手段に前記第1の永久磁石と同じ間隔で対向してかつ極性を反対にする第2の永久磁石を配置し、前記弁体の前記吸気通路の周方向への回転を阻止すると共に、第1制限手段を前記吸気通路の周方向に回動させ得るように構成し、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石の間に作用する磁気力で前記遮蔽部と前記弁体とを当接状態に保ち、この当接状態で前記基準開時期となったときに前記第1の永久磁石に対する前記第2の永久磁石の位相を第2の目標位相より変化させることにより前記弁体が前記遮蔽部から離脱して前記吸気制御弁を開くものであり、
    前記フィードバック制御手段が、前記実際の負圧が前記基準開時期付近での目標負圧と一致するように前記第2の目標位相をフィードバック制御することを特徴とする請求項7に記載のエンジンの吸気制御装置。
  15. 前記目標負圧と前記実際の負圧との偏差に基づいてフィードバック補正係数を算出し、このフィードバック補正係数で前記第2の目標位相を補正することを特徴とする請求項14に記載のエンジンの吸気制御装置。
  16. 前記フィードバック補正係数が許容範囲を超えるとき前記吸気制御弁が故障したと判定することを特徴とする請求項9、11、13、15のいずれか一つに記載のエンジンの吸気制御装置。
  17. 前記吸気制御弁が故障したと判定したときに前記吸気制御弁を常時開状態とすることを特徴とする請求項16に記載のエンジンの吸気制御装置。
  18. 吸気弁の上流の吸気通路に吸気制御弁を配置したエンジンの吸気制御装置において、
    吸気行程中の開時期まで前記吸気制御弁を閉弁状態とし、前記開時期より所定の期間だけ前記吸気制御弁を開弁状態とする吸気制御弁開閉手段を備え、
    吸気行程における前記吸気制御弁下流の実際の負圧に応じて前記開時期を変更することを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
JP2004302684A 2004-10-18 2004-10-18 エンジンの吸気制御装置 Pending JP2006112382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004302684A JP2006112382A (ja) 2004-10-18 2004-10-18 エンジンの吸気制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004302684A JP2006112382A (ja) 2004-10-18 2004-10-18 エンジンの吸気制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006112382A true JP2006112382A (ja) 2006-04-27

Family

ID=36381102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004302684A Pending JP2006112382A (ja) 2004-10-18 2004-10-18 エンジンの吸気制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006112382A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008007720A1 (en) * 2006-07-10 2008-01-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Failure determination device and safety device for internal combustion engine system
JP2009167927A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気制御装置
JP2009180113A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
US9002619B2 (en) 2007-11-28 2015-04-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling a vehicle

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008007720A1 (en) * 2006-07-10 2008-01-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Failure determination device and safety device for internal combustion engine system
US9002619B2 (en) 2007-11-28 2015-04-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling a vehicle
JP2009167927A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気制御装置
JP2009180113A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7823548B2 (en) Adjusting ballistic valve timing
US6425369B2 (en) Control apparatus for internal combustion engines
US6234144B1 (en) Intake-air quantity control apparatus for internal combustion engine with variable valve timing system
US6502543B1 (en) Intake-air quantity control apparatus for internal combustion engines
JP2008144765A (ja) 電動バルブ駆動を用いる複数の気筒を備えたエンジンの制御方法及びシステム
JP5403057B2 (ja) 内燃機関のegr制御システム
US6502546B2 (en) Intake air control system of engine
US7640899B2 (en) Adjusting electrically actuated valve lift
JP2006112382A (ja) エンジンの吸気制御装置
US7673616B2 (en) Engine control including knock compensation
US6513494B2 (en) System and method of controlling ignition timing in an engine with a variably operated intake valve
US7165518B2 (en) Adjusting valve lash for an engine with electrically actuated valves
JP2006112381A (ja) エンジンの吸気制御装置
JP4019664B2 (ja) エンジンの可変動弁制御装置
JP2004150441A (ja) ピストン式内燃機関の吸入路に設けられた付加コントロールバルブ装置
US7204210B2 (en) Reducing power consumption and noise of electrically actuated valves
JP4089614B2 (ja) 電磁駆動弁の可変フィードバックゲイン通電制御方法
JPS6036736A (ja) 気筒数制御エンジン
JP2000130123A (ja) バルブ駆動装置およびそれを用いたバルブ位置検出方法
JP2001271665A (ja) 可変動弁エンジンの制御装置
JPH0229847B2 (ja)
JP2001159326A (ja) エンジンのトルク制御装置
JPH04179824A (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2006118369A (ja) 内燃機関
JP2005083302A (ja) 内燃機関制御装置